キッチンの排水管は、食べカスや洗剤カスでつまりやすい場所です。
しかし、つまりの原因が分かっていたり、つまりかけの状態であれば、自分で直すこともできます。
そこで今回は、キッチンの排水管のつまりの解消法を、イラスト付きで分かりやすく解説します。
家にあるものや、手軽に購入できるもので試せる解消法を紹介しますので、ぜひお試しください。
キッチンの排水管のつまりを解消する方法
ここからは、キッチンの排水管のつまりを解消する方法を紹介します。
- 液体パイプクリーナーを注ぐ
- ペットボトルを使う
- 重曹とクエン酸をかける
- お湯をためて一気に抜く
- ワイヤーブラシを使う
- ラバーカップを使う
- 真空式パイプクリーナーを使う
以上の方法を解説しますので、実践してみてください。
液体パイプクリーナーを注ぐ
キッチンの排水管が完全に詰まっておらず、「詰まりそう」な状態であれば、液体パイプクリーナーがつまり解消に使えます。
液体パイプクリーナーは少しでも流れる場合に有効ですので、完全に詰まっているときは、お湯を流す方法を試しましょう。
液体パイプクリーナーといえば、以下の商品が代表的です。
- パイプユニッシュ
- パイプクリーナー
- ピーピースルー
- パイプハイター
これらの商品は、ホームセンターやドラッグストア、ドン・キホーテなどの量販店・ディスカウントストアで購入できます。価格は300円~1,000円程度です。
【手順】
- 排水トラップを外す
- 排水管に45~50℃のお湯を流す
- 液体パイプクリーナーを注ぐ
- 30分~1時間程度放置する
- 水が流れるか確認する
液体パイプクリーナーを流したら、30分~1時間放置します。放置時間が長すぎるとはがれた汚れが下にたまり、パイプの途中でつまる恐れがあります。放置する時間は必ず守りましょう。
液体パイプクリーナーを注ぐ量は、製品によって異なりますので、必ず使用方法を確認してから実践してください。
液体パイプクリーナーを使った排水口のつまりの対処法は、以下のページで詳しく解説していますので、参考にしてください。
ペットボトルを使う
完全につまっておらず、キッチンの排水管がつまりそうな状態であれば、ペットボトルを使う方法も効果的です。
【ペットボトルの選び方】
- 1.5~2Lのサイズ
- 丸い形
- 柔らかい素材
排水口にぴったりはまる形が望ましいので、1.5~2Lサイズの円形のペットボトルを用意してください。ペットボトルを押して空気を送る必要があるため、素材は柔らかい方が効率的です。
【手順】
- 排水管のフタやトラップを外す
- 排水口を覆うように、ペットボトルをセットする
- ペットボトルの側面を両手で押し、排水口に空気の圧力を送る
- 数回くり返した後、水を流し込み、つまりが解消されたか確認する
コツは、ペットボトルと排水口に隙間ができないようにセットすることです。隙間があるとうまく空気の圧力を送れず、つまりの解消につながりません。
数回空気で圧力を送り、つまりを解消しましょう。
重曹・クエン酸をかける
キッチンの排水管が完全につまる前であれば、重曹とクエン酸をかけてつまりを解消できる可能性があります。
重曹やクエン酸は、ホームセンターやドラッグストア、ネットショップで購入できます。百均でも販売されており、100円~300円程度で購入可能です。
【手順】
- 排水トラップを外す
- 排水口の中に重曹を振りかける
- 重曹の上にクエン酸を全体に行き渡るようかける
- 重曹とクエン酸が化学反応を起こして発泡する
- 約1時間放置する
- 40~50℃のぬるま湯で洗い流す
重曹とクエン酸は、1:2の割合を目安にしてください。クエン酸を振りかけると発泡し、つまりの解消に効果を発揮します。
1時間ほど放置したら、40~50℃のぬるま湯で洗い流しましょう。熱湯を流すと排水管がダメージを受けて損傷する恐れがありますので、必ずぬるま湯を用意してください。
給湯器の温度設定を適温に変更し、流す方法もおすすめです。
お湯をためて一気に抜く
キッチンの排水管が完全につまってしまった場合には、お湯をためて一気に抜く方法がおすすめです。
