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洗面所つまり・水漏れトラブルの対処法・修理

洗濯機のホースから水漏れが起きた際の応急処置や原因ごとの対処法を解説します。

 

わずかな水漏れでも少しずつ悪化して、大量の水漏れが生じる可能性があるので注意が必要です。給水ホースと排水ホース、それぞれの水漏れの解消法を説明していきます。

 

あわせて、洗濯機のホースを長持ちさせる方法も説明します。

洗濯機のホースからの水漏れの応急処置

洗濯機のホースからの水漏れを見つけた際に、すぐに対応すべきことを解説します。水漏れによる被害が増えないように、迅速に次の2つを行ってください。

  • 洗濯機の運転と給水を止める
  • 濡れた箇所を乾かす

それぞれについて、説明します。

洗濯機の運転と給水を止める

洗濯機のホースからの水漏れでこれ以上床が濡れないように、全ての水の流れを止めましょう。

  1. 洗濯機の電源を切る
  2. 洗濯機の蛇口を閉める

これで、水漏れは止まっているはずです。

 

もし水漏れが続くなら蛇口に問題がある可能性があるので、水道の元栓を閉めましょう。元栓は、時計回りで閉まります。

 

水道の元栓の場所については、以下の記事で解説しています。

濡れた箇所を乾かす

床や壁など、濡れた箇所をしっかり乾いた布(雑巾)で拭き取って乾かしましょう。濡れたままにしておくと、床材が劣化してしまいます。

 

また、カビの原因にもなるので、衛生上も濡れた状態は放置できません。

 洗濯機のホースの水漏れ箇所を確認

洗濯機そのものもよく乾かして、ホースのどの部分から水漏れしているのかを確認します。よく乾かして、再度濡れていく場所を確認しましょう。

 

水漏れしている箇所は、以下のような可能性があります。

  • 給水ホースと蛇口の繋ぎ目
  • 給水ホースと洗濯機の接続面
  • 排水ホースと排水口の繋ぎ目
  • 給水ホース、または排水ホース
  • 蛇口や洗濯機本体からの水漏れ
  • 水漏れではなく、結露

水漏れ箇所がわかると、原因も特定しやすいです。以下の記事では、ホース以外の洗濯機の水漏れにも触れているので、参考にしてください。

洗濯機の給水ホースから水漏れする原因と対処法

原因と対処法

洗濯機のホースからの水漏れ箇所を見つけたら、ほぼ原因がわかってきます。原因によっては、簡単にご自分でも修理が可能です。

 

まずは、給水ホースの水漏れ箇所ごとに対処方法を見ていきましょう。

  • 給水ホースの接続部分に不具合がある
  • 給水ホースが劣化してヒビや穴が空いている

それぞれの原因ごとに、対処法を見ていきます。

接続部分に不具合が生じている

以下のような給水ホースの接続部分からの水漏れが、比較的多い傾向です。

  • 壁と蛇口との接続
  • 蛇口そのものの接続(本体とスパウトなど)
  • 給水ホースのジョイント部分
  • 洗濯機の給水口にあるナット部分
  • ニップルの劣化

ホースからの水漏れと思ったら、蛇口本体からの水漏れだったということもあります。蛇口の交換について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

対処法1:接続部を締め直す

蛇口の種類が万能水栓の場合は、4つのネジで設置するニップルを使用するので、設置して時間が経つとネジが緩みがちです。

 

一度ニップルを外して、設置し直してみましょう。外したら、ネジをしっかり閉め直します。緩んでいるネジだけ回しても、ニップルが傾いている可能性があるので、一度全部外すことがポイントです。

 

ワンタッチ式のニップルの場合は一度外し、古い歯ブラシで汚れやサビを落として設置し直しましょう。

対処法2:劣化部品を交換する

取り付け部分のナットの部品が錆びるなど劣化している場合は、以下のような劣化部品の交換をしましょう。

  • ニップル本体
  • ニップルのパッキン
  • ナット

ニップルに問題がなければ、蛇口本体の劣化が原因かもしれません。蛇口からの水漏れは、以下の記事を参考にしてください。

給水ホースが劣化している

給水ホースは、排水ホースと比較すると劣化しにくいですが、5年程度が寿命といわれています。特に以下のような場合は、劣化しやすくなります。

  • 洗濯機をベランダに設置している
  • ホースが短く、常に引っ張られている
  • 蛇口をいつも開いたままにしている
  • ホースが長すぎて曲げている

給水ホースが劣化すると、ヒビや穴が空いて、水漏れが始まります。

対処法1:防水テープを巻く

給水ホースに防水テープを巻き付けて、一時的に水漏れを止められます。

 

テープを巻く前に、汚れをよく落としてください。汚れがついたままですと、巻いたテープがすぐに取れてしまいます。

対処法2:ホースを交換する

給水ホースに穴が空いていたら、できるだけ迅速な交換がおすすめです。蛇口(水栓)の種類にあったホースを選びましょう。長さもきちんと測って、ピッタリのホースと交換してください。

 

【交換方法】

  1. 蛇口を閉める
  2. 水量ボタンを押して運転し、ホース内の水を取り除く(10秒〜1分程度)
  3. 電源を切る
  4. 洗濯機から給水ホースを外し、蛇口から給水ホースを外す
  5. 新しい給水ホースを洗濯機側から設置する
  6. 蛇口に給水ホースを取り付ける
  7. 電源を入れて、振動しても給水ホースが外れないか確認する

ワンタッチ水栓なら、給水ホースの交換が簡単です。

 

洗濯機の蛇口の種類は、以下の記事を参考にしてください。取り外しが簡単になると、お手入れもやりやすくなります。

洗濯機の排水ホースから水漏れする原因と対処法

洗濯機の排水ホース

洗濯機の排水ホースから水漏れする原因は、次のようなことが考えられます。

  • 排水ホースが外れやすい
  • 排水ホースの劣化してヒビ・穴がある
  • 接続部分が劣化している

原因それぞれの対処法を解説します。

排水ホースが外れやすい

排水口に排水ホースをしっかり設置しているつもりでも、すぐに外れてしまい水漏れになってしまうケースです。

 

取り付けても排水ホースがすぐに外れてしまう原因は、主に以下の通りです。

  • 排水口と排水ホースの接続部分に不具合が起きている
  • 排水ホースが長すぎる
  • 排水ホースが詰まっている

それぞれの対処法について、説明していきます。

対処法1:エルボを見直す

以下のようにエルボに問題があると、洗濯機の排水ホースは外れやすくなります。

  • エルボが劣化している
  • エルボに汚れが付着している

エルボを歯ブラシでこすり洗いしても、排水ホースとの接続が難しい場合は、新しいエルボと交換しましょう。

 

新しいエルボを購入する際は、以下の点を確認してください。

  • 洗濯パンや排水口の型番
  • 排水ホースの口径

排水ホースの口径がわからない場合は、ホースを取り外してホームセンターなどに持って行って購入してください。また、どのような排水ホースとも設置可能な、ラッパのような形の接続部品もあります。

対処法2:長すぎる排水ホースはカットする

排水ホースが長すぎると、曲がった状態で無理やりエルボを設置してしまいます。洗濯機の下で折れ曲がっている状態ですと、大量の水が流れたときに外れやすくなります。

 

長すぎる排水ホースは、カットして設置し直すとホースが外れやすい問題は解消するでしょう。折れ曲がっていると、排水ホースの劣化の原因にもなるので、ちょうど良い長さで設置することが大切です。

対処法3:排水ホースのつまりを除去する

洗濯機の排水ホース内部には、糸くずや衣服についた皮脂などの汚れが少しずつ蓄積していきます。

  • ポケットに入ったまま忘れていたティッシュ
  • 間違えて洗濯機に入れた紙おむつ

こういったものも、排水ホースのつまりの原因です。

 

ホース内部の壁に汚れが蓄積すると、ホース内部の水の流れる場所が細くなってしまいます。水の通路が細いところに排水が流れると水圧が高くなりすぎて、排水ホースが外れやすくなります。

 

排水ホースを取り外し、塩素系洗剤を薄めた水を入れたバケツに浸しておきます。30分後に水洗いをして、汚れが取れたかを確認しましょう。

 

汚れが取れにくかったら、排水ホースの交換が必要です。

排水ホースが劣化してヒビ・穴がある

排水ホースの素材は、ポリ塩化ビニル(PVC)が一般的です。柔軟性があり、比較的強固な素材ですが、以下のようなものに弱く、劣化の原因になります。

  • 紫外線
  • 次亜塩素酸などの塩素系化合物
  • 5度以下の外気

屋外に設置している洗濯機は、特に劣化しやすいので注意が必要です。給水ホースよりも劣化が早く、使い方や置く場所によっては、2年で交換が必要です。

 

また、排水ホースは汚れが蓄積しやすいので、定期的な掃除が必要ですが、漂白剤を使うときは時間を短めに設定しましょう。

 

なお、気温が低くなると硬化しやすいので、布で包むなど保温材の利用がおすすめです。

対処法1:テープを巻く

水漏れしている排水ホースの箇所に、テープを巻き付けます。ホース用テープとして販売しているテープは接着力が強く、ジャバラホースにも対応可能です。

 

シリコンテープ、防水テープでも一時的に対応できます。しかし、テープでの補修はあくまで、応急処置です。できるだけ迅速に、ホース交換をしましょう。

対処法2:ホースを交換する

排水ホースの交換の仕方を説明します。排水ホースの差し込み口のサイズを確認して、購入しておきましょう。エルボは、排水口から取り外して汚れを落としておきます。

 

ホースが純正品ではない場合は、カットして長さを調節してください。

  1. 洗濯機の電源を切る
  2. 排水ホースを外す
  3. エルボに排水ホースを差し込み、ホースクリップか結束バンドで固定する
  4. エルボを排水口に設置する

排水ホースの取り外しは簡単です。外すときは水が出てくるので、注意しましょう。

 

しかし、まれに接着剤で接続しているホースもあります。無理に外さずに、業者に交換を依頼してください。

洗濯機のホースの交換時期

洗濯機のホースの耐用年数は、給水ホースも排水ホースも基本的に5年です。しかし、排水ホースの方が、条件が悪くなる確率が高く、場合によっては2〜3年で劣化します。

 

以下のような洗濯機は、ホースが劣化しやすいので注意が必要です。

  • ベランダに設置している
  • 気温が5℃以下になる場所に設置している
  • ほとんどお手入れをしていない
  • 大家族で洗濯物の量が多い
  • 排水ホースが短すぎて引っ張られている

水漏れがなくても、臭い、見た目がすでに汚い状態なら、すぐに水漏れが始まる可能性があるので交換しておくと安心です。少なくとも、5年に1度は交換しましょう。

洗濯機のホースの水漏れ修理での料金相場

PRICE

洗濯機のホースからの水漏れを、水道修理業者に依頼した場合の修理料金の相場をご紹介します。

 

水道修理業者の料金は、基本料金+作業料金+部品代(交換した場合)です。まず、作業料金を作業内容ごとに一覧表にしたので、ご覧ください。

 

【作業料金】

作業項目 相場料金(税込・部品代含む)
ホースの交換 12,000円~20,000円
排水口の中度のつまり除去 10,000円~17,000円
高圧洗浄による排水口のつまり除去 25,000円~50,000円
ニップルなどの部品交換 5,000円~10,000円

次に基本料金など、作業に関係なく加算される料金を紹介します。

 

【基本料金】

項目 相場料金
基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 0円~10,000円、または作業料金の20〜30%
見積もり 0円〜
出張費 0円〜3,000円

必ず見積もりを取って、料金に納得してから依頼してください。

安く修理を依頼する3つのコツ

洗濯機のホース交換で水道修理業者に依頼した際に、安くする方法を紹介します。安くする方法は、次の3つです。

  • 割増料金など余計な費用がかからない業者を選ぶ
  • 相見積もりをする
  • 割引キャンペーンを利用する

割増料金や出張費など、余計な費用のかからない業者を選びましょう。その上で、3社以上の業者に相見積もりをすると、適正価格がわかり、値引き交渉もしやすくなります。

 

値引き交渉が苦手という方は、割引キャンペーンのある業者に依頼すれば、簡単に数千円安く利用できるのでおすすめです。

 

クリーンライフ』でも、WEB限定で3,000円割引するキャンペーンを行っています。10,000円以上で適用されますので、洗濯機の水漏れでお困りの方はご検討ください。

 

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洗濯機のホースを長く使うための方法

洗濯機のホースをできるだけ長く使う方法を紹介します。ホースの水漏れを予防して、長持ちさせる方法は、以下の3つです。

  • 洗濯機を使わないときは蛇口を閉める
  • 接続部の緩みを定期的にチェックする
  • つまりが起きないように定期的に掃除する

それぞれについて説明します。

洗濯機を使わないときは蛇口を閉める

洗濯機の蛇口を開けていると、すぐに洗濯機を使えるので便利ですが、常に水圧が生じています。

 

洗濯機を使わないときは蛇口を閉めておいた方が、ホース自身だけではなく、蛇口の劣化も防げます。

接続部の緩みを定期的にチェックする

洗濯機の振動で接続部分が緩みがちです。緩みがないか、定期的にチェックしましょう。

 

また、凍結が起きても接続部分に不具合が生じます。以下の記事で、洗濯機の凍結防止方法を説明しているので、参考にしてください。

つまりが起きないように定期的に掃除する

ホースと排水口の掃除を定期的にしましょう。カビなどが生えると、劣化しやすくなります。

 

また、こまめに掃除すると、不具合を発見しやすくなるので、おすすめです。

洗濯機のホース周辺の水漏れでお困りなら

洗濯機のホースからの水漏れの原因や、対処方法を解説しました。洗濯機のホースからの水漏れは、わずかな量でも、突然大量の水漏れになりやすいので注意が必要です。

 

ホース交換などは、難しい作業ではありません。しかし、お時間のない方やDIYに慣れていない方は、水道修理業者への相談がおすすめです。

 

業者選びにお困りなら、私たち『クリーンライフ』をご利用ください。対応エリアなら最短30分で伺えます

⇒クリーンライフに洗濯機のホースからの水漏れを相談してみる

2024.10.01

洗濯機の蛇口周辺からの水漏れについて、原因と対処法を詳しく解説します。

 

洗濯機の蛇口周辺で水漏れしていたら、まずは蛇口のどこから水漏れしているのか確認してください。水漏れ箇所がわかれば、水漏れの原因が想定できます。

 

パッキンの交換やナットの締め直しなど、簡単な作業ならご自分でもできる可能性があります。また、修理後に再発しないための予防方法もあわせて解説するので、参考にしてください。

洗濯機の蛇口からの水漏れの原因・対処法

洗濯機の水が出ない

洗濯機の蛇口から水漏れしている場合は、次の4つの箇所を確認してください。

  • 蛇口の設置箇所(壁面との接続箇所)
  • 蛇口のハンドルの下
  • スタウトと本体の接続部
  • ホースと蛇口の接続部分(ニップル)

それでは、各箇所からの水漏れの原因と対処法をご紹介します。

蛇口の設置箇所(壁面との接続箇所)からの水漏れ

壁に設置されている蛇口の場合、シールテープの劣化によって水漏れが始まります。壁面と蛇口の間からの水漏れは、シールテープの巻き直しで解決できることがほとんどです。

対処法:シールテープを巻き直す

シールテープを用意したら、以下の手順でシールテープを巻き直してください。

  1. 止水栓を閉める
  2. 蛇口を反時計回りに回して取り外す
  3. 配管内を古い歯ブラシ等で掃除する
  4. 蛇口についている古いシールテープを完全に除去する
  5. 蛇口側の接続部分に、シールテープを時計回りに6〜12回巻きつける
  6. 巻き終えたシールテープの上から爪を押し付けて馴染ませる
  7. 蛇口を壁に時計回りにねじり込むようにして取り付ける

