作業員待機中
13時25分現在、近くの作業員が最短30分〜でお伺いできます。
排水管の水漏れ・つまり

排水管の高圧洗浄を業者に依頼した際の、費用相場をお伝えします。

 

排水管の高圧洗浄はつまり解消時だけではなく、つまり予防にもおすすめです。今回は気になる料金や安く依頼する方法を解説するので、高圧洗浄を依頼するかどうか検討中の方は参考にしてください。

 

高圧洗浄は高額になりやすいので、信頼できる業者の選び方もあわせてご紹介します。

排水管の高圧洗浄の費用相場

見積書

排水管の高圧洗浄を水道修理業者に依頼した場合の、費用相場を一覧表にしました。

項目 相場料金
一世帯住宅の戸建て 25,000円〜
二世帯住宅の戸建て 35,000円〜
マンションなどの集合住宅 3,000円〜4,500円/1戸
3m以上ある排水管の追加分 3,000円〜4,000円/1m

マンションなどの集合住宅は、管理会社や大家さんが費用を負担し、全戸一斉に高圧洗浄するのが一般的です。戸数の多いマンションほど、1戸あたりの金額は低くなります。

 

作業料金以外に、基本料金がかかります。基本料金は作業に関係ない料金で、業者ごとに決められています。

基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 5,000円~10,000円
または、作業料金の20〜30%
出張費 0円〜3,000円
見積もり 0円〜
キャンセル料 キャンセルする時期による

業者に支払う金額は、基本料金と作業料金、部品代の合計です。見積もりの際に、追加料金がかからないかを確認しておくと安心です。

 

戸建てで高圧洗浄を検討している方は、以下の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。

排水管の高圧洗浄の費用が高くなる要因

水道修理業者

排水管の高圧洗浄の費用が相場より高くなる要因は、主に次の3つです。

  • 排水管の長さ
  • 作業時間の長さ
  • 排水管の形状

それぞれについて、具体的にどういうことなのかを説明します。

排水管の長さ

排水管の長さによって、高圧洗浄の費用が変わります。ほとんどの業者では、排水管の長さが3mまで「〇〇円」と表示されており、3mを超えると1mにつき、約3,000円〜4,000円がプラスされます。

 

排水管が長くなるのは、以下のようなケースです。

  • トイレが1階にも2階にもある
  • 汚水枡が住宅から離れた場所に設置されている
  • 二世帯住宅で、キッチンや浴室などが2世帯分ある
  • 水回りが離れた箇所に設置されている

複数の業者に排水管の長さがどのくらいになるのか確認して、適切な料金を見積もりで算出してもらいましょう。

作業時間の長さ

排水管の高圧洗浄の作業時間は、一般的な一世帯住宅で1時間〜2時間程度です。二世帯住宅は一世帯住宅より30分〜1時間ほど長くなります。

 

しかし、汚れがひどい状態、特に5年以上洗浄していなかった場合は、汚れがこびりついて除去するのに時間がかかるケースが少なくありません。

 

作業時間が一般的な時間より大幅に長くなるケースでは、料金が高くなります。

排水管の形状

敷地面積が狭く、汚水枡が住宅に近い箇所に設置されていると、排水管のカーブが増えて洗浄しにくい形状になりがちです。

 

汚れがカーブのある箇所に蓄積し、洗浄しにくいため、作業時間が長引きます結果、排水管洗浄の作業費用が高額になることが多いです。

排水管の高圧洗浄を安くする方法

排水管の高圧洗浄を業者に依頼した際に、少しでも安くするための方法をご紹介します。安く利用する方法は、以下の3つです。

  • 余計な料金がかからないようにする
  • 3社以上に相見積もりを依頼する
  • 軽度なつまりで済むように定期的に洗浄する

それぞれについて安くできる理由を含めて、説明します。

余計な料金がかからないようにする

業者によって、基本料金といった作業料金以外の料金がかかります。そういった作業料金に関係ない料金は、できるだけかからないようにすることが大切です。

 

特に休日しか依頼できない方は、休日の割増料金に注意してください。

 

業者によっては「作業料金の25%加算」と割増している業者がいます。3万円とすると7,500円が加算されるので、休日に依頼しないか、割増料金のない業者に依頼するのがおすすめです。

3社以上に相見積もりを依頼する

排水管の高圧洗浄の作業料金は、一定ではありません。

  • 排水管の長さ
  • 作業時間の長さ
  • 排水管の形状

上記のような条件で費用が変動するので、業者によってはさまざまな理由をつけて料金を上乗せする可能性があります。

 

ご自宅の高圧洗浄の適正価格を知るには、少なくとも3社以上の水道修理業者に相見積もりを依頼することが必須です。

 

見積もりをしてもらい、説明を受けて適正価格を知りましょう。ただし、安すぎる業者には注意が必要です。あまりにも安い業者は、安い費用を提示して作業後に高額請求する可能性があります。

軽度なつまりで済むように定期的に洗浄する

トラブルが起きてから高圧洗浄を依頼するよりも、つまり予防のために定期的に洗浄してもらったほうが安く済みます。

 

トラブルが重症化してから依頼すると、高圧洗浄以外にも部品交換などの追加作業があり、高くなる場合があります。また、重症化してからの依頼は、以下のような不都合も生じるので、注意が必要です。

  • 作業時間が長引く
  • 早く修理したいために、業者をじっくり選べない

定期的に洗浄していると排水管やその他の部品も長持ちし、総合的に出費を抑えられます。症状が軽いうちなら、業者もじっくり選べるので、定期的な洗浄がおすすめです。

排水管の高圧洗浄のおすすめの頻度

頻度

排水管の高圧洗浄は、特にトラブルがなくても定期的な依頼がおすすめです。どのくらいの頻度ですべきなのかを解説します。

  • 戸建ては3年ごと
  • マンションなどの集合住宅は1年〜2年に1度

戸建てと集合住宅に分けて説明するので、参考にしてください。

戸建ては3年ごと

戸建ての高圧洗浄の頻度は、3年ごとが理想です。少なくとも、5年に1度は高圧洗浄を依頼してください。

 

3年〜5年ごととなると、忘れてしまうことが多くトラブルになりがち。高圧洗浄をしてもらったら、次に依頼する年月をメモして冷蔵庫等に貼り付けておくと安心です。

マンションなどの集合住宅は1年〜2年に1度

マンションなどの集合住宅は、さまざまな人が住んでおり、共有部分の排水管に汚れが蓄積しがちです。そのため、基本的に1年〜2年に1度の高圧洗浄をしています。

 

基本的に、マンションなどの集合住宅は、大家さんや管理会社が高圧洗浄を業者に依頼します。定期的な高圧洗浄については、住民が費用を支払う必要はありません。

 

マンションでは、建物環境衛生管理基準で排水管の高圧洗浄が推奨されています。マンションの高圧洗浄については、以下の記事に詳しく記載しています。

排水管の高圧洗浄の役割

高圧洗浄

排水管を高圧洗浄する目的は、以下の2つです。

  • 排水管のつまり解消
  • 排水管のつまり予防

高圧洗浄の役割を説明します。

排水管のつまり解消

排水管でつまりが生じた際、蓄積された頑固な汚れが原因のケースがほとんどです。

 

油や毛髪などがヘドロ状になって蓄積していった頑固な汚れは、先端にワイヤーが付いたトーラーだけでは落としきれないので、高圧洗浄機を使用します。

 

業者の使用する高圧洗浄機はパワフルなので、頑固な汚れも除去できます。屋内外からアプローチするので、排水管のカーブ部分など複雑な構造も問題ありません。

 

排水管のつまりには、さまざまなレベルや原因があります。全てのケースで高圧洗浄が必要なわけではありません。排水管でつまりが起きた場合の対処方法は、以下の記事を参考にしてください。

排水管のつまり予防

定期的な排水管の高圧洗浄は、つまり予防に有効です。マンションより戸建てで排水管のつまりや汚水桝のトラブルが多い原因は、定期的な高圧洗浄をしていないケースが多いためと考えられます。

 

高圧洗浄についてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

排水管に汚れが蓄積しないための予防策

定期的な排水管の高圧洗浄は、汚れを蓄積しないためにも大切です。高圧洗浄をするだけではなく、日頃から排水管が汚れないようにすることも重要です。

 

以下の3つを実行するだけで、汚れの蓄積を予防できます。

  • 油や食品カスを流さない
  • 流せるものでも一度にまとめて流さない
  • こまめに掃除する

排水管が汚れないようにしないと、1年もしないうちにつまりが生じるかもしれません。排水管を長持ちさせるためにも実行していきましょう。

 

それぞれについて、具体的に説明します。

油や食品カスを流さない

できるだけつまりの原因になるものを排水口に流さないようにすることが、排水管の汚れを蓄積させないために大切です。

 

キッチンでは、油や食品カスを流さないようにしましょう。油や食品カスがついたフライパンなどのナベ類や食器類は、一度キッチンペーパー等で拭いてからシンクに入れると、排水口に入る汚れが少なくなります。

 

また、排水口に使い捨てのネットを設置しましょう。汚れが溜まったらこまめに捨ててください。百均のお店にも使い捨てネットが30〜40枚/袋ほどで販売されており、リーズナブルなのでおすすめです。

 

なお、トイレや洗面所で嘔吐するのもつまりの原因です。絶対に流さないで、生ゴミとして捨てましょう。

流せるものでも一度にまとめて流さない

水に流せる製品も安心できません。次のようなものが、つまりの原因になることが多い傾向です。

  • 流せるティッシュ
  • 流せるペット用トイレ砂
  • 流せるおしり拭き
  • 流せるトイレクリーナー

流せる製品でも大量に流すとつまりの原因になります。また、海外製のトイレットペーパーも溶けにくいので、おすすめできません。

 

また、洗剤の使いすぎにも注意が必要です。石鹸カスになって、排水管の汚れの原因になります。洗剤はよく溶かして使用してください。

こまめに掃除する

こまめに排水管の掃除をしましょう。液体パイプクリーナーを1〜2週間に1度、流すようにしてください。

 

特に、以下は汚れがちです。

  • 料理をする頻度が高い家庭のキッチンの排水管
  • 家族の多い家庭の浴室の排水管

排水口に設置されているゴミ受けは、毎日空にしてから就寝することを習慣にするだけでも、排水管の汚れは抑えられます。

 

以下の記事で排水管の掃除方法を説明しています。参考にしてください。

排水管の高圧洗浄を業者に頼む流れ

水道修理業者

水道修理業者に排水管の高圧洗浄を依頼する流れを、確認してみましょう。

1:問い合わせ

水道修理業者に問い合わせをして、以下を確認します。

  • 料金システム
  • 希望日時に作業が可能か
  • 支払い方法

問い合わせ方法は電話が一般的ですが、LINEやメール(問い合わせフォーム)が利用可能な業者もいます。

 

問い合わせ時に受け答えをしっかりしている業者がおすすめです。

2:聞き取りと洗浄範囲の決定

スタッフが来て、排水管の状況のヒアリングをします。

 

排水管でトラブルがある場合は、排水管の場所・トラブルが始まった時期などを詳しく伝えてください。その後、汚水桝の位置・状況・各水回りをチェックして、高圧洗浄をする範囲を決定します。

3:見積書の提示と説明

スタッフが見積書を提示して、作業内容を説明します。項目ごとに見積書を丁寧に書いてくれる業者がおすすめです。合計金額を口で伝えるだけの業者は信用できません。

 

追加料金が発生する可能性や、アフターフォローについても確認しておきましょう。費用に納得したら契約して、作業日時を決定します。キャンセル料金についても確認しておくと、安心です。

4:高圧洗浄作業

屋内外からの高圧洗浄作業をします。時間は2時間前後です。

 

基本的には、依頼者は何もすることはありませんが、待機していましょう。スタッフから質問などがある可能性があります。

5:支払い

見積書に記載された作業が全て終わったら、支払いです。排水管のトラブル解消で高圧洗浄を依頼した場合は、トラブルが解消されているか確認します。

 

⇒クリーンライフに排水管洗浄について相談してみる

排水管の高圧洗浄をすぐに依頼したいなら

排水管の高圧洗浄を依頼した際の、費用相場についてご紹介しました。業者に依頼する場合は、適正価格で運営している業者がおすすめです。

 

業者選びにお困りなら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。高圧洗浄のご依頼・ご相談を、24時間365日受け付けています。

 

排水管の点検をして、無料でお見積もりをしています。料金に納得いただいてから作業を始めるので、安心してご依頼ください。お断りいただいても、料金は全く発生しません。

⇒クリーンライフに排水管洗浄について相談してみる

2024.09.03

排水管の油つまりを解消する方法や、注意点を解説します。

 

油による汚れは少しずつ蓄積して、排水管のつまりが生じます。油つまりというとキッチンの排水口を思い浮かべますが、排水管は繋がっており、トイレや浴室のつまりの原因にもなるので注意が必要です。

 

あわせて、業者に依頼した際の料金相場や、油つまりが起きないための予防法も解説するので、参考にしてください。

排水管の油つまりを解消する方法

対処法

排水管の油つまりを解消する、以下の方法を解説します。

  • お湯を流す
  • 液体パイプクリーナーを流す
  • ラバーカップを使う
  • 真空式パイプクリーナーを使う
  • シンク下の排水パイプを分解して掃除する

下の方法ほど難易度が高いため、まずはお湯を流す方法から試してみましょう。

 

トイレ用のラバーカップしかなく、「キッチンなどで使うのはちょっと…」という方のために、ラバーカップの代用品としてペットボトルを使用する方法も紹介するので、参考にしてください。

タオルとお湯を使う

特別な道具が家になくても、タオルとお湯を用意すれば、油つまり解消に使えます。お湯の温度と水圧を利用して、解消する方法です。

 

キッチンの排水管を例にして、解消方法を説明します。

 

【タオルとお湯を使った油つまり解消方法】

  1. 排水口のフタ・目皿・ゴミ受け・排水トラップを取り外す
  2. タオルを排水口に詰め込んで、水が流れないようにする
  3. シンクに50℃程度のお湯をためる
  4. タオルを勢いよく抜き取る
  5. つまりが解消したか確認する

タオルを詰めるときは後で引き抜きやすいように、タオルの端っこを排水口から出してシンクのフチに置いておきましょう。

 

お湯の温度は50℃前後、熱くても60℃を超えないようにしましょう。熱湯を絶対に使わないでください。塩ビ製パイプが変形する可能性があるためです。

 

トイレの排水管が詰まってお湯を流す際は、以下の記事が参考になります。

液体パイプクリーナーを流す

排水管の油つまりにおすすめの液体パイプクリーナーは、水酸化ナトリウムが主成分のタイプです。以下の点を確認して、購入しましょう。

  • 成分配合の割合が高い
  • 粘度の高い

粘度が高い、どろっとしたタイプなら、排水管の壁に粘着して汚れを分解しやすくなります。

 

【液体パイプクリーナーを使った油つまり解消方法】

  1. 排水口のフタ・目皿・ゴミ受け・排水トラップを取り外す
  2. 排水管に50℃前後のお湯を流して、汚れが取れやすい状態にする
  3. 液体パイプクリーナーを注ぐ
  4. 説明書に書かれている時間どおりに放置する
  5. 水を流し、つまりが解消できたか確認する

放置時間を長くしすぎると、剥がれたつまりが流れて、さらに奥深くでつまりが生じる可能性があります。放置する時間は、指定された時間を守りましょう。

ラバーカップを使う

トイレつまりによく利用されるラバーカップ(スッポン)は、油つまりにも有用です。キッチン用やトイレ用、洗面所用と箇所専用のラバーカップが販売されています。排水口の大きさに合わせて選びましょう。

 

ラバーカップは排水管内を真空状にして、油汚れなどこびりついたつまりの原因を移動することで、つまりを除去する道具です。

 

【ラバーカップを使った油つまり解消方法】

  1. 排水口の部品を取り外して、排水管が見えるようにする
  2. 排水口にラバーカップのワン部分をしっかり押し付ける
  3. ラバーカップのワン部分が浸かる程度に水を調整する
  4. ラバーカップをゆっくり押して、一気に引っ張る
  5. 4を数回繰り返す
  6. 排水管の内部でゴボッと音がしたら、水を流してみる
  7. つまりが解消されていたら、排水口の部品を元に戻す

