アパートやマンションでトイレつまりが起き、少しずつ流れる状態の対処法を解説します。

 

少しずつ流れる程度だと、そのままにしがちです。しかし、放置すると、完全にトイレが詰まるかもしれません。場合によっては、修理代を大家さんが払ってくれるケースもあります。

 

原因がわかっていれば、ご自分での対応も可能です。今回は集合住宅の簡単なトイレつまり解消法を解説するので、ぜひ最後までお読みください。

トイレつまり・水回りのトラブルにお困りですか?
cta tel woman
自分で直すもしくは依頼する? まずはお気軽にご相談ください!
電話アイコン0120-423-152
24時間年中無休 相談・見積もりは無料!
クリーンライフのサービス・料金はこちら

集合住宅のトイレの水が少しずつしか流れないときは管理会社か大家にまず連絡

電話で連絡する女性

アパートやマンションでトイレつまりが起き、水が少しずつ流れるなら、修理業者に依頼する前にまずは管理者に相談しましょう。

 

管理者とは、アパートを管理している以下の方のことです。

  • 大家さん
  • 管理会社

大家さんが管理会社に委託している場合は、管理会社に相談してください。契約書を見れば、備品にトラブルが生じた際の連絡先が書いているケースがほとんどです。

 

大家さんか管理会社に相談したほうが良い理由は、以下の2つです。

  • 勝手に修理業者に依頼するとトラブルになる
  • 修理代が大家・管理会社負担のケースがある

知らないと余計にお金を払うことになるので、把握しておきましょう。

勝手に修理業者に依頼するとトラブルになる

アパートでトイレつまりが生じた際に、管理者に連絡せずに修理業者へ依頼すると、トラブルになる可能性があります。

 

大家さんが修理代を支払うケースのはずが、勝手に修理を依頼してしまうと、料金を払ってもらえなくなるかもしれません。

 

また、アパートによっては、決まった水道修理業者に依頼しているケースもあります。入居者が支払うケースであっても、確認が必要です。万が一、悪徳業者に依頼して悪化した場合には、賠償しなければなりません。

 

とはいえ、おむつ・生理用品などの水を吸う製品や固形物を落とした際は、完全に詰まってしまうため、早急に対応が必要です。管理者に連絡して、修理業者を呼んでもらうか、自分で修理業者を呼びましょう。

修理代が大家・管理会社負担のケースがある

以下のように、アパートのトイレに原因がある場合は、大家や管理会社が修理費用を支払うケースがほとんどです。

  • つまりやすいトイレ
  • 老朽化しているトイレ

特に入居してすぐなら、アパートのトイレの構造に問題がある可能性があります。すぐに管理者に問い合わせをしましょう。

 

ただ、入居者がトイレを詰まらせてしまった場合は、入居者が修理代を支払います。

 

入居者に非がないとしても、契約書で特約として明記されている場合があります。「どのような場合でも入居者が修理する」という特約があれば、入居者の責任で修理しなくてはいけません。

 

トイレつまりが悪化するとさらに修理費用がかさむので、早めに信頼できる業者に依頼しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりについて相談してみる

集合住宅のトイレつまりで少しずつ流れる原因

便器に詰まったトイレットペーパー

アパートのトイレつまりで少しずつ流れる原因は、次のことが考えられます。

原因ごとに対処法を紹介します。

水に流れるものを大量に流した

以下のような水に流せるとされているものも、大量に流すとつまります。

  • トイレットペーパー
  • 排泄物
  • 水に流せる商品(猫砂、お尻拭きなど)

水が少しずつ流れるのなら、水に流れるものが原因のことがほとんどです。

 

水に流れるものが原因なら、放置すれば解消できるケースが多いといえます。早めに解消したいときは、以下のアイテムを使った方法を試してみてください。

  • お湯とバケツ
  • 中性洗剤
  • ラバーカップ(スッポン)

