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排水管の水漏れ・つまり

排水管を自分で洗浄する方法を解説します。

 

次のような排水管のトラブルは、蓄積した汚れが原因かもしれません。

  • 流れが悪い
  • ゴボゴボと音がする
  • 流れる前に一度水が上がる
  • 排水管・排水口が臭い

上記のトラブルは、排水管を洗浄すると解決できる可能性が高いです。

 

ご自分でする洗浄方法のほか、キッチンや浴室、洗濯機といった排水管の箇所別に、洗浄する頻度についてもお伝えします。業者に依頼した場合の費用もあわせてご紹介するので、参考にしてください。

自分で排水管を洗浄する方法

キッチンの排水口

まずは、以下のような道具や薬剤を使って、自分で排水管を洗浄する方法を説明します。

  • お湯
  • 液体パイプクリーナー
  • 重曹とクエン酸
  • ラバーカップ
  • ワイヤーブラシ

手に入りやすいもの、すでに自宅にあるものを使って洗浄していきましょう。具体的な洗浄方法を説明します。

お湯をためた後一気に抜く

お湯の水圧を利用した、排水管の洗浄方法です。お湯の温度で、油や皮脂のつまりも落とします。

 

まず、以下のものを用意してください。

  • タオル、またはポリ袋
  • 40~50度くらいのぬるま湯

「指を入れると熱いと感じるが、しばらく指を入れたままで大丈夫な温度」のぬるま湯を用意しましょう。

 

お湯を使った方法は、以下のとおりです。

  1. 排水口のフタや目皿、トラップなど外せるものは全部外す
  2. タオル、またはポリ袋で排水口を塞ぐ
  3. ぬるま湯をシンクやボウルに半分程度までためる
  4. タオル(ポリ袋)を引き抜いて、一気に水を流す

できるだけ勢いよく、タオルを引き抜きましょう。

液体パイプクリーナーを規定された時間放置する

液体パイプクリーナーは汚れに直接触れることなく、放置するだけの簡単な方法です。

 

窓を開けたり、換気扇を使ったりして、十分に換気をしながら作業を始めましょう。ニオイに敏感な方は、気分が悪くなる可能性があります。

 

液体パイプクリーナーを使う前に、必ず取扱説明書をよく読んでおきましょう。

 

以下は、液体パイプクリーナーの一般的な使い方です。

  1. 排水口のフタや目皿など、取り外せるものを取り外す
  2. 取り外したものをバケツなどで水につけておく
  3. 排水口に40〜50度のお湯を流して、汚れが取れやすい状態にする
  4. 液体パイプクリーナーを規定された分量を守って、排水管に注ぐ
  5. 規定された時間、放置する
  6. 放置している間に、取り外した部品を古い歯ブラシ等で洗浄する
  7. 規定時間が過ぎたら、排水口に40〜50度のお湯を流す

長時間放置したり、規定以上の分量を注ぎ入れたりしても効果が上がるわけではありません。反対に、トラブルの原因になるので、説明書通りの分量・時間を守りましょう。

 

液体パイプクリーナーには、以下の2種類があります。

  • 次亜塩素酸ナトリウム入り:毛髪などが入りやすい浴室や洗面所の排水管
  • 水酸化ナトリウム入り:油汚れが蓄積しやすいキッチンの排水管

用途に合わせて選ぶと、さらに効果を期待できます。

重曹・クエン酸を入れた後に水かぬるま湯を注ぐ

液体パイプクリーナーのにおいが苦手な方や、強めの成分の薬剤を使いたくない方は、重曹とクエン酸を利用した方法がおすすめです。

 

重曹やクエン酸は百均で気軽に購入でき、その他の掃除にも利用できます。自然な成分なので、排水管を傷つける可能性はほとんどありません。

 

それでは、洗浄方法を説明します。

  1. 重曹とクエン酸を2:1の割合で粉末のまま用意する
  2. 排水口や排水管の中に重曹とクエン酸を注ぐ
  3. 重曹とクエン酸の上から、水かぬるま湯をコップ1杯程度(約200ml)注ぐ
  4. 泡がぶくぶく出てきたら、そのまま30分程度放置する
  5. 50℃前後のお湯をたっぷりかけて洗浄する

もっと効果的にしようと熱湯を使うと、排水管を傷つけてしまいます。必ず50℃前後のお湯を使ってください。

ラバーカップで排水管に圧力を与えて洗浄する

ラバーカップの使い方

ラバーカップはすっぽんとも呼ばれる掃除用具です。トイレつまりでよく利用されますが、キッチンや洗面所などでも重宝します。

 

排水口のサイズに合わせて、トイレ用とは別に用意しておくと効果が期待できます。液体パイプクリーナーなどだけでは除去できない、排水管奥の頑固なつまりにも効果的です。

 

ラバーカップを使った洗浄方法は、以下の通りです。

  1. 排水口のフタや目皿を取り除く
  2. 排水口にラバーカップのおわん型のカップを密着させる
  3. おわん部分が隠れる程度の水を注ぐ
  4. ゆっくり押し込み、勢いよく引き抜く
  5. 4を数回繰り返す
  6. 排水管奥でつまりが解消できた感触があったら、水を流す

洗面所の場合は、「オーバーフロー口」と呼ばれる蛇口下にある穴をふさぐと効果が期待できます。濡れた雑巾等でふさぎましょう。

 

洗面所は少し構造が異なるので、以下の記事を参考にしてください。

ワイヤーブラシで排水管の壁をこすり洗いする

ワイヤーの使い方

ワイヤーブラシは、長いワイヤーの先にブラシが付いている洗浄道具です。排水管の奥まで届いて、汚れを直接こすって洗浄します。

 

家庭用ワイヤーブラシの長さは1m〜10m程度が主流です。長すぎると使いにくいので、注意してください。

 

水回り箇所によって、排水管の太さや排水口の大きさが異なるので、箇所ごとにサイズの合うワイヤーブラシが必要です。

 

ワイヤーブラシで洗浄する手順は以下の通りです。

  1. 排水口のフタや目皿などを取り外して、排水管が見える状態にする
  2. ワイヤーブラシのブラシ部分から、排水口に挿入する
  3. ワイヤーブラシが動かなくなるまで、奥に入れていく
  4. 汚れが蓄積している部分で、ワイヤーブラシが動かなくなる
  5. ワイヤーブラシが進まなくなったら、ワイヤーの柄を回転・上下左右に動かし、汚れを擦り落とす
  6. 水を流す

カーブが多い排水管にフィットするように、柔軟性のあるワイヤーブラシを選びましょう。柔軟性がないと、排水管内部でワイヤーが折れてしまいます。

 

排水管の掃除方法を、以下の記事で紹介しています。

【箇所別】汚れの種類・自分で排水管を洗浄する頻度

スプレーボトルとスポンジ

排水管は定期的に掃除すると、汚れが蓄積しにくくなります。

 

ここでは、水回り箇所ごとにどのくらいの頻度で洗浄すべきなのか、蓄積しやすい汚れは何なのか、解説します。

油汚れがたまりやすいキッチンは週2回の洗浄

キッチンの排水管は特に汚れやすいので、最低でも週に2回のペースでの掃除が理想です。排水口には、食材のカスなどの生ごみや油などが入り込みます。

 

以下のようなご家庭は、週に3回程度まで増やした方がいいでしょう。

  • 1日3食、食事を用意する
  • 揚げ物や炒め物など、油を使う料理が多い
  • 家族の人数が多い

以下の記事に簡単なキッチンの掃除方法を紹介しているので、参考にしてください。

毛髪や皮脂で汚れやすい浴室・洗面台は週1回の洗浄

浴室・洗面台は毎日のように使う場所なので、週に1度の排水管の洗浄が理想です。浴室・洗面台は、石鹸カス、皮脂、毛髪などが蓄積します。

 

浴室の排水管は特に汚れやすいので、以下の記事を参考にして排水管の洗浄をしてください。

糸くずが排水管に入りやすい洗濯機は年1回の洗浄

洗濯機の下に排水口があるので、掃除が難しいのですが、少なくとも年に1度は洗濯機を移動してていねいに掃除しましょう。

 

洗濯機の排水管には、以下などが蓄積します。

  • 衣類に付着した泥やホコリ
  • 皮脂
  • 毛髪
  • 繊維くず
  • 過剰な洗剤による石鹸カス

できればもっと頻繁に掃除したほうが汚れの蓄積が少ないため、掃除の負担が軽くなります。

 

汚れの激しい衣類、特に泥が付着している場合は、下洗いをしてから洗濯機に入れるようにすると、排水管が汚れにくいのでおすすめです。

排水管洗浄を定期的に業者へ頼むのがおすすめの理由

水道修理業者

自分でする排水管洗浄の方法を解説しましたが、できれば3年に1度は業者への依頼がおすすめです。業者への依頼がおすすめの理由は、以下のとおりです。

  • 家庭用の道具では落とせない汚れを落とす
  • 定期的に汚れを落としてつまりを予防できる
  • 汚れによる負担が少なく排水管が長持ちする
  • うっかり排水管を壊さないで済む

それでは、順に説明していきます。

家庭用の道具では落とせない汚れを落とす

業者の使う高圧洗浄機は、家庭用に比べてずっとパワフルです。そのため、自分での掃除では落とし切れない汚れを落とします。

 

自分の掃除だけですと、少しずつ汚れが蓄積して頑固な汚れがこびりついてしまいます。

 

プロの使う高圧洗浄機についてもっと知りたい方は、以下の記事で詳しく説明しています。

定期的に汚れを落としてつまりを予防できる

少しずつ蓄積する汚れが、主なつまりの原因です。頑固な汚れは、ご自分でのメンテナンスだけでは除去しきれないため、突然つまりが起きてしまいます。

 

定期的に高圧洗浄をしてもらうことで、つまりの予防が可能です。また、トラブルになりそうな点を業者が確認してくれるので、その他のトラブルも抑えられます。

汚れによる負担が少なく排水管が長持ちする

プロの業者なら、適切に対応してくれて、余計な負担をかけません。そのため、排水管が長持ちしやすくなります。

 

トラブルの頻度が少ないと、圧力がかからない点も長持ちする理由です。

うっかり排水管を壊さないで済む

自分で高圧洗浄をすると、余計な力を加えすぎる可能性があります。排水管を壊したり、排水口から逆流して住宅にダメージを与えたりする可能性があります。

 

ワイヤーブラシの操作も意外と難しく、排水管に傷をつけてしまうかもしれません。ダメージを与えないように注意深く作業すると、時間がかかります。

 

プロの業者なら、汚れをピンポイントで落とし、短時間で作業が終わります。

業者に依頼する排水管の洗浄作業

汚水桝(排水桝)から排水管の掃除

業者に依頼すると、どのような作業をするのか、またどのくらい費用がかかるのかを説明します。

排水管の洗浄作業の流れ

戸建ての排水管の作業は、排水枡(汚水枡)から高圧洗浄を行います。

 