シールテープは少し引っ張り気味にして巻くのがコツです。

 

蛇口を設置する際に、途中で反対に回すとシールテープが外れて水漏れの原因になります。絶対に途中で、反対に回すようなことはしないでください。動かしにくい場合は、モンキーレンチを使用しましょう。

 

止水栓を開けて、水漏れがないか確認できたら完了です。

蛇口のハンドルの下からの水漏れ

蛇口のハンドル下からの水漏れの原因は、概ね次の2つです。

  • 洗濯機の振動が原因で蛇口のナットが緩んでいる
  • 三角パッキンが劣化している

それぞれの解決法を解説します。

対処法1:ナットを締め直す

蛇口のハンドル下のナットを触ってみて、緩んでいるか見てみましょう。手で触っても動くようなら、モンキーレンチを使って、ナットを締め直します。

 

ナットを締め直した後、水漏れが解消できたか確認してください。

対処法2:三角パッキンを交換する

ナットを締め直しても水漏れしているなら、三角パッキンの劣化の疑いがあります。三角パッキンを交換する手順は以下のとおりです。

  1. 止水栓を閉めて、給水を止める
  2. 蛇口の上部のカラービスをペンチでつかみ、回してビスを外してハンドル部分を取り外す
  3. ハンドル根元のナットをモンキーレンチで回して緩めてから、手で回して取り外す
  4. ナットの下のパッキンを交換する
  5. ハンドルを組み立て直す

止水栓を開けて、水を出してみましょう。水漏れがなくなっていたら、終了です。

 

もし蛇口のハンドルで何かトラブルが起きている場合は、以下の記事が参考になります。

スタウトと本体の接続部からの水漏れ

スタウト(吐水口)と蛇口本体の接続部から水漏れがあるなら、次の3つの原因が考えられます。

  • ナットが緩んでいる
  • 接続パッキンが劣化している
  • 蛇口本体が故障・劣化している

それぞれの解消法を説明します。

対処法1:ナットを締め直す

スタウトの接続部分のナットが緩んで水漏れが起きている可能性があるので、モンキーレンチでスタウトとの接続部分のナットを締め直してみましょう。

対処法2:パッキンを交換する

ナットの締め直しをしても水漏れが解消しないなら、パッキンの交換が必要です。次のような手順でパッキンを交換しましょう。

  1. 止水栓を閉める
  2. スタウトの接続部分のナットをモンキーレンチで取り外す
  3. スタウトとの接続部分のパッキンを外して、新しいパッキンと交換する
  4. 再度、スタウトを設置する
  5. 止水栓を開けて、水を出してみる

水漏れがなくなっていたら、完了です。

 

スタウトが固くなって外れない場合は、防サビ潤滑剤スプレーを吹き付けるとすべりが良くなり、取り外しがスムーズです。

対処法3:蛇口本体を交換する

パッキンを交換しても水漏れが解消できないなら、蛇口本体の交換が必要です。蛇口交換の流れは以下のとおりです。

  1. 古い洗濯機の蛇口を取り外す
  2. 取り外したあとの配管の内部を掃除する
  3. 新しい洗濯機の蛇口を、取り外した後の配管に仮に設置してみる
  4. 新しい蛇口の接続部にシールテープを巻く
  5. シールテープを巻いた蛇口を給水管に設置する
  6. ホースを設置する
  7. 水漏れがないか確認する

洗濯機の蛇口交換方法は、以下の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。

ホースと蛇口の接続部分(ニップル)からの水漏れ

洗濯機のホースの取り付け方には、以下の2種類があります。

  • 直接蛇口に取り付ける
  • ニップルを挟んで取り付ける

ニップルを利用して取り付けるタイプは、ニップルに問題が起きて水漏れが生じるケースが多い傾向です。

  • ニップルがゆるむ
  • ニップルのパッキンが劣化した
  • ニップルの破損や劣化

それぞれの対処法は、以下のとおりです。

対処法1:ニップルを締め直す

ニップルがずれて、緩んでいる可能性があります。

 

ニップルはネジで止めるタイプと、スイッチ上の箇所を押すと内部の銀色の4つの玉が移動して固定されるタイプがあります。特にネジで止めるタイプは、ずれやすいので以下の流れで締め直してください。

  1. 止水栓か元栓を閉めて、給水ホースを取り外す
  2. 4つのネジを緩めて、ニップルを一旦取り外す
  3. ニップルを設置し直す
  4. 最初は4つのネジを緩めに固定する
  5. 状態を確認して、しっかり締める

給水ホースを外した際、ホースから水がこぼれる可能性があるので、ぞうきんを用意しましょう。

ネジの場合は、4つのネジを均等に設置することが大切です。

対処法2:ニップルのパッキンを交換する

ニップルのパッキンを取り出して、劣化がないか確認しましょう。

  • 触ると黒い汚れがつく
  • ヒビが入っている

パッキンの状態が以上のようなら、パッキンの交換が必要です。

  1. ニップルを取り外す
  2. 内部のパッキンを取り外す
  3. 新しいパッキンと交換する
  4. ニップルを設置し直す

吐水口のパッキンも同時に交換すると、水漏れを予防できます。

対処法3:ニップルを交換する

パッキンの劣化ではなく、パッキンを設置したニップルの方が変形して隙間ができている場合は、新しいニップルに交換します。

 

ネジ式のニップルはトラブルが起きやすいので、ジョイント式自動止水機能付きニップルがおすすめです。トラブルが起きにくいだけではなく、取り付けやすい点も魅力です。

  1. 止水栓を閉めて、給水を止める
  2. 古いニップルを取り外す
  3. 吐水口も内部のパッキンと一緒に取り外す
  4. 新しいニップルを吐水口接続部分に差し込む
  5. 新しいニップルに同梱されていたナットを締める
  6. 給水ホースをニップルに接続する

止水栓を開けて、水漏れがないか確認してください。水漏れがある場合は、新しいニップルにパッキンがついていない可能性が。パッキンがついていない場合は、設置しましょう。

洗濯機の蛇口の水漏れ修理を業者に頼む際の費用相場

以下のような場合は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

  • 蛇口交換などを自分でするのは不安がある
  • ご紹介した解消法を試しても水漏れが解消できない
  • 水漏れの原因がわからない

ここでは、修理業者に依頼した際に必要な費用をご紹介します。以下の一覧表を参考にしてください。

作業内容 目安料金(作業料金+部品代)
パッキンなどの交換 3,000〜8,000円+部品代
単水栓の交換 15,000円~30,000円
埋め込み型洗濯機水栓の交換 15,000円~40,000円

上記の作業料金以外に、作業に関係なく以下のような基本料金が加算されます。

基本料金 0円〜5,000円
出張費 0円〜3,000円
深夜・早朝・休日の割増料金 0円〜8,000円(または、作業料金の0〜40%)
見積もり料金 0円〜

見積もりは無料で行っている業者がほとんどです。複数の業者に相見積もりをして、納得のいく業者を選んでください。見積もりの際に業者の態度なども比較できます。

 

また、アフターフォローがどうなっているかも確認が必要です。施行後に問題があった際に、すぐに無料、または安い料金で再度対応してくれるかどうかを確認しましょう。

 

業者選びは、以下の記事が参考になります。

洗濯機の蛇口水漏れ予防法

洗濯機の蛇口の水漏れが再発しないようにすることも大切です。以下の予防法を実行して、再度水漏れが起きないようにしましょう。

  • 蛇口を閉めておく
  • 定期的にメンテナンスする
  • 自動止水機能が付いたニップルまたは蛇口に交換する
  • 定期的にホース内のゴミ取りをする

それでは、具体的にどのようにするのかを説明します。

蛇口を閉めておく

洗濯機の蛇口は開けたままにしていると、水圧が常にかかった状態です。水圧が常にかかっていると、以下のようなトラブルが起きやすくなります。

  • 蛇口内部がサビやすい
  • 蛇口のパッキンの劣化が早まる
  • 洗濯機の給水弁が劣化しやすくなるため、洗濯機本体の寿命も短くなる

洗濯機の蛇口を使わないときは、蛇口を閉めておくと急にニップルが外れても水漏れが起きません。

定期的にメンテナンスする

洗濯機の蛇口は、放置しがち。存在そのものを忘れているケースが少なくありません。定期的に以下の3つのポイントを確認しましょう。

  • 洗濯機の蛇口から水漏れがないか
  • ニップルやナットなどのゆるみがないか
  • ホースに汚れや破損がないか

少しでも変化があるたびに解消するようにすれば、急な水漏れで慌てることもありません。

 

蛇口本体の寿命は約15年といわれますが、パッキンなどの内部部品は約5年です。5年ごとにプロの水道修理業者にメンテナンスを依頼しても良いでしょう。

自動止水機能が付いたニップルまたは蛇口に交換する

水漏れが原因でニップルや蛇口を交換する際に、自動止水機能付きの製品に交換しておくと安心です。自動止水機能付きは、別名オートストッパー付きとも呼ばれます。

 

自動止水機能付きなら、給水ホースが外れても給水が自動的に止まるので水漏れを防止できます。

定期的にホース内のゴミ取りをする

ホース内部にゴミが溜まると、水圧が高まって水漏れしやすくなるので注意が必要です。特に、乾燥機付きの洗濯機は、ホコリが出やすいのでホースの汚れが増えます。

 

ホース内のゴミ取りは、洗濯する前にしましょう。洗濯機を使う前なら内部が乾燥しているので、ゴミ取りがスムーズです。

 

以下の記事も参考にして、洗濯機全体のケアをしてください。

賃貸住宅の場合は大家・管理会社に相談

賃貸住宅にお住まいで、洗濯機の蛇口からの水漏れを発見したら、すぐに大家さんや管理会社に連絡してください。

 

勝手にご自分で修理したり、修理業者に依頼したりすると、以下のようなトラブルが起きる可能性があります。

  • 修理料金を支払ってもらえない
  • 設備に手を加えたことで契約違反になる
  • 修理がうまくいかなかった場合に賠償責任が生じる

洗濯機の蛇口の修理費用はほとんどの場合、大家さんが負担してくれるはずなので、必ず相談しましょう。

洗濯機の蛇口から水漏れしたら

洗濯機の蛇口からの水漏れ解消方法を解説しました。蛇口からの水漏れは、簡単に修理できることも多いので、トライしてみてください。

 

しかし、すぐに洗濯したいときやご自分での修理に自信のない方は、水道修理業者にご相談ください。業者なら、迅速に対応してくれるでしょう。

 

お急ぎの方は私たち『クリーンライフ』をご利用ください。対応エリアなら最短30分でお伺い可能です。プロのスタッフが短時間で修理します。

⇒クリーンライフに洗濯機の蛇口からの水漏れを相談してみる

2024.10.01

洗濯機の水栓(蛇口)をご自分で交換したい方に、交換方法を詳しく説明していきます新しい水栓の選び方、交換に必要な道具を説明するので、参考にしてみてください。

 

ご自分で交換すれば、作業に必要な費用を抑えられます。洗濯機の蛇口から水漏れがあったら、放置せずに、すぐに水栓を交換しましょう。

 

ただし、ご自分では交換できないケースもあるので、注意が必要です。どのような際に業者への依頼が必要か、料金はどのくらいかも説明します。

洗濯機の水栓交換の準備

洗濯機の水栓

洗濯機の水栓の交換作業を始める前に、準備をしっかりしておきましょう。準備不足では、途中で作業を中断することになります。

  1. 洗濯機の水栓交換に必要なものを用意する
  2. 洗濯機の新しい水栓の取扱説明書を読む
  3. 洗濯機の周りを養生する
  4. 元栓を閉める

以上のように、準備を進めましょう。それぞれについて説明します。

洗濯機の水栓交換に必要なものを用意する

まずは、洗濯機の水栓交換に必要なものを用意しましょう。

  • 新しい水栓
  • 水栓取外しレンチまたはウォーターポンププライヤー、またはモンキーレンチ
  • シールテープ
  • 歯ブラシ(使用済でOK)
  • タオル(汚れてもいいもの)

洗濯機の水栓は、以下のような機能付き水栓の中から選べます。

  • ワンタッチ水栓
  • 緊急止水機能付き
  • スパウト可動タイプ

ご希望の水栓を購入し、作業の前に箱を開けて問題ないか確認しておきましょう。

 

それぞれのおすすめ理由を説明します。

ホースの取り外しが簡単になる「ワンタッチ水栓」

洗濯機の給水ホースの交換が簡単なワンタッチ水栓は、ホースに問題がある場合にすぐに交換できます。

 

ビスで設置するタイプは、アタッチメント部分からの水漏れトラブルが多い傾向でした。ワンタッチ水栓なら、水漏れが起きた場合もすぐに対応可能。ホース部分のお掃除も楽にできます。

急にホースが外れるのが心配な方は「緊急止水機能付き」

緊急止水機能付きのワンタッチ水栓は、万が一給水ホースが外れた場合に、自動で水が止まるシステム付き水栓です。

 

ワンタッチ水栓は、急に外れないように作られています。しかし、地震などの急な衝撃でホースが外れることも。

 

洗濯機の水栓は常に開けている状態なので、急に外れると床が水浸しになる可能性があり、注意が必要です。特にマンションの上階に住んでる人は、緊急止水機能付きに交換がおすすめです。

水栓が洗濯機の真上にあるなら「スパウト可動タイプ」

洗濯機の真上に水栓設置場所があるなら、ホースの接続が難しいのでスパウト可動タイプがおすすめです。

 

スパウト可動タイプなら、スパウトをホースを設置しやすい場所に固定できます。

洗濯機の新しい水栓の取扱説明書を読む

洗濯機の水栓交換方法を説明していきますが、水栓の種類によって多少異なります。まずは、水栓に添付されている取扱説明書を熟読して、注意点を頭に入れておきましょう。

洗濯機の周りを養生する

作業しやすいように、洗濯機の周囲を片付けます。余計なものは別室で保管しましょう。作業で床が濡れたり、工具を落として傷つけたりしないように、養生をします。

 

養生は汚れてもいいタオルやビニールシート、ダンボールなど、家にあるものを敷き詰めてください。

元栓を閉める

作業に入る前に、水道の元栓を閉めておきましょう。元栓を閉めないで古い洗濯機の水栓を外すと、給水管から水が吹き出してしまいます。

 

元栓を閉めていても、水栓に残っている水が流れてくるので、雑巾やタオルの用意は必要です。バケツで水を受けるように用意しておきましょう。

 

水道の元栓の場所は、マンションであれば、玄関ドアの横にある鉄製扉の中に設置された水道メーターの横です。戸建てなら、敷地内の地面に「量水器」「止水栓」と書かれたフタを開けると、水道メーターと元栓があります。

洗濯機の水栓(蛇口)を交換する流れ

洗濯機用の蛇口とパッキン

古い水栓を取り外したあとで、新しい水栓を設置します。水栓交換の作業の流れは、以下の通りです。

  1. 新しい洗濯機の水栓を仮に設置してみる
  2. 水栓にシールテープを巻く
  3. 水栓を給水管に設置する
  4. ホースを設置する
  5. 水漏れがないか確認する

