今回は、給水管から水漏れしたときの原因や対処方法を紹介します。適切に対処するためにも、正しい方法を確認しておきましょう。

 

給水管で水漏れしたときにチェックする場所を、キッチンやトイレなど水回り別にまとめています。

 

また、給水管の水漏れ修理を頼む業者の選び方、修理費用も紹介するので、「自分で給水管を修理する自信がない」という方もぜひ参考にしてみてください。

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給水管から水漏れしたときの自分でできる対処方法

SOLUTION

給水管で水漏れを見つけたときは、すぐに対処しなければなりません。水漏れしている箇所が判明しているかどうかでも、対処方法は変わってきます。

 

まずは、止水栓または元栓を閉めて水の流れを止めることが先決です。

 

止水栓の場所は、以下の記事でまとめています。


止水栓の場所がわからないときや止水栓をうまく閉められない場合は、以下を参考に元栓を閉めましょう。

水漏れを放置すれば、床材やクロスが剥がれてきたり、カビが発生したりと二次被害にも繋がります。また、水道料金が高額になりかねないので、一刻も早く対処することが大切です。

テープで応急処置をする

給水管で水漏れしている箇所がわかっている場合は、補修用テープを巻くなどして応急処置が可能です。ただし、使用するのは、水漏れの勢いが弱い場合に限ります。

 

応急処置として使用するテープには、水で濡らして使用するものや、テープをそのままぐるぐる巻きにして使えるものなど、さまざまな種類があります。

 

使いやすいものや、どのような水漏れに対応しているかを基準に選ぶとよいでしょう。ホームセンターなどで購入が可能な、水漏れ補修テープとして使われる主な3種類をご紹介します。

  • 自己融着テープ

石油が原料の合成ゴムで、伸ばして巻きつけて使用する補修テープです。接着剤やのりは使用されていないので、通常の状態では粘着力がありません。

 

伸ばすことによってテープの表と裏が密着して一体化し、テープとしての役割を果たします。耐老化性・耐水性が高く、高度な電気絶縁性もあるので、配管の水漏れの応急処置にも使われています。

  • 防水補修テープ

防水気密テープとも呼ばれ、ポリエチレン製などの防水性・気密性の高い防水補修テープです。

 

粘着剤が使われており、テープの表面が防水仕様となっています。曲線面でもぴったり貼り付けられるので、配管の水漏れだけでなく、配線の養生などさまざまな場面で活用されています。

  • 水道用ラップテープ

主に、排水管の水漏れに使用する補修テープです。シリコン製でテープ同士が密着するため、接着剤不要で手がベタつきにくく、剥がしてもあとが残りません。

 

水道用ラップテープは伸縮性が高く、給水管の凹凸部にも簡単に巻き付けられます。

パッキンを交換する

パッキンの劣化で水漏れするときは、パッキンを新しいものと交換しましょう。パッキンの交換は、ある程度知識があれば自分で対処できます。

 

給水管の太さにより、パッキンのサイズも異なるので、現物をホームセンターなどに持ち込んで購入するのがおすすめです。

 

自分でできるパッキンの交換方法は、以下の通りです。

  1. 水漏れしている箇所の止水栓を閉め、水の流れを止める
  2. 給水管のサイズを確認し、適切なパッキンを用意する
  3. 水漏れしている箇所のパッキンを新しいものに交換する
  4. 止水栓または元栓を開き、水を流す
  5. 水漏れが解消されているか確認する

もし水漏れが解消されなければ、水道修理業者に依頼することをおすすめします。水回りのプロである業者に修理を頼むと、適切に対処してくれますよ。

ボルトやナットを締める

ボルトやナットのゆるみが原因で給水管から水漏れしているときは、ボルトやナットを締めなおすことで水漏れを直せます。

 

必要な道具は、ボルト・ナットのサイズに合ったレンチです。以下を参考に、ボルト・ナットを締めなおしましょう。

  1. 止水栓を閉める
  2. 水漏れしている場所のボルト・ナットをレンチで締めなおす
  3. 止水栓を開けて、水漏れが止まったか確認する

上記の作業は、必ず止水栓を閉めて行ってください。

 

