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排水管トラブルの対処法・修理

排水管の高圧洗浄をするデメリット、メリットについて解説します。

 

高圧洗浄には水圧で汚れを一掃するといったメリットがある一方で、以下のようなデメリットがあるので注意が必要です。

  • 高い水圧でものを壊してしまう
  • 使い方が悪いと逆流する
  • 曲がった排水管をキレイにするには技術を要する
  • 騒音がひどい

以上の他にもデメリットがあります。

 

この記事ではデメリット・メリットや注意点をお伝えするので、排水管の高圧洗浄をお考えの方は参考にしてください。

排水管の高圧洗浄を自分でするデメリット

高圧洗浄

高圧洗浄機を使って排水管の洗浄をご自分でする場合のデメリットは、以下のとおりです。

  • 汚水が逆流して室内が水浸しになる場合がある
  • 高圧洗浄機を使いこなすために技術を要する
  • 音が大きいので長時間の作業はご近所に迷惑になる
  • 自宅用の高圧洗浄機はパワーがなく落ちない汚れがある

それぞれについて、詳しく説明していきます。

汚水が逆流して室内が水浸しになる場合がある

自分で排水管を高圧洗浄すると、汚水が逆流してしまう可能性がある点がデメリットです。配水管内のつまりがある状態で、高圧洗浄による水を大量に流すと、水の行き場がないために逆流してしまいます。

 

汚水はドロドロになった状態で、細菌が増殖しており悪臭を放ちます。臭い汚水が室内に飛び散ると、大変な状態になりかねません。

 

プロの水道修理業者なら、つまりの状態を把握し、水を調節しながら高圧洗浄を行いますが、慣れていないと水を流し込みすぎる可能性があります。

 

逆流が起きてしまったら大変です。万が一、逆流が起きたら、以下の記事を参考に対処してみてください。

高圧洗浄機を使いこなすために技術を要する

高圧洗浄機を効率的に使うには、技術と経験が必要です。適切な水量と水圧を守らないと、以下のようなトラブルが生じてしまいます。

  • 排水管が破壊・破裂する
  • 逆流で汚水が飛び散る
  • 高圧洗浄機を離してしまい、大量の水が室内に飛び散る
  • 水圧の高い水が体や室内にダメージを与える

トラブルが起きないように、高圧洗浄機を使いこなせるようになるまで時間がかかります。最初は車を洗うなどの簡単な作業で、機械に慣れていきましょう。

音が大きいので長時間の作業はご近所に迷惑になる

高圧洗浄機は音が大きいので、できれば平日の昼間に作業した方がいいでしょう。

 

夜間や休日などご近所の方が休んでいるときに騒音を出すと、トラブルの原因になります。しかし、平日の昼間に時間が取れない人も多いでしょう。

 

また、仮に平日の昼間に作業していたとしても、慣れていないと短時間では済まされません。何時間も騒音が続くと、トラブルになってしまいます。

 

水道修理業者に依頼すれば、適切な時間帯に1ヶ所あたり10分〜30分で作業が終わります。騒音が問題にならない時間帯に依頼すれば、問題ないといえるでしょう。

自宅用の高圧洗浄機はパワーがなく落ちない汚れがある

業者が使う高圧洗浄機と比較すると、自宅用に販売されている高圧洗浄機はパワーがないので、期待できるほど汚れを落とせません。

 

車など見えるものの洗浄には問題ありませんが、排水管のように見えにくく、形状が特殊なものを洗浄する場合は、ある程度の水圧が必要です。

 

排水管の曲がっている箇所は、水圧が低いと汚れが落ちない可能性が高いです。とはいえ、業務用の高圧洗浄機を購入するとなると40万円以上する上、機械そのものが重く使いこなせるかどうかはわかりません。

排水管の高圧洗浄を自分でするメリット

メリット

高圧洗浄をご自分でするデメリットをご紹介しましたが、以下のようなメリットもあります。

  • 業者に依頼するより安い
  • 気軽にすぐ洗浄できるので重症化しない
  • 購入した機械は排水管洗浄以外にも利用できる

それぞれについて説明します。

業者に依頼するより安い

高圧洗浄機は安いもので、2万円以下の機種から販売されています。一般的に使われるものとして35,000円前後で、排水管洗浄用のパイプクリーナー付きの機種が主流です。

 

一度購入すると、何度でも利用できるため、結果的に業者に依頼するより安くなります。繰り返し使っているうちに、上手に高圧洗浄できるようになるかもしれません。

気軽にすぐ洗浄できるので重症化しない

高圧洗浄機が自宅にあると、排水管が少し汚れた程度で頻繁に洗浄できるので、排水管のつまりが重症化しにくくなるのもメリットです。

 

つまりが排水管の奥深くにあると、ご自分での対応は難しいです。しかし、排水口近くのついたばかりの汚れなら、自宅用の高圧洗浄機で十分除去できます。

 

「排水管の流れが悪いな」と感じたら、気軽に高圧洗浄できるので、きれいな状態の継続が可能です。頻繁に洗浄していれば、悪臭対策にもなります。

購入した機械は排水管洗浄以外にも利用できる

高圧洗浄機は、排水管の洗浄以外に、以下のようなさまざまな箇所の掃除に利用されます。

  • 汚れの落としにくい網戸の掃除
  • サッシの窓枠の汚れ落とし
  • 住宅の外壁の掃除
  • 車の洗浄
  • 駐車場の床掃除

排水管の洗浄ほどスキルを必要としないので、積極的に利用してみてください。

 

水だけでも汚れを落とせ、手で掃除するよりも頑固な汚れが取れるので、常にきれいを保ちやすくなります。

排水管の高圧洗浄を業者に頼むメリット

水道修理業者

水道修理業者に高圧洗浄を依頼するメリットは、以下の3つです。

  • 確実に排水管をキレイにする
  • 逆流や排水管破壊といったトラブルがない
  • 排水管を点検してトラブルを予防できる

それでは、それぞれについて見ていきましょう。

確実に排水管をキレイにする

ご自分でする高圧洗浄と、業者の高圧洗浄との違いは、次の2点です。

  • 業者用の高圧洗浄機は威力がある
  • スタッフの高圧洗浄機を操るスキルが高い

カーブの多い排水管の汚れは、慣れていない人が洗浄すると除去できず、残りがちな箇所です。しかし、プロの水道修理業者なら、水流を上手にコントロールして短時間で洗浄し、キレイにしていきます。

逆流や排水管破壊といったトラブルがない

業者の高圧洗浄はスタッフのスキルが高いため、トラブルが起きにくい点もメリットです。

 

高圧洗浄機は水圧が高すぎると逆流が起き、排水口から汚水が排出して、キッチンや洗面所などの床を汚してしまいます。

 

また、排水管内の圧力が高くなりすぎて、排水管にヒビが入ったり割れてしまったりというトラブルが起きてしまいがち。

 

その点、水道修理業者なら配水管内の状態を確認しながら、水圧を上手にコントロールするので力が入りすぎて起きるトラブルがありません。

 

⇒クリーンライフに排水管の高圧洗浄を相談してみる

排水管を点検してトラブルを予防できる

水道修理業者は、排水管の洗浄をするだけではありません。不安材料を見つけたら、適切な処置もしてくれるので、トラブルを回避してくれる点も大きなメリットです。

 

親切なスタッフは高圧洗浄の作業の過程で、配水管内のトラブルを予想し、トラブルが起きないためにどうしたら良いかをアドバイスしてくれます。

 

そもそも高圧洗浄の目的は、つまり解消だけではありません。つまり予防のためにも有意義です。定期的な高圧洗浄をしていると、排水管が長持ちして、長い目で見れば節約にもなります。

 

以下の記事で、高圧洗浄の必要性などを説明しているので、参考にしてください。

業者に排水管の高圧洗浄を依頼するデメリット

水道修理業者に高圧洗浄を依頼すると、以下のようなデメリットもあります。

  • 2〜3万円ほど費用がかかる
  • 集合住宅は他の住宅に影響を与える場合もある
  • 悪徳業者に依頼してしまうとトラブルになる

デメリットを確認し、依頼するかどうかを検討してください。

2〜3万円ほど費用がかかる

高圧洗浄は高額な作業です。マンションなどの集合住宅は、高額でも戸数で割るので、一世帯あたり5,000円程度ですが、戸建てだと2〜3万円近くかかります。

 

汚れがひどいともっと高額になる可能性も。一方、自分で高圧洗浄する場合は、一度高圧洗浄機を購入すれば、何度でも繰り返し使えるため経済的です。

 

以下の記事で戸建てで高圧洗浄を依頼した際の料金について説明しているので、参考にしてください。

集合住宅は他の住民に影響を与える場合もある

マンションなど集合住宅にお住まいの場合は、一般的に定期的な洗浄を行っていることがほとんどです。しかし、排水管の汚れや悪臭が気になって、排水管洗浄を個別にしたいと思うこともあるでしょう。

 

集合住宅でも、排水管の高圧洗浄を依頼することは可能です。しかし、建物の構造によっては、排水管の高圧洗浄をすると他の住民に影響を与える可能性もあります。

 

そのため、高圧洗浄を業者に依頼しても良いかどうかは、管理会社または大家さんに問い合わせが必要です。問い合わせれば、マンション全体の洗浄をしてくれる可能性があります。

 

マンションの排水管洗浄について、以下の記事にまとめています。マンションにお住まいの方は、参考にしてください。

悪徳業者に依頼してしまうとトラブルになる

万が一、悪徳な水道修理業者に依頼すると、以下のようなトラブルが生じます。

  • 高額請求される
  • 十分に洗浄されない

悪徳業者は見積もりをしていても、作業後に高額請求するケースがあるので注意が必要です。以下の点に当てはまると、悪徳業者の可能性が高いといえます。

  • 見積もり金額が異常に安い
  • 見積もり後に契約をせかす
  • ホームページの会社概要に住所や連絡先などの情報がない

見積もり金額が適正価格の業者がおすすめです。以下のポイントを押さえて、優良業者を選んでください。

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • 口コミが多く、高評価が多い
  • 3社以上に相見積もりをする

業者選びに不安のある方は、以下の記事を参考にしてください。悪徳業者の特徴や、水道修理業者を選ぶコツが説明されています。

排水管の高圧洗浄をする回数を抑えて節約する方法

排水管を洗浄

排水管の高圧洗浄の頻度は、戸建ての場合で3~5年に1回が理想的です。できるだけ回数を抑えるために、排水管の汚れが蓄積しないようにすると節約できます。

 

排水管をきれいに維持するために、以下の方法を試してみてください。

  • 定期的に排水管を洗浄する
  • 排水管が汚れないように予防する

それでは、具体的にどのようにすれば良いのかを説明します。

定期的に排水管を洗浄する

液体パイプクリーナーや重曹を使って、定期的に排水管内を洗浄すると汚れが蓄積されません。水回り箇所によって主な汚れの種類が変わるので、汚れに合わせた液体パイプクリーナーを選ぶとさらに効果的です。

 

液体パイプクリーナーには、主成分の違いによって次の2種類があります。

  • 次亜塩素酸ナトリウムを主成分にするタイプ
  • 水酸化ナトリウムを主成分にするタイプ

毛髪などのタンパク質成分がつまりの原因となるお風呂や洗面所には、毛髪を溶かす次亜塩素酸ナトリウムが主成分の液体パイプクリーナーがおすすめです。

 

一方、油汚れの多いキッチンの排水口には、水酸化ナトリウムを主成分にした液体パイプクリーナをご利用ください。

 

液体パイプクリーナーに含まれる強い成分の臭いや液体のアレルギーが心配な方は、重曹とクエン酸の利用がおすすめです。以下の記事で気軽にできる排水管の洗浄方法を解説しているので、参考にしてください。

排水管が汚れないように予防する

排水管が汚れないようにすることも、重要です。以下のような方法なら、特別なことをせずに排水管の汚れを予防できます。

  • ヘアキャッチャーや目皿にネットをつける
  • こまめに排水口を掃除する
  • 油汚れがある食器類は一度キッチンペーパーで拭き取ってから洗う
  • 洗面所・トイレなどで嘔吐しない
  • 余った食品をトイレに流さない

ヘアキャッチャー等に設置するネットは、100円ショップにも置いています。30〜40枚がセットになっており、気軽に使い捨てできるので、リーズナブルです。

 

そのほか、できるだけ排水口に異物が流れ込まないように、また、流れてしまったらすぐに除去して、排水管が汚れないようにしましょう。

 

排水管の清掃方法は、以下の記事が参考になります。

排水管の高圧洗浄をご検討中なら

排水管の高圧洗浄をご自分でする場合のデメリット・メリット、業者依頼のメリット・デメリットをご紹介しました。

 

排水管の高圧洗浄をお考えなら、信頼できる水道修理業者への依頼がおすすめです。業者選びに迷ったら、『クリーンライフ』までご相談ください。

 

クリーンライフは300以上の自治体で水道局指定工事店として指定されている、信頼性が高い業者です。24時間365日対応しておりますので、急なトラブルでお困りの際もお気軽にお問い合わせください。

 

⇒クリーンライフに排水管の高圧洗浄を相談してみる

2024.08.31

汚水枡があふれる原因や対処法を解説します。

 

汚水枡があふれると、以下のようなさまざまなトラブルが起きる可能性があります。

  • 周辺に悪臭が広がる
  • 住宅内の水回りがつまりやすくなる
  • 逆流が起きる

自分でできる対処法や業者に依頼すべきケース、自治体が対応するケースについても詳しく説明するので、参考にしてください。

汚水枡があふれる原因

原因

汚水枡から汚水があふれる原因は、主に次の3つが考えられます。

  • 汚水枡のつまり
  • 排水管の傾斜不足
  • 便器に流す水量が少ない

それぞれについて、もう少し詳しく説明します。

汚水枡のメンテナンス不足によるつまり

汚水枡のつまりの原因の一つは、メンテナンス不足です。

 

マンションにお住まいなら管理会社が年に1度程度、業者に依頼してメンテナンスをするので、汚水枡が詰まることはほとんどありません。

 

しかし、戸建てだと、うっかり忘れてしまうことがあるので、汚水枡のトラブルは戸建ての方が起こりやすいといえます。

⇒汚水枡のつまり解消方法を見てみる

地震などの衝撃で排水管の傾斜がなくなった

住宅内から流れる汚水は、排水管を通って汚水枡に注がれます。汚水枡は、キッチンや浴室、トイレといった水回りごとに設置されており、排水管で繋がっています。

 

液体が自然に流れるためには、傾斜が必要です。しかし、大きな地震などで排水管の形状が変わってしまうと、傾斜がなくなったり、傾斜の方向が反対になったりします。

 

排水管の傾斜がなくなって、汚水が流れなくなると汚水があふれてしまいます。

⇒排水管の傾斜がなくなった場合の解消方法を見る

節水により水を流す量が少なすぎる

近年は節水型のトイレが増えたために、トイレつまりが増加しています。節水型のトイレは、少量の水で流せて、水道代が節約できる点が人気です。

 

しかし、水量が少ないため、汚水枡付近の排水管で汚水や排泄物などがとどまってしまうことがあります。そのため、汚水枡のつまりが起きて、結果的にあふれてしまうのです。

 

節水型トイレではなくても、タンク内にペットボトルを入れるような節水対策をしている場合も、同様に水量不足の問題が起きてしまいます。

 

節水している場合は、汚水枡の点検・メンテナンスを従来のトイレよりも頻繁にする必要があります。

⇒汚水枡の掃除方法を見てみる

つまりが原因であふれる汚水枡の解消方法

汚水枡

汚水枡があふれる原因がつまりなら、汚水枡の掃除をすれば解消できます。詰まっている汚水枡を見つけて、掃除をしましょう。

 

汚水枡で詰まっている場所の特定方法やフタの開け方、掃除方法を順に説明していきます。

汚水枡の詰まっている場所を確認する方法

汚水枡は敷地内に複数設置されているため、どの部分でつまりが発生して汚水枡があふれるのかの特定が必要です。

 

汚水枡のフタをひとつずつ開けて内部を確認し、ひとつ下流の汚水枡とのつながり部分につまりの原因がないかを見ていきましょう。

 

  • 汚水桝を今までに一度も開けたことのない方は、まずは汚水枡がどこにあるのか見つけることが必要です。上に大きな植木鉢を置いたり、花壇を作って土を被せてしまったりという可能性もあります。

 

次にフタの開け方を説明します。フタの一部に切り欠きがあるので、マイナスドライバーのような金属製の薄い板状のものを差し込んで、てこの原理で押し上げてください。

 

つまりがある箇所は、汚水が溜まった枡と溜まってない枡の間の排水管です。

汚水枡のつまりを解消する掃除方法

自分で汚水枡のつまりを解消する掃除方法について説明します。

掃除に必要な道具

掃除に必要な道具は、始める前に全部用意しておきましょう。体が汚れるので、作業を始めたら家に入るのは作業後のお風呂まで我慢してください。

  • マイナスドライバーのような金属製の板状のもの
  • スコップやひしゃくなど
  • 三角コーナーのような穴の空いた容器
  • 長めの柄のついたタワシ
  • 大きめのゴミ袋
  • 雑巾・ボロぎれ
  • 散水ホース、または高圧洗浄機
  • 台所用洗剤(中性洗剤)
  • バケツ