それぞれの作業について説明していきます。

新しい洗濯機の水栓を仮に設置してみる

水栓を給水管に仮に設置してみます。設置する際に、何回転で固定されるかを確認します。回転方向を確認して、シールテープの巻き方を間違えないためにも有効です。

水栓にシールテープを巻く

新しい水栓のネジにシールテープを巻き付けます。

 

テープを巻き付ける前に、ネジを乾いた布で拭いておきましょう。新しい水栓なので、汚れていることはないとは思います。しかし、少しでも水滴や油が付着していると、シールテープが接着しにくくなるため、拭いておくと安心です。

 

新しい水栓のネジ部分に、シールテープを接続時に回転する方向に巻き付けます。しっかりフィットさせるために、テープを引っ張るようにして6〜10回程度巻き付けます。巻き付けた場所を指で押さえて、馴染ませます。

 

シールテープの厚みはメーカーによって異なるので、巻き付ける回数を加減してください。シールテープを巻き付けるのは、水栓を設置する場所に隙間ができないためです。

水栓を給水管に設置する

シールテープを巻くと厚みが出るため、仮に設置したときの回転数から1回転引いた数で固定していきます。回転する方向を間違えるとシールテープが剥がれてしまうので、注意が必要です。

 

水栓がガタつかないかを確認して、しっかり固定しましょう。

ホースを設置する

ワンタッチ水栓なら、給水ホースの設置は簡単です。しっかり差し込んで、水漏れが起きないようにしましょう。

水漏れがないか確認する

設置作業が終わったら、水道の元栓を開いて通水します。

 

最初は、水栓が閉まった状態で水漏れがないことを確認しましょう。続いて、水栓を少しずつ開けて、問題ないことを確認できたら、作業は完了です。

洗濯機の古い水栓の取り外し方

洗濯機の水栓(蛇口)

洗濯機の古い水栓を取り外すときに注意したい点も含めて、解説します。

洗濯機のホースを外す

まず、洗濯機のホースを取り外す方法を説明します。洗濯機のホースを取り外す際に、水栓を閉じて水が出ない状態にします。

  1. 洗濯機のフタを閉めて電源を入れ、スタートして1分程度動かし、給水ホースの水を抜く
  2. 洗濯機の電源を切る
  3. 洗濯機の給水ホースを外す

ホースがビスで取り付けられている場合は、4つのネジをドライバーで緩めて取り外してください。給水ホース内に水が残っているので、タオルなどで抑えながら作業しましょう。

洗濯機の古い水栓を外す

単水栓なら、水栓を手でつかんで取り外せます。硬い場合は、水栓レンチやモンキーレンチを使うとスムーズです。取り外す際は、反時計回りに回します。

 

混合水栓を外す場合は、モンキーレンチが必要です。クランク(取り付け脚)と水栓本体を接続しているクランクナットをモンキーレンチで外します。クランクが壁に残った状態になっているので、反時計回りに回して取り外します。

 

古い水栓が腐敗しており給水管にこびりついている場合は、無理に外そうとすると給水管も一緒に動いてしまい、ダメージを与えてしまいます。給水管の交換が必要になると高額になるので、無理に取り外さないでください。古い水栓の取り外しが難しい場合は、業者への依頼がおすすめです。

洗濯機の水栓を外した後の配水管内を掃除する

配水管内を古い歯ブラシなど小さめのブラシを使って、掃除します。

 

サビやシールテープの残りなどの汚れが残っていると、接続しても隙間ができやすく、水漏れの原因になる可能性があります。

洗濯機の水栓の交換を業者に頼むケース

モンキーレンチを持つ水道修理業者の男性

洗濯機の水栓交換を、水道修理業者に依頼した方がいいケースを解説します。

  • 壁に埋め込まれるタイプの水栓に交換
  • 埋め込みタイプを普通の水栓に交換
  • 給水管が劣化
  • 水栓の位置変更
  • 単水栓を混合水栓に変更
  • 自分での交換が不安

以上の中でいずれかに当てはまる場合は、水道修理業者に相談してみてください。

壁に埋め込まれるタイプの水栓に交換

壁に埋め込まれるタイプの水栓は、平面になったデザインで人気です。最近のマンションは、ほとんどの場合、埋め込み型の洗濯機水栓が設置されています。

 

ご自分での設置も可能ではありますが、壁に穴を開けて水栓をはめ込むので、きれいな仕上がりにしたいなら業者への依頼がおすすめです。

埋め込みタイプを一般的な水栓に交換

埋め込みタイプの水栓はフラットなデザインで人気ですが、使用方法によっては故障が多いので、一般的な水栓にしたい方も多い傾向です。

 

埋め込みタイプの水栓は、壁に埋め込まれている分、給水管がわずかに短くなっています。普通の水栓にする場合、給水管を延長する必要があります。

 

給水管の延長作業が伴うため、業者への依頼が必須です。

給水管が劣化

水栓を設置する給水管が劣化している場合は、修理・交換が必要です。給水管の修理や交換は、水道局指定工事店に指定されている業者へ依頼してください。

水栓の位置変更

洗濯機の設置場所を移動するなどで、新たに水栓を設置する必要がある場合。給水管も、水栓を設置したい場所まで移動・増設が必要です。

 

給水管の増設が必要になるなら、水栓交換も含めて水道修理業者へ依頼しましょう。

単水栓を混合水栓に変更

洗濯機の水栓は、一般的に単水栓です。しかし、お湯を使って洗濯したい場合には、混合水栓にするか、温水洗浄洗濯機にする必要があります。

 

混合水栓に交換する場合は、水栓だけではなく給湯管も引かなくてはならないので、ご自分では作業ができません。配管の増設は、水道局指定工事店のみができる工事です。

自分での交換が不安

ご自分での水栓交換が難しいと思っている方は、業者への依頼がおすすめです。新しい水栓を購入して交換作業を始めてしまった状態で不安になった場合も、業者に相談してください。

 

無理に作業を続けると、大きな被害の原因になってしまうかも。すでに用意している水栓を設置してくれる業者もいます。

賃貸で洗濯機の水栓の交換は大家さんに相談

悩んでいる女性

賃貸住宅の場合は、ご自分での洗濯機の水栓交換はおすすめできません万が一、水漏れなどのトラブルが起きたら、賠償責任が発生します。また、賃貸住宅は、退去の際に原状回復がマストです。

 

水栓の劣化が原因で交換するなら、ほとんどの場合は交換費用を大家さんが支払ってくれます。勝手に水栓を交換せずに、まずは大家さんに相談しましょう。

業者に洗濯機の水栓交換を頼む場合の費用相場

見積書と電卓と筆記用具

水道修理業者に水栓交換を依頼した際に必要な費用の相場をご紹介します。作業内容別に一覧表を作成したので、参考にしてください。

作業内容 目安料金(作業料金+部品代)
単水栓の交換 15,000円~30,000円
壁付き混合栓の交換 7,000円〜27,000円
埋め込み型洗濯機水栓の交換 15,000円~40,000円
給水管の移設 30,000円~100,000円

水道修理業者に水栓交換を依頼すると、短時間で作業が終わります。作業が不安な方やすぐに洗濯機を使いたい方は、業者への依頼がおすすめです。

 

上記の作業料金以外に、基本料金がかかります。以下は、作業に関係なく加算される料金です。

基本料金 0円〜5,000円
出張費 0円〜3,000円
深夜・早朝・休日の割増料金 0円〜8,000円(または、作業料金の0〜40%)
見積もり料金 0円〜

業者によって異なるので、問い合わせ時に確認しておきましょう。見積もりはほとんどの業者が無料で行っているので、気軽に相談できます。

洗濯機の水栓をすぐに交換したいなら

洗濯機の水栓を交換する方法を紹介しました。古い水栓を設置している場所に、同種類の水栓を設置するなら、そんなに難しい作業ではありません。

 

しかし、途中で少しでも不安になったら、水道修理業者に相談してください。また、すぐに水栓を交換したい場合も、業者への依頼がおすすめです。

 

私たち『クリーンライフ』は、最短30分でお伺いします。お持ちの水栓交換も対応していますので、ご相談ください。
⇒クリーンライフに洗濯機の水栓交換について相談してみる

2024.10.01

洗濯機の蛇口の種類をご紹介します。

 

洗濯機の種類の変化に伴って、蛇口の種類も変わってきました。簡単に設置できるニップル不要のタイプや、地震などでホースが外れても水浸しにならないタイプなど豊富です。

 

また、お湯を使って洗濯するために混合水栓をお考えの方に、メリット・デメリットも解説します。これから洗濯機の蛇口交換をお考えの方は、参考にしてみてください。

洗濯機の蛇口の種類

洗濯機の蛇口

洗濯機の蛇口の種類は、主に以下の通りです。

  • 万能ホーム水栓
  • 洗濯機用ワンタッチ水栓
  • 洗濯機用オートストッパー付き水栓
  • その他の古いタイプの蛇口

それぞれについて、説明していきます。

万能ホーム水栓

万能ホーム水栓万能ホーム水栓は、新しい住宅には設置しなくなりましたが、今でも古い住宅で使用されています小学校の校庭にあった、水飲み用の蛇口が万能ホーム水栓です。

 

スパウト(吐水口のついた部分)を動かせる蛇口ですが、スパウトに給水ホースを設置する際にビスなど、ジョイントの設置が必要です。ジョイントが緩んでくると、水漏れしやすくなります。

洗濯機用ワンタッチ水栓

洗濯機用ワンタッチ水栓

ビスやアタッチメントを使わずに、ワンタッチで給水ホースを設置できる蛇口です。給水ホースが外れないような仕様になっています。

 

しかし、地震などの予期せぬ衝撃で、給水ホースが外れる可能性があります。普段は水を止めるようにしておくと、安心です。

洗濯機用オートストッパー付き水栓

洗濯機用オートストッパー付き水栓

万が一、給水ホースが外れても、水漏れしないように自動的に水が止まる蛇口です。ワンタッチ水栓同様、給水ホースをワンタッチで取り付けられます。

 

知らないうちに水漏れが起きることがない、安全設計です。

古いタイプの蛇口

古いタイプの蛇口

上記の3種類の蛇口が、現在も使用されている種類です。

 

上記3種類以外にも、築年数の古いお宅では、以下のような蛇口がまだ使用されているかもしれません。

  • 横水栓
  • カップリング水栓
  • 2ハンドル水栓

もしも以上のような蛇口なら、「修理してもまだ使えそう」と思っても、交換がおすすめです。

洗濯機と蛇口の位置で変わる蛇口の種類

洗濯機の蛇口やコンセント

洗濯機と蛇口の位置関係でも、蛇口の種類が決まる場合があります。

  • 洗濯機と蛇口が離れている
  • 洗濯機に蛇口が隠れている
  • 洗濯機の上に蛇口がある

以上の3つのケースに対応している蛇口を見ていきましょう。

洗濯機と蛇口が離れている

洗濯機と蛇口の間にある程度の距離があれば、ホースを無理に固定する必要がないため、どのような種類の蛇口でも設置可能です。

 

ただし、ホースの長さには気をつけてください。ホースを交換する必要があるかもしれません。

洗濯機に蛇口が隠れている

洗濯機の高さより低い位置に蛇口があり、蛇口が洗濯機本体に当たってしまう場合、つまり、蛇口が洗濯機の裏側に位置している場合です。

 

蛇口が洗濯機の裏側にある場合は、給水ホースを設置しにくいので、壁ピタ水栓がおすすめです。壁にピッタリ張り付いた蛇口なら、洗濯機の邪魔になりません。長いスパウトがついており、給水ホース設置場所を移動できます。

 

壁ピタタイプ(位置変更タイプ)は形は異なりますが、基本的に設置方法は同じなので、ご自分でも交換可能です。

洗濯機の上に蛇口がある

洗濯機の真上に蛇口があると、給水ホースと吐水口(給水ホースを設置する場所)の位置関係が難しくなります。

 

洗濯機の上に蛇口がある場合は、スパウトが自由に動くスパウト可動タイプがおすすめです。

洗濯機の蛇口のおすすめ機能

洗濯機に設置された蛇口

洗濯機の蛇口についていると便利な機能を、紹介します。

  • 緊急止水
  • ハンマーセーフ
  • スパウト回転が可能
  • 水抜きが可能

それぞれについて、説明します。

緊急止水

緊急止水弁が設置された蛇口で、オートストッパー付きとも呼ばれます。一般的に洗濯機の蛇口は開いている状態なので、なんらかの衝撃が原因で急にホースが落ちてしまうと水漏れが始まります。

 

ホースが落ちるようなアクシデントがあっても、緊急止水弁がついていれば、自動的に水が止まるので安心です。現在、ビス固定式の古いタイプの蛇口を設置している場合でも、簡単に緊急止水機能付きの蛇口に交換できます。

 

マンションなど集合住宅にお住まいの場合、下の階への水漏れが心配です。上階にお住まいなら、緊急止水付き蛇口の設置をおすすめします。

ハンマーセーフ

ハンマーセーフは、ウォーターハンマー現象を軽減するシステムです。ウォーターハンマー現象が起きて、大きな異音が発生してしまうとご近所に迷惑です。

 

特に高層マンションにお住まいで全自動洗濯機を利用していると、ウォーターハンマー現象が起きやすくなります。高層マンションにお住まいの方に、特におすすめの機能です。

スパウト回転が可能

スパウト(水が出てくる部分)が回転するタイプの蛇口です。蛇口が洗濯機の真上にある場合に、スパウトが回転するとホースの設置が楽になります。

水抜きが可能

寒冷地にお住まいの場合は、凍結を防ぐために水抜きができる寒冷地対応タイプの蛇口がおすすめです。

 

一般的な蛇口は通常逆止弁がついて、逆流を防止しています。一方、寒冷地用は水抜きが簡単にできるように逆止弁がありません。

 

簡単に水抜きができるので、気温が下がりやすい洗濯機置き場の水栓におすすめです。

洗濯機の蛇口を単水栓から混合水栓にすべき?