換気をよくして、作業しましょう。

 

ラバーカップ(すっぽん)の使用方法は、以下でより詳しく紹介しているので、参考にご覧ください。

ラバーカップの代わりにペットボトルを使う

6e270cbc607ffc80f196773f5c9a062d

ラバーカップがない場合は、ペットボトルで代用できます1.5~2Lサイズのペットボトルが、排水口の大きさに合い、効果が期待できます。

 

【ペットボトルを使った油つまり解消方法】

  1. 部品を取り除いた排水口にペットボトルを差し込む
  2. ペットボトルを両手で押して、ペットボトル内の空気を排水口に送り込む
  3. 2を数回繰り返す

水を流してみて、解消されていたら終了です。

真空式パイプクリーナーを使う

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップより強い圧力をかけられるつまり解消アイテムです。先端に接続されている部品が交換可能なので、水回り箇所によって交換できます。

 

2,000円〜3,000円程度でホームセンターや通販サイトで購入可能です。

 

【真空式パイプクリーナーによる油つまり解消方法】

  1. 排水口の部品を取り除いて、排水管が見える状態にする
  2. ワン部分で排水口を覆う
  3. ハンドルを徐々に押して、水圧をかける
  4. 一気にハンドルを引き上げる
  5. 3と4を繰り返す
  6. 排水管の奥でゴボッと音がしたら水を流し、水が流れたら終了

3回程度繰り返しても変化がなければ、他の方法を試してください。

 

真空式パイプクリーナーの使い方は、以下でより詳しくお伝えしています。

シンク下の排水パイプを分解して掃除する

キッチンの排水管が分解できるタイプなら、分解して直接汚れをこすり洗いすれば、油つまりを解消できる可能性があります。ただし、失敗すると水漏れの原因になるので、慎重に行ってください。

 

以下のものを用意します。洗剤は、食器用洗剤で十分です。

  • バケツ
  • ゴム手袋
  • 古い歯ブラシ
  • 食器洗い用の中性洗剤
  • 雑巾数枚
  • 養生用のビニールシート・タオルなど

作業時に水が飛び散る場合があるので、ビニールシートやタオルで養生しておくと安心です。また、油が手に付くのを防ぐために、ゴム手袋を装着しましょう。

 

【排水パイプを分解して掃除する方法】

  • 床に近い部分から順番に、接続部のナットを反時計回りに回して外す
  • 分解したパーツをバケツに順に入れる
  • パーツを古い歯ブラシなどで軽くこすり洗いする
  • 洗剤と水を注ぎ入れ、1時間程度つけ置きする
  • 再度、ブラシでこすり洗いする
  • きれいになったパーツを組み立てる

水漏れが起きないように、ナットをきっちりと固定させます。組み立ての順序を間違えないように、分解する際に覚えておきましょう。

 

水漏れにならないか不安な方は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

 

以下の記事に、排水管のつまり解消法を詳しく記載しています。紹介した方法以外も紹介しているので、参考にしてください。

排水管に油を流すとつまる原因

原因

油は液体なので、つまりの原因になると考えない方もいらっしゃいます。しかし、以下の理由から油はつまりの原因になりやすいことがわかります。

油は水より軽いため排水管にとどまる

油は水より軽いので水だけでは油は押し流せずに、排水管にとどまります。そのため、少しずつ油が蓄積していき、つまりの原因になるのです。

油は冷たくなると固まる

油は温度が低くなると固まります。

 

特に注意したいのは、動物性の油です。バターは10〜20℃、ステーキを焼くときの牛脂などは40℃ほどで固まります。固まった動物性油脂は、排水管の壁に付着して、つまりの原因になります。

 

植物性油脂は液体状ですが、水で流されないので排水管にとどまります。冷たくなると動物性油脂ほどではないにせよ、他の汚れを取り込んでドロドロした状態になるので注意が必要です。

排水管の油つまり解消で注意したいこと

注意点

排水管の油つまり解消をご自分でする際に、気をつけることを解説します。

ワイヤーブラシなどで塩ビ製の排水管を傷つけない

今回は、ワイヤーブラシを使った解消方法を紹介しませんでした。油つまりが起きやすいキッチンでは、塩ビ製の排水パイプが設置されていることが多いためです。

 

それでもつまりが重度ですと、ワイヤーブラシなどを使ってつまりをこそげ落としたいと思う方も多いでしょう。排水管を分解するより簡単だと感じるのも、一つの理由です。

 

しかし、ワイヤーブラシなどを排水口から挿入し、排水管を掃除すると、誤って排水管を傷つけてしまうことがあります。下手をすると穴を開けてしまうことも。

 

万が一ワイヤーブラシを使う場合は、力を入れすぎて排水管を傷つけないようにしてください。

油が原因のつまりはキッチンだけとは限らない

油つまりは、基本的にはキッチンで起こります。しかし、排水管は繋がっているので、キッチンの油つまりが他の箇所にも影響を与える可能性が高いです。

 

また、各水回りには排水を一時的に溜める汚水桝(排水桝)が設置されています。各汚水桝は排水管で繋がっているので、キッチンの汚水桝に油つまりが生じると、隣接する汚水桝にも影響が出るかもしれません。

 

油が排水管に蓄積していることが原因のつまりは、排水管の洗浄が必要です。排水管の清掃方法は、以下の記事を参考にしてください。

頑固な排水管の油つまりは業者に依頼する

水道修理業者

ご紹介した解消法は、軽微なつまりなら解消できますが、頑固な油つまりは解消できないことがあります。排水管の分解も、難しそうと感じたら無理せずに、業者に依頼した方が安心です。

業者に依頼した場合の料金相場

業者に油つまりの解消を依頼した際の料金相場をお伝えします。

作業内容 料金目安
軽度の排水管つまり解消 5,000円〜8,000円
中度の排水管つまり解消 15,000円〜25,000円
高度の排水管つまり解消 30,000円〜60,000円
薬剤使用によるつまり解消 6,000円〜
トーラー作業 10,000円~35,000円
高圧洗浄 28,000円~60,000円
排水パイプ(塩ビ製)交換 6,000円〜10,000円

頑固な油つまりは、高圧洗浄で解消することが多い傾向です。高圧洗浄について、以下の記事が参考になります。

作業料金以外の料金相場

つまり解消の作業料金に加えて、業者ごとに基本料金などの定額が加算されます。作業に関係なく加算されるので、公式サイトや問い合わせ時で確認可能です。

項目 金目安
基本料金 3,000円~5,000円
見積もり 0円〜
出張費 0円~5,000円
夜間・休日の割増料金 0円~8,000円
契約後のキャンセル料金 見積もりの0〜100%
※キャンセルする時期によって変動

出張による現地での見積もりは、無料で行うことがほとんどです。しかし、業者によっては、点検時間が長引くと有料になる場合もあるので、どこまで無料なのか確認しておくと安心です。

業者の選び方

水道修理業者に依頼する際は、慎重に業者を選びましょう。ポストに入ってくるチラシを見て安易に選んだために、トラブルになるケースが少なくありません。

 

以下のポイントを押さえて、信頼できそうな業者を3社以上ピックアップして、相見積もりを依頼してください。

  • 公式サイトに会社の情報が記載されている
  • 水道局指定工事店に指定されている
  • 見積もりが無料ですぐに対応してくれる
  • 口コミで高く評価されている
  • 電話で問い合わせた際、質問に丁寧に答えてくれる

相見積もりをすると、本当に必要な作業がわかり、高額請求する業者を見分けられます。

 

業者選びに不安のある方は、以下の記事も参考にしてください。

排水管の油つまりを予防する簡単な方法

油つまりが起きないように、日頃から気をつけましょう。つまりが起きないようにする方が、つまりが起きて解消するよりずっと簡単です。

 

排水管の簡単な油つまり予防方法は、以下の3つです。

  • 排水口に油を流さない
  • 定期的に液体パイプクリーナーを使う
  • 排水口にアルミボールを設置する

それでは、一つずつ説明していきます。

排水口に油を流さない

排水口に使用済みの油を流さないことがもっとも重要です。それだけではなく、食器やフライパンを洗う際に気をつけないと、油分が排水管に流れ込んでしまいます。

 

食器やフライパンに油がついていたら、キッチンペーパー等で拭き取ってからシンクに入れてください。それだけで、排水口に流れ込む油の量が少なくなります。

定期的に液体パイプクリーナーを使う

液体パイプクリーナーは、頑固なつまりにはあまり効果が見られません。しかし、定期的に液体パイプクリーナを使うことで、排水管の油つまりを予防できます。

 

例えば、パイプユニッシュの公式サイトでは、つまり予防のために2週間に1度使うことを推奨しています。

 

2週間に1度だと忘れがちという方には、頻繁に50℃程度のお湯を流すのもおすすめです。油料理のときは、フライパンやお皿をお湯で洗うようにしてもよいでしょう。

排水口にアルミボールを設置する

お手入れを毎日するのが大変なら、排水口のゴミ受けにアルミボールを3個程度入れておくと、排水管に汚れが蓄積しにくくなります。

 

アルミは水をかけると、金属イオンが発生します。金属イオンには抗菌効果があるため、ヌメリなど雑菌の発生を抑えます。

 

アルミボールは、アルミホイルをくしゃくしゃにして、直径2〜3cmの球形にしたものです。あまり小さいと、排水口に入り込んでしまう可能性があります。排水口に入るとつまりの原因になるので、注意してください。

排水管の油つまりでお困りなら

排水管の油つまりの解消法や、注意点をご紹介しました。ご紹介した方法を試しても、排水管のつまりを解消できない場合は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

 

業者選びにお困りなら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。

 

全国300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている、技術力の高い業者です。年中無休で24時間受け付けているので、お気軽にご相談ください。電話のほか、LINEやメールの利用が可能です。

⇒クリーンライフに排水管のつまりについて相談してみる

2024.09.03

排水管は汚れが溜まりやすく、つまりや悪臭が発生しやすい場所です。お手入れが厄介なため、トラブルが起きたときには業者に依頼して洗浄してもらうのが賢明です。

 

そこで今回は、排水管洗浄を頼む業者の選び方や料金相場、排水管洗浄を業者に頼むメリットなどを分かりやすくお伝えします。

 

排水管洗浄を業者に依頼することをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

排水管洗浄の業者を選ぶポイント3つ

排水管の清掃

排水管洗浄を依頼するときは、優良な業者を見極めることが重要です。

 

業者を選ぶポイントは、大きく3つです。

水道局指定工事店かどうか確認する

まず業者を決める前に、水道局指定工事店かどうか確認してください。

 

水道局指定工事店とは、水道修理にきちんと対応できると認められた業者です。

 

水道局指定工事店に登録されるには、指定された条件をクリアする必要があります。

  • 給水装置工事主任技術者を有するスタッフが在籍している
  • 工事に必要な機器・知識を備えている
  • 過去にトラブルが報告されていない

このような条件をクリアしていることから、非指定業者よりも信頼度は高いといえるでしょう。

 

水道局指定工事店は各自治体のホームページなどで確認できるので、事前に確かめておくと安心です。

 

水道局指定工事店と非指定工事店の違いについては、以下のページで詳しく解説しています。優良な業者を見極める指標の一つとして、確認しておきましょう。

アフターフォローと保証が充実している業者を選ぶ

アフターフォローと保証の有無も、優良な業者を見極めるうえで重要です。

 

排水管洗浄を行った後に不具合が生じた場合、保証があるのとないのとでは対応に差があります。施工後にトラブルが生じないとは限らないため、アフターフォローと保証が充実している業者を選ぶのがおすすめです。

 

アフターフォロー・保証があれば、万が一不具合が生じても無料で対応してもらえる可能性があります。

  • 保証やアフターフォローはあるか
  • どのような対応をしてくれるのか
  • アフターフォローの際は無料か有料か

以上の3点について、排水管洗浄を依頼する前に確認しておきましょう。

 

また、万が一作業中にトラブルが起きた場合に備えて、損害賠償保険の加入についても確認してください。

相見積もりを取って複数の業者で比較する

事前に見積もりを出してもらうのは当然ですが、できれば複数の業者に相見積もりを依頼してください。

 

1社の見積もりだけでは、料金が高いのか安いのか、対応が適切なのかの見極めが困難です。

 

3社以上に見積もりを取って比較すると、業者の良し悪しを見極めやすくなります。

  • 料金
  • スタッフの対応

以上の2点を中心に、納得のいく業者を選んで作業を依頼してください。

排水管洗浄を業者に依頼した場合の料金相場

PRICE

排水管洗浄を業者に依頼した場合、以下の料金が相場です。

 

【基本料金】

基本料金 0円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 5,000円~10,000円
出張費 0円〜5,000円
見積もり 0円

基本料金の相場は、0円〜5,000円です。

 

基本料金で注意しなければならないのが、夜間・早朝の割増料金です。割増料金が発生する業者に依頼する際は、日中に作業を頼みましょう。

 

日中の対応が難しい場合は、割増料金がかからない業者を探してください。

 

【作業料金】

戸建て住宅 20,000円~35,000円
マンション等の集合住宅 3,000円~4,500円/1部屋

作業料金は、戸建てか集合住宅かによって異なります。

 

マンションやアパートなどの集合住宅の場合、管理会社が依頼してマンション全体の排水管洗浄を行うのが一般的です。そのため、料金は1部屋当たりの値段になります。

 

排水管のつまり解消における料金相場は、以下の記事で詳しく触れているので、参考にしてみてください。

排水管洗浄を業者に依頼する頻度

頻度

排水管洗浄を業者に依頼すべき頻度は、マンションか戸建てかで異なります。適切な頻度で行わないと、排水管のつまりや劣化の原因になるので、注意してください。

 

建物の種別に合わせて、適切な頻度で排水管洗浄を依頼しましょう。

集合住宅の場合は1~2年に1回程度

集合住宅の排水管洗浄

マンションなどの集合住宅の場合、1~2年に1回の頻度で排水管洗浄を行います。

 

集合住宅の排水管洗浄は個人で依頼するのではなく、管理会社や大家さんがまとめて依頼するのが一般的です。そのため、何かトラブルが起きたときを除いて、自分で依頼する必要はありません。

 

管理会社や大家さんは建物を適切に管理するためにも、定期的に排水管洗浄を業者に依頼しなければなりません。

 

マンションの排水管洗浄の内容については、以下のページで詳しく解説しています。個人で依頼することはほとんどありませんが、マンションの排水管清掃を行う前の準備と注意点も紹介していますので、確認しておきましょう。

戸建ての場合は3年に1回程度

3年に1回は排水管洗浄

戸建て住宅の場合の排水管洗浄は、3年に1回の頻度で行うのがおすすめです。

 

排水管洗浄を行うべきかタイミングで迷ったときは、ハウスメーカーや施工会社に相談すると良いでしょう。

  • 排水しにくい
  • つまりやすい
  • 掃除をしてもつまりが改善されない

このような症状が現れたときも、排水管洗浄のタイミングです。

 

家族構成や水回りの使用頻度によっても排水管洗浄のタイミングは変わりますが、つまりを予防するためにも定期的に洗浄することをおすすめします。

排水管洗浄を業者に頼む流れ

排水管洗浄を業者に依頼した場合、以下の流れで作業を行います。

  1. 排水管の状態を確認する
  2. 室内から排水管洗浄を行う
  3. 屋外から排水管洗浄を行う

ここでは、戸建ての場合の排水管洗浄の流れを紹介します。

1.排水管の状態を確認する

最初に排水管の状態を確認し、汚れの状態やつまりの原因を突き止めます。

 

排水管に何かがつまっているのか、単に汚れているのかによっても、作業内容や料金が異なります。

 

状態を把握することで、どのような作業を行うのかが決まります。

2.室内から排水管洗浄を行う

室内からの作業では、排水口にホースを入れて洗浄を行うのが一般的です。

 

汚れやつまりの原因や状態によっては、薬剤やトーラーを使用する場合もあります。トーラーとは、ワイヤーブラシのようなものです。

 