汚れても大丈夫な服・マスク・ゴム手袋を着用して、作業を始めましょう。

 

水を入れたバケツを用意しておくと、道具の洗浄・保管や手洗いに便利です。大きめのゴミ袋には、新聞紙等を入れておきましょう。沈殿した物をゴミ袋に入れたときに、水分を吸い取ってくれます。

掃除の手順

汚水枡の掃除は以下の流れで行います。

  1. 汚水桝のフタをマイナスドライバーなどで開ける
  2. 表面に浮かぶゴミをひしゃく等で取り除いて、一旦三角コーナーに保管する
  3. 雑巾などを持ってエルボを外し、水の入ったバケツに入れる
  4. 底に沈殿している物を取り除く
  5. 排水管を散水ホース、または高圧洗浄機で洗浄する
  6. 汚水桝の壁面をタワシでこすり洗いする
  7. 水を流してみる
  8. エルボを設置してフタをする

以下の記事で、自分で掃除する方法を説明しているので、参考にしてください。

汚水枡の掃除で注意したいこと

汚水枡の掃除をする際に注意したいことを紹介します。注意点を読んで、自分でできるかどうか判断してください。

悪臭や汚れを我慢しなくてはいけない

汚水枡はさまざまな汚物が絡み合って、強烈な悪臭を放ちます。掃除中に飛び散った汚水は、衣服に付着したら取れなくなる可能性も。

 

臭いを我慢するために、マスクは必須です。しかし、マスクをしていても臭います。

作業中は住宅内で水を使わない

汚水枡の掃除中に住宅内で水を使うと、汚水枡に流れ込んできます。作業の邪魔になるので、できるだけ水の使用を控えるようにしてください。

 

とはいえ、長時間に渡って水を使わないわけにはいかないので、できるだけ迅速に作業を進めましょう。

原因によっては掃除しても解消しない可能性も

汚水枡のつまりが原因だと思っていたら、別の原因だったというケースも。以下のような原因なら、汚水枡の掃除をしても解決しません。

  • 排水管の不具合
  • 排水管の傾斜不足
  • 汚水枡の劣化
  • 汚水枡に入り込んでいる木の根

せっかく掃除しても徒労に終わってしまうので、原因を特定してから作業を始めましょう。

あふれる汚水枡の解消を業者に依頼すべきケース

水道修理業者

以下のようなケースは、水道修理業者への依頼がおすすめです。汚水枡の掃除をしても、解消できません。

  • あふれる原因がわからない
  • あふれる原因が汚水枡の劣化
  • あふれる原因が排水管の傾斜不足
  • あふれる原因が汚水枡に入り込んだ木の根
  • 自分で解消する自信がない

それぞれについて、説明します。

あふれる原因がわからない

汚水枡の中を見ても、汚水枡から汚水があふれる原因がわからないときは、業者への依頼がおすすめです。

 

掃除をすれば確実に解消できるのなら、頑張って掃除できるでしょう。しかし、掃除をしても解消できないようなら、原因を業者に特定してもらった方が確実です。

あふれる原因が汚水枡の劣化

汚水枡の劣化があふれる原因であれば、掃除をしても解決できません。特に、古くなったコンクリート枡でヒビが入っているなら、交換する必要があります。

 

コンクリート枡の寿命は、約20年です。新築の家屋でも、汚水枡は従来のものをそのまま使っているというケースもあります。汚水枡の交換は、古い汚水枡を掘り起こすといった工事が必要です。業者に依頼するしかありません。

 

汚水枡の交換については、以下の記事を参考にしてください。

あふれる原因が排水管の傾斜不足

衝撃や劣化によって排水管が移動してしまい、傾斜不足になっていたら、排水管を理想的な状態に調整する必要があります。

 

排水管の修理ができるのは、水道局指定工事店だけです。業者に依頼するときは、必ず水道局指定工事店に指定されているかどうかを確認しましょう。

 

水道局指定工事店については、以下の記事を参考にしてください。

あふれる原因が汚水枡に入り込んだ木の根

汚水枡のそばに木が生えていると木の根が入り込んでしまい、トラブルになります。特にコンクリート製の汚水枡は経年劣化でヒビが入ってしまうと、木の根が入り込みやすいので注意が必要です。

 

木の根を除去するのは、とても大変な作業です。また、木の根を取り除いたあと、汚水枡の交換が必要になるケースも多いので、業者へ依頼することをおすすめします。

自分で解消する自信がない

以下のようなさまざまな理由で、自分で作業を続けられる自信がない場合は、業者に依頼しましょう。

  • 臭いに敏感
  • 疲れやすい
  • 時間がない
  • 道具がない
  • 汚水枡のフタが開けられない
  • 汚水枡がどこにあるか見つけられない

経験のあるスタッフなら、適切な方法で汚水枡のトラブルを解消します。

あふれる汚水枡の解消を業者に頼む際の料金目安

PRICE

あふれる汚水枡の解消を水道修理業者に依頼した際に、発生する作業と料金相場をご紹介します。

作業内容 料金相場
汚水桝の清掃 1ヶ所につき2,000円〜
トーラーによるつまり除去 30,000円〜
高圧洗浄機によるつまり除去 25,000円〜
排水管の調整 8,000円〜
排水管の一部交換 10,000円〜15,000円
塩ビ製の汚水桝に交換 1個につき35,000円〜

水道修理業者が利用する高圧洗浄機は、家庭用よりもパワーがあり、つまりをすっきりと解消します。トーラーはワイヤーの先に取り付けられた器具を排水管に入れて、つまりの原因をこそげ取ります。

 

いずれも家庭用よりも効率的に、排水管の奥深くまで対応できる点が魅力です。特に高圧洗浄機は使い方が難しく、技術や経験のない人がパワーのある高圧洗浄機を使うと、逆流して住宅内にダメージを与えてしまうかもしれません。

 

水道修理業者なら、適切な方法で短時間でトラブルを解決します。

 

上記の作業料金以外に、業者によっては以下のような料金がかかります。

基本料金 5,000円~
見積もり 0円~
出張費 0円~3,000円
廃棄費 0円~
深夜・早朝・休日の割増料金 0円~10,000円

上記の料金は問い合わせ時に確認できます。電話のオペレーターが明確に説明してくれる業者が、おすすめです。

 

汚水枡の作業は高額になりやすいので、必ず複数の業者に相見積もりを依頼して、納得のいく業者を選びましょう。

 

業者選びが不安な方は、以下の記事を参考にして悪徳業者を避けてください。

あふれる汚水枡を放置するリスク

放置するリスク

汚水枡があふれている状態で我慢しながら使っていると、次のようなトラブルにつながるので注意が必要です。

  • 悪臭・細菌の増殖による健康被害
  • 水回り機器の不具合

それぞれについて、説明します。

悪臭・細菌の増殖による健康被害

あふれる汚水枡を放置すると、悪臭がどんどんひどくなります。汚水枡周辺だけではなく、悪臭が排水管を通って、住宅内の排水口やトイレからも入り込んでしまいます。

 

悪臭があるということは、細菌が増殖しているということです。細菌が空気中に広がり、排水口から住宅内に入り込むと、常に細菌を吸い込んでいる可能性があります。

 

アレルギー体質ではない人も含め、健康に被害が生じるので注意が必要です。

水回り機器の不具合

汚水枡の不具合を放置して逆流を起こし、排水口や便器周辺に汚水が流れ出てしまうと、周辺機器に不具合が生じる可能性が。

 

特に、トイレのウォシュレットやキッチンのタッチレス水栓といった電化製品は汚水を浴びると不具合が生じやすいです。不具合が生じると、修理や交換に費用がかかるので、汚水枡の不具合解消の費用よりも高額になってしまうかもしれません。

公共枡があふれるなら自治体の下水道管理課に連絡

敷地の道路寄りに設置されている公共枡があふれたときは、自分で修理する必要はありません。すぐにお住まいの自治体の下水道管理課に連絡してください。

 

公共枡なのか、自宅の汚水枡なのか迷っている場合は、フタの表面にお住まいの自治体のマークや名前が記されていないか確認してください。

 

自治体によって下水道管理課を置いている機関が、水道局の場合もあれば、市役所の場合もあります。まずは、市役所に問い合わせてみましょう。

公共枡とは汚水が合流する枡

公共枡とは、住宅内の各水回りに設置された、排水枡を通過した汚水が合流する枡のことで、最終枡とも呼ばれます。

 

住宅からの排水は一旦、公共枡にとどまり、異物が沈澱し液体のみが公共の下水道に流れる仕組みです。公共枡は、下水道の負担を軽くします。

 

公共枡をはじめとする排水枡の種類については、以下の記事を参考にしてください。

汚水枡があふれる原因がわからないときは

汚水枡があふれる原因や対処法を解説しました。

 

汚水枡があふれるほど汚れていたら、ご自分での対応は難しいので、業者への依頼がおすすめです。業者選びに迷ったら『クリーンライフ』がおすすめです。

 

全国300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されているので、安心してご利用いただけます。年中無休で24時間稼働しているため、いつでも電話・LINE・メール等で気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフに汚水枡について相談してみる

2024.08.31

汚水枡の種類や役割を分かりやすく解説します。

 

汚水枡は排水枡の1種ですが、一般的に排水枡のことを汚水枡と呼んでいます。排水桝には、次の3つの種類があります。

  • 排水枡(汚水枡)
  • 雨水枡
  • 公共枡

このうち、特にメンテナンスで気をつけたいのが、排水枡(汚水枡)です。

 

今回は、汚水枡の構造や仕組み、素材などについても説明するので、参考にしてください。

汚水枡(排水枡)の種類・役割

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汚水枡は排水枡の1種ですが、一般的に汚水枡と排水枡は同じものを指していることがほとんどです。汚水枡の他に、雨水枡と公共枡が敷地内に設置されています。

 

汚水枡・雨水枡・公共枡、この3種類の排水枡について、役割や仕組みを簡単に説明していきます。

水回り箇所ごとに設置されている「汚水枡(排水枡)」

汚水枡は、お風呂、キッチン、トイレなど水回り箇所ごとに設置されて、排水を受け取ります。「インバート桝」「トラップ枡」とも呼ばれ、汚物が沈澱して水分だけを下水に流す仕組みです。

 

複数の汚水枡が排水管で繋がっており、排水管が少し傾斜しているので、少しずつ排水(汚水)が下水管に向かって流れていきます。

 

汚水枡がつまる原因は、それぞれ異なります。お風呂の汚水枡は毛髪や皮脂、石鹸カス、キッチンは食品カスや油汚れなどが汚れの原因です。

大雨が降っても浸水被害を抑える「雨水枡」

住宅によっては、雨水枡と汚水枡が合体している場合もあります。ベランダの排水口や屋根から続く雨どいなどを伝って、雨水が集められます。

 

浸水のリスクを抑えることが、雨水枡の役割です。雨水枡には、以下の2種類があります。

  • 浸透枡
  • 非浸透枡の泥溜枡

雨水枡2種類の仕組みと特徴を説明します。

浸透枡

浸透枡と呼ばれるように、雨水を地面に浸透させて処理するシステムです。枡の側面や底面に「浸透孔」と呼ばれる穴が空いており、浸透孔から溜まった雨水が地面に浸透していきます。

 

降水量の多い地域では、複数の雨水浸透枡を設置すれば、浸水のリスクを最小限に抑えることが可能です。

泥溜枡(どろだめます)

浸透枡ではない、非浸透枡は汚水枡と同様に、枡の底部に泥などの異物が沈澱するシステムです。泥溜枡と呼ばれることがほとんどですが、会所桝(かいしょます)とも呼ばれる場合もあります。

 

浸透式ではないので、大雨が降るとあっという間に許容量を超えてしまう可能性があるのが欠点です。

 

ハウスメーカーでは、新築する際は浸透枡を推奨しています。浸透桝と泥溜枡で、費用は大きく変わらないようです。

自治体が管轄になる「公共枡」

敷地内の汚水枡や雨水枡から流れてくる汚水などは、下水管に流れる前に一旦公共枡に注ぎ込まれます公共枡は最終枡と呼ばれるように、下水管に入り込む前の最後の枡です。

 

公共枡に接続する排水管までは、水道・下水の所有者(契約者)が管理します。公共枡の設置・管理は、自治体の水道局に義務付けられます。

 

自治体によっては、公共枡のフタが壊れた場合は住んでいる人に交換が義務付けられているので、注意が必要です。フタが壊れてしまったら、水道局に問い合わせてください。

汚水枡の素材による種類は2つ

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汚水枡を素材で分けると、主に以下の2種類です。

  • コンクリート枡
  • 塩ビ枡

それぞれについて、特徴を説明します。

古い住宅で使用されている「コンクリート枡」

コンクリート枡とは、古い家屋で主に使われているコンクリートで作られた枡です。枡本体は、コンクリートで作られており、鋳物(いもの)製のフタが設置されています。

 

基本的にコンクリート枡の寿命は20年程度です。コンクリート枡が設置されて15年以上なら、トラブルが起き始めている可能性があります。

 

コンクリート枡の弱点は以下のとおりです。

  • 劣化や衝撃(地震など)でヒビが入る
  • 排水管との接続部に隙間ができる

隙間ができると汚水が漏れたり、木の根が入り込んだりしてトラブルが頻繁に起きるようになります。住宅内の水回りが詰まりやすくなる原因の1つです。

耐久性のある「塩ビ枡」

最近では、ポリ塩化ビニルで作られた塩ビ枡を設置する住宅が増えています。塩ビ枡は、耐久性に優れており、50年以上の寿命をもつと期待されています。

 

また、地震などの衝撃にも強く、衝撃でヒビができることもほぼありません。トラブルが発生しにくいので、公共枡も含めて多くの排水枡では、塩ビ枡がコンクリート枡に代わって利用されています。

コンクリート枡から塩ビ枡への交換

コンクリート枡の劣化が原因で、水回りのトラブルが増えてくると、コンクリート枡から塩ビ枡への交換を検討している方も多いようです。

 

コンクリート枡にヒビが入って汚水が漏れると、住宅内の水回りのトラブルが起きるだけではなく、悪臭がご近所に迷惑になります。また、害虫も増えるなどさまざまなトラブルの原因になるので、交換がおすすめです。

 

交換費用の相場は、概ね1個につき40,000円~50,000円です。交換する汚水枡の数や汚水枡が設置してある深さなどで、費用が上下します。必ず複数の業者に相見積もりをして、じっくり検討してから契約しましょう。

 

交換の手順や交換費用については、以下の記事で詳しく説明しています。

汚水枡とは

汚水枡

マンションなどの集合住宅に住んでいると、汚水枡のことはあまり考えずに済みます。しかし、戸建てに住んでいると、どこにあるのか、何のためにあるのかを知っておく必要があります。

汚水枡の設置場所は住空間の外

汚水枡は、住宅の水回りごとに複数設置されています。ほとんどの場合は、庭や駐車スペースなど敷地内の地面に設置されており、複数のフタが点在しています。

 

トイレやキッチン、浴室の排水管に接続されているはずなので、探してみてください。あまりフタを開けることはないので、上に大きな植木鉢などを置いて見えなくしているケースも少なくありません。

 

土が被さって、見えなくなっている場合もあります。マイナスドライバーなどで地面を突いていると、金属のフタに当たって見つけられるでしょう。

汚水枡の役割は「異物の分離」「排水管の点検」

汚水枡の役割は、主に以下の2点です。

  • 異物を分離する
  • 排水管の点検に使う

それぞれについて、具体的に説明するので参考にしてください。

異物を分離する

汚水枡は、住宅の水回り(キッチン、トイレ、お風呂など)からの排水が流れる場所です。

 

排水が下水に流れる前に汚水枡に入り、油汚れの塊や排泄物などの異物を沈澱させて、できる限り水分だけを下水に流す役割をしています。

 

汚水枡には、少しずつ異物が沈澱していくので、定期的に異物の除去が必要です。そのため、定期的にメンテナンス(掃除)をしないと、トラブルになります。

 

マンションは年に1度など定期的に掃除をしていることがほとんどなので、汚水枡が原因のトラブルは稀です。しかし、戸建ての場合、所有者が自分でメンテナンスをしなくてはいけないので、うっかり忘れたことがトラブルにつながります。

排水管の点検に使う

排水管のどの部分にトラブルがあるのかを、汚水枡を使って点検します。

 

汚水枡がなければ、排水管は1本の管でしかありません。しかし、汚水枡を通して内部を確認し、どの部分に詰まりが生じているのか点検できます。

汚水枡の構造・システム

排水管から入った排水は、一旦、汚水枡の中に入り、固形物と液体に分離します。汚水桝からの排出に使われる排水管には、エルボというL型の管がついており、分離された液体をさらに公共枡方面に流していきます。

