お風呂の凍結防止方法を5つ紹介します。いずれも簡単な方法ばかりです。

 

お風呂の凍結は、給湯器の故障や水道管の破裂など、さまざまなトラブルの原因になりやすいです。凍結防止対策でトラブルを防ぎましょう。

 

あわせて、万が一凍結した場合の安全な解凍方法や、業者に依頼した際の費用目安もお伝えします。

トイレつまり・水回りのトラブルにお困りですか?
cta tel woman
自分で直すもしくは依頼する? まずはお気軽にご相談ください!
電話アイコン0120-423-152
24時間年中無休 相談・見積もりは無料!
クリーンライフのサービス・料金はこちら

お風呂の凍結防止方法5選

凍結の対策

お風呂の凍結を防止する方法を5つご紹介します。

  • 水を少し出しっぱなしにする
  • 凍結防止ヒーターを利用する
  • 自動ポンプ運転を利用する
  • 給湯器の配管に保温材を巻く
  • 給湯器の水抜きをする

簡単に実行できる方法ばかりですが、特に取り入れやすいものから順に紹介していきます。

水を少し出しっぱなしにする

少量の水を出しっぱなしにする

「動いている水は凍結しにくい」という性質を利用した方法です。

 

以下のように、お風呂の蛇口から水を出しっぱなしにしておきましょう。

  1. ガス給湯器のリモコンでスイッチを「切」にする
  2. ガス栓を閉める
  3. お湯が出る蛇口を開いて、少量の水を出しっぱなしにする

流す水の太さは、4㎜程度で十分です。1分間に約400ml程度の水が使われます。浴槽の蛇口なら、浴槽に溜まった水を追い焚きして利用するのも良いでしょう。

 

水を出しっぱなしにする方法は、温暖な地域で凍結防止グッズの用意のない場合にも取り入れやすい方法です。以下の記事で、わかりやすく説明しているので参考にしてください。

凍結防止ヒーターを利用する

給湯器を保温する

最近の給湯器には、凍結防止ヒーター(凍結予防ヒーター)が搭載されています。

 

凍結防止ヒーターは、ある一定の気温まで下がると、自動的に稼働する仕組みです。給湯器のメーカーによって、設定された気温などは異なります。

 

コンセントを抜いていると、凍結防止ヒーターは作動しないので注意が必要です。リモコンのスイッチは、「切」でも「入」でも問題ありません。コンセントが差し込まれていれば、大丈夫です。

自動ポンプ運転を利用する

追い焚き機能付きのお風呂では、自動ポンプ運転で凍結を防止できます。

 

凍結の恐れのある気温まで下がると、ポンプが作動して、水が循環して追い焚き配管の凍結を防止します。自動ポンプ運転も、コンセントが抜かれていると作動しないので、注意が必要です。

 

また、浴槽内の水を、循環アダプターの位置より5cm以上は上まで残しておいてください。浴槽内の水が十分にないと、ポンプが空回りして大きな音を立ててしまいます。

凍結防止ヒーター・自動ポンプ運転の注意点

凍結防止ヒーターや自動ポンプ運転は、あくまで給湯器本体や追い焚き配管を凍結予防するものです。給湯器に接続している給水管・給湯管などは別途、凍結しないように対策してください。

 

また、凍結防止ヒーターや自動ポンプ運動が稼働しているときは、リモコンの画面に以下のようなマークが表示されます。

  • 雪だるまの絵
  • 雪の結晶の絵
  • F

マークが出ても、故障ではないので安心してください。

 

以下の記事で、給湯器が凍結した際の対処法や注意事項を、わかりやすく説明しています。参考にしてください。

給湯器の配管に保温材を巻く

c8ebff10c282ad5bb5dd1522a17018c8

保温材の中でも、特に設置しやすい「保温チューブ」の巻き付け方を紹介します。保温チューブは、配管の太さにあわせて選びましょう。

 

ワンタッチテープで簡単に固定できるタイプがおすすめです。

 

保温材の切り方

【用意するもの】

  • カッター
  • 保温チューブ
  • 配管保護テープ

【保温チューブの巻き方】

  1. 保温チューブを配管の長さに切る
  2. 保温チューブを巻き付けて、ワンタッチテープで固定する
  3. 曲がった箇所は、チューブを切って設置する
  4. 曲がった箇所や隙間は、配管保護テープを巻き付ける

保温チューブの代わりに、タオルやプチプチも利用できます。詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

