洗面所でつまりが起きた際に、解消する方法を解説します。排水口付近から排水パイプの奥まで、場所によって解消方法は異なります。

  • 排水口付近
  • 排水トラップ
  • 排水パイプ・排水管

以上の3つに分けて説明するので、参考にしてみてください。また、洗面所のつまりが再発しないために、原因と予防方法も説明していきます。

トイレつまり・水回りのトラブルにお困りですか?
cta tel woman
自分で直すもしくは依頼する? まずはお気軽にご相談ください!
電話アイコン0120-423-152
24時間年中無休 相談・見積もりは無料!
クリーンライフのサービス・料金はこちら

洗面所のつまりの箇所ごとの解消方法

洗面所

洗面所の箇所ごとのつまり解消方法を解説します。

排水口(ヘアキャッチャー)

「つまった!」と思ったときにまず確認したい場所が、ヘアキャッチャーです。

 

ヘアキャッチャーにゴミが絡まっていると、排水口の「フタ」になってしまいます。ヘアキャッチャーを取り除くだけで、水が流れていく場合もあるので試してみましょう。

 

ただし、洗面台によっては、ヘアキャッチャーが固定してあるものもあります。無理に取り外そうとすると壊れてしまうので、説明書を確認してください。

 

ヘアキャッチャーに絡まっている髪の毛や石鹸カス、ぬめりなどを古い歯ブラシ等を使って取り除きましょう。その際、重曹を振りかけてこすると、さらに汚れが取りやすくなります。

 

汚れを取ったあとで、水を流してみてください。水が流れたら、つまりの場所は排水口だったとわかります。

排水トラップ

つまりの場所が排水口でない場合は、もっと奥の排水トラップ周辺が原因だと考えられます。

 

排水トラップを分解して掃除する前に、ストローやペットボトルといった家にあるものを使ってつまりを解消してみてください。

  • ストローで掻き出す
  • ペットボトルを使って解消する
  • 排水トラップを分解・掃除する

以上の方法を順に説明していきます。

ストローで掻き出す

用意するものは、ストローとハサミだけです。ストローは、100円ショップで売っているものでも大丈夫。

  1. ストローの先が三角形になるように、2ヶ所切断する
  2. 5㎜間隔で斜めに切り込みを数ヶ所入れる
  3. 先が三角形になった方を排水口から入れて上下する
  4. 引っ掛かりがあれば、引き抜く

比較的奥の方につまっている髪の毛などが引っかかってきます。

ラバーカップ(スッポン)を使う

ラバーカップはトイレ用とは別に、一回り小さい洗面所用のラバーカップを用しましょう。

 

効果を上げるために、水栓の下にあるオーバーフロー口(くち)と呼ばれる穴をガムテープ等でふさぎます。

 

以下の手順で始めましょう。

  1. 排水口にラバーカップを密着させる
  2. ラバーカップのお椀部分が隠れる程度に水をボウルに入れる
  3. ラバーカップをゆっくり、しっかり押す
  4. ラバーカップを勢いよく引き出す

排水トラップの方で音がするまで、繰り返します。水が跳ねるので、濡れても大丈夫な服を着用しましょう。

 

つまりが直ったかどうか、水を流して確認します。あまりに水を大量に流すと、つまりが解消していない場合は溢れてくるので注意。少しずつ、様子を見ながら水を流します。

ペットボトルを使って解消する

ラバーカップがご自宅にない場合は、空になったペットボトルで空気を送れば、ラバーカップと同様の効果を期待できます。

 

ペットボトルを使ったつまり解消方法は、以下の手順で行います。

  1. ヘアキャッチャーを外す
  2. 排水口にキャップを外したペットボトルを差し込む
    (ペットボトルの周りに隙間ができないように、奥まで押し込む)
  3. ペットボトルをくぼませて、排水管に空気を送る(10回程度繰り返し)
  4. ペットボトルを勢いよく引き抜く

