汚水桝のつまりが生じている場所の見つけ方と、対処法を解説します。

 

汚水桝のつまりを自分で解消する方法を、手順ごとに分かりやすくお伝えします。必要な道具や注意事項も解説するので、参考にしてみてください。

 

また、汚水桝が詰まっていて、どういったケースのときに業者に頼むのかも紹介します。

 

汚水桝のつまりをすぐに解決したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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汚水桝のつまりが生じている場所を探す方法

虫眼鏡で確認

まずは、どの汚水桝が詰まっているのか確認して、対応していきます。住宅には、水回りごとに汚水桝が複数設置されているので、一ずつフタを開けて確認が必要です。

 

【用意するもの】

道具 用途
マイナスドライバー 汚水桝のフタを開ける
マスク 悪臭対策
長めの棒、またはケレン棒 汚水桝の内部を掻き回して確認する
ゴム手袋 汚物に触れるのを防ぐ
汚れても良い服装 汚れを防ぐ

汚水桝のフタは、切り欠き(フタの隙間)にマイナスドライバーを差し込んで、テコの原理で開けます。取っ手がついているフタの場合、マイナスドライバーは不要です。

 

ケレン棒は、高い場所のペンキや錆を落とすための道具です。カインズ、コメリなどのホームセンターや通販サイトで1,500円前後で購入できます。

汚水桝のつまり箇所なのか判断する方法

汚水桝のフタを一つずつ開けていきます。住宅に近い汚水桝から始めて、公共枡(道路側)に近い汚水桝に向かって順番に開けていきます。

 

汚水桝の中を長い棒でかき混ぜて、内部を確認してください。

 

内部に水が溜まっていない汚水桝を見つけたら、その1つ前の汚水桝か、1つ前の汚水桝と繋がっている排水管が詰まっていると考えられます。

汚水桝のつまりを掃除で解消する方法

汚水桝のつまり解消に必要なものを紹介します。

 

【服装の用意】

  • 動きやすく、汚れてもよい服
  • ゴム手袋
  • マスク

飛沫が目に入るかもしれないので、ゴーグルも用意しておくと安心です。

 

【道具の用意】

道具 用途
マイナスドライバー 汚水桝のフタを開ける
スコップやひしゃくなど 汚物をすくう
ザル、三角コーナー 汚物の水を除去する
ゴミ袋 汚物を入れる。中に新聞紙を敷いておくと水分を吸う
バケツ 水を入れておき、汚れた道具を入れる
柄付きブラシ 汚水桝の壁をこすって洗う
散水ホース 排水管を掃除する(高圧洗浄機でも良い)
雑巾 汚れを拭き取る

雑巾は複数枚、用意しておきましょう。

1.汚水桝のフタを開ける

汚水桝のフタの切り欠き(フタの隙間)にマイナスドライバーを差し込んで、開けます。取っ手がついたタイプのフタは、手で引っ張り上げれば開きます。

 

フタの周りにゴムがついていて密着しているので、少し力が必要です。

2.表面に浮かんでいる汚物を取り除く

汚水桝に浮かんでいる汚物を、ひしゃくなどで取り除きます。一旦ザルなど網状のものの上に汚物を置いて、水気を切ります。その後、新聞紙を敷いたゴミ袋に捨てましょう。

 

浮いている汚物を取り除いたら、L字型で下向きの「エルボ」と呼ばれる配管を外します。エルボがあると、内部がよく見えないためです。外したエルボは、水を張ったバケツに入れておきます。

 

エルボは手で引っ張れば取れるはずですが、汚れがついて取れにくくなっているかもしれません。取れない場合は、無理をせずにそのまま作業します。

3.底にたまっている汚物を取り除く

底に沈んでいる汚物をひしゃくなどを使って、取り除きます。ザルに乗せていき、水を切ったら新聞紙を敷いたゴミ袋に入れていきましょう。

4.排水管に水を流して掃除する

排水管に散水ホースを入れて水を出します。水を流す方向は、公共枡(道路側)に近い汚水桝から住宅に近い汚水桝です。

 

散水ホースを外すと、排水管の汚れが流れ出てくるため、汚れをすくい取っていきます。

 

排水ホースのかわりに、高圧洗浄機を使うとさらに汚れがよく取れます。ただし、排水管にダメージを与えたり、水が排水口から逆流したりするので注意が必要です。

 

水を流したあとで、排水管の中を回転式ワイヤーパイプクリーナーを利用して、汚れをこそげ落とすと完璧です。

5.汚水桝の内部を掃除する

中性洗剤を注いで、汚水桝の内部を柄のついたブラシでこすり洗いしますエルボも、洗剤とブラシで洗います。ホースで水を流して、洗剤を落としましょう。

 

汚水桝の内部がきれいになったら、洗ったエルボを汚水桝に取り付けます。エルボが落ちると、つまりの原因になるので、しっかり押し込んでください。

 

汚水桝のつまり解消を業者に頼むケース

水道修理業者

汚水桝のつまりで以下のような場合、業者に相談した方がスムーズです。

  • 自分ではつまりを解消できない
  • 汚水桝がどこで詰まっているか分からない

では、ひとつずつ見ていきましょう。

自分ではつまりを解消できない

以下のような場合、ご自分での対応は難しいので、水道修理業者への依頼がおすすめです。

  • 木の根が太すぎて自分では取り除けない
  • 汚水桝が破損している
  • 臭いがひどく近寄れない
  • 破損や傾斜が少ないなど、配管に問題がある
  • 時間がない

