作業員待機中
13時25分現在、近くの作業員が最短30分〜でお伺いできます。
洗面所つまり・水漏れ

洗面台の排水管を自分で交換する方法や、注意点を解説します。

 

洗面台の排水管は、他の水回りよりも難易度が高いので、自分でできるかどうかを見極めることが重要です。洗面台の排水管を自分で交換できるケース、業者に頼むケースをお伝えするので、参考にしてみてください。

 

交換が簡単なタイプの排水管なら、DIYに慣れている方には簡単な作業です。排水管の交換に必要な道具や、新しい排水管の購入方法も説明します。

洗面台の排水管を自分で交換できるケース

洗面台の排水管

洗面台の排水管の劣化で交換が必要な場合、自分で交換できれば費用を抑えられます。以下のような場合は、自力で交換できる場合がほとんどです。

  • 排水栓がゴム栓の場合
  • 排水トラップのみを交換する場合

特に、樹脂製の排水トラップのみの交換なら、特別な道具が不要なので自力で交換できるでしょう。

 

排水管の交換の理由が水漏れなら、以下の記事を参考に、まずは修理をしてください。パッキン交換やナットの締め直しで、トラブルが解決できるかもしれません。

洗面台の排水管を業者に頼むケース

以下のようなケースは、自力での排水管交換より水道修理業者への依頼がおすすめです。

  • 自分で排水管を交換する自信がない
  • 時間がない
  • 排水管と排水口の境目から水漏れしている
  • 古いタイプの洗面所の排水管で、交換できる排水管を見つけられない
  • 適合する排水管が廃盤になっているため、蛇口の交換もする必要がある

蛇口のそばに設置された棒の操作で排水口を開閉するタイプは、次の2種類です。

  • ポップアップ式
  • ワンプッシュ式

 

上記のタイプは排水口と蛇口が連動しており、排水口を含む排水管の交換は自力では難しいので、業者への依頼がおすすめです。

 

排水管の交換を業者に頼むときの費用を見てみる

洗面台の排水管の交換を自分でする方法

洗面台の排水管

洗面台の新しい排水管と必要な道具をそろえたら、以下の手順で排水管を交換します。

  1. 止水栓を閉める
  2. 排水トラップを外す
  3. 排水プレートを外す
  4. 新しい排水トラップと排水管を設置する
  5. 水を流してみる

新しい排水管を購入する方法や、設置方法をプロセスごとにわかりやすく説明します。

排水管と道具を用意する

以下が、洗面台の排水管の交換に必要なもののリストです。

 

【用意するもの】

  • ウォーターポンプフライヤー
  • プラスドライバー
  • 軍手
  • 雑巾
  • 洗面器(バケツ)
  • 新しい排水管

ウォーターポンプフライヤーの代わりに、スライドレンチやプライヤーレンチの利用も可能です。樹脂製の排水管・排水トラップなら、手だけでナットを回せるため、ウォーターポンプフライヤーは不要です。

 

ウォーターポンプフライヤーは、カインズなどのホームセンターや通販サイトで700円〜1,500円で購入できます。また、ダイソーなど百均のお店でも、300円前後で販売しています。

 

雑巾は汚れや水漏れなどを拭き取るときに使えるため、あると便利です。

洗面所の排水管の選び方

洗面台のボウル下の扉を開けて、排水管の素材や形状を確認します。同じ種類の排水管が交換しやすいです。

 

【素材別:排水管の一般的な外径】

素材 排水管の外径
樹脂製 32㎜
金属製 25㎜
32㎜
38㎜

 

【排水トラップの形状】

  • Sトラップ(床につながる)
  • Pトラップ(壁につながる)
  • ボトルトラップ(L字型)

 

【排水管の形状】

  • ストレート型
  • 蛇腹型

 

洗面台の排水管はコメリやカインズなどのホームセンターや、Amazonなどの通販サイトで購入可能です。

 

【価格目安】

排水トラップのみ 樹脂製 1,500円〜
金属製 2,200円〜
排水管と排水トラップがつながったタイプ 5,000円〜

 

選び方に不安のある場合は、ホームセンターならスタッフに相談できます。

⒈止水栓を閉める

洗面台の止水栓は、洗面ボウル下の扉を開けた内部に設置されているケースがほとんどです。

 

洗面台の止水栓は、次の2種類です。

  • ハンドルタイプ
  • マイナス溝タイプ

ハンドルタイプは手で回し、マイナス溝タイプはマイナスドライバーが必要です。いずれも、時計回りに回すと閉まります。

 

水道の元栓の閉め方・開け方

以下のような場合は、水道メーター横に設置されている水道の元栓を閉めましょう。

  • 止水栓が見つからない
  • 止水栓が固くて動かない

 

水道メーターが設置されているメーターボックスは、戸建てなら敷地内の地面、マンションなら玄関扉横に設置されたパイプスペース内にあります。

 

以下の記事で回りにくい止水栓を回すコツを説明しているので、参考にしてください。

⒉排水トラップを外す

排水口の下で曲がった箇所が排水トラップです。主に上下2箇所で、排水管とナットで接続しています。

 

【排水トラップを外す手順】

  1. 排水トラップの下にバケツ、または洗面器を設置する
  2. 排水トラップのナットを緩める
  3. 排水トラップを外して、バケツに内部の水を注ぐ

排水トラップのナットは、樹脂製なら手で外せます。金属製も最初にウォーターポンプフライヤーを使って緩めたら、あとは手で外せます。

 

排水トラップのナットを回す際に軍手をすると、手を守れるだけではなく、力を入れやすくなるのでおすすめです。

 

排水トラップのナットは下から順に緩めていき、上部は最後に外すのがポイントです。

⒊排水プレートを外す

排水トラップの下に続く排水管を外すために、まずは排水管を床に固定している排水プレートを外します。排水プレートは、円形で樹脂製の板状になったもので、ネジで床部分に固定されています。

 

【排水プレートと排水管の取り外し方】

  1. プラスドライバーを使って、排水プレートを固定しているネジを外す
  2. 排水プレートを上に持ち上げて、外す
  3. 排水管を引き上げて、取り外す
  4. 排水管に設置されている黒いゴム(防臭ゴム)を外す

 

ネジをなくさないように、小さな器に入れるなどして保管してください。ネジをなくすと、作業後に排水プレートを設置できなくなるので、注意が必要です。

⒋新しい排水トラップと排水管を設置する

次に、新しい排水管と排水トラップの交換です。最初に、排水管から設置します。

 

【排水管交換の手順】

  1. 新しい排水管の長さを調節する
  2. 新しい排水管に排水プレートと防臭ゴムを設置する
  3. 新しい排水管を設置する
  4. 新しい排水トラップをはめる

排水管が長すぎる場合は、パイプカッターで切断して調整します。金属製の排水管も切断可能です。パイプカッターは、カインズなどのホームセンターや通販サイトで1,200円〜で販売しています。

 

防臭ゴムを、排水プレートの下に設置します。排水トラップの2つのナットは片方だけ締め付けないで、2つを少しずつ締め付けるようにしていきます。パッキンがずれないように、注意が必要です。

⒌水を流してみる

洗面台の排水トラップと排水管が正しく設置されたのかを確認しましょう。水を流してみて水漏れがないなら、作業は完了です

 

いきなり大量の水を流すと、交換作業がきちんとできてない場合に水漏れするので、少しずつ様子を見ながら流してください。

 

水漏れがあったら、パッキンがきちんと設置されているかを確認しましょう。

洗面台の劣化した排水管を放置してはいけない理由

洗面台の排水管が劣化したら、すぐに対処が必要です。洗面台の排水管の劣化を放置した場合、以下のようなトラブルが生じます。

水漏れが悪化する

洗面台の劣化した排水管は、放置しても改善しません。排水管がどんどん劣化していき、水漏れします。水漏れの量もどんどん増えていき、水道料金も高額になっていきます。

 

洗面台下の排水管からの水漏れは、見つけにくい箇所ではありません。そのため、水道料金が高額になっても、水道料金の減免制度を利用できないことがほとんどです。

 

以下の記事で、洗面台の水漏れが始まった場合の応急処置や対処法をわかりやすく解説しています。

階下へ水漏れする

マンションなど集合住宅の場合、洗面所の排水管からの水漏れの量が増えていくと、階下にも水漏れが始まります。

 

階下の住宅だけではなく、家電製品や家具類にダメージを与えると、高額の賠償問題が生じるので注意しましょう。

 

保険適用できる場合もあるので、以下の記事で万が一のために保険について確認しておくと安心です。

住宅が劣化する

洗面所の排水管からの水漏れは、住宅にも影響します。水が床に染み込んで、建材が腐敗し始めたり、シロアリの増殖が始まったりすると大変です。

 

状況によっては、住宅のリフォームが必要になるかもしれません。床材だけなら数万円ですが、建材が腐敗したら大がかりなリフォームが必要です。

洗面台の排水管の交換費用の相場

費用相場

洗面台の排水管の交換を、水道修理業者に依頼した場合の費用相場をご紹介します。水道修理の料金は、作業料金と基本料金の合計です。

 

【作業料金】

作業内容 目安料金
排水トラップのみの交換 6,000円〜15,000円+部品代
排水管の交換 6,000円〜10,000円+部品代
蛇口を含む排水管全体の交換 部品代込みで30,000円〜

 

【基本料金】

基本料金 0円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 0円~10,000円
出張費 0円〜5,000円
見積もり 0円

見積もりは、ほとんどの業者が無料で対応しています。いきなり依頼はせず、3社ほどに見積もりを頼み、料金を比較してから依頼するのがおすすめです。

高額になるケース

排水トラップのみの交換は安く済みます。しかし、洗面台の排水管を交換する範囲が広いと、高額な費用が必要です。

 

排水管の交換費用が高額になるケースは、以下の通りです。

  • 排水口も含む排水管の交換を必要とする
  • 蛇口に適合する排水管が製造を終了しているために、蛇口の交換を必要とする
  • 排水管でつまりが生じている

排水管の交換を安くできる方法はないか業者と相談して、ベストな方法を見つけましょう。

業者の選び方

次の3つのポイントを押さえて、まず見積もりを依頼する業者を選びます。

  • 水道局指定工事店に登録されている
  • 実績が多い
  • 見積もりが無料

上記を確認して3社ほど業者を選び、相見積もりをして依頼してください。

 

排水管の交換を業者に依頼する流れは、以下のとおりです。

  1. 3社程度で見積もりを確認する
  2. 1社を選び、排水管の交換を依頼する
  3. 交換作業の日時を決定する
  4. 交換作業する
  5. 動作確認後に費用を支払う

作業時間は、排水トラップのみの交換なら30分〜60分です。

 

支払い方法は、業者によって異なります。現金払いやカード決済、銀行振り込み、コンビニ後払いに対応している業者が多い傾向です。

bnr sp

洗面台の排水管を長持ちさせる方法

新しい排水管を設置したら、できるだけ長く使えるように気をつけましょう。以下の2つを心がければ、トラブルが起きにくく長持ちします。

  • つまりが生じないようにする
  • 2週間に1度の頻度で排水管を洗浄する

それぞれについて、解説します。

つまりが生じないようにする

排水管内でつまりが生じると、排水管を圧迫して接続部のナットが緩んでしまいます。緩んでも締めなおせば良いのですが、何度も繰り返すとナットが摩耗してしまうので、注意が必要です。

 

つまりが生じないように、以下を心がけましょう。

  • 目の細かなヘアーキャッチャーに交換する
  • ヘアキャッチャーに使い捨てネットを設置する
  • 洗面台の周辺に小物を置かない
  • 洗髪したら都度毛髪を取り除く

以上を実行してもつまりが生じたら、以下の記事を参考にして解消しましょう。洗面所の排水管が詰まる原因や注意事項を解説しているので、参考にしてください。

2週間に1度の頻度で排水管を洗浄する

以下のものを利用して、最低2週間に1度の頻度で排水管を洗浄すると汚れの蓄積を防げます。

  • クエン酸と重曹
  • 液体パイプクリーナー

それぞれの洗浄方法を、以下でお伝えします。

クエン酸と重曹を使う方法

7df29f0b86ba6e191e60c942e29525ca

クエン酸と重曹を使った、洗面台の排水管を洗浄する方法です。クエン酸と重曹は食品添加物としても使われている、体にも環境にも優しい成分なので、安心して使えます。

 

重曹やクエン酸は、スーパーやドラッグストア、ホームセンター、通販サイトで購入できます。重曹1kgは300円〜、クエン酸1kgは800円〜が相場です。セリアやダイソーといった100円ショップでも、小袋で購入できます。

 

【用意するもの】

  • 重曹:1カップ(200ml)
  • クエン酸水:クエン酸カップ2分の1(100ml)を200mlの50℃のお湯に溶かす
  • 50℃のお湯:洗面器1杯程度

 

【排水管の洗浄方法】

  1. 重曹を排水口から投入する
  2. クエン酸水を重曹の上から回しかける
  3. 30分~1時間放置する
  4. 50℃のお湯を洗面器1杯程度流す

洗面所の悪臭防止にも効果が期待できます。

液体パイプクリーナーを使う方法

「パイプハイター 高粘度ジェル」や「パイプユニッシュ」といった液体パイプクリーナーを使用する方法です。パイプクリーナーを使用するときは窓を開けたり、換気扇を作動したりして換気をよくしてください。

 

説明書で放置時間と使用量を確認して、説明書通りの方法で利用します。つまり解消とトラブル予防では、量が異なるので注意が必要です。

 

パイプクリーナーは、カインズなどのホームセンターやマツモトキヨシなどのドラッグストアで購入できます。数本購入すると重いので、Amazonやホームセンターの通販サイトの利用もおすすめです。

 

以下の記事で、おすすめのパイプクリーナーや使い方をわかりやすく説明しています。

洗面台の排水管をすぐに交換したいなら

洗面台の排水管を交換する方法や、業者に依頼した場合の費用について解説しました。

 

洗面所の排水システムは、他の水回りよりも多様です。ご自分での交換が難しいと感じたら、業者に相談してください。

 

業者選びに迷っている方は、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。年中無休で24時間対応しているので、いつでも相談可能です。お電話をいただいたら、最短30分でお伺いします。

 

⇒クリーンライフに洗面所の排水管について相談してみる

2025.03.10
2025.03.31

本記事では、洗濯機の排水口が臭いときの対策を紹介します。

 

洗濯機の排水口から急に悪臭が漂ってくると、不安に駆られてしまいます。そのまま放っておくわけにもいかず、臭いが広がってしまう前に対策をしたいと考える方も多いはずです。

 

そこで今回は、洗濯機の排水口が臭い原因と今すぐにできる対策、予防法を紹介します。また、臭いが発生したときのチェックポイントもまとめました。

 

臭いにお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

洗濯機の排水口が臭いときのチェックポイント

チェックポイント

まずは、洗濯機の排水口が臭いときに確認しておきたいポイントを紹介します。原因やその他のトラブルを見極めるためにも、最初に以下の点を確認しましょう。

臭いの種類を確認する

洗濯機の排水口の臭いには、さまざまな種類があります。臭いの種類が分かれば、原因を突き止めやすくなるので、以下を参考に見極めてみてください。

  • 下水のような臭い:排水トラップの不具合や排水管の汚れ
  • カビのような臭い:洗濯槽や排水ホースの汚れ
  • 雑巾のような臭い:排水口周辺のゴミや髪の毛の蓄積

例えば、下水臭いときは排水トラップ内の封水がなかったり、排水管の奥が汚れていたりして臭いが上がってきます。

 

カビのような臭いがするときは、洗濯槽や排水ホースの中にカビが生えているケースがほとんどです。雑巾のような臭いがするときは、排水口周辺のゴミや髪の毛、汚れの蓄積が原因だと考えられます。

 

