キッチンや風呂、洗面台などで使われる水道蛇口(水栓)は、定期的に交換する必要があります。

 

交換工事にかかる費用は、依頼先ごとにさまざま。また、蛇口の種類や設置場所によっても大きく異なるので、おおよその目安を知っておくと安心です。

 

今回は水道蛇口の交換を依頼する際の費用相場のほか、工事費用を抑える方法についても解説します。水道蛇口を交換する予定の方は、ぜひチェックしてみてください。

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【種類別】水道蛇口の交換費用の相場

料金相場

水道蛇口の交換費用は、蛇口の種類や設置場所、台付きか壁付きかなどの条件で変化するので、一概にいくらと言い切るのは難しいです。

 

本項では、水道蛇口を交換する際の費用相場をキッチン・風呂・洗面台別に紹介。「蛇口本体代+交換工事費の場合」「交換工事費のみの場合」の2つのケースに分けて解説します。料金は税込です。

キッチン蛇口(台所蛇口)の交換費用の相場

機能の幅が広いキッチン蛇口(台所蛇口)は、風呂や洗面台用の製品に比べ、交換費用の幅が大きくなりがちです。キッチンの蛇口の代表例には、次の4つがあります。

  • 混合栓(ワンホールまたはツーホール)
  • タッチレス水栓
  • 浄水器内蔵型水栓
  • シャワー付き水栓

基本的に多機能な蛇口ほど、交換工事の費用相場が高くなると認識しておきましょう。

蛇口本体代+交換工事費の場合

キッチン蛇口本体の代金込みの場合、交換工事にかかる総額は次の通りです。

ワンホール混合栓 20,000円~56,000円
ツーホール混合栓 14,000円~32,000円
壁付き混合栓 15,000円~27,000円

多機能の蛇口を使っていたり、部材に別途加工が必要だったりする工事ほど、高額になる傾向があります。本体代が高いだけでなく、交換作業の手間も増えることが理由です。

交換工事費のみの場合

蛇口本体をあらかじめ用意しておく場合、発生するのは交換工事にかかる作業料金のみ。上の表と比べれば、大幅にコストダウンできるのが分かるでしょう。

ワンホール混合栓 7,000円~11,000円
ツーホール混合栓 10,000円~13,000円
壁付き混合栓 7,000円~10,000円

便利な機能付き蛇口の交換費用(蛇口本体+交換工事費)

便利な機能が多い水栓の場合は、少し高額です。ホールの大きさが同じ機種を選んだ方が安くなります。

タッチレス水栓 75,000円~190,000円
浄水器内蔵型水栓 33,000円~123,000円
シャワー付き水栓 32,000円~82,000円

ホールの大きさが異なる場合は、上記以外に別途費用が必要なケースがあります。

 

取り付けホールが大きすぎる場合は、専用の変換アダプターの設置が必要です。設置料金は別途約3,000円かかります。

 

取り付けホールが小さすぎる場合は、ホールの拡大工事をしなくてはいけません。拡大工事費用は約5,500円です。

風呂蛇口(浴室蛇口)の交換費用の相場

続いて、風呂蛇口(浴室蛇口)の交換費用の相場を見ていきましょう。

蛇口本体代+交換工事費の場合

蛇口本体代を含む交換工事の費用相場は、次の表のようになります。

壁付き混合栓 18,000円~46,000円
台付き混合栓 36,000円~40,000円

総額で4万円を超えるケースはほとんどなく、2万~3万円台の範囲で工事を完結できる可能性が高いです。

交換工事費のみの場合

キッチン蛇口同様、蛇口本体代が不要なケースでは大幅に工事費用を抑えられます。

壁付き混合栓 7,000円~11,000円
台付き混合栓 10,000円~13,000円

種類が少ない風呂蛇口は、浴槽に湯を張る際に使うシャワーなし水栓、もしくは身体などを洗う際に使うシャワー付き水栓のいずれかに分類できます。

 

自動で温度調整してくれるサーモスタット機能が付いている場合のみ、相場が上がりがちです。

機能による料金の違い(蛇口本体代+交換工事費)

