この記事では、お風呂の排水口に溜まったヘドロの掃除方法について解説します。

 

ヘドロを放置すると、排水管のつまりや悪臭の原因になり、自分では解決できなくなってしまいます。対処法を詳しく紹介するので、早めに解決しておきましょう。

 

お風呂の排水口にヘドロを溜めないための予防法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

トイレつまり・水回りのトラブルにお困りですか?
cta tel woman
自分で直すもしくは依頼する? まずはお気軽にご相談ください!
電話アイコン0120-781-006
24時間年中無休 相談・見積もりは無料!
クリーンライフのサービス・料金はこちら

お風呂の排水口に溜まったヘドロの掃除方法7選

お風呂の排水口を掃除

お風呂の排水口にヘドロが溜まっているときは、以下7つの方法を試してみてください。

  • 手で取り除く
  • お湯を流す
  • 液体パイプクリーナーで溶かす
  • ハイターで溶かす
  • 重曹・クエン酸(お酢)で溶かす
  • ワイヤーブラシで取り除く
  • ラバーカップ・真空式パイプクリーナーで取り除く

それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。

手で取り除く

ヘドロに触れることに抵抗がなく、すぐに取れそうな場合は、手で取り除くのが手っ取り早い方法です。しかし、衛生面を考えて、ゴム手袋をはめて取り除きましょう。

 

手だけだと取れないときは、割りばしや使い終わった歯ブラシですくうと取れやすくなります。ただ、割りばしや歯ブラシを使うときは、排水口に落とさないためにしっかり握りましょう。

 

ゴム手袋や割りばし、歯ブラシは、いずれも100円均一ショップで購入できるもので十分です。

 

また、排水口付近にビニール袋を敷いておくと、周りを汚さずにヘドロ掃除ができるのでおすすめです。

お湯を流す

排水溝にお湯を流す

お湯を流すと、手軽にお風呂の排水口のヘドロを処理できます。やり方は、50℃~60℃のお湯をゆっくり排水口へ流し込むだけです。

 

熱めのお湯を流すことでヘドロが溶け、流れやすくなります。

 

注意点は、ゆっくり流すことと、お湯の温度を50℃~60℃にすることです。一度に大量のお湯を流したり、60℃以上の熱湯を流したりすると、排水管を傷める可能性があります。

 

また、お湯をこぼしてやけどしないために、十分気を付けて作業してください。

 

排水口にお湯を一気に流すやり方については、以下の記事も参考にしてみてください。細かいやり方や効果がわかります。

液体パイプクリーナーで溶かす

液体パイプクリーナーは簡単にヘドロを溶かしてくれるため、触らずにヘドロを除去したい方におすすめです。液体パイプクリーナーは、ドラッグストアで数百円あれば購入できます。

 

お風呂の排水口のヘドロを除去するのが目的なら、油やたんぱく質を分解する「水酸化ナトリウム」や「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれている、以下のような液体パイプクリーナーがおすすめです。

  • SCジョンソン『パイプユニッシュ』
  • 花王『パイプハイター 高粘度ジェル』
  • ニイタカ『パイプクリーナーL』

液体パイプクリーナーは、説明書きに記載されている量を排水口へ入れ、説明書き通りの時間放置し、洗い流すだけです。

 

なお、勝手に量を増やしたり待ち時間を長くしたりすると、排水管を傷める可能性があります。必ず説明書きをよく読んで使用してください。

 

排水口をパイプクリーナーで洗浄する方法については、以下の記事を参考にしてみてください。正しい洗浄方法や場所ごとのおすすめがわかります。

ハイターで溶かす

ハイターは「次亜塩素酸ナトリウム」を含む塩素系漂白剤で、強力な酸化作用を持ちます。そのため、お風呂の排水口のヘドロを溶かして分解してくれます。ハイターはドラッグストアで、数百円程度で購入可能です。

 

ハイターには泡タイプと液体タイプがありますが、お風呂の排水口のヘドロ除去が目的なら泡タイプがおすすめです。

 

【泡タイプのハイターの使い方】

  1. 排水口にハイターを吹きかける
  2. 説明書きの時間、放置する
  3. 水で洗い流す

ハイターは強力な洗浄成分を含んでいるため、必ずゴム手袋をはめて、換気しながら使用しましょう。

重曹・クエン酸(お酢)で溶かす

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消

お風呂の排水口のヘドロは、重曹とクエン酸を合わせると除去できます。

 

なぜなら、皮脂や雑菌などの酸性汚れには弱アルカリ性の重曹が、せっけんカスのアルカリ性汚れには弱酸性のクエン酸が効果的だからです。

 

ちなみに、お酢も弱酸性なので、クエン酸がない場合はお酢で代用可能です。

 

