水回りのトラブルで代表的なものの一つに、「トイレ詰まり」があります。トイレの水が流れなくなったり、突然水があふれたりすると、とても困りますよね。

 

今回は、どんなトイレが詰まりやすいのか、なぜ詰まってしまうのかを解説します。そして、自力でトイレ詰まりを解消する方法や業者選びのポイント、予防対策についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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詰まりやすいトイレの特徴

詰まりやすいトイレの特徴

まずは、詰まりやすいトイレの特徴をチェックしておきましょう。

自宅のトイレに当てはまる項目があれば、要注意です。

流している水の量が少ない

流したいものに比べて、流している水の量が少ない場合、トイレはとても詰まりやすくなります。

 

たとえば「大」で流す量であるにも関わらず、いつも「小」で流し続けていると、モノが詰まってしまうことがあります。

 

また、水の量だけではなく、水が流れる勢いが弱くても詰まりやすいため、注意が必要です

節水型のトイレ(タンクレストイレ)

リフォームや家を新築した方の中には、節水型のトイレを設置している方もいるでしょう。

 

従来のトイレと比較すると、半分以下の水の量で流すことができるので、節水・節約の効果は抜群です。

 

しかし、節水型のトイレは水の量が少なく詰まりやすいため、注意してください

節約のためトイレタンクに何か入れている

「トイレタンクの中にペットボトルを入れると、節水できる」という方法が広く知られています。たしかに流れる水の量を減らすことができるので、節水効果はあります。

 

しかし、水の量が減れば、排水管の中が詰まりやすい状態となります。

 

また、タンク内部でペットボトルと部品がひっかかると、トイレの故障の原因にもなるので、タンクに入れるのはあまりおすすめできません。

家がマンションや高台にある

マンションの2階以上、もしくは高台にあるトイレも、詰まりやすいトイレの一つです。高い場所にあるトイレは、1階にあるトイレと比較すると、水圧が低くなってしまいます

 

通常のトイレは、タンクの中で水が落ちる勢いを利用して便器内に水流を起こすので、そこまで影響はありません。

 

水圧を利用して水を流すタンクレストイレの場合は、特に水の勢いが足りなくなり、詰まりの原因に繋がりやすくなっています。

トイレが詰まりやすい原因5選

トイレが詰まりやすい原因5選

トイレが詰まりやすい原因を5つ解説します。

家のトイレが詰まってしまった方は、心当たりの原因はありませんでしょうか。

トイレのタンクの水不足

  • 節約のために意図的に水を減らしている
  • 設備不良で水が少なくなっている

いずれにしても、トイレのタンク内の水が少ないと、トイレに流れる水の量も少なくなります。

 

水量不足によって、汚物やトイレットペーパーなどが奥まで流れ切らず、排水管の途中に残ってしまい、トイレが詰まる原因となります。

大量のトイレットペーパーを流した

意外かもしれませんが、トイレ詰まりの原因で多いのが、トイレットペーパーです。

 

トイレットペーパーは水に溶けるようにできているため、常識の範囲内で流している分にはもちろん問題ありません。しかし、一気に大量に流すと、便器や排水管で詰まってしまいます。

 

トイレットペーパーがトイレ詰まりの原因の場合、自力で対処できる可能性は比較的あるので、後ほど解説する解消方法を試してみてください。

水溶性ではないものを流した

ティッシュペーパーや紙おむつ、生理用品をトイレに流す人がいますが、これらはトイレットペーパーと違って水に溶けにくい素材でできています。

 

特に、おむつや生理用品に関しては水を吸収することで排水管内で膨れ上がるので、排水をせき止めてしまう原因になりやすく、注意が必要です。必ず適切な方法で処分しましょう。

ペット用のトイレ砂を流した

ペット用のトイレ砂の中には水に流せるタイプがありますが、やはり大量に流すとトイレが詰まる原因になります。

 

トイレに流せると便利ですが、一気に流すのはトラブルの元なので絶対NGです。

 

ペット用トイレ砂はできるならばトイレには流さず、通常ゴミとして処分することをおすすめします。

固形物を誤って流してしまった

よくあるのがスマホや時計、財布やたばこ、トイレの掃除用具などです。便器に落としたことに気付かないまま、水を流してしまうこともあるでしょう。

 

これらの固形物は当然水には溶けないので、つまようじや硬貨のような小さなものでも排水管などで引っかかり、そこをきっかけに汚物や紙類が絡んで、詰まりの原因になります

詰まりやすいトイレを放置するリスク

詰まりやすいトイレを放置するリスク

「詰まりやすいトイレ」や「詰まってしまったトイレ」をしばらく放置する人がいます。

 

自宅に2つ以上トイレがある、しばらく家をあけるので使わないなどの理由で、詰まったトイレをすぐに直さず放置する人がいますが、放置は控えてください。放置したせいで、さらに事態が悪化するリスクがあります。

自力で直せなくなる

トイレ詰まりは、放置し続けると詰まりがどんどん悪化していくことがあります。

 

気付いたときは「あれ、少し水が流れにくいかな」程度だったものが、そのまま使い続け、完全に詰まってしまうことはよくあります。

 

