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排水管トラブルの直し方

排水管のつまりをワイヤーブラシで解消する方法を、わかりやすく解説します。

 

ワイヤーブラシは比較的安価で、簡単に手に入れられるつまり解消グッズです。汚れに直接アプローチするので、汚れを簡単に落とし、つまりを解消します。

 

しかし、選び方や使い方には注意点があります。効率的にワイヤーを使ってトラブルを解消するために、注意点を押さえましょう。

 

ワイヤーブラシで対処できなかった排水管つまりの解消法もお伝えするので、最後までお読みください。

排水管つまりでワイヤーブラシを使えるケース

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシとは、ワイヤーの先に金属製や樹脂製のブラシがついており、排水管の壁についた汚れをこそぎ落とす掃除グッズです。「排水用ワイヤー」とも呼ばれています。

 

ワイヤーブラシで対応できるのは、排水管の奥深くに入り込んでいないつまりです。あまり奥深くにつまりの原因がこびりついている場合は、ワイヤーの操作が難しくなります。

 

直接つまりにアプローチできるので、排水口近くならラバーカップより効果が期待できます。ラバーカップで解決できない場合も、あきらめずにワイヤーでトライしてみましょう。

ワイヤーブラシを使えない排水管つまり

以下のケースはワイヤーブラシを使っても効果が期待できない、または、悪化してしまう排水管つまりです。

  • 固形物など、水に溶けないものが原因のつまり
  • 吸水性のあるものが原因のつまり
  • 尿石や油が硬くなっているつまり

特に固形物や吸水性のあるものは、ワイヤーを使うことで奥に押し込んでしまうため、おすすめできません。

 

排水管つまりの原因がわからないときは、ワイヤーブラシを使わない方が良いでしょう。つまりを悪化させてしまう可能性があります。

 

以下の記事で、さまざまなつまりの原因やご自分での対処が難しいケースを解説しているので、参考にしてください。

排水管のつまりをワイヤーブラシで解消する方法

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ワイヤーブラシには手で操作するタイプと、ハンドルで操作するタイプがあります。使用前に説明書をよく確認してください。

 

【ワイヤーブラシを使った排水管つまりの解消方法】

  1. 排水口の目皿など、取り外せる部品を全て取り外す
  2. ワイヤーブラシのブラシ部分から、排水口に挿入する
  3. ワイヤーブラシを少しずつ奥に押し込んでいく
  4. ワイヤーブラシが押し込めなくなったら、回転させたり、上下に動かしたりする
  5. 引っ掛かりがなくなったら、ワイヤーブラシを取り出す
  6. 水を流して、つまりが解消できたか確認する

無理に押し込もうとすると、ワイヤーが曲がって折れてしまうかもしれません折れたワイヤーは、つまりをさらに悪化させます。

 

つまりの原因にあたって動かなくなっても、力任せにせず、ゆっくり回転させながら操作してください。

ワイヤーを使用する際に気をつけたい排水管

以下のような排水管でワイヤーを使う際は、注意が必要です。

  • 塩ビ製の排水パイプ
  • 蛇腹型の排水パイプ
  • トイレ

キッチンなどシンク下の排水パイプが塩ビ製の場合は、ワイヤーで傷つけてしまう可能性があるので注意が必要です。穴を開けないように、ゆっくりと挿入してください。

 

また、蛇腹型の排水パイプは、穴を開けてしまう可能性が大きいです。つまりの原因をこすり取っているつもりで、排水管のひだ部分を削ってしまうかもしれません。

ワイヤーの使い方

トイレの排水管はカーブが多いので、ワイヤーを入れるときに排水管の構造をイメージしながら入れていきましょう。また、陶器製の便器に傷がつかないように、ブラシ部が樹脂製のものを選んでください。

 

以下の記事で、トイレのつまりをワイヤーで解消する方法を解説しています。ワイヤーで解消できないケースもお伝えしているので、参考にしてください。

排水管つまり解消で使うワイヤーブラシの選び方

選び方

以下の3つのポイントを確認して、ワイヤーブラシを選びましょう。

  • 長さ
  • 太さ
  • 柔軟性

長さは、1m〜10mが一般的です。ただし、長いと使いにくい可能性があるので、最初は1m程度のものから始めた方が良いかもしれません。

 

排水口に十字タイプのストレーナーがあると、太いブラシ部分が入らない場合があります。排水口の形状や大きさを確認して、ワイヤーを選んでください。

 

お風呂の排水トラップ

また、排水管にはS型の排水トラップのように、カーブの多い形状のものが多いため、柔軟性がないとうまく奥まで入り込めません。

 

無理に柔軟性のないワイヤーを入れようとすると、折れてしまい、折れた部分がさらにつまりの原因になってしまいます。柔軟性のあるワイヤーブラシを選びましょう。

ワイヤーブラシはホームセンター・百均で購入可

ワイヤーブラシはコーナンやカインズ、コメリといったホームセンターや、オンラインショップで購入できます。ワイヤーの長さが3mの、1,000円〜3,000円の価格帯のワイヤーが主流です。

 

セリアやキャンドゥといった100均のお店でも、ワイヤーブラシが販売されています。ワイヤーの長さは65cm程度と短めですが、排水口付近がつまっている場合は問題なく使えます。

業務用と家庭用の違い

業務用のワイヤーは「トーラー」と呼ばれており、家庭用とは以下のような違いがあります。

項目 家庭用 業務用
長さ 1〜10m 15〜30m
価格 1,500円〜3,000円 1万円〜30万円
動力 手動が一般的 手動、または電動

業務用ワイヤーは、柔軟性も強度も家庭用より優れており、排水管の奥深くまで洗浄可能です。ただし、使い方が難しいので、ご自分ではうまく洗浄できません。

排水管つまり解消に使ったワイヤーブラシの保管方法

ワイヤーブラシを使用して排水管つまりを解消したあとは、また使えるように正しい方法で保管しましょう。

 

【ワイヤーブラシの正しい保管方法】

  1. 濡れた雑巾で水拭きする
  2. 風通しの良い場所で乾燥させる
  3. 防サビ潤滑剤を塗布する
  4. 湿気の少ない場所で保管する

 

防サビ潤滑剤には、次のような種類があります。

  • 液体タイプ
  • ジェルタイプ
  • スプレータイプ

スプレータイプなら、簡単に均質に塗布可能なのでおすすめです。ただし、塗布しすぎると汚れがつきやすくなるので、全体にひと吹きする程度にしてください。

 

 

ワイヤーを新聞紙に包んで保管しておくと、湿気から守れます。

ワイヤー以外のおすすめ排水管つまり解消法

ワイヤー以外の排水管つまり解消法をお伝えします。おすすめの方法は、以下の3つです。

  • ラバーカップを使う
  • 真空パイプクリーナーを使う
  • 液体パイプクリーナーを使う

それぞれについて、説明します。

ラバーカップを使う

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ラバーカップはすっぽんとも呼ばれ、トイレのつまり解消によく使われる道具です。排水管用にも用意しておくと便利です。

