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排水管トラブルの対処法・修理

この記事では、マンションの排水管の構造について徹底解説します。

 

マンションには複数の世帯が集まっているため、排水管の構造は複雑です。構造の理解は、メンテナンスや詰まり・水漏れの発生プロセスの理解につながるため、本記事を参考に把握しておきましょう。

 

記事後半では、マンションの排水管の寿命と工事方法についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

マンションの排水管の構造

マンションの排水管の構造は、以下5つの視点から見ていくと理解しやすくなります。

一つずつ見ていきましょう。

設置場所

マンションには複数の世帯が集まっており、排水管にも専有部分と共用部分があります。各部屋から専有部分の排水管が出ており、共用部分の排水管に集まって排水されます。

 

排水管自体はつながっていますが、場所によって専有部分と共用部分が分かれます。

 

基本的に、専有部分の排水管トラブルであれば自力で対処できますが、専有部分の排水管トラブルは大家・管理会社への相談が必要です。

排水の種類

マンションの排水には、以下3つの種類があり、それぞれに排水管が設置されています。

排水の種類 排水の詳細 排水管の名前
雑排水 キッチン・浴室・洗面台・洗濯機などの排水 雑排水管
汚水 トイレの排水 汚水管
雨水 屋上やバルコニーから流れる雨水の排水 雨水管

雨水は降ってきた雨をそのまま排水するだけなので、余計な処理能力を使わないために、雑排水や汚水とは別で排水するのが一般的です。

 

雑排水と汚水を一緒に排水するか、分けて排水するかは、マンションごとに異なります。

排水方式

マンションの排水方式には、「合流式」と「分流式」があります。特徴は、以下のとおりです。

排水方式 特徴
合流式 雑排水と汚水をまとめて排水する方式
築年数が古いマンションに多い
分流式 雑排水と汚水を分けて排水する方式
築年数が浅いマンションに多い

合流式は設置・維持コストが低いのがメリットですが、排水管トラブルが起きたときに被害が拡大する可能性があります。

 

一方、分流式は合流式より設置・維持コストがかかりますが、排水管トラブルが起きにくいのがメリットです。

 

近年はトラブル発生時のことを考慮し、分流式が主流になっています。

通気管の役割

排水管の上部には、排水をスムーズにする通気管があります。通気管があることで排水管内の空気圧が調整されるため、円滑に排水されるのです。

 

バルコニーに通気管が設置される例もありますが、臭いを完全に防止できないため、通気管の上部にあるのが一般的です。

一戸建てに比べて詰まりが発生しにくい

マンションは上階から下階に伸びる排水管が多いため、一戸建てに比べて詰まりが発生しにくい構造です。

 

とはいえ、複数の世帯が集まっているため、一戸建てよりトラブルは起きやすいとも考えられます。あくまで、構造的には一戸建てに比べて詰まりが発生しにくいと認識しておきましょう。

マンションの排水管の工事方法

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マンションの排水管にはいくつか種類があり、それぞれに寿命があります。排水管の種類ごとの寿命は、以下のとおりです。

  • 配管用炭素鋼鋼管(SGP):20~30年
  • 銅管(CUP)・硬質塩化ビニル管(VP):20~40年
  • 鋳鉄管(CIP):30~40年

排水管の寿命が来ると水漏れが発生する可能性があるため、工事が必要です。マンションの排水管の主な工事方法は、以下の2つです。

工事方法 概要
更生(ライニング)工事 管内を洗浄してコーティングする
更新(取替)工事 新しい排水管に取り替える

それぞれにメリット・デメリットがあるので、詳しく見ていきましょう。

更生(ライニング)工事

更生(ライニング)工事とは、管内を研磨洗浄した後、特殊な樹脂でコーティングする工事方法です。

 

更生(ライニング)工事のメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリット デメリット
更新(取替)工事より短期間で安く工事できる
工事時の騒音が少ない
排水管の老朽化が進んでいると工事できない

更生(ライニング)工事は、排水管の内部が薄くなっていたり穴が開いていたりすると、研磨洗浄できないため、工事はできません。

 

そのため、排水管が古くなりすぎないうちに更生(ライニング)工事を実施し、寿命を伸ばす使い方がオススメです。

更新(取替)工事

更新(取替)工事とは、古い排水管を取り外し、新しい排水管を取り付ける工事方法です。

 

更新(取替)工事のメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリット デメリット
排水管の寿命が大きく伸びる
排水管の老朽化が進んでいても工事できる
費用が高く、工事期間が長くなる
工事による振動・騒音が発生する

更新(取替)工事には費用や工事期間の問題がありますが、新品の排水管に交換できるのは大きなメリットといえます。

 

また、排水管の老朽化が進んで更生(ライニング)工事が実施できない場合は、更新(取替)工事の検討が必要です。

 

とはいえ、どちらの工事がいいかは建物や配管設備によって異なるため、プロの業者に相談するのが確実です。費用も安くありませんから、相談しながら適切に選択しましょう。

 

クリーンライフに排水管工事について相談してみる

マンションの排水管の詰まりが発生する原因

マンションの排水管で詰まりが発生する原因は、主に以下の2つです。

排水管トラブルを避けるためにも、把握しておきましょう。

ゴミや汚れ

ゴミや汚れは、排水管を詰まらせる主な原因になります。例えば、食べかすや野菜の切れ端などです。

 

ゴミや汚れを流したからといってすぐに詰まるわけではありませんが、蓄積すると詰まりが発生します。

 

ゴミや汚れが原因で詰まった場合は、液体パイプクリーナーやラバーカップを使って解消しましょう。

 

ゴミや汚れによる詰まりを解消する方法をすぐに見る

水に溶けない異物

水に溶けない異物を排水管へ流すと、詰まりの原因になります。例えば、スマートフォンや歯ブラシなどです。

 

水に溶けない異物は溶かしたり押し流したりできないので、目に見えるところにある場合は取り除き、見えない場合は修理業者へ依頼しましょう。

 

水に溶けない異物による詰まりを解消する方法をすぐに見る

マンションの排水管から漏水する原因

マンションの排水管から漏水する原因は、主に以下の3つです。

漏水にいち早く気づくため、一つずつ見ていきましょう。

排水管の詰まり

排水管が詰まると、水が流れなくなり、逆流して水漏れが発生する可能性があります。特に、キッチンやトイレはゴミや汚れが多いため、詰まりやすい場所です。

 

排水管が詰まって水漏れしたら、まずは応急処置して水漏れを止めましょう。

 

排水管の詰まりによる水漏れの応急処置方法をすぐに見る

 

排水管つまりによる水漏れについては、以下の記事で詳しく解説しています。予防法も紹介しているので、ぜひご覧ください。

天井内設備の劣化・故障

マンションでは、天井内の給排水管や冷暖房設備の劣化・故障でも水漏れが発生するケースがあります。

 

この場合、自力での処置は不可能なので、漏水箇所を撮影して大家・管理会社に連絡しましょう。

 

天井内設備の劣化・故障による水漏れの対処法をすぐに見る

上の階からの水漏れ

マンションには複数の世帯が集まっているため、上の階の水漏れが天井を伝って下の階まで到達する場合があります。

 

上の階の水漏れの場合は原因の特定が難しいため、漏水箇所を撮影後、大家・管理会社に連絡するのが確実です。

 

上の階からの水漏れによる水漏れの対処法をすぐに見る

マンションの排水管の詰まりが起きたときの対処法

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マンションの排水管の詰まりが起きた場合は、以下の方法で対処しましょう。

それぞれのやり方を詳しく見ていきます。

液体パイプクリーナーを流し込む

液体パイプクリーナーを使うと、汚れを溶かして落とせます。液体パイプクリーナーは、ドラッグストアで数百円ほどで購入可能です。

 

液体パイプクリーナーの使い方は、以下のとおりです。

  1. 規定量の液体パイプクリーナーを排水管へ流し込む
  2. 説明書きに記載の時間、放置する
  3. 水で洗い流す

使用量や放置時間を勝手に増やすと排水管を傷める可能性があるため、必ず説明書きに従いましょう。

 

液体パイプクリーナーでの洗浄方法は、以下の記事で詳しく解説しています。選び方のポイントもわかるので、ぜひご覧ください。

ラバーカップを使う

排水溝でラバーカップを使う

ラバーカップは、中を真空状態にして異物を引き上げるための道具です。

 

ラバーカップは100円均一ショップのほか、ドラッグストアやホームセンターで数百円程度あれば入手できます。

 

ラバーカップは、以下の手順で使いましょう。

  1. 周りを養生して止水栓を閉める
  2. 水が溜まっている部分に、ラバーカップをかぶせる
  3. ゆっくり押し込んでカップをへこませる
  4. 勢いをつけてすばやく引き戻す

詰まりのせいですでに水が溢れそうな場合は、バケツやコップで水を汲み出してからラバーカップを使いましょう。

 

トイレつまりをラバーカップで治す詳しい方法は、以下の記事を参考にしてください。

ワイヤーブラシを使う

排水溝でワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシは細いワイヤーの先にブラシがついているため、排水管の奥まで届くのが特徴です。

 

ワイヤーブラシは100円均一ショップでも手に入りますし、ドラッグストアやホームセンターでも数百円あれば手に入ります。

 

ワイヤーブラシの使い方は、以下のとおりです。

  1. 排水管にワイヤーブラシの先端を入れる
  2. つまりの原因に引っかかったら前後させる

力任せに作業すると、異物を奥へ押し込んだり排水管を傷つけたりする可能性があります。無理だと判断したら作業を中断し、修理業者に依頼してください。

 

ワイヤーブラシの選び方や保管方法については、以下の記事をご覧ください。

マンションの排水管から漏水したときの対処法

マンションの排水管から漏水したときは、以下の方法で対処しましょう。

それぞれの詳しい方法を見ていきます。

応急処置をする

水漏れしたら、まず応急処置をしましょう。

 

なぜなら、マンションでの水漏れを放置すると、リフォームが必要になったり他の部屋へ水漏れ被害が拡大したりして、迷惑をかけてしまうからです。

 

応急処置は、以下の方法を試してみてください。

  • 止水栓・元栓を閉める
  • コンセントを抜く
  • 水を拭き取る

水を拭き取っても溢れてくる場合は、バケツやタオルで受け止めましょう。

 

詳しい応急処置方法は以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

漏水箇所を撮影する

漏水箇所を撮影しておくと、水漏れの被害状況がわかります。また、原因や責任の所在の判断にも役立つため、撮影しておくのがオススメです。

 

より多くの情報を伝えるため、撮影の際は一カ所だけでなく、複数の角度から写真を撮りましょう。

大家・管理会社に連絡する

応急処置や撮影箇所の撮影が済んだら、大家・管理会社に連絡しましょう。

 

自分で修理を依頼したり近隣住民へ説明しようとしたりすると、トラブルになる可能性があります。

 

そのため、対応は大家・管理会社へ任せるのが無難です。深夜でも緊急連絡窓口が設置されているケースが多いので、事前に確認しておきましょう。

マンションの排水管清掃・交換を業者に頼む際の費用相場

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マンションの排水管清掃の費用相場は、以下のとおりです。

作業内容 料金相場
軽度の排水管つまり 5,000円〜8,000円
中度の排水管つまり 15,000円〜25,000円
高度の排水管つまり 30,000円〜50,000円
薬剤による排水管洗浄 8,000円~15,000円
排水管の部品交換 5,000円〜
排水管の高圧洗浄 25,000円〜
排水管のトーラー洗浄 10,000円~35,000円
管内カメラ等による排水管の調査 20,000円〜

マンションの排水管交換の費用相場は、30万円~100万円/戸です。工事方法や排水管の位置などの条件によって金額は大きく変わるため、依頼前に見積もりをとってもらうのがいいでしょう。

 

また、出張費や休日の割増料金がプラスでかかる業者もいます。見積もり時や依頼時に必ず確認しておきましょう。

マンションの排水管清掃・交換を頼む業者の選び方

マンションの排水管清掃・交換を頼む業者を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしてください。

  • 水道局指定工事店である
  • 料金体系が明確である
  • 口コミ・評判が良い

水道局指定工事店は、各自治体の水道事業者から認可を受けている業者です。悪徳業者を避けるためにも、水道局指定工事店かどうかは確認しておきましょう。

 

また、料金体系が明確なことも大事なポイントです。工事費のほか、オプションでかかる費用もしっかり説明してくれる業者が安心です。

 

さらに、口コミ・評判を調べておくと、実際に利用した人の感想を確認できます。口コミ・評判がいい業者であれば、安心して利用できるでしょう。

マンションの排水管工事は『クリーンライフ』へお任せください

マンションの排水管は、一戸建てに比べて詰まりが発生しにくい構造です。しかし、汚れが蓄積したり異物を流したりすると詰まり、水漏れにつながるケースもあります。

 

原因に合わせて対処を試み、解決できないときはプロに依頼しましょう。

 

これまで『クリーンライフ』は数々の排水管トラブルを解決してきました。料金体系が明確で、安心してご利用いただけます。

 

見積もりは無料なので、排水管トラブルでお悩みの際はご依頼ください。

 

クリーンライフに排水管清掃・交換について相談してみる

2025.08.25
2025.09.06

今回は、排水管の高圧洗浄は本当にいらないのか、その必要性や高圧洗浄を依頼すべき判断基準を紹介します。

 

家庭の生活排水には、石けんカスや油汚れ、食べかすなど、つまりの原因になるものが含まれており、排水管に少しずつ蓄積しています。

 

しかし、排水管の奥まで目で確認することはできないため、汚れやつまりを把握するのは困難です。

 

そこで今回は、排水管の高圧洗浄を依頼するタイミングや安心して頼める業者の選び方をお伝えします。

排水管の高圧洗浄が必要な理由

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排水管の高圧洗浄は、定期的に行う方が良いとされています。

 

家庭から出る生活排水には油や石けんカス、皮脂などの汚れが含まれており、蓄積すると排水管のトラブルの原因になるためです。

 

排水管の高圧洗浄が必要な理由は、主に以下の3つになります。

排水管のつまりを取るため

高圧洗浄は、排水管のつまりを取るために行うことが多いです。

 

排水管の汚れが蓄積すると、水の通りをふさいでしまい、水の流れが悪くなったり、つまって排水口から汚水が溢れてしまうこともあります。

 

このようなケースの場合、高圧洗浄でつまりを取り除くのが効果的です。

 

汚れだけでなく異物を流してしまったときにも、高圧洗浄が用いられるケースがあります。

排水管のつまりを予防するため

排水管がつまる前に高圧洗浄を行うと、つまりの予防になります。

 

異物など、つまりの原因になるものを流さなくても、排水管が詰まることは多々あります。

 

排水管のつまりの主な原因といえば、油や石けんカス、食べカス、髪の毛、皮脂などです。

 

とくにつまりの原因になりやすいのが油汚れで、排水管にこびりついた油汚れに髪の毛やゴミがくっついて、つまりの原因になります。

 

このような汚れは、水の流れや簡単な掃除で取り除くのは困難です。

 

