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水道管トラブルの対処法・修理

水道管工事では何をするのか、内容や特徴を分かりやすく解説します。

 

水道管工事は大きく分けて、「自治体の水道局が対応するもの」「民間業者が対応するもの」の2つがあります。どちらが対応するのか、管轄している場所も紹介するので、参考にご覧ください。

 

なお、水道管工事を頼むケースは、さほど多くありません。後半では、水道管工事を頼むタイミング、業者の選び方もお伝えします。

水道管工事を実施する目的

水道管工事

水道管工事を実施するのは、清潔な水を各建物や公共の施設に供給し、ライフラインを正常に維持させるのが主な目的です。

 

工事で水道管を整備し、生活用水を適切に供給しています。消火活動、公衆衛生といったニーズに応えることも目的です。水道管工事は、基本的なインフラを整備するために欠かせません。

 

水を安全に供給するために、水道管工事には高い技術力や知識を必要とします。計画的に管理・運営したり、建物に合う水道管を選んだりと、工事をする上で重要な工程が複数あります。

水道管工事は場所によって管轄する所が違う

水道管を工事する業者

水道管工事は、場所によって管轄しているところが違います。どこが水道管工事を実施するのか決める重要な場所が、水道メーターです。

 

水道メーターから道路側の水道管は、水道局が管理・工事します。いわゆる公共工事で、ほとんど無料です。新築に関する給水管の引き込み工事は、料金がかかります。

 

水道メーターから建物側の水道管は、民間の水道修理業者が工事を担当します。有料で業者ごとに料金が異なるため、見積もりの確認が必要です。

 

民間業者ならどこでも良いわけではなく、水道管工事は「水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)」に依頼しなければなりません。

水道局指定工事店の内容・要件

水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)は自治体から「給水装置の工事を適切にできる」と認められた業者です。

 

水道局指定工事店と認められるには、以下を満たす必要があります。

  • 給水装置工事主任技術者を事業所ごとに選任する
  • 定められた機械器具を保有している
  • 欠格要件に該当していない

給水装置の新設・改造・修繕・撤去といった工事は、水道局指定工事店に依頼するよう水道法で定められています。水道局指定工事店かどうかは、自治体や水道修理業者のホームページで確認可能です。

 

指定を受けていない業者に水道管工事を依頼すると、「水道を止められる」「過料が科される」などの恐れがあり、注意が必要です。

水道管工事の種類・特徴

水道管工事

水道管工事には、以下の5種類があります。

  1. 給水管の引き込み工事
  2. 室内配管工事
  3. 修繕工事
  4. 下水道排水工事
  5. 浄化槽設置工事

どういった特徴があるのか、種類ごとに紹介します。

給水管の引き込み工事

給水管の引き込み工事とは、道路下などにある水道管から、水道メーターまで給水管を引き込む工事です。

 

家の新築、リフォームの際に給水管を交換するときなどに、給水管の引き込み工事を実施します。

 

工事する場所が水道メーターから道路側であるため、管轄しているのは自治体の水道局です。給水管の引き込み工事は自治体の許可が必要で、水道局指定工事店のみ施工できます。

 

一般的に、水道局が管轄する工事は、費用がかかりません。しかし、給水管の引き込み工事は家の新築など、個人的な理由で進めるため、費用を負担するのは依頼者です。

 

また、自治体で手続きする必要があり、工期を除いても申し込みから約2週間かかる点にも注意しましょう。

室内配管工事

室内配管工事(屋内配管工事)とは、水道メーターから蛇口までに関する水道管工事です。

 

たとえば、室内配管工事は以下が挙げられます。

  • 水回り設備の位置変更や追加、撤去で必要な工事
  • 水漏れやつまりなど、水回りの修理で必要な工事

たとえば、トイレの排水管が詰まり、排水管の工事が必要になれば、室内配管工事といえます。

 

給水管の引き込み工事と同じく、室内配管工事も水道局指定工事店に依頼しなければなりません。蛇口やパッキンの交換など、簡単な作業であれば、ご自身でも対応できます。

 

工事の内容は多岐にわたり、期間はまちまちです。早ければ数時間で終わりますが、水回りトラブルによっては数日かかるケースもあります。

修繕工事

修繕工事では、給水装置で破損した箇所を部分的に修繕します。給水装置の原形をそのままにするのが原則です。

 

給水装置とは以下のような、給水にかかわる装置を指します。

  • 給水管
  • 止水栓
  • 蛇口

水漏れの原因が給水管の破損である場合、修繕工事で直します。

 

水道管の修繕工事は、水道法により水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)のみが施工できると定められているため、注意しましょう。個人がDIYで修繕する行為は禁止されています。

 

なお、修繕工事の工期は3時間程度ですが、破損の度合いなどにより、期間は変動します。

下水道排水工事

汚水枡は各水回りに1つある

下水道排水工事は、建物から排水枡(汚水枡)までにおける排水管の設置工事です。

 

排水枡は排水管の先にある枡で、排水管と公共の下水管をつなげる役割を担っています。水回り設備の追加や新設、移動、撤去をする際は、下水道の工事も必要です。

 

なお、排水枡を敷地内に設置する際の工事も、下水道排水工事に含まれています。

 

下水道排水工事は短くても2時間、工事の内容によっては3〜10日ほどかかります。

浄化槽設置工事

浄化槽は汚れた生活排水を浄化し、海や河川に放流する役割があります。浄化槽を設置するのは主に下水道の整備が不十分な地域で、65%程度がトイレの汚水だけを処理する「単独処理浄化槽」です。

 

浄化槽設置工事は浄化槽の設置をはじめ、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽に交換する工事も含まれます。工事は3〜7日程度かかります。

 

単独処理浄化槽は1960年〜1970年代に設置されたものが多く、耐用年数は20年〜30年です。2000年以降は、生活排水全般を処理してくれる「合併処理浄化槽」、または下水管へ替えるケースが増えています。

 

合併処理浄化槽に交換したいときは自治体への申請が必要で、自治体知事から認可を受けた業者のみが施工可能です。

水道管工事を頼むタイミング

水道管工事

水道管工事を依頼するタイミングは、次の2つです。

水道管は外から見えない場所にもあり、工事を依頼するか迷うケースもあります。水道管工事を頼むタイミングの詳細を以下で解説します。

築20年以上経っている

水道管にはいくつか種類があり、耐用年数は以下のようにそれぞれ異なります。

 

鋼管 15年〜20年程度
樹脂管 20年〜30年程度

上記の耐用年数を考慮すると、新築から20年以上経っているときは、水道管工事を依頼するタイミングです。

 

耐用年数を過ぎると、鋼管はサビやすい上に、詰まりやすくなります。樹脂管はつなぎ目から水漏れしたり、詰まったりしやすいため、注意しましょう。

水回りで不具合が生じている

水回りで何か不具合が生じているときも、水道管工事を頼むタイミングです。

 

たとえば、次のような不具合が生じていたら、水道管工事を検討しましょう。

  • 蛇口から赤茶色の水が出てくる
  • 水の流れが悪い・詰まる
  • 水が出てこない
  • 水漏れしている
  • 下水のような臭いがする

水道管を設置して20年以上が経ち、劣化すると、特に不具合が生じやすくなります。

 

20年未満であっても、水回りで気になる症状があれば、なるべく早く水道修理業者に相談すると安心です。

水道管工事を頼む業者を選ぶ際のチェックリスト

チェックリスト

水道管工事は、水道局指定工事店に頼むケースが大半です。

 

しかし、「水道局指定工事店なら、どこに頼んでも同じ対応」というわけではありません。以下に該当する水道局指定工事店かチェックしてから、依頼先を決めましょう。

  • どの水道管工事まで対応しているか
    ※上水道も下水道も対応可能か
  • 書面で工事内容や費用などを提示するか
  • 夜間や休日に追加料金は発生するか
  • アフターフォローがあるのか

これらに当てはまる水道局指定工事店を3社ほど見つけ、相見積もりを取りましょう。日程や範囲など、気になる点は先に確認しておくと安心です。

 

なお、『クリーンライフ』はお見積もり無料で、24時間365日いつでもご相談を承っています。

 

水道管工事の料金相場

料金相場

水道管工事の料金相場は、以下の表にまとめました。

 

給水管の引き込み工事 30万円程度〜
室内配管工事 10万円程度〜
修繕工事 1万円程度〜
下水道排水工事 10万円程度〜
浄化槽設置工事 50万円程度〜

水道管工事の費用は必要な部品、接続する配管の距離などで大幅に変わるのが特徴です。必ず先に見積もりを確認してください。

 

なお、水道を新しく通す場合には「水道加入金」がかかるのが一般的で、料金は自治体ごとに違います。

 

ただし、水道加入金がない自治体もあるため、詳しくは自治体のホームページでご確認ください。「自治体名(例:横浜市) 水道加入金」などで検索すると見つかるはずです。

水道管工事は水道局指定工事店のクリーンライフへ

水道管工事の目的や種類を紹介しました。

 

水道管工事は専門的な知識も技術も必要なため、水道局指定工事店に依頼しましょう。中には、指定業者に依頼しなければならない水道管工事もあります。最初から指定業者に依頼すれば、安心です。

 

クリーンライフ』は全国300以上の自治体から指定を受けています。給水管や排水管の修理・工事に対応していますので、ぜひご相談ください。お見積もりは無料で承っています。

 

⇒クリーンライフに水道管工事を相談してみる

2025.11.19
2025.12.03

この記事では、水道管のサビについて徹底解説します。

 

水道管からサビが出る原因は、いくつか考えられます。サビは人体や生活に少なからず影響を及ぼすので、早急に解決すべき問題です。

 

また、サビを放置すると、つまりや漏水につながるので、原因に合わせて適切に対処しましょう。

 

記事後半では、水道管からサビが出たときの対処法についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

水道管のサビによる影響

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水道管のサビがもたらす影響を、以下2つの観点から考えます。

サビの影響を知っていると、なぜすぐに対処したほうがいいのかがわかります。詳しく見ていきましょう。

人体への影響

サビには、主に赤サビと黒サビがありますが、どちらも少量を摂取しただけでは、深刻な健康被害はないといわれています。

 

なぜなら、サビに含まれる鉄分は人体にとって必要な成分であるうえ、水道水から鉄分を摂取しても吸収率は低く、大部分はそのまま排出されるからです。

 

とはいえ、濃度が高かったり多量に摂取したりすると、嘔吐や下痢を引き起こす可能性があります。体調不良を訴えた場合は、すぐ医療機関を受診しましょう。

生活への影響

サビは鉄分を含んでいるため、洗濯の際の色写りや調理器具への着色などの影響があります。

 

衣類にサビが付着すると、外観が損なわれたり生地を傷めたりしてしまいます。調理器具へサビが付着すると、異臭や味の変化が発生するでしょう。

 

また、サビが水道管内に蓄積することで、つまりの原因になります。軽度のつまりならすぐに対処できますが、中度~重度になると、プロによる水道管洗浄や水道管の交換が必要です。

 

そのため、水道管のサビが解決しない場合は、早急な対応が求められます。

水道管からサビが出る原因

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水道管からサビが出る主な原因は、以下の3つです。

なぜサビが発生するのか、一つずつ見ていきましょう。

一時的な断水

工事や、長期間家を空けて水道を使わないなど、一時的な断水があると、水道管を通じてサビが出てきます。

 

なぜなら、水道管内に溜まっている水にサビが落ちて混ざり、それが排出されるからです。特に、工事で水道管が振動すると、サビが落ちてくる可能性は高まるでしょう。

サビができやすい材質

水道管に使われている材質には、さまざまな種類があります。近年はステンレス製や樹脂製など、サビができにくい材質が使われていますが、一昔前はサビができやすい鉄が使われていました。

 

また、洗面所やキッチンなどには、銅管が使われているケースがあります。銅管は長年使用すると、「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる、銅特有のサビが発生します。

 

水道管のサビがよく発生する場合は、一度水道管の材質を調べてみるのもよいでしょう。

経年劣化

サビができにくい材質でも、長年使っていれば徐々に劣化し、サビが発生しやすくなります。定期的にメンテナンスしていない場合は、よりサビが発生しやすくなるでしょう。

 

一般的な水道管の寿命は、40年程度とされています。古い鉄製の水道管は、さらに寿命が短いと考えられるので、築30〜40年の住宅に住んでいる場合は、一度チェックするのがおすすめです。

 

水道管の寿命については、以下の記事でも詳しく解説しています。水道管の寿命を無視するリスクや、寿命を迎えたときの選択肢なども解説しているので、ぜひこちらもご覧ください。

水道管からサビが出たときの対処法

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水道管からサビが出た場合は、以下4つの方法を試してみてください。

簡単にできる方法から紹介するので、順に試してみてください。

しばらく水を流す

しばらく水を流すフラッシングと呼ばれる方法は、最も簡単にできる水道管のサビへの対処法です。やり方は、水を勢いよく流し続けるだけです。

 

工事や長期間の外出などでサビが一時的に溜まった場合は、水を流し続けると溜まったサビが流れ、透明な水が流れてきます。

 

ただ、フラッシングは一時的な対処法に過ぎず、原因の解決にはなりません。何度も水道管からサビが出る場合は、違う方法で対処する必要があります。

浄水器を設置する

浄水器を設置すると、サビを含んだ水をろ過してくれます。浄水器はサビのほか、塩素や不純物を取り除いてくれるので、一石二鳥です。

 

浄水器にはいくつか種類があり、蛇口に取り付けられるものから、シンクの下に設置できるものなどがあります。ホームセンターやネットショップで購入可能で、価格は機能によって数千円~数万円まで幅があります。