 

汚水枡に入った排水は、油分のような水より軽いものは表面に浮かび、排泄物などの固形物は沈澱するシステムです。

 

汚水枡で分離するので、公共枡、ひいては下水道に余計な汚物が入り込まず、下水道のトラブルを抑制しています。

汚水枡とマンホールの違い

汚水枡とマンホールは、システム的には同じ構造です、しかし、以下の点で大きく異なります。

  • 大きさ
  • 設置されている深さ
  • 設置されている場所

マンホールは、名前のとおり人(マン)が入る大きさです。地下に設置されている下水管や、電源ケーブルを点検して修理するために使われます。

 

また、設置されている深さはマンホールが10m程度に対し、汚水枡は1mに満たない場合がほとんどです。

 

マンホールの設置場所は個人の敷地内ではなく公道で、管理は自治体が行います。一方、汚水桝(排水枡)は、個人の敷地内に設置されており、大きさはそんなに大きくありません。

 

下の記事で汚水枡の仕組みやトラブルについて、詳しく解説しているので参考にしてください

汚水枡のメンテナンス不足で起きるトラブル

注意

汚水枡のメンテナンスは、住宅内の水回りをスムーズに使うためにとても重要です。メンテナンスを怠ると、以下のようなトラブルの可能性があるので、注意してください。

  • 住宅内の水が流れにくくなる
  • 排水溝が臭くなる
  • 汚水枡があふれる

それぞれについて、説明します。

住宅内の水が流れにくくなる

住宅内の排水は、汚水枡に流れ込むシステムです。汚水枡に異物が溜まっていれば、排水が流れ込む余地が少なく、流れが悪くなります。

 

生活スタイルにもよりますが、特にキッチンの汚水桝が詰まりやすい傾向です。しかし、つまりが生じるとキッチンの汚水枡だけの問題にとどまらず、キッチンの汚水枡の前後の排水管が詰まります。

 

最初は、キッチンの排水口だけが流れにくい状態でも、だんだんと他の排水口にも影響が出てきます。住宅全体で水が流れにくくなるので、迅速な対応が必要です。

排水口が臭くなる

汚水枡は「トラップ枡」とも呼ばれるように、内部に水を溜めて臭いが出ない役割をもつ装置です。

 

しかし、以下のような状態で、トラップ枡としての役割が果たせなくなって、排水口が臭くなる場合があります。

  • 汚水枡が劣化してヒビが入り、水分がヒビから流れ出てしまった
  • 汚物が溜まりすぎて、排水管からの水の流れに問題がある

汚水桝のフタを開けると、状況が把握できます。

お風呂の排水トラップ

排水口には排水トラップが設置されており、下水の悪臭が室内に入り込めないようになっているはずです。しかし、あまりにもひどい臭いが排水管を辿ってくると、排水トラップだけでは阻止できません。

 

排水口から悪臭が入るようになると、住宅全体が臭くなってしまいます。掃除をしても、悪臭が抜けない原因は、汚水枡にあることがほとんどです。

 

排水口の臭いでお困りの方は、以下の記事を参考にして解決しましょう。

汚水枡があふれる

メンテナンスを怠ると、汚水枡内の汚物が蓄積して排水管をふさぎ、汚水枡から汚物が溢れ出てきます。

 

汚水枡はフタをしているので、内部の圧力が高まり、汚物が逆流する可能性も。逆流すると、キッチンやお風呂の排水口、トイレから汚物があふれて出てきてしまいます。

 

汚水枡のフタから汚物がにじみ出て、周囲が悪臭に包まれてしまうと、ご近所にも迷惑がかかってしまう可能性も出てくるので、自宅だけの問題ではありません。

汚水枡のメンテナンス方法

やり方

汚水枡のトラブルが起きないためにも、定期的なメンテナンスが必要です。汚れが蓄積していなければ、ご自分でメンテナンス(掃除)できます。

 

しかし、時間のない方や臭いに敏感な方は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

自分でメンテナンスする方法

汚水枡のメンテナンスの流れは、以下のとおりです。汚れが衣服に付着するので、汚れても問題ない服を着用して作業してください。

  1. 汚水枡のフタをマイナスドライバーなどを使って開ける
  2. 汚水枡の表面に浮かんでいるゴミをひしゃくですくい取る
  3. 内部が見えるように、エルボを外す
  4. 底に沈んでいるゴミをこそげ取る
  5. 汚水枡に接続している排水管を、散水ホースまたは高圧洗浄機で洗浄する
  6. 汚水枡の壁面を柄のついたタワシ等を使って洗浄する
  7. たっぷり水を流して、エルボを設置する

エルボはL字型の、排水管に設置されたパイプです。エルボを設置する前に、ついでに洗浄しましょう。

 

掃除の仕方は、以下の記事でさらに詳しく説明しています。フタが開けにくい場合のコツなども説明しているので、参考にしてください。

業者に依頼した場合の流れ

長期間、放置していた汚水枡は汚れが蓄積しており、悪臭もひどいので、ご自分でするよりも業者への依頼がおすすめです。

 

業者への依頼がおすすめの理由は、以下のとおりです。

  • 道具類などの用意が不要
  • 肉体的な負担がない
  • トラブルを見つけて、対応してもらえる

業者の作業料金の目安は、以下のとおりです。

作業内容 料金の相場
汚水桝の清掃 1ヶ所につき2,000円〜
高圧洗浄機によるつまり除去(3mまで) 27,000円〜
トーラーによるつまり除去(3mまで) 30,000円〜
薬品洗浄 8,000円~15,000円
汚水桝に入り込んだ木の根の除去 7,000円〜10,000円

長い間メンテナンスをしていない汚水枡は、高圧洗浄が必要なケースがほとんどです。高額になる可能性もあるので、必ず複数の業者で相見積もりをして、じっくり検討して依頼してください。

 

業者に依頼した際の料金や、業者の選び方などは以下の記事で紹介しています。

汚水枡のトラブルかなと思ったら

汚水枡の種類や構造などを紹介しました。トラブルの原因が汚水枡の場合も少なくありません。

 

汚水枡のフタを開けられなかったり、どのように対処していいのか分からなかったりする場合は、業者への相談がおすすめです。

 

クリーンライフ』も汚水枡のメンテナンスや修理に対応しています。24時間年中無休で稼働しているので、お困りの際は最短30分でお伺い可能です。出張による見積もりは無料なので、お気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフに汚水枡について相談してみる

2024.08.31

マンションの排水管清掃とは、水漏れや悪臭、つまりを防ぐために、水回りの排水管を高圧洗浄機などで洗浄することです。1~2年に1回の実施が推奨されており、基本的には居住者の立ち合いが必要になります。

 

今回は、マンションの排水管清掃について、清掃の内容や清掃が必要な理由を分かりやすく解説します。

 

マンションの排水管清掃を検討している方や清掃の内容が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

マンションで排水管清掃を行う理由

排水管の洗浄

マンションで排水管清掃を行うのには理由があります。

  • 排水管のつまりや悪臭を防ぐため
  • 設備の劣化によるトラブルを防ぐため
  • 法律で清掃が推奨されているため

以上の3つの理由について詳しく解説します。

排水管のつまりや悪臭を防ぐため

排水管清掃を行う理由のひとつは、排水管のつまりや悪臭を防ぐためです。排水管清掃を行わずにいると、排水管に汚れが蓄積してつまりや悪臭が発生する原因になります。

 

キッチンからは食べかすや油汚れ、お風呂や洗面所からは髪の毛やほこり、石けんカスなど、つまりの原因になるゴミや汚れが排水管に流れてきます。

 

これらの汚れによる排水管のつまりを防ぐために、マンションの排水管清掃が行われます。

 

排水管の汚れについては、自分で簡単に掃除することも可能です。以下の記事では、排水管の掃除方法や臭いを防ぐ方法をまとめています。「水が流れにくい」と感じる方は、以下の記事を参考にお試しください。

設備の劣化によるトラブルを防ぐため

排水管の清掃を怠っていると、配管が劣化してトラブルにつながることがあります。

 

排水管が不衛生だと劣化によって穴が開き、水漏れするケースもあるので注意が必要です。

 

マンションの排水管で水漏れすると、修理に時間がかかったり、思わぬ費用がかかることもあります。汚水が漏れれば衛生的にも良くないため、定期的に清掃することが重要になります。

 

排水管が劣化すると、虫が湧いたり悪臭が発生することもあります。排水管の臭い対策については、下記のページで対処法や予防策をまとめています。

場所別に対処法を紹介していますので、排水管の臭いでお困りの方は参考にしてください。

法律で清掃が推奨されているため

マンションの排水管清掃は法的に義務付けられているわけではありませんが、清掃による衛生的な維持管理が推奨されています。

 

建物環境衛生管理基準によると、以下のように義務付けられています。

排水に関する設備の正常な機能が阻害されることにより汚水等の漏出等が生じないように、設備の補修及び掃除を行わなくてはなりません。

● 排水設備の清掃を6ヶ月以内ごとに1回行う。

その他、厚生労働大臣が定める「空気調和設備等の維持管理及び清掃等に係る技術上の基準」に従い、排水に関する設備の補修、掃除その他の設備の維持管理に努めなくてはなりません。

引用元:厚生労働省_建築物環境衛生管理基準について(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei10/index.html)

このように法的な義務はありませんが、衛生を保つために清掃は推奨されています。

マンションの排水管清掃の内容と方法

排水管の清掃

マンションの排水管清掃を行う場合、つまりや水漏れ、悪臭などのトラブルを防ぐために、マンション全体で行われることが多いです。

 

基本的には、以下の排水管清掃を行います。

  • 共有部の排水管
  • 各住戸の水回りの排水管(お風呂・洗面所・キッチン・洗濯機など)

排水管の清掃は、下の階から上階に順次作業していきます。

一般的に行われるのは「高圧洗浄」

マンションの排水管清掃で一般的なのは、高圧洗浄です。

 

ノズルのついたホースを各排水溝の中に入れて、高圧で水を噴射して汚れを押し出します。高圧洗浄は、つまりの除去や予防などに効果が期待できる洗浄方法です。

 

排水管の高圧洗浄について詳しく知りたい方は、以下のページをご参照ください。高圧洗浄が必要なケースや費用の相場を解説しています。

排水管の内側を磨く「ワイヤー式洗浄」

排水管の内側を磨くために行われるのが、ワイヤー式洗浄です。

 

ワイヤーの先端にブラシがついた道具を排水溝に指し込み、回転させながら排水管の内側をきれいにしていきます。

 

ワイヤーはある程度柔軟性があるため、排水管の曲がった部分にも沿って掃除が可能です。しかし、汚れによっては落とせなかったり、ワイヤーが届かず汚れが残ってしまうケースもあります。

排水管を傷つけにくい「ロッド式洗浄」

ロッド式洗浄は長い棒をつなぎ合わせて排水溝から挿入し、排水管を清掃する方法です。

 

ロッド式洗浄は手作業で洗浄作業を行うため、排水管を傷つけにくいのが特徴です。配管が古いマンションでは高圧洗浄が難しいため、ロッド式洗浄が行われることがあります。

空気圧で汚れをはがす「空気圧式洗浄」

空気圧式洗浄は、空気圧で汚れを落とす洗浄方法です。

 

排水溝から空気ポンプを使って排水管内に空気圧を送り、圧力で汚れをはがしていきます。

薬剤を使用した清掃「低圧ムース洗浄」

劣化した排水管の清掃には、薬剤を使用した低圧ムース洗浄が行われることもあります。

 

排水管に薬剤を注入して汚れを分解させる方法となっており、水圧やブラシを使用しないため古い排水管でも洗浄できます。

 

排水管の洗浄にはこのような方法が用いられますが、詳しい作業内容や料金については下記のページでご確認いただけます。自分で排水管清掃を行う方法も解説していますので、参考にしてください。

マンションの排水管清掃の頻度

マンションの排水管清掃の頻度は、1~2年に1回行われるのが一般的です。築年数が浅ければ2~3年に1回、築年数10年以上になると、1~2年に1回の頻度で行われます。

 

ただし、ディスポーザーがあるマンションの場合は、1年に1回は行う必要があります。

 

注意しなければならないのは、トイレの排水管です。トイレの排水管は汚水管に分類されるため、マンションの排水管清掃には含まれません。

 

トイレの排水管のつまりや悪臭トラブルについては、専門業者に相談する必要があります。

 

⇒クリーンライフにトイレの排水管清掃について相談をしてみる

マンションの排水管清掃の依頼先

排水管を点検する業者

マンション全体の排水管清掃については、管理会社が専門業者に依頼するのが一般的です。

  • 水道修理業者
  • ビルのメンテナンス業者

主な依頼先は、上記の2ヶ所です。

マンションの排水管清掃の費用相場

マンション全体で排水管清掃を行う場合は、マンションの規模によって1部屋当たり3,000円~4,500円が目安となります。

 

管理会社が排水管清掃を頼む場合の費用については、修繕積立費や管理費を利用して行われるのが一般的です。住人が個別で費用を支払う必要はないでしょう。

 

マンションの住人が個人的に排水管清掃を頼むときには、業者への支払いが生じます。個人で清掃を依頼した場合の費用相場は、高圧洗浄で30,000円~が目安です。

 

⇒クリーンライフにマンションの排水管清掃を相談してみる

マンションの排水管清掃を行う前の準備と注意点

注意点

マンションの排水管清掃を行う前に、以下の準備をしておくとスムーズです。

  • 立ち会いできるように予定を調整しておく
  • 排水溝はきれいにしておく
  • ホースが通りやすいように片付けておく

重要なポイントになりますので、確認しておきましょう。

立ち会いできるように予定を調整しておく

排水管清掃を行う際は、居住者の立ち会いが必要です。本人不在の場合は、親せきや管理会社に立ち会いを依頼する必要があります。

 

どうしても予定が合わず立ち会いができない場合、許可なしでは入室できないため、清掃できない可能性があります。

 

マンションの排水管清掃は管理会社が依頼するのが一般的ですが、個人で依頼することも可能です。ただし、その場合費用は自己負担で割高になるため、マンション全体の実施日に日程を調整すべきでしょう。

 

清掃の日程変更は難しくても、作業の実施時間については相談できる可能性もあるため、都合が合わない場合は清掃会社や管理会社に相談してみてください。

排水溝はきれいにしておく

排水溝の清掃が始まる前に、排水溝周りをきれいにしておくと作業がスムーズです。

 

排水溝のゴミ受けのゴミは取り除いておき、蓋を外して歯ブラシなどで掃除をしておくことをおすすめします。

 

手の届く範囲で十分ですので、目に見える汚れは掃除しておきましょう。

ホースが通りやすいように片付けておく

清掃の際に使用するホースが通りやすいように、業者が立ち入る場所や導線上を片付けておきましょう。

  • キッチン・お風呂・洗面所などの水回り
  • 玄関
  • 廊下

以上の場所を片付けておくと、作業員の方がスムーズに移動できます。

 

洗濯機の排水溝も作業しやすいように、洗濯機と防水パンにすき間を開けておくと、ホースが通りやすくなります。

マンションの排水管清掃を拒否するリスク

 

リスク

マンションの排水管洗浄を拒否することはできますが、そこにはリスクが伴います。

 

マンションの排水管清掃を拒否した場合のリスクについて、3つ紹介します。

自己負担で排水管清掃を依頼しなければならない

排水管清掃を怠り水漏れやつまりが発生した場合、自己負担で排水管清掃を依頼しなければなりません。

 

排水管清掃の費用相場でお伝えした通り、管理組合がマンションの排水管清掃を依頼した場合は、修繕積立費や管理費を利用するため費用が発生しません。

 

しかし、自己負担となると、30,000円程度かかるのが相場です。

 

マンション全体で排水管清掃が行われる場合は、拒否せず日程を合わせて実施することをおすすめします。

排水管の水漏れによる被害が発生する

排水管清掃を行わず水漏れした場合、家財や建物自体が被害を受ける可能性があります。

 

マンションの場合は自室だけでなく、階下の部屋まで被害が及ぶケースもあるので注意が必要です。階下に被害が拡大すると、損害賠償請求をされる可能性もあります。

 

修理費用に加えて金銭的にダメージを受ける可能性があるため、定期的に清掃やメンテナンスを行うことは大切です。

他の部屋に悪臭やつまりが生じてトラブルになる

マンションの排水管は共有されているため、排水管につまりや水漏れが生じると、自分の部屋だけでなく他の部屋にも被害が生じる可能性があります。

 

他の部屋では排水管清掃を行っていたのに悪臭やつまりが生じると、清掃を行っていない居住者との間でトラブルになるかもしれません。

 

無用なトラブルを避けるためにも、マンションの排水管清掃は必ず実施しましょう。

マンションの排水管清掃で困ったときは

マンションの排水管清掃について解説しました。

 

マンションの排水管清掃は専門の器具や薬剤を使用するため、専門業者に依頼するのが一般的です。排水管の汚れを放置すると悪臭や腐食の原因にもなるので、定期的に実施することをおすすめします。

 