排水管が詰まる前に、高圧洗浄で原因となる汚れを除去する必要があります。

排水管の悪臭を予防するため

排水管の汚れやつまりは、悪臭の原因にもなります。

 

排水口から悪臭がする場合は、排水管が汚れている可能性が高いです。悪臭がするほど汚れているということは、つまりの予兆ともいえます。

 

できるだけ早めに高圧洗浄を行い、汚れを除去しましょう。

 

定期的に高圧洗浄することは、悪臭の予防にもつながるのでおすすめです。

排水管の高圧洗浄がいらないといわれる3つの理由

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排水管をきれいに保つには高圧洗浄を行うべきですが、一部では「いらない」と考える人もいます。

 

なぜ排水管の高圧洗浄がいらないといわれるのか、3つの理由を解説します。

排水管が詰まらないケースもある

高圧洗浄をしていなくても、排水管が詰まらないケースも実際にあります。

  • 水回りの使用頻度が少ない
  • 少人数で住んでいる

このようなケースの場合、汚れが溜まりにくいのも事実です。

 

実際、排水管が詰まるまで高圧洗浄の必要性を感じない人は多く、詰まってから慌てて対応するというケースも多々あります。

 

汚れるペースが遅くても、汚れは着実に蓄積していくので、高圧洗浄が必要ないとはいえません。

市販の排水口洗剤でも汚れは落ちると考えられている

パイプユニッシュなど市販の洗剤を使えば、高圧洗浄がなくても汚れが落ちると考える人もいます。

 

これらの洗剤は、排水口や排水管の手前部分の汚れにはある程度効果的です。

 

しかし、奥深くに蓄積した汚れやつまりの原因にアプローチするには、十分とはいえません。

 

洗剤・薬剤を使って一見きれいになっても、見えない部分の汚れは落ちていないこともあるので注意が必要です。

悪徳な業者がいるため判断が難しい

高圧洗浄を含む水回りの業者には、悪質業者が多いというイメージを持つ方が少なくありません。

 

実際、不安を煽るような説明をしたり、自宅に訪問して営業してくるような業者も存在しています。

 

しかし、すべての業者が悪質なわけではありません。

 

信頼できる業者を選べば、高圧洗浄も適正価格で適切に行ってくれます。

 

怪しい業者には依頼せず、信頼と実績のある業者を探して、判断すれば安心です。

排水管の高圧洗浄がいらないケース

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ここまで排水管の高圧洗浄が必要な理由を紹介しましたが、なかには「いらないケース」もあります。

 

以下のようなケースは、高圧洗浄が必要ない可能性があります。

  • 建物の築年数が浅い
  • 排水管の定期的なメンテナンスをしている

上記の理由について、詳しくお伝えします。

建物の築年数が浅い

築3年くらいまでの物件であれば、汚れがそれほど溜まっていないため、高圧洗浄の必要性は低いと考えられます。

 

築年数が浅いうちは、自分でできるお手入れだけでも十分綺麗なため、無理に高圧洗浄する必要はありません。

 

ただし、家族の人数や水回りを使用する頻度によって汚れ方には差があります。

 

築年数を参考に、水回りの使い方も考慮して、メンテナンスのタイミング・頻度を決めると良いでしょう。

排水管の定期的なメンテナンスをしている

排水口をこまめに掃除したり、排水管内を専用カメラでチェックするなどの定期的なメンテナンスをしていれば、高圧洗浄を頻繁にする必要はなくなります。

 

排水管のトラブルは、汚れの蓄積によって起こるケースがほとんどです。

 

日常のお手入れ・メンテナンスが大きく関係してきますので、こまめにメンテナンスをすることが大切です。

 

自分で点検メンテナンスをしていても汚れ・つまりを見逃すケースもありますので、定期的に業者にチェックを依頼することをおすすめします。

排水管の高圧洗浄を業者に依頼するタイミング

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高圧洗浄をするべきか迷ったら、以下のポイントを判断基準にしてください。

排水管から異音や悪臭がする

排水管から異音・異臭がし出したら、高圧洗浄のタイミングです。

 

異音・異臭は排水管が汚れており、つまりかけているという合図です。

 

放置しておくと完全に詰まってしまい、水が流れなくなり、汚水が逆流してくる可能性があります。

  • 掃除をしているのに臭い
  • 排水時にゴポゴポと音がする

このような症状が現れた時は、高圧洗浄を検討しましょう。

 

以下の記事では、排水管の高圧洗浄のメリットとデメリットを紹介しています。自分で高圧洗浄する際の注意点も解説していますので、ご一読ください。

水の流れが悪い・詰まっている

排水の流れが悪いと感じたら、つまりの予兆だと考えられます。

 

自分でできる掃除をしても水がスムーズに流れない、詰まっていると感じた時は、高圧洗浄の出番です。

 

小さな不具合でも「いつもと違う」と感じた時は、放置せずすぐに対処しましょう。

 

完全につまる前に高圧洗浄することで、トラブルを未然に防げます。

築年数が10年以上たっている

築年数が10年以上たっている建物の場合、排水管に汚れが蓄積している可能性が高いです。

 

とくにつまりや悪臭がなくても、放置するとある日突然詰まってしまうかもしれません。

 

予兆がなくても事前に高圧洗浄することで、トラブルを未然に防ぎましょう。

排水管の高圧洗浄を依頼する業者の選び方

ポイント

排水管の高圧洗浄を依頼する業者選びで迷ったときは、次のポイントを押さえて選びましょう。

  • 実績が多い
  • 料金設定が明確に表示されている
  • 飛び込み営業をしない
  • 水道局指定工事店に登録されている

悪質な業者とのトラブルを避けるためにも、信頼できる業者を選んでください。

実績が多い

業者を選ぶときは、実績が多い業者を選ぶのがおすすめです。

 

とくに排水管の高圧洗浄の実績がしっかりある業者を選ぶと、安心して依頼できます。

 

業者の実績は、公式ホームページや口コミサイトで確認できます。

 

公式サイトにBefore・Afterの写真付きで施工事例が乗っていたり、料金目安が確認できたりしますので、業者選びの参考になるでしょう。

料金設定が明確に表示されている

次に大切なのが、料金設定が明確であるかどうかです。

 

業者の中には不要な作業を含めて高額な費用を請求するよな悪質な業者もいますので、注意してください。

 

必ず見積もりを取り、作業内容の詳細と料金設定を確認しましょう。

 

その際、相見積もりで複数の業者を比較すると、料金や作業内容の比較ができます。

 

料金を確認して違和感を感じた時は、別の業者に依頼することをおすすめします。

 

排水管高圧洗浄の料金相場を知りたい方は、以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。

飛び込み営業をしない

高圧洗浄で起きやすいのが、飛び込み営業の業者とのトラブルです。

 

すべての飛び込み営業業者が悪質をは限りませんが、飛び込み営業をしない業者よりもトラブルが多いとは言われています。

 

とくに、飛び込みで安い料金を提示し、作業後に高額請求される事例が多々あります。

 

飛び込み営業の業者が来ても、その場で契約するのではなく、必ず見積もりを取ったり、業者の実態を良く調べてから依頼してください。

水道局指定工事店に登録されている

排水管の高圧洗浄は、地域の水道局指定工事店に依頼しましょう。

 

水道局指定工事店は、技術や知識、工事設備において一定の基準を満たした業者のことをいいます。

 

国家資格を有する専任監督者も在籍していますので、適切な対応が期待できるでしょう。

 

安心して高圧洗浄をお任せするためにも、必ず水道局指定工事店から業者を選んでください。

排水管の高圧洗浄なら『クリーンライフ』にご相談ください

排水管の高圧洗浄は、つまりの解消や予防に効果的です。

 

排水管をこまめに掃除していても汚れが蓄積していきますので、高圧洗浄で見えない部分まできれいにしましょう。

 

排水管洗浄を頼む業者選びでお困りの方は、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。

 

クリーンライフのホームページでは、料金や作業内容をご確認いただけます。ご相談は無料ですので、LINEやメール・電話で気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管の高圧洗浄ついて相談してみる

2025.08.25
2025.09.06

汚水枡の掃除には、排水管のぬめりや汚れを分解する「パイプユニッシュ」を使うのが効果的です。

 

パイプユニッシュは排水口に注いで使うアイテムですが、汚水枡に直接投入して汚れを分解することもできます。

 

そこで今回は、パイプユニッシュを使った汚水枡の掃除方法を分かりやすく解説していきます。

 

パイプユニッシュを効果的に使う方法や製品の特徴もお伝えしますので、汚水枡の掃除の参考にしてください。

パイプユニッシュを使った汚水枡の掃除方法

汚水枡

汚水枡の掃除には、パイプユニッシュを使うとぬめりの除去に効果的です。

 

ここでは、パイプユニッシュを使った汚水枡の掃除方法と事前準備を説明します。

用意する物と事前準備

汚水枡を掃除する前に、以下のアイテムを準備してください。

  • パイプユニッシュ
  • ゴム手袋
  • ひしゃくやスコップ
  • ブラシ
  • ゴミ袋

パイプユニッシュが肌につかないように、ゴム手袋を必ず着用しましょう。

 

パイプユニッシュを使う前に溜まった汚れを取り除くため、ひしゃくやスコップも必要です。

 

周辺が汚れるのを防ぐために、汚水枡の周辺をビニールシートなどで養生しておくと良いでしょう。

パイプユニッシュの使い方

パイプユニッシュで汚水桝を掃除

パイプユニッシュを使う手順は、次の通りです。

  1. ひしゃくで汚水枡に溜まったゴミや汚れを取り除く
  2. 汚水枡の中にパイプユニッシュを適量注ぎ入れる
  3. 30分ほど放置する
  4. 大量の水またはぬるま湯でパイプユニッシュを洗い流す

まずはひしゃくで汚れを取り除いてから、パイプユニッシュを注ぎ入れます。

 

ぬめりの除去が目的なら2~3目盛り、つまりの解消が目的なら4~5目盛りほど投入してください。

 

しばらく放置する必要がありますので、汚れの状態に合わせて30分~1時間そのままにしておきましょう。

 

最後には、必ず大量の水で洗い流します。しっかり流さないと溶けた汚れが排水管や汚水枡に残ってしまい、つまりの原因になる可能性があります。

 

パイプユニッシュは成分が強力な薬剤ですので、使用方法をよく読み、適切に取り扱いましょう。

パイプユニッシュを使う場合の注意点

パイプユニッシュを使うときの注意点

パイプユニッシュを使用する際は、以下の点に注意してください。

  • 肌につかないようにする
  • 目に入らないようにする
  • 長時間放置しない
  • 熱湯を流さない

パイプユニッシュが肌に付いたり目に入ったりすると危険です。ゴム手袋やマスクを着用し、慎重に取り扱ってください。

 

また、パイプユニッシュで取れた汚れは下に移動するため、長時間放置すると固まり、つまりの原因になる恐れがあります。適切な時間放置して、十分に水を流しましょう。

 

パイプユニッシュには熱湯も厳禁です。熱湯を流すと成分が一気に分解され、有毒ガスが発生する恐れがあります。水またはぬるま湯を使用し、一気に水を流すと効果的です。

汚水枡の掃除にパイプユニッシュがおすすめな理由

掃除道具

排水管のぬめり取りで知られているパイプユニッシュですが、汚水枡の掃除にもおすすめです。

 

ここからは、パイプユニッシュが汚水枡の掃除におすすめな理由を3つ紹介します。

ぬめり・つまりの予防効果も期待できる

パイプユニッシュは、ぬめり・つまりの予防効果が期待できます。

 

とくにキッチンから流れた油汚れや食べかすによる汚れに効果が期待でき、排水管や汚水枡のぬめり・つまりにも有効です。

 

予防効果が高いため、普段のお掃除にパイプユニッシュを定期的に取り入れるのもおすすめです。

 

キッチンの排水管の掃除方法は、以下の記事にまとめています。簡単な方法も紹介しているので、汚水枡の汚れが気になる方も参考にしてみてください。

刺激臭が少なく初心者でも扱いやすい

パイプユニッシュは塩素系洗剤の中でも刺激臭が少なく、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

 

注いで放置するだけでぬめりやつまりが除去できるので、掃除の手間を省ける点もポイントです。

 

ホームセンターやディスカウントショップで気軽に購入できるので、汚れやつまりが気になったときにすぐに試せます。

放置するだけで汚れを除去できる

パイプユニッシュは、放置している間に汚れを分解してくれる手軽さがポイントです。

 

強くこすったりする必要がないため、掃除の労力を軽減できます。

 

1本持っておくと、汚水枡、キッチン、お風呂などさまざまな場所で使用できるので、とても便利なアイテムです。

パイプユニッシュで汚水枡を掃除できないときの対処法

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汚れがひどい場合など、パイプユニッシュを使っても汚水枡がきれいにならないときがあります。

 

パイプユニッシュでも掃除できない汚れには、次の方法をお試しください。

高圧洗浄機を使う

汚水枡のしつこい汚れには、高圧洗浄機を使って掃除をしましょう。高圧洗浄機は家庭用のものでも十分です。

 

ひしゃくで汚水枡の汚れを取り除いたら、枡の中と排水管を高圧洗浄機で洗い流します。こびりついたしつこい汚れも、高圧洗浄機のパワーで強力に落とせるはずです。

 

汚水枡の掃除方法については、以下のページで詳しく解説しています。パイプユニッシュ以外のアイテムを使った掃除方法を紹介していますので、ご覧ください。

業者に依頼する

どうしても落ちない汚水枡のしつこい汚れは、業者に掃除を依頼しましょう。

 

業者に依頼すれば、業務用の薬剤や高圧洗浄機を使用して、汚水枡の汚れを徹底的に落としてくれます。業務用の高圧洗浄機は家庭用よりも強力なパワーがあり、排水管の奥まで届きます。

 

汚水枡の掃除だけであれば料金はそれほど高額ではないため、汚水枡の掃除をしている時間がない方も業者に依頼することをおすすめします。

 

業者に相談すべきか迷ったときは、以下の記事を参考にしてください。汚水枡の掃除を業者に依頼すべきケースと費用の相場をまとめていますので、参考にしてください。

汚水枡の掃除にかかる料金の相場

費用相場

汚水枡の掃除にかかる料金の相場をまとめました。

 

自分で掃除した場合と、業者に依頼した場合の料金をまとめましたので、参考にしてください。

自分で掃除した場合の料金

自分で汚水枡の掃除をした場合、1,000円~25,000円程度の料金がかかります。

 

パイプユニッシュやひしゃく、ゴム手袋など、ホームセンターや100均でアイテムをそろえれば1,000円程しかかかりません。

 

高圧洗浄機を購入すると高額ですが、一度購入すれば繰り返し使用できます。

 

高圧洗浄にかかる費用については、以下の記事でもまとめています。料金相場を紹介していますので、業者との比較の際に参考にしてください。

業者に依頼した場合の料金

業者に掃除を依頼した場合、以下の料金がかかります。

 