 

自宅の水道との相性もあるので、導入を検討する際は、プロに判断してもらうのが安心です。

 

ただ、浄水器は水道から流れる水はきれいにしてくれますが、水道管内部のサビを取り除いてくれるわけではありません。

 

水道管内のサビを根本的に解決するなら、ほかの対処が必要です。

水道管を洗浄する

水道管を洗浄すれば、水道管内のサビを直接落とせます。水道管を洗浄する方法には、パイプクリーナーや高圧洗浄などがあります。

 

パイプクリーナーを使った洗浄は手軽にできますが、効果は限定的です。高圧洗浄は高圧洗浄機が必要ですが、高い効果が期待できます。高圧洗浄機は、ホームセンターやネットショップなどで、数千円~数万円で購入可能です。

 

しかし、水道管内のサビが酷かったり経年劣化が進んでいたりする場合は、高圧洗浄でも対処できないケースがあります。

水道管の修理・交換を依頼する

どうしても水道管内のサビに対処できない場合は、プロの修理業者に水道管の修理・交換を依頼しましょう。

 

修理業者であれば、サビの原因や位置を特定し、適切な対処法を選択してくれます。修理できない場合は、水道管の交換も可能です。

 

水道管のサビの状態は軽度なほうが、時間もかからず、金額も安く済みます。そのため、水道管のサビを解決できないときは放置せず、すぐにプロの修理業者へ相談しましょう。

水道管のサビが改善しない場合は修理業者への依頼がおすすめ

以下に該当する場合は、放置せず、すぐに修理業者へ依頼しましょう。

  • 水道管からサビが出始めて止まらない
  • 自力で対処できる気がしない
  • いくつか対処法は試してみたが、解決しない

修理業者は、素人では実践できない解決方法をいくつも持っています。また、これまで積み上げてきたノウハウがあるため、状況に合わせた対処が可能です。

 

水道管のサビは、放置しても解決せず、むしろ状況は悪化するばかりです。状況が悪化すると、手間もお金もかかります。まずは、相談ベースで大丈夫なので、なるべく早く行動を起こしてみましょう。

水道管のサビ対処にかかる費用相場

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水道管のサビ対処にかかる費用相場は、以下のとおりです。

作業内容 料金相場
排水管の洗浄 10,000円〜35,000円
高圧洗浄 15,000円~50,000円
給水管の一部を交換 ~10,000円
排水管の一部を交換 ~15,000円
給水管を全面的に交換 100,000円~200,000円
排水管を全面的に交換 200,000円~300,000円
給水管・排水管の両方を全面的に交換 250,000円~500,000円

水道管の種類や交換範囲によって、料金はかなり変わります。早めに依頼すれば、簡単に早くできる対処法で解決しますが、サビの状態がひどいと、水道管を全面的に交換しなければならなくなります。

 

また、修理業者によっては、以下のような料金がかかる場合があります。

項目 料金相場
基本料金 0〜4,000円
出張費 0~4,000円
夜間・深夜料金 0~8,000円

これらの金額は、修理業者によって異なるので、事前にホームページや電話で確認しておくと良いでしょう。

水道管のサビ対処を依頼する修理業者の選び方

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水道管のサビ対処を修理業者に依頼する際は、以下の3点を押さえておきましょう。

  • 水道局指定工事店である
  • 見積もり・出張費が無料である
  • 実績がある

まず、水道局指定工事店かどうかは、大事なチェックポイントです。水道局指定工事店には、各自治体の水道局が「適切に工事を行える」と判断した事業者のみが選ばれます。

 

そのため、一定以上の知識や技術を持っていると思ってよいでしょう。たまに紛れ込んでいる悪徳業者を避けるためにも、水道局指定工事店に指定されている修理業者を選んでおくと安心です。

 

また、見積もり・出張費が無料だと、依頼しやすいでしょう。水道管のサビ対処は、現場の状況によって選ぶ手段が変わります。金額によって依頼するかどうか考えたい場合は、見積もり・出張費が無料の修理業者がおすすめです。

 

加えて、水道管のサビに対処した実績があると、なおよいでしょう。修理業者と一言でいっても、すべての業者が同じわけではありません。得意分野がある修理業者もいます。

 

逆に、水道管のサビ取りへの対応経験が少ない修理業者に依頼すると、満足いかない結果になる可能性もあります。

 

施工実績をホームページで公開している修理業者も多いので、依頼前に目を通してみるのがおすすめです。

水道管のサビでお悩みなら『クリーンライフ』へお任せください

水道管のサビはすぐになくなる場合もありますが、放置するとつまりや漏水につながる可能性があります。なかなかサビがなくならない場合は、修理業者へ依頼しましょう。

 

クリーンライフ』は、出張・見積もり費無料で水道管のサビ取りに伺います。これまでのノウハウから、状況に応じた最適な方法で作業させていただきます。

 

サビの原因調査も可能ですので、まずはお気軽にご連絡ください。

 

クリーンライフに水道管のサビについて相談してみる

2025.11.19
2025.12.03

寒くなると凍結しやすい、外の水道の凍結防止対策をご紹介します。

 

どういったときに外の水道の凍結防止対策をすべきなのか、気温や条件についてもお伝えします。水道管の設置の仕方にもよりますが、外の水道が凍結すると住宅内の水道管にも影響があるので、対策が必要です。

 

ご紹介する方法はすぐにできる簡単な方法が中心なので、すぐに取り入れられます。保温材の種類についても分かりやすく説明するので、参考にしてください。

外の水道の凍結防止対策3選

外の水道を凍結防止する方法で、特におすすめの方法は以下の3つです。

  • 保温材を巻く
  • 水道凍結防止ヒーターを使う
  • 水抜きする

それぞれについて、解説していきます。

保温材を巻く

外の水道を凍結防止する方法の中で、最も手軽なのは保温材の利用です。保温材には、以下のようなものがあります。

  • 凍結防止カバー
  • 保温チューブ
  • 保温テープ
  • アルミシート
  • 気泡緩衝材
  • 保温材がなければ、タオル

ホームセンターなどで、さまざまな保温材が販売されています。カバータイプの保温材なら、着脱しやすく、何度も使えるのでおすすめです。ただし、サイズを間違えないように購入しましょう。

保温材の巻き方

保温チューブを設置

取り付けが簡単で扱いやすい保温材は、保温チューブです。特にワンタッチテープ付きなら、簡単に装着でき、ずれてしまう心配もありません。

 

【用意するもの】

  • 配管保護テープ
  • 保温チューブ(ワンタッチテープ付き)

保温チューブには主に、次の2種類があります。

  • 内径26㎜
  • 内径49㎜

寒冷地にお住まいなら、26㎜を巻いた上から、49㎜タイプを巻くとさらに保温できます。

 

保温材の切り方

【手順】

  1. 配管に合わせて、保温チューブをカッターで切る
  2. 配管が曲がっている場合は、カーブの箇所を斜め約45度に切る
  3. 曲がっているところまで巻いて、ワンタッチテープ部分の紙を外して貼り付ける
  4. 曲がったところからさらに巻きつけて、ワンタッチテープで貼り付ける
  5. 曲がった箇所(保温チューブが切れている箇所)のすきまを配管保護テープでカバーする

すきまから水が入らないように、配管保護テープをしっかり巻きつけましょう。

 

以下の記事で、保温材についてさらに詳しく説明しています。

保温材がないならタオルで代用

タオルや毛布を巻きラップなどで包む

保温材の用意がない場合は、タオルや古い毛布の利用がおすすめです。

 

タオルや毛布を使った凍結防止方法は、以下の通りです。

  1. タオルや毛布などを蛇口や水道管に巻き付ける
  2. 巻き付けたタオルが動かないように、ビニールテープやゴム、ロープを巻いて固定する
  3. 大きめのビニール袋を上から被せて、さらにロープやビニールテープで止める

タオルが剥き出しですと、濡れた際に水道管の温度を下げてしまいます。濡れないように、ビニール袋も必ず巻いておきましょう。風でビニール袋が飛ばされないように、しっかり固定しておくことも重要です。

凍結防止用の保温材の種類

保温材には、以下のような種類があります。

  • ポリエチレンチューブ
  • グラスウール
  • シチロールカバー
  • エアロフレックス

厚さや耐熱温度など、さまざまな要因で保温材を選びます。

 

素材の種類だけではなく、厚みも重要なチェックポイントです。例えば、ポリエチレンチューブの場合は、以下の2種類があります。

  • 10㎜
  • 20㎜

関東地方以南なら、10㎜で十分に凍結防止が可能です。地域によって、20㎜が推奨される場合もありますが、巻き付けにくいのが欠点です。

水道凍結防止ヒーターを使う

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コンセントが外の水道の近くにあれば、凍結防止ヒーターを巻くと、寒さが厳しくなっても安心できます。

 

ほとんどの凍結防止ヒーターにはサーモスタットが搭載されており、設定温度まで下がると自動的に通電するシステムです。

 

【取り付け方】

  1. 凍結防止ヒーターを配管に沿って、重ならないように巻きつける
  2. 結束バンドで固定する
  3. サーモスタットを配管に固定する
  4. 保温テープを下から上に向かって巻きつける

保温テープの幅の半分程度が重なるように巻きます。

 

保温材と併用する場合は、凍結防止ヒーターを先に巻き、後から保温材を巻きましょう。保温材の上に凍結防止ヒーターを重ねると、溶ける恐れがあります。

 

ただし、凍結防止ヒーターは電気代がかかります。特に寒い時期は、24時間稼働しているケースも多いです。凍結防止ヒーターの消費電力は、1mあたり13ワットを目安に計算してください。

水抜きする

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水道管内に水がなければ、凍結は起こりません。そのため、使わない外の水道は、水抜きしておくと安心です。

 

外の水道が不凍立水栓なら、水抜き栓を操作して、蛇口を開けて水を出し切るだけで簡単です。

 

【水抜きの手順】

  1. ホースがついていたら外す
  2. 水抜きハンドルを時計回りで、動かなくなるまで回す
    (プッシュ式は押すだけ)
  3. 蛇口を開ける
  4. 水の抜ける音がする
  5. 音が聞こえなくなったら、蛇口を閉める

水抜き機能が付いていない外の水道には、水抜き栓を後付けできます。屋外に出なくても、お部屋の中から遠隔操作できるタイプもあります。

 

長期で留守にする際に、最も効果的な方法は水抜きです。以下の記事で水抜きの方法を詳しく説明しているので、参考にしてください。

外の水道を凍結防止すべき状況

凍結しやすい状況

外の水道が凍結しやすくなる状況は、主に以下の3つです。

  • 気温がマイナス4℃以下になる
  • 氷点下の真冬日が続く
  • 強い風が当たる

以上のような場合は、凍結に気をつけましょう。それぞれについて説明します。

気温がマイナス4℃以下になる

水は0℃で凍りますが、以下の理由から水道管内の水は気温が0℃でも凍結しません。

  • 水道管内にある水は水道管によって守られている
  • 動く水は凍りにくい

マイナス4℃以下になると、水道管の中を流れている水も凍結する可能性があります。

 

マイナス4℃というと九州など温暖な地方に住んでいる方は、関係ないと思いがちです。しかし、2023年1月に熊本でマイナス5.8℃、広島県でマイナス4.2℃、山口県でマイナス4.5℃を記録しているので、油断できません。

 

以下の記事でマイナス4℃以下になると、凍結しやすくなる理由などを詳しく説明しています。参考にしてください。

氷点下の真冬日が続く

マイナス4℃にならなくても、数日間、真冬日が続くと凍結しやすくなります。真冬日とは、最高気温が0℃より低い日のことです。

 

0℃になっても、外の水道がすぐに凍結するわけではありません。しかし、数日間、真冬日が続き、特に北側に位置して日の当たらない場所に水道が設置されていたら、凍結の可能性が高くなります。

強い風が当たる

風が当たると熱を奪うので、注意が必要です。強い風が吹く日は、氷点下にならなくても、凍結防止を心がけてください。風除けになるもので囲んでもよいでしょう。

 

特に濡れた状態で風が当たると、急激に冷えてしまうので、ビニール袋をかけるなどして濡れないようにしてください。

外の水道の凍結防止に失敗するリスク

凍結しやすい外の水道

外の水道は凍結防止対策をしていても、保温材の巻き方が悪かったり、水抜きが不十分だったりすると、凍結してしまいます。

 

外の水道が凍結すると、以下のようなリスクがあります。

  • 水が出なくなる
  • 水道管が破裂する

それぞれについて、説明します。

水が出なくなる

外の水道が凍結すると、水が出なくなります。外の水道管だけなら、問題ないと考える方も多いでしょう。しかし、配管の仕方にもよりますが、外の水道が凍結すると、住宅にも給水されなくなる可能性があります。

 

水が使えなくなると、トイレの水が流せなかったり、お風呂に入れなかったりするので大変です。水やお湯が出なくなったときの対処法を、以下の記事で詳しく説明しています。

水道管が破裂する

水道管内の水が凍結すると、水道管が破裂する可能性があります。水が氷になると、体積が増加するためです。

 

水道管が破裂すると、水道料金が高額になるだけではありません。水道管の引き直しは、とても高額な作業です。仮に外の水道につながる一部分だけの破裂だとしても、数万円の出費が必要です。

 

以下の記事で破裂の原因や対処法、水道代が高くなった場合の減免制度について詳しく説明しています。水道管の破裂でお困りの方は、参考にしてください。

凍結した外の水道の対処法

凍結防止対策をしていても、凍結してしまう可能性があります。万が一、凍結してしまった際の対処法を解説します。

 