マンションの排水管清掃でお困りの方は、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。個人の排水管清掃の依頼も受け付けていますので、気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにマンションの排水管清掃について相談してみる

2024.08.31

水回りのトラブルでも多いのが「排水溝(排水口)のつまり」です。つまりを放置したまま使用していると、悪臭や汚水の逆流の原因になることもあります。

 

そこで今回は、排水溝(排水口)のつまりの原因と対処法を詳しく解説します。

 

自分でできる対処法を紹介しますので、排水溝(排水口)のつまりでお困りの方は参考にしてください。

【場所別】排水溝のつまりの原因と対処法

排水ホースを点検する水道修理業者

排水溝のつまりの原因と対処法を、水回りの場所別に紹介します。

キッチンの排水溝がつまる原因と対処法

排水溝のつまりで多いのはキッチンです。

 

キッチンの排水溝がつまると衛生面でも良くないため、すぐに対処する必要があります。

排水溝に流した油が固まってつまっている

キッチンのつまりの原因の一つに、「油」があります。

 

油を排水溝に直接流すと流したときには液状でも、排水管の中で冷えて固まり、蓄積されてつまりの原因になります。

 

油が固まっている場合は、お湯を流すと油が溶けて水が流れる可能性があります。

 

ただし、熱湯を流すと排水管を傷めるため、50℃~60℃程度のぬるま湯を流すようにしましょう。

食べカスや石けんカスでぬめりが溜まっている

キッチンの排水溝にはゴミ受けが設置されており、ほとんどのゴミはキャッチできます。

 

しかし、以下の状態では、ぬめりが発生してつまりの原因になります。

  • ゴミや食べカスが溢れるほど、ゴミ受けに溜まっている
  • 石けんカスを放置している

排水溝のゴミ受けがズレていると、ゴミが直接排水管に流れてつまることもあるので、注意が必要です。

 

台所の排水溝のつまりの原因については、以下のページで詳しくまとめています。修理料金の目安も紹介していますので、つまりの除去で業者に依頼を検討中の方は参考にしてください。

異物が排水管につまっている

油や食べカス汚れに次いで多いのが、異物が排水管につまっているケースです。

 

洗い物や掃除をしていて、スプーンなどの食器や調理器具を流してしまうことも珍しくありません。

 

異物が排水管の奥まで流れてしまうと、自分で取り出すのは困難ですので業者に依頼しましょう。

 

そのほかのつまりの原因には、汚水桝(排水枡)の汚れがあります。汚水桝の詰まりは掃除で解決できますので、以下のページを参考に清掃を実施してください。

トイレの排水溝がつまる原因と対処法

トイレもキッチンと同様に排水溝がつまりやすい場所です。

 

よくある詰まりの原因を2つ紹介します。

大量のトイレットペーパーを流して排水溝がつまった

トイレの排水溝のつまりでよくあるのが、トイレットペーパーを大量に流したことによるものです。

 

トイレットペーパーは水に溶ける素材ですが、大量にまとめて流すと溶けきれずにつまってしまうことがあります。

 

トイレットペーパーでトイレが詰まったときは、ラバーカップ(すっぽん)を使ってつまりを解消させましょう。

ラバーカップの使い方

ラバーカップはゆっくりと排水構に向かって押し込み、カップがへこんだら勢いよく引き戻します。

 

押したり引いたりを何度か繰り返せば、つまりが解消される可能性が高いです。

 

ラバーカップ(すっぽん)の使い方は、以下でより詳しく解説しています。

スマホやおもちゃを落として排水溝がつまった

ズボンのポケットに入れていたスマホを便器に落としたり、子どもがいたずらでおもちゃを落としたりして、排水溝がつまることがあります。

 

手に届く範囲に落としたものがある場合は、ゴム手袋をはめて取り出せば問題ありません。

 

排水管の奥まで流れてしまった場合は、自分で取り出すのは困難です。修理業者に依頼したほうがスムーズに解決できるでしょう。

 

そのほかのトイレの排水溝がつまる原因や対処法は、下記のページでまとめています。トイレの水が流れずにお困りの方は、この記事を参考にして対処してみてください。

お風呂の排水溝がつまる原因と対処法

お風呂の排水溝は、日々の汚れがたまりやすい場所です。

 

排水溝のつまりの原因で多いのは、髪の毛などの汚れの蓄積です。

髪の毛や石けんカスの汚れが溜まっている

ヘアキャッチャーに髪の毛や石けんカスなどの汚れが溜まっていると、排水溝のつまりが発生します。

 

汚れで排水溝がつまっているときは、ヘアキャッチャーと排水トラップの汚れを掃除しましょう。

 

それでもつまりが解消できない場合は、排水管の中につまりの原因がある可能性があります。お風呂のつまりの原因や解消法について詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。

洗面所の排水溝がつまる原因と対処法

洗面所の排水溝がつまる原因で多いのは、髪の毛です。

 

それ以外にもいくつかの原因が考えられますので、紹介します。

髪の毛やほこりなどの汚れが溜まっている

身支度をする洗面所は、髪の毛やほこりがたまりやすい場所です。

 

ヘアキャッチャーに髪の毛やほこりが溜まっているときは、取り除いてつまりを改善しましょう。それでもつまりが改善できない場合は、別の原因が考えられます。

石けんカスのぬめりが蓄積している

ゴミを取り除いてもつまりが直らないときは、石けんカスのぬめりが蓄積している可能性があります。

 

洗面所では手を洗ったり洗顔をしたりし、石けんカスや垢、皮脂などが排水溝に流れます。この汚れが排水溝や排水管に付着すると、雑菌が繁殖してぬめりが発生するのです。

 

ぬめりを放置するとぬめりに髪の毛やゴミが付着し、つまりがどんどんひどくなっていきます。

 

ぬめりがある場合は、歯ブラシなどを使って掃除をしてください。

アクセサリーなどの異物を流してしまった

洗面所では、ピアスや指輪などのアクセサリーを排水溝に落とすアクシデントが発生することがあります。

 

洗面所でアクセサリーを落としたときは、落ち着いてすぐに取り出しましょう。見える場所にとどまっている場合は、指で取り出してみてください。

 

掃除機のノズルを排水溝の奥に差し込んで、風圧で回収することも可能です。

 

見えない場所にまで流れてしまうと、排水パイプを分解して取り出す必要があります。放置すると水が逆流する原因にもなりますので、取り出せない場合は業者に相談してみてください。

 

以下のページで排水溝で逆流が起きた場合の対処法を解説していますので、お困りの方は参考にしてみてください。

洗濯機の排水溝がつまる原因と対処法

洗濯機の排水溝は、お手入れを怠りがちな場所です。水漏れや洗濯機が作動しなくなることで、つまりに気付くケースもあります。

 

洗濯機の排水溝のつまりには、以下のような原因が考えられます。

糸くずや髪の毛などがたまっている

洗濯ものから出た糸くずや石けんカス、髪の毛などが蓄積し、ぬめりとなって排水溝がつまっている可能性があります。

 

排水溝に溜まったゴミを取るには、排水溝から排水ホースを外し、ゴミを取り除く必要があります。

 

洗濯機の排水溝はその他の水回りの排水溝と比べると掃除しにくく、手入れを怠りがちです。排水溝がつまると水漏れの原因にもなりますので、ゴミが蓄積する前にこまめに掃除をしましょう。

排水ホースが折れていて水が流れない

排水溝にゴミが溜まっていない場合は、排水ホースが折れていて水が流れていない可能性があります。

 

排水ホースが長すぎると、不要な傾斜がついたり、折れ曲がって水の流れを悪くしていることもあります。

 

排水ホースの長さは適切に調整し、折れ曲がっていないことを確認してください。

排水溝のつまりを溶かす方法

排水溝に洗剤を注ぐ

排水溝のつまりを溶かすには、主に3つの方法があります。

  • 50℃程度のお湯を流してつまりを溶かす
  • 重曹とクエン酸を使ってつまりを溶かす
  • 市販の洗剤(パイプクリーナー)でつまりを溶かす

以上の3つの方法について詳しく解説します。

50℃程度のお湯を流してつまりを溶かす

石けんカスやぬめりがつまりの原因の場合、50℃程度のお湯を流すことでつまりが直せる可能性があります。

 

排水溝のなかに50℃のお湯を一気に流し込めば、軽度のつまりなら解消できるかもしれません。

 

ただし、熱湯を使うのは厳禁です。熱湯を流すとパイプを傷める可能性があるので、必ずぬるま湯を使用してください。

 

給湯器の温度設定を50℃にすれば、簡単にぬるま湯を用意できます。

重曹とクエン酸を使ってつまりを溶かす

排水管のしつこい汚れには、重曹とクエン酸が効果的です。

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消

  1. カップ1杯(200ml)の重曹を排水溝に振りかける
  2. カップ1杯の水に小さじ2のクエン酸を溶かして、重曹の上からかける
  3. 発泡するのを確認して、約1時間放置する
  4. 水を流してつまりが解消されたのを確認する

重曹やクエン酸は、ホームセンターやドラッグストアで100〜300円ほどで手軽に購入できます。排水溝のつまり以外にも用途がありますので、購入しておくと便利です。

 

以下のページではトイレつまりを重曹とお酢(クエン酸)で直す方法を解説しています。トイレ以外の場所のつまりにも応用できる情報をまとめていますので、参考にしてください。

市販の洗剤(パイプクリーナー)でつまりを溶かす

さらにしつこい汚れには、市販の洗剤(パイプクリーナー)の使用がおすすめです。

 

重曹やクエン酸よりも成分が強いため、取り扱いには注意が必要です。パッケージに記載されている使用量や使用方法を守り、適切に使えば効果が期待できるでしょう。

排水溝のつまり修理の費用相場

PRICE

排水溝のつまり修理の費用相場をまとめました。業者に修理の依頼を検討している方は、参考にしてください。

 

まずは、業者の基本料金の相場です。

基本料金 5,000円~
見積もり 0円
出張費 0円~5,000円
夜間・休日の割増料金 0円~4,000円

出張費の相場は、0円~5,000円と業者によって差があります。自宅から遠い業者の場合は出張費が割高になるケースもあるので、地域密着型の業者がおすすめです。

 

夜間・休日の割増料金については、発生する業者としない業者があります。割増料金がかかる業者の場合、4,000円程かかることもあるので注意してください。

 

以下は、排水溝のつまり修理の作業料金の相場です。

軽度のつまり除去 8,000円~
中度のつまり除去 12,000円~
重度のつまり除去 20,000円~
薬剤を使用する作業 5,000円~
高圧洗浄作業 25,000円~
汚水桝の清掃 8,000円~

軽度な排水溝のつまりなら、8,000円程度からで依頼できます。高圧洗浄や薬剤を使用する作業になると、修理費用は高額になります。

 

⇒クリーンライフに排水溝のつまりを相談してみる

排水溝のつまりを予防する方法

Point

排水溝のつまりを予防する方法を5つ紹介します。

油は直接流さずキッチンペーパーで吸い取る

調理器具や食器についた油を排水溝に直接流すと、排水管内で油が固まってつまりの原因になります。

 

洗い物をする前にはキッチンペーパーで拭き取り、排水溝に流さないようにしましょう。

 

排水溝に油を流さないだけでも、つまりや嫌な臭いを防げます。

固形物は小さいものでも流さない

「少しくらいなら」と小さな固形物を流していると、蓄積してつまる可能性があります。

 

食べ残しや捨てる食材などは、シンクではなくごみ箱に捨てると排水溝に流れないので、意識してみてください。

 

ゴミは必ずキャッチャーで受けて、こまめに処分するようにしましょう。

こまめに掃除をして汚れを溜めない

排水溝のゴミや汚れを放置すると、ぬめりが発生してつまりや悪臭の原因になります。

 

排水溝の掃除はこまめに行い、清潔な状態を保つことが大切です。

 

洗い物をしたついでに、できれば毎日排水溝を掃除することをおすすめします。

排水口ネットを使ってゴミをキャッチする

排水溝のゴミ受けには排水口ネットを使い、ゴミや髪の毛、ホコリなどをキャッチして捨てましょう。

 

ゴミ受けだけだと細かなゴミが網目からすり抜けてしまい、排水溝がつまりやすくなってしまいます。

 

ゴミ受けに溜まったゴミを放置するとヌメリが発生しますので、ネットは洗い物をするたびに交換することをおすすめします。

専門業者に排水溝のメンテナンスを依頼する

排水溝のつまりで困る前に、専門業者に排水溝のメンテナンスを依頼するのもおすすめです。

 

専門業者にメンテナンスを頼むと、つまりそうな場所や水漏れが起きそうな場所を確認し、被害が起きる前に対処してもらえます。

 

安全・安心に水回りの設備を使用するためにも、定期的な点検・メンテナンスは欠かせないでしょう。

 

⇒クリーンライフに排水溝のつまりを相談してみる

排水溝のつまりで困ったときは

排水溝のつまりの原因と対処法を紹介しました。

 

排水溝のつまりは原因が何であれ、つまりがひどくなる前に対処することが大切です。また、つまりを防ぐには日々のお手入れや使い方を工夫することが大切になります。

 

排水溝のつまりで困ったときは、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。排水溝のつまりの原因にあわせて、スピーディにトラブルを解決いたします。

 

⇒クリーンライフに排水溝のつまりについて相談してみる

2024.08.31

排水溝から水が上がってくる際に、すぐにできる対処法を解説します。

 

そのままにしていると、以下のようにさまざまなリスクがあります

  • 逆流
  • 悪臭
  • 水漏れ

すぐできる対処法ばかり紹介するので、排水溝から水が上がってきたらすぐに試してみてください。

 

あわせて、排水溝から水が上がってくる原因や前兆、業者に依頼すべきケースもご紹介します。被害が大きくならないために、最後までお読みください。

排水溝から水が上がってくる際の対処法

対処法

排水溝から水が上がってくる際に、簡単にできる対処法を4つ紹介します。紹介する対処法は以下の通りです。

  • お湯を流す
  • 液体パイプクリーナーを注いで放置する
  • ラバーカップで圧力をかける
  • ワイヤーブラシで汚れをこそぎ取る

それでは、具体的な方法を見ていきましょう。

50℃程度のお湯を流す

ついたばかりの油汚れや大量のトイレットペーパーによるつまりなら、お湯を流して汚れを取り、つまりを解消させましょう。つまりを解消し、上がってくる水を正常な位置に戻します。

 

ある程度の量を一気に流したいので、バケツを用意してください。水と熱湯を半々程度で混ぜて、50℃程度のお湯をバケツに用意しましょう。

 

手順は以下の通りです。

  1. フタやゴミ受けなど、排水溝で取り外せるものを全部取り外す
  2. バケツでお湯を勢いよく流し込む

しばらく様子を見て、水が流れていき始めたら完了です。

 

効果を上げるために熱湯を使うのは、絶対にやめてください。熱湯を使うと塩ビの排水管が劣化したり、陶器製の便器が割れたりします。必ず50℃前後のお湯を使いましょう。

液体パイプクリーナーを注いで放置する

液体パイプクリーナーは、化学の力で詰まりを取る方法です。液体パイプクリーナには次の2種類があります。

  • 次亜塩素酸ナトリウム入り
  • 水酸化ナトリウム入り

次亜塩素酸ナトリウムを主成分にしている液体パイプクリーナーは、毛髪を溶かすので浴室や洗面台の排水溝におすすめです。

 

一方、水酸化ナトリウムは、油分に効果が見られます。油汚れが主なつまりの原因である、キッチンで利用されることが多い傾向です。

 

使用の手順を説明します。基本的には取扱説明書をよく読んで、記載されているように使用しましょう。

  1. 排水トラップを取り外せるなら、取り外す
  2. 取扱説明書に記載された規定量のパイプクリーナーを排水管に注ぐ
  3. 指定された通りの時間、放置する
  4. 約50度のお湯を少しずつ注いで、つまりの有無を確認する

規定量より多く使ったり、長時間放置しても、効果的になるわけではありません。場合によっては、逆効果になってしまう場合もあるので、取扱説明書に従うことが重要です。

 

液体パイプクリーナー使用後に、カビキラーなど酸性タイプの洗浄剤をすぐに使うと、塩素ガスが発生するのでとても危険です。液体パイプクリーナーを使ったあとで、すぐに別の薬剤を使わないようにしましょう。

ラバーカップで詰まったものを押し出す

ラバーカップは「すっぽん」と呼ばれて、トイレつまりによく利用されます。

 

キッチンや洗面台などの排水溝でも威力を発揮します。トイレ用とは別に、排水溝のサイズに合わせたラバーカップを用意しておくと便利です。

 

ラバーカップを使った排水溝の洗浄方法は以下の通りです。

  1. 排水溝のフタ・ゴミ受けなど取り外せるものは、取り外しておく
  2. 排水溝にラバーカップのおわん部分を密着させる
  3. おわん部分が隠れる程度の水をはる
  4. ラバーカップをゆっくりと押し、勢いよく引き上げる
  5. 4を数回繰り返す

