以下のような場合、排水管本体を交換しなければならない可能性があります。

  • 寿命を上回った排水管を使用している
  • 排水管内でつまりトラブルが起きている

軽度なつまりならば、自力での対処も可能です。ただ、交換作業を要する場合には、業者への依頼が欠かせません。

 

今回は、排水管の交換工事にかかる費用相場や、業者選びのコツについて解説。自宅の排水管に劣化やつまりが見られ、工事を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

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排水管工事には2通りの方法が存在

水道管や排水管を交換

排水管工事とは、排水管本体を新しいものに交換する工事のこと。複雑な作業を要するため、プロの水道修理業者への依頼が欠かせません。

 

排水管工事は主に以下の2種類に分別でき、それぞれ工事の方法が異なります。

  • 屋内排水管工事
  • 屋外排水管工事

各工事の詳細について解説します。

屋内排水管工事

キッチンやトイレなど、屋内の水回りから汚水を排出する排水管工事のことを「屋内排水管工事」といいます。

 

排水設備の新設だけでなく、増設や改造を行うケースも存在。いずれも排水設備指定業者によって、とり行われることが義務づけられています。

屋外排水管工事

「屋外排水管工事」は、屋内の排水管から水道局が管理する下水道本管までを接続する工事のこと。屋内排水管工事と同じく、排水設備指定業者のみに依頼できます。

 

「公共桝」までの工事費用は、自治体が負担。以降、自宅の敷地内に引き込むまでの費用は、排水管の利用者本人に課されるのが特徴です。

排水管工事が必要な事例2つ

以下のようなトラブルが発生した場合は、排水管の交換工事を検討すべきタイミングかもしれません。

  • 排水管が劣化・破損している
  • 排水管内でつまりが起きている

本項では、排水管工事を要する2つの事例について解説します。

排水管が劣化・破損している

さまざまな種類がある排水管。中でも代表的なのが、以下の2つです。

  • ステンレス管
  • 塩化ビニル管

どちらも耐久性の高い素材ですが、経年劣化に伴う破損のリスクは避けて通れません。流したゴミの汚れや熱湯による傷みが徐々に蓄積され、突如破裂してしまうケースは十分あり得ます。

 

一般的な排水管の耐用年数は、20年~40年程度。寿命を超えても使い続けていると、水漏れや異臭などのトラブルを招く恐れがあるため、長年暮らしている住宅では注意が必要です。

排水管内でつまりが起きている

排水管のサイズは比較的小さく、内部でつまりトラブルが発生してしまう事例もあります。日常生活において、特にトラブルが起こりやすいのは次の4ヶ所です。

  • トイレ
  • キッチン
  • お風呂
  • 洗面所

そもそもつまりを発生させないよう、日頃の手入れや掃除を習慣化しましょう。

 

また、排水管はじめ下水管のつまりが発生しやすいとされるのが、一戸建て。汚水を勢いよく流せる縦管でなく、緩やかに流す横管を採用しているため、どうしても汚れが溜まりやすくなってしまいます

 

戸建て住宅にお住まいの方は、排水管のつまりトラブルが起こりやすいことを踏まえ、日常生活を送るように気を付けてください。

排水管工事を業者に依頼する際の料金相場

料金相場

排水管の交換工事は、排水設備専門の業者に依頼する必要があります。

 

本項では、排水管工事を依頼する際の料金相場について解説。

  • 標準的な排水管工事にかかる費用
  • 排水桝の交換を要する場合の費用

上記2つのケースに分けて、おおまかな費用の目安をお伝えします。

標準的な排水管工事にかかる費用

水道修理業者に排水管工事を任せるうえで、必ず発生するのが依頼先ごとに設けられた標準作業料金です。

 

たいていの業者は、1m以内の標準作業料金を2万円~3万円台に設定。作業範囲が1mを超える場合は、1mごとに5,000円~6,000円を加算していく仕組みです。

 

