冬場は、寒冷地以外でも水道管の凍結トラブルが多発。

 

「凍結したらどうすればいいか、適切な対処法が分からない」と思いながら下手に触れた場合、破裂して高額な修理費用を請求されるケースもあります。いざというときは適切な対処を行いましょう。

 

本記事では、水道管が凍結したときの正しい対処法についてお伝えします。あわせて破裂時の応急処置や、業者を利用した場合の料金相場もお伝えするので、緊急時にはぜひご参照ください。

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水道管が凍結したらどうすればいい?対処法4つ

水道管の凍結トラブルは、早朝に発生することが多いです。

 

通勤・通学前などにトラブルが起きると、焦って誤った行動をとってしまう恐れもあります。本項の内容を参考に、適切な対処法を実践することで、症状を早期に改善しましょう。

 

水道管が凍結した際の主な対処法には、下記4つがあります。

  1. 自然に溶けるまで待つ
  2. ぬるま湯をかける
  3. 使い捨てカイロで温める
  4. ドライヤーの温風を送る

引き続き、具体的な作業方法・手順などを解説します。

自然に溶けるまで待つ

夜間の気温低下による凍結は、日中の気温上昇につれて自然に解消されることが多いです。ただ放置するだけでいいので、配管を傷つけにくいという点で最もおすすめの対処法といえます。

 

凍結以外に破損などが確認されなければ、なるべくこの方法を採用しましょう。

 

放置時間は、凍結の状況によって変わってきます。多くの場合、午前中には解凍される可能性が高いです。

 

トイレをなるべく早く使用したいなど、早期解消を希望する際は別の対処法をお試しください。詳しい方法については、この後紹介していきます。

ぬるま湯をかける

水道管の凍結部分をタオルや布などで覆い、その上からゆっくりぬるま湯をかける方法もあります。お湯は30~40℃前後のものを用意し、熱湯は絶対に使わないようにしてください。

 

熱湯の使用がNGな理由は、水道管に急激な温度変化をもたらすためです。給水管・排水管などの配管は、温度の変化に敏感で、場合によっては破裂してしまう恐れがあります。

 

破裂した水道管の修理では、高額な出費を伴うケースが多数。突然の出費を防ぐためにも、必ずぬるま湯を使いましょう。

使い捨てカイロで温める

そもそも水道管の凍結により、お湯が用意できない方もいるかもしれません。その際は、凍結部分に使い捨てカイロを当て、水道管本体を温めましょう。

 

ただ放置する場合に比べ、凍結状態の解消までの時間が短くなるはずです。

 

おすすめなのが、水道管にカイロを縛り付けておく方法。ガムテープなどでしっかり固定すれば、その場に人がいなくとも安全に作業を進められます。

 

多くのカイロは保温時間が長いので、交換頻度が低い点も作業にあたってのメリットといえるでしょう。

ドライヤーの温風を送る

ドライヤーの温風を当て、少しずつ解凍する方法もお湯を用意できない場合に有効です。安定した温度で温め続けることで、凍結トラブルの早期解消につながります。

 

ぬるま湯を使った対処法同様、急激な温度変化には注意が必要です。熱風ではなく温風に設定し、ゆっくり温めるよう意識して作業しましょう。

 

不安な方は、水道管にタオルを巻いてから温めると安心。凍結部分と少し離れた位置から風を送るのも、温度変化を和らげるうえで有効です。

水道管が凍結で破裂したらどうする?対処の流れ

凍結した水道管は、内部の水の圧力によって破裂する恐れがあります。また、凍結状態を解消するために熱湯やドライヤーの熱風を利用し、自ら破裂させてしまう可能性もゼロではありません。

 

破裂後の誤った対処により、以下のような状況に陥ってしまうこともあるので、十分注意しましょう。

  • 床下から水漏れする
  • 修理で高額な費用がかかる

本項では、水道管が凍結で破裂した際の対処法を解説します。

1.水道の元栓(止水栓)を閉める

まずは、水道の元栓(止水栓)を閉めてください。開けたまま作業した場合、水漏れのリスクが高まってしまいます。

 

元栓の設置場所は、駐車場や庭の地面に埋められたメーターボックス内である可能性が高いです。メーターボックスが分からなければ、フタ部分に「量水器」「止水栓メーター」などと記されているものを探しましょう。

 

メーターボックスを開けると、中には水道メーターとバルブがあります。バルブの方を時計回りに回し、止水してください。

 

バルブが回しにくい場合、無理に開けようとするのはNG。破損して水が止まらなくなるケースもあるので、必ず水道業者に相談してください。

2.破裂した部分に応急処置をする

元栓を閉め終わったら、水道管の破裂部分に応急処置を施します。あらかじめゴム手袋を装着し、作業中のケガや汚れの付着を予防しましょう。

 

応急処置の手順については、以下にまとめました。

  1. 水道管の破裂した部分にタオルを巻く
  2. 水の受け皿として下にバケツを置く
  3. 水を吸い切ったタオルは都度交換する

自分で水道管に触れるのは、この工程まで。余計な作業によって、症状を悪化させないようにしてください。

3.水道修理業者に依頼する

応急処置の後は、水道修理業者(指定給水装置工事事業者)に水道管の修理を依頼してください。水道管関連の工事は法律により、有資格者のみに許可されています。

 

自分で対処しようとして、逆に状況を悪化させないよう注意しましょう。

 

