作業員待機中
13時25分現在、近くの作業員が最短30分〜でお伺いできます。
水道修理

突然に蛇口が凍結した際の対処法や、水を出すためにやってはいけないことを解説します。

 

寒い時期に水が出ないと、蛇口の凍結を考えがちです。凍結以外の原因も解説するので、解凍作業をしても水が出ないときは確認してみましょう。

 

蛇口が凍結しても慌てずに、この記事を参考に対処してみてください。蛇口を無理に動かすと、破損など他のトラブルにつながります。

蛇口が凍結したときにやってはいけないこと

蛇口の凍結を解消しようとして、絶対にやってはいけないことは、次の2つです。

  • 凍結した蛇口に熱湯をかける
  • 凍結した蛇口を無理やりひねる

以上2つのことは、絶対にしてはいけない理由を説明します。

凍結した蛇口に熱湯をかける

凍結して水が出ないと困るので、すぐに溶かそうと熱湯をかけるのは絶対にしてはいけません。蛇口や水道管は温度変化に弱く、急に熱湯をかけると破裂してしまうためです。

 

蛇口が壊れたり、水道管が破損したりすると、交換費用が高額になるだけではなく、突然水が噴出し始めてしまいます。

凍結した蛇口を無理やりひねる

水を使おうとして蛇口が動かないと、焦ってしまって力任せにひねってしまいがちです。しかし、凍結している蛇口のハンドルを無理やり動かそうとすると、本体だけではなく内部部品も壊れてしまいます。

 

寒い時期、凍結している可能性のあるときは、急にハンドルをひねらずに様子を見ながら動かしましょう。以下の記事で、ハンドルのトラブルについて、説明しています。

凍結した蛇口の正しい解凍法

凍結した蛇口を、できるだけ安全な方法で解凍しましょう。おすすめの解凍方法は、以下の5つです。

  • 自然解凍を待つ
  • 暖房器具で部屋を温める
  • タオルを巻いてぬるま湯をかける
  • ドライヤーやカイロを使う
  • 水道修理業者に相談する

それでは、順に説明していきます。

自然解凍を待つ

日中、気温が2〜6度になる時間帯が続けば、自然に解凍が進みます。自然解凍が水道管や蛇口に負担をかけない、最も安全な方法です。

 

ただし、洗濯機の蛇口などベランダといった屋外に設置されている場合は、時間がかかり、自然解凍が難しいケースもあります。天気予報で、日中の気温がどのくらい上がるのかを確認しましょう。

暖房器具で部屋を温める

暖房器具で部屋を温めて解凍するのは、自然解凍と同じように、直接蛇口や水道管に働きかけないため、ダメージを与えることがほとんどありません。

 

特に、トイレや洗面所など小さな部屋は、暖房器具を入れるだけですぐに気温が上がります。ドアを閉めれば、さらに効果的です。

タオルを巻いてぬるま湯をかける

3cf17a1038cff74c3151e62e8d5ed035 e1707905412226

すぐに蛇口を使いたいときは、タオルを巻いて40℃〜50℃のお湯をゆっくりかけて解凍します。

 

【手順】

  1. 蛇口にタオルを巻き付ける
  2. 40℃~50℃のぬるま湯をかける
  3. タオルの余熱で解凍が進むので、放置する
  4. タオルが冷たくなる前に、再度ぬるま湯をかける
  5. 解凍するまで繰り返す
  6. 解凍したらタオルを外し、乾いたタオルで水気を拭き取る

凍結が起こる時期の水はほぼ0℃に近いので、熱湯と半々で混ぜると50℃程度になります。手を入れられる程度の温度なら大丈夫です。

ドライヤーやカイロを使う

d71f143f6db74523a5786230d1b7ca9b

住宅内のすべての蛇口が凍結して、水が使えない場合はドライヤーやカイロを利用してください。ドライヤーを使う場合は、温風にして20cm程度離した箇所からゆっくりと温めます。

 

周囲にコンセントがない場合や、ずっとドライヤーを支えていられない場合は、使い捨てカイロが便利です。ゴムやテープで解凍したい箇所に使い捨てカイロを固定して放置しておけば、そのまま解凍が進みます。

水道修理業者に相談する

解凍作業で、蛇口や水道管の破裂が心配な方は、安全に解凍してくれる水道修理業者への依頼がおすすめです。頑固な凍結も、専門機器を使用して安全に対処してくれるでしょう。

 

通電したりスチームを使ったりして、解凍します。解凍後に、凍結による水道管破裂や蛇口の破損といったトラブルがあった場合も、スムーズに対応します。

 

以下の記事で、凍結した際の対処法をさらにわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

 

クリーンライフ』は24時間年中無休でご相談を承っています。蛇口の凍結でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

蛇口から水が出ない凍結以外の原因

原因

寒い時期に蛇口から水が出ないと凍結だと思いがちですが、凍結ではない可能性もあるので確認してみてください。以下のようなケースも、蛇口から水が出ません。

  • 蛇口・水道管の劣化
  • 元栓を閉めている
  • 断水・停電
  • 蛇口のつまり

解凍作業をしても水が出ない、蛇口のハンドルは動くのに水が出ない場合は、凍結してないかもしれません。順に説明します。

蛇口・水道管の劣化

蛇口・水道管が劣化して水が出なくなることがあります。特に金属製の水道管の場合は、内部が錆びると水の流れを阻止してしまいます。

 

一方、樹脂製の水道管は錆びません。しかし、熱に弱く変形して、古くなると劣化して水が出なくなることも。

 

蛇口や水道管の法定耐用年数は15年ですが、10年を過ぎていたら不具合がないかチェックしてください。

元栓を閉めている

水道の元栓の場所

水道の元栓が閉まっていないかを確認してみましょう。掃除のために元栓を閉め、そのままになっているのかもしれません。

 

メーターボックスが隣人と共有されている集合住宅の場合、隣人がうっかり閉めてしまったということも。

 

水道の元栓は、戸建ても集合住宅の場合も、左回りで開きます。もし元栓が閉まっていたら、開けて水が出るか確認してみましょう。

 

元栓の場所がわからない方は、以下の記事を参考にしてください。

断水・停電

断水しているために、水が出ない場合もあります。お知らせがあったのに気づかなかったり、天候不良で突然断水になっていたりしていないか、水道局の公式サイトやご近所の方に確認してみましょう。

 

また、水のポンプが電動のマンションも多く、停電すると水が使えなくなります。電気がつくかどうかの確認も必要です。

蛇口のつまり

蛇口内のストレーナーやスパウトにつまりが生じると、水が出なくなります。ストレーナーは定期的にご自分でのメンテナンスが必要です。

 

ただし、スパウトのつまりはご自分での対処は難しいので、ストレーナーを掃除しても水が出ない場合は、業者への依頼がおすすめです。

 

洗濯機の蛇口の場合は、洗濯機のフタの閉め忘れといった原因が考えられます。洗濯機の蛇口から水が出ない場合は、以下の記事を参考にしてチェックしてください。

蛇口の凍結を解消後に水漏れする場合の応急処置

1e9bd64d90cc3127801152dc4a243a67

蛇口の凍結を解消した後に水漏れを見つけたら、以下の手順で応急処置をしましょう。

  1. 水道の元栓を閉める
  2. 蛇口にタオルを巻く

まずは、右回りで元栓を閉めて、給水を止めましょう。給水を止めても、水道管に水が残っているので、蛇口にタオルを巻いて水が垂れるのを防いでおくと安心です。

 

まれに、元栓を閉めても水が止まらないことがあります。止まらない場合は、以下の原因が考えられます。

  • 元栓本体が凍結等で破損
  • 元栓の内部部品の劣化
  • メーターバルブの故障
  • 元栓をしっかり閉めていない

元栓の損傷は、水道局に連絡すると、ほとんどの自治体で無料で修理・交換してくれます。

 

蛇口からの水漏れは、原因によってはご自分で修理できるかもしれません。以下の記事を参考にしてみてください。ただし、自信のない方は、無理せずに業者へ相談しましょう。

蛇口の凍結が起きやすい条件

以下のようなシチュエーションでは、蛇口の凍結が起こりやすいので注意が必要です。

  • 気温がマイナス4℃を下回る
  • 真冬日が続く
  • 屋外や北側に設置されている

それぞれについて説明します。

気温がマイナス4℃を下回る

水が凍結する気温は0℃です。しかし、配管に守られている水は、気温がマイナス4℃になるまで凍結の可能性は抑えられます。

 

しかし、マイナス4℃になると配管内にある水も凍結しやすくなるので、対策が必要です。以下の記事で、特に凍結しやすい場所や注意点を解説しています。

真冬日が続く

気温がマイナス4℃まで下がらなくても、真冬日が数日続くと蛇口が凍結する可能性があります。真冬日とは、日中の最高気温が0℃に達しない日のことです。

屋外や北側に設置されている

環境によっても凍結のしやすさが異なります。以下のような条件を持つ箇所に設置された蛇口は、凍結しやすいので、凍結防止の対策が必要です。

  • 北側の日当たりの悪い場所
  • 風当たりの強い場所
  • 水の使用頻度が少ない場所

これらに当てはまる蛇口は、マイナス4℃にならなくても凍結する可能性があります。具体的にはベランダに設置された洗濯機の蛇口や、庭の立水栓などです。

 

外に設置されている蛇口の凍結防止対策は、以下の記事が参考になります。

蛇口を凍結防止するための対策

蛇口が凍結した場合の対処法を紹介してきましたが、凍結しないように予防することも重要です。以下の方法を試してみてください。

  • 少量の水を出しっぱなしにする
  • 保温材やタオルなどを巻く
  • 水抜きする
  • 給湯器の凍結防止機能を利用する
  • 耐寒性のある蛇口に交換する

水を出しっぱなしにする方法は、普段は温暖で急に寒くなった際におすすめです。特別な道具が不要なのでぜひ試してください。

 

ただし、氷点下10℃以下のような極寒になると、水を出していても凍結する可能性があります。以下の記事を参考にして、凍結防止対策を済ませましょう。

蛇口の凍結・破損での修理費用の相場

蛇口の凍結や凍結に伴う不具合で、水道修理業者に修理を依頼した際の費用相場をご紹介します。費用は、概ね基本料金と作業料金、部品代(交換した場合)の合計金額です。

 

【作業料金の相場】

修理内容 相場料金
簡易解氷作業(専門機器を使用しない) 8,000円~10,000円
解凍作業:電気解氷機や高温スチーム機使用 10,000円〜30,000円(凍結した範囲による)
蛇口の修理 5,000円〜20,000円
蛇口の交換 7,000円+蛇口の本体価格
破裂した水道管の補修工事 10,000円〜50,000円
漏水検査 10,000円~30,000円

 

【基本料金の相場】

項目 相場料金
基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 0円~10,000円、または作業料金の20〜30%
見積もり 0円〜
出張費 0円〜3,000円

依頼する前に、必ず見積もりをしてもらいましょう。見積もりの項目ごとに相場料金の範囲かどうかを確認してください。

 

以下の記事では、水道管全般の凍結が起きた際の修理料金について説明しています。蛇口だけではなく、水道管も凍結している可能性があれば、参考にしてください。

蛇口の凍結でお困りなら

寒くなると屋外に設置されている蛇口だけではなく、屋内の蛇口も凍結しがちです。

 

凍結したら、ご紹介した方法をぜひ試してみてください。しかし、解氷してもトラブルがあったり、解氷ができずに水が出なかったりしたら、水道修理業者への相談がおすすめです。

 

迅速な対応が必要な際は、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。年中無休で24時間ご相談を受け付けています。点検・見積もりは無料なので、お気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに蛇口の凍結の無料相談をしてみる

2024.11.29

ウォーターハンマー現象について解説します。

 

突然、配管から音がしたら、ウォーターハンマー現象かもしれません。

 

環境の変化に伴って、ウォーターハンマー現象が起きているご家庭が増えてきました。ウォーターハンマー現象は、騒音以外にもリスクがあります。

 

今回は、ウォーターハンマーの起きる原因などを踏まえて、起きないためにはどうしたら良いのかも紹介するので、参考にしてみてください。

ウォーターハンマー現象とは

蛇口

蛇口を閉めたときに、壁の中や床下で衝撃音が聞こえたら、ウォーターハンマー現象かもしれません。ウォーターハンマー現象について知って、対処していくことが大切です。

 

以下で、ウォーターハンマー現象について解説します。

ウォーターハンマー現象が起きる仕組み

ウォーターハンマー現象は「水撃作用」とも呼ばれます。水などの液体が配管の中を通っているときの圧力変化により、大きなエネルギーが生じてしまう現象です。

 

ハンマーで打ったような音がするため、ウォーターハンマーと名付けられました。産業施設であるプラント設備で生じやすい現象で、私たちの身近な生活では水道管で起きます。

 

強い力が加わるため、大きなゴンという音が聞こえたり、水道管が破裂する可能性があったりします。ウォーターハンマー現象が起こるきっかけは、次の2つです。

  • 圧力変動
  • 水柱分離

それぞれを簡単に説明します。

蛇口を閉めて水道管の圧力が急激に変わる「圧力変動」

蛇口から水を出しているときに突然に蛇口を閉めると、水道管内部の圧力が変動する「圧力変動」が起こり、ウォーターハンマー現象に結びつきます。

 

ハンドル式の回すタイプの蛇口は、勢いよく回しても時間がかかるので、圧力がそこまで高くなりません。しかし、レバーの上下で開閉するタイプの蛇口は、一瞬にして閉めてしまうため、圧力の変動が大きくなりがちです。

 

蛇口の種類について疑問のある方は、以下の記事を参考にしてください。

ポンプ急停止による水道管の圧力変動で起きる「水柱分離」

最近は、貯水槽を使わずポンプを使って、公共の水道管から直接マンションの各階に給水するケースが増えてきました。

 

また、高層階のマンションの場合は、ポンプで上階まで一旦水を上げて、重力を利用して各階に供給するタイプもあります。

 

そのような水道管のポンプが急停止するなどの原因で、水道管内の圧力が急激に変動する現象が、「水柱分離」です。水柱分離が起きると、全自動洗濯機や食器洗い機でウォーターハンマー現象が起きやすくなります。

ウォーターハンマー現象が起きる原因

ウォーターハンマー現象が起きる仕組みを紹介しました。具体的にどのような条件でウォーターハンマー現象が起きるのか、見ていきましょう。

周辺の居住戸数の増加によって水圧が変化した

多くの戸数が1ヶ所に集中すると、水道管を使う頻度が増えて、水圧が変化します。例えば、タワーマンションなど高層のマンションが増えたケースです。

 