作業の流れは、概ね以下のとおりです。

  1. 屋外に設置している汚水枡(排水枡)の場所を全部確認する
  2. 汚水枡のフタを開けて、高圧洗浄機のノズルを挿入する
  3. 洗浄水を噴射して、排水管内を洗浄する

排水が透明になってきたら、完了です。

 

汚水桝の清掃については、以下で料金相場や業者の選び方を紹介しています。

マンションの排水管を洗浄する作業の流れ

マンションの場合は、戸建てとは反対に各水回りの排水口から高圧洗浄していきます。

 

マンションの排水管は、各住戸の排水管が共用部分の排水管に接続するシステムです。そのため、ほとんどのケースで、下の階から順番に洗浄していきます。

 

マンションは管理会社が、1年に1度程度の頻度で業者に依頼していることがほとんどです。洗浄のときは作業しやすいように、排水口周辺を片付けておきましょう。

業者に依頼した場合の料金相場

マンションの場合は管理会社が請け負っているので、ここでは戸建て住宅で排水管洗浄を依頼した場合の料金を紹介します。

住宅のタイプ 相場料金
一般的な戸建て 20,000円〜35,000円
二世帯住宅(2階に排水管がある住宅) 28,000円〜50,000円

汚れがひどい場合は、トーラー作業が必要になるため、15,000円〜25,000円が上乗せされます。

 

戸建ての高圧洗浄の料金について、以下の記事に詳しく記載されています。

業者選びで注意したいこと

以下のポイントを確認して、3社程度選び相見積もりをして適正価格で運営する業者を選びましょう。

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • 口コミで高評価が多い
  • 実績がある
  • アフターサービスがある

見積もり後にすぐに契約するように強制する業者は、悪徳業者の可能性があるので、注意が必要です。

 

以下の記事で悪徳業者の特徴を知って、信頼できる業者を見つけてください。

排水管の洗浄をしないと起こりうるトラブル

排水管の洗浄は、とても重要です。放置すると以下のようなトラブルの可能性があります。

汚れが蓄積して排水管が詰まる

排水管に汚れが蓄積してヘドロ状になると、流れてきた生ごみ・毛髪などが絡まりやすくなり、つまりが生じます。

雑菌が増殖して悪臭が広がる

排水管に汚れが蓄積すると、雑菌が増えて悪臭が漏れてくる可能性があります。排水管を清潔に保って、排水管の臭いを抑えましょう。

害虫が住みやすい環境になって増殖しやすい

排水管につまった汚れがゴキブリなど害虫のエサになり、増殖しやすくなります。汚れた箇所に卵を産みつける害虫もいるので、さらに増えていきます。

 

害虫を増やさないために、清潔を心がけましょう。

排水管の洗浄回数を抑える方法

排水口に液体を注ぐ

日頃から、排水管のトラブルが起きないように気をつけておけば、排水管の洗浄回数を抑えられます。

排水口から余計なものが入らないようにする

以下のちょっとした心遣いが、排水管の汚れを防ぎます。

  • 排水口のゴミ受けを毎日空にする
  • 排水口に使い捨てカバーをつける
  • 排水口周辺に小物を置かない

使い捨てカバーは、百均などでも販売されています。

キッチンの油汚れが蓄積しないようにする

キッチンの排水口に油を流さなくても、自然と油汚れが蓄積されます。以下のことを習慣づけると、油汚れを抑えられます。

  • 洗う前に食器類の油をキッチンペーパーで拭き取る
  • 1日の終わりに50℃くらいのお湯を流す

熱湯を流すと、排水パイプが変形する可能性があるので、必ず50℃程度のお湯を使用してください。

排水枡(汚水枡)のメンテナンスをする

排水枡の掃除は、業者に毎年決まった時期に依頼しておくと安心です。ご自分でしたい方は、以下の記事を参考にしてください。

排水管の洗浄を検討中なら

排水管の洗浄方法や、業者に依頼した場合の料金等をお伝えしました。

 

ご自分で掃除を頻繁にしていても、汚れが少しずつ蓄積して臭いや水の流れ方が気になったら、業者への依頼がおすすめです。

 

業者選びにお迷いなら、全国で300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている『クリーンライフ』にご相談ください。

 

年中無休で24時間受付しているので、即日対応可能です。排水管のトラブルをすぐに解決できるように、スタッフが最短30分で伺います。

⇒クリーンライフに排水管洗浄を相談してみる

2024.08.02

この記事では、排水溝(排水口)が臭い原因と対処法を分かりやすく解説します。

 

「排水溝(排水口)から嫌な臭いがする…」そんな臭いの原因は、排水溝(排水口)の汚れや排水トラップの封水切れかもしれません。

 

すぐにできる対処法や予防対策を紹介しますので、水回りを快適に使うためにもぜひお試しください。

【場所別】排水溝が臭い原因と対処法

お風呂の排水溝(排水口)

臭いが発生している場所別に、排水溝が臭い原因と対処法を解説します。

 

原因によってはすぐに自分で対処できますので、排水溝の場所に適した対処法をお試しください。

キッチンの排水溝が臭い原因と対処法

キッチンは食べ物や油を扱うため、水回りの中でも臭いが発生しやすい場所です。

 

キッチンの排水溝の臭いには、次の原因が考えられます。

排水溝のゴミ受けが汚れている

排水溝の臭いの原因で多いのが、排水溝のゴミ受けの汚れです。

 

ゴミ受けはゴミが排水管に流れないように設置されており、食べカスや油などをキャッチする役割があります。

 

ゴミ受けが汚れると時間とともにヌメリに変化し、嫌な臭いを放つ原因になります。とくに夏場はヌメリに変化するスピードが早く、雑菌が繁殖しやすい状態です。

 

排水溝のゴミ受けは、毎日掃除するのが理想です。少なくとも2、3日に1回は掃除しましょう。洗い物をした後には必ずゴミをふき取るなど、ゴミ受けにゴミを溜めないことが大切です。

椀の装着がズレていて臭いが漏れている

キッチンの排水溝には、「椀トラップ」とよばれるお椀のような形のパーツが取り付けられています。

 

椀の取り付けがあまかったり装着がズレていたりすると、下水の臭いが上がってきて悪臭の原因になります。

 

ゴミ受けを掃除しても臭いが変わらないときは、椀がしっかり取り付けられていることを確認しましょう。

封水(排水トラップに溜まった水)が蒸発している

封水とは排水トラップに溜まった水で、下水から害虫や悪臭が上がってくるのを防ぐ役割があります。

 

そのため、封水がなくなると下水の臭いを防げず、悪臭が発生します。

 

キッチンを長期間使っていないと、封水が蒸発してなくなることがあります。封水の蒸発を防ぐには、キッチンを使用していなくても時々水を流すことが大切です。

排水トラップに汚れが蓄積している

キッチンの排水トラップは、ゴミ受けやフタのように一見すると汚れが見えません。しかし、長く使い続けていると汚れが蓄積し、臭いの原因になることがあります。

 

臭いが気になるときは、フタやゴミ受けを掃除するついでに、歯ブラシなどを使って排水トラップも掃除しておきましょう。洗剤を使ってヌメリを落とすと、臭いが解消される可能性があります。

 

キッチンの排水溝の臭いは、つまりが原因の可能性もあるので注意しましょう。

 

何かをつまらせた可能性がある場合は、以下のページを参考に対処してください。料金相場もまとめていますので、自分で対処できない場合は業者への依頼もご検討ください。

汚水桝がつまって排水溝から臭いが逆流している

排水溝の臭いの原因は、汚水桝(排水桝)の汚れやつまりの可能性もあります。

 

汚水桝は屋外に設置されており、キッチンから油や洗剤を含む排水が流れる場所のため、トラブルが起こりやすい場所です。

 

汚水桝のつまりを解消すると、排水溝の臭いが軽減される可能性があります。

 

ただし、汚水桝のつまりを自分で掃除するのは、大きな負担がかかります。ご自身では対処できないケースもありますので、以下のページを参考に判断してください。詰まりの対処法や、費用相場もまとめています。

排水ホースと排水管の間にすき間がある

シンクの下から下水の臭いがするときは、排水ホースと排水管の間にすき間がある可能性があります。

 

排水管とホースの接続部分のすき間を見つけたら、パテやテープなどのすき間を埋めるグッズを使ってすき間をふさぎましょう。

 

キッチンの排水溝の臭いの原因については、以下のページで詳しく紹介しています。原因別の対処法をまとめていますので、より詳しい方法を知りたい方は参考にしてください。

お風呂の排水溝が臭い原因と対処法

お風呂の排水溝には、髪の毛や石けんカスが毎日のように流れるため、悪臭が発生しやすい場所です。

 

見えない部分が汚れている可能性も高いので、以下の原因と対処法を参考にしてください。

排水溝が汚れている

お風呂の排水溝が臭いときは、排水溝に汚れが蓄積している可能性があります。まず掃除をしてみましょう。

  1. 髪の毛やゴミなど、ゴミ受けの汚れを取り除く
  2. 排水口のパーツを外す
  3. 排水口内のゴミや髪の毛を取り除く
  4. 中性洗剤と歯ブラシ・スポンジを使い、こすり洗いをする

上記の手順で掃除をしても落ちない汚れには、塩素系の漂白剤を使用しましょう。

 

外したパーツを塩素系漂白剤につけておくと、汚れを落としやすくなります。

封水(排水トラップに溜まった水)が減少している

排水トラップには「封水」と呼ばれる水が溜まっており、封水があることで下水から上がってくる臭いを防いでいます。

 

その封水がなんらかの原因で減少すると、お風呂の排水溝が臭くなることがあります。

  • お風呂をしばらく使用していなかった
  • 急激な気圧変動で排水管内の水が流れてしまった
  • 排水トラップに溜まったゴミが封水をすべて吸収してしまった

このような原因によって、封水は蒸発します。

 

封水が減少したときは、排水溝に水を流して封水を増やしましょう。

排水管の奥に汚れが溜まっている

排水口が臭いときは、排水管の奥に汚れが溜まっている可能性もあります。

 

排水溝の掃除をしても臭いが解消されない場合には、排水管の汚れが原因の可能性が高いでしょう。

 

排水管の奥の汚れは、自分で掃除するのは困難です。汚れが溜まっているとつまりの原因にもなりますので、業者に掃除を依頼するなどして、適切に対処する必要があります。

 

以下のページでは、お風呂の詰まりの原因や対処法について解説しています。掃除方法やつまりの予防法も詳しく解説していますので、排水溝の臭い予防にもお役立てください。

洗面所の排水溝が臭い原因と対処法

毎日のように使う洗面所も、排水溝が臭いやすい場所です。

 

洗面所の排水溝の臭いには、以下の原因が考えられます。

髪の毛や石けんカスで雑菌が繁殖している

洗面所の排水溝には、髪の毛や石けんカスが流れます。蓄積した汚れで雑菌が繁殖し、臭いの原因になることがあります。

 

とくに雑菌が繁殖しやすいのは次の箇所です。

  • ゴミ受け
  • 排水パイプ
  • 排水トラップ
  • オーバーフローの穴

意外と見落としがちなのが、オーバーフローの穴です。掃除しづらく汚れが見えにくいため、気づいたときにはカビだらけになっていることもあります。

 