ただし、臭いだけで原因を突き止められるわけではないため、考えられる原因を踏まえながら各所の掃除やメンテナンスを行いましょう。

水漏れの有無を確認する

洗濯機の排水口が臭いときは、周辺で水漏れが発生している可能性があります。排水口やホースから漏れた水が周囲に溜まり、臭いを発していることもあるので必ず確認しましょう。

 

水漏れをしているときは、すぐに対処しないと階下への影響や床の腐食など、さまざまなリスクが発生してしまいます。早急な対処が求められることが多いので、水漏れしているときはプロへの相談も検討してください。

 

また、水漏れを確認したら元栓や止水栓を時計回りで閉め、被害が広がらないようにすることも大切です。

 

洗濯機からの水漏れ原因や対策は、以下の記事で紹介しているので、ぜひこちらもあわせて参考にしてみてください。

洗濯機の排水口が臭い原因

原因

洗濯機の排水口が臭い原因としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 排水口が汚れている
  • 排水ホースが劣化している
  • 封水切れを起こしている
  • 排水トラップに問題がある

排水口だけでなく、ホースや排水トラップに原因があることも多々あります。原因が分からないと正しい対処ができないため、紹介する内容を参考に見極めましょう。

排水口が汚れている

排水口から臭いが出る主な原因は、汚れの蓄積です。洗濯機を置いている場所の排水口は、こまめに掃除をしている方は少なく、汚れが意外と溜まっています。

 

洗濯物から出るホコリや糸くず、髪の毛などが蓄積するとヘドロし、下水やカビのような臭いを放ちます。このような場合は、ゴミやホコリを取り除いた後、掃除をすれば臭いが軽減されるはずです。

 

>>排水口が汚れているときの対策を見てみる

排水ホースが劣化している

排水ホースが劣化していると中が腐ったり、カビが生えたりして臭いが出てしまいます。また、ホースの内側で蓄積した汚れが一気に排水口に流れると、つまりを起こしてしまうので注意が必要です。

 

洗濯機の排水ホースはプラスチックで作られていることが多く、それほど長持ちはしません。長期間同じ洗濯機を使い続けているのであれば、ホースの交換も視野に入れましょう。

 

排水ホースの交換は自分でも行えますが、水漏れなどのトラブルが心配なら業者への依頼がおすすめです。

 

>>排水ホースが劣化しているときの対策を見てみる

封水切れを起こしている

封水切れを起こしている

洗濯機に限らず、排水口のほとんどには「排水トラップ」と呼ばれるものが設置されています。排水トラップは「封水」と呼ばれる水を溜めておくためのもので、この封水は臭いや虫を閉じ込めるフタの役割を果たすものです。

 

封水がなくなるとフタがない状態となり、排水管の奥から下水の臭いや虫が上がってきてしまいます。長期間使っていない洗濯機の排水口などは、封水が蒸発してしまうので注意が必要です。

 

旅行などで家を空けていたときも、封水切れによる臭いを疑いましょう。

 

>>封水切れを起こしているときの対策を見てみる

排水トラップに問題がある

封水を溜めておくための排水トラップそのものに問題があるときも、封水がなくなって臭いが発生しやすくなります。例えば、割れや欠けがあって正常に機能しなければ、トラブルが起きかねません。

 

排水口を外して中をのぞいた際、何か違和感があるときは故障している箇所がないか確認してください。故障や劣化が見られるときは、修理・交換などの対応が必要です。

 

>>排水トラップに問題があるときの対策を見てみる

排水口とホースのつなぎ目に隙間がある

洗濯機は、洗濯槽から排水ホースを通って流れた水が最終的に排水口に流れつきます。そのホースと排水口の間に隙間があると、臭いが漏れ出てしまうので、防水テープなどを使って塞ぎましょう。

 

隙間があいていると臭いの発生だけでなく、水漏れのリスクも高まります。つなぎ目の部品をサイズの合ったものにするのはもちろん、どうしても隙間があくときはテープやコーキングで対処してください。

 

>>隙間があるときの対策を見てみる

 

排水口全般の臭いの原因や対策は、以下の記事でも詳しく解説しています。

洗濯機の排水口が臭いときの対策

洗濯機の排水口

洗濯機の排水口が臭いときの対策は、以下の5つです。

  • 排水口をキレイに掃除する
  • 排水ホースを交換する
  • 封水を補充する
  • 排水トラップを修理・交換する
  • 隙間を塞ぐ

原因に合わせた対策をそれぞれ詳しく紹介しているので、参考にしながら試してみてください。

排水口をキレイに掃除する

排水口からの臭いの原因は、ほとんどが汚れの蓄積によるものです。排水口にゴミが溜まっていたり、汚れていたりするときは、以下の手順で掃除を行いましょう。

  1. 排水ホースと排水口の蓋を外す
  2. ゴミや糸くずを取り除く
  3. 歯ブラシなどで汚れを落とす
  4. パイプユニッシュを流し入れる
  5. しばらく放置する
  6. 蓋を閉めて洗濯機を回す
    (または排水口に直接水を流す)

排水口には排水ホースが接続されているので、ホース内に残った水に注意しながら外してください。次に、排水口の蓋を外して、目に見える汚れを取り除きます。

 

汚れが酷いときは歯ブラシなどを使って落とし、雑巾で拭きましょう。最後にパイプユニッシュなどの薬剤を流し入れ、しばらく放置してから蓋を閉めて洗濯機を回します。

 

洗濯機を回す予定がないときは排水口に直接、水を流してキレイにしても問題ありません。

排水ホースを交換する

排水ホースに汚れがあるときは、取り外して掃除するだけで臭いが軽減されます。

 

一方、ヒビや穴などの劣化が見られる場合には、排水ホースそのものの交換が必要です。洗濯機の排水ホースを交換したいときは、以下の手順を参考にしましょう。

  1. 洗濯機の電源を抜く
  2. 蛇口を閉める
  3. 古い排水ホースを取り外す
  4. 新しい排水ホースを取り付ける
  5. 接続部分から水漏れがないか確認する

排水ホースの交換は比較的簡単ですが、失敗すると重大な水漏れを引き起こします。もし交換方法に少しでも不安がある場合は、水道修理業者などのプロに相談しましょう。

封水を補充する

洗濯機の排水口から臭いが上がってくる原因が、封水切れだと考えられるときは、水を補充すれば解決します。一度、洗濯機を回すか、直接排水口に水を入れるなどして対処しましょう。

 

長期間家を開けるようなときは、蒸発防止剤の活用も有効な手段です。お出かけの前に排水口に蒸発剤を入れておけば、封水を蒸発しにくくしてくれます。

排水トラップを修理・交換する

洗濯機の排水口に排水トラップが設置されており、故障が見られるときは修理・交換をしましょう。排水トラップを交換する際の手順は、以下の通りです。

  1. 洗濯機の電源を抜く
  2. 蛇口を閉める
  3. 排水ホースを外す
  4. 排水口の蓋を開けて排水トラップを外す
  5. 新しい排水トラップを取り付ける
  6. 排水ホースを接続する
  7. 洗濯機を短時間運転して排水テストをする

排水ホースを外す際は、中に残った水が漏れてこないように先端をバケツなどに入れましょう。排水トラップは排水口の内部にあるので、蓋を開けてから慎重に取り外します。

 

外したのと逆の手順で新しい排水トラップを取り付け、排水ホースを接続したら洗濯機を短時間運転させ、正しく排水が行われているか確認してください。

隙間をふさぐ

洗濯機の排水ホースと排水管の間に隙間があるときは、防水テープやコーキング剤を使って隙間をふさぐのがおすすめです。隙間があいていると、どうしても臭いが上がってきてしまいます。

 

防水テープであれば、ホームセンターなどで手軽に購入でき、接続部にグルグル巻くだけで使えるので便利です。価格も100〜500円前後と安価なので、ぜひ試してみましょう。

 

排水管から臭いが上がってくるときの対処法は、以下の記事もチェックしてみてください。

賃貸マンションの洗濯機の排水口が臭いときの対処法

対処法

次に、賃貸マンションの洗濯機の排水口が臭いときの対処法を見ていきましょう。

自分でできる方法を試す

まずは、自分でできる方法を試しましょう。以下は、今すぐに自分で行うことが可能です。

  • 排水口周辺の掃除やパイプクリーナーの使用
  • 水漏れのチェック

ただし、賃貸契約をしている部屋では、無理をして故障させると余計な費用を請求されるケースもあります。あくまでも、自分が対応できると思う作業に留めましょう。

管理会社に連絡する

自分でできる方法を試して解決しないときは、管理会社へ相談してください。特に、排水トラップの交換など自分でやらない方が良いこともあるので、心配な場合は先に相談するのがおすすめです。

 

管理会社へ連絡をすれば、適切な指示を出してくれます。業者の手配も管理会社が行うケースがほとんどなので、むやみに依頼しないように注意しましょう。

 

マンション排水管の掃除方法は、以下の記事でも詳しく紹介しています。

排水口の臭いを再発させないための予防法

排水口の臭いを再発させないための予防法

せっかく排水口の臭いを抑えても、再発してしまっては意味がありません。ここでは、排水口の臭いを再発させないための予防法を3つ紹介します。

こまめに排水口を掃除をする

洗濯機の排水口は掃除をしない方が多く、ゴミやホコリが溜まって臭いを発しやすい場所です。臭いを予防したいのであれば、こまめに掃除をしましょう。

 

定期的にパイプクリーナーを流したり、ゴミを取ったりするだけでもキレイな状態をキープしやすくなります。

 

排水口にパイプクリーナーを注いで掃除する方法は、以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

洗濯槽を清潔に保つ

排水口は洗濯槽から流れてくる糸くずやゴミを蓄積しやすいので、洗濯槽を清潔に保つことも大切です。糸くずフィルターをこまめに洗ってキレイにし、排水口にゴミが流れないようにしましょう。

 

また、洗濯槽を掃除する薬剤も売られているので、利用するのもおすすめです。カビや汚れが蓄積しないように、定期的なメンテナンスをしてください。

お風呂の残り湯を使用しない

お風呂の残り湯には、皮脂や雑菌がたくさん含まれています。洗濯に使用すると、排水口の汚れや臭いの原因となるため、できるだけ使用を控えるのがおすすめです。

 

どうしても使いたいときは、残り湯の状態を確認し、ゴミや髪の毛を先に取り除きましょう。少しの工夫をするだけでも、臭いの発生を抑制できます。

 

洗濯機の排水管トラブルについては、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

洗濯機の排水口が臭いときはご相談ください

洗濯機の排水口を掃除しても臭いが取れないときは、奥の排水管に原因があり、高圧洗浄といった専門的な知識を要する作業が必要かもしれません。

 

また、外にある排水桝など、普段は掃除できない場所に原因があることもあります。

 

徹底的に悪臭を取り除きたい方は、ぜひ『クリーンライフ』へご相談ください。クリーンライフでは臭いの原因究明や対処だけでなく、部品の交換やメンテナンスの対応も可能です。

 

見積もりは完全無料なので、ぜひ気軽にお問い合わせください。

⇒クリーンライフに洗濯機の排水口の臭いを相談してみる

2025.03.10
2025.03.31

本記事では、洗濯機の排水管の仕組みや、つまり・臭いの対処法を紹介します。

 

洗濯機に限らず、家中の水回りには排水管が通っており、定期的にメンテナンスをしなければトラブルが発生するリスクが高まります。

 

そこで今回は、洗濯機の排水管に焦点をあて、正しい掃除方法や仕組み、臭いときの対処法をまとめました。排水管の扱いに悩む方は、ぜひ参考にしてみてください。

洗濯機の排水管の仕組み

洗濯機の排水管

洗濯機の排水管は、洗濯で出た汚水をスムーズに排水するだけでなく、悪臭や害虫の侵入を防ぐための重要な役割を担っています。洗濯槽から伸びるホースを通り、排水口から排水管へと汚水が流れる仕組みです。

 

洗濯が終わると、洗濯槽内の汚水は排水弁を通って排水ホースへと流れ込みます。排水ホースに流れた汚水がさらに下へと流れ、排水口・排水管を順に通る流れです。

 

また、洗濯機以外の水回りにも排水管が通っており、最終的には1ヶ所にまとまって流れ、下水へと到達します。一軒家の場合は、屋外にある排水桝(汚水桝)に集まった後に公共の下水へ流れるのが基本です。

 

排水管の洗浄方法は、以下の記事で詳しく紹介しています。掃除やメンテナンスを検討している方は、ぜひこちらもあわせて参考にしてみてください。

洗濯機の排水管のつまり・臭いの対処法

洗濯機の排水管から臭いが出ているときの対処法

洗濯機の排水管から臭いが出ている場合、そして詰まっている場合の対処法を、3つに分けて紹介します。

排水口周辺を掃除する

洗濯機の排水口周辺は糸くず・髪の毛・洗剤カスなどが溜まりやすく、悪臭やつまりの原因となります。

 

洗濯機の電源を切ってコンセントを抜いた後、以下の手順を参考に、定期的に掃除しましょう。

  1. 蛇口を閉めて排水ホースを外す
  2. 排水口のカバーや蓋を外す
  3. 溜まったゴミやホコリを取り除く
  4. 歯ブラシや綿棒で汚れを取る
  5. 外せる部品は取って掃除をする
  6. パイプクリーナーを使用する
  7. 部品を元に戻して洗濯機を回してみる

漏電や水漏れを防ぐためにも、まずは洗濯機の電源を切ってからコンセントを抜き、蛇口を閉めます。その後、排水ホースを外して排水口の部品を取り、それぞれをキレイに掃除してください。

 

溜まったゴミやホコリなどは、先に手で取り除いておくのがおすすめです。全体がキレイになったらパイプクリーナーなどを使って仕上げをし、部品を元に戻してから洗濯機を回してみます。

 

正常に作動し、水漏れなどがなければ排水口の掃除は完了です。

 

パイプクリーナーを使った掃除方法は、以下の記事が参考になります。

排水トラップ・ホースなどを交換する

排水トラップや排水ホースは長年使用すると劣化し、汚れが蓄積しやすくなります。清掃しても臭いやつまりが解消しない場合は、交換を検討しましょう。

 

排水トラップは排水口内にある部品で、お椀のような形をしています。プラスチック製で、サイズが合えば比較的簡単に交換可能です。排水ホースも同様に、サイズと形が合えば自分でも交換できます。

 

ただし、水回りに関する知識や技術に少しでも不安がある場合は、水道修理業者への依頼がおすすめです。また、形の合う製品が分からないときも、プロに相談してみましょう。

排水桝の汚れを取る

排水桝は外にあり、排水管と下水道をつなぐ部分です。排水桝内に汚れが溜まっている場合は、専門業者に清掃を依頼しましょう。

 

排水桝の清掃は、汚れが溜まっていると非常に大変です。無理に行うと排水管を破損させたり、悪臭を拡散させたりする可能性があり、自分での作業はあまりおすすめできません。

 

排水桝は一軒家の場合、庭に設置されているケースがほとんどなので、中を開けてゴミや異物がつまっていないか確認してみてください。

 

排水桝の掃除方法は、以下の記事で具体的に紹介しています。ご自身での掃除を検討されている方は、参考にしてみてください。

洗濯機の排水管に汚れが溜まりやすい理由

洗濯機の排水管

洗濯機の排水管に汚れが溜まりやすい理由は、洗濯機特有の排水の仕組みと、洗濯中に発生する汚れの性質によるものです。ここでは、主な理由を3つに分けて紹介します。

糸くずやホコリが流れる

一般的な排水と大きく異なるのは、洗濯機から排出される水には、衣類から剥がれ落ちた微細な繊維やホコリが大量に含まれている点です。

 

洗濯中に衣類から発生する糸くずやホコリは、排水時に水と一緒に排水管へと流れ込んでしまいます。このような細かな物質は排水管の内部に蓄積しやすく、時間の経過とともにトラブルを誘発しやすくなるでしょう。

洗剤・柔軟剤がこびりつく

洗濯に使用される洗剤や柔軟剤は、排水管内にこびりつきやすい性質を持っています。特に、粉末洗剤や柔軟剤に含まれる界面活性剤や凝固剤は、完全に溶けきらずに排水管の内部に残留しやすい傾向です。

 

数回の使用では問題なくても、長期に渡って使用をし続けることで徐々に蓄積し、排水管の内径を狭めてしまいます。その結果、排水の流れを妨げる要因の1つとなるでしょう。

皮脂や泥汚れが溜まる

洗濯中に衣類から出る皮脂や泥汚れも、排水管のつまりを引き起こす原因の1つです。泥汚れは粒子が大きく、排水管の途中で引っかかりやすい性質を持っています。

 

また、皮脂は排水管の内壁に付着しやすく、他の汚れと絡み合って塊となることで、排水管つまりを悪化させる可能性があるので注意が必要です。

洗濯機の排水管に起こりやすいトラブル

トラブル

洗濯機の排水管は、日々の洗濯で発生するさまざまな汚れが蓄積しやすく、トラブルが起こりやすい場所です。

 

主なトラブルとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 排水管のつまり
  • 排水口からの悪臭
  • 排水ホースからの水漏れ
  • 排水トラップの不具合
  • 排水管の破損

特に起こりやすいのが、排水管のつまりです。糸くず・髪の毛・洗剤カス・柔軟剤の溶け残り・泥・砂などが排水管内に蓄積し、水の流れを妨げることで発生します。

 

排水時に異音がしたり、排水時間が長くなったり、排水口から水が溢れたりするときは注意が必要です。また、つまりによる悪臭や排水ホースからの水漏れのほか、排水トラップや排水管そのものの破損も起こる可能性があります。

 

洗濯機の排水管・排水口が臭いときは、以下の記事をぜひご覧ください。

洗濯機の排水管がつまるとどうなる?