凍結してもあわてずに、以下の対処法を試してみてください。

暖かくなりそうなら自然解凍を待つ

最も安全な方法は、自然解凍です。気温が4〜5℃を超える時間が長引けば自然に解凍して、また水が出るようになります。自然解凍は水道管への負担が少なく、水道管が破損するリスクを抑える方法です。

 

蛇口に力を入れなくても動くようになるまで待ちましょう。解凍するまで時間がかかりますが、焦らないことが大切です。

 

焦って蛇口を力づくで動かすと、水道管の破壊や破裂のリスクがあります。絶対に、解凍するまで蛇口をひねらないでください。

温めて解凍する

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凍結した外の水道をすぐに使いたいときは、40〜50℃程度のぬるま湯を利用するのがおすすめです。気温が2℃以上になる時間が少ない場合は、この方法を試してみてください。

 

水道管と蛇口全体にタオルを巻いて、ゆっくりぬるま湯をかけて解凍します。ぬるま湯をかけたあと、冷却するまで巻いたタオルをそのままにしておくと、余熱でさらに解凍が進みます。

 

40〜50℃程度のぬるま湯は、水道水と熱湯を半々で混ぜた状態です。寒い時期は水が0℃近いので、100℃のお湯と半々で50℃程度になります。

 

解凍を確認できるまで、数回繰り返し、お湯をかけてください。解凍を確認したら、濡れている箇所をよく拭き取って乾かしましょう。濡れた状態で放置すると、再度凍結してしまうかもしれません。

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ぬるま湯以外に、ドライヤーや使い捨てカイロの使用もおすすめです。使い捨てカイロをテープなどで固定しておくと、手間が省けます。

 

ただし、いずれの方法も熱すぎるとトラブルの原因になるので、注意しましょう。

破裂していたら元栓を閉める

水道の元栓の閉め方・開け方

凍結すると、水道管が破裂している可能性もあります。破裂して水漏れが始まっていたら、元栓を時計回りで閉めて、水が流れないようにしましょう。

 

放置すると水道代が高額になり、夜間に冷え込むと地面に流れた水が凍ってしまいます。

 

しかし、元栓を閉めても水が止まらない場合は、水道メーターそのものが凍結して破損されている可能性が高いです。凍結して破損した水道メーターのほとんどは、水道局が無料で交換するので、すぐに水道局に連絡しましょう。

 

元栓の閉め方など応急処置をもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

水道修理業者に相談する

凍結してしまったら、水道管のプロである水道修理業者に依頼するのもひとつの方法です。水道修理業者なら以下の方法で、外の水道の凍結を水道管に負担をかけないで解消します。

  • 電気解氷
  • 蒸気解氷

電気解氷は、通電性のある金属の水道管に、蒸気解氷は、通電性のない水道管に利用される方法です。

 

また、凍結によって水道管が破裂したり、破裂の心配があったりすれば、業者に点検を依頼できます。破裂していたら水道料金にも影響するので、元栓を閉めて給水を止め、すぐに水道修理業者に連絡してください。

 

以下の記事で、水道管が凍結したときの対処法をまとめて説明しています。

外の水道が凍結・破裂したときの修理料金

外の水道が凍結・破裂したら、すぐに水道修理業者に相談しましょう。その際に、どのくらいの修理料金が必要になるのかを、説明します。

 

修理内容 相場料金
解凍作業:電気解氷機や高温スチーム機使用 10,000円〜30,000円(凍結した範囲による)
破裂した水道管の補修工事 10,000円〜50,000円
漏水検査 10,000円~30,000円
配管の引き直し工事(戸建て全体) 要見積、概ね35万円~55万円

上記の作業料金以外に、基本料金等が加算される場合もあります。

項目 相場料金
基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 0円~10,000円、または作業料金の20〜30%
見積もり 0円〜
出張費 0円〜3,000円

支払い金額は、基本料金+作業料金+部品代(廃棄代)です。見積もりをしてもらって、合計金額を確認してから契約してください。

水道修理業者の選び方

水道管が破裂した場合は、必ず水道局指定工事店に指定されている水道修理業者に相談してください。給水管の工事は、水道局指定工事店のみ可能です。

 

給水管は公共の水道管に繋がっており、いい加減な工事をすると公共の水道管にも影響が出るためです。以下のポイントを押さえて、水道修理業者を選びましょう

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • すぐに対処してくれる
  • 口コミで評価が高い
  • アフターサービスが充実している

水道管の補修工事を依頼する際は、どんなに急いでいても3社以上の業者に相見積もりを依頼し、適正価格で運営している業者を選びましょう。

外の水道の凍結防止でお悩みなら

外の水道の凍結防止方法をご紹介しました。外の水道は、暖かい地域でも凍結のリスクがあるので、注意が必要です。外の水道の凍結で、水道管が破裂するかもしれません。

 

もしトラブルがあれば、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている業者です。

 

お見積もりや出張費、キャンセル料は一切かかりません。お電話をいただいてから、最短30分でスタッフが駆けつけます。

 

⇒クリーンライフに外の水道のトラブルを相談してみる

2025.11.19
2025.12.03

水道管を凍結防止するための、保温材の巻き方を解説します。

 

保温材を巻き付けるのは、比較的簡単な凍結防止方法です。保温材やテープなど、必要なものを準備すれば、すぐに試せます。

 

ただし、巻き方や保温材の素材、固定の仕方など注意事項があります。ずれてしまうと、せっかく保温材を巻いていても凍結してしまうので、この記事を参考に巻いてみてください。

水道管への保温材の巻き方

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巻き方が簡単な保温チューブを例に、水道管に保温材を巻き付ける方法を説明します。

 

【用意するもの】

  • ワンタッチテープ付きの保温チューブ
  • 配管保護テープ
  • よく切れるカッターナイフ

保温チューブは以下のように、さまざまなサイズが販売されています。

  • 内径16㎜
  • 内径26㎜
  • 内径38㎜
  • 内径49㎜

保温チューブのサイズは、巻き付ける箇所の太さに合わせて選びましょう。

 

また、細い水道管なら、2枚重ねにすることも可能です。たとえば、水道管に26㎜のチューブを巻いてから、49㎜の保温チューブを巻くと、寒い場所でも凍結を防止できます。

 

【保温材(保温チューブ)の巻き方】

  1. 保温チューブを配管の長さに合わせてカッターで切る
  2. 曲がった配管に巻く場合は、曲がった箇所で一旦切る
  3. 保温チューブを配管に巻き付け、ワンタッチテープで貼り付ける
  4. 保温チューブの隙間(曲がり角)に配管保護テープを巻いて隙間をなくす

配管が曲がっている場合は、曲がった箇所で区切って別々に保温チューブを巻き付けます。保温チューブの繋ぎ目の隙間は、配管保護テープでカバーしましょう。

水道管へのタオル・気泡緩衝材(プチプチ)の巻き方

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急に寒くなって保温材の用意がない場合は、タオルや毛布などを巻き付けて保温しましょう。

 

【用意する物】

  • タオルや毛布
  • 配管保護テープ、またはビニールテープ
  • ビニール袋、またはラップ
  • 紐状のゴム、または輪ゴム、結束バンド

タオルは分厚いものより、薄い方が扱いやすいです。

 

【タオル・毛布の巻き方】

  1. 蛇口からタオルまたは毛布を巻き始める
  2. ゴムで固定しながら、蛇口全体、水道管の上まで巻き付ける
  3. テープで固定する
  4. ビニール袋かラップで全体をくるんで、テープで固定する

タオルを使った凍結防止方法は以下の記事でわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

 

気泡緩衝材(プチプチ)も同様に、蛇口から巻き付けてビニールテープなどで固定しておきます。プチプチはプラスチック素材なので、濡れても大丈夫。

 

しかし、重なった部分の隙間から水が入り込まないように、しっかりと包み込むことが重要です。ビニールテープの2分の1が重なるように、巻き付けましょう。

 

ビニールテープは、下から上に向かって巻きつけるのが、確実に保護するコツです。

水道管への凍結防止ヒーターの巻き方

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ベランダに設置した洗濯機の蛇口と水道管のように、近くにコンセントがあれば、凍結防止ヒーターがおすすめです。凍結防止ヒーターなら、寒さが厳しく凍結の可能性が高くても防止できます。

 

サーモスタットが搭載されている凍結防止ヒーターが、ほとんどです。設定温度まで下がると、自動的に通電して水道管を温めます。

 

【巻き方】

  1. 凍結防止ヒーターの巻き始めを結束バンドで固定する
  2. 凍結防止ヒーターを配管に沿って、重ならないように注意しながら巻きつける
  3. サーモスタットを配管の中央部に固定する
  4. 保温テープを下から上に向かって巻きつける

保温テープの幅の2分の1程度が重なるように巻くと、剥がれにくいので安心です。保温テープの耐熱温度は確認しておきましょう。

 

ただし、凍結防止ヒーターは電気代がかかります。特に寒い時期は、24時間稼働しているケースも多いです。

凍結防止ヒーターの選び方

凍結防止ヒーターの適切な長さは、配管の約1.5倍です。長すぎても短すぎても、効果が半減します。長すぎてヒーターが重なったり、サーモスタットが隠れたりしないように設置しましょう。

 

凍結防止ヒーターの消費電力は、1mあたり12ワット〜20ワットです。ワット数が大きいほど電気料金が高額になるので、水道管が多く料金が気になる方は、ワット数が低いものを選びましょう。

保温材とヒーターを一緒に使う場合の注意点

保温材は次のように、耐熱温度が定められています。

  • 耐熱温度70℃
  • 耐熱温度120℃

耐熱温度が70℃の保温材の上から、凍結防止ヒーターをつけると、ヒーターの温度に耐えられない保温材が溶けてしまう可能性があります。溶けて配管に癒着してしまうので、耐熱温度を確認しましょう。

 

基本的には、凍結防止ヒーターを水道管に先に巻いて、後から保温材を巻くのがおすすめです。保温材をヒーターの上から設置する箇所には、耐熱温度120℃といった温度高めの保温材を設置してください。

 

以下の記事で、水道管の凍結防止についてまとめて紹介しています。保温材以外の方法も参考にしてみてください。

水道管に巻くおすすめの保温材

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水道管に巻くおすすめの保温材を紹介します。あわせて、蛇口や水道メーターにおすすめのカバーも紹介するので、参考にしてください。

保温材はポリエチレンチューブがおすすめ

保温材には、以下のような種類があります。

  • ポリエチレンチューブ
  • グラスウール
  • シチロールカバー
  • エアロフレックス

上記のうち、最も利用しやすい保温材は、ポリエチレンチューブです。発泡スチロールと同じポリエチレンでできているので、保温効果は充分期待できます。

 

配管の太さによって、すでにチューブ型になっているので、設置しやすい点も魅力です。カッターで簡単に切れ、1mあたり600円前後なので、気軽に使えます。

 

接着テープ付きなら、ワンタッチで接着可能です。長さ1mで200円〜300円前後、5本セットで1,000円〜2,000円前後で販売されています。

極寒の日におすすめの凍結防止ヒーター

凍結防止ヒーターは、電力で温めるので極寒の日も安心です。

 

凍結防止ヒーターには、主に次の2種類があります。

  • ニクロム線ヒーター型
  • 自己温度制御型

ニクロム線ヒーターの方が、電気代を節約できるのでおすすめです。1.5mのヒーターで、3,000円が相場価格です。

 

また、水道管の材質によって、利用できない凍結防止ヒーターもあるので、購入前に水道管の材質を確認してください。

着脱可能な凍結防止カバー

保温材が巻き付けにくい以下のような箇所には、凍結防止カバーの利用がおすすめです。

  • 蛇口用
  • 水道メーター用

取り外しても、また付けられるので、次の年も使えます。蛇口用で1,000円〜2,000円、水道メーター用で2,000円〜4,000円が相場です。

 

発泡スチロールでできている水道メーター用のカバーは、形が決まっているので、配管のサイズを確認して選んでください。

 

保温材の装着が難しい蛇口や水道メーターは、保温材が剥がれてしまう可能性があります。剥がれたことが原因で凍結してしまうので、カバータイプがおすすめです。

保温材を巻いた方が良い水道管

以下のような水道管は、凍結しやすいので保温材を忘れずに巻いてください。凍結しやすいマイナス4℃にならなくても、凍結する可能性があります。

  • 屋外の立水栓など外の水道管
  • 屋外に設置された給湯器につながる水道管
  • 屋外で剥き出しの水道管

それぞれについて、説明します。

屋外の立水栓など外の水道管

庭や駐車場に設置された立水栓は、外気にさらされているので凍結のリスクが高いです。また、水の出しっぱなしといった対処法ができないので、保温材を巻いてください。

 

特に、1日中日陰になるような場所に設置されていると、凍結のリスクが高いので十分な保温材を設置しましょう。

 

ホースを設置したままにしておくと、ホースに残った水などが原因で凍結します。凍結した部分から、温度が下がって蛇口にも影響するので、ホースは外しておきましょう。

 

外の水道の凍結防止方法については、以下の記事でまとめています。保温材以外の方法も紹介しているので、参考にしてみてください。

屋外に設置された給湯器につながる水道管

給湯器の本体は、凍結防止ヒーターが内蔵されているので、マイナス15℃まで凍結の心配はないといわれています。しかし、配管は外気にさらされているので、凍結の可能性が高いです。

 

特に、外に設置された給湯器は凍結しやすいので、保温材で保護してください。

 

給湯器の凍結防止方法は、以下の記事も参考になります。

屋外で剥き出しの水道管

古い住宅で水道管を引き直したり、新築でも水道管の設置コストを抑えたりして、水道管を外壁に設置している住宅では、水道管の凍結防止が必要です。

 

