ウォシュレットを清潔で快適に使用するには、こまめな掃除とメンテナンスが欠かせません。

 

ウォシュレットの寿命は約10年といわれていますが、掃除を怠ると寿命よりも早く故障やトラブルを起こす可能性があります。

 

そこで今回は、ウォシュレットの掃除の仕方をパーツ別に解説します。

 

汚れの原因別に適した掃除方法、ウォシュレットの掃除頻度もお伝えしますので、この記事を参考に定期的な掃除を心がけましょう。

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【場所別】ウォシュレットの掃除の仕方

ウォシュレット

快適にウォシュレットを使うための掃除の仕方を紹介します。

 

【用意する物】

  • 中性洗剤
  • スポンジ
  • 歯ブラシ
  • お掃除シート
  • ゴム手袋
  • 割り箸

ウォシュレットの掃除には、上記の道具を用意してください。

 

安全に作業するために、掃除の前にウォシュレットのコンセントは抜きましょう。

ノズルの掃除方法

シャワーノズルを掃除する際は、スポンジと洗剤を使って汚れを落とします。

  1. シャワーノズルを引き出す
  2. スポンジに中性洗剤を含ませ、汚れをふき取る

しつこい汚れには中性洗剤がおすすめですが、軽度の汚れなら、お掃除シートでも落とせます。

 

シャワーノズルは引っ張ると出せますが、繊細なので無理に引っ張らないように注意しましょう。ノズルの引き出し方が分からないときは、取扱説明書を確認してください。

ノズルの収納口の掃除方法

ノズルの収納口の汚れは見落としがちです。ノズルを掃除したら、収納口周辺も一緒に掃除しましょう。

 

ノズルの収納口は、歯ブラシを使うと隙間の汚れをきれいに落とせます。

  1. 歯ブラシに洗剤を含ませて、汚れをこする
  2. お掃除シートで洗剤の残りと汚れをふき取る
  3. ノズルを元に戻す

収納口の隙間には汚れが溜まりやすいので、隙間を丁寧に掃除しましょう。

 

強くこすると故障する恐れがあるので、洗剤を使って優しくこすってください。

脱臭フィルターの掃除方法

脱臭フィルターは取り外して、ホコリを取り除いてください。

  1. 脱臭フィルターを取り外す
  2. 歯ブラシでこすってホコリを落とす
  3. 汚れが落ちないときは、クエン酸スプレーをかけて歯ブラシでこする

脱臭フィルターにホコリが溜まっていると、本来の機能を発揮できません。

 

脱臭フィルターには取り外せないものもありますので、取り外せない場合は付けたまま歯ブラシでホコリを落としましょう。

 

脱臭フィルターの取り扱いはメーカーによって異なるため、取扱説明書を確認してください。

便座の掃除方法

便座・便蓋の掃除には、トイレのお掃除シートを使います。

  • お掃除シートで汚れをふき取る
  • 固く絞った雑巾で仕上げに水拭きする

目立つ汚れがない場合は、硬く絞った雑巾だけでもきれいにできます。

 

ウォシュレットに使えるスプレータイプのお掃除クリーナーなども、常備しておくとお手入れに便利です。

便座と便フタの隙間の掃除方法

便座と便フタの隙間の掃除には、以下の道具を用意してください。

  1. 割り箸
  2. トイレのお掃除シート
  3. 輪ゴム
  4. 古布

すき間の掃除には、お掃除シートを巻き付けた割り箸を使います。

  1. 割り箸にお掃除シートを巻き付けて輪ゴムでとめる
  2. 便座と便フタの間に差し込み、汚れをふき取る
  3. 割り箸に固く絞った古布を巻き付けて、水拭きで仕上げる

ウォシュレットの中には便フタを取り外せるタイプもあるので、本格的に掃除する場合は取扱説明書に従って外してください。

便座の裏側の掃除方法

便座の裏側も、しぶきが飛び散り汚れやすい場所です。普段は見えない部分のため、気づくとひどく汚れていることがあります。

 

しつこい便座の汚れには、スポンジと中性洗剤を使います。

  1. 洗剤を含ませたスポンジで汚れを拭く
  2. 仕上げに固く絞った雑巾で拭き取る

便座のフタ裏の掃除も、ウォシュレットを取り外してから掃除すると便利です。

センサーの掃除方法

ウォシュレットのセンサーが汚れていると、うまく反応せず作動に異常が起きることがあります。

 