汚水枡の掃除料金 8,000円
つまり解消 5,000円~10,000円
高圧洗浄機の使用 25,000円
トーラーの使用 30,000円
排水管の交換(一部) 10,000円
汚水枡の交換 35,000円~50,000円

汚水枡の掃除費用はそれほど高額ではありませんが、高圧洗浄などを依頼すると高額になるケースもあります。

 

排水管や汚水枡に破損が見られたときには、交換になる可能性もあるので、料金を把握しておきましょう。

 

汚水枡のつまり解消にかかる料金相場は、以下の記事でも紹介していますので参考にしてください。

汚水枡の掃除をする頻度とタイミング

汚水枡の掃除をする頻度は、年1~2回が目安です。

 

汚水枡の汚れ具合は家庭によって異なりますので、ライフスタイルや家族の人数によって掃除の頻度を判断すると良いでしょう。

 

ただし、以下のような症状が現れた場合は、掃除が必要です。

  • 排水がスムーズにできない
  • 悪臭や害虫が発生している

このような症状が起きたら、汚水枡を確認し、状況によっては業者に相談してください。

パイプユニッシュで汚水枡がきれいにならないときは

パイプユニッシュは汚水枡に適量そそぐだけで、化学反応を利用して汚れを分解してくれます。

 

しかし、あまりに汚れがひどいときには、パイプユニッシュではキレイにならないこともあるでしょう。パイプユニッシュでも掃除できないほど汚れているときは、業者に清掃を依頼するのもひとつです。

 

汚水桝の掃除は、私たち『クリーンライフ』でも依頼を受け付けています。24時間年中無休で駆けつけますので、気軽に無料相談をご利用ください。

 

⇒クリーンライフに汚水桝の掃除について相談してみる

2025.08.25
2025.09.06

一戸建てにお住まいの場合、汚水桝の掃除は必須の作業です。

 

汚水桝を掃除しないと、排水管のつまりや、悪臭・害虫が発生する原因にもなります。

 

そこで今回は、一戸建ての汚水桝の掃除方法をいくつか紹介します。

 

掃除道具は100均やホームセンターで手軽に購入できますので、この記事を参考にぜひお試しください。

一戸建ての汚水桝の掃除方法4選

汚水桝

一戸建ての汚水桝の掃除方法を紹介します。

  • ひしゃくで汚れを取り除く掃除方法
  • 高圧洗浄機を使った掃除方法
  • パイプユニッシュを使った掃除方法
  • オキシクリーンを使った掃除方法

以上の4つの方法を紹介しますので、お試しください。

 

汚水桝を掃除すると汚れが飛び散る可能性がありますので、汚れても良い服装で作業してください。

ひしゃくで汚れを取り除く掃除方法

汚水桝の汚れを取り除く

まずは、ひしゃくやスコップを使って、一戸建ての汚水桝の汚れを取り除く方法です。

 

【用意する物】

  • ゴム手袋
  • ひしゃくやスコップ
  • ブラシ
  • ゴミ袋

周囲の汚れを防ぐために、ビニールシートやビニール袋で周囲を養生しておくと良いでしょう。

 

【掃除手順】

  1. 汚水桝のふたを開ける
  2. 桝の中に溜まったゴミ、汚れをひしゃくやスコップですくう
  3. ゴミや汚れはゴミ袋に入れる
  4. 汚水桝の中をブラシを使って洗う

ひしゃくを使えば、簡単にゴミや汚れを取り除けます。ひしゃくですくったゴミはゴミ袋に入れて、自治体の処分方法に従って処分してください。

 

詳しい手順や注意点については以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

高圧洗浄機を使った掃除方法

高圧洗浄機で汚水桝を掃除

ひしゃくでゴミを取り除いても汚水桝の汚れを取り切れないときは、高圧洗浄機を使って掃除します。

 

【用意する物】

  • 高圧洗浄機
  • ゴム手袋
  • ひしゃくやスコップ
  • ブラシ
  • ゴミ袋

高圧洗浄機を使う前に、ひしゃくやスコップを使って汚れを取り除く必要があります。

 

高圧洗浄機を使うと汚れが飛び散るので、周辺のものを避難させておくと安心です。

 

【掃除手順】

  1. ひしゃくやスコップで汚れを除去する
  2. 高圧洗浄機で桝の中の汚れを落とす
  3. 排水管の中に高圧洗浄機を突っ込み、汚れを洗い流す

高圧洗浄機に取り付けられる配管洗浄用のアタッチメントを装着すると、管の中まで掃除しやすくなります。

 

一通り洗浄できたら、住宅の水を流して問題なく流れることを確認してください。

 

高圧洗浄機を使った汚水桝の掃除は、業者に依頼することも可能です。一戸建ての排水管の高圧洗浄の料金相場を以下のページで紹介していますので、ぜひご覧ください。

パイプユニッシュを使った掃除方法

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パイプユニッシュで汚水桝を掃除

つづいて紹介するのは、パイプユニッシュを使った掃除方法です。

 

パイプユニッシュは排水管のヌメリの原因となる物質を溶かすアイテムですが、一戸建ての汚水桝の掃除にも使えます。

 

【用意する物】

  • パイプユニッシュ
  • ゴム手袋
  • ひしゃくやスコップ
  • ブラシ
  • ゴミ袋

パイプユニッシュが皮膚についたり目に入ったりしないように、注意して作業してください。

 

【掃除手順】

  1. 汚水桝に溜まったゴミをひしゃくで取り除く
  2. 汚水桝にパイプユニッシュを適量注ぎ入れる
  3. 15~30分放置する
  4. 大量の水でパイプユニッシュを洗い流す

パイプユニッシュの使用量はぬめりの除去なら2~3目盛、つまりの解消なら4~5目盛が目安です。

 

強力な薬剤ですので、必ず使用方法をよく読んで適切に使用しましょう。

 

パイプユニッシュを使った掃除方法は、以下の記事でも詳しく紹介しています。注意点もまとめていますので、ぜひご覧ください。

オキシクリーンを使った掃除方法

オキシクリーンで汚水桝を掃除

最後に紹介するのは、オキシクリーンを使った掃除方法です。

 

酸素系漂白剤のオキシクリーンは、汚水桝の油汚れや頑固なヘドロの除去に効果が期待できます。

 

【用意する物】

  • オキシクリーン
  • 40℃~50℃のぬるま湯
  • ゴム手袋
  • ひしゃくやスコップ
  • ブラシ
  • ゴミ袋

オキシクリーンを溶かすために、40℃~50℃のぬるま湯を用意してください。

 

付属のスプーン1杯のオキシクリーンに対して、水4リットルを用意します。

 

【掃除手順】

  1. 汚水桝の中に溜まったゴミ・汚れをひしゃくで取り除く
  2. ぬるま湯に溶かしたオキシクリーンを汚水桝に流す
  3. 4時間ほど放置する
  4. 大量の水でオキシクリーンと汚れを洗い流す

一戸建ての汚水桝の汚れがひどいときは、放置する時間を長くすると汚れが分解されやすくなります。

 

オキシクリーンは漂白剤特有のにおいが少なく取り扱いやすいのが特徴ですので、塩素系の臭いが苦手な方にもおすすめです。

 

汚水桝の詳しい掃除方法については、以下の記事も参考にしてください。自分で掃除する方法・手順を、詳しく紹介しています。

自分で汚水桝を掃除できないときの対処法

困っている人物

自分で一戸建ての汚水桝を掃除するのが難しいときは、業者に掃除を依頼するのがおすすめです。

 

業者に掃除を依頼すれば、以下のような利点があります。

  • 時間や手間をかけずに掃除できる
  • 徹底的にきれいにしてもらえる
  • 破損や不具合にもすぐ対応してもらえる

なんといっても手間や時間がかからず、隅々まできれいにしてもらえるのが業者に依頼する魅力でしょう。

 

万が一つまりや水漏れなどの破損が見つかった場合でも、すぐその場で対応してもらえるのでトラブルもスムーズに解決できます。

 

高圧洗浄機や薬剤も業者用の道具を使用しており、強力なパワーで徹底的に汚水桝を掃除できます。

優良な業者の選び方

汚水桝の掃除を依頼するときは、以下のポイントを重視して業者を選びましょう。

  • 水道局指定工事店であること
  • 口コミ・評判の良い業者を選ぶ
  • 相見積もりを取る

まずは、水道局指定工事店の中から複数の業者に見積もりを依頼し、料金やサービス内容を比較して決めてください。

 

口コミでの評判も参考になりますので、業者に依頼する前にリサーチしておくことをおすすめします。

 

クリーンライフ』も水道局指定工事店に登録されておりますので、汚水桝・排水管に関するトラブルは気軽にご相談ください。

 

汚水桝の清掃費用の相場

汚水桝の掃除を業者に依頼した場合、以下の料金が目安になります。

 

汚水桝の掃除 8,000円
軽度のつまり解消作業 5,000円
高圧洗浄機を使った作業 25,000円
トーラーを使用した作業 30,000円
排水管の一部交換 10,000円
汚水桝の交換 35,000円~50,000円

汚水桝自体の掃除だけであれば、1万円以内で依頼できるケースがほとんどです。

 

排水管のつまりもあわせて除去するとなると、追加で作業費や高圧洗浄機の費用が発生します。

 

汚水桝のつまり解消にかかる料金については、以下のページで詳しくまとめていますので、あわせてご確認ください。

一戸建ての汚水桝を掃除する頻度

一戸建ての汚水桝を掃除する頻度は、1年に1~2回が目安です。

 

家族が多かったり家で過ごす時間が長かったりすると、汚水桝も汚れやすいので半年に一度は掃除することをおすすめします。

 

春と秋など、外で作業しやすい季節に掃除をすると良いでしょう。

 

半年に1回は一戸建ての汚水桝のお手入れをしておけば、一度の掃除の負担も軽減できます。

汚水桝を掃除しないリスク

リスク

一戸建ての汚水桝の汚れを放置していると、さまざまなトラブルに発展します。

 

ここからは、どのようなトラブルが起こるのか具体的に解説していきます。

排水管がつまりやすくなる

汚水桝の汚れが蓄積すると、排水管のつまりにもつながる恐れがあります。

 

汚水桝には排水管を通って食べカスや油汚れが流れるため、汚水桝に汚れが溜まると排水管でもつまりが生じてしまうのです。汚水桝の掃除をする際には、排水管も同時に掃除をすると良いでしょう。

 

特に冬場はキッチンの油汚れが排水管で固まりやすくなるため、注意が必要です。

 

排水管のつまりで困ったときは、以下のページも参考にしてください。つまりの解消法や修理料金の相場をわかりやすくまとめています。

悪臭や害虫が発生する

汚水桝や排水管に汚れが溜まると、悪臭や害虫が発生する原因にもなります。

 

汚水桝の周辺に異臭や害虫が発生すると、近隣の方に迷惑をかけてしまいます。ご近所トラブルにもつながりかねませんので、トラブルが起きる前に対処することが大切です。

 

汚水桝は排水管につながっているため、家の中に異臭が漂う可能性もあります。

 

このような状況になる前に、汚水桝に汚れを溜めないようにしましょう。

 

排水管から嫌な臭いが発生したときは、以下の記事を参考に対処してください。場所別に対処法を紹介していますので、ぜひご覧くださいね。

高額な清掃・修理費用がかかる可能性がある

汚水桝は自分で掃除できますが、あまりに汚れがひどくなったり、つまりが発生したりする場合は、業者に清掃を依頼する必要があります。

 

掃除だけなら数千円で依頼できますが、状況によっては3万円前後と高額な費用がかかるケースもあるので注意が必要です。

 

汚水桝や排水管がつまってしまうと作業に時間や手間がかかるため、費用も高額になります。

 

業者に依頼したとしても簡単な掃除であれば安く頼めますので、トラブルが発生する前に日ごろからお手入れしておきましょう。

汚水桝に汚れを溜めないためにできること

ポイント

一戸建ての汚水桝で汚れを溜めないために、簡単にできることを3つ紹介します。

  • 排水口に汚れを流さない
  • 60℃程度のお湯を排水口に流す
  • 定期的に汚水桝を確認する

以上の3つのポイントを解説します。

排水口に汚れを流さない

排水口には、ゴミや食べかす、油汚れなどを流さないようにしましょう。

  • ゴミ受けをきれいにしておく
  • ゴミ受けにネットを付ける
  • 油はふき取ってから洗う
  • 固形物を流さない

このような工夫をすることで、排水口と汚水桝の汚れを軽減できます。

 

とくに油は排水管内で固まってしまうことがあるので、必ずキッチンペーパーなどで拭き取ってから洗いましょう。

60℃程度のお湯を排水口に流す

60℃程度のぬるま湯を排水口に流すと、油汚れが排水管で固まりにくくなります。

 

熱湯を流すと排水管がダメージを受けますので、必ずぬるま湯を使用してください。

 

1日の終わりに排水口へぬるま湯を流しておくと、油汚れが固まりにくいのでおすすめです。

定期的に汚水桝を確認する

汚水桝のトラブルを防ぐには、定期的に汚水桝を確認・メンテナンスすることです。

 

定期的に確認することで、汚れを溜めないだけでなく、つまりなどのトラブルの早期発見にもつながります。

 

一戸建ての汚水桝でつまりや異臭が発生してからの掃除は大変ですので、日ごろから確認しておくと安心です。

一戸建ての汚水桝の掃除でお困りの方は

一戸建ての汚水桝の掃除は、手順をわかっていればそれほど難しくありません。定期的に掃除をしていれば汚れもたまりにくいので、時間をかけずに作業できます。

 

しかし、数年掃除していないとなると、汚れが溜まっている可能性があります。あまりに汚れや悪臭がひどいときは、無理せず業者に相談するのがおすすめです。

 

一戸建ての汚水桝の掃除は、私たち『クリーンライフ』でも行っています。LINEやメールでも無料見積もりをご依頼いただけますので、気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに汚水桝の掃除について相談してみる

2025.08.25
2025.09.06

汚水枡は、家庭の水回りの排水や汚水を溜める場所です。

 

汚水枡を掃除したことない場合、汚水枡の中に油汚れ・生活排水が溜まっている可能性が高いでしょう。

 

そこで今回は、汚水枡の掃除方法や掃除をすべきタイミングを解説します。

 

汚水枡の汚れを放置すると、悪臭やつまりの原因にもなりますので、掃除したことがない人は、この記事を参考に汚水枡を確認してみてください。

汚水枡の役割

汚水枡は各水回りに1つある

汚水枡とは、各家庭の生活排水が下水に直接流れないように、つまりが起きやすい場所に設置されている設備です。

 

生活排水には、以下のような異物が含まれています。

  • 食品くず
  • 洗剤
  • 石けんカス
  • 油汚れ
  • 髪の毛・体毛
  • 衣類くず
  • ほこり

このような異物を生活排水として直接流してしまうと、排水管がつまったり、環境汚染につながります。そこで汚水枡で異物が下水に流れるのを食い止めるために、設置されているのです。

 

汚水枡の役割

汚水枡があることで点検・清掃がしやすくなっており、汚水枡は排水をスムーズに行うには必要不可欠な存在です。

 

汚水枡は下水に異物が流れないような仕組みになっているため、汚れが溜まりやすく、1年に1回程度の清掃が推奨されています。

 

汚水枡の構造と役割については、さらに詳しく解説した以下の記事を参考にしてください。

掃除したことない汚水枡はどうなる?