洗濯機

ここでは、洗濯機の排水管トラブルでも特に起こりやすい、つまりによって起こる現象を紹介します。

水漏れが発生する

排水管がつまると、排水がスムーズに行われず、排水口や排水ホースから水が溢れ出すことがあります。床や壁が水浸しになって家財を傷めるだけでなく、階下への漏水事故につながる可能性もあるので注意が必要です。

 

特に、賃貸の2階以上に住んでいる場合は、水漏れ被害が階下に行くことで余計な費用がかかります。水漏れをさせないためにも、洗濯機の排水管つまりは早めに対処しましょう。

悪臭が漂う

排水管内に溜まった汚れが腐敗すると、悪臭を発生させます。特に、排水トラップ内の封水が蒸発すると、下水からの臭いが直接上がってくるため、臭いが酷くなる傾向です。

 

洗濯機周辺だけでなく、家全体に不快な臭いが広がる可能性もあります。少しでも水の流れが悪いと感じるときは、排水管のつまり解消のための対処を行いましょう。

上手く洗濯できない

排水がスムーズに行われないと、洗濯機が排水エラーを起こしたり、脱水が不十分になったりすることがあります。洗濯物が十分に洗浄・脱水されず、洗濯が上手くできません。

 

何度もエラーになると水道代もかさみやすく、余計な出費になってしまうので気を付けましょう。洗濯機のエラーが続くときは、本体以外に排水管やホースに問題がある可能性もあります。

洗濯機が故障しやすくなる

排水管のつまりによって洗濯機に過剰な負荷がかかると、洗濯機の寿命を縮める原因となります。特に、排水ポンプやモーターなどの部品に負担がかかり、故障しやすくなる傾向です。

 

つまりが悪化すると排水管から排水口、排水ホースへと水が逆流し、汚水が洗濯槽に入り込みます。排水管の修理だけでなく、洗濯機の買い替えも必要となると大きな出費になるでしょう。

 

排水管つまりの原因や対処法は、以下の記事でも詳しく紹介しています。

洗濯機の排水管トラブルは業者への相談もおすすめ

洗濯機を点検する水道修理業者

洗濯機の排水管トラブルを自分で解決できないときは、業者への相談もおすすめです。ここでは、業者に相談すべきケース、業者が対応できる内容や費用相場を紹介します。

業者へ相談するケース

洗濯機の排水管そのものが故障していたり、奥がつまっていて対処できないときは、迷わず水道修理業者へ相談しましょう。

 

主に、以下のような条件に当てはまるときは、プロへの依頼がおすすめです。

  • 排水管の破損や亀裂がある
  • 排水管の勾配不良によるトラブルが起きている
  • 排水管の奥深くでつまっている
  • 排水管の凍結がある
  • 何度もトラブルが繰り返される

基本的に、排水管の交換や修理は自分では行えません。自分でできる範囲のことを試しても一向に改善されない、何度もトラブルが繰り返すようなときは、早めに相談しましょう。

 

水道修理業者に相談すれば、トラブルの原因を突き止めて根本から解決できます。今後の再発防止のために、さまざまなアドバイスをしてもらうことも可能です。

業者が対応できる内容

洗濯機の排水管トラブルにおいて、水道修理業者が対応できる内容の例は、以下の通りです。

  • 排水管つまりの解消
  • 水漏れの修理
  • 排水管の清掃
  • 排水管の修理・交換
  • 排水トラップの修理・交換
  • 排水ホースの交換
  • 排水桝のメンテナンス
  • 高圧洗浄

業者は高圧洗浄機や専用の道具を使用して、排水管内部のつまりを徹底的に除去します。原因が分からない場合であっても、突き止めた上で適切な対処をしてくれるのが特徴です。

 

また、排水管・排水トラップ・排水ホースなどの修理・交換も依頼できます。さまざまな道具や部品を持ち合わせているため、ピッタリのものを選んで取り付けてもらうことが可能です。

 

排水管の高圧洗浄については、以下の記事で詳しく紹介しています。高圧洗浄を行いたい方、依頼を検討したい方はぜひあわせて参考にしてください。

業者へ依頼した際の費用相場

業者に排水管トラブルの修理を依頼した際の費用相場は、以下の通りです。

作業内容 料金目安
軽度の排水管つまり解消 5,000円〜8,000円
中度の排水管つまり解消 15,000円〜25,000円
高度の排水管つまり解消 30,000円〜60,000円
薬剤使用によるつまり解消 6,000円〜
トーラー作業 10,000円~35,000円
高圧洗浄 28,000円~60,000円
排水パイプ(塩ビ製)交換 6,000円〜10,000円

つまりの解消は、度合いによって費用が大きく異なります。軽度なつまりであれば、数千円から依頼できることもあり、比較的安価です。

 

頑固なつまりとなると、高圧洗浄やトーラーを使った作業が必要になることもあります。費用面で不安がある場合は、出張見積もりを無料としている業者を選び、事前に料金を確認しましょう。

 

洗濯機の排水管修理なら『クリーンライフ』へ

今回は、洗濯機の排水管トラブルについて紹介しました。

 

洗濯機をはじめ、家の中の排水管はデリケートな部分も多く、無理をして自分で修理しようとすると事態を悪化させてしまいます。

 

修理方法や対応に悩んだ際は、ぜひ『クリーンライフ』へご相談ください。クリーンライフでは、排水管や排水桝の掃除に対応しています。

 

また、他にトラブルがある際もまとめて対応可能です。技術力のあるスタッフが現場まですぐに向かいますので、気軽にお問い合わせください。

⇒クリーンライフに排水管トラブルの解決を相談してみる

2025.03.10
2025.03.31

洗濯機のホースから水漏れが起きた際の応急処置や原因ごとの対処法を解説します。

 

わずかな水漏れでも少しずつ悪化して、大量の水漏れが生じる可能性があるので注意が必要です。給水ホースと排水ホース、それぞれの水漏れの解消法を説明していきます。

 

あわせて、洗濯機のホースを長持ちさせる方法も説明します。

洗濯機のホースからの水漏れの応急処置

洗濯機のホースからの水漏れを見つけた際に、すぐに対応すべきことを解説します。水漏れによる被害が増えないように、迅速に次の2つを行ってください。

  • 洗濯機の運転と給水を止める
  • 濡れた箇所を乾かす

それぞれについて、説明します。

洗濯機の運転と給水を止める

洗濯機のホースからの水漏れでこれ以上床が濡れないように、全ての水の流れを止めましょう。

  1. 洗濯機の電源を切る
  2. 洗濯機の蛇口を閉める

これで、水漏れは止まっているはずです。

 

もし水漏れが続くなら蛇口に問題がある可能性があるので、水道の元栓を閉めましょう。元栓は、時計回りで閉まります。

 

水道の元栓の場所については、以下の記事で解説しています。

濡れた箇所を乾かす

床や壁など、濡れた箇所をしっかり乾いた布(雑巾)で拭き取って乾かしましょう。濡れたままにしておくと、床材が劣化してしまいます。

 

また、カビの原因にもなるので、衛生上も濡れた状態は放置できません。

 洗濯機のホースの水漏れ箇所を確認

洗濯機そのものもよく乾かして、ホースのどの部分から水漏れしているのかを確認します。よく乾かして、再度濡れていく場所を確認しましょう。

 

水漏れしている箇所は、以下のような可能性があります。

  • 給水ホースと蛇口の繋ぎ目
  • 給水ホースと洗濯機の接続面
  • 排水ホースと排水口の繋ぎ目
  • 給水ホース、または排水ホース
  • 蛇口や洗濯機本体からの水漏れ
  • 水漏れではなく、結露

水漏れ箇所がわかると、原因も特定しやすいです。以下の記事では、ホース以外の洗濯機の水漏れにも触れているので、参考にしてください。

洗濯機の給水ホースから水漏れする原因と対処法

原因と対処法

洗濯機のホースからの水漏れ箇所を見つけたら、ほぼ原因がわかってきます。原因によっては、簡単にご自分でも修理が可能です。

 

まずは、給水ホースの水漏れ箇所ごとに対処方法を見ていきましょう。

  • 給水ホースの接続部分に不具合がある
  • 給水ホースが劣化してヒビや穴が空いている

それぞれの原因ごとに、対処法を見ていきます。

接続部分に不具合が生じている

以下のような給水ホースの接続部分からの水漏れが、比較的多い傾向です。

  • 壁と蛇口との接続
  • 蛇口そのものの接続(本体とスパウトなど)
  • 給水ホースのジョイント部分
  • 洗濯機の給水口にあるナット部分
  • ニップルの劣化

ホースからの水漏れと思ったら、蛇口本体からの水漏れだったということもあります。蛇口の交換について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

対処法1:接続部を締め直す

蛇口の種類が万能水栓の場合は、4つのネジで設置するニップルを使用するので、設置して時間が経つとネジが緩みがちです。

 

一度ニップルを外して、設置し直してみましょう。外したら、ネジをしっかり閉め直します。緩んでいるネジだけ回しても、ニップルが傾いている可能性があるので、一度全部外すことがポイントです。

 

ワンタッチ式のニップルの場合は一度外し、古い歯ブラシで汚れやサビを落として設置し直しましょう。

対処法2:劣化部品を交換する

取り付け部分のナットの部品が錆びるなど劣化している場合は、以下のような劣化部品の交換をしましょう。

  • ニップル本体
  • ニップルのパッキン
  • ナット

ニップルに問題がなければ、蛇口本体の劣化が原因かもしれません。蛇口からの水漏れは、以下の記事を参考にしてください。

給水ホースが劣化している

給水ホースは、排水ホースと比較すると劣化しにくいですが、5年程度が寿命といわれています。特に以下のような場合は、劣化しやすくなります。

  • 洗濯機をベランダに設置している
  • ホースが短く、常に引っ張られている
  • 蛇口をいつも開いたままにしている
  • ホースが長すぎて曲げている

給水ホースが劣化すると、ヒビや穴が空いて、水漏れが始まります。

対処法1:防水テープを巻く

給水ホースに防水テープを巻き付けて、一時的に水漏れを止められます。

 

テープを巻く前に、汚れをよく落としてください。汚れがついたままですと、巻いたテープがすぐに取れてしまいます。

対処法2:ホースを交換する

給水ホースに穴が空いていたら、できるだけ迅速な交換がおすすめです。蛇口(水栓)の種類にあったホースを選びましょう。長さもきちんと測って、ピッタリのホースと交換してください。

 

【交換方法】

  1. 蛇口を閉める
  2. 水量ボタンを押して運転し、ホース内の水を取り除く(10秒〜1分程度)
  3. 電源を切る
  4. 洗濯機から給水ホースを外し、蛇口から給水ホースを外す
  5. 新しい給水ホースを洗濯機側から設置する
  6. 蛇口に給水ホースを取り付ける
  7. 電源を入れて、振動しても給水ホースが外れないか確認する

ワンタッチ水栓なら、給水ホースの交換が簡単です。

 

洗濯機の蛇口の種類は、以下の記事を参考にしてください。取り外しが簡単になると、お手入れもやりやすくなります。

洗濯機の排水ホースから水漏れする原因と対処法

洗濯機の排水ホース

洗濯機の排水ホースから水漏れする原因は、次のようなことが考えられます。

  • 排水ホースが外れやすい
  • 排水ホースの劣化してヒビ・穴がある
  • 接続部分が劣化している

原因それぞれの対処法を解説します。

排水ホースが外れやすい

排水口に排水ホースをしっかり設置しているつもりでも、すぐに外れてしまい水漏れになってしまうケースです。

 

取り付けても排水ホースがすぐに外れてしまう原因は、主に以下の通りです。

  • 排水口と排水ホースの接続部分に不具合が起きている
  • 排水ホースが長すぎる
  • 排水ホースが詰まっている

それぞれの対処法について、説明していきます。

対処法1:エルボを見直す

以下のようにエルボに問題があると、洗濯機の排水ホースは外れやすくなります。

  • エルボが劣化している
  • エルボに汚れが付着している

エルボを歯ブラシでこすり洗いしても、排水ホースとの接続が難しい場合は、新しいエルボと交換しましょう。

 

新しいエルボを購入する際は、以下の点を確認してください。

  • 洗濯パンや排水口の型番
  • 排水ホースの口径

排水ホースの口径がわからない場合は、ホースを取り外してホームセンターなどに持って行って購入してください。また、どのような排水ホースとも設置可能な、ラッパのような形の接続部品もあります。

対処法2:長すぎる排水ホースはカットする

排水ホースが長すぎると、曲がった状態で無理やりエルボを設置してしまいます。洗濯機の下で折れ曲がっている状態ですと、大量の水が流れたときに外れやすくなります。

 

長すぎる排水ホースは、カットして設置し直すとホースが外れやすい問題は解消するでしょう。折れ曲がっていると、排水ホースの劣化の原因にもなるので、ちょうど良い長さで設置することが大切です。

対処法3:排水ホースのつまりを除去する

洗濯機の排水ホース内部には、糸くずや衣服についた皮脂などの汚れが少しずつ蓄積していきます。

  • ポケットに入ったまま忘れていたティッシュ
  • 間違えて洗濯機に入れた紙おむつ

こういったものも、排水ホースのつまりの原因です。

 

ホース内部の壁に汚れが蓄積すると、ホース内部の水の流れる場所が細くなってしまいます。水の通路が細いところに排水が流れると水圧が高くなりすぎて、排水ホースが外れやすくなります。

 

排水ホースを取り外し、塩素系洗剤を薄めた水を入れたバケツに浸しておきます。30分後に水洗いをして、汚れが取れたかを確認しましょう。

 

汚れが取れにくかったら、排水ホースの交換が必要です。

排水ホースが劣化してヒビ・穴がある

排水ホースの素材は、ポリ塩化ビニル(PVC)が一般的です。柔軟性があり、比較的強固な素材ですが、以下のようなものに弱く、劣化の原因になります。

  • 紫外線
  • 次亜塩素酸などの塩素系化合物
  • 5度以下の外気

屋外に設置している洗濯機は、特に劣化しやすいので注意が必要です。給水ホースよりも劣化が早く、使い方や置く場所によっては、2年で交換が必要です。

 

