排水管つまりの原因と解消法を、解説します。
水回り箇所ごとに、つまり解消法は異なります。トイレやキッチンなど、水回り別に原因・対処法を紹介するので、つまりを解消したい排水管の場所を確認してみてください。
家にあるもの、手に入りやすいものを使う解消法を中心に紹介するので、ぜひ試してみてください。
【水回り別】排水管つまりの原因・対処法
排水管つまりの原因は、以下の表をご覧ください。
水回り箇所 | 排水管つまりの原因 |
---|---|
トイレ | ・大量のトイレットペーパーや排泄物 ・固形物 ・水に流せる製品(トイレクリーナー、猫砂など) |
キッチン | ・食器やフライパンの油汚れ ・洗剤カスや食材カス ・固形物 |
浴室 | ・毛髪 ・石鹸カス ・皮脂や垢 ・固形物 |
洗面所 | ・毛髪 ・石鹸カス ・皮脂 ・固形物 |
洗濯機 | ・糸くず ・洗剤の残りや石鹸カス ・泥や砂 ・ティッシュペーパーなどの固形物 |
以下では水回り箇所ごとに、つまりの原因と対処法を解説します。
トイレ
トイレに排泄物とトイレットペーパー以外を流すと、つまりが生じやすくなります。以下のようなものをうっかり流しやすいため、注意が必要です。
- おむつや生理用品
- ティッシュペーパー
- 嘔吐物
- 水に溶けるとされる製品(ペット用のトイレ砂など)
- 固形物(メガネ、スマホなど)
トイレットペーパーや排泄物も大量に流すと、つまります。便器メーカーによると、トイレットペーパーを流せる量は大洗浄で約5m、小洗浄で約2mです。
また、節水せずに十分に水を流しましょう。排泄物やトイレットペーパーを大量に流すときは、2回に分けて流すと安心です。
以下の記事で、トイレの排水管に関するトラブル、トイレの構造をわかりやすく解説しています。
トイレの排水管つまりの対処法
トイレの排水管つまりの主な対処法は、以下のとおりです。
- お湯を流す
- 食器用洗剤(中性洗剤)で直す
- ラバーカップ(すっぽん)で直す
- 真空パイプクリーナーで直す
ラバーカップがなくても、ビニール袋やペットボトルで代用できます。ただし、固形物など水に溶けないものが詰まっているときは、ラバーカップ・真空パイプクリーナーは使えません。
また、排水管の奥のつまりは対処が難しいため、業者に相談するのがおすすめです。
具体的なトイレの排水管つまりの対処法は、以下の記事でわかりやすく説明しているので、参考にしてください。
キッチン
キッチンの排水管のつまりの原因は、主に以下の3つです。
- 食器やフライパンの油汚れ
- 洗剤カスや食材カス
- 洗剤のフタ、爪楊枝などの固形物
特に気をつけたいのは、油汚れです。油は排水管に粘着して、少しずつ蓄積していきます。食べ物カスなどが油によって排水管に吸着し、雑菌が増殖します。
以下の記事で、キッチンの排水管つまりの原因を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
キッチンの排水管つまりの対処法
キッチンの排水管つまりの原因は、以下の方法で除去しましょう。
- お湯を注ぐ
- パイプクリーナーで溶かす
- 重曹・クエン酸を注ぐ
- ワイヤーブラシを使う
お湯を使う場合、熱湯はNGです。塩ビ製の排水ポンプが変形してしまう可能性があります。
具体的な方法は、以下の記事を参考にしてください。注意点もわかりやすく説明しています。
浴室
お風呂の排水管が詰まる原因は、以下が考えられます。
- 髪の毛や皮脂
- 石鹸カス
- 固形物
- 屋外の汚水枡(排水枡)のつまり
中でも、毛髪はダントツで多い傾向です。ヘアキャッチャーの毛髪を1日の終わりに捨てるだけでも、つまりの可能性が抑えられます。
また、外にある汚水枡のつまりがあると、排水口を掃除してもつまりが解消できません。以下の記事で、浴室の排水管の構造やつまりが起きる原因をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。
浴室の排水管つまりの対処法
浴室の排水管を家にあるものやすぐに手に入るアイテムを使って洗浄しましょう。手軽にできる排水管つまりの対処法は、以下のとおりです。
- シャワーを使う
- ワイヤーハンガーを使う
- ラバーカップで圧をかける
- 重曹・クエン酸を注ぐ
- 液体パイプクリーナーや排水管洗浄剤を注ぐ
液体パイプクリーナーや排水管洗浄剤なら、直接触らずに洗浄できる点が魅力です。
浴室の排水管掃除の具体的なやり方は、以下の記事を参考にしてください。
洗面所
洗面所の排水管は、主に以下の4つの原因で詰まります。