洗濯機

洗濯機の蛇口は、一般的に単水栓です。しかし、お湯で洗いたい際に、単水栓を混合水栓に交換したい場合があります。

 

ここでは、単水栓との違いと、混合水栓のメリット・デメリットを紹介します。交換するかどうかを決める参考にご覧ください。

単水栓と混合水栓の違い

単水栓は、お湯か水のどちらか一方しか出せない蛇口です。

 

混合水栓は給水管と給湯管がつながっており、温度を調節して適温のお湯を出せます。

混合水栓のメリット

混合水栓を設置するメリットは、以下の通りです。

  • 洗濯槽でお湯を使える
  • お湯で洗うと汚れが落ちやすい
  • 洗剤がよく溶けて、洗剤の残りから雑菌が増える心配がない

洗剤の残りから、黒ずんだカビが発生しやすくなります。お湯で洗うメリットは、洗濯物だけではなく洗濯機自体の清潔も保たれることです。

混合水栓のデメリット

次に、混合水栓に交換した場合のデメリットを見ていきましょう。

  • 色物の色落ちが心配
  • 給湯器を使うので、光熱費が高くなる
  • 電気温水器の場合は、お湯が少なくなる

お湯で洗いたいのであれば、温水洗浄洗濯機の交換も視野に入れてください。温水洗浄洗濯機なら、電気の安い時間に使えば、光熱費を比較的安くできるでしょう。

 

混合水栓を設置するには、給水管とは別に給湯管の設置工事が必要です。給湯管の設置工事の見積もり金額と、温水洗浄洗濯機の価格を比較して、どちらにするかご検討ください。

洗濯機の蛇口を自分で交換する方法

工具

洗濯機の蛇口をご自分で交換する方法は、あまり難しくありません。作業を始める前に、道具など必要なものをきちんと揃えましょう。

交換できる蛇口の種類

洗濯機の蛇口は、給水管をそのまま利用できるタイプであれば、ほぼご自分で交換可能です。できれば、給水ホースが水栓から外れた場合に水が止まる「洗濯機用オートストッパー付き水栓」がおすすめ。

 

現在、万能ホーム水栓が取り付けられている場合も、洗濯機用オートストッパー付き水栓なら比較的簡単に交換できます。蛇口が洗濯機の裏側にある場合におすすめの、「壁ピタタイプ」の蛇口もご自分で交換が可能です。

 

また、単水栓なら単水栓、混合水栓なら混合水栓を設置してください。

蛇口交換に必要な道具

以下のものを用意してください。

  • 水栓取外しレンチ(モンキーレンチでの代用可)
  • シールテープ
  • 古い歯ブラシ(配水管内の掃除に使用)
  • タオルまたは雑巾
  • ドライバー

水栓取り外しレンチ(モンキーレンチ)は古い蛇口を取り外すために使います。手でも取り外せますが、道具を使った方がスムーズです。

 

シールテープは、新しい水栓を設置する際に外ネジに巻き付けます。ドライバーは、今設置している水栓がワンタッチタイプではなく、ネジ式のニップルを使っている場合に取り外しに必要です。

 

床が濡れるかもしれないので、ビニールシートやダンボールなどで養生をしておくと安心できます。

蛇口交換の流れ

蛇口によって交換方法は異なるので、蛇口に添付された説明書を読んでから作業を始めてください。

 

蛇口交換の流れは、概ね以下の通りです。

  1. 水道の元栓を閉める(元栓は水道メーターの横)
  2. 古い水栓からホースを外す
  3. 古い水栓を開いて、水を出し切る
  4. 古い水栓を取り外す
  5. 水栓を取り外したあとの給水管を古い歯ブラシなどで掃除する
  6. 新しい水栓にシールテープを巻く
  7. 新しい水栓を時計回りにねじ込むように設置する
  8. 元栓を開けて、水漏れがないか確認する

水道の元栓は、マンションなら玄関扉の横にある鉄製の扉の中、戸建てなら敷地内の地面に鉄製の蓋の中にあります。元栓の場所は、水漏れなどのトラブルに備えて知っておきましょう。


シールテープを巻いた上から指で押して、よく馴染ませてください。蛇口交換の方法は、以下の記事で詳しく説明しています。

業者に依頼すべきケース

以下のようなケースは給水管の施工も必要なため、水道局指定工事店に指定されている水道修理業者への依頼が必須です。

  • 単水栓を混合水栓にしたい
  • 壁に埋め込まれるタイプの水栓に交換
  • 埋め込みタイプを普通の水栓に交換
  • 給水管が劣化しているので修理
  • 水栓の位置変更

上記のようなケースではなくても、自分での交換が不安な方は、無理せずに水道修理業者に相談してください。

 

蛇口を購入してご自分で作業を始めてみたものの、不安になることもあります。不安になった時点で、業者に相談しましょう。無理をしないことが大切です。

洗濯機の蛇口の交換をお考えなら

洗濯機の蛇口の種類について、詳しく説明しました。新しい機能付きの蛇口もあるので、交換の際はご検討ください。

 

蛇口によっては、ご自分での設置が難しく、希望にあった蛇口を選べないことも。

 

蛇口の交換でお困りでしたら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。水回りのプロが、洗濯機に適する蛇口をご提案しますじっくりとご希望をお聞きして、提案させていただきます。

⇒クリーンライフに洗濯機の蛇口について相談してみる

2024.10.01

洗面台の蛇口を交換したい場合、自分でできるのか、業者に依頼すべきなのかを紹介します。

 

まずは、洗面台の蛇口交換が必要かどうかをチェックしてみてください。自分で交換できる蛇口の種類の見極め方も解説します。交換方法を説明するので、ご自分でするか、業者に依頼するかを決めましょう。

 

洗面台の蛇口に搭載されていると便利な機能も紹介するので、理想的な蛇口選びの参考にしてください。

洗面台の蛇口を自分で交換できる条件

モンキーレンチが2つ

交換したい洗面台の蛇口が今設置されているタイプと同じなら、面倒な工程は少し簡略されます。

  • 蛇口の取り付け穴の数
  • 排水栓の構造・種類

これらが同じなら、ご自分で蛇口を交換できます。ただし、海外製のおしゃれな蛇口は規格が異なるので、プロの修理業者への依頼がおすすめです。

蛇口の取り付け穴の数が同じ

取り付け穴が同じであることは、最も大切な条件です。異なるタイプの穴ですと、穴を設置するところから始めなくてはいけません。しかし、新たな穴を設置するには、高い技術と経験が必要です。

 

洗面台の取り付け穴の種類は、以下の3種類です。

  • ワンホールタイプ
  • ツーホールタイプ
  • コンビネーションタイプ

それぞれについて説明します。

ワンホールタイプ

洗面台で、1つの穴に1本の配管が設置されたタイプです。

 

シングルレバータイプの蛇口が設置されます。シングルレバータイプの蛇口は、レバー1つで、水とお湯の温度と量を調整できます。

ツーホールタイプ

洗面台に2つの穴があって、それぞれにお湯の配管、水の配管が設置されているタイプです。シングルレバータイプの蛇口、またはツーハンドル混合栓の蛇口が設置できます。

 

それぞれの配管から、お湯と水をレバーやハンドルで調整しながら一定温度の水(お湯)を出します。ツーハンドルタイプは、お湯のハンドルと水のハンドルを回して温度を調整するタイプです。

コンビネーションタイプ

蛇口とレバーが別々の穴に設置されており、レバーを使って水とお湯の温度・量をコントロールするタイプがコンビネーションタイプです。

 

ただし、水のハンドルが設置されたホールとお湯のハンドルが設置されたホール、そして蛇口本体が設置されたホールと、スリーホールタイプもコンビネーションタイプと呼ばれることがあります。

 

コンビネーションタイプはバリエーションがあるので、ご自分で蛇口本体を購入したい際は注意が必要です。

排水栓の構造・種類が同じ

排水栓を開閉する仕方も確認が必要です。今お使いになっている洗面台の排水栓のタイプは、どれでしょうか?

  • ポップアップ式
  • ワンプッシュ式
  • ゴム栓式

ポップアップ式からワンプッシュ式への交換は可能です。しかし、もし変更する場合は排水金具の交換も必要なので、水道修理業者への相談や依頼がおすすめです。

 

洗面台における排水栓の種類について説明します。

ポップアップ式

ポップアップ式は、蛇口本体の後ろ側に設置された引き棒を操作すると排水栓を開閉できるタイプです。

 

引き棒のシステムはメーカーによって異なるため、排水栓のメーカーと同じ蛇口を選ぶ必要があります。

ワンプッシュ式

ワンプッシュ式は、蛇口本体の後部に設置されたボタンを押すことで、排水栓の開閉を行うシステムです。

 

ポップアップ式と同じように、メーカーによってシステムが異なるため、排水栓と同じメーカーの蛇口を選ぶ必要があります。

ゴム栓式

ゴム栓式は、黒いゴム栓にチェーンがついていて、手動で排水栓を開閉するタイプです。シンプルなつくりで独立して機能しているため、蛇口のタイプを選びません。

 

ただし、ゴム栓式をワンプッシュ式やポップアップ式にしたい場合は、ご自分では難しいので水道修理業者に相談してください。

洗面台の蛇口の交換方法

軍手をはめた手で蛇口を閉めている

洗面台の蛇口をご自分で交換したい方に、交換方法をご紹介します。蛇口の種類を確認して、ホームセンター等で、今設置されている蛇口と同じタイプの蛇口を購入してください。

準備

洗面台の蛇口の交換に必要なものを確認します。

  • L型締め付け工具(モンキーレンチで代用可)
  • スパナ(モンキーレンチで代用可)
  • ドライバー
  • 六角レンチ
  • タオル・雑巾
  • バケツ
  • ブラシ(古い歯ブラシで代用可)
  • ビニールシートかダンボール

古い蛇口を取り外す際に、こぼれる水を受けるためのバケツと雑巾が必要です。

 

床は濡れないように、ビニールシートやタオルで養生します。ビニールシートがない場合は、広げたダンボールで代用可能です。

新しい蛇口を確認する

購入した蛇口の包装を外して、問題がないかどうか確認します。古い蛇口を外したあとで不備を見つけると面倒なので、購入したらすぐに確認しておくと安心です。

 

欲しかった蛇口だったかどうかの確認はもちろん、傷がないか、足りない部品はないかを見ておきましょう。

洗面台の下の物入れを空にする

作業しやすいように、洗面台下の物入れは空にします。蛇口の取り外しをする際に、洗面ボウルの下に入って作業するためです。

 

洗面所の床に物を置いておくと邪魔になるので、箱などに入れてまとめて別室に保管しておきましょう。収納ラックなどを設置している場合も、取り外した方が作業しやすいのでおすすめです。

床に養生シートを敷く

作業中にうっかり工具を落として、床に傷をつけてしまうこともあります。ビニールシート、バスタオル、ダンボールなどを床に敷き詰めて養生しておきましょう。

止水栓または元栓を閉める

水の流れを止めておかないと、蛇口を外したときに給水管から水が飛び散って水浸しになってしまいます。水の流れを止めるには、洗面所の止水栓を閉めます。

 

水とお湯、2か所の止水栓がある場合は、両方とも忘れずに閉めましょう。長期間、止水栓を閉めたことがなく、動かなくなっていたら無理に閉めないで元栓を閉めてください。

 

元栓は水道メーターの横にあります。止水栓も元栓も反時計回りに回すと、水の流れが止まります。回すためにマイナスドライバーが必要なタイプの止水栓もあります。

蛇口の交換方法

蛇口交換の手順は以下の流れです。

  1. 金具を緩めてホース・蛇口を外す
  2. 新しい洗面台蛇口を設置する
  3. 動作確認・漏水の有無を確認する

交換しながら読むのではなく、用意する前に一度流れを把握しておいてください。

 

それぞれを詳しく説明します。

金具を緩めてホース・蛇口を外す

洗面台下の止水栓より蛇口に近い方についたナットを緩めて、給水管に接続しているホースを外します。外す際にバケツを下に置いて、ホース内部の水を受けるようにしておきましょう。

 

次に、蛇口の真下に設置されている金具を立水栓取付レンチで緩めて、蛇口を引っ張るようにして取り外します。穴の周辺を古い歯ブラシなどで、掃除しましょう。

 

洗剤を使うときは、汚れはアルカリ性の水垢なので中性洗剤、または酸性洗剤がおすすめです。また、給水管と給湯管に古いパッキンが残っていたら、ていねいに取り除いておきましょう。

新しい洗面台蛇口を設置する

新しい蛇口をホールに差し込み、ナットを締めて固定します。

 

取付穴に差し込みナットを締め、スパウトの位置が正面になるようにして、しっかりと固定します。付属品の逆止弁を給水管と給湯管の止水栓に設置しましょう。

 

次に逆止弁に給水ホース、給湯ホースを接続後、蛇口と接続します。

動作確認・漏水の有無を確認する

蛇口がガタつかないか確認後、元栓を開けて蛇口を開け、水を流してみましょう。漏水がないか、洗面台ボウルの下も確認してください。

洗面台の蛇口を交換すべき理由

洗面台の蛇口を交換した方がいいケースを解説します。修理すればまだ使えそうだなと感じるときでも、以下のような状態なら、迷わずに交換してください。

  • 寿命がきている
  • 交換部品がない
  • 本体にヒビや傷がある
  • 設置しているものと違うタイプの蛇口にしたい

一つずつ説明するので、交換するか、修理するかを決めるための参考にしてみてください。

寿命がきている

蛇口の種類や家族構成、使用回数によって、蛇口の寿命は異なりますが、概ね10年と考えて問題ありません。パッキン等の劣化だけが不具合の原因ではなく、蛇口そのものの金属が摩耗している場合もあります。

 

金属は古くなると、サビなどが発生してしまいます。サビが、水に少しずつ紛れ込んでしまうかもしれません。古い蛇口は無理して使わないほうが、健康のためにも良さそうです。

交換部品がない

蛇口を設置して10年を過ぎると、交換部品も廃盤になっているケースがあります。代替部品を利用できる可能性もありますが、蛇口は小さな部品で構成されている繊細なアイテムです。

 

わずかなサイズの違いで水漏れをしてしまう可能性も。水漏れが起きると、カビの繁殖などさまざまな被害が生じるので蛇口本体の交換がおすすめです。

本体にヒビや傷がある

蛇口を設置して10年以内でも、地震などで重いものが落ちてきて本体にヒビや傷ができている場合があります。本体にダメージがあると、ちょっとした気圧の変化等で破裂してしまうかも。

 

洗面台の蛇口で少しでも水漏れがあれば、湿気が増えてカビの原因にもなるので交換をご検討ください。

設置しているものと違うタイプの蛇口にしたい

設置している蛇口に何も問題がなくても、以下の蛇口に交換したいと思うこともあるでしょう。

  • おしゃれなデザイン
  • 新機能のついたタイプ

おしゃれなデザインの蛇口を設置すると、洗面台の印象が変わります。また、節水できるタイプや清潔さを保てるタイプなど、用途に合わせて機能が選べます。

洗面台の蛇口交換を業者に頼む場合の費用相場

水道修理の料金相場

蛇口の交換を水道修理業者に依頼したい方に、交換費用の相場をご紹介します。

蛇口の種類 シャワーの有無 本体価格+交換費用の合計
ワンホール混合栓 シャワーなし 22,000円~46,000円
シャワーあり 42,000円〜70,000円
ツーホール混合栓 シャワーなし 14,000円~32,000円
シャワーあり 34,000円〜55,000円
コンビネーション 42,000円〜93,000円

交換費用のみの相場は、シャワーのないタイプなら概ね7,000円~11,000円です。

 

業者によっては、お客様に用意していただいた蛇口を作業料金のみで設置しています。蛇口を安く購入できれば、それだけ交換費用を抑えられます。

 

上記の作業料金のほか、基本料金等(3,000円〜5,000円)が加算されます。業者によっては、深夜・早朝・休日の割増料金や出張費が発生する場合もあります。

 

水道修理業者への依頼は、必ず見積もりを取って料金に納得してからにしましょう。

 

⇒クリーンライフに洗面台の蛇口交換について相談してみる

洗面台の蛇口におすすめの機能

シャワー付き蛇口

洗面台で蛇口を交換するなら、以下のような機能付きがおすすめです。

  • シャワーホース
  • エコシステム(エコシングル水栓、泡沫水栓など)
  • 吐水口回転
  • 寒冷地なら水抜き栓

それぞれについて、特徴や設置する利点を紹介します。

シャワーホース

引っ張ればシャワーホースが出てくるタイプは、洗面台の掃除の際などに便利です。

 

ただし、ボウルが小さくてあまり深さがない場合は、水が飛び散りやすくなるので、ボウルの交換が必要になるかもしれません。

エコシステム

水やガスを節約できる、以下のようなエコシステム付き蛇口です。

  • エコシングル水栓
  • 泡沫水栓

エコシングル水栓は、混合水栓を使用しているときにお湯側にレバーが傾き、お湯だけしか必要ないのに給湯器が稼働してしまうことを回避できるシステムです。ガス使用の無駄を省けます。

 