いずれの方法も、作業を始める前に便器内の水(封水)の量を調節します。水位が高過ぎるなら、使い捨てのコップや給油ポンプ等で余分な水をすくい出しましょう。

 

対処法をすぐに見る

水量が少なすぎる

トイレに流す水の量が少なすぎることも、少しずつ流れる原因の一つです。

 

水の量が少なすぎると、トイレットペーパーや排泄物がうまく流れず、トイレつまりが起きやすくなります。

 

対処法をすぐに見る

汚れが蓄積している

尿や排泄物の汚れは水だけでは流しきれず、便器や排水管内に蓄積していきます。汚れが蓄積すると、排水口や排水管が狭くなり、詰まりやすくなってしまうのです。

 

汚れは放置するとどんどん頑固になっていくため、定期的に掃除で取り除く必要があります。

 

対処法をすぐに見る

固形物など水に溶けないものを流した

トイレに持ち込んだものをうっかり落としてしまい、少しずつ流れるトイレつまりが起きることがあります。

  • メガネ
  • スマホ
  • タバコケース・ライター

以上のようなものが、特に多い傾向です。そのほか、お子さんのいる家庭では、おもちゃなども原因になりやすいので、注意が必要です。

 

対処法をすぐに見る

集合住宅のトイレつまりで少しずつしか流れない時の対処法

アパートやマンションでトイレが少しずつしか流れない場合は、原因に合わせて以下の対処法を試してみてください。

詳しいやり方を見ていきます。

お湯の温度と水圧を利用する

45℃前後のお湯をバケツに用意して、高い位置からお湯を注ぐ方法です。ぬるま湯でトイレットペーパーや排泄物が溶けやすくなるだけではなく、お湯の水圧も利用してつまりを解消します。

 

水と沸騰したお湯を半々で混ぜると、45℃前後のお湯ができるはずです。手を入れられるくらいの温度になるまで水を足しましょう。

 

ただし、絶対に熱湯を使わないでください。陶器製の便器にヒビが入ってしまう可能性があります。

 

お湯を使ってトイレつまりを直す際の注意事項は、以下の記事を参考にしてください。

中性洗剤を使う

unnamed

中性の食器用洗剤を注ぐと、つまりが溶けやすくなるのでおすすめです。

 

汚れによっては、酸性やアルカリ性の洗剤の方が効果が出る場合もありますが、配管を傷つける可能性があるので、中性洗剤を使用します。

 

特に浄化槽を設置しているアパートでは、賃貸の契約書でも酸性やアルカリ性の洗剤をトイレで使わないように指示しているため、確認してみてください。

 

使い方は、中性洗剤を約100ml便器に注いだ後、45℃~60℃のお湯を注ぎ、20~30分放置するだけです。詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

ラバーカップ(スッポン)を使う

ラバーカップは「スッポン」とも呼ばれ、多くのご家庭で愛用されているアイテムです。和式トイレ用、洋式トイレ用の他、節水型トイレ用のラバーカップもあります。

 

ラバーカップを便器の排水口にゆっくり押し込み、一気に引き戻すことを数回繰り返してください。

 

ただし、トイレつまりの原因が固形物の場合は、ラバーカップを使うと悪化するかもしれません。トイレつまりの原因がわからないときは、ラバーカップを使用しないでください。

 

以下の記事で、ラバーカップの使い方や注意事項を詳しく解説しています。こちらもあわせてご覧ください。

サンポールを使う

サンポールを使う方法

サンポールは、主にトイレの黄ばみ・尿石落としに使われる酸性のトイレ用洗剤です。尿による茶色っぽい汚れが蓄積しているときは、サンポールを使ってみましょう。

 

サンポールの使い方は、以下のとおりです。

  1. サンポールを適量、便器にかける
  2. 2~3分放置する
  3. 掃除ブラシでこすり、汚れを落とす
  4. 水を流す

サンポールを使う際は、説明書きに従って使用してください。使用量や放置時間を勝手に変えると、便器や排水管を傷める可能性があります。

 