つまりが取れた感触があれば、水を流してみて確認しましょう。

 

以下の場合は、ラバーカップは使用できません

  • 浴室でワン型排水トラップが設置されている
  • 排水ホースにジャバラホースが設置されている
  • 固形物が排水管に流れている

固形物は、ラバーカップで排水管の奥に押しやってしまう可能性があります。

ワイヤーブラシで汚れをこそぎ取る

ワイヤーブラシは、ワイヤーの先にブラシや丸めた金属が設置されて、排水管の奥の汚れをこそぎ取る道具です。

 

「ワイヤードレンクリーナー」「ワイヤー式パイプクリーナー」とも呼ばれています。家庭用ワイヤーブラシの長さは、1m〜10m程度です。

 

ワイヤーブラシを使った排水管の掃除方法は、以下の通りです。

  1. 排水管にワイヤーブラシを差し込む
  2. 少しずつ、排水管の奥にワイヤーブラシを押し込んでいく
  3. 動かなくなったら、回転・押す引くを繰り返して、汚れを落とす
  4. ハンドルを使ってさらに奥へ入れる
  5. 入れることができなくなったら、回転・押す引くを繰り返して、固まった汚れを落とす
  6. 汚れをこそぎ落とした感触があったら、ワイヤブラシを引き抜く
  7. 水を流してみる

排水管がジャバラホースの場合は、ワイヤーで穴を開けてしまう可能性があるため、使用できません。

 

強度の高い柔軟性のあるタイプを選びましょう。排水管はカーブが多いため、強度のないタイプは折れてしまい、排水管の中にとどまってしまいます。

 

排水管の汚れ除去については、以下の記事で詳しく説明しています。

排水溝から水が上がってくる原因

排水溝から水が上がってくる原因は、以下のようなことが考えられます。

  • 油汚れや毛髪などが原因の排水管のつまり
  • 汚水桝のメンテナンス不足が原因のつまり
  • 排水管が劣化してヒビがある状態
  • 大雨で下水が処理できない状態

ご紹介した対処法で解決しない場合は、汚水桝や排水管の劣化などが原因と考えられます。それぞれの原因について、説明していきます。

油汚れや毛髪などが原因の排水管のつまり

排水溝から入り込んだ汚れが蓄積して、排水管が詰まると排水溝から水が上がってくる原因になります。つまりの主な原因を水回り箇所ごとに見ていきます。

台所 ・石鹸カス
・水垢
・生ごみ
・固形物(洗剤のキャップや爪楊枝など)
浴室や洗面所 ・石鹸カス
・毛髪
・水垢
・固形物
トイレ ・大量のトイレットペーパー
・吐瀉物や排泄物
・水に流せると書かれた製品
洗濯機 ・石鹸カス
・繊維

つまりの原因になるものが排水溝に入らないように、注意しましょう。

 

特にキッチンの排水管は詰まりやすいので、以下の記事を参考にしてこまめに掃除しましょう。

汚水桝のメンテナンス不足が原因のつまり

汚水桝(排水枡)とは、住宅内からの排水を一旦溜めておく桝(ます)です。汚水桝は、住宅の水回りごとに設置されており、以下のような役割があります。

  • 汚物を公共の下水に流さない
  • 汚物や生ごみの悪臭が漏れない
  • 排水管のつまり点検が簡単にできる

汚水桝のつまりは、さまざまなトラブルの原因です。

 

マンションなどの集合住宅は、管理会社が定期的にメンテナンスをしていますが、戸建ての場合は、忘れてしまうことも。メンテナンスをしていないと、トラブルが生じる可能性があるので、確認してください。

 

汚水桝について知っておくと、トラブルの原因を特定しやすくなるので、以下の記事を参考にしてください。

排水管が劣化してヒビがある状態

排水管の劣化も、排水溝の水が上がってくる原因の一つです。ヒビだけではなく、サビやつなぎ目のずれなども原因になるので、チェックしてください。

 

排水管のトラブルは、ご自分での対応は難しいでしょう。特に見えない箇所にトラブルがあるなら、水道修理業者に点検・修理を依頼してください。

 

排水管のトラブルは、設置して20年程度から増えます。また、大きな地震が原因で排水管にトラブルが生じる場合もあります。

 

⇒クリーンライフに排水溝についてLINEで相談してみる

大雨で下水が処理できない状態

台風等で大雨が降ると、下水道で汚水を処理できないために、排水溝から水が上がってくることがあります。

 

大雨が原因の場合は、待っていれば改善されることがほとんどです。大雨の間は、できるだけ水を使わないようにすると、逆流を抑えられます。

 

逆流については、以下の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。

排水溝から水が上がってくるなら業者に相談

水道修理業者

以下のようなケースは、水道修理業者への相談をご検討ください。

  • 排水溝から水が上がってくる原因がわからない
  • ご紹介した対処法を試しても改善しない
  • 汚水桝の問題があるようだ
  • 築20年以上の住宅で、排水管が古い
  • 地震後、排水溝から水が上がってくるようになった

上記以外のケースでも、不安な場合はすぐに相談してみましょう。

業者への相談がおすすめの理由

水道修理業者へ相談するのがおすすめの理由は、以下のようにさまざまです。

  • 排水溝から水が上がってくる原因がすぐにわかる
  • そのほかのトラブルになる可能性を回避できる
  • ご自分で対処するよりも短時間で解消する
  • トラブルが悪化しにくい
  • 汚いものを触ったり、悪臭を我慢したりしなくて済む

ただし、相場料金を知って、適正価格で運営する信頼できる業者を選びましょう。

 

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業者に依頼した場合の相場料金

排水溝から水が上がってくる場合に、業者に修理を依頼した際の作業内容と相場料金を一覧表にしました。

作業内容 相場料金
軽微なつまりの解消 5,000円〜8,000円
薬剤による洗浄 8,000円~15,000円
排水管の部品交換 3,000円〜10,000円
排水ホースの交換・新設 10,000円~30,000円
汚水桝の掃除 1ヶ所につき2,000円〜
汚水桝の交換 1ヶ所につき40,000円〜
管内カメラ等による排水管の調査 20,000円〜
排水管の高圧洗浄 27,000円〜
排水管のトーラー洗浄 30,000円〜

業者によっては作業料金以外に、以下のような料金が加算されます。

料金項目 相場料金
見積もり料金 0円〜
基本料金 0円〜5,000円
出張費用 0円〜4,000円
早朝・深夜・休日の割増料金 0円〜8,000円
キャンセル料金 キャンセルする時期により変動

以上のような料金は、作業に関係なく加算されるので、問い合わせ時に確認可能です。

 

排水管の交換が必要になる場合は、以下の記事が参考になります。

業者選びに失敗しないためのポイント

水道修理業者を安易に選ぶと、手抜き工事や高額請求といったトラブルを招く可能性があります。以下のポイントを押さえて、信頼できる業者を選びましょう。

  • 水道局指定工事店か確認する
  • 口コミを確認する
  • 実績があるかを確認する
  • 複数の業者に相見積もりする

以下の記事でさらに詳しく説明しているので、業者選びに悩んでいる方は参考にしてください。

賃貸で排水溝から水が上がってくるなら管理者に相談

賃貸のアパート・マンション

賃貸のアパート・マンションにおいては基本的に、普通の使い方で排水溝から水が上がってくるのであれば、修理代は大家さんの負担です。

 

勝手に業者を呼ぶと、修理代を請求できなくなる可能性があります。また、アパートやマンションでは、管理会社が指定している業者がある場合もあるので、勝手な水道修理業者への依頼はNGです。

 

  • ただし、契約によっては、排水溝や排水管のトラブルは入居者が対処すると決められている場合もあります。契約書を確認してみて、相談してください。

 

入居して間もない時期に、排水溝から水が上がってくるなら、迅速に管理会社・大家さんといった管理者へ連絡してください。入居して間もない場合は、管理者が対処してくれます。

 

連絡せず放置して悪化すると、責任が入居者側になる可能性があります。修理業者に入られるのが嫌だと思わず、すぐに対処してもらいましょう。

排水溝から水が上がってくる前兆・サイン

シンクの排水に流れる水

排水溝から水が上がってくるサインを知っていると、重篤なトラブルになる前に対応できます。ちょっとでも気になることがあったら、すぐに排水管の掃除をするなどして対処してください。

ゴボゴボといった変な音がする

シンクやお風呂、洗面所で水を流すと排水管から「ゴボゴボ」というような変な音がするのは、水が流れにくくなっている証拠です。

 

排水管の掃除をしてみて、それでも改善しないようなら、業者に相談してみましょう。

 

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掃除をしても臭いが気になる

排水管内で汚れが蓄積し、バクテリアが増加すると悪臭がひどくなってきます。異臭を放置すると、さらに本格的に詰まってしまい、排水溝から水が上がってくる可能性があります。

 

液体パイプクリーナーを注いで、排水管内を洗浄してみましょう。パイプクリーナーに含まれる次亜塩素酸ナトリウムは消毒効果も期待できるので、異臭を抑えられるかもしれません。

 

液体パイプクリーナーを使っても、すぐに気になる臭いの再発を繰り返すなら、水道修理業者に相談してください。

 

悪臭対策は、以下の記事を参考にしてください。

水がなかなか流れない

水を勢いよく出すと、シンクやボウルに水が溜まって、排水に時間がかかるなら、排水管に汚れが蓄積して水が通る箇所が細くなっています。

 

水が流れにくい状態で放置すると、排水溝から水が上がってくるようになるかもしれません。排水溝が臭くなる可能性もあるので、水がなかなか流れないと感じたら、すぐに排水管の洗浄など対処しましょう。

排水溝から水が上がるトラブルでお困りなら

排水溝から水が上がってくる場合の、対処方法をご紹介しました。

 

そのままにしていると逆流の可能性もあるので、迅速な対応が必要です。ご紹介した方法で改善しない場合は、水道修理業者に相談しましょう。

 

業者選びに迷ったら、実績の多い『クリーンライフ』にご相談ください。電話のほか、LINEやメールでの連絡が可能です。

 

熟練のスタッフが、現地で点検・見積もりをしています。見積もりまでは無料なので、お気軽にご相談ください。

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2024.08.31

排水管を自分で洗浄する方法を解説します。

 

次のような排水管のトラブルは、蓄積した汚れが原因かもしれません。

  • 流れが悪い
  • ゴボゴボと音がする
  • 流れる前に一度水が上がる
  • 排水管・排水口が臭い

上記のトラブルは、排水管を洗浄すると解決できる可能性が高いです。

 

ご自分でする洗浄方法のほか、キッチンや浴室、洗濯機といった排水管の箇所別に、洗浄する頻度についてもお伝えします。業者に依頼した場合の費用もあわせてご紹介するので、参考にしてください。

自分で排水管を洗浄する方法

キッチンの排水口

まずは、以下のような道具や薬剤を使って、自分で排水管を洗浄する方法を説明します。

  • お湯
  • 液体パイプクリーナー
  • 重曹とクエン酸
  • ラバーカップ
  • ワイヤーブラシ

手に入りやすいもの、すでに自宅にあるものを使って洗浄していきましょう。具体的な洗浄方法を説明します。

お湯をためた後一気に抜く

お湯の水圧を利用した、排水管の洗浄方法です。お湯の温度で、油や皮脂のつまりも落とします。

 

まず、以下のものを用意してください。

  • タオル、またはポリ袋
  • 40~50度くらいのぬるま湯

「指を入れると熱いと感じるが、しばらく指を入れたままで大丈夫な温度」のぬるま湯を用意しましょう。

 

お湯を使った方法は、以下のとおりです。

  1. 排水口のフタや目皿、トラップなど外せるものは全部外す
  2. タオル、またはポリ袋で排水口を塞ぐ
  3. ぬるま湯をシンクやボウルに半分程度までためる
  4. タオル(ポリ袋)を引き抜いて、一気に水を流す

できるだけ勢いよく、タオルを引き抜きましょう。

液体パイプクリーナーを規定された時間放置する

液体パイプクリーナーは汚れに直接触れることなく、放置するだけの簡単な方法です。

 

窓を開けたり、換気扇を使ったりして、十分に換気をしながら作業を始めましょう。ニオイに敏感な方は、気分が悪くなる可能性があります。

 

液体パイプクリーナーを使う前に、必ず取扱説明書をよく読んでおきましょう。

 

以下は、液体パイプクリーナーの一般的な使い方です。

  1. 排水口のフタや目皿など、取り外せるものを取り外す
  2. 取り外したものをバケツなどで水につけておく
  3. 排水口に40〜50度のお湯を流して、汚れが取れやすい状態にする
  4. 液体パイプクリーナーを規定された分量を守って、排水管に注ぐ
  5. 規定された時間、放置する
  6. 放置している間に、取り外した部品を古い歯ブラシ等で洗浄する
  7. 規定時間が過ぎたら、排水口に40〜50度のお湯を流す

長時間放置したり、規定以上の分量を注ぎ入れたりしても効果が上がるわけではありません。反対に、トラブルの原因になるので、説明書通りの分量・時間を守りましょう。

 

液体パイプクリーナーには、以下の2種類があります。

  • 次亜塩素酸ナトリウム入り:毛髪などが入りやすい浴室や洗面所の排水管
  • 水酸化ナトリウム入り:油汚れが蓄積しやすいキッチンの排水管

用途に合わせて選ぶと、さらに効果を期待できます。

重曹・クエン酸を入れた後に水かぬるま湯を注ぐ

液体パイプクリーナーのにおいが苦手な方や、強めの成分の薬剤を使いたくない方は、重曹とクエン酸を利用した方法がおすすめです。

 

重曹やクエン酸は百均で気軽に購入でき、その他の掃除にも利用できます。自然な成分なので、排水管を傷つける可能性はほとんどありません。

 

それでは、洗浄方法を説明します。

  1. 重曹とクエン酸を2:1の割合で粉末のまま用意する
  2. 排水口や排水管の中に重曹とクエン酸を注ぐ
  3. 重曹とクエン酸の上から、水かぬるま湯をコップ1杯程度(約200ml)注ぐ
  4. 泡がぶくぶく出てきたら、そのまま30分程度放置する
  5. 50℃前後のお湯をたっぷりかけて洗浄する

もっと効果的にしようと熱湯を使うと、排水管を傷つけてしまいます。必ず50℃前後のお湯を使ってください。

ラバーカップで排水管に圧力を与えて洗浄する

ラバーカップの使い方

ラバーカップはすっぽんとも呼ばれる掃除用具です。トイレつまりでよく利用されますが、キッチンや洗面所などでも重宝します。

 

排水口のサイズに合わせて、トイレ用とは別に用意しておくと効果が期待できます。液体パイプクリーナーなどだけでは除去できない、排水管奥の頑固なつまりにも効果的です。

 

ラバーカップを使った洗浄方法は、以下の通りです。

  1. 排水口のフタや目皿を取り除く
  2. 排水口にラバーカップのおわん型のカップを密着させる
  3. おわん部分が隠れる程度の水を注ぐ
  4. ゆっくり押し込み、勢いよく引き抜く
  5. 4を数回繰り返す
  6. 排水管奥でつまりが解消できた感触があったら、水を流す

洗面所の場合は、「オーバーフロー口」と呼ばれる蛇口下にある穴をふさぐと効果が期待できます。濡れた雑巾等でふさぎましょう。

 

洗面所は少し構造が異なるので、以下の記事を参考にしてください。

ワイヤーブラシで排水管の壁をこすり洗いする

ワイヤーの使い方

ワイヤーブラシは、長いワイヤーの先にブラシが付いている洗浄道具です。排水管の奥まで届いて、汚れを直接こすって洗浄します。

 

家庭用ワイヤーブラシの長さは1m〜10m程度が主流です。長すぎると使いにくいので、注意してください。

 

水回り箇所によって、排水管の太さや排水口の大きさが異なるので、箇所ごとにサイズの合うワイヤーブラシが必要です。

 

ワイヤーブラシで洗浄する手順は以下の通りです。

  1. 排水口のフタや目皿などを取り外して、排水管が見える状態にする
  2. ワイヤーブラシのブラシ部分から、排水口に挿入する
  3. ワイヤーブラシが動かなくなるまで、奥に入れていく
  4. 汚れが蓄積している部分で、ワイヤーブラシが動かなくなる
  5. ワイヤーブラシが進まなくなったら、ワイヤーの柄を回転・上下左右に動かし、汚れを擦り落とす
  6. 水を流す

カーブが多い排水管にフィットするように、柔軟性のあるワイヤーブラシを選びましょう。柔軟性がないと、排水管内部でワイヤーが折れてしまいます。

 

排水管の掃除方法を、以下の記事で紹介しています。

【箇所別】汚れの種類・自分で排水管を洗浄する頻度

スプレーボトルとスポンジ

排水管は定期的に掃除すると、汚れが蓄積しにくくなります。

 

ここでは、水回り箇所ごとにどのくらいの頻度で洗浄すべきなのか、蓄積しやすい汚れは何なのか、解説します。

油汚れがたまりやすいキッチンは週2回の洗浄

キッチンの排水管は特に汚れやすいので、最低でも週に2回のペースでの掃除が理想です。排水口には、食材のカスなどの生ごみや油などが入り込みます。

 

