給湯器のトラブルでよくあるのが「水漏れ」です。給湯器の水漏れには、経年劣化や部品の破損、凍結などさまざまな原因が考えられます。

 

そこで今回は、給湯器の水漏れの原因や対処法を紹介します。

 

給湯器の水漏れは緊急性が高いケースもありますので、原因と対処法をしっかりと見極めましょう。給湯器の水漏れ修理の費用相場や、水漏れを放置するリスクについても解説しています。

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給湯器の水漏れの原因と対処法

給湯器

給湯器から水漏れすると、水道代やガス事故の心配があります。

 

水漏れにはさまざまな原因が考えられますが、ここでは、主な原因を4つ紹介します。

水漏れの原因

給湯器の水漏れの主な原因は、以下の4つです。

  • 経年劣化
  • 施工不良
  • 凍結による破損
  • 長期間使用していなかった

給湯器本体や配管の劣化など、経年による劣化が原因の一つです。その他にも、凍結による破損や、施工不良なども考えられます。

 

給湯器を長期間使用していないと、圧力の関係で水抜栓から水が漏れることも。この場合は、お湯を出してみて、異常がなさそうならそのまま使用できます。

給湯器の水漏れの基本的な対処法

給湯器で水漏れしたら、まず以下の手順で対処してください。

  1. 給湯器のエラーコードを確認する
  2. 給湯器の運転を止める
  3. 水漏れ箇所を確認する
  4. ガス栓・止水栓を閉める

被害がこれ以上拡大しないために、電源を止めてガス栓・止水栓は必ず閉めましょう。

 

それぞれの工程について、一つずつ詳しく解説します。

1.エラーコードを確認する

給湯器で水漏れを見つけたら、リモコンにエラーコードが表示されていないか確認してください。

  • 111
  • 112
  • 113

このようなコードが表示されている場合、水漏れによって点火不良が起きている可能性があります。

 

本来であればこの場合、安全装置が働き給湯器は運転を停止するはずです。しかし、水漏れしている給湯器を無理に使い続けると、正常に作動せずに一酸化炭素が発生する恐れもあるので注意してください。

2.給湯器の運転を止める

つづいて、給湯器の電源を落として運転を止めます。

 

水漏れが発生したまま使い続けると、思わぬ事故につながる可能性があります。まずは運転を止めて、安全を確保したうえで水漏れを確認しましょう。

3.水漏れ箇所を確認する

次に、水漏れががどこで起きているのか、発生箇所を確認します。

  • 水抜き栓
  • 配管の接続箇所
  • 給湯器本体

以上の3ヶ所で水漏れが起こりやすいので、目視で確かめてください。

4.ガス栓・止水栓を閉める

給湯器の電源を落としたら、ガス栓・止水栓も念のために閉めておきましょう。

 

ガス栓を閉めれば、ガス漏れの心配はなくなります。

 

水漏れの原因や発生箇所がわからなくても、止水栓を閉めてしまえば、一旦水は止められるので安心です。

大量に水漏れしている場合の対処法

給湯器の内部から大量に水漏れしているときは、非常に危険な状態です。

 

ポンプが破損していたり、パーツに穴が開いている可能性があります。破損した箇所からガス漏れする恐れもあるので、迅速に対処する必要があります。

 

このような場合、すぐに使用をやめて、修理業者に連絡してください。大量の水漏れを放置すると、住宅内にも水が浸入する恐れもあります。

ポタポタ少量の水が漏れる場合の対処法

給湯器からポタポタと少量の水が落ちてくるときは、経年劣化や凍結による破損の可能性が高いです。

 

部品の交換や、修繕が必要になりますので、一旦給湯器の使用をやめて、業者に修理を依頼してください。

長期間使用していなかった場合の対処法

給湯器を長期間使用していないと、水抜栓から水が漏れることがあります。この場合、お湯を出してみて異常がなさそうであれば、そのまま使用してもかまいません。

 

ただし、冬場は凍結している可能性もあるので注意してください。凍結で水漏れした場合は、業者を呼んで修理してもらう必要があります。

賃貸・マンションで水漏れした場合の対処法

賃貸・マンションで水漏れしたときは、まず水漏れ箇所を確認しましょう。

 

つづいて、以下の手順で対処してください。

  1. ガス栓を締める
  2. 止水栓を締める
  3. 給湯器の電源を止める
  4. 管理会社に連絡する

賃貸で給湯器が故障した場合、大家さんの負担で修理や交換ができる可能性があります。

 

業者を呼んでもらえるはずですので、まずは管理会社に連絡をしましょう。

給湯器の水漏れは修理・交換どちら?