その他の注意点や詳しい使い方については、以下の記事が参考になります。こちらもぜひご覧ください。

流れる水量を増やす

タンクにペットボトルを入れない

水量不足でつまりが発生している場合は、流れる水量を増やすのが先決です。流れる水量を増やすには、以下のような方法があります。

  • タンクにペットボトルを入れない
  • 節水設定をゆるくする
  • レバーの「大」を使う

節水対策をしている場合は、やめるだけで水量が回復します。節水して水道代を節約しても、修理代がかかってしまっては本末転倒です。適切な水量を流して、トイレを使用しましょう。

修理業者に相談する

ここまで紹介した方法で解決しない場合や、水に流れないものを流してしまった場合は、すぐに水道修理業者へ依頼して、つまりの原因を取り除いてもらいましょう。

 

とりあえずで水を流すと、つまりの原因がどんどん奥に入り込んで、トラブルが悪化します。状況が悪化すると修理費用も高くなるため、早めに水道修理業者へ依頼するのがおすすめです。

少しずつ流れるトイレつまりを放置して悪化した際のリスク

注意点

少しずつしか流れなくても、放置しておけば改善していくケースもあります。

  • 大量のトイレットペーパー
  • 排泄物
  • 水に流せる商品

これらが原因でトイレが詰まったなら、放置していても問題ありません。

 

しかし、固形物、水を吸い込むおむつや生理用品、ティッシュといった水に溶けないものは、そのまま排水管に残ってしまいます。放置すると以下のようなリスクがあるので、管理者に相談しましょう。

それぞれについて説明します。

修理代が高額になる

少しずつ流れる程度の軽微なトイレつまりなら、修理代は比較的安いです。

 

しかし、放置して悪化すると、専門器具を使ったり、便器の着脱が必要になったりして、修理代が高額になります。

 

前入居者が流したものや排水管の劣化が原因なら、大家さんが修理代を支払ってくれることもあります。

 

しかし、放置したことが原因で悪化した場合は、修理代を支払う義務が生じるので注意が必要です。

逆流すると室内もダメージを受ける

トイレつまりが悪化すると逆流するリスクがあります。逆流すると汚水が床に飛び散り、以下のように内装がダメージを受けてしまいます。

  • 壁紙に黒カビが生える
  • 床材が剥がれる

原状回復しなくてはいけないので、退去時の出費が高額になります。

トイレの水漏れで階下にも損害賠償が発生する

トイレつまりが悪化すると排水管を圧迫して、水漏れの原因になります。排水管だけではなく、便器と床の接続部から水漏れが始まることも珍しくありません。

 

水漏れが起きると床材等のダメージのほか、階下の部屋に水が落下して、電化製品や家具にダメージを与えてしまいます。

 

住宅の修復費のほか、階下に住んでいる方への損害賠償も発生してしまうため、トイレつまりは早めに対処しましょう。

少しずつ流れる集合住宅のトイレつまりを修理業者に頼むコツ

アパートやマンションのトイレつまりで水道修理業者に依頼する際に、管理者から業者を指定されていないなら、慎重に選ぶ必要があります。

 

悪徳業者に依頼すると、高額請求されるだけではありません。トイレつまりを悪化させるなどさまざまなトラブルの原因になるので、以下のポイントを押さえて慎重に選びましょう。

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • ホームページに会社概要が詳しく掲載されている
  • 口コミで高く評価されている
  • 見積書を項目ごとにきちんと書いている

少なくとも3社以上の業者で相見積もりをして、選びましょう。水が少しずつ流れる状態なら、あわてずにじっくり選ぶ時間があるはずです。

 

トイレつまりの修理業者の選び方は、以下の記事が参考になります。

トイレつまりの修理料金の相場

ここでは、トイレつまりの修理料金の相場を紹介します。見積もりをしてもらったら、一覧表と照らし合わせて、適正価格の業者を選びましょう。

 