汚水枡を放置すると起きるトラブル

汚水枡を掃除したことがなく、放置していると、キッチンやお風呂から流れた汚れや異物が溜まり続けます。

 

汚れが溜まると排水がスムーズに行われないだけでなく、以下のようなトラブルが起きる可能性があります。

つまりで汚水が溢れてくる

汚水枡の掃除をしないと、枡に汚れが溜まり、つまりで汚水が溢れてくる恐れがあります。

 

油汚れなど生活排水に紛れた汚れは、徐々に蓄積されていき、配管にこびりついていきます。

 

汚れが配管や汚水桝に溜まるとスムーズに水が流れなくなり、やがてつまりを引き起こします。

 

つまりが起こると、排水口や汚水枡から汚水が溢れてくることも。水回りの設備が使えなくなったり、床が汚水で水浸しになる恐れもあるので、注意が必要です。

周囲に悪臭が発生する

汚水枡を掃除せずに汚れを放置していると、悪臭の原因にもなります。

 

汚水枡の周辺や家の中に、悪臭が漂い始めます。悪臭が漏れ出すとハエなどの害虫が発生するほか、近隣の住人に迷惑をかける恐れもあるでしょう。

 

ご近所とのトラブルに発展する恐れもあるので、悪臭が発生する前に対処する必要があります。

自分では対処できなくなる

掃除したことがなく、汚水枡のつまりや悪臭がひどくなると、自分では対処できなくなり、汚水枡の掃除を業者に依頼しなければならなくなります。

 

汚水枡は汚れがひどくなければ自分でも掃除できますので、手が付けられなくなる前に対処することが大切です。

 

汚水の逆流や悪臭が発生する前に、定期的に汚水枡を掃除しましょう。

汚水枡の掃除方法

掃除道具

汚水枡の掃除方法を紹介します。

 

【用意する物】

  • ゴム手袋
  • ひしゃくやスコップ
  • ブラシ
  • ゴミ袋
  • ビニールシートまたはビニール袋
  • 高圧洗浄機やホース

ひしゃくやスコップは、ある程度柄の長いものを用意してください。

 

汚れが飛び散る可能性があるので、汚れても良い服装で作業しましょう。

 

【掃除手順】

  1. 汚水枡の周囲をビニールシートやビニール袋で養生する
  2. 汚水枡のフタを開ける
  3. 表面に浮かんだゴミや汚れをひしゃくで取り除く
  4. 下に沈んだ汚物を取り除く
  5. 排水管をホースや高圧洗浄機で洗浄する
  6. 汚水枡の壁面を洗浄する
  7. 水を流す

汚物が飛び散る可能性があるため、事前にビニールシートやビニール袋で周囲を養生しておきましょう。

 

ひしゃくやスコップで取り除いたゴミは、用意しておいたビニール袋に入れて処分します。

 

汚水枡の掃除にかかる時間は、おおよそ1~2時間です。こまめに掃除していれば、もっと短時間できれいになります。

 

汚水枡の詳しい掃除手順については、以下のページで解説しています。手順ごとに詳細や注意点をまとめていますので、掃除の前にご一読ください。

アパート・マンションの汚水枡の掃除方法

アパートやマンションなど、集合住宅の汚水枡の場合、掃除は基本的に管理会社が対応します。

 

毎月支払っている管理費・修繕積立費などから、管理組合が実施するのが一般的です。

 

管理会社が定期的に清掃を業者に依頼しているケースがほとんどなので、汚水枡のトラブルが起きることはあまりないでしょう。

 

万が一悪臭やつまりなどの異変が生じた場合は、管理会社、または大家さんに相談しましょう。

 

【管理者向け】クリーンライフの法人向けサービスを見てみる

汚水枡の掃除をプロに依頼すべきケース

注意点

汚水枡の掃除は自分でやる以外に、業者に依頼することも可能です。

 

以下のようなケースの場合、業者に依頼したほうがスムーズにトラブルを解決する可能性があります。

  • 汚水枡の掃除方法が分からない
  • 悪臭や排水トラブルが深刻な状況である
  • 掃除をしている時間がない
  • 徹底的にきれいにしたい

手間と時間をかけずに徹底的にきれいにしたい場合や、あまりにも汚れ・においがひどいときは、業者に相談するのがおすすめです。

 

業者に相談すべきケースと費用相場は以下のページで詳細を確認できますので、ぜひご覧ください。

業者選びのポイント

汚水枡の清掃業者を選ぶときは、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 水道局指定工事店に相談する
  • 相見積もりを取って比較する
  • 口コミや地域の評判が良い業者を選ぶ

汚水枡の清掃を依頼するなら、配管の修理や交換にも対応できる「水道局指定工事店」に依頼するのがおすすめです。

 

評判の良い水道局指定工事店の中から複数の業者に見積もりを取り、料金や掃除内容を比較して選びましょう。

 

水道局指定工事店については、以下で詳しく解説しています。

汚水枡の掃除の費用相場

汚水枡の掃除にかかる費用相場を紹介します。

汚水枡の掃除 8,000円
軽度のつまり除去 5,000円
高圧洗浄 25,000円
トーラーの使用 30,000円
排水管の一部を交換 10,000円
汚水枡の交換 35,000円~50,000円

汚水枡の状況によって異なりますが、清掃は8,000円が相場になります。

 

高圧洗浄機を使用する場合、家庭用の機器よりもパワーが強いため、短時間できれいになります。

 

汚水枡のつまり解消にかかる費用については、以下のページで詳しく相場を紹介していますので、参考にしてください。

汚水枡の掃除の頻度とタイミング

汚水枡の掃除は、定期的に行うことが推奨されています。

 

ここからは、掃除をすべき頻度とタイミングについて解説します。

推奨される頻度は年に1~2回

汚水枡の掃除で推奨される頻度は、年に1~2回です。

 

家族の人数や水回りの使用頻度によって異なりますが、少なくとも年に1回は行うことをおすすめします。1回の掃除の負担を減らしたいのであれば、半年に1度は掃除するのがおすすめです。

 

暑さや寒さの厳しい季節は避け、春や秋の気候の良いタイミングで行うと良いでしょう。

掃除をすべき4つのタイミング

汚水枡を掃除するタイミング

定期的に掃除をしたうえで、以下のような症状が現れたときも汚水枡を掃除すべきタイミングです。

  • スムーズに排水できない
  • 汚水が逆流している
  • 家の周りや排水口から異臭がする
  • 汚水枡の蓋の周辺が汚れている

汚水枡が詰まりだすと、キッチンなどの排水口から「ゴボゴボ」と水が逆流してきたり、悪臭が発生したりすることがあります。

 

このようなトラブルが起きたら、汚水枡のつまりを疑いましょう。

 

また、汚水枡の蓋や周辺が汚れている場合も、汚水が溢れている可能性があります。汚水枡の周辺は定期的に確認し、つまりが発生していないかを確かめてください。

汚水枡をきれいに保つポイント

Point

汚水枡の掃除には、手間と時間がかかります。

 

少しでも掃除の負担を減らしたい方は、次のポイントを押さえておきましょう。

排水口に異物を流さない

排水口には、つまりの原因となるような異物を流さないことが重要です。

  • ゴミ受けに溜まったゴミ
  • 髪の毛やホコリ
  • アクセサリー類

これらの異物が流れないように、ゴミ受けはこまめに掃除をしたり、固形物を落とさないように注意しましょう。

 

油が付いたフライパンや食器は、洗う前にキッチンペーパーなどで拭き取ると、油汚れが流れるのを防げます。

 

異物を流すと、排水管のつまりの原因にもなります。万が一流れてつまってしまったときは、以下の記事を参考に対処してください。

定期的に排水管を掃除する

汚水枡に汚れを溜めないためには、排水管を定期的に掃除することも大切です。

 

食べ物の残り汁なども、そのまま排水口に流すと冷えて固まってしまいます。排水管で油汚れが固まらないように、1日の終わりに50℃程度のぬるま湯を流すと良いでしょう。

 

キッチンの排水口

排水トラップも定期的に外して、全体をきれいにしておきましょう。

 

さらに、月に1回程度、排水管のクリーナーを注いで掃除すると、汚水枡のお掃除も楽になるはずです。

業者に点検やメンテナンスを依頼する

排水管の高圧洗浄を業者に頼むメリット汚水枡や排水管は、目で確認できない部分も汚れが溜まっています。

 

定期的に掃除していても落としきれない汚れもあるので、気になる場合は業者に点検を依頼するのもおすすめです。業者に依頼すれば、専用のカメラなどを使って調査し、徹底的に汚れを落としてくれます。

 

汚水枡の汚れ以外にも、水漏れなどのトラブルの早期発見にもつながりますので、気になることがあれば専門業者に相談してみましょう。

 

高圧洗浄を業者に依頼した場合の料金相場は、以下の記事で確認できます。費用を抑えるコツも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

汚水枡を掃除したことない方は

汚水枡は定期的に掃除をしておけば、つまったり汚水が逆流したりするのを防げます。

 

汚水枡のフタは簡単に外せるため、自分で掃除することは可能です。しかし、想像よりも汚れていたり、放置しすぎて自分では対処できないほど汚れが溜まっているケースもあります。

 

汚水枡の掃除が難しいときは、無理せず水道業者に相談することをおすすめします。

 

私たち『クリーンライフ』でも汚水枡の清掃を行っていますので、お気軽にご相談ください。LINEやメールでの無料相談も受け付けています。

 

⇒クリーンライフに汚水枡のトラブルについて相談してみる

2025.08.25
2025.09.06

排水管の高圧洗浄をするデメリット、メリットについて解説します。

 

高圧洗浄には水圧で汚れを一掃するといったメリットがある一方で、以下のようなデメリットがあるので注意が必要です。

  • 高い水圧でものを壊してしまう
  • 使い方が悪いと逆流する
  • 曲がった排水管をキレイにするには技術を要する
  • 騒音がひどい

以上の他にもデメリットがあります。

 

この記事ではデメリット・メリットや注意点をお伝えするので、排水管の高圧洗浄をお考えの方は参考にしてください。

排水管の高圧洗浄を自分でするデメリット

自分で排水管を高圧洗浄するデメリット

高圧洗浄機を使って排水管の洗浄をご自分でする場合のデメリットは、以下のとおりです。

  • 汚水が逆流して室内が水浸しになる場合がある
  • 高圧洗浄機を使いこなすために技術を要する
  • 音が大きいので長時間の作業はご近所に迷惑になる
  • 自宅用の高圧洗浄機はパワーがなく落ちない汚れがある

それぞれについて、詳しく説明していきます。

汚水が逆流して室内が水浸しになる場合がある

自分で排水管を高圧洗浄すると、汚水が逆流してしまう可能性がある点がデメリットです。配水管内のつまりがある状態で、高圧洗浄による水を大量に流すと、水の行き場がないために逆流してしまいます。

 

汚水はドロドロになった状態で、細菌が増殖しており悪臭を放ちます。臭い汚水が室内に飛び散ると、大変な状態になりかねません。

 

プロの水道修理業者なら、つまりの状態を把握し、水を調節しながら高圧洗浄を行いますが、慣れていないと水を流し込みすぎる可能性があります。

 

逆流が起きてしまったら大変です。万が一、逆流が起きたら、以下の記事を参考に対処してみてください。

高圧洗浄機を使いこなすために技術を要する

高圧洗浄機を効率的に使うには、技術と経験が必要です。適切な水量と水圧を守らないと、以下のようなトラブルが生じてしまいます。

  • 排水管が破壊・破裂する
  • 逆流で汚水が飛び散る
  • 高圧洗浄機を離してしまい、大量の水が室内に飛び散る
  • 水圧の高い水が体や室内にダメージを与える

トラブルが起きないように、高圧洗浄機を使いこなせるようになるまで時間がかかります。最初は車を洗うなどの簡単な作業で、機械に慣れていきましょう。

音が大きいので長時間の作業はご近所に迷惑になる

高圧洗浄機は音が大きいので、できれば平日の昼間に作業した方がいいでしょう。

 

夜間や休日などご近所の方が休んでいるときに騒音を出すと、トラブルの原因になります。しかし、平日の昼間に時間が取れない人も多いでしょう。

 

また、仮に平日の昼間に作業していたとしても、慣れていないと短時間では済まされません。何時間も騒音が続くと、トラブルになってしまいます。

 

水道修理業者に依頼すれば、適切な時間帯に1ヶ所あたり10分〜30分で作業が終わります。騒音が問題にならない時間帯に依頼すれば、問題ないといえるでしょう。

自宅用の高圧洗浄機はパワーがなく落ちない汚れがある

業者が使う高圧洗浄機と比較すると、自宅用に販売されている高圧洗浄機はパワーがないので、期待できるほど汚れを落とせません。

 

車など見えるものの洗浄には問題ありませんが、排水管のように見えにくく、形状が特殊なものを洗浄する場合は、ある程度の水圧が必要です。

 

排水管の曲がっている箇所は、水圧が低いと汚れが落ちない可能性が高いです。とはいえ、業務用の高圧洗浄機を購入するとなると40万円以上する上、機械そのものが重く使いこなせるかどうかはわかりません。

排水管の高圧洗浄を自分でするメリット

自分で排水管を高圧洗浄するメリット

高圧洗浄をご自分でするデメリットをご紹介しましたが、以下のようなメリットもあります。

  • 業者に依頼するより安い
  • 気軽にすぐ洗浄できるので重症化しない
  • 購入した機械は排水管洗浄以外にも利用できる

それぞれについて説明します。

業者に依頼するより安い

高圧洗浄機は安いもので、2万円以下の機種から販売されています。一般的に使われるものとして35,000円前後で、排水管洗浄用のパイプクリーナー付きの機種が主流です。

 

一度購入すると、何度でも利用できるため、結果的に業者に依頼するより安くなります。繰り返し使っているうちに、上手に高圧洗浄できるようになるかもしれません。

気軽にすぐ洗浄できるので重症化しない

高圧洗浄機が自宅にあると、排水管が少し汚れた程度で頻繁に洗浄できるので、排水管のつまりが重症化しにくくなるのもメリットです。

 

つまりが排水管の奥深くにあると、ご自分での対応は難しいです。しかし、排水口近くのついたばかりの汚れなら、自宅用の高圧洗浄機で十分除去できます。

 

「排水管の流れが悪いな」と感じたら、気軽に高圧洗浄できるので、きれいな状態の継続が可能です。頻繁に洗浄していれば、悪臭対策にもなります。

購入した機械は排水管洗浄以外にも利用できる

高圧洗浄機は、排水管の洗浄以外に、以下のようなさまざまな箇所の掃除に利用されます。

  • 汚れの落としにくい網戸の掃除
  • サッシの窓枠の汚れ落とし
  • 住宅の外壁の掃除
  • 車の洗浄
  • 駐車場の床掃除

排水管の洗浄ほどスキルを必要としないので、積極的に利用してみてください。

 

