給水管が凍結してしまう原因や対処法について、詳しく解説します。軽度の凍結であれば、自分で直せることもあるかもしれません。

 

ただし、寒冷地では、気温が低い状況が続くと給水管が凍結し、破損してしまう可能性があります。事前に対策をとっておかなければ、水が出なくなり生活に支障をきたします。

 

そこで本記事では、給水管が凍結しないための予防アイテム、修理費用も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

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給水管が凍結したときの対処法

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給水管が凍結した場合、無理に蛇口を開けることは決してしてはいけません。内部のパッキンが破損して水漏れを起こす可能性があります。

 

給水管が凍結したときの対処法としては、主に3つの方法があげられます。正しい知識で対処しましょう。

ぬるま湯をかける

給水管が凍結している部分にタオルや布を巻いて、ぬるま湯をゆっくりかけます。焦らずに給水管の凍結部を徐々に溶かすのが、おすすめの方法です。

 

早く凍結部を溶かしたいからといって、直接熱湯を給水管にかけてしまうと、給水管は急激な温度変化に耐えられません。そのため、給水管が破損や破裂してしまう可能性があります。

 

ゆっくりとお湯の温度を上げていき、凍結部を徐々に溶かしましょう。決して熱湯はかけないように注意が必要です。

ドライヤーやカイロを使う

ドライヤーは一定温度を保てるので、給水管をゆっくりあたためる場合に有効的です。あたためる場所によっては、コードや電源の問題がありますが、延長コードで対応できるでしょう。

 

ただし、狭い場所などでは、カイロを給水管に貼ってもドライヤーと同様の効果が得られます。カイロを貼る方法であれば、その場を離れることも可能なので、ずっとその場にいる必要はありません。

業者に修理依頼する

給水管が凍結により破損や破裂、水漏れしている場合は、止水栓を閉めてすぐに業者に連絡することをおすすめします。

 

自分で直そうと間違った対処をしてしまうと、給水管の状態が悪化し、二次災害にもつながる可能性があります。

 

給水管の破損など自分で対処できない場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。

給水管が凍結する原因

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給水管は外気温の影響を受けやすく、外気温が0℃以下になると、給水管が冷やされて内部の水が凍ってしまいます。特に屋外にある給水管は凍りやすいため、事前に凍結防止対策を取ることが大切です。

 

外気温だけではなく、強い風にも影響されるため、凍結しない気温だとしても決して安心はできません。特に寒冷地では、さまざまな要因で給水管が凍結する可能性があります。

 

主な要因としてあげられるのは、次の3つです。

  • 外気気温がマイナス3℃以下
  • 気温が氷点下に近く、風が強い
  • 給水管が屋外に設置されている

事前に冷え込むとわかっていれば、給水管が凍結しないよう対策をとりましょう。

 

給水管の凍結防止対策6選

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給水管が凍結しないためにはどのような対策ができるのでしょうか。主な防止対策6選を紹介します。

給水管を保温

給水管を直接外気に触れないようにタオルで巻くだけで、保温効果が得られます。簡単かつ気軽に凍結防止対策ができるので、おすすめです。

 

また、室内であれば、給水管を暖房の温かい空気に触れるようにするだけでもいいでしょう。保温材や毛布を巻くなどして給水管がむき出しになっている部分をなくせば、凍結予防効果があります。

少量の水を流す

給水管に少量の水を流し続けることで、水の凍結を防止できます。一般的な目安は、水が途切れない程度の量です。

 

ただし、水の量が少なすぎてポタポタと落ちる程度では、かえって蛇口付近で水が凍ってしまう可能性があるので注意しましょう。

 

また、当然のことですが、水を流し続けるので水道料金が発生します。そのため、厳冬期には一時的な対策として利用し、凍結予防アイテムなどの使用や水抜きすることがおすすめです。

水抜栓の水抜き

水抜栓とは、冬場に給水管が凍らないようにするためのアイテムです。寒冷地では水抜栓が設置されていることが多く、凍結防止に役立っています。水抜栓で水を抜いておけば、当然水はないので、凍ることはないでしょう。

 

水抜栓にはさまざまな種類がありますが、一般的な操作方法を紹介します。

  1. 水抜栓を閉める
  2. 蛇口を開けて水を出す
  3. 水が全て出たら蛇口を閉める

給水管の凍結防止のためにも、適切に水抜きをおこないましょう。

 

また、冬場に限らず、旅行や引っ越しなどで長期間給水管を使用しない場合も、水抜きをしておけば水漏れの心配もありません。

メーターボックス内の保温

メーターボックス内は空洞になっているため、冷気が入り込みます。

 

そのため、濡れないようビニール袋に詰めた発泡スチロールや布切れなどをすきまに敷いて、直接冷気が当たるのを防ぎます。

給湯器の保温

現在ほとんどの給湯器は凍結防止機能として、「凍結予防ヒーター」や「自動ポンプ運転」が備わっていることが多いです。

 

メーカーによりますが、どちらも0~5℃の間で凍結防止機能が自動的に作動するようになっています。

 

機種により機能や使用方法は異なるので、使用している給湯器の取扱説明書を確認してください。

凍結予防ヒーター

一定の温度に下がったときに自動的にヒーターが作動し、給湯器内の配管をあたためることで凍結を予防します。なお、浴槽の水が循環アダプターより5cm以上ある状態が必要です。

自動ポンプ運転

追い焚き機能がついているお風呂で水を自動で循環させて、給湯器の凍結を予防します。

 

