排水管の汚れやつまりを除去するには、高圧洗浄を行うのが効果的です。

 

そこで今回は排水管を高圧洗浄する理由と効果について、詳しく解説していきます。

 

排水管の高圧洗浄を業者に依頼すべき判断基準や、業者に頼んだ場合の流れと手順についてもまとめました。

 

高圧洗浄の費用相場もお伝えしますので、参考にしてみてください。

トイレつまり・水回りのトラブルにお困りですか?
cta tel woman
自分で直すもしくは依頼する? まずはお気軽にご相談ください!
電話アイコン0120-423-152
24時間年中無休 相談・見積もりは無料!
クリーンライフのサービス・料金はこちら

排水管を高圧洗浄する理由・効果

排水管の高圧洗浄

排水管の高圧洗浄とは、機器に専用のホースを取り付けて排水管に指し込み、高圧の水を噴射して汚れやつまりを落とす掃除方法です。

 

通常の掃除や薬剤では落ちない汚れも、高圧洗浄なら圧力で一気に剥がして流すことが可能です。

 

掃除では取り切れない排水管の奥の汚れも落とせるので、つまりを根本から改善できます。

排水管を高圧洗浄するタイミング

排水管の高圧洗浄が必要なケース

排水管の高圧洗浄は、以下のタイミングで行うのがおすすめです。

  • 排水管がつまった
  • 水の流れが悪くなった
  • 排水管から悪臭がする
  • 築3年以上たっている

戸建ての場合は、3~5年を目安に排水管の高圧洗浄を行うと良いとされています。3年以上経つと日常的な掃除では取り切れない汚れが蓄積していきますので、高圧洗浄を検討しましょう。

 

また、つまりや悪臭も掃除では取り切るのは困難ですので、高圧洗浄を依頼すべきです。

【戸建て】よくある排水管のトラブル・高圧洗浄時のポイント

ここでは、戸建て住宅でよくある排水管のトラブルと、高圧洗浄時のポイントを紹介します。

 

高圧洗浄を業者に頼むべきケースと費用相場もお伝えします。

戸建ての排水管の特徴・よくあるトラブル

戸建ての排水管洗浄

戸建てで水道から流した水は、排水口から排水パイプを通り、排水管へと流れていきます。排水管は水がスムーズに流れるように勾配がついており、上から下へと流れる仕組みになっています。

 

勾配は一定ではなく変化があるため、排水管が曲がっている場所や、勾配が緩い場所には汚れが溜まりやすいのが特徴です。

 

【よくあるトラブル】

  • 汚れで水の通りが悪くなる
  • 汚水が逆流する
  • 完全につまってしまう
  • 悪臭がする

戸建ては勾配が緩やかで横向きの管の割合が大きいため、マンションよりも排水管がつまりやすい傾向があります。

排水管の高圧洗浄を業者に頼むケース

0239a72dfa1a60d1776acf3d29ba4d99

以下のようなケースの場合、業者に排水管の高圧洗浄を頼むべきです。

  • 自分で薬剤などを使ってもつまりを直せない
  • 掃除をしても悪臭がする
  • 排水管の設置ミス
  • 排水管の破損

自分で対処しても直せないトラブルは、業者に高圧洗浄を依頼しましょう。

 

また、排水管の破損や設置ミスなど、排水管そのものに不具合がある場合も、業者に依頼すべきです。

 

完全にはつまっておらず、コポコポと音がする程度のトラブルであれば、自分で直せる可能性があります。

排水管の高圧洗浄の費用相場・作業時間

排水管の高圧洗浄の費用相場は、以下の通りです。

建物の種類 費用相場
一世帯住宅 25,000円~
二世帯住宅 35,000円~

高圧洗浄の費用は、建物の大きさによって料金に差があります。一世帯であっても、建物が大きければ高くなる可能性があります。

 

作業時間は建物の大きさや排水管の長さによって異なりますが、2~3時間が目安です。

 

戸建ての排水管の高圧洗浄については、以下の記事で費用相場をまとめています。詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