また、排水ホースは汚れが蓄積しやすいので、定期的な掃除が必要ですが、漂白剤を使うときは時間を短めに設定しましょう。

 

なお、気温が低くなると硬化しやすいので、布で包むなど保温材の利用がおすすめです。

対処法1:テープを巻く

水漏れしている排水ホースの箇所に、テープを巻き付けます。ホース用テープとして販売しているテープは接着力が強く、ジャバラホースにも対応可能です。

 

シリコンテープ、防水テープでも一時的に対応できます。しかし、テープでの補修はあくまで、応急処置です。できるだけ迅速に、ホース交換をしましょう。

対処法2:ホースを交換する

排水ホースの交換の仕方を説明します。排水ホースの差し込み口のサイズを確認して、購入しておきましょう。エルボは、排水口から取り外して汚れを落としておきます。

 

ホースが純正品ではない場合は、カットして長さを調節してください。

  1. 洗濯機の電源を切る
  2. 排水ホースを外す
  3. エルボに排水ホースを差し込み、ホースクリップか結束バンドで固定する
  4. エルボを排水口に設置する

排水ホースの取り外しは簡単です。外すときは水が出てくるので、注意しましょう。

 

しかし、まれに接着剤で接続しているホースもあります。無理に外さずに、業者に交換を依頼してください。

洗濯機のホースの交換時期

洗濯機のホースの耐用年数は、給水ホースも排水ホースも基本的に5年です。しかし、排水ホースの方が、条件が悪くなる確率が高く、場合によっては2〜3年で劣化します。

 

以下のような洗濯機は、ホースが劣化しやすいので注意が必要です。

  • ベランダに設置している
  • 気温が5℃以下になる場所に設置している
  • ほとんどお手入れをしていない
  • 大家族で洗濯物の量が多い
  • 排水ホースが短すぎて引っ張られている

水漏れがなくても、臭い、見た目がすでに汚い状態なら、すぐに水漏れが始まる可能性があるので交換しておくと安心です。少なくとも、5年に1度は交換しましょう。

洗濯機のホースの水漏れ修理での料金相場

PRICE

洗濯機のホースからの水漏れを、水道修理業者に依頼した場合の修理料金の相場をご紹介します。

 

水道修理業者の料金は、基本料金+作業料金+部品代(交換した場合)です。まず、作業料金を作業内容ごとに一覧表にしたので、ご覧ください。

 

【作業料金】

作業項目 相場料金(税込・部品代含む)
ホースの交換 12,000円~20,000円
排水口の中度のつまり除去 10,000円~17,000円
高圧洗浄による排水口のつまり除去 25,000円~50,000円
ニップルなどの部品交換 5,000円~10,000円

次に基本料金など、作業に関係なく加算される料金を紹介します。

 

【基本料金】

項目 相場料金
基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 0円~10,000円、または作業料金の20〜30%
見積もり 0円〜
出張費 0円〜3,000円

必ず見積もりを取って、料金に納得してから依頼してください。

安く修理を依頼する3つのコツ

洗濯機のホース交換で水道修理業者に依頼した際に、安くする方法を紹介します。安くする方法は、次の3つです。

  • 割増料金など余計な費用がかからない業者を選ぶ
  • 相見積もりをする
  • 割引キャンペーンを利用する

割増料金や出張費など、余計な費用のかからない業者を選びましょう。その上で、3社以上の業者に相見積もりをすると、適正価格がわかり、値引き交渉もしやすくなります。

 

値引き交渉が苦手という方は、割引キャンペーンのある業者に依頼すれば、簡単に数千円安く利用できるのでおすすめです。

 

クリーンライフ』でも、WEB限定で3,000円割引するキャンペーンを行っています。10,000円以上で適用されますので、洗濯機の水漏れでお困りの方はご検討ください。

 

⇒クリーンライフの割引キャンペーンを見てみる

洗濯機のホースを長く使うための方法

洗濯機のホースをできるだけ長く使う方法を紹介します。ホースの水漏れを予防して、長持ちさせる方法は、以下の3つです。

  • 洗濯機を使わないときは蛇口を閉める
  • 接続部の緩みを定期的にチェックする
  • つまりが起きないように定期的に掃除する

それぞれについて説明します。

洗濯機を使わないときは蛇口を閉める

洗濯機の蛇口を開けていると、すぐに洗濯機を使えるので便利ですが、常に水圧が生じています。

 

洗濯機を使わないときは蛇口を閉めておいた方が、ホース自身だけではなく、蛇口の劣化も防げます。

接続部の緩みを定期的にチェックする

洗濯機の振動で接続部分が緩みがちです。緩みがないか、定期的にチェックしましょう。

 

また、凍結が起きても接続部分に不具合が生じます。以下の記事で、洗濯機の凍結防止方法を説明しているので、参考にしてください。

つまりが起きないように定期的に掃除する

ホースと排水口の掃除を定期的にしましょう。カビなどが生えると、劣化しやすくなります。

 

また、こまめに掃除すると、不具合を発見しやすくなるので、おすすめです。

洗濯機のホース周辺の水漏れでお困りなら

洗濯機のホースからの水漏れの原因や、対処方法を解説しました。洗濯機のホースからの水漏れは、わずかな量でも、突然大量の水漏れになりやすいので注意が必要です。

 

ホース交換などは、難しい作業ではありません。しかし、お時間のない方やDIYに慣れていない方は、水道修理業者への相談がおすすめです。

 

業者選びにお困りなら、私たち『クリーンライフ』をご利用ください。対応エリアなら最短30分で伺えます

⇒クリーンライフに洗濯機のホースからの水漏れを相談してみる

2025.03.10
2025.03.31

洗濯機の蛇口からの水漏れの原因や対処法を解説します。

 

蛇口からの水漏れと思ったら、蛇口周辺の部品が原因の場合もあります。最初に応急処置を解説するので、応急処置をして、蛇口のどの箇所からの水漏れかを確認しましょう。

 

原因によっては、数分間の対処で水漏れが直るケースもあるので、あわてずに対処してください。あわせて、水漏れが起きないための予防法も解説します。

洗濯機の蛇口の水漏れ修理をする前の準備

洗濯機の蛇口周辺から水漏れがあったら、すぐに給水を止めて原因を特定しましょう。

 

【水漏れ修理の前準備】

  1. 洗濯機の電源を切る
  2. 洗濯機の蛇口を閉める
  3. 水道の元栓を閉める
  4. 濡れた箇所を拭いて乾かす

水道の元栓は、水道メーターの横に設置されています。元栓は、時計回りに回すと閉まります。動かなくなるまで、しっかり回しましょう。

 

a1a843a9744d98b27bd95dad6c673018

水道の元栓がどこにあるのか、以下の記事では建物別に紹介しています。ぜひ参考にしてください。

洗濯機の蛇口の水漏れの原因・修理方法

洗濯機の水が出ない

洗濯機の蛇口周辺の水漏れの原因と修理方法をお伝えします。蛇口本体以外に、接続されているホースや接続部品に問題があるケースも少なくありません。

 

応急処置後に、どこから水漏れしているのか特定しましょう。

ニップルの劣化・ズレや緩み

ニップルは、蛇口と給水ホースを接続するアイテムです。ニップルは主に、以下の2種類があります。

  • ワンタッチ式
  • ネジ式

ワンタッチ式は、ワンタッチでカチッと接続できるタイプです。トラブルになる可能性は、ネジ式より少ないですが、一旦外して設置し直してみましょう。

 

ネジ式は4つ、または3つのネジで固定しているタイプです。洗濯機は運転中に振動が生じるため、少しずつニップルがずれてしまい、水漏れするケースがあります。

ニップルを締め直す方法

水道の元栓を閉めた状態で、作業します。ワンタッチ式なら一度外して、設置し直します。ネジ式も同様に、一度外してから取り付け直すとスムーズです。

 

【ニップルを締め直す方法】

  1. ホースを外す
  2. ニップルのネジを一旦緩めて外す
  3. ニップルを設置しなおし、4つのネジを緩めに閉める
  4. 正しい状態かを確認して、4つのネジをしっかり締め直す
  5. ホースを取り付ける

作業後は水道の元栓を開けて、水漏れがないか確認します。

ニップルの交換方法

ここでは、ネジ式ではないニップルの設置方法を説明します。

 

【ニップルの交換方法】

  1. 洗濯機の給水ホースを外す
  2. 古いニップルを外して、新しいニップルに交換する
  3. 洗濯機の給水ホースを取り付ける

新しいネジ式ではないニップルは、回すだけで設置できます。

ナットの緩み

ハンドルの付け根やスパウト(吐水口のついたパイプ部分)の付け根からの水漏れは、接続部のナットの緩みが原因のケースがあります。

 

緩んでいるナットをモンキーレンチで時計回りに回して、締め直しますモンキーレンチはホームセンターのほか、100円ショップでも販売しているので、1個あると便利です。

パッキンや部品の劣化

ナットを締め直しても水漏れしているなら、パッキンを設置している箇所に不具合があるのかもしれません。

 

パッキンからの水漏れは、次の2つのケースが考えられます。

  • パッキンの劣化
  • パッキンを接合している部品の劣化・変形

部品が劣化している場合は、パッキンだけではなく、部品の交換も必要です。水道の元栓を閉めた状態で、作業します。

三角パッキンの交換方法

ハンドル下からの水漏れは、三角パッキンを交換します。三角パッキンのサイズは主に、次の2種類です。

  • 13mm
  • 20mm

ほとんどの洗濯機の蛇口の外径は16mmで、13mmの三角パッキンを使用します。

 

【手順】

  1. ハンドルのビスを緩めて、ハンドルを外す
  2. カバーナットをモンキーレンチで緩める
  3. 三角パッキンを交換する
  4. カバーナットを取り付け、ハンドルを設置する

水道の元栓を開けて、動作確認をして完了です。

スタウト(吐水口)のパッキンの交換方法

蛇口本体とスタウト(吐水口のついたパイプ部分)の接続部からの水漏れなら、接続部のパッキンを交換します。

 

【手順】

  1. スタウトと蛇口本体の接続部分のナットを緩めて、スタウトを外す
  2. スタウトとの接続部分のパッキンを外す
  3. 新しいパッキンを取り付ける
  4. スタウトを元に戻す

元栓を開けて、水を流してみましょう。水漏れがなければ、完了です。

ニップルのパッキン交換方法

ニップルを締め直しても水漏れがある場合は、ニップルのパッキンを交換します。

 

【手順】

  1. モンキーレンチとドライバーを使ってネジやナットを緩める
  2. ニップルを取り外す
  3. 内部のパッキンを取り外す
  4. 新しいパッキンを設置する
  5. 元に戻す

動作確認をして終了です。

蛇口の交換方法

蛇口の寿命は約10年です。パッキンを交換しても水漏れが解消できないなら、蛇口の交換をしましょう。

 

【蛇口交換の手順】

  1. 蛇口を外したあとに、新しい蛇口を仮に設置してみる
  2. 新しい蛇口の設置部分にシールテープを巻く
  3. 蛇口を設置する
  4. ホースを設置する

水道の元栓を開けて、水漏れが解消したかどうか確認しましょう。

蛇口と配管のすき間

蛇口を設置している箇所からの水漏れは、シールテープの劣化が原因と考えられます。蛇口を取り外して、シールテープを撒き直しましょう。

シールテープの巻き方

シールテープは100円〜200円前後で、ホームセンターやネット通販などで購入できます。

 

【手順】

  1. 水栓レンチを使って、蛇口を反時計回りに回して取り外す
  2. 給水管を掃除し、汚れ・シールテープの残りを取り除く
  3. 蛇口についているシールテープも完全に取り除く
  4. 蛇口のねじ山に、シールテープを時計回りに8~13回巻きつける
  5. 巻き終えたシールテープを軽く押して馴染ませる
  6. 蛇口を時計回りに回しながら設置する

汚れをしっかり落とさないと、隙間ができて水漏れします。

 

以下の記事でシールテープの巻き方を含め、洗濯機の水漏れ対処法をわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

給水ホースの劣化・破損

給水ホースの寿命は、一般的に5~6年です。ベランダなど屋外に洗濯機を置いている場合は、さらに短くなり、ヒビができて水漏れが始まります。

 

【給水ホースが劣化・破損する原因】

  • ホースの上にものを置く
  • ホースを折り曲げて使用している
  • 汚れが溜まっている
  • 凍結
  • 紫外線

給水ホースは3ヶ月に一度取り外して、内部の汚れを取り除いてください。

給水ホースの交換方法

交換時は、適切な長さの給水ホースを選びます。蛇口から洗濯機までの距離を測って、短すぎず長すぎないホースを選びましょう。

 

【手順】

  1. 給水ホースを外す
  2. 接続部分の汚れを取り除く
  3. 新しい給水ホースを洗濯機に設置する
  4. 給水ホースを蛇口に取り付ける

元栓を開けて、洗濯機を作動します。洗濯機が振動しても、給水ホースが外れないか確認しましょう。

 

以下の記事で、さらにわかりやすくホース交換方法を説明しています。注意事項も解説しているので、参考にしてください。

洗濯機の蛇口水漏れの修理料金の相場

洗濯機の蛇口からの水漏れ修理を業者に依頼した場合の、料金相場をお伝えします。料金は、基本料金と作業料金の合計です。

 

【水漏れ修理料金の目安】

作業内容 料金相場(作業料金+部品代)
パッキンの交換 3,000円〜8,000円
ニップルの交換 5,000円〜10,000円
ホースの交換 12,000円~20,000円
単水栓の交換 15,000円~30,000円
埋め込み型洗濯機水栓の交換 15,000円~40,000円
洗濯機用水栓の本体価格 10,000円~20,000円前後

 

【基本料金】

基本料金 0円〜5,000円
出張費 0円〜3,000円
深夜・早朝・休日の割増料金 0円〜8,000円(または、作業料金の0〜40%)
見積もり料金 0円〜

見積もりは、ほとんどの業者が無料に設定しています。必ず見積書を確認して、分からないところがあればきちんと質問しましょう。

水道修理業者の選び方

信頼できる水道修理業者は、以下の3つのポイントを押さえて選びましょう。

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • 実績豊富で、技術力に定評がある
  • 適正価格で運営している

実績数が多く、創立からの年数の長い業者は、信頼できます。口コミ等で、技術力やスタッフの態度も確認して選びましょう。

 

また、安すぎる料金を提示する業者は、あまり信用できません。適正価格でサービスを提供している業者をおすすめします。

 

水道局指定工事店は、公的に「給水設備の工事を正しくできる」と認められた業者です。以下の記事で、水道局指定工事店について、説明しています。非指定業者との違いや、指定業者の利点を知りたい方は参考にしてください。

洗濯機の蛇口の水漏れを防ぐ方法

洗濯機の蛇口から水漏れが起きないために、以下の3つを実行しましょう。

  • 洗濯機を使わないときは蛇口を閉めておく
  • 洗濯機の蛇口を半年に1回はチェックする
  • 水漏れストッパー付きのニップルに変える

順に説明します。

洗濯機を使わないときは蛇口を閉めておく

洗濯機を使わないときに蛇口を閉めておくだけで、蛇口内の部品が劣化しにくくなります。常に水圧がかかっていると、パッキン類の劣化が進むので、注意してください。

 

ニップルが緩んで取れてしまったときも、水が流れないので安心です。

洗濯機の蛇口を半年に1回はチェックする

半年に1回、以下の3つのポイントをチェックしてください。

  • 部品が錆びていないか
  • ニップルやナットなどの締め具合が緩んでいないか
  • ホースに汚れや破損がないか

定期的に確認すれば、突然に水漏れが起きて困ることも少なくなります。

水漏れストッパー付きのニップルに変える

洗濯機用オートストッパー付き水栓

蛇口とホースをつなぐニップルを、水漏れストッパー付きに交換しましょう。水漏れストッパー付きのニップルなら、万が一ホースが外れた際に被害が生じないので安心です。

 