以下のようなご家庭は、週に3回程度まで増やした方がいいでしょう。

  • 1日3食、食事を用意する
  • 揚げ物や炒め物など、油を使う料理が多い
  • 家族の人数が多い

以下の記事に簡単なキッチンの掃除方法を紹介しているので、参考にしてください。

毛髪や皮脂で汚れやすい浴室・洗面台は週1回の洗浄

浴室・洗面台は毎日のように使う場所なので、週に1度の排水管の洗浄が理想です。浴室・洗面台は、石鹸カス、皮脂、毛髪などが蓄積します。

 

浴室の排水管は特に汚れやすいので、以下の記事を参考にして排水管の洗浄をしてください。

糸くずが排水管に入りやすい洗濯機は年1回の洗浄

洗濯機の下に排水口があるので、掃除が難しいのですが、少なくとも年に1度は洗濯機を移動してていねいに掃除しましょう。

 

洗濯機の排水管には、以下などが蓄積します。

  • 衣類に付着した泥やホコリ
  • 皮脂
  • 毛髪
  • 繊維くず
  • 過剰な洗剤による石鹸カス

できればもっと頻繁に掃除したほうが汚れの蓄積が少ないため、掃除の負担が軽くなります。

 

汚れの激しい衣類、特に泥が付着している場合は、下洗いをしてから洗濯機に入れるようにすると、排水管が汚れにくいのでおすすめです。

排水管洗浄を定期的に業者へ頼むのがおすすめの理由

水道修理業者

自分でする排水管洗浄の方法を解説しましたが、できれば3年に1度は業者への依頼がおすすめです。業者への依頼がおすすめの理由は、以下のとおりです。

  • 家庭用の道具では落とせない汚れを落とす
  • 定期的に汚れを落としてつまりを予防できる
  • 汚れによる負担が少なく排水管が長持ちする
  • うっかり排水管を壊さないで済む

それでは、順に説明していきます。

家庭用の道具では落とせない汚れを落とす

業者の使う高圧洗浄機は、家庭用に比べてずっとパワフルです。そのため、自分での掃除では落とし切れない汚れを落とします。

 

自分の掃除だけですと、少しずつ汚れが蓄積して頑固な汚れがこびりついてしまいます。

 

プロの使う高圧洗浄機についてもっと知りたい方は、以下の記事で詳しく説明しています。

定期的に汚れを落としてつまりを予防できる

少しずつ蓄積する汚れが、主なつまりの原因です。頑固な汚れは、ご自分でのメンテナンスだけでは除去しきれないため、突然つまりが起きてしまいます。

 

定期的に高圧洗浄をしてもらうことで、つまりの予防が可能です。また、トラブルになりそうな点を業者が確認してくれるので、その他のトラブルも抑えられます。

汚れによる負担が少なく排水管が長持ちする

プロの業者なら、適切に対応してくれて、余計な負担をかけません。そのため、排水管が長持ちしやすくなります。

 

トラブルの頻度が少ないと、圧力がかからない点も長持ちする理由です。

うっかり排水管を壊さないで済む

自分で高圧洗浄をすると、余計な力を加えすぎる可能性があります。排水管を壊したり、排水口から逆流して住宅にダメージを与えたりする可能性があります。

 

ワイヤーブラシの操作も意外と難しく、排水管に傷をつけてしまうかもしれません。ダメージを与えないように注意深く作業すると、時間がかかります。

 

プロの業者なら、汚れをピンポイントで落とし、短時間で作業が終わります。

業者に依頼する排水管の洗浄作業

汚水桝(排水桝)から排水管の掃除

業者に依頼すると、どのような作業をするのか、またどのくらい費用がかかるのかを説明します。

排水管の洗浄作業の流れ

戸建ての排水管の作業は、排水枡(汚水枡)から高圧洗浄を行います。

 

作業の流れは、概ね以下のとおりです。

  1. 屋外に設置している汚水枡(排水枡)の場所を全部確認する
  2. 汚水枡のフタを開けて、高圧洗浄機のノズルを挿入する
  3. 洗浄水を噴射して、排水管内を洗浄する

排水が透明になってきたら、完了です。

 

汚水桝の清掃については、以下で料金相場や業者の選び方を紹介しています。

マンションの排水管を洗浄する作業の流れ

マンションの場合は、戸建てとは反対に各水回りの排水口から高圧洗浄していきます。

 

マンションの排水管は、各住戸の排水管が共用部分の排水管に接続するシステムです。そのため、ほとんどのケースで、下の階から順番に洗浄していきます。

 

マンションは管理会社が、1年に1度程度の頻度で業者に依頼していることがほとんどです。洗浄のときは作業しやすいように、排水口周辺を片付けておきましょう。

業者に依頼した場合の料金相場

マンションの場合は管理会社が請け負っているので、ここでは戸建て住宅で排水管洗浄を依頼した場合の料金を紹介します。

住宅のタイプ 相場料金
一般的な戸建て 20,000円〜35,000円
二世帯住宅(2階に排水管がある住宅) 28,000円〜50,000円

汚れがひどい場合は、トーラー作業が必要になるため、15,000円〜25,000円が上乗せされます。

 

戸建ての高圧洗浄の料金について、以下の記事に詳しく記載されています。

業者選びで注意したいこと

以下のポイントを確認して、3社程度選び相見積もりをして適正価格で運営する業者を選びましょう。

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • 口コミで高評価が多い
  • 実績がある
  • アフターサービスがある

見積もり後にすぐに契約するように強制する業者は、悪徳業者の可能性があるので、注意が必要です。

 

以下の記事で悪徳業者の特徴を知って、信頼できる業者を見つけてください。

排水管の洗浄をしないと起こりうるトラブル

排水管の洗浄は、とても重要です。放置すると以下のようなトラブルの可能性があります。

汚れが蓄積して排水管が詰まる

排水管に汚れが蓄積してヘドロ状になると、流れてきた生ごみ・毛髪などが絡まりやすくなり、つまりが生じます。

雑菌が増殖して悪臭が広がる

排水管に汚れが蓄積すると、雑菌が増えて悪臭が漏れてくる可能性があります。排水管を清潔に保って、排水管の臭いを抑えましょう。

害虫が住みやすい環境になって増殖しやすい

排水管につまった汚れがゴキブリなど害虫のエサになり、増殖しやすくなります。汚れた箇所に卵を産みつける害虫もいるので、さらに増えていきます。

 

害虫を増やさないために、清潔を心がけましょう。

排水管の洗浄回数を抑える方法

排水口に液体を注ぐ

日頃から、排水管のトラブルが起きないように気をつけておけば、排水管の洗浄回数を抑えられます。

排水口から余計なものが入らないようにする

以下のちょっとした心遣いが、排水管の汚れを防ぎます。

  • 排水口のゴミ受けを毎日空にする
  • 排水口に使い捨てカバーをつける
  • 排水口周辺に小物を置かない

使い捨てカバーは、百均などでも販売されています。

キッチンの油汚れが蓄積しないようにする

キッチンの排水口に油を流さなくても、自然と油汚れが蓄積されます。以下のことを習慣づけると、油汚れを抑えられます。

  • 洗う前に食器類の油をキッチンペーパーで拭き取る
  • 1日の終わりに50℃くらいのお湯を流す

熱湯を流すと、排水パイプが変形する可能性があるので、必ず50℃程度のお湯を使用してください。

排水枡(汚水枡)のメンテナンスをする

排水枡の掃除は、業者に毎年決まった時期に依頼しておくと安心です。ご自分でしたい方は、以下の記事を参考にしてください。

排水管の洗浄を検討中なら

排水管の洗浄方法や、業者に依頼した場合の料金等をお伝えしました。

 

ご自分で掃除を頻繁にしていても、汚れが少しずつ蓄積して臭いや水の流れ方が気になったら、業者への依頼がおすすめです。

 

業者選びにお迷いなら、全国で300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている『クリーンライフ』にご相談ください。

 

年中無休で24時間受付しているので、即日対応可能です。排水管のトラブルをすぐに解決できるように、スタッフが最短30分で伺います。

⇒クリーンライフに排水管洗浄を相談してみる

2024.08.31

この記事では、排水溝(排水口)が臭い原因と対処法を分かりやすく解説します。

 

「排水溝(排水口)から嫌な臭いがする…」そんな臭いの原因は、排水溝(排水口)の汚れや排水トラップの封水切れかもしれません。

 

すぐにできる対処法や予防対策を紹介しますので、水回りを快適に使うためにもぜひお試しください。

【場所別】排水溝が臭い原因と対処法

お風呂の排水溝(排水口)

臭いが発生している場所別に、排水溝が臭い原因と対処法を解説します。

 

原因によってはすぐに自分で対処できますので、排水溝の場所に適した対処法をお試しください。

キッチンの排水溝が臭い原因と対処法

キッチンは食べ物や油を扱うため、水回りの中でも臭いが発生しやすい場所です。

 

キッチンの排水溝の臭いには、次の原因が考えられます。

排水溝のゴミ受けが汚れている

排水溝の臭いの原因で多いのが、排水溝のゴミ受けの汚れです。

 

ゴミ受けはゴミが排水管に流れないように設置されており、食べカスや油などをキャッチする役割があります。

 

ゴミ受けが汚れると時間とともにヌメリに変化し、嫌な臭いを放つ原因になります。とくに夏場はヌメリに変化するスピードが早く、雑菌が繁殖しやすい状態です。

 

排水溝のゴミ受けは、毎日掃除するのが理想です。少なくとも2、3日に1回は掃除しましょう。洗い物をした後には必ずゴミをふき取るなど、ゴミ受けにゴミを溜めないことが大切です。

椀の装着がズレていて臭いが漏れている

キッチンの排水溝には、「椀トラップ」とよばれるお椀のような形のパーツが取り付けられています。

 

椀の取り付けがあまかったり装着がズレていたりすると、下水の臭いが上がってきて悪臭の原因になります。

 

ゴミ受けを掃除しても臭いが変わらないときは、椀がしっかり取り付けられていることを確認しましょう。

封水(排水トラップに溜まった水)が蒸発している

封水とは排水トラップに溜まった水で、下水から害虫や悪臭が上がってくるのを防ぐ役割があります。

 

そのため、封水がなくなると下水の臭いを防げず、悪臭が発生します。

 

キッチンを長期間使っていないと、封水が蒸発してなくなることがあります。封水の蒸発を防ぐには、キッチンを使用していなくても時々水を流すことが大切です。

排水トラップに汚れが蓄積している

キッチンの排水トラップは、ゴミ受けやフタのように一見すると汚れが見えません。しかし、長く使い続けていると汚れが蓄積し、臭いの原因になることがあります。

 

臭いが気になるときは、フタやゴミ受けを掃除するついでに、歯ブラシなどを使って排水トラップも掃除しておきましょう。洗剤を使ってヌメリを落とすと、臭いが解消される可能性があります。

 

キッチンの排水溝の臭いは、つまりが原因の可能性もあるので注意しましょう。

 

何かをつまらせた可能性がある場合は、以下のページを参考に対処してください。料金相場もまとめていますので、自分で対処できない場合は業者への依頼もご検討ください。

汚水桝がつまって排水溝から臭いが逆流している

排水溝の臭いの原因は、汚水桝(排水桝)の汚れやつまりの可能性もあります。

 

汚水桝は屋外に設置されており、キッチンから油や洗剤を含む排水が流れる場所のため、トラブルが起こりやすい場所です。

 

汚水桝のつまりを解消すると、排水溝の臭いが軽減される可能性があります。

 

ただし、汚水桝のつまりを自分で掃除するのは、大きな負担がかかります。ご自身では対処できないケースもありますので、以下のページを参考に判断してください。詰まりの対処法や、費用相場もまとめています。

排水ホースと排水管の間にすき間がある

シンクの下から下水の臭いがするときは、排水ホースと排水管の間にすき間がある可能性があります。

 

排水管とホースの接続部分のすき間を見つけたら、パテやテープなどのすき間を埋めるグッズを使ってすき間をふさぎましょう。

 

キッチンの排水溝の臭いの原因については、以下のページで詳しく紹介しています。原因別の対処法をまとめていますので、より詳しい方法を知りたい方は参考にしてください。

お風呂の排水溝が臭い原因と対処法

お風呂の排水溝には、髪の毛や石けんカスが毎日のように流れるため、悪臭が発生しやすい場所です。

 

見えない部分が汚れている可能性も高いので、以下の原因と対処法を参考にしてください。

排水溝が汚れている

お風呂の排水溝が臭いときは、排水溝に汚れが蓄積している可能性があります。まず掃除をしてみましょう。

  1. 髪の毛やゴミなど、ゴミ受けの汚れを取り除く
  2. 排水口のパーツを外す
  3. 排水口内のゴミや髪の毛を取り除く
  4. 中性洗剤と歯ブラシ・スポンジを使い、こすり洗いをする

上記の手順で掃除をしても落ちない汚れには、塩素系の漂白剤を使用しましょう。

 

外したパーツを塩素系漂白剤につけておくと、汚れを落としやすくなります。

封水(排水トラップに溜まった水)が減少している

排水トラップには「封水」と呼ばれる水が溜まっており、封水があることで下水から上がってくる臭いを防いでいます。

 

その封水がなんらかの原因で減少すると、お風呂の排水溝が臭くなることがあります。

  • お風呂をしばらく使用していなかった
  • 急激な気圧変動で排水管内の水が流れてしまった
  • 排水トラップに溜まったゴミが封水をすべて吸収してしまった

このような原因によって、封水は蒸発します。

 

封水が減少したときは、排水溝に水を流して封水を増やしましょう。

排水管の奥に汚れが溜まっている

排水口が臭いときは、排水管の奥に汚れが溜まっている可能性もあります。

 

排水溝の掃除をしても臭いが解消されない場合には、排水管の汚れが原因の可能性が高いでしょう。

 

排水管の奥の汚れは、自分で掃除するのは困難です。汚れが溜まっているとつまりの原因にもなりますので、業者に掃除を依頼するなどして、適切に対処する必要があります。

 

以下のページでは、お風呂の詰まりの原因や対処法について解説しています。掃除方法やつまりの予防法も詳しく解説していますので、排水溝の臭い予防にもお役立てください。

洗面所の排水溝が臭い原因と対処法

毎日のように使う洗面所も、排水溝が臭いやすい場所です。

 

洗面所の排水溝の臭いには、以下の原因が考えられます。

髪の毛や石けんカスで雑菌が繁殖している

洗面所の排水溝には、髪の毛や石けんカスが流れます。蓄積した汚れで雑菌が繁殖し、臭いの原因になることがあります。

 

とくに雑菌が繁殖しやすいのは次の箇所です。

  • ゴミ受け
  • 排水パイプ
  • 排水トラップ
  • オーバーフローの穴

意外と見落としがちなのが、オーバーフローの穴です。掃除しづらく汚れが見えにくいため、気づいたときにはカビだらけになっていることもあります。

 

ゴミ受けや排水溝はこまめに掃除をして、雑菌の繁殖を防ぐことで臭いの発生を予防できます。

封水(排水トラップに溜まった水)が減っている

排水トラップに溜まった水(封水)が減ったりなくなったりしていると、下水からの臭いが上がってきて排水溝が臭くなります。

 

封水は自然に蒸発するため、長い間洗面所を使っていないと減少してしまいます。封水が減っているときは、静かに水を注いで排水トラップに水を溜めましょう。

 

封水が元の状態に戻れば、嫌な臭いは抑えられるでしょう。

配管のズレや不具合で臭いが漏れている

配管がズレるなど、不具合によって臭いが漏れている可能性もあります。

 

多くの排水トラップは、両端をナットで締めて接続されています。そのナットが緩んでいたり、中のパッキンが劣化していると、隙間から下水の臭いが漏れてくるので注意してください。

 

配管がズレていると、水漏れが起きることもあります。洗面所の排水管について、交換方法を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。つまりの対処法や掃除方法もあわせて紹介しています。

洗濯機の排水溝が臭い原因と対処法

掃除を忘れがちな洗濯機の排水溝ですが、実は汚れがたまりやすい場所です。

 

掃除を怠ると汚れが蓄積したり雑菌が繫殖し、悪臭を発生させる可能性があります。

排水溝に汚れが溜まっている

洗濯機の排水溝は、糸くずや洗剤カス、ほこりがたまりやすい場所です。排水溝にゴミや汚れが溜まっていると雑菌が繁殖し、臭いの原因になります。

 

雑菌の繁殖を防ぐには、こまめに掃除をすることが大切です。排水溝の掃除の手順は以下の通りです。

  1. 洗濯機のコンセントを抜く
  2. 洗濯機の蛇口を閉めて水を止める
  3. 排水ホースを排水溝から外す
  4. 排水口のパーツを取り外す
  5. 外したパーツをきれいにする
  6. 外した手順と逆の手順で元に戻す

