悪臭や汚れの原因でもある、トイレの尿石を予防する方法を解説します。

 

尿石は、残った尿が原因です。尿石は除去するのが難しい汚れなので、ご紹介する手軽にできる予防方法をぜひお試しください。

 

あわせて、尿石の予防に利用できる便利なグッズも紹介するので、さらに簡単に予防可能です。日頃のちょっとした工夫で、尿石のない清潔なトイレを目指しましょう。

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トイレの尿石を予防する5つのコツ

トイレ

トイレに尿石ができないように、予防する方法を紹介します。

 

日常的に少し気をつけるだけの簡単な方法ばかりです。尿石の除去と比較するとずっと楽なので、以下の5つの予防のコツを試してみてください。

  • トイレの水の流し方を改善する
  • 用の足し方を改善する
  • 換気をよくする
  • 週に1度は酸性洗剤で掃除する
  • トイレ用コーティング剤を塗る

それでは、順に説明していきます。

トイレの水の流し方を改善する

尿石の原因は、流されずに残った尿です。尿をたっぷりの水で流して、尿が便器に残らないようにしましょう。以下の2点を実行すると、尿が残りにくくなります。

  • 大で流す
  • 毎回流す

特に水の流れが悪く、尿石ができやすい状態なら、『大』で流すようにすると尿が残りにくくなります。

 

また、水を倹約するために用を足しても毎回流さず、まとめて流していると、尿石ができやすいため注意しましょう。特に頻尿でお困りの高齢者の方は、倹約のためにまとめて流してしまいがちです。

 

水道代を倹約しようとせず、用を足すたびに毎回水をたっぷり流してください。

用の足し方を改善する

トイレの使用時は、以下のように改善しましょう。

  • 便器のフタをして水を流す
  • 腰かけて用を足す

たっぷり水を流すと、尿の飛沫が便器の外に飛び散る可能性があります。少量でも、蓄積していくと尿石になるかもしれません。水を流す際にフタを閉めることも大切です。

 

立って用を足すと尿はねが起きやすいので、注意が必要です。尿はねは、便器のふちや便座の裏側、床などに飛び散って尿石になります。

 

男性も腰かけてトイレを利用すれば、尿はねを防げるのでおすすめです。

換気をよくする

高温多湿な環境にあると、尿石の形成が促進されます。梅雨の時期や夏場といった湿気の多い時期は、特に注意が必要です。

 

湿気が高くならないように、換気をよくすることが大切です。窓を開け放すようにした方がよいのですが、マンションなど窓のないトイレも多いでしょう。

 

窓がないトイレは、ドアを開けっぱなしにしたり、除湿剤を利用したりして、湿気を抑えましょう。便器のフタを常に閉めておくと、蒸気が空気中に広がらずに湿気を抑えられます。

2分ほどブラッシングで掃除する

尿石になる前なら、さっとブラシでこするだけで尿の汚れが簡単に取れます。毎日、以下のような尿石のできやすい箇所をブラッシングして、水を流してください。

  • 便器のふち
  • 便座の裏
  • 便器の水の溜まっている箇所

2分程度でできて、清潔が保てます。

 

毎日の掃除では、洗剤は不要です。洗剤を使いたい場合は、中性洗剤を使用しましょう。

週に1度クエン酸水で掃除する

毎日トイレを水洗いすれば尿石になりにくいのですが、念のために週1回のクエン酸水を使った掃除をすると安心です。

 

【クエン酸水の作り方】

  • クエン酸小さじ1
  • 水100ml

以上をスプレーボトルに入れて、用意します。

 

【クエン酸水を使ったトイレ掃除方法】

  1. 尿石のできやすい箇所にクエン酸水をスプレーする
  2. ブラシでこすり洗いする
  3. 便座の裏やフタにもスプレーして、柔らかい布で拭き取る

クエン酸水は、水垢にも効果が期待できるので、キッチンや浴槽の掃除にも利用できます。2週間程度、保存可能です。

トイレ用コーティング剤を塗る

便器にトイレ用コーティング剤を塗ると、汚れの蓄積を防ぎ、尿石ができにくくなります。

 