また、共働きをしている家庭が増えて、食洗機・洗濯機を使う時間帯が夜や休日に集中してしまうことも原因です。

配管工事のあとで水量が増加した

急にウォーターハンマー現象が起こり始めたら、水道管の配管工事で新しいバルブなどを設置された可能性があります。

 

バルブを設置して水量が増えたために、水道管内の圧力に変動が起こったことが、ウォーターハンマー現象が起きる原因です。

 

蛇口の閉め方などを工夫しても起き続けているなら、配管工事の関係者に連絡してみましょう。配管工事が原因の場合は、ご近所でもウォーターハンマー現象が起きている可能性があります。ご近所に声をかけるのも良いでしょう。

設置されていたウォーターハンマー低減器が故障した

高層マンションや高層ビルなど、ウォーターハンマー現象が生じる可能性のある場所には、ウォーターハンマー低減器が設置されていることがほとんどです。

 

環境が変わらないのに、突然ウォーターハンマー現象が頻繁に起き始めたとしたら、ウォーターハンマー低減器が故障した可能性があります。ウォーターハンマー低減器の耐用年数は5〜7年程度です。

 

そろそろ低減器の交換時期なのかもしれません。交換すれば、ウォータハンマー現象が起きなくなるでしょう。

 

また、年に1回程度の頻度で、機器が機能しているかどうかの点検がおすすめです。

ウォーターハンマー現象によるリスク

注意点

ウォーターハンマー現象を放置すると、以下のようなリスクがあります。

  • 騒音のためにご近所とトラブルになる
  • 配管の破損の原因になる
  • 配管に接続している給湯器等が故障する

それぞれについて、説明していきます。

騒音のためにご近所とトラブルになる

水道管の衝撃音は壁や床で起きるため、マンションの隣家にも音や振動の影響があります。

 

壁で接している隣家や上下階の天井、床からの音に、「嫌がらせをされている」と思われてしまう可能性もあるので注意が必要です。不信感を生み出す原因になるので、早めに対応しましょう。

配管の破損の原因になる

ウォーターハンマー現象は、ゴンと音がするほどの衝撃を配管に与えます。何度も繰り返していると、水道管の接続部分が緩み、管そのものの劣化も進んでしまいます。

 

壁や床下の目に見えない箇所の水道管から、水漏れが発生するかもしれません。壁の中の水漏れは見つけにくく、住宅にもダメージを与えてしまいます。、配管の修復工事だけではなく、リフォームにも出費がかさんでしまうでしょう。

 

階下や隣家へ水漏れの被害を与えて、隣人からのクレームで初めて配管の破損に気づくことも少なくありません。

 

水道管のトラブルが起きると大変です。水道管の破損の原因やトラブルの対処法について、以下の記事で詳しく説明しています。

配管に接続している給湯器等が故障する

ウォーターハンマー現象が頻繁に起きると、水道管に接続されている機器類のセンサー故障の原因になります。食洗機や、給湯器のお湯の温度の調整がうまくできなくなるといった不具合が起きます。

 

センサーが壊れると、以下が起きる可能性があり、注意が必要です。

  • シャワー中に急に温度が変わる
  • 食洗機で汚れが落ちにくくなる

特に、シャワーで急に熱湯になるととても危険です。少しでも「おかしいな」と感じたら、業者への相談がおすすめです。

 

給湯器の調子がおかしいときは、以下の記事を参考にして、給湯器のトラブルの原因を探してみてください。

ウォーターハンマーの防止対策

HOW TOと書かれたブロック

ウォーターハンマー現象のリスクをできるだけ自力で抑えたい方に、防止対策を説明します。防止する対策は、以下の3つです。

  • 蛇口はゆっくり閉める
  • 元栓を閉めて給水量を制限する
  • ウォーターハンマー低減器を設置する

それぞれについて、説明します。

蛇口はゆっくり閉める

シングルレバーの蛇口を使っていると、勢いよくレバーを上下しがちです。勢いよくレバーを操作すると、水道管内の圧力変動が起こりやすくなり、ウォーターハンマー現象が起こる可能性が高まります。

 

蛇口を操作するときは、ゆっくり動かすように心がけるだけでもウォーターハンマー現象の予防になります。すぐにできる方法なので、取り入れてみてください。

元栓を閉めて給水量を制限する

水道の元栓は、給水を止めるだけではなく、給水量をコントロールできます。元栓を時計回りで閉めて水量を減らすと、ウォータハンマー現象が起きる可能性を抑えられます。

 

ただし、あまりに減らすと、シャワーの勢いが弱くなるなどの弊害も生じて、不便になるかもしれません。問題のあるときは、水道修理業者などに相談してみてください。

 

水道の元栓の場所については、下の記事を参考にしてください。マンション、戸建ての水道の元栓の場所を分かりやすく説明しています。

ウォーターハンマー低減器を設置する

ウォーターハンマー低減器(水撃防止器)の設置は、ウォーターハンマー現象を防止する有効な方法です。ウォーターハンマー低減器は、主に次の2種類があります。

  • ハンドルタイプ
  • 連結タイプ

ハンドルタイプは、蛇口のハンドルを外して取り付けるタイプなので、ご自分でも比較的簡単に取り付けられます。ハンドルの取り外し方は、以下の記事を参考にしてください。

連結タイプは、蛇口本体を外して水道管に設置するタイプです。そのため、ご自分で設置するには少し難易度が高いでしょう。

 

また、ハンマーセーフ付きの蛇口もあります。設置しやすい蛇口が便利です。洗濯機用蛇口の以下のページで、ハンマーセーフ付き蛇口について説明しています。

ウォーターハンマーの予兆を確認する方法

本格的なウォーターハンマーが起きる前に、予兆を確認して対策しましょう。

  • 水道管が振動している
  • 蛇口から水が出にくい・出方が変わった

これらの予兆について、もう少し詳しく説明します。

水道管が振動している

水道管は見えない箇所にある場合がほとんどなので、水道管の振動があれば、以下のような現象を感じるはずです。

  • 小さく「コンコン」とウォーターハンマーか迷うような音が聞こえる
  • 蛇口のハンドルを触ると振動が伝わってくる
  • 壁に振動のような動きを感じる

以上のような現象を感じたら、ウォーターハンマーの予兆と考えられます。

蛇口から水が出にくい・出方が変わった

蛇口からの水の出方に違和感があれば、ウォーターハンマー現象の予兆と考えられます。

  • 水道の出方が悪い
  • 水の勢いが変わった
  • ブホッと空気と一緒に弾けるように水が出る

以上のようなことが起きたら、ウォーターハンマー現象ではないにしても、何らかのトラブルの予兆です。水道管の劣化の原因にもなるので、早めの対応がおすすめです。

ウォーターハンマーが起きる前に業者に相談

蛇口を点検する水道修理業者

以下のような違和感を覚えたら、早めに業者に相談しましょう。

  • 蛇口開閉後に異音が気になる
  • 水の出方が気になる
  • 時々大きな衝撃音がする
  • 壁越しに水道管の振動を感じる

水道管が劣化してトラブルが生じてから依頼すると、高額な修理費用が必要になるので、早めに相談しましょう。

 

水道管に関することは、水道局指定工事店への依頼がおすすめです。水道局指定工事店とは、各自治体で「給水装置の工事を正しくできる」と公的に認められて指定された業者です。

 

水道局指定工事店についてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。信頼できる業者だという判断材料になります。

ウォーターハンマー現象が気になるなら

ウォーターハンマー現象について、解説しました。

 

「ウォーターハンマーかもしれないが、違うかもしれない」と放置していると、水道管にダメージを与えてしまう可能性があります。

 

異音や蛇口から出る水の量などで気になることがあれば、全国300以上の地域で水道局指定工事店に指定されている『クリーンライフ』へお気軽にご連絡ください。

 

水道管について豊富な経験を持つスタッフが、丁寧に対応します。点検やお見積もりは完全に無料なので、安心してご相談ください。

 

⇒クリーンライフに水道管について相談をしてみる

2024.11.29

アパートで凍結を防止する方法や、万が一凍結した場合の対処方法を紹介します。

 

水道管や給湯器が凍結すると、水が使えなくて不便なだけではなく、水道管が破裂するといったトラブルになる可能性があります。

 

水道管が破裂すると修理代が高額になるので、注意が必要です。アパートで凍結した際の対応方法もお伝えします。

アパートでの凍結防止方法

凍結しやすいアパートの窓

アパートで凍結を防止する方法をご紹介します。

  • バスルームのドアを開けておく
  • 蛇口を保温する
  • 水を出しっぱなしにする
  • 凍結防止システムを利用する
  • シャワーホース内の水を除去する
  • パイプスペース内の水道管を保温する
  • 水抜きする

気軽にすぐできる方法から、試してみてください。複数の方法を組み合わせると、さらに効果的です。

バスルームのドアを開けておく

寒い時期はどうしても居室を暖かくしておきたいので、すべてのドアを閉めてしまいがちです。バスルームもお湯を利用していないときは、気温が下がりがち。

 

バスルームやトイレのドアを開けっぱなしにしておくと居室の暖かい空気が流れていき、バスルームやトイレの気温が上がります。

 

暖房の効率は少し下がりますが、家全体が暖かくなるので、バスルームやトイレの水道管の凍結が予防できます。

蛇口を保温する

以下のような外気の寒気を直接受けやすい場所に設置された蛇口は、保温材等で保温しておくと安心です。

  • 屋外に設置された洗濯機用の蛇口
  • ファサードの内部に通っている水道管と直接つながっている蛇口

蛇口用の凍結防止カバーは、安いものなら数百円程度で購入できます。蛇口の形になっているので、ワンタッチで設置できることが魅力です。

 

しかし、わざわざ購入しなくても、タオル等をガムテープで巻き付けても保温できます。ただし、洗濯機の蛇口が屋外にあるなら、濡れないようにビニール袋等でカバーしてください。

水を出しっぱなしにする

蛇口から水をちょろちょろと出しっぱなしにする方法は用意するものが不要で、すぐに取り入れられる方法です。

 

流れる水は、停止している水よりも凍結しにくいので、水を出しっぱなしにしておきます。

 

水を出しっぱなしにする方法は、以下のポイントを押さえて実行してください。

  • 水の量は鉛筆の芯程度の細さの水
  • 水出しっぱなしにする蛇口は、住宅内の全て
  • 凍結の可能性のある、夜間から早朝までの6〜8時間が目安

水道代は多少かかりますが、凍結して修理業者に依頼する料金と比較すればずっと安く済みます。

凍結防止システムを利用する

最近のガス給湯器やエコキュートには、凍結防止システムが搭載されていることがほとんどです。ご自宅の給湯器等に凍結防止システムが搭載されているかどうか、確認してください。

 

機種によって利用方法は異なるので、説明書での確認が必要です。しかし、いずれの機種であっても、以下の点は、忘れずに押さえておきましょう。

  • ブレーカーを下げない
  • 凍結防止ヒーターのコンセントを差し込む
  • 追い焚き機能付き給湯器・エコキュートの場合は残り湯を確認する

残り湯を循環する方法で凍結防止をする場合は、残り湯が循環口の中心から約10cmのところまであり、循環口を完全にカバーしている必要があります。

シャワーホース内の水を除去する

シャワーホースに水が残っていると、凍結しやすくなります。水抜きをしたときだけではなく、普段からシャワーホース内の水を除去する習慣をつけておきましょう。

 

以下の手順で、シャワーホースの水を抜きます。

  1. シャワーの切替レバーを「ストップ」になっていないか確認して、ホースから水を抜く
  2. シャワーヘッドを振って、内部の水を除去する
  3. シャワーヘッドの水が出る方を下にして床に置く

シャワーホース・ヘッドの水を抜いておくと、凍結防止だけではなく、雑菌増殖予防にもなります。

パイプスペース内の水道管を保温する

水道メーターが入っているパイプスペースは、室外にあるので凍結しやすい場所です。パイプスペースの水道管から水が室内に入っていくので、パイプスペース内を保温しておけば、室内の水道管も凍結しにくくなります。

 

水道メーター周辺で露出している水道管を、布や発泡スチロールで包んで保温してください。ホームセンターや通販で、以下のような専用の保温材を購入してもいいでしょう。

  • グラスウール
  • ロックウール
  • ポリスチレンフォーム

ずれないように、防水加工したテープで固定すると安心です。結露があれば乾いた布で拭き取っておくと、さらに凍結しにくくなります。

水抜きする

水道管の中の水を抜いてしまえば、凍結の心配はなくなります。寒冷地にお住まいなら、水抜き栓が設置されていることがほとんどです。電動水抜き栓が設置されているアパートも、増えてきました。

 

電動水抜き栓なら、パネルスイッチが室内の壁に設置されているので、簡単に水抜きができるはずです。利用方法は、管理会社か大家さんに確認しておくと安心です。

 

概ね以下のような流れで、水抜きを実行します。

  1. 水抜き栓を操作する
  2. 各水栓の水抜きネジをドライバーで開けて水を抜く

洗濯機の蛇口、給湯器、シャワーヘッド・ホースも、忘れずに水を抜いておきましょう。水が少しでも残っていると凍結してしまうので、完全に水を抜いてください。

凍結しやすいアパートの条件

水道管が凍結しやすくなるのは、気温がマイナス4度以下になった場合です。天気予報で確認して、マイナス4度になったら凍結防止の対策をする必要があります。

 

アパートは戸建てと比較すると凍結しにくいといわれますが、だからといって安心は禁物です。特に以下のような条件が揃うと、凍結しやすくなります。

築年数の古いアパートは凍結しやすい

新しいアパートなら、断熱性能が古いアパートに比べて進化しています。断熱性能の低い古いアパートは、凍結しやすい傾向です。

 

また、築20年以上のアパートは、水道管の老朽化で水道管を新しくしている可能性があります。その際、工事費用を節約するために、水道管が壁の内部ではなく外付けされているアパートも少なくありません。

 

水道管が外付けされていると、気温の変化が直接的に影響してしまいます。

下の階や隣が空室だと凍結しやすい

接している部屋に人が住んでいると、隣室の暖房の影響で自宅も暖まります。

 

しかし、以下のように隣人がいない状況ですと、気温が下がりやすくなります。

  • 下の階が車庫
  • 隣や下の階が空室

暖房の設定温度を上げるなどして、さらに凍結防止対策が必要です。

アパートで水道管が凍結したら入居者の責任

28669785

アパートの水道管凍結による水道管破壊などのアクシデントは、すべて入居者の責任です。

 