水だけでも汚れを落とせ、手で掃除するよりも頑固な汚れが取れるので、常にきれいを保ちやすくなります。

排水管の高圧洗浄を業者に頼むメリット

排水管の高圧洗浄を業者に頼むメリット

水道修理業者に高圧洗浄を依頼するメリットは、以下の3つです。

  • 確実に排水管をキレイにする
  • 逆流や排水管破壊といったトラブルがない
  • 排水管を点検してトラブルを予防できる

それでは、それぞれについて見ていきましょう。

確実に排水管をキレイにする

ご自分でする高圧洗浄と、業者の高圧洗浄との違いは、次の2点です。

  • 業者用の高圧洗浄機は威力がある
  • スタッフの高圧洗浄機を操るスキルが高い

カーブの多い排水管の汚れは、慣れていない人が洗浄すると除去できず、残りがちな箇所です。しかし、プロの水道修理業者なら、水流を上手にコントロールして短時間で洗浄し、キレイにしていきます。

逆流や排水管破壊といったトラブルがない

業者の高圧洗浄はスタッフのスキルが高いため、トラブルが起きにくい点もメリットです。

 

高圧洗浄機は水圧が高すぎると逆流が起き、排水口から汚水が排出して、キッチンや洗面所などの床を汚してしまいます。

 

また、排水管内の圧力が高くなりすぎて、排水管にヒビが入ったり割れてしまったりというトラブルが起きてしまいがち。

 

その点、水道修理業者なら配水管内の状態を確認しながら、水圧を上手にコントロールするので力が入りすぎて起きるトラブルがありません。

 

⇒クリーンライフに排水管の高圧洗浄を相談してみる

排水管を点検してトラブルを予防できる

水道修理業者は、排水管の洗浄をするだけではありません。不安材料を見つけたら、適切な処置もしてくれるので、トラブルを回避してくれる点も大きなメリットです。

 

親切なスタッフは高圧洗浄の作業の過程で、配水管内のトラブルを予想し、トラブルが起きないためにどうしたら良いかをアドバイスしてくれます。

 

そもそも高圧洗浄の目的は、つまり解消だけではありません。つまり予防のためにも有意義です。定期的な高圧洗浄をしていると、排水管が長持ちして、長い目で見れば節約にもなります。

 

以下の記事で、高圧洗浄の必要性などを説明しているので、参考にしてください。

業者に排水管の高圧洗浄を依頼するデメリット

排水管の高圧洗浄を業者に頼むデメリット

水道修理業者に高圧洗浄を依頼すると、以下のようなデメリットもあります。

  • 2〜3万円ほど費用がかかる
  • 集合住宅は他の住宅に影響を与える場合もある
  • 悪徳業者に依頼してしまうとトラブルになる

デメリットを確認し、依頼するかどうかを検討してください。

2〜3万円ほど費用がかかる

高圧洗浄は高額な作業です。マンションなどの集合住宅は、高額でも戸数で割るので、一世帯あたり5,000円程度ですが、戸建てだと2〜3万円近くかかります。

 

汚れがひどいともっと高額になる可能性も。一方、自分で高圧洗浄する場合は、一度高圧洗浄機を購入すれば、何度でも繰り返し使えるため経済的です。

 

以下の記事で戸建てで高圧洗浄を依頼した際の料金について説明しているので、参考にしてください。

集合住宅は他の住民に影響を与える場合もある

マンションなど集合住宅にお住まいの場合は、一般的に定期的な洗浄を行っていることがほとんどです。しかし、排水管の汚れや悪臭が気になって、排水管洗浄を個別にしたいと思うこともあるでしょう。

 

集合住宅でも、排水管の高圧洗浄を依頼することは可能です。しかし、建物の構造によっては、排水管の高圧洗浄をすると他の住民に影響を与える可能性もあります。

 

そのため、高圧洗浄を業者に依頼しても良いかどうかは、管理会社または大家さんに問い合わせが必要です。問い合わせれば、マンション全体の洗浄をしてくれる可能性があります。

 

マンションの排水管洗浄について、以下の記事にまとめています。マンションにお住まいの方は、参考にしてください。

悪徳業者に依頼してしまうとトラブルになる

万が一、悪徳な水道修理業者に依頼すると、以下のようなトラブルが生じます。

  • 高額請求される
  • 十分に洗浄されない

悪徳業者は見積もりをしていても、作業後に高額請求するケースがあるので注意が必要です。以下の点に当てはまると、悪徳業者の可能性が高いといえます。

  • 見積もり金額が異常に安い
  • 見積もり後に契約をせかす
  • ホームページの会社概要に住所や連絡先などの情報がない

見積もり金額が適正価格の業者がおすすめです。以下のポイントを押さえて、優良業者を選んでください。

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • 口コミが多く、高評価が多い
  • 3社以上に相見積もりをする

業者選びに不安のある方は、以下の記事を参考にしてください。悪徳業者の特徴や、水道修理業者を選ぶコツが説明されています。

排水管の高圧洗浄をする回数を抑えて節約する方法

排水管を洗浄

排水管の高圧洗浄の頻度は、戸建ての場合で3~5年に1回が理想的です。できるだけ回数を抑えるために、排水管の汚れが蓄積しないようにすると節約できます。

 

排水管をきれいに維持するために、以下の方法を試してみてください。

  • 定期的に排水管を洗浄する
  • 排水管が汚れないように予防する

それでは、具体的にどのようにすれば良いのかを説明します。

定期的に排水管を洗浄する

液体パイプクリーナーや重曹を使って、定期的に排水管内を洗浄すると汚れが蓄積されません。水回り箇所によって主な汚れの種類が変わるので、汚れに合わせた液体パイプクリーナーを選ぶとさらに効果的です。

 

液体パイプクリーナーには、主成分の違いによって次の2種類があります。

  • 次亜塩素酸ナトリウムを主成分にするタイプ
  • 水酸化ナトリウムを主成分にするタイプ

毛髪などのタンパク質成分がつまりの原因となるお風呂や洗面所には、毛髪を溶かす次亜塩素酸ナトリウムが主成分の液体パイプクリーナーがおすすめです。

 

一方、油汚れの多いキッチンの排水口には、水酸化ナトリウムを主成分にした液体パイプクリーナをご利用ください。

 

液体パイプクリーナーに含まれる強い成分の臭いや液体のアレルギーが心配な方は、重曹とクエン酸の利用がおすすめです。以下の記事で気軽にできる排水管の洗浄方法を解説しているので、参考にしてください。

排水管が汚れないように予防する

排水管が汚れないようにすることも、重要です。以下のような方法なら、特別なことをせずに排水管の汚れを予防できます。

  • ヘアキャッチャーや目皿にネットをつける
  • こまめに排水口を掃除する
  • 油汚れがある食器類は一度キッチンペーパーで拭き取ってから洗う
  • 洗面所・トイレなどで嘔吐しない
  • 余った食品をトイレに流さない

ヘアキャッチャー等に設置するネットは、100円ショップにも置いています。30〜40枚がセットになっており、気軽に使い捨てできるので、リーズナブルです。

 

そのほか、できるだけ排水口に異物が流れ込まないように、また、流れてしまったらすぐに除去して、排水管が汚れないようにしましょう。

 

排水管の清掃方法は、以下の記事が参考になります。

排水管の高圧洗浄をご検討中なら

排水管の高圧洗浄をご自分でする場合のデメリット・メリット、業者依頼のメリット・デメリットをご紹介しました。

 

排水管の高圧洗浄をお考えなら、信頼できる水道修理業者への依頼がおすすめです。業者選びに迷ったら、『クリーンライフ』までご相談ください。

 

クリーンライフは300以上の自治体で水道局指定工事店として指定されている、信頼性が高い業者です。24時間365日対応しておりますので、急なトラブルでお困りの際もお気軽にお問い合わせください。

 

⇒クリーンライフに排水管の高圧洗浄を相談してみる

2025.08.25
2025.09.06

汚水枡があふれる原因や対処法を解説します。

 

汚水枡があふれると、以下のようなさまざまなトラブルが起きる可能性があります。

  • 周辺に悪臭が広がる
  • 住宅内の水回りがつまりやすくなる
  • 逆流が起きる

自分でできる対処法や業者に依頼すべきケース、自治体が対応するケースについても詳しく説明するので、参考にしてください。

汚水枡があふれる原因

原因

汚水枡から汚水があふれる原因は、主に次の3つが考えられます。

  • 汚水枡のつまり
  • 排水管の傾斜不足
  • 便器に流す水量が少ない

それぞれについて、もう少し詳しく説明します。

汚水枡のメンテナンス不足によるつまり

汚水枡のつまりの原因の一つは、メンテナンス不足です。

 

マンションにお住まいなら管理会社が年に1度程度、業者に依頼してメンテナンスをするので、汚水枡が詰まることはほとんどありません。

 

しかし、戸建てだと、うっかり忘れてしまうことがあるので、汚水枡のトラブルは戸建ての方が起こりやすいといえます。

⇒汚水枡のつまり解消方法を見てみる

地震などの衝撃で排水管の傾斜がなくなった

住宅内から流れる汚水は、排水管を通って汚水枡に注がれます。汚水枡は、キッチンや浴室、トイレといった水回りごとに設置されており、排水管で繋がっています。

 

液体が自然に流れるためには、傾斜が必要です。しかし、大きな地震などで排水管の形状が変わってしまうと、傾斜がなくなったり、傾斜の方向が反対になったりします。

 

排水管の傾斜がなくなって、汚水が流れなくなると汚水があふれてしまいます。

⇒排水管の傾斜がなくなった場合の解消方法を見る

節水により水を流す量が少なすぎる

近年は節水型のトイレが増えたために、トイレつまりが増加しています。節水型のトイレは、少量の水で流せて、水道代が節約できる点が人気です。

 

しかし、水量が少ないため、汚水枡付近の排水管で汚水や排泄物などがとどまってしまうことがあります。そのため、汚水枡のつまりが起きて、結果的にあふれてしまうのです。

 

節水型トイレではなくても、タンク内にペットボトルを入れるような節水対策をしている場合も、同様に水量不足の問題が起きてしまいます。

 

節水している場合は、汚水枡の点検・メンテナンスを従来のトイレよりも頻繁にする必要があります。

⇒汚水枡の掃除方法を見てみる

つまりが原因であふれる汚水枡の解消方法

汚水枡

汚水枡があふれる原因がつまりなら、汚水枡の掃除をすれば解消できます。詰まっている汚水枡を見つけて、掃除をしましょう。

 

汚水枡で詰まっている場所の特定方法やフタの開け方、掃除方法を順に説明していきます。

汚水枡の詰まっている場所を確認する方法

汚水枡は敷地内に複数設置されているため、どの部分でつまりが発生して汚水枡があふれるのかの特定が必要です。

 

汚水枡のフタをひとつずつ開けて内部を確認し、ひとつ下流の汚水枡とのつながり部分につまりの原因がないかを見ていきましょう。

 

  • 汚水桝を今までに一度も開けたことのない方は、まずは汚水枡がどこにあるのか見つけることが必要です。上に大きな植木鉢を置いたり、花壇を作って土を被せてしまったりという可能性もあります。

 

次にフタの開け方を説明します。フタの一部に切り欠きがあるので、マイナスドライバーのような金属製の薄い板状のものを差し込んで、てこの原理で押し上げてください。

 

つまりがある箇所は、汚水が溜まった枡と溜まってない枡の間の排水管です。

汚水枡のつまりを解消する掃除方法

自分で汚水枡のつまりを解消する掃除方法について説明します。

掃除に必要な道具

掃除に必要な道具は、始める前に全部用意しておきましょう。体が汚れるので、作業を始めたら家に入るのは作業後のお風呂まで我慢してください。

  • マイナスドライバーのような金属製の板状のもの
  • スコップやひしゃくなど
  • 三角コーナーのような穴の空いた容器
  • 長めの柄のついたタワシ
  • 大きめのゴミ袋
  • 雑巾・ボロぎれ
  • 散水ホース、または高圧洗浄機
  • 台所用洗剤(中性洗剤)
  • バケツ

汚れても大丈夫な服・マスク・ゴム手袋を着用して、作業を始めましょう。

 

水を入れたバケツを用意しておくと、道具の洗浄・保管や手洗いに便利です。大きめのゴミ袋には、新聞紙等を入れておきましょう。沈殿した物をゴミ袋に入れたときに、水分を吸い取ってくれます。

掃除の手順

汚水枡の掃除は以下の流れで行います。

  1. 汚水桝のフタをマイナスドライバーなどで開ける
  2. 表面に浮かぶゴミをひしゃく等で取り除いて、一旦三角コーナーに保管する
  3. 雑巾などを持ってエルボを外し、水の入ったバケツに入れる
  4. 底に沈殿している物を取り除く
  5. 排水管を散水ホース、または高圧洗浄機で洗浄する
  6. 汚水桝の壁面をタワシでこすり洗いする
  7. 水を流してみる
  8. エルボを設置してフタをする

以下の記事で、自分で掃除する方法を説明しているので、参考にしてください。

汚水枡の掃除で注意したいこと

汚水枡の掃除をする際に注意したいことを紹介します。注意点を読んで、自分でできるかどうか判断してください。

悪臭や汚れを我慢しなくてはいけない

汚水枡はさまざまな汚物が絡み合って、強烈な悪臭を放ちます。掃除中に飛び散った汚水は、衣服に付着したら取れなくなる可能性も。

 

臭いを我慢するために、マスクは必須です。しかし、マスクをしていても臭います。

作業中は住宅内で水を使わない

汚水枡の掃除中に住宅内で水を使うと、汚水枡に流れ込んできます。作業の邪魔になるので、できるだけ水の使用を控えるようにしてください。

 

とはいえ、長時間に渡って水を使わないわけにはいかないので、できるだけ迅速に作業を進めましょう。

原因によっては掃除しても解消しない可能性も

汚水枡のつまりが原因だと思っていたら、別の原因だったというケースも。以下のような原因なら、汚水枡の掃除をしても解決しません。

  • 排水管の不具合
  • 排水管の傾斜不足
  • 汚水枡の劣化
  • 汚水枡に入り込んでいる木の根

せっかく掃除しても徒労に終わってしまうので、原因を特定してから作業を始めましょう。

あふれる汚水枡の解消を業者に依頼すべきケース

水道修理業者

以下のようなケースは、水道修理業者への依頼がおすすめです。汚水枡の掃除をしても、解消できません。

  • あふれる原因がわからない
  • あふれる原因が汚水枡の劣化
  • あふれる原因が排水管の傾斜不足
  • あふれる原因が汚水枡に入り込んだ木の根
  • 自分で解消する自信がない

それぞれについて、説明します。

あふれる原因がわからない

汚水枡の中を見ても、汚水枡から汚水があふれる原因がわからないときは、業者への依頼がおすすめです。

 