給湯器の水抜きをする

水抜き栓を使う
長期にわたって給湯器を使わない場合は、水抜きが最も安全で確実な凍結防止方法です。

 

【ガス給湯器の水抜きの仕方】

  1. 給湯器のリモコンを「切」にする
  2. 給湯器の水栓元栓とガス栓を閉める
  3. お湯の出る蛇口を全部開ける
  4. 給湯器の水抜栓を開ける
  5. 給湯器の電源プラグを抜く

エコキュートの水抜き方法や、水抜き後に再度、給湯器を使う場合の方法は、以下の記事で説明しています。

バランス釜(バランス型ふろ釜)の水抜き方法

バランス釜は浴室内にあるので、屋外に設置されている給湯器よりも凍結の心配はありません。しかし、長期でお出かけの際は、浴室内の気温も下がるので、水抜きをしておくと安心です。

 

【バランス釜の水抜きの手順】

  1. 浴室の水抜き栓を時計回りに回して、確実に閉める
  2. バランス釜本体操作レバーを「水抜き」部分に切り替える
  3. シャワーホースのたるみがないように気をつけて、シャワーヘッドを床に置く
  4. バランス釜本体の水抜き用のツマミを緩める
  5. バランス釜内の水が放出される

ツマミを緩めるとはずれるので、失くさないように保管してください。

 

【復旧する手順】

  1. バランス釜本体に設置されている水抜き用ツマミを閉める
  2. バランス釜本体の操作レバーを「止水」部分に切り替える
  3. 浴室の水抜き栓をカチッと音がするまでしっかり開ける

これで、お湯が再度使えるようになるはずです。

 

機種によって、操作レバーがないものもあります。操作レバーがないバランス釜なら、何もせずに次の工程に入ってください。

お風呂が凍結する原因

お風呂が凍結する原因は、以下が考えられます。

  • 0℃を下回る
  • お風呂を使わない時間が長い
  • 寒さが厳しい場所に給湯器や水道管がある

上記のような条件があれば、凍結防止を徹底してください。順に説明します。

0℃を下回る

お風呂が凍結しやすくなるのは、外気温が0℃を下回った状態が続くときです。

 

給湯器は、屋外に設置されていることがほとんどなので、気温が下がると凍結の恐れが出てきます。日中も0℃を下回っているような日は、真冬日と呼ばれるほどなので、気をつけましょう。

 

以下の記事で、凍結しやすい環境について説明しています。エコキュートについても解説しているので、参考にしてください。

お風呂を使わない時間が長い

お風呂を使っている時間帯なら、お湯が給湯管内を移動しているため、凍結の恐れはほとんどありません。

 

就寝時や旅行中など、お風呂を使わない時間が続くと、凍結の恐れがあります。給湯器本体は、自動的に凍結防止システムが稼働しますが、剥き出しの配管は凍結しやすいので、注意しましょう。

寒さが厳しい場所に給湯器や水道管がある

凍結しやすい水道管

給湯器は屋外に設置されているので、寒い夜や早朝は凍結の恐れがあります。特に給湯器に接続している配管は、むき出しになっていると凍結してしまいます。

 

また、以下にある水道管は、特に注意が必要です。

  • 風が当たる場所
  • 日陰や北側といった日の当たらない場所
  • 屋外

凍結しやすい給湯器のむき出しの配管、水道管があれば、しっかりと凍結防止対策をしておきましょう。

お風呂が凍結したときの対処法

お風呂

凍結しないように対策していても凍結してしまったら、安全な方法で解凍しましょう。以下の2種類の解凍方法が安全です。

  1. 自然解凍を待つ
  2. 給水元栓にお湯をかける

順に説明します。

自然解凍を待つ

日中の気温が4℃以上になるなら、自然解凍を待ちましょう。自然解凍が、お風呂の配管や給湯器にダメージを与えない、最も安全な方法です。

 

【自然解凍の手順】

  1. 給湯器のリモコンを「切」にする
  2. お湯が出る蛇口を少しだけ開けて、水圧をかける
  3. 気温が上がって、自然解凍を待つ
  4. 水が流れる音がしたら、蛇口を閉める
  5. リモコンを「入」にして、給湯器が作動するか確認する

 