- 毛髪
- 石鹸カス
- 皮脂
- 固形物
洗面所で身支度をしている方が多いので、毛髪が原因になるケースが特に多い傾向です。
また、化粧品のキャップといった小さな固形物が入り込んで、つまりが生じます。排水口に異物が入り込まないように、注意が必要です。
以下の記事で、洗面所で詰まりやすい箇所や対処法を解説しているので、参考にしてください。
洗面所の排水管つまりの対処法
洗面所の排水管つまりが重症化する前に、以下の方法でつまりを除去しましょう。
- 排水トラップの中の汚れを割りばしで掻き出す
- 重曹とお酢(クエン酸)で汚れを浮かす
- ワイヤーブラシで汚れをかき出す
- 真空式パイプクリーナーでつまりを解消する
排水管の奥深くにつまりがある場合は、排水管の分解が必要です。ただし、組み立て方を間違えると、水漏れの原因になるので、自信のない方は業者に相談してください。
以下の記事で、排水管つまりの具体的な解消方法をわかりやすく解説しています。排水管の分解方法も説明しているので、参考にしてください。
洗濯機
洗濯機の排水管つまりの主な原因は、以下のようなものです。
- 糸くず
- 洗剤の残りや石鹸カス
- 泥や砂
- かび
- ティッシュなど、ポケットに入れ忘れていたもの
泥や砂で汚れた衣服は、下洗いして洗濯機に入れましょう。余計なものを入れないようにすると、洗濯機の故障も予防できます。
洗濯機に衣服を入れる前にポケットの中身も確認して、余計なものが排水管に入り込まないようにしてください。
洗濯機の排水管つまりについては、以下の記事で詳しくまとめています。
洗濯機の排水管つまりの対処法
洗濯機の排水管つまりは、以下のような方法で対処しましょう。
- 液体パイプクリーナーを注ぐ
- 重曹・クエン酸を注ぐ
- ラバーカップを使う
- ワイヤー式パイプクリーナーを使う
エルボや排水ホースも洗うと、排水管の汚れを防げます。洗濯機の移動が必要な場合は、1人で無理をせず、必ず2人で作業しましょう。
洗濯機の排水管の掃除は、洗濯機の故障予防にもおすすめです。洗濯機の水が出ないといった不具合の原因や対処法は、以下の記事で解説しています。
排水管つまりの症状
排水管が詰まると、以下のような症状が発生します。
- 排水されるまで時間がかかる
- 排水管から悪臭がする
- 排水口から逆流する
- 水を流した後に水位が上がる
それぞれについて、説明します。
排水されるまで時間がかかる
排水管の壁に汚れが蓄積して、水の通り道が細くなっているため、排水が完了するまで時間がかかります。
浴槽の水捌け状態はわかりにくいのですが、空になるまでの時間は約10〜15分です。もしそれ以上に時間がかかるなら、排水管につまりがある可能性があります。
排水管から悪臭がする
排水口の周辺を掃除しても悪臭が続くと、排水管に汚れが蓄積している可能性があります。
排水管からの悪臭で考えられるのは、以下のような理由です。
- つまりがあると封水が引っ張られて、封水が減少する
- 排水管内のつまりに雑菌が増える
「封水」とは、悪臭や虫の侵入を防ぐために溜まっている水のことです。排水管が詰まって封水が減少すると、悪臭が排水管から入り込みます。
もちろん、悪臭がするからといって排水管のつまりだけが原因ではありません。以下の記事で、悪臭の原因をチェックしてみてください。
排水口から逆流する
つまりが悪化すると、排水口から汚水が逆流します。軽微なつまりをそのままにしていると、つまりの原因物質が少しずつ排水管の奥まで移動してしまいます。
時間をかけても汚水が排出できなくなるため、逆流してしまうのです。以下の記事で、逆流が起きる原因や対処法をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。
水を流した後に水位が上がる
詰まって流れにくいために、水位が上がってしまいます。注がれる水が、排水管の排水量を上回るためです。特にトイレでは、つまりが生じると水位が上がるのが目視ではっきりわかります。
水位が上がる状態を放置すると、汚水が溢れるようになる可能性があります。以下の記事で、水位が上がる原因を解説しています。つまり以外の原因もあるので、確認してみてください。
排水管のつまり修理を業者に頼むケース
以下のような排水管のつまりは、無理をせずに修理を業者に頼みましょう。
- 複数の排水管で詰まっている
- 固形物を落とした
それぞれについて、解説します。
複数の排水管で詰まっている