 

ラバーカップのワン部分(ゴムでできた箇所)のサイズが、排水口をすっぽり包む大きさのものを用意しましょう。

 

【ラバーカップの使い方】

  1. 排水口のフタ・目皿などを外す
  2. 排水口にラバーカップをのせる
  3. ワン部分が隠れる程度の水位にする
  4. ラバーカップをゆっくり密着させ、勢いよく引っ張る
  5. 4を数回繰り返す
  6. 排水管内でつまりが取れたような感触があったら水を流す

水を一度に大量に流すと、つまりが取れていない場合に溢れてしまいます。少しずつ様子を見ながら流しましょう。

 

以下の記事で、ラバーカップの使い方をより詳しく解説しています。

真空式パイプクリーナーを使う

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真空式パイプクリーナーは、ラバーカップより吸引力の大きなつまり解消グッズです。カップ部分の交換が可能なので、排水口に合わせて交換して使えます。

 

ただし、吸引力が強いだけに、固形物などが原因の場合は、排水管へのダメージがラバーカップよりもあります。

 

【真空式パイプクリーナーの使い方】

  1. 排水口へ垂直に真空式パイプクリーナーを設置する
  2. カップ部分に水がかぶる程度に水位を調整する
  3. ポンプレバーを引き上げる
  4. ゆっくりポンプレバーを押し込む
  5. ポンプレバーを引き上げる・押し込むを2〜3回繰り返す
  6. 水を少しずつ流して、つまり解消を確認する

 

以下の記事で、真空式パイプクリーナーの選び方や注意点を解説しているので、参考にしてください。

液体パイプクリーナーを使う

液体パイプクリーナーを注いで、排水管のつまりを解消する方法です。パイプクリーナーに含まれる水酸化ナトリウムや次亜塩素酸ナトリウムが、毛髪や皮脂、油汚れを溶かします。

 

パイプクリーナーは、400〜500g入りのボトルが使いやすいのでおすすめです。

 

【液体パイプクリーナーの使い方】

  1. 排水口の目皿などを取り外す
  2. パイプクリーナーを説明書に書かれている量注ぐ
  3. 指定された時間、放置する
  4. 放置時間中に取り外した目皿などを洗う
  5. 放置した後、排水口に水を流す

つまりが解消されたかどうか確認するため、少しずつ水を流してください。いきなり大量に流すと、水が溢れてしまいます。

 

以下の記事で、おすすめのパイプクリーナーも紹介しているので、参考にしてください。

ワイヤーで排水管つまりが改善しないならプロに相談

水道修理業者

ワイヤーブラシを使っても排水管つまりが改善しない場合は、無理をせずにプロの水道修理業者への相談がおすすめです。

 

無理につまり解消をしようとして、悪化させてしまうことも。悪化してから修理業者に依頼すると、高額の修理費用が必要です。

 

プロの水道修理業者なら、的確につまりの原因を特定して、確実な方法でつまりの解消作業をします。

排水管つまり解消の相場料金

排水管つまりの修理を、水道修理業者に依頼した際の作業料金の相場を紹介します。

 

つまりの状況 費用目安
軽度 5,000円〜8,000円
中度 12,000円~25,000円
重度 30,000円〜50,000円

作業料金以外に、出張費や早朝・深夜・休日の割増料金などが、業者によって加算されます。必ず見積もりを取って、追加料金の有無を確認してから依頼しましょう。

 

以下の記事で、排水管つまり解消にかかる費用について、わかりやすく説明しています。適正価格を知って、信頼できる業者を選びましょう。

水道修理業者の選び方

信頼できる業者を選ぶポイントは、以下の3つです。

  • 水道局指定工事店に登録されているか確認する
  • アフターフォローなどサービス内容を確認する
  • 相見積もりを取って比較して選ぶ

まずは水道局指定工事店に登録されているかどうかを、公式サイトで確認してみましょう。

 

また、アフターフォローも大切なポイントです。修理をしてもらった後ですぐに再発した場合に、無料、または格安で再修理を依頼できるかを確認しましょう。

 

一般的に、アフターサービスを充実させている業者は、技術力に自信があります。

 

上記を確認して、最低3社を選んで相見積もりを依頼してください。料金だけではなく、スタッフの態度なども考慮して選びましょう。

 

以下の記事で、排水管洗浄を依頼する業者の選び方をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

排水管つまりを予防する方法

排水管のつまりが再発しないように、以下の方法を試しましょう。

  • たっぷり水・ぬるま湯を流す
  • 油を流さないようにする
  • ゴミ受けネットを設置する
  • 定期的に掃除する

それぞれについて、具体的に説明します。

たっぷり水・ぬるま湯を流す

1日の終わりに、50℃前後のお湯を排水口に流しましょう油汚れや皮脂が蓄積しにくくなります。

 

お風呂の場合は、お湯を捨てる際にたっぷりお湯が流れていきます。そのため、排水管に汚れが蓄積しにくい傾向です。

 

しかし、シャワーしか使わない日が多いお宅は、石鹸分や皮脂が残りがち。シャワーを使って、排水口にお湯を流しましょう。

油を流さないようにする

キッチンでは、油汚れが主なつまりの原因です。不要な油をシンクに捨てる人は少ないと思いますが、油のついたお皿やフライパンをシンクに入れている方は多いようです。

 

シンクに入れる前に、キッチンペーパーで拭き取りましょう。わずかな油でも水に溶けないので、そのまま排水管に入ると蓄積していきます。

ゴミ受けネットを設置する

ゴミ受けにゴミ受けネットを設置すると、細かい汚れが排水口に入り込みません。できるだけこまめにゴミ受けネット内のゴミを捨てましょう。ダイソーやセリアといった100円ショップでも購入できます。

 

また、使い捨てのゴミ受けネットもおすすめです。100均ショップで45枚程のセットが販売されています。

定期的に掃除する

定期的な掃除で排水口の汚れ・つまり・悪臭を予防しましょう。油をよく使うご家庭なら、キッチンの掃除は毎日がおすすめです。少なくとも週に1度は、排水口の部品を取り外して掃除しましょう。

 

排水管に、液体パイプクリーナーを注ぐのもおすすめです。以下の記事で、排水管の洗浄をご自分でする方法を説明しています。

ワイヤーで排水管つまりが解消できずにお困りなら

排水管のつまりをワイヤーブラシで解消する方法を紹介しました。

 

ワイヤーは手軽に購入でき、直接汚れ・つまりにアプローチできます。しかし、つまりや排水管の種類によっては、トラブルが生じる可能性も。

 