泡沫水栓は、蛇口の吐水口に設置されたフィルターの働きで水に空気が混入するシステムです。水流に気泡が含まれて柔らかいタッチになり、水跳ねが少なくなります。空気が混じって水の量が増えたように感じるので、節水効果もあります。

 吐水口回転

吐水口回転とは、スパウトが上向きに回転できるシステムです。小学校の校庭にあった蛇口にもついている機能です。

 

吐水口が回転するので、コップや水を使わずにうがいができます。コップの周辺は、水垢などで汚れが気になる場所です。コップを置かなければ、掃除が楽になります。

 寒冷地なら水抜き栓

「水抜栓」がある蛇口を設置すれば、凍結の心配が抑えられます。寒冷地にお住まいなら、おすすめの機能です。

 

蛇口のベース部分に水抜き栓がついており、寒さが厳しくなった際に水を簡単に抜くことが可能です。

洗面台の蛇口を交換するなら

洗面台の蛇口交換をご自分でする方法や注意事項をご紹介しました。ホールの数や排水システムが同じタイプの蛇口なら、DIYに慣れている方なら大丈夫でしょう。

 

しかし、自信のない方が無理にすると、水漏れなどのトラブルになってしまいます。洗面台の蛇口交換をお考えなら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。

 

まずは、蛇口の修理が可能かどうかもしっかり見極めます。新機能の蛇口、交換してみたい蛇口などもお気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフに洗面台の蛇口交換について相談してみる

2024.10.01

洗面台の下からの水漏れが起きた際に、すぐにできる応急処置や修理方法を説明します。洗面台下の水漏れは、主に以下の場所から起きることがほとんどです。

  • 排水パイプの接続部
  • 排水パイプのひび
  • 水受けタンク

場所がわかれば、応急処置は比較的簡単にできるので、記事を参考に試してみてください。修理を水道修理業者に依頼した際の、費用目安もあわせてご紹介します。

洗面台の下での水漏れの原因・応急処置

洗面台の下

洗面台の下で水漏れを見つけたら、すぐに洗面ボウル下の扉を開けてどこから水漏れしているのかを確認しましょう。

 

水漏れ箇所がわかったら、以下のような応急処置をして様子を見てください。

排水パイプや給水管の接続部を締め直す

接続部分からの水漏れなら、ナットなどに緩みがあるかどうか確認してください。

 

パッキンやナット自体が劣化していないのなら、締め直しをするだけで水漏れが改善する可能性があります。

排水パイプのずれを直す

洗面ボウルの下は物置になっているので、ついつい物を詰め込みすぎる傾向があります。物を押し込んだときに排水パイプがずれてしまっていると、水漏れが始まることも。

 

排水パイプは床下の排水管に差し込まれているだけなので、ずれてしまったときに外れてしまい、水漏れが始まっているのかもしれません。ずれが原因なら、正しい位置に戻すと、自然に排水管に差し込まれて水漏れが改善します。

排水パイプのヒビを補修する

排水パイプが劣化すると亀裂・ヒビが入って、そこから水漏れすることがあります。ヒビの補修は、防水性のあるビニールテープを使用します。

 

濡れているとテープが剥がれやすくなるので、止水栓を閉めて水を止め、乾いた布でよく拭いてから巻きつけてください。

 

ビニールテープの補修で水漏れしなくなっても、しばらくすると再発します。できるだけ早くに、本格的に修理をしてください。排水パイプの交換が必要です。

 

ただし、排水パイプの交換はご自分では難しいので、水道修理業者への相談が必要です。

水受けタンクの水を捨てる

水受けタンクがいっぱいになっているために、水漏れしたのかもしれません。水受けタンクを確認して、水があふれていたら水を捨てましょう。

 

水を捨ててもすぐに水が溜まるようなら、シャワーホースに亀裂ができている可能性があります。シャワーホースに亀裂がある場合は、防水性のあるテープで補修します。

 

また、水受けタンクにヒビや穴が空いていないか確認しましょう。水受けタンクの穴は、パテなどで補修してできるだけ早くに交換してください。

排水パイプのつまりを解消する

排水パイプのつまりが原因で、ナットがゆるみやすくなっているのかもしれません。つまりが起きると水の流れが悪くなり、パイプ内の水圧の力でナットがゆるんでしまうのです。

 

排水パイプの接続部を外して、内部のつまりを解消すると水漏れが直る場合があります。

洗面台の下の水漏れの修理方法

錆びついたパッキン

洗面台の下の水漏れを発見したら、水漏れ箇所を確認して対応しましょう。パッキン交換やヒビの入った部品交換で改善できるのなら、ご自分でも対応可能です。

排水パイプや給水管の接続部のパッキン交換

排水パイプや給水管の接続部からの水漏れは、パッキンを交換すれば改善します。

 

【用意するもの】

  • 新しいパッキン
  • レンチ
  • 古い歯ブラシ

パッキンの種類に不安があれば、パッキンを取り出してホームセンターに持参して同じものを購入しましょう。

 

給水管のパッキンを取り外す際はレンチが必要ですが、排水パイプのパッキンはナットを手で緩めれば取り外せます。

 

【手順】

  1. 古いパッキンを取り外す
  2. 古い歯ブラシなどを使って、パッキンが設置されていた部分を掃除する
  3. 新しいパッキンを設置して、ナットを閉める

止水栓を開けて、水漏れがしないか確認してください。もし水漏れがあれば、以下を確認してください。

  • パッキンのずれがないか
  • ナットが締められているか

新しいパッキンをきちんと設置できたか、確認しましょう。

水受けタンクの交換

水受けタンクは、今設置しているタンクと同じくらいの深さがあればどれでも問題ありません。ただし、フックを付け替えるのが面倒な方は、同じ水受けタンクを設置しましょう。

 

【用意するもの】

  • ドライバー(フックをつけるため)
  • 新しい水受けタンク

水受けタンクは、蛇口メーカーのオンラインショップ等で販売しています。2,000円〜が相場です。

 

【手順】

古い水受けタンクと同じモデルなら、設置しているフックにそのままつけるだけです。しかし、同じ水受けタンクが見つからず、異なるモデルを購入したらフックの位置を確認しましょう。

 

新しい水受けタンクの2つの穴の距離を測って、フックを設置してください。

排水パイプの交換

排水パイプの素材が樹脂製の場合の交換方法を説明します。排水パイプの交換は、難易度の高い作業です。

 

【用意するもの】

  • 排水パイプ
  • バケツ
  • タオル
  • 軍手

軍手をつけると、ナットを閉める際に力が入れやすいので用意しておきましょう。

 

【手順】

  1. 排水パイプと排水トラップを接続しているナットを緩めて、排水トラップを外す
  2. 床下の排水管と排水パイプを接続しているナットを緩めて、排水パイプを外す
  3. 新しい排水パイプと排水トラップを接続する
  4. 排水トラップを洗面ボウルにナットで取り付ける

水を流してみて、水漏れが解消したか確認します。

シャワーホースの交換

シャワーホースは、交換可能なタイプと技術的な問題で交換できないタイプがあります。ワンタッチで装着できるジョイント付きのシャワーホースなら、ご自分で交換可能です。

 

また、シャワーヘッドが外せないタイプは、シャワーヘッドも一緒に交換してください。

 

【用意するもの】

  • シャワーホース(設置されているシャワーホースと同じジョイント付き)
  • 大きめのタオルやビニールシート(養生のため)
  • マイナスドライバー(止水栓を閉めるため)
  • バケツ(ホースを外すときに流れる水を受けるため)
  • プライヤー

シャワーホースを購入する際は、蛇口のメーカー・型番号を確認します。ホームセンターやオンラインショップ等で購入可能です。

 

ホームセンターで購入する場合は、取り外したシャワーホースを持って行くと確実です。取り外す際は、止水栓を閉めておきましょう。ホース内の水がこぼれるので、バスタオル等を敷いておくと安心です。

 

【手順】

  1. 古いホースを外す
    (プライヤーでホースをはさむと、力を入れやすい)
  2. 新しいシャワーホースにシャワーヘッドを差し込んで用意する
  3. ホースにジョイントを設置する
  4. シャワーホースを水栓に設置する
  5. 水受けタンクにホースを収納する

メーカーによって手順が異なるので、メーカーの取扱説明書を確認してから作業しましょう。

洗面台下の水漏れ修理を業者に頼む際の目安料金

料金相場

洗面台下の水漏れで以下のような場合は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

  • どこから水漏れしているかわからない
  • 排水パイプや排水管からの水漏れ
  • ご自分での修理に不安がある

水道修理業者に依頼した場合の、修理料金の目安を一覧表にしたので参考にしてみてください。

作業内容 目安料金
簡単な調整(ナットの締め直しなど) 3,000円〜5,000円
パッキン交換 5,000円~8,000円
シャワーホースの交換 9,000円〜12,000円+シャワーホース本体価格
水栓本体の交換 10,000円~20,000円+水栓本体価格
つまり除去 8,000円〜16,000円
排水パイプの交換 16,000円〜39,000円

 

上記の作業料金の他に、以下のような料金が加算されます。

料金の種類 目安料金
基本料金 0円〜5,000円
出張費 0円〜3,000円
早朝・深夜・休日の割増料金 0円〜8,000円(または作業料金の25%程度)
見積もり 0円〜

 

必ず、作業依頼の前に見積もりをしてもらってください。

洗面台下の水漏れを予防する方法

対策

洗面台下の水漏れを解消したら、再度水漏れが起きないように予防することが大切です。簡単にできる次の4つの予防方法を紹介します。

  • 水受けタンクを定期的にチェックする
  • シャワーホースの穴に水がかからないようにする
  • 洗面台下に物を押し込みすぎない
  • つまりが起きないようにする

それぞれについて説明します。

水受けタンクを定期的にチェックする

水受けタンクは、シャワーホースを伝っていく水を受けるために設置されています。普通の状態なら水受けタンクに入る水の量は、自然に乾燥してしまう程度です。

 

しかし、使い方が悪いと、水が大量に水受けタンクに入り込んでしまう場合もあります。また、シャワーホースが劣化して穴が空いていると、水受けタンクに水が溜まってしまうことも。

 

水受けタンクのことは忘れがちですが、定期的にチェックすると安心です。わずかな水でも溜まっていると虫が発生したり、カビの原因になったりします。定期的に掃除をすると、ホースが劣化した際にもすぐに気がつきます。

シャワーホースの穴に水がかからないようにする

シャワーホースに穴が空いていなくても、洗面台で洗髪しているときにシャワーヘッドを置いた際、穴に水が入ってタンクに水が大量に溜まってしまうこともあります。

 

洗髪しているときは、気がつきにくいと思いますが、シャワーホースの穴に水がかからないように気をつけてください。シャワーホースの穴に、小さめのタオルを置いておくと水浸しになりにくいです。

洗面台下に物を押し込みすぎない

洗面台下に物を入れすぎていると、水漏れに気づきにくいので注意が必要です。また、押し込んだことが原因で排水パイプがズレてしまうことも。

 

物が少ないと掃除がしやすいので、清潔に保てる点もおすすめポイントです。洗面台の下には、すぐに必要になるものだけを入れておきましょう。

つまりが起きないようにする

排水パイプや排水トラップのつまりは、ナットの緩みやパイプの劣化の原因になります。できるだけ排水パイプや排水トラップのつまりが起きないように、以下のことを心がけてください。

  • 排水口(ヘアキャッチャー)の掃除を週1回以上、定期的にする
  • 液体パイプクリーナーを月に1回以上、定期的に流す
  • 固形物が落ちたら水を流さずに、すぐに取る

洗面台で嘔吐してしまったときは、水を流さずにティッシュ等で拭き取りましょう。つまりが起きないように気を付けると、悪臭防止にもなります。

洗面台の下で水漏れを見つけたら

洗面台の下で水漏れが起きた際の対処方法をご紹介しました。排水パイプのずれや水受けタンクの水が原因なら、簡単に対応できることも多いので試してみてください。

 

しかし、原因がわからなかったり、対応が難しかったりする場合は、水道修理業者への相談がおすすめです。

 

水漏れが続き、すぐに対応が必要な場合は私たち『クリーンライフ』にご相談ください。お電話をいただいて、最短30分でお伺いします。

⇒クリーンライフに洗面台の下の水漏れ修理を相談してみる

2024.10.01

洗面所で水漏れが起きた際の応急処置、修理方法や原因について紹介します。

 

すぐに対応すれば、被害が広がりません。応急処置で修理が完了する場合も少なくないので、記事を参考に実行してみてください。

 

応急処置だけでは十分改善できない場合の修理方法や、プロの水道修理業者に依頼すべきケース、修理料金の目安もあわせてご紹介します。

洗面所の水漏れの箇所・原因ごとの応急処置

洗面所

洗面所で水漏れを見つけたら、まずはどこから水が漏れているのかを確認しましょう。主に以下の3つの場所から、水漏れが起きているケースが多い傾向です。

  • 水栓
  • シャワーホース
  • 排水トラップ・排水ホース

各箇所の水漏れの原因と応急処置を紹介します。

蛇口(水栓)からの水漏れ

 

蛇口は5年程度使うと、パッキンの劣化などで水漏れが始まります。

 

水栓からの水漏れの原因を、水漏れ箇所によって見てみましょう。主な原因は、以下の通りです。

  • 接続部からの水漏れ:ナットの緩み
  • スパウトからの水漏れ:バルブカートリッジの劣化、パッキンの劣化(三角パッキン、Uパッキン、コマパッキンなど)
  • 吐水口からの水漏れ:コマパッキン(ケレップ)の汚れ・劣化
  • レバー下からの水漏れ:バルブカートリッジの劣化
  • ハンドル下からの水漏れ:パッキンの劣化、スピンドルの劣化
  • 数箇所からの水漏れ:水栓本体の劣化

まずは、ナットを締め直して様子を見てください。

応急処置:ナットを締め直す

シングルレバー混合栓なら、レバーを外してナットの緩みを確認しましょう。

 

また、ツーハンドル混合栓でハンドル下から水漏れがあれば、ハンドルを外してカバーナットを時計回りに回して締めると、水漏れが直る可能性があります。

シャワーホースからの水漏れ

シャワーホースが劣化すると、ヒビや穴ができて水漏れが始まります。

 

シャワーホースの穴から水漏れがあると、洗面台の下にある水受けタンクに水があふれてしまい、洗面台の下や床が濡れている可能性もあります。

 

床材や洗面台の家具にダメージを与えるため、タンク内の水を捨てたのち、よく乾かして応急処置をしておきましょう。

応急処置:テープやパテで修復する

防水テープを使って応急処置をします。防水テープは以下のようなものなら、どれでも利用できます。

  • シールテープ
  • 仮補修テープ
  • 自己融着テープ
  • 防水補修テープ
  • ホーステープ

それでは、手順を説明します。

  1. シャワーホースのヒビや穴がどこにあるのか特定する
    (わかりにくい場合は、少し水を流してみる)
  2. 止水栓(元栓)を閉めて、給水を止める
  3. 乾いた雑巾で水気を拭き取る
  4. テープを巻き付け、指で馴染ませる

止水栓を開けて、水漏れがあるか確認します。パテも利用できますが、乾かすまで待たなければいけないので、テープがおすすめです。

洗面所の給水管からの水漏れ

給水管からの水漏れは、接続部分からがほとんどです。まずはナットを締め直してみましょう。

応急処置:ナットを締め直す

給水管の接続部分のナットの締め直しは、モンキーレンチやプライヤーなどを利用してください。

排水トラップ・排水ホースからの水漏れ

洗面台の下には、下水からの悪臭や虫が排水口から室内に入り込まないために、常に水を貯めておく排水トラップが設置されています。排水トラップの形状は、S字型またはP字型にカーブしており、そこに水が貯まるシステムです。