ゴミ受けや排水溝はこまめに掃除をして、雑菌の繁殖を防ぐことで臭いの発生を予防できます。

封水(排水トラップに溜まった水)が減っている

排水トラップに溜まった水(封水)が減ったりなくなったりしていると、下水からの臭いが上がってきて排水溝が臭くなります。

 

封水は自然に蒸発するため、長い間洗面所を使っていないと減少してしまいます。封水が減っているときは、静かに水を注いで排水トラップに水を溜めましょう。

 

封水が元の状態に戻れば、嫌な臭いは抑えられるでしょう。

配管のズレや不具合で臭いが漏れている

配管がズレるなど、不具合によって臭いが漏れている可能性もあります。

 

多くの排水トラップは、両端をナットで締めて接続されています。そのナットが緩んでいたり、中のパッキンが劣化していると、隙間から下水の臭いが漏れてくるので注意してください。

 

配管がズレていると、水漏れが起きることもあります。洗面所の排水管について、交換方法を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。つまりの対処法や掃除方法もあわせて紹介しています。

洗濯機の排水溝が臭い原因と対処法

掃除を忘れがちな洗濯機の排水溝ですが、実は汚れがたまりやすい場所です。

 

掃除を怠ると汚れが蓄積したり雑菌が繫殖し、悪臭を発生させる可能性があります。

排水溝に汚れが溜まっている

洗濯機の排水溝は、糸くずや洗剤カス、ほこりがたまりやすい場所です。排水溝にゴミや汚れが溜まっていると雑菌が繁殖し、臭いの原因になります。

 

雑菌の繁殖を防ぐには、こまめに掃除をすることが大切です。排水溝の掃除の手順は以下の通りです。

  1. 洗濯機のコンセントを抜く
  2. 洗濯機の蛇口を閉めて水を止める
  3. 排水ホースを排水溝から外す
  4. 排水口のパーツを取り外す
  5. 外したパーツをきれいにする
  6. 外した手順と逆の手順で元に戻す

排水ホースを外す前に、床に古いタオルや雑巾を敷いておきましょう。

 

排水ホースが固くて取り外せなかったり、元に戻せなくなったときは、無理せず専門業者に依頼してください。

 

⇒クリーンライフに洗濯機の排水溝の臭いについて相談してみる

排水パイプと排水管のつなぎ目がズレている

掃除をしていても臭いが気になるときは、排水パイプと排水管のつなぎ目がズレている可能性があります。

 

排水パイプと排水管のつなぎ目がずれていると、隙間から下水の臭いが上がってくる場合があります。また、ズレたつなぎ目から水漏れすることもあるので、すぐに接続部を直さなければなりません。

 

ずれを修正して固定しても臭いが解消できないときは、排水ホースの中の汚れなど、他にも原因がある可能性があります。

排水ホースの中が汚れている

排水ホースを通る水には、洗剤の溶け残りや糸くずなどが含まれれています。これらのゴミは流れ切らずにホース内に蓄積し、汚れとなり悪臭の原因になります。

 

排水ホースの中は、以下の手順で掃除してください。

  1. 排水溝から排水ホースを外す
  2. 洗濯機本体に排水ホースをつないだまま、蛇腹部分の汚れを歯ブラシなどで落とす
  3. 排水ホースの内部にカビ取り剤を吹きかける
  4. ホースの先端をラップでふたをして、約10分放置する
  5. ラップを外し、ホースの中にペットボトルなどを使って水を入れる
  6. ホースを上下に揺らしながら中の汚れをすすぐ
  7. 汚水を排水溝に流す
  8. 排水ホースを元の状態に戻す

排水ホースの汚れがひどいときは、3~7の工程を繰り返してみてください。

洗濯槽に雑菌が繁殖している

洗濯機の排水溝で臭いが発生している場合、洗濯槽に原因がある可能性があります。

 

洗濯槽を手入れしていないと、カビが繁殖して嫌な臭いが発生することがあります。洗濯槽のカビや汚れは洗濯物に臭い移りするだけでなく、排水溝に汚れが流れ込んで臭いの原因になることもあるのです。

 

洗濯槽のお手入れは、1ヶ月に1回程度を目途に行うのがおすすめです。

 

洗濯機の取り扱い説明書に沿って、適切にお手入れしましょう。

排水溝の臭い取りに効果的なアイテム

スプレーボトルとスポンジ

排水溝の臭い取りには、効果的なアイテムがあります。

  • 中性洗剤
  • 重曹とクエン酸
  • ハイター(塩素系漂白剤)

以上の3点が特に有効ですので、お手入れに取り入れてみてください。

中性洗剤でゴミ受けや椀をしっかり洗う

ゴミ受けや椀の掃除には、中性洗剤がおすすめです。一般的な食器用洗剤も中性洗剤ですので、普段お使いの洗剤を使えば手軽に掃除できます。

 

洗い物が終わったら、以下の場所を中性洗剤できれいにしましょう。

  • ゴミ受け
  • 排水口のフタ
  • シンクの中全体

毎日簡単にでもよいので掃除しておくと、汚れが蓄積するのを予防できます。

 

掃除には汚れてもいいスポンジや、古い歯ブラシを使うのがおすすめです。

重曹とクエン酸で汚れを落とす

排水溝の中の汚れや臭いには、重曹とクエン酸を使うのがおすすめです。

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消

重曹とクエン酸を使って掃除する手順を紹介します。

  1. 排水溝を古いスポンジと中性洗剤できれいにする
  2. 重曹を1カップ(200ml)排水溝に振りかける
  3. お湯1カップに小さじ2杯のクエン酸を溶かしたものを上からかける
  4. 1時間放置する
  5. 重曹とクエン酸を水で流す

重曹やクエン酸は環境や人体にも優しく洗浄効果も期待できるため、1つ持っておくと便利です。

ハイター(塩素系漂白剤)でしつこい汚れを落とす

頑固なしつこい汚れには、ハイター(塩素系漂白剤)がおすすめです。

  1. ゴミ受けのゴミを捨てて、パーツを分解する
  2. パーツに塩素系漂白剤を吹き付ける
  3. 5~10分放置する
  4. 歯ブラシなどを使って汚れを落とす

上記の作業を行うときには、必ずゴム手袋を着用し、漂白剤が目に入らないように注意してください。

 

また、必ず換気も行いましょう。

マンションで排水溝が臭いときの対処法

マンション

マンションで排水溝が臭いときの原因と対処法は、基本的には【場所別】排水溝が臭い原因と対処法で紹介した方法と同じです。汚れが原因で臭いが発生していることがほとんどでしょう。

 

マンションの排水管の清掃は管理会社側の義務ではないため、マンションによっては清掃していない、または清掃の頻度が低い場合もあります。

 

マンションで排水管を清掃していて、自分でもきれいにしているのに排水溝が臭いときは、排水管のどこかで汚水が漏れている可能性もあります。共有の排水管で問題が生じている可能性もありますので、臭いを解消できないときには管理会社に相談してください。

 

⇒クリーンライフに排水溝の臭いについて相談してみる

排水溝の臭いを防ぐ対策

Point

排水溝の臭いを防ぐには、いくつかの対策があります。

 

ここでは、5つの対策を紹介します。

ゴミを排水溝に直接流さない

排水溝の臭いの原因の多くは、ゴミや汚れの蓄積によるものです。

 

油や食べかす、髪の毛などのゴミは直接流さず、必ずゴミ受けで受けて処分しましょう。

 

とくに油は冷えると排水管内で固まり、つまりの原因にもなります。少量の油でも、キッチンペーパーで拭き取ってからシンクで洗ってください。

こまめに排水溝を掃除する

こまめに掃除をすることも、排水溝の臭い予防に効果的です。

 

汚れを放置すると雑菌が繁殖し、ヌメリや悪臭の発生原因になります。こまめに掃除をして清潔な状態を維持するだけでも、悪臭を予防できるでしょう。

 

できれば毎日、簡単で良いのでゴミ受けやシンクを掃除することをおすすめします。

50℃~60℃のお湯で雑菌の繁殖を抑える

排水溝に50℃~60℃のお湯を流すと、雑菌の繁殖を抑えて臭いの発生予防になります。

 

お湯の温度は60℃以下にするのがポイントです。熱湯を排水溝に直接流すと、排水管がダメージを受けて破損する恐れがあります。

 

給湯器の温度を50℃に設定し、シンクで流すと簡単です。

アルミホイルを置くだけで菌の繁殖を防げる

ゴミ受けにアルミホイルを置くだけでも、菌の繁殖を防ぐ効果が期待できます。

 

アルミホイルは水に触れると、アルミニウムイオンを排出します。アルミニウムイオンには抗菌効果があり、菌の繁殖を防いでくれるのです。

 

アルミホイルを2㎝程度の大きさに丸めて、1、2個ゴミ受けに置いておくだけなので、簡単に臭いを予防できます。

アルコールスプレーで除菌効果が期待できる

日常的に手軽に予防するなら、アルコールスプレーがおすすめです。スプレーでシュッと吹き付けるだけで、簡単に除菌効果が期待できます。

 

毎日食器洗いが終わって排水溝を軽く掃除したら、仕上げにアルコールスプレーをかけておきましょう。アルコールスプレーがないときには、クエン酸スプレーでも代用できます。

排水溝の臭いで困ったときは

排水溝が臭い原因と対処法を紹介しました。

 

排水溝の臭いの原因は、汚れによるものがほとんどです。日ごろの水回りの使い方やお手入れである程度抑えられるので、定期的に掃除をして清潔な状態を維持しましょう。

 

掃除をしても臭いが取れないときは、私たち『クリーンライフ』にぜひご相談ください。排水溝の臭いの原因を究明し、適切に対処いたします。

 

⇒クリーンライフに排水溝の臭いについて相談してみる

2024.08.02

排水管で水漏れが起きると、水回りが使えなくなるだけでなく、水漏れによる二次被害をもたらすこともあります。

 

水漏れ被害を大きくしないためにも、排水管の水漏れの原因と対処法を知っておきましょう。

 

今回は、排水管の水漏れの原因や対処法、排水管の交換方法などを紹介します。

 

修理費用の相場もあわせて紹介しますので、排水管の水漏れでお困りの方は参考にしてください。

排水管の水漏れの原因6つと対処法

排水管を確認する水道修理業者

排水管で水漏れが起きたら、まずは応急処置をしましょう。

  1. 水の使用を中断する
  2. 止水栓を閉める

上記の通り、すぐに水の使用を中断し、水漏れを止めるために止水栓を閉めてください。

 

止水栓の場所は、以下の記事でまとめました。場所が分からない方は、ご覧ください。

ここからは原因別に、排水管の水漏れの対処法を紹介します。

排水管の水漏れの原因で多いのは「つまり」

排水管の水漏れの原因でよくあるのが、つまりです。

 