つまりが解消したら、排水口の下でゴボゴボという音がして水が流れ始めます。ゴボゴボという音がするまで、繰り返し行いましょう。

排水トラップを分解・掃除する

ラバーカップやペットボトルでもつまりが解消できないなら、排水トラップを分解してつまりを除去しましょう。

  1. 排水トラップを外した際に、水がこぼれても大丈夫なようにバケツを設置する
  2. トラップを固定しているキャップナットを外して、トラップを外す
  3. トラップをバケツの中に入れ、排水パイプも同様に外す
  4. 接続部を洗浄する
  5. バケツ内の固形物(つまりの原因)をすくってゴミ袋に入れる
  6. バケツにきれいな水を入れてトラップとパイプを洗う
  7. パイプとトラップを元に戻してキャップナットで固定する

トラップを組み立てる際は、きちんと固定できてるかを確認しましょう。少しでもずれていると、水漏れの原因になるので、注意が必要です。

 排水パイプ・排水管

排水トラップの掃除をしてもつまりが解消しないなら、もっと奥の排水パイプや排水管につまりがあります。

ワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシなら、手の届かない排水管の奥まで掃除できます。ワイヤーブラシを選ぶ際に、次の3つの点を確認しましょう。

  • 長さ
  • 太さ
  • 強度

一般用は1m〜10m程度のものから選びます。プロ用は30mもあるワイヤーがありますが、あまり長いとうまく使えません。

 

次に、太さです。もし排水口に十字ストレイナーがついている場合は、中に入るかどうか確認が必要です。

 

最後の強度は、特に大切です。強度・柔軟性に富み、排水管の曲線に沿って、中まで入り込めるタイプを選びます。柔軟性がないと途中で曲がってしまい、奥まで入れられなくなります。

水道修理業者に相談する

家庭用ワイヤーブラシで届かない場所のつまりなら、水道修理業者に相談してください。水道修理業者なら、以下のような方法で洗面所のつまりを解消します。

  • プロ用の薬剤
  • 高圧洗浄
  • トーラー(プロ用ワイヤーブラシ)

参考のために、『クリーンライフ』の修理料金をご紹介します。

作業内容 目安料金
軽度な洗面所のつまり解消 5,500円〜
中度の洗面所のつまり解消 11,000円〜
トーラー作業 16,500円〜
高圧洗浄機使用/3mまで(戸建て・集合) 27,500円〜

トーラーや高圧洗浄は、排水管の長さによっても料金が異なります。必ず事前に見積もりを取って、料金に納得してから正式に契約しましょう。

洗面所のつまりの原因4つ

原因

洗面所のつまりの原因は、主に次の4つです。

  • 毛髪
  • 石鹸カス
  • 皮脂
  • 固形物

それぞれについて、詳しく説明します。

毛髪

最近は昔と比較すると、洗面所で髪の手入れをする人が増えたために、洗面台が毛髪で詰まる確率が高まりました。

  • 洗面所で髪をとかす
  • 朝、洗面所で髪を洗う

特に、ロングヘアーの人、髪が抜けやすい人は注意して取り除くようにしてください。

 

また、毛髪だけではなく、ヒゲ剃りをしてのヒゲクズもつまりの原因になります。ヒゲクズは抜けた毛髪より短いので、すぐにはつまりの原因にはなりません。しかし、ついつい流してしまうため、蓄積してしまいます。

石鹸カス

手洗い、洗顔の石鹸の残りや洗髪時のシャンプー、歯磨き粉などの残りが石鹸カスを生成してつまりの原因になります。

 

石鹸カスを生成する原因は次のとおりです。

  • 石鹸やシャンプーなどの石鹸成分と、水道水に含まれるマグネシウムなどのミネラル成分とが結びついて生じる
  • 汚れに対して石鹸の量が十分でないために生じる
  • 溶けなかった石鹸がそのまま排水口や排水管に残り、石鹸カスに変化する

お湯で使うことを前提にした石鹸は、水では溶けにくいので石鹸カスになりがちです。よく溶かして使用し、十分なすすぎをするようにすれば、石鹸カスが生じにくくなります。

 