 

排水トラップは蛇腹の排水ホースとつながっており、接続部分に大きなナットがあります。排水トラップ・排水ホースからの水漏れの原因は、

  • ナットが緩んでいる
  • ナットのパッキンの劣化
  • ホースの劣化

といったことが考えられます。

応急処置:ナットを締め直す

ナット部分から水が漏れていたら、ナットの緩み、またはナットのパッキンの劣化が原因です。

 

まずは、排水トラップと排水ホースをつないでいるナットを締めてみましょう。時計回りに回すと締まります。

応急処置:ビニールテープでヒビ・穴を補強する

ホースの劣化によるヒビや穴からの水漏れなら、防水性のあるテープやパテで補修できます。防水テープには以下のようなものがあります。

  • 自己融着テープ
  • 防水補修テープ
  • 水道用ラップテープ

パテは金属用とプラスチック用があるので、排水パイプの素材に合わせて選びましょう。ベタつかず、比較的扱いやすいことが特徴です。

応急処置:排水パイプを分解してつまりを取り出す

つまりが原因でパイプ内部やナット部分を圧迫し、ナットが緩んでしまうケースもあります。つまりが原因なら、ナットを緩めて分解してつまりを取り出すと、水漏れが解消できる可能性があります。

 

分解したあとで組み立てるときに間違えると、さらに水漏れが起きるので慎重に組み立ててください。

応急処置:排水パイプの位置を整える

洗面台の下にものを押し込みすぎて、排水パイプを圧迫して位置がずれてしまい、水漏れが起きる場合も。

 

排水管に続く排水パイプがずれているなら、排水パイプの位置を整えてみてください。

洗面所の水漏れの修理方法

対処法

ナットの締め直しといった応急処置で水漏れが直ったら、そのまま様子を見てください。応急処置だけでトラブルが解消できているケースもあります。

 

しかし、補修テープ等での応急処置は一時的なものなので、水漏れが止まっていたとしても修理が必要です。

蛇口(水栓)・シャワーの水漏れ

蛇口(水栓)やシャワーからの水漏れは、水漏れ箇所を確認してパッキンやカートリッジ、シャワーホースといった部品の交換で解決します。

 

水栓・シャワーの修理をするときは必ず止水栓か元栓を閉め、給水を止めておきましょう。

修理方法1:パッキンを交換する

シングルレバーの水栓よりハンドル式の水栓の方が、パッキン等の交換は簡単です。部品を交換するときは、ハンドルを外して内部部品を一つずつ取り出します。

 

ハンドルの外し方を説明します。

  1. キャップの隙間にピックツールを挿入して外す
  2. ネジが見えるので、反時計回りに回して緩める
  3. ハンドルを引っ張って外す
  4. カバーナットをモンキーレンチで反時計回りに回して外す

三角パッキン、パッキン受け、スピンドル、コマ、コマパッキンが設置されています。劣化したパッキンやスピンドルを交換します。

 

メーカー・型番を確認し、適切なサイズの部品を用意してください。

修理方法2:バルブカートリッジを交換する

シングルレバー混合水栓のレバー下や吐水口からの水漏れは、バルブカートリッジの交換で改善される可能性があります。

 

まず、ご自宅のシングルレバー混合水栓に対応するバルブカートリッジの入手が必要です。水栓のメーカー、型番を確認して、メーカーの公式サイトや通販ページで購入できます。

  1. レバー部分を引き抜いて分解する
  2. マイナスドライバーで内部の部品を順に取り外す
  3. カートリッジ押さえを時計回りに回して外す
  4. 古いカートリッジを取り外す
  5. 新しいバルブカートリッジを正しい方向ではめこむ
  6. 水栓を組み立て直す

止水栓(元栓)を開けて、水漏れがないことを確認します。

修理方法3:蛇口本体を交換する

DIYに慣れている方なら、劣化した蛇口(水栓)本体の交換が可能です。ただし、同じタイプの蛇口を選ぶ必要があります。

 

設置するホールの数など、同じ蛇口を選びましょう。以下の記事を参考にして、交換してみてください。

給水管・止水栓の水漏れ

給水管の接続部分や止水栓からの水漏れは、パッキンの劣化が考えられます。止水栓のパッキンを交換するときは、水道メーターの横に設置されている元栓を閉めて水の流れを止めましょう。

  修理方法:パッキンを交換する

止水栓は主に、ハンドルタイプとマイナスネジタイプがあります。パッキンはメーカーサイトや取扱説明書で確認し、購入してください。

 

止水栓のパッキンの一般的な交換方法は、以下の通りです。

  1. 水道の元栓を閉じる
  2. 止水栓を分解し、ピンセットでパッキンを取り出す
  3. 新しいパッキンを設置する
  4. 止水栓を組み立てる

元栓を開けて、水漏れがないか確認してください。

排水トラップの水漏れ

排水トラップの水漏れで、ナットを締め直しても改善しないなら、パッキンの劣化が考えられます。排水トラップのパッキンは、蛇口のパッキン交換と比較すると難易度は高くありません。

 

ただし、パイプの太さは25、32、38ミリがあるので、ご自宅のパイプの太さを確認してパッキンを購入してください。

修理方法:パッキンを交換する

パッキン交換をする際は、止水栓か元栓を閉めてください。手順は以下の通りです。

  1. 排水トラップを分解する
  2. ナット部分のパッキンを取り外す
  3. 新しいパッキンをはめ込む
  4. 排水トラップを組み立てる

組み立てに不安があれば、分解するときに写真を撮影しておくと安心です。

業者に洗面所の水漏れ修理を頼む方が良いケース

蛇口を修理する水道修理業者

洗面所で水漏れがあった際に、ご自分で修理しない方が良いケースをご紹介します。以下のようなケースは、すぐに修理業者に依頼しましょう。

  • 水漏れ箇所の特定ができないとき
  • 自分で対処できないとき
  • 排水パイプやホースが破損しているとき
  • 床下の排水管から水漏れしているとき
  • 賃貸住宅で水漏れが起きたとき

また、賃貸住宅の場合は、修理業者への依頼も管理会社や大家さんに相談してください。

水漏れ箇所の特定ができないとき

水漏れ箇所を特定できない場合は原因もわからないため、ご自分での修理は困難です。原因を探るために、あちらこちらを触っているとうっかり部品を破損してしまうかもしれません。

 

水漏れ箇所の特定も含めて、水道修理業者に任せてしまった方がいいでしょう。

自分で対処できないとき

部品交換など一般的に簡単な修理と言われることも、慣れていない方には難しく感じることも多いでしょう。部品を購入するだけでも、間違ってしまうかもしれません。

 

DIYに慣れていない方は、道具から購入しなくてはならない場合もあり、ハードルが高くなります。工具の用意がない場合は、ご自分でするよりも水道修理業者への依頼がおすすめです。

 

失敗すると被害がさらに広がってしまう可能性も。失敗してから修理業者に依頼すると、さらに高額になってしまいます。

排水パイプやホースが破損しているとき

洗面所の排水パイプやホースが破損しており、交換が必要な場合は専門の業者への依頼がおすすめです。

 

ホームセンターで排水パイプやホース等は購入できますが、失敗したときの被害の大きさを考慮すると、あまりおすすめできません。

床下の排水管から水漏れしているとき

床下の排水管から水漏れしているときは、自分で処理するのは困難です。排水管の修理は、水道局指定工事店に指定されていない業者も対応できません。

 

必ず、技術力のある水道局指定工事店に修理を依頼してください。排水管のトラブルは、専門の用具が必要です。

賃貸住宅で水漏れが起きたとき

賃貸住宅の場合は、大家さんか管理会社に連絡してください。ご自分で無理に修理をして失敗すると、交換などの高額の修理料金を支払わなくてはいけなくなる可能性があります。

 

部品や設備の劣化が水漏れの原因であれば、修理料金は大家さんに支払い義務があります。

水道修理業者に依頼するときの注意点

注意点

水道修理業者に洗面所の水漏れ修理を依頼する際は、次の点に注意しましょう。

  • 水道局指定工事店か確認する
  • 施工実績が多いか確認する
  • 料金が明確で適正価格で運営している
  • アフターサービスがある業者を選ぶ

それぞれについて説明していきます。

水道局指定工事店か確認する

排水管や給水管の水漏れ修理は、水道局指定工事店しか対応できません。

 

洗面所のどこから水漏れがあるのかわからないときは、必ずお住まいの地域で指定業者に指定されている業者から選んで依頼しましょう。

施工実績が多いか確認する

施工実績の多い業者なら、技術や顧客満足度が高いと考えられます。創業からの年数や施工実績数などを、公式サイト等で確認してください。

料金が明確で適正価格で運営している

わかりやすい料金システムで、サイトにだいたいどのくらいの料金で運営しているのかを明確にしている業者は信頼できます。

 

見積もりをしてもらった際に、項目ごとに詳しく書かれた見積書を提示してくれる業者がおすすめです。3社以上の業者に相見積もりをしてもらうと、適正価格かどうかがわかります。

アフターサービスがある業者を選ぶ

どんなに安い業者でも、アフターサービスがないと不安です。すぐに洗面所の水漏れが再発した際に、また修理を依頼すれば支払いが生じてしまいます。

 

すぐに同じトラブルが起きた際に、無料で修理をしてくれる業者がおすすめです。また、アフターサービスのある業者は、技術に自信がある場合がほとんどで、再発する心配もあまりありません。

洗面所の水漏れ修理の費用相場

PRICEと書かれたカード

洗面所の水漏れ修理を業者に依頼した際の作業別の目安料金は、以下の通りです。

作業の種類 目安料金
パッキン交換 3,000〜8,000円
給水管の一部を交換 10,000円前後
給水管の水漏れ修理 3,000〜4,000円
排水管の軽度なつまり修理 5,000円前後
専門用具が必要な排水管のつまり修理 10,000〜30,000円
水栓の交換 15,000〜20,000円

作業料金の他に、基本料金0〜5,000円がかかります。また、業者によっては、以下のような料金がかかるので、問い合わせ時に確認が必要です。

  • 出張費
  • 早朝・深夜・休日の割増料金
  • 交換部品の廃棄費用

正式に依頼する前に、必ず見積もりを取ってください。見積もりは、項目ごとにきちんと書面で提示する業者が信頼できます。

洗面所から水漏れしたら

洗面所で水漏れが起きた際の応急処置、修理方法などをご紹介しました。

 

ご自分で対応できず、洗面所の水漏れが改善しない場合は、プロの修理業者への依頼がおすすめです。放置しておくとどんどん悪化してしまい、床材などにもダメージを与えてしまいます。

 

相談してみたい方は私たち『クリーンライフ』にご連絡ください。水漏れでお困りなら、最短30分でお伺いします。
⇒クリーンライフに洗面所の水漏れの相談をしてみる

2024.10.01

洗面所の蛇口から水漏れがあった場合の対応方法を、蛇口の種類ごとに紹介します

 

洗面所の水漏れを放置すると、以下のようなトラブルが生じます。

  • 洗面所の化粧台が劣化する
  • カビが生えやすくなる
  • 水道代が高くなる

できるだけ迅速に対応できるように、簡単なパッキン交換方法等を詳しく説明するので、参考にしてみてください。

洗面所の蛇口1:シングルレバー混合栓の水漏れの原因と修理方法

洗面所の蛇口

「シングルレバー混合水栓」はハンドルが1つだけついており、上下に動かして水量調節、左右に動かして温度調節できるタイプの水栓です。

 

1つのハンドルだけで温度と水量を調節できるため、使いやすく、多くのキッチンや洗面所で利用されています。

シングルレバー混合栓の水漏れ箇所と原因

シングルレバー混合栓の水漏れが起きやすい場所は、主に以下の3つです。

  • 吐水口
  • レバーの下
  • スパウト

それぞれの水漏れの原因を見ていきましょう。

吐水口

シングルレバー混合栓の吐水口から水漏れする原因は、次のことが考えられます。

  • ハンドル下に設置されたバルブカートリッジの破損・摩耗
  • パッキンの破損・摩耗
  • 蛇口本体の経年劣化

蛇口本体の寿命は、一般的に10年程度です。もし、まだ経年劣化が考えられない場合は、バルブカートリッジもしくはパッキンの交換で解決されるはずです。

レバーの下

シングルレバー混合栓は、レバー1つで調整するのでレバー下からの水漏れも比較的多い傾向です。

  • レバー下のナットの緩み
  • ハンドル下に設置されたバルブカートリッジの経年劣化や破損

まずは、レバー下のナットの緩みを確認しましょう。

スパウト

スパウトは先に吐水口が付いている水栓の、突き出ているパーツです。左右に動かせるため、少しずつ劣化していきます。

 

原因を特定するために、水漏れはスパウトの上からなのか下からなのかを見極めましょう。

  • スパウトの上:カートリッジの劣化
  • スパウトの下:パッキンの劣化

劣化する時期はほぼ同じなので両方一緒に交換しておくと安心です。

シングルレバー混合栓の水漏れ修理方法

ナットの締め直しをしても水漏れが直らない場合は、カートリッジかパッキンを交換します。作業を始める前に、必ず止水栓か元栓を閉めておきましょう。

カートリッジの交換方法

シングルレバー混合水栓のカートリッジ交換

カートリッジは吐水・止水、湯水切替に必要な部品です。カートリッジをホームセンター・通販などで5,000〜10,000円で購入できます。

 

カートリッジの交換方法は以下の通りです。

  1. レバーのネジを取り外して、レバーを引き抜く
  2. 古いカートリッジを外して、新しいカートリッジを設置する
  3. 水栓を組み立て直す
  4. 止水栓・水道の元栓を開けて、水漏れしないかを確認する

カートリッジを引き抜く前に、どのように設置されていたかを確認しておき、同じ方法で設置しましょう。

パッキンの交換方法

シングルレバー混合水栓のパッキン交換

洗面所の蛇口のパッキンは、ホームセンター・通販で300円程度で購入できます。

 

以下のようにして、パッキンを交換しましょう。

  1. レバーのネジを取り外して、レバーを引き抜く
  2. 反時計回りに回してナットを外す
  3. カートリッジを外す
  4. スパウトを引き抜く
  5. 古いパッキンを外して、新しいパッキンに交換する
  6. 水栓を組み立て直す

止水栓や水道の元栓を開けて、水漏れが直ったか確認してください。改善しない場合は、蛇口の交換をした方がいいでしょう。

洗面所の蛇口2:ツーハンドル混合栓の水漏れの原因と修理方法

ツーハンドル混合栓

ツーハンドル混合栓はお湯用のハンドルと水用のハンドルがあり、2つのハンドルを調整して水温を調整するタイプの水栓です。

 

基本的には単水栓と同じ構造なので、シングルレバー水栓より扱いやすいといえます。

ツーハンドル混合栓の水漏れ箇所と原因

ハンドル式の水栓は、水を止める際にハンドルを強く閉めすぎてパッキンなど内部の部品が摩耗しやすい傾向があります。

  • ハンドルが固い
  • ハンドルが不安定

こういった違和感がある場合は、劣化が進んでいると考えられます。

 