以下の記事で、凍結しやすくなる気温について、わかりやすく説明しています。凍結しそうなときは、保温材などで前もって対策しておきましょう。

水道管に保温材を巻いても凍結した場合の対処法

保温材を巻いていても、水道管が凍結してしまうことがあります。凍結した場合の対処法は、以下のとおりです。

  • 自然に解凍を待つ
  • タオルを巻いてぬるま湯をかける
  • 水道修理業者に相談する

それぞれについて説明します。

自然に解凍されるのを待つ

特に何もしなくても、日中の気温が5℃以上に上がれば自然に解凍します。自然解凍が、水道管にダメージを与えない最も安全な方法です。

 

しかし、凍結していると、水道管が破裂している可能性があります。破裂していたら、解凍するにつれて水漏れが始まるので、確認しながら解凍を待ちましょう。

 

水道メーターのパイロット回転運動

水漏れ箇所は、見える箇所ばかりとは限りません。水道メーターを確認してみてください。水を使っていないのに、パイロットが動いていたら水漏れしているかもしれません。

タオルを巻いてぬるま湯をかける

凍結した箇所にタオルを巻いて、40℃〜50℃程度のぬるま湯をゆっくり流します。タオルが冷えるまでそのままにしておくと、余熱で解凍が進みます。

 

タオルが冷たくなる前に、再度40℃〜50℃程度のぬるま湯を流しましょう。解凍するまで、数回繰り返してください。

 

早く解凍したくても、熱湯をかけるのはNGです。水道管は、急激な温度変化に対応できません。配管が破壊される原因になるので、必ず50℃以下のぬるま湯を使いましょう。

 

解凍して水道管の破裂を見つけたら、元栓を閉めるなどの応急処置が必要です。以下の記事を参考にして、応急処置をし、速やかに水道修理業者に相談してください。

水道修理業者に相談する

凍結を安全な方法で短時間で解凍したい場合は、水道修理業者への相談がおすすめです。水道修理業者は水道管の知識が豊富で、なおかつ、専門の器具を所有しています。

 

プロの解凍方法は、主に以下の2種類です。

  • 電気解氷法:水道管が金属の場合
  • 蒸気解氷法:水道管が樹脂の場合

また、解凍後に水道管のトラブルが見つかった際も、対応がスムーズです。すぐに対処してもらえるので、被害を最小限に食い止められます。

 

以下の記事で、凍結した際の簡単にできる対処法を説明しているので、参考にしてください。

水道管への保温材の巻き方に不安があれば

水道管の凍結防止のための、保温材の巻き方や種類をご紹介しました。

 

保温材を巻いていても、凍結して水道管にトラブルが生じる場合があります。トラブルが起きたら、すぐに水道局指定工事店に指定されている業者に相談しましょう。

 

どの業者に相談すべきか迷っている方は、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。300以上の地域の水道局指定工事店で、年中無休で24時間電話の受付をしています。急を要する際も、最短30分でお伺いするので安心です。

 

⇒クリーンライフに水道管トラブルの相談をしてみる

2025.11.19
2025.12.03

水道メーターを凍結防止する方法を、イラスト付きで説明します。

 

地下式と地上式といった水道メーターの種類ごとにやり方をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。ご紹介する方法は、手に入れやすいものを使った方法が中心です。

 

まずは、ご自宅の水道メーターの種類を確認して始めましょう。あわせて、集合住宅の水道メーターにおける凍結防止方法も紹介します。

地下式水道メーターを凍結防止する方法

水道の元栓の場所

地下式水道メーターは、敷地内に埋められた水道メーターです。

 

金属製、または、プラスチックのフタが敷地内にあるはずなので、確認しましょう。水道局のスタッフが検針に来ているので、そんなにわかりにくい場所ではないはずです。

 

もし水道メーターが分からないときは、以下の記事を参考にしてみてください。

凍結防止をすると検針しにくくならないかを考慮しながら、保護材を設置してください。ただし、豪雪地帯では、冬の間は検針が難しいため、冬季は過去の水道料金の平均値などで「認定」料金を徴収します。

 

水道局のホームページなどで、冬季も検針するかどうかを確認しましょう。冬季も検針する場合は、簡単に取り外しできる方法がおすすめです。

発泡スチロールを入れた袋を被せる

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布袋やビニール袋などに発泡スチロールを砕いて詰めて、水道メーターの上に置きます。袋にパンパンに詰めると、水道メーターや水道管になじまないため、注意が必要です。

 

発泡スチロール入りの袋が適宜変形して、水道メーターや水道管を包めるように作りましょう。8割程度の量の発泡スチロールを袋に詰めて、メーターボックスに入れたあとで、形を整えましょう。

 

電気製品等についてくる発泡スチロールを砕いたものを使えば、無料で凍結防止できます。しかし、飛び散ってしまい、静電気で掃除しにくくなる点がデメリットです。

 

百均や通販で売っている、発泡スチロールボールの利用がおすすめです。通販なら、15㎜サイズが180個入って800円ほど。静電気の心配はさほどありません。

プチプチやタオルなどの布類で保温する

メーターボックスをタオルなどで保温

「気泡緩衝材」「エアパッキン」とも呼ばれるプチプチや、タオルも水道メーターの凍結防止に利用できます。

 

検針のある地域なら、プチプチや布類も袋に詰めて、発泡スチロールの方法のように水道メーターに置く方法がおすすめです。

 

もし、検針しない地域で水道メーターをしっかり包んでも大丈夫なら、プチプチは扱いやすい保護材です。包みやすい大きさに切って、水道メーターと配管部分をていねいに包み、ビニールテープで固定してください。

市販の水道メーター用断熱カバーを使う

水道メーター用カバーで保温

水道メーター用断熱カバー、もしくは水道メーター用保温カバーとして販売されているカバーなら、取り外しが楽で、検針もしやすいのでおすすめです。

 

材質は、保温効果のあるポリエチレン発泡体で、水道メーターの形をしています。ポリエチレン発泡体とは、発泡スチロールのことです。

 

サイズは主に、次の2種類があります。配管のサイズに合わせて選びましょう。

  • 13mm用
  • 20・25mm用

水道メーターカバーの値段は、2,000円〜4,000円ほどで、次の年も使えます。

ダンボールを広げて敷くとより効果的

水道メーターのフタは、開けやすいように切り欠き(10×20mm前後)があります。ここから冷気が入り込むので、フタの上にダンボールを広げてカバーしておくと安心です。

 

ダンボールが風に飛ばされないように、ビニールテープと重石で固定しておきましょう。ダンボールの上から、ブルーシートを広げて重石をすると確実です。

地上に設置された水道メーターを凍結防止する方法

地上式メーターボックスの凍結防止方法

地上式は、検針しやすいように、地上に設置された水道メーターです。

 

プチプチやタオルなどで包み、ゴムで固定します。その上からビニール袋で包んで、ビニールテープで止めておくと、雨や溶けた雪で濡れるのを防止できます。

 

濡れると凍結しやすくなるので、注意が必要です。電化製品用の大きなダンボール箱を被せておいても良いでしょう。ダンボール箱も濡れないようにビニール袋などを被せて、防水してください。

集合住宅の水道メーターの凍結防止方法

凍結

マンションの場合は、玄関扉の横のパイプスペースに水道メーターが設置されています。玄関前の廊下が外廊下なら、外気の影響があるので、プチプチなどで水道メーターと水道管を保護しておかないと凍結の可能性があります。

 

アパートでは、マンション同様の場合と、水道メーターがまとめて1ヶ所に設置されている場合があります。まとめて設置されているアパートなら、管理会社が凍結防止対策をしているかもしれません。

 

確実に凍結防止するために、ご自宅の水道メーターをプチプチで包んでおくと安心です。まとめて設置されていると、ご自宅の水道メーターかどうか間違えやすいので注意してください。

 

アパートの凍結防止の方法や注意事項は、以下の記事でより詳しくお伝えしています。

水道メーターだけではなく水道管も凍結防止

水道メーターだけではなく、水道管や蛇口の凍結防止もしておきましょう。凍結防止を住宅全体ですれば、さらに凍結しにくくなります。

 

簡単にできる水道管の凍結防止方法は、以下のとおりです。

  • 通水する
  • 剥き出しの水道管は保温材を巻く
  • 長期で外出の際は水抜きをする

それぞれについて説明していきます。

通水する

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水を出しっぱなしにするのは、「流れる水は凍結しにくい」という性質を活かした凍結防止方法です。流す水の量の目安は、蛇口から鉛筆の太さ(直径4mmくらい)が途切れずに流れる程度です。

 

夜間など凍結しやすい時間帯、特に水を誰も使わない時間帯に水を流しっぱなしにしましょう。できれば、住宅内のすべての蛇口で出しっぱなしにした方が有効です。

 

少なくとも以下の蛇口は、出しっぱなしにしておきましょう。

  • 浴槽の蛇口
  • 水道メーターから最も遠い位置にある蛇口

お風呂の蛇口を開放しても、浴槽で溜めてあとで使えるので無駄になりません。追い焚きできない浴槽の場合は、掃除などで使いましょう。

 

以下の記事で、水出しっぱなしの効果的なやり方や、どのくらい水道料金がかかるのか、詳しく説明しているので参考にしてください。

剥き出しの水道管は保温材を巻く

保温チューブを設置

屋外などで剥き出しになって外気にさらされている蛇口や水道管は、保温材で保護しておきましょう。保温材として売られている保温チューブ、蛇口用の保温カバーを利用すると簡単です。

 

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急に寒くなって保温材を用意できない場合は、タオルや古い毛布などを利用できます。

 

【手順】

  1. 蛇口のハンドル下から配管にかけて、タオルを巻きつける
  2. ゴムや結束バンドを使って固定しながら、作業する
  3. タオルでカバーしたら、ビニールテープを巻きつける
  4. ビニール袋やラップを巻き付けて、上からビニールテープで固定する

最後にビニール袋でカバーするのは、水道管や蛇口が濡れないようにするためです。濡れると凍結しやすいので、防水のための処置を忘れないでください。

 

タオルを使った凍結防止方法について、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

長期で外出の際は水抜きをする

水を使わない時間が続くと、凍結しやすくなります。長期でお出かけの際は水を使わないので、水抜きをしておくと安心です。

 

水道管や蛇口の中の水がない状態にしておくと、「凍結する水」がない状態なので凍結しません。水抜きの方法は、概ね以下のとおりです。

  1. 水抜き栓を「閉」の方向に回す
  2. 蛇口のハンドルを操作して、水が出なくなるまで放置する
  3. 蛇口下の水抜き用ネジを開けて、完全に水を抜く
  4. 水が抜けきったら蛇口を閉める

特に、屋外にある洗濯機の蛇口や、給湯器の水抜きは忘れないようにしましょう。

 

水抜きについては、以下の記事でもっと詳しく説明しています。参考にしてください。

水道メーターの凍結防止が必要になる条件

凍結している蛇口

以下のようなケースは、水道メーターの凍結防止が必要です。

  • 外気温がマイナス4℃以下になった
  • 旅行などで長期間留守にし、水道を使用しない
  • 「真冬日」が数日間続くと予想された
  • 水道メーターの設置場所が北側で日当たりが悪い

真冬日とは、最高気温が氷点下の日です。

 

一般的にはマイナス4℃にならないと、水道管や水道メーターは凍結しないとされています。しかし、氷点下が続いて気温がまったく上がらない日が続くと凍結しやすくなります。

 

凍結しやすい条件について、以下の記事が参考になります。

水道メーターが凍結した場合の対処法

せっかく水道メーターの凍結防止をしていても、凍結してしまったら、以下の対処法を試してください。

  • 自然に溶けるのを待つ
  • 50℃前後のお湯をかける
  • 水道管破損の恐れがあれば水道修理業者に相談する
  • 水道メーターが凍結で壊れたら水道局に連絡する

それぞれについて、説明します。

自然に溶けるのを待つ

日中の気温が2℃以上になれば、自然に解凍します。自然解凍が水道メーター・水道管に最もダメージを与えない、安全な方法です。

 

水道メーターボックスが日当たりの良い場所にあるなら、ダンボールなどを取り除いて放置しても良いでしょう。

 

ただし、以下の場合は、人為的に温めて解凍する方法がおすすめです。

  • 水道メーターボックスが日当たりの悪い場所に設置されている
  • 寒い日が続いている

次の対処法で解凍しましょう。

50℃前後のお湯をかける

お湯やタオルで解凍する

ぬるま湯を使って、ゆっくりと解凍する方法です。

 

凍結した箇所にタオルを巻き、上からゆっくり50℃前後のお湯をかけて、放置します。温かいタオルの余熱で、さらに解凍していきます。

 

タオルが冷たくなる前に、再度ぬるま湯をかけて、解凍するまで数回繰り返しましょう。解凍したら、乾いた布でよく拭いて、再度保温材を設置してください。

 

濡れたまま放置すると凍結しやすいので、必ずよく乾かしましょう。また、熱湯をかけると配管等が破損するので、必ず50℃前後のお湯を利用してください。

水道管破損の恐れがあれば水道修理業者に相談

水は凍結すると膨張して体積が増えます。体積が増えた結果、水道管が破裂している可能性があります。水道管が破裂すると水漏れするので、すぐに水道修理業者への相談が必要です。

 

水道管の修理は、必ずお住まいの地域で水道局指定工事店に指定されている業者に相談してください。凍結で水道管が破裂した際の応急処置などは、以下の記事を参考にしましょう。