屋内から作業をする際、作業がスムーズに行えるように水回りの周辺を片付けておきましょう。作業の邪魔になりそうなものが排水口周辺にある場合は、別の場所に移動させてください。

3.屋外から排水管洗浄を行う

業者に依頼するメリットのひとつが、屋外から排水管洗浄をしてもらえる点です。

 

屋外の排水桝からホースで排水管内を洗浄してもらえるため、つまりや汚れを除去してもらえます。臭いが気になる場合にも、屋外からの排水管洗浄が有効です。

 

素人が排水管洗浄を行っても、ここまで徹底的に洗浄するのは困難です。屋内・屋外の両方から洗浄することで、汚れが根こそぎ取れて排水がスムーズになります。

排水管洗浄を業者に頼むメリット

メリットとデメリット

排水管洗浄を業者に頼むことで、以下のようなメリットがあります。

業務用の機器で排水管の汚れを除去できる

業者に依頼すれば専用の機器で排水管洗浄を行うため、一般的に流通している道具を使うよりもきれいに汚れを除去できます。

 

高圧洗浄機などはホームセンターでも購入できますが、排水管洗浄に必要な道具を一から揃えるのはコストがかかります。

 

業務用の機器は威力がありホースも長いため、蓄積した汚れも奥の方までスッキリ落とせるのがメリットです。

つまりや悪臭のトラブルを未然に防げる

排水管洗浄はつまりや悪臭が発生してから行うものと思われがちですが、トラブルを未然に防ぐためにも有効です。

 

排水管にトラブルが起きてから洗浄を依頼するのと、予防的に依頼するのでは作業料金も異なります。

 

排水管にトラブルが起きると生活に支障をきたすこともありますので、トラブルを防げる点でもメリットがあります。

自分で洗浄するリスクを回避できる

排水管洗浄を正しく行わないと、排水管を傷つけたり破損する恐れがあります。

 

家庭用の高圧洗浄機や薬剤では汚れを落とし切るのは困難なため、トラブルが起きやすくなる可能性があります。

 

このようなリスクを回避するためにも、排水管洗浄は業者に依頼するのがおすすめです。

 

排水管洗浄に慣れた業者なら、難しい作業もスムーズにこなしてくれます。また、状況に適した方法で対処してくれるでしょう。

 

自分で排水管洗浄を行うのはリスクが高いため、業者に依頼したほうが無難です。

 

⇒クリーンライフに排水管洗浄について相談をしてみる

排水管洗浄を業者に頼むデメリット

排水管洗浄を業者に頼むと、メリットだけでなくデメリットもあります。

 

デメリットは以下の通りです。

コストがかかる

業者に排水管洗浄を頼むデメリットは、コストがかかる点です。

 

戸建て住宅で個人で依頼した場合は、少なくても20,000円程はかかります。

 

しかし、自分で作業するとなると、家庭用高圧洗浄機を購入したり、薬剤を購入したりと、初期費用がかかります。

 

また、作業には手間や時間もかかるため、多少コストはかかっても、業者に頼んだ方が安全かつスムーズに排水管の汚れを除去できます。

信頼できる業者を探す手間がかかる

業者に排水管洗浄を依頼するとなると、まず業者を探さなければなりません。

 

排水管洗浄を行っている業者は多数ありますが、数ある業者のなかから信頼できる業者を見つけるのは大変です。

 

なかには悪徳業者も存在しているため、よく見極める必要があります。悪徳業者に依頼してしまうと、高額請求や手抜き作業をされるリスクもあるので注意してください。

 

悪徳業者を見極める方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。信頼できる業者に依頼すれば問題ありませんので、以下の記事を参考にしてください。

業者と日程を合わせる必要がある

排水管洗浄を行うときは、基本的に依頼主の立会いのもとで作業が行われます。

 

そのため、仕事が忙しい方や、日中に立ち会うのが難しい場合には、日程を合わせなければならない点がデメリットです。

 

実際につまり等のトラブルが起きている場合は、すぐにでも洗浄を行う必要がありますが、日程を合わせるのが難しい場合もあるでしょう。

 

日程を合わせるのが難しいときは、休日にも排水管洗浄を行っている業者に依頼しましょう。土日祝日でも割増料金なしで依頼できる業者もありますので、相談してみてください。

 

⇒クリーンライフに排水管洗浄について相談をしてみる

排水管洗浄を自分でできるケース

業者に排水管洗浄を依頼しなくても、軽度のつまりや悪臭なら自分で対処できるケースもあります。

 

ただし、自分で排水管洗浄を行う場合、高圧洗浄機や薬剤などを用意するのにコストがかかります。また、業者に頼んだ場合と同じくらいきれいにすることは難しいでしょう。

 

慣れない人が排水管洗浄を行うと、排水管にダメージを与えてしまい、漏水などの二次被害につながる可能性もあります。

 

自分で対処するのは不可能ではありませんが、リスクは大きいといえます。

 

排水管洗浄を自分で行いたい方は、以下の記事を参考にしてください。排水管洗浄を自分でする方法と注意事項を解説していますので、作業の前にご一読ください。

重度のトラブルは業者に依頼すべき

排水管のつまりや悪臭がひどい場合は、業者に洗浄を依頼すべきです。業者に依頼したほうがしっかり汚れを落としてくれるので、長く快適に水回りの設備を使えます。

 

自分で作業するよりコストはかかっても、作業の負担や手間は少なく済みます。

 

戸建ての場合は3年に1度洗浄を行うのが目安と考えると、費用もそれほど高額ではありません。業者は水回りのプロですので、水回りを快適に使うコツや、つまりや悪臭を発生させないためにできることも教えてくれます。

 

重度のトラブルになると自分で対処するのは困難ですので、できるだけ早く業者に相談してください。

排水管洗浄を業者に依頼するなら

排水管洗浄を依頼する業者の選び方や、料金相場を紹介しました。

 

排水管洗浄は自分で行うこともできますが、つまりの症状は業者に頼んだ方が確実です。プロの技術や専用機器を使用することで、排水管全体をきれいに洗浄してくれます。

 

排水管洗浄を依頼できる業者をお探しの方は、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。排水管の破損や水漏れにも対応できますので、気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管洗浄について相談してみる

2024.09.03

排水管のつまり解消における料金相場をご紹介します。

 

排水管の軽微なつまりなら、費用は1万円以下ですが、悪化すればするほど高額になるので注意が必要です。以下のポイントを解説するので、参考にしてください。

  • 悪化した場合にどのような作業が必要なのか
  • どのくらい高額になるのか

あわせて、業者に依頼すべきケースや業者の選び方も解説します。

排水管のつまり解消にかかる料金相場

料金相場

排水管のつまり解消を業者に依頼した際の料金相場を紹介します。

一般的な料金は、作業料金と基本料金を合計した金額です。

排水管のつまり解消作業の料金相場

以下は、排水管のつまり解消の料金相場の一覧表です。

作業内容 料金相場
軽度のつまり除去 5,000円〜8,000円
中度のつまり除去 12,000円~25,000円
重度のつまり除去 30,000円〜50,000円
便器の着脱 10,000円〜40,000円
排水管の分解 8,000円〜30,000円
排水トラップの交換 8,000円〜15,000円
薬剤を使用する作業 5,000円~
トーラー作業 10,000円~35,000円
高圧洗浄作業 25,000円~
汚水桝の清掃 8,000円~

トーラーや高圧洗浄の料金目安が公式サイトに掲載されている場合は、ほぼ3mまでの料金です。3mを超える場合は、1mごとに1,000円~3,000円の追加料金があります。

 

基本的にはキッチン・トイレ・浴室などの水回り箇所は、どこでもほぼ同じ金額です。しかし、箇所によりプラスアルファの作業が生じるケースがあります。

 

  • 例えば、トイレの場合、つまり箇所が排水管の奥深い場合は、便器着脱が必要です。便器着脱作業が入ると高額になるので、本当に必要かどうか不安な場合は複数の業者に確認してください。

 

また、つまり箇所が特定できないと作業が難しく、ファイバースコープ等の機械を使用した点検作業が含まれると、別途料金が必要です。

 

高圧洗浄については、以下の記事に詳しく説明しているので参考にしてください。

作業料金以外の料金相場

業者によっては、作業料金以外に固定費用が加算されます。以下の料金相場を確認してください。

項目 料金相場
基本料金 3,000円~5,000円
見積もり 0円〜
出張費 0円~5,000円
夜間・休日の割増料金 0円~8,000円
契約後のキャンセル料金 見積もり料金の0〜100%
※キャンセルする時期によって割合が変動

出張費や割増料金は、一切かからない業者も少なくありません。電話の問い合わせ時に、作業費用以外の料金について確認しておくと安心です。

 

下記は、水道修理の料金について説明している記事です。水道修理業者の料金システムについてもっと知りたい方は、参考にしてください。

排水管のつまり解消料金が高額になるケース

料金を支払う様子

軽微な排水管つまりなら1万円以下で済みますが、以下のようなケースでは料金が高額になってしまいます。

  • ファイバー点検でつまり箇所を見つける
  • 高圧洗浄・トーラー作業が含まれる
  • 便器を着脱する
  • 排水管を分解する
  • 作業時間が長引く

それぞれ、具体的にどのような状況で作業が必要になるのかを説明するので、参考にしてください。

ファイバー点検でつまり箇所を見つける

排水口から水が流れていかない状態でも、排水口周辺ではつまりが見られないケースがあります。排水管のどの部分につまりの原因があるのかを確認するには、ファイバースコープや管内カメラ等が必要です。

 

必要な時間は30分〜1時間程度ですが、費用は30,000円以上、場合によっては10万円程度かかります。

 

悪徳業者の中には、点検が必要ないのにファイバースコープで検査を提案してくる業者もいます。他業者の意見も参考にして、本当に点検が必要なのかの確認が必要です。

高圧洗浄・トーラー作業が含まれる

排水管のつまりが中度以上になると、高圧洗浄やトーラー作業が加わり、作業料金が高額になります。トーラーは簡単にいえば、業者向けのワイヤーブラシです。

 

加えて、以下のような排水管では、さらに高額になるので注意が必要です。

  • 排水管のカーブが多いなど、形状が特殊
  • 排水桝の数が多く、排水枡間につまりがある
  • 排水管の全長が長い

マンション等の集合住宅は、排水管の形状が特殊で長くても、マンション全体で高圧洗浄を実施して戸数で割るので、そこまで高額になるわけではありません。

 

しかし、戸建ての場合は、排水枡の位置や水回り箇所の設計で料金が変わります。例えば、以下のように二世帯住宅は一世帯住宅よりも高額になる傾向です。

住居タイプ 料金相場
一世帯住宅 25,000円〜
二世帯住宅 35,000円〜

一世帯住宅でも1階と2階、それぞれにトイレや浴室が設置されていると高額になります。

 

戸建てで高圧洗浄を依頼した際の料金や、安く利用する方法を以下の記事にまとめています。

便器を着脱する

以下のような場合は、便器を着脱する必要があります。

  • 固形物(メガネやスマホなど)を落として、手では届かない箇所にある
  • 紙おむつを流してしまい、内部で吸水して増大している
  • 重度のトイレつまりが起きている

便器はシーリングで床に固定されているため、まず、シーリングの除去作業が必要です。シーリングを取って便器を外し、再度便器を設置して水漏れが起きないように固定する工程があるため、高額になります。

 

以下の記事で、トイレの便器着脱作業について詳しく説明しています。トイレ便器着脱を提案された際に、知識があると本当に必要なのかどうかを判断できるので、参考にしてください。

排水管を分解する

洗面所のボウル下やキッチンのシンク下に設置されている塩ビ製の排水パイプに固形物が引っかかっている場合は、排水管の分解をする場合があります。

 

塩ビ製のジャバラになっている排水管は、ワイヤーブラシなどで傷つけてしまう可能性があるため、分解して清掃した方が確実です。

 

自分でも分解できないことはありませんが、以下のようなリスクがあります。

  • 分解した際に汚水や汚物が床に広がる
  • 組み立てが上手にできず、水漏れが始まる

業者に任せた場合、8,000円〜で対応可能です。排水管の形状などによっては高額になるので、必ず見積もりをしてもらいましょう。

作業時間が長引く

排水管のつまりの状況が酷いために作業時間が長くなることも、料金が高くなる原因です。

 

つまり状況がひどいために、作業時間を考慮して最初から見積もりを出している場合は、問題ありません。しかし、作業中に「時間がかかるために追加料金が必要」と言われたら注意が必要です。

 

見積もりの際に、時間が長引いた場合に追加料金がかかるかどうかを確認しておきましょう。

 

また、外にある汚水枡の不具合が原因でつまりが生じている場合は、汚水桝の点検や排水管の洗浄で時間がかかり、高額になります。

 

汚水桝のつまり解消の料金相場は、以下を参考にしてみてください。

排水管つまりで高額請求されないためのポイント

POINT

排水管つまりで業者に依頼して高額請求されないために、以下のポイントを押さえて業者を選びましょう。

  • 水道局指定工事店か確認する
  • 口コミは高評価か確認する
  • 3社以上に相見積もりを依頼する

それぞれについて、さらに詳しく説明します。

水道局指定工事店か確認する

各自治体で指定されている水道局指定工事店(正式名称:指定給水装置工事事業者)なら、利用者を騙して高額請求することは、ほぼないといえるでしょう。

 

水道局指定工事店になるには、以下の条件を満たすことが必要です。

  • 営業所に国家資格の給水装置工事主任技術者が在籍する
  • 指定された機器類を完備している
  • 欠格要件に該当しない

利用者とトラブルがあると、指定を取り消されるかもしれないので、トラブルになる可能性は少ないと考えられます。

 

ただし、水道局指定工事店だからといって、サービスや料金などで満足できるとは限りません。見積もりをきちんと取り、アフターサービスなどの有無も確認しましょう。

 

以下の記事で、水道局指定工事店について詳しく解説しています。

口コミは高評価か確認する

公式サイトの情報だけで業者を選ばず、ネット上に投稿されている口コミを確認しましょう。実際に水道修理業者を利用した人が書いた口コミは、とても参考になります。

 

特に料金でトラブルがあったという口コミの多い業者には、注意が必要です。以下の点を口コミで確認しましょう。

  • 見積もりをした際に丁寧に説明したか
  • 追加料金が発生したか
  • 見積もり後にすぐに依頼を強要したか

しかし、中には個人的な思い込みや誤解、ライバル業者による嘘の口コミなども混じっているため、数多くの口コミを確認して総合的に判断してください。すべての口コミをそのまま信じるのは危険です。

3社以上に相見積もりを依頼する

公式サイトの情報や口コミ評価のみで1社に絞らず、少なくとも3社以上の業者に相見積もりをして、比較検討して選びましょう。

 

複数の業者に依頼すれば、余計な作業をすすめていないかの判断も容易です。不要な作業で高額請求されずに済みます。

 

相見積もりの際は料金だけではなく、以下の点も比較して最終的に依頼する業者を選びましょう。

  • 見積書は項目別に丁寧に書いているか
  • スタッフが質問に丁寧に答えるか
  • アフターサービスがあるか

アフターサービスのある業者なら、再発した際に無料または安くで対応してもらえるので安心です。

 

業者選びで失敗してぼったくり業者を選んでしまわないか心配な方は、以下の記事をご覧ください。

排水管のつまり解消を業者に安く頼むコツ

排水管つまりの解消を安く頼む方法を解説します。以下の3つの方法を試してみてください。

  • 割引・キャンペーンを利用する
  • 排水管のつまりが悪化しないうちに相談する
  • 自分で排水管のつまりに対処する

それでは一つずつ説明していきます。

割引・キャンペーンを利用する

水道修理業者の中には、キャンペーンを実施して料金を割引しているところもあります。割引キャンペーンをしていたら、忘れずに利用しましょう。

 

具体的には、以下のような割引キャンペーンがあるので、公式サイトで確認してください。

  • 「ホームページを見た」と伝えるだけで、3,000円割引
  • 公式サイトに掲載しているクーポン使用で2,000円OFF
  • 早めに予約を入れれば20%OFF

ほとんどのキャンペーンは、簡単に利用できるものばかりです。

 