排水管のつまりが解消できなくてお困りなら、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。つまりの原因を特定して、適切な方法を提案します。年中無休で24時間受け付けているので、すぐに対応可能です。

 

⇒クリーンライフに排水管のトラブルを相談してみる

2025.03.05

パイプクリーナーの使い方を分かりやすく解説します。キッチンや浴室など、水回り箇所ごとのおすすめパイプクリーナーも紹介していきます。

 

パイプクリーナーは、注ぐだけで気軽に排水口の汚れを除去可能です。しかし、間違った使い方をすると、逆効果になってしまうことも。

 

正しい方法で、効果的に排水口のつまりや悪臭を解消しましょう。パイプクリーナーの選び方、おすすめの商品も紹介しますので、どれを使えば良いか分からない方も参考にしてみてください。

パイプクリーナーを使った排水口の正しい洗浄方法

パイプクリーナー

パイプクリーナーを使って排水口を洗浄する際は、窓を開けて換気をよくしてから始めましょう。窓のない洗面所の場合は、換気扇を使用してドアは閉め切らないでください。

 

なお、パイプクリーナーは、以下のような他の洗剤と一緒に使うと危険です。

  • 酸性タイプの洗剤
  • 塩素系の排水口ヌメリ取り剤
  • 食酢
  • アルコール

必ず単独で使い、使用後は水を流しましょう。

 

パイプクリーナーの正しい使い方は、以下のとおりです。

1.排水口の目皿などを取り外す

キッチンの排水口

排水口の目皿など、取り外せるものを全て取り外します。ただし、力任せに取り外さないでください。壊してしまう可能性があります。

 

取り外したものは、水を張ったバケツに入れて古い歯ブラシ等で掃除しましょう。洗剤を使うときは、中性洗剤がおすすめです。

2.パイプクリーナーを注ぐ

注ぐ量は、パイプクリーナーの種類や目的で異なります。ボトルに記載されている説明を読んで、必要量を注ぎましょう。

 

使用量(ボトルを押す回数)を守り、ゆっくり排水口全体に注いでください。

 

アルミやホーロー、真ちゅう、銅といった金属製のものにかかると変色する可能性があるので、注意が必要です。

3.放置する

パイプクリーナーを排水口に注いだら、放置します放置時間は、説明通りにしてください。

 

長時間放置しても、効果が出るわけではありません。むしろ、取れた汚れが再度固まってしまい、さらに詰まってしまいます。

 

規定通りの時間放置して、つまりがとれない場合は、水を流したあとで再度パイプクリーナーを注いだ方が効果的です。

4.水をたっぷり流す

最後に水を流します。ただし、つまりが残っている可能性があるので、一気に流すとあふれてしまうかもしれません。

 

様子を見ながら、少しずつ流してみてください。つまりが取れているようなら、たっぷり水を流します。

 

パイプユニッシュの公式サイトでは、洗面器2杯分程度の水を流すように記載されています。

 

ただし、より汚れを流したいからと、熱湯を流すのは絶対にやめましょう。熱湯を流すと洗剤の分解が急激に起こり、塩素系ガスが発生する可能性があるためです。

 

塩素系ガスは有毒で、吸い込むと肺気腫の可能性もあるほど。最悪の場合は、死にいたるケースもあります。

排水口向けのパイプクリーナーを選ぶときのポイント

排水口向けのパイプクリーナーを選ぶ際に、チェックしたいことを解説します。

 

パイプクリーナーには、液体のほか、粉末やタブレットタイプなどがありますが、今回は使いやすい液体パイプクリーナーを紹介します。

 パイプクリーナーの成分を確認する

パイプクリーナーのボトルの裏側に記載されている成分表を確認しましょう。成分表には、成分割合の高い成分から順に記載されています。

 

パイプクリーナーには主に、次の3つの成分が含まれているはずです。

  • 水酸化ナトリウム
  • 次亜塩素酸ナトリウム
  • 界面活性剤

水酸化ナトリウムは「苛性ソーダ」とも呼ばれる成分で、油や皮脂を起源にするヘドロ状の汚れを分解します。ヘドロ状の汚れは、つまりや悪臭の原因です。

 

成分に続いて、括弧内に(1%)などと割合が記されています。水酸化ナトリウムは、濃度が濃いものは主に業務用で、家庭用としては0.5〜2%が一般的です。1%以上含まれているパイプクリーナーがおすすめです。

 

次亜塩素酸ナトリウムは、タンパク質を分解する成分で、毛髪などを溶かします。界面活性剤は水と油(汚れ)をつなげるため、多くのパイプクリーナーに含まれている成分です。

粘度の有無を確かめる

パイプクリーナーを選ぶ際は、粘度の高いものがおすすめです。粘度が低く、さらっとした液体は、汚れを分解する前に流れてしまいます。

 

以下のような表示のあるタイプがおすすめです。

  • 高粘度
  • 濃密
  • ジェル

ただし、粘度が高すぎると、排水管の奥まで行かないという弊害も。

 

排水口近くの排水管の汚れを粘度の高いパイプクリーナーで洗浄してもつまりが残ったら、粘度の少し低いタイプも試してみてください。

使いやすさをチェックする

気軽に使える使いやすさも大切なポイントです。以下の点をチェックして、使いやすさを判断しましょう。

  • 放置時間の長さ
  • はからなくてもプッシュの回数で量がわかる
  • 注ぎやすさ

パイプクリーナーを注いで放置している間は、水回りを使えません。放置時間が15分〜30分程度のパイプクリーナーから選ぶと、使いやすいでしょう。

 

パイプクリーナーは、肌につくとかぶれる可能性があります。「◯ml注ぐ」と書かれていると、はからなければならず非常に危険です。

 

「つまり解消には◯回プッシュする」と説明しているパイプクリーナーがおすすめです。また、注ぎ口にも工夫があり、思いもかけない箇所に飛び散らないかどうかも確認してください。

おすすめのパイプクリーナー【水回り箇所ごと】

おすすめ

ここからは、水回り箇所ごとに、おすすめのパイプクリーナーを紹介します。

 

キッチンや浴室・洗面所など、それぞれでおすすめの商品をお伝えしますので、参考にしてみてください。

キッチンには油汚れを除去する「 サニボン泡パワー」

サニボン泡パワーは、水酸化ナトリウムを3.5%も含み、油汚れをしっかり落とすパイプクリーナーです。泡状になって注がれるため、排水口や排水管にとどまり、キッチンの油汚れも分解します。

 

1ヶ所につき10回注ぐシステムなので、計量が不要です。注いだ後で30分放置します。排水パイプの素材にダメージを与えないので、安心してお使いください。

 

メーカー希望価格は1本(400ml)で375 円(税別)です。通販サイトのまとめ買いや、スーパーでもっと安く購入できます。

 