給湯器を修理する道具

水漏れが起きた給湯器は、状況によって修理か交換になります。

 

給湯器を交換するケースと修理するケースを詳しく解説します。

給湯器を交換するケース

給湯器を交換するケースは、以下の通りです。

給湯器を10年以上使用している

10年以上使用している給湯器は、交換したほうが経済的で安全です。

 

使用年数が長い給湯器の場合、水漏れを修理できたとしても、またすぐに故障を繰り返す可能性があります。何度も修理をするのであれば、新しい給湯器に交換したほうがコスパが良いでしょう。

 

10年以上使用していればメーカーの保証期間も切れていますので、交換を視野に入れて業者に相談してください。

給湯器の内部が破損している

給湯器の内部が破損している場合、大量の水漏れが発生する可能性があります。

 

内部が破損していると、修理費用が高額になるかもしれません。同じトラブルを繰り返す可能性もあるため、本体を交換したほうが、費用を安く抑えられます。

給湯器を修理するケース

つづいて、給湯器を修理するケースを紹介します。

使用年数が10年未満

使用年数が10年未満の場合、保証期間内の可能性があります。

 

保証期間内であれば、無料または格安で修理できますので、まずは修理を依頼してみましょう。

 

また、使用年数が短い給湯器は、簡単な修理で直ることも。簡単な作業なら料金も安くすみます。

配管が破損している

配管の破損が原因であれば、パーツの交換・修理で給湯器の水漏れは直ります。

 

修理料金が安く時間もかかりませんので、業者に修理を依頼してください。

給湯器の水漏れは自分で対処できる?

給湯器は自分で直すことはできるのでしょうか。

 

「給湯器のパッキンの交換程度なら自分でできる」と考える方は多いでしょう。しかし、給湯器には電気やガスが使用されているため、自分で対処するのは危険です。

 

ここからは、給湯器を自分で直す危険性と、修理の依頼先をまとめて解説します。

自分で給湯器の修理をするのは危険

給湯器を自分で修理するのは危険です。必ず、専門知識と技術を持つ業者に相談してください。

 

給湯器の修理や交換をする場合、作業の内容によっては資格が必要です。無資格の場合、内容によっては法令違反になります。

 

安全に修理するためにも、必ず資格を持つ業者に相談しましょう。

給湯器の水漏れ修理の依頼先

給湯器の水漏れは、以下の依頼先に修理を頼みます。

  • 水道修理業者
  • 給湯器メーカー
  • ガス会社など

専門知識のある水道修理業者なら、水漏れ修理からガス給湯器の交換まで、スムーズに対応できるでしょう。

給湯器の水漏れ修理の費用相場

費用相場

給湯器の水漏れ修理の費用相場を、以下にまとめました。

給湯器の修理費用の相場

以下にまとめたのが、給湯器の修理費用の相場です。

作業内容 料金相場
給湯器の部品からの水漏れ 10,000円~
大量の水漏れ 20,000円~
給湯器の水道管からの水漏れ 20,000円~
給湯器の配管からの水漏れ 30,000円~
給湯器の接続部からの水漏れ 35,000円~

どこから水漏れしているのか、どれくらいの量の水が漏れているのかによって、修理料金は異なります。

 

正確な金額を示すには、状況を確認する必要があるため、まずは見積もりを依頼しましょう。

給湯器の水漏れは水道代の減免申請ができる場合も

給湯器の水漏れに長く気づいていないと、水道代が高額になって驚くケースがあります。

  • 過失がない
  • 自然災害を原因とする破損
  • 適切に使用していたのに水漏れが起きた

このようなケースの場合、自治体によっては、水道代の減額に対応しています。

 

減免される金額や申請方法は自治体によって異なるため、自治体のホームページなどで確認してください。

給湯器の水漏れを放置するリスク

リスク

少量の水漏れであれば、通常通りに給湯器を使えることもあります。

 

しかし、この水漏れを放置すると、さまざまなリスクが考えられます。

一酸化炭素中毒を起こす可能性がある

給湯器のバーナー部分に水がかかると、点火不良や不完全燃焼が起きます。すると、一酸化炭素が発生。室内に一酸化炭素が流れ込むと、重大な健康被害につながる恐れがあります。

 

密閉された部屋に一酸化炭素が流れ込むと、吐き気や意識障害、頭痛、手足のしびれを起こすことも。

 

一酸化炭素は無臭であるため、気づきにくいのも難点です。身を守るためにも、水漏れが起きたらすぐに対処してください。

火災につながる

水漏れを放置すると内部の部品が腐食し、ガス漏れや電気系統がショートする原因になります。

 

ガス漏れやショートが起きると、火災を引き起こす可能性があり大変危険です。水漏れによって漏電する可能性もあります。

 

給湯器本体に備わった安全機能で火災は防げるはずですが、水漏れしている状態では確実に動作するとは限りません。

下の階に被害が及ぶ

集合住宅で2階以上の部屋に住んでいる場合、下の階や隣家のベランダに水漏れ被害が拡大する可能性があります。

 

このような水漏れは、放置しても直ることはありません。近隣とのトラブルにもなりかねませんので、早めに手を打つことが大切です。

給湯器の水漏れでお困りのときは

給湯器の水漏れの原因や対処法を紹介しました。

 

給湯器の水漏れを放置すると、火災や一酸化炭素中毒などさまざまなリスクがあります。水道代にも影響しますので、早く対処することが大切です。

 

給湯器の水漏れでお困りのときは、私たち『クリーンライフ』にご相談ください給湯器の修理・交換にも迅速に対応いたします。

 

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