初期段階で対処していれば、自力で解消できたかもしれませんが、悪化したことによって専門業者に修理を依頼しなければいけなくなることもあります。

 

トイレの状態が悪化すればするほど修理費用は高くなるので、「詰まりやすい」と感じたら、深刻化する前に対処することが大切です。

逆流してくる

トイレが詰まると、水が流れないだけではなく、排水が逆流してくるリスクも抱えています。

 

便器の中の水や汚物があふれ出し、臭いも衛生的にも最悪で、細菌に感染する危険性もあります。

 

軽度の詰まりであれば、便器の水が逆流してあふれるようなことにはならないので、早めに対処することが重要です。

下の階にトラブルが拡大する

もしあなたがマンションなどの集合住宅に住んでいるなら、トイレ詰まりのトラブルは、下の階の人にも影響を与えかねません。

 

集合住宅の場合、排水管は各部屋で共有しているため、1つのトイレが詰まると、他の部屋のトイレにも悪影響を及ぼす危険性があります

 

他の部屋のトイレが詰まる、逆流する、水漏れするなど、かなり深刻なトラブルに繋がりかねませんので、集合住宅にお住まいの方は特に注意が必要です。

 

マンションのトイレ詰まりについては、下記の記事でも詳しく解説しています。

 

⇒マンションのトイレつまりの原因・対処法を詳しく見てみる

トイレ詰まりを解消する方法

トイレの詰まりを解消する方法

トイレが詰まってしまった場合、原因や状態によっては業者に頼まずとも、自力で詰まりを解消できることがあります。

ご家庭でもできる、トイレ詰まりの解消方法を6つご紹介します。

お湯で詰まりを溶かす

まずは「お湯」を使って、トイレ詰まりの原因物を溶かす方法です。トイレ詰まりの原因が、トイレットペーパーなどの水溶性の紙類に効果が期待できます。

  1. 便器の中の水を極力バケツなどに汲みだす
  2. お湯(45℃くらい)を用意し、便器の少し高めから便器の中へ注ぎ入れる
  3. 2の作業を2~3回繰り返す
  4. 1時間程度放置し、ふやけさせる

トイレの便器は陶器でできているので、熱湯をかけると割れてしまいます。絶対に使わないでください。

重曹とクエン酸で溶かす

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お湯に加えて、「重曹」と「クエン酸」を一緒に使えば、さらに効果が期待できます。

便器内の水位が上がっている場合は、あらかじめ汲みだしておき、電源コードも抜いておきましょう。

  1. 重曹(50g程度)を便器内に入れる
  2. クエン酸(100g程度)も入れる
  3. お湯(45℃くらい)を注ぎ入れ、1時間程度放置する

放置した後に水を入れるときは、詰まりが解消できていない可能性も考慮して、ゆっくり注ぎましょう。

食器用洗剤で溶かす

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「重曹もクエン酸も持っていない」という方は、液体の食器用洗剤でも代用できます。

重曹・クエン酸のときと同様、水位を調整し、電源コードは抜いておきます。

  1. 液体の食器用洗剤(100cc程度)を便器の中に入れる
  2. ゆっくりお湯(50〜60℃くらい)を注ぎ、20分程度放置する

放置後に無事水位が下がっていれば、もう一度お湯を流し入れて最終チェックをしましょう。

ラバーカップで除去する

「ラバーカップ(スッポン)」も、トイレ詰まりの解消におすすめです。万が一の時ときに備えて、1つ用意しておくと便利です。

  1. カップ部分が水に浸かるように水位を調整する
  2. カップを便器に密着させる
  3. 棒をゆっくり押し込み、勢いよく引っ張る ※噴きこぼれ注意
  4. 詰まりが解消できるまで、3の作業を繰り返す
  5. バケツで水を流し、詰まりが解消できたか確認する

ラバーカップは、トイレットペーパーの詰まりなどには効果的ですが、スマホなどの固形物を取るのには向いていません。

真空式パイプクリーナーを使う

ラバーカップをより強力にしたものが「真空式パイプクリーナー」です。

基本的な流れは、ラバーカップと大きく変わりません。

  1. カップ部分が水に浸かるように水位を調整する
  2. 真空式パイプクリーナーのハンドルを押したまま、便器に押し付ける
  3. ハンドルを引いたり、押したりを繰り返す
  4. バケツで水を流し、詰まりが解消できたか確認する

真空式パイプクリーナーはパワーも強力かつハンドルがあって操作しやすいので、ラバーカップでは取れなかった詰まりの解消も期待できます。

ワイヤーブラシを使う

「ワイヤーブラシ」を使って、詰まったモノを直接かき出すという方法もあります。

 

この方法だと、紙類だけではなく固形物も取り除くことができますが、若干テクニックがいります。

 