私たち『クリーンライフ』では下記2つのキャンペーンを実施しています。

  • WEB経由の依頼で3,000円OFF(※請求金額が10,000円以上の場合)
  • 1年以内に利用したことがある人限定で、作業料金から10%割引

もし、クリーンライフへ依頼いただく場合は、忘れずにキャンペーンをご利用ください。

 

⇒クリーンライフに排水管つまりの相談をしてみる

排水管のつまりが悪化しないうちに相談する

排水管つまりの除去作業に必要な費用は、以下のように軽度なうちは安く、重症化すると飛躍的に高額になります。

軽度のつまり除去 5,000円〜8,000円
中度のつまり除去 12,000円~25,000円
重度のつまり除去 30,000円〜50,000円

費用を抑えたいなら、できるだけ軽微なうちに水道修理業者に相談してください。

 

以下のような症状があれば、すぐに水道修理業者への相談がおすすめです。

  • 排水口から異臭がする
  • 水を流すとゴボゴボと変な音がする
  • 一度水位が上がってから、流れてしまうまで時間がかかる

水道修理業者に依頼すると、原因を的確に判断します。再発しないためのアドバイスもしてもらえる場合もあるでしょう。

自分で排水管のつまりに対処する

自分でつまりを解消できれば、安く済みます。ただし、原因やつまり箇所がはっきりしている場合に限ります。

 

排水口周辺を掃除するだけで、つまりが解消できることもあるので試してみましょう。ただし、以下の場合は自分で解消するのは難しいので、業者への依頼がおすすめです。

  • ほとんど排水できない重度のつまりが起きている
  • 原因がわからず、排水口周辺にはつまりになるようなものがない

無理に修理をして、悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。以下の記事に、各水回り箇所のつまりの原因と、解消方法を説明しているので参考にしてください。

排水管のつまりでお困りなら

排水管つまりの解消における料金相場を解説しました。

 

排水管つまりは放置するとどんどん悪化するので、できるだけ迅速な対応が必要です。原因がわからない場合や、ご自分で解消する時間のない方は業者への依頼がおすすめです。

 

排水管つまりでお困りの方は、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。年中無休で24時間対応しているので、急なトラブルにもすぐに対応可能です。

 

電話のほか、LINEやメールでも気軽に相談できます。

 

⇒クリーンライフに排水管つまりについて相談してみる

2024.09.03

排水管の高圧洗浄をするデメリット、メリットについて解説します。

 

高圧洗浄には水圧で汚れを一掃するといったメリットがある一方で、以下のようなデメリットがあるので注意が必要です。

  • 高い水圧でものを壊してしまう
  • 使い方が悪いと逆流する
  • 曲がった排水管をキレイにするには技術を要する
  • 騒音がひどい

以上の他にもデメリットがあります。

 

この記事ではデメリット・メリットや注意点をお伝えするので、排水管の高圧洗浄をお考えの方は参考にしてください。

排水管の高圧洗浄を自分でするデメリット

高圧洗浄

高圧洗浄機を使って排水管の洗浄をご自分でする場合のデメリットは、以下のとおりです。

  • 汚水が逆流して室内が水浸しになる場合がある
  • 高圧洗浄機を使いこなすために技術を要する
  • 音が大きいので長時間の作業はご近所に迷惑になる
  • 自宅用の高圧洗浄機はパワーがなく落ちない汚れがある

それぞれについて、詳しく説明していきます。

汚水が逆流して室内が水浸しになる場合がある

自分で排水管を高圧洗浄すると、汚水が逆流してしまう可能性がある点がデメリットです。配水管内のつまりがある状態で、高圧洗浄による水を大量に流すと、水の行き場がないために逆流してしまいます。

 

汚水はドロドロになった状態で、細菌が増殖しており悪臭を放ちます。臭い汚水が室内に飛び散ると、大変な状態になりかねません。

 

プロの水道修理業者なら、つまりの状態を把握し、水を調節しながら高圧洗浄を行いますが、慣れていないと水を流し込みすぎる可能性があります。

 

逆流が起きてしまったら大変です。万が一、逆流が起きたら、以下の記事を参考に対処してみてください。

高圧洗浄機を使いこなすために技術を要する

高圧洗浄機を効率的に使うには、技術と経験が必要です。適切な水量と水圧を守らないと、以下のようなトラブルが生じてしまいます。

  • 排水管が破壊・破裂する
  • 逆流で汚水が飛び散る
  • 高圧洗浄機を離してしまい、大量の水が室内に飛び散る
  • 水圧の高い水が体や室内にダメージを与える

トラブルが起きないように、高圧洗浄機を使いこなせるようになるまで時間がかかります。最初は車を洗うなどの簡単な作業で、機械に慣れていきましょう。

音が大きいので長時間の作業はご近所に迷惑になる

高圧洗浄機は音が大きいので、できれば平日の昼間に作業した方がいいでしょう。

 

夜間や休日などご近所の方が休んでいるときに騒音を出すと、トラブルの原因になります。しかし、平日の昼間に時間が取れない人も多いでしょう。

 

また、仮に平日の昼間に作業していたとしても、慣れていないと短時間では済まされません。何時間も騒音が続くと、トラブルになってしまいます。

 

水道修理業者に依頼すれば、適切な時間帯に1ヶ所あたり10分〜30分で作業が終わります。騒音が問題にならない時間帯に依頼すれば、問題ないといえるでしょう。

自宅用の高圧洗浄機はパワーがなく落ちない汚れがある

業者が使う高圧洗浄機と比較すると、自宅用に販売されている高圧洗浄機はパワーがないので、期待できるほど汚れを落とせません。

 

車など見えるものの洗浄には問題ありませんが、排水管のように見えにくく、形状が特殊なものを洗浄する場合は、ある程度の水圧が必要です。

 

排水管の曲がっている箇所は、水圧が低いと汚れが落ちない可能性が高いです。とはいえ、業務用の高圧洗浄機を購入するとなると40万円以上する上、機械そのものが重く使いこなせるかどうかはわかりません。

排水管の高圧洗浄を自分でするメリット

メリット

高圧洗浄をご自分でするデメリットをご紹介しましたが、以下のようなメリットもあります。

  • 業者に依頼するより安い
  • 気軽にすぐ洗浄できるので重症化しない
  • 購入した機械は排水管洗浄以外にも利用できる

それぞれについて説明します。

業者に依頼するより安い

高圧洗浄機は安いもので、2万円以下の機種から販売されています。一般的に使われるものとして35,000円前後で、排水管洗浄用のパイプクリーナー付きの機種が主流です。

 

一度購入すると、何度でも利用できるため、結果的に業者に依頼するより安くなります。繰り返し使っているうちに、上手に高圧洗浄できるようになるかもしれません。

気軽にすぐ洗浄できるので重症化しない

高圧洗浄機が自宅にあると、排水管が少し汚れた程度で頻繁に洗浄できるので、排水管のつまりが重症化しにくくなるのもメリットです。

 

つまりが排水管の奥深くにあると、ご自分での対応は難しいです。しかし、排水口近くのついたばかりの汚れなら、自宅用の高圧洗浄機で十分除去できます。

 

「排水管の流れが悪いな」と感じたら、気軽に高圧洗浄できるので、きれいな状態の継続が可能です。頻繁に洗浄していれば、悪臭対策にもなります。

購入した機械は排水管洗浄以外にも利用できる

高圧洗浄機は、排水管の洗浄以外に、以下のようなさまざまな箇所の掃除に利用されます。

  • 汚れの落としにくい網戸の掃除
  • サッシの窓枠の汚れ落とし
  • 住宅の外壁の掃除
  • 車の洗浄
  • 駐車場の床掃除

排水管の洗浄ほどスキルを必要としないので、積極的に利用してみてください。

 

水だけでも汚れを落とせ、手で掃除するよりも頑固な汚れが取れるので、常にきれいを保ちやすくなります。

排水管の高圧洗浄を業者に頼むメリット

水道修理業者

水道修理業者に高圧洗浄を依頼するメリットは、以下の3つです。

  • 確実に排水管をキレイにする
  • 逆流や排水管破壊といったトラブルがない
  • 排水管を点検してトラブルを予防できる

それでは、それぞれについて見ていきましょう。

確実に排水管をキレイにする

ご自分でする高圧洗浄と、業者の高圧洗浄との違いは、次の2点です。

  • 業者用の高圧洗浄機は威力がある
  • スタッフの高圧洗浄機を操るスキルが高い

カーブの多い排水管の汚れは、慣れていない人が洗浄すると除去できず、残りがちな箇所です。しかし、プロの水道修理業者なら、水流を上手にコントロールして短時間で洗浄し、キレイにしていきます。

逆流や排水管破壊といったトラブルがない

業者の高圧洗浄はスタッフのスキルが高いため、トラブルが起きにくい点もメリットです。

 

高圧洗浄機は水圧が高すぎると逆流が起き、排水口から汚水が排出して、キッチンや洗面所などの床を汚してしまいます。

 

また、排水管内の圧力が高くなりすぎて、排水管にヒビが入ったり割れてしまったりというトラブルが起きてしまいがち。

 

その点、水道修理業者なら配水管内の状態を確認しながら、水圧を上手にコントロールするので力が入りすぎて起きるトラブルがありません。

 

⇒クリーンライフに排水管の高圧洗浄を相談してみる

排水管を点検してトラブルを予防できる

水道修理業者は、排水管の洗浄をするだけではありません。不安材料を見つけたら、適切な処置もしてくれるので、トラブルを回避してくれる点も大きなメリットです。

 

親切なスタッフは高圧洗浄の作業の過程で、配水管内のトラブルを予想し、トラブルが起きないためにどうしたら良いかをアドバイスしてくれます。

 

そもそも高圧洗浄の目的は、つまり解消だけではありません。つまり予防のためにも有意義です。定期的な高圧洗浄をしていると、排水管が長持ちして、長い目で見れば節約にもなります。

 

以下の記事で、高圧洗浄の必要性などを説明しているので、参考にしてください。

業者に排水管の高圧洗浄を依頼するデメリット

水道修理業者に高圧洗浄を依頼すると、以下のようなデメリットもあります。

  • 2〜3万円ほど費用がかかる
  • 集合住宅は他の住宅に影響を与える場合もある
  • 悪徳業者に依頼してしまうとトラブルになる

デメリットを確認し、依頼するかどうかを検討してください。

2〜3万円ほど費用がかかる

高圧洗浄は高額な作業です。マンションなどの集合住宅は、高額でも戸数で割るので、一世帯あたり5,000円程度ですが、戸建てだと2〜3万円近くかかります。

 

汚れがひどいともっと高額になる可能性も。一方、自分で高圧洗浄する場合は、一度高圧洗浄機を購入すれば、何度でも繰り返し使えるため経済的です。

 

以下の記事で戸建てで高圧洗浄を依頼した際の料金について説明しているので、参考にしてください。

集合住宅は他の住民に影響を与える場合もある

マンションなど集合住宅にお住まいの場合は、一般的に定期的な洗浄を行っていることがほとんどです。しかし、排水管の汚れや悪臭が気になって、排水管洗浄を個別にしたいと思うこともあるでしょう。

 

集合住宅でも、排水管の高圧洗浄を依頼することは可能です。しかし、建物の構造によっては、排水管の高圧洗浄をすると他の住民に影響を与える可能性もあります。

 

そのため、高圧洗浄を業者に依頼しても良いかどうかは、管理会社または大家さんに問い合わせが必要です。問い合わせれば、マンション全体の洗浄をしてくれる可能性があります。

 

マンションの排水管洗浄について、以下の記事にまとめています。マンションにお住まいの方は、参考にしてください。

悪徳業者に依頼してしまうとトラブルになる

万が一、悪徳な水道修理業者に依頼すると、以下のようなトラブルが生じます。

  • 高額請求される
  • 十分に洗浄されない

悪徳業者は見積もりをしていても、作業後に高額請求するケースがあるので注意が必要です。以下の点に当てはまると、悪徳業者の可能性が高いといえます。

  • 見積もり金額が異常に安い
  • 見積もり後に契約をせかす
  • ホームページの会社概要に住所や連絡先などの情報がない

見積もり金額が適正価格の業者がおすすめです。以下のポイントを押さえて、優良業者を選んでください。

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • 口コミが多く、高評価が多い
  • 3社以上に相見積もりをする

業者選びに不安のある方は、以下の記事を参考にしてください。悪徳業者の特徴や、水道修理業者を選ぶコツが説明されています。

排水管の高圧洗浄をする回数を抑えて節約する方法

排水管を洗浄

排水管の高圧洗浄の頻度は、戸建ての場合で3~5年に1回が理想的です。できるだけ回数を抑えるために、排水管の汚れが蓄積しないようにすると節約できます。

 

排水管をきれいに維持するために、以下の方法を試してみてください。

  • 定期的に排水管を洗浄する
  • 排水管が汚れないように予防する

それでは、具体的にどのようにすれば良いのかを説明します。

定期的に排水管を洗浄する

液体パイプクリーナーや重曹を使って、定期的に排水管内を洗浄すると汚れが蓄積されません。水回り箇所によって主な汚れの種類が変わるので、汚れに合わせた液体パイプクリーナーを選ぶとさらに効果的です。

 

液体パイプクリーナーには、主成分の違いによって次の2種類があります。

  • 次亜塩素酸ナトリウムを主成分にするタイプ
  • 水酸化ナトリウムを主成分にするタイプ

毛髪などのタンパク質成分がつまりの原因となるお風呂や洗面所には、毛髪を溶かす次亜塩素酸ナトリウムが主成分の液体パイプクリーナーがおすすめです。

 

一方、油汚れの多いキッチンの排水口には、水酸化ナトリウムを主成分にした液体パイプクリーナをご利用ください。

 

液体パイプクリーナーに含まれる強い成分の臭いや液体のアレルギーが心配な方は、重曹とクエン酸の利用がおすすめです。以下の記事で気軽にできる排水管の洗浄方法を解説しているので、参考にしてください。

排水管が汚れないように予防する

排水管が汚れないようにすることも、重要です。以下のような方法なら、特別なことをせずに排水管の汚れを予防できます。

  • ヘアキャッチャーや目皿にネットをつける
  • こまめに排水口を掃除する
  • 油汚れがある食器類は一度キッチンペーパーで拭き取ってから洗う
  • 洗面所・トイレなどで嘔吐しない
  • 余った食品をトイレに流さない

ヘアキャッチャー等に設置するネットは、100円ショップにも置いています。30〜40枚がセットになっており、気軽に使い捨てできるので、リーズナブルです。

 

そのほか、できるだけ排水口に異物が流れ込まないように、また、流れてしまったらすぐに除去して、排水管が汚れないようにしましょう。

 

排水管の清掃方法は、以下の記事が参考になります。

排水管の高圧洗浄をご検討中なら

排水管の高圧洗浄をご自分でする場合のデメリット・メリット、業者依頼のメリット・デメリットをご紹介しました。

 

排水管の高圧洗浄をお考えなら、信頼できる水道修理業者への依頼がおすすめです。業者選びに迷ったら、『クリーンライフ』までご相談ください。

 

クリーンライフは300以上の自治体で水道局指定工事店として指定されている、信頼性が高い業者です。24時間365日対応しておりますので、急なトラブルでお困りの際もお気軽にお問い合わせください。

 

⇒クリーンライフに排水管の高圧洗浄を相談してみる

2024.09.03

汚水枡があふれる原因や対処法を解説します。

 

汚水枡があふれると、以下のようなさまざまなトラブルが起きる可能性があります。

  • 周辺に悪臭が広がる
  • 住宅内の水回りがつまりやすくなる
  • 逆流が起きる

自分でできる対処法や業者に依頼すべきケース、自治体が対応するケースについても詳しく説明するので、参考にしてください。

汚水枡があふれる原因

原因

汚水枡から汚水があふれる原因は、主に次の3つが考えられます。

  • 汚水枡のつまり
  • 排水管の傾斜不足
  • 便器に流す水量が少ない

それぞれについて、もう少し詳しく説明します。

汚水枡のメンテナンス不足によるつまり

汚水枡のつまりの原因の一つは、メンテナンス不足です。

 

