通常のトイレ掃除では落とすのが難しい頑固な尿石は、クエン酸や重曹などを使うと落としやすくなります。

 

尿石を放置するとさらに頑固で落ちにくくなるため、早めの除去と予防が大切です。

 

そこで今回は、頑固な尿石の取り方を紹介します。

 

尿石のお掃除方法とあわせて、尿石をできにくくする対策もお伝えしますので、今後の参考にしてください。

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頑固な尿石の取り方

トイレ掃除

トイレの頑固な尿石は、無理に取ろうとすると便器が傷ついてしまう可能性があります。

 

便器を傷つけない、頑固な尿石の取り方を6つ紹介します。

クエン酸水を使って汚れを落とす

アルカリ性の尿石には、酸性のクエン酸水が効果的です。

 

クエン酸は比較的安全で刺激的な臭いが少ないため、安心して使用できます。

 

【用意する物】

  • クエン酸:小さじ1/2
  • 水:200ml
  • スプレーボトル
  • トイレブラシ

水たまり部分に尿石ができている場合は、たまっている水を抜いてから作業しましょう。

 

【手順】

  1. クエン酸水を尿石部分にかける
  2. 10分ほど放置する
  3. トイレブラシでこすって水を流す

クエン酸水は一度作ると、2~3週間使用できます。

重曹とクエン酸で汚れを分解する

クエン酸だけで落ちない尿石には、重曹もあわせて使うと効果的です。

 

【用意する物】

  • クエン酸水(クエン酸小さじ1/2+水200ml)
  • 重曹:小さじ2
  • トイレブラシ

【手順】

  1. クエン酸水を尿石部分にかける
  2. その上から重曹を振りかける
  3. 30分放置する
  4. トイレブラシでこすって水を流す

クエン酸の上から重曹を振りかけると、二酸化炭素のガスが発泡し、尿石を落としやすくなります。頑固な尿石にも効果的です。

 

クエン酸と重曹は、トイレつまりの除去にも使用できます。以下のページでトイレつまりの直し方を詳しくまとめていますので、参考にしてください。

クエン酸ペーストでパックをする

クエン酸水よりも強力なのが、クエン酸ペーストです。ペースト状にしたクエン酸で尿石をパックし、落としやすくします。

 

【用意する物】

  • クエン酸:大さじ3杯
  • 水:小さじ1杯
  • 古い歯ブラシ
  • 雑巾

【掃除の手順】

  1. クエン酸に少しずつ水を混ぜてペースト状にする
  2. 尿石にクエン酸ペーストを塗る
  3. そのまま30分放置する
  4. 古い歯ブラシで尿石をこする
  5. 水を流して雑巾でキレイにふき取る

一度で汚れを落としきれないときは、2、3回同じ作業を繰り返してみましょう。

 

クエン酸ペーストがゆるすぎるとパックの効果を得にくいので、少しずつ水を入れて固さを調節してください。

メラミンスポンジ・サンドペーパーで削り落とす

クエン酸・重曹を使っても落ちない汚れには、メラミンスポンジやサンドペーパーを使います。

 

【用意する物】

  • メラミンスポンジまたはサンドペーパー
  • クエン酸水(クエン酸小さじ1/2+水200ml)

【掃除の手順】

  1. 尿石にクエン酸水をかける
  2. メラミンスポンジやサンドペーパーで直接尿石を削る

尿石を削るのにおすすめなのは、耐水性のサンドペーパーです。ホームセンターなどでは、尿石用のたわしも購入できます。

 

尿石を削るときは、便器が傷つかないように注意して作業してください。

 

尿石を落とすトイレ掃除の方法は、以下の記事でも紹介していますのでぜひご覧ください。

サンポールを使う

頑固な尿石汚れには、クエン酸よりも洗浄力が強いサンポールを使う方法もあります。

 

【手順】

  1. サンポールを直接尿石にかける
  2. サンポールをブラシで広げて、こすって汚れを落とす
  3. 水をたっぷりかけて洗い流す

尿石が頑固なときは、サンポールをかけた上からトイレットペーパーをかぶせてパックしておきましょう。

 

サンポールは洗浄力が強いため、皮膚や目につかないように注意してください。

 

サンポールで尿石を落とす方法は、以下の記事で詳しくまとめています。注意点などもご確認の上で、安全に作業してください。

デオライトLを使う

デオライトLの使い方

サンポールよりも成分が強い業務用の洗剤が、デオライトLです。デオライトLは黄ばみに素早く反応し、強い洗浄力を発揮します。

 

【手順】

  1. デオライトLを便器に250ml流し込む
  2. 15分放置する
  3. たっぷりの水を流す

デオライトLを使う際は必ず使用上の注意をよく読み、安全に作業してください。

 

また、浄化槽を使っている場合は、デオライトLを使ったあとに中和を行う必要があります。

 

デオライトの特徴や種類については、以下の記事で紹介しています。デオライトを使った尿石の落とし方もまとめていますので、参考にしてください。

頑固な尿石を自分で取れないときの対処法

掃除道具

上記で紹介した方法でも落とせない頑固な尿石は、次の方法で対処できます。

  • プロにトイレクリーニングを依頼する
  • 便器の交換やリフォームをする

以上の方法について、詳しく解説します。

プロにトイレクリーニングを依頼する

専用の洗剤や道具を使っても尿石を除去できないときは、プロにトイレクリーニングを依頼しましょう。

 

