お風呂の排水管の掃除方法を解説します。効率的に汚れを取り除く、すぐにできる方法ばかりです。
最初に、お風呂の排水管・排水口の構造や部品について説明します。つまりが起きやすい箇所や汚れが蓄積しやすい場所が、よくわかります。
あわせて、汚れを予防する方法も4つ紹介するので、掃除をラクにするためにぜひお試しください。
お風呂の排水管・排水口の部品
お風呂には、浴槽と洗い場にそれぞれの排水口があります。浴槽の排水と洗い場の排水は合流して1つの排水管に流れ、下水までつながっています。
2ヶ所の排水が合流する箇所に、排水トラップが設置されているため、下水の臭いが入ってきません。排水トラップとは、常に水をためていて、下水から臭いや害虫が入り込まないようにするための設備です。
【排水トラップの種類】
- 椀トラップ
- ドラムトラップ
- Pトラップ
- Sトラップ
排水トラップは掃除しにくく、汚れがたまりやすい構造です。最近は、ドラムトラップが主流になっています。
お風呂の洗い場の排水口には、以下の部品が設置されています。
排水口の部品 | 役割 |
---|---|
フタ | ・ヘアキャッチャーにたまってる毛髪などが見えないようにする ・排水口が低い場合、平らにする |
受け皿(ヘアーキャッチャー) | 毛髪などのゴミが排水口に入らないようにする |
排水トラップ | 下水の臭い・害虫の侵入を阻止する |
なお、画像は封水筒タイプの排水口ですが、現在は排水トラップタイプが中心です。
お風呂の排水管を掃除する方法
楽にできるお風呂の排水管の掃除方法を5つお伝えします。
- 髪の毛や汚れを取り除く
- お湯を流し込む
- 中性洗剤を使う
- 重曹・クエン酸を使う
- 液体パイプクリーナーを使う
具体的な方法を説明するので、参考にしてください。
どの方法であっても、掃除前に窓を開けたり、換気扇を回したりし、換気をしてから始めましょう。
髪の毛や汚れを取り除く
排水管の手前にたまっている髪の毛や汚れは、ティッシュやゴム手袋で取り除きましょう。取り除いたら、ゴミ袋などに入れてください。
また、排水管に入り込んでいる汚れも、柄のついたブラシ(古い歯ブラシでもOK)を使って取り除きます。
1日の終わりにこまめに髪の毛や汚れを取り除けば、排水管に入り込む汚れが少なくなります。
お湯を流し込む
お湯を流し込むことで、お風呂の排水管の汚れを除去します。
【手順】
- 給湯温度を50℃以下に設定してバケツにためる
- バケツにためたお湯を高いところから排水口に注ぐ
ただし、汚れをしっかり落とそうとして熱湯を使うと、排水管が傷む恐れがあります。普段入浴する温度より、少し高い程度の温度のお湯を流しましょう。
バケツにお湯をためず、シャワーを高い位置から注いでも構いません。
お湯を一気に流すのは、排水管つまりにも有効です。以下の記事に、効果的なお湯の注ぎ方や注意事項を記載しているので、参考にしてください。
中性洗剤を使う
中性洗剤を使って、お風呂の排水管を掃除する方法もあります。
普段の掃除は、中性洗剤がおすすめです。つーんとしたにおいもなく、カビキラーなど「混ぜるな危険」と表示のある洗剤を使ったあとも安心して使えます。
排水口の部品も含め、洗剤をつけて歯ブラシなどでこすり洗いします。
【おすすめのお風呂専用の中性洗剤】
- おふろのルック (オープン価格:約200円)
- バスマジックリン(メーカー希望価格:209円)
マツモトキヨシなどのドラッグストア、カインズやコーナンなどのホームセンターで購入できます。また、ヨドバシカメラの通販サイトやAmazonなどでも購入可能です。お得な業務用の大きなボトルもあります。
重曹・クエン酸を使う
重曹とクエン酸で、お風呂の排水管の皮脂・垢や石鹸カスを掃除します。