とくに油汚れが原因のつまりに効果的ですので、「少しずつ流れていたのに、ついに完全に詰まって流れなくなった」というときに、お試しください。
【用意する物】
- タオル
- 50℃のお湯
タオルは、排水口に栓ができる程度の大きさのものを準備してください。
【手順】
- 排水トラップを外す
- タオルを排水管につめて、栓をする
- シンクに50℃程度のお湯をためる
- タオルを一気に引き抜く
- 水が流れるか確認する
タオルをつめる際に端をシンクから出しておくと、引き抜きやすいです。
お湯の温度は50℃程度にするよう注意してください。熱湯を流すと配管を破損したり、変形したりする恐れがあります。
給湯器の温度を50℃に設定してシンクにお湯をためるか、沸騰したお湯と同じくらいの量の水を混ぜ、お風呂よりも熱いくらいの温度に調整してください。
お湯を流してつまりを直す方法は、以下のページで紹介しています。詳しい手順や注意点をまとめていますので、参考にしてください。
ワイヤーブラシを使う
ワイヤーブラシは、排水管にブラシを突っ込んで、つまりを解消するための道具です。ワイヤーブラシを使う方法は、油汚れや食べかすのつまり解消に効果的です。
ワイヤーブラシはホームセンターで、1,000円~1,500円で購入できます。近くに購入できる店舗がない場合は、Amazonなどでも購入できるのでご検討ください。
【ワイヤーブラシの選び方】
- 十分な長さがあるもの
- 途中で折れない強度があるもの
ワイヤーブラシが短いと、つまりの対象物まで届かない可能性があります。また、途中で折れたりしないように、ある程度長さがあり、強度の高いものを選びましょう。
【手順】
- ワイヤーブラシを排水口に入れる
- つまりに当たったらハンドルを回転させて対象物を削る
- ワイヤーブラシが通るまで回転させる
- 水を流す
対象物にブラシの先端が当たったら、ハンドルを回転させて汚れを削ります。
ワイヤーブラシを使ったつまりの解消法を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。手順を分かりやすく解説しています。
ラバーカップを使う
ラバーカップ(すっぽん)は、キッチンの排水管のつまりにも使用できます。
ただし、キッチンで使用する際は、必ず排水管の形状を確認してください。一般的な塩ビパイプであれば、ラバーカップを使用可能です。
しかし、排水管がジャバラホースの場合は、ラバーカップを使用してはいけません。ジャバラホースでラバーカップを使用すると、水漏れなど二次被害につながる恐れがあるので注意してください。
キッチンの排水管のつまりには、キッチン用のラバーカップを使いましょう。キッチン用は持ち手がハンドル状になっているものも多く、弱い力でも水圧をかけやすいのが特長です。
【手順】
- 排水トラップを外し、シンクに水をためる
- ラバーカップを排水口に対して垂直にあて、密着させる
- ぐっと押し込む
- 勢いをつけて一気に引っ張る
- 水が流れるか確認する
上記の手順を何度か繰り返すと、つまりが解消され、スムーズに水が流れ出します。
油汚れや食べカスのつまりには有効ですが、固形物のつまりの解消には適していませんので、使用しないでください。
ラバーカップは、ホームセンターやドンキホーテ、ドラッグストアなどで、1,000円程度で購入できます。Amazonなどのネットショップでも購入できますので、1つ持っていると便利です。
真空式パイプクリーナーを使う
真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりも強力なつまり解消道具です。1,000円~2,000円でホームセンターなどで売られていますが、近くに購入できるお店がない場合は、Amazonなどのネットショップでも購入できます。
真空式パイプクリーナーは、食べカス・油汚れなどのつまりに効果を発揮します。ただし、固形物が原因のつまりには使用できませんので、注意してください。
真空式パイプクリーナーには、S・M・Lなど、いくつかのサイズがあります。キッチンの排水口のサイズならMかLが一般的ですが、購入する前に排水口のサイズを確認し、ぴったり合うものを選びましょう。
【手順】