水道メーターが凍結で壊れたら水道局に連絡

水道メーターそのものが凍結で壊れてしまったら、すぐに水道局へ交換を依頼してください。水道局のほとんどで、壊れた水道メーターの交換を無料でしています。

 

水道局のどこに電話するのかわからない場合は、水道料金の控えを確認しましょう。

 

なお、水道管が凍結したときの対処法は、以下にまとめています。対応に困った際は、ぜひ参考にしてみてください。

凍結防止対策をしても水道メーターなどが凍結したら

水道メーターボックスの凍結防止のやり方をご紹介しました。

 

水道メーターボックスの凍結防止は、水道管の凍結リスクを抑えられます。しかし、想像以上に寒くなって凍結してしまったら、すぐに水道修理業者に相談してください。

 

私たち『クリーンライフ』なら年中無休で24時間受付しているので、いつでも相談可能です。お問い合わせいただいてから、最短30分で駆けつけます。点検・見積もりは無料です。

 

⇒クリーンライフに凍結の相談をしてみる

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水道管の凍結防止で、タオルを使う方法をご紹介します。

 

保温材をすぐに用意できなくても、タオルといった身近なものを使って、簡単に水道管を凍結防止できます。

 

今回は凍結防止のためのタオルの巻き方や、注意点を分かりやすく解説するので、参考にしてみてください。あわせて、水道管が凍結した場合の対処方法もご紹介します。

水道管の凍結防止のためのタオルの巻き方

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水道管や蛇口にタオルを巻いて、凍結防止する方法を解説します。

 

【用意する物】

  • 古いタオル
  • ビニールテープ
  • ビニール袋、またはラップ
  • 紐状のゴム、または輪ゴムや結束バンド

タオルは新しいフカフカのタイプは巻きにくいので、ある程度洗濯を繰り返したタオルがおすすめです。古い毛布でも代用できますが、大きすぎて巻きにくい場合は細めに切ると楽に巻けます。

 

【凍結防止の手順】

  1. 蛇口のスタウト(吐水口のある筒)のくびれからタオルを巻き付け始まる
  2. 蛇口の根元、水道管にしっかりタオルを巻き付けながらゴムで固定する
  3. ビニールテープを巻き付ける
  4. ビニール袋やラップをかぶせて、さらにビニールテープで固定する

屋外の水道管は濡れないように、ビニール袋を被せるか、ラップを巻いてビニールテープで固定します。雪が降って日中に溶けてしまうと、濡れてしまい、夜間に凍結してしまうので注意が必要です。

 

ビニール袋やラップでうまく包めず、タオルが濡れていたら、すぐに交換してください。昼間暖かくなった日は、夜になる前に濡れていないか確認しましょう。

剥き出しの水道管をチェック

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タオルや保温材で包んだ方がよい水道管をチェックしましょう。つい忘れて、保温材で防止しなかった箇所が1ヶ所でもあれば、凍結してしまいます。

 

剥き出しになっている凍結の可能性がある水道管は、以下の通りです。凍結の可能性がある水道管がないか、確認してみましょう。

  • 給湯器と配管の接続部分
  • 給湯器の給水配管(水道管)
  • 給湯器の給湯配管・追い焚き管
  • トイレの給水管
  • ベランダに置いている洗濯機の蛇口と水道管
  • 屋外の蛇口と水道管
  • 新築などの露出配管

給湯器の本体には、以下のような凍結防止機能が付いていることがほとんどです。

  • 給湯器内部に装備されたヒーター
  • 自動ポンプ運転

ある一定の温度になると自動的に作動し、給湯器本体の凍結を防止しています。

 

しかし、給湯器の凍結防止は、本体のみの凍結防止システムです。屋外に給湯器が設置されている場合は配管が外気にさらされているので、凍結防止対策が必要です。

 

給湯器の凍結防止対策は、以下の記事で詳しく紹介しています。

水道管をタオルで凍結防止すべき状況

水道管

以下のような状況は凍結しやすいので、水道管を凍結防止しておきましょう。

  • 気温が氷点下4℃以下
  • 凍結しやすい環境に設置された水道管
  • 水を使わない状態

ひとつずつ、順に説明します。

気温が氷点下4℃以下

水が凍結する気温は0℃ですが、以下の理由から0℃では凍結せず、約マイナス4℃になると凍結しやすくなります。

  • 水道管に守られている
  • 水が動いている

ただし、1日の最高気温が0℃以下の真冬日が続くと、徐々に水道管が冷えていき、凍結しやすくなるので注意が必要です。

 

天気予報やベランダの温度計を確認して、凍結防止対策をすべきか判断しましょう。以下の記事で、凍結しやすい気温や解凍する条件などを詳しく説明しています。

凍結しやすい環境に設置された水道管

凍結しやすい水道管

気温がマイナス4℃まで下がらなくても、以下のような環境に設置されている水道管は、凍結の恐れがあります。

  • 日当たりが悪い
  • 風が当たりやすい
  • 濡れやすい

屋内でも北側に設置されたトイレやキッチンの給水管などは、凍結しやすいのでタオルや保温材を巻いておくと安心です。

 

また、給湯器や洗濯機をベランダに設置している場合は、配管や蛇口が外気にさらされているので、凍結防止の対策をしましょう。

水を使わないとき

動いている水は凍結しにくい性質があります。反対に動かない水は凍結しやすいので、キッチンの水道は日中に凍結することはほとんどありません。

 

しかし、夕食後に食器を洗い、一晩中水を使わないと、朝になって凍結に気づくことがあります。

 

また、留守などで長期間水道を使わないと、凍結しやすくなります。「長期の旅行から帰宅したら、水道管が破裂しており住宅内が水浸しになっていた」という事例も少なくありません。

タオルを使わない水道管の凍結防止対策

タオルを巻く方法以外の、水道管の凍結防止の方法を紹介します。タオルを巻く方法と併用して、さらに凍結防止を強化する方法や、タオル以上に強力な方法もあるので、参考にしてください。

  • 水を少しずつ流す
  • 水抜きする
  • 凍結防止ヒーターを巻く
  • メーターボックスを保温する

以上の4つの方法を、順に説明します。

水を少しずつ流す

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動いている水は凍結しにくい性質を利用した方法です。凍結しやすい夜間に8時間程度、鉛筆の芯くらいの量の水を出しっぱなしにします。

 

水道代が心配ですが、万が一凍結が原因で水道管が破裂すると、もっと大きな出費になります。温暖地域で凍結防止用グッズの用意がない場合にも、すぐに取り入れられるので、おすすめの方法です。

 

以下の記事で「どの程度の水を出すのか」「どの蛇口を出しっぱなしにしておくべきか」など、もっと詳しく説明しているので、参考にしてください。

水抜きする

水抜き栓を使う

水がなければ凍結しないので、水道管内部の水を抜いておくと凍結を防止できます。特に長期間にわたって、水を使わないような場合に有効です。

 

寒冷地にお住まいなら、住宅に水抜きのシステムが搭載されているはずです。寒冷地に引っ越して初めての冬を迎える方は、大家さんや管理会社等に水抜きの方法を確認しておきましょう。

 

ボタンを押すだけで、簡単に水抜きができるシステムを搭載している住宅もあります。以下の記事で、さまざまな水抜きの方法や注意事項を解説しているので、参考にしてください。

凍結防止ヒーターを巻く

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電源が水道管の周辺にあれば、凍結防止ヒーターの利用がおすすめです。凍結防止ヒーターなら、温度にあわせて自動的に凍結を防止します。

 

ただし、密集したり、重ねたりといった巻き方をしないようにしましょう。ゆったりと、水道管に沿って巻き付けることが重要です。

 

特に、サーモスタットが覆われてしまうと、気温を正しく感知しないため稼働しません。サーモスタットは中央あたりに固定してください。

 

また、保温材が巻かれている水道管に凍結防止ヒーターを設置する場合は、保温材の材質や耐熱温度にも気をつけましょう。耐熱温度が120℃以上の材質なら問題ありません。しかし、耐熱温度が低いと、溶けて水道管にくっついてしまいます。

メーターボックスを保温する

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水道管だけではなく、メーターボックスが凍結する可能性もあるので、防止対策が必要です。

 

寒冷地なら凍結しないために、ほとんどの場合、深度80cm以上のところに埋め込まれています。しかし、温暖地のメーターボックスは、深度30cm程度の場合が多い傾向です。

 

深度が30cmのところにある水道メーターは、凍結防止の対策が必要です。特に日陰で日中も気温が上がりにくい箇所にあるメーターボックスは凍結しやすいので、保温材を投入しましょう。

 

タオルや、発泡スチロールを砕いて入れた袋をメーターボックスに入れて、フタの上からダンボールでカバーします。ダンボールが飛んで行かないように、大きめのビニール袋を被せて重石をしておきましょう。

 

また、寒冷地方で深度が80cm以上に設置された水道メーターボックスでも、激しい寒波の時期は凍結防止対策が必要です。

 

水道管の凍結防止対策は以下にまとめているので、参考にしてみてください。

タオルで凍結防止しても凍結した場合の対処法

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凍結して水が出てこなくなっていたら、以下の方法を試してみてください。

  • 自然解凍を待つ
  • タオルの上からぬるま湯をかける
  • ドライヤーやカイロで温める
  • 水道修理業者に相談する

無理にハンドルを動かそうとすると、蛇口本体だけではなく給水管も破壊してしまいます。無理に水を出そうと、ハンドルを回さないようにしてください。

 

自然解凍がもっとも安全な方法ですが、すぐに水を使いたい場合は、水道管を温める方法を試してみましょう。以下の記事で、具体的にどうするのか説明しているので、参考にしてください。

水道管が凍結して破裂した場合の対処法

水道管が破裂した場合は、迅速な対応が必要です。被害が広がらないように、以下の2つをすぐに実行してください。

  • 水道の元栓を閉める
  • 水道修理業者にすぐ依頼する

水道の元栓は、右回り(時計回り)に回すと、閉まります。

水道の元栓の閉め方・開け方

水道の元栓を閉めたら、すぐに水道修理業者に相談してください。水道管の破裂で水道修理業者を選ぶ基準は、以下の通りです。

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • すぐに来てくれる
  • 見積もり無料で見積書を発行する

水道代が高くなった際に、減免制度を利用するためには「漏水修理証明書」が必要です。漏水修理証明書は、水道局指定工事店のみ発行できます。

 

水道管が破裂した際の応急処置やトラブルの対処法などは、以下の記事で詳しく説明しています。

水道管が凍結して対応を頼みたいときは

屋外で剥き出しになっている水道管や、室内でも北側の部屋にある水道管は、凍結しやすいので注意が必要です。

 

タオルを巻いても凍結してトラブルがあるようなら、水道修理業者に相談することをおすすめします。

 

私たち『クリーンライフ』は、全国で300以上の市区町村で水道局指定工事店に指定されている水道修理業者です。年中無休で24時間ご連絡を受け付けているので、いつでも相談できます。

 

⇒クリーンライフに水道管トラブルの無料相談をしてみる

2025.11.19
2025.12.03

水道管からの水漏れの応急処置のやり方や、修理方法を解説します。

 

水道管からの水漏れがあると、住宅へのダメージがあるので早めの対応が必要です。マンションなどの集合住宅なら、階下への影響も心配。

 

場所によっては水漏れに気づかずに、シロアリが増えてしまうこともあります。早めに水漏れに気づいて対処するために、水漏れの有無を知る方法もあわせて紹介するので、参考にしてください。

水道管の水漏れを見つけたときの応急処置

水道修理業者の女性水道管で水漏れがあったら、それ以上被害が広がらないように応急処置を取りましょう。自分で修理できるかどうかは、水を止めた状態で落ち着いて判断してください。

止水栓か元栓を閉める

水漏れで壁や床を濡れたままにしておくと、住宅にもダメージを与えてしまいます。

 

それ以上水漏れして周囲が濡れないように、とりあえず水を止めてしまいましょう。水漏れの場所がはっきりしていれば、その場所の止水栓を止めます。

 

止水栓の場所は、以下のような場所です。

  • トイレ:水道管とタンクとの間
  • キッチン・洗面所:シンクやボウルの下に設置された扉の中
  • 浴室:蛇口(水栓)の下

しかし、次の場所がわからない場合は、元栓を閉めます。

  • 水漏れしている箇所
  • 止水栓の場所

元栓は、水道メーターの横に設置されています。

ナットを締め直す

トイレの給水管、シンク下の排水ホースなど、ナットが見える場所にあるなら、ナットが緩んでいないか確認してください。緩んだナットは、手で閉められます。

 

ナットを締め直して水漏れが解消したら、しばらく様子を見てそれ以上水漏れがなければ大丈夫です。

テープ・パテで補修する

水漏れ箇所が外に出ているなら、以下のようなテープを巻き付けて補修できます。

  • 自己融着テープ
  • 防水補修テープ
  • 水道用ラップテープ

また、以下のようなパテも手軽にヒビを補修できるので、お試しください。

  • 金属用パテ
  • 防水粘土パテ

手で簡単にこねることが可能で、形づくりも簡単です。ただし、上記いずれも一時的な応急処置なので、きちんと修理しましょう。

 水道管の水漏れの修理方法

止水栓や排水管などの配管

応急処置をして水を止めたら、じっくりと水漏れの原因を確認して修理をします。自分でできるのか検討して、無理そうなら業者に依頼してください。

 

