日々の洗濯に欠かせない洗濯機ですが、冬場の気温低下などを理由に凍結する可能性があります。場合によっては部品や本体の破損により、多額の修理費用を伴う恐れもあるので、事前の対策が重要です。

 

そこで今回は、洗濯機の凍結防止対策を4つ紹介します。基本の水抜きの方法・手順をはじめ、凍結防止対策を講じるべきタイミングなどもお伝えするので、冷え込みが強まる前にぜひ実践してみてください。

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洗濯機の凍結防止対策4つ

凍結の対策

冬は気温の低下にあわせ、洗濯機が凍結しやすくなる時期。洗濯機が凍結した場合、以下のようなトラブルを招きかねないので、前もって対策しておいてください。

  • 蛇口から水が出なくなり洗濯できない
  • 部品やパーツの故障に繋がる

本項では、洗濯機の凍結を防ぐうえで効果的な方法を紹介します。具体的な内容は、下記4項目です。

  1. 洗濯機本体とホースの水抜きを行う
  2. 毛布などで保温する
  3. 配管用の凍結防止ヒーターを巻く
  4. 洗濯機カバーを取り付ける

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

洗濯機本体とホースの水抜きを行う

洗濯機の凍結トラブルは、本体やホースに残った水によって引き起こされます。つまり、それぞれの内部に溜まった水をすべて抜く「水抜き」を行えば、凍結を予防することが可能です。

 

水抜きにかかる時間は、30分~1時間程度。必要な道具は下記4つなので、事前に準備しておきましょう。

  • タオル
  • ビニール袋
  • ドライバー
  • バケツ

適切な作業手順は、洗濯機の機種によってさまざまです。今回は、2つ存在する洗濯機のタイプ別に、適切な水抜きの方法を解説します。

タテ型洗濯機の水抜き方法

タテ型洗濯機の水抜きは、以下の手順に従って進めます。

  1. 洗濯機内を空の状態にする
  2. 蛇口を閉めて「標準コース」で洗濯する
  3. 1分後に止めて給水ホース内の水を抜く
  4. ドライバーで給水ホースを取り外す
  5. 「最短コース」で脱水して洗濯機内の水を抜く
  6. 排水口から排水ホースを取り外す

給水・排水ホースを取り外す際、内部の残留水が溢れてくることがあります。バケツなどを受け皿として使い、洗濯機周辺が水浸しにならないように注意しましょう。

 

各パーツは外している間なくさないためにも、ビニール袋に入れてしっかり保管しておくと安心です。

ドラム式洗濯機の水抜き方法

ドラム式洗濯機の水抜きは、次の流れで行いましょう。

  1. 洗濯機内を空の状態にする
  2. 蛇口を閉めて「標準コース」で洗濯する
  3. 1分後に止めて給水ホース内の水を抜く
  4. ドライバーで給水ホースを取り外す
  5. 糸くずフィルターを緩める
  6. バケツを受け皿にして水を出し切る
  7. タオルで水分を取り元に戻す
  8. 「最短コース」で脱水して洗濯機内の水を抜く
  9. 排水口から排水ホースを取り外す

作業は必ず給水ホースからはじめ、続いて糸くずフィルター、排水ホースの順に水抜きを進めてください。

 

タテ型洗濯機と違い、糸くずフィルターを水抜きする作業も必要なのがポイント。その他は、共通の手順となっています。

毛布やタオルで保温する

使い古した毛布やタオルを洗濯機全体に被せ、保温する手もあります。あわせて給水管にもかければ、凍結するリスクをより軽減できるでしょう。

 

被せるタイミングは、洗濯機を使った後です。

 

中でも屋外に設置している洗濯機ほど、意識的な対策を心掛けてください。冬は日中であれ、稼働中以外は毛布やタオルをかけておくことをおすすめします。

配管用の凍結防止ヒーターを巻く

続いて紹介するのは、配管用の凍結防止グッズの一つである、凍結防止ヒーターを巻く方法。寒冷地で洗濯機を屋外に設置しているご家庭では、お馴染みの凍結防止対策です。

 

凍結防止ヒーターは、水道管に沿わせるように巻き付けます。設置には、保温材を使うといいでしょう。

 

寒冷地で主流の対策ともあって、抜群の効果が期待できます。

洗濯機カバーを取り付ける

洗濯機カバーの取り付けによって、洗濯機の凍結を防ぐことも可能。この凍結防止グッズも、冬場の寒冷地において重宝されています。

 

より効果的な製品を選ぶ際、重要なのは耐熱性の高さです。耐熱性が高ければ高いほど、優れた効果を得られるでしょう。

 

素材としては、以下のような洗濯機カバーがおすすめです。

  • オックスフォードなどの厚手素材のもの
  • 素材の層を重ねて厚手に仕上げているもの

4面包タイプで洗濯機全体をしっかり覆えるものでも、凍結するリスクを大幅に軽減してくれます。

 

洗濯機の凍結防止対策を要するタイミング

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洗濯機の凍結防止対策は、トラブルを予防するために行います。以下は、対策を行うべきタイミングの一覧です。

  • 気温がマイナス4℃以下の場合
  • 洗濯機が外に設置されている場合
  • 洗濯機を長期間使っていない場合

実際に凍結してからでは手遅れなので、対策を要するタイミングはしっかり把握しておきましょう。

気温がマイナス4℃以下の場合

洗濯機を含む水回りの設備・機器は、外気がマイナス4℃を下回る際に凍結する恐れがあります。特に、給水ホースや排水ホースといった水の通り道が、凍結状態に陥る場合が多いです。

 

