今回は、トイレが詰まってないのに下水の臭いがする原因と対処法を紹介します。

 

排水はスムーズなのに、なぜか下水の臭いがする場合は、別の原因が考えられるでしょう。

 

トイレの下水の臭いは、便器の水(封水)切れや、トイレの汚れなどが原因で発生します。便器が原因かと思いきや、トイレの床の汚れや施工不良が原因なこともあります。

 

簡単に自分でできる解決策をお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

トイレつまり・水回りのトラブルにお困りですか?
cta tel woman
自分で直すもしくは依頼する? まずはお気軽にご相談ください!
電話アイコン0120-423-152
24時間年中無休 相談・見積もりは無料!
クリーンライフのサービス・料金はこちら

トイレが詰まってないのに下水臭い原因と対処法

トイレ

トイレが詰まってないのに下水臭いときは、以下の原因を疑いましょう。

原因ごとに対処法をまとめていますので、ぜひご覧ください。

便器の水(封水)が切れている

封水が蒸発して水位が下がる

トイレには「封水」と呼ばれる便器の水があり、封水があることで下水から上がってくる臭いをシャットアウトしています。

 

しかし、なんらかの理由で封水がなくなってしまうと、下水の臭いが上がってきてトイレが臭くなってしまうのです。

 

封水がなくなるのには、以下の原因が考えられます。

  • トイレの気温が高く、蒸発した
  • しばらくトイレを使っていなかった
  • トイレつまり
  • 換気扇を強く回しすぎて、排水口に水が引っ張られた

このような理由によって封水がなくなったときは、以下の対処法をお試しください。

対処法:トイレの水を流して水を溜める

トイレの封水がなくなったときは、トイレの水を流して便器に水を溜めましょう。

 

便器に水が溜まってしばらくすると、下水の臭いは徐々におさまっていきます。

 

水を溜めても臭いがなくならないときは、別の原因が考えられるでしょう。

通気管の施工不良

通気管は住宅の配管の一部で、空気の流れを整える役割があります。

 

通気口があることで配管内の気圧が安定し、臭いの逆流を防いでくれます。

 

その通気口で施工不良やつまりがあると、気圧が安定せず、トイレで下水の臭いが逆流してくることがあります。

 

とくに築年数の古い家で多いトラブルですので、注意が必要です。

対処法:水道修理業者に調査を依頼する

通気管に異常がありそうなときは、水道修理業者に調査を依頼しましょう。

 

自分で対処してもトイレの下水臭が消えないときや、原因が分からないときは、通気管のトラブルの可能性があります。

 

通気管の施工不良は、自分で直すことはできませんので、専門業者に調査から修理まで任せてください。

換気扇が回っていない

トイレが詰まっていないのに下水臭いとき、以外に見落としがちなのが換気扇です。

 

換気扇が回っていないために、トイレに臭いがこもって下水臭く感じることがあります。

 

換気扇を普段から付けたり消したりする人は、換気扇が回っていることを確かめましょう。

対処法:換気扇を掃除して常に回す

トイレの換気扇は、基本的に24時間回しっぱなしでも問題ありません。

 

付けっぱなしにすることで、臭いを除去できるだけでなく、結露やカビ・空気感染を防いでくれる役割もあります。

 

換気扇を付けたり消したりする習慣のある人は、常に回しっぱなしにしてみましょう。

 

換気扇にホコリが溜まっていると機能性が落ちてしまうので、汚れているときは掃除をしてください。

便器の設置不良

封水や換気扇にも問題がないときは、便器の設置不良が原因かもしれません。

 

便器の設置不良の場合、便器と床の隙間から下水の臭いが上がってくることがあります。

 

便器のズレを放置していると、水漏れして床が汚水で濡れてしまい、悪臭が発生することもあるので注意してください。

 

床の便器周りに水たまりやシミを見つけたときは、設置不良を疑いましょう。

対処法:水道業者や施工業者に修理を依頼する

便器の設置不良は、水道業者や施工業者に修理を依頼しなければなりません。

 

放置していても直ることはなく、水漏れや臭いがひどくなる恐れがあります。最近トイレを設置した場合は業者による設置不良の可能性が高いため、設置を頼んだ施工業者に相談してみると良いでしょう。

 

トイレの使用をやめて、速やかに修理を依頼しましょう。

便器に汚れが溜まっている

便器の汚れやすい場所

トイレ掃除をしているつもりでも、便器のフチや便座の裏側に、汚れが溜まっていることがあります。

 

便器に尿石やカビの汚れが溜まっていると、臭いが発生し、下水臭く感じることがあります。

 

とくに男性用のトイレは尿石が溜まりやすく、アンモニア臭の原因になることも。

 

トイレの臭いが気になるときは、目に見えない部分も汚れていないかチェックしてみてください。

対処法:見えにくい部分まできれいに掃除をする

便器が汚れているときは、隅々まで掃除してください。

 

とくに見落としがちな部分は、以下の通りです。

  • 便器の裏
  • 便座の隙間
  • 便座のフチ
  • ウォシュレットのノズル

細かな部分の掃除には、専用のブラシや使い古した歯ブラシを使うと便利です。

 

消臭スプレーは根本的な解決にはなりませんので、臭いの原因にしっかりアプローチしてください。汚れを溜めないように、普段から見えない部分まで丁寧に掃除する習慣を付けましょう。

 

ウォシュレットの掃除も見逃しがちです。以下の記事を参考に、定期的にお掃除をしてください。

トイレの床や壁が汚れている

尿が飛び散りやすい場所

トイレの床や壁が下水の臭いの原因になっているケースも、少なくありません。

 

壁や床の汚れは見えにくいですが、尿が飛び散って付着しています。

 