「水抜きしていたのに凍結してしまっても、入居者の責任ですか?」という質問をいただきますが、もちろん、入居者の責任です。というのは、水抜きをきちんとしていたら凍結しなかったはずだからです。

 

高額な修理料金が必要になるケースもあるので、火災保険なども確認しておいてください。賃貸契約時に火災保険に入っている可能性があります。

水道管の修理料金

屋内の水道管の破損箇所のみの修理で、露出している水道管なら1万〜2万円ですが、壁の内部や床下なら3万円〜5万円が相場です。水道管そのものを交換する場合は、さらに高額になります。

 

また、壁の内部や床下の水道管を修理すると、修理後に壁や床の修復費用も必要になってきます。

階下への賠償金

もし水漏れが起きて、階下に損害を負わせたら賠償金の支払い義務が生じます。壁や天井などの修復費用は大家さんに、家具類の損害賠償は入居者へ支払われます。

 

火災保険の個人賠償責任特約をオプションでつけているかの確認が必要です。

入居者の責任を免除されるケース

「水抜きの仕方が悪かった」または「凍結するという予備知識がなかった」ために凍結した場合でも、入居者の責任は免除されません。

 

しかし、入居時に凍結防止の説明を行わなかったという理由で、大家さんに責任があるとされるケースもあるので、不服のある方は弁護士等に相談してみてもいいでしょう。

アパートで凍結した場合の対処方法

対処法

アパートの水道が凍結したら、正しい方法で解凍してください。もし間違った方法で解凍すると、水道管が破損するなどのダメージを与えてしまう可能性があります。

 

水道管が破損すると、原状回復の義務で水道管の修理や交換の義務が出てきます。水道管修理の料金は数万円以上になるので、解凍したいときは注意が必要です。

 

以下で、アパートで凍結した場合の対処方法を紹介します。

自然解凍する

日中の気温上昇によって、自然に解凍するのを待ちます。自然解凍は、水道管にダメージを与えにくい方法です。

 

2度以上になれば少しずつ解凍していきますが、最高気温が5度以下ですと、時間がかなりかかります。室内の暖房を高めに設定すると、時間を短縮できるかもしれません。

 

状況によっては、夜になるまでに解凍できないこともあるので、すぐに水回りを利用したい方にはマッチしない方法です。

ぬるま湯で解凍する

剥き出しの水道管が凍結していたら、ぬるま湯をかけて自然解凍より短時間で解凍できます。

 

水道管や水栓をタオルでくるみ、タオルの上からぬるま湯をゆっくりかけましょう。タオルの残ったぬるま湯の余熱で、解凍が進みます。

 

お湯の温度は50度前後にしてください。手を10秒程度浸しておけるお湯が、約50度です。もっと早く解凍しようとして、熱湯をかけるのは絶対にやめましょう。水道管にダメージを与えてしまう可能性があります。

大家さんに連絡する

解凍が思うようにいかず、水が出ない場合は大家さんに伝えたほうがいいでしょう。解凍方法を教えてくれるかもしれません。

 

以下の点を伝えるとスムーズです。

  • 水は出るがお湯が出ない
  • 水もお湯も出ない

水は出るがお湯が出ない場合は、給湯器に問題がある可能性があります。

 

水道修理業者に依頼する場合も、事前に大家さんに相談したほうがトラブルになりません。大家さんが推薦する業者がいる可能性もあります。

凍結でアパートの水道管が破裂した場合の対処方法

解凍後、水道管から水漏れがないかを確認しましょう。確認方法は、以下の流れです。

  1. 住宅内の蛇口をすべて閉めて、水を使っていない状態にする
  2. 水道メーターが動いていないか、確認する

水道メーターが動いていたら、水がどこからか漏れているということです。

 

水道メーターは、アパートの場合は1階の共有スペース(通路、駐車場など)にボックスが並んでいることが多いです。フタの裏側などに部屋番号が記載されているので、ご自分の水道メーターを確認できます。

元栓を閉める

水漏れでの被害を最小限に止めるために、水道の元栓を閉めます。水道の元栓を閉めれば、給水しないので一時的に水漏れを止められて、壁等にシミが広がりにくくなります。

 

水道の元栓は、水道メーターの横に設置されています。ハンドル式やレバー式がありますが、閉めるための回し方はいずれも時計回りです。

 

元栓を閉めると、住宅全体の水が使えなくなります。もし水漏れ箇所がわかっていたら、水漏れ箇所の止水栓を閉めれば、その他の水回りは利用可能です。

外に出ている水道管はテープ等を巻く

洗濯機やトイレの給水管のような外部に剥き出しになっている箇所で水漏れが起きているなら、テープを巻きつけておけばそのまま利用できます。

 

どうしても水を使う必要がある場合は、試してみてください。以下のようなテープがあれば理想的です。

  • 防水補修テープ
  • 仮補修テープ
  • シリコーン自己融着テープ

しかし、テープでの補修は一時的なものなので、できるだけ迅速に修理をしましょう。

水道修理業者に相談する

応急処置を施したら、水道修理業者に相談してください。水道管の修理は、お住まいの地域で認定されている「水道局指定工事店」しかできない点は知っておきましょう。

 

水道局指定工事店以外の業者に依頼すると、あとでトラブルになるかもしれません。凍結が原因なら、自分で修理費を支払うことになるため、見積もりを取って納得できる業者を選ぶ必要があります。

 

業者に依頼する前に、大家さんに伝えておいたほうがいいでしょう。大家さんがいつも利用している水道修理業者があるかもしれません。

アパートで凍結防止ができなかったら

アパートでの凍結防止の方法を解説しました。特に、長期間でアパートを留守にする際には、十二分な対策を講じてお出かけください。

 

しかし、万が一凍結したら、解凍後に水漏れが起きていないかの確認もしておきましょう。もし水道管にトラブルが生じたら、水道修理業者にご相談ください。

 

クリーンライフ』なら、24時間年中無休でご相談を受け付けています。電話だけではなく、LINE・メールも利用できるのでお気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフに水道管トラブルの相談をしてみる

2024.11.29

水出しっぱなしで凍結を予防する方法を詳しく解説します。

 

凍結防止で蛇口から水を流しっぱなしにする際には、次の2点を知っておきましょう。

  • 蛇口からどのくらいの水を出すのか
  • 住宅内のどの蛇口を出しっぱなしにするのか

また、水を出しっぱなしにしてどのくらい水道料金がかかるのかもお伝えするので、実行するか迷っている方は参考にしてみてください。

水出しっぱなしで水道管の凍結を防止する方法

28391321

水出しっぱなしにして水道管の凍結を予防する方法は、昔からよく利用されています。しかし、どのくらいの水を出せばいいのか、知らない方も多くいらっしゃるでしょう。

 

水出しっぱなしで凍結を効率的に予防できるように、ここではさまざまな疑問に答えながら説明していきます。

どのくらいの量の水を流すべき?

まず、どのくらいの量の水を出しっぱなしにすべきなのかを説明します。「できればあまり水を無駄にしたくない」とポタポタとしずくが落ちる程度ですと、あまり効果がありません。

 

水量の目安は、鉛筆の太さ程度(5mmくらい)の水が途切れない一本線になっていることです。毎分400ml程度の水が流れることになります。

 

水出しっぱなしの時間帯は、最低温度がマイナス4度近くまで下がる夜間から朝方にかけてです。寝る前に出しっぱなしにして、朝起きて蛇口を閉めましょう。1日につき合計6〜8時間程度です。

水出しっぱなしにする蛇口の数

次に、どの蛇口から水出しっぱなしにするのかを説明します。水道メーター近くの蛇口を1つだけ水出しっぱなしにしても、他の蛇口が凍結する可能性があります。

 

できれば、ご自宅の蛇口すべてを水出しっぱなしにしておきましょう。キッチン・バスルーム・洗面所に設置してあるすべての水栓を開いておいてください。

 

洗濯機の水栓も、忘れないようにしましょう。洗濯機を屋外に設置している場合は、さらに凍結しやすいので保温材で包むようにしておくと安心です。

 

寒冷地にお住まいの方は、庭に設置されている屋外栓を冬の間は水抜きをしておくと、凍結の可能性が抑えられます。

何日くらい水出しっぱなしにすべき?

基本的に夜間に凍結の恐れのあるときは、常に水出しっぱなしにしておきましょう。凍結の恐れがあるのは、主に次のような状況です。

  • 最低気温がマイナス4度まで下がる
  • 冬日が数日続く

冬日とは、最低気温が0度以下の日です。

 

凍結の可能性のある日は月にどのくらいあるのかを、国内でも比較的寒冷地とされる山形市の2020年1月の気象庁のデータで確認してみましょう。1月は、山形市で1年間で最も寒い月とされています。

 

最低気温が0度を下回った日数は13日間、そのうちマイナス4度以下は0日、マイナス3度以下は4日でした。冬日が続いた日にちとマイナス3度以下の日の合計10日間は、凍結予防のために水出しっぱなしにすべきでしょう。

凍結しやすい水道管

マイナス4度にならなくても、凍結しやすい水道管の条件は以下の通りです。

  • 築20年以上の家
  • 剥き出しの水道管
  • 屋外水栓
  • 北側で日中も日が当たらない

築20年以上の住宅では水道管にトラブルがあった際に、引き直しで壁の外に設置した可能性があるためです。

 

凍結しやすい水道管は保温材など、他の凍結防止の対策も併用しておきましょう。

お湯も出しっぱなしにすべき?

お湯が流れる水道管も凍結の恐れがあるので、水出しっぱなしがおすすめです。

 

ただし、お湯を出し続けようとしても、何時間もお湯を出し続けていると、給湯器は異常を感じてガスの配給を止めてしまいます。

 

また、鉛筆の芯程度の太さの水を出していても、給湯器が機能しない仕組みになっているので、お湯は出てきません。お湯を出しっぱなしにするのではなく、お湯の通る給水管から水を出しっぱなしにします。

水出しっぱなしで水道管を凍結防止できる理由

水道管の凍結を防止するために水出しっぱなしにすることが有効な理由は、流れている水は凍結しにくい性質だからです。

 

普通、水は0度になると凍結し始めます。しかし、川のように流れている水は、凍結していないことがほとんどです。川が凍結するためには、気温がマイナス10度程度まで下がる必要があります。

 

以上のことから、水出しっぱなしにすれば、マイナス10度程度まで凍結の心配はないといえます。ただし、剥き出しになった水道管が濡れていて冷たい風が吹くと、凍結する恐れがあるので注意が必要です。

凍結防止で水出しっぱなしにしたときの料金

水道修理 電卓 料金

水出しっぱなしにしたときの水道料金が、どのくらいになるのかを解説します。

1ヶ所で水出しっぱなしにした際の料金

幅が2mm程度の量で水を流している場合、1分間に0.5L(500ml)の水が消費されます。1ヶ所の蛇口から流れる水の量は、1時間で30L、8時間出し続けるとして240Lです。

 

1Lあたりの水道料金は、以下のような条件で異なります。

  • メーター口径(水道メーターの給水管部分の大きさ)
  • 使用量
  • お住まいの自治体

ここでは、大阪市の一般的な家庭で使われる水道料金を参考にして計算します。1立方mの水道料金は、税込で約106円です。1立方mは1,000Lなので、1Lの水は0.106円。

 

0.106円×240L(8時間出しっぱなしの水の量)=25.44円

 

1ヶ所あたりの水道料金は約25円です。

水道管が凍結した場合の修理料金より安い

1ヶ所あたりの水道料金に、水出しっぱなしにする箇所の数値をかけると、一晩に必要な水道料金がわかります。

 

4ヶ所(キッチン・洗面所・浴室・洗濯機)の水を出しっぱなしにしたとしても、一晩で約102円。毎晩出しっぱなしにしたとしても、3,000円ほどです。

 

凍結の可能性のある夜だけに限ってすれば、地域によりますが10日以内で済むので、1,000円程度と考えられます。

 

水道管が凍結してトラブルになり業者に依頼すると、数千円〜数万円の修理料金が必要となるので、ずっと経済的といえるでしょう。

凍結予防のために水出しっぱなしにするメリット・デメリット

メリットやデメリット

水出しっぱなしにすると、凍結予防に効果的だということがわかりました。迷っている方に、水出しっぱなしのメリットとデメリットをご紹介します。

 

水出しっぱなしで凍結を予防するかどうかを検討する際、参考にしてみてください。

メリット

水出しっぱなしで凍結を予防する方法の最大のメリットは、何も用意していなくてもすぐ取り入れられる手軽さです。

 

普段あまり寒くならない地域で、水抜き栓といった設備や凍結防止ヒーターなどの凍結防止グッズを用意していないお宅でも、すぐに試せます。

デメリット

水出しっぱなしで凍結防止するデメリットは以下の通りです。

  • 水道代がかかる
  • 極寒では効果がない場合もある
  • 長期で留守にするときは利用できない

凍結して水道管にトラブルがあると、修理代に数万円かかる可能性があります。水道代がかかるとはいえ、水出しっぱなしの水道代は修理代と比較すると激安です。

 

また、効果が見られない場合や、留守にする際は別の方法を選びましょう。例えば、滝でもマイナス10〜30度になると、凍結する『結氷』という現象が起きてしまいます。そのため極寒地域では、効果がない場合もあります。

 

長期間家を空ける際は、ずっと水を出しっぱなしにしておくわけにもいきません。極寒の日も含めて、水抜きをしておくと安心です。

水出しっぱなしでも凍結した際の対処法

対処法

水出しっぱなしで凍結防止の対策をしていても、凍結してしまうことがあります。蛇口のハンドルが凍結している場合は無理に動かそうとせずに、まずは水道管を解凍しましょう。

 

解凍したい場合は、以下の方法を試してみてください。

  • 自然解凍する
  • ぬるま湯やドライヤー・カイロで解凍する
  • 水道修理業者に相談する

それでは、それぞれについて説明します。

自然解凍する

自然解凍は、気温の上昇を利用して解凍する方法です。自然解凍が、最も水道管への負担が少なく、水道管が破裂するなどといったトラブルになる可能性を抑えられます。

 

日中に2度以上の状態が続くのであれば、自然解凍を待ちましょう。水出しっぱなしで凍結したのであれば、水が流れ始めると解凍したことがわかります。

 