水漏れを放置するとその他の被害の原因になりかねないので、迅速な対応が必要です。

パッキンの交換

トイレの給水管、シンク下の排水ホースといった見える場所なら、パッキン交換はそんなに難しくありません。以下の流れを参考にして、交換しましょう。

  1. 水漏れしている箇所の止水栓、または元栓を閉める
  2. 排水ホースや給水管に設置しているパッキンのサイズを確認する
  3. ぴったりサイズのパッキンをホームセンター等で購入する
  4. 水漏れしている箇所のパッキンを新しいものに交換する
  5. 止水栓または元栓を開き、水を流してみる
  6. 水漏れしないか確認する

パッキンのサイズを間違えると、苦労して設置しても無駄になります。サイズが不安な方は、取り外した古いパッキンをお店に持って行くと確実です。

 

不安な方は、水道修理業者に依頼して交換してもらいましょう。

水道修理業者へ相談する

水漏れ箇所の大きさなどによって、水道管の一部補修か、水道管全体の引き直しかをします。

水道管の補修

水道管の使用年数がまだ20年程度なら、水漏れ箇所の補修作業のみで大丈夫な場合があります。水道管の一部を交換、またはプロの補修材を使用して補修します。

 

特に壁下など見えない場所は、壁を取り外す必要があり、無駄に壁を壊さなくても済むように確実に漏水箇所を確認しなければいけません。そのため、必ずプロの水道修理業者へ依頼しましょう。

水道管の引き直し

水道管の耐用年数に近い場合や、超えている場合は水道管全体の引き直しがおすすめです。水漏れ箇所が今のところ1ヶ所でも、耐用年数を超えていると次々とトラブルが起きる可能性があるためです。

 

また、水道管は住宅全体の壁の中や地面の中に通っているため、壁や床の撤去作業も必要になってきます。

水道管の水漏れ修理費用の目安

電卓

水道管の水漏れを修理する際にかかる費用の相場は、次のとおりです。

パッキン交換 約8,000円
漏水検査:音聴調査 8,000〜15,000円
漏水検査:漏水探知機使用 12,000〜15,000円
漏水検査:ガスで加圧後に漏水探知機使用 20,000〜30,000円
水道管を一部修理 10,000円〜(壁等の撤去・修復は別料金)
水道管自体の交換 35万円~50万円

以上はあくまで目安料金なので、必ず見積もりをしてもらいましょう。

水道管の水漏れを頼む修理業者の選び方

水回りを修理する水道修理業者

水道管の水漏れ修理を依頼する際は、少なくとも以下の3つの点を確認してください。

  • 水道局指定工事店である
  • 技術力が高い
  • 適正価格で運営している

水道修理業者を選ぶ際の注意点も説明します。

水道局指定工事店である

お住まいの地域で水道局指定工事店に指定されている業者しか、水道管の修理はできません。水道管は隣家の水道管ともつながっており、間違った修理方法をすると他家にもトラブルが発生するためです。

 

そのため、「適切な技術・設備で正しい工事ができる」と公的に認められた指定業者だけが、水道管の修理を請け負えると法律で決まっています。未指定業者への依頼は違法なので、注意が必要です。

技術力が高い

水道管の修理は高い技術が必要です。また、修理方法をきちんと見極めて正しい見積もりをしてもらうためにも、経験のある技術力の高いスタッフに来てもらえる業者を選びましょう。

 

技術力は、口コミを参考にしてください。複数の口コミを見ると、技術力の高さがある程度わかります。「すぐに再発した」というような口コミが多い業者は避けましょう。

適正価格で運営している

水道管を交換しなければならないとなると、高額です。適正価格で運営している業者を選ばなければ、10万円以上の損害があります。

 

適正価格かどうかは、相見積もりをするとわかります。少なくとも3社以上の業者に見積もりをしてもらいましょう。本当に水道管を全部交換しなくてはいけないのかどうか、正しい修理方法もわかります。

 

弊社の公式サイトに設置している『料金シミュレーション』をご利用いただければ、修理費用の概算が簡単にわかります。4つの項目を入力すれば、約10秒で概算がわかるのでご利用ください。

料金シミュレーションを利用してみる

水道管の水漏れの原因

水道に関する部品や道具

水道管から水漏れが発生する原因は、主に以下の2つが考えられます。

  • 経年劣化
  • 地震などの自然災害

住宅の築年数をチェックするほか、地震など水道管に衝撃を与えるような災害があった後は、水漏れの有無を確認することが大切です。

経年劣化

水道管の耐用年数は、約40年といわれています。それ以上の年数を耐えている水道管もありますが、鉄管の場合は赤錆の混じった水が出るといったトラブルも。

 

また、ゴムパッキンの寿命は約10年。ゴムパッキンを設置している箇所のチェックをしておきましょう。

地震などの自然災害

地震の衝撃で、水道管の接続部分が移動したり破損したりすると、水漏れの原因になります。

 

給湯器、温水器、エコキュートなどは、地震が原因で配管が破損して水漏れが発生しがちなので、忘れずにチェックしましょう。

 

また、寒い時期に水道管内の水が凍結すると、水道管が破裂して水漏れし始めることも。住宅内の家具類が動いたり、寒い時期に凍結したりした後は水漏れがないか確認が必要です。

水道管の水漏れを早期発見する方法

発見方法

水道管の水漏れは、早期発見が必須です。わかりやすい場所なら、床や壁が濡れていることで発見できますが、壁の中や床下は重症化するまで気づかないことも。

 

放置していると湿気が高まり、カビやシロアリ増殖の原因になるので、以下の方法で早めに見つけましょう。

  • 水道料金をチェックする
  • 水道メーターのパイロットをチェックする
  • 漏水検査を業者に依頼する

以上の方法を具体的に解説します。

水道料金をチェックする

水道料金が急に高額になったら、水漏れの可能性があります。自動引き落としになっていると、ついチェックを怠りがちなので、毎月目を通すようにしてください。

  • お客様が増えた
  • お風呂に入る回数が増えた
  • 体調が悪く、何度もトイレの水を流した
  • 洗濯機や食洗機を大きいものに買い替えた

上記のような変化がなければ、水漏れのチェックが必要です。

水道メーターのパイロットをチェックする

水道メーターのパイロットで、水漏れの有無を簡単に確認できます。

  1. 住宅内の蛇口をすべて閉める
    (洗濯機を使っていないかチェック!)
  2. 水道メーターに設置されている『パイロット』と呼ばれる部品が動いていないかチェック

水道メーターは、マンションなら玄関ドアの横にある扉内に、戸建てなら敷地内の地面に「量水器」や「止水栓」と書かれたフタの中にあります。

水道メーターのパイロット回転運動

パイロットが動いていたら、住宅のどこかで水漏れがあります。これだけでは、どこで水漏れがあるのかわかりません。

 

水漏れ箇所を見つける方法は、以下の通りです。

  1. 全ての止水栓を閉める
    (キッチン・給湯器・洗面所・トイレ・ウォシュレット)
  2. パイロットの動きを確認する
    パイロットが動いていたら、止水栓のない場所での水漏れ
  3. パイロットが動いていないなら、止水栓を一つずつ開けてパイロットの動きをチェックする

止水栓を開けた際にパイロットが動き出したら、そこから水漏れがあると考えられます。

漏水検査を業者に依頼する

漏水検査を水道修理業者に依頼すると、水漏れの場所を特定できます。

 

以下のようなさまざまな方法で、壁や床下の見えない部分の水漏れを発見可能です。

  • 音聴調査
  • 漏水探知機使用
  • ガスで加圧後に漏水探知機使用

もし水道管で水漏れの可能性があるなら、すぐに調査を依頼してください。

水道管の水漏れによる出費をフォローする補助金

補助金

水道管の水漏れ修理は、場合によっては高額になります。特に、壁や床を撤去して水道管を交換するとなると、数十万円にもなってしまうこともあるので、利用できる補助金はないか確認しましょう。

老朽化した水道管を交換する際の補助金

自治体によっては、水道管の取り替え工事に補助金を交付しています。交付される条件は各自治体で決まっているので、確認が必要です。

 

まずは、自治体の公式サイトで補助金の有無を確認してください。

リフォーム補助金

水道管の交換そのものの修理費用を補助しない場合も、次のようなリフォーム補助金を利用できる可能性があります。

 

壁や床などを撤去・再築する場合は、お住まいの自治体で以下に関する補助金を使えないか確認してみましょう。

  • 介護保険
  • 省エネ
  • 同居対応
  • 子育て支援

自治体だけではなく、子育て世帯等に対する国の住宅支援の強化なども予想されるので、できるだけチェックをしていきましょう。

水道メーターから道路側なら水道局の支払い

水道管の水漏れ箇所によっては、ご自分で修理する必要がない場合があります。敷地内で水たまりができていても、水漏れ箇所が水道メーターより道路に近い場所なら、水道局に連絡して確認してもらいましょう。

 

また、マンションなどの集合住宅は、自宅と共用部分がわかりにくいことがあります。どちらになるのかわからない場合は、管理会社に確認してください。管理会社が修理を請け負ってくれる可能性があります。

水道料金の減免制度

基本的には、水漏れが原因であっても、高額になった水道料金は利用者の責任です。そのため、水道料金を返却してもらえないことがほとんどです。

 

しかし、自治体によっては、条件付きで水漏れによって高額になった料金を補完する制度があります。条件は、以下の通りです。

  • 地下や床下、壁の中など、わかりにくい場所で水漏れの発見が困難と判断された場合
  • 地震などの自然災害によって始まった水漏れ

以上のように、使用者に過失がないと判断された場合に適用されます。水道の閉め忘れなど、利用者のうっかりミスによる水の過剰使用には適用されません。

水道管の水漏れでお困りなら

水道管が水漏れした際の応急処置や対処法を紹介しました。応急処置はあくまで一時的な対策です。できるだけ早めに修理業者に相談してください。

 

私たち『クリーンライフ』でも、水道管の水漏れ修理に対応しています。お困りの際は、迅速な対応も可能です。電話だけではなく、LINEやメールでもご相談を受け付けているので、お気軽にご連絡ください。

⇒クリーンライフに水道管の水漏れについて無料相談してみる

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2025.12.03

水道管が凍結で破裂した場合、自分で直すのは困難です。ただし、応急処置を施すことで、被害を最小限に抑えられます。

 

そこで今回は、水道管が凍結で破裂した場合の対処法を分かりやすく解説します。

 

水道管の破裂は、見えない場所で水漏れしていると気づかないケースもあります。

 

凍結で水道管が破裂したときのサインもお伝えしますので、破損や水漏れの早期発見につながるよう参考にしてください。

水道管が凍結して破裂したときの対処法

対処法

水道管が凍結して破裂すると、基本的には修理業者に修理を依頼しなければなりません。

 

ここでは、水道管の破損による水漏れ被害の拡大を防ぐためにできる対処法を紹介します。

1.水道の元栓を時計回りで閉める

水道の元栓の閉め方・開け方

まずは止水するために、水道の元栓を閉めましょう。

 

元栓は、水道のメーターボックスの中にあります。戸建ての場合は敷地内の地面に、集合住宅の場合は玄関ドアの横にある扉の中にあるのが一般的です。

 

元栓は、時計回りに回すと閉まります。

 

固くて回らない場合は、無理に回すと破損する恐れがあるので、修理業者を呼んで対応してもらいましょう。

 

元栓の設置場所については、以下のページで分かりやすく説明していますので、ご覧ください。

元栓を閉めても水漏れが止まらないときの対処法

元栓を閉めても水漏れが止まらないときは、水道メーターが破損している可能性があります。

 

水道メーターが破損したときは、お住まいのエリアの水道局に連絡をしましょう。

 

公設の水道メーターは、原則として水道局が設置費用を負担しています。交換費用も水道局の負担となりますので、対応を依頼しましょう。

2.水道管にタオルや布などを巻く

水道管の露出している場所が破裂しているときは、元栓を閉めた後、以下の手順で破損部分にタオルや布を巻いて応急処置をします。

  1. 破裂した水道管の下に、水を受けるためのバケツを置く
  2. 水漏れ箇所にタオルを巻く
  3. タオルがびしょ濡れになったら、乾いたタオルと交換する
  4. タオルが濡れなくなるまで、タオルを交換し続ける

この作業を行うことで、水漏れ被害を最小限に食い止められます。

 

タオルが足りない場合は、以下の道具で代用できます。

  • 雑巾
  • 古布
  • 新聞紙
  • キッチンペーパー

また、段ボールやビニールシートを床に敷くと、バケツの代用になります。

 

水道管が凍結したら、落ち着いて対処することが大切です。以下のページで凍結・破裂した場合の対処法をまとめていますので、あわせてご確認ください。

3.業者(水道局指定工事店)に連絡する

応急処置ができたら、すぐに水道局指定工事店に相談してください。

 

水道管の修理を水道局指定工事店に依頼すべき理由は、次の通りです。

  • 国家資格の保有者が在籍・施工を管理している
  • 工事に必要な機器や知識を有している
  • 給水管の工事に対応できる

このような理由から、お住まいの地域の水道局指定工事店に依頼することをおすすめします。

 

水道局指定工事店について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。非指定事業者との違いを、分かりやすく解説しています。

業者選びの重要な3つのポイント

数ある水道局指定工事店の中から業者を選ぶときは、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  1. 見積もりを取って確認する
  2. 対応スピードの早い業者を選ぶ
  3. 実績の豊富な業者を選ぶ

見積もりは1社だけでなく、複数の業者で取って比較するのがおすすめです。

 

また、水道管の破裂は素早い対処が求められますので、すぐに駆けつけてくれる業者を選びましょう。

 

⇒クリーンライフに無料見積もりを依頼してみる

賃貸住宅の凍結による水道管破裂は入居者の責任

賃貸物件

賃貸住宅で水道管が凍結し破裂した場合は、入居者の責任になります。

 