凍結トラブルの発生率は、一日の中でも気温低下が著しい夜間や日中に高まりがち。こまめに天気予報やニュースをチェックし、強い冷え込みが見込まれるようなら事前の対策を心掛けてください。

洗濯機が外に設置されている場合

マイナス4℃以下の気温下では、洗濯機が凍結しやすくなります。設置環境が屋外の場合、ダイレクトに影響を受ける可能性が高いので、該当する人は十分注意しましょう。

 

室内置きの洗濯機であれ、油断は禁物です。屋外の水道管が凍結し、洗濯機の動作不良が生じるケースも考えられます。

洗濯機を長期間使っていない場合

冬季に出張や旅行などで自宅を長期間留守にする際も、洗濯機の凍結防止対策を講じたうえで外出しましょう。以下のような場所に水が溜まり、凍結トラブルを引き起こしかねません。

  • 蛇口
  • 給水ホースや排水ホース
  • 配管

この場合は、確実な水抜きによって凍結のリスクを抑えられます。先述した水抜き方法を参考に、上記の内部に溜まった水をすべて抜くようにしてください。

 

作業後は、必ず蛇口を閉めましょう。

洗濯機の凍結を防止できなかったら自然解凍

十分な対策を講じても、少なからず洗濯機の凍結トラブルは発生します。

 

万が一、凍結を防止できなかった場合に推奨したいのが、そのまま放置すること。余計な作業や手間もなく、最も安全に凍結状態の解消を目指せます。

 

ただ、洗濯機の設置環境が日当たりの悪い室内だと、自然解凍まで多大な時間を要する可能性が高いです。洗濯機置き場周辺をストーブで温めるなどし、自然解凍を促すといいでしょう。

 

別の手段としては、洗濯槽や水道管にドライヤーの温風を当てる方法も有効です。温度の急激な変化は、各部位の破損に繋がる恐れがあるため、急ぎだからと熱風を当てるのは避けましょう。

 

洗濯機で凍結防止できず自然解凍を待てない際の対処法

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洗濯機の凍結後に自然解凍を待つ余裕がない場合、お湯を使った対処法が役立ちます。

 

以下には、洗濯機の中でも特に凍結しやすい箇所をまとめました。

  • 蛇口(水道管)
  • 給排水ホース
  • 洗濯機本体

本項では、上記それぞれの凍結解消に効果的な方法を紹介します。また、自分で対処できない場合の選択肢もお伝えするので、落ち着いた対応によってトラブルを確実に解消しましょう。

蛇口(水道管)の凍結部分にお湯をかける

まずは、蛇口や水道管の凍結状態を解消する方法について、解説します。

 

作業手順は、以下の通りです。

  1. 40℃程度のお湯(ぬるま湯)を用意する
  2. 蛇口の凍結部分にタオルを巻き付ける
  3. ぬるま湯をゆっくりかける

タオルを巻くことで、後からかけるぬるま湯での解凍が効率よく進みます。

 

熱湯を使うと急激な温度変化により、蛇口や水道管が破損する恐れがあるので要注意。直接手で触れてみて、火傷してしまうほど高温のお湯は避けましょう。

 

ぬるま湯を少しずつかけるのも、温度変化を和らげるコツです。

凍結したホースにお湯をかける

給水ホースや排水ホースが凍結した際は、以下に従って解凍を目指します。

  1. 40℃程度のお湯(ぬるま湯)を用意する
  2. 給水ホースや排水ホースを取り外す
  3. 外したホースをぬるま湯に浸す
  4. 再度ホースを取り付ける

この場合にも、お湯の温度は40℃前後。凍結部分の破損を招きかねないので、ホースの曲げ伸ばしは絶対に止めましょう。

 

ホースの取り外しが難しい場合、まずは下記どちらかの方法をお試しください。

  • 気温の上昇による自然解凍を待つ
  • お湯とタオルを用いてゆっくり解凍する

その後、ホースが外せるようになったら作業を開始しましょう。

洗濯槽にお湯を注ぐ

洗濯槽本体の内部が、凍結してしまうケースも多いです。

 

他の対処法同様、まずはぬるま湯(40℃程度)を用意しましょう。洗濯槽が半分以上浸かるようにしたいので、目安としては約5Lのお湯を準備します。

 

以降の作業手順は、以下の通りです。

  1. 洗濯槽内にぬるま湯を流し入れる
  2. 10~30分程度放置する
  3. 解凍できたら「脱水コース」で洗濯槽内の水を抜く

洗濯機の内部に水が残っていると、再び凍結を招く恐れがあります。長く放置しすぎず、凍結しそうなら水を抜くようにしてください。

水道修理業者に相談する

自力での対処には、各部位の破損リスクが伴います。下記2つに該当する方は、水道修理業者への依頼を検討しましょう。

  1. 自力での対処に不安を感じる場合
  2. いずれの対処法でも凍結が解消されなかった場合

依頼先を決める際は、複数業者から見積もりをとり、以下などを比較する相見積もりを行うと安心です。

  • 凍結修理のサービス内容
  • 凍結修理にかかる料金

洗濯機の凍結修理費用は、業者ごとにさまざま。中には相場を無視し、高額な料金を請求する悪徳業者も混在します。

 

そういった業者によるぼったくり被害に遭わないためにも、相見積もりを通して地域での相場観を掴むことが重要です。

 

洗濯機の凍結を防止できなかったときは

気温が急激に低下する日や冬場の長期外出時は、洗濯機の凍結防止対策が欠かせません。水抜きをはじめ、十分な対策を講じるようにしてください。

 

万が一、洗濯機が凍結してしまった際にはクリーンライフへのご相談がおすすめです。

 

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