重曹とクエン酸はスーパーマーケット、ツルハドラッグやウエルシアといったドラッグストアなどで気軽に手に入る点も魅力です。ダイソーやセリアといった100円ショップでは、300g程度の少量の袋が売っています。
【重曹とクエン酸を使った掃除方法】
- クエン酸水を用意する
クエン酸カップ2分の1(100ml)を、約50℃のお湯200mlに溶かす - 排水口の部品を取り外す
- 重曹カップ1(200ml)を排水口から投入する
- クエン酸水を重曹の上から注ぐ
- 30分~1時間放置する
- 洗い流す
重曹とクエン酸は、排水口の部品を洗う際にも利用できます。
重曹・クエン酸を使えない素材もあるので要注意
お風呂によっては、重曹やクエン酸が利用できない場合があります。
【重曹が使えない素材】
- 大理石
- 白木
- 銅
【クエン酸が使えない素材】
- 金属類
- 大理石
- コンクリート
サビや劣化の原因になるので、注意が必要です。
液体パイプクリーナーを使う
「パイプハイター 高粘度ジェル」「パイプユニッシュ」といった液体パイプクリーナーは毛髪などの汚れを溶かし、除去します。注いで放置するだけで、手軽にお風呂の排水管の奥まで掃除できます。
液体パイプクリーナーはAmazonや楽天市場などの通販サイト、マツモトキヨシなどのドラッグストアで購入可能です。
【掃除方法】
- 排水口の部品を取り除く
- パイプクリーナーを注ぐ
- 放置する
- 水を流す
放置時間や注ぐ量は、説明書に従ってください。放置時間を長くしても、効果が上がるわけではありません。
以下の記事で、パイプクリーナーの選び方やおすすめパイプクリーナーを紹介しているので、参考にしてください。
つまりが原因で掃除したいときは道具がおすすめ
お風呂の排水管につまりがある場合は、以下の道具を使うとさらに効果的です。
- ワイヤーブラシ
- ラバーカップ
- 真空式パイプクリーナー
道具を使った具体的なつまり解消方法を、以下の記事で紹介しています。注意事項や使い方を確認して、つまりを解消してみてください。
お風呂の排水管を掃除するときの注意点
お風呂の排水管の掃除をする際は1度に複数の洗剤を使わないことが重要です。
塩素系の液体と、酸性タイプの洗剤が混ざると、塩素ガスが発生します。塩素ガスは目や皮膚などに刺激を与え、場合によっては呼吸器官に悪影響を及ぼすため、とても危険です。
【塩素系の洗剤・漂白剤】
- カビキラー
- ハイター
- ドメスト
- ブリーチ
- パイプユニッシュ
【酸性の洗剤】
- クエン酸や食酢
- サンポール
塩素系の洗剤でお風呂を掃除したときは、連続して酸性の洗剤を使わないでください。
お風呂の排水管が汚れる・詰まる原因
お風呂の排水管の汚れやつまりの主な原因は、以下のとおりです。
- 髪の毛
- 石鹸カス
- 垢や皮脂
- 剃刀の刃やキャップなどの固形物
- 屋外の排水桝のつまり
中でも特に多い原因は、髪の毛です。洗髪するたびに抜け落ちて、排水管に入り込みます。
石鹸カスはさまざまな汚れと水道水に含まれるミネラル、石鹸などが混じって生成される白い汚れです。水に溶けないので、少しずつ蓄積していきます。
樹脂製の固形物など水に溶けない物質は、排水管にとどまって汚れを蓄積させ、少しずつ肥大化していき詰まります。
また、屋外の排水桝(汚水桝)が詰まると、どんなに排水管を掃除してもつまりが解消できません。頑固なつまりは、排水桝のつまりが原因の可能性があります。
以下の記事で、浴室の排水管が詰まる原因と対処法をわかりやすく説明しています。水が流れにくいなと感じている方は、参考にしてみてください。
お風呂の排水管掃除を業者に頼むときのポイント
「悪臭が気になる」「掃除をしても流れが悪い」といった場合は、お風呂の排水管掃除を業者に依頼しましょう。プロに頼めば、曲がりくねった排水管の汚れも取り除いてくれます。