水漏れ箇所を確認してみましょう。主な水漏れ箇所は、以下の通りです。

  • ハンドル
  • 吐水口

それでは、箇所ごとの水漏れの原因を説明していきます。

ハンドル

ハンドルからの水漏れは、次のような原因が考えられます。

  • カバーナットの緩み
  • 三角パッキンの劣化

まずはカバーナットの緩みを調整して、改善しない場合にパッキン交換を考えましょう。

吐水口

吐水口からの水漏れは、次の2つの部品の劣化が原因です。

  • コマパッキンの劣化
  • スピンドルの劣化

コマパッキンやスピンドルは、ホームセンターで500円程度で購入できます。

ツーハンドル混合栓の水漏れ修理方法

ハンドルからの水漏れならカバーナットを締め直し、三角パッキンを交換しましょう。吐水口からの水漏れなら、コマパッキン、またはスピンドルを交換します。

カバーナットの締め直し方

ツーハンドル混合水栓のカバーナットの締め直し方

カバーナットは、ハンドルの中にある部品を固定・保護している部品です。まずは、カバーナットを締め直してみましょう。

  1. キャップをマイナスドライバーを差し込んで外し、中にあるネジを緩めて取り外す
    (キャップは、ハンドル上部に設置された赤・青の表示部分)
  2. ハンドルを引き抜いて取り外す
  3. カバーナットを右回りに回して締める
  4. ハンドルを設置する

水道の元栓を開けて、水漏れが改善したかを確認します。

三角パッキンの交換方法

ツーハンドル混合水栓の三角パッキンを交換

三角パッキンは、ハンドル内部に水が逆流しないように防ぐ部品です。

 

カバーナットを締め直しても水漏れが改善できないなら、三角パッキンを交換しましょう。

  1. キャップをマイナスドライバーを差し込んで外し、中にあるネジを緩めて取り外す
  2. ハンドルを引き抜いて取り外す
  3. カバーナットを左回りに回して外す
  4. 古い三角パッキンを外し、新しいパッキンに交換する
  5. 蛇口を組み立てる

作業が終わったら水道の元栓を開け、水漏れが直ったか確認してください。

コマパッキンの交換方法

ツーハンドル混合水栓のコマパッキンを交換

吐水口からの水漏れなら、まずはコマパッキンを交換しましょう。

  1. キャップをマイナスドライバーを差し込んで外し、中にあるネジを緩めて取り外す
  2. ハンドルを引き抜いて取り外す
  3. カバーナットを左回りで外す
  4. 三角パッキン、パッキン受け、スピンドル、コマの順に外す
  5. コマに装着されたコマパッキンを、新しいコマパッキンと交換する
  6. 蛇口を組み立てる
  7. 水道の元栓を開けて、水漏れの改善を確認する

蛇口を組み立てるときは、分解したときとは反対に、コマ、スピンドル、パッキン受け、三角パッキンの順です。

スピンドルの交換方法

ツーハンドル混合水栓のスピンドルを交換

スピンドルは金属製の部品で、上下することで水量を調節します。 上下するため、金属製ですが5年以上使うと摩耗して水漏れの原因になります。

  1. キャップをマイナスドライバーを差し込んで外し、中にあるネジを緩めて取り外す
  2. ハンドルを引き抜いて取り外す
  3. カバーナットを左回りで外す
  4. 三角パッキン、パッキン受け、スピンドルを外す
  5. 新しいスピンドルを設置する
  6. 蛇口を組み立てる
  7. 水道の元栓を開けて、水漏れの改善を確認する

スピンドルとパッキンは同様に劣化が進んでいるので、交換する際は一緒に交換した方が安心です。

洗面所のシャワーホースの水漏れ

洗面所のシャワーホース

洗面所に設置されているシャワーからの水漏れも、比較的多くみられます。

シャワーホースの水漏れの原因

洗面所のシャワーホースのどの部分から水が漏れているのかを確認して、原因を見極めましょう。

  • ホース部分の劣化
  • シャワーヘッドの劣化
  • ジョイント部分のゴムパッキンの劣化

場所を確認したら、修理のための部品を用意します。

シャワーホースの水漏れの修理方法

シャワーホースは意外と劣化が進む箇所です。補修方法を紹介しますが、10年程度使用していたら交換も検討しましょう。

ホースの補修

自己癒着テープとパワーテープを用意して応急処置ができます。

  1. 穴や裂け目のある場所を乾いた布で拭いて水気を取る
  2. 自己癒着テープを3回以上巻きつける
  3. 自己癒着テープの上からパワーテープを巻き付ける

元栓を開けて水を流してみて、水漏れがないことを確認してください。

シャワーヘッドの交換

シャワーヘッドとの接続部分からの水漏れなら、シャワーヘッドの劣化や接続部のパッキンの劣化が原因です。

 

以下を参考に、シャワーヘッドを交換してみましょう。

  1. シャワーヘッドを固定しているネジを六角レンチかドライバーで外す
  2. シャワーヘッドを外し、フィルター部分・ホースの先の部分を歯ブラシ等で洗う
  3. ホースのパッキンが劣化していたら、交換する
  4. 新しいシャワーヘッドを設置する

シャワーヘッドをナットで固定している場合は、左回りに回すと外れます。

シャワー全体の交換

ホースに穴が空いているほど劣化しているのなら、シャワー全体の交換がおすすめです。

 

新しいシャワーホースは、シャワーヘッドを外した状態にして用意します。

  1. 水受けタンクを外す
  2. 樹脂製のワンタッチジョイントをホースから外す
  3. シャワーホースを蛇口本体のナットを緩めて取り外す
  4. 新しいシャワーホースを設置する(対応するアダプターを水栓側に設置する必要がある場合も)
  5. 新しいシャワーホースにシャワーヘッドを取り付ける

水受けタンクを外す際は、水が入っている可能性があるのでこぼさないように注意してください。

洗面所の蛇口からの水漏れを修理する際の注意点

注意点

洗面所の蛇口を分解して部品を交換する際には、次の2つの注意点を忘れないでください。

  • 部品を紛失しないための工夫をする
  • 購入する部品のサイズを間違えない

それぞれについて、失敗しないためのコツを紹介します。

部品を紛失しないための工夫をする

蛇口には、部品が順番に設置されています。1つでもなくなると、蛇口は機能しなくなるので注意が必要です。

 

小さめのトレイを部品の数だけ用意して、外した順番に置いていくようにすると紛失も防げ、設置の間違いもありません。

 

作業中に部品を排水口に落としてしまわないように、排水口は閉めておきましょう。排水口に落ちてしまうと部品を紛失してしまいます。

購入する部品のサイズを間違えない

パッキンやスピンドルなど、新しい部品を購入する際に、サイズを間違えないで購入しましょう。サイズが少し大きいからと、無理やり差し込もうとすると本体を傷つけてしまうかもしれません。

 

部品の購入前に、ご自宅の蛇口のメーカーと型番を確認してください。

洗面所の蛇口からの水漏れを業者に頼む際の修理料金

電卓

洗面所の蛇口からの水漏れをプロの修理業者に依頼した際の、修理料金の相場をご紹介します。料金は一般的に、作業料金+部品代です。

作業内容 目安料金
部品交換(パッキン・スピンドルなど) 3,000〜8,000円+部品代
蛇口交換 15,000〜30,000円+蛇口本体価格
シャワーホース交換 5,000〜10,000円+部品代
古い部品・蛇口の廃棄費用 0〜1,000円(1個につき)

蛇口を交換する場合は、蛇口の種類で料金が大幅に異なります。

 

上記の費用以外に業者によっては、以下のような料金が加算されます。

  • 基本料金
  • 出張費
  • 深夜・早朝・休日料金
  • キャンセル料金

上記の料金は作業と関係ないので、問い合わせの電話で確認できます。また、最終的な契約は、見積もりをしてもらって、料金に納得してからにしてください。

洗面所の蛇口から水漏れしたら

洗面所の蛇口の水漏れの原因や修理方法を解説しました。工具が常備されていれば、比較的簡単に修理が可能です。しかし、少しでも不安があれば、水道修理業者に相談しましょう。

 

水道修理業者なら、さまざまなメーカーの蛇口に対応する部品を用意しているので、迅速な対応が可能です。

 

洗面所の蛇口の水漏れをすぐに修理したい方は、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。洗面所の水漏れにも、即日対応が可能です。

 

⇒クリーンライフに洗面所の蛇口の水漏れの相談をしてみる

2024.10.01

洗面所でつまりが起きた際に、解消する方法を解説します。排水口付近から排水パイプの奥まで、場所によって解消方法は異なります。

  • 排水口付近
  • 排水トラップ
  • 排水パイプ・排水管

以上の3つに分けて説明するので、参考にしてみてください。また、洗面所のつまりが再発しないために、原因と予防方法も説明していきます。

洗面所のつまりの箇所ごとの解消方法

洗面所

洗面所の箇所ごとのつまり解消方法を解説します。

排水口(ヘアキャッチャー)

「つまった!」と思ったときにまず確認したい場所が、ヘアキャッチャーです。

 

ヘアキャッチャーにゴミが絡まっていると、排水口の「フタ」になってしまいます。ヘアキャッチャーを取り除くだけで、水が流れていく場合もあるので試してみましょう。

 

ただし、洗面台によっては、ヘアキャッチャーが固定してあるものもあります。無理に取り外そうとすると壊れてしまうので、説明書を確認してください。

 

ヘアキャッチャーに絡まっている髪の毛や石鹸カス、ぬめりなどを古い歯ブラシ等を使って取り除きましょう。その際、重曹を振りかけてこすると、さらに汚れが取りやすくなります。

 

汚れを取ったあとで、水を流してみてください。水が流れたら、つまりの場所は排水口だったとわかります。

排水トラップ

つまりの場所が排水口でない場合は、もっと奥の排水トラップ周辺が原因だと考えられます。

 

排水トラップを分解して掃除する前に、ストローやペットボトルといった家にあるものを使ってつまりを解消してみてください。

  • ストローで掻き出す
  • ペットボトルを使って解消する
  • 排水トラップを分解・掃除する

以上の方法を順に説明していきます。

ストローで掻き出す

用意するものは、ストローとハサミだけです。ストローは、100円ショップで売っているものでも大丈夫。

  1. ストローの先が三角形になるように、2ヶ所切断する
  2. 5㎜間隔で斜めに切り込みを数ヶ所入れる
  3. 先が三角形になった方を排水口から入れて上下する
  4. 引っ掛かりがあれば、引き抜く

比較的奥の方につまっている髪の毛などが引っかかってきます。

ラバーカップ(スッポン)を使う

ラバーカップはトイレ用とは別に、一回り小さい洗面所用のラバーカップを用しましょう。

 

効果を上げるために、水栓の下にあるオーバーフロー口(くち)と呼ばれる穴をガムテープ等でふさぎます。

 

以下の手順で始めましょう。

  1. 排水口にラバーカップを密着させる
  2. ラバーカップのお椀部分が隠れる程度に水をボウルに入れる
  3. ラバーカップをゆっくり、しっかり押す
  4. ラバーカップを勢いよく引き出す

排水トラップの方で音がするまで、繰り返します。水が跳ねるので、濡れても大丈夫な服を着用しましょう。

 

つまりが直ったかどうか、水を流して確認します。あまりに水を大量に流すと、つまりが解消していない場合は溢れてくるので注意。少しずつ、様子を見ながら水を流します。

ペットボトルを使って解消する

ラバーカップがご自宅にない場合は、空になったペットボトルで空気を送れば、ラバーカップと同様の効果を期待できます。

 

ペットボトルを使ったつまり解消方法は、以下の手順で行います。

  1. ヘアキャッチャーを外す
  2. 排水口にキャップを外したペットボトルを差し込む
    (ペットボトルの周りに隙間ができないように、奥まで押し込む)
  3. ペットボトルをくぼませて、排水管に空気を送る(10回程度繰り返し)
  4. ペットボトルを勢いよく引き抜く

つまりが解消したら、排水口の下でゴボゴボという音がして水が流れ始めます。ゴボゴボという音がするまで、繰り返し行いましょう。

排水トラップを分解・掃除する

ラバーカップやペットボトルでもつまりが解消できないなら、排水トラップを分解してつまりを除去しましょう。

  1. 排水トラップを外した際に、水がこぼれても大丈夫なようにバケツを設置する
  2. トラップを固定しているキャップナットを外して、トラップを外す
  3. トラップをバケツの中に入れ、排水パイプも同様に外す
  4. 接続部を洗浄する
  5. バケツ内の固形物(つまりの原因)をすくってゴミ袋に入れる
  6. バケツにきれいな水を入れてトラップとパイプを洗う
  7. パイプとトラップを元に戻してキャップナットで固定する

トラップを組み立てる際は、きちんと固定できてるかを確認しましょう。少しでもずれていると、水漏れの原因になるので、注意が必要です。

 排水パイプ・排水管

排水トラップの掃除をしてもつまりが解消しないなら、もっと奥の排水パイプや排水管につまりがあります。

ワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシなら、手の届かない排水管の奥まで掃除できます。ワイヤーブラシを選ぶ際に、次の3つの点を確認しましょう。

  • 長さ
  • 太さ
  • 強度

一般用は1m〜10m程度のものから選びます。プロ用は30mもあるワイヤーがありますが、あまり長いとうまく使えません。

 

次に、太さです。もし排水口に十字ストレイナーがついている場合は、中に入るかどうか確認が必要です。

 

最後の強度は、特に大切です。強度・柔軟性に富み、排水管の曲線に沿って、中まで入り込めるタイプを選びます。柔軟性がないと途中で曲がってしまい、奥まで入れられなくなります。

水道修理業者に相談する

家庭用ワイヤーブラシで届かない場所のつまりなら、水道修理業者に相談してください。水道修理業者なら、以下のような方法で洗面所のつまりを解消します。

  • プロ用の薬剤
  • 高圧洗浄
  • トーラー(プロ用ワイヤーブラシ)

参考のために、『クリーンライフ』の修理料金をご紹介します。

作業内容 目安料金
軽度な洗面所のつまり解消 5,500円〜
中度の洗面所のつまり解消 11,000円〜
トーラー作業 16,500円〜
高圧洗浄機使用/3mまで(戸建て・集合) 27,500円〜

トーラーや高圧洗浄は、排水管の長さによっても料金が異なります。必ず事前に見積もりを取って、料金に納得してから正式に契約しましょう。

洗面所のつまりの原因4つ

原因

洗面所のつまりの原因は、主に次の4つです。

  • 毛髪
  • 石鹸カス
  • 皮脂
  • 固形物

それぞれについて、詳しく説明します。

毛髪

最近は昔と比較すると、洗面所で髪の手入れをする人が増えたために、洗面台が毛髪で詰まる確率が高まりました。

  • 洗面所で髪をとかす
  • 朝、洗面所で髪を洗う

特に、ロングヘアーの人、髪が抜けやすい人は注意して取り除くようにしてください。

 

また、毛髪だけではなく、ヒゲ剃りをしてのヒゲクズもつまりの原因になります。ヒゲクズは抜けた毛髪より短いので、すぐにはつまりの原因にはなりません。しかし、ついつい流してしまうため、蓄積してしまいます。

石鹸カス

手洗い、洗顔の石鹸の残りや洗髪時のシャンプー、歯磨き粉などの残りが石鹸カスを生成してつまりの原因になります。

 

石鹸カスを生成する原因は次のとおりです。

  • 石鹸やシャンプーなどの石鹸成分と、水道水に含まれるマグネシウムなどのミネラル成分とが結びついて生じる
  • 汚れに対して石鹸の量が十分でないために生じる
  • 溶けなかった石鹸がそのまま排水口や排水管に残り、石鹸カスに変化する

