キッチンの排水管でトラブルが起きたとき、気になるのは排水管の交換費用です。排水管は自分で修理できるケースもありますが、基本的には業者に依頼すべきです。
そこで今回は、キッチンの排水管の交換費用の相場を紹介します。
排水管の交換費用を安く抑える方法、修理業者の選び方もあわせてお伝えしますので、参考にしてください。
キッチンの排水管交換の費用相場
キッチンの排水管交換の費用は、交換する範囲や排水管の種類、作業内容によって異なります。
正確な料金を知るには見積もりを取りますが、大体の相場を把握しておくと安心です。
ここでは、交換費用をイメージしやすいように、排水管交換の基本料金と作業費を紹介します。
キッチンの排水管交換の基本料金
キッチンの排水管交換の基本料金は、以下の通りです。
基本料金 | 5,000円~ |
見積もり | 0円~ |
出張費 | 0円~3,000円 |
処分費 | 0円~ |
深夜・早朝・休日の割増料金 | 0円~10,000円 |
基本料金は5,000円~が相場ですが、作業費に含まれている業者もあります。
見積もり・出張費・処分費・割増料金は、業者によって設定金額がさまざまです。割増料金については、夜間・休日の緊急対応に適用される場合があります。
業者によっては、通常料金の20%増しになるケースもあるため、修理を依頼する前に確認しておきましょう。
キッチンの排水管交換の作業費
キッチンの排水管交換の作業費は、以下の通りです。
部分的な交換 | 10,000円~ |
全体的な交換 | 200,000円~ |
排水トラップの交換 | 10,000円~ |
部品交換(パッキン・ナットなど) | 3,000円~ |
排水ホースの交換 | 10,000円~ |
キッチンの排水管の交換は、一部を交換するのか全体なのかで料金に差が出ます。
部分的な交換の場合、10,000円~30,000円でできます。ただし、交換する箇所や配管の種類によっては、100,000円以上になるケースもあります。
排水管の種類によって料金や耐用年数が異なるため、相談のうえで決めましょう。
適正価格で排水管を交換するには、相場を把握しておくことが大切です。以下の記事では、排水管の交換費用の相場を詳しくまとめています。自分で対処できるケースも紹介していますので、参考にしてください。
キッチンの排水管交換が必要なケース
キッチンの排水管でトラブルが起きると、修理では対処できない可能性があります。
状態によって異なりますが、一般的に交換が必要なのは次のケースです。
排水管が破損したとき
排水管は丈夫な素材でできており、少なくても30年ほどの耐用年数はあります。しかし、耐用年数を過ぎていたり、地震などでダメージを受けたりすると破損するケースがあります。
排水管が破損して水漏れすると、住まいの壁や床、基礎にまで影響を及ぼしかねません。
水道代が高額になり、衛生上も問題を引き起こす可能性があるため、早急に交換する必要があります。
排水管がつまったとき
排水管のつまりを除去できないときも、つまった部分を新しい排水管と交換する必要があります。
トイレやキッチンは、水回りの中でもつまりやすい場所です。このようなつまりを放置しておくと、悪臭が発生したり、汚水が逆流してきたりする恐れもあります。
まずは高圧洗浄機などを使用して除去を試みますが、それでもつまりが直らないときは交換を検討しましょう。
つまりが解消できれば、排水管の交換をしなくても良い可能性もありますので、交換を依頼する前に試してみる価値はあるでしょう。排水管のつまりの解消法は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
排水管の施工ミスが発覚したとき
排水管の施行ミスで勾配が適切でないと、水が自然に流れずにトラブルが起きます。
新築住宅の場合、施工ミスが原因で勾配が不適切な可能性があります。最初は適切に設置されていても、地盤沈下が原因で勾配不足になることもあります。
勾配不足な排水管を放置しておくと、排水管に負担がかかり破損することもあるため、注意が必要です。悪臭や排水管のつまりの原因にもなりますので、排水管を交換して適切に施工し直す必要があります。
排水管が施工ミスやつまりで不具合が起きると、排水溝で汚水が逆流することも。逆流が起きたときも業者に相談したほうがスムーズに解決できるので、以下の記事を参考に対処してください。
キッチンの排水管の寿命
キッチンの排水管は、材質によって耐用年数に差があります。
- ステンレス銅管
- 硬化ポリ塩化ビニル管
- ポリエチレン管
排水管で一般的に使用されている上記3点について、特徴と寿命を解説します。
ステンレス銅管は約30年以上
ステンレス銅管の耐用年数は約30年以上といわれている耐久性の高い素材です。
ほかの材質と比べると高価なのが難点ですが、さびにくく環境にも優しいのが特徴です。