ホームセンターや通販サイトなどで、1,500円〜2,000円で購入できます。

洗濯機の蛇口から水漏れが続いているときは

洗濯機の蛇口からの水漏れ対処法を解説しました。

 

ご自分での対処が可能なケースも多いですが、修理が難しい場合は水道修理業者への相談がおすすめです。

 

業者選びに迷ったら、私たち『クリーンライフ』をご利用ください。300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている、信頼性の高い業者です。各地に営業所を設け、最短30分で駆けつけます。

 

⇒クリーンライフに洗濯機の蛇口からの水漏れを相談してみる

2025.03.10
2025.03.31

洗濯機の水栓(蛇口)をご自分で交換したい方に、交換方法を詳しく説明していきます新しい水栓の選び方、交換に必要な道具を説明するので、参考にしてみてください。

 

ご自分で交換すれば、作業に必要な費用を抑えられます。洗濯機の蛇口から水漏れがあったら、放置せずに、すぐに水栓を交換しましょう。

 

ただし、ご自分では交換できないケースもあるので、注意が必要です。どのような際に業者への依頼が必要か、料金はどのくらいかも説明します。

洗濯機の水栓交換の準備

洗濯機の水栓

洗濯機の水栓の交換作業を始める前に、準備をしっかりしておきましょう。準備不足では、途中で作業を中断することになります。

  1. 洗濯機の水栓交換に必要なものを用意する
  2. 洗濯機の新しい水栓の取扱説明書を読む
  3. 洗濯機の周りを養生する
  4. 元栓を閉める

以上のように、準備を進めましょう。それぞれについて説明します。

洗濯機の水栓交換に必要なものを用意する

まずは、洗濯機の水栓交換に必要なものを用意しましょう。

  • 新しい水栓
  • 水栓取外しレンチまたはウォーターポンププライヤー、またはモンキーレンチ
  • シールテープ
  • 歯ブラシ(使用済でOK)
  • タオル(汚れてもいいもの)

洗濯機の水栓は、以下のような機能付き水栓の中から選べます。

  • ワンタッチ水栓
  • 緊急止水機能付き
  • スパウト可動タイプ

ご希望の水栓を購入し、作業の前に箱を開けて問題ないか確認しておきましょう。

 

それぞれのおすすめ理由を説明します。

ホースの取り外しが簡単になる「ワンタッチ水栓」

洗濯機用ワンタッチ水栓

洗濯機の給水ホースの交換が簡単なワンタッチ水栓は、ホースに問題がある場合にすぐに交換できます。

 

ビスで設置するタイプは、アタッチメント部分からの水漏れトラブルが多い傾向でした。ワンタッチ水栓なら、水漏れが起きた場合もすぐに対応可能。ホース部分のお掃除も楽にできます。

急にホースが外れるのが心配な方は「緊急止水機能付き」

洗濯機用オートストッパー付き水栓

緊急止水機能付きのワンタッチ水栓は、万が一給水ホースが外れた場合に、自動で水が止まるシステム付き水栓です。

 

ワンタッチ水栓は、急に外れないように作られています。しかし、地震などの急な衝撃でホースが外れることも。

 

洗濯機の水栓は常に開けている状態なので、急に外れると床が水浸しになる可能性があり、注意が必要です。特にマンションの上階に住んでる人は、緊急止水機能付きに交換がおすすめです。

水栓が洗濯機の真上にあるなら「スパウト可動タイプ」

洗濯機の真上に水栓設置場所があるなら、ホースの接続が難しいのでスパウト可動タイプがおすすめです。

 

スパウト可動タイプなら、スパウトをホースを設置しやすい場所に固定できます。

洗濯機の新しい水栓の取扱説明書を読む

洗濯機の水栓交換方法を説明していきますが、水栓の種類によって多少異なります。まずは、水栓に添付されている取扱説明書を熟読して、注意点を頭に入れておきましょう。

洗濯機の周りを養生する

作業しやすいように、洗濯機の周囲を片付けます。余計なものは別室で保管しましょう。作業で床が濡れたり、工具を落として傷つけたりしないように、養生をします。

 

養生は汚れてもいいタオルやビニールシート、ダンボールなど、家にあるものを敷き詰めてください。

元栓を閉める

作業に入る前に、水道の元栓を閉めておきましょう。元栓を閉めないで古い洗濯機の水栓を外すと、給水管から水が吹き出してしまいます。

 

元栓を閉めていても、水栓に残っている水が流れてくるので、雑巾やタオルの用意は必要です。バケツで水を受けるように用意しておきましょう。

 

水道の元栓の場所は、マンションであれば、玄関ドアの横にある鉄製扉の中に設置された水道メーターの横です。戸建てなら、敷地内の地面に「量水器」「止水栓」と書かれたフタを開けると、水道メーターと元栓があります。

洗濯機の水栓(蛇口)を交換する流れ

洗濯機用の蛇口とパッキン

古い水栓を取り外したあとで、新しい水栓を設置します。水栓交換の作業の流れは、以下の通りです。

  1. 新しい洗濯機の水栓を仮に設置してみる
  2. 水栓にシールテープを巻く
  3. 水栓を給水管に設置する
  4. ホースを設置する
  5. 水漏れがないか確認する

それぞれの作業について説明していきます。

新しい洗濯機の水栓を仮に設置してみる

水栓を給水管に仮に設置してみます。設置する際に、何回転で固定されるかを確認します。回転方向を確認して、シールテープの巻き方を間違えないためにも有効です。

水栓にシールテープを巻く

新しい水栓のネジにシールテープを巻き付けます。

 

テープを巻き付ける前に、ネジを乾いた布で拭いておきましょう。新しい水栓なので、汚れていることはないとは思います。しかし、少しでも水滴や油が付着していると、シールテープが接着しにくくなるため、拭いておくと安心です。

 

新しい水栓のネジ部分に、シールテープを接続時に回転する方向に巻き付けます。しっかりフィットさせるために、テープを引っ張るようにして6〜10回程度巻き付けます。巻き付けた場所を指で押さえて、馴染ませます。

 

シールテープの厚みはメーカーによって異なるので、巻き付ける回数を加減してください。シールテープを巻き付けるのは、水栓を設置する場所に隙間ができないためです。

水栓を給水管に設置する

シールテープを巻くと厚みが出るため、仮に設置したときの回転数から1回転引いた数で固定していきます。回転する方向を間違えるとシールテープが剥がれてしまうので、注意が必要です。

 

水栓がガタつかないかを確認して、しっかり固定しましょう。

ホースを設置する

ワンタッチ水栓なら、給水ホースの設置は簡単です。しっかり差し込んで、水漏れが起きないようにしましょう。

水漏れがないか確認する

設置作業が終わったら、水道の元栓を開いて通水します。

 

最初は、水栓が閉まった状態で水漏れがないことを確認しましょう。続いて、水栓を少しずつ開けて、問題ないことを確認できたら、作業は完了です。

洗濯機の古い水栓の取り外し方

洗濯機の水栓(蛇口)

洗濯機の古い水栓を取り外すときに注意したい点も含めて、解説します。

洗濯機のホースを外す

まず、洗濯機のホースを取り外す方法を説明します。洗濯機のホースを取り外す際に、水栓を閉じて水が出ない状態にします。

  1. 洗濯機のフタを閉めて電源を入れ、スタートして1分程度動かし、給水ホースの水を抜く
  2. 洗濯機の電源を切る
  3. 洗濯機の給水ホースを外す

ホースがビスで取り付けられている場合は、4つのネジをドライバーで緩めて取り外してください。給水ホース内に水が残っているので、タオルなどで抑えながら作業しましょう。

洗濯機の古い水栓を外す

古いタイプの蛇口

単水栓(横水栓)なら、水栓を手でつかんで取り外せます。硬い場合は、水栓レンチやモンキーレンチを使うとスムーズです。取り外す際は、反時計回りに回します。

 

混合水栓を外す場合は、モンキーレンチが必要です。クランク(取り付け脚)と水栓本体を接続しているクランクナットをモンキーレンチで外します。クランクが壁に残った状態になっているので、反時計回りに回して取り外します。

 

古い水栓が腐敗しており給水管にこびりついている場合は、無理に外そうとすると給水管も一緒に動いてしまい、ダメージを与えてしまいます。給水管の交換が必要になると高額になるので、無理に取り外さないでください。古い水栓の取り外しが難しい場合は、業者への依頼がおすすめです。

洗濯機の水栓を外した後の配水管内を掃除する

配水管内を古い歯ブラシなど小さめのブラシを使って、掃除します。

 

サビやシールテープの残りなどの汚れが残っていると、接続しても隙間ができやすく、水漏れの原因になる可能性があります。

洗濯機の水栓の交換を業者に頼むケース

モンキーレンチを持つ水道修理業者の男性

洗濯機の水栓交換を、水道修理業者に依頼した方がいいケースを解説します。

  • 壁に埋め込まれるタイプの水栓に交換
  • 埋め込みタイプを普通の水栓に交換
  • 給水管が劣化
  • 水栓の位置変更
  • 単水栓を混合水栓に変更
  • 自分での交換が不安

以上の中でいずれかに当てはまる場合は、水道修理業者に相談してみてください。

壁に埋め込まれるタイプの水栓に交換

壁に埋め込まれるタイプの水栓は、平面になったデザインで人気です。最近のマンションは、ほとんどの場合、埋め込み型の洗濯機水栓が設置されています。

 

ご自分での設置も可能ではありますが、壁に穴を開けて水栓をはめ込むので、きれいな仕上がりにしたいなら業者への依頼がおすすめです。

埋め込みタイプを一般的な水栓に交換

埋め込みタイプの水栓はフラットなデザインで人気ですが、使用方法によっては故障が多いので、一般的な水栓にしたい方も多い傾向です。

 

埋め込みタイプの水栓は、壁に埋め込まれている分、給水管がわずかに短くなっています。普通の水栓にする場合、給水管を延長する必要があります。

 

給水管の延長作業が伴うため、業者への依頼が必須です。

給水管が劣化

水栓を設置する給水管が劣化している場合は、修理・交換が必要です。給水管の修理や交換は、水道局指定工事店に指定されている業者へ依頼してください。

水栓の位置変更

洗濯機の設置場所を移動するなどで、新たに水栓を設置する必要がある場合。給水管も、水栓を設置したい場所まで移動・増設が必要です。

 

給水管の増設が必要になるなら、水栓交換も含めて水道修理業者へ依頼しましょう。

単水栓を混合水栓に変更

洗濯機の水栓は、一般的に単水栓です。しかし、お湯を使って洗濯したい場合には、混合水栓にするか、温水洗浄洗濯機にする必要があります。

 

混合水栓に交換する場合は、水栓だけではなく給湯管も引かなくてはならないので、ご自分では作業ができません。配管の増設は、水道局指定工事店のみができる工事です。

自分での交換が不安

ご自分での水栓交換が難しいと思っている方は、業者への依頼がおすすめです。新しい水栓を購入して交換作業を始めてしまった状態で不安になった場合も、業者に相談してください。

 

無理に作業を続けると、大きな被害の原因になってしまうかも。すでに用意している水栓を設置してくれる業者もいます。

賃貸で洗濯機の水栓の交換は大家さんに相談

悩んでいる女性

賃貸住宅の場合は、ご自分での洗濯機の水栓交換はおすすめできません万が一、水漏れなどのトラブルが起きたら、賠償責任が発生します。また、賃貸住宅は、退去の際に原状回復がマストです。

 

水栓の劣化が原因で交換するなら、ほとんどの場合は交換費用を大家さんが支払ってくれます。勝手に水栓を交換せずに、まずは大家さんに相談しましょう。

業者に洗濯機の水栓交換を頼む場合の費用相場

見積書と電卓と筆記用具

水道修理業者に水栓交換を依頼した際に必要な費用の相場をご紹介します。作業内容別に一覧表を作成したので、参考にしてください。

作業内容 目安料金(作業料金+部品代)
単水栓の交換 15,000円~30,000円
壁付き混合栓の交換 7,000円〜27,000円
埋め込み型洗濯機水栓の交換 15,000円~40,000円
給水管の移設 30,000円~100,000円

水道修理業者に水栓交換を依頼すると、短時間で作業が終わります。作業が不安な方やすぐに洗濯機を使いたい方は、業者への依頼がおすすめです。

 

上記の作業料金以外に、基本料金がかかります。以下は、作業に関係なく加算される料金です。

基本料金 0円〜5,000円
出張費 0円〜3,000円
深夜・早朝・休日の割増料金 0円〜8,000円(または、作業料金の0〜40%)
見積もり料金 0円〜

業者によって異なるので、問い合わせ時に確認しておきましょう。見積もりはほとんどの業者が無料で行っているので、気軽に相談できます。

洗濯機の水栓をすぐに交換したいなら

洗濯機の水栓を交換する方法を紹介しました。古い水栓を設置している場所に、同種類の水栓を設置するなら、そんなに難しい作業ではありません。

 

しかし、途中で少しでも不安になったら、水道修理業者に相談してください。また、すぐに水栓を交換したい場合も、業者への依頼がおすすめです。

 

私たち『クリーンライフ』は、最短30分でお伺いします。お持ちの水栓交換も対応していますので、ご相談ください。
⇒クリーンライフに洗濯機の水栓交換について相談してみる

2025.03.10
2025.03.31

洗濯機の蛇口の種類をご紹介します。

 

洗濯機の種類の変化に伴って、蛇口の種類も変わってきました。簡単に設置できるニップル不要のタイプや、地震などでホースが外れても水浸しにならないタイプなど豊富です。

 

また、お湯を使って洗濯するために混合水栓をお考えの方に、メリット・デメリットも解説します。これから洗濯機の蛇口交換をお考えの方は、参考にしてみてください。

洗濯機の蛇口の種類

洗濯機の蛇口

洗濯機の蛇口の種類は、主に以下の通りです。

  • 万能ホーム水栓
  • 洗濯機用ワンタッチ水栓
  • 洗濯機用オートストッパー付き水栓
  • その他の古いタイプの蛇口

それぞれについて、説明していきます。

万能ホーム水栓

万能ホーム水栓万能ホーム水栓は、新しい住宅には設置しなくなりましたが、今でも古い住宅で使用されています小学校の校庭にあった、水飲み用の蛇口が万能ホーム水栓です。

 

スパウト(吐水口のついた部分)を動かせる蛇口ですが、スパウトに給水ホースを設置する際にビスなど、ジョイントの設置が必要です。ジョイントが緩んでくると、水漏れしやすくなります。

洗濯機用ワンタッチ水栓

洗濯機用ワンタッチ水栓

ビスやアタッチメントを使わずに、ワンタッチで給水ホースを設置できる蛇口です。給水ホースが外れないような仕様になっています。

 

しかし、地震などの予期せぬ衝撃で、給水ホースが外れる可能性があります。普段は水を止めるようにしておくと、安心です。

洗濯機用オートストッパー付き水栓

洗濯機用オートストッパー付き水栓

万が一、給水ホースが外れても、水漏れしないように自動的に水が止まる蛇口です。ワンタッチ水栓同様、給水ホースをワンタッチで取り付けられます。

 

知らないうちに水漏れが起きることがない、安全設計です。

古いタイプの蛇口

古いタイプの蛇口

上記の3種類の蛇口が、現在も使用されている種類です。

 