ウォシュレットのセンサーは柔らかい布で拭き取り、ホコリや汚れを取り除きましょう。センサーを掃除するついでに、操作パネルやリモコンも拭くと良いでしょう。

 

リモコンや操作パネルは乾いた布で汚れを落とすか、水で濡らした布を固く絞って優しく拭いてください。

 

ウォシュレットは電子機器ですので、水で濡らさないように注意して作業しましょう。

徹底的に掃除したいときのウォシュレットの外し方

徹底的にウォシュレット掃除したいなら、ウォシュレットを取り外すと隅々まで掃除できます。

 

ウォシュレットの種類によって異なりますが、ここでは、ボトルナットで取り付けてあるタイプの外し方を紹介します。

  1. トイレの止水栓を閉める
  2. 電源プラグを抜く
  3. モンキーレンチまたは専用工具で連結間のナットを緩める
  4. ウォシュレット本体を外す

そのほかに、ワンタッチで取り外せるタイプやプラスドライバーで外せるタイプなど、種類によって外し方は異なります。

 

安全に取り外すためにも、説明書をよく読んだうえで作業しましょう。

【汚れの原因別】ウォシュレットの掃除方法

トイレの掃除

ウォシュレットの汚れは、種類によって原因が異なります。

  • 水垢
  • 黒ずみ・カビ
  • 黄ばみ

ここからは、上記の汚れの原因と落とし方を解説します。

水垢汚れにはクエン酸と重曹

ウォシュレットは、ノズル周辺に水垢が溜まることがあります。とくに硬水エリアにお住まいの場合は、水に含まれるミネラルによって白い水垢が付きやすいといわれています。

 

水垢は軽くこするだけでは汚れが落ちにくく、蓄積するとつまりの原因になる可能性もあります。

 

そんな頑固な水垢汚れに効果的なのは、クエン酸と重曹です。以下のように使用します。

  1. ノズルにクエン酸スプレーをかける
  2. 歯ブラシでこすって汚れを落とす
  3. ノズルに重曹スプレーをかける
  4. お掃除シートやトイレットペーパーで拭き取る

水垢の落とし方やクエン酸スプレーの作り方については、以下の記事が参考になります。重曹とクエン酸以外のアイテムを使った水垢の落とし方も紹介していますので、参考にしてください。

黒ずみ・カビには中性洗剤

ウォシュレットにできる黒い点やシミは、カビ汚れと考えられます。

 

湿度が高く尿ハネ・水垢などが残るトイレは、掃除を怠るとカビが発生しやすい場所です。

 

ウォシュレットの黒ずみやカビには、中性洗剤が有効です。

  • 黒ずみ・カビに中性洗剤をかける
  • 10分~20分放置する
  • 歯ブラシで汚れを落とす
  • お掃除シートやトイレットペーパーで拭き取る

歯ブラシで強くこすると故障する恐れがあるため、優しく磨いて落としましょう。

 

そのほかの黒ずみの落とし方については、以下のページで紹介しています。原因別の落とし方を分かりやすく紹介していますので、トイレの黒ずみ・カビでお困りの方はお試しください。

黄ばみにはクエン酸スプレー

ウォシュレットの黄ばみの原因は、尿石による汚れです。尿ハネが残ったまま放置していると、尿石が固まって黄ばみ汚れになります。

 

尿石はアルカリ性の汚れなので、掃除にはクエン酸スプレーのような酸性の洗剤がおすすめです。

  1. 黄ばみにクエン酸スプレーをかける
  2. 歯ブラシで優しくこすって汚れを落とす

軽い汚れなら、クエン酸スプレーと歯ブラシでも簡単に汚れを落とせます。

 

しかし、長時間放置していると汚れが頑固になり、クエン酸スプレーでは落とすのが難しくなります。

 

放置すると悪臭やウォシュレットの故障の原因にもなりますので、できるだけ早いうちに掃除をしましょう。

ウォシュレットの掃除頻度

掃除道具

ウォシュレットの掃除は、1週間~1ヶ月に1回程度が理想的な頻度です。

 