硬化ポリ塩化ビニル管は約40年
「塩ビ管」とも呼ばれている硬化ポリ塩化ビニル管は、鋼管の内側を硬質ポリ塩化ビニルでコーティングしたものです。耐用年数は約40年と長く、安価なことから多く使用されています。
硬化ポリ塩化ビニル管にもいくつか種類があり、温度変化や寒さ、衝撃に対する強さが異なります。そのため、硬化ポリ塩化ビニル管を使用する際は、専門業者に相談して環境に合ったものを選びましょう。
ポリエチレン管は約30年
ポリエチレン管は、「ポリ管」と呼ばれる素材で、高密度ポリエチレンの材質を使って作られています。耐震性・耐熱性に優れているため、給湯管によく使用されている素材です。
耐用年数は約30年と長く、取り扱いやすいことから、下水・給水・排水・工場など、さまざまなシーンで使用されています。
キッチンの排水管交換の費用を安くする方法
キッチンの排水管を交換するとなると、作業内容によっては高額になることもあります。
交換費用を少しでも安くするためにできる方法を、3つ紹介します。
相見積もりを取って比較する
相見積もりを取って比較的安い業者に依頼すれば、費用を抑えられます。
排水管の交換工事は、相場の範囲内でも業者によって数万円の差が出ることもあります。料金が安すぎる業者に依頼するのは注意が必要ですが、複数の業者で比較して安い業者を探すことは大切です。
割引キャンペーンを使用する
業者が行っている割引キャンペーンを利用しすれば、料金が安くなります。
- 初回限定キャンペーン
- WEB限定キャンペーン
- リピーター割引
このようなキャンペーンが行われている業者を探して、見積もりを依頼してみましょう。
『クリーンライフ』でも、WEB限定で3,000円OFFになるキャンペーンを行っています。10,000円以上で適用されますので、排水管の交換業者をお探しの方はご検討ください。
水漏れを悪化させない
交換費用を安くするには、排水管の水漏れを悪化させないことも大切です。
水漏れを放置するとトラブルの範囲が広がり、余分な工事が必要になる可能性があります。水漏れに気付いたらできるだけ早く業者に相談し、排水管の交換を依頼しましょう。
一部の排水管を交換するのと、広範囲で交換するのでは費用が大幅に違ってくるため、水漏れが悪化する前に対処してください。
キッチンの排水管交換を頼む業者の選び方
キッチンの排水管交換を頼む業者の選び方を紹介します。
- 水道局指定工事店に依頼する
- アフターフォローが充実している業者を選ぶ
- 実績が豊富な業者に相談する
以上の3つのポイントを押さえておけば、信頼できる業者に依頼できるはずです。
水道局指定工事店に依頼する
排水管交換は水道局指定に依頼しましょう。
水道局指定工事店は、各自治体の水道局から「適切に工事を行うことができる」と指定された業者です。
水道局指定工事店は、全国共通の要件をクリアした事業者しか登録されていません。たとえば、給水装置の新設や増設は、指定工事店でなければ工事できないと定められています。
水回りのトラブルでどこに相談すればよいか分からないときは、水道局指定工事店から選べば安心です。
水道局指定工事店に依頼する重要性については、以下の記事でまとめているので参考にしてください。水道局指定工事店でなければできない工事や、特徴を解説しています。
アフターフォローが充実している業者を選ぶ
アフターフォローが充実していることも、業者選びの大切なポイントです。
排水管の交換で万が一不具合が生じても、アフターフォローが充実している業者であれば、スムーズな対応が期待できます。点検やメンテナンス、補償が充実している業者を選べば、万が一トラブルが起きても安心です。
工事を依頼する前に、アフターフォローの有無とフォローの期間、内容をしっかり確認しておきましょう。
実績が豊富な業者に相談する
排水管の交換は、実績が豊富な業者に依頼すべきです。
実績と技術力は比例することが多く、積み上げられた実績は信頼の証でもあります。経験が豊富な分、トラブルの原因の特定や修理も無駄なく対応できるでしょう。
実績は公式サイトや口コミを見れば確認できますので、工事を依頼する前に確認しておきましょう。
キッチンの排水管の交換費用が気になるときは
キッチンの排水管の交換費用を紹介しました。
キッチンの排水管の交換費用は、修理が必要な箇所や範囲によって差があります。まずは確認が必要なため、修理業者に見積りを依頼してみましょう。
キッチンの排水管交換の費用が気になる方は、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。現地で調査をしたうえで、排水管交換にかかる費用の見積もりを作成します。見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。