重曹とクエン酸(お酢)を使ってお風呂の排水口のヘドロを除去する際は、以下の手順を踏みましょう。

  1. カップ1杯(200g)の重曹を排水口にかける
  2. カップ1杯(200g)のクエン酸(お酢)を排水口にかける
  3. 発泡して1時間後、水で洗い流す

重曹とクエン酸はいずれも100円均一ショップで購入できるほか、ドラッグストアだと、300円~500円ほどで売っています。

ワイヤーブラシで取り除く

排水溝でワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシとは、柔らかいワイヤーの先にブラシがついている掃除用具です。やわらかく長いため排水管の奥まで入るのが特徴で、ヘドロが詰まっていても取り除けます。

 

ワイヤーブラシは百円均一ショップのほか、ドラッグストアやホームセンターで1,000円ほどで購入可能です。ワイヤーブラシを選ぶ際は、以下の点を意識してみてください。

選ぶポイント 概要
長さ 排水口の奥まで届く長さ
(一般的には50cm~100cmほど)
太さ 排水口より少し細いサイズ
形状 どの程度曲がるのか、強度はあるのか

ワイヤーブラシを使うときは、排水口の部品を取り外してブラシの部分から挿入し、回転させたり上下させたりします。

 

ワイヤーブラシの使い方については、以下の記事を参考にしてみてください。選び方や保管方法を紹介しています。

ラバーカップ・真空式パイプクリーナーで取り除く

排水溝でラバーカップを使う

ラバーカップはいわゆるすっぽんで、排水口のつまりを解消するための掃除用具です。ドラッグストアやホームセンターで1,000円ほどで購入できます。

 

【ラバーカップの選び方】

  • お椀型
  • 排水口に合うサイズ

【ラバーカップの使い方】

  1. 排水口に蓋をして、カップが隠れるくらいまで水を溜める
  2. ラバーカップを押し引きする

排水溝で真空式パイプクリーナーを使う

真空式パイプクリーナーは、強力な吸引力と圧力でつまりや汚れを取り除く掃除用具です。ドラッグストアやホームセンターで2,000~3,000円ほどで購入できます。

 

【真空式パイプクリーナーの選び方】

  • 先端に突起がない
  • 排水口に合うサイズ

【真空式パイプクリーナーの使い方】

  1. 排水口に蓋をして、カップが隠れるくらいまで水を溜める
  2. 取っ手部分を押し引きする

お風呂の排水口のヘドロ除去を業者に頼むべきケース

お風呂の排水口のヘドロは自力で対処できるケースもありますが、水道修理業者に頼むべきケースもあります。

 

以下のような状況なら、水道修理業者に頼んだほうがよいでしょう。

  • ヘドロがどうしても落ちない
  • 固形物がつまっている
  • 原因がわからない

無理に解決しようとすると、排水口・排水管を傷めたり破損させたりする可能性があるため、無理せず水道修理業者に依頼してみてください。

お風呂の排水口のヘドロ除去の料金相場

排水管のつまり解消方法
お風呂の排水口のヘドロ除去を水道修理業者へ依頼する際の料金相場は、以下のとおりです。

作業内容 料金相場
軽微なつまりの解消
(流れが悪い程度)
5,000円~8,000円
薬剤による洗浄 8,000円~15,000円
排水管の部品交換 3,000円〜10,000円
排水管の交換(長さ1m以内) 10,000円~25,000円
排水管の高圧洗浄 27,000円〜
排水管のトーラー洗浄 30,000円〜

高圧洗浄やトーラー洗浄などの専用器具を使うと高額になるため、なるべく早い段階で依頼するほうが安く済みます。自力では対処できないと思ったら、迷わず水道修理業者へ依頼するのがおすすめです。

 

また、水道修理業者によっては、以下のような追加費用がかかるケースがあります。

基本料金 3,000円〜5,000円
出張・見積もり費 無料~4,000円
早朝・夜間の割増料金 無料~5,000円

総額でいくらかかるのかは、依頼時や見積もり時に聞いて確認しておきましょう。

お風呂の排水口のヘドロ除去を頼む業者の選び方

お風呂の排水口のヘドロ除去を水道修理業者に依頼するときは、以下の3つを意識してみてください。

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • すぐに駆けつけてくれる
  • 料金形態が明確

まず、水道局指定工事店に指定されている水道修理業者を選ぶのがおすすめです。水道局指定工事店とは、各自治体の水道事業者から指定されている水道修理業者で、悪徳業者の可能性が非常に低いといえます。

 

また、すぐに駆けつけてくれると、その日中に解決してくれます。お風呂は基本的に毎日使う場所なので、すぐに解決してくれるほうがよいでしょう。

 

さらに、料金形態が明確だと、トラブルに巻き込まれる確率を減らせます。ホームページや電話で聞いておきましょう。

お風呂の排水口にヘドロが溜まる原因

お風呂の排水口

お風呂の排水口にヘドロが溜まる主な原因は、以下の5つです。

  • 髪の毛
  • せっけんカス・皮脂・垢
  • カビ
  • ミネラル成分
  • ゴミなどの固形物

原因を知ると予防につながるので、一つずつ見ていきましょう。

髪の毛

髪の毛は、ヘドロを溜める要因の一つです。ただ、排水口に髪の毛が絡まりやすいのは事実ですが、髪の毛のみでは、ヘドロになるケースはあまりありません。

 