キッチンの排水管の掃除方法は、以下の記事を参考にしてください。パイプクリーナーを使った方法以外の掃除方法も解説しています。

浴室・洗面所には「パイプハイター 高粘度ジェル」

パイプハイター 高粘度ジェルは粘度が高く、汚れに密着して分解していきます。特に、毛髪やヌメリの分解に優れており、悪臭にも効果が期待できます。

 

ボトルにくびれがあるので、持ちやすく使いやすいパイプクリーナーです。横向きノズルで、浴室や洗面所の排水口にも直接かけられます。

 

計量する必要がなく、消臭やつまり予防には5~6回押して使います。つまり解消には、1本全部使うことも可能です。放置時間は、15分〜30分とさほど長くはありません。

 

500g入りボトルが、メーカーの公式通販サイトで税込253円です。

 

以下の記事で、浴室の排水口を掃除する方法をわかりやすく解説しています。家にあるものを利用したつまり解消方法も説明しているので、参考にしてみてください。

洗濯機の排水口の悪臭を防止する「パイプユニッシュPRO」

パイプユニッシュPROは水酸化ナトリウム2%配合の、油や皮脂汚れに強いパイプクリーナーです。1本400gで細身のボトルなので、注ぐ際に負担がほとんどありません。

 

その上、ボトルの中央がくびれたデザインなので持ちやすく、収納もしやすい点が魅力です。放置時間は15分〜30分。値段はオープン価格で、通販サイトで350〜400円で購入できます。

 

つまり予防やヌメリ除去、臭い予防には、7〜8回ボトルを押します。つまり解消も20回押すだけなので、計量不要です。

 

洗濯機の排水口の臭いが気になるときも、パイプユニッシュPROは注ぎやすいため、重宝するでしょう。

トイレの排水口にパイプクリーナーは効果が期待できない

パイプクリーナーはアルカリ性の洗剤で、毛髪・油汚れ・皮脂・石鹸カスなどに効果が期待できます。トイレットペーパーや排泄物が原因になりやすいトイレつまりには対応していません。

 

また、尿に含まれるアンモニアとパイプクリーナーが混じると、有毒ガスが生じる可能性も。

 

さらに、トイレつまりの原因の一つ、尿石はパイプクリーナーでは除去できません。サンポールなど、トイレ専用の洗剤を使って尿石を除去しましょう。

 

以下の記事で、パイプユニッシュがトイレ掃除に不向きな理由をわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

汚水桝の掃除にもパイプクリーナーが利用できる

外にある汚水桝には、各水回りからさまざまな汚れが流れてきます。

 

パイプクリーナーで以下のような効果が期待できるので、汚水桝の掃除にもおすすめです。

  • ぬめり・つまりを予防する
  • 刺激臭が少ないので使いやすい
  • 放置するだけで汚れを分解する

 

以下の記事で、パイプユニッシュを使った汚水枡の掃除方法を説明しています。注意事項も含め、わかりやすく解説しているので、参考にしてください。

パイプクリーナー以外の排水口つまり解消法

パイプクリーナー以外の排水口つまりの解消法を紹介します。

 

パイプクリーナーでは落ちなくても、パイプクリーナーを使用したことで柔らかく取れやすくなっている可能性があります。

 

次の2種類の道具を使用して、つまりを解消しましょう。

  • ラバーカップ
  • ワイヤーブラシ

ただし、パイプクリーナーを流しても、全く反応が見られないなら、固形物が詰まっている可能性があります。もし固形物が原因のつまりなら、ラバーカップやワイヤーブラシでは対処できません。

 

つまりの原因が固形物なら、業者に相談してください。

ラバーカップを使う

ラバーカップを使う

ラバーカップのワン(カップ)のサイズは、排水口より一回り大きいサイズがおすすめです。大きすぎるとつまりを解消できないので、排水口に合わせたラバーカップを用意しましょう。

 

ラバーカップ使用時に水が飛び散る可能性があるので、周囲にビニールシートやバスタオル等を敷いて、水の飛び散り対策をしておきましょう。

 

【ラバーカップを使った排水口つまり解消法】

  1. 排水口にフタ、ゴミ受けなど取り外せる部品があれば取り外す
  2. 排水口にラバーカップを密着させる
  3. カップが隠れるくらいまで水位を調整する
  4. ラバーカップをゆっくり押す
  5. 勢いよく引っ張る
  6. 4、5を数回繰り返す

排水管でゴボゴボと音がしてつまりが解消できた手応えを感じたら、水を少しずつ流してみます。

ワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシには、ワイヤーの先に金属製、または樹脂製のブラシがついています。排水管の内部をブラシでこすりながら、汚れやつまりを除去する道具です。

 

家庭用として1m〜10mのものが、コーナン、カインズ、コメリといったホームセンターやオンラインショップで購入できます。安いもので、1,000円〜3,000円程度が相場です。

 

また、セリアやダイソーといった100円ショップでも購入可能です。ワイヤーの長さが65cmと少し短めですが、排水口周辺につまりがある場合には問題ないでしょう。

 

【ワイヤーブラシの排水口洗浄方法】

  1. ワイヤーブラシを排水口に差し込む
  2. 少しずつ奥に進めていく
  3. ワイヤーブラシが進めなくなったら、回転・上下運動して汚れをこすり落とす
  4. 汚れが落ちた感触があったら、ワイヤーブラシを取り外す
  5. 水を少しずつ流し入れて、つまりが解消したか確認する

 

以下の記事で、ワイヤーブラシの選び方や使う際の注意点を解説しているので、参考にしてください。

業者に相談する

パイプクリーナーを注いでも、全く変化が見られないなら、固形物が入り込んで詰まっているのかもしれません。

 

固形物が原因なら、ラバーカップやワイヤーブラシでは解消できないので、プロの水道修理業者へ相談することをおすすめします。

 

作業料金の相場は以下のとおりで、つまりが軽度なら1万円以下で対応するケースが大半です。

 

つまりの状況 費用目安
軽度 5,000円〜8,000円
中度 12,000円~25,000円
重度 30,000円〜50,000円

また、つまりがなくても定期的に排水管を洗浄すると、さまざまなトラブルを回避できます。マンションなどの集合住宅は、管理会社により年に1度洗浄していますが、戸建て住宅の場合は忘れがちです。

 

戸建て住宅も3年に1回程度、排水管の洗浄を水道修理業者に依頼すると安心です。以下の記事で、排水管の洗浄について、わかりやすく解説しています。

パイプクリーナーで排水口のつまりを解決できないときは

排水口のつまりや悪臭におすすめのパイプクリーナーや、正しい使い方をご紹介しました。

 

パイプクリーナーは、日頃のお手入れに特におすすめです。しかし、重症の排水口つまりは解消できないことも。

 