ただし、自然解凍は時間がかかる方法です。暖房で室温を高めると、解凍までの時間を短縮できるかもしれません。すぐに水が必要な場合は、以下の方法で解凍してください。

ぬるま湯やドライヤー・カイロで解凍する

自然解凍は時間がかかるので、すぐに解凍したい場合は、ぬるま湯やドライヤー、カイロを使って人工的に水道管を温めて解凍しましょう。

 

ぬるま湯を使う場合は水道管にタオルを巻いて、少しずつ50度前後のお湯をかけていきます。ぬるま湯がタオルに残り、余熱で水道管を温め続けられます。

 

「早く解凍したいから」と以下のような方法を取ると、水道管が破裂する可能性があるので、絶対にしないでください。

  • ぬるま湯ではなく熱湯を使う
  • バーナーなど火器を使う

もし水道管の凍結で水が全く使えない場合は、ドライヤーや使い捨てカイロで水道管を温めます。ドライヤーは温風状態で少しずつ温めてください。

 

カイロは、水道管にガムテープ等で貼り付けて放置できます。数箇所で作業するときはカイロが便利です。

水道修理業者に相談する

水道修理業者に依頼すると、以下のような方法で凍結した水道管を解凍します。

  • 電気解氷
  • 蒸気解氷

電気解氷は、電気を通すことで発生した熱を利用した方法です。熱が伝導しやすい金属管のみで利用できる方法なので、樹脂製の水道管には利用できません。凍結範囲によりますが、30分程度の作業で解凍できます。

 

蒸気解氷は、蒸気解氷機を利用して蒸気を作り、蒸気で水道管を温めて凍結した水道管を解氷する方法です。電気解氷に比べると少し時間がかかりますが、金属製の水道管以外も解凍できます。

水出しっぱなしでも凍結したら

水出しっぱなしで凍結防止する方法を詳しく解説しました。温暖な地域で、普段は凍結の心配がない地域でも、特別な道具が不要なのでおすすめの方法です。

 

しかし、万が一凍結してしまって水道管に何らかのトラブルがあるようなら、すぐに水道修理業者に相してください。水道管トラブルの対応は、水道局指定工事店がおすすめです。

 

クリーンライフ』は、全国で300以上の市区町村で水道局指定工事店に指定されています。電話やLINE、メールでいつでも相談できるので、お気軽にご連絡ください。

 

⇒クリーンライフに水道管の凍結について無料相談してみる

2024.11.29

凍結による水道管破裂などで漏水した場合に、保険でカバーできるのかどうかを解説します。

 

漏水すると水道管の修理費用だけではなく、漏水によってダメージを与えた壁紙や床材、家具類の修復費用も必要です。また、マンションなど集合住宅にお住まいの場合、階下への賠償責任が生じてしまうことも。

 

水道修理業者へ依頼する前に、火災保険の適用条件等を確認しておくと安心です。申請に必要な書類や申請手順も解説するので、参考にしてみてください。

水道管が凍結して漏水した際に使える保険の特約

ご自宅の火災保険を確認して、以下のような特約があるかどうかを確認してください。

  • 水道管凍結修理費用保険金
  • 水濡れ損害補償
  • 残存物取片付け費用保険金
  • 臨時費用保険金
  • 個人賠償責任保険

それぞれの特約がどのようなトラブルに対応しているのかを、説明します。

水道管凍結修理費用保険金

水道管が凍結したことにより破裂などが起きた際に、水道管の修理費用(実費)が支払われる特約です。「1回の凍結で、1敷地内で10万円」など限度額を設定しています。

 

保険会社によって、契約内容に多少の差異はあります。限度額に関してソニー損保、東京海上日動火災保険、損保ジャパンの公式サイトを見ると、いずれも限度額に関しては同じでした。

水濡れ損害補償

「水漏れ」と「水災」は混同しやすい案件で、補償内容は全く異なります。「水濡れ」補償は、給排水設備の事故で水漏れが起き、水濡れなどの損害が発生してしまった際に支払われる補償です。

 

「水災」は、台風などで直接的に水の被害が生じた場合を指します。凍結によって給排水管が破裂して水漏れが起き、家具類や住宅にダメージが与えられた場合の損害補償です。

 

家具類や壁・床材などのリフォーム費用は支払われますが、水道管の修復費用は支払われません。

残存物取片付け費用保険金

「残存物取片付け費用保険金」とは、トラブルによって被害を受けた壁材や床材、家財道具といった残存物を片付ける際に必要な、清掃費用や搬出費用の実費を支払う保険です。

 

具体的には、以下のような場合に支払われます。

  • 水漏れで濡れた床材がめくれてしまって、交換が必要になった際の古い床材の搬出費用
  • マットレスが濡れてしまい、処分しなくてはいけなくなった際のマットレス処分費用

迅速に支払いが進むために、損害保険金としてまとめられている保険会社もあるので、確認してください。

臨時費用保険金

「臨時費用保険金」とは、損害保険金が支払われるまでの間に、生活のために必要な金銭が支払われる保険です。

 

水道管が凍結して破裂した場合、住んでいる住宅全体に被害が生じて住める状態ではなくなる場合があります。ご自宅が住めない状態になったら、別の住居を探さなくてはいけません。

 

臨時の住居など、一定期間に生活するために必要な雑費が支払われます。

個人賠償責任保険

「個人賠償責任保険」は過失によって他人に損害を与えた際に、損害を賠償するための保険です。

 

凍結した水道管が破裂して水漏れが起き、階下に水が落ちて、家財道具や壁・床材などにダメージを与えてしまった際に支払われます。

 

火災保険に特約として設定されていなくても、意外と契約をしている方が多い保険です。個人賠償責任保険は、カードや自動車保険等に付帯されていることがあるので、確認してください。

凍結による漏水は火災保険でカバーできない場合も

火災保険

火災保険には、さまざまな特約を付与していることがほとんどです。

 

特約によって、保険金が支払われる要件は変わってきます。特約がない場合は基本的に、凍結による漏水で水道管を修理する場合の費用はカバーできないことがほとんどです。

火災保険とは

火災保険は、火災が起きたときはもちろん、破裂・爆発、風災、雪災、盗難といったアクシデントで損害が生じた際に、保険対象の建物や家財に補償を与える保険です。

 

火災保険には、さまざまな種類があり、補償の対象も異なるので、契約を確認してどのような災害に対応しているのかを確認してください。

「破裂・爆発補償」は適用されない

火災保険の多くは、特約のない保険でも「破裂・爆発補償」があることがほとんどなので、「水道管の凍結による破裂」が適用されるのではないかと考える方も多いようです。

 

しかし、「破裂・爆発補償」とは、気体や蒸気の急激な変化によるトラブルです。具体的には、以下のようなケースで保険金が支払われます。

  • ガス漏れを知らずに、火をつけた途端爆発した
  • カセットコンロのボンベが爆発した
  • 隣家のガス爆発で住宅に被害を被った

補償内容がよくわからないときは、保険会社のお客様センターに問い合わせてみてください。

マンションなどの集合住宅で凍結による漏水が起きたら

マンションでは、管理会社が対応すべき水道管の凍結もあります。寒冷地のマンションは凍結防止をしているかと思いますが、普段比較的暖かい地域ですと、凍結防止対策が完全ではない可能性が高いです。

 

寒冷地のマンションでも、配水設備のサーモスタットなどの凍結防止システムが故障していることもあります。

 

急な寒波で水が出なくなると、ご自分で水道修理業者を手配すべきなのか、管理会社に連絡すべきなのか迷ってしまう方に向けて、マンションでの漏水が起きた場合の対処法を解説します。

自宅部分なのか共用部分なのか確認する

戸建て住宅と異なり、マンションは自宅部分かどうかの判断が難しい場合があります。

 

基本的には水道メーターから住宅までなら、自宅の専用部分になりますが、以下の要件によっても微妙に変わるので、不安な方は管理会社に確認してください。

  • マンションの構造
  • 給水システムの種類

また、マンションでは、意外な部分が共用部分になっています。例えば、バルコニー、ベランダ、窓(ガラス)は共用部分なので、勝手にリフォームができません。

 

まずは、どの部分が凍結しているのかを確認して、それが専用部分か共用部分かを確認します。隣人等に確認して、どの住宅も水が出にくくなっていたら、共用部分に問題があると考えられます。

 

トラブルの原因が共用部分なら、管理会社に連絡してください。

火災保険の補償内容を確認する

凍結による漏水が専有部分なら、水道の元栓を閉めて、火災保険を確認しましょう。「水漏れ」といった特約が付与しているかが、重要です。

 

階下に住んでいる方に、トラブルがないかどうかも確認しておきましょう。

賃貸の場合は大家さんか管理会社に確認

賃貸のマンションなど集合住宅にお住まいの方は、大家さんか管理会社に知らせてください。

 

賃貸契約時に、『借家人賠償責任保険』を契約していれば、修理が必要になれば保証される可能性があります。借家人賠償責任保険は火災保険とは異なり、住んでいる人の過失でも保険適用されることがほとんどです。

 

賃貸住宅で借りている室内の水道管が凍結してトラブルが起きた場合は、入居者に責任があります。「水抜きをしていたのに、責任がありますか?」と不満に思う方も多いでしょう。

 

しかし、水抜きをきちんとしていたら、凍結はしなかったはずです。水が少し残っていたことが原因なので、入居者のミスということになってしまいます。

凍結による漏水被害の火災保険申請方法

必要書類

凍結で漏水が起きたら、いち早く火災保険の申請が必要です。申請期間が決まっているので、できるだけ迅速に必要書類を整えてください。

申請手順

凍結で被害があった際の火災保険金の申請は、以下の流れで進みます。

  1. 保険会社に問い合わせをし、申請に必要な書類の用意
  2. 書類を保険会社に送付
  3. 保険会社(損害保険登録鑑定人)による審査・現地調査
  4. 結果の通知、給付金の支払い

保険会社に問い合わせをするときは、次の点をまとめておくとスムーズです。

  • 契約者氏名
  • 保険証番号
  • 水漏れが起き始めた日時と場所
  • ご自分の電話番号(以後の連絡のため)

問い合わせをすると、必要な書類が一式郵送されてきます。内容を確認して、申請の用意を始めましょう。

 

損害保険登録鑑定人が立ち会いして審査・現地調査が行われるまで、修理をしないで状況がわかるようにしておきます。

 

ただし、保険金額が高額ではなく、状況がよくわかるような写真等があれば、現地調査なしで審査が通ることがあります。

申請に必要な書類

申請に必要な書類を見ていきましょう。

  • 保険金請求書
  • 事故内容報告書
  • 損害箇所の写真
  • 修理見積書
  • 損害明細書
  • 建物登記簿謄本

保険内容や状況によっては、以下の書類が必要な場合もあります。

  • 印鑑証明書
  • 住民票

漏れがないように、送られてきた書類を確認して必要書類を揃えましょう。

注意したいこと

被害の状況がよくわかるようにすることが大切です。損害箇所の写真は、状況がよくわかるように5枚くらい用意してください。

 

損害箇所にフォーカスした写真だけではなく、全体像が見えるものも用意しておくとわかりやすいです。念のためにたくさん撮影し、状況を伝えやすい写真を選びましょう。

凍結による漏水で火災保険が下りず納得いかないときは?

納得いかない女性

火災保険金を申請しても、審査が通らない場合があります。そこですぐにあきらめないで、もう一度トライしてみましょう。

 

再度トライして、保険金が支払われたというケースも少なくありません。

追加書類を提出する

火災保険会社の査定に通らなかった原因は、火災保険が下りる条件を満たせなかったと判断されたからかもしれません。

 

追加書類で、火災保険の補償範囲であると証明されれば、再審査で通る可能性があります。

保険会社のお客様センターに相談する

審査をする担当者によって、結果が左右されることがあります。保険会社の申請窓口より、お客様センターに相談することで、火災保険の審査に通る可能性があるので、トライしてみてください。

 

また、お客様センターに相談すると、追加書類についても適切なアドバイスがもらえるかもしれません。各保険会社のお客様センターは、公式サイトか契約書を参照してください。

凍結で漏水が発生してお困りなら

凍結で漏水した場合に、利用できる保険について解説しました。契約しているご自身の保険内容を正しく把握して、利用してください。

 

保険金の申請には、水道修理業者が作成する見積もりが必要です。『クリーンライフ』では24時間年中無休で、電話・LINE・メールを受け付けています漏水でお困りの際は、お気軽にすぐご連絡ください。

⇒クリーンライフに水道管の凍結を相談してみる

2024.11.29

蛇口の凍結防止におすすめの方法をご紹介します。近年、寒波が襲うことが増え、凍結は北海道や東北だけの問題ではありません。

 

蛇口が凍ると、水が使えなくなるだけではなく、水道管破裂といったトラブルが起きる恐れもあります。九州地方でも、起きる可能性があるので注意が必要です。

 

寒波が近づいた際に気をつけたいこと、蛇口が凍結してしまった場合の対処方法も紹介するので、参考にしてみてください。

蛇口の凍結防止方法6つ

蛇口

蛇口を凍結させないために、簡単に実行できる6つの防止方法を紹介します。

  • 水をチョロチョロ出しっぱなしにする
  • タオルを巻く
  • 水抜きする
  • 給湯器の追い炊き機能を作動する
  • 耐寒性能の高い蛇口に交換
  • 保温材を使う

順次説明していきますので、参考にしてください。

水をチョロチョロ出しっぱなしにする

動きのない水は凍りやすいので、できるだけ流れを止めないようにすることが大切なポイントです。

 

大量の水を出す必要はありません。水の太さが5〜8mm程度、鉛筆の芯の太さ程度で十分です。ポタポタとしずくが落ちる程度ですと、凍結の可能性があります。

 

1ヶ所だけ水を出していても、出していない蛇口が凍る可能性があるので、凍結の恐れのある箇所の蛇口はすべて出しっぱなしにしておくと安心です。

 

水を出しっぱなしにする時間帯は、凍結の可能性がある深夜(0時)から朝方(6時)までが目安です。

 