ただし、給湯器と浴槽をつなぐ配管の凍結防止にはなりますが、給湯器の水道管の凍結防止には効果がありません。

排水管の対策

寒冷地では、特に冷え込みが厳しい日や家を長期間留守にするときは、排水管の対策も大切です。以下の水も凍結する可能性があります。

  • 排水トラップ内に溜まっている水
  • トイレタンク内や便器に溜まっている水

不凍液を入れるなどして、事前に対策を取ることで凍結を防げるでしょう。

 

給水管の凍結予防アイテム

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給水管が凍結しないようにするためには、事前に対策することが大切です。費用をなるべく抑えたい方は、タオルを給水管に巻いてテープで止めるだけで保温ができます。

 

ただし、雪や雨が降ったときでも保温するために、ビニール袋をかぶせたり、水に強いテープを使用したりするなどの工夫が必要です。

 

その他、保温材などを使用した凍結予防アイテムをいくつか紹介します。

保温材

保温材は配管などから熱が逃げるのを防ぐ役割があり、凍結予防にも効果があります。給水管の凍結を予防するために簡単にできることは、給水管の保温です。

 

保温材にもさまざまな種類があるので、紹介します。

ライトカバー・ライトチューブ

ポリエチレンフォーム素材の配管用保温筒で、高い断熱性、柔軟性、耐薬品性を持っているのが特徴です。筒状になっているため、簡単に取り付けができます。

 

柔らかいので巻きつけやすく加工しやすいですが、しわが寄りやすく、経年劣化するアイテムです。

パイプガード

硬質ウレタンフォームと硬質塩化ビニル製の表面素材を合わせたアイテムで、断熱・保温効果がとても高く、耐久性があるのが特徴です。比較的加工もしやすく、10年経過してもキレイなままを保っています。

 

ライトカバーと比較すると3~4倍の値段がしますが、長持ちするのでコスパはいいアイテムです。

グラスウール保温筒

ガラスを主原料としたグラスウール素材でできた保温筒は、パイプガードより保温性が高く、防湿性や耐熱性も兼ね備えているのが特徴です。

 

加工はしやすいですが、施工は難易度が高いため、専門業者に依頼することをおすすめします。

配管カバー

露出している配管に前項の保温材などを取り付けることで、凍結予防ができます。ホームセンターなどで購入できるので、直接、給水管が外気に触れないように対策をとりましょう。

凍結防止ヒーター

凍結防止ヒーターは、屋外の給水管などの凍結を防ぐアイテムです。メーカーにもよりますが、外気温約3℃で通電し、10℃で停止するようになっています。

 

寿命は約10~20年といわれていますが、使用環境によっても状態は変わってくるので、10年を目安に交換を検討するといいでしょう。

 

凍結防止ヒーターには、さまざまな種類があり、選び方のポイントは次の通りです。

  • 配管材に適したものを選ぶ
  • 必要な長さを確認する
  • 凍結防止能力の特徴で選ぶ

 

凍結防止ヒーターを設置するときの注意点は、次の通りです。

  • 樹脂製やホースには使用しない
  • 一定間隔を開けてゆるく巻く
  • 電源とつなぐ部分は熱の影響を受けないようにする
  • 使用しないときはコンセントを抜く

給水管が凍結したときの修理費用

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給水管が凍結したときの修理費用は、どのくらいかかるのでしょうか。症状によって異なるので、それぞれ説明します。

給水管が凍結したときの修理費用

給水管が凍結したといっても、症状はさまざまです。給水管が凍結しているだけのときと、凍結によって起こる二次被害などでは費用が異なります。

給水管が凍結しているだけのとき

給水管が凍結しているだけで、他に破損などがない場合は、8,000円~15,000円程度が相場です。

 

多くの業者は、電気解氷機か高温スチーム機を使用して凍結を溶かす「解氷」という作業を行います。使用する道具の違いによる費用の差はそれほどありません。

 

ただし、凍結している箇所や状態によって、30,000円程度かかることもあります。

給水管が凍結により破損しているとき

給水管の凍結が原因で破損している場合は、解氷作業より費用が高額になります。

 

作業がしやすい場所であれば、20,000円~30,000円程度が相場です。逆に床に埋まっている給水管などの作業しにくい場所であれば、30,000円~50,000円程度かかることもあるかもしれません。また、二次被害で他にも水漏れが起きている場合は、さらに費用がかかってきます。

 

実際に状況を調べてみなければ修理の程度がわからないため、必ず業者に見積もり依頼することをおすすめします。

追加費用が必要なとき

給水管が破損している場合は、早急に処置が必要です。止水栓を閉めていても水漏れが止まらない場合や、修理箇所がわからずどうしようもないときは、夜間や休日に修理を依頼する場合もあるでしょう。

 

夜間や休日の場合、特別対応として別途追加料金が必要となるケースがあります。業者によって異なりますが、10,000円程度が相場です。緊急時は夜間や休日に対応している業者もあるので、時間帯を気にせずに相談してみましょう。

 

なお、夜間や休日の追加料金がかからない修理業者もあります。

水道料金の減免

給水管の凍結が原因で破損や水漏れが発生した場合、救済措置として減免制度があります。お住まいの地域や自治体によって異なりますが、水道料金の約2~6割を免除してもらえます。

 

ただし、全額免除してもらえません。すぐに修理してもらえなかった場合は、高額な水道料金が発生する可能性があるので、注意が必要です。

給水管の凍結にお困りなら

トイレの排水管トラブルにお困りの方へ

給水管が凍結する前に、事前に対策をしておくことで凍結予防は可能です。ただし、給水管が凍結してしまい、お困りであれば、専門業者へ依頼した方が賢明でしょう。

 

水道局指定工事店のクリーンライフは24時間365日、給水管凍結の修理を受け付けています。

 

現地での調査や出張見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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