マンションにお住まいなら管理会社が年に1度程度、業者に依頼してメンテナンスをするので、汚水枡が詰まることはほとんどありません。

 

しかし、戸建てだと、うっかり忘れてしまうことがあるので、汚水枡のトラブルは戸建ての方が起こりやすいといえます。

⇒汚水枡のつまり解消方法を見てみる

地震などの衝撃で排水管の傾斜がなくなった

住宅内から流れる汚水は、排水管を通って汚水枡に注がれます。汚水枡は、キッチンや浴室、トイレといった水回りごとに設置されており、排水管で繋がっています。

 

液体が自然に流れるためには、傾斜が必要です。しかし、大きな地震などで排水管の形状が変わってしまうと、傾斜がなくなったり、傾斜の方向が反対になったりします。

 

排水管の傾斜がなくなって、汚水が流れなくなると汚水があふれてしまいます。

⇒排水管の傾斜がなくなった場合の解消方法を見る

節水により水を流す量が少なすぎる

近年は節水型のトイレが増えたために、トイレつまりが増加しています。節水型のトイレは、少量の水で流せて、水道代が節約できる点が人気です。

 

しかし、水量が少ないため、汚水枡付近の排水管で汚水や排泄物などがとどまってしまうことがあります。そのため、汚水枡のつまりが起きて、結果的にあふれてしまうのです。

 

節水型トイレではなくても、タンク内にペットボトルを入れるような節水対策をしている場合も、同様に水量不足の問題が起きてしまいます。

 

節水している場合は、汚水枡の点検・メンテナンスを従来のトイレよりも頻繁にする必要があります。

⇒汚水枡の掃除方法を見てみる

つまりが原因であふれる汚水枡の解消方法

汚水枡

汚水枡があふれる原因がつまりなら、汚水枡の掃除をすれば解消できます。詰まっている汚水枡を見つけて、掃除をしましょう。

 

汚水枡で詰まっている場所の特定方法やフタの開け方、掃除方法を順に説明していきます。

汚水枡の詰まっている場所を確認する方法

汚水枡は敷地内に複数設置されているため、どの部分でつまりが発生して汚水枡があふれるのかの特定が必要です。

 

汚水枡のフタをひとつずつ開けて内部を確認し、ひとつ下流の汚水枡とのつながり部分につまりの原因がないかを見ていきましょう。

 

  • 汚水桝を今までに一度も開けたことのない方は、まずは汚水枡がどこにあるのか見つけることが必要です。上に大きな植木鉢を置いたり、花壇を作って土を被せてしまったりという可能性もあります。

 

次にフタの開け方を説明します。フタの一部に切り欠きがあるので、マイナスドライバーのような金属製の薄い板状のものを差し込んで、てこの原理で押し上げてください。

 

つまりがある箇所は、汚水が溜まった枡と溜まってない枡の間の排水管です。

汚水枡のつまりを解消する掃除方法

自分で汚水枡のつまりを解消する掃除方法について説明します。

掃除に必要な道具

掃除に必要な道具は、始める前に全部用意しておきましょう。体が汚れるので、作業を始めたら家に入るのは作業後のお風呂まで我慢してください。

  • マイナスドライバーのような金属製の板状のもの
  • スコップやひしゃくなど
  • 三角コーナーのような穴の空いた容器
  • 長めの柄のついたタワシ
  • 大きめのゴミ袋
  • 雑巾・ボロぎれ
  • 散水ホース、または高圧洗浄機
  • 台所用洗剤(中性洗剤)
  • バケツ

汚れても大丈夫な服・マスク・ゴム手袋を着用して、作業を始めましょう。

 

水を入れたバケツを用意しておくと、道具の洗浄・保管や手洗いに便利です。大きめのゴミ袋には、新聞紙等を入れておきましょう。沈殿した物をゴミ袋に入れたときに、水分を吸い取ってくれます。

掃除の手順

汚水枡の掃除は以下の流れで行います。

  1. 汚水桝のフタをマイナスドライバーなどで開ける
  2. 表面に浮かぶゴミをひしゃく等で取り除いて、一旦三角コーナーに保管する
  3. 雑巾などを持ってエルボを外し、水の入ったバケツに入れる
  4. 底に沈殿している物を取り除く
  5. 排水管を散水ホース、または高圧洗浄機で洗浄する
  6. 汚水桝の壁面をタワシでこすり洗いする
  7. 水を流してみる
  8. エルボを設置してフタをする

以下の記事で、自分で掃除する方法を説明しているので、参考にしてください。

汚水枡の掃除で注意したいこと

汚水枡の掃除をする際に注意したいことを紹介します。注意点を読んで、自分でできるかどうか判断してください。

悪臭や汚れを我慢しなくてはいけない

汚水枡はさまざまな汚物が絡み合って、強烈な悪臭を放ちます。掃除中に飛び散った汚水は、衣服に付着したら取れなくなる可能性も。

 

臭いを我慢するために、マスクは必須です。しかし、マスクをしていても臭います。

作業中は住宅内で水を使わない

汚水枡の掃除中に住宅内で水を使うと、汚水枡に流れ込んできます。作業の邪魔になるので、できるだけ水の使用を控えるようにしてください。

 

とはいえ、長時間に渡って水を使わないわけにはいかないので、できるだけ迅速に作業を進めましょう。

原因によっては掃除しても解消しない可能性も

汚水枡のつまりが原因だと思っていたら、別の原因だったというケースも。以下のような原因なら、汚水枡の掃除をしても解決しません。

  • 排水管の不具合
  • 排水管の傾斜不足
  • 汚水枡の劣化
  • 汚水枡に入り込んでいる木の根

せっかく掃除しても徒労に終わってしまうので、原因を特定してから作業を始めましょう。

あふれる汚水枡の解消を業者に依頼すべきケース

水道修理業者

以下のようなケースは、水道修理業者への依頼がおすすめです。汚水枡の掃除をしても、解消できません。

  • あふれる原因がわからない
  • あふれる原因が汚水枡の劣化
  • あふれる原因が排水管の傾斜不足
  • あふれる原因が汚水枡に入り込んだ木の根
  • 自分で解消する自信がない

それぞれについて、説明します。

あふれる原因がわからない

汚水枡の中を見ても、汚水枡から汚水があふれる原因がわからないときは、業者への依頼がおすすめです。

 

掃除をすれば確実に解消できるのなら、頑張って掃除できるでしょう。しかし、掃除をしても解消できないようなら、原因を業者に特定してもらった方が確実です。

あふれる原因が汚水枡の劣化

汚水枡の劣化があふれる原因であれば、掃除をしても解決できません。特に、古くなったコンクリート枡でヒビが入っているなら、交換する必要があります。

 

コンクリート枡の寿命は、約20年です。新築の家屋でも、汚水枡は従来のものをそのまま使っているというケースもあります。汚水枡の交換は、古い汚水枡を掘り起こすといった工事が必要です。業者に依頼するしかありません。

 

汚水枡の交換については、以下の記事を参考にしてください。

あふれる原因が排水管の傾斜不足

衝撃や劣化によって排水管が移動してしまい、傾斜不足になっていたら、排水管を理想的な状態に調整する必要があります。

 

排水管の修理ができるのは、水道局指定工事店だけです。業者に依頼するときは、必ず水道局指定工事店に指定されているかどうかを確認しましょう。

 

水道局指定工事店については、以下の記事を参考にしてください。

あふれる原因が汚水枡に入り込んだ木の根

汚水枡のそばに木が生えていると木の根が入り込んでしまい、トラブルになります。特にコンクリート製の汚水枡は経年劣化でヒビが入ってしまうと、木の根が入り込みやすいので注意が必要です。

 

木の根を除去するのは、とても大変な作業です。また、木の根を取り除いたあと、汚水枡の交換が必要になるケースも多いので、業者へ依頼することをおすすめします。

自分で解消する自信がない

以下のようなさまざまな理由で、自分で作業を続けられる自信がない場合は、業者に依頼しましょう。

  • 臭いに敏感
  • 疲れやすい
  • 時間がない
  • 道具がない
  • 汚水枡のフタが開けられない
  • 汚水枡がどこにあるか見つけられない

経験のあるスタッフなら、適切な方法で汚水枡のトラブルを解消します。

あふれる汚水枡の解消を業者に頼む際の料金目安

PRICE

あふれる汚水枡の解消を水道修理業者に依頼した際に、発生する作業と料金相場をご紹介します。

作業内容 料金相場
汚水桝の清掃 1ヶ所につき2,000円〜
トーラーによるつまり除去 30,000円〜
高圧洗浄機によるつまり除去 25,000円〜
排水管の調整 8,000円〜
排水管の一部交換 10,000円〜15,000円
塩ビ製の汚水桝に交換 1個につき35,000円〜

水道修理業者が利用する高圧洗浄機は、家庭用よりもパワーがあり、つまりをすっきりと解消します。トーラーはワイヤーの先に取り付けられた器具を排水管に入れて、つまりの原因をこそげ取ります。

 

いずれも家庭用よりも効率的に、排水管の奥深くまで対応できる点が魅力です。特に高圧洗浄機は使い方が難しく、技術や経験のない人がパワーのある高圧洗浄機を使うと、逆流して住宅内にダメージを与えてしまうかもしれません。

 

水道修理業者なら、適切な方法で短時間でトラブルを解決します。

 

上記の作業料金以外に、業者によっては以下のような料金がかかります。

基本料金 5,000円~
見積もり 0円~
出張費 0円~3,000円
廃棄費 0円~
深夜・早朝・休日の割増料金 0円~10,000円

上記の料金は問い合わせ時に確認できます。電話のオペレーターが明確に説明してくれる業者が、おすすめです。

 

汚水枡の作業は高額になりやすいので、必ず複数の業者に相見積もりを依頼して、納得のいく業者を選びましょう。

 

業者選びが不安な方は、以下の記事を参考にして悪徳業者を避けてください。

あふれる汚水枡を放置するリスク

放置するリスク

汚水枡があふれている状態で我慢しながら使っていると、次のようなトラブルにつながるので注意が必要です。

  • 悪臭・細菌の増殖による健康被害
  • 水回り機器の不具合

それぞれについて、説明します。

悪臭・細菌の増殖による健康被害

あふれる汚水枡を放置すると、悪臭がどんどんひどくなります。汚水枡周辺だけではなく、悪臭が排水管を通って、住宅内の排水口やトイレからも入り込んでしまいます。

 

悪臭があるということは、細菌が増殖しているということです。細菌が空気中に広がり、排水口から住宅内に入り込むと、常に細菌を吸い込んでいる可能性があります。

 

アレルギー体質ではない人も含め、健康に被害が生じるので注意が必要です。

水回り機器の不具合

汚水枡の不具合を放置して逆流を起こし、排水口や便器周辺に汚水が流れ出てしまうと、周辺機器に不具合が生じる可能性が。

 

特に、トイレのウォシュレットやキッチンのタッチレス水栓といった電化製品は汚水を浴びると不具合が生じやすいです。不具合が生じると、修理や交換に費用がかかるので、汚水枡の不具合解消の費用よりも高額になってしまうかもしれません。

公共枡があふれるなら自治体の下水道管理課に連絡

敷地の道路寄りに設置されている公共枡があふれたときは、自分で修理する必要はありません。すぐにお住まいの自治体の下水道管理課に連絡してください。

 

公共枡なのか、自宅の汚水枡なのか迷っている場合は、フタの表面にお住まいの自治体のマークや名前が記されていないか確認してください。

 

自治体によって下水道管理課を置いている機関が、水道局の場合もあれば、市役所の場合もあります。まずは、市役所に問い合わせてみましょう。

公共枡とは汚水が合流する枡

公共枡とは、住宅内の各水回りに設置された、排水枡を通過した汚水が合流する枡のことで、最終枡とも呼ばれます。

 

住宅からの排水は一旦、公共枡にとどまり、異物が沈澱し液体のみが公共の下水道に流れる仕組みです。公共枡は、下水道の負担を軽くします。

 

公共枡をはじめとする排水枡の種類については、以下の記事を参考にしてください。

汚水枡があふれる原因がわからないときは

汚水枡があふれる原因や対処法を解説しました。

 

汚水枡があふれるほど汚れていたら、ご自分での対応は難しいので、業者への依頼がおすすめです。業者選びに迷ったら『クリーンライフ』がおすすめです。

 

全国300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されているので、安心してご利用いただけます。年中無休で24時間稼働しているため、いつでも電話・LINE・メール等で気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフに汚水枡について相談してみる

2024.09.03

汚水枡の種類や役割を分かりやすく解説します。

 

汚水枡は排水枡の1種ですが、一般的に排水枡のことを汚水枡と呼んでいます。排水桝には、次の3つの種類があります。

  • 排水枡(汚水枡)
  • 雨水枡
  • 公共枡

このうち、特にメンテナンスで気をつけたいのが、排水枡(汚水枡)です。

 

今回は、汚水枡の構造や仕組み、素材などについても説明するので、参考にしてください。

汚水枡(排水枡)の種類・役割

26909315

汚水枡は排水枡の1種ですが、一般的に汚水枡と排水枡は同じものを指していることがほとんどです。汚水枡の他に、雨水枡と公共枡が敷地内に設置されています。

 

汚水枡・雨水枡・公共枡、この3種類の排水枡について、役割や仕組みを簡単に説明していきます。

水回り箇所ごとに設置されている「汚水枡(排水枡)」

汚水枡は、お風呂、キッチン、トイレなど水回り箇所ごとに設置されて、排水を受け取ります。「インバート桝」「トラップ枡」とも呼ばれ、汚物が沈澱して水分だけを下水に流す仕組みです。

 

複数の汚水枡が排水管で繋がっており、排水管が少し傾斜しているので、少しずつ排水(汚水)が下水管に向かって流れていきます。

 

汚水枡がつまる原因は、それぞれ異なります。お風呂の汚水枡は毛髪や皮脂、石鹸カス、キッチンは食品カスや油汚れなどが汚れの原因です。

大雨が降っても浸水被害を抑える「雨水枡」

住宅によっては、雨水枡と汚水枡が合体している場合もあります。ベランダの排水口や屋根から続く雨どいなどを伝って、雨水が集められます。

 

浸水のリスクを抑えることが、雨水枡の役割です。雨水枡には、以下の2種類があります。

  • 浸透枡
  • 非浸透枡の泥溜枡

雨水枡2種類の仕組みと特徴を説明します。

浸透枡

浸透枡と呼ばれるように、雨水を地面に浸透させて処理するシステムです。枡の側面や底面に「浸透孔」と呼ばれる穴が空いており、浸透孔から溜まった雨水が地面に浸透していきます。

 

降水量の多い地域では、複数の雨水浸透枡を設置すれば、浸水のリスクを最小限に抑えることが可能です。

泥溜枡(どろだめます)

浸透枡ではない、非浸透枡は汚水枡と同様に、枡の底部に泥などの異物が沈澱するシステムです。泥溜枡と呼ばれることがほとんどですが、会所桝(かいしょます)とも呼ばれる場合もあります。

 

浸透式ではないので、大雨が降るとあっという間に許容量を超えてしまう可能性があるのが欠点です。

 

ハウスメーカーでは、新築する際は浸透枡を推奨しています。浸透桝と泥溜枡で、費用は大きく変わらないようです。

自治体が管轄になる「公共枡」

敷地内の汚水枡や雨水枡から流れてくる汚水などは、下水管に流れる前に一旦公共枡に注ぎ込まれます公共枡は最終枡と呼ばれるように、下水管に入り込む前の最後の枡です。

 

公共枡に接続する排水管までは、水道・下水の所有者(契約者)が管理します。公共枡の設置・管理は、自治体の水道局に義務付けられます。

 

自治体によっては、公共枡のフタが壊れた場合は住んでいる人に交換が義務付けられているので、注意が必要です。フタが壊れてしまったら、水道局に問い合わせてください。

汚水枡の素材による種類は2つ

23362184

汚水枡を素材で分けると、主に以下の2種類です。

  • コンクリート枡
  • 塩ビ枡

それぞれについて、特徴を説明します。

古い住宅で使用されている「コンクリート枡」

コンクリート枡とは、古い家屋で主に使われているコンクリートで作られた枡です。枡本体は、コンクリートで作られており、鋳物(いもの)製のフタが設置されています。

 