コーティング剤を塗ると傷がつきにくくなるのも、おすすめポイントです。

 

傷がつくと、傷の箇所に汚れが入り込んで尿石が蓄積します。傷の中に生成した尿石は特に除去しにくいので、傷がつかないようにすると、便器を長く清潔な状態で使えます。

 

トイレ用コーティング剤は、主に次の3種類です。

  • スプレータイプ
  • 液体タイプ
  • スタンプタイプ

効果が続きやすいのは、液体タイプです。しかし、塗布が難しく、塗り残しがあると尿石ができてしまいます。

 

スタンプタイプを使用して、頻繁に塗り直しをした方が確実です。

トイレの尿石予防におすすめのグッズ

トイレ

トイレの尿石予防に便利なグッズをご紹介します。

 

以下のようなグッズを、自作または購入して使いましょう。

  • ずれない工夫をしたトイレマット
  • 尿を吸い取るパット
  • 壁のクロスコーティング

順に、使い方を含めて解説します。

 ずれない工夫をしたトイレマット

トイレマットは便器にフィットできるタイプがおすすめです。マットと便器の間から汚れが侵入しないように、ピッタリと設置し固定しておきましょう。

 

フックなどを使用して固定できるように工夫をしたトイレマットが、販売されています。トイレマット部分が使い捨てのタイプは、頻繁に尿をこぼす人がいるご家庭におすすめです。

 

また、従来のトイレマットを以下のようなアイテムで固定してもよいでしょう。

  • 滑り止めシール
  • 滑り止めシート

ただし、トイレマットをしていても、安心せずに定期的に掃除してください。

尿を吸い取るパット

便器のフチに貼り付けるタイプのパットは、尿石防止グッズとして人気です。尿が飛び散る箇所に離型紙(りけいし)を剥がして貼り付けるだけ。パットが尿をしっかり吸い取って、尿石の生成を予防します。

 

汚れたら剥がして捨てるだけなので、使い方もとても簡単です。貼り付けて約1週間が、交換時期。

 

ただし、パットは水に流せないので、便器に捨てないでください。便器に捨てると、つまりの原因になります。

壁のクロスコーティング

トイレの壁に貼っているクロスにコーティングすると汚れを防止でき、尿石予防も悪臭予防も期待できます。

 

以下の汚れも、一拭きでいつも清潔を保てるのでおすすめです。

  • 尿ハネ
  • 尿汚れ
  • 吐しゃ物
  • カビ

忙しい方は、業者にクロスコーティングを依頼するのもよいでしょう。

 

しかし、トイレくらいの小さな空間なら、ご自分でも簡単にクロスコーティングが可能です。

  1. 乾いたモップやタオルに、水回り用のコーティング剤を含ませる
  2. コーティング剤を壁に均一になるように塗る
  3. 乾いたぞうきん(柔らかい布)で乾拭きする

トイレの壁紙が汚れにくくなるので、張り替え時期を延長できて経済的です。

トイレの尿石が原因のトラブル

トイレの尿石は以下のような、さまざまなトラブルの原因です。

  • トイレつまり
  • 悪臭
  • 黒ずみ・黄ばみ

ひとつずつ、解説していきます。

トイレつまり

蓄積した尿石は、トイレつまりの原因の一つです。特に、便器から常に悪臭があれば、尿石が排水管にこびりついている可能性があります。

 

トイレが詰まる原因になるようなものを流していないのに、流れが悪くなったら、尿石が原因かもしれません。

 

トイレつまりが起きて原因が思い当たらないときは、以下の記事を参考にしてください。トイレつまりの原因を分かりやすくまとめています。

悪臭

尿素そのものは無臭ですが、尿石になる過程でアンモニアが生成されて悪臭の原因になります。トイレを掃除しても臭いが取れないなら、どこかに尿石ができているのかも。

 