- 排水トラップを外す
- 排水口にカップ部分を押し当てる
- ゆっくりとハンドルを押し下げ、勢いよくハンドルを引っ張る
- つまりが解消されるまで何度か繰り返す
ラバーカップと同様に、勢いよくハンドルを引くのがポイントです。
ラバーカップよりも強力ですので、キッチンの排水管のつまりが解消できず困ったときは、ぜひお試しください。
キッチンの排水管のつまりを解消するときの注意点
キッチンの排水管のつまりを解消するときは、排水管を取り外してはいけません。
排水管を自分で取り外すと、適切に処置できずに、水漏れにつながる恐れがあります。
元に戻す際に接続が甘かったり、パッキンがうまくはまっていなかったりすると、しばらくしてから水漏れすることもあるので注意してください。
排水管を外す作業が発生する場合は、必ず専門業者に相談しましょう。
キッチンの排水管つまりの原因
キッチンの排水管のつまりには、いくつかの原因があります。
- 油汚れ
- 食材や洗剤のカス
- 固形物
- 汚水桝の不具合
これらの原因について、詳しく解説していきます。
油汚れ
キッチンのつまりの原因で多いのが、油汚れです。直接排水口に油を流していなくても、フライパンやお皿に残った油が原因でつまるケースもあります。
油は冷えると固まるため、排水管の途中で固まり、蓄積されてつまりの原因になります。さらに、油汚れに食材カスや洗剤カスが混じると塊になり、排水管がつまってしまうのです。
食器やフライパンの油汚れはキッチンペーパーで拭き取ってから、洗剤で洗うとつまりを予防できます。
油が原因による排水管のつまりについては、以下の記事で詳しく解説していますので、対処法など参考にしてください。
食材や洗剤のカス
キッチンの排水口には、ゴミ受けやネットを設置しているケースがほとんどしょう。しかし、ゴミ受けやネットを通り抜けて、野菜の皮などの食材カスが流れてしまうことがあります。
小さなカスが流れると、排水管で油汚れとくっつき、つまりを大きくする恐れがあります。洗剤のカスも同様に、油汚れとくっつき固まってしまい、つまりの原因になってしまうのです。
これらの汚れは、ぬめりの発生とも関係しています。ぬめりは少量でも蓄積すると大きな塊になり、排水管をつまらせる原因になるので注意が必要です。
ゴミ受けや排水口はこまめに掃除し、ゴミが直接流れないように工夫しましょう。
固形物
うっかり排水管に流してはいけないものを流すと、つまりの原因になります。
キッチンの排水管に流しやすい固形物には、次のものがあります。
- 古い歯ブラシ
- スプーンなどのカトラリー類
- つまようじ
- 輪ゴム
- 調味料のキャップなど
固形物を排水管に流してしまった場合、ラバーカップなどを使ってもつまりを解消するのは困難です。
大掛かりな工事が必要になるケースも考えられるため、落とさないように十分注意しましょう。
汚水桝の不具合
汚水桝とは、生活排水が一時的に集まる場所で、固形物や異物を沈殿させて取り除く役目があります。
汚水桝に不具合が生じると、排水がスムーズにできなくなり、キッチンの排水管のつまりの原因になることがあります。
- 汚水桝に異物がつまっている
- 汚水桝に汚れがたまっている
- 汚水桝の一部が破損している
キッチンの排水がうまくできないときは、このような汚水桝の不具合が原因かもしれません。
一戸建ての場合、汚水桝は定期的に清掃・点検が必要です。汚水桝の掃除方法については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
排水管を掃除しても臭うときは他の原因をチェック
排水管を掃除しても臭うときは、汚れ以外に原因がある可能性があります。
キッチンの排水管の臭いには、以下の原因が考えられます。
- 排水口内に溜まっている水(封水)がなくなっている
- 排水ホースが破損している
- 排水管のつなぎ目に隙間がある
このような不具合があると、排水管を掃除しても臭います。
キッチンの排水口の臭いが気になる方は、以下の記事を参考にしてください。臭いの原因と対処法をわかりやすくまとめています。
キッチンの排水管つまりの料金相場