修理費用も入居者の負担ですが、まずは管理会社や大家さんに相談してください。管理会社によって対応が異なる場合があるため、指示を仰ぎましょう。

 

集合住宅の場合、階下に水漏れ被害が及ぶことがあります。階下に被害があった場合は、賠償責任も発生します。

 

一般的に、賃貸の場合は火災保険の加入が義務付けられていますので、加入している火災保険の内容を確認しましょう。

 

賃貸・集合住宅であっても、凍結防止の対策は必須です。対策をしておけば凍結を免れますので、以下の記事を参考に対処しておきましょう。

凍結で水道管が破裂したときのサイン

水道管の破裂は、見える場所で起きるとは限りません。

 

次のようなサインを見つけたら、水道管の破裂を疑いましょう。

  • 心当たりがないのに水道料金が急に上がった
  • 床や壁が濡れてシミができている
  • 集合住宅で階下から水漏れの報告が来た
  • 蛇口・トイレの水が勢いよく出てこない

このようなトラブルを確認できたら、水漏れを確認できない場合でも、業者に相談しておくと安心です。

水道管から水漏れしているか確認する方法

水道メーターのパイロット回転運動

水漏れしているか確認する方法の一つが、水道メーターの動きを確かめることです。

 

家で水を使っていないときに水道メーターが動いていたら、水漏れしている恐れがあります。

 

水漏れを確認するときは、パイロットと呼ばれるコマ状の部分を見てみましょう。ごく微量でも水が流れていると、パイロットが回ります。

 

水漏れしていなければパイロットは回らないので、漏水を判断する際に確認してください。

水道管が凍結して破裂する原因

水道管が凍結すると、以下の理由で破裂することがあります。

  • 水道管内で水が凍って膨張する
  • 水道管が古く劣化している

 

水が凍ると、体積が約9パーセント増加します。水道管の中はもともと水で満たされているため、膨張すると圧力がかかり破裂してしまうというわけです。

 

水道管が破裂する原因と対処法は、以下のページで詳しく解説していますので、予防対策とあわせてご覧ください。

凍結で水道管が破裂したときの修理費用の相場

料金

凍結で水道管が破裂したときの修理費用の相場を紹介します。

 

水道管の破裂の修理 10,000円~50,000円
見えない部分の水道管の修理 30,000円~50,000円
水道管全体を交換 300,000円~500,000円
漏水調査 10,000円~30,000円

修理料金の幅が広いのは、修理する範囲によって料金に差が出るためです。

 

破損した1ヶ所を直すだけなら、10,000円~50,000円程度で修理できるでしょう。

水道管の凍結・破裂は補償される?

水道管の凍結による破裂は、基本的には補償の対象外になります。

 

集合住宅で階下に水漏れ被害が及んだ場合、個人賠償責任保険の特約があれば、補償があります。

 

水漏れが起きている場合は、水漏れによってダメージを受けた部分は補償対象になるケースがあります。しかし、水道管の修理や交換に対しては、補償されません。

 

ただし、水道管の凍結修理費用の補償を含む保険に契約していれば、凍結によって破裂した箇所の修理に利用できます。

 

火災保険の適用については、以下の記事で詳しく解説しています。水道管の修理は高額になるケースがありますので、修理の前に確認しておきましょう。

凍結で水道管が破裂したときの水道代

凍結が原因で水道管が破裂して大量の水漏れがあった場合、高額の水道料金が発生することがあります。

 

水道代はどの程度水が漏れていたかによって変わりますが、直径5mmの水漏れであれば、1か月で5,000円程度高くなるでしょう。

 

水の量が多ければ高額になり、直径10mmであれば、1か月で30,000円ほど高くなる可能性もあります。

 

あまりにも水漏れの量が多く料金が高額になれば、請求の際に気付くはずです。

減免制度で水道代が下がる場合もある

水漏れの状況によっては、水道料金の減免制度を利用して、水道代の増額分の負担を軽減できます。

 

ただし、自治体によって制度の内容や利用条件が異なるため、詳細はお住まいの自治体に確認してください。

 

一般的な減免制度の利用方法は、以下の通りです。

  1.  水道局指定工事店に修理を依頼する
  2. 「漏水修理証明書」の発行を依頼する
  3. 「減免申請証明書」を用意し、必要事項を記入する
  4. 修理が完了したら、減免の申請書・証明書を水道局に提出する
  5. 審査完了後、減免分の料金が支給される

上記は一般的な流れなので、詳細は各自治体に問い合わせて確認しましょう。

 

減免申請には漏水修理証明書が必要な場合もあり、水漏れ修理が完了していないと行えません。

 

また、申請は指定工事業者が手続きを代行するケースもあります。

凍結による水道管の破裂防止対策

水が流れている蛇口

冬に水道管の破裂を防ぐには、凍結防止対策を行うことが重要です。

 

凍結による破裂防止には、以下の対処法が役立ちます。

  • ちょろちょろと水を出す
  • 水道管を保温する
  • 水抜きをする
  • 給湯器の凍結防止をする

簡単ですぐに試せる方法は、蛇口から5mm程度の水を出しっぱなしにすることです。

 

寒波が続くときには、水を出しっぱなしにしても凍結する恐れがあるため、水道管を保温したり、水道管の水抜きをして凍結を防ぎましょう。

水道管が凍結で破裂して相談したいときは

凍結で水道管が破裂した際の対処法を中心に紹介しました。

 

水道管の修理は、水道局指定工事店にしか依頼できません。自分で対処することはできませんので、信頼できる業者を探して相談しましょう。

 

業者選びでお困りの際は、『クリーンライフ』にご相談ください。全国300以上の市町村で水道局指定工事店に指定されており、適正価格で修理させていただきます。

 

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水道管が凍結したら、適切に対処をしないと、破裂や水漏れが起こることがあります。

 

そこで今回は、水道管が凍結したらどうすべきか、対処法をまとめました。イラスト付きで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

また、凍結で水道管が破裂したときの対処法についてもお伝えします。水漏れ被害が広がらないように、焦らずに対応しましょう。

水道管が凍結したらどうすべき?適切な対処法

水道管が凍結したら、慌てず適切に対処しなければなりません。

 

凍結した場合の主な対処法は、以下の3つです。

  1. 自然解凍されるまで待つ
  2. ぬるま湯をかける
  3. カイロやドライヤーで温める

具体的な手順を解説します。

自然解凍されるまで待つ

水道管が凍結したときは、自然解凍を待つのが最もおすすめな方法です。

 

水道管に破損や水漏れなどのトラブルがなければ、気温が上昇して自然解凍するのを待ちましょう。

 

日中に気温が上がれば、早ければ半日ほどで解凍できます。凍結の程度や気温によっては、1~2日かかることもあり、寒波が続くと溶けない場合もあります。

 

1日様子を見て解凍できないときは、修理業者に相談するか、別の対処法を試しましょう。

ぬるま湯をかける

お湯やタオルで解凍する

自然解凍できないときや、早く解凍したいときは、以下の手順でぬるま湯をかけて溶かしていきます。

  1. 水道管にタオルを巻く
  2. 40℃~50℃のぬるま湯をかけてゆっくり解凍する
  3. 解凍できたらタオルを取り、水道管についた水気をしっかり拭き取る

水道管に熱湯をかけると、割れたり、破損したりする恐れがあります。

 

必ず40℃程度のぬるま湯を使用し、様子を見ながら作業してください。

 

タオルは水道管の凍結防止にも役立つアイテムです。以下のページでタオルを使った凍結防止方法を紹介していますので、ぜひお試しください。

カイロやドライヤーで温める

ドライヤーの温風やカイロで温める
水道管が凍結したら、水が使えずお湯が用意できない可能性があります。お湯を用意できないときには、カイロやドライヤーで温める方法がおすすめです。

 

カイロは水道管に直接貼り付けて、温めて解凍します。じんわり長い時間をかけて温めて、解凍を促してくれます。

 

ドライヤーを使うときは、温風を水道管から少し離した位置から当てて、ゆっくり解凍させましょう。

 

ドライヤーを使うときは、熱風はNGです。水道管に近距離で熱風を当て続けると、急な温度変化によって、水道管が破損する恐れがあります。

水道管が凍結で破裂したときの対処法

水道管が凍結すると、内部で膨張した水の圧力で、破裂する恐れがあります。

 

また、水道管に熱湯をかけるなどの誤った対処法で、水道管が破損したり、水漏れ被害が大きくなることも予想されます。

 

凍結で水道管が破裂したら、以下の順で対処しましょう。

  1. 水道の元栓を時計回りで閉める
  2. 破裂したところにタオルを巻く
  3. 水道局指定工事店に修理を頼む

それぞれの対処法を、以下で詳しくお伝えします。

1.水道の元栓を時計回りで閉める

水道の元栓の閉め方・開け方

破裂による水漏れを止めるために、まずは水道の元栓を閉めましょう。

 

水道の元栓は、一般的にはメーターボックスの中にあります。時計回りに回すと閉まりますので、しっかり閉めて止水してください。

 

バルブが固くて回らない場合、無理に回そうとするのはNGです。元栓が破損して閉められなくなるケースもあるので、必ず修理業者に相談しましょう。

 

水道の元栓の場所が分からない場合は、以下の記事を参考にしてください。設置場所と元栓の閉め方をわかりやすく解説しています。

2.破裂したところにタオルを巻く

元栓を閉めたら、破裂した箇所にタオルを巻いて応急処置をします。

 

タオルを巻く手順は、以下の通りです。

  1. 水道管の破裂した部分にタオルを巻く
  2. 水の受け皿として下にバケツを置く
  3. 水を吸い切ったタオルは都度交換する

タオルを巻いておくだけでも、水漏れの被害を抑えられます。

 

応急処置をしたら、すぐに水道修理業者に連絡をしましょう。

3.水道局指定工事店に修理を頼む

応急処置をしたら、水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)に水道管の修理を依頼してください。

 

水道局指定工事店とは、自治体の水道局より「適切に工事ができる」として指定された事業者です。

 

給排水設備の工事・修繕は、指定工事店でなければ対応できません。

 

また、万が一業者との間にトラブルがあっても、指定工事店であれば自治体が対応してくれる場合があります。トラブルが起きる可能性もゼロではないので、指定工事店に依頼するほうが安心です。

 

水道管の凍結・破裂の対応における料金相場

水道管が凍結・破裂した場合の修理料金の相場を紹介します。

 

凍結であれば自分で対処できることもありますが、以下の場合は業者に相談するほうがよいでしょう。

  • 自分で凍結が解消できなかった場合
  • 自力での対処に不安を感じる場合
  • 水道管に破裂や水漏れが起きた場合

修理料金の相場は、以下の通りです。

 

軽微な破裂の修理 10,000円~50,000円
床下・壁内の水道管の修理 30,000円~50,000円
水道管全体の交換 300,000円~500,000円
電気解氷機や高温スチーム機を使った解凍作業 10,000円~30,000円
漏水の調査 10,000円~30,000円

修理にかかる料金は、破損箇所や範囲によって大きく差があります。

 

修理業者によっても費用が異なるため、必ず見積もりを取ってから、納得できる業者に修理を依頼しましょう。

 

⇒クリーンライフの水道管の修理料金を見てみる

水道管が凍結・破裂しやすい条件

下記3つの条件に該当する場合、水道管が凍結・破裂しやすいので注意しましょう。

  1. 気温がマイナス4℃を下回る場合
  2. 真冬日(氷点下)が数日続いた場合
  3. 冬場に長期間水道を使わなかった場合

気温がマイナス4℃を下回ると、水道管が凍結するリスクが高くなります。

 

気温が0℃以上の場合でも、気象条件や水道管の設置場所によっては凍結することもあるので、注意が必要です。

 

水道管が凍結しやすい条件や気温については、以下のページで詳しくまとめています。給湯器の凍結についても記載していますので、あわせてご確認ください。

特に凍結しやすい水道管

水道管の中でも特に凍結しやすいのは、以下の場所です。

  • 屋外でむき出しになっている
  • 屋内の水道管でも外気と同じ温度下にある
  • 住宅の北側や日陰に設置されている
  • 風当たりが強い場所に設置されている

このような場合、気温が氷点下にならなくても、水道管が凍結する可能性があります。

 

水道管の凍結を防ぐには、水抜きが有効です。とくに水道を長期間使用しない場合に効果的ですので、以下のページで詳細をご確認ください。

水道管凍結の再発を予防するための対策

水道管の凍結を防ぐには、凍結させないための対策を講じる必要があります。

 

水道管の凍結を防ぐためには、以下の対策が有効です。

  1. 少量の水を流しっぱなしにする
  2. 保温材やタオルを活用する
  3. 水道管の水抜きを行う
  4. 夜間に追い焚きし続ける

予想される気温や条件に合わせて、適切な方法で対処しましょう。

 

水道管の凍結予防策を詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。簡単にできる対策も紹介しています。

水道管が凍結・破裂してしまいお悩みなら

水道管が凍結したら、迅速かつ適切に対処することが重要です。

 

凍結は自然解凍で直ることがほとんどですが、なかには配管が破損したり、水漏れしたりするケースもあります。

 

水道管の凍結トラブルをスムーズに解決するには、専門業者に依頼するのがスムーズです。

 

クリーンライフ』でも水道管の凍結や破損の修理に対応しています。水道局指定工事店に登録されており、適正価格で安心してお任せいただけますので、気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに水道管トラブルの相談をしてみる

2025.11.19
2025.12.03

水道管が破裂する原因は、主に次の3つです

  • 凍結
  • 地震
  • 水道管の劣化

特に寒くなると、凍結による破裂が増えていきます。今回は、破裂したかどうかの確認方法や応急処置、対処方法を解説するので、参考にしてみてください。

 