排水管がつまっているところに水が流れるとパイプが耐え切れず、接合部分から水漏れすることがあります。

  • キッチン:食べカス、洗剤の溶け残り、油
  • お風呂:石けんカス、髪の毛
  • トイレ:トイレットペーパー、おもちゃなどの異物、便や吐しゃ物
  • 洗面所:石けんカス、髪の毛、ゴミやほこり

このように水回りの場所によって、つまりの原因はさまざまです。

 

排水管のつまりは、こまめな掃除やメンテナンスである程度防げます。しかし、長年使用したことによる蓄積した汚れや、誤った使い方によって詰まってしまうこともあるので注意が必要です。

対処法:排水管のつまりを除去する

排水管のつまりで水漏れしているときは、つまりを除去することで水漏れを直せます。

 

ラバーカップやパイプクリーナーでつまりを解消すれば、排水管の水漏れが解消するでしょう。

 

トイレつまりが軽度で、トイレットペーパーや排泄物が原因の場合は、ラバーカップで直る可能性があります。ラバーカップを使う方法は、以下の記事を参考にしてください。

 

ここでは、パイプクリーナーを使ったつまりの解消法を紹介します。

パイプクリーナーの使い方

パイプクリーナーを使ったトイレつまり解消の手順は、以下の通りです。

  1. パイプクリーナーを便器の水が溜まっている部分に入れる
  2. 排水溝に密着させる
  3. レバーを引き上げる
  4. レバーを押し下げる
  5. レバーの押し引きを何度か繰り返す

パイプクリーナーにはレバーを押し引きして使用するものの他に、加圧式タイプのものなどもあります。

 

アタッチメントを変えれば、キッチンや洗面台などで使用できるものもありますので、1つ持っていると便利です。

 

パイプクリーナーの使い方や注意点を、以下で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

接合部分の水漏れは部品の劣化や不具合

接合部分の水漏れは、パッキンの劣化やナットのゆるみが原因の可能性があります。

 

接合部分の水漏れの場合、部品を交換すれば水漏れを直せます。

 

パッキンはホームセンターやインターネットで購入して、自分で交換することも可能です。

対処法1:ナットやパッキンを確認・交換する

接合部分で水漏れを発見したら、ナットが緩んでいないか確かめてください。ゆるんでいる場合は、ナットを締め直してみましょう。

 

ナットを締めなおしても水漏れが直らなければ、パッキンが劣化している可能性があります。

 

新しいパッキンを準備して、以下の手順で交換してください。

  1. 止水栓を閉めて水を止める
  2. 接合部分のナットを取り外し、古いパッキンを取り出す
  3. 新しいパッキンを取り付ける
  4. 接合部分のナットを締めなおし、止水栓を開ける
  5. 水を流して漏れていなければ完了

一般的な手順は上記の通りです。

 

しかし、パッキンのサイズや排水パイプの取り外し方はメーカーによって異なるため、判断できないときは無理せず修理業者に修理を依頼しましょう。

対処法2:コーキングを塗布する

隙間からの水漏れの応急処置に使われるのが、コーキング材です。

 

ただし、コーキング材は水回りの配管に長期間使用するのには向いておらず、あくまでも応急処置として使用されることがあります。

 

「すぐに業者を呼べない」「一時的に水漏れを止めたい」ときには致し方ありませんが、できれば別の方法を検討してください。

 

コーキング材を使用するよりも、次で紹介する防水テープを使った修理がおすすめです。

長年使用している排水管の水漏れは劣化や破損が原因

排水管の使用年数は20~25年程度とされており、長期間使用していると劣化によって破損することがあります。

 

劣化や破損した排水管の水漏れは、次の方法で対処してください。

対処法1:防水テープを使って修理する

破損した排水管には、防水テープの使用がおすすめです。防水仕様になっているテープを使えば、簡単に取り扱えて手軽に修理できます。

  1. 止水栓を閉めて水を止める
  2. 濡れている部分を乾いた布で拭く
  3. 水が漏れている場所に防水テープを巻く

以上の方法で水漏れを防げます。

 

あくまでも応急処置ですので、テープを巻いたら修理業者に連絡してください。

対処法2:排水管を交換する

排水管が破損してしまった場合、本体の交換が必要なケースもあります。

 

激しく破損していたり耐用年数が過ぎていたりすると、さらに水漏れ被害が拡大する可能性が高いため、交換をすすめられることがあります。

 

排水管の交換は難易度が高いため、自分で対処せず、業者に相談しましょう。

 

クリーンライフ』では無料で出張見積もりを承っています。24時間365日対応していますので、排水管の交換が必要なときは、ぜひご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管の交換を相談してみる

冬に多い凍結による水漏れ

冬になると増えるのが、凍結による水漏れです。

 

水はマイナス4度になると凍るとされています。そのため、地中に埋まっている排水管が凍結することはほとんどありませんが、屋外に露出している部分が凍ってしまう可能性があります。

 

凍結は日中になって気温が上がると自然に解凍されますが、水が凍って膨張することで排水管が破損するケースもあるので注意してください。

 

排水管が破損すると、凍結した水が溶けて水漏れが発生します。

対処法:修理業者に相談する

破損した排水管を自分で直すのは困難ですので、凍結によって破損した場合は修理業者に相談してください。

 

まずは止水栓を閉めて水漏れを防ぎ、どこから水漏れしているのかを確認しましょう。水漏れ箇所が確認できたら、速やかに修理業者を呼びます。

 

水道管が凍結した場合の対処法をお探しの方は、以下のページをご覧ください。対処法を詳しく解説しています。

外の排水管の水漏れは劣化やつまりが原因

屋外の排水管で水漏れしたときは、劣化や排水桝のつまりが原因の可能性があります。

 

排水管は自然に劣化するものですので、長年使用している場合は劣化を疑いましょう。

対処法1:排水桝を掃除する

排水桝(汚水桝)には、キッチンやお風呂で使用した水が流れ込みます。そのため、油やゴミ、髪の毛などでつまりやすい場所です。

 

排水桝が汚れでつまると、行き場をなくした下水が溢れてしまうこともあります。排水桝の汚水は臭いもひどいため、周辺に悪臭をまき散らさないためにも、こまめに掃除することが大切です。

 

排水桝の掃除方法を以下にまとめました。

  1. 排水桝のふたを開ける
  2. 表面に浮いた汚れを取り除く
  3. エルボを外してきれいに洗う
  4. 底に沈んでいる汚れを取り除く
  5. ホースで排水管を洗浄する
  6. エルボを元に戻す

排水桝の清掃頻度は、半年から1年に1回が目安です。汚れが蓄積すると掃除は大変ですので、こまめにメンテナンスをしましょう。

 

排水桝(汚水桝)の清掃については、以下のページで詳しく解説していますのでご参照ください。

対処法2:排水管を交換する

劣化やつまりで破損した場合は、排水管自体を交換することになります。

 

排水管は正しく設置しないと水漏れする原因になりますので、業者に相談して適切に対処してもらいましょう。

 

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床下の水漏れは業者に依頼すべき

床下で排水管が水漏れすると、湿気で結露が発生してカビが生えたり、シロアリの被害にあったりする可能性があります。

 

水漏れ部分が目に見えないことも多いため、自分で判断して修理するのは危険です。不適切な施工では被害が拡大する恐れもありますので、専門の業者に修理を依頼してください。

排水管の水漏れを放置するリスク

注意点

排水管の水漏れを確認したときは、すぐに対処することが大切です。

 

水漏れには以下のリスクが考えられますので、放置するのは危険です。

  • 家が傷む
  • マンションの場合、階下に被害が及ぶ
  • 水道料金がかさむ

建物の建材や床、壁が水で傷んでしまったり、カビが発生したりする可能性があります。被害が拡大すると、修繕が必要なほど傷むことも。

 

また、マンションや2階以上の部屋で水漏れした場合には、階下に被害が及ぶ恐れもあります。

 

少量の水漏れだからといって放置していると、水道料金がかさんで高額になるケースもあるので注意が必要です。

排水管の水漏れを防ぐ方法

排水管の水漏れを防ぐには、次の方法が有効です。

  • 定期的に点検・メンテナンスを行う
  • 耐用年数の長い排水管を使用する

以上の方法について詳しく解説します。

定期的に点検・メンテナンスを行う

定期的な点検・メンテナンスで、排水管の劣化や破損しそうな場所を確認しておくと安心です。

 

水漏れが起きる前に不具合を把握できれば、事前に被害を食い止められます。

 

目で見える場所は自分で点検できますが、分かりにくい場所は専門業者に点検を依頼しましょう。

耐用年数の長い排水管を使用する

排水管を長く安全に使用するには、耐用年数の長い排水管を使用することです。

 

排水管の耐用年数は、素材によって30年~100年ほどと大きく差があります。

 

耐用年数が長い素材ほど導入コストはかかりますが、ランニングコストを考えるとかえって安く済む可能性があります。

 

これから家を建てたり、修理・リフォームする際には、耐用年数の長い排水管を検討してみましょう。

排水管の水漏れ修理の費用相場

費用相場

排水管の水漏れ修理は修理内容によって金額が変わります。

 

適切な価格で修理を受けるためにも、金額を把握しておきましょう。

修理内容 料金相場
つまりの除去 8,000円~
部品の交換 3,000円~
配管の工事 20,000円~
排水管の交換 100,000円~
排水桝の清掃 8,000円~

パッキンなど部品の交換や軽度のつまり除去であれば、低価格で修理できます。

 

しかし、排水管の交換になると、修理費用は高額になります。交換の範囲が広いほど費用が高額になりますので、必ず相見積もりを取って複数の業者で比較・検討してください。

 

クリーンライフ』では、無料での見積もりが可能です。24時間年中無休で対応し、休日・深夜の割増料金はありません。ぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管の水漏れを相談してみる

マンションで排水管の水漏れが起きたときの対処法

マンション

戸建て住宅とマンションでは、水漏れが起きたときの対処法が異なります。

 

マンションにお住まいの方は、対処法を確認しておいてください。

管理会社や大家に連絡をする

マンションの場合、業者を呼ぶ前に管理会社や大家さんに連絡をしてください。

 

水漏れは緊急事態ですので、管理会社が適切な対処法を教えてくれるはずです。管理会社が提携している修理業者を教えてくれることもありますので、自分で判断せずに必ず指示を仰ぎましょう。

 

戸建ての場合でも、賃貸であれば管理会社に相談することが先決です。

管理組合が加入している保険を確認する

分譲マンションの場合は、管理組合が加入している保険を確認しましょう。個人賠償責任保険に加入していれば、水漏れ事故が保証の対象になる可能性があります。

 

個人賠償責任保険は、マンションの専有部分の水漏れも保証の対象です。1世帯で家族の誰かが加入して入れば家族全員が保証されますので、特約でついていないか確認しておきましょう。

 

保証条件は保険の契約内容によって異なりますので、契約書類を確かめてください。

火災保険が適用になるケースもある

水漏れが起きたときは、火災保険が適用になるケースもあります。水漏れによって被害を受けた、建物や家財の損害が対象です。

 