基本的にコンクリート枡の寿命は20年程度です。コンクリート枡が設置されて15年以上なら、トラブルが起き始めている可能性があります。

 

コンクリート枡の弱点は以下のとおりです。

  • 劣化や衝撃(地震など)でヒビが入る
  • 排水管との接続部に隙間ができる

隙間ができると汚水が漏れたり、木の根が入り込んだりしてトラブルが頻繁に起きるようになります。住宅内の水回りが詰まりやすくなる原因の1つです。

耐久性のある「塩ビ枡」

最近では、ポリ塩化ビニルで作られた塩ビ枡を設置する住宅が増えています。塩ビ枡は、耐久性に優れており、50年以上の寿命をもつと期待されています。

 

また、地震などの衝撃にも強く、衝撃でヒビができることもほぼありません。トラブルが発生しにくいので、公共枡も含めて多くの排水枡では、塩ビ枡がコンクリート枡に代わって利用されています。

コンクリート枡から塩ビ枡への交換

コンクリート枡の劣化が原因で、水回りのトラブルが増えてくると、コンクリート枡から塩ビ枡への交換を検討している方も多いようです。

 

コンクリート枡にヒビが入って汚水が漏れると、住宅内の水回りのトラブルが起きるだけではなく、悪臭がご近所に迷惑になります。また、害虫も増えるなどさまざまなトラブルの原因になるので、交換がおすすめです。

 

交換費用の相場は、概ね1個につき40,000円~50,000円です。交換する汚水枡の数や汚水枡が設置してある深さなどで、費用が上下します。必ず複数の業者に相見積もりをして、じっくり検討してから契約しましょう。

 

交換の手順や交換費用については、以下の記事で詳しく説明しています。

汚水枡とは

汚水枡

マンションなどの集合住宅に住んでいると、汚水枡のことはあまり考えずに済みます。しかし、戸建てに住んでいると、どこにあるのか、何のためにあるのかを知っておく必要があります。

汚水枡の設置場所は住空間の外

汚水枡は、住宅の水回りごとに複数設置されています。ほとんどの場合は、庭や駐車スペースなど敷地内の地面に設置されており、複数のフタが点在しています。

 

トイレやキッチン、浴室の排水管に接続されているはずなので、探してみてください。あまりフタを開けることはないので、上に大きな植木鉢などを置いて見えなくしているケースも少なくありません。

 

土が被さって、見えなくなっている場合もあります。マイナスドライバーなどで地面を突いていると、金属のフタに当たって見つけられるでしょう。

汚水枡の役割は「異物の分離」「排水管の点検」

汚水枡の役割は、主に以下の2点です。

  • 異物を分離する
  • 排水管の点検に使う

それぞれについて、具体的に説明するので参考にしてください。

異物を分離する

汚水枡は、住宅の水回り(キッチン、トイレ、お風呂など)からの排水が流れる場所です。

 

排水が下水に流れる前に汚水枡に入り、油汚れの塊や排泄物などの異物を沈澱させて、できる限り水分だけを下水に流す役割をしています。

 

汚水枡には、少しずつ異物が沈澱していくので、定期的に異物の除去が必要です。そのため、定期的にメンテナンス(掃除)をしないと、トラブルになります。

 

マンションは年に1度など定期的に掃除をしていることがほとんどなので、汚水枡が原因のトラブルは稀です。しかし、戸建ての場合、所有者が自分でメンテナンスをしなくてはいけないので、うっかり忘れたことがトラブルにつながります。

排水管の点検に使う

排水管のどの部分にトラブルがあるのかを、汚水枡を使って点検します。

 

汚水枡がなければ、排水管は1本の管でしかありません。しかし、汚水枡を通して内部を確認し、どの部分に詰まりが生じているのか点検できます。

汚水枡の構造・システム

排水管から入った排水は、一旦、汚水枡の中に入り、固形物と液体に分離します。汚水桝からの排出に使われる排水管には、エルボというL型の管がついており、分離された液体をさらに公共枡方面に流していきます。

 

汚水枡に入った排水は、油分のような水より軽いものは表面に浮かび、排泄物などの固形物は沈澱するシステムです。

 

汚水枡で分離するので、公共枡、ひいては下水道に余計な汚物が入り込まず、下水道のトラブルを抑制しています。

汚水枡とマンホールの違い

汚水枡とマンホールは、システム的には同じ構造です、しかし、以下の点で大きく異なります。

  • 大きさ
  • 設置されている深さ
  • 設置されている場所

マンホールは、名前のとおり人(マン)が入る大きさです。地下に設置されている下水管や、電源ケーブルを点検して修理するために使われます。

 

また、設置されている深さはマンホールが10m程度に対し、汚水枡は1mに満たない場合がほとんどです。

 

マンホールの設置場所は個人の敷地内ではなく公道で、管理は自治体が行います。一方、汚水桝(排水枡)は、個人の敷地内に設置されており、大きさはそんなに大きくありません。

 

下の記事で汚水枡の仕組みやトラブルについて、詳しく解説しているので参考にしてください

汚水枡のメンテナンス不足で起きるトラブル

注意

汚水枡のメンテナンスは、住宅内の水回りをスムーズに使うためにとても重要です。メンテナンスを怠ると、以下のようなトラブルの可能性があるので、注意してください。

  • 住宅内の水が流れにくくなる
  • 排水溝が臭くなる
  • 汚水枡があふれる

それぞれについて、説明します。

住宅内の水が流れにくくなる

住宅内の排水は、汚水枡に流れ込むシステムです。汚水枡に異物が溜まっていれば、排水が流れ込む余地が少なく、流れが悪くなります。

 

生活スタイルにもよりますが、特にキッチンの汚水桝が詰まりやすい傾向です。しかし、つまりが生じるとキッチンの汚水枡だけの問題にとどまらず、キッチンの汚水枡の前後の排水管が詰まります。

 

最初は、キッチンの排水口だけが流れにくい状態でも、だんだんと他の排水口にも影響が出てきます。住宅全体で水が流れにくくなるので、迅速な対応が必要です。

排水口が臭くなる

汚水枡は「トラップ枡」とも呼ばれるように、内部に水を溜めて臭いが出ない役割をもつ装置です。

 

しかし、以下のような状態で、トラップ枡としての役割が果たせなくなって、排水口が臭くなる場合があります。

  • 汚水枡が劣化してヒビが入り、水分がヒビから流れ出てしまった
  • 汚物が溜まりすぎて、排水管からの水の流れに問題がある

汚水桝のフタを開けると、状況が把握できます。

お風呂の排水トラップ

排水口には排水トラップが設置されており、下水の悪臭が室内に入り込めないようになっているはずです。しかし、あまりにもひどい臭いが排水管を辿ってくると、排水トラップだけでは阻止できません。

 

排水口から悪臭が入るようになると、住宅全体が臭くなってしまいます。掃除をしても、悪臭が抜けない原因は、汚水枡にあることがほとんどです。

 

排水口の臭いでお困りの方は、以下の記事を参考にして解決しましょう。

汚水枡があふれる

メンテナンスを怠ると、汚水枡内の汚物が蓄積して排水管をふさぎ、汚水枡から汚物が溢れ出てきます。

 

汚水枡はフタをしているので、内部の圧力が高まり、汚物が逆流する可能性も。逆流すると、キッチンやお風呂の排水口、トイレから汚物があふれて出てきてしまいます。

 

汚水枡のフタから汚物がにじみ出て、周囲が悪臭に包まれてしまうと、ご近所にも迷惑がかかってしまう可能性も出てくるので、自宅だけの問題ではありません。

汚水枡のメンテナンス方法

やり方

汚水枡のトラブルが起きないためにも、定期的なメンテナンスが必要です。汚れが蓄積していなければ、ご自分でメンテナンス(掃除)できます。

 

しかし、時間のない方や臭いに敏感な方は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

自分でメンテナンスする方法

汚水枡のメンテナンスの流れは、以下のとおりです。汚れが衣服に付着するので、汚れても問題ない服を着用して作業してください。

  1. 汚水枡のフタをマイナスドライバーなどを使って開ける
  2. 汚水枡の表面に浮かんでいるゴミをひしゃくですくい取る
  3. 内部が見えるように、エルボを外す
  4. 底に沈んでいるゴミをこそげ取る
  5. 汚水枡に接続している排水管を、散水ホースまたは高圧洗浄機で洗浄する
  6. 汚水枡の壁面を柄のついたタワシ等を使って洗浄する
  7. たっぷり水を流して、エルボを設置する

エルボはL字型の、排水管に設置されたパイプです。エルボを設置する前に、ついでに洗浄しましょう。

 

掃除の仕方は、以下の記事でさらに詳しく説明しています。フタが開けにくい場合のコツなども説明しているので、参考にしてください。

業者に依頼した場合の流れ

長期間、放置していた汚水枡は汚れが蓄積しており、悪臭もひどいので、ご自分でするよりも業者への依頼がおすすめです。

 

業者への依頼がおすすめの理由は、以下のとおりです。

  • 道具類などの用意が不要
  • 肉体的な負担がない
  • トラブルを見つけて、対応してもらえる

業者の作業料金の目安は、以下のとおりです。

作業内容 料金の相場
汚水桝の清掃 1ヶ所につき2,000円〜
高圧洗浄機によるつまり除去(3mまで) 27,000円〜
トーラーによるつまり除去(3mまで) 30,000円〜
薬品洗浄 8,000円~15,000円
汚水桝に入り込んだ木の根の除去 7,000円〜10,000円

長い間メンテナンスをしていない汚水枡は、高圧洗浄が必要なケースがほとんどです。高額になる可能性もあるので、必ず複数の業者で相見積もりをして、じっくり検討して依頼してください。

 

業者に依頼した際の料金や、業者の選び方などは以下の記事で紹介しています。

汚水枡のトラブルかなと思ったら

汚水枡の種類や構造などを紹介しました。トラブルの原因が汚水枡の場合も少なくありません。

 

汚水枡のフタを開けられなかったり、どのように対処していいのか分からなかったりする場合は、業者への相談がおすすめです。

 

クリーンライフ』も汚水枡のメンテナンスや修理に対応しています。24時間年中無休で稼働しているので、お困りの際は最短30分でお伺い可能です。出張による見積もりは無料なので、お気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフに汚水枡について相談してみる

2024.09.03

マンションの排水管清掃とは、水漏れや悪臭、つまりを防ぐために、水回りの排水管を高圧洗浄機などで洗浄することです。1~2年に1回の実施が推奨されており、基本的には居住者の立ち合いが必要になります。

 

今回は、マンションの排水管清掃について、清掃の内容や清掃が必要な理由を分かりやすく解説します。

 

マンションの排水管清掃を検討している方や清掃の内容が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

マンションで排水管清掃を行う理由

排水管の洗浄

マンションで排水管清掃を行うのには理由があります。

  • 排水管のつまりや悪臭を防ぐため
  • 設備の劣化によるトラブルを防ぐため
  • 法律で清掃が推奨されているため

以上の3つの理由について詳しく解説します。

排水管のつまりや悪臭を防ぐため

排水管清掃を行う理由のひとつは、排水管のつまりや悪臭を防ぐためです。排水管清掃を行わずにいると、排水管に汚れが蓄積してつまりや悪臭が発生する原因になります。

 

キッチンからは食べかすや油汚れ、お風呂や洗面所からは髪の毛やほこり、石けんカスなど、つまりの原因になるゴミや汚れが排水管に流れてきます。

 

これらの汚れによる排水管のつまりを防ぐために、マンションの排水管清掃が行われます。

 

排水管の汚れについては、自分で簡単に掃除することも可能です。以下の記事では、排水管の掃除方法や臭いを防ぐ方法をまとめています。「水が流れにくい」と感じる方は、以下の記事を参考にお試しください。

設備の劣化によるトラブルを防ぐため

排水管の清掃を怠っていると、配管が劣化してトラブルにつながることがあります。

 

排水管が不衛生だと劣化によって穴が開き、水漏れするケースもあるので注意が必要です。

 

マンションの排水管で水漏れすると、修理に時間がかかったり、思わぬ費用がかかることもあります。汚水が漏れれば衛生的にも良くないため、定期的に清掃することが重要になります。

 

排水管が劣化すると、虫が湧いたり悪臭が発生することもあります。排水管の臭い対策については、下記のページで対処法や予防策をまとめています。

場所別に対処法を紹介していますので、排水管の臭いでお困りの方は参考にしてください。

法律で清掃が推奨されているため

マンションの排水管清掃は法的に義務付けられているわけではありませんが、清掃による衛生的な維持管理が推奨されています。

 

建物環境衛生管理基準によると、以下のように義務付けられています。

排水に関する設備の正常な機能が阻害されることにより汚水等の漏出等が生じないように、設備の補修及び掃除を行わなくてはなりません。

● 排水設備の清掃を6ヶ月以内ごとに1回行う。

その他、厚生労働大臣が定める「空気調和設備等の維持管理及び清掃等に係る技術上の基準」に従い、排水に関する設備の補修、掃除その他の設備の維持管理に努めなくてはなりません。

引用元:厚生労働省_建築物環境衛生管理基準について(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei10/index.html)

このように法的な義務はありませんが、衛生を保つために清掃は推奨されています。

マンションの排水管清掃の内容と方法

排水管の清掃

マンションの排水管清掃を行う場合、つまりや水漏れ、悪臭などのトラブルを防ぐために、マンション全体で行われることが多いです。

 

基本的には、以下の排水管清掃を行います。

  • 共有部の排水管
  • 各住戸の水回りの排水管(お風呂・洗面所・キッチン・洗濯機など)

排水管の清掃は、下の階から上階に順次作業していきます。

一般的に行われるのは「高圧洗浄」

マンションの排水管清掃で一般的なのは、高圧洗浄です。

 

ノズルのついたホースを各排水溝の中に入れて、高圧で水を噴射して汚れを押し出します。高圧洗浄は、つまりの除去や予防などに効果が期待できる洗浄方法です。

 

排水管の高圧洗浄について詳しく知りたい方は、以下のページをご参照ください。高圧洗浄が必要なケースや費用の相場を解説しています。

排水管の内側を磨く「ワイヤー式洗浄」

排水管の内側を磨くために行われるのが、ワイヤー式洗浄です。

 

ワイヤーの先端にブラシがついた道具を排水溝に指し込み、回転させながら排水管の内側をきれいにしていきます。

 

ワイヤーはある程度柔軟性があるため、排水管の曲がった部分にも沿って掃除が可能です。しかし、汚れによっては落とせなかったり、ワイヤーが届かず汚れが残ってしまうケースもあります。

排水管を傷つけにくい「ロッド式洗浄」

ロッド式洗浄は長い棒をつなぎ合わせて排水溝から挿入し、排水管を清掃する方法です。

 

ロッド式洗浄は手作業で洗浄作業を行うため、排水管を傷つけにくいのが特徴です。配管が古いマンションでは高圧洗浄が難しいため、ロッド式洗浄が行われることがあります。

空気圧で汚れをはがす「空気圧式洗浄」

空気圧式洗浄は、空気圧で汚れを落とす洗浄方法です。

 

排水溝から空気ポンプを使って排水管内に空気圧を送り、圧力で汚れをはがしていきます。

薬剤を使用した清掃「低圧ムース洗浄」

劣化した排水管の清掃には、薬剤を使用した低圧ムース洗浄が行われることもあります。

 

排水管に薬剤を注入して汚れを分解させる方法となっており、水圧やブラシを使用しないため古い排水管でも洗浄できます。

 

排水管の洗浄にはこのような方法が用いられますが、詳しい作業内容や料金については下記のページでご確認いただけます。自分で排水管清掃を行う方法も解説していますので、参考にしてください。

マンションの排水管清掃の頻度

マンションの排水管清掃の頻度は、1~2年に1回行われるのが一般的です。築年数が浅ければ2~3年に1回、築年数10年以上になると、1~2年に1回の頻度で行われます。

 

ただし、ディスポーザーがあるマンションの場合は、1年に1回は行う必要があります。

 