パイプクリーナーを使っても排水口のつまりを解消できずお困りなら、『クリーンライフ』にご相談ください。全国300以上の自治体で、水道局指定工事店に登録された業者です。

 

年中無休で24時間受け付けているので、いつでも気軽にお問い合わせください。最短30分で駆けつけます。

 

⇒クリーンライフに排水口つまりを相談してみる

2025.03.05

排水口にお湯を一気に流す正しいやり方と、効果が期待できるケースを解説します。

 

排水口のつまりや悪臭が、お湯を一気に流すだけで解消する場合があります。お湯の温度と水圧で、汚れを除去する解消方法です。

 

お湯を一気に流す方法を3つ解説するので、やりやすい方法、水回り箇所にあった方法でトラブルを解決してみてください。

 

最後に、お湯では解決しない場合の解消法も説明します。

排水口にお湯を一気に流すやり方

鍋でお湯を用意

用意するお湯の温度は、50℃〜60℃です。

 

熱湯は、絶対に使わないでください。熱湯を使うと、以下のようなトラブルの原因になります。

  • 排水管の接続部分に使われている接着剤が溶けて、水漏れが生じる
  • 塩化ビニル管そのものが変形して、トラブルが生じる

 

50℃〜60℃のお湯は、沸騰したお湯と水を同量混ぜると用意できます。手を入れて「熱い」と感じながら、10秒程度我慢できるお湯が50℃〜60℃です。

バケツを使う方法

排水溝にお湯を流す

バケツに用意したお湯を、少し高いところから排水口に向かって一気に流す方法です。お湯が周りに飛び散る可能性があるので、濡れても大丈夫なように養生しておきましょう。

 

大きめのタオルやビニールシートを敷いておくと安心です。お湯の量は、つまりの状態やお湯を注ぐ箇所によります。あふれ出てしまわないように、量を調整してください。

 

少し高い位置から、バケツに入れた50℃〜60℃のお湯を排水口めがけて注ぎます。洗面所やキッチンで注ぐ際は、ボウルやシンクからあふれないように、量をコントロールしましょう。

 

約30分放置したあとで、つまりが解消したかどうか、水を注いで確認して完了です。

タオルを使う方法

タオルを使って排水口を塞ぎ、お湯をシンクやボウルにたっぷり入れてタオルを勢いよく引き抜く方法です。タオルが排水口をしっかり塞ぐように、フェイスタオルなど小ぶりのタオルを使いましょう。

 

【タオルを使ったお湯を一気に流す方法】

  1. 排水口のフタやゴミ受けなど、着脱可能な部品を取り外す
  2. 排水口にタオルを押し込んで、栓をする
  3. シンク・ボウルにお湯を8分目程度まで入れる
  4. タオルを一気に引き抜く

つまりが取れたかどうか、ぬるま湯を少しずつ流して確認しましょう。まだ、つまりがあれば、2〜3回繰り返します。

 

タオルを引っ張り出しやすいように、シンクやボウルの端に出しておくと、熱いお湯に手を入れる必要がありません。

ビニール袋を使う方法

ビニール袋を使った排水口つまりの解消法

ビニール袋をタオルの代わりに利用します。ビニール袋が排水口に入ると、さらにつまりが悪化するので注意が必要です。排水口に入り込まない大きめのゴミ袋等を利用してください。

 

【ビニール袋を使ったお湯を一気に流す方法】

  1. 排水口のフタやゴミ受けなど、着脱可能な部品を取り外す
  2. ビニール袋を排水口にきっちりと詰める
  3. 50〜60℃のお湯を、シンク・ボウルの8分目程度入れる
  4. ビニール袋を引っ張って、一気に抜く

1回でつまりが解消できない場合は、2〜3回繰り返してください。つまり解消を確認する際も、ぬるま湯を利用しましょう。冷たい水を流すと、お湯を流したことで柔らかくなっている汚れが固まります。

 

お湯を使ったトイレつまり解消法は、下記の記事を参考にしてみてください。1時間ほど放置することで、効果が出てきます。

排水口にお湯を一気に流す効果

やかんでお湯をわかす

排水口にお湯を一気に流す方法は、以下のような効果が期待できます。

  • 軽微なつまりの解消やつまり予防
  • 悪臭の解消や予防

お湯を一気に流す効果について、さらに詳しく解説します。

軽微なつまり解消・予防

排水口にお湯を一気に流すと、以下のような汚れの蓄積を抑えることが可能です。

  • 油汚れ
  • 石鹸成分
  • 垢・皮脂
  • 水に溶けるもの(トイレットペーパー、水に流せるティッシュペーパーなど)

溶けきれなかった石鹸成分がお湯で溶けて、水圧で流れていきます。しかし、排水管に石鹸成分が残ると、皮脂や水のミネラルと結合して「石鹸カス」という物質になります。

 

ミネラルや金属イオン成分が反応してできた石鹸カスは「金属石鹸」と呼ばれ、水に溶けにくい物質です。お湯を流すことで、石鹸カスの生成を予防し、結果的につまりの予防ができます。

 

排水管はこまめに洗浄して、つまりが蓄積しないようにしましょう以下の記事で、紹介した以外の排水管の洗浄方法を解説しているので参考にしてください。

悪臭の解消・予防

排水口の悪臭の原因は、雑菌やカビです。雑菌やカビの増殖の原因となる汚れはそのまま蓄積され、ぬめりになって排水口・排水管に残りがち。

 

こまめに排水口へお湯を一気に注いで、汚れの蓄積を防止すると悪臭も抑えられます。シャワーのみ使っていると、臭いが気になるケースが見られます。

 

日常のちょっとしたことで悪臭を予防できます。以下の記事で、排水口・排水管の悪臭の原因や解消方法をお伝えしています。悪臭解消に便利なアイテムも紹介しているので、参考にしてください。

排水口にお湯を一気に流す頻度

排水口にお湯を一気に流すのは簡単にできる方法なので、以下のような頻度でときどき実行しましょう。

  • キッチンなら、洗い物が終わるたびにお湯を注ぐ
  • シャワーが中心のご家庭は、週に1回
  • 洗面所は週に1回、ボウルを洗うついでにお湯を注ぐ
  • 洗濯機の排水口は月に1度

こまめにお湯を流して、排水口のつまりや悪臭を防ぎましょう。

排水口にお湯を一気に流しても効果のないケース

排水口にお湯を一気に流す方法が効果があるのは、軽微なつまりや汚れが蓄積し始めた頃です。

 

以下のような場合は、お湯を一気に流しても効果を期待できません。

  • つまりが排水管の奥の方にある
  • 固形物が原因で詰まっている
  • 汚水枡が詰まっている

それぞれについて、説明します。

つまりが排水管の奥の方にある

つまりが排水口近くなら、お湯を一気に流すと直接アプローチできます。

 