以下のポイントを押さえて、信頼できる業者に依頼しましょう。
- 水道局指定工事店に登録されているか確認する
- アフターフォローなどのサービスを確認する
- 3社以上の業者に相見積もりを依頼する
排水管の洗浄を依頼して、不具合が見つかる場合があります。排水管の修理は、水道局指定工事店しか対応できません。そのため、最初から水道局指定工事店への依頼がおすすめです。
指定店は公的に認められている業者なので、技術力が安定しており、トラブルになる可能性も少ないといえます。
しかし、水道局指定工事店というだけですぐに依頼せず、3社以上の業者に相見積もりをして希望に合う業者を選びましょう。料金だけではなく、サービス内容やスタッフの態度を比較すれば、満足できる業者を選べます。
お風呂の排水管の汚れ・つまりを防ぐ方法
お風呂の排水管が汚れないように予防しておけば、掃除の負担も軽くなります。気持ちよくお風呂を使えるように、以下を実行しましょう。
排水口にゴミ取りネットを設置する
使い捨てのゴミ取りネットを設置すれば、頻繁に交換するだけで汚れを防げます。ファミリーマートやセブンイレブンといったコンビニエンスストア、セリアやダイソーといった100円ショップで購入できます。
コンビニで25枚セットが120円前後、100円ショップはもう少し安く、40枚セットが税抜100円です。リーズナブルなので、毎日取り替えやすいでしょう。
新しいヘアキャッチャーに取り替える
目の細かな新しいヘアキャッチャーに交換して、汚れが排水管に入らないようにすると、汚れを防止できます。
特におすすめは、以下のような金属製です。
- 錆びにくく、ぬめりやカビがつきにくいステンレス製
- 抗菌作用が高い銅製
取り出しやすく、髪の毛が絡みつかないデザインのヘアキャッチャーもおすすめです。コメリやカインズなどのホームセンター、Amazonなどの通販サイトで500円〜700円程度で購入できます。
日常的に液体パイプクリーナーで掃除する
液体パイプクリーナーを日常的に使うのもおすすめです。
液体パイプクリーナーは、目的によって使う量が異なります。製品によりますが、以下のような用途で量を指定しています。
- つまり解消
- つまり予防
- 悪臭除去
基本的に液体パイプクリーナーの使い方は同じです。
頻繁にお風呂の排水管を掃除するのが難しいときは、月に1回は液体パイプクリーナーを使うことをおすすめします。
業者に排水管洗浄を依頼する
マンションなどの集合住宅は、管理者が業者に高圧洗浄を依頼するのが一般的です。年に1回〜2回、依頼しているケースが多いようです。
一戸建ては年に1回、最低でも3年に1回は業者に高圧洗浄を頼むのがおすすめです。頻度は、以下のような条件で上下します。
- 住んでいる方の人数
- 浴槽を利用する頻度
- 髪の毛が長い方がいるかどうか
たとえば、住んでいる方が多く、お風呂を使う頻度が多ければ、年に1回は高圧洗浄を頼んだ方が良いでしょう。
業者の高圧洗浄なら、お風呂の排水管の奥の汚れまで落としてくれるので、安心です。キッチンや洗濯機など、他の排水管のつまりも気になるようであれば、まとめて高圧洗浄を頼むとお得になるケースもあります。
お風呂の排水管を掃除してもトラブルが解消しないときは
お風呂の排水管を掃除する方法を解説しました。排水管の掃除は、悪臭やつまり予防にも有効です。
掃除をしても、悪臭など気になることがあれば、水道修理業者への相談がおすすめです。
どの業者に依頼すべきかお困りでしたら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。クリーンライフは、施工実績30万以上の技術に自信のある業者です。
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