注意しなければならないのは、トイレの排水管です。トイレの排水管は汚水管に分類されるため、マンションの排水管清掃には含まれません。

 

トイレの排水管のつまりや悪臭トラブルについては、専門業者に相談する必要があります。

 

⇒クリーンライフにトイレの排水管清掃について相談をしてみる

マンションの排水管清掃の依頼先

排水管を点検する業者

マンション全体の排水管清掃については、管理会社が専門業者に依頼するのが一般的です。

  • 水道修理業者
  • ビルのメンテナンス業者

主な依頼先は、上記の2ヶ所です。

マンションの排水管清掃の費用相場

マンション全体で排水管清掃を行う場合は、マンションの規模によって1部屋当たり3,000円~4,500円が目安となります。

 

管理会社が排水管清掃を頼む場合の費用については、修繕積立費や管理費を利用して行われるのが一般的です。住人が個別で費用を支払う必要はないでしょう。

 

マンションの住人が個人的に排水管清掃を頼むときには、業者への支払いが生じます。個人で清掃を依頼した場合の費用相場は、高圧洗浄で30,000円~が目安です。

 

⇒クリーンライフにマンションの排水管清掃を相談してみる

マンションの排水管清掃を行う前の準備と注意点

注意点

マンションの排水管清掃を行う前に、以下の準備をしておくとスムーズです。

  • 立ち会いできるように予定を調整しておく
  • 排水溝はきれいにしておく
  • ホースが通りやすいように片付けておく

重要なポイントになりますので、確認しておきましょう。

立ち会いできるように予定を調整しておく

排水管清掃を行う際は、居住者の立ち会いが必要です。本人不在の場合は、親せきや管理会社に立ち会いを依頼する必要があります。

 

どうしても予定が合わず立ち会いができない場合、許可なしでは入室できないため、清掃できない可能性があります。

 

マンションの排水管清掃は管理会社が依頼するのが一般的ですが、個人で依頼することも可能です。ただし、その場合費用は自己負担で割高になるため、マンション全体の実施日に日程を調整すべきでしょう。

 

清掃の日程変更は難しくても、作業の実施時間については相談できる可能性もあるため、都合が合わない場合は清掃会社や管理会社に相談してみてください。

排水溝はきれいにしておく

排水溝の清掃が始まる前に、排水溝周りをきれいにしておくと作業がスムーズです。

 

排水溝のゴミ受けのゴミは取り除いておき、蓋を外して歯ブラシなどで掃除をしておくことをおすすめします。

 

手の届く範囲で十分ですので、目に見える汚れは掃除しておきましょう。

ホースが通りやすいように片付けておく

清掃の際に使用するホースが通りやすいように、業者が立ち入る場所や導線上を片付けておきましょう。

  • キッチン・お風呂・洗面所などの水回り
  • 玄関
  • 廊下

以上の場所を片付けておくと、作業員の方がスムーズに移動できます。

 

洗濯機の排水溝も作業しやすいように、洗濯機と防水パンにすき間を開けておくと、ホースが通りやすくなります。

マンションの排水管清掃を拒否するリスク

 

リスク

マンションの排水管洗浄を拒否することはできますが、そこにはリスクが伴います。

 

マンションの排水管清掃を拒否した場合のリスクについて、3つ紹介します。

自己負担で排水管清掃を依頼しなければならない

排水管清掃を怠り水漏れやつまりが発生した場合、自己負担で排水管清掃を依頼しなければなりません。

 

排水管清掃の費用相場でお伝えした通り、管理組合がマンションの排水管清掃を依頼した場合は、修繕積立費や管理費を利用するため費用が発生しません。

 

しかし、自己負担となると、30,000円程度かかるのが相場です。

 

マンション全体で排水管清掃が行われる場合は、拒否せず日程を合わせて実施することをおすすめします。

排水管の水漏れによる被害が発生する

排水管清掃を行わず水漏れした場合、家財や建物自体が被害を受ける可能性があります。

 

マンションの場合は自室だけでなく、階下の部屋まで被害が及ぶケースもあるので注意が必要です。階下に被害が拡大すると、損害賠償請求をされる可能性もあります。

 

修理費用に加えて金銭的にダメージを受ける可能性があるため、定期的に清掃やメンテナンスを行うことは大切です。

他の部屋に悪臭やつまりが生じてトラブルになる

マンションの排水管は共有されているため、排水管につまりや水漏れが生じると、自分の部屋だけでなく他の部屋にも被害が生じる可能性があります。

 

他の部屋では排水管清掃を行っていたのに悪臭やつまりが生じると、清掃を行っていない居住者との間でトラブルになるかもしれません。

 

無用なトラブルを避けるためにも、マンションの排水管清掃は必ず実施しましょう。

マンションの排水管清掃で困ったときは

マンションの排水管清掃について解説しました。

 

マンションの排水管清掃は専門の器具や薬剤を使用するため、専門業者に依頼するのが一般的です。排水管の汚れを放置すると悪臭や腐食の原因にもなるので、定期的に実施することをおすすめします。

 

マンションの排水管清掃でお困りの方は、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。個人の排水管清掃の依頼も受け付けていますので、気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにマンションの排水管清掃について相談してみる

2024.09.03

水回りのトラブルでも多いのが「排水溝(排水口)のつまり」です。つまりを放置したまま使用していると、悪臭や汚水の逆流の原因になることもあります。

 

そこで今回は、排水溝(排水口)のつまりの原因と対処法を詳しく解説します。

 

自分でできる対処法を紹介しますので、排水溝(排水口)のつまりでお困りの方は参考にしてください。

【場所別】排水溝のつまりの原因と対処法

排水ホースを点検する水道修理業者

排水溝のつまりの原因と対処法を、水回りの場所別に紹介します。

キッチンの排水溝がつまる原因と対処法

排水溝のつまりで多いのはキッチンです。

 

キッチンの排水溝がつまると衛生面でも良くないため、すぐに対処する必要があります。

排水溝に流した油が固まってつまっている

キッチンのつまりの原因の一つに、「油」があります。

 

油を排水溝に直接流すと流したときには液状でも、排水管の中で冷えて固まり、蓄積されてつまりの原因になります。

 

油が固まっている場合は、お湯を流すと油が溶けて水が流れる可能性があります。

 

ただし、熱湯を流すと排水管を傷めるため、50℃~60℃程度のぬるま湯を流すようにしましょう。

食べカスや石けんカスでぬめりが溜まっている

キッチンの排水溝にはゴミ受けが設置されており、ほとんどのゴミはキャッチできます。

 

しかし、以下の状態では、ぬめりが発生してつまりの原因になります。

  • ゴミや食べカスが溢れるほど、ゴミ受けに溜まっている
  • 石けんカスを放置している

排水溝のゴミ受けがズレていると、ゴミが直接排水管に流れてつまることもあるので、注意が必要です。

 

台所の排水溝のつまりの原因については、以下のページで詳しくまとめています。修理料金の目安も紹介していますので、つまりの除去で業者に依頼を検討中の方は参考にしてください。

異物が排水管につまっている

油や食べカス汚れに次いで多いのが、異物が排水管につまっているケースです。

 

洗い物や掃除をしていて、スプーンなどの食器や調理器具を流してしまうことも珍しくありません。

 

異物が排水管の奥まで流れてしまうと、自分で取り出すのは困難ですので業者に依頼しましょう。

 

そのほかのつまりの原因には、汚水桝(排水枡)の汚れがあります。汚水桝の詰まりは掃除で解決できますので、以下のページを参考に清掃を実施してください。

トイレの排水溝がつまる原因と対処法

トイレもキッチンと同様に排水溝がつまりやすい場所です。

 

よくある詰まりの原因を2つ紹介します。

大量のトイレットペーパーを流して排水溝がつまった

トイレの排水溝のつまりでよくあるのが、トイレットペーパーを大量に流したことによるものです。

 

トイレットペーパーは水に溶ける素材ですが、大量にまとめて流すと溶けきれずにつまってしまうことがあります。

 

トイレットペーパーでトイレが詰まったときは、ラバーカップ(すっぽん)を使ってつまりを解消させましょう。

ラバーカップの使い方

ラバーカップはゆっくりと排水構に向かって押し込み、カップがへこんだら勢いよく引き戻します。

 

押したり引いたりを何度か繰り返せば、つまりが解消される可能性が高いです。

 

ラバーカップ(すっぽん)の使い方は、以下でより詳しく解説しています。

スマホやおもちゃを落として排水溝がつまった

ズボンのポケットに入れていたスマホを便器に落としたり、子どもがいたずらでおもちゃを落としたりして、排水溝がつまることがあります。

 

手に届く範囲に落としたものがある場合は、ゴム手袋をはめて取り出せば問題ありません。

 

排水管の奥まで流れてしまった場合は、自分で取り出すのは困難です。修理業者に依頼したほうがスムーズに解決できるでしょう。

 

そのほかのトイレの排水溝がつまる原因や対処法は、下記のページでまとめています。トイレの水が流れずにお困りの方は、この記事を参考にして対処してみてください。

お風呂の排水溝がつまる原因と対処法

お風呂の排水溝は、日々の汚れがたまりやすい場所です。

 

排水溝のつまりの原因で多いのは、髪の毛などの汚れの蓄積です。

髪の毛や石けんカスの汚れが溜まっている

ヘアキャッチャーに髪の毛や石けんカスなどの汚れが溜まっていると、排水溝のつまりが発生します。

 

汚れで排水溝がつまっているときは、ヘアキャッチャーと排水トラップの汚れを掃除しましょう。

 

それでもつまりが解消できない場合は、排水管の中につまりの原因がある可能性があります。お風呂のつまりの原因や解消法について詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。

洗面所の排水溝がつまる原因と対処法

洗面所の排水溝がつまる原因で多いのは、髪の毛です。

 

それ以外にもいくつかの原因が考えられますので、紹介します。

髪の毛やほこりなどの汚れが溜まっている

身支度をする洗面所は、髪の毛やほこりがたまりやすい場所です。

 

ヘアキャッチャーに髪の毛やほこりが溜まっているときは、取り除いてつまりを改善しましょう。それでもつまりが改善できない場合は、別の原因が考えられます。

石けんカスのぬめりが蓄積している

ゴミを取り除いてもつまりが直らないときは、石けんカスのぬめりが蓄積している可能性があります。

 

洗面所では手を洗ったり洗顔をしたりし、石けんカスや垢、皮脂などが排水溝に流れます。この汚れが排水溝や排水管に付着すると、雑菌が繁殖してぬめりが発生するのです。

 

ぬめりを放置するとぬめりに髪の毛やゴミが付着し、つまりがどんどんひどくなっていきます。

 

ぬめりがある場合は、歯ブラシなどを使って掃除をしてください。

アクセサリーなどの異物を流してしまった

洗面所では、ピアスや指輪などのアクセサリーを排水溝に落とすアクシデントが発生することがあります。

 

洗面所でアクセサリーを落としたときは、落ち着いてすぐに取り出しましょう。見える場所にとどまっている場合は、指で取り出してみてください。

 

掃除機のノズルを排水溝の奥に差し込んで、風圧で回収することも可能です。

 

見えない場所にまで流れてしまうと、排水パイプを分解して取り出す必要があります。放置すると水が逆流する原因にもなりますので、取り出せない場合は業者に相談してみてください。

 

以下のページで排水溝で逆流が起きた場合の対処法を解説していますので、お困りの方は参考にしてみてください。

洗濯機の排水溝がつまる原因と対処法

洗濯機の排水溝は、お手入れを怠りがちな場所です。水漏れや洗濯機が作動しなくなることで、つまりに気付くケースもあります。

 

洗濯機の排水溝のつまりには、以下のような原因が考えられます。

糸くずや髪の毛などがたまっている

洗濯ものから出た糸くずや石けんカス、髪の毛などが蓄積し、ぬめりとなって排水溝がつまっている可能性があります。

 

排水溝に溜まったゴミを取るには、排水溝から排水ホースを外し、ゴミを取り除く必要があります。

 

洗濯機の排水溝はその他の水回りの排水溝と比べると掃除しにくく、手入れを怠りがちです。排水溝がつまると水漏れの原因にもなりますので、ゴミが蓄積する前にこまめに掃除をしましょう。

排水ホースが折れていて水が流れない

排水溝にゴミが溜まっていない場合は、排水ホースが折れていて水が流れていない可能性があります。

 

排水ホースが長すぎると、不要な傾斜がついたり、折れ曲がって水の流れを悪くしていることもあります。

 

排水ホースの長さは適切に調整し、折れ曲がっていないことを確認してください。

排水溝のつまりを溶かす方法

排水溝に洗剤を注ぐ

排水溝のつまりを溶かすには、主に3つの方法があります。

  • 50℃程度のお湯を流してつまりを溶かす
  • 重曹とクエン酸を使ってつまりを溶かす
  • 市販の洗剤(パイプクリーナー)でつまりを溶かす

以上の3つの方法について詳しく解説します。

50℃程度のお湯を流してつまりを溶かす

石けんカスやぬめりがつまりの原因の場合、50℃程度のお湯を流すことでつまりが直せる可能性があります。

 

排水溝のなかに50℃のお湯を一気に流し込めば、軽度のつまりなら解消できるかもしれません。

 

ただし、熱湯を使うのは厳禁です。熱湯を流すとパイプを傷める可能性があるので、必ずぬるま湯を使用してください。

 

給湯器の温度設定を50℃にすれば、簡単にぬるま湯を用意できます。

重曹とクエン酸を使ってつまりを溶かす

排水管のしつこい汚れには、重曹とクエン酸が効果的です。

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消

  1. カップ1杯(200ml)の重曹を排水溝に振りかける
  2. カップ1杯の水に小さじ2のクエン酸を溶かして、重曹の上からかける
  3. 発泡するのを確認して、約1時間放置する
  4. 水を流してつまりが解消されたのを確認する

重曹やクエン酸は、ホームセンターやドラッグストアで100〜300円ほどで手軽に購入できます。排水溝のつまり以外にも用途がありますので、購入しておくと便利です。

 

以下のページではトイレつまりを重曹とお酢(クエン酸)で直す方法を解説しています。トイレ以外の場所のつまりにも応用できる情報をまとめていますので、参考にしてください。

市販の洗剤(パイプクリーナー)でつまりを溶かす

さらにしつこい汚れには、市販の洗剤(パイプクリーナー)の使用がおすすめです。

 

重曹やクエン酸よりも成分が強いため、取り扱いには注意が必要です。パッケージに記載されている使用量や使用方法を守り、適切に使えば効果が期待できるでしょう。

排水溝のつまり修理の費用相場

PRICE

排水溝のつまり修理の費用相場をまとめました。業者に修理の依頼を検討している方は、参考にしてください。

 

まずは、業者の基本料金の相場です。

基本料金 5,000円~
見積もり 0円
出張費 0円~5,000円
夜間・休日の割増料金 0円~4,000円

出張費の相場は、0円~5,000円と業者によって差があります。自宅から遠い業者の場合は出張費が割高になるケースもあるので、地域密着型の業者がおすすめです。

 

夜間・休日の割増料金については、発生する業者としない業者があります。割増料金がかかる業者の場合、4,000円程かかることもあるので注意してください。

 

以下は、排水溝のつまり修理の作業料金の相場です。

軽度のつまり除去 8,000円~
中度のつまり除去 12,000円~
重度のつまり除去 20,000円~
薬剤を使用する作業 5,000円~
高圧洗浄作業 25,000円~
汚水桝の清掃 8,000円~

軽度な排水溝のつまりなら、8,000円程度からで依頼できます。高圧洗浄や薬剤を使用する作業になると、修理費用は高額になります。

 

⇒クリーンライフに排水溝のつまりを相談してみる

排水溝のつまりを予防する方法

Point

排水溝のつまりを予防する方法を5つ紹介します。

油は直接流さずキッチンペーパーで吸い取る

調理器具や食器についた油を排水溝に直接流すと、排水管内で油が固まってつまりの原因になります。

 

洗い物をする前にはキッチンペーパーで拭き取り、排水溝に流さないようにしましょう。

 