ボルトやナットを閉める際は、力加減に注意しましょう。無理に閉めると、部品や配管が歪む原因になります。

修理業者に依頼する

自分で対処できない給水管の水漏れに関しては、業者に依頼しましょう。前項で述べたパッキンの交換、ボルトやナットの締めなおしで解消されれば問題ありません。

 

しかし、水漏れの主な原因は、給水管自体の老朽化や破損が多いため、一般的に素人が修理できないことが多いです。安易な考えで応急処置だけ済ませていると、被害が大きくなる場合もあります。

 

専門の知識や技術のある水道修理業者に依頼し、なるべく早く修理してもらうのが賢明です。

給水管から水漏れしたときの場所別チェック方法

CHECK

給水管から水漏れをみつけた場合のチェック方法を、水回りの場所別に紹介します。すぐに修理業者を呼べるとは限りませんので、まずは自分でできる範囲で水漏れをチェックしてみましょう。

キッチン・洗面台の給水管の水漏れ

キッチン・洗面台の下の収納扉を開くと、中には3~4本のパイプがあります。その内の直径3cm程度の太めのパイプは排水管で、それ以外が給水管または給湯管です。

 

給水管自体や床が濡れていないかをチェックします。もし濡れていたとしても、必ずしもこれらの場所から水漏れしているとは限りません。

 

部品のゆるみは、手で触ればすぐにわかります。亀裂などの破損は、目視で確かめましょう。

 

キッチン・洗面台では、以下の部分で水漏れすることが多いので確認してみましょう。

蛇口と給水管の接続部分

止水栓と蛇口をつなぐ接続管があります。接続部は、通常ナット止めされていることが多く、ナットに取り付けられているパッキンの劣化により水漏れが起きます。

 

また、長年使用していると、ナットが緩んでしまうこともあります。

給水管本体

床や壁までの配管と、止水栓を結ぶ給水管があります。主に鋼管が使用されているので、サビなどで劣化し、亀裂や破損した部分より水漏れが起きます。

 

給水管本体が破損することは多くはありませんが、長年使用していると起こり得ます。

 

洗面所の給水管から水漏れしたときの対処法は、以下の記事でも紹介しています。

トイレの給水管の水漏れ

トイレの給水管のパッキン交換

トイレの給水管からの水漏れは、キッチン・洗面台と同じ構造です。キッチン・洗面台では、接続管が蛇口までつながっているのに対し、トイレは蛇口ではなくトイレタンクにつながっています。

 

トイレの場合、ウォシュレットやトイレタンクから水漏れする場合もあります。一般的にトイレの水漏れは、止水栓を閉めることで一時的な対処は可能です。

 

チェックする際は、必ず水を止めた状態で行います。電源を抜いて給水管や接続管、便器の脇を拭き、数分経って拭き上げた箇所からの水漏れがないか確認します。

給水管とタンクの接続部

タンクと給水管の接続部分も、水漏れしやすい場所です。タンクは水を溜めるために給水管と直接つながっているため、ナットが緩んだりパッキンが劣化したりすると、水漏れします。

分岐水栓と給水管の間

給水管とつながっている分岐水栓は、給水管の水を2つに分けるために設置されています。

 

片方はトイレタンク、もう一方は温水洗浄便座(ウォシュレット)につながっており、不具合が生じると水漏れすることがあります。

給水管の止水栓

トイレの止水栓も、水漏れしやすい場所です。水道管の水は止水栓を通ってトイレに給水されているため、止水栓で水漏れすると水が止まらなくなります。

 

トイレタンクなどで水漏れした場合、止水栓を閉めれば水漏れを防げます。しかし、止水栓で水漏れしているときは止水栓を閉めても水漏れを止められないため、水道の元栓を閉める必要があります。

 