加えて以下の項目なども考慮し、最終的な費用を決定しています。

  • 排水管の数
  • 掘削作業量
  • モルタルの補修量

一概に総額の目安がいくらと言い切るのは難しいですが、最低でも標準作業料金の支払いが必要であることは念頭に置いておきましょう。

排水枡の交換を要する場合の費用

万が一、複数の排水管が合流する「排水桝」に老朽化や破損が見られるようならば、排水管とあわせて交換を検討する必要があります。

 

排水管の手入れ・点検をしやすくしてくれる排水桝は、屋外に複数設けられていることがほとんど。交換費用の目安は、以下の表の通りです。

1ヶ所当たりの交換費用 38,000円~42,000円
深さが50cm以上ある場合(1ヶ所当たり) 44,000円~48,000円

排水桝の交換工事にかかる料金も、作業量・内容などによって上下します。

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排水管工事にかかる費用を抑える方法

業者への依頼が必須の排水管工事にかかる料金は、決して安いものではありません。

 

多少なりとも出費を抑えたい場合は、次の3つの方法が有効です。

  • つまりの原因となる異物を流さない
  • できるだけ早く業者に相談する
  • 余計な出費が発生しない依頼先を選ぶ

手軽に実践できるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

つまりの原因となる異物を流さない

事前の対策として、排水管にできるだけ異物を流さない方法があります。

 

交換工事を要するほど深刻なトラブルは、排水管のつまりによって引き起こされるケースが多数。だからこそ、つまりの原因になる異物をできるだけ流さないように意識し、トラブルの発生自体を防ぐことが重要です。

 

たとえばトイレでは、必要以上のトイレットペーパーを流さないように心掛けましょう。浴室では、以下もつまりの要因になり得るので注意してください。

  • シャンプーや石けんカス
  • 髪の毛
  • 衣服についたゴミ

水回りの異物を完全に排除するのは困難ですが、フィルターの設置などによって多少流れにくくすることは可能です。

できるだけ早く業者に相談する

水回りのトラブルというのは、放置期間が長引くほど症状を悪化させてしまう傾向があります。

 

並行して工事に関わる作業が増えれば、出費も高額になりがち。異変を感じたらできるだけ早く対処するよう、心掛けましょう。

 

排水管自体の劣化、深刻なつまりトラブルなどが確認された場合は、早期にプロの水道修理業者に相談してください。

余計な出費が発生しない依頼先を選ぶ

余計な出費が発生しない依頼先選びも重要です。余計な出費の具体例には、以下のようなものがあります。

  • 見積もり料金
  • キャンセル料
  • 出張費
  • 時間外の割増料金

前提条件として、見積もりやキャンセル料が無料の水道修理業者を選びましょう。加えて、出張費や時間外の割増料金などが発生せず、いつでも同じ料金で依頼できる業者だとなお安心です。

排水管工事が不要なトラブルへの対処法

洗濯機

症状が軽い排水管トラブルの場合、自力で対処できるケースもあります。

 

業者を介さずに済めば、工事費用を大幅に抑えることが可能。緊急時以外の簡単なつまり・水漏れトラブルには、以下の対処を実施してみてください。

ナットを締め直してみる

排水管のナットは老朽化に伴って緩んでしまい、同時に接続部分などで水漏れを引き起こすことがあります。

 

ポタポタと垂れる程度の症状であれば、まずはモンキーレンチを使ってナットを締め直してみましょう。緩みを解消するだけで、簡単に水漏れが止められるかもしれません。

パッキン交換を行う

ナットの締め直しで排水管の水漏れが改善されなければ、内部のパッキンが劣化している可能性を疑いましょう。

 