排水溝に油を流さないだけでも、つまりや嫌な臭いを防げます。

固形物は小さいものでも流さない

「少しくらいなら」と小さな固形物を流していると、蓄積してつまる可能性があります。

 

食べ残しや捨てる食材などは、シンクではなくごみ箱に捨てると排水溝に流れないので、意識してみてください。

 

ゴミは必ずキャッチャーで受けて、こまめに処分するようにしましょう。

こまめに掃除をして汚れを溜めない

排水溝のゴミや汚れを放置すると、ぬめりが発生してつまりや悪臭の原因になります。

 

排水溝の掃除はこまめに行い、清潔な状態を保つことが大切です。

 

洗い物をしたついでに、できれば毎日排水溝を掃除することをおすすめします。

排水口ネットを使ってゴミをキャッチする

排水溝のゴミ受けには排水口ネットを使い、ゴミや髪の毛、ホコリなどをキャッチして捨てましょう。

 

ゴミ受けだけだと細かなゴミが網目からすり抜けてしまい、排水溝がつまりやすくなってしまいます。

 

ゴミ受けに溜まったゴミを放置するとヌメリが発生しますので、ネットは洗い物をするたびに交換することをおすすめします。

専門業者に排水溝のメンテナンスを依頼する

排水溝のつまりで困る前に、専門業者に排水溝のメンテナンスを依頼するのもおすすめです。

 

専門業者にメンテナンスを頼むと、つまりそうな場所や水漏れが起きそうな場所を確認し、被害が起きる前に対処してもらえます。

 

安全・安心に水回りの設備を使用するためにも、定期的な点検・メンテナンスは欠かせないでしょう。

 

⇒クリーンライフに排水溝のつまりを相談してみる

排水溝のつまりで困ったときは

排水溝のつまりの原因と対処法を紹介しました。

 

排水溝のつまりは原因が何であれ、つまりがひどくなる前に対処することが大切です。また、つまりを防ぐには日々のお手入れや使い方を工夫することが大切になります。

 

排水溝のつまりで困ったときは、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。排水溝のつまりの原因にあわせて、スピーディにトラブルを解決いたします。

 

⇒クリーンライフに排水溝のつまりについて相談してみる

2024.09.03

排水溝から水が上がってくる際に、すぐにできる対処法を解説します。

 

そのままにしていると、以下のようにさまざまなリスクがあります

  • 逆流
  • 悪臭
  • 水漏れ

すぐできる対処法ばかり紹介するので、排水溝から水が上がってきたらすぐに試してみてください。

 

あわせて、排水溝から水が上がってくる原因や前兆、業者に依頼すべきケースもご紹介します。被害が大きくならないために、最後までお読みください。

排水溝から水が上がってくる際の対処法

対処法

排水溝から水が上がってくる際に、簡単にできる対処法を4つ紹介します。紹介する対処法は以下の通りです。

  • お湯を流す
  • 液体パイプクリーナーを注いで放置する
  • ラバーカップで圧力をかける
  • ワイヤーブラシで汚れをこそぎ取る

それでは、具体的な方法を見ていきましょう。

50℃程度のお湯を流す

ついたばかりの油汚れや大量のトイレットペーパーによるつまりなら、お湯を流して汚れを取り、つまりを解消させましょう。つまりを解消し、上がってくる水を正常な位置に戻します。

 

ある程度の量を一気に流したいので、バケツを用意してください。水と熱湯を半々程度で混ぜて、50℃程度のお湯をバケツに用意しましょう。

 

手順は以下の通りです。

  1. フタやゴミ受けなど、排水溝で取り外せるものを全部取り外す
  2. バケツでお湯を勢いよく流し込む

しばらく様子を見て、水が流れていき始めたら完了です。

 

効果を上げるために熱湯を使うのは、絶対にやめてください。熱湯を使うと塩ビの排水管が劣化したり、陶器製の便器が割れたりします。必ず50℃前後のお湯を使いましょう。

液体パイプクリーナーを注いで放置する

液体パイプクリーナーは、化学の力で詰まりを取る方法です。液体パイプクリーナには次の2種類があります。

  • 次亜塩素酸ナトリウム入り
  • 水酸化ナトリウム入り

次亜塩素酸ナトリウムを主成分にしている液体パイプクリーナーは、毛髪を溶かすので浴室や洗面台の排水溝におすすめです。

 

一方、水酸化ナトリウムは、油分に効果が見られます。油汚れが主なつまりの原因である、キッチンで利用されることが多い傾向です。

 

使用の手順を説明します。基本的には取扱説明書をよく読んで、記載されているように使用しましょう。

  1. 排水トラップを取り外せるなら、取り外す
  2. 取扱説明書に記載された規定量のパイプクリーナーを排水管に注ぐ
  3. 指定された通りの時間、放置する
  4. 約50度のお湯を少しずつ注いで、つまりの有無を確認する

規定量より多く使ったり、長時間放置しても、効果的になるわけではありません。場合によっては、逆効果になってしまう場合もあるので、取扱説明書に従うことが重要です。

 

液体パイプクリーナー使用後に、カビキラーなど酸性タイプの洗浄剤をすぐに使うと、塩素ガスが発生するのでとても危険です。液体パイプクリーナーを使ったあとで、すぐに別の薬剤を使わないようにしましょう。

ラバーカップで詰まったものを押し出す

ラバーカップは「すっぽん」と呼ばれて、トイレつまりによく利用されます。

 

キッチンや洗面台などの排水溝でも威力を発揮します。トイレ用とは別に、排水溝のサイズに合わせたラバーカップを用意しておくと便利です。

 

ラバーカップを使った排水溝の洗浄方法は以下の通りです。

  1. 排水溝のフタ・ゴミ受けなど取り外せるものは、取り外しておく
  2. 排水溝にラバーカップのおわん部分を密着させる
  3. おわん部分が隠れる程度の水をはる
  4. ラバーカップをゆっくりと押し、勢いよく引き上げる
  5. 4を数回繰り返す

つまりが取れた感触があれば、水を流してみて確認しましょう。

 

以下の場合は、ラバーカップは使用できません

  • 浴室でワン型排水トラップが設置されている
  • 排水ホースにジャバラホースが設置されている
  • 固形物が排水管に流れている

固形物は、ラバーカップで排水管の奥に押しやってしまう可能性があります。

ワイヤーブラシで汚れをこそぎ取る

ワイヤーブラシは、ワイヤーの先にブラシや丸めた金属が設置されて、排水管の奥の汚れをこそぎ取る道具です。

 

「ワイヤードレンクリーナー」「ワイヤー式パイプクリーナー」とも呼ばれています。家庭用ワイヤーブラシの長さは、1m〜10m程度です。

 

ワイヤーブラシを使った排水管の掃除方法は、以下の通りです。

  1. 排水管にワイヤーブラシを差し込む
  2. 少しずつ、排水管の奥にワイヤーブラシを押し込んでいく
  3. 動かなくなったら、回転・押す引くを繰り返して、汚れを落とす
  4. ハンドルを使ってさらに奥へ入れる
  5. 入れることができなくなったら、回転・押す引くを繰り返して、固まった汚れを落とす
  6. 汚れをこそぎ落とした感触があったら、ワイヤブラシを引き抜く
  7. 水を流してみる

排水管がジャバラホースの場合は、ワイヤーで穴を開けてしまう可能性があるため、使用できません。

 

強度の高い柔軟性のあるタイプを選びましょう。排水管はカーブが多いため、強度のないタイプは折れてしまい、排水管の中にとどまってしまいます。

 

排水管の汚れ除去については、以下の記事で詳しく説明しています。

排水溝から水が上がってくる原因

排水溝から水が上がってくる原因は、以下のようなことが考えられます。

  • 油汚れや毛髪などが原因の排水管のつまり
  • 汚水桝のメンテナンス不足が原因のつまり
  • 排水管が劣化してヒビがある状態
  • 大雨で下水が処理できない状態

ご紹介した対処法で解決しない場合は、汚水桝や排水管の劣化などが原因と考えられます。それぞれの原因について、説明していきます。

油汚れや毛髪などが原因の排水管のつまり

排水溝から入り込んだ汚れが蓄積して、排水管が詰まると排水溝から水が上がってくる原因になります。つまりの主な原因を水回り箇所ごとに見ていきます。

台所 ・石鹸カス
・水垢
・生ごみ
・固形物(洗剤のキャップや爪楊枝など)
浴室や洗面所 ・石鹸カス
・毛髪
・水垢
・固形物
トイレ ・大量のトイレットペーパー
・吐瀉物や排泄物
・水に流せると書かれた製品
洗濯機 ・石鹸カス
・繊維

つまりの原因になるものが排水溝に入らないように、注意しましょう。

 

特にキッチンの排水管は詰まりやすいので、以下の記事を参考にしてこまめに掃除しましょう。

汚水桝のメンテナンス不足が原因のつまり

汚水桝(排水枡)とは、住宅内からの排水を一旦溜めておく桝(ます)です。汚水桝は、住宅の水回りごとに設置されており、以下のような役割があります。

  • 汚物を公共の下水に流さない
  • 汚物や生ごみの悪臭が漏れない
  • 排水管のつまり点検が簡単にできる

汚水桝のつまりは、さまざまなトラブルの原因です。

 

マンションなどの集合住宅は、管理会社が定期的にメンテナンスをしていますが、戸建ての場合は、忘れてしまうことも。メンテナンスをしていないと、トラブルが生じる可能性があるので、確認してください。

 

汚水桝について知っておくと、トラブルの原因を特定しやすくなるので、以下の記事を参考にしてください。

排水管が劣化してヒビがある状態

排水管の劣化も、排水溝の水が上がってくる原因の一つです。ヒビだけではなく、サビやつなぎ目のずれなども原因になるので、チェックしてください。

 

排水管のトラブルは、ご自分での対応は難しいでしょう。特に見えない箇所にトラブルがあるなら、水道修理業者に点検・修理を依頼してください。

 

排水管のトラブルは、設置して20年程度から増えます。また、大きな地震が原因で排水管にトラブルが生じる場合もあります。

 

⇒クリーンライフに排水溝についてLINEで相談してみる

大雨で下水が処理できない状態

台風等で大雨が降ると、下水道で汚水を処理できないために、排水溝から水が上がってくることがあります。

 

大雨が原因の場合は、待っていれば改善されることがほとんどです。大雨の間は、できるだけ水を使わないようにすると、逆流を抑えられます。

 

逆流については、以下の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。

排水溝から水が上がってくるなら業者に相談

水道修理業者

以下のようなケースは、水道修理業者への相談をご検討ください。

  • 排水溝から水が上がってくる原因がわからない
  • ご紹介した対処法を試しても改善しない
  • 汚水桝の問題があるようだ
  • 築20年以上の住宅で、排水管が古い
  • 地震後、排水溝から水が上がってくるようになった

上記以外のケースでも、不安な場合はすぐに相談してみましょう。

業者への相談がおすすめの理由

水道修理業者へ相談するのがおすすめの理由は、以下のようにさまざまです。

  • 排水溝から水が上がってくる原因がすぐにわかる
  • そのほかのトラブルになる可能性を回避できる
  • ご自分で対処するよりも短時間で解消する
  • トラブルが悪化しにくい
  • 汚いものを触ったり、悪臭を我慢したりしなくて済む

ただし、相場料金を知って、適正価格で運営する信頼できる業者を選びましょう。

 

⇒クリーンライフに排水溝についてメールで相談してみる

業者に依頼した場合の相場料金

排水溝から水が上がってくる場合に、業者に修理を依頼した際の作業内容と相場料金を一覧表にしました。

作業内容 相場料金
軽微なつまりの解消 5,000円〜8,000円
薬剤による洗浄 8,000円~15,000円
排水管の部品交換 3,000円〜10,000円
排水ホースの交換・新設 10,000円~30,000円
汚水桝の掃除 1ヶ所につき2,000円〜
汚水桝の交換 1ヶ所につき40,000円〜
管内カメラ等による排水管の調査 20,000円〜
排水管の高圧洗浄 27,000円〜
排水管のトーラー洗浄 30,000円〜

業者によっては作業料金以外に、以下のような料金が加算されます。

料金項目 相場料金
見積もり料金 0円〜
基本料金 0円〜5,000円
出張費用 0円〜4,000円
早朝・深夜・休日の割増料金 0円〜8,000円
キャンセル料金 キャンセルする時期により変動

以上のような料金は、作業に関係なく加算されるので、問い合わせ時に確認可能です。

 

排水管の交換が必要になる場合は、以下の記事が参考になります。

業者選びに失敗しないためのポイント

水道修理業者を安易に選ぶと、手抜き工事や高額請求といったトラブルを招く可能性があります。以下のポイントを押さえて、信頼できる業者を選びましょう。

  • 水道局指定工事店か確認する
  • 口コミを確認する
  • 実績があるかを確認する
  • 複数の業者に相見積もりする

以下の記事でさらに詳しく説明しているので、業者選びに悩んでいる方は参考にしてください。

賃貸で排水溝から水が上がってくるなら管理者に相談

賃貸のアパート・マンション

賃貸のアパート・マンションにおいては基本的に、普通の使い方で排水溝から水が上がってくるのであれば、修理代は大家さんの負担です。

 

勝手に業者を呼ぶと、修理代を請求できなくなる可能性があります。また、アパートやマンションでは、管理会社が指定している業者がある場合もあるので、勝手な水道修理業者への依頼はNGです。

 

  • ただし、契約によっては、排水溝や排水管のトラブルは入居者が対処すると決められている場合もあります。契約書を確認してみて、相談してください。

 

入居して間もない時期に、排水溝から水が上がってくるなら、迅速に管理会社・大家さんといった管理者へ連絡してください。入居して間もない場合は、管理者が対処してくれます。

 

連絡せず放置して悪化すると、責任が入居者側になる可能性があります。修理業者に入られるのが嫌だと思わず、すぐに対処してもらいましょう。

排水溝から水が上がってくる前兆・サイン

シンクの排水に流れる水

排水溝から水が上がってくるサインを知っていると、重篤なトラブルになる前に対応できます。ちょっとでも気になることがあったら、すぐに排水管の掃除をするなどして対処してください。

ゴボゴボといった変な音がする

シンクやお風呂、洗面所で水を流すと排水管から「ゴボゴボ」というような変な音がするのは、水が流れにくくなっている証拠です。

 

排水管の掃除をしてみて、それでも改善しないようなら、業者に相談してみましょう。

 

⇒クリーンライフに排水溝について相談してみる

掃除をしても臭いが気になる

排水管内で汚れが蓄積し、バクテリアが増加すると悪臭がひどくなってきます。異臭を放置すると、さらに本格的に詰まってしまい、排水溝から水が上がってくる可能性があります。

 

液体パイプクリーナーを注いで、排水管内を洗浄してみましょう。パイプクリーナーに含まれる次亜塩素酸ナトリウムは消毒効果も期待できるので、異臭を抑えられるかもしれません。

 

液体パイプクリーナーを使っても、すぐに気になる臭いの再発を繰り返すなら、水道修理業者に相談してください。

 

悪臭対策は、以下の記事を参考にしてください。

水がなかなか流れない

水を勢いよく出すと、シンクやボウルに水が溜まって、排水に時間がかかるなら、排水管に汚れが蓄積して水が通る箇所が細くなっています。

 

水が流れにくい状態で放置すると、排水溝から水が上がってくるようになるかもしれません。排水溝が臭くなる可能性もあるので、水がなかなか流れないと感じたら、すぐに排水管の洗浄など対処しましょう。

排水溝から水が上がるトラブルでお困りなら

排水溝から水が上がってくる場合の、対処方法をご紹介しました。

 

そのままにしていると逆流の可能性もあるので、迅速な対応が必要です。ご紹介した方法で改善しない場合は、水道修理業者に相談しましょう。

 

業者選びに迷ったら、実績の多い『クリーンライフ』にご相談ください。電話のほか、LINEやメールでの連絡が可能です。

 

熟練のスタッフが、現地で点検・見積もりをしています。見積もりまでは無料なので、お気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフに排水溝について相談してみる

2024.09.03
お電話1本
駆けつけます!
13:25 現在、お電話いただけましたら即日修理対応可能です!
24時間・365日対応
お見積無料
0120-423-152