【集合住宅】よくある排水管のトラブル・高圧洗浄時のポイント

ここからは、集合住宅でよくある排水管のトラブルと、高圧洗浄時のポイントを紹介します。

集合住宅の排水管の特徴・よくあるトラブル

集合住宅の排水管洗浄

集合住宅の排水管には、専有部分と共有部分があります。各部屋の排水は専有部分の排水管を通り、共有部分の排水管に流れていきます。

 

集合住宅によって構造は異なりますが、共有部分でトラブルが起きた場合は、管理者への相談が必要です。

 

【よくあるトラブル】

  • 排水管のつまり
  • 他の住戸の排水管トラブルによる水の逆流

マンションの排水管は上から下へと縦に伸びているため、戸建てよりもトラブルが起きにくい構造です。

 

ただし、他の住戸でトラブルが起きた場合には、汚水の逆流など二次被害を受ける場合があります。

自分で対応するか・管理者に相談するかの判断基準

集合住宅の場合、専有部分であれば自分である程度対処できます。しかし、共有部分のトラブルになると、管理者に相談する必要があります。

 

原因が明らかな場合には、自分で対応することも可能です。

 

どの部分でトラブルが起きているのか判断ができないときは、管理者に相談するのが無難でしょう。他の住戸に原因がある可能性もあるため、落ち着いて対応しましょう。

排水管の高圧洗浄の費用相場・負担する範囲

集合住宅の排水管の高圧洗浄の費用相場を紹介します。

建物の種類 費用相場
~30戸の小規模マンション 5,000円/1戸
30戸~の中・大規模マンション 4,000円/1戸

マンションの場合、住民の数・マンションの規模数によって費用が変動します。規模が大きくなるほど、費用は安くなるケースがほとんどです。

 

マンションで高圧洗浄を行う場合、一般的には管理会社などが主体となって行い、費用を負担します。ただし、個人に過失がある場合には、費用が発生する可能性があります。

 

マンションの排水管清掃については、以下の記事で詳しく解説しています。排水管洗浄が必要な理由や費用についてなど、分かりやすくまとめていますので、参考にしてみてください。

排水管を自分で高圧洗浄する方法・注意点

指差し確認する水道修理業者

高圧洗浄機には家庭用のものもあり、トラブルの内容によっては自分で対処することも可能です。

 

ここでは、どのような排水管トラブルなら自分で高圧洗浄ができるのか、そのリスクと手順を紹介します。

家庭用の高圧洗浄機で対応できる排水管トラブル

家庭用の高圧洗浄機では、以下のトラブルに対応できます。

  • 排水管の手前部分のつまり
  • 軽度の汚れの除去

軽度の汚れやつまりであれば、家庭用でも対応可能です。

 

ただし、家庭用の高圧洗浄機は、業務用程の威力がありません。汚れがひどい場合や排水管の奥のつまり、汚れを除去するのは難しいでしょう。

排水管を自分で高圧洗浄するリスク

排水管を自分で高圧洗浄するのには、以下のリスクが考えられます。

  • 洗浄力が弱く汚れが落ちない
  • 費用対効果を得られない可能性がある
  • 排水管の構造によっては操作が難しい
  • 排水管にダメージを与える可能性がある
  • 汚水が逆流してトラブルが悪化する

家庭用の高圧洗浄機では威力が足りず、汚れを落とせない場合があります。また、つまりがひどければ、汚水が逆流してくる恐れがあります。

 

高圧洗浄機は家庭用でも15,000円~30,000円程するため、汚れが落ちなければ費用対効果を得られないかもしれません。

 

また、排水管にはカーブがあるため、操作を誤ると排水管を傷つけてしまう恐れも。しっかりと効果を得るためには、手間と知識が必要です。

排水管を自分で高圧洗浄する手順

排水管を自分で高圧洗浄する場合、高圧洗浄機と専用のホースを用意してください。排水管洗浄の専用ホースは、安いもので2,000円~3,000円程度で購入できます。

 

洗浄機とホースはどちらもホームセンターをはじめ、Amazonなどの通販サイトでも購入可能です。

 

【手順】

  1. 排水口の周囲をビニールシートなどで保護する
  2. 排水口から高圧洗浄機のホースを入れる
  3. 内部の洗浄を行う

高圧洗浄機の水圧は、水道の数倍あります。汚水が逆流してくる可能性もありますので、周囲が汚れないように養生しておくと安心です。

 