水道管の破裂によって、水道料金が高額になった場合の減免処置についても説明します。

水道管が破裂した際の対処方法

対処方法

まずは、水道管が破裂してしまった際の、対処法を確認しておきましょう。

  • 元栓を閉める
  • テープや布で応急処置を施す
  • 水道修理業者に相談する

順に説明していきます。

元栓を閉める

水道管の破壊で水漏れが始まったら、それ以上被害を広げないために水の流れを止めてください

 

破壊した場所が1ヶ所なら、止水栓を閉めれば大丈夫な場合もあります。しかし、破裂箇所が複数という可能性もあるので、元栓を閉めた方が安心です。

 

元栓は、水道メーターの横にあります。マンションの場合は玄関横に設置された扉の中、戸建てやアパートなら敷地内の地面に「止水栓」等と書かれたフタがあるので、中を確認してください。

テープや布で応急処置を施す

元栓を閉めておけば、それ以上の被害は出ないはずです。しかし、水を使いたい場合もあるでしょう。また、水道修理業者が来るまでの間、どうしても水が必要になるなら、テープや布で応急処置をしておくと安心です。

 

破裂した箇所に古いタオルや不要の布を巻き、その上からテープを巻きます。水道管の補修に使えるテープは、以下のようなものがあります。

  • 自己融着テープ
  • 防水補修テープ(防水気密テープ)
  • 水道用ラップテープ

配線の養生や水栓からの水漏れ等にも利用できるので、常備しておくと便利です。

水道修理業者に相談する

給水管や排水管の破裂は、ご自分では対処できません。テープや布で応急処置ができたとしても、時間が経つと剥がれてしまいます。できるだけ迅速に、業者への相談が必要です。

 

そのままにしておくと大量の水が流れ出し、床や壁に大きなダメージを与えてしまう可能性があります。

破裂した水道管の箇所別の相談先

相談先

水道管が破裂した箇所によって、相談する場所が異なります。トラブルが起きないように、適切な相談先を知っておきましょう。

戸建てやマンションのプライベートゾーンなら修理業者

所有物件の戸建てやマンションの場合は、信頼できる水道修理業者に相談しましょう。

 

水道管は、隣接する家屋にもつながっているため、他の家にも影響を与えます。そのため、お住まいのエリアで水道局指定工事店に指定されている業者への依頼が必須です。

 

ご自分で修理しようとしたり、無資格業者に依頼したりすると法律に反してしまいます。「水道管の修理は適切な資格所持者のみできる」と水道法で規定されています。

マンション・アパートなど集合住宅の共有部分なら管理会社

集合住宅の共用エリアに設置された配管の破裂修理は、管理会社が修理代を支払い、業者に依頼します。水漏れを見つけたら、すぐに管理会社へ連絡しましょう。

 

プライベイトゾーンと共用エリアの境目付近ですと、どこまでがプライベートゾーンなのかわからない場合もあるでしょう。わかりづらい場合も、すぐに管理会社に相談しておくと安心です。

賃貸住宅は管理会社か大家さん

賃貸住宅の場合は、破裂の原因が劣化なら持ち主に修理義務があります。

 

勝手に水道修理業者を手配すると、費用を支払ってもらえないといったトラブルになります。また、勝手に依頼した業者の修理の仕方が悪いと、反対に訴えられてしまうかも。

 

戸建てでも賃貸なら、まずは大家さん、または管理会社に連絡して、修理について相談してください。

水道管破裂での水道修理業者の選び方

水道修理業者

水道管が破壊すると修理費用は高額になりがちなので、修理の依頼は慎重にしましょう。次の3点を特に重視して選んでください。

  • 水道局指定工事店か確認
  • すぐに来るか確認
  • 技術力が高いか確認

中でも水道局指定工事店であることは、外せないポイントです。

水道局指定工事店か確認

水道管の工事は、水道局指定工事店に指定されている業者のみが行えます。

 

水道管は他の住宅や建物にもつながっているため、間違った工事をすると他家にも影響する可能性があります。そのため、各市町村で指定されている業者への依頼が義務付けられているのです。

 

水道局指定工事店に指定されるためには、以下の要件をクリアして申請する必要があります。

  • 指定された国家資格所持者が在籍
  • 指定された機器類を完備
  • 欠格要件に該当していない

水道局指定工事店は、お住まいの地域の役所の公式サイトで確認できます。しかし、水道局指定工事店でも、サービス内容はさまざま。料金やサービス内容を確認してから依頼してください。

すぐに来るか確認

水道管が破裂して水漏れがある場合は、すぐに対処が必要です。水道の元栓を閉めることでダメージを抑えられますが、水が使えません。

 

問い合わせ時に、どのくらいの時間で駆けつけてくれるのかを確認しましょう。土日や祝日でも2時間以内に来てくれる業者を選ぶと安心です。

技術力が高いか確認

水道局指定工事店なら、基本的に技術力に問題はないと考えられます。しかし、業者によっては駆けつけるスタッフが、新人やアルバイトの場合もあります。

 

実績が豊富で、社内研修をして技術力の高いスタッフが揃っている業者がおすすめです。いつでも技術力の高いスタッフが来てくれるのかを確認したい場合は、口コミが参考になります。

 

「すぐに再発した」というような口コミが多い業者は、避けた方がいいでしょう。

水道管破裂の修理料金の目安

料金

水道管が破裂して、修理を水道修理業者に依頼した際の料金目安を解説します。修理の方法は大きく分けて、次の2種類です。

  • 破損個所のみの交換
  • 配管自体の引き直し

軽微な破裂で破損箇所のみの交換ですめば、1万円〜5万円です。しかし、破裂が進んで配管全体を交換すると、戸建ての場合で35万円~55万円かかります。

 

交換する配管部品や基本料金等で変わるので、依頼する前に必ず見積もりをしてください。高額になるからといって放置すると、数多くのリスクがある点も知っておきましょう。

水道管破裂を放置するリスク

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水道管の修理は、料金が比較的高額になります。しかし、放置していると以下のようなリスクが発生するので、注意が必要です。

  • 水漏れにより水道代がかさむ
  • 壁や床でカビが発生・腐食する
  • 床下浸水する

床の張り替えなどリフォームが必要になると、さらなる出費の原因になります。

水漏れにより水道代がかさむ

水道管が破裂すると、水漏れが起きてしまいます。水漏れが起きると当然のことですが、水道代が高くなるので注意が必要です。

 

例えば、幅2mm程度の水が流れ続けていると、約16㎥の水が無駄になって1ヶ月あたり5,500円程度の増額になります。(東京都水道局の場合)

 

水漏れが少量だと思っても、料金が高額になってしまうので、できるだけ迅速な対応が必要です。

壁や床でカビが発生・腐食する

水漏れがあると部屋全体で湿気が高くなり、カビの発生や腐食の原因になります。カビの発生は壁紙やクッションフロアの表面だけでは収まらず、内部の木材にもダメージを与えます。

 

床下や壁に利用されている木材の腐食の原因にもなるので、早めの対応が必要です。

床下浸水する

床下に通っている水道管が破裂した場合は、床下浸水の可能性があります。床下の水漏れ被害は、目につきにくいので放置しがちですが、住宅の土台が侵食される上、シロアリ発生の原因にもなります。

 

そのままにしていると、気づいたときには住宅が傾いてしまい、大掛かりなリフォームが必要になる可能性も。くれぐれも放置しないよう注意してください。

水道管の破裂が疑われる症状・状態

壁のシミ

水道管が破裂していても、気づかないケースもあります。以下のような症状があれば、水道管の破裂を点検してもらうと安心です。

室内の状態

以下のような症状があれば、水道管の破裂が原因で、見えない場所で水漏れがあるかもしれません。

  • シミやカビが壁や床にできる
  • 壁紙やクロスが剥がれる
  • 天井からの水漏れが始まる
  • 湿気が高くなる

天井からの水漏れは、マンションなど集合住宅なら階上の住宅からの可能性が高いです。管理会社に連絡して確認してもらいましょう。

屋外の水道管破裂の状態

屋外の水道管は、うっかりしていると気づくのが遅くなります。

  • 蛇口から勢いよく水が出ない
  • 水圧が下がる
  • 雨が降らなくても家の敷地内に水たまりがある
  • 水道を使っていないときも水道メーターが動く
  • 水道料金が高い

水の出が悪いなと感じたら、蛇口を閉めて水道メーターを確認してみましょう。

水道管が破裂する原因・事前の対策

水道管が破裂する主な原因は、次の3つです。

  • 凍結
  • 地震
  • 水道管の劣化

起きないように事前に対策できるのは、凍結と水道管の劣化だけです。

 

地震への対策は難しいですが、それでも水道管が破裂した際に被害を最小限にするためにできることがあります。

元栓の位置を確認しておく

水道管が破裂したら、すぐに元栓を閉める必要があります。どこに元栓があるのかを確認しておくと安心です。

 

水道メーターの横に元栓があり、反時計回りに回すと閉まります一度も動かしたことがないと、硬くなって動きにくいかもしれません。元栓を閉めてみて、水道の水が止まるかどうか確認してみてください。

凍結を予防する

気温がマイナス4度以下になると、水道管の凍結が心配されます。以下のような対策をして、水道管の凍結を予防してください。

  • 蛇口の水を少しだけ出し続ける
  • 水道管内が零下にならないように、布などを巻いて保護する
  • 水道管に水滴がついていると凍りやすくなるので、乾いた布で拭いておく
  • ヒーターを利用して水道管の凍結を予防する(水道管専用ヒーターもある)
  • 水道管・トイレタンク・お風呂の水抜きをする

特に日当たりの悪い場所にある水道管は凍結しやすいので、上記のような対策をしておくと安心です。冬季に長期間の外出をする場合は、水抜きを忘れずにしておきましょう。

緊急時に頼りになる水道業者の連絡先をチェックする

水道管が破裂して急に水漏れが始まると、あわててしまい、業者選びどころではなくなります。普段から緊急時に依頼する水道修理業者を確認して、すぐに連絡できるようにしておきましょう。

 

賃貸の場合は、管理会社や大家さんに、緊急時にどうしたらいいか確認しておくと安心です。真夜中に水漏れが始まる可能性もあります。

火災保険内容を把握しておく

火災保険は、水道管修理の費用は保証しません。しかし、水道管破裂が原因で起きたトラブルに対しては、水漏れ保証などがあるか確認しておきましょう。

 

寒冷地にお住まいの方は、「水道管凍結修理費用保険」に加入しておくと安心です。

劣化が激しい水道管は事前に点検を依頼する

住宅内に使用されている水道管は、素材によって次の2種類があります。

  • 鋼管
  • 樹脂管

どちらも寿命は約20年といわれますが、環境によっては20年にならなくてもトラブルが起きることがあります。

 

住宅が築20年くらいなら、劣化の状態を水道修理業者に点検してもらうと安心です。

 

クリーンライフ 』は止水・漏水調査・防水処理をしています。少しでも気になったら、お問い合わせください。

⇒クリーンライフに水道管の点検・調査を依頼してみる

水道管破裂が原因で水道代が高くなった場合に利用できる制度

水道管が破裂したことが原因で、高額の水道料金が発生した場合に、「水道料金の減免制度」という水道料金を安くする制度があります。自治体によって異なるので、お住まいのエリアでも実施されているのか確認してください。

 

確認方法は以下のとおりです。

  • 水道局へ問い合わせ
  • 水道局公式サイトで確認

ただし、全額免除になるわけではありません。計算方法は地域によって異なりますが、水道管が破裂する前の数ヶ月間の水道使用量の平均値を算出し、その数値をもとに増加分を計算します。増加分の5〜7割が減額されます。

水道料金の減免制度が利用できるケース

以下が確認できると、減免制度が利用できる可能性があります。

  • 利用者の過失が原因ではない
  • 管理の仕方に問題がない
  • 業者の施工ミスや製造物の欠陥が原因ではない
  • 1年以内に減免認定を受けていない
  • 確認しにくい水道管の破裂(地下や壁の中など)

業者の施工ミスや製造物の欠陥が確認されるのであれば、業者への賠償責任が発生します。地震等の災害が原因で、壁の中など見えない場所で水漏れが起きていたケースなら、利用可能な場合が多いでしょう。

 

また、申請には期限があります。水道管の破裂修理をしてもらったら、できるだけ迅速に申請書の提出が必要です。

水道料金の減免制度の利用方法

水道料金の減免制度を利用するプロセスは、以下のとおりです。

  1. 水道管の破裂箇所を特定
  2. 破裂箇所の「管理区分」を確認
  3. 水道局に連絡(水道管破裂を修理する旨を伝える)
  4. 水道修理業者に修理を依頼
  5. 申請書に記入して提出

破裂箇所が元栓(水道メーター)より道路よりなら管理区分は水道局、自宅側なら利用者が管理責任者です。

 

水道管の修復工事は、基本的に水道局指定工事店に修理を依頼することが義務付けられています。申請書に「漏水修理証明書」を添付が必要な場合は、水道局指定工事店に指定されている業者に作成を依頼してください。

水道管が破裂してお困りなら

水道管が破裂した場合の対処方法や、予防方法を解説しました。

 

水道管が破裂していたら、ご自分での対応はできないので、水道修理業者に相談してください。水道管修理は水道局指定工事店かどうかの確認が必要です。

 

業者選びに迷ったら『クリーンライフ』にご相談ください。『クリーンライフ』は全国で300以上の市町村で、水道局指定工事店に指定されている業者です。

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