ただし、保険金を受け取れるのは損害額までのため、基本的には個人賠償責任保険か火災保険のどちらかを使用することになります。

 

水漏れの原因によって使える保険・補償が異なるため、契約内容をよく確かめておきましょう。これから加入する場合は保険内容をよく検討し、必要な補償を選んでください。

 

水道トラブルで使える火災保険について詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。

排水管の水漏れで困ったときは

排水管の水漏れの原因や対処法、修理費用の相場を紹介しました。

 

排水管は経年により劣化したり、自然災害によって破損して水漏れすることがあります。目では確認できない場所で水が漏れるケースもあるため、困ったときは専門業者に調査・修理を依頼するのがおすすめです。

 

排水管の水漏れでお困りのときは、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。排水管の水漏れにも迅速に対応し、トラブルをスムーズに解決します。

 

⇒クリーンライフに排水管の水漏れについて相談してみる

2024.08.02

汚水桝の交換費用について、解説します。

  • 経年劣化でトラブルが増えた
  • 地震等で破損した
  • そろそろ塩ビ桝への交換を検討している

こういったケースなど、汚水桝を交換する理由はさまざまです。そこで心配なのは、交換費用。

 

汚水桝の交換費用は、一定というわけではありません。汚水桝の設置されている場所や、設置されている汚水桝の状況によって異なります。交換費用が高額になるケースも説明します。

 

あわせて、信頼できる業者の選び方も解説するので、参考にしてください。

汚水桝(排水枡)の交換費用の相場

料金相場

汚水枡は、住宅からの排水が公共桝にたどり着くまでに、複数設けられています。基本的には、住宅の水回り箇所ごとに1個の汚水枡が設置されているため、住宅ごとに4〜6個あるのが普通です。

 

汚水桝の交換費用は、1個につき40,000円~50,000円が相場です。汚水桝の種類や場所によっては、10万円をこえる場合もあります。

 

古い住宅には汚水桝として、主にコンクリート桝が設置されています。コンクリート桝の寿命は20年〜30年です。現在は一般的に、寿命が50年以上と長い塩ビ桝が使用されています。

 

コンクリート桝から塩ビ枡への交換は、まず、古くなったコンクリート桝を取り外す工事が必要です。コンクリート片を剥がす工事が難航するなど、状況によって料金は上下します。

 

塩ビ桝は既成の桝を設置するだけのため、コンクリート桝から再度コンクリート桝にするよりも、安くできます。

汚水桝の交換費用が高くなる要因

以下のような場合は、相場料金より高額になります。

  • 交換する汚水桝の数が多い
  • 排水管工事をしなければならない
  • 汚水桝の位置が深い

深い排水桝ほど、高額になる傾向です。

 

また、排水桝のまわりの土を掘削したり、コンクリートを剥がしたりする作業が必要な場合は、別途費用が発生します。

交換する汚水桝の数が多い

汚水枡は設置した時期が同じ場合がほとんどなので、交換時期も重なる可能性が高いです。交換する汚水桝の数が増えれば、汚水桝の本体購入数や作業が増えるため、支払い料金も高額になります。

 

なお、汚水桝の数が多く、交換費用を抑えるために、古くなったコンクリート桝を修理することも可能です。コンクリート桝のヒビが入った部分に、モルタルで補修できます。モルタル補修は、1ヶ所につき約10,000円です。

ただし、モルタルそのものの寿命は、30年といわれています。劣化が進んでいる汚水枡はモルタル補修しても、別の箇所で次々とトラブルが起きる可能性があります。

排水管工事をしなければならない

特に地震で汚水桝が破損したような場合、排水管にも同様のダメージが与えられた可能性があります。破損だけではなく、傾斜等が変わると水がスムーズに流れなくなるので、調整が必要です。

  • 排水管の調整作業
  • 排水管の交換作業

以上の追加作業料金が、加算される可能性があります。

汚水桝の位置が深い

汚水桝の設置されている箇所の深さで、料金は上下します。深くなればなるほど、作業量が増えるため高額料金を設定している業者がほとんどです。

 

例えば、深さが50cm以上なら、汚水桝1個につき45,000円前後が相場です。

その他の追加工事が必要になった

上記以外にも、以下のようなケースで、通常より費用が上がる可能性があります。

  • コンクリートを剥がす「はつり」作業が通常より多い
  • スペースが十分ではなく、機械を使いにくいため手作業が多い
  • 特殊な工具が必要になった

住宅ごとに状況が異なるため、複数の業者に点検・見積もりをしてもらってください。複数の業者に見積もってもらうと、ご自宅の汚水桝の交換費用の適正価格がわかるはずです。

汚水桝の交換が必要なケース

注意マークを指す水道修理業者

汚水桝を交換すべきときは、以下のとおりです。

  • 経年劣化などで破損しているとき
  • 修理料金がかさむようになったとき
  • 塩ビ製に変えたいとき

それぞれについて説明します。

経年劣化などで破損しているとき

以前は汚水桝のほとんどは、コンクリート桝でした。素材がコンクリートの桝の寿命は、20年〜30年です。経年劣化で桝の表面が壊れたり、ヒビが入ったりします。汚水桝にヒビが入ると、汚水が漏れて汚水桝が正しく機能できなくなり、排水溝のつまりの原因になります。

 

また、桝そのものの劣化だけではなく、付随した部品も劣化しているでしょう。例えば、劣化したフタが割れると、破片が排水溝を塞いでしまい、つまりの原因になる可能性も。

 

ヒビが入っていると、木の根なども入り込みやすくなるので、注意が必要です。木の根が入り込むと、汚水桝が機能しなくなります。

 

気をつけたいのは、新築だからといって汚水枡も新しいとは限らないことです。もともと住宅地だった場所に建て替えて建築した場合、従来の汚水桝をそのまま使用しているケースがあります。

修理料金がかさむようになったとき

修理をすれば使える状態の汚水桝でも、次々とトラブルが起きて、頻繁に修理業者を呼ぶ状態になったら替え時です。

 

また、見積もりをしてもらって、あまりにも高額の修理代が必要な場合も、交換費用と比較して検討した方がいいでしょう。

塩ビ製に変えたいとき

汚水桝に問題がなくても、「塩ビ桝に交換したい」と思ったら交換を検討してみましょう。

 

現在、利用の多い塩ビ桝は、寿命が50年以上といわれています。今交換すれば、これからトラブルの心配をしなくてすみそうです。

 

コンクリート桝のフタは約50cmですが、塩ビ桝のフタは約20cmです。小さいため、見た目も優れています。メンテナンスも、塩ビ桝はコンクリート桝よりやりやすいので、負担が少なくなります。

 

また、汚水桝の問題がない状態で交換を検討すれば、じっくり業者を選べます。

汚水桝交換を依頼する業者を選ぶコツ

水道修理業者

汚水枡交換は高額になるので、信頼できる業者を選ぶ必要があります。以下のポイントを押さえて、業者を選びましょう。

  • 実績が多いか確認する
  • 水道局指定工事店に指定されている
  • 口コミの評価が高いかチェックする
  • すぐに対応可能な業者を選ぶ
  • 相見積もりをする

さらに詳しく説明していきます。

実績が多いか確認する

実績の多い業者は、信頼できます。公式サイトで、以下の点を確認しましょう。

  • 会社概要で創業年を確認する
  • 年間の施工実績数や、累計の施工実績数を確認する

創業して長い業者は、多くの人に信頼されて利用されている証です。悪徳業者は、トラブルが起きるたびに業者名を変更するので、実績年数が短い傾向です。

 

公式サイトに、施工事例の画像やお客様からの声を多く載せている業者もおすすめです。

水道局指定工事店に指定されている

お住まいの地域で、水道局指定工事店に指定されている業者か確認して選ぶ必要があります。

 

汚水桝交換で排水管交換や修理の必要がある場合、指定業者以外は対応できません。非指定業者に依頼すると、排水管の修理のために別途業者に依頼しなくてはいけないので、二度手間です。

 

また、水道局指定工事店は、給水装置の工事を適切にできると公的に認められているため、技術的にも信頼できます。

 

金銭トラブルなどが起きると、指定を取り消される可能性があるので、トラブルになりにくいと考えられる点もおすすめポイントです。

 

水道局指定工事店についてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

口コミの評価が高いかチェックする

実際に業者を利用した人がネット上に投稿した口コミを参考にして、業者を選びましょう。特に料金に関する口コミは、要チェックです。

  • 見積もりをしたのに、追加で高額請求された
  • 見積もりもせずに作業をして、高額請求された
  • 見積もり後、契約をしつこく迫られた

以上のような口コミがあれば、契約を見送った方がよいでしょう。

 

ただし、口コミの中には嘘の口コミも混在しているので、数多くの口コミを読んで総合的に判断してください。

すぐに対応可能な業者を選ぶ

汚水桝が原因でトラブルが起きていたら、すぐに修理が必要です。汚水桝から汚水が漏れている状態なら、すぐに対応しないと周囲の地盤が緩んでしまいます。

 

また、悪臭でご近所に迷惑をかけてしまう可能性も見逃せません。修理をいち早くしてほしい場合は、年中無休で運営している即日対応可能な業者がおすすめです。

 

年中無休で運営している業者なら、交換工事のあとで気になることがあったときも、すぐに相談できる点も魅力です。

 

なお、『クリーンライフ』は24時間年中無休でご相談を承っています。汚水桝でお困りのことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに汚水桝のトラブルを相談してみる

相見積もりをする

公式サイトや口コミで複数の業者を絞り出したら、相見積もりをして比較検討して選びましょう。汚水桝交換は高額な料金になるので、少なくとも4〜5社に見積もりを依頼してください。

 

相見積もりをすると、適正価格がわかります。他の業者と比較して、高額過ぎる業者には依頼しないのが賢明です。

 

しかし、安過ぎる料金を提示してくる業者も信用できません。汚水桝の交換で1万円などの低料金を提示してきたら、以下の可能性があるので注意が必要です。

  • 技術力のない業者で、料金くらいしか張り合えるポイントがない
  • 悪徳業者で交換後に高額請求してくる
  • 資材を十分に使わず、手抜き工事をする

汚水桝は、これから何十年も使用するものなので、信頼できる業者に工事を頼みましょう。

 

業者選びでお悩みなら、以下の記事を参考にしてください。

汚水桝を交換せずに放置するリスク

注意

汚水桝の交換は高額なので、できれば交換しないで済ませたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、トラブルのある汚水枡は交換しないと、以下のようなリスクがあります。

  • 汚水桝がますます破損して処理できなくなる
  • 汚水桝周辺・住宅内が臭くなる
  • 地盤の陥没などが起きると修理代が高額になる

それぞれについて解説していきます。

汚水桝がますます破損して処理できなくなる

放置するとヒビや穴がますます広がって、汚水桝としての機能が果たせなくなります。その結果、以下のような状況になり、結果的につまりが発生します。

  • ヒビや穴から土が侵入する
  • 汚水がヒビから流れ出て、水分不足で流れが阻止される

つまりが発生すると逆流が起きて、汚水が室内の排水溝から漏れてくる可能性が。逆流が起きると、大惨事になってしまいます。

汚水桝周辺・住宅内が臭くなる

汚水桝が機能しなくなると、処理できなくなった汚水は汚水桝から溢れ出てしまい、周囲に広がります。周囲が臭くなり、害虫も増加します。ご近所にも迷惑がかかり、苦情が来るかもしれません。