掃除をすれば確実に解消できるのなら、頑張って掃除できるでしょう。しかし、掃除をしても解消できないようなら、原因を業者に特定してもらった方が確実です。

あふれる原因が汚水枡の劣化

汚水枡の劣化があふれる原因であれば、掃除をしても解決できません。特に、古くなったコンクリート枡でヒビが入っているなら、交換する必要があります。

 

コンクリート枡の寿命は、約20年です。新築の家屋でも、汚水枡は従来のものをそのまま使っているというケースもあります。汚水枡の交換は、古い汚水枡を掘り起こすといった工事が必要です。業者に依頼するしかありません。

 

汚水枡の交換については、以下の記事を参考にしてください。

あふれる原因が排水管の傾斜不足

衝撃や劣化によって排水管が移動してしまい、傾斜不足になっていたら、排水管を理想的な状態に調整する必要があります。

 

排水管の修理ができるのは、水道局指定工事店だけです。業者に依頼するときは、必ず水道局指定工事店に指定されているかどうかを確認しましょう。

 

水道局指定工事店については、以下の記事を参考にしてください。

あふれる原因が汚水枡に入り込んだ木の根

汚水枡のそばに木が生えていると木の根が入り込んでしまい、トラブルになります。特にコンクリート製の汚水枡は経年劣化でヒビが入ってしまうと、木の根が入り込みやすいので注意が必要です。

 

木の根を除去するのは、とても大変な作業です。また、木の根を取り除いたあと、汚水枡の交換が必要になるケースも多いので、業者へ依頼することをおすすめします。

自分で解消する自信がない

以下のようなさまざまな理由で、自分で作業を続けられる自信がない場合は、業者に依頼しましょう。

  • 臭いに敏感
  • 疲れやすい
  • 時間がない
  • 道具がない
  • 汚水枡のフタが開けられない
  • 汚水枡がどこにあるか見つけられない

経験のあるスタッフなら、適切な方法で汚水枡のトラブルを解消します。

あふれる汚水枡の解消を業者に頼む際の料金目安

PRICE

あふれる汚水枡の解消を水道修理業者に依頼した際に、発生する作業と料金相場をご紹介します。

作業内容 料金相場
汚水桝の清掃 1ヶ所につき2,000円〜
トーラーによるつまり除去 30,000円〜
高圧洗浄機によるつまり除去 25,000円〜
排水管の調整 8,000円〜
排水管の一部交換 10,000円〜15,000円
塩ビ製の汚水桝に交換 1個につき35,000円〜

水道修理業者が利用する高圧洗浄機は、家庭用よりもパワーがあり、つまりをすっきりと解消します。トーラーはワイヤーの先に取り付けられた器具を排水管に入れて、つまりの原因をこそげ取ります。

 

いずれも家庭用よりも効率的に、排水管の奥深くまで対応できる点が魅力です。特に高圧洗浄機は使い方が難しく、技術や経験のない人がパワーのある高圧洗浄機を使うと、逆流して住宅内にダメージを与えてしまうかもしれません。

 

水道修理業者なら、適切な方法で短時間でトラブルを解決します。

 

上記の作業料金以外に、業者によっては以下のような料金がかかります。

基本料金 5,000円~
見積もり 0円~
出張費 0円~3,000円
廃棄費 0円~
深夜・早朝・休日の割増料金 0円~10,000円

上記の料金は問い合わせ時に確認できます。電話のオペレーターが明確に説明してくれる業者が、おすすめです。

 

汚水枡の作業は高額になりやすいので、必ず複数の業者に相見積もりを依頼して、納得のいく業者を選びましょう。

 

業者選びが不安な方は、以下の記事を参考にして悪徳業者を避けてください。

あふれる汚水枡を放置するリスク

放置するリスク

汚水枡があふれている状態で我慢しながら使っていると、次のようなトラブルにつながるので注意が必要です。

  • 悪臭・細菌の増殖による健康被害
  • 水回り機器の不具合

それぞれについて、説明します。

悪臭・細菌の増殖による健康被害

あふれる汚水枡を放置すると、悪臭がどんどんひどくなります。汚水枡周辺だけではなく、悪臭が排水管を通って、住宅内の排水口やトイレからも入り込んでしまいます。

 

悪臭があるということは、細菌が増殖しているということです。細菌が空気中に広がり、排水口から住宅内に入り込むと、常に細菌を吸い込んでいる可能性があります。

 

アレルギー体質ではない人も含め、健康に被害が生じるので注意が必要です。

水回り機器の不具合

汚水枡の不具合を放置して逆流を起こし、排水口や便器周辺に汚水が流れ出てしまうと、周辺機器に不具合が生じる可能性が。

 

特に、トイレのウォシュレットやキッチンのタッチレス水栓といった電化製品は汚水を浴びると不具合が生じやすいです。不具合が生じると、修理や交換に費用がかかるので、汚水枡の不具合解消の費用よりも高額になってしまうかもしれません。

公共枡があふれるなら自治体の下水道管理課に連絡

敷地の道路寄りに設置されている公共枡があふれたときは、自分で修理する必要はありません。すぐにお住まいの自治体の下水道管理課に連絡してください。

 

公共枡なのか、自宅の汚水枡なのか迷っている場合は、フタの表面にお住まいの自治体のマークや名前が記されていないか確認してください。

 

自治体によって下水道管理課を置いている機関が、水道局の場合もあれば、市役所の場合もあります。まずは、市役所に問い合わせてみましょう。

公共枡とは汚水が合流する枡

公共枡とは、住宅内の各水回りに設置された、排水枡を通過した汚水が合流する枡のことで、最終枡とも呼ばれます。

 

住宅からの排水は一旦、公共枡にとどまり、異物が沈澱し液体のみが公共の下水道に流れる仕組みです。公共枡は、下水道の負担を軽くします。

 

公共枡をはじめとする排水枡の種類については、以下の記事を参考にしてください。

汚水枡があふれる原因がわからないときは

汚水枡があふれる原因や対処法を解説しました。

 

汚水枡があふれるほど汚れていたら、ご自分での対応は難しいので、業者への依頼がおすすめです。業者選びに迷ったら『クリーンライフ』がおすすめです。

 

全国300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されているので、安心してご利用いただけます。年中無休で24時間稼働しているため、いつでも電話・LINE・メール等で気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフに汚水枡について相談してみる

2025.08.25
2025.09.06

汚水枡の種類や役割を分かりやすく解説します。

 

汚水枡は排水枡の1種ですが、一般的に排水枡のことを汚水枡と呼んでいます。排水桝には、次の3つの種類があります。

  • 排水枡(汚水枡)
  • 雨水枡
  • 公共枡

このうち、特にメンテナンスで気をつけたいのが、排水枡(汚水枡)です。

 

今回は、汚水枡の構造や仕組み、素材などについても説明するので、参考にしてください。

汚水枡(排水枡)の種類・役割

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汚水枡は排水枡の1種ですが、一般的に汚水枡と排水枡は同じものを指していることがほとんどです。汚水枡の他に、雨水枡と公共枡が敷地内に設置されています。

 

汚水枡・雨水枡・公共枡、この3種類の排水枡について、役割や仕組みを簡単に説明していきます。

水回り箇所ごとに設置されている「汚水枡(排水枡)」

汚水枡は、お風呂、キッチン、トイレなど水回り箇所ごとに設置されて、排水を受け取ります。「インバート桝」「トラップ枡」とも呼ばれ、汚物が沈澱して水分だけを下水に流す仕組みです。

 

複数の汚水枡が排水管で繋がっており、排水管が少し傾斜しているので、少しずつ排水(汚水)が下水管に向かって流れていきます。

 

汚水枡がつまる原因は、それぞれ異なります。お風呂の汚水枡は毛髪や皮脂、石鹸カス、キッチンは食品カスや油汚れなどが汚れの原因です。

大雨が降っても浸水被害を抑える「雨水枡」

住宅によっては、雨水枡と汚水枡が合体している場合もあります。ベランダの排水口や屋根から続く雨どいなどを伝って、雨水が集められます。

 

浸水のリスクを抑えることが、雨水枡の役割です。雨水枡には、以下の2種類があります。

  • 浸透枡
  • 非浸透枡の泥溜枡

雨水枡2種類の仕組みと特徴を説明します。

浸透枡

浸透枡と呼ばれるように、雨水を地面に浸透させて処理するシステムです。枡の側面や底面に「浸透孔」と呼ばれる穴が空いており、浸透孔から溜まった雨水が地面に浸透していきます。

 

降水量の多い地域では、複数の雨水浸透枡を設置すれば、浸水のリスクを最小限に抑えることが可能です。

泥溜枡(どろだめます)

浸透枡ではない、非浸透枡は汚水枡と同様に、枡の底部に泥などの異物が沈澱するシステムです。泥溜枡と呼ばれることがほとんどですが、会所桝(かいしょます)とも呼ばれる場合もあります。

 

浸透式ではないので、大雨が降るとあっという間に許容量を超えてしまう可能性があるのが欠点です。

 

ハウスメーカーでは、新築する際は浸透枡を推奨しています。浸透桝と泥溜枡で、費用は大きく変わらないようです。

自治体が管轄になる「公共枡」

敷地内の汚水枡や雨水枡から流れてくる汚水などは、下水管に流れる前に一旦公共枡に注ぎ込まれます公共枡は最終枡と呼ばれるように、下水管に入り込む前の最後の枡です。

 

公共枡に接続する排水管までは、水道・下水の所有者(契約者)が管理します。公共枡の設置・管理は、自治体の水道局に義務付けられます。

 

自治体によっては、公共枡のフタが壊れた場合は住んでいる人に交換が義務付けられているので、注意が必要です。フタが壊れてしまったら、水道局に問い合わせてください。

汚水枡の素材による種類は2つ

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汚水枡を素材で分けると、主に以下の2種類です。

  • コンクリート枡
  • 塩ビ枡

それぞれについて、特徴を説明します。

古い住宅で使用されている「コンクリート枡」

コンクリート枡とは、古い家屋で主に使われているコンクリートで作られた枡です。枡本体は、コンクリートで作られており、鋳物(いもの)製のフタが設置されています。

 

基本的にコンクリート枡の寿命は20年程度です。コンクリート枡が設置されて15年以上なら、トラブルが起き始めている可能性があります。

 

コンクリート枡の弱点は以下のとおりです。

  • 劣化や衝撃(地震など)でヒビが入る
  • 排水管との接続部に隙間ができる

隙間ができると汚水が漏れたり、木の根が入り込んだりしてトラブルが頻繁に起きるようになります。住宅内の水回りが詰まりやすくなる原因の1つです。

耐久性のある「塩ビ枡」

最近では、ポリ塩化ビニルで作られた塩ビ枡を設置する住宅が増えています。塩ビ枡は、耐久性に優れており、50年以上の寿命をもつと期待されています。

 

また、地震などの衝撃にも強く、衝撃でヒビができることもほぼありません。トラブルが発生しにくいので、公共枡も含めて多くの排水枡では、塩ビ枡がコンクリート枡に代わって利用されています。

コンクリート枡から塩ビ枡への交換

コンクリート枡の劣化が原因で、水回りのトラブルが増えてくると、コンクリート枡から塩ビ枡への交換を検討している方も多いようです。

 

コンクリート枡にヒビが入って汚水が漏れると、住宅内の水回りのトラブルが起きるだけではなく、悪臭がご近所に迷惑になります。また、害虫も増えるなどさまざまなトラブルの原因になるので、交換がおすすめです。

 

交換費用の相場は、概ね1個につき40,000円~50,000円です。交換する汚水枡の数や汚水枡が設置してある深さなどで、費用が上下します。必ず複数の業者に相見積もりをして、じっくり検討してから契約しましょう。

 

交換の手順や交換費用については、以下の記事で詳しく説明しています。

汚水枡とは

汚水枡

マンションなどの集合住宅に住んでいると、汚水枡のことはあまり考えずに済みます。しかし、戸建てに住んでいると、どこにあるのか、何のためにあるのかを知っておく必要があります。

汚水枡の設置場所は住空間の外

汚水枡は、住宅の水回りごとに複数設置されています。ほとんどの場合は、庭や駐車スペースなど敷地内の地面に設置されており、複数のフタが点在しています。

 

トイレやキッチン、浴室の排水管に接続されているはずなので、探してみてください。あまりフタを開けることはないので、上に大きな植木鉢などを置いて見えなくしているケースも少なくありません。

 

土が被さって、見えなくなっている場合もあります。マイナスドライバーなどで地面を突いていると、金属のフタに当たって見つけられるでしょう。

汚水枡の役割は「異物の分離」「排水管の点検」

汚水枡の役割は、主に以下の2点です。

  • 異物を分離する
  • 排水管の点検に使う

それぞれについて、具体的に説明するので参考にしてください。

異物を分離する

汚水枡は、住宅の水回り(キッチン、トイレ、お風呂など)からの排水が流れる場所です。

 

排水が下水に流れる前に汚水枡に入り、油汚れの塊や排泄物などの異物を沈澱させて、できる限り水分だけを下水に流す役割をしています。

 

汚水枡には、少しずつ異物が沈澱していくので、定期的に異物の除去が必要です。そのため、定期的にメンテナンス(掃除)をしないと、トラブルになります。

 

マンションは年に1度など定期的に掃除をしていることがほとんどなので、汚水枡が原因のトラブルは稀です。しかし、戸建ての場合、所有者が自分でメンテナンスをしなくてはいけないので、うっかり忘れたことがトラブルにつながります。

排水管の点検に使う

排水管のどの部分にトラブルがあるのかを、汚水枡を使って点検します。

 

汚水枡がなければ、排水管は1本の管でしかありません。しかし、汚水枡を通して内部を確認し、どの部分に詰まりが生じているのか点検できます。

汚水枡の構造・システム

排水管から入った排水は、一旦、汚水枡の中に入り、固形物と液体に分離します。汚水桝からの排出に使われる排水管には、エルボというL型の管がついており、分離された液体をさらに公共枡方面に流していきます。

 

汚水枡に入った排水は、油分のような水より軽いものは表面に浮かび、排泄物などの固形物は沈澱するシステムです。

 

汚水枡で分離するので、公共枡、ひいては下水道に余計な汚物が入り込まず、下水道のトラブルを抑制しています。

汚水枡とマンホールの違い

汚水枡とマンホールは、システム的には同じ構造です、しかし、以下の点で大きく異なります。

  • 大きさ
  • 設置されている深さ
  • 設置されている場所

マンホールは、名前のとおり人(マン)が入る大きさです。地下に設置されている下水管や、電源ケーブルを点検して修理するために使われます。

 

また、設置されている深さはマンホールが10m程度に対し、汚水枡は1mに満たない場合がほとんどです。

 

マンホールの設置場所は個人の敷地内ではなく公道で、管理は自治体が行います。一方、汚水桝(排水枡)は、個人の敷地内に設置されており、大きさはそんなに大きくありません。

 