複数の水回り箇所でつまりが起きているのは、排水管の奥深くや下水管など、排水口から離れた箇所が詰まっている可能性があります。排水管を通り越して、外にある汚水枡が詰まっているのかもしれません。
重度な排水管のつまりと考えられるので、ご自分での対処は難しいでしょう。住宅全体の排水管の高圧洗浄が、効率的な解消方法といえます。
以下の記事で、高圧洗浄が必要なケースや料金を解説しています。ご自分でする場合と業者に依頼した場合のそれぞれのメリット・デメリットもお伝えしているので、参考にしてください。
固形物を落とした
固形物が排水管に落ちて流れたら、ご自分での対応はできません。うっかり落としてしまったら、水を流す前に拾いましょう。
落とした固形物を放置すると、固形物の周辺に汚れが蓄積して体積が増えていき、さらに詰まってしまいます。固形物が原因のつまりは放置しても改善しないので、できるだけ迅速な対応がおすすめです。
たとえ爪楊枝のように小さなものでも、排水管で汚れが蓄積してつまりが生じる原因になります。固形物を流して水の流れが悪くなったら、すぐに水道修理業者に相談してください。
排水管つまりの修理料金の相場
排水管のつまり解消の料金相場を紹介します。
作業内容 | 料金目安 |
---|---|
軽度の排水管つまり | 5,000円〜8,000円 |
中度の排水管つまり | 15,000円〜25,000円 |
高度の排水管つまり | 30,000円〜50,000円 |
薬剤による排水管洗浄 | 8,000円~15,000円 |
排水管の部品交換 | 5,000円〜 |
排水管の高圧洗浄 | 25,000円〜 |
排水管のトーラー洗浄 | 10,000円~35,000円 |
管内カメラ等による排水管の調査 | 20,000円〜 |
上記の作業料金の他に、業者によっては基本料金、早朝・深夜・休日の割増料金、出張費、キャンセル料がかかります。必ず見積もりを取って、追加料金の有無について確認してから依頼してください。
排水管のつまり解消料金について、以下の記事でさらにわかりやすく解説しているので、参考にしてください。
排水管のつまりを予防する方法
排水管を洗浄してつまりを解消したら、再発しないようにしましょう。
排水管のつまりを予防する方法は、以下の3つです。
- 油を排水管に流さない
- 固形物や食材カスを流さない
- 定期的に排水管を掃除する
いずれも簡単にできることなので、心がけましょう。以下では、各方法の詳細を解説します。
油を排水管に流さない
使った揚げ油を排水管に流さないことはもちろんですが、食器や鍋類に残っている油も流さないように注意しましょう。わずかな油でも、水に溶けない油は少しずつ蓄積していきます。
食器類やフライパンなど油がついているものを洗うときは、キッチンペーパー等で拭き取ってからシンクに入れてください。それだけで排水管の汚れを予防できます。
油汚れによるつまりは、住宅全体に影響を与えます。以下の記事で、油汚れによる排水管のつまり解消法や注意すべきことを解説しているので、参考にしてください。
固形物や食材カスを流さない
固形物や食材カスなどを、排水口に流さないように工夫しましょう。
【つまりの原因になるものを流さない工夫】
- 排水口に水切りネットをつける
- 吐瀉物を洗面台やトイレに流さない
- 固形物が落ちたらすぐに取り出す
- 排水口の周りに小物類を置かない
水切りネットは、100均にも数十枚セットで販売されています。毎日取り替えると、余計なものが排水管に入り込みません。
定期的に排水管を掃除する
排水管の定期的な掃除は、つまり予防にとても有効です。どのくらいの頻度で掃除すべきなのか、一覧表にしたので参考にしてください。
水回り箇所 | 掃除の頻度 |
---|---|
キッチン | 週2回 |
浴室・洗面台 | 週1回 |
洗濯機 | 年1回 |
洗濯機の糸くずフィルターや洗剤投入口は月に1度チェックすると、排水管の汚れを防げます。
以下の記事で、排水管の掃除方法を解説しています。簡単にできる方法ばかりなので、参考にしてみてください。
排水管のつまりをすぐに解決したいときは
排水管のつまり解消法を解説しました。
ご紹介した方法で解消しない場合は、無理をせずに水道修理業者へ相談してください。無理をして排水管にダメージを与えると、修理代がもっと高額になってしまいます。
私たち『クリーンライフ』は、全国で300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている水道修理業者です。年中無休で24時間ご相談を受け付け、最短30分で駆けつけますので、お気軽にご相談ください。