しかし、つまりが排水管の奥の方にあると、つまりに到着する前にお湯の温度が下がり、水圧も低くなっているので、効果が半減します。

固形物が原因で詰まっている

つまりの原因が固形物の場合は、お湯を流してもほぐれません。また、固形物が詰まっているときにラバーカップや真空式パイプクリーナーを使うと、排水管にダメージを与える可能性があります。

 

固形物が原因のつまりは、対処がとても難しいので、業者への相談がおすすめです。

外にある汚水桝が詰まっている

戸建てにお住まいなら、汚水桝がつまりの原因の可能性もあります。汚水桝は外にあり、汚水桝のつまりが原因で流れが悪くなっているなら、排水口や排水管を掃除しても効果が期待できません。

 

汚水桝に悪臭が発生していないか、確認しましょう。汚水桝は、敷地内の地面にフタが設置してあります。水回りの数だけあるので、つまりのある箇所の汚水桝を点検してみてください。

 

汚水桝のつまり箇所を見つける方法については、以下の記事でわかりやすく説明しています。

排水口にお湯を一気に流してもつまりが解消しないときの解消法

お湯を流した後は汚れが取れやすい状態になっているので、次の方法がさらに効果を高める可能性があります。

  • ラバーカップを使う
  • 真空式パイプクリーナーを使う
  • 洗剤を注ぐ

トイレを養生する

ラバーカップ・真空式パイプクリーナーを使う場合は、水が飛び散って周辺がぬれる可能性があるので、養生が必要です。タオルやビニールシートなどを敷いておきましょう。

 

それぞれの方法を、順に説明します。

ラバーカップを使う

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洗濯機などの電化製品が設置されている箇所の排水口のつまりを解消するときは、コンセントを抜いてから作業を始めてください。

 

また、洗面所には、蛇口の下あたりのオーバーフロー口を雑巾等で塞ぎます。オーバーフロー口は、蛇口の下あたりに空いている穴です。

 

【ラバーカップによる排水口洗浄方法】

  1. 排水口のゴミ受け、わん型トラップなど着脱できる部品を外す
  2. 排水口にラバーカップを密着し、カップが隠れるくらいまで水位調整する
  3. ゆっくり押す
  4. 勢いよく引っ張る

ゆっくり押す、勢いよく引っ張るを数回繰り返してください。つまりが取れたかどうか、水を流して確認しましょう。

 

ラバーカップの使い方は、以下の記事にてイラスト付きでより詳しく解説しています。

洗面所のオーバーフロー口については、以下の記事を参考にしてください。

真空式パイプクリーナーを使う

排水溝で真空式パイプクリーナーを使う
真空式パイプクリーナーは、ラバーカップをさらに強力にしたつまり解消グッズ
です。先端に接続しているカップを交換でき、排水口の大きさに合わせられるため、効果が期待できます。

 

【真空式パイプクリーナーによるつまり解消方法】

  1. 排水口の目皿やヘアーキャッチャーなど、着脱可能な部品を取り外す
  2. カップを排水口に密着させ、カップが浸かるくらい水をためる
  3. ハンドルを少しずつ押す
  4. 一気にハンドルを引き上げる

ハンドルを押す、引き上げるの動作を繰り返してください。排水管の奥で、つまりが取れたような音がしたら、水を流してつまりが解消したか確認します。

 

下記の記事で、真空式パイプクリーナーを使う場合の注意事項や選び方などを解説しています。

洗剤を使う

キッチンの排水口

排水管の奥を液体パイプクリーナーなどの洗剤を使って、洗浄する方法です。お湯を一気に流すことで、汚れが落ちやすい状態になっています。

 

【液体パイプクリーナーを使った排水口・排水管の洗浄方法】

  1. 排水口のフタ・目皿・ゴミ受け・排水トラップを取り外す
  2. 液体パイプクリーナーを規定量注ぐ
  3. 規定時間を確認して、放置する

最後に水をたっぷり流して、つまりが解消できたかを確認して終了です。

 

規定時間より長く放置しても、効果が出るわけではありません。むしろ、落ちた汚れが固まってしまう可能性があるので、規定時間を守りましょう。

 

塩素系に酸性の洗剤を混ぜると、有毒ガスが発生するので絶対に一緒に使わないでください。

 

排水口のつまり解消の費用相場

費用相場

以下のような場合は、排水口のつまり解消を業者に相談するのがおすすめです。

  • 排水口のつまりが解消できない
  • 排水口のつまりの原因がわからない
  • 排水口のつまりの原因が固形物

無理に排水口のつまりを解消しようとして、悪化させてしまうかもしれません。お湯やラバーカップなど、紹介した方法でつまりを解消できないときは、水道修理業者に相談しましょう。

 

水道修理業者に排水口のつまり解消を依頼したときの料金目安は、以下のとおりです。

作業内容 費用相場
軽度のつまり除去 5,000円〜8,000円
中度のつまり除去 12,000円~25,000円
重度のつまり除去 30,000円〜50,000円

トイレの便器の着脱や、キッチンの排水管分解といった作業が入ると高額になるケースがあります。

 

また、作業料金以外に、基本料金や早朝・深夜・休日の割増料金など、業者によっては別途加算されます。

 

以下の記事で、水道修理業者の料金目安や料金のシステムをわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

排水口のつまり解消を頼む業者の選び方

安易に水道修理業者を選ぶと、高額請求や手抜き作業といったトラブルが起きる可能性があります。

 

排水口や排水管の洗浄で業者を選ぶ際に、以下のポイントを押さえて信頼できる業者を選んでください。

  • 水道局指定工事店に登録されている
  • アフターサービスが充実している
  • 3社以上の業者に相見積もりをして、比較して選ぶ

水道局指定工事店は自治体に認められた業者で、信頼性が高いためおすすめです。見積書を確認して不明点があれば、業者に質問してみましょう。

 

以下の記事で、業者の選び方をわかりやすく解説しています。参考にして、希望に合った業者を選びましょう。

排水口にお湯を一気に流しても効果がないなら

排水口にお湯を一気に流すつまり解消法を解説しました。気軽にできて、排水口のつまりや悪臭の予防にもおすすめです。

 

ただし、本格的なつまりや原因不明の悪臭でお悩みなら、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。クリーンライフは全国300以上の自治体で水道局指定工事店に登録され、排水口のさまざまな悩みに応じている業者です。

 

年中無休で24時間、ご相談を受け付けています。見積もりは無料ですので、お気軽にご連絡ください。

⇒クリーンライフに排水口のトラブルを相談してみる

2025.03.05

排水管の油つまりを解消する方法や、注意点を解説します。

 