取れない尿石を放置すると、さらに蓄積されていきます。尿石で水の流れが悪くなり、トイレつまりの原因にもなりますので、専門業者に依頼して除去することが大切です。

 

プロに依頼すればより強力な薬剤を使用し、安全に尿石を除去してくれます。

便器の交換やリフォームをする

古いトイレになると、どれだけ掃除をしても尿石や汚れが取れないことがあります。

 

トイレを長年使用しているのであれば、リフォームも視野に入れて業者に相談しましょう。

 

新しいトイレは節水効果や節電効果も期待できます。汚れや古さが気になるときは、リフォームも検討するのがおすすめです。

頑固な尿石を放置するリスク

頑固な尿石を放置していると、以下のようなリスクが考えられます。

  • トイレつまりの原因になる
  • トイレから悪臭が発生する
  • 便器の機能低下を招く

尿石汚れは見た目に良くないだけでなく、つまりや悪臭の原因になります。

 

トイレの水圧が弱くなったり、機能の低下を招くこともあります。

 

尿石は放置するとどんどん蓄積されていきますので、気づいたらすぐに対処することが大切です。

トイレの尿石を掃除するときの注意点

注意点

トイレの尿石を掃除するときは、次の点に注意してください。

 

作業方法を誤ると健康被害につながるケースもありますので、しっかり確認しておきましょう。

酸性と塩素系の洗剤を混ぜて使わない

酸素系と塩素系の洗剤は、絶対に混ぜてはいけません。

 

一緒に使用すると有毒なガスが発生し、意識障害や吐き気を催すなど、健康被害につながる恐れがあります。

 

別の洗剤を使用するときは、成分を必ず確認してください。

 

2種類の洗剤を使うときは、しっかりと洗い流した後に、別の洗剤を使いましょう。

トイレに使用できる洗剤か確認する

洗剤の種類によっては、トイレに使用できないものもあります。

 

掃除に使う前に注意事項を確認し、トイレに使用できる洗剤であることを確かめておきましょう。

 

トイレによっては、中性以外の洗剤は使えなかったり、漂泊剤の使用は禁止されているものもあります。

 

トイレの取り扱い説明書に記載されていますので、掃除の前にご確認ください。

しっかり換気をする

トイレを締め切った状態で作業していると、洗剤の臭いで気分が悪くなることがあります。

  • トイレのドアを開けておく
  • 窓を開ける
  • 換気扇を回す

上記のように換気を必ず行ってから、作業してください。

頑固な尿石を予防するための対策

トイレ

頑固な尿石の取り方を紹介しましたが、尿石はできる前に予防することが大切です。

  • トイレの後にしっかり水を流す
  • 汚れを放置しない
  • コーティング剤をかける
  • トイレをリフォームする
  • 男性も座ってトイレを使う

上記の予防法をお伝えしますので、お試しください。

トイレの後にしっかり水を流す

トイレを使った後はしっかり水を流し、便器に尿が残らないようにしましょう。

 

節水型トイレやエコモードでトイレの水を流すと、尿が流れ切れずに残っている可能性があります。

 

尿が残ると尿石に変化するため、適切な量の水で毎回しっかり流すことが大切です。

汚れを放置しない

トイレの汚れに気付いたら、放置せずすぐに掃除をしてください。

 

少しの汚れでも放置していると、蓄積してしまい簡単には落とせなくなってしまいます。こまめに掃除をし、便座の裏やフチも定期的にきれいにしておきましょう。

 

毎日の掃除は大変ですが、頑固な尿石を掃除するよりは、結果的に負担を軽減できます。

掃除の仕上げにコーティング剤をかける

掃除の後に便器をコーティングしておくと、汚れが付きにくくなります。

 

簡単にコーティングできるアイテムが、トイレスタンプです。

 

トイレの水を流すたびにスタンプからコーティングの成分が溶け出し、尿石の発生を防いでくれます。

尿石の付きにくいトイレにリフォームする

トイレのリフォームを検討しているのであれば、尿石の付きにくいトイレを検討しましょう。

 

最近はフチ裏がないトイレなど、尿石が付きにくいトイレも販売されています。

 

リフォームの際に業者へ相談し、掃除が楽になるトイレを選びましょう。

男性も座ってトイレを使う

洋式トイレで立って用を足すと、尿が便器の裏や床、壁にまで飛び散ってしまいます。

 

フチ裏は汚れに気付きにくく尿石が蓄積しやすいので、男性も座って用を足す習慣を付けましょう。

 

尿が床や壁に飛び散ると、悪臭の原因にもなります。普段の掃除を楽にするためにも、座ってトイレを使うのがおすすめです。

頑固な尿石が落ちないときは

毎日使うトイレは、こまめに掃除をしていても尿石がつきがちです。もし尿石ができてしまっても、ポイントを押さえて掃除すれば、比較的簡単に除去できます。

 

しかし、こびりついてしまった頑固な尿石は、一生懸命掃除しても落ちないものです。自分で落とせない汚れは、一度プロに相談することをおすすめします。

 

私たち『クリーンライフ』でも、尿石が原因のトイレのトラブルに対応しています。24時間年中無休で無料見積もりを受け付けていますので、気軽にご相談ください。

 

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