排水ホースを外す前に、床に古いタオルや雑巾を敷いておきましょう。

 

排水ホースが固くて取り外せなかったり、元に戻せなくなったときは、無理せず専門業者に依頼してください。

 

⇒クリーンライフに洗濯機の排水溝の臭いについて相談してみる

排水パイプと排水管のつなぎ目がズレている

掃除をしていても臭いが気になるときは、排水パイプと排水管のつなぎ目がズレている可能性があります。

 

排水パイプと排水管のつなぎ目がずれていると、隙間から下水の臭いが上がってくる場合があります。また、ズレたつなぎ目から水漏れすることもあるので、すぐに接続部を直さなければなりません。

 

ずれを修正して固定しても臭いが解消できないときは、排水ホースの中の汚れなど、他にも原因がある可能性があります。

排水ホースの中が汚れている

排水ホースを通る水には、洗剤の溶け残りや糸くずなどが含まれれています。これらのゴミは流れ切らずにホース内に蓄積し、汚れとなり悪臭の原因になります。

 

排水ホースの中は、以下の手順で掃除してください。

  1. 排水溝から排水ホースを外す
  2. 洗濯機本体に排水ホースをつないだまま、蛇腹部分の汚れを歯ブラシなどで落とす
  3. 排水ホースの内部にカビ取り剤を吹きかける
  4. ホースの先端をラップでふたをして、約10分放置する
  5. ラップを外し、ホースの中にペットボトルなどを使って水を入れる
  6. ホースを上下に揺らしながら中の汚れをすすぐ
  7. 汚水を排水溝に流す
  8. 排水ホースを元の状態に戻す

排水ホースの汚れがひどいときは、3~7の工程を繰り返してみてください。

洗濯槽に雑菌が繁殖している

洗濯機の排水溝で臭いが発生している場合、洗濯槽に原因がある可能性があります。

 

洗濯槽を手入れしていないと、カビが繁殖して嫌な臭いが発生することがあります。洗濯槽のカビや汚れは洗濯物に臭い移りするだけでなく、排水溝に汚れが流れ込んで臭いの原因になることもあるのです。

 

洗濯槽のお手入れは、1ヶ月に1回程度を目途に行うのがおすすめです。

 

洗濯機の取り扱い説明書に沿って、適切にお手入れしましょう。

排水溝の臭い取りに効果的なアイテム

スプレーボトルとスポンジ

排水溝の臭い取りには、効果的なアイテムがあります。

  • 中性洗剤
  • 重曹とクエン酸
  • ハイター(塩素系漂白剤)

以上の3点が特に有効ですので、お手入れに取り入れてみてください。

中性洗剤でゴミ受けや椀をしっかり洗う

ゴミ受けや椀の掃除には、中性洗剤がおすすめです。一般的な食器用洗剤も中性洗剤ですので、普段お使いの洗剤を使えば手軽に掃除できます。

 

洗い物が終わったら、以下の場所を中性洗剤できれいにしましょう。

  • ゴミ受け
  • 排水口のフタ
  • シンクの中全体

毎日簡単にでもよいので掃除しておくと、汚れが蓄積するのを予防できます。

 

掃除には汚れてもいいスポンジや、古い歯ブラシを使うのがおすすめです。

重曹とクエン酸で汚れを落とす

排水溝の中の汚れや臭いには、重曹とクエン酸を使うのがおすすめです。

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消

重曹とクエン酸を使って掃除する手順を紹介します。

  1. 排水溝を古いスポンジと中性洗剤できれいにする
  2. 重曹を1カップ(200ml)排水溝に振りかける
  3. お湯1カップに小さじ2杯のクエン酸を溶かしたものを上からかける
  4. 1時間放置する
  5. 重曹とクエン酸を水で流す

重曹やクエン酸は環境や人体にも優しく洗浄効果も期待できるため、1つ持っておくと便利です。

ハイター(塩素系漂白剤)でしつこい汚れを落とす

頑固なしつこい汚れには、ハイター(塩素系漂白剤)がおすすめです。

  1. ゴミ受けのゴミを捨てて、パーツを分解する
  2. パーツに塩素系漂白剤を吹き付ける
  3. 5~10分放置する
  4. 歯ブラシなどを使って汚れを落とす

上記の作業を行うときには、必ずゴム手袋を着用し、漂白剤が目に入らないように注意してください。

 

また、必ず換気も行いましょう。

マンションで排水溝が臭いときの対処法

マンション

マンションで排水溝が臭いときの原因と対処法は、基本的には【場所別】排水溝が臭い原因と対処法で紹介した方法と同じです。汚れが原因で臭いが発生していることがほとんどでしょう。

 

マンションの排水管の清掃は管理会社側の義務ではないため、マンションによっては清掃していない、または清掃の頻度が低い場合もあります。

 

マンションで排水管を清掃していて、自分でもきれいにしているのに排水溝が臭いときは、排水管のどこかで汚水が漏れている可能性もあります。共有の排水管で問題が生じている可能性もありますので、臭いを解消できないときには管理会社に相談してください。

 

⇒クリーンライフに排水溝の臭いについて相談してみる

排水溝の臭いを防ぐ対策

Point

排水溝の臭いを防ぐには、いくつかの対策があります。

 

ここでは、5つの対策を紹介します。

ゴミを排水溝に直接流さない

排水溝の臭いの原因の多くは、ゴミや汚れの蓄積によるものです。

 

油や食べかす、髪の毛などのゴミは直接流さず、必ずゴミ受けで受けて処分しましょう。

 

とくに油は冷えると排水管内で固まり、つまりの原因にもなります。少量の油でも、キッチンペーパーで拭き取ってからシンクで洗ってください。

こまめに排水溝を掃除する

こまめに掃除をすることも、排水溝の臭い予防に効果的です。

 

汚れを放置すると雑菌が繁殖し、ヌメリや悪臭の発生原因になります。こまめに掃除をして清潔な状態を維持するだけでも、悪臭を予防できるでしょう。

 

できれば毎日、簡単で良いのでゴミ受けやシンクを掃除することをおすすめします。

50℃~60℃のお湯で雑菌の繁殖を抑える

排水溝に50℃~60℃のお湯を流すと、雑菌の繁殖を抑えて臭いの発生予防になります。

 

お湯の温度は60℃以下にするのがポイントです。熱湯を排水溝に直接流すと、排水管がダメージを受けて破損する恐れがあります。

 

給湯器の温度を50℃に設定し、シンクで流すと簡単です。

アルミホイルを置くだけで菌の繁殖を防げる

ゴミ受けにアルミホイルを置くだけでも、菌の繁殖を防ぐ効果が期待できます。

 

アルミホイルは水に触れると、アルミニウムイオンを排出します。アルミニウムイオンには抗菌効果があり、菌の繁殖を防いでくれるのです。

 

アルミホイルを2㎝程度の大きさに丸めて、1、2個ゴミ受けに置いておくだけなので、簡単に臭いを予防できます。

アルコールスプレーで除菌効果が期待できる

日常的に手軽に予防するなら、アルコールスプレーがおすすめです。スプレーでシュッと吹き付けるだけで、簡単に除菌効果が期待できます。

 

毎日食器洗いが終わって排水溝を軽く掃除したら、仕上げにアルコールスプレーをかけておきましょう。アルコールスプレーがないときには、クエン酸スプレーでも代用できます。

排水溝の臭いで困ったときは

排水溝が臭い原因と対処法を紹介しました。

 

排水溝の臭いの原因は、汚れによるものがほとんどです。日ごろの水回りの使い方やお手入れである程度抑えられるので、定期的に掃除をして清潔な状態を維持しましょう。

 

掃除をしても臭いが取れないときは、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。排水溝の臭いの原因を究明し、適切に対処いたします。

 

⇒クリーンライフに排水溝の臭いについて相談してみる

2024.08.31

排水管で水漏れが起きると、水回りが使えなくなるだけでなく、水漏れによる二次被害をもたらすこともあります。

 

水漏れ被害を大きくしないためにも、排水管の水漏れの原因と対処法を知っておきましょう。

 

今回は、排水管の水漏れの原因や対処法、排水管の交換方法などを紹介します。

 

修理費用の相場もあわせて紹介しますので、排水管の水漏れでお困りの方は参考にしてください。

排水管の水漏れの原因6つと対処法

排水管を確認する水道修理業者

排水管で水漏れが起きたら、まずは応急処置をしましょう。

  1. 水の使用を中断する
  2. 止水栓を閉める

上記の通り、すぐに水の使用を中断し、水漏れを止めるために止水栓を閉めてください。

 

止水栓の場所は、以下の記事でまとめました。場所が分からない方は、ご覧ください。

ここからは原因別に、排水管の水漏れの対処法を紹介します。

排水管の水漏れの原因で多いのは「つまり」

排水管の水漏れの原因でよくあるのが、つまりです。

 

排水管がつまっているところに水が流れるとパイプが耐え切れず、接合部分から水漏れすることがあります。

  • キッチン:食べカス、洗剤の溶け残り、油
  • お風呂:石けんカス、髪の毛
  • トイレ:トイレットペーパー、おもちゃなどの異物、便や吐しゃ物
  • 洗面所:石けんカス、髪の毛、ゴミやほこり

このように水回りの場所によって、つまりの原因はさまざまです。

 

排水管のつまりは、こまめな掃除やメンテナンスである程度防げます。しかし、長年使用したことによる蓄積した汚れや、誤った使い方によって詰まってしまうこともあるので注意が必要です。

対処法:排水管のつまりを除去する

排水管のつまりで水漏れしているときは、つまりを除去することで水漏れを直せます。

 

ラバーカップやパイプクリーナーでつまりを解消すれば、排水管の水漏れが解消するでしょう。

 

トイレつまりが軽度で、トイレットペーパーや排泄物が原因の場合は、ラバーカップで直る可能性があります。ラバーカップを使う方法は、以下の記事を参考にしてください。

 

ここでは、パイプクリーナーを使ったつまりの解消法を紹介します。

パイプクリーナーの使い方

パイプクリーナーを使ったトイレつまり解消の手順は、以下の通りです。

  1. パイプクリーナーを便器の水が溜まっている部分に入れる
  2. 排水溝に密着させる
  3. レバーを引き上げる
  4. レバーを押し下げる
  5. レバーの押し引きを何度か繰り返す

パイプクリーナーにはレバーを押し引きして使用するものの他に、加圧式タイプのものなどもあります。

 

アタッチメントを変えれば、キッチンや洗面台などで使用できるものもありますので、1つ持っていると便利です。

 

パイプクリーナーの使い方や注意点を、以下で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

接合部分の水漏れは部品の劣化や不具合

接合部分の水漏れは、パッキンの劣化やナットのゆるみが原因の可能性があります。

 

接合部分の水漏れの場合、部品を交換すれば水漏れを直せます。

 

パッキンはホームセンターやインターネットで購入して、自分で交換することも可能です。

対処法1:ナットやパッキンを確認・交換する

接合部分で水漏れを発見したら、ナットが緩んでいないか確かめてください。ゆるんでいる場合は、ナットを締め直してみましょう。

 

ナットを締めなおしても水漏れが直らなければ、パッキンが劣化している可能性があります。

 

新しいパッキンを準備して、以下の手順で交換してください。

  1. 止水栓を閉めて水を止める
  2. 接合部分のナットを取り外し、古いパッキンを取り出す
  3. 新しいパッキンを取り付ける
  4. 接合部分のナットを締めなおし、止水栓を開ける
  5. 水を流して漏れていなければ完了

一般的な手順は上記の通りです。

 

しかし、パッキンのサイズや排水パイプの取り外し方はメーカーによって異なるため、判断できないときは無理せず修理業者に修理を依頼しましょう。

対処法2:コーキングを塗布する

隙間からの水漏れの応急処置に使われるのが、コーキング材です。

 

ただし、コーキング材は水回りの配管に長期間使用するのには向いておらず、あくまでも応急処置として使用されることがあります。

 

「すぐに業者を呼べない」「一時的に水漏れを止めたい」ときには致し方ありませんが、できれば別の方法を検討してください。

 

コーキング材を使用するよりも、次で紹介する防水テープを使った修理がおすすめです。

長年使用している排水管の水漏れは劣化や破損が原因

排水管の使用年数は20~25年程度とされており、長期間使用していると劣化によって破損することがあります。

 

劣化や破損した排水管の水漏れは、次の方法で対処してください。

対処法1:防水テープを使って修理する

破損した排水管には、防水テープの使用がおすすめです。防水仕様になっているテープを使えば、簡単に取り扱えて手軽に修理できます。

  1. 止水栓を閉めて水を止める
  2. 濡れている部分を乾いた布で拭く
  3. 水が漏れている場所に防水テープを巻く

以上の方法で水漏れを防げます。

 

あくまでも応急処置ですので、テープを巻いたら修理業者に連絡してください。

対処法2:排水管を交換する

排水管が破損してしまった場合、本体の交換が必要なケースもあります。

 

激しく破損していたり耐用年数が過ぎていたりすると、さらに水漏れ被害が拡大する可能性が高いため、交換をすすめられることがあります。

 

排水管の交換は難易度が高いため、自分で対処せず、業者に相談しましょう。

 

クリーンライフ』では無料で出張見積もりを承っています。24時間365日対応していますので、排水管の交換が必要なときは、ぜひご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管の交換を相談してみる

冬に多い凍結による水漏れ

冬になると増えるのが、凍結による水漏れです。

 

水はマイナス4度になると凍るとされています。そのため、地中に埋まっている排水管が凍結することはほとんどありませんが、屋外に露出している部分が凍ってしまう可能性があります。

 

凍結は日中になって気温が上がると自然に解凍されますが、水が凍って膨張することで排水管が破損するケースもあるので注意してください。

 

排水管が破損すると、凍結した水が溶けて水漏れが発生します。

対処法:修理業者に相談する

破損した排水管を自分で直すのは困難ですので、凍結によって破損した場合は修理業者に相談してください。

 

まずは止水栓を閉めて水漏れを防ぎ、どこから水漏れしているのかを確認しましょう。水漏れ箇所が確認できたら、速やかに修理業者を呼びます。

 

水道管が凍結した場合の対処法をお探しの方は、以下のページをご覧ください。対処法を詳しく解説しています。

外の排水管の水漏れは劣化やつまりが原因

屋外の排水管で水漏れしたときは、劣化や排水桝のつまりが原因の可能性があります。

 

排水管は自然に劣化するものですので、長年使用している場合は劣化を疑いましょう。

対処法1:排水桝を掃除する

排水桝(汚水桝)には、キッチンやお風呂で使用した水が流れ込みます。そのため、油やゴミ、髪の毛などでつまりやすい場所です。

 

排水桝が汚れでつまると、行き場をなくした下水が溢れてしまうこともあります。排水桝の汚水は臭いもひどいため、周辺に悪臭をまき散らさないためにも、こまめに掃除することが大切です。

 

排水桝の掃除方法を以下にまとめました。

  1. 排水桝のふたを開ける
  2. 表面に浮いた汚れを取り除く
  3. エルボを外してきれいに洗う
  4. 底に沈んでいる汚れを取り除く
  5. ホースで排水管を洗浄する
  6. エルボを元に戻す

排水桝の清掃頻度は、半年から1年に1回が目安です。汚れが蓄積すると掃除は大変ですので、こまめにメンテナンスをしましょう。

 

排水桝(汚水桝)の清掃については、以下のページで詳しく解説していますのでご参照ください。

対処法2:排水管を交換する

劣化やつまりで破損した場合は、排水管自体を交換することになります。

 

排水管は正しく設置しないと水漏れする原因になりますので、業者に相談して適切に対処してもらいましょう。

 

⇒クリーンライフに排水管について相談してみる

床下の水漏れは業者に依頼すべき

床下で排水管が水漏れすると、湿気で結露が発生してカビが生えたり、シロアリの被害にあったりする可能性があります。

 

水漏れ部分が目に見えないことも多いため、自分で判断して修理するのは危険です。不適切な施工では被害が拡大する恐れもありますので、専門の業者に修理を依頼してください。

排水管の水漏れを放置するリスク

注意点

排水管の水漏れを確認したときは、すぐに対処することが大切です。

 

水漏れには以下のリスクが考えられますので、放置するのは危険です。

  • 家が傷む
  • マンションの場合、階下に被害が及ぶ
  • 水道料金がかさむ

建物の建材や床、壁が水で傷んでしまったり、カビが発生したりする可能性があります。被害が拡大すると、修繕が必要なほど傷むことも。

 

また、マンションや2階以上の部屋で水漏れした場合には、階下に被害が及ぶ恐れもあります。

 

少量の水漏れだからといって放置していると、水道料金がかさんで高額になるケースもあるので注意が必要です。

排水管の水漏れを防ぐ方法

排水管の水漏れを防ぐには、次の方法が有効です。

  • 定期的に点検・メンテナンスを行う
  • 耐用年数の長い排水管を使用する

以上の方法について詳しく解説します。

定期的に点検・メンテナンスを行う

定期的な点検・メンテナンスで、排水管の劣化や破損しそうな場所を確認しておくと安心です。

 

