トイレの水位が低い原因や対処法について紹介します。

 

トイレの水位が低い原因はつまりだけではなく、部品の故障や水漏れなどさまざまです。原因を知り、適切に対処しましょう。

 

また、トイレの水位がどのくらいなら正常なのか、どれくらいなら低いといえるのか、あわせて解説します。

 

トイレの水位が低く気がかりな方は、ぜひ参考にしてみてください。

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トイレの水位が低い原因・対処方法

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トイレの水位が低いとき、原因は主に以下の5つが考えられます。

  • 便器内のつまり
  • タンク内の故障
  • 便器の破損による水漏れ
  • 蒸発による封水切れ
  • 誘導サイホン作用が発生

トイレの水位の低さの原因は、便器内のつまりである可能性が高いです。正常な水位に満たないときはつまりを確認し、対処しましょう。

 

原因とあわせて、それぞれの対処法も以下で解説します。

便器内のつまり

大量のトイレットペーパーや流してはいけない物、トイレクリーナーがつまると、トイレの水位が下がります。おむつやハンカチなどを落としてしまい、水を吸い込んで水位が低くなるケースもあります。

 

大雨が降ると、大量の雨水が下水管に流れこみ、排水が機能せずトイレがつまって流れなくなることも。

 

このようなつまりの原因になっているものは、取り除かなければなりません。

対処法1:水やお湯をバケツで流す

お湯とバケツの使い方

水またはお湯とバケツを使って、トイレつまりを解消します。

  1. 水または50度程度のぬるま湯を用意する
  2. バケツを使って便器の半分くらいまで水(お湯)を入れる
  3. 1時間ほど放置する
  4. 確認のために「小」のレバーで水を流す

上記の手順で、正常に流れるようになれば作業は完了です。

 

熱湯を便器に注ぐと破損の恐れがあるため、必ずぬるま湯を使ってください。お湯を用意するときは一度沸かしてから冷ますか、給湯器の温度設定を調整して用意すると簡単です。

対処法2:ラバーカップ(スッポン)を利用する

ラバーカップの使い方

トイレつまりの解消に便利なのはスッポン(ラバーカップ)です。以下の流れで作業してみましょう。

  1. 便器に溜まっている水を減らす
  2. ラバーカップを水たまりの部分に密着させる
  3. ラバーカップのゴム部分をゆっくり押し付ける
  4. 勢いよく引く
  5. 水を流してスムーズに流れれば完了

スッポンを真空状態にし、真上に引き上げることでつまっていた物を取り除きます。

 

ゆっくりと押し込んで、勢い良く引っ張るのがポイントです。

対処法3:ワイヤーブラシを使用する

ワイヤーの使い方

ラバーカップでトイレつまりを解消できないときは、ワイヤーブラシを使用してみましょう。

 

手が汚れないように、ゴム手袋をはめて以下の手順で作業してください。

  1. ブラシの先端をトイレの排水口に入れる
  2. 先端が詰まりの原因に当たったら、柄を回しながらつまりを削る
  3. つまりが取れたら、少しずつ水が流れるようになる

ワイヤーの先端にブラシが付いていてワイヤー自体が柔らかいので、便器の奥の排水管まで届き、つまりを取り除くことができます。ワイヤーが柔らかいため、排水管の型がP字やS字でも対応可能です。

 

ただし、排水管を傷つけたり、つまりの原因を押し込んだりしてしまうこともあるので、使い方には注意してください。

タンク内の故障

流すために十分な水量が足りず、トイレの水位が低いときは、タンク内の故障が原因であることが多いです。タンク内を確認しましょう。

 

節水のためにタンクにペットボトルなどを入れ、タンク内の部品が故障するケースもあります。

対処法1:部品を交換する

トイレタンクの構造

タンク内で故障が起きたときは、劣化・破損した部品を交換しましょう。タンクのフタを開けて部品の型番を確認し、同じ部品を用意してください。

 

水量が足りないときは、ボールタップやフロートバルブに原因があることが多いです。故障していないか確認し、新しい部品と交換してください。

対処法2:修理業者に依頼する

タンク内の故障を自分で解決できそうにないときは、修理業者に修理を依頼してください。

 

部品の交換や修理に自信がない方は、無理せず業者に相談しましょう。ボールタップやフロートバルブ以外に原因があるかもしれませんので、業者に原因を調べてもらうことをおすすめします。

 

便器の破損による水漏れ

便器の亀裂には要注意です。亀裂が水漏れの原因となり、トイレの水位が低い場合があります。

 

わずかな亀裂でも、そこから水漏れを起こしている可能性があります。水漏れは床下、階下へ広がる可能性もありますので、なるべく早い対処が重要です。

対処法:修理業者に依頼する

便器が破損した場合は、修理業者に修理を依頼しましょう。

 

便器の破損は、防水パテや防水テープを使って補修できます。しかし、あくまでも応急処置であって、補修した便器を使い続けるのは危険です。

 

便器の破損による水漏れは、便器本体の交換になります。

 

便器に亀裂といった破損はないか、日頃からチェックしておくと良いでしょう。わずかな亀裂でも発見した場合は、専門の業者に依頼し、便器自体を新しく交換してください。

蒸発による封水切れ

トイレの水位が低いときは、蒸発によって封水が切れている場合があります。

 

封水切れによる水位の低下であれば、簡単に解決できます。

対処法:便器に水を足す

蒸発による封水切れで水が少ないときは、トイレの水を流すことで解決できます。

 