油による汚れは少しずつ蓄積して、排水管のつまりが生じます。油つまりというとキッチンの排水口を思い浮かべますが、排水管は繋がっており、トイレや浴室のつまりの原因にもなるので注意が必要です。

 

あわせて、業者に依頼した際の料金相場や、油つまりが起きないための予防法も解説するので、参考にしてください。

排水管の油つまりを解消する方法

対処法

排水管の油つまりを解消する、以下の方法を解説します。

  • お湯を流す
  • 液体パイプクリーナーを流す
  • ラバーカップを使う
  • 真空式パイプクリーナーを使う
  • シンク下の排水パイプを分解して掃除する

下の方法ほど難易度が高いため、まずはお湯を流す方法から試してみましょう。

 

トイレ用のラバーカップしかなく、「キッチンなどで使うのはちょっと…」という方のために、ラバーカップの代用品としてペットボトルを使用する方法も紹介するので、参考にしてください。

タオルとお湯を使う

特別な道具が家になくても、タオルとお湯を用意すれば、油つまり解消に使えます。お湯の温度と水圧を利用して、解消する方法です。

 

キッチンの排水管を例にして、解消方法を説明します。

 

【タオルとお湯を使った油つまり解消方法】

  1. 排水口のフタ・目皿・ゴミ受け・排水トラップを取り外す
  2. タオルを排水口に詰め込んで、水が流れないようにする
  3. シンクに50℃程度のお湯をためる
  4. タオルを勢いよく抜き取る
  5. つまりが解消したか確認する

タオルを詰めるときは後で引き抜きやすいように、タオルの端っこを排水口から出してシンクのフチに置いておきましょう。

 

お湯の温度は50℃前後、熱くても60℃を超えないようにしましょう。熱湯を絶対に使わないでください。塩ビ製パイプが変形する可能性があるためです。

 

トイレの排水管が詰まってお湯を流す際は、以下の記事が参考になります。

液体パイプクリーナーを流す

排水管の油つまりにおすすめの液体パイプクリーナーは、水酸化ナトリウムが主成分のタイプです。以下の点を確認して、購入しましょう。

  • 成分配合の割合が高い
  • 粘度の高い

粘度が高い、どろっとしたタイプなら、排水管の壁に粘着して汚れを分解しやすくなります。

 

【液体パイプクリーナーを使った油つまり解消方法】

  1. 排水口のフタ・目皿・ゴミ受け・排水トラップを取り外す
  2. 排水管に50℃前後のお湯を流して、汚れが取れやすい状態にする
  3. 液体パイプクリーナーを注ぐ
  4. 説明書に書かれている時間どおりに放置する
  5. 水を流し、つまりが解消できたか確認する

放置時間を長くしすぎると、剥がれたつまりが流れて、さらに奥深くでつまりが生じる可能性があります。放置する時間は、指定された時間を守りましょう。

ラバーカップを使う

トイレつまりによく利用されるラバーカップ(スッポン)は、油つまりにも有用です。キッチン用やトイレ用、洗面所用と箇所専用のラバーカップが販売されています。排水口の大きさに合わせて選びましょう。

 

ラバーカップは排水管内を真空状にして、油汚れなどこびりついたつまりの原因を移動することで、つまりを除去する道具です。

 

【ラバーカップを使った油つまり解消方法】

  1. 排水口の部品を取り外して、排水管が見えるようにする
  2. 排水口にラバーカップのワン部分をしっかり押し付ける
  3. ラバーカップのワン部分が浸かる程度に水を調整する
  4. ラバーカップをゆっくり押して、一気に引っ張る
  5. 4を数回繰り返す
  6. 排水管の内部でゴボッと音がしたら、水を流してみる
  7. つまりが解消されていたら、排水口の部品を元に戻す

換気をよくして、作業しましょう。

 

ラバーカップ(すっぽん)の使用方法は、以下でより詳しく紹介しているので、参考にご覧ください。

ラバーカップの代わりにペットボトルを使う

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ラバーカップがない場合は、ペットボトルで代用できます1.5~2Lサイズのペットボトルが、排水口の大きさに合い、効果が期待できます。

 

【ペットボトルを使った油つまり解消方法】

  1. 部品を取り除いた排水口にペットボトルを差し込む
  2. ペットボトルを両手で押して、ペットボトル内の空気を排水口に送り込む
  3. 2を数回繰り返す

水を流してみて、解消されていたら終了です。

真空式パイプクリーナーを使う

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップより強い圧力をかけられるつまり解消アイテムです。先端に接続されている部品が交換可能なので、水回り箇所によって交換できます。

 

2,000円〜3,000円程度でホームセンターや通販サイトで購入可能です。

 

【真空式パイプクリーナーによる油つまり解消方法】

  1. 排水口の部品を取り除いて、排水管が見える状態にする
  2. ワン部分で排水口を覆う
  3. ハンドルを徐々に押して、水圧をかける
  4. 一気にハンドルを引き上げる
  5. 3と4を繰り返す
  6. 排水管の奥でゴボッと音がしたら水を流し、水が流れたら終了

3回程度繰り返しても変化がなければ、他の方法を試してください。

 

真空式パイプクリーナーの使い方は、以下でより詳しくお伝えしています。

シンク下の排水パイプを分解して掃除する

キッチンの排水管が分解できるタイプなら、分解して直接汚れをこすり洗いすれば、油つまりを解消できる可能性があります。ただし、失敗すると水漏れの原因になるので、慎重に行ってください。

 

以下のものを用意します。洗剤は、食器用洗剤で十分です。

  • バケツ
  • ゴム手袋
  • 古い歯ブラシ
  • 食器洗い用の中性洗剤
  • 雑巾数枚
  • 養生用のビニールシート・タオルなど

作業時に水が飛び散る場合があるので、ビニールシートやタオルで養生しておくと安心です。また、油が手に付くのを防ぐために、ゴム手袋を装着しましょう。

 

【排水パイプを分解して掃除する方法】

  • 床に近い部分から順番に、接続部のナットを反時計回りに回して外す
  • 分解したパーツをバケツに順に入れる
  • パーツを古い歯ブラシなどで軽くこすり洗いする
  • 洗剤と水を注ぎ入れ、1時間程度つけ置きする
  • 再度、ブラシでこすり洗いする
  • きれいになったパーツを組み立てる

水漏れが起きないように、ナットをきっちりと固定させます。組み立ての順序を間違えないように、分解する際に覚えておきましょう。

 

水漏れにならないか不安な方は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

 

以下の記事に、排水管のつまり解消法を詳しく記載しています。紹介した方法以外も紹介しているので、参考にしてください。

排水管に油を流すとつまる原因

原因

油は液体なので、つまりの原因になると考えない方もいらっしゃいます。しかし、以下の理由から油はつまりの原因になりやすいことがわかります。

油は水より軽いため排水管にとどまる

油は水より軽いので水だけでは油は押し流せずに、排水管にとどまります。そのため、少しずつ油が蓄積していき、つまりの原因になるのです。

油は冷たくなると固まる

油は温度が低くなると固まります。

 