下の記事で汚水枡の仕組みやトラブルについて、詳しく解説しているので参考にしてください

汚水枡のメンテナンス不足で起きるトラブル

注意

汚水枡のメンテナンスは、住宅内の水回りをスムーズに使うためにとても重要です。メンテナンスを怠ると、以下のようなトラブルの可能性があるので、注意してください。

  • 住宅内の水が流れにくくなる
  • 排水溝が臭くなる
  • 汚水枡があふれる

それぞれについて、説明します。

住宅内の水が流れにくくなる

住宅内の排水は、汚水枡に流れ込むシステムです。汚水枡に異物が溜まっていれば、排水が流れ込む余地が少なく、流れが悪くなります。

 

生活スタイルにもよりますが、特にキッチンの汚水桝が詰まりやすい傾向です。しかし、つまりが生じるとキッチンの汚水枡だけの問題にとどまらず、キッチンの汚水枡の前後の排水管が詰まります。

 

最初は、キッチンの排水口だけが流れにくい状態でも、だんだんと他の排水口にも影響が出てきます。住宅全体で水が流れにくくなるので、迅速な対応が必要です。

排水口が臭くなる

汚水枡は「トラップ枡」とも呼ばれるように、内部に水を溜めて臭いが出ない役割をもつ装置です。

 

しかし、以下のような状態で、トラップ枡としての役割が果たせなくなって、排水口が臭くなる場合があります。

  • 汚水枡が劣化してヒビが入り、水分がヒビから流れ出てしまった
  • 汚物が溜まりすぎて、排水管からの水の流れに問題がある

汚水桝のフタを開けると、状況が把握できます。

お風呂の排水トラップ

排水口には排水トラップが設置されており、下水の悪臭が室内に入り込めないようになっているはずです。しかし、あまりにもひどい臭いが排水管を辿ってくると、排水トラップだけでは阻止できません。

 

排水口から悪臭が入るようになると、住宅全体が臭くなってしまいます。掃除をしても、悪臭が抜けない原因は、汚水枡にあることがほとんどです。

 

排水口の臭いでお困りの方は、以下の記事を参考にして解決しましょう。

汚水枡があふれる

メンテナンスを怠ると、汚水枡内の汚物が蓄積して排水管をふさぎ、汚水枡から汚物が溢れ出てきます。

 

汚水枡はフタをしているので、内部の圧力が高まり、汚物が逆流する可能性も。逆流すると、キッチンやお風呂の排水口、トイレから汚物があふれて出てきてしまいます。

 

汚水枡のフタから汚物がにじみ出て、周囲が悪臭に包まれてしまうと、ご近所にも迷惑がかかってしまう可能性も出てくるので、自宅だけの問題ではありません。

汚水枡のメンテナンス方法

やり方

汚水枡のトラブルが起きないためにも、定期的なメンテナンスが必要です。汚れが蓄積していなければ、ご自分でメンテナンス(掃除)できます。

 

しかし、時間のない方や臭いに敏感な方は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

自分でメンテナンスする方法

汚水枡のメンテナンスの流れは、以下のとおりです。汚れが衣服に付着するので、汚れても問題ない服を着用して作業してください。

  1. 汚水枡のフタをマイナスドライバーなどを使って開ける
  2. 汚水枡の表面に浮かんでいるゴミをひしゃくですくい取る
  3. 内部が見えるように、エルボを外す
  4. 底に沈んでいるゴミをこそげ取る
  5. 汚水枡に接続している排水管を、散水ホースまたは高圧洗浄機で洗浄する
  6. 汚水枡の壁面を柄のついたタワシ等を使って洗浄する
  7. たっぷり水を流して、エルボを設置する

エルボはL字型の、排水管に設置されたパイプです。エルボを設置する前に、ついでに洗浄しましょう。

 

掃除の仕方は、以下の記事でさらに詳しく説明しています。フタが開けにくい場合のコツなども説明しているので、参考にしてください。

業者に依頼した場合の流れ

長期間、放置していた汚水枡は汚れが蓄積しており、悪臭もひどいので、ご自分でするよりも業者への依頼がおすすめです。

 

業者への依頼がおすすめの理由は、以下のとおりです。

  • 道具類などの用意が不要
  • 肉体的な負担がない
  • トラブルを見つけて、対応してもらえる

業者の作業料金の目安は、以下のとおりです。

作業内容 料金の相場
汚水桝の清掃 1ヶ所につき2,000円〜
高圧洗浄機によるつまり除去(3mまで) 27,000円〜
トーラーによるつまり除去(3mまで) 30,000円〜
薬品洗浄 8,000円~15,000円
汚水桝に入り込んだ木の根の除去 7,000円〜10,000円

長い間メンテナンスをしていない汚水枡は、高圧洗浄が必要なケースがほとんどです。高額になる可能性もあるので、必ず複数の業者で相見積もりをして、じっくり検討して依頼してください。

 

業者に依頼した際の料金や、業者の選び方などは以下の記事で紹介しています。

汚水枡のトラブルかなと思ったら

汚水枡の種類や構造などを紹介しました。トラブルの原因が汚水枡の場合も少なくありません。

 

汚水枡のフタを開けられなかったり、どのように対処していいのか分からなかったりする場合は、業者への相談がおすすめです。

 

クリーンライフ』も汚水枡のメンテナンスや修理に対応しています。24時間年中無休で稼働しているので、お困りの際は最短30分でお伺い可能です。出張による見積もりは無料なので、お気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフに汚水枡について相談してみる

2025.08.25
2025.09.06

水回りのトラブルでも多いのが「排水溝(排水口)のつまり」です。つまりを放置したまま使用していると、悪臭や汚水の逆流の原因になることもあります。

 

そこで今回は、排水溝(排水口)のつまりの原因と対処法を詳しく解説します。

 

自分でできる対処法を紹介しますので、排水溝(排水口)のつまりでお困りの方は参考にしてください。

【場所別】排水溝のつまりの原因と対処法

排水ホースを点検する水道修理業者

排水溝のつまりの原因と対処法を、水回りの場所別に紹介します。

キッチンの排水溝がつまる原因と対処法

排水溝のつまりで多いのはキッチンです。

 

キッチンの排水溝がつまると衛生面でも良くないため、すぐに対処する必要があります。

排水溝に流した油が固まってつまっている

キッチンのつまりの原因の一つに、「油」があります。

 

油を排水溝に直接流すと流したときには液状でも、排水管の中で冷えて固まり、蓄積されてつまりの原因になります。

 

油が固まっている場合は、お湯を流すと油が溶けて水が流れる可能性があります。

 

ただし、熱湯を流すと排水管を傷めるため、50℃~60℃程度のぬるま湯を流すようにしましょう。

食べカスや石けんカスでぬめりが溜まっている

キッチンの排水溝にはゴミ受けが設置されており、ほとんどのゴミはキャッチできます。

 

しかし、以下の状態では、ぬめりが発生してつまりの原因になります。

  • ゴミや食べカスが溢れるほど、ゴミ受けに溜まっている
  • 石けんカスを放置している

排水溝のゴミ受けがズレていると、ゴミが直接排水管に流れてつまることもあるので、注意が必要です。

 

台所の排水溝のつまりの原因については、以下のページで詳しくまとめています。修理料金の目安も紹介していますので、つまりの除去で業者に依頼を検討中の方は参考にしてください。

異物が排水管につまっている

油や食べカス汚れに次いで多いのが、異物が排水管につまっているケースです。

 

洗い物や掃除をしていて、スプーンなどの食器や調理器具を流してしまうことも珍しくありません。

 

異物が排水管の奥まで流れてしまうと、自分で取り出すのは困難ですので業者に依頼しましょう。

 

そのほかのつまりの原因には、汚水桝(排水枡)の汚れがあります。汚水桝の詰まりは掃除で解決できますので、以下のページを参考に清掃を実施してください。

トイレの排水溝がつまる原因と対処法

トイレもキッチンと同様に排水溝がつまりやすい場所です。

 

よくある詰まりの原因を2つ紹介します。

大量のトイレットペーパーを流して排水溝がつまった

トイレの排水溝のつまりでよくあるのが、トイレットペーパーを大量に流したことによるものです。

 

トイレットペーパーは水に溶ける素材ですが、大量にまとめて流すと溶けきれずにつまってしまうことがあります。

 

トイレットペーパーでトイレが詰まったときは、ラバーカップ(すっぽん)を使ってつまりを解消させましょう。

ラバーカップの使い方

ラバーカップはゆっくりと排水構に向かって押し込み、カップがへこんだら勢いよく引き戻します。

 

押したり引いたりを何度か繰り返せば、つまりが解消される可能性が高いです。

 

ラバーカップ(すっぽん)の使い方は、以下でより詳しく解説しています。

スマホやおもちゃを落として排水溝がつまった

ズボンのポケットに入れていたスマホを便器に落としたり、子どもがいたずらでおもちゃを落としたりして、排水溝がつまることがあります。

 

手に届く範囲に落としたものがある場合は、ゴム手袋をはめて取り出せば問題ありません。

 

排水管の奥まで流れてしまった場合は、自分で取り出すのは困難です。修理業者に依頼したほうがスムーズに解決できるでしょう。

 

そのほかのトイレの排水溝がつまる原因や対処法は、下記のページでまとめています。トイレの水が流れずにお困りの方は、この記事を参考にして対処してみてください。

お風呂の排水溝がつまる原因と対処法

お風呂の排水溝は、日々の汚れがたまりやすい場所です。

 

排水溝のつまりの原因で多いのは、髪の毛などの汚れの蓄積です。

髪の毛や石けんカスの汚れが溜まっている

ヘアキャッチャーに髪の毛や石けんカスなどの汚れが溜まっていると、排水溝のつまりが発生します。

 

汚れで排水溝がつまっているときは、ヘアキャッチャーと排水トラップの汚れを掃除しましょう。

 

それでもつまりが解消できない場合は、排水管の中につまりの原因がある可能性があります。お風呂のつまりの原因や解消法について詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。

洗面所の排水溝がつまる原因と対処法

洗面所の排水溝がつまる原因で多いのは、髪の毛です。

 

それ以外にもいくつかの原因が考えられますので、紹介します。

髪の毛やほこりなどの汚れが溜まっている

身支度をする洗面所は、髪の毛やほこりがたまりやすい場所です。

 

ヘアキャッチャーに髪の毛やほこりが溜まっているときは、取り除いてつまりを改善しましょう。それでもつまりが改善できない場合は、別の原因が考えられます。

石けんカスのぬめりが蓄積している

ゴミを取り除いてもつまりが直らないときは、石けんカスのぬめりが蓄積している可能性があります。

 

洗面所では手を洗ったり洗顔をしたりし、石けんカスや垢、皮脂などが排水溝に流れます。この汚れが排水溝や排水管に付着すると、雑菌が繁殖してぬめりが発生するのです。

 

ぬめりを放置するとぬめりに髪の毛やゴミが付着し、つまりがどんどんひどくなっていきます。

 

ぬめりがある場合は、歯ブラシなどを使って掃除をしてください。

アクセサリーなどの異物を流してしまった

洗面所では、ピアスや指輪などのアクセサリーを排水溝に落とすアクシデントが発生することがあります。

 

洗面所でアクセサリーを落としたときは、落ち着いてすぐに取り出しましょう。見える場所にとどまっている場合は、指で取り出してみてください。

 

掃除機のノズルを排水溝の奥に差し込んで、風圧で回収することも可能です。

 

見えない場所にまで流れてしまうと、排水パイプを分解して取り出す必要があります。放置すると水が逆流する原因にもなりますので、取り出せない場合は業者に相談してみてください。

 

以下のページで排水溝で逆流が起きた場合の対処法を解説していますので、お困りの方は参考にしてみてください。

洗濯機の排水溝がつまる原因と対処法

洗濯機の排水溝は、お手入れを怠りがちな場所です。水漏れや洗濯機が作動しなくなることで、つまりに気付くケースもあります。

 

洗濯機の排水溝のつまりには、以下のような原因が考えられます。

糸くずや髪の毛などがたまっている

洗濯ものから出た糸くずや石けんカス、髪の毛などが蓄積し、ぬめりとなって排水溝がつまっている可能性があります。

 

排水溝に溜まったゴミを取るには、排水溝から排水ホースを外し、ゴミを取り除く必要があります。

 

洗濯機の排水溝はその他の水回りの排水溝と比べると掃除しにくく、手入れを怠りがちです。排水溝がつまると水漏れの原因にもなりますので、ゴミが蓄積する前にこまめに掃除をしましょう。

排水ホースが折れていて水が流れない

排水溝にゴミが溜まっていない場合は、排水ホースが折れていて水が流れていない可能性があります。

 

排水ホースが長すぎると、不要な傾斜がついたり、折れ曲がって水の流れを悪くしていることもあります。

 

排水ホースの長さは適切に調整し、折れ曲がっていないことを確認してください。

排水溝のつまりを溶かす方法

排水溝に洗剤を注ぐ

排水溝のつまりを溶かすには、主に3つの方法があります。

  • 50℃程度のお湯を流してつまりを溶かす
  • 重曹とクエン酸を使ってつまりを溶かす
  • 市販の洗剤(パイプクリーナー)でつまりを溶かす

以上の3つの方法について詳しく解説します。

50℃程度のお湯を流してつまりを溶かす

石けんカスやぬめりがつまりの原因の場合、50℃程度のお湯を流すことでつまりが直せる可能性があります。

 

排水溝のなかに50℃のお湯を一気に流し込めば、軽度のつまりなら解消できるかもしれません。

 

ただし、熱湯を使うのは厳禁です。熱湯を流すとパイプを傷める可能性があるので、必ずぬるま湯を使用してください。

 

給湯器の温度設定を50℃にすれば、簡単にぬるま湯を用意できます。

重曹とクエン酸を使ってつまりを溶かす

排水管のしつこい汚れには、重曹とクエン酸が効果的です。

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消

  1. カップ1杯(200ml)の重曹を排水溝に振りかける
  2. カップ1杯の水に小さじ2のクエン酸を溶かして、重曹の上からかける
  3. 発泡するのを確認して、約1時間放置する
  4. 水を流してつまりが解消されたのを確認する

重曹やクエン酸は、ホームセンターやドラッグストアで100〜300円ほどで手軽に購入できます。排水溝のつまり以外にも用途がありますので、購入しておくと便利です。

 

以下のページではトイレつまりを重曹とお酢(クエン酸)で直す方法を解説しています。トイレ以外の場所のつまりにも応用できる情報をまとめていますので、参考にしてください。

市販の洗剤(パイプクリーナー)でつまりを溶かす

さらにしつこい汚れには、市販の洗剤(パイプクリーナー)の使用がおすすめです。

 

重曹やクエン酸よりも成分が強いため、取り扱いには注意が必要です。パッケージに記載されている使用量や使用方法を守り、適切に使えば効果が期待できるでしょう。

排水溝のつまり修理の費用相場

PRICE

排水溝のつまり修理の費用相場をまとめました。業者に修理の依頼を検討している方は、参考にしてください。

 