上記3種類以外にも、築年数の古いお宅では、以下のような蛇口がまだ使用されているかもしれません。

  • 横水栓
  • カップリング水栓
  • 2ハンドル水栓

もしも以上のような蛇口なら、「修理してもまだ使えそう」と思っても、交換がおすすめです。

洗濯機と蛇口の位置で変わる蛇口の種類

洗濯機の蛇口やコンセント

洗濯機と蛇口の位置関係でも、蛇口の種類が決まる場合があります。

  • 洗濯機と蛇口が離れている
  • 洗濯機に蛇口が隠れている
  • 洗濯機の上に蛇口がある

以上の3つのケースに対応している蛇口を見ていきましょう。

洗濯機と蛇口が離れている

洗濯機と蛇口の間にある程度の距離があれば、ホースを無理に固定する必要がないため、どのような種類の蛇口でも設置可能です。

 

ただし、ホースの長さには気をつけてください。ホースを交換する必要があるかもしれません。

洗濯機に蛇口が隠れている

洗濯機の高さより低い位置に蛇口があり、蛇口が洗濯機本体に当たってしまう場合、つまり、蛇口が洗濯機の裏側に位置している場合です。

 

蛇口が洗濯機の裏側にある場合は、給水ホースを設置しにくいので、壁ピタ水栓がおすすめです。壁にピッタリ張り付いた蛇口なら、洗濯機の邪魔になりません。長いスパウトがついており、給水ホース設置場所を移動できます。

 

壁ピタタイプ(位置変更タイプ)は形は異なりますが、基本的に設置方法は同じなので、ご自分でも交換可能です。

洗濯機の上に蛇口がある

洗濯機の真上に蛇口があると、給水ホースと吐水口(給水ホースを設置する場所)の位置関係が難しくなります。

 

洗濯機の上に蛇口がある場合は、スパウトが自由に動くスパウト可動タイプがおすすめです。

洗濯機の蛇口のおすすめ機能

洗濯機に設置された蛇口

洗濯機の蛇口についていると便利な機能を、紹介します。

  • 緊急止水
  • ハンマーセーフ
  • スパウト回転が可能
  • 水抜きが可能

それぞれについて、説明します。

緊急止水

緊急止水弁が設置された蛇口で、オートストッパー付きとも呼ばれます。一般的に洗濯機の蛇口は開いている状態なので、なんらかの衝撃が原因で急にホースが落ちてしまうと水漏れが始まります。

 

ホースが落ちるようなアクシデントがあっても、緊急止水弁がついていれば、自動的に水が止まるので安心です。現在、ビス固定式の古いタイプの蛇口を設置している場合でも、簡単に緊急止水機能付きの蛇口に交換できます。

 

マンションなど集合住宅にお住まいの場合、下の階への水漏れが心配です。上階にお住まいなら、緊急止水付き蛇口の設置をおすすめします。

ハンマーセーフ

ハンマーセーフは、ウォーターハンマー現象を軽減するシステムです。ウォーターハンマー現象が起きて、大きな異音が発生してしまうとご近所に迷惑です。

 

特に高層マンションにお住まいで全自動洗濯機を利用していると、ウォーターハンマー現象が起きやすくなります。高層マンションにお住まいの方に、特におすすめの機能です。

スパウト回転が可能

スパウト(水が出てくる部分)が回転するタイプの蛇口です。蛇口が洗濯機の真上にある場合に、スパウトが回転するとホースの設置が楽になります。

水抜きが可能

寒冷地にお住まいの場合は、凍結を防ぐために水抜きができる寒冷地対応タイプの蛇口がおすすめです。

 

一般的な蛇口は通常逆止弁がついて、逆流を防止しています。一方、寒冷地用は水抜きが簡単にできるように逆止弁がありません。

 

簡単に水抜きができるので、気温が下がりやすい洗濯機置き場の水栓におすすめです。

洗濯機の蛇口を単水栓から混合水栓にすべき?

洗濯機

洗濯機の蛇口は、一般的に単水栓です。しかし、お湯で洗いたい際に、単水栓を混合水栓に交換したい場合があります。

 

ここでは、単水栓との違いと、混合水栓のメリット・デメリットを紹介します。交換するかどうかを決める参考にご覧ください。

単水栓と混合水栓の違い

単水栓は、お湯か水のどちらか一方しか出せない蛇口です。

 

混合水栓は給水管と給湯管がつながっており、温度を調節して適温のお湯を出せます。

混合水栓のメリット

混合水栓を設置するメリットは、以下の通りです。

  • 洗濯槽でお湯を使える
  • お湯で洗うと汚れが落ちやすい
  • 洗剤がよく溶けて、洗剤の残りから雑菌が増える心配がない

洗剤の残りから、黒ずんだカビが発生しやすくなります。お湯で洗うメリットは、洗濯物だけではなく洗濯機自体の清潔も保たれることです。

混合水栓のデメリット

次に、混合水栓に交換した場合のデメリットを見ていきましょう。

  • 色物の色落ちが心配
  • 給湯器を使うので、光熱費が高くなる
  • 電気温水器の場合は、お湯が少なくなる

お湯で洗いたいのであれば、温水洗浄洗濯機の交換も視野に入れてください。温水洗浄洗濯機なら、電気の安い時間に使えば、光熱費を比較的安くできるでしょう。

 

混合水栓を設置するには、給水管とは別に給湯管の設置工事が必要です。給湯管の設置工事の見積もり金額と、温水洗浄洗濯機の価格を比較して、どちらにするかご検討ください。

洗濯機の蛇口を自分で交換する方法

工具

洗濯機の蛇口をご自分で交換する方法は、あまり難しくありません。作業を始める前に、道具など必要なものをきちんと揃えましょう。

交換できる蛇口の種類

洗濯機の蛇口は、給水管をそのまま利用できるタイプであれば、ほぼご自分で交換可能です。できれば、給水ホースが水栓から外れた場合に水が止まる「洗濯機用オートストッパー付き水栓」がおすすめ。

 

現在、万能ホーム水栓が取り付けられている場合も、洗濯機用オートストッパー付き水栓なら比較的簡単に交換できます。蛇口が洗濯機の裏側にある場合におすすめの、「壁ピタタイプ」の蛇口もご自分で交換が可能です。

 

また、単水栓なら単水栓、混合水栓なら混合水栓を設置してください。

蛇口交換に必要な道具

以下のものを用意してください。

  • 水栓取外しレンチ(モンキーレンチでの代用可)
  • シールテープ
  • 古い歯ブラシ(配水管内の掃除に使用)
  • タオルまたは雑巾
  • ドライバー

水栓取り外しレンチ(モンキーレンチ)は古い蛇口を取り外すために使います。手でも取り外せますが、道具を使った方がスムーズです。

 

シールテープは、新しい水栓を設置する際に外ネジに巻き付けます。ドライバーは、今設置している水栓がワンタッチタイプではなく、ネジ式のニップルを使っている場合に取り外しに必要です。

 

床が濡れるかもしれないので、ビニールシートやダンボールなどで養生をしておくと安心できます。

蛇口交換の流れ

蛇口によって交換方法は異なるので、蛇口に添付された説明書を読んでから作業を始めてください。

 

蛇口交換の流れは、概ね以下の通りです。

  1. 水道の元栓を閉める(元栓は水道メーターの横)
  2. 古い水栓からホースを外す
  3. 古い水栓を開いて、水を出し切る
  4. 古い水栓を取り外す
  5. 水栓を取り外したあとの給水管を古い歯ブラシなどで掃除する
  6. 新しい水栓にシールテープを巻く
  7. 新しい水栓を時計回りにねじ込むように設置する
  8. 元栓を開けて、水漏れがないか確認する

水道の元栓は、マンションなら玄関扉の横にある鉄製の扉の中、戸建てなら敷地内の地面に鉄製の蓋の中にあります。元栓の場所は、水漏れなどのトラブルに備えて知っておきましょう。


シールテープを巻いた上から指で押して、よく馴染ませてください。蛇口交換の方法は、以下の記事で詳しく説明しています。

業者に依頼すべきケース

以下のようなケースは給水管の施工も必要なため、水道局指定工事店に指定されている水道修理業者への依頼が必須です。

  • 単水栓を混合水栓にしたい
  • 壁に埋め込まれるタイプの水栓に交換
  • 埋め込みタイプを普通の水栓に交換
  • 給水管が劣化しているので修理
  • 水栓の位置変更

上記のようなケースではなくても、自分での交換が不安な方は、無理せずに水道修理業者に相談してください。

 

蛇口を購入してご自分で作業を始めてみたものの、不安になることもあります。不安になった時点で、業者に相談しましょう。無理をしないことが大切です。

洗濯機の蛇口の交換をお考えなら

洗濯機の蛇口の種類について、詳しく説明しました。新しい機能付きの蛇口もあるので、交換の際はご検討ください。

 

蛇口によっては、ご自分での設置が難しく、希望にあった蛇口を選べないことも。

 

蛇口の交換でお困りでしたら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。水回りのプロが、洗濯機に適する蛇口をご提案しますじっくりとご希望をお聞きして、提案させていただきます。

⇒クリーンライフに洗濯機の蛇口について相談してみる

2025.03.10
2025.03.31

洗面台の蛇口を交換したい場合、自分でできるのか、業者に依頼すべきなのかを紹介します。

 

まずは、洗面台の蛇口交換が必要かどうかをチェックしてみてください。自分で交換できる蛇口の種類の見極め方も解説します。交換方法を説明するので、ご自分でするか、業者に依頼するかを決めましょう。

 

洗面台の蛇口に搭載されていると便利な機能も紹介するので、理想的な蛇口選びの参考にしてください。

洗面台の蛇口を自分で交換できる条件

モンキーレンチが2つ

交換したい洗面台の蛇口が今設置されているタイプと同じなら、面倒な工程は少し簡略されます。

  • 蛇口の取り付け穴の数
  • 排水栓の構造・種類

これらが同じなら、ご自分で蛇口を交換できます。ただし、海外製のおしゃれな蛇口は規格が異なるので、プロの修理業者への依頼がおすすめです。

蛇口の取り付け穴の数が同じ

取り付け穴が同じであることは、最も大切な条件です。異なるタイプの穴ですと、穴を設置するところから始めなくてはいけません。しかし、新たな穴を設置するには、高い技術と経験が必要です。

 

洗面台の取り付け穴の種類は、以下の3種類です。

  • ワンホールタイプ
  • ツーホールタイプ
  • コンビネーションタイプ

それぞれについて説明します。

ワンホールタイプ

洗面台で、1つの穴に1本の配管が設置されたタイプです。

 

シングルレバータイプの蛇口が設置されます。シングルレバータイプの蛇口は、レバー1つで、水とお湯の温度と量を調整できます。

ツーホールタイプ

洗面台に2つの穴があって、それぞれにお湯の配管、水の配管が設置されているタイプです。シングルレバータイプの蛇口、またはツーハンドル混合栓の蛇口が設置できます。

 

それぞれの配管から、お湯と水をレバーやハンドルで調整しながら一定温度の水(お湯)を出します。ツーハンドルタイプは、お湯のハンドルと水のハンドルを回して温度を調整するタイプです。

コンビネーションタイプ

蛇口とレバーが別々の穴に設置されており、レバーを使って水とお湯の温度・量をコントロールするタイプがコンビネーションタイプです。

 

ただし、水のハンドルが設置されたホールとお湯のハンドルが設置されたホール、そして蛇口本体が設置されたホールと、スリーホールタイプもコンビネーションタイプと呼ばれることがあります。

 

コンビネーションタイプはバリエーションがあるので、ご自分で蛇口本体を購入したい際は注意が必要です。

排水栓の構造・種類が同じ

排水栓を開閉する仕方も確認が必要です。今お使いになっている洗面台の排水栓のタイプは、どれでしょうか?

  • ポップアップ式
  • ワンプッシュ式
  • ゴム栓式

ポップアップ式からワンプッシュ式への交換は可能です。しかし、もし変更する場合は排水金具の交換も必要なので、水道修理業者への相談や依頼がおすすめです。

 

洗面台における排水栓の種類について説明します。

ポップアップ式

ポップアップ式は、蛇口本体の後ろ側に設置された引き棒を操作すると排水栓を開閉できるタイプです。

 

引き棒のシステムはメーカーによって異なるため、排水栓のメーカーと同じ蛇口を選ぶ必要があります。

ワンプッシュ式

ワンプッシュ式は、蛇口本体の後部に設置されたボタンを押すことで、排水栓の開閉を行うシステムです。

 

ポップアップ式と同じように、メーカーによってシステムが異なるため、排水栓と同じメーカーの蛇口を選ぶ必要があります。

ゴム栓式

ゴム栓式は、黒いゴム栓にチェーンがついていて、手動で排水栓を開閉するタイプです。シンプルなつくりで独立して機能しているため、蛇口のタイプを選びません。

 

ただし、ゴム栓式をワンプッシュ式やポップアップ式にしたい場合は、ご自分では難しいので水道修理業者に相談してください。

洗面台の蛇口の交換方法

軍手をはめた手で蛇口を閉めている

洗面台の蛇口をご自分で交換したい方に、交換方法をご紹介します。蛇口の種類を確認して、ホームセンター等で、今設置されている蛇口と同じタイプの蛇口を購入してください。

準備

洗面台の蛇口の交換に必要なものを確認します。

  • L型締め付け工具(モンキーレンチで代用可)
  • スパナ(モンキーレンチで代用可)
  • ドライバー
  • 六角レンチ
  • タオル・雑巾
  • バケツ
  • ブラシ(古い歯ブラシで代用可)
  • ビニールシートかダンボール

古い蛇口を取り外す際に、こぼれる水を受けるためのバケツと雑巾が必要です。

 

床は濡れないように、ビニールシートやタオルで養生します。ビニールシートがない場合は、広げたダンボールで代用可能です。

新しい蛇口を確認する

購入した蛇口の包装を外して、問題がないかどうか確認します。古い蛇口を外したあとで不備を見つけると面倒なので、購入したらすぐに確認しておくと安心です。

 

欲しかった蛇口だったかどうかの確認はもちろん、傷がないか、足りない部品はないかを見ておきましょう。

洗面台の下の物入れを空にする

作業しやすいように、洗面台下の物入れは空にします。蛇口の取り外しをする際に、洗面ボウルの下に入って作業するためです。

 

洗面所の床に物を置いておくと邪魔になるので、箱などに入れてまとめて別室に保管しておきましょう。収納ラックなどを設置している場合も、取り外した方が作業しやすいのでおすすめです。

床に養生シートを敷く

作業中にうっかり工具を落として、床に傷をつけてしまうこともあります。ビニールシート、バスタオル、ダンボールなどを床に敷き詰めて養生しておきましょう。

止水栓または元栓を閉める

水の流れを止めておかないと、蛇口を外したときに給水管から水が飛び散って水浸しになってしまいます。水の流れを止めるには、洗面所の止水栓を閉めます。

 

水とお湯、2か所の止水栓がある場合は、両方とも忘れずに閉めましょう。長期間、止水栓を閉めたことがなく、動かなくなっていたら無理に閉めないで元栓を閉めてください。

 

元栓は水道メーターの横にあります。止水栓も元栓も反時計回りに回すと、水の流れが止まります。回すためにマイナスドライバーが必要なタイプの止水栓もあります。

蛇口の交換方法

蛇口交換の手順は以下の流れです。

  1. 金具を緩めてホース・蛇口を外す
  2. 新しい洗面台蛇口を設置する
  3. 動作確認・漏水の有無を確認する

交換しながら読むのではなく、用意する前に一度流れを把握しておいてください。

 

それぞれを詳しく説明します。

金具を緩めてホース・蛇口を外す

洗面台下の止水栓より蛇口に近い方についたナットを緩めて、給水管に接続しているホースを外します。外す際にバケツを下に置いて、ホース内部の水を受けるようにしておきましょう。

 

次に、蛇口の真下に設置されている金具を立水栓取付レンチで緩めて、蛇口を引っ張るようにして取り外します。穴の周辺を古い歯ブラシなどで、掃除しましょう。

 