パーツによって頻度は異なりますが、汚れやすいノズルは週に1回は掃除を心がけましょう。

ノズル 週に1回
脱臭フィルター 月に1回
便フタ・本体表面・センサー・リモコンなど 汚れが気になったとき

上記のタイミングを目安に、掃除をするのがおすすめです。

 

ウォシュレットの汚れは分かりにくいため、つい掃除を怠りがちです。しかし、放置してると気付いたときには汚れが固着し、簡単には落とせなくなってしまいます。

 

汚れの固着を防ぐためにも、少なくとも月に1回はウォシュレット全体の掃除をしましょう。

ウォシュレットの汚れを放置するリスク

ウォシュレットの汚れを放置すると、ノズルが出てこなくなったり、完全に動かなくなったりと、不具合が起こる可能性があります。

 

どのようなトラブルが起こるのか、具体的に説明します。

ノズルが故障する

ウォシュレットのノズルに汚れが蓄積すると、固着してノズルが故障することがあります。

 

ボタンを押しても、汚れが原因でノズルが動かなくなり、故障の原因にもなります。

 

汚れでノズルが出てこないときは、中性洗剤を薄めたものやクエン酸スプレーを使って、雑巾やブラシで優しくこすりましょう。強くこすると故障につながるので、注意して行ってください。

 

掃除をしてもノズルが出てこないときは故障の可能性もあるため、修理か交換を検討しましょう。

カビが発生する

トイレは湿度が高く、カビの栄養分となる汚れもあるため、カビが発生しやすい場所です。掃除を怠ると、ノズルやノズル周辺にカビが生えることもあります。

 

少量のカビなら中性洗剤などを使って落とせますが、大量のカビやしつこいカビは簡単には落とせません。カビの発生を防ぐには、こまめな掃除が大切です。

 

カビ取り剤を使う場合、塩素系のカビ取り剤は使用できません。ウォシュレットの故障につながるほか、本体を傷めることにもなるので使用しないでください。

正常に作動しなくなる

ウォシュレットが汚れていると、センサーが反応しなくなったり、温水タンクまで汚れたり故障したりする可能性があります。

 

ウォシュレットはタンク内の水を使うため、温水タンク内が汚れているのは危険です。清潔にするために使っているのに、逆効果になってしまいます。

 

ウォシュレットが正常に作動するように、汚れを溜めないようにお手入れしましょう。

 

ウォシュレットが故障すると、水漏れすることもあります。以下の記事でウォシュレットの水漏れについて詳しくまとめていますので、水漏れでお困りの方は参考にしてください。

ウォシュレットをきれいに保つ方法

トイレを掃除する人物

ウォシュレットの汚れをできるだけ防ぐために、日ごろからできることがあります。

 

お手入れを楽にするためにも、以下の2つの予防法を実践してください。

使用後に軽くふき取る

ウォシュレットを使用した後、ノズルに残った水滴や汚れをふき取りましょう。

 

水滴や汚れが残っていると、水垢やカビが発生しやすくなります。毎回拭き取るのは面倒かもしれませんが、掃除にかかる時間や手間を考えると、毎回拭き取ったほうが効率的です。

 

トイレットペーパーで拭いてそのままトイレに流せばよいので、ウォシュレットの汚れが気になる方はお試しください。

定期的にメンテナンスをする

ウォシュレットのノズルは普段収納されているため、汚れに気付きにくく、気づいたときには汚れが蓄積していたということも少なくありません。

 

ウォシュレットの汚れは見た目だけでなく、衛生面でのリスクや悪臭の原因など、さまざまなトラブルにつながります。

 

清潔なウォシュレットを維持するには、定期的に掃除やメンテナンスをすることが大切です。

 

定期的なメンテナンスはウォシュレットの長寿命化にもつながるため、こまめにお手入れをしてきれいな状態をキープしましょう。

ウォシュレットの掃除で困ったら

ウォシュレットの掃除の仕方を紹介しました。

 

ウォシュレットは定期的に掃除をしていれば簡単に汚れを落とせるので、掃除を欠かさないようにしましょう。

 

ウォシュレットの掃除を怠ると、故障したり正常に作動しなくなることがあります。万が一ウォシュレットでトラブルが起きたときは、修理業者に相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』では、ウォシュレットの修理や交換工事に対応しています。無料見積もりを行っていますので、お困りの際は気軽にご相談ください。

 

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