サーモスタットの有無とシャワーの有無でも費用は変わります。目安料金をご確認ください。

サーモスタットあり シャワーなし 30,000円~50,000円
シャワーあり 34,000円~70,000円
サーモスタットなし シャワーなし 18,000円~46,000円
シャワーあり 26,000円~46,000円

料金は、以下の要件でも変わります。

  • デザイン性
  • 選択できるシャワーヘッドの機能
  • 素材

水とお湯それぞれの給水管の間隔が、105mm~225mmの間ならどの水栓とも交換が可能です。

洗面台蛇口の交換費用の相場

洗面台の蛇口における交換費用の相場をお伝えします。

蛇口本体代+交換工事費の場合

蛇口本体代+交換工事費の総額の費用相場は、下記の通りです。

ワンホール混合栓 22,000円~46,000円
ツーホール混合栓 14,000円~32,000円
壁付き混合栓 15,000円~27,000円

多くの工事が、2万円~3万円前後で完結しています。

交換工事費のみの場合

作業料金だけで済む場合は、次のような費用相場となります。

ワンホール混合栓 7,000円~11,000円
ツーホール混合栓 7,000円~11,000円
壁付き混合栓 7,000円~10,000円

できるだけ安く済ませたいなら、安い水道蛇口を入手できるかどうかが重要です。

 

シャワー付きの蛇口を使っている場合、比較的高額の支払いが必要になるかもしれません。

シャワーの有無による費用の違い(蛇口本体代+交換工事費)

ここでは、洗面台でシャワーが利用できるかどうかの、費用相場を紹介します。

シャワーなし 14,000円〜46,000円
シャワーあり 23,000円〜55,000円

以下の機能の有無でも料金が異なります。

  • シャワーが引き出せるタイプ
  • シャワー吐水

費用はよく利用される範囲で紹介しましたが、蛇口本体の中には9万円するタイプもあります。

水道蛇口の費用の内訳・交換時期

洗面台の水道

水道蛇口は、ある程度使っていると経年劣化によって使い勝手が悪くなったり、不具合が発生したりすることがあります。

 

寿命を迎えた蛇口をそのまま使い続けてしまうと、深刻なトラブルに繋がる恐れもあるので注意が必要です。

 

本項では水道蛇口の工事費用の内訳や、適切な交換時期について解説します。

水道蛇口の交換費用の内訳

水道蛇口の交換時に発生する費用の内訳は、大きく分けると基本的に次の3つです。

  • 作業料金
  • 出張費
  • 部材費

作業料金と出張費は、交換工事の依頼先に支払う費用です。作業料金については、各事業者の公式サイトなどで確認しておきましょう。

 

現場(自宅)までの移動にかかる出張費を抑えたい方には、「出張費無料」を謳う事業者への依頼がおすすめです。

 

また、蛇口本体や部品の購入時には、部材費も発生します。依頼先によっては、他に深夜や早朝の対応に追加費用を課していることもあるので、不安を感じる際は直接問い合わせてみてください。

水道蛇口の交換時期の目安

水道蛇口の耐用年数は、一般的に10年程度といわれています。

 

使用回数や頻度によって前後するものの、前回取り替えてから10年前後経過した蛇口は、日頃から水漏れなどの症状が見られないかチェックしておくと安心です。

 

万が一、トラブルが発生した際は早めの対処で被害の悪化を防ぎましょう。

水道蛇口の交換費用を抑える2つの方法

対処法

蛇口交換にかかる出費を抑えるお得な方法は、以下の2つです。

  • 自分で蛇口交換する
  • 蛇口本体を事前に用意しておく

特に後者は、DIYでの工事に自信がない方にもおすすめできます。少しでも費用を抑えたいときに、参考にしてみてください。

自分で蛇口交換する

自分で水道蛇口を交換すれば、作業料金ゼロで工事を完結することが可能です。

 

ただ、蛇口交換についてきちんとした知識を持ち合わせていないと、大きなトラブルに繋がる恐れがあることは念頭に置いておきましょう。

 

蛇口で水漏れしており、「自分で修理したい」と思う場合は次の記事をご活用ください。

蛇口本体を事前に用意しておく

自分で蛇口を取り付ける際に不安が残る方は、あらかじめ水道蛇口本体を用意することで交換費用を抑えましょう。蛇口を事前に用意するメリットは、全部で3つあります。

  • 通販などで購入すれば、定価より安く入手できる
  • ホームセンターで購入すれば、使用感を確認できる
  • 取付はプロに頼むので、トラブルに繋がる心配がない