長期間家を空けているときや気温が上がる夏場には、トイレの封水が蒸発する可能性があります。

 

トイレを流した後にコップ一杯の足しておくと、封水切れを防ぐことが可能です。意図的に封水の水位を上げて、蒸発を防ぎましょう。

 

水が引っ張られる「誘導サイホン作用」が発生

誘導サイホン作用

誘導サイホン作用とは、上の階から一気に大量の水が流れ落ちて、排水管内の圧力が低下し、封水が吸い出されてしまう現象です。

 

誘導サイホン作用によって封水が切れると、水位が下がって臭いが上がってくるため注意が必要です。

 

マンションで起こりやすい現象ですが、一軒家でも起こることはあります。

対処法:便器の水を流す

誘導サイホン作用で水位が下がっているときは、レバーを引いて便器の水を流してみましょう。多くの場合、これでトラブルを解決できます。

 

誘導サイホン作用を根本から解決するには、専門業者に相談するしかありません。あまりにも頻繁に起こる場合は、早めに業者に相談してください。

 

トイレの水位がいつもより低い場合は要注意

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突然のトイレトラブルを防ぐために、水位の位置をチェックします。正常であるか、注意が必要か、判断の基準を紹介します。

 

トイレの水位とあわせて、普段聞き慣れない注意すべき音についても解説します。ご家庭のトイレチェックにご活用ください。

トイレの水位は丸い穴の上まであれば正常

正常なトイレの水位は、便器の真上から見て、排水管へつながる丸い穴が水で覆われている程度です。

 

丸い穴の上まで水位があれば正常です。普段、丸い穴が水で覆われているかチェックしましょう。もし覆われていれば問題ありません。

 

反対に要注意な水位について説明します。

丸い穴を覆っていない低い水位のトイレは要注意

注意していただきたいトイレの水位は、先に説明した正常の水位を満たしていない状態です。

 

正常な水位は、便器と排水管をつなぐ丸い穴を覆っていて、穴よりも高い位置にある水位です。注意しなければならないのは正常の水位よりも低く、排水管へつながる丸い穴を覆い切れていない、低い水位です。

 

トイレの水位は目にしやすく、つまりかを判断しやすいので、日頃からチェックしておくと突然のトイレトラブルを防ぐことができます。

 

正常な水位と要注意な水位を知っていれば、もしものトイレトラブルに早めに気づき、つまりでトイレの水が溢れるのを防いでくれるのです。

コポコポ音はトイレつまりが原因かも

トイレの水位を目で確認するのとあわせて、注意していただきたいのは普段耳にしない音です。

 

トイレの便器の奥から聞こえてくる「コポコポ」という音を聞いたことはありませんか。普段聞き慣れない音です。普段聞き慣れない音が聞こえてきたときは、トイレつまりが原因かもしれません。

 

素人で対処に不安があれば、業者に依頼すると良いでしょう。コポコポといった聞き慣れない音をそのまま放っておくと、トイレトラブルを起こしてしまう原因になりますので、早めに業者へ依頼すると良いです。

 

早めに対処にかかれば、急いで対処しなければならない重大なトラブルにはなりません。

 

トイレの水位が低い状態を解決できないときは業者に相談

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トイレの水位が低い場合、原因によっては簡単に解決できます。

 

しかし、水位が下がる原因が分からないときや、対処法を試しても問題を解決できないときには、水道修理業者に相談するのがおすすめです原因によっては、素人では解決できない可能性があります。

 

トイレの水位が低いのを放置すると、悪臭や害虫が発生したり、トイレつまりの原因になったりします。トラブルが大きくなる前に、プロの水道修理業者に相談しましょう。

 

業者に依頼するときは必ず見積もりを取り、修理費用を確認してください。

トイレの水位を保つために必要なこと

トイレの水位を保つために必要なことを2つ紹介します。

トイレつまりの発生を防ぐ

トイレがつまるとスムーズに水が流れず、水位が正常に保たれなくなります。

 

トイレつまりの発生を防ぐには、大量のトイレットペーパーを一気に流さないことです。水溶性のトイレットペーパーであっても、大量に流すとつまりの原因になります。トイレットペーパーを流すときは、こまめに流すことを心がけましょう。

 

また、スマホやおむつなどの固形物を落とすと、除去する作業も大変です。固形物を落とさないように、トイレにはできるだけモノを持ち込まないように工夫してください。スマホなど、トイレでは使わないようにしましょう。

トイレタンク内を定期的に確かめる

トイレの水位を正常に保つには、トイレタンク内が正常である必要があります。

 

トイレタンクの中は定期的に確かめて、何か異変に気づいたら早めに対処しましょう。不具合があり、自分で対処できそうになれば、すぐに専門業者に相談してください。

 

早めに相談すれば簡単な修理で解決でき、修理費用は安く済みます。

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トイレの低い水位・異常なコポコポ音でお困りなら

トイレの水位が低い原因や対処方法、注意すべき音などについて説明しました。

 

トイレつまりが原因なら、スッポンなど専用のアイテムで解消できる場合があります。しかし、ご自身での対応が不安な方もいらっしゃるでしょう。

 

不安であれば専門の業者へ任せましょう。修理業者の対応で、素人では気づけない発見もしてくれます。

 

私たち『クリーンライフ』ではトイレのつまり・水漏れ修理を24時間365日受け付けております。

 

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