 

汚水桝周辺だけではなく、臭いが住宅内まで蔓延し始め、日常生活に影響してしまいます。

地盤の陥没などが起きると修理代が高額になる

あふれ出した排水が周囲の地面に流れ出て、陥没が起きるリスクも高まります。地盤が陥没すると、住宅の位置にもよりますが、住宅が傾く恐れがあるので、迅速な対応が必要です。

 

地盤の陥没を補正する工事は、汚水桝の交換費用よりもはるかに高額になります。できるだけ迅速に汚水桝の交換をした方が、最終的にはお得です。

汚水桝の交換を検討中なら

汚水桝の交換についてご紹介しました。汚水桝が原因で、水回りのつまり等のトラブルが頻発する場合は、交換がおすすめです。

 

汚水桝交換は高額になる上、これから長く使っていくので、信頼できる業者に依頼しましょう。業者選びにお困りなら、『クリーンライフ』もご検討ください。

 

点検・見積もりは無料で行っています。300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている、技術力の高い業者です。

 

24時間年中無休で電話やLINEでのご相談を受け付けているので、お気軽にご連絡ください。

⇒クリーンライフに汚水桝の交換について相談する

2024.08.02

汚水桝で詰まりが起きた際に、自分で掃除して解決できる場合があります。どの場所が詰まっているのかを確認する方法、掃除による対処法などを解説します。

 

対処法を試しても詰まりが解消できないときは、水道修理業者への依頼がおすすめです。業者に汚水桝のトラブル解消を依頼した場合の費用相場、業者の選び方も解説するので、参考にしてください。

 

トイレやキッチンのつまりが頻繁に起きるのは、汚水桝のつまりが原因かもしれません。詰まりの原因を知って、根本的な解消をしていきましょう。

汚水桝の詰まり箇所を見つける方法

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まずは、どの汚水桝が詰まっているのか確認して、対応していきます。住宅には、水回りごとに汚水桝が複数設置されているので、ひとつずつフタを開けて確認が必要です。

 

それでは、汚水桝の詰まり箇所の特定方法を説明します。

汚水桝の詰まり箇所を探すために用意するもの

どの部分で詰まりが起きているのか探すために、次の道具を用意します。

  • マイナスドライバー
  • マスク
  • 長めの棒
  • ゴム手袋

汚水桝のフタは、取っ手がついている場合があります。しかし、ほとんどの場合は取っ手なしで、切り欠き(くぼみ)にマイナスドライバーのようなものを差し込んで開けるタイプです。

 

汚水桝のフタを開けると臭いが立ち込めるので、マスクを必ず着用しておきましょう。フタを開けて内部をチェックする際に、汚水が飛んでくる可能性があるので、汚れても良い服を着用しましょう。

 

長めの棒で汚水桝の内部を動かして、排水管の状態を確認します。もし可能なら「ケレン棒」を用意しておくと、内容物を動かしやすく、壁に密着した汚れをこそげ落としやすいので、おすすめです。

 

「ケレン棒」はもともとサビ取りに使われるので、先が平らになっています。1m程度の長さで、1,000円未満でホームセンターで購入可能です。

汚水桝の詰まり箇所かどうかの判断方法

汚水桝を順に見ていきます。住宅に近い汚水桝から公共枡に近い汚水桝まで順にフタを開けて、内部の水分が少なくなっていないかチェックしてください。

 

水が溜まっていない汚水桝があったら、その1つ前の汚水桝、または間の配管にトラブルがあると想定できます。

汚水桝の詰まりの原因

詰まった汚水桝が特定できたら、原因を見つけましょう。どのような原因が考えられるのかを知っておけば、想定しやすいです。

 

汚水桝の詰まりの原因は、主に以下が考えられます。

  • 木の根
  • 汚れの塊
  • 固形物
  • 汚水桝内に設置されているエルボの落下
  • 汚水桝の劣化

汚れが原因で詰まっているなら、清掃することで詰まりが解消します。汚水桝について知っていると、詰まりの原因やメンテナンス方法を理解しやすくなるので、以下の記事を参考にしてください。

汚水桝の詰まりを自分で解消する方法

汚水桝の詰まり解消を始める前に、必要なものを全部用意しましょう。

汚水枡の詰まり解消のために用意するもの

まずは作業しやすいように、着衣を用意しましょう。マスクは悪臭を阻止しながらも、息のしやすいタイプを選びましょう。

  • 動きやすく、汚れてもよい服
  • ゴム手袋
  • マスク

次に、道具を揃えておきましょう。

  • マイナスドライバー
  • スコップやひしゃくなどの汚れをすくう道具
  • ザル、または三角コーナーなど
  • ゴミ袋
  • 新聞紙
  • バケツ
  • 柄付きの、固めのブラシまたはタワシ
  • 回転式ワイヤーパイプクリーナー
  • 中性の台所洗剤
  • 散水ホース
  • 高圧洗浄機(あれば)
  • ぞうきん

バケツには水を入れておき、汚れた道具類や汚水桝内の部品の置き場として使いましょう。

 

高圧洗浄機、散水ホースは排水管の洗浄に使います。

汚水桝の詰まり解消の手順

詰まりのある汚水桝は、以下の手順で清掃して詰まりを解消します。

  1. 詰まっている汚水桝のフタを、マイナスドライバーなどで開ける
    表面に浮かんでいる汚物をひしゃく、またはスコップですくい取る
    L型のエルボを取り外し、バケツに入れる
  2. 底に沈澱している汚物を取り除く
  3. 次に続く汚水桝(詰まりがない)のフタを開ける
  4. 詰まりのない汚水桝から詰まりのある汚水桝に向かって、排水管に散水ホースを挿入して水を流す
  5. 排水管を回転式ワイヤーパイプクリーナーで掃除する
  6. 汚水桝に中性洗剤を垂らして、柄のついたブラシまたはタワシでこすり洗いする
  7. バケツの中のエルボの汚れを中性洗剤で洗い、エルボを設置する

すくった汚れは、ザルまたは三角コーナーなどに入れると、水分を取り除けます。ゴミ袋に新聞を入れておくと、汚れの余分な水分を吸い取ってくれるので、便利です。

 

汚水桝の手入れ方法を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

汚水桝の詰まりを業者に相談すべきケース

水道修理業者

以下のようなケースは、水道修理業者への相談がおすすめです。

  • ご自分での対処が難しい
  • 汚水桝の詰まり箇所が分からない
  • 汚水桝の詰まりが解消しない

では、ひとつずつ見ていきましょう。

ご自分での対処が難しい

以下のような場合、ご自分での対応は難しいので、水道修理業者への依頼がおすすめです。

  • 大きな木の根の除去が難しい
  • 臭いがひどくて対応したくない
  • 時間がない

汚水桝のフタを開けて、つまり箇所を特定できても、臭いが強すぎて対処したくない人もいるかもしれません。夏場は臭いがさらにキツくなりますし、冬場は濡れてしまうと寒くて大変です。

 

業者の方が短時間で、確実に詰まりを解消してくれるのでおすすめです。

汚水桝の詰まり箇所が分からない

どの汚水桝も溢れていて、どれが詰まり箇所なのかわからない場合は、水道修理業者に相談してください。

 

また、そもそも汚水桝のフタが開けられない場合もあります。掃除をずっとしていない汚水桝のフタは汚れがこびりついて、動かなくなっているかもしれません。無理に開けようとすると、壊れてしまいます。

汚水桝の詰まりが解消しない

汚水桝の掃除をして、詰まりの原因と思われるものを取り除いても、詰まりが解消しない原因は、以下の可能性があります。

  • 配管の傾斜が少ない
  • 配管の劣化でヒビが入っている
  • 汚水桝の破損で水がとどまっている

配管の移動・交換は、水道局指定工事店に指定されている水道修理業者しかできません。また、汚水桝が破損しているなら、汚水桝の交換が必要です。汚水桝の交換も、業者へ相談しましょう。

 

なお、『クリーンライフ』では24時間365日、汚水桝など水回りのご相談を受付中です。

 

⇒クリーンライフに汚水桝の詰まりについて相談する

汚水桝の詰まり解消を業者に頼む場合の費用目安

料金

水道修理業者に汚水桝の詰まり解消を依頼した際の、作業料金の相場をご紹介します。

作業内容 料金相場
汚水桝の清掃 1ヶ所につき2,000円〜
トーラーによる詰まり除去 30,000円〜
高圧洗浄機による詰まり除去 25,000円〜
排水管の調整 8,000円〜
排水管の一部交換 10,000円〜15,000円
塩ビ製の汚水桝に交換 1個につき35,000円〜

汚水桝のトラブルは、状況により費用が異なります。

 

汚水桝を接続している排水管を、高圧洗浄機で洗浄する作業が多い傾向です。ご自宅用の洗浄機よりパワーがあるので、ご自分でするよりも短時間で解消できます。

汚水桝の詰まり解消を頼む業者の選び方

汚水桝の詰まり解消を業者に依頼する際には、信頼できる業者を選びましょう。安易に業者を選ぶと、対応後に金銭トラブルが起きたり、すぐに再発したりする可能性があります。

 

信頼できる業者を選ぶ方法は、以下の通りです。

  • 水道局指定工事店に指定されているか確認する
  • 実績のある業者を選ぶ
  • 相見積もりをして料金やスタッフを比較する

それぞれについて、詳しく説明します。

水道局指定工事店に指定されているか確認する

水道局指定工事店とは、各自治体で給水装置の工事を適切に行うと公的に認められた水道修理業者です。汚水桝の詰まりは難易度が高い修理を伴うこともあるので、必ず指定業者に依頼しましょう。

 

トラブルがあると、指定を取り消される可能性があるので、トラブルが起きる可能性は低いと考えられます。

 

以下の記事では水道局指定工事店の要件や、非指定店との違いなどを説明しているので、参考にしてください。

実績のある業者を選ぶ

実績のある業者は、それだけ多くの人に支持されて運営してきたという歴史を持っています。公式サイトで以下の点を確認して、実績のある業者を選びましょう。

  • 創業年
  • 累計の施工実績
  • 年間の施工実績

公式サイトに施工事例の画像や、お客様の感想を掲載している業者も信頼できます。

相見積もりをして料金やスタッフを比較する

少なくとも3社以上の水道修理業者に、相見積もりを依頼しましょう。相見積もりとは、同じ条件で見積書を提出してもらうことです。

 