水漏れが起きる前に不具合を把握できれば、事前に被害を食い止められます。

 

目で見える場所は自分で点検できますが、分かりにくい場所は専門業者に点検を依頼しましょう。

耐用年数の長い排水管を使用する

排水管を長く安全に使用するには、耐用年数の長い排水管を使用することです。

 

排水管の耐用年数は、素材によって30年~100年ほどと大きく差があります。

 

耐用年数が長い素材ほど導入コストはかかりますが、ランニングコストを考えるとかえって安く済む可能性があります。

 

これから家を建てたり、修理・リフォームする際には、耐用年数の長い排水管を検討してみましょう。

排水管の水漏れ修理の費用相場

費用相場

排水管の水漏れ修理は修理内容によって金額が変わります。

 

適切な価格で修理を受けるためにも、金額を把握しておきましょう。

修理内容 料金相場
つまりの除去 8,000円~
部品の交換 3,000円~
配管の工事 20,000円~
排水管の交換 100,000円~
排水桝の清掃 8,000円~

パッキンなど部品の交換や軽度のつまり除去であれば、低価格で修理できます。

 

しかし、排水管の交換になると、修理費用は高額になります。交換の範囲が広いほど費用が高額になりますので、必ず相見積もりを取って複数の業者で比較・検討してください。

 

クリーンライフ』では、無料での見積もりが可能です。24時間年中無休で対応し、休日・深夜の割増料金はありません。ぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管の水漏れを相談してみる

マンションで排水管の水漏れが起きたときの対処法

マンション

戸建て住宅とマンションでは、水漏れが起きたときの対処法が異なります。

 

マンションにお住まいの方は、対処法を確認しておいてください。

管理会社や大家に連絡をする

マンションの場合、業者を呼ぶ前に管理会社や大家さんに連絡をしてください。

 

水漏れは緊急事態ですので、管理会社が適切な対処法を教えてくれるはずです。管理会社が提携している修理業者を教えてくれることもありますので、自分で判断せずに必ず指示を仰ぎましょう。

 

戸建ての場合でも、賃貸であれば管理会社に相談することが先決です。

管理組合が加入している保険を確認する

分譲マンションの場合は、管理組合が加入している保険を確認しましょう。個人賠償責任保険に加入していれば、水漏れ事故が保証の対象になる可能性があります。

 

個人賠償責任保険は、マンションの専有部分の水漏れも保証の対象です。1世帯で家族の誰かが加入して入れば家族全員が保証されますので、特約でついていないか確認しておきましょう。

 

保証条件は保険の契約内容によって異なりますので、契約書類を確かめてください。

火災保険が適用になるケースもある

水漏れが起きたときは、火災保険が適用になるケースもあります。水漏れによって被害を受けた、建物や家財の損害が対象です。

 

ただし、保険金を受け取れるのは損害額までのため、基本的には個人賠償責任保険か火災保険のどちらかを使用することになります。

 

水漏れの原因によって使える保険・補償が異なるため、契約内容をよく確かめておきましょう。これから加入する場合は保険内容をよく検討し、必要な補償を選んでください。

 

水道トラブルで使える火災保険について詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。

排水管の水漏れで困ったときは

排水管の水漏れの原因や対処法、修理費用の相場を紹介しました。

 

排水管は経年により劣化したり、自然災害によって破損して水漏れすることがあります。目では確認できない場所で水が漏れるケースもあるため、困ったときは専門業者に調査・修理を依頼するのがおすすめです。

 

排水管の水漏れでお困りのときは、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。排水管の水漏れにも迅速に対応し、トラブルをスムーズに解決します。

 

⇒クリーンライフに排水管の水漏れについて相談してみる

2024.08.31

汚水桝で詰まりが起きた際に、自分で掃除して解決できる場合があります。どの場所が詰まっているのかを確認する方法、掃除による対処法などを解説します。

 

対処法を試しても詰まりが解消できないときは、水道修理業者への依頼がおすすめです。業者に汚水桝のトラブル解消を依頼した場合の費用相場、業者の選び方も解説するので、参考にしてください。

 

トイレやキッチンのつまりが頻繁に起きるのは、汚水桝のつまりが原因かもしれません。詰まりの原因を知って、根本的な解消をしていきましょう。

汚水桝の詰まり箇所を見つける方法

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まずは、どの汚水桝が詰まっているのか確認して、対応していきます。住宅には、水回りごとに汚水桝が複数設置されているので、ひとつずつフタを開けて確認が必要です。

 

それでは、汚水桝の詰まり箇所の特定方法を説明します。

汚水桝の詰まり箇所を探すために用意するもの

どの部分で詰まりが起きているのか探すために、次の道具を用意します。

  • マイナスドライバー
  • マスク
  • 長めの棒
  • ゴム手袋

汚水桝のフタは、取っ手がついている場合があります。しかし、ほとんどの場合は取っ手なしで、切り欠き(くぼみ)にマイナスドライバーのようなものを差し込んで開けるタイプです。

 

汚水桝のフタを開けると臭いが立ち込めるので、マスクを必ず着用しておきましょう。フタを開けて内部をチェックする際に、汚水が飛んでくる可能性があるので、汚れても良い服を着用しましょう。

 

長めの棒で汚水桝の内部を動かして、排水管の状態を確認します。もし可能なら「ケレン棒」を用意しておくと、内容物を動かしやすく、壁に密着した汚れをこそげ落としやすいので、おすすめです。

 

「ケレン棒」はもともとサビ取りに使われるので、先が平らになっています。1m程度の長さで、1,000円未満でホームセンターで購入可能です。

汚水桝の詰まり箇所かどうかの判断方法

汚水桝を順に見ていきます。住宅に近い汚水桝から公共枡に近い汚水桝まで順にフタを開けて、内部の水分が少なくなっていないかチェックしてください。

 

水が溜まっていない汚水桝があったら、その1つ前の汚水桝、または間の配管にトラブルがあると想定できます。

汚水桝の詰まりの原因

詰まった汚水桝が特定できたら、原因を見つけましょう。どのような原因が考えられるのかを知っておけば、想定しやすいです。

 

汚水桝の詰まりの原因は、主に以下が考えられます。

  • 木の根
  • 汚れの塊
  • 固形物
  • 汚水桝内に設置されているエルボの落下
  • 汚水桝の劣化

汚れが原因で詰まっているなら、清掃することで詰まりが解消します。汚水桝について知っていると、詰まりの原因やメンテナンス方法を理解しやすくなるので、以下の記事を参考にしてください。

汚水桝の詰まりを自分で解消する方法

汚水桝の詰まり解消を始める前に、必要なものを全部用意しましょう。

汚水枡の詰まり解消のために用意するもの

まずは作業しやすいように、着衣を用意しましょう。マスクは悪臭を阻止しながらも、息のしやすいタイプを選びましょう。

  • 動きやすく、汚れてもよい服
  • ゴム手袋
  • マスク

次に、道具を揃えておきましょう。

  • マイナスドライバー
  • スコップやひしゃくなどの汚れをすくう道具
  • ザル、または三角コーナーなど
  • ゴミ袋
  • 新聞紙
  • バケツ
  • 柄付きの、固めのブラシまたはタワシ
  • 回転式ワイヤーパイプクリーナー
  • 中性の台所洗剤
  • 散水ホース
  • 高圧洗浄機(あれば)
  • ぞうきん

バケツには水を入れておき、汚れた道具類や汚水桝内の部品の置き場として使いましょう。

 

高圧洗浄機、散水ホースは排水管の洗浄に使います。

汚水桝の詰まり解消の手順

詰まりのある汚水桝は、以下の手順で清掃して詰まりを解消します。

  1. 詰まっている汚水桝のフタを、マイナスドライバーなどで開ける
    表面に浮かんでいる汚物をひしゃく、またはスコップですくい取る
    L型のエルボを取り外し、バケツに入れる
  2. 底に沈澱している汚物を取り除く
  3. 次に続く汚水桝(詰まりがない)のフタを開ける
  4. 詰まりのない汚水桝から詰まりのある汚水桝に向かって、排水管に散水ホースを挿入して水を流す
  5. 排水管を回転式ワイヤーパイプクリーナーで掃除する
  6. 汚水桝に中性洗剤を垂らして、柄のついたブラシまたはタワシでこすり洗いする
  7. バケツの中のエルボの汚れを中性洗剤で洗い、エルボを設置する

すくった汚れは、ザルまたは三角コーナーなどに入れると、水分を取り除けます。ゴミ袋に新聞を入れておくと、汚れの余分な水分を吸い取ってくれるので、便利です。

 

汚水桝の手入れ方法を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

汚水桝の詰まりを業者に相談すべきケース

水道修理業者

以下のようなケースは、水道修理業者への相談がおすすめです。

  • ご自分での対処が難しい
  • 汚水桝の詰まり箇所が分からない
  • 汚水桝の詰まりが解消しない

では、ひとつずつ見ていきましょう。

ご自分での対処が難しい

以下のような場合、ご自分での対応は難しいので、水道修理業者への依頼がおすすめです。

  • 大きな木の根の除去が難しい
  • 臭いがひどくて対応したくない
  • 時間がない

汚水桝のフタを開けて、つまり箇所を特定できても、臭いが強すぎて対処したくない人もいるかもしれません。夏場は臭いがさらにキツくなりますし、冬場は濡れてしまうと寒くて大変です。

 

業者の方が短時間で、確実に詰まりを解消してくれるのでおすすめです。

汚水桝の詰まり箇所が分からない

どの汚水桝も溢れていて、どれが詰まり箇所なのかわからない場合は、水道修理業者に相談してください。

 

また、そもそも汚水桝のフタが開けられない場合もあります。掃除をずっとしていない汚水桝のフタは汚れがこびりついて、動かなくなっているかもしれません。無理に開けようとすると、壊れてしまいます。

汚水桝の詰まりが解消しない

汚水桝の掃除をして、詰まりの原因と思われるものを取り除いても、詰まりが解消しない原因は、以下の可能性があります。

  • 配管の傾斜が少ない
  • 配管の劣化でヒビが入っている
  • 汚水桝の破損で水がとどまっている

配管の移動・交換は、水道局指定工事店に指定されている水道修理業者しかできません。また、汚水桝が破損しているなら、汚水桝の交換が必要です。汚水桝の交換も、業者へ相談しましょう。

 

なお、『クリーンライフ』では24時間365日、汚水桝など水回りのご相談を受付中です。

 

⇒クリーンライフに汚水桝の詰まりについて相談する

汚水桝の詰まり解消を業者に頼む場合の費用目安

料金

水道修理業者に汚水桝の詰まり解消を依頼した際の、作業料金の相場をご紹介します。

作業内容 料金相場
汚水桝の清掃 1ヶ所につき2,000円〜
トーラーによる詰まり除去 30,000円〜
高圧洗浄機による詰まり除去 25,000円〜
排水管の調整 8,000円〜
排水管の一部交換 10,000円〜15,000円
塩ビ製の汚水桝に交換 1個につき35,000円〜

汚水桝のトラブルは、状況により費用が異なります。

 

汚水桝を接続している排水管を、高圧洗浄機で洗浄する作業が多い傾向です。ご自宅用の洗浄機よりパワーがあるので、ご自分でするよりも短時間で解消できます。

汚水桝の詰まり解消を頼む業者の選び方

汚水桝の詰まり解消を業者に依頼する際には、信頼できる業者を選びましょう。安易に業者を選ぶと、対応後に金銭トラブルが起きたり、すぐに再発したりする可能性があります。

 

信頼できる業者を選ぶ方法は、以下の通りです。

  • 水道局指定工事店に指定されているか確認する
  • 実績のある業者を選ぶ
  • 相見積もりをして料金やスタッフを比較する

それぞれについて、詳しく説明します。

水道局指定工事店に指定されているか確認する

水道局指定工事店とは、各自治体で給水装置の工事を適切に行うと公的に認められた水道修理業者です。汚水桝の詰まりは難易度が高い修理を伴うこともあるので、必ず指定業者に依頼しましょう。

 

トラブルがあると、指定を取り消される可能性があるので、トラブルが起きる可能性は低いと考えられます。

 

以下の記事では水道局指定工事店の要件や、非指定店との違いなどを説明しているので、参考にしてください。

実績のある業者を選ぶ

実績のある業者は、それだけ多くの人に支持されて運営してきたという歴史を持っています。公式サイトで以下の点を確認して、実績のある業者を選びましょう。

  • 創業年
  • 累計の施工実績
  • 年間の施工実績

公式サイトに施工事例の画像や、お客様の感想を掲載している業者も信頼できます。

相見積もりをして料金やスタッフを比較する

少なくとも3社以上の水道修理業者に、相見積もりを依頼しましょう。相見積もりとは、同じ条件で見積書を提出してもらうことです。

 

その際、以下の点を確認してください。

  • 適正価格で運営しているか
  • 説明の仕方が丁寧か
  • アフターフォローは充実しているか

法外に高額な業者は困りますが、あまりにも安すぎる料金を提示する業者も信頼できません。料金については、以下の記事が参考になります。

汚水桝の詰まりを放置すると起こるトラブル

注意事項

汚水桝の詰まりを放置していると、住宅内などで水回りのトラブルが発生するので、注意が必要です。

排水口やトイレのつまりが頻発する

汚水桝のつまりを放置すると、住宅内の水回り箇所で詰まりが頻発します。汚水桝が原因なので、ラバーカップやパイプクリーナーで修理しても、解決しません。

 

一瞬、水が流れても、次の日にはまた詰まりが始まります。根本的な原因である汚水桝の修理をしないと、いつまでも詰まりを我慢しなくてはいけません。

 

もっと悪化すると、排水口やトイレからの逆流の可能性もあります。逆流について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

排水口やトイレからの悪臭が気になる

掃除を丁寧にしても、キッチンやお風呂の排水口、トイレの臭いが気になるようになります。汚水桝の詰まりが原因なので、汚水桝の詰まりを修理しない限り、解消できません。

 

また、汚水桝の詰まりを放置すると、汚水桝からも汚物が溢れて周辺が臭くなります。ご近所にも迷惑がかかるので、迅速な対応が必要です。

汚水桝の詰まりの予防対策

汚水桝の詰まりが解消したら、再発しないように予防しましょう。以下の3つのポイントを押さえてください。

  • つまりの原因になるものを流さない
  • 汚水桝近くの木を移植する
  • 汚水桝を定期的に掃除する

汚水桝の詰まりが生じないための方法を、詳しく説明していきます。

つまりの原因になるものを流さない

できる限り、詰まりの原因になるものを流さないようにすることが重要です。以下のことを実行して、できるだけ詰まりの原因が排水管に入り込まないようにしましょう。

  • ゴミ受けをこまめに掃除する
  • キッチンで油を流さない
  • 洗面所やトイレで嘔吐しない
  • 固形物を落とさない
  • 固形物が落ちたらすぐに拾う

以上は、各水回りのつまりを防止でき、悪臭も阻止できます。

 

キッチンで油を流さないために、油のついた食器やフライパンを洗う前に、キッチンペーパーで拭き取るのがおすすめです。

 

排水管の詰まりが起きないための、水回り箇所ごとの原因や対策については、以下の記事を参考にしてください。

汚水桝近くの木を移植する

汚水桝に木の根が入りこむと、汚水桝のトラブルの原因になりがちです。隙間から根が入り込んだあと、少しずつ成長していき、汚水桝を破壊していきます。

 

汚水桝近くに木が植えてあったら、汚水桝から離れた場所への移植がおすすめです。汚水桝に根が入り込んでから対応するよりも、少ない労力で汚水桝のトラブルを避けられます。

汚水桝を定期的に掃除する

マンションなどの集合住宅は、管理会社が1年に1回の頻度で、水道修理業者にメンテナンスを依頼しています。そのため、マンションでの汚水桝トラブルは少ない傾向です。

 

戸建てにお住まいの方は、ご自身で少なくとも年に1回の汚水桝掃除が必要です。ご自分でもできますし、水道修理業者に依頼してもよいでしょう。

 

汚水桝にトラブルがなく、掃除だけなら比較的安い料金で依頼可能です。また、これからトラブルになりそうな点も指摘してもらえるので、重度なトラブルを避けられます。

 

以下の記事で、汚水桝の清掃を業者に依頼した場合の料金や、業者の選び方を詳しく説明しています。参考にしてください。

汚水桝の詰まりでお困りなら

汚水桝の詰まり解消方法や、業者に依頼した場合の費用についてご紹介しました。キッチンやトイレの排水溝の詰まりの原因は、汚水桝にある場合があります。

 

ご紹介した対処法で解消できないときは、水道修理業者への依頼がおすすめです。業者選びにお困りなら、『クリーンライフ』にご連絡ください。

 

点検・見積もりは無料で行っています。電話のほか、LINEやメールの利用も可能なので、いつでもお好きな時間帯にご連絡ください。24時間年中無休で対応しています。

 

⇒クリーンライフに汚水桝の詰まりについて相談する

2024.08.31
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