特別な道具を必要としないので、寒冷地以外でもすぐに取り入れられる方法です。「お水がもったいない」と感じる方はバケツ等に溜めておけば、掃除等に利用できます。

タオルを巻く

急に寒くなって蛇口専用の保温材などを用意していなくても、タオルで十分に保温できます。効果的なタオルの巻き方を紹介するので、以下を参考にしてください。

用意するもの

タオルは巻きやすいように、あまり厚みのないスポーツタオルサイズがおすすめです。

  • タオル
  • ビニールテープ
  • ビニール袋

ビニール袋は、スーパーマーケットやコンビニなどのレジ袋で十分です。ビニール袋は以下の目的で使用します。

  • 保温する
  • 水分を避ける

穴の空いていない、通気性の低い素材の袋を選びましょう。

タオルで保温する手順

水分が残っていると、凍りやすいので注意してください。タオルを巻く前に、乾いた布(タオル等)で、蛇口や水道管の水分を拭き取りましょう。

  1. 蛇口の上からタオルを被せて、巻きつける
  2. ビニールテープを使って固定する
  3. 上からビニール袋を被せて、ビニールテープを使ってさらに固定する

屋外の水栓は、濡れないようにビニール袋をしっかり固定してください。2枚重ねて設置すれば、さらに安心です。

水抜きする

寒冷地にお住まいなら、ほとんどの住宅に水抜き栓が設置されています。水道管に水が残っていなければ、凍る水がないので、凍る心配がありません。

 

水抜き栓の種類や設置場所などは、住宅によって異なります。事前に確認しておくと安心です。引っ越したばかりで、初めての冬を迎える場合は忘れないようにしましょう。以前の住居とシステムが異なるかもしれません。

水抜きをする手順

水抜き栓の場所を確認したら、次のように水抜きを始めます。

  1. 水抜き栓を閉める
  2. 各水回りの蛇口をひねって、水を出し切る
  3. 蛇口下に設置された水抜き用ネジを開けて、水を出し切る
  4. 水抜きができたら、蛇口を閉める

固定コマの水栓を設置しておくと、水抜きが簡単です。

 

また、洗濯機はベランダなど寒い場所に置いてあることが多く、蛇口が凍結しやすいので、忘れずに水抜きをしておきましょう。

給湯器の追い焚き機能を作動させる

バスルームが住宅の北側にあり、バスルームの蛇口が夜間に凍結する可能性があるなら、給湯器の追い焚き機能を使う方法をお試しください。

 

ただし、追い焚き機能が搭載されている給湯器に限ります。一般的な方法は、以下の通りです。

  1. バスタブ内の残り湯が、循環アダプターより上にあることを確認する
  2. 設定温度を35度にして、追い焚きする

設定温度を35度程度にしておけば、ガスの消費量を抑えられます。リモコンで操作するタイプなら、一定の気温以下になれば、自動的に追い焚き機能が作動する給湯器もあるので、取扱説明書を確認してください。

 

ガス代はかかるというデメリットがあります。しかし、バスタブに温水が張ってあれば、バスルーム周辺の気温も保たれる点が大きなメリットです。

耐寒性能の高い蛇口に交換する

凍結しにくい水栓に交換しておくと安心です。寒い時期になる前に用意しておきましょう。水栓本体全部を交換しなくても、以下のような一部だけの交換・設置でも十分です。

  • ハンドル部分だけを凍結防止水栓上部に替える
  • 水栓と水栓柱の間に凍結防止ソケットを設置する(屋外栓の場合)

凍結防止水栓上部や凍結防止ソケットは、サーモスタットが搭載されており、2℃前後以下に気温が下がると水栓内部の水を排出して凍結を防ぐシステム。Amazonなどで6,000円程度で購入可能で、取り付けも比較的簡単です。

 

形態が凍結しにくいようにデザインされた水栓もあります。少し傾斜した形で、水が内部に溜まりにくいので、凍結を防止します。本体価格は1万円〜です。

 

ご自分での交換が難しい場合は、水道修理業者に依頼しましょう。交換の作業費用の目安は、本体価格別で約1万円です。

保温材を使う

寒波が近づく前に用意する余裕があるなら、通販やホームセンターで以下のような保温材を購入しておきましょう。

  • グラスウール
  • 水栓凍結防止ヒーター
  • 保温テープ
  • 保温カバー

保温テープはポリ塩化ビニルなどの素材で、耐水性もあるタイプがおすすめです。ただし、粘着性が高いため、除去するのに時間がかかることが欠点。簡単に着脱するタイプがご希望なら、マジックテープ付きの保温カバーがおすすめです。

 

もし、小包郵送用に用意している気泡緩衝材があれば、保温剤として利用できます。気泡緩衝材は、プチプチやエアキャップといった名前で知られている素材です。ガムテープで固定すれば、凍結防止に利用できます。

凍結防止ヒーターによる凍結防止方法

水栓凍結防止ヒーターの使い方を紹介します。水栓凍結防止ヒーターは、蛇口を包み込むような形になったものに電源コードが設置されて、蛇口を温めるアイテムです。

 

気温がマイナス10度以下になると、水を流し続けても凍ってしまうことがあるので、ヒーターを設置しておくと安心です。以下を参考に設置してみてください。

  1. 蛇口に水栓凍結防止ヒーターを包み込むように設置する
  2. ナットを取り付け穴に設置し、ドライバーで締め付ける
  3. コンセントを電源プラグに差し込む(コードは1.5〜2m)

水道管用のヒーターを水道管に巻き付けて、余った部分を蛇口にも巻き付けておくという方法もあります。

蛇口を凍結防止すべき基準

凍結

気温がマイナス4度以下になると、蛇口や水道管の凍結が心配されます。天気予報をチェックして、マイナス4度以下になりそうなら、凍結防止対策を始めましょう。

 

水は0度以下になると、凍ります。ただし、気温が0度になっても水道管内は0度にならないため、まだ凍りません。そのため、目安温度をマイナス4度としているのです。

 

しかし、気温がマイナス4度まで下がらなくても、以下のような条件があれば凍結しやすいので、注意が必要です。

  • 日の当たりにくい北側に設置されている蛇口
  • 風が常時当たっている場所に設置されている蛇口
  • むき出しになっている水道管につながっている蛇口

特に水に濡れた状態で放置されると、凍結しやすくなります。屋外にある蛇口は、乾いた布で拭いた後でビニールなどで覆っておきましょう。

凍結防止策をしても蛇口が凍った際の対処法

凍結防止対策をしていても、蛇口が凍結してしまうことがあります。

 

凍結すると水が出ないため、あわてて蛇口を無理にひねってしまいがちです。しかし、無理に蛇口をひねると、蛇口内部に設置されているパッキン等を傷めてしまう可能性があります。

 

以下の方法で、凍結した蛇口を解凍してください。

  • 自然解凍を待つ
  • ぬるま湯をかける
  • ドライヤー・カイロで温める

それぞれについて解説します。

自然解凍を待つ

蛇口が凍結していても、日中に気温が上がると自然と解凍されていきます。温める方法よりも時間がかかりますが、蛇口にダメージを与えない最良の方法です。

 

室内なら暖房を入れれば、少しずつ気温が上がっていくでしょう。屋外も日が当たりやすい場所なら、自然解凍もスムーズです。

 

ただし、すぐに水を使いたい場合や寒い日が続いて自然解凍できない場合は、人為的に温めて解凍するしかないでしょう。

ぬるま湯をかける

ぬるま湯を利用した解凍方法です。熱湯の方が効果がありそうと思って熱湯を使うと、急激な温度変化で蛇口や水道管が破損する恐れがあります。必ず50度程度のぬるま湯を使いましょう。

 

【用意するもの】

  • 50度程度のぬるま湯
  • タオル

50度のぬるま湯は、普段なら沸騰したお湯と常温の水を半々で混ぜればできますが、水が冷たくなっているので、沸騰したお湯を6割程度に増やして混ぜます。

 

【解凍の手順】

  1. 凍っている蛇口と水道管にタオルを巻く
  2. ぬるま湯をゆっくりかけて温める

蛇口に直接ぬるま湯をかけるよりも、タオルを巻いてタオルの上からお湯をかけたほうが効率的です。少ないお湯で、時間をかけて温められます。

 

様子を見て、解凍が十分できなかったら、再度ぬるま湯を用意して温めてみましょう。

ドライヤー・カイロで温める

ドライヤーは温度調整ができるので、徐々に水道管や蛇口を温めたいときに便利です。あまり高温に設定せず、距離を置いて少しずつ温めてください。

 

屋外の蛇口など、コンセントのない場所にある場合は、使い捨てカイロを貼り付けて温める方法もあります。

 

使い捨てカイロを用意する際に、次の2点を確認してください。

  • 最高温度
  • 持続時間

熱すぎると蛇口にダメージを与えてしまうので、低温で45度くらいのタイプがおすすめです。また、持続時間は、カイロの種類によって5~14時間と差があります。

水道修理業者に相談する

しばらく寒さが続きそうで、自然解凍は期待できない上に、温めても水が出てこない場合は、プロの水道修理業者への相談がおすすめです。

 

もしかしたら、凍結によって蛇口や水道管にトラブルが発生しているのかもしれません。凍結するほど寒い時期は、水道管の凍結が原因で破裂・水漏れが起きる可能性もあります。

 

24時間電話等で相談できる水道修理業者も多いので、まずは相談してみると安心です

蛇口の凍結防止に失敗したら

蛇口が凍結しないための防止方法を中心に解説しました。温暖な地域にお住まいの方は、水抜きといった設備が不十分なので、特に注意が必要です。

 

万が一凍結しても、あわてずにゆっくり解凍してください。無理に解凍するとトラブルのもとです。凍結によって水道管が破裂したなどのトラブルが生じたら、すぐに水道修理業者へ相談しましょう。

 

急なトラブルでお困りの際は、『クリーンライフ』にご相談ください。24時間年中無休で対応しているので、いつでもお気軽にお問合せ可能です。

 

⇒クリーンライフに蛇口凍結の相談をしてみる

2024.11.29

水道管など、水回りの凍結が気になる季節。気温が何度から凍結の心配をすべきなのか、また、凍結しやすい条件は何か解説します。

 

水道管などが凍結すると、水回りの設備が使用できなくなるだけではなく、水道管が破裂する可能性があります。

 

水道管が破裂すると大きな損失が生じる可能性があるので、天気予報を参考にして対応が必要です。凍結しやすい条件とあわせて、凍結予防の方法も紹介するので、参考にしてみてください。

水道管は何度から凍結する?

温度計を持つ女性

水道管が凍結する気温は、マイナス4度とされています。水は0度で凍結しますが、気温が0度でも水道管内は0度にならないので、凍結しません。

 

以下のような条件が揃うと凍結しやすくなるので、注意が必要です。

  • 日中でも、気温がマイナス4度以下になる
  • 真冬日が何日か続く
  • 長時間使用しない水回り設備がある

真冬日というのは、日中の最高気温が零下の日です。つまり、1日中0度を超えない日が続くと、マイナス4度にならなくても凍結しやすいため、注意しましょう。

 

夜中から朝にかけては、長時間利用しない水回りがあるので、最も凍結しやすい時間帯です。夜中にトイレを利用することがあっても、キッチンの水栓などを使わないために、朝起きて水が出なくなっていることもあります。

エコキュート・給湯器は何度から凍結する?

エコキュートや給湯器は、屋外に設置されていることが多いので、水道管同様にマイナス4度になるような寒波が近づいてきたら、凍結の心配があります。

 

一般的に、日中に日が当たらない北側や東側に設置されているため、さらに可能性が高まるのです。

 

ただし、現在のエコキュートや給湯器には、凍結防止機能が搭載されています。凍結防止機能が作動していれば、マイナス15度までは凍結する可能性はありません。

 

エコキュートの凍結防止機能は以下の通りです。

  • 凍結予防運転
  • 凍結防止運転

給湯器にも、以下のような凍結防止機能がついています。

  • 凍結予防ヒーター
  • 自動ポンプ運転

ただし、凍結防止機能は電源がないと機能しないので、コンセントを入れておく必要があります。

凍結後に何度から溶ける?

夜間に凍結しても、日中に気温が上がれば解凍します。気温が2〜6度以上になれば解凍するのですが、真冬日が続いて日中に気温が上がらないと解凍しにくくなります。

 

室内の水道管が凍結しているのであれば、暖房をつけて室内温度を上げれば解決するかもしれません。凍結の状態によって、丸1日以上の時間が必要な場合もあります。

凍結しやすい水道管の場所

冬場の外にある蛇口

気温がマイナス4度にならなくても、以下のような条件の場所では凍結の恐れがあります。

  • 北側の日当たりの悪い場所
  • 風当たりの強い場所
  • 水の使用頻度が少ない場所

さらに詳しく、凍結しやすい理由を含めて解説していきます。

北側の日当たりの悪い場所

屋外に設置されている水道管や給湯器で、北側の日当たりの悪い場所や建物の影になっている場所なら、マイナス4度にならなくても、凍結の可能性があります。

 

日当たりの悪い場所にある蛇口や水道管は、0度になったら凍結しないように対策を始めましょう。

風当たりの強い場所

風が当たりやすい場所は、気温がマイナス4度を上回っていても凍結の恐れがあります。水が入ったままの水道管や機器類が屋外でむき出しになっているなら、凍結しやすいので早めの対応が必要です。

 

屋外にある洗濯機や給湯器、屋外栓などに風が当たらないように、周りに防風設備を設けておきましょう。

水の使用頻度が少ない場所

あまり利用しない場所の水は凍結しやすいので、注意しなければなりません。動いている水は凍結しにくいのですが、反対に動いていない水は簡単に凍結してしまうためです。

 

例えばトイレは、夜中でも使用する人がいれば水が動くので、よっぽど温度が低くならない限り凍結の心配は少ないでしょう。しかし、その他の水回りは、夜間から朝まで8時間前後使わないことがあります。

 

また、長期の旅行から帰宅したら水道管が凍結して破裂してしまい、部屋の中が水浸しになっていたケースも少なくありません。

水道管が凍結した場合の対処方法

26659158

以下の方法で、ゆっくりと時間をかけて解凍してください。

  • 自然に解凍させる
  • ぬるま湯をかける
  • カイロ・ドライヤーなどを使用する

解凍できたかどうか確認する際に蛇口も凍っていて動かない場合は、無理に蛇口をひねらないようにしましょう。無理に蛇口をひねると、パッキンにダメージを与えてしまう可能性があります。

 

それでは、解凍のやり方を順次解説していきます。

自然に解凍させる

何もせずに、放置して自然に解凍させる方法が、水道管や蛇口等にダメージを与えない最良の方法です。人為的に温めると、水道管を破裂させてしまう可能性があります。

 

気温が2度以上になると解凍し始め、半日程度で完全に解凍できるので、仕事に行って帰宅した頃には解凍されている可能性が高いです。

 

しかし、凍結によって、水道管が破裂している可能性も見逃すわけにはいきません。もし水道管が破裂していたら、自然解凍により水漏れが始まる可能性も。

 