キッチンの排水管のつまりを解消できないときは、業者に相談しまししょう。つまりの原因が分からないときも、業者に調査を依頼することをおすすめします。
キッチンの排水管のつまり修理の料金相場を、以下にまとめました。
作業内容 | 費用相場 |
キッチンの軽度のつまり(少しずつなら流れる) | 6,000円~8,000円 |
キッチンの中度のつまり(油汚れなど) | 6,000円~8,000円 |
トーラーの使用 | 8,000円~18,000円 |
高圧洗浄機の使用 | 28,000円~60,000円 |
排水管の交換(一部) | 6,000円~8,000円 |
汚水枡の清掃 | 8,000円~15,000円 |
業者の高圧洗浄機は一般家庭用のものより強力なため、蓄積した頑固な汚れもきれいに落とせます。
固形物のつまりは修理費用が高額になる可能性もあるため、必ず事前に見積もりを依頼しましょう。
排水管のつまり料金について詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめていますので参考にしてください。
一戸建ての排水管は定期的な洗浄がおすすめ
マンションなどの集合住宅の場合、管理会社や大家さんが定期的に排水管の清掃を業者に依頼しています。
一戸建ての場合は、居住者が自分で排水管を掃除しなければなりません。しかし、こまめに掃除をしていても、排水管の奥まで掃除するのは困難です。
3年に1回は業者にメンテナンスを依頼し、高圧洗浄で清掃するのがおすすめです。
一戸建ての排水管の高圧洗浄については、以下の記事で料金相場をまとめています。清掃料金を安くする方法も紹介していますので、ご覧ください。
キッチンの排水管つまりを防ぐ方法
キッチンの排水管がつまるとキッチンが一時的に使えなくなり、生活に支障をきたすだけでなく、溢れかえった水で衛生面も気になります。
キッチンの排水管のつまりはある程度予防できますので、以下の予防法を参考に対策してください。
排水口にネットをつけておく
キッチンの排水口にゴミや固形物が流れてしまわないように、ゴミ受けにはネットをつけておく必要があります。
ネットはゴミ受けよりも目が細かいため、小さなゴミも流れないようにキャッチすることが可能です。
また、そのまま捨てられるため掃除もしやすく、ゴミ受けや排水口をきれいに保てます。
ネットはスーパーやドラッグストア、ホームセンターなど、キッチン用品が置いてある店で購入できます。料金は100円~200円と安く、百均でも売られていますので、必ず設置してこまめに取り換えましょう。
シンク周りに余計なものを置かない
誤って排水口に流さないように、シンク周りには余計なものを置かないことが大切です。
キッチンの排水口に流しやすいものには、次のものがあります。
- 古い歯ブラシ
- 調味料
- スプーンやフォーク
- 置物
- 爪楊枝など
掃除のときに落として流してしまうこともあるので、できるだけ不要なものは除いておきましょう。
定期的に掃除する
今回したキッチンのつまり解消法は、普段のお掃除にも役立つ方法です。
これらの対処法を定期的に行うことで、汚れの蓄積を防げます。
排水口・排水管をきれいにしておけば、つまりをあらかじめ防げますので、お掃除は欠かさないようにしましょう。
パイプユニッシュでつまりを予防する方法
パイプユニッシュは、排水管のつまり予防にも効果的なアイテムです。
パイプユニッシュを使った掃除は、以下の手順で行います。
- フタと受け皿を外す
- 排水口にパイプユニッシュを1目盛注ぐ
- 15~30分放置する
- 水をたっぷり流す
つまりの予防目的であれば、1目盛で十分です。
1週間~10日1回ほど行うと、つまり予防の効果を期待できます。
キッチンの排水管つまりをすぐに解決したいときは
キッチンの排水管のつまりは、食べカスや洗剤カスが原因であれば、自分で解消できる可能性があります。
しかし、固形物を流してしまった場合や、原因が分からない場合には、自分で直すのは困難です。無理に直そうとせず、業者に相談しましょう。
私たち『クリーンライフ』でも、キッチンの排水管のつまり修理を年中無休で受け付けています。相談無料で最短30分で駆けつけますので、緊急のトラブルも気軽にご相談ください。