以下の条件で、解凍に要する時間は上下します。

  • 居住エリア
  • その日の外気温

気温が5℃以上なのに解凍しない場合は、何らかの不具合が生じている可能性があります。業者に点検してもらうと良いでしょう。

給水元栓にお湯をかける

お湯やタオルで解凍する

日中の気温が上がらない場合や、すぐにお湯を使いたい場合は、給水元栓にタオルを巻いてぬるま湯をかけて解凍します。

 

【解凍の手順】

  1. 給湯器のリモコンを「切」にする
  2. お湯側の蛇口を開く
  3. 給湯器のガス(または石油)を止める
  4. 給湯器につながる給水管の給水元栓にタオルを巻く
  5. 人肌程度の温度(30~40℃)のお湯をかけ続ける
  6. 給水できるようになったら、開けていた蛇口を閉める
  7. 配管に巻いたタオルを外し、水気を拭き取る
  8. リモコンを「入」にして、給湯できるか確認する

 

早く解凍したいからと熱湯を使うと、以下のようなリスクがあります。

  • 給湯器や水道管の損傷を招く
  • 高額な出費が伴う修理を要する

必ず、ぬるま湯を使いましょう。

解凍後に水漏れしていないか確認する方法

お風呂を解凍できたら、漏水していないかどうかを確認してください。水道メーターを利用して、確認できます。

水道メーターのパイロット回転運動

【水漏れしているか確認する方法】

  1. 住宅内のすべての蛇口を閉める
  2. 水道メーターのパイロットを確認する

住宅内で水を使っていないのに、パイロットが動いていたら水漏れしています。水漏れ箇所が見つけられない場合は、壁の中や床下など、わかりにくい箇所からの可能性があります。

 

業者に水漏れ箇所の特定を依頼し、修理してください。

お風呂が凍結して業者を選ぶときのポイント

お風呂の凍結修理で水道修理業者に相談する際は、以下の点を確認して信頼できる業者を選びましょう。

  • 水道局指定工事店か
  • 迅速な対応が可能か
  • 実績が豊富か

凍結のトラブルは、水道管の補修が必要な場合があります。水道管の修理は、水道局指定工事店しか対応できません。

 

また、修理料金が高額になる可能性もあるので、実績の多い技術力のある業者がおすすめです。

 

業者選びに迷ったら、施工実績30万件以上の私たち『クリーンライフ』にお任せください。

 

お風呂の凍結修理の費用相場

お風呂の凍結修理で、どのくらいの費用が必要なのか、相場をお伝えします。修理料金は、基本料金と作業料金の合計金額です。

 

基本料金は、業者によって決められており、作業に関係なく発生する料金です。

 

【基本料金の相場】

項目 相場料金
基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 0円~10,000円、または作業料金の20〜30%
見積もり 0円〜
出張費 0円〜3,000円

特にお風呂の凍結時は、夜間や早朝の割増料金に注意が必要です。業者によって、加算される時間帯が異なります。事前に確認して、加算されない時間に依頼しましょう。

 

【作業料金の相場】

修理内容 相場料金
専門機器を使用しない簡易解氷作業 8,000円~10,000円
電気解氷機や高温スチーム機使用による解凍作業 10,000円〜30,000円(凍結した範囲による)
破裂した水道管の補修工事 10,000円〜50,000円
漏水検査 10,000円~30,000円

依頼する前に必ず見積もりを取って、納得してから依頼してください。

 

凍結した際の費用相場は、以下の記事でより詳しく解説しています。

火災保険を利用できるか確認

火災保険の「破損・汚損補償」で、水道管の修理に利用できる可能性があります。ただし、保険会社によるので、確認が必要です。

 

以下の契約があれば、火災保険でカバーできます。

  • 水道管:水道管修理費用保険金
  • 給湯器:電気的機械的・事故特約

寒い地域にお住まいで、凍結の可能性が高い場合は、火災保険を見直してみてください。

 

以下の記事で火災保険に関して、わかりやすく説明しています。火災保険の見直しをする際に、参考にしてください。

お風呂が凍結して相談したいときは

お風呂の凍結防止方法を5つ説明しました。

 

凍結を防止していても、寒波が続くと凍結してしまうこともあります。一度の凍結で、給湯器や配管にトラブルが生じてしまうことも。

 

解凍しても気になることがあったら、水道修理業者への相談がおすすめです。

 

業者選びに迷っている方は、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。全国300以上の市区町村で水道局指定工事店に指定されている、技術力のある業者です。

 

⇒クリーンライフにお風呂のトラブルを相談してみる