その際、以下の点を確認してください。

  • 適正価格で運営しているか
  • 説明の仕方が丁寧か
  • アフターフォローは充実しているか

法外に高額な業者は困りますが、あまりにも安すぎる料金を提示する業者も信頼できません。料金については、以下の記事が参考になります。

汚水桝の詰まりを放置すると起こるトラブル

注意事項

汚水桝の詰まりを放置していると、住宅内などで水回りのトラブルが発生するので、注意が必要です。

排水口やトイレのつまりが頻発する

汚水桝のつまりを放置すると、住宅内の水回り箇所で詰まりが頻発します。汚水桝が原因なので、ラバーカップやパイプクリーナーで修理しても、解決しません。

 

一瞬、水が流れても、次の日にはまた詰まりが始まります。根本的な原因である汚水桝の修理をしないと、いつまでも詰まりを我慢しなくてはいけません。

 

もっと悪化すると、排水口やトイレからの逆流の可能性もあります。逆流について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

排水口やトイレからの悪臭が気になる

掃除を丁寧にしても、キッチンやお風呂の排水口、トイレの臭いが気になるようになります。汚水桝の詰まりが原因なので、汚水桝の詰まりを修理しない限り、解消できません。

 

また、汚水桝の詰まりを放置すると、汚水桝からも汚物が溢れて周辺が臭くなります。ご近所にも迷惑がかかるので、迅速な対応が必要です。

汚水桝の詰まりの予防対策

汚水桝の詰まりが解消したら、再発しないように予防しましょう。以下の3つのポイントを押さえてください。

  • つまりの原因になるものを流さない
  • 汚水桝近くの木を移植する
  • 汚水桝を定期的に掃除する

汚水桝の詰まりが生じないための方法を、詳しく説明していきます。

つまりの原因になるものを流さない

できる限り、詰まりの原因になるものを流さないようにすることが重要です。以下のことを実行して、できるだけ詰まりの原因が排水管に入り込まないようにしましょう。

  • ゴミ受けをこまめに掃除する
  • キッチンで油を流さない
  • 洗面所やトイレで嘔吐しない
  • 固形物を落とさない
  • 固形物が落ちたらすぐに拾う

以上は、各水回りのつまりを防止でき、悪臭も阻止できます。

 

キッチンで油を流さないために、油のついた食器やフライパンを洗う前に、キッチンペーパーで拭き取るのがおすすめです。

 

排水管の詰まりが起きないための、水回り箇所ごとの原因や対策については、以下の記事を参考にしてください。

汚水桝近くの木を移植する

汚水桝に木の根が入りこむと、汚水桝のトラブルの原因になりがちです。隙間から根が入り込んだあと、少しずつ成長していき、汚水桝を破壊していきます。

 

汚水桝近くに木が植えてあったら、汚水桝から離れた場所への移植がおすすめです。汚水桝に根が入り込んでから対応するよりも、少ない労力で汚水桝のトラブルを避けられます。

汚水桝を定期的に掃除する

マンションなどの集合住宅は、管理会社が1年に1回の頻度で、水道修理業者にメンテナンスを依頼しています。そのため、マンションでの汚水桝トラブルは少ない傾向です。

 

戸建てにお住まいの方は、ご自身で少なくとも年に1回の汚水桝掃除が必要です。ご自分でもできますし、水道修理業者に依頼してもよいでしょう。

 

汚水桝にトラブルがなく、掃除だけなら比較的安い料金で依頼可能です。また、これからトラブルになりそうな点も指摘してもらえるので、重度なトラブルを避けられます。

 

以下の記事で、汚水桝の清掃を業者に依頼した場合の料金や、業者の選び方を詳しく説明しています。参考にしてください。

汚水桝の詰まりでお困りなら

汚水桝の詰まり解消方法や、業者に依頼した場合の費用についてご紹介しました。キッチンやトイレの排水溝の詰まりの原因は、汚水桝にある場合があります。

 

ご紹介した対処法で解消できないときは、水道修理業者への依頼がおすすめです。業者選びにお困りなら、『クリーンライフ』にご連絡ください。

 

点検・見積もりは無料で行っています。電話のほか、LINEやメールの利用も可能なので、いつでもお好きな時間帯にご連絡ください。24時間年中無休で対応しています。

 

⇒クリーンライフに汚水桝の詰まりについて相談する

2024.08.02

排水管が臭い場合にすぐにできる対処法を、箇所ごとにご紹介します。

 

部屋が臭いときは、濡れタオルを振り回したり、消臭剤を撒いたりすれば、消臭の効果が期待できます。しかし、排水管が臭い場合は、そういったことを試しても消臭できないことがほとんどです。

 

そこで今回は、排水管の臭いをすぐに消す方法や臭いの原因、業者に依頼すべきケースについて詳しく解説するので、参考にしてください。

排水管が臭いときの箇所ごとの対処法

対処法

以下の5ヶ所の排水管が臭い場合の対処法を、順次説明します。

  • キッチン
  • 浴室
  • 洗面所
  • 洗濯機
  • トイレ

すぐに臭いを消す方法もあるので、参考にしてください。

キッチンの排水管が臭い場合の対処法

キッチンの排水口には、ゴミ受けバスケットが設置され、その下に排水トラップ、排水管がつながっています。ゴミ受け→排水トラップ→排水管の順にチェックして、悪臭を解消しましょう。

 

ゴミ受けを触ってみてぬるぬるしていたら、雑菌が増えている証拠です。ゴミ受けや排水トラップの汚れの原因は、主に以下の3つです。

  • 油汚れ
  • 生ゴミの破片
  • 洗剤のキャップや袋の切り落としなど、固形物

ゴミ受けよりも下の部分もチェックして、悪臭の根本的な原因を見つけましょう。

  • 排水トラップの位置は正しいか
  • 排水ホースと塩ビ管の接続部に隙間がないか
  • 排水トラップや排水ホースなどに破損している部分はないか

原因を確認して、以下の対処法で悪臭を解消しましょう。

  • ゴミ受けや排水トラップを洗浄する
  • 排水トラップを正しく設置する
  • 排水トラップが破損していたら交換する
  • 排水ホースと塩ビ管の間に隙間があるなら、防臭ゴムで隙間を塞ぐ
  • 排水ホースを修理・交換する

キッチンの排水口や排水トラップの掃除方法といった対処方法は、以下の記事で詳しく説明しています。

浴室の排水管が臭い場合の対処法

浴室の排水管が臭い原因は、排水管や排水トラップに、以下のようなものが蓄積された汚れが原因です。

  • 毛髪
  • シャンプーや石けんカス
  • 皮脂

また、排水トラップがずれていないか確認しましょう。対処法は以下のとおりです。

  • ヘアキャッチャー・排水ふた・排水トラップを掃除する
  • 排水トラップを正しく設置する

浴室の排水管の掃除方法は、以下の記事を参考にしてください。

洗面所の排水管が臭い場合の対処法

洗面台のゴミ受けの掃除のあとで、洗面台下の扉を開けて排水パイプの確認をしてください。正しい位置にあるか、隙間があるかを確認します。

 

洗面所の排水管が臭い場合の対処法は、以下のとおりです。

  • ゴミ受けの掃除
  • 液体パイプクリーナーを使う
  • 排水管と排水パイプの間に隙間があれば、防臭ゴムや補修テープで隙間を埋める

以下の記事で洗面所の排水管の構造が記載されているので、参考にしてください。

洗濯機の排水管が臭い場合の対処法

洗濯機の排水口は、洗濯機の下に設置されている場合が多いため、汚れが放置されていることが多い傾向です。

 

洗濯機を持ち上げて、排水口の掃除をしましょう。ドラム式の場合は重量があるので、2人以上で一緒に持ち上げてください。

 

以下の手順で、洗濯機の排水口・排水管を掃除します。

  1. 洗濯機を動かす前に電源プラグを抜く
  2. 蛇口を締めて、排水口が見えるように洗濯機を移動する
  3. L字型のエルボや目皿といった排水口の部品を外す
  4. 割り箸などを使ってゴミを取り除く
  5. スポンジや歯ブラシを使って、エルボなど取り外した部品の汚れを取り除く
  6. 液体パイプクリーナーで排水口・排水管を洗浄する

液体パイプクリーナーは、説明書通りの洗剤の分量や放置時間を守ってください。

トイレの排水管が臭い場合の対処法

封水が蒸発して水位が下がる

便器内の封水が少なくなっていると、下水臭くなることがあります。一度水を流して様子を見ましょう。

 

封水の量が少ない場合は、タンク内の部品に問題がある可能性もあるので、タンク内をチェックしてください。

  • 鎖が絡んでいたら元に戻す
  • ボールタップや浮き玉、ゴムフロートが破損していたら交換する

また、換気をよくして、こまめに掃除することも重要です。

 

トイレからの下水臭さの対処法や予防法は、以下の記事を参考にしてください。

排水管が臭い原因5つ

原因

排水管が臭い原因は、以下が考えられます。

  • ヘアキャッチャーなどのゴミ受けやふたの汚れ
  • 封水切れ
  • 排水トラップや排水管の汚れやつまり
  • 排水ホースや塩ビ管の破損・ずれ
  • 排水桝(汚水桝)の汚れ

それぞれについて、見ていきましょう。

ヘアキャッチャーなどのゴミ受けやふたの汚れ

水回りの排水口には、汚れが排水管に入らないようにゴミ受けが設置されています。キッチンなら洗い物をした際に、洗面所や浴室なら洗髪などで汚れが流れて蓄積していきます。

 

汚れを放置すると、雑菌が増えてぬるぬるした状態になり、臭くなります。

封水切れ

封水が切れると、排水管などの悪臭が室内に入り込んできます。

 

封水とは、排水口の下に設置された排水トラップに溜まっている水です。排水トラップに封水を溜めることで、下水の臭いや害虫が室内に入らないようにしています。

 

封水が切れる原因は、次の4つが考えられます。

  • 不在等で長い間利用しなかった水回りの封水が蒸発した
  • 毛髪や繊維などと一緒に封水が排水管に流れていった(毛細管現象)
  • 集合住宅の場合、上の階で大量の排水が行われると、気圧の変化で封水が引っ張られてなくなる(誘引現象)
  • 排水トラップにヒビが入って水漏れしている

3番目の誘因現象は対策が難しいのですが、基本的に封水がなくならないように気をつけましょう。排水トラップが破損していたら、交換が必要です。

排水トラップや排水管の汚れ・つまり

排水口をすり抜けて、排水トラップや排水管に入り込んだ汚れから雑菌が増えてヘドロ状のものが生成し、悪臭の原因になります。

 

ヘドロ状の物質が増殖するとつまりも生じることが多く、つまりからさらに酷い臭いが生じてしまいます。

排水ホースや塩ビ管の破損・ずれ

排水ホースや塩ビ管が劣化すると接続部に隙間ができたり、本体にヒビが入ったりします。

 

排水管が臭いだけではなく、水漏れが起きる可能性もあるので、迅速な対応が必要です。

排水桝(汚水桝)の汚れ

排水口・排水管の掃除をしても臭いが消えない場合は、排水桝(汚水桝)が原因かもしれません。マンションなど集合住宅の場合は、他の住民にも聞いてみて管理会社に問い合わせてください。

 