帰宅したら水浸しになっている可能性を考えて、水道の元栓を閉めておくと安心です。

ぬるま湯をかける

凍結した水道管にタオルを巻いて、ゆっくりと40〜50度程度のぬるま湯をかけると少しずつ解凍されていきます。タオルを巻くとぬるま湯の余熱を利用できるため、効率的に解凍できるでしょう。

 

50度のぬるま湯は、手を入れて10秒程度は我慢できる温度です。目安としては、沸騰したお湯に同量程度の水を加えればできます。水を加えながら、手を入れて確認してください。

 

蛇口から水が出てくるようになるまで、数回繰り返しましょう。蛇口から水が出るようになって解凍が確認できたら、水道管を乾いた布で拭き取っておくと、再度凍結する可能性を抑えられます。

 

ただし、少しでも早く解凍したいからと、熱湯を使用しないでください。熱湯をかけると、急激な温度変化で水道管が破裂してしまう可能性があります。

カイロ・ドライヤーを使用する

水道管が凍ってお湯が用意できない場合は、カイロやドライヤーを利用して解凍できます。

 

ドライヤーの温風を少し離れた場所から送ると、効果的です。あまり熱風を近づけずに、ゆっくりと解凍していきましょう。場所によってはコンセントが近くになく、延長コードが必要になるかもしれません。

 

コンセントが近くにない場所の水道管が凍ってしまったら、使い捨てカイロが便利です。使い捨てカイロを水道管にガムテープや紐を使って固定しておけば、ドライヤーのように持っている必要もありません。

 

カイロの機能持続時間を確認して、放置しましょう。10時間以上効果が持続するタイプのカイロもあります。

水道管の凍結の予防対策

配管の凍結防止

水道管が凍結しないために、凍結を予防する方法を3つ紹介します。

 

予防方法は以下の通りです。

  • 水抜きをする
  • 水道管から少しだけ水を出し続ける
  • 保温材を使用する

それでは、それぞれについて説明します。

水抜きをする

水抜きをして水道管に水がない状態なら、凍結しないので防止に有効な方法です。北海道や東北、北陸地方といった寒冷地なら、多くの地域で水抜き栓が完備されているので、利用してください。

 

特に、旅行などで家を空ける際には、忘れずに水抜きをしておきましょう。水抜き栓のある場所を確認して、住宅全体の水抜きをします。

 

やり方は以下の通りです。

  1. 水抜き栓を回して、給水を止める
  2. 水回り箇所に残っている水を取り除く
  3. 水が残っていないか確認する

水栓には水抜きネジがあるので、ドライバーで開けて残った水を出し切ります。洗濯機の水栓も、忘れずに水抜きしてください。

蛇口から少しだけ水を出し続ける

寝る前に蛇口から少量の水を出しっぱなしにする方法です。ただし、あまりに量が少ないと凍ってしまうので、少なくとも鉛筆の芯の太さ程度の水を出しておきましょう。

 

水抜き栓など凍結防止のための設備がないエリアにお住まいでも、すぐに取り入れられる方法です。

 

住宅全体の蛇口から水を出しておくと、安心できます。1ヶ所だけの水道を出しっぱなしにしていても、水を出していない蛇口だけ、凍ってしまう可能性があるためです。

一晩水を出しっぱなしにした場合の水道料金は?

夜12時から朝の6時まで水を出しっぱなしにしていると、6時間で約180リットルの水が消費されます。1リットルあたりの水道料金は0.2円(仙台市水道局調べ・自治体によって異なる)なので、1ヶ所につき約36円。

 

4ヶ所の蛇口を出しっぱなしにしたとしても、144円程度です。水を出しっぱなしにする時間を12時間に伸ばしても、300円以下で済みます。

保温材を使用する

以下のような保温材で、むき出しになっている水道管や蛇口を包み込むと凍結防止になります。

  • ポリエチレンチューブ
  • グラスウール
  • スチロールカバー
  • エアロフレックスチューブ

ビニール製の保護材が添付されている保護材なら、ワンタッチで設置できます。もし保護材がついていない保温材を購入した場合は、防水性のあるテープで固定してください。

 

グラスウールは有害物質ではありませんが、切断時に微細な繊維が発生します。吸い込んでも体内に蓄積することはありませんが、マスクや手袋等の着用がおすすめです。

 

もっと手軽な保温材なら、次の2つがおすすめです。

  • アルミシート
  • 気泡緩衝材

気泡緩衝材はプチプチとも呼ばれる、割れ物を郵送する際などに利用するプラスチックシートです。アルミシート、気泡緩衝材、どちらも100円ショップでも売られており、保温剤として不要になってもさまざまな用途で利用できます。

マイナス4度になったら凍結注意

凍結の可能性があるのは、何度からなのかを解説しました。マイナス4度になると凍結の可能性は高まりますが、マイナス4度にならなくても凍結する場合があります

 

旅行等で長期間家を空ける場合は、特に注意が必要です。水抜きなど、確実な対策をして凍結しないようにしてください。

 

しかし、対策しても凍結してトラブルが起きたら、『クリーンライフ』にご相談ください。24時間年中無休で対応しています。お急ぎの場合はお電話がおすすめですが、LINE・メールでも受け付けています。

⇒クリーンライフに水道管凍結について相談してみる

2024.11.29

水道管や給湯器の凍結防止のための「水抜き」のやり方を説明します。

 

極寒が続くときや、引っ越しや旅行で水道を使用しない日が長期間続く場合は、凍結しないために水抜きをすると安心です。

 

水道管は、凍結すると破裂してしまう可能性があります。破裂した水道管の修理は数十万円にもなる場合があるので、注意が必要です。

 

寒冷地の建物には、水抜き栓(不凍栓)がありますが、ない場合の方法も説明していきます。万が一、凍結した際の対処方法も紹介するので、参考にしてください。

凍結防止のための水抜きのやり方・注意点

やり方

水道管を中心に、トイレタンクや洗濯機、給湯器等の水抜きのやり方をご紹介します。

 

水抜き栓(不凍栓)の場所を確認し、水抜き栓を操作します。ハンドルやレバーを「水抜き」「止める」と書いている方に回すか、電動式ならボタンを押して水抜きを始めるのが一般的です。

 

水抜き栓で住宅に水が供給できなくなった後で、水道管や水回り機器に残っている水を完全に抜くと、水抜きは完了します。各箇所の水抜きを以下に説明していくので、参考にしてください。

キッチン・洗面所・浴室等の水道管の水抜き

まずは、基本的な蛇口のある場所の水抜き方法を紹介します。

  1. 水抜き栓を閉める
  2. 蛇口をひねって、水を出し切る(出し切るまで約5~10分)
  3. 蛇口下に設置された水抜き用ネジを開けて、水を出し切る
  4. 水が抜けきったら蛇口を閉める

キッチン・洗面所・浴室の蛇口に付いている水抜き用のネジは、蛇口の下部にあることが多いです。蛇口の下部にある場合は、ネジをマイナスドライバーで開閉できます。

 

蛇口の根元に水抜き用のネジが見つからない場合は、シンク(ボウル)下に設置されている物入れの扉を開けると、止水栓のハンドルがあるはずです。こちらは、手でハンドルを反時計回りで開きます。

 

止水栓の下に水を受けるバケツか鍋等を置いて、止水栓を開けましょう。お湯と水の2つが並んでいるので、2つとも同時に開けてください。

シャワー付き蛇口はシャワーも忘れずに

洗面台や浴室、キッチンの水栓でシャワーがついている場合は、シャワーホースとシャワーヘッドの水抜きも忘れないようにしましょう。シャワーヘッドを外し、ホースの中の水を出し切ります。

 

シャワーの付け根に、シャワー用水抜きネジがあるので、取り外して水抜きします。ホースとシャワーヘッド、それぞれから水を出し切り、設定をシャワー・蛇口に切り替えて確認してください。

トイレ

トイレタンクの水を空にします。水抜き栓を閉めている状態で、水が流れなくなるまでレバーを操作してタンク内の水を流してください。

 

便器内には「封水」と呼ばれる水がたまっています。封水は、下水の臭いが上昇しないための水です。普段、水を流している状態なら凍ることはありません。

 

しかし、留守にしてそのままにしていると、凍ることがあります。封水が凍ると、膨張して便器が割れることがあるので、凍らないように不凍液を入れておくと安心です。

ウォシュレットの水抜き

まず、ウォシュレットの水抜き栓を確認します。

 

多くの機種で水抜き栓は、トイレタンク下や、給水管と本体を接続している部分にあります。しかし、メーカーや型番によって異なるので、取扱説明書での確認が必要です。

 

トイレタンクの水を出し切ってから、止水栓が閉まっている状態で作業を始めます。不凍液を入れる前に、始めましょう。

  1. コンセントを抜く
  2. ウォシュレット本体を外す
  3. 水抜きレバーを引いて、水を抜く
    (3分程度かかります。水を受けるバケツを用意しておきましょう)
  4. 水抜きレバーを元に戻す
  5. ウォシュレットを取り付ける

ウォシュレットの水抜きをした後で、不凍液を便器に注いで完了です。

洗濯機

洗濯機の水抜きは、引っ越しの際にも必要なので覚えておきましょう。洗濯機の蛇口から落ちる水を受けるために、バケツなどを用意しておくと安心です。

 

洗濯機の水抜きのやり方は、以下の通りです。

  1. 蛇口を閉める
  2. 洗濯機を10秒間だけ運転する
    (給水ホースに残った水が洗濯槽に入る)
  3. 蛇口から、給水ホースを外す
    (給水ホースの外し方は取扱説明書を確認)
  4. 脱水を1分ほどして、洗濯機本体の水を抜く
  5. 排水ホースの水を抜く
  6. 排水ホースを外す
  7. 蛇口のホース接続の金具部分、またはストッパー部分を軽く指で押して水抜きを完了させる

水抜きをする際のコースの選び方は、取扱説明書を確認してください。例えば、日立の場合は「槽洗浄コース」です。

 

屋外に設置されている洗濯機は、特に凍結の可能性があるので注意が必要です。

給湯器・電気温水器

給湯器や電気温水器のように、内部に水がある機器類は凍結することがあります。凍結するとお湯が利用できなくなるだけではなく、配管が破損する可能性があるので注意が必要です。

 

寒冷地だけではなく、普段はあまり寒くならない温暖地域でも、寒波が近づいたら水抜きをしておくと安心です。特に、屋外に機器類を設置している場合は、忘れずに水抜きをしましょう。

ガス給湯器

近年の給湯器には凍結防止機能が付いているものも多いため、凍結することはあまりありません。しかし、長期で出かけるときは電源を切ることが多いので、水抜きによる凍結防止がおすすめです。

 

ガス給湯器の水抜きのやり方は、以下の通りです。

  1. 電源プラグを差し込んだままで、運転スイッチを切る
  2. ガスの元栓と給湯器の止水栓を閉める
  3. キッチンや浴室、洗面台などのお湯が出る箇所の蛇口を全開にする
  4. 給湯水抜き栓を全開にして、給湯器内の水を抜く
  5. 水抜き完了後、電源プラグを抜く

ガスの元栓や給湯器の止水栓は、給湯器本体の下部に設置されています。説明書を確認して、確実に閉めてから作業を始めましょう。

電気温水器

電気温水器本体の水が凍ることは、稀です。しかし、給水管など配管が凍ってしまうことがあるため、氷点下になったときは水抜きをしておくと安心です。

  1. 給水元栓を閉める
  2. コンセントを差し込んだまま、リモコンで運転スイッチを「切」にする
  3. お風呂、キッチン、洗面所などの水栓を全開にする
  4. コンセントを抜く

万が一凍結したときは、電源を抜いて漏電を防ぎましょう。

 屋外の水栓

寒冷地の屋外水栓には、水抜き栓が設置されていることがほとんどです。水抜き栓には、主に次の3種類があります。

  • ハンドルタイプ
  • 90度回転タイプ
  • ワンプッシュタイプ

回すタイプなら右回りに回す、プッシュタイプは押すだけで、水抜きができます。

  1. 水抜き栓を操作する
  2. ホースが付いていたら、外す
  3. 蛇口を開ける
  4. 水の抜ける音が止んだら、蛇口を閉める

水抜き栓が付いていない場合は、タオルや保温剤で巻いて凍結を防ぎましょう。

水抜き完了の確認方法

水抜きがきちんとされているかの確認方法を紹介します。

 

水抜きをしたのに「凍った!」という事例があります。これは、水抜きをしたつもりなのに、水が残っていたためです。水がなければ凍ることはないので、水抜きが間違いなくされているかどうかを確認しましょう。

 

水抜きが完全にできたかどうかの確認には、短めのホースを用意してください。手順は以下の通りです。

  1. 水栓や給湯器の水抜きネジを外して、ホースを設置する
  2. ホースに口を添えて、空気を吹き込む

水抜きが完全であれば、異音が聴こえません。もしボコボコという音が聞こえたら、再度水抜きをしてください。

凍結防止のための水抜き栓の場所・種類

「水抜き栓が見つからない」とお困りの方に、水抜き栓のある場所と水抜き栓の種類をご紹介します。

 

引っ越して初めての冬の場合、水抜き栓がどこにあるのかわからない場合があります。住宅によって種類も設置場所も異なるためです。前もって不動産会社や管理会社に教えてもらっておくと、安心です。

戸建て

水抜き栓はキッチンや洗濯機の設置箇所といった場所にあることが多いですが、トイレ内やリビングにある場合もあります。水抜き栓の数も以下のように、住宅によります。

  • 1つの水抜き栓で、住宅全体の水抜きに対応する栓がある
  • 各水まわり箇所に独立した水抜き栓がある

また、種類もさまざまで、電動式や手動式でハンドル、レバー、マイナスドライバーで開閉するタイプなどがあります。

マンション

マンションでは、凍結防止に次のような対策をしているケースがあるので、凍結の心配は戸建てより低いと考えられます。

  • パイプスペース内の水道配管に凍結防止用ヒーターが設置してある
  • 水道管に保温材が巻かれている

さらに水抜きをすると安心です。マンションの水抜き栓はほとんどの場合、玄関ドア横のメーターを保管するパイプスペースに設置されています。

 

マンションによっては、水抜きに管理会社や管理組合の許可がいるため、確認が必要です。

アパート

アパートの建物は、マンションと比較すると凍結しやすいので、どのような対応をすべきか大家さんや管理会社に確認しておくと安心です。

 

水抜き栓は、アパートの築年数や建築の種類にもよりますが、最近では多くのアパートで電動水抜き栓を室内に設置して入居者の便宜を図っています。

 