パッキン交換の手順は、以下の通りです。

  1. 排水パイプを固定しているナットを外す
  2. 古いパッキンを新しいものに取り換える
  3. ナットを元の位置に取り付ける

排水管の水漏れ発生箇所が洗面所である場合、下にタオルや雑巾を敷いてからの作業がおすすめです。万が一、漏れ出る水の量が増えたとしても、後の掃除が楽になります。

DIYでつまりを解消する

排水管内で発生した軽度なつまりは、DIYで解消できるかもしれません。代表的なつまりの除去法には、次のようなものがあります。

  • 液体クリーナー
  • ワイヤークリーナー
  • ラバーカップ
  • ピーピースルー

トラブルの発生箇所や症状に合わせて、最適な方法を実践してみましょう。

排水管工事を業者に任せるべきケース

水道修理 業者

排水管トラブルの中には、業者に任せた方がいいケースもあります。

 

すべてのトラブルに自力で対処できるわけではないため、いくら工事費用を抑えたいからといって無理に触らないよう、注意しましょう。

 

本項では、排水管工事を業者に任せるべきケースの代表例をご紹介します。

自力での対処に不安を感じる場合

水回りの知識を備えておらず、目の前の排水管トラブルに自分で対処する自信がない方は、積極的に業者を利用してください。

 

プロの業者に依頼すれば、トラブルの原因を正確に判断したうえで適切な工事を実施してもらえます。余計な箇所に触れてしまい、症状が悪化する心配も不要で安心です。

排水管修理に複雑な作業を要する場合

排水管トラブルの解消に複雑な作業を要する場合、有資格者でないと対処できないケースもあります。

 

勝手にDIYで修理してしまうと、法律に触れる恐れもあるので要注意。不安なときは、必ずプロの業者を頼りましょう。

 

⇒『クリーンライフ』に排水管トラブルの相談をしてみる

排水管工事を依頼する業者の選び方

排水管工事を業者にお願いする際は、下記3つのポイントを意識した依頼先選びが重要です。

  • 水道局指定工事店である
  • 緊急時も早急に駆けつけてくれる
  • 適正価格の工事や修理を実施

日本の水道修理業者は数多く、中には工事費用や技術力に不安が残る「悪徳業者」も存在。上記のポイントすべてを満たす、信頼性の高い1社を利用するようにしましょう。

水道局指定工事店である

排水管トラブルには、有資格者でないと対処できない事例もあります。あらかじめ、水回り関連の国家資格保持者が在籍する「水道局指定工事店」を利用し、依頼の二度手間を防ぎましょう

 

水道局からの指定を受けていれば、十分な技術力や設備機器を有していると判断できます。

 

ただし、水道局指定工事店ならどこも安心とは言い難いのも現状。創業年や実績数などもしっかり確認したうえで、安心して任せられる業者に相談してください。

緊急時も早急に駆けつけてくれる

排水管トラブルを含め、水道関連のトラブルは発生時期を予想できないのが難点。だからこそ、緊急時もすぐに駆けつけてくれる業者を選ぶことが、非常に大切です。

 

特に、地域密着型の水道修理業者の中には、最短30分ほどで現場に到着してくれる業者も多数。早期復旧を目指したいときにおすすめです。

 

また、水道トラブルは時間帯問わず発生する恐れがあります。深夜・早朝にも対応してもらえるかどうか、必ず確認しておきましょう。

適正価格の工事や修理を実施

適正価格の工事・修理サービスを実施しているかどうかも、信頼のおける業者選びに欠かせないポイントです。

 

地域ごとに異なる適正価格は、相見積もりによって確認しましょう。現場周辺を拠点とする複数業者から見積もりをとれば、おおよその料金相場が分かります。

 

相見積もりをする際は、総額とあわせて以下の項目も確認してください。

  • 工事・修理サービスの内容
  • アフターサービスの有無や詳細

同じ料金の工事・修理であれ、業者によってサービスの内容が大幅に異なる場合もあります。

排水管工事の依頼先に悩んだら

排水管の交換工事にかかる費用相場や、業者選びのコツなどをお伝えしました。深刻なトラブルを避けるためにも、古くなった排水管は早急に新しいものへと交換しましょう。

 

依頼先に悩む場合は、水道局指定工事店である我々クリーンライフをご利用ください。

 

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