排水口に溜まった髪の毛に含まれるたんぱく質が雑菌やカビを繁殖させたり、皮脂やせっけんカスが抜けた髪の毛に付着して溜まったりすることでヘドロになります。

 

ただ、健康な人でも髪の毛は自然に抜けるため、髪の毛が抜けること自体を防ぐ術はありません。

せっけんカス・皮脂・垢

せっけんカス・皮脂・垢はお風呂に入ると必ずといってよいほど出て、ヘドロの原因になってしまいます。

 

せっけんカスは、せっけんに含まれる脂肪酸と、水道水に含まれるミネラル成分が結合して溜まります。

 

皮脂・垢は髪の毛同様、たんぱく質を含んでいるため、雑菌やカビの栄養素です。

 

一度の入浴ではヘドロになりませんが、排水口を掃除せずにせっけんカス・皮脂・垢が溜まっていくと、やがてヘドロになります。

カビ

お風呂は湿度が高くなりやすいため、カビが繁殖しやすい環境です。お風呂の排水口にドロドロしたスライム状のものがある場合は、カビが繁殖しています。

 

カビは髪の毛や皮脂などに含まれるたんぱく質を栄養源として繁殖するため、ゴミや汚れを放置していると発生し、ヘドロの原因になってしまいます。

ミネラル成分

水道水に含まれているミネラル成分も、ヘドロの原因です。特に、カルシウムやマグネシウムが多い硬水は、せっけんカスや皮脂と反応して不溶性の塊を形成します。

 

一般的に、関東地方や沖縄県では硬水が多いといわれているので、ヘドロになるスピードが早いと思っておきましょう。

ゴミなどの固形物

お風呂では、ばんそうこうやヘアピンなどの固形物をうっかり流してしまうケースがあります。

 

排水口に流れたゴミなどの固形物を放置すると、髪の毛やせっけんカスが絡みつき、ヘドロを形成する原因になってしまいます。

 

排水管の損傷につながるケースもあるため、固形物を流さないように十分注意しましょう。

お風呂の排水口にヘドロを溜めない予防法

お風呂の排水口のヘドロは、以下のような簡単な作業で予防できます。

  • お風呂の使用後に排水口を掃除する
  • 排水口にネットをかける
  • 排水口にアルミホイルボールを入れておく

ヘドロを溜めないために、詳しく見ていきましょう。

お風呂の使用後に排水口を掃除する

お風呂の排水溝

お風呂の使用後に排水口を掃除すると、ヘドロになる前に対処できます。掃除の際は蓋を外し、受け皿に溜まった髪の毛やせっけんカスを取りましょう。

 

封水筒を反時計回りに外し、ブラシやスポンジでこすっておくと、カビ防止にもつながります。

 

お風呂のカビ防止については、効果的なアイテムや掃除方法をお伝えしている、以下の記事を参考にしてみてください。

排水口にネットをかける

排水口ネットを使うと、排水口に溜まったゴミの処理が楽です。排水口にネットをかけるだけで使えます。

 

排水口ネットは100円均一ショップで買えるため、ぜひ導入してみてください。ただ、ネットには種類があるため、自宅の排水口に合う形を選びましょう。

排水口にアルミホイルボールを入れておく

アルミホイルと水が反応して出る金属イオンには抗菌作用があるため、菌の繁殖を抑え、ヘドロの発生を防ぎます。アルミホイルボールは、市販のアルミホイルを3cm程度に丸めると作れます。

 

アルミホイルは100円均一ショップのほか、ドラッグストアでも数百円で購入できるので、ぜひお試しください。

お風呂の排水口のヘドロを放置すると起こる問題

お風呂の排水口

予防できずヘドロを放置してしまうと、以下のような問題が発生します。

  • つまり・逆流
  • 悪臭

ヘドロはなぜ処理しないといけないのか、一つずつ見ていきましょう。

つまり・逆流

ヘドロは水の流れを悪くし、放置するとつまりや逆流を引き起こします。つまりや逆流が起きると、水が流れなくなるほか、浴室の衛生状態も悪くなるため、快適に入浴できなくなります。

 

お風呂の排水管つまりについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。解消法や注意点がわかります。

悪臭

ヘドロは時間が経つと腐敗し、悪臭を発します。悪臭がすると、お風呂が快適な空間ではなくなってしまいます。

 

お風呂の排水口が臭いときは、以下の記事で原因や対処法を確認してみてください。

お風呂の排水口のヘドロがどうしても落ちない場合は

お風呂の排水口のヘドロは、市販の液体パイプクリーナーや重曹などで解決できるケースがあります。ヘドロを放置するとつまりや悪臭の原因になるため、早めに対処しましょう。

 

どうしてもヘドロが取れない場合は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

 

お風呂の排水口のヘドロでお困りの方は、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。お風呂の悪臭やつまりなどのトラブルに対応していますので、お気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにお風呂の悪臭・排水口つまりを相談してみる