電動水抜き栓は、パネルスイッチが壁に設置されています。水抜きのボタンを押すだけの簡易設計ですが、使用前に使い方を確認しておきましょう。

水抜き栓(不凍栓)がない場合の水道管の水抜きのやり方

寒冷地以外でも、寒波が押し寄せてきて水道管の凍結が心配になるときがあります。しかし、寒冷地以外では、水抜き栓がない住宅がほとんどです。

 

「水抜栓」は、水道の「元栓」のように水を止めるだけではなく、水道管に残った水を凍結しない深さの地中に流す役割を担っています。そのため、元栓を閉めて屋内の水道管から水を抜くことは可能ですが、完全に水抜きをすることはできません。

 

温暖な地域にお住まいで、寒波が近づいて心配な方は以下のような方法で凍結を防止しましょう。

  • 水道管に保温テープやタオルを巻き付けて保温する
  • 蛇口の水をちょろちょろと流し続ける
  • メーターボックスを新聞紙や保温材などで温度が下がらないようにする

福岡にお住まいの方は、以下の記事を参考にしてください。

水抜きの解除方法

蛇口

長期外出から帰宅したときなど、水を再度使いたい場合には通水する必要があります。突然に通水すると、勢いよく水があちらこちらで飛んで大変なので、蛇口が閉まっているか確認が必要です。

  1. 水抜き栓のハンドルを通水方向に回す(「出る」「通水」と記載されている方向)
  2. 蛇口を1ヶ所ずつ開けて、通水する

水道管内に空気が残っており、通水するとゴボゴボと音がします。しばらくすると音がしなくなるので、心配はありません。

給湯器の水抜き解除方法

給湯器の水抜き解除は、各箇所の通水が終わってから以下の手順に沿って行います。

  1. 住宅内の水栓が全て閉まっているか確認する
  2. 給湯水抜き栓を閉める
  3. 給湯器の止水栓を全開にする
  4. 蛇口を一つ(どれでもいい)開けて通水していることを確認
  5. 給湯器の電源コードをコンセントに入れる
  6. 給湯器のガス栓を開く
  7. 給湯器のスイッチをONにする
  8. 蛇口からお湯が出るか確認する

メーカーや型番によっても異なるので、必ず取扱説明書を確認してください。

通水時の注意点

通水方法はお住まいのエリアで、少し異なります。必ず、通水方法を管理会社や大家さん、管轄の水道局等に確認しておきましょう。

 

また、水抜きして通水すると圧力が加わって、水道管内のサビが取れて蛇口を詰まらせてしまうことがあります。吐水口についたフィルター付きキャップを外して、洗ってください。

 

それでも水が出にくくなっている場合は、水道修理業者に相談しましょう。

凍結防止で水抜きすべきケース

27803926

マイナス4度以下になると、水道管などが凍結する可能性が高まるので、凍結防止が必要です。

 

マイナス4度にならなくても、以下の2つ以上の条件が重なると凍結しやすいので、注意が必要です。

  • 0度前後かつ強風
  • 水道管が屋外でむき出しになっている
  • 水道管や給湯器が日陰に設置してある
  • 標高が高い場所に住宅がある
  • 自宅を3日以上空ける
  • 積雪

剥き出しの水道管などは水抜きだけではなく、保温材などの使用もあわせてご検討ください。

水抜きをしても凍結した際の対処方法

凍結してしまったときは、以下のような方法で解凍します。

  • 自然に解凍されるのを待つ
  • 水道管を温める

凍結した際に、以下の行為はNGです。配管や水栓を壊してしまうこともあるので、絶対にしないでください。

  • 蛇口の強制開閉
  • 急激な温度変化を与える暖房器具の利用
  • 水道管に熱湯をかける

解凍するために水道管を温める際、熱湯など極端に熱いものを利用しないことが大切です。

 

水道管に問題があるかもしれないと感じたら、すぐに水道修理業者に相談してください。

水道管の凍結でお困りなら

凍結防止のための水抜き方法を解説しました。水抜きをしていれば、凍結することはないはずです。しかし、うっかり水抜きを忘れてしまったり、水がわずかに残っていて凍ってしまうこともあります。

 

「水道管が破裂したかもしれない」と心配な方は、『クリーンライフ』にご相談ください。クリーンライフは全国で300以上の市区町村で水道局指定工事店に指定されています。水道管等でトラブルがある場合も、安心してお任せください。

 

⇒クリーンライフに水道管のトラブルを相談してみる

2024.11.29

凍結で水やお湯が出ないトラブルは、寒冷地域や冷え込みの厳しい季節に起こりがちです。

 

本記事では、凍結で水が出ない・お湯が出ないときの対処法を紹介します。凍結で水が出ない原因、凍結の予防方法にも焦点を当てていくので、凍結の状況を悪化させないためにもぜひご活用ください。

 

冬季に安心して生活できるよう、凍結で水やお湯が出ないときの適切な対応を理解しておきましょう。

水道管の凍結で水が出ないときの対処法

37fd1ef553c6c67f4e909568c0ff1558 1

夜間に強い寒波が見込まれる日は、朝に蛇口をひねっても水が出ないことがあります。場合によっては、水道管が凍結する可能性もあるので、注意が必要です。

 

ここでは、水道管の凍結で水が出ないときの対処法を紹介します。

  • 自然に解凍されるのを待つ
  • 室内を快適な温度に保つ
  • 水道管を温める
  • 水道修理業者へ相談する

それでは、以上の4つの方法について詳しく見ていきましょう。

自然に解凍されるのを待つ

最初に、「自然に解凍されるのを待つ」のがおすすめです。太陽の熱で気温が上がり、水道管の凍結が自然に解消されれば、水がまた出るようになります。

 

自然解凍は水道管に負担をかけず、破損のリスクを最小限に抑えられる方法です。特に道具を使わずに、太陽の熱だけで解消します。

 

蛇口を少しひねり、水が出始めたら凍結問題が解決した合図です。凍結が解消するまで時間を要しますが、手軽で安全な対処法といえるでしょう。

 

焦ってしまい、蛇口を無理やり開閉しようとするのはNGです。力ずくで開けようとすると、水道管が壊れたり、破裂したりする危険性があります。

室内を快適な温度に保つ

寒すぎる部屋では、水道管の凍結リスクが上昇します。冷えた朝や寒冷地域では、部屋を温かくするために暖房器具を使うのがおすすめです。

 

しかし、「急激な温度変化を与える暖房器具の利用」はNG。急激な温度変化は水道管を傷め、破損の原因となり得ます。

 

そのほか、以下の方法でも快適な温度を保つことが可能です。

  • 断熱材を使う
  • 窓や扉のすき間をふさぐ

少しの工夫で凍結対策が講じられるので、ぜひ実践してみてください。

水道管を温める

次に、なるべく早く水道管の凍結を解消したいときには、「水道管を温める」方法があります。必要なものは、ぬるま湯とタオルだけです。

 

熱湯ではなく、40~50℃程度の「ぬるま湯をかける」ことがポイント。水道管の凍結部分にタオルを巻いた後、上からゆっくりかけましょう。

 

急激な温度変化は、水道管が破裂する危険性があります。絶対に熱湯を使わず、ぬるま湯を使って徐々に温めてください。

 

じんわり温まったら蛇口を開けてみましょう。水が出れば、凍結が解消された証です。

水道修理業者へ相談する

自分では解決できない場合は、「水道修理業者へ相談する」のがおすすめです。知識のない素人が勝手な判断でむやみに解決しようとすれば、さらにトラブルが悪化する可能性もあります。

 

そのため、水回りのプロである水道修理業者に頼るのもひとつの方法です。経験や知識が豊富なので、重度の凍結トラブルにも対応できます。なるべく早く相談すれば、早期解決にも繋がるでしょう。

 

自己判断で症状を悪化させてしまう前に、一度水道修理業者に相談してみてください。相談だけであれば、無料で実施している業者もあります。

 

凍結でお湯が出ないときの対処法

給湯器の凍結時は、水に加えてお湯まで出なくなることもあります。

 

中でも長年使い続けている給湯器ほど、注意が必要です。凍結防止装置が十分に機能せず、凍結してしまうトラブルが多発しています。

 

以降で、実際にお湯が出なくなった場合に役立つ、対処法について見ていきましょう。

自然に解凍されるのを待つ

凍結でお湯が出ないときは、自然に解凍されるまで待つ対処法が有効。水が出ないトラブル同様、水道管の破損リスクを抑えながら、安全に凍結状態の解消を目指せます。

 

以下は、一連の作業手順です。

  1. 給湯器の電源をOFFにする
  2. 放置して自然解凍を待つ
  3. 給湯栓から水が出ることを確認する

無事に凍結が解消されたら、給湯器や配管から水漏れしていないかどうか要チェック。漏水している場合は、早期対処を心掛けましょう。

給湯器の給湯元栓が開いているか確認する

給湯器からお湯が出ないときは、給湯元栓の開栓状態を確認するのも一つの手。給湯元栓が閉まっていると、給湯器内への給水ができないので、当然お湯は沸きません。

 

給湯元栓の開け方が甘いために、お湯が出ないこともあります。開栓状態は、必ず「全開」にしておきましょう。

一部の蛇口でお湯が出ない際は蛇口を交換する

お湯が出ないトラブルが、どの蛇口で発生しているか特定するのも重要な作業です。一部の蛇口でのみ生じている場合、蛇口そのものが故障している恐れがあります。

 

故障した蛇口は、新しいものへの交換が必要です。自力での交換が難しければ、水道修理業者への依頼を検討してもいいでしょう。

すべての蛇口でお湯が出ない際はストレーナを掃除する

すべての蛇口からお湯が出ないときは、給湯器のストレーナ(水抜き栓のフィルター)を掃除しましょう。

 

ストレーナがあるのは、水抜き栓内。水抜き栓とは、給湯器の給水元栓の上部にあるものです。

 

もしもゴミなどが詰まっていると、お湯が出ないトラブルを発生しかねません。場合によっては、水がお湯に変わらないこともあります。

水もお湯も出ない際は止水栓と元栓を確認する

給湯栓をひねってみて、水もお湯も出ないようなら止水栓と元栓を確認してください。

 

まず止水栓が閉まっていると、蛇口から水もお湯も出ません。開栓具合は、水量を調節するために全開でない可能性もあります。

 

一方の元栓は、閉めてしまうと家全体の給水がストップ。すべての水まわりで蛇口が使えなくなるので、必ず開けておきましょう。

水道管の凍結で水が出ない原因

ffa0bb50c295fe4bf51b3d6988d37760

寒い季節になり、朝になって蛇口をひねってみると、水が出ないことがあります。気温が極端に下がると、水道管内の水も凍ってしまい、蛇口から水が出なくなるのです。

 

原因を把握できれば、凍結しないような対策も取れます。そこで本項では、水道管が凍結してしまう原因について詳しく見ていきましょう。

気温がマイナス4℃を下回る

寒い冬の日、気温がマイナス4℃を下回ると、水道管が凍結する危険が増します。

 

気温以外では、水道管の設置環境も凍結を招く一因となり得ます。以下のような場所に設置している場合は、十分注意しましょう。

  • 屋外の風当たりが強い場所
  • 住宅の北側

屋外の風当たりが強い場所は、時に氷点下近くまで気温が低下。目安としては、雪が解けずに残っているようなら氷点下に近い気温である可能性が高いです。

 

水が凍結し氷となった場合、氷は膨張するため水道管の破損にも繋がります。天気予報を確認し、気温が低くなると事前に分かっているときは、凍結しないような対策をとりましょう。

水道管が劣化している

水道管は年月とともに劣化してしまいます。古い水道管は内部が傷んでいたり錆びていたりすることがあり、凍結の原因になる場合があります。劣化した水道管は凍結しやすく、注意が必要です。

 

また、環境の変化や外部からの影響も、水道管の劣化に影響します。例えば、地震や地盤の変動、重機の振動などが水道管に加わると、管のひび割れや変形が生じ、凍結の可能性が高まります。

 

定期的な点検や適切なメンテナンスを実施し、水道管の劣化を防ぎましょう。

水道を長期間使用していない

水道を長期間使用していない際も、水道管が凍結するリスクがあります。

 

水道をあまり使わなかった場合、冷え込んだ季節になって急に水道を開けると、溜まった水が凍結している可能性があります。

 

長期間使用していないときは、水道を使う前に、水道管に異常がないか確認してみましょう。水道を使う機会が減少する場合でも、定期的な水の循環や断熱対策をおこなえば、水道管の凍結リスクを軽減できます。

凍結で水が出ない・お湯が出ないトラブルを予防する方法

寒い季節、水道管が凍結してしまうと「水が出ない」「お湯が出ない」といったトラブルが起こりやすくなります。

 

予防方法は、ちょっとした工夫で簡単なものが多いです。主な方法には、以下があります。

  • 保温材を使用する
  • 少量の水を出しておく
  • 水抜きをする
  • 電熱式ヒーターを使用する
  • 室内を温める

水道管の凍結で水が出ない・お湯が出ない事態を防ぐため、予防法を詳しく見てみましょう。

保温材を使用する

水道管には「保温材」を巻くと、寒さから守ることができます。

 

保温材は、水道管を包み込んで温かさを逃がさないようにするものです。外部の寒冷な空気から水道管を守り、凍結を防ぐ効果があります。

 

保温材の入手が難しい際は、代替品として毛布を活用してもいいでしょう。

 

保温材の取り付けは比較的簡単で、水道管に巻きつけるか、被せて装着します。最近は、自己粘着タイプや取り付け具がついている保温材も多いです。

 

凍結防止ヒーターとの併用も効果的です。

少量の水を出しておく

水道管は、外気温の著しい低下によって凍結しやすくなります。寒い日の夜は、就寝前に蛇口から水を5〜8mm程度出し、凍結のリスク緩和に努めましょう。

 

流動する水が凍結しにくいという特性を活かした、簡単かつ効果的な予防法といえます。しかし、あまりにも気温が低い日は蛇口から出した水が凍ってしまうため、注意が必要です。

 

水を出しっぱなしと聞くと、水道料金が気になる方もいるかもしれません。ただ、凍結して修理が必要になる場合と比べれば、安く済む可能性が高いです。

水抜きをする

水道管に溜まった水を抜く「水抜き」も重要です。水抜きをすれば、管内の水の量が減り、凍結のリスクが低減します。

 

寒さが続く日々には、こまめな水抜きがおすすめです。

 