液体石鹸も原液が排水口に落ちないようにし、よく泡立てて使用すると安心です。

皮脂

手洗いなどで、皮膚を洗ったときに流れる皮脂もつまりの原因です。特に、洗面台で頭髪を洗う、髭を剃る場合は、皮脂が排水口に入りやすくなります。

 

皮脂は水に溶けないので、少しずつ蓄積しやすい物質です。皮脂と毛髪などが絡まるとさらにヘドロ状のぬめりが生じて、つまりの原因が肥大化していきます。

固形物

以下のような水に溶けないものが排水口から入り込むと、洗面所のつまりの原因になります。

  • 嘔吐したときの固形物
  • ピアスなどのアクセサリー
  • 歯磨き粉のチューブ
  • 化粧品のフタ

特にヘアキャッチャーを外して掃除をしているときは、周囲に置いてある小さなものが排水口に落ち込まないように注意しましょう。

 

小さいからと油断していると、落ちた固形物を中心にぬめりが発生していきます。

洗面所のつまり予防方法

洗剤

洗面台は、比較的つまりやすい場所。つまりが起きないように、日頃から気をつけておきたいものです。以下のような、ちょっとした気遣いでつまりを予防できるのでお試しください。

  • こまめに掃除する
  • 洗面所で嘔吐したら水を流さない
  • 洗髪後は毛髪をティッシュで除去する

それぞれについて、具体的に説明します。

こまめに掃除する

できるだけこまめな掃除がおすすめです。こまめに掃除をするとつまりの前兆にも気づきやすいため、さらに強力につまりを防げます。

 

「こまめ」といっても、どのくらいの頻度で掃除すべきなのかを見ていきましょう。

ヘアキャッチャーは週に1回

ヘアキャッチャーには、ゴミがたまらないようにこまめに掃除をしましょう。毎日の掃除が理想的ですが、少なくとも週に1回は、ヘアキャッチャーを取り出してていねいに洗いましょう。

 

ヘアキャッチャーにたまっているゴミを排水口に落とすと、つまりの原因になるので注意が必要です。まず、ゴム手袋をして引っかかっている毛髪を除去します。

 

次にヘアキャッチャーを取り外して重曹、または塩素系洗剤を使って、ぬめりを落とします。古い歯ブラシを使って、裏側もていねいに汚れをこすり落とせば完璧です。

液体パイプクリーナーは月に1回

ヘアキャッチャーの掃除をしていても、ヘアキャッチャーをすり抜けて汚れが排水トラップや排水パイプに入り込んでしまいます。

 

月に1回、日にちを決めてパイプフィニッシュなどの液体パイプクリーナーを流すと安心です。説明書をよく読んで、正しく利用してください。

 

液体パイプクリーナーを流したあとの放置時間は、説明書に書かれている時間を守りましょう。

 

長時間放置したからといって、効果が上がるわけではありません。むしろ、溶けていた汚れが再度固まってしまうこともあります。

洗面所で嘔吐したら水を流さない

できれば洗面台で嘔吐しないようにした方がいいのですが、急に込み上げてきたら仕方がありません。

 

しかし、洗面所で嘔吐したあとは水を流さないで、できるだけティッシュなどを使って吐瀉物をゴミ袋に捨てるようにしてください。

 

吐瀉物だけではなく、その他の固形物も流さないようにしましょう。どんなに小さなものでも、つまりの原因になります。

洗髪後は毛髪をティッシュで除去する

洗髪や髭剃りの後は、排水口に流されないように水を流す前にティッシュで全体を拭き取るようにしましょう。

 

ブラッシングしたら、毛髪が洗面台に落ちないように、ブラシから毛髪を取り除いてティッシュなどでまとめてゴミ箱に捨ててください。

 

ちょっとした心遣いで、排水口に入り込む汚れが少なくなります。

洗面所のつまりでお困りなら

洗面所のつまり解消方法を箇所ごとに説明しました。つまりが解消したら、洗面所のつまりが起きないように予防することも大切です。

 

もし、まだつまりが思ったほど改善できていないとお悩みなら『クリーンライフ』にご相談ください。年中無休で、電話のほか、LINE・メールでのご相談が可能です。
⇒クリーンライフに洗面所のつまりを相談してみる