業者の方が、短時間で確実につまりを解消するので、負担がありません。

 

掃除しても汚水桝のつまりを解消できないときも、業者に任せましょう。

汚水桝がどこで詰まっているか分からない

長い間掃除してない汚水桝ですと、どれも汚れがあふれていて、どこに問題があるのかわからないケースがあります。

 

問題点が見つからないなら、つまりの解決まで時間がかかってしまうので、業者に相談しましょう。

 

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汚水桝のつまり解消の料金相場

料金

汚水桝のつまり解消費用の相場をお伝えします。

 

作業内容 料金相場
汚水桝の清掃
(住宅内の汚水桝をまとめて掃除する場合)
12,000円〜20,000円
トーラーによる詰まり除去 30,000円〜
高圧洗浄機による詰まり除去 25,000円〜
排水管の調整 8,000円〜
排水管の一部交換 10,000円〜15,000円
塩ビ製の汚水桝に交換 1個につき35,000円〜

つまりの原因や状況によって、料金は異なります。必ず見積もりを確認してから依頼しましょう。

 

汚水桝のつまり解消の料金については、以下の記事でさらに詳しく解説しています

古くなったコンクリート桝はトラブルが起きやすいため、塩ビ製桝への交換がおすすめです。

 

以下の記事で汚水桝の交換費用や注意点を紹介しているので、参考にしてみてください。

汚水桝のつまり解消を業者に頼むときの注意点

汚水桝のつまり解消は、信頼できる業者に依頼しましょう。安易に選ぶと、悪徳業者に依頼してしまう可能性があります。

 

悪徳業者に依頼すると、以下のようなトラブルになる可能性があるので、注意が必要です。

  • 高額請求
  • 手抜き工事

 

信頼できる業者を選ぶ方法は、以下の通りです。

  • 水道局指定工事店に指定されているか確認する
  • 実績のある業者を選ぶ
  • 相見積もりをして料金やスタッフを比較する

水道局指定工事店は、公的に認められた業者なので安心です。ただし、サービス内容や料金を確認してから、依頼しましょう。

 

水道局指定工事店については、以下の記事で詳細を紹介しています。

汚水桝のつまりの原因

汚水桝が詰まる原因は、主に以下が考えられます。

  • 汚れがたまっている
  • 汚水桝が破損している
  • 排水管の勾配が足りない
  • 部品(エルボ)が外れている
  • 木の根が汚水桝に入り込んでいる

それぞれについて、対処法も含めて解説します。

汚れがたまっている

汚水桝のつまりの原因になる汚れは、以下の通りです。

  • 油汚れ
  • 毛髪・皮脂・垢
  • 糸くず・繊維
  • 木の葉・木の根・泥
  • 石鹸カス

さまざまな汚れが混じり合って、雑菌が生成されヘドロ状に変化して、雑菌も増えていきます。

 

長い間掃除しないで放置すると、汚水桝のトラブルが生じます。以下の記事で、汚水桝を掃除しないとどうなるのか解説しているので、参考にしてください。

汚水桝が破損している

コンクリート製の汚水桝は、寿命が20年〜30年といわれています。劣化や地震が原因で破損すると、つまりなどのトラブルが生じます。

 

汚水桝が破損している場合は、交換が必要です。最近は、塩化ビニール製が主流で、取り外して洗えるタイプもあります。

 

以下の記事で、汚水桝の交換費用の相場を解説しているので、参考にしてください。

排水管の勾配が足りない

汚水桝と汚水桝を繋いでいる排水管の勾配が足りないと、水の流れが悪くなり、汚水桝のつまりが生じます。

 

地震などの衝撃で、排水管が移動し、勾配が足りなくなるのです。排水管を調整するのはご自分では難しいので、業者に依頼してください。

部品(エルボ)が外れている

汚水桝の排水管に接続しているL字型の配管が、エルボです。エルボは、排水管に差し込まれているだけなので、地震などの衝撃で外れてしまうことがあります。

 

エルボが外れていると水が流れないため、汚水桝がつまります。汚水から引き上げて洗い、設置し直しましょう。落ちないように、エルボはしっかり差し込みます。

木の根が汚水桝に入り込んでいる

コンクリート桝に木の根が入り込むと、汚水桝がつまります。木の根が小さいうちは、取り除いて樹脂系の補修材で修理できますが、大きくなったら汚水桝の交換が必要です。

 

汚水桝のつまりを放置すると、あふれてしまう可能性があります。汚水桝があふれてしまう原因や対処法、起こりうるトラブルを以下の記事で解説しているので、参考にしてください。

汚水桝のつまりをすぐに相談したいときは

汚水桝のつまりの原因や対処法、掃除の仕方を解説しました。

 

つまるほど汚れている汚水桝の多くは、臭いがひどいので業者への依頼がおすすめです。古いコンクリート桝なら、ご自分では対応できないトラブルが生じているかもしれません。

 

業者選びで迷ったら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。汚水桝に詳しいスタッフがすぐに点検・見積もりに伺います。

 

24時間年中無休で対応しているので、お客様のご都合の良い日時をお選びください。

 

⇒クリーンライフに汚水桝の詰まりについて相談する