まずは、業者の基本料金の相場です。

基本料金 5,000円~
見積もり 0円
出張費 0円~5,000円
夜間・休日の割増料金 0円~4,000円

出張費の相場は、0円~5,000円と業者によって差があります。自宅から遠い業者の場合は出張費が割高になるケースもあるので、地域密着型の業者がおすすめです。

 

夜間・休日の割増料金については、発生する業者としない業者があります。割増料金がかかる業者の場合、4,000円程かかることもあるので注意してください。

 

以下は、排水溝のつまり修理の作業料金の相場です。

軽度のつまり除去 8,000円~
中度のつまり除去 12,000円~
重度のつまり除去 20,000円~
薬剤を使用する作業 5,000円~
高圧洗浄作業 25,000円~
汚水桝の清掃 8,000円~

軽度な排水溝のつまりなら、8,000円程度からで依頼できます。高圧洗浄や薬剤を使用する作業になると、修理費用は高額になります。

 

⇒クリーンライフに排水溝のつまりを相談してみる

排水溝のつまりを予防する方法

Point

排水溝のつまりを予防する方法を5つ紹介します。

油は直接流さずキッチンペーパーで吸い取る

調理器具や食器についた油を排水溝に直接流すと、排水管内で油が固まってつまりの原因になります。

 

洗い物をする前にはキッチンペーパーで拭き取り、排水溝に流さないようにしましょう。

 

排水溝に油を流さないだけでも、つまりや嫌な臭いを防げます。

固形物は小さいものでも流さない

「少しくらいなら」と小さな固形物を流していると、蓄積してつまる可能性があります。

 

食べ残しや捨てる食材などは、シンクではなくごみ箱に捨てると排水溝に流れないので、意識してみてください。

 

ゴミは必ずキャッチャーで受けて、こまめに処分するようにしましょう。

こまめに掃除をして汚れを溜めない

排水溝のゴミや汚れを放置すると、ぬめりが発生してつまりや悪臭の原因になります。

 

排水溝の掃除はこまめに行い、清潔な状態を保つことが大切です。

 

洗い物をしたついでに、できれば毎日排水溝を掃除することをおすすめします。

排水口ネットを使ってゴミをキャッチする

排水溝のゴミ受けには排水口ネットを使い、ゴミや髪の毛、ホコリなどをキャッチして捨てましょう。

 

ゴミ受けだけだと細かなゴミが網目からすり抜けてしまい、排水溝がつまりやすくなってしまいます。

 

ゴミ受けに溜まったゴミを放置するとヌメリが発生しますので、ネットは洗い物をするたびに交換することをおすすめします。

専門業者に排水溝のメンテナンスを依頼する

排水溝のつまりで困る前に、専門業者に排水溝のメンテナンスを依頼するのもおすすめです。

 

専門業者にメンテナンスを頼むと、つまりそうな場所や水漏れが起きそうな場所を確認し、被害が起きる前に対処してもらえます。

 

安全・安心に水回りの設備を使用するためにも、定期的な点検・メンテナンスは欠かせないでしょう。

 

⇒クリーンライフに排水溝のつまりを相談してみる

排水溝のつまりで困ったときは

排水溝のつまりの原因と対処法を紹介しました。

 

排水溝のつまりは原因が何であれ、つまりがひどくなる前に対処することが大切です。また、つまりを防ぐには日々のお手入れや使い方を工夫することが大切になります。

 

排水溝のつまりで困ったときは、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。排水溝のつまりの原因にあわせて、スピーディにトラブルを解決いたします。

 

⇒クリーンライフに排水溝のつまりについて相談してみる

2025.08.25
2025.09.06

この記事では、マンションの排水管清掃について徹底解説します。

 

マンションの排水管清掃は重要であり、もししないと、つまりや水漏れが発生するかもしれません。特に、マンションだと他の住民もいるため、ご近所トラブルになるケースもあります。

 

なぜマンションの排水管清掃が必要なのか、どのくらいの頻度で清掃すればよいかなどを把握しておきましょう。

 

記事後半では、排水管清掃の流れについても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

マンションの排水管を定期的に清掃する理由

排水管の洗浄
マンションの排水管を定期的に清掃する主な理由は、以下の4つです。

  • つまり・逆流の予防
  • 水漏れの予防
  • 悪臭の予防
  • 配管の劣化予防

マンションも一軒家も、つまりや水漏れなどの排水管トラブルが起きる可能性がある点では同じです。

 

しかし、マンションには多くの住民が暮らしています。そのため、1ヶ所でトラブルが起きると、多くの住民に迷惑をかけてしまいます。住民同士のトラブルは、住んでいる人、管理者ともに避けたいでしょう。

 

住民同士の揉め事が起きないためにも、マンションの排水管は定期的に清掃し、つまりや水漏れなどを予防しておきましょう。

マンションの排水管清掃をしないときの影響

マンションの排水管清掃をしないと、以下の影響があります。

  • 排水の流れが悪くなる
  • 汚水が漏れ出し、悪臭が発生する
  • 水漏れが発生する
  • 排水管が劣化する

排水管に流れ込む水には汚れが含まれているため、清掃しないとどんどん溜まっていきます。

 

汚れが溜まるとさまざまな排水管トラブルを引き起こすため、定期的に清掃しておきましょう。

マンションの排水管洗浄を個別で頼むケース

一般的には、マンションの管理者が業者に依頼し、定期的に排水管洗浄をします。

 

ただ、以下のケースでは、住民が費用を負担して個別に排水管洗浄を業者に頼む必要があります。

  • 管理者や管理組合実施の排水管洗浄を受けなかった
  • 故意に異物や大量の油を流した

イレギュラーな事態で排水管洗浄が必要になったときは、個別で頼む必要があると覚えておくとよいでしょう。

マンションの排水管を清掃する頻度

排水管の清掃
一般的に、マンションの排水管清掃は年に1~2回するのがよいといわれています。

 

以下のように、築年数によって目安の回数が変わるので、参考にしてください。

築年数 排水管洗浄の目安
新築~築10年 2年に1回
築10年以上 1年に1~2回

 

また、シンクの下部に「ディスポーザー」と呼ばれる生ごみの粉砕機があるマンションは、1年に1回以上の排水管清掃が推奨されています。

 

汚れやゴミが溜まっていると、掃除が大変になるため、排水管清掃の費用が高くなる可能性があります。定期的に排水管を清掃して、きれいに保っておきましょう。

法律・自治体で規定されている清掃の頻度

排水管の清掃は、法律で義務付けられているわけではありません。しかし、排水設備の点検や管理については法律で定められています。

 

例えば、建築基準法第十二条には、以下の記載があります。

第六条第一項第一号に掲げる建築物で安全上、防火上又は衛生上特に重要であるものとして政令で定めるもの(国、都道府県及び建築主事を置く市町村が所有し、又は管理する建築物(以下この項及び第三項において「国等の建築物」という。)を除く。)及び当該政令で定めるもの以外の特定建築物(同号に掲げる建築物その他政令で定める建築物をいう。以下この条において同じ。)で特定行政庁が指定するもの(国等の建築物を除く。)の所有者(所有者と管理者が異なる場合においては、管理者。第三項において同じ。)は、これらの建築物の敷地、構造及び建築設備について、国土交通省令で定めるところにより、定期に、一級建築士若しくは二級建築士又は建築物調査員資格者証の交付を受けている者(次項及び次条第三項において「建築物調査員」という。)にその状況の調査(これらの建築物の敷地及び構造についての損傷、腐食その他の劣化の状況の点検を含み、これらの建築物の建築設備及び防火戸その他の政令で定める防火設備(以下「建築設備等」という。)についての第三項の検査を除く。)をさせて、その結果を特定行政庁に報告しなければならない。

引用元:建築基準法|e-Gov 法令検索

これは12条点検と呼ばれ、おおむね半年~数年おきに実施される点検です。点検周期は、特定行政庁ごとに個別に定められています。

 

また、建築物における衛生的環境の確保に関する法律(通称:ビル管理法)第四条の三には、以下の記載があります。

特定建築物維持管理権原者は、排水に関する設備の掃除を、六月以内ごとに一回、定期に、行わなければならない。
引用元:建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則|e-Gov 法令検索

つまり、半年に1回以上、排水設備の清掃が必要です。半年を一つの目安として覚えておくとよいでしょう。

マンションの排水管清掃の流れ・住民への告知方法

集合住宅の排水管洗浄

マンションの排水管清掃は、部屋の中に作業員の方を入れて実施します。当日に慌てないために、流れを把握しておきましょう。

 

また、管理者の方は、住民へ排水管清掃を告知する方法も知っておきましょう。

マンションの排水管清掃の当日の流れ

マンションの排水管清掃の当日の流れは、以下のとおりです。

  1. 玄関や廊下、各水回り付近を片付ける
  2. 排水口をきれいにする
  3. 業者が訪問後、排水管洗浄に立ち会う
  4. 全室洗浄後、排水状況を確認して終了

各部屋で排水管を洗浄する際は、キッチンやお風呂などの各水回りへ立ち入って作業します。そのため、荷物を片づけておき、玄関から各水回りまでの導線を確保しておきましょう。

 

また、排水口にゴミが溜まっている場合は、きれいにしておくとスムーズに作業が進みます。排水管洗浄にかかる時間は、1部屋10~15分ほどです。

やむを得ず不在にする際の対処法

マンションの排水管洗浄には、住民の立ち会いが必要です。やむを得ず不在にする場合は、家族や知人に立ち会いを頼みましょう。

 

家族や知り合いに頼れない場合は、事前に管理者に伝えておくと、鍵を預かってもらい、代理人に対応してもらえるケースがあります。

 

マンションの排水管清掃は同日にまとめてやるため、1室でも実施できない部屋があると、他の部屋に悪影響を及ぼす可能性があります。どうしても不在にするときは、事前に対応しておきましょう。

住民へ排水管清掃を告知する方法

マンションの排水管清掃は、1室でも実施できない部屋があると全体に影響があるため、なるべく実施率を上げたいところです。

 

そこで、住民へ排水管清掃を告知する際、以下の方法を実践してみてください。

  • 1ヶ月以上前に告知する
  • 案内文に排水管清掃の必要性を記載する
  • 口頭でも協力を依頼する

まず、住民がスケジュール調整しやすいように、1ヶ月以上前に告知しましょう。当日不在の理由としてよくあるのが「予定がある」なので、なるべく早めに告知することで防げます。

 

また、告知の際、案内文に排水管清掃の必要性を記載するのも効果的です。「なんとなく面倒くさい」「排水管洗浄の必要性を感じない」と思っている住民にも、実施してもらえる確率が上がるでしょう。

 

必要性に加え、排水管洗浄をしないリスクを記載すると、より効果的です。

 

よく排水管洗浄を拒否する住民には、口頭での協力依頼も検討しましょう。清掃業者と相談して、優先的に時間を決めてもらうのも一つの手です。

マンションの排水管清掃をしないリスク

リスク
マンションの排水管清掃をしない主なリスクは、以下の3つです。

  • 自分で排水管清掃を頼むと割高になる
  • 他の部屋でつまり・悪臭が生じる
  • 排水管が劣化して水漏れする

特に、排水管清掃を見送ろうと思っている方は、必ず確認してリスクを把握したうえで、もう一度検討してみてください。

自分で排水管清掃を頼むと割高になる

マンション全体で実施される排水管清掃を拒否して排水管がつまり、排水管清掃が必要になったときは、自分で費用を負担し、清掃業者に依頼しなければなりません。

 

一般的に、清掃する部屋数が少ないほど割高になるため、個別で排水管清掃を頼むとマンション全体で実施される排水管清掃より高くなります。相場は30,000円ほどです。

 

そのため、都合を合わせる労力を考えても、マンションの排水管清掃は受けておくのがおすすめです。

他の部屋でつまり・悪臭が生じる

マンションの排水管は各部屋で共有されているため、自室で排水管洗浄をしていないために、他の部屋でつまり・悪臭が生じる可能性があります。

 

自分の行いで他の部屋の住民に迷惑がかかるとなると、気が引ける方もいるでしょう。住民間のトラブルになる可能性もあります。

 

マンションには他の人も住んでいることを、改めて考えてみましょう。

排水管が劣化して水漏れする

排水管清掃をしないと、劣化が進んで水漏れが発生する可能性があります。水漏れすると、家具に被害が及ぶかもしれません。

 

自室だけならまだよいですが、下の階にまで被害が拡大すると、迷惑をかけるうえ、損害賠償を請求されるケースもあります。このような将来的な影響も認識しておきましょう。

 

排水管の水漏れ確認方法や応急処置について、以下の記事で解説しています。水漏れを防ぐ方法もわかるので、目を通しておきましょう。

マンションの排水管清掃の費用相場

マンションの排水管清掃の費用は、一般的に高圧洗浄機を使用する長さと人件費で決められます。

 

費用形態は業者ごとに異なりますが、相場は以下を参考にしてください。

作業内容 料金相場
高圧洗浄清掃(3mまで) 20,000円~40,000円
高圧洗浄清掃(追加1mごと) 2,000円~4,000円

 

基本的に部屋数が多くなるほど、1部屋あたりの料金は安くなります。また、排水管の長さや形状、作業日などの条件によって料金は異なるため、注意が必要です。

 

詳しい料金を知りたいときは、見積もりを依頼してみましょう。

費用は住民が別途払う必要はない

マンションの排水管清掃にかかる費用は、住民が普段払っている管理費や修繕積立金から支払われます。

 

そのため、別途住民が清掃費用を支払う必要はありません。

 

ただ、個別に排水管清掃を頼むときは自腹になるため、マンション全体で排水管清掃が実施されるときに受けておくのがよいでしょう。

排水管清掃を頼む業者を選ぶポイント

マンションの排水管清掃を業者に頼む際は、以下のポイントを意識して選んでみてください。

  • 水道局指定工事店である
  • 費用形態が明確である
  • 口コミ・評判がよい

水道局指定工事店は水道局から指定されている業者で、「給水・排水装置の工事を適切に行えるもの」とされています。排水管清掃も、プロとして適切にやってくれる可能性が高いでしょう。

 

また、費用形態が明確な業者を選ぶと、後々トラブルになる可能性を減らせます。詳しい料金は見積もりをとって確認しましょう。

 

加えて、口コミや評判を確認しておくのがおすすめです。ホームページだけではわからない実際の利用者の感想を見て判断できます。

 

水道局指定工事店の基準や特徴について、以下の記事でさらに詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。

マンションの排水管清掃を考えているときは

マンションの排水管清掃は、つまりや水漏れ予防のために重要です。住民の理解を得て、定期的に実施しましょう。

 

清掃業者に依頼するときは見積もりをとり、口コミや評判も確認しておくのがおすすめです。

 

マンションの排水管清掃は、私たち『クリーンライフ』でも承っています。高圧洗浄機を使った清掃はもちろん、その後の定期メンテナンスや緊急時の駆けつけまでお任せください。

 

法人・店舗向けサービスもありますので、ぜひ一度ご連絡ください。

 

⇒クリーンライフにマンションの排水管清掃について相談してみる

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