とくに立って用を足すと飛び散りやすいので、便器に問題がないときは、床や壁が汚れていないか確認してください。

対処法:こまめに掃除をする

床や壁をこまめに掃除することで、トイレの下水の臭いを軽減できます。

 

【掃除の手順】

  1. 壁をトイレのお掃除シートで上から下に拭いていく
  2. 壁と床のつなぎ目・隙間もしっかり拭く
  3. 新しいシートで床を拭く

ホコリは上から下に落ちていくので、上から下に向かって拭いてください。

 

壁の中でも、便器より下の位置が特に汚れやすいので、しっかり拭きましょう。

大雨が降った

大雨が降ると、気圧の変化で下水管に便器の水(封水)が吸い込まれてしまい、下水の臭いが上がってくることがあります。

 

雨で下水道管の水がいっぱいになると、雨が止んだ後に勢いよく排水され、下水道管内の気圧が急激に下がるためです。

 

台風やゲリラ豪雨のときに起きやすい現象で、封水が元に戻れば臭いは解消されます。

対処法:天気が回復するのを待つ

大雨の後にトイレが下水臭くなったときは、天気が良くなるのを待って、水を流してみましょう。

 

封水が元に戻れば、トイレの臭いは解消されるでしょう。

 

時間が経っても臭いが消えないときは、配管に何かトラブルが起きている可能性があります。

 

トイレが臭い原因は、以下のページでも紹介しています。ここで紹介した以外の対処法もご覧いただけますので、対処法を試しても臭いが消えないときはお試しください。

トイレの修理を業者に依頼すべき事例

!を人差し指でさす

トイレが詰まってないのに下水臭いときは、自分で解消できるケースがほとんどです。

 

しかし、中には以下のように、業者に修理を依頼しなければならないケースもあります。

封水の減りが早い

封水がすぐになくなるときは、トイレのトラブルが起きている可能性があります。

 

封水の減少を繰り返すときは、以下の原因を疑いましょう。

  • トイレつまり
  • 配管トラブル
  • トイレタンクの故障

蒸発など一時的なトラブルが原因の場合、便器に水を足せばすぐに解決するはずです。

 

何度も封水の減りを繰り返すときは、別の原因が考えられます。「詰まっていない」と思っていても、実は排水管の奥で何か詰まっているかもしれません。

 

トイレタンクが原因のときは、以下の記事を参考にしてください。修理方法や業者に依頼したほうが良いケースなど、わかりやすくまとめています。

便器の周辺から水が漏れている

便器の周辺から水が漏れているときは、便器の設置不良の可能性があります。

 

床の水漏れを放置していると床が傷んでしまい、フロアマットごと交換しなくてはなりません。

 

便器の設置不良は自分で直すのは難しいので、すぐに業者に連絡してください。

掃除をしても下水臭い

掃除をしても下水臭いときは、配管のトラブルや設置不良の疑いがあります。

 

素人が見ても故障箇所や原因を判断するのは困難ですので、業者に連絡して、調査・修理を依頼しましょう。

 

下水の臭いは放置していても解消できませんので、まずは業者に相談することをおすすめします。

 

トイレの使用年数が長い

トイレの使用年数が長い古いトイレは、部品の劣化や水漏れによって、下水の臭いが発生する確率が高くなります。

 

また、新しいトイレと比べて排気システムが効率的でないことが多いため、臭いの原因になりやすいです。

 

掃除をしても取り切れない汚れが蓄積していて、臭いが取れないケースもあります。

 

古く劣化したトイレの臭いは、必要に応じて修理・交換することで軽減できます。新しいトイレに交換することも視野に、専門の修理業者に相談するのがおすすめです。

トイレの下水臭を防ぐ方法

ポイント

トイレの下水臭は、普段のトイレの使い方を工夫することで防げます。

 

ここでは、下水臭を防ぐ方法を3つ紹介します。

使っていないトイレもこまめに水を流す

トイレを長く使用していないと、封水が蒸発し、臭いが発生する原因になります。

 

日常的に使うことがないトイレでも、こまめに水を流すことを心がけましょう。

 

また、使用していなくてもカビや黒ずみは発生しますので、あわせて掃除もしてください。

丁寧な掃除を心がける

目に見える部分だけ掃除をしていると、便座の裏などに汚れが溜まり、臭いの原因になります。

 

普段から丁寧な掃除を心がけ、壁や床も拭き掃除をしてください。簡単な掃除は、毎日することを習慣にしましょう。

 

ウォシュレットの掃除や壁の拭き上げも、1週間に一度は行うのが理想的です。

劣化している場合は修理・交換を検討する

トイレを長く使用していると、便器や部品が劣化し、臭いが漏れる原因になります。劣化が見られる場合は、修理・交換を検討しましょう。

 

どんなに掃除をしても臭いが取れないトイレは、汚れと臭いが染みついている可能性がありますので、専門業者に相談してください。

 

劣化したトイレを使い続けていると、水漏れやトイレつまりの原因にもなります。

 

下水臭いトイレが気になる方は、以下の記事でも対処法を紹介しています。原因別に解決方法をまとめていますので、ご覧ください。

トイレの下水の臭いで困ったときは

トイレが詰まってないのに下水臭いときには、トイレの設置不良や汚れなど、いくつかの原因が考えられます。

 

さまざまな要因が重なって臭うこともありますので、原因に合わせて対処することが大切です。

 

自分で対処しても解決しないときは、無理せずプロの手を借りましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でも、トイレの下水臭でお困りの方の依頼を受け付けています。LINEやメールで24時間相談を受け付けていますので、気軽にご利用ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの下水の臭いについて相談してみる