排水管の清掃については、以下の記事も参考にしてください。高圧洗浄機を使う以外の方法も、いくつか紹介しています。

排水管の高圧洗浄を業者に頼む流れ

排水管の高圧洗浄は、リスクを考えると業者に頼んだ方が安全です。業者は水回りのプロですので、安心して高圧洗浄を任せられます。

 

また、業務用の高圧洗浄機は家庭用のものよりも威力が強いため、つまりや汚れを確実に除去できます。

 

自分で高圧洗浄機を用意したり、周辺が汚れないよう準備をする必要もないため、負担も軽減できるでしょう。

依頼から作業完了までの流れ

業者に排水管の高圧洗浄を依頼した場合の、作業完了までの流れを説明します。

  1. 見積もりを取る
  2. 契約をする
  3. つまりの状況などを確認する
  4. 各排水口から高圧洗浄する
  5. 排水テストと居住者のチェックを行う
  6. 料金を支払って完了

作業を依頼する前に、必ず見積もりを取って、納得できる業者に依頼してください。

 

作業は室内で行われるため、事前に排水口の周辺や水回りを片付けておくと、作業がスムーズです。

業者を探すときのチェックポイント

高圧洗浄を依頼する際に心配なのが、業者選びです。

 

業者を探すときに押さえておきたいポイントをまとめました。

  • 水道局指定工事店に登録されているか
  • 排水管の高圧洗浄の実績はあるか
  • 適正価格で依頼できるか
  • アフターサービスや保証があるか

水道局指定工事店とは、給・排水設備の工事を適切に行えると、自治体の水道局から認められた業者です。水道局指定工事店なら、排水管の高圧洗浄も安心してお任せできます。

 

また、万が一作業中にトラブルが起きた場合に備えて、アフターサービスや保証が用意されている業者を選びましょう。

 

水回りのトラブルは、水道局指定工事店に依頼すべきです。以下の記事で水道局指定工事店について詳しくまとめていますので、ご一読ください。

高圧洗浄をした後の排水管トラブル予防策

せっかく高圧洗浄をしたのであれば、きれいな状態を維持して、排水管トラブルを防ぎたいものです。

 

ここからは、高圧洗浄をした後にできる、排水管トラブルの予防策をお伝えします。

習慣化したい排水管の使い方

油を排水管に流さない

排水管の汚れは、水回りの使い方を工夫するだけで軽減できます。

  • 油を排水管に直接流さない
  • こまめに排水口の掃除をする
  • 排水口に食べかすなどのゴミを流さない
  • キッチンの使用後にぬるま湯を流す

排水管の中でも汚れが溜まりやすいのが、キッチンの排水管です。

 

とくに油汚れはつまりの原因になりやすいため、排水口に流すのは止めましょう。

 

キッチンを掃除したら、最後にぬるま湯を流すと、油が詰まるのを防いでくれます。ただし、熱湯を流すと排水管の破損につながりますので、50℃程度のぬるま湯を流してください。

 

どれも手軽にできる予防法ですので、トラブルを防ぐためにもぜひお試しください。

高圧洗浄で定期的にメンテナンス・洗浄の頻度

3年に1回は排水管洗浄

つまり等のトラブル予防として、高圧洗浄で定期的に洗浄しておくことをおすすめします。頻度としては、3年に1回を目安にしましょう。

 

ただし、家族の人数や水回りの使用頻度によって、排水管の汚れ具合には差があります。

 

どの程度汚れているのかの確認も含めて、業者に相談するとトラブルを予防できます。

排水管の高圧洗浄をすぐに頼みたいときは

排水管の高圧洗浄は、3年に1回程度を目安に、業者に依頼するのがおすすめです。

 

家庭用の高圧洗浄機でも対応できる可能性もありますが、確実にきれいにするのであれば業者に依頼したほうが安心です。

 

排水管の高圧洗浄をすぐに依頼したい方は、『クリーンライフ』をご検討ください。クリーンライフは300以上の自治体で水道局指定工事店として登録されており、高圧洗浄の実績も豊富です。

 

年中無休で24時間対応しておりますので、電話やメール・LINEで気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管の高圧洗浄を相談してみる