トイレの給水管の水漏れについては、以下の記事で詳しく紹介しています。対処法や費用もまとめていますので、参考にしてください。

浴室の給水管の水漏れ

浴室では、主にシャワーホースや蛇口からの水漏れが多いです。

 

浴室は床や壁にさまざまな配管が巡らされており、目では見えない部分で劣化や腐食が起きている可能性もあります。

 

目視で水漏れを見つけるのは難しいので、壁の中から水漏れの音が聞こえるか確認してみましょう。水漏れの音がするときや乾いたはずの床や壁が濡れている場合は、業者に依頼することをおすすめします。

その他の確認方法

その他に給水管の水漏れを確認する方法として、水道料金と水道メーターを確認する方法があります。

 

水道料金が急に高くなっている場合は、水漏れの可能性を疑いましょう。明細などがない場合は、水道メーターで確認できます。

水道メーターのパイロット回転運動

水道メーターを確認するときは、家の中の蛇口を全て閉めてください。水道メーター横にあるパイロットを確認し、水を使用していない状態でメーターが回っていれば、どこかで水漏れが起きているということです。

給水管の水漏れの原因

給水管の水漏れには、さまざまな原因があります。

 

水漏れの原因によっては自分で直せるケースもありますが、業者に修理を頼まなければならない水漏れもあるので注意が必要です。

 

ここからは、給水管の水漏れトラブルの原因を説明します。

経年劣化

給水管は素材によって異なりますが、サビや腐食によって劣化し、水漏れを引き起こします。

 

現在多くの住宅で使用されているのは耐久性に優れた塩ビ管で、経年劣化は避けられません。そのため、給水管本体の破損やひび割れ、接続部のパッキンの劣化になどによって水漏れが起きてしまうのです。

 

給水管にも寿命があり、約15年が交換の目安といわれています。寿命は使用頻度や水回り設備の使い方によっても変わりますが、使用年数が長い場合は、給水管の寿命で水漏れが起きている可能性が高いでしょう。

樹脂管は耐用年数30年

樹脂管は、平成に入り使用されるようになった素材で、耐用年数は30年と長いです。

 

他の素材と比べて初期費用・価格ともに高めになりますが、長持ちすることに加えてメンテナンスもしやすく、長い目でみればおすすめです。

硬質塩化ビニルライニング鋼管は耐用年数20~25年

硬質塩化ビニルライニング鋼管は、樹脂で管の内部をコーティングしています。そのため、直管部分の劣化が起こりにくく、耐用年数は20~25年です。

 

ただし、平成元年(1989年)以前のものは、接続部に亜鉛メッキが使われているものが多いので、サビや腐食が発生しやすい傾向があります。

水道用亜鉛メッキ鋼管は耐用年数15~20年

水道用亜鉛メッキ鋼管は、鉄管に亜鉛メッキ加工されたものです。昭和30年~40年代頃までに建てられたマンションの給水管として使用されていました。

 

耐用年数は15~20年ですが、錆びやすく、赤水の流出など水質にも悪影響を及ぼすため、現在は給水管への使用が禁止されています。

自然災害による影響

台風や洪水などの自然災害により、給水管で水漏れが起こることがあります。地震などの大きな揺れでは、接続部の金具がゆるんだり、破損したりして水漏れを起こします。

 

目には見えない部分がダメージを受けることもあるので、災害後は水道メーターを注視しておくといいでしょう。

給水管の水漏れ修理にかかる費用

専門業者に依頼した場合の料金
給水管の軽度の水漏れ修理にかかる費用は、8,000円~25,000円程度です。修理内容や業者によってもさまざまで一概にはいえませんが、パッキンの交換のみであれば8,000円~10,000円程度でしょう。

 

ただし、給水管自体の交換ともなると35万円~50万円が相場です。あくまでも目安ですので、まずは複数社から見積もりをもらうことをおすすめします。

給水管の水漏れ修理を安く頼む方法

給水管の水漏れ修理は、症状によっては高額になることもあります。

 