高額過ぎる業者は困りますが、想定外に安い業者も信用できません。あとで追加料金を請求するか、手抜き工事をするので、注意が必要です。

基本料金の相場

業者によって、以下のような料金が作業に関係なく加算されます。作業内容に関係ないので、問い合わせ時に確認可能です。

基本料金 3,000円~5,000円
出張費 0円〜4,000円
早朝・夜間・休日の割増料金 0円〜5,000円
キャンセル料金 0円~3,000円(キャンセルする時期による)
見積もり料金 0円〜

見積もり料金は、基本的にほとんどの業者が無料です。ただし、業者によっては、点検に時間がかかると有料になるケースもあるので、事前にどこまで無料なのかを確認しておきましょう。

 

また、見積書を作成しない業者もあります。無料で見積書を作成してくれる業者が信頼できます。

作業料金の相場

次にトイレつまりの修理料金の相場を一覧表にしているので、参考にしてください。

軽度のトイレつまり 8,000円〜
中度のトイレつまり 10,000円〜
重度のトイレつまり 15,000円〜
高圧ポンプの使用 8,000円〜
薬剤の使用 10,000円〜
ドレンクリーナーの使用 15,000円〜
高圧洗浄機の使用 25,000円〜
便器の着脱 30,000円〜

軽微なトイレつまりは、ほぼ10,000円以内で解消できます。悪化するほど修理代は高くなるので、早めの対処がおすすめです。

 

トイレつまりの修理料金は、以下の記事で詳しく解説しています。適正価格を知るためにも、ぜひご覧ください。

集合住宅のトイレつまりで少しずつ流れる状態を防ぐ方法

トイレつまり

アパートやマンションのトイレつまりを解消したら、二度とつまりが起きないように予防しましょう。予防法として、以下の4つを実行してみてください。

  • トイレに流せないものを流さない
  • トイレに流せるものでも大量に流さない
  • 水を十分に流す
  • 固形物が落ちないようにする

まず、以下のような水に溶けないものは、流さないようにしましょう。

  • 吐瀉物
  • 余った食品
  • ティッシュ
  • ペットのふん

特に、吐瀉物はトイレに流さず、新聞紙を敷いた洗面器の上で吐き、吐瀉物を燃えるゴミとして捨てると安心です。

 

また、トイレットペーパーや水に流せる猫砂なども、大量に流すと詰まります。トイレットペーパーを大量に使うなら、2〜3回に分けて水を流しましょう。

 

水を流す際に節水はせず、十分な量の水を流しましょう。大便は「小」ではなく、レバーやボタンの「大」を使って流してください。

 

さらに、固形物はどんなに小さいものでも、つまりの原因です。以下のようにして、固形物が便器に入らないようにしましょう。

  • 余計なものをトイレに持ち込まない
  • トイレの棚に飾りを置かない

固形物が流れないようにするために、小さなお子さんがおもちゃを持ってトイレに入らないよう、注意することも大切です。

集合住宅のトイレつまりで水が少しずつ流れる状態は『クリーンライフ』にご相談ください

アパートやマンションのトイレつまりが軽微で、トイレを使用できる状態でも、早めの対応が必要です。悪化して水漏れや逆流が起きると、床の修理代や階下への賠償も発生します。

 

ご自分での対応が難しい方は、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている、信頼性の高い業者です。

 

年中無休で24時間、電話やLINE、メールでご相談いただけます。出張費・見積もり費は無料ですので、ぜひお気軽にご連絡ください。

 

⇒『クリーンライフ』にトイレつまりについて相談してみる

編集担当

ヤマシタキヨタカ

株式会社クリーンライフ / WEBディレクター兼ライター

ヤマシタキヨタカ

2018年からSEO、コンテンツマーケティングに従事。多ジャンルの記事の執筆、編集を担当。水道関連の記事執筆経験は300記事以上。