水道メーター本体に破損が見られるようなら、自治体の水道局に連絡してください。修理費用がかからないうえ、水道メーター周辺の工事まで無料で請け負ってくれるケースもあるためです。

水道管の凍結で破損した際の修理料金の相場

凍結による水道管の破損時は、信頼のおける水道修理業者への依頼が不可欠です。傷ついた部分が見当たらないにしろ、以下に該当する際は、プロの業者に相談しましょう。

  • どの対処法でも凍結が解消できなかった場合
  • 自力での対処に不安を感じる場合

修理にかかる料金は、トラブルの詳細や破損箇所によってさまざま。おおよその相場としては、2万〜5万円を想定しておくといいでしょう。

 

そのほか依頼する業者によっても、修理費用は大きく変動します。修理前には必ず見積もりを実施してもらい、納得できる料金設定の業者を利用してください。

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水道管の凍結が起こりやすい条件

下記4つに該当する場合、水道管の凍結トラブルが起こりやすくなるので注意しましょう。

  1. 気温がマイナス4℃を下回る場合
  2. 真冬日(氷点下)の日が数日続いた場合
  3. 水道管が凍結しやすい位置にある場合
  4. 冬場に長期間水道を使わなかった場合

気温がマイナス4℃以上であれ、油断は禁物です。冷え込みの強い日が数日続き、凍ってしまったという事例は珍しくありません。

 

また、水道管が以下のような場所に設置されている場合も要注意です。

  • 屋外でむき出しになっている
  • 屋内でも外気と同じ温度下にある
  • 住宅の北側や日陰に設置されている
  • 風当たりが強い場所に設置されている

冬場の長期外出時には、事前の対策が重要。特に効果的なのは、水抜きをする方法です。

水道管を凍結させないための予防対策

水道管が凍結してしまうと、水回りが使えず生活が不便になります。凍結部分が破損した場合には、多額の出費を伴う可能性もあるため、前もって対策を講じておくことが重要です。

 

本項では、下記4つの凍結予防対策を紹介します。

  1. 少量の水を流しっぱなしにする
  2. 保温材やタオルを活用する
  3. 水抜栓で水抜きを行う
  4. 夜間に追い焚きし続ける

自分に合った方法をもとに、突然の水回りの使用制限や出費を回避しましょう。

少量の水を流しっぱなしにする

はじめに紹介するのは、蛇口から少量の水を出しっぱなしにしておく方法です。チョロチョロと糸状の水が流れ出るよう、開栓具合をご自身で上手く調節してください。

 

作業は夜寝る前に行い、起床時まで水を流し続けます。

 

少量の水とはいえ、当然ながら水道代は発生。蛇口直下にバケツなどの受け皿を用意しておけば、翌日の生活用水として利用できるので、出費が気になる方はぜひお試しください。

 

ただし、冷え込みが強い日には流している水ごと、水道管が凍結してしまうケースもあります。大寒波が見込まれる際は、別の対策を検討するのがおすすめです。

保温材やタオルを活用する

水道管に保温材やタオルを固定し、保温する手も有効です。特に、屋外でむき出しになっている水道管の凍結予防対策として、おすすめの方法といえます。

 

市販の保温材は、保温チューブと保温テープの2種類。発泡ポリエチレン製の保温チューブは、切り込みが入っていて取り付けやすくなっています。

 

保温チューブの固定に使う保温テープは、防水タイプです。雨や雪の影響で保温効果が薄れるリスクを軽減できるでしょう。

 

以下は、タオルを使う場合の作業手順です。

  1. タオルを水道管に巻き付ける
  2. 上からビニールテープで固定する
  3. さらに上からビニール袋などを被せる

最終工程でビニール袋を被せることにより、水濡れ対策を講じられます。

水抜栓で水抜きを行う

水抜栓で水抜きをする方法は、主に寒冷地で採用される方法です。蛇口内部に水がなければ、当然凍結トラブルは起こりません。

 

水抜栓には主に以下の2種類があり、設置場所は住宅によってさまざまです。

  • ハンドル式
  • 電動式

ご家庭の水抜栓のタイプや設置場所は、日頃確認しておけばいざという時も安心です。

 

水抜栓がなければ、以下の方法で水抜きしましょう。

  1. 水道メーターの横にある元栓を閉める
  2. 内部の水がなくなるまで蛇口を開けっ放しにしておく

水抜きしている間、家中の水回りで水が使えない点には要注意です。

夜間に追い焚きし続ける

夜間に風呂を追い焚きし続ける方法は、ボイラー周辺の水道管や屋外の給湯器向きの対策です。給湯器も水道管同様、冬場は凍結のリスクが高まるので、適宜予防する必要があります。

 

この方法を実践できるのは、追い焚き機能が付いている風呂のみ。スイッチさえ押しておけば、就寝中も給湯器の温度を一定に維持できるのがメリットです。

 

具体的な作業手順は、以下を参考にしてください。

  1. 風呂温度を約35℃に設定する
  2. そのまま朝まで放置する

給湯器の中には、電源を入れておけば「凍結防止ヒーター」が自動で作動するタイプも存在します。事前に取り扱い説明書をチェックし、それぞれに合った方法で凍結トラブルを防ぎましょう。

水道管の凍結時に業者を利用するときは

水道管が凍結したら、適切かつ早めの対処が重要です。強い冷え込みが予想されるようなら、寒冷地でなくとも気温の変化に十分注意しましょう。

 

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