特に注意したいのは、動物性の油です。バターは10〜20℃、ステーキを焼くときの牛脂などは40℃ほどで固まります。固まった動物性油脂は、排水管の壁に付着して、つまりの原因になります。

 

植物性油脂は液体状ですが、水で流されないので排水管にとどまります。冷たくなると動物性油脂ほどではないにせよ、他の汚れを取り込んでドロドロした状態になるので注意が必要です。

排水管の油つまり解消で注意したいこと

注意点

排水管の油つまり解消をご自分でする際に、気をつけることを解説します。

ワイヤーブラシなどで塩ビ製の排水管を傷つけない

今回は、ワイヤーブラシを使った解消方法を紹介しませんでした。油つまりが起きやすいキッチンでは、塩ビ製の排水パイプが設置されていることが多いためです。

 

それでもつまりが重度ですと、ワイヤーブラシなどを使ってつまりをこそげ落としたいと思う方も多いでしょう。排水管を分解するより簡単だと感じるのも、一つの理由です。

 

しかし、ワイヤーブラシなどを排水口から挿入し、排水管を掃除すると、誤って排水管を傷つけてしまうことがあります。下手をすると穴を開けてしまうことも。

 

万が一ワイヤーブラシを使う場合は、力を入れすぎて排水管を傷つけないようにしてください。

油が原因のつまりはキッチンだけとは限らない

油つまりは、基本的にはキッチンで起こります。しかし、排水管は繋がっているので、キッチンの油つまりが他の箇所にも影響を与える可能性が高いです。

 

また、各水回りには排水を一時的に溜める汚水桝(排水桝)が設置されています。各汚水桝は排水管で繋がっているので、キッチンの汚水桝に油つまりが生じると、隣接する汚水桝にも影響が出るかもしれません。

 

油が排水管に蓄積していることが原因のつまりは、排水管の洗浄が必要です。排水管の清掃方法は、以下の記事を参考にしてください。

頑固な排水管の油つまりは業者に依頼する

水道修理業者

ご紹介した解消法は、軽微なつまりなら解消できますが、頑固な油つまりは解消できないことがあります。排水管の分解も、難しそうと感じたら無理せずに、業者に依頼した方が安心です。

業者に依頼した場合の料金相場

業者に油つまりの解消を依頼した際の料金相場をお伝えします。

作業内容 料金目安
軽度の排水管つまり解消 5,000円〜8,000円
中度の排水管つまり解消 15,000円〜25,000円
高度の排水管つまり解消 30,000円〜60,000円
薬剤使用によるつまり解消 6,000円〜
トーラー作業 10,000円~35,000円
高圧洗浄 28,000円~60,000円
排水パイプ(塩ビ製)交換 6,000円〜10,000円

頑固な油つまりは、高圧洗浄で解消することが多い傾向です。高圧洗浄について、以下の記事が参考になります。

作業料金以外の料金相場

つまり解消の作業料金に加えて、業者ごとに基本料金などの定額が加算されます。作業に関係なく加算されるので、公式サイトや問い合わせ時で確認可能です。

項目 金目安
基本料金 3,000円~5,000円
見積もり 0円〜
出張費 0円~5,000円
夜間・休日の割増料金 0円~8,000円
契約後のキャンセル料金 見積もりの0〜100%
※キャンセルする時期によって変動

出張による現地での見積もりは、無料で行うことがほとんどです。しかし、業者によっては、点検時間が長引くと有料になる場合もあるので、どこまで無料なのか確認しておくと安心です。

業者の選び方

水道修理業者に依頼する際は、慎重に業者を選びましょう。ポストに入ってくるチラシを見て安易に選んだために、トラブルになるケースが少なくありません。

 

以下のポイントを押さえて、信頼できそうな業者を3社以上ピックアップして、相見積もりを依頼してください。

  • 公式サイトに会社の情報が記載されている
  • 水道局指定工事店に指定されている
  • 見積もりが無料ですぐに対応してくれる
  • 口コミで高く評価されている
  • 電話で問い合わせた際、質問に丁寧に答えてくれる

相見積もりをすると、本当に必要な作業がわかり、高額請求する業者を見分けられます。

 

業者選びに不安のある方は、以下の記事も参考にしてください。

排水管の油つまりを予防する簡単な方法

油つまりが起きないように、日頃から気をつけましょう。つまりが起きないようにする方が、つまりが起きて解消するよりずっと簡単です。

 

排水管の簡単な油つまり予防方法は、以下の3つです。

  • 排水口に油を流さない
  • 定期的に液体パイプクリーナーを使う
  • 排水口にアルミボールを設置する

それでは、一つずつ説明していきます。

排水口に油を流さない

排水口に使用済みの油を流さないことがもっとも重要です。それだけではなく、食器やフライパンを洗う際に気をつけないと、油分が排水管に流れ込んでしまいます。

 

食器やフライパンに油がついていたら、キッチンペーパー等で拭き取ってからシンクに入れてください。それだけで、排水口に流れ込む油の量が少なくなります。

定期的に液体パイプクリーナーを使う

液体パイプクリーナーは、頑固なつまりにはあまり効果が見られません。しかし、定期的に液体パイプクリーナを使うことで、排水管の油つまりを予防できます。

 

例えば、パイプユニッシュの公式サイトでは、つまり予防のために2週間に1度使うことを推奨しています。

 

2週間に1度だと忘れがちという方には、頻繁に50℃程度のお湯を流すのもおすすめです。油料理のときは、フライパンやお皿をお湯で洗うようにしてもよいでしょう。

排水口にアルミボールを設置する

お手入れを毎日するのが大変なら、排水口のゴミ受けにアルミボールを3個程度入れておくと、排水管に汚れが蓄積しにくくなります。

 

アルミは水をかけると、金属イオンが発生します。金属イオンには抗菌効果があるため、ヌメリなど雑菌の発生を抑えます。

 

アルミボールは、アルミホイルをくしゃくしゃにして、直径2〜3cmの球形にしたものです。あまり小さいと、排水口に入り込んでしまう可能性があります。排水口に入るとつまりの原因になるので、注意してください。

排水管の油つまりでお困りなら

排水管の油つまりの解消法や、注意点をご紹介しました。ご紹介した方法を試しても、排水管のつまりを解消できない場合は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

 

業者選びにお困りなら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。

 

全国300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている、技術力の高い業者です。年中無休で24時間受け付けているので、お気軽にご相談ください。電話のほか、LINEやメールの利用が可能です。

⇒クリーンライフに排水管のつまりについて相談してみる

2025.03.05
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