無理矢理ワイヤーを突っ込むと

  • 便器や排水管を傷つけてしまう
  • 詰まりの原因物を排水管の奥に押し込んでしまう

などの危険があるので、行き詰ったときはあまり無理せず、専門業者に依頼した方が良いでしょう

トイレ修理業者に依頼した場合の料金事例

専門業者に依頼した場合の料金事例

トイレが詰まった時に無理矢理水を流そうとしたり、異物を取ろうとしたりすると、詰まりの状態を悪化させてしまう可能性があります。

 

「自力で直すのは難しい」と感じた場合は無理せず、トイレの修理業者に相談しましょう。

 

ここでは、専門業者にトイレ詰まりの修繕を依頼した場合の費用を、弊社『クリーンライフ』の料金事例を参考に紹介します。

 

<クリーンライフのトイレつまり修理の料金表>
作業内容 修理時間目安 修理料金目安
トイレ詰まり
(軽度な詰まり)
30~60分 5,500円
トイレ詰まり
(高圧ポンプ使用)
30~60分 5,500円
トイレ詰まり
(ドレンクリーナー使用)
30~60分 16,500円~
トイレ詰まり
(高圧洗浄機使用)
30~120分 27,500円~
藥品洗浄 30~60分 8,800円
洋式トイレ脱着工事費 30~60分 33,000円

トイレ修理業者の選び方のポイント3つ

専門業者の選び方 3つのチェックポイント

相談するトイレ修理業者を選ぶとき、注目すべきは料金だけではありません。さまざまなポイントを比較して、総合的に判断して業者を選ぶ必要があります。

 

チェックすべきポイントを3つに分けて、紹介します。

1.料金プランが明確か?

料金についてはトイレ修理業者のホームページで確認するだけではなく、不明点があれば作業員の人に直接確認しましょう。料金や工事内容の説明が分かりやすいか、チェックしましょう。

 

他社と比べて料金設定が極端に安い場合は、要注意です。基本料金だけだと低価格に見え、作業料金や出張費などの追加料金で、最終的に割高になってしまうケースもあるので、詳細までチェックしてください。

2.事前見積もりに対応してくれるか?

トイレ修理の作業に着手するまでに、見積もりを出してくれるかもポイントです。余計なトラブルに巻き込まれないようにするためにも、作業開始前に必ず正確な見積もりを出してもらい、金額や作業内容に納得した上で話を進めましょう。

 

トイレ詰まりなどの水回り修理は状態によって金額が変動するので、直接トイレを見て点検してくれる「出張見積もり」がおすすめです。

 

また、初めから業者を決めることはせず、複数の業者に「相見積もり」を依頼して、料金や修理内容、アフターフォローなどについて比較しましょう。

3.スピード対応か?

依頼してからどれくらいのスピードで対応してくれるかも、大切なポイントです。

 

おすすめは「即日対応可能」なトイレ修理業者です。ちなみに、弊社クリーンライフ24時間365日対応で、最短30分で現場へ駆けつけます

 

ただし、スピード対応が良いとはいえ、必要以上に修理を急がせる業者には注意しましょう。

 

万が一、少しでも不審に感じるところがあれば絶対に契約せず、水道局・各自治体の消費者センター・警察などに相談しましょう。

詰まりやすいトイレのトラブル予防策

詰まりやすいトイレのトラブル予防策

最後に、普段からできる「トイレを詰まらせないための予防策」について紹介します。

特別難しいことをするのではありません。大切なのは、日々の小さな気遣いの積み重ねです。

トイレットペーパー以外のモノは流さない

トイレを詰まらせないためには、まず「トイレットペーパー以外のモノは流さない」ことを徹底しましょう。「水に流せる〇〇」系のシート類も、トイレットペーパーより厚手になりがちなので、避けるのが賢明です。

 

どうしてもトイレで流したい方は、一気にまとめて流さず、1枚ずつ水に流すようにしてください。

タンクや便座付近にモノを置かない

「トイレの中に誤ってモノを落とさないようにしましょう」だけでは、なかなか注意のしようがありませんので、まずはタンクや便座の近くにモノを置かないことを徹底しましょう。

 

スマホをはじめ、トイレの掃除用具や置物などを便座近くに置かないように気を付けるだけで、誤って便器に落としてしまうリスクはほとんどなくなるはずです。

タンクの中にペットボトルなどを入れて節水しない

節水・節約も大切ですが、基本的にタンクの中にはペットボトルなど余計なものは入れないでおきましょう。

 

ペットボトルを入れるリスクは、水量が減ってしまうだけではなく、物理的にタンクの故障を引き起こす危険性もゼロではありません。トイレは正しく使いましょう。

詰まりやすいトイレの対策はお早めに

詰まりやすいトイレの対策はお早めに

トイレが詰まってしまうと、生活は一気に不便になってしまいます。まずは、普段の生活からトイレが詰まらないよう意識することが大切です。

 

しかし、万が一トイレが詰まってしまったとき、自力で対処できないと判断した場合は、なるべく早くプロの業者に相談することをおすすめします。

 

私たちクリーンライフ』は24時間365日お問い合わせに対応しています。市町村から指定を受けた指定給水装置工事事業者なので、安心してご利用いただけます。最短30分で駆けつけ、現地調査・出張見積もりは無料です。ぜひお気軽にご相談ください。

 

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