以下には、一般的な作業手順をまとめました。

  1. 水抜き栓(元栓)を閉める
  2. 蛇口を開けて水を出し切る
  3. 水が抜けきったら蛇口を閉める

寒冷地域や冷え込みの厳しい季節において、効果的な凍結防止対策の一つとされる水抜き。事前の対策を行い、水道管や設備の凍結リスクを軽減しましょう。

電熱式ヒーターを使用する

電熱式ヒーターは、電気で発熱する器具で、水道管を温めるのに役立ちます。寒冷地域では特に頼りになり、専用のヒーターを取り付けておけば、凍結の心配なく安心して水を使用可能です。

 

電熱式ヒーターは水道管に巻き付けたり、取り付け具を用いたりして使用。電熱式ヒーターには手動で温度設定するものや、周囲の温度に応じて自動で制御するものなど、さまざまなものがあります。

室内を温める

最後に、室内を温かく保つことも大切です。暖房器具を使ったり、窓や扉の隙間をふさいで、室温を適切に保ちましょう。室温の暖かさが、水道管凍結のリスクを軽減します。

 

真冬の寒い季節も室内をなるべく適温に保ち、水道管の凍結を予防しましょう。

水道管の凍結で水が出ないためにお困りなら

水道管の凍結で水が出ないときに適切な対処をしなければ、さらにトラブルが悪化する可能性もあります。

 

凍結を回避するには、蛇口の水を少しずつ出したり、屋外の水を抜いたりするなどの対策が効果的です。

 

凍結で水が出なくなりお困りの際は、私たち『クリーンライフ』にご連絡ください。経験豊富なスタッフが、すぐに駆けつけ対処します。

 

⇒クリーンライフに凍結で水が出ないトラブルを相談してみる

2024.11.29

お湯が出ないものの水は出るときに、まずは住宅全体をチェックしてみましょう。

  • 1ヶ所だけお湯が出ない
  • 住宅全体でお湯が出ない

状況によって、原因や対処法が異なります。

 

原因によってはご自分で対処できる場合もあるので、この記事を参考にして対処してみてください。

1ヶ所だけお湯は出ないが水は出る場合の原因・対処法

1ヶ所だけ水は出るのにお湯が出ないなら、次のことが原因と考えられます。

  • 水栓の劣化
  • 温度設定が不適切
  • シャワーだけなら冷水サンドイッチ現象

例えば、キッチンではお湯も水も使えるのに、お風呂ではお湯が出てこない場合は、以下の対処法を試してみてください。

水栓の劣化

一つの水栓からだけ水は出るが、お湯が出ないのは、水栓に問題がある場合がほとんどです。対応策としては、以下の2種類が挙げられます。

  • バルブカートリッジの交換
  • 水栓本体の交換

カートリッジの寿命は約5年、水栓本体の寿命は約10年です。設置してまだ4年程度なら、バルブカートリッジを交換すれば、トラブルが解消されるでしょう。

シングルレバー式水栓

シングルレバー式水栓はレバーを左右に動かしてお湯と水を混合して、適切な温度に調整をするタイです。

 

ツーハンドル式より、比較的バルブカートリッジの交換が簡単なので、以下を参考にして交換作業を行ってください。

  1. 止水栓を閉める
  2. ハンドルを動かして水が出ないことを確認する
  3. レバーハンドルの上部に設置してあるフタをマイナスドライバーの先端を利用して開ける
  4. フタの下のネジを外して、ハンドルレバーを外す
  5. 古いカートリッジを外す
  6. フレアパッキンとバネをラジオペンチなど小さくて挟める器具を使って取り外す
  7. 新しいバネとフレアパッキンをはめ込む
  8. 新しいカートリッジを設置する
  9. 取り外した部品を再度組み立てる

水栓のメーカーや型番を確認して、専用のカートリッジを購入してください。

ツーハンドル式水栓

ツーハンドル式水栓は、左右のハンドルからそれぞれお湯と水が出てくるタイプで、基本的な構造は単水栓と同じです。一般的には左側からお湯が出て、このお湯側のハンドル内のコマが劣化しているとお湯が出てこなくなります。

 

お湯が出てくるように、以下の手順でスピンドルとコマの交換をしてみてください。

  1. 止水栓を閉める
  2. 水栓のハンドルを回して水が出ないことを確認する
  3. ハンドルの中央にある丸いフタをマイナスドライバーで外す
  4. フタ下のネジを外す
  5. ハンドルを外す(ネジを外しているので、引っ張ると外れます)
  6. ウォーターポンププライヤーでスピンドルとコマを外す
  7. 新しいスピンドルにコマがついてることを確認して、水栓に設置する
  8. 外した部品を設置していく

止水栓の場所がわからないときは、元栓を閉めましょう。

温度設定が不適切

給湯器の温度設定が低すぎて、お湯が出てこない場合があります。

 

例えば、浴室のお湯が冷たいと感じる場合は、給湯器のリモコン設定を確認して、優先場所を変更します。「キッチン優先」になっているために浴室のお湯が冷たい可能性も。「浴室優先」にして確認してみてください。

 

また、浴室がサーモスタット混合栓の場合、掃除のときにうっかり温度を低くしてしまったのかもしれません。温度設定を確認してみてください。

 

タッチ式水栓をご利用なら、一定の温度以上にならないように設定されていることがほとんどです。説明書を読んで、設定を変えてみましょう。

シャワーなら冷水サンドイッチ現象

シャワーを使っていて、急にお湯が水に切り替わってしまうことがあります。これは、冷水サンドイッチ現象と呼ばれ、お湯→水→お湯という風にサンドイッチ状態で出るために命名されました。

 

シャワーを使っているときに一旦止めてしまうと、最初に残っていたお湯が出て、その後にまだ加熱できていなかった水が出てしまうために起こります。給湯器が故障したわけではありません。

 

一度シャワーを止めて再度利用するときは、体に当たらないようにして温度が安定するのを待っていましょう。気になる方は、冷水サンドイッチ現象対応機種もあるので、買い替えも考慮してみてください。

住宅全体でお湯が出ないが水は出る場合の原因・対処法

ご自宅全体で水は出るのにお湯が出ない状態なら、次のことが原因として考えられます。

  • ガスが供給されていない
  • 電源が入ってない
  • 給湯器の凍結
  • 給湯器の水抜き栓フィルターのつまり
  • エコキュートの場合は、タンクのお湯が不足
  • 給湯器の故障

順次、説明していくので、対処法を試してみてください。

ガスが供給されていない

ガスが供給されているかを確認してください。ガスコンロやファンヒーターなどガス機器が点火すれば、ガスが供給されています。

 

 

ガスが供給されない原因は、以下のようなことが考えられます。

  • ガスの元栓がしまっている
  • プロパンガスの残量が少ない
  • 地震などで安全装置が作動している

ガスの元栓が閉まっていたら、開けてもう一度点火してみてください。プロパンガスの残量が少ないと、給湯器が正常に稼働しません。新しいプロパンガスを頼みましょう。

 

地震などでガス漏れしないように、ガスには安全装置が付いています。安全装置が作動して、ガスが止まっているのかもしれません。以下の方法を参考にして、安全装置を解除してください。

安全装置の解除方法

安全装置が作動すると、ガスメーターの赤ランプが点滅してお知らせします。以下の手順で、安全装置を解除してください。

  1. 全てのガス器具のガス栓を閉める
  2. ガスメーターについている復帰ボタンのキャップを外して、押す
  3. 指を離したら、赤ランプの点滅が消えるのを待つ

再度、お湯が出るようになったか確認してみてください。

電源が入ってない

給湯器は、点火に電気が必要です。以下を確認してください。

  • ブレーカーが落ちていないか
  • コンセントは差しこまれているか

電池を使用するタイプなら、電池が切れている可能性があります。電池は約1年ごとの交換が必要です。

給湯器の凍結

寒い日が続いていたら、給湯器の凍結の可能性もあります。凍結した場合は自然解凍がベストですが、待ち切れないときは、ぬるま湯をかければ解凍できます。

 

ただし、早く解凍しようとして熱湯をかけてしまうと、配管が破裂してしまう可能性があるので注意が必要です。40〜50度程度の、少しの間なら手を入れていられる程度のお湯を使ってください。

給湯器の水抜き栓フィルターのつまり

水抜き栓は、凍結予防で給湯器内の水を抜くために設置されています。水抜き栓のフィルターが詰まると、お湯が出てこなくなります。

 

以下の手順で、フィルターを掃除しましょう。

  1. 給湯器の止水栓を閉める
  2. 住宅内のお湯が出る水栓を開ける
  3. 給湯器の水抜き栓を外す
  4. フィルターを古い歯ブラシ等で水洗いする
  5. フィルター・水抜き栓を設置する
  6. 住宅内の水栓を閉め、給湯器の止水栓を開ける

定期的にフィルターを掃除すると、安心です。

エコキュートの場合はタンクのお湯が不足

急にお湯の使用量が増えてしまったために、タンク内のお湯が不足してしまうことがあります。滞在客がいる場合、自動設定を解除して適切な量のお湯が使えるようにしましょう。

 

お湯の使用量が増えると予想される前日に、「多め」「たっぷり」といった設定にしておいてください。

給湯器の故障

ガスの元栓や水栓、電源に問題がなければ、給湯器の故障が考えられます。給湯器の修理はご自分では不可能なため、業者に相談してください。

 

特に以下のような症状が出ていたら、交換が必要な可能性があります。

  • リモコンのエラー表示が頻繁に出る
  • お湯の温度が一定しない
  • 給湯器からの水漏れがある
  • 給湯器から異音がする
  • 給湯器から異臭がする

放置するとお湯が使えず不便なだけではなく、危険なのでできるだけ迅速に相談してください。

お湯が出ないが水は出るときに業者を利用する際の注意点

注意点

修理業者に修理を依頼する際の注意点を解説します。

  • 給湯器に対応している水道局指定工事店か確認する
  • 問い合わせ時に伝えることを用意しておく
  • 相見積もりをして適正価格の業者に依頼する

以上3つの点について説明します。

給湯器に対応している水道局指定工事店か確認する

依頼する業者が、水道局指定工事店かどうかを確認してください。お湯が出ない理由が水道管にある場合は、水道局指定工事店にしか修理ができません。最初から水道局指定工事店に依頼すれば、スムーズです。

 

また、公的に認められた水道局指定工事店なら、技術的な面で信頼でき、トラブルになる可能性は少ないといえるでしょう。

問い合わせ時に伝えることを用意しておく

問い合わせ時に状況を詳しく説明すると、修理がスムーズです。お湯が出ない状態だけではなく、以下の点を必ず伝えておきましょう。

  • 不具合が始まった時期
  • 給湯器のメーカー・機種・型番、または、水栓のメーカー・種類
  • 製造年月日

部品を用意してきてくれると、当日の修理がスピーディーに進みます。

相見積もりをして適正価格の業者に依頼する

複数の修理業者に見積もりをしてもらうと、適切な修理作業と料金が分かります。見積書に作業内容の項目ごとに料金を記載して、丁寧に説明してくれる業者がおすすめです。

 

特に給湯器の交換が必要な場合は、金額が大きくなります。必ず複数の業者の見積もりを比較して、納得できる業者を選んでください。

お湯が出ないときの修理費用の目安

23434311 m e1683620193957

業者に依頼して見積もりをしてもらう前に、修理費用を知っておきたい方に目安料金をご紹介します。

作業内容 目安料金
水栓バルブカートリッジの交換 15,000~22,000円
ワンホール混合栓の交換 7,000~11,000円+本体価格
ツーホール混合栓の交換 10,000〜13,000円+本体価格
壁付き混合栓の交換 7,000円~10,000円+本体価格
給湯器配管・タンクの修理 10,000〜50,000円
給湯器の交換 10,000〜20,000円+給湯器本体価格

給湯器の本体価格は10万円〜100万円前後のものまで、さまざまです。搭載された機能と予算を考慮して選んでください。業者を選ぶ際に、欲しいメーカーの給湯器を扱っているかの確認も必要です。

給湯器の故障を予防する方法

給湯器の故障をできるだけ予防して、長く安定した状態で利用していきましょう。給湯器の故障を予防する方法は、次の2つです。

  • 給湯器のメンテナンス
  • 給湯器や水道管の凍結予防

加えて、急に水しか出てこなくなった際にチェックすべきことを整理して、給湯器の故障と勘違いしないようにしておくと安心です。

給湯器のメンテナンス

給湯器は、目につかない場所に設置していることが多く、メンテナンスを忘れがちです。給湯器のメンテナンスを定期的にしてください。

 

以下をカレンダーにメモするなどして、忘れないようにしましょう。

  • フィルターの掃除
  • センサーの掃除
  • 電池の場合は交換の日付をメモ
  • 拭き掃除で水漏れを迅速に発見
  • 業者にメンテナンスを依頼

フィルターは古い歯ブラシ等で掃除し、劣化したら交換します。センサーは柔らかい布で拭いて、リモコンからの信号をキャッチできるようにしましょう。

 

メンテナンスを定期的にしていれば、水漏れなどのトラブルも軽微なうちに見つけられます。

給湯器や水道管の凍結予防

給湯器や水道管の凍結は、給湯器の故障や水道管破裂の原因になるので寒い時期は注意が必要です。

 

ご利用の給湯器に次の機能が搭載されているかを確認して、上手に凍結予防をしてください。

  • 凍結予防ヒーター
  • 自動ポンプ運転

また、給湯器の水抜き栓から水を抜いておくと、給湯器内の凍結を防止できます。

チェック事項を整理して給湯器の故障と勘違いしない

お湯が急に出なくなると、あわててしまいすぐに給湯器の故障と思いがちです。あわてずにチェックポイントを確認できるようにしておくと、安心です。

  • ガスの元栓
  • コンセントの差し込み
  • ブレーカー
  • 電池の交換時期

これらを忘れないように、給湯器周辺にチェックシートを貼っておくと安心です。

お湯が出ないが水は出る状況にお悩みなら

お湯が出ないが水が出る場合の原因、対処法などを紹介しました。

 

急にお湯が出なくなったときには慌てずに、ガスが通っているか、電源は入っているかを確認しましょう。確認してもトラブルが解消しないときは、信頼できる業者にご相談ください。

 

業者選びに迷っている方は、『クリーンライフ』にご相談ください。全国300以上の市町村で水道局指定工事店に指定されており、お湯が出ないなどの幅広い水トラブルに対応できる業者です。

 

⇒クリーンライフにお湯が出ないトラブルを相談してみる

2024.11.29
お電話1本
駆けつけます!
13:25 現在、お電話いただけましたら即日修理対応可能です!
24時間・365日対応
お見積無料
0120-423-152