洗剤を使うときは、汚れはアルカリ性の水垢なので中性洗剤、または酸性洗剤がおすすめです。また、給水管と給湯管に古いパッキンが残っていたら、ていねいに取り除いておきましょう。

新しい洗面台蛇口を設置する

新しい蛇口をホールに差し込み、ナットを締めて固定します。

 

取付穴に差し込みナットを締め、スパウトの位置が正面になるようにして、しっかりと固定します。付属品の逆止弁を給水管と給湯管の止水栓に設置しましょう。

 

次に逆止弁に給水ホース、給湯ホースを接続後、蛇口と接続します。

動作確認・漏水の有無を確認する

蛇口がガタつかないか確認後、元栓を開けて蛇口を開け、水を流してみましょう。漏水がないか、洗面台ボウルの下も確認してください。

洗面台の蛇口を交換すべき理由

洗面台の蛇口を交換した方がいいケースを解説します。修理すればまだ使えそうだなと感じるときでも、以下のような状態なら、迷わずに交換してください。

  • 寿命がきている
  • 交換部品がない
  • 本体にヒビや傷がある
  • 設置しているものと違うタイプの蛇口にしたい

一つずつ説明するので、交換するか、修理するかを決めるための参考にしてみてください。

寿命がきている

蛇口の種類や家族構成、使用回数によって、蛇口の寿命は異なりますが、概ね10年と考えて問題ありません。パッキン等の劣化だけが不具合の原因ではなく、蛇口そのものの金属が摩耗している場合もあります。

 

金属は古くなると、サビなどが発生してしまいます。サビが、水に少しずつ紛れ込んでしまうかもしれません。古い蛇口は無理して使わないほうが、健康のためにも良さそうです。

交換部品がない

蛇口を設置して10年を過ぎると、交換部品も廃盤になっているケースがあります。代替部品を利用できる可能性もありますが、蛇口は小さな部品で構成されている繊細なアイテムです。

 

わずかなサイズの違いで水漏れをしてしまう可能性も。水漏れが起きると、カビの繁殖などさまざまな被害が生じるので蛇口本体の交換がおすすめです。

本体にヒビや傷がある

蛇口を設置して10年以内でも、地震などで重いものが落ちてきて本体にヒビや傷ができている場合があります。本体にダメージがあると、ちょっとした気圧の変化等で破裂してしまうかも。

 

洗面台の蛇口で少しでも水漏れがあれば、湿気が増えてカビの原因にもなるので交換をご検討ください。

設置しているものと違うタイプの蛇口にしたい

設置している蛇口に何も問題がなくても、以下の蛇口に交換したいと思うこともあるでしょう。

  • おしゃれなデザイン
  • 新機能のついたタイプ

おしゃれなデザインの蛇口を設置すると、洗面台の印象が変わります。また、節水できるタイプや清潔さを保てるタイプなど、用途に合わせて機能が選べます。

洗面台の蛇口交換を業者に頼む場合の費用相場

水道修理の料金相場

蛇口の交換を水道修理業者に依頼したい方に、交換費用の相場をご紹介します。

蛇口の種類 シャワーの有無 本体価格+交換費用の合計
ワンホール混合栓 シャワーなし 22,000円~46,000円
シャワーあり 42,000円〜70,000円
ツーホール混合栓 シャワーなし 14,000円~32,000円
シャワーあり 34,000円〜55,000円
コンビネーション 42,000円〜93,000円

交換費用のみの相場は、シャワーのないタイプなら概ね7,000円~11,000円です。

 

業者によっては、お客様に用意していただいた蛇口を作業料金のみで設置しています。蛇口を安く購入できれば、それだけ交換費用を抑えられます。

 

上記の作業料金のほか、基本料金等(3,000円〜5,000円)が加算されます。業者によっては、深夜・早朝・休日の割増料金や出張費が発生する場合もあります。

 

水道修理業者への依頼は、必ず見積もりを取って料金に納得してからにしましょう。

 

⇒クリーンライフに洗面台の蛇口交換について相談してみる

洗面台の蛇口におすすめの機能

シャワー付き蛇口

洗面台で蛇口を交換するなら、以下のような機能付きがおすすめです。

  • シャワーホース
  • エコシステム(エコシングル水栓、泡沫水栓など)
  • 吐水口回転
  • 寒冷地なら水抜き栓

それぞれについて、特徴や設置する利点を紹介します。

シャワーホース

引っ張ればシャワーホースが出てくるタイプは、洗面台の掃除の際などに便利です。

 

ただし、ボウルが小さくてあまり深さがない場合は、水が飛び散りやすくなるので、ボウルの交換が必要になるかもしれません。

エコシステム

水やガスを節約できる、以下のようなエコシステム付き蛇口です。

  • エコシングル水栓
  • 泡沫水栓

エコシングル水栓は、混合水栓を使用しているときにお湯側にレバーが傾き、お湯だけしか必要ないのに給湯器が稼働してしまうことを回避できるシステムです。ガス使用の無駄を省けます。

 

泡沫水栓は、蛇口の吐水口に設置されたフィルターの働きで水に空気が混入するシステムです。水流に気泡が含まれて柔らかいタッチになり、水跳ねが少なくなります。空気が混じって水の量が増えたように感じるので、節水効果もあります。

 吐水口回転

吐水口回転とは、スパウトが上向きに回転できるシステムです。小学校の校庭にあった蛇口にもついている機能です。

 

吐水口が回転するので、コップや水を使わずにうがいができます。コップの周辺は、水垢などで汚れが気になる場所です。コップを置かなければ、掃除が楽になります。

 寒冷地なら水抜き栓

「水抜栓」がある蛇口を設置すれば、凍結の心配が抑えられます。寒冷地にお住まいなら、おすすめの機能です。

 

蛇口のベース部分に水抜き栓がついており、寒さが厳しくなった際に水を簡単に抜くことが可能です。

洗面台の蛇口を交換するなら

洗面台の蛇口交換をご自分でする方法や注意事項をご紹介しました。ホールの数や排水システムが同じタイプの蛇口なら、DIYに慣れている方なら大丈夫でしょう。

 

しかし、自信のない方が無理にすると、水漏れなどのトラブルになってしまいます。洗面台の蛇口交換をお考えなら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。

 

まずは、蛇口の修理が可能かどうかもしっかり見極めます。新機能の蛇口、交換してみたい蛇口などもお気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフに洗面台の蛇口交換について相談してみる

2025.03.10
2025.03.31

洗面台の下からの水漏れが起きた際に、すぐにできる応急処置や修理方法を説明します。洗面台下の水漏れは、主に以下の場所から起きることがほとんどです。

  • 排水パイプの接続部
  • 排水パイプのひび
  • 水受けタンク

場所がわかれば、応急処置は比較的簡単にできるので、記事を参考に試してみてください。修理を水道修理業者に依頼した際の、費用目安もあわせてご紹介します。

洗面台の下での水漏れの原因・応急処置

洗面台の下

洗面台の下で水漏れを見つけたら、すぐに洗面ボウル下の扉を開けてどこから水漏れしているのかを確認しましょう。

 

水漏れ箇所がわかったら、以下のような応急処置をして様子を見てください。

排水パイプや給水管の接続部を締め直す

接続部分からの水漏れなら、ナットなどに緩みがあるかどうか確認してください。

 

パッキンやナット自体が劣化していないのなら、締め直しをするだけで水漏れが改善する可能性があります。

排水パイプのずれを直す

洗面ボウルの下は物置になっているので、ついつい物を詰め込みすぎる傾向があります。物を押し込んだときに排水パイプがずれてしまっていると、水漏れが始まることも。

 

排水パイプは床下の排水管に差し込まれているだけなので、ずれてしまったときに外れてしまい、水漏れが始まっているのかもしれません。ずれが原因なら、正しい位置に戻すと、自然に排水管に差し込まれて水漏れが改善します。

排水パイプのヒビを補修する

排水パイプが劣化すると亀裂・ヒビが入って、そこから水漏れすることがあります。ヒビの補修は、防水性のあるビニールテープを使用します。

 

濡れているとテープが剥がれやすくなるので、止水栓を閉めて水を止め、乾いた布でよく拭いてから巻きつけてください。

 

ビニールテープの補修で水漏れしなくなっても、しばらくすると再発します。できるだけ早くに、本格的に修理をしてください。排水パイプの交換が必要です。

 

ただし、排水パイプの交換はご自分では難しいので、水道修理業者への相談が必要です。

水受けタンクの水を捨てる

水受けタンクがいっぱいになっているために、水漏れしたのかもしれません。水受けタンクを確認して、水があふれていたら水を捨てましょう。

 

水を捨ててもすぐに水が溜まるようなら、シャワーホースに亀裂ができている可能性があります。シャワーホースに亀裂がある場合は、防水性のあるテープで補修します。

 

また、水受けタンクにヒビや穴が空いていないか確認しましょう。水受けタンクの穴は、パテなどで補修してできるだけ早くに交換してください。

排水パイプのつまりを解消する

排水パイプのつまりが原因で、ナットがゆるみやすくなっているのかもしれません。つまりが起きると水の流れが悪くなり、パイプ内の水圧の力でナットがゆるんでしまうのです。

 

排水パイプの接続部を外して、内部のつまりを解消すると水漏れが直る場合があります。

洗面台の下の水漏れの修理方法

錆びついたパッキン

洗面台の下の水漏れを発見したら、水漏れ箇所を確認して対応しましょう。パッキン交換やヒビの入った部品交換で改善できるのなら、ご自分でも対応可能です。

排水パイプや給水管の接続部のパッキン交換

排水パイプや給水管の接続部からの水漏れは、パッキンを交換すれば改善します。

 

【用意するもの】

  • 新しいパッキン
  • レンチ
  • 古い歯ブラシ

パッキンの種類に不安があれば、パッキンを取り出してホームセンターに持参して同じものを購入しましょう。

 

給水管のパッキンを取り外す際はレンチが必要ですが、排水パイプのパッキンはナットを手で緩めれば取り外せます。

 

【手順】

  1. 古いパッキンを取り外す
  2. 古い歯ブラシなどを使って、パッキンが設置されていた部分を掃除する
  3. 新しいパッキンを設置して、ナットを閉める

止水栓を開けて、水漏れがしないか確認してください。もし水漏れがあれば、以下を確認してください。

  • パッキンのずれがないか
  • ナットが締められているか

新しいパッキンをきちんと設置できたか、確認しましょう。

水受けタンクの交換

水受けタンクは、今設置しているタンクと同じくらいの深さがあればどれでも問題ありません。ただし、フックを付け替えるのが面倒な方は、同じ水受けタンクを設置しましょう。

 

【用意するもの】

  • ドライバー(フックをつけるため)
  • 新しい水受けタンク

水受けタンクは、蛇口メーカーのオンラインショップ等で販売しています。2,000円〜が相場です。

 

【手順】

古い水受けタンクと同じモデルなら、設置しているフックにそのままつけるだけです。しかし、同じ水受けタンクが見つからず、異なるモデルを購入したらフックの位置を確認しましょう。

 

新しい水受けタンクの2つの穴の距離を測って、フックを設置してください。

排水パイプの交換

排水パイプの素材が樹脂製の場合の交換方法を説明します。排水パイプの交換は、難易度の高い作業です。

 

【用意するもの】

  • 排水パイプ
  • バケツ
  • タオル
  • 軍手

軍手をつけると、ナットを閉める際に力が入れやすいので用意しておきましょう。

 

【手順】

  1. 排水パイプと排水トラップを接続しているナットを緩めて、排水トラップを外す
  2. 床下の排水管と排水パイプを接続しているナットを緩めて、排水パイプを外す
  3. 新しい排水パイプと排水トラップを接続する
  4. 排水トラップを洗面ボウルにナットで取り付ける

水を流してみて、水漏れが解消したか確認します。

シャワーホースの交換

シャワーホースは、交換可能なタイプと技術的な問題で交換できないタイプがあります。ワンタッチで装着できるジョイント付きのシャワーホースなら、ご自分で交換可能です。

 

また、シャワーヘッドが外せないタイプは、シャワーヘッドも一緒に交換してください。

 

【用意するもの】

  • シャワーホース(設置されているシャワーホースと同じジョイント付き)
  • 大きめのタオルやビニールシート(養生のため)
  • マイナスドライバー(止水栓を閉めるため)
  • バケツ(ホースを外すときに流れる水を受けるため)
  • プライヤー

シャワーホースを購入する際は、蛇口のメーカー・型番号を確認します。ホームセンターやオンラインショップ等で購入可能です。

 

ホームセンターで購入する場合は、取り外したシャワーホースを持って行くと確実です。取り外す際は、止水栓を閉めておきましょう。ホース内の水がこぼれるので、バスタオル等を敷いておくと安心です。

 

【手順】

  1. 古いホースを外す
    (プライヤーでホースをはさむと、力を入れやすい)
  2. 新しいシャワーホースにシャワーヘッドを差し込んで用意する
  3. ホースにジョイントを設置する
  4. シャワーホースを水栓に設置する
  5. 水受けタンクにホースを収納する

メーカーによって手順が異なるので、メーカーの取扱説明書を確認してから作業しましょう。

洗面台下の水漏れ修理を業者に頼む際の目安料金

料金相場

洗面台下の水漏れで以下のような場合は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

  • どこから水漏れしているかわからない
  • 排水パイプや排水管からの水漏れ
  • ご自分での修理に不安がある

水道修理業者に依頼した場合の、修理料金の目安を一覧表にしたので参考にしてみてください。

作業内容 目安料金
簡単な調整(ナットの締め直しなど) 3,000円〜5,000円
パッキン交換 5,000円~8,000円
シャワーホースの交換 9,000円〜12,000円+シャワーホース本体価格
水栓本体の交換 10,000円~20,000円+水栓本体価格
つまり除去 8,000円〜16,000円
排水パイプの交換 16,000円〜39,000円

 

上記の作業料金の他に、以下のような料金が加算されます。

料金の種類 目安料金
基本料金 0円〜5,000円
出張費 0円〜3,000円
早朝・深夜・休日の割増料金 0円〜8,000円(または作業料金の25%程度)
見積もり 0円〜

 

必ず、作業依頼の前に見積もりをしてもらってください。

洗面台下の水漏れを予防する方法

対策

洗面台下の水漏れを解消したら、再度水漏れが起きないように予防することが大切です。簡単にできる次の4つの予防方法を紹介します。

  • 水受けタンクを定期的にチェックする
  • シャワーホースの穴に水がかからないようにする
  • 洗面台下に物を押し込みすぎない
  • つまりが起きないようにする

それぞれについて説明します。

水受けタンクを定期的にチェックする

水受けタンクは、シャワーホースを伝っていく水を受けるために設置されています。普通の状態なら水受けタンクに入る水の量は、自然に乾燥してしまう程度です。

 

しかし、使い方が悪いと、水が大量に水受けタンクに入り込んでしまう場合もあります。また、シャワーホースが劣化して穴が空いていると、水受けタンクに水が溜まってしまうことも。

 

水受けタンクのことは忘れがちですが、定期的にチェックすると安心です。わずかな水でも溜まっていると虫が発生したり、カビの原因になったりします。定期的に掃除をすると、ホースが劣化した際にもすぐに気がつきます。

シャワーホースの穴に水がかからないようにする

シャワーホースに穴が空いていなくても、洗面台で洗髪しているときにシャワーヘッドを置いた際、穴に水が入ってタンクに水が大量に溜まってしまうこともあります。

 

洗髪しているときは、気がつきにくいと思いますが、シャワーホースの穴に水がかからないように気をつけてください。シャワーホースの穴に、小さめのタオルを置いておくと水浸しになりにくいです。

洗面台下に物を押し込みすぎない

洗面台下に物を入れすぎていると、水漏れに気づきにくいので注意が必要です。また、押し込んだことが原因で排水パイプがズレてしまうことも。

 