以下の記事で、トイレの悪臭について解説しています。臭いが気になるときは、参考にしてみてください。

黒ずみ・黄ばみ

尿石は黒ずみや黄ばみの原因です。尿石とカビや水垢などが複雑に絡み合って、取れにくい汚れになります。

 

黒ずみや黄ばみは取りにくく、掃除が大変です。放置すると頑固な黒ずみや尿石になり、さらに落ちにくくなるため、注意してください。

 

黒ずみが気になったら、以下の記事を参考にして、できるだけ迅速に対処しましょう。

予防しないとトイレにできる尿石とは

尿石予防にも役立つ、尿石に関する豆知識を紹介します。

尿石は放置した尿が変化したもの

人の尿には以下のようなものが含まれており、最初はそんなに臭いません。

  • 尿素
  • ナトリウムイオン
  • 塩素イオン
  • アンモニウムイオン
  • カリウムイオン
  • 尿酸

時間が経過すると、雑菌によって尿素が分解されて悪臭が生じます。その後、放置すると尿石に少しずつ変化していきます。

尿石はアルカリ性の頑固な汚れ

汚れには、アルカリ性の汚れと酸性の汚れがあります。アルカリ性の汚れには酸性の洗剤、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を使います。

 

まず、尿石を含むアルカリ性の汚れを見ていきましょう。

  • 尿石
  • 水垢
  • 石けんカス
  • やかんなどにつく白い汚れ
  • 湯垢

尿石などアルカリ性の汚れに効果が期待できる酸性の洗剤・溶液は、以下のようなものがあります。

  • クエン酸水
  • お酢
  • サンポール
  • デオライト
  • 酸性トイレクリーナー

酸性洗剤にはさまざまな種類がありますが、トイレの掃除には「トイレ用」としているものがおすすめです。

 

サンポールを使ったトイレの尿石除去の仕方は、以下の記事を参考にしてください。

予防してもトイレに尿石ができた場合の対処法

トイレを掃除

予防しても長年トイレを使用していると、少しずつ尿石ができてしまう可能性があります。特にご家族と住んでいたり、来客が多かったりすると防ぎきれません。

 

できてすぐの尿石なら、比較的簡単に除去できますクエン酸水やサンポールなど、酸性の洗剤を使って掃除しましょう。頑固になった尿石も、トイレットペーパーを貼り付けてパックすると、効果があがります。

 

以下の記事で、軽度・中度・重度の尿石の掃除方法を説明しているので、参考にしてください。

上記の記事を参考にして尿石を除去しようとしても取れない場合や、ご自分での掃除に不安がある方は、業者に相談しましょう。

 

掃除専門業者、または水道修理業者に依頼できます。

 

業者によるトイレの尿石除去の費用相場

以下は、水道修理業者に依頼した場合の費用相場です。

作業内容 相場
簡易な薬剤を使用した掃除 3,000円〜5,000円
頑固な尿石除去 8,000円〜
薬剤による排水管の清掃 10,000円〜

水道修理業者なら、尿石以外のお困りごとにも対処可能です。

 

掃除専門業者に依頼した場合は、1万円前後が一般的な料金です。壁紙や床、ドアなどもしっかりきれいにしてもらえます。

 

どの業者に依頼する場合も、必ず見積もりをしてもらい、料金に納得してから依頼してください。

トイレの尿石でお困りなら

トイレの尿石を予防する方法をお伝えしました。

 

どんなに予防していても尿石ができて、色のついた便器をどうにかしたいと思ったら、水道修理業者にお任せください。便器にダメージを与えない方法で、尿石を落とします。

 

どの水道修理業者に依頼すれば良いのか迷っている方は、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。年中無休で24時間、お問い合わせを受け付けています。

 

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