お湯で使うことを前提にした石鹸は、水では溶けにくいので石鹸カスになりがちです。よく溶かして使用し、十分なすすぎをするようにすれば、石鹸カスが生じにくくなります。

 

液体石鹸も原液が排水口に落ちないようにし、よく泡立てて使用すると安心です。

皮脂

手洗いなどで、皮膚を洗ったときに流れる皮脂もつまりの原因です。特に、洗面台で頭髪を洗う、髭を剃る場合は、皮脂が排水口に入りやすくなります。

 

皮脂は水に溶けないので、少しずつ蓄積しやすい物質です。皮脂と毛髪などが絡まるとさらにヘドロ状のぬめりが生じて、つまりの原因が肥大化していきます。

固形物

以下のような水に溶けないものが排水口から入り込むと、洗面所のつまりの原因になります。

  • 嘔吐したときの固形物
  • ピアスなどのアクセサリー
  • 歯磨き粉のチューブ
  • 化粧品のフタ

特にヘアキャッチャーを外して掃除をしているときは、周囲に置いてある小さなものが排水口に落ち込まないように注意しましょう。

 

小さいからと油断していると、落ちた固形物を中心にぬめりが発生していきます。

洗面所のつまり予防方法

洗剤

洗面台は、比較的つまりやすい場所。つまりが起きないように、日頃から気をつけておきたいものです。以下のような、ちょっとした気遣いでつまりを予防できるのでお試しください。

  • こまめに掃除する
  • 洗面所で嘔吐したら水を流さない
  • 洗髪後は毛髪をティッシュで除去する

それぞれについて、具体的に説明します。

こまめに掃除する

できるだけこまめな掃除がおすすめです。こまめに掃除をするとつまりの前兆にも気づきやすいため、さらに強力につまりを防げます。

 

「こまめ」といっても、どのくらいの頻度で掃除すべきなのかを見ていきましょう。

ヘアキャッチャーは週に1回

ヘアキャッチャーには、ゴミがたまらないようにこまめに掃除をしましょう。毎日の掃除が理想的ですが、少なくとも週に1回は、ヘアキャッチャーを取り出してていねいに洗いましょう。

 

ヘアキャッチャーにたまっているゴミを排水口に落とすと、つまりの原因になるので注意が必要です。まず、ゴム手袋をして引っかかっている毛髪を除去します。

 

次にヘアキャッチャーを取り外して重曹、または塩素系洗剤を使って、ぬめりを落とします。古い歯ブラシを使って、裏側もていねいに汚れをこすり落とせば完璧です。

液体パイプクリーナーは月に1回

ヘアキャッチャーの掃除をしていても、ヘアキャッチャーをすり抜けて汚れが排水トラップや排水パイプに入り込んでしまいます。

 

月に1回、日にちを決めてパイプフィニッシュなどの液体パイプクリーナーを流すと安心です。説明書をよく読んで、正しく利用してください。

 

液体パイプクリーナーを流したあとの放置時間は、説明書に書かれている時間を守りましょう。

 

長時間放置したからといって、効果が上がるわけではありません。むしろ、溶けていた汚れが再度固まってしまうこともあります。

洗面所で嘔吐したら水を流さない

できれば洗面台で嘔吐しないようにした方がいいのですが、急に込み上げてきたら仕方がありません。

 

しかし、洗面所で嘔吐したあとは水を流さないで、できるだけティッシュなどを使って吐瀉物をゴミ袋に捨てるようにしてください。

 

吐瀉物だけではなく、その他の固形物も流さないようにしましょう。どんなに小さなものでも、つまりの原因になります。

洗髪後は毛髪をティッシュで除去する

洗髪や髭剃りの後は、排水口に流されないように水を流す前にティッシュで全体を拭き取るようにしましょう。

 

ブラッシングしたら、毛髪が洗面台に落ちないように、ブラシから毛髪を取り除いてティッシュなどでまとめてゴミ箱に捨ててください。

 

ちょっとした心遣いで、排水口に入り込む汚れが少なくなります。

洗面所のつまりでお困りなら

洗面所のつまり解消方法を箇所ごとに説明しました。つまりが解消したら、洗面所のつまりが起きないように予防することも大切です。

 

もし、まだつまりが思ったほど改善できていないとお悩みなら『クリーンライフ』にご相談ください。年中無休で、電話のほか、LINE・メールでのご相談が可能です。
⇒クリーンライフに洗面所のつまりを相談してみる

2024.10.01

日々の洗濯に欠かせない洗濯機ですが、冬場の気温低下などを理由に凍結する可能性があります。場合によっては部品や本体の破損により、多額の修理費用を伴う恐れもあるので、事前の対策が重要です。

 

そこで今回は、洗濯機の凍結防止対策を4つ紹介します。基本の水抜きの方法・手順をはじめ、凍結防止対策を講じるべきタイミングなどもお伝えするので、冷え込みが強まる前にぜひ実践してみてください。

洗濯機の凍結防止対策4つ

凍結の対策

冬は気温の低下にあわせ、洗濯機が凍結しやすくなる時期。洗濯機が凍結した場合、以下のようなトラブルを招きかねないので、前もって対策しておいてください。

  • 蛇口から水が出なくなり洗濯できない
  • 部品やパーツの故障に繋がる

本項では、洗濯機の凍結を防ぐうえで効果的な方法を紹介します。具体的な内容は、下記4項目です。

  1. 洗濯機本体とホースの水抜きを行う
  2. 毛布などで保温する
  3. 配管用の凍結防止ヒーターを巻く
  4. 洗濯機カバーを取り付ける

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

洗濯機本体とホースの水抜きを行う

洗濯機の凍結トラブルは、本体やホースに残った水によって引き起こされます。つまり、それぞれの内部に溜まった水をすべて抜く「水抜き」を行えば、凍結を予防することが可能です。

 

水抜きにかかる時間は、30分~1時間程度。必要な道具は下記4つなので、事前に準備しておきましょう。

  • タオル
  • ビニール袋
  • ドライバー
  • バケツ

適切な作業手順は、洗濯機の機種によってさまざまです。今回は、2つ存在する洗濯機のタイプ別に、適切な水抜きの方法を解説します。

タテ型洗濯機の水抜き方法

タテ型洗濯機の水抜きは、以下の手順に従って進めます。

  1. 洗濯機内を空の状態にする
  2. 蛇口を閉めて「標準コース」で洗濯する
  3. 1分後に止めて給水ホース内の水を抜く
  4. ドライバーで給水ホースを取り外す
  5. 「最短コース」で脱水して洗濯機内の水を抜く
  6. 排水口から排水ホースを取り外す

給水・排水ホースを取り外す際、内部の残留水が溢れてくることがあります。バケツなどを受け皿として使い、洗濯機周辺が水浸しにならないように注意しましょう。

 

各パーツは外している間なくさないためにも、ビニール袋に入れてしっかり保管しておくと安心です。

ドラム式洗濯機の水抜き方法

ドラム式洗濯機の水抜きは、次の流れで行いましょう。

  1. 洗濯機内を空の状態にする
  2. 蛇口を閉めて「標準コース」で洗濯する
  3. 1分後に止めて給水ホース内の水を抜く
  4. ドライバーで給水ホースを取り外す
  5. 糸くずフィルターを緩める
  6. バケツを受け皿にして水を出し切る
  7. タオルで水分を取り元に戻す
  8. 「最短コース」で脱水して洗濯機内の水を抜く
  9. 排水口から排水ホースを取り外す

作業は必ず給水ホースからはじめ、続いて糸くずフィルター、排水ホースの順に水抜きを進めてください。

 

タテ型洗濯機と違い、糸くずフィルターを水抜きする作業も必要なのがポイント。その他は、共通の手順となっています。

毛布やタオルで保温する

使い古した毛布やタオルを洗濯機全体に被せ、保温する手もあります。あわせて給水管にもかければ、凍結するリスクをより軽減できるでしょう。

 

被せるタイミングは、洗濯機を使った後です。

 

中でも屋外に設置している洗濯機ほど、意識的な対策を心掛けてください。冬は日中であれ、稼働中以外は毛布やタオルをかけておくことをおすすめします。

配管用の凍結防止ヒーターを巻く

続いて紹介するのは、配管用の凍結防止グッズの一つである、凍結防止ヒーターを巻く方法。寒冷地で洗濯機を屋外に設置しているご家庭では、お馴染みの凍結防止対策です。

 

凍結防止ヒーターは、水道管に沿わせるように巻き付けます。設置には、保温材を使うといいでしょう。

 

寒冷地で主流の対策ともあって、抜群の効果が期待できます。

洗濯機カバーを取り付ける

洗濯機カバーの取り付けによって、洗濯機の凍結を防ぐことも可能。この凍結防止グッズも、冬場の寒冷地において重宝されています。

 

より効果的な製品を選ぶ際、重要なのは耐熱性の高さです。耐熱性が高ければ高いほど、優れた効果を得られるでしょう。

 

素材としては、以下のような洗濯機カバーがおすすめです。

  • オックスフォードなどの厚手素材のもの
  • 素材の層を重ねて厚手に仕上げているもの

4面包タイプで洗濯機全体をしっかり覆えるものでも、凍結するリスクを大幅に軽減してくれます。

 

洗濯機の凍結防止対策を要するタイミング

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洗濯機の凍結防止対策は、トラブルを予防するために行います。以下は、対策を行うべきタイミングの一覧です。

  • 気温がマイナス4℃以下の場合
  • 洗濯機が外に設置されている場合
  • 洗濯機を長期間使っていない場合

実際に凍結してからでは手遅れなので、対策を要するタイミングはしっかり把握しておきましょう。

気温がマイナス4℃以下の場合

洗濯機を含む水回りの設備・機器は、外気がマイナス4℃を下回る際に凍結する恐れがあります。特に、給水ホースや排水ホースといった水の通り道が、凍結状態に陥る場合が多いです。

 

凍結トラブルの発生率は、一日の中でも気温低下が著しい夜間や日中に高まりがち。こまめに天気予報やニュースをチェックし、強い冷え込みが見込まれるようなら事前の対策を心掛けてください。

洗濯機が外に設置されている場合

マイナス4℃以下の気温下では、洗濯機が凍結しやすくなります。設置環境が屋外の場合、ダイレクトに影響を受ける可能性が高いので、該当する人は十分注意しましょう。

 

室内置きの洗濯機であれ、油断は禁物です。屋外の水道管が凍結し、洗濯機の動作不良が生じるケースも考えられます。

洗濯機を長期間使っていない場合

冬季に出張や旅行などで自宅を長期間留守にする際も、洗濯機の凍結防止対策を講じたうえで外出しましょう。以下のような場所に水が溜まり、凍結トラブルを引き起こしかねません。

  • 蛇口
  • 給水ホースや排水ホース
  • 配管

この場合は、確実な水抜きによって凍結のリスクを抑えられます。先述した水抜き方法を参考に、上記の内部に溜まった水をすべて抜くようにしてください。

 

作業後は、必ず蛇口を閉めましょう。

洗濯機の凍結を防止できなかったら自然解凍

十分な対策を講じても、少なからず洗濯機の凍結トラブルは発生します。

 

万が一、凍結を防止できなかった場合に推奨したいのが、そのまま放置すること。余計な作業や手間もなく、最も安全に凍結状態の解消を目指せます。

 

ただ、洗濯機の設置環境が日当たりの悪い室内だと、自然解凍まで多大な時間を要する可能性が高いです。洗濯機置き場周辺をストーブで温めるなどし、自然解凍を促すといいでしょう。

 

別の手段としては、洗濯槽や水道管にドライヤーの温風を当てる方法も有効です。温度の急激な変化は、各部位の破損に繋がる恐れがあるため、急ぎだからと熱風を当てるのは避けましょう。

 

洗濯機で凍結防止できず自然解凍を待てない際の対処法

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洗濯機の凍結後に自然解凍を待つ余裕がない場合、お湯を使った対処法が役立ちます。

 

以下には、洗濯機の中でも特に凍結しやすい箇所をまとめました。

  • 蛇口(水道管)
  • 給排水ホース
  • 洗濯機本体

本項では、上記それぞれの凍結解消に効果的な方法を紹介します。また、自分で対処できない場合の選択肢もお伝えするので、落ち着いた対応によってトラブルを確実に解消しましょう。

蛇口(水道管)の凍結部分にお湯をかける

まずは、蛇口や水道管の凍結状態を解消する方法について、解説します。

 

作業手順は、以下の通りです。

  1. 40℃程度のお湯(ぬるま湯)を用意する
  2. 蛇口の凍結部分にタオルを巻き付ける
  3. ぬるま湯をゆっくりかける

タオルを巻くことで、後からかけるぬるま湯での解凍が効率よく進みます。

 

熱湯を使うと急激な温度変化により、蛇口や水道管が破損する恐れがあるので要注意。直接手で触れてみて、火傷してしまうほど高温のお湯は避けましょう。

 

ぬるま湯を少しずつかけるのも、温度変化を和らげるコツです。

凍結したホースにお湯をかける

給水ホースや排水ホースが凍結した際は、以下に従って解凍を目指します。

  1. 40℃程度のお湯(ぬるま湯)を用意する
  2. 給水ホースや排水ホースを取り外す
  3. 外したホースをぬるま湯に浸す
  4. 再度ホースを取り付ける

この場合にも、お湯の温度は40℃前後。凍結部分の破損を招きかねないので、ホースの曲げ伸ばしは絶対に止めましょう。

 

ホースの取り外しが難しい場合、まずは下記どちらかの方法をお試しください。

  • 気温の上昇による自然解凍を待つ
  • お湯とタオルを用いてゆっくり解凍する

その後、ホースが外せるようになったら作業を開始しましょう。

洗濯槽にお湯を注ぐ

洗濯槽本体の内部が、凍結してしまうケースも多いです。

 

他の対処法同様、まずはぬるま湯(40℃程度)を用意しましょう。洗濯槽が半分以上浸かるようにしたいので、目安としては約5Lのお湯を準備します。

 

以降の作業手順は、以下の通りです。

  1. 洗濯槽内にぬるま湯を流し入れる
  2. 10~30分程度放置する
  3. 解凍できたら「脱水コース」で洗濯槽内の水を抜く

洗濯機の内部に水が残っていると、再び凍結を招く恐れがあります。長く放置しすぎず、凍結しそうなら水を抜くようにしてください。

水道修理業者に相談する

自力での対処には、各部位の破損リスクが伴います。下記2つに該当する方は、水道修理業者への依頼を検討しましょう。

  1. 自力での対処に不安を感じる場合
  2. いずれの対処法でも凍結が解消されなかった場合

依頼先を決める際は、複数業者から見積もりをとり、以下などを比較する相見積もりを行うと安心です。

  • 凍結修理のサービス内容
  • 凍結修理にかかる料金

洗濯機の凍結修理費用は、業者ごとにさまざま。中には相場を無視し、高額な料金を請求する悪徳業者も混在します。

 

そういった業者によるぼったくり被害に遭わないためにも、相見積もりを通して地域での相場観を掴むことが重要です。

 

洗濯機の凍結を防止できなかったときは

気温が急激に低下する日や冬場の長期外出時は、洗濯機の凍結防止対策が欠かせません。水抜きをはじめ、十分な対策を講じるようにしてください。

 

万が一、洗濯機が凍結してしまった際にはクリーンライフへのご相談がおすすめです。

 

最短30分でご自宅にお伺いし、無料で事前見積もりを実施。適切な対処によりトラブルを即日解消いたします。

 

⇒クリーンライフに洗濯機のトラブルを相談してみる

2024.10.01
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