物が少ないと掃除がしやすいので、清潔に保てる点もおすすめポイントです。洗面台の下には、すぐに必要になるものだけを入れておきましょう。

つまりが起きないようにする

排水パイプや排水トラップのつまりは、ナットの緩みやパイプの劣化の原因になります。できるだけ排水パイプや排水トラップのつまりが起きないように、以下のことを心がけてください。

  • 排水口(ヘアキャッチャー)の掃除を週1回以上、定期的にする
  • 液体パイプクリーナーを月に1回以上、定期的に流す
  • 固形物が落ちたら水を流さずに、すぐに取る

洗面台で嘔吐してしまったときは、水を流さずにティッシュ等で拭き取りましょう。つまりが起きないように気を付けると、悪臭防止にもなります。

洗面台の下で水漏れを見つけたら

洗面台の下で水漏れが起きた際の対処方法をご紹介しました。排水パイプのずれや水受けタンクの水が原因なら、簡単に対応できることも多いので試してみてください。

 

しかし、原因がわからなかったり、対応が難しかったりする場合は、水道修理業者への相談がおすすめです。

 

水漏れが続き、すぐに対応が必要な場合は私たち『クリーンライフ』にご相談ください。お電話をいただいて、最短30分でお伺いします。

⇒クリーンライフに洗面台の下の水漏れ修理を相談してみる

2025.03.10
2025.03.31

洗面所で水漏れが起きた際の応急処置、修理方法や原因について紹介します。

 

すぐに対応すれば、被害が広がりません。応急処置で修理が完了する場合も少なくないので、記事を参考に実行してみてください。

 

応急処置だけでは十分改善できない場合の修理方法や、プロの水道修理業者に依頼すべきケース、修理料金の目安もあわせてご紹介します。

洗面所の水漏れの箇所・原因ごとの応急処置

洗面所

洗面所で水漏れを見つけたら、まずはどこから水が漏れているのかを確認しましょう。主に以下の3つの場所から、水漏れが起きているケースが多い傾向です。

  • 水栓
  • シャワーホース
  • 排水トラップ・排水ホース

各箇所の水漏れの原因と応急処置を紹介します。

蛇口(水栓)からの水漏れ

 

蛇口は5年程度使うと、パッキンの劣化などで水漏れが始まります。

 

水栓からの水漏れの原因を、水漏れ箇所によって見てみましょう。主な原因は、以下の通りです。

  • 接続部からの水漏れ:ナットの緩み
  • スパウトからの水漏れ:バルブカートリッジの劣化、パッキンの劣化(三角パッキン、Uパッキン、コマパッキンなど)
  • 吐水口からの水漏れ:コマパッキン(ケレップ)の汚れ・劣化
  • レバー下からの水漏れ:バルブカートリッジの劣化
  • ハンドル下からの水漏れ:パッキンの劣化、スピンドルの劣化
  • 数箇所からの水漏れ:水栓本体の劣化

まずは、ナットを締め直して様子を見てください。

応急処置:ナットを締め直す

シングルレバー混合栓なら、レバーを外してナットの緩みを確認しましょう。

 

また、ツーハンドル混合栓でハンドル下から水漏れがあれば、ハンドルを外してカバーナットを時計回りに回して締めると、水漏れが直る可能性があります。

シャワーホースからの水漏れ

シャワーホースが劣化すると、ヒビや穴ができて水漏れが始まります。

 

シャワーホースの穴から水漏れがあると、洗面台の下にある水受けタンクに水があふれてしまい、洗面台の下や床が濡れている可能性もあります。

 

床材や洗面台の家具にダメージを与えるため、タンク内の水を捨てたのち、よく乾かして応急処置をしておきましょう。

応急処置:テープやパテで修復する

防水テープを使って応急処置をします。防水テープは以下のようなものなら、どれでも利用できます。

  • シールテープ
  • 仮補修テープ
  • 自己融着テープ
  • 防水補修テープ
  • ホーステープ

それでは、手順を説明します。

  1. シャワーホースのヒビや穴がどこにあるのか特定する
    (わかりにくい場合は、少し水を流してみる)
  2. 止水栓(元栓)を閉めて、給水を止める
  3. 乾いた雑巾で水気を拭き取る
  4. テープを巻き付け、指で馴染ませる

止水栓を開けて、水漏れがあるか確認します。パテも利用できますが、乾かすまで待たなければいけないので、テープがおすすめです。

洗面所の給水管からの水漏れ

給水管からの水漏れは、接続部分からがほとんどです。まずはナットを締め直してみましょう。

応急処置:ナットを締め直す

給水管の接続部分のナットの締め直しは、モンキーレンチやプライヤーなどを利用してください。

排水トラップ・排水ホースからの水漏れ

洗面台の下には、下水からの悪臭や虫が排水口から室内に入り込まないために、常に水を貯めておく排水トラップが設置されています。排水トラップの形状は、S字型またはP字型にカーブしており、そこに水が貯まるシステムです。

 

排水トラップは蛇腹の排水ホースとつながっており、接続部分に大きなナットがあります。排水トラップ・排水ホースからの水漏れの原因は、

  • ナットが緩んでいる
  • ナットのパッキンの劣化
  • ホースの劣化

といったことが考えられます。

応急処置:ナットを締め直す

ナット部分から水が漏れていたら、ナットの緩み、またはナットのパッキンの劣化が原因です。

 

まずは、排水トラップと排水ホースをつないでいるナットを締めてみましょう。時計回りに回すと締まります。

応急処置:ビニールテープでヒビ・穴を補強する

ホースの劣化によるヒビや穴からの水漏れなら、防水性のあるテープやパテで補修できます。防水テープには以下のようなものがあります。

  • 自己融着テープ
  • 防水補修テープ
  • 水道用ラップテープ

パテは金属用とプラスチック用があるので、排水パイプの素材に合わせて選びましょう。ベタつかず、比較的扱いやすいことが特徴です。

応急処置:排水パイプを分解してつまりを取り出す

つまりが原因でパイプ内部やナット部分を圧迫し、ナットが緩んでしまうケースもあります。つまりが原因なら、ナットを緩めて分解してつまりを取り出すと、水漏れが解消できる可能性があります。

 

分解したあとで組み立てるときに間違えると、さらに水漏れが起きるので慎重に組み立ててください。

応急処置:排水パイプの位置を整える

洗面台の下にものを押し込みすぎて、排水パイプを圧迫して位置がずれてしまい、水漏れが起きる場合も。

 

排水管に続く排水パイプがずれているなら、排水パイプの位置を整えてみてください。

洗面所の水漏れの修理方法

対処法

ナットの締め直しといった応急処置で水漏れが直ったら、そのまま様子を見てください。応急処置だけでトラブルが解消できているケースもあります。

 

しかし、補修テープ等での応急処置は一時的なものなので、水漏れが止まっていたとしても修理が必要です。

蛇口(水栓)・シャワーの水漏れ

蛇口(水栓)やシャワーからの水漏れは、水漏れ箇所を確認してパッキンやカートリッジ、シャワーホースといった部品の交換で解決します。

 

水栓・シャワーの修理をするときは必ず止水栓か元栓を閉め、給水を止めておきましょう。

修理方法1:パッキンを交換する

シングルレバーの水栓よりハンドル式の水栓の方が、パッキン等の交換は簡単です。部品を交換するときは、ハンドルを外して内部部品を一つずつ取り出します。

 

ハンドルの外し方を説明します。

  1. キャップの隙間にピックツールを挿入して外す
  2. ネジが見えるので、反時計回りに回して緩める
  3. ハンドルを引っ張って外す
  4. カバーナットをモンキーレンチで反時計回りに回して外す

三角パッキン、パッキン受け、スピンドル、コマ、コマパッキンが設置されています。劣化したパッキンやスピンドルを交換します。

 

メーカー・型番を確認し、適切なサイズの部品を用意してください。

修理方法2:バルブカートリッジを交換する

シングルレバー混合水栓のレバー下や吐水口からの水漏れは、バルブカートリッジの交換で改善される可能性があります。

 

まず、ご自宅のシングルレバー混合水栓に対応するバルブカートリッジの入手が必要です。水栓のメーカー、型番を確認して、メーカーの公式サイトや通販ページで購入できます。

  1. レバー部分を引き抜いて分解する
  2. マイナスドライバーで内部の部品を順に取り外す
  3. カートリッジ押さえを時計回りに回して外す
  4. 古いカートリッジを取り外す
  5. 新しいバルブカートリッジを正しい方向ではめこむ
  6. 水栓を組み立て直す

止水栓(元栓)を開けて、水漏れがないことを確認します。

修理方法3:蛇口本体を交換する

DIYに慣れている方なら、劣化した蛇口(水栓)本体の交換が可能です。ただし、同じタイプの蛇口を選ぶ必要があります。

 

設置するホールの数など、同じ蛇口を選びましょう。以下の記事を参考にして、交換してみてください。

給水管・止水栓の水漏れ

給水管の接続部分や止水栓からの水漏れは、パッキンの劣化が考えられます。止水栓のパッキンを交換するときは、水道メーターの横に設置されている元栓を閉めて水の流れを止めましょう。

  修理方法:パッキンを交換する

止水栓は主に、ハンドルタイプとマイナスネジタイプがあります。パッキンはメーカーサイトや取扱説明書で確認し、購入してください。

 

止水栓のパッキンの一般的な交換方法は、以下の通りです。

  1. 水道の元栓を閉じる
  2. 止水栓を分解し、ピンセットでパッキンを取り出す
  3. 新しいパッキンを設置する
  4. 止水栓を組み立てる

元栓を開けて、水漏れがないか確認してください。

排水トラップの水漏れ

排水トラップの水漏れで、ナットを締め直しても改善しないなら、パッキンの劣化が考えられます。排水トラップのパッキンは、蛇口のパッキン交換と比較すると難易度は高くありません。

 

ただし、パイプの太さは25、32、38ミリがあるので、ご自宅のパイプの太さを確認してパッキンを購入してください。

修理方法:パッキンを交換する

パッキン交換をする際は、止水栓か元栓を閉めてください。手順は以下の通りです。

  1. 排水トラップを分解する
  2. ナット部分のパッキンを取り外す
  3. 新しいパッキンをはめ込む
  4. 排水トラップを組み立てる

組み立てに不安があれば、分解するときに写真を撮影しておくと安心です。

業者に洗面所の水漏れ修理を頼む方が良いケース

蛇口を修理する水道修理業者

洗面所で水漏れがあった際に、ご自分で修理しない方が良いケースをご紹介します。以下のようなケースは、すぐに修理業者に依頼しましょう。

  • 水漏れ箇所の特定ができないとき
  • 自分で対処できないとき
  • 排水パイプやホースが破損しているとき
  • 床下の排水管から水漏れしているとき
  • 賃貸住宅で水漏れが起きたとき

また、賃貸住宅の場合は、修理業者への依頼も管理会社や大家さんに相談してください。

水漏れ箇所の特定ができないとき

水漏れ箇所を特定できない場合は原因もわからないため、ご自分での修理は困難です。原因を探るために、あちらこちらを触っているとうっかり部品を破損してしまうかもしれません。

 

水漏れ箇所の特定も含めて、水道修理業者に任せてしまった方がいいでしょう。

自分で対処できないとき

部品交換など一般的に簡単な修理と言われることも、慣れていない方には難しく感じることも多いでしょう。部品を購入するだけでも、間違ってしまうかもしれません。

 

DIYに慣れていない方は、道具から購入しなくてはならない場合もあり、ハードルが高くなります。工具の用意がない場合は、ご自分でするよりも水道修理業者への依頼がおすすめです。

 

失敗すると被害がさらに広がってしまう可能性も。失敗してから修理業者に依頼すると、さらに高額になってしまいます。

排水パイプやホースが破損しているとき

洗面所の排水パイプやホースが破損しており、交換が必要な場合は専門の業者への依頼がおすすめです。

 

ホームセンターで排水パイプやホース等は購入できますが、失敗したときの被害の大きさを考慮すると、あまりおすすめできません。

床下の排水管から水漏れしているとき

床下の排水管から水漏れしているときは、自分で処理するのは困難です。排水管の修理は、水道局指定工事店に指定されていない業者も対応できません。

 

必ず、技術力のある水道局指定工事店に修理を依頼してください。排水管のトラブルは、専門の用具が必要です。

賃貸住宅で水漏れが起きたとき

賃貸住宅の場合は、大家さんか管理会社に連絡してください。ご自分で無理に修理をして失敗すると、交換などの高額の修理料金を支払わなくてはいけなくなる可能性があります。

 

部品や設備の劣化が水漏れの原因であれば、修理料金は大家さんに支払い義務があります。

水道修理業者に依頼するときの注意点

注意点

水道修理業者に洗面所の水漏れ修理を依頼する際は、次の点に注意しましょう。

  • 水道局指定工事店か確認する
  • 施工実績が多いか確認する
  • 料金が明確で適正価格で運営している
  • アフターサービスがある業者を選ぶ

それぞれについて説明していきます。

水道局指定工事店か確認する

排水管や給水管の水漏れ修理は、水道局指定工事店しか対応できません。

 

洗面所のどこから水漏れがあるのかわからないときは、必ずお住まいの地域で指定業者に指定されている業者から選んで依頼しましょう。

施工実績が多いか確認する

施工実績の多い業者なら、技術や顧客満足度が高いと考えられます。創業からの年数や施工実績数などを、公式サイト等で確認してください。

料金が明確で適正価格で運営している

わかりやすい料金システムで、サイトにだいたいどのくらいの料金で運営しているのかを明確にしている業者は信頼できます。

 

見積もりをしてもらった際に、項目ごとに詳しく書かれた見積書を提示してくれる業者がおすすめです。3社以上の業者に相見積もりをしてもらうと、適正価格かどうかがわかります。

アフターサービスがある業者を選ぶ

どんなに安い業者でも、アフターサービスがないと不安です。すぐに洗面所の水漏れが再発した際に、また修理を依頼すれば支払いが生じてしまいます。

 

すぐに同じトラブルが起きた際に、無料で修理をしてくれる業者がおすすめです。また、アフターサービスのある業者は、技術に自信がある場合がほとんどで、再発する心配もあまりありません。

洗面所の水漏れ修理の費用相場

PRICEと書かれたカード

洗面所の水漏れ修理を業者に依頼した際の作業別の目安料金は、以下の通りです。

作業の種類 目安料金
パッキン交換 3,000〜8,000円
給水管の一部を交換 10,000円前後
給水管の水漏れ修理 3,000〜4,000円
排水管の軽度なつまり修理 5,000円前後
専門用具が必要な排水管のつまり修理 10,000〜30,000円
水栓の交換 15,000〜20,000円

作業料金の他に、基本料金0〜5,000円がかかります。また、業者によっては、以下のような料金がかかるので、問い合わせ時に確認が必要です。

  • 出張費
  • 早朝・深夜・休日の割増料金
  • 交換部品の廃棄費用

正式に依頼する前に、必ず見積もりを取ってください。見積もりは、項目ごとにきちんと書面で提示する業者が信頼できます。

洗面所から水漏れしたら

洗面所で水漏れが起きた際の応急処置、修理方法などをご紹介しました。

 

ご自分で対応できず、洗面所の水漏れが改善しない場合は、プロの修理業者への依頼がおすすめです。放置しておくとどんどん悪化してしまい、床材などにもダメージを与えてしまいます。

 

相談してみたい方は私たち『クリーンライフ』にご連絡ください。水漏れでお困りなら、最短30分でお伺いします。
⇒クリーンライフに洗面所の水漏れの相談をしてみる

2025.03.10
2025.03.31
お電話1本
駆けつけます!
13:25 現在、お電話いただけましたら即日修理対応可能です!
24時間・365日対応
お見積無料
0120-423-152