少しでも安く修理を頼むには、次の方法をお試しください。

  • 業者の割引キャンペーンを利用する
  • 症状が悪化する前に修理を依頼する
  • 交換部品を自分で用意する

水漏れがひどくなると修理費用は高額になるため、被害が拡大する前に業者に依頼してください。

 

業者によっては、独自の割引キャンペーンを行っていることもあります。『クリーンライフ』でもWEB限定の3,000円OFFキャンペーンを実施していますので、給水管の水漏れでお困りの方は、無料相談をご利用ください。

 

⇒クリーンライフに給水管の水漏れを相談してみる

給水管の水漏れ修理を頼む業者の選び方

チェックポイント給水管から水漏れして業者に依頼し、修理してもらったのにきちんと直っていなかったり、高額請求されたりすることもあります。

 

トラブルを避けるために、修理業者を選ぶポイントを3つ紹介します。

「水道局指定工事店」に依頼する

各自治体の水道局から認められた事業者は、「水道局指定工事店」として登録されています。

 

正式名称は指定給水装置工事事業者で、「給水区域内における給水装置工事を適正な技術によって施工できる」と認められています。

 

給水管の修繕工事や撤去は、水道局指定工事店しか対応できません。給水管で水漏れが起きたときは、必ず水道局指定工事店に修理を依頼しましょう。

 

業者の公式サイトなどに「水道局指定工事店」と記載されているか確認する他、水道局のホームページで指定業者の一覧を確認できる場合もあります。

 

水道局指定工事店については以下のページで詳しく解説していますので、業者選びにお役立てください。

見積もりは複数社に依頼する

業者によって金額が異なるのは、よくあることです。相場範囲内かどうか確認するためにも、最低3社に見積もりを依頼しましょう。

 

修理内容は実際に確認してみないとわからないことが多いので、出張・見積もり料が無料の業者がおすすめです。他社との比較をしたいのに見積もりに金額が発生すると、「これくらいならいいかな」と妥協しかねません。

 

また、見積もりは、具体的な内容が記載されたものを出してもらいましょう。きちんと作業内容・説明を受け、納得した上で業者を選んでください。

口コミで評判を確認する

水道修理業者に修理を依頼する前に、業者の評判を確かめておきましょう。

 

SNSや口コミサイトで口コミを検索し、業者の対応や評判をチェックしてください。

 

施工前・施工後の写真付きの口コミなど、信頼できる口コミを中心に確認しましょう。実際に業者を利用した方の意見は、とても参考になるはずです。

 

以下のページでも、業者選びのポイントを解説していますので、参考にしてください。

給水管の交換の目安

給水管は、以下を目安に交換しましょう。

耐用年数が超えたとき

給水管の耐用年数は、素材によって15年~30年程度です。

 

しかし、耐用年数はあくまで目安であり、素材や設置環境・使用状況によっても変わってきます。給水管は健康や衛生面に直結するものなので、時期がきたら交換しましょう。

水の状態に異常が発生したとき

水の見た目や味がおかしい、異臭がするなど、異変が現れたときも交換の目安となります。特に金属製の給水管は、長年使用することでサビが発生し、水に溶け出すことで水質に異常をもたらします。

水漏れが起きたとき

給水管で水漏れが起きたときは、何かしらの原因で異常が発生している場合があります。目には見えない部分の劣化や破損が原因の可能性もあるので、自分で解決できない場合は修理業者に依頼しましょう。

 

パッキンやボルト、ナットの交換で水漏れが解消される場合は、この限りではありません。

給水管の水漏れを適切に対処したいなら

給水管の水漏れが起こる原因はさまざまありますが、サビや劣化によるものがほとんどです。水漏れが起きて放置していれば、水質の異変や水の流れが悪くなることもあります。

 

生活に欠かせない給水管は、健康や衛生面に影響があるので、自分で解決できない場合はなるべく早くに修理業者へ依頼しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でも、給水管の水漏れ修理に対応しています。お見積もりは無料で、深夜や早朝の割増料金はかかりません。電話またはLINE、メールでお気軽にご相談ください。

 

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