蛇口を探すときは、製品の選び間違いがないように注意してください。誤った製品を用意してしまうと、プロの事業者でも取り付けられません。

水道の蛇口交換の依頼先

水道の蛇口交換の依頼先は、住宅環境を考慮して判断することが大切です。

 

いくつか存在する依頼先の中で、多くの方に利用されているのが水道修理業者。まとまった予算が必要になるものの、さまざまな水道トラブルを手掛けてきた実績ある業者ばかりで安心です。

 

ただ、悪質な業者への依頼を回避するうえで、いくつかチェックすべきポイントがあることを頭に入れておきましょう。

持ち家か賃貸かで異なる

持ち家の水道蛇口を交換する場合、工事の主な依頼先には次の4つが挙げられます。

  • 蛇口のメーカー
  • 水道修理業者
  • ホームセンター
  • 家電量販店

蛇口のメーカーには、保証期間内の蛇口を無償で交換してくれるところもあります。比較的取り替えて間もない蛇口ならば、一度保証書の内容を確認すると良いでしょう。

 

賃貸住宅にお住まいの場合は、できるだけ早く不動産の管理会社もしくは大家さんに相談してください。勝手に交換工事を頼んでしまうと、賃貸契約などの面で後々問題になる恐れがあります。

 

契約内容によっては交換工事の費用を全額負担してもらえることもあるので、自己判断で依頼先を決めないように注意してください。

業者を利用する際のチェックポイント

持ち家にお住まいで水道修理業者への依頼を考えている方は、信頼のおける業者選びに欠かせない、下記5つのポイントを押さえておきましょう。

  • 説明が丁寧で対応が早い
  • 施工実績と口コミが豊富
  • 納得のいく料金システム
  • 水道局指定工事店である
  • 充実の保証を用意

各ポイントの詳細については、次の記事内で触れています。「業者ならどこも同じ」と思わず、信頼性の高い業者を比較して選ぶようにしてください。

水道蛇口のおすすめメーカー3選

水道蛇口は、機能もデザインもピンからキリまで存在します。長く安心して使い続けられる製品をお探し中の方には、次の3つのメーカーがおすすめです。

 

いずれも国内トップクラスのシェアを誇る大手で、安心・安全の品質で高い満足度で選ばれています。ショールームで実際に触ってみると、違いや使いやすさがわかります。

TOTO

初めにおすすめするのは、水道蛇口業界の中でも老舗で安心感のある「TOTO」。キッチン・風呂・洗面台といった、水回りに必須の水栓金具のシェアは業界No.1です。

 

トイレを筆頭とする、バラエティーに富んだ製品ラインナップが魅力。スタイリッシュで高級感あるデザインも、安定した支持を集めている秘訣といえます。

LIXIL

続いて紹介するのは、住宅の建設事業や各設備の供給など、住まい関連の幅広い事業を手がける「LIXIL(リクシル)」。システムキッチンのシェアは業界No.1で、水道蛇口もTOTOに次いで国内2位のシェア率を誇ります。

 

比較的手頃な価格帯から多機能なものまで、数多くのニーズを満たす蛇口を取り扱っているのが特徴です。

SANEI

水栓を専門に手掛ける「SANEI」は、独自の技術にこだわった製品を展開するメーカー。使い勝手に優れた、シンプルなデザインの水道蛇口で話題を博しています。

 

さまざまなインテリアに馴染むので、キッチンのおしゃれなイメージと相性のいい製品を探している方にはピッタリです。DIYに挑戦する方向けに、取り付けが容易な蛇口も多数扱っています。

水道蛇口の交換で困ったら

水回りの快適性を維持するうえで、水道蛇口の交換は定期的に必要な作業です。きちんとした知識があれば、費用を抑えるために自分で工事する選択肢もありますが、不安な場合は専門業者に任せることをおすすめします。

 

困った際は、私たち『クリーンライフ』へご相談ください。水漏れなどの緊急性が高い症状であれ、迅速に対応します。

 

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