戸建ての場合は、汚水枡のメンテナンスをうっかり忘れていないかチェックしましょう。新築でも4年以上掃除をしていないなら、臭いの原因になっている可能性があります。

 

汚水桝についてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

排水管の臭い解消を業者に依頼するケース

少しでも不安があれば、水道修理業者への相談がおすすめです。特に以下のような場合は、迷わずに業者に相談してください。

  • つまりの原因がわからない
  • 臭いの原因がわからない
  • 自分でできる対処法を試しても臭い
  • 排水管・排水トラップに問題がある
  • 汚水桝の掃除を自分でできない

それぞれについて説明していきます。

つまりの原因がわからない

「悪臭の原因がつまりなのはわかるが、つまりの原因がわからない」場合は対応しない方が無難です。

 

もし、つまりの原因が固形物なら、ラバーカップを使ってつまりを排水管の奥に押し込み、悪化させてしまうリスクがあります。

 

また、液体パイプクリーナーを流しても、つまりによっては効果が期待できません。つまりの原因にフィットした方法で対処する必要があります。

 

その点、プロの水道修理業者なら、原因を突き止めて的確に対応します。

臭いの原因がわからない

排水管の臭いの原因がわからない場合も、対処しようがありません。原因がわからないケースは、以下のような可能性があります。

  • 排水管の劣化
  • 排水管奥の汚れ
  • 汚水桝の汚れ
  • 汚水桝の劣化

以上のように、臭いの原因がわかりにくい場合は、対処しにくいことがほとんどなので業者に相談しましょう。

自分でできる対処法を試しても臭い

ご紹介した方法を試しても臭いが消えないなら、業者に依頼したほうがよいでしょう。わかりにくい、隠れた原因があるのかもしれません。

 

対処法が原因に適していない可能性があるので、なぜ排水管が臭いのか、業者に見てもらうと安心です。

排水管・排水トラップに問題がある

排水管・排水トラップが劣化してヒビが入っていることが原因なら、交換が必要です。排水トラップは比較的交換が簡単なので、DIYに慣れた方なら交換できるでしょう。

 

しかし、排水トラップが劣化しているなら、同時期に設置した排水管や、排水管との接続部分も劣化している可能性が高いといえます。業者への依頼がおすすめです。

 

排水管の交換は失敗すると水漏れの原因になり、修復が高額になってしまいます。

汚水桝の掃除を自分でできない

汚水桝の定期的な掃除はご自分でも可能ですが、下水臭い状態になるほど、汚れを放置していた汚水桝の掃除は大変な作業です。ご自分でできなくはありませんが、 臭いがひどく1日がかりの仕事になるので、業者に依頼しましょう。

 

汚水枡をつなぐ排水管の高圧洗浄が、必要になる可能性もあります。排水管の高圧洗浄は、ご自分ですると汚水が住宅内に流れたり、排水管を傷つけたりするので、ご自分での作業はおすすめできません。

 

高圧洗浄が必要なケースや費用相場を以下の記事で説明しているので、参考にしてください。

排水管の臭い解消を業者に依頼した場合の料金

費用相場

排水管が臭い場合に業者に依頼すると、排水管洗浄など以下のような作業で解消していきます。作業ごとに目安料金を入れて一覧表にしたので、参考にしてください。

作業内容 相場料金
薬剤によるパイプ洗浄 3,000円〜9,000円
高圧洗浄 25,000円~35,000円
排水トラップの交換 6,000円〜15,000円+部品代
排水パイプの交換 6,000円〜10,000円+部品代
汚水桝の掃除 1ヶ所につき2,000円〜
(高圧洗浄が必要な場合は別途作業費用がプラス)

上記以外に、基本料金3,000円〜5,000円程度が加算されます。業者によっては、出張費や深夜・早朝・休日の割増料金といった料金が発生するので、問い合わせ時に確認しておくと安心です。

 

正式に依頼する前に、必ず見積もりを依頼してください。複数の業者に相見積もりをして、適正価格で運営している業者を選びましょう。

 

以下の記事で、排水管の清掃ではどういった作業をするのか、料金はどれくらいか、解説しています。参考にご覧ください。

排水管の臭いを予防する方法

キッチの排水口を掃除

ここでは、排水管の臭いを予防する方法を説明します。できるだけ清潔を保つようにすると、臭いを予防するだけではなく、つまりや水漏れといったトラブルが起きにくくなります。

  • こまめに掃除する
  • 油や生ゴミを流さない
  • 排水口にアルミホイルボールをいれる
  • 除菌スプレーをする
  • 汚水桝を定期的にメンテナンスする

それでは、具体的に説明していきます。

こまめに掃除する

ゴミ受けにゴミを溜めないようにし、できるだけこまめに掃除してください。ゴミ受けは頻繁に空にして、ティッシュ等で拭き取るようにすると、排水管に汚れが流れていきにくくなります。

 

パイプユニッシュといった液体パイプクリーナーを2週間に1度使用するのもおすすめです。

油や生ゴミを流さない

汚れをできるだけ排水口に流さないようにしましょう。例えば、食器や調理器具を洗う際は、キッチンペーパーで汚れを一拭きしてから洗うと、安心です。

 

嘔吐もトイレや洗面所ですると、つまりの原因になります。必ず、吐瀉物を生ゴミとして処分しましょう。

排水口にアルミホイルボールをいれる

アルミから発生するイオンの抗菌効果を利用する方法で、ヌメリや黒カビを防止します。アルミホイルを直径3cm程度の大きさの球形にして、2〜3個程度ゴミ受けに入れておくだけです。

 

ただし、5日に一度は簡単に掃除して、アルミボールを新しいものに交換しましょう。交換する際に、排水口にアルミボールを落とさないように注意してください。

除菌スプレーをする

排水管が臭い原因の一つは雑菌の増殖です。排水口から除菌スプレーをかけておくと、雑菌の増殖を抑えられます。

 

ただし、汚れた状態で使っても効果があまり期待できません。掃除をしたあとで除菌スプレーを使うようにすると効果的です。

汚水桝を定期的にメンテナンスする

マンションなら管理会社がしてくれる汚水桝のメンテナンス。戸建てにお住まいなら、ご自分でする必要があります。

 

臭くなるほど汚れが蓄積した場合は、業者依頼がおすすめです。しかし、汚れが蓄積しないようする定期的な掃除ならご自分でも可能です。

 

うっかり忘れていると、汚れが蓄積してご自分での対応が難しくなります。汚水桝のメンテナンスの日を毎年決めて、カレンダーに記載しておきましょう。

 

ご自分で汚水桝の掃除をする場合は、以下の記事を参考にしてください。

排水管の臭いでお困りなら

排水管の臭い対策をご紹介しました。

 

排水管の臭いの原因は、蓄積した汚れ以外に排水管の不具合もあるので、解消できないときは放置せずに水道修理業者への相談がおすすめです。

 

業者選びにお迷いなら、『クリーンライフ』にご相談ください。

 

出張料金・キャンセル料金・早朝や深夜の割増料金・休日割増料金は全て無料です経験豊富なスタッフがすぐにお伺いするので、お気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフに排水管の臭いについて相談する

2024.08.02

汚水枡(排水桝)とは何か、トラブルになった場合の対処方法を含めてご紹介します。

 

排水口やトイレのつまりの原因は、汚水枡にあるのかもしれません。汚水枡について知ると、トラブルの回避方法もわかります。

 

排水桝との違いや、その他の桝の種類についても解説。汚水枡のトラブルの原因やご自分でも解決できる方法も説明するので、参考にしてみてください。

汚水枡(排水桝)とは

汚水桝(排水桝)のつまり解消にかかる清掃料金の相場を紹介

汚水枡と排水桝は、どう違うのかを説明します。排水桝の種類や役割を知っていると、トラブルが起きた際にどこに問題があるのかの判断にも役立ちます。

汚水枡と排水桝との違い

屋外にある桝を汚水桝と呼んだり、排水桝と呼んだりして、はっきり区別していない場合がほとんどです。

 

実は、汚水枡は排水桝の1種に過ぎません。汚水枡以外にもさまざまな桝があり、総じて排水桝といいます。

 

ただし、トラブルの原因が汚水桝にあることが多く、汚水桝が生活に密着しています。そのため、「汚水枡=排水桝」と認識していても、実際にはあまり問題が生じません。

排水枡の種類

排水桝には、以下のような種類があります。

  • 汚水枡
  • 雨水枡
  • 公共枡
  • 会所枡

それぞれについて、分かりやすく説明していきます。

汚水枡

汚水枡は「インバート枡」とも呼ばれる、お風呂やキッチン、トイレなどからの生活排水を受けるための枡です。水回りの数だけ、汚水枡が設置されています。

 

汚水枡の底には排水が流れやすいように、排水管と同様の溝が設置されています。

雨水枡

雨水枡は、雨が降った際に雨水を集めて排水するための枡です。次のような2種類の雨水枡があります。

  • 浸透式
  • 非浸透式

浸透式は、側面や底にある穴から水が地面に浸透するシステムです。一方、非浸透式は汚水枡などと同様に、排水管に接続しています。

 

雨水枡で、大雨になった際の地下水の逆流などを予防しています。

公共枡

公共枡は、住宅内から排出された排水が到着する最後の排水桝です。そのため、最終枡とも呼ばれます。住宅内の枡の管理責任は個人ですが、公共枡の管理責任は自治体にあります。

会所枡

会所桝は排水に混じっている固形物や油などを下水道に流さないために、公共枡と住宅内の枡の中間に設置される枡です。異物を除去する性質から、トラップ桝とも呼ばれます。

 

他の枡と比較すると深さがあるので、ゴミなどつまりの原因になるものが蓄積されやすい構造です。

汚水枡(排水桝)の役割

汚水枡の役割は、主に次の2つです。

  • 異物の除去
  • つまりなどトラブルの点検

キッチンやトイレ、浴室などから排出する汚水は排水管で公共枡につながっています。そのまま公共枡に流してしまうと、途中で詰まった場合に対応が困難です。

 

汚水枡(排水桝)は、排水管のメンテナンスの点検口として使用されます。つまり、下水道管内の点検に使われるマンホールのような役目を担っています。マンホールとの違いは、大きさと深さです。

 

マンホールは名前に「マン」が付くように人が入れる大きさで、深さは10m以上。対して汚水枡は深さが1m程度で、手が入る程度の大きさです。

汚水枡(排水桝)のトラブルの原因とは

原因と書かれた用紙

以下のような汚水枡のトラブルが起こりがちです。

  • 汚水枡のつまり
  • 汚水枡周辺の悪臭
  • 排水口の悪臭
  • 害虫の増加

汚水枡のトラブルが起きる原因は以下の通りです。

  • メンテナンス不足
  • 汚水枡に入り込んだ木の根
  • 排水管の勾配の不具合や劣化
  • エルボの落下
  • 桝の劣化

それぞれについて、自分でできる対処法も含めて紹介します。

メンテナンス不足

戸建て住宅の場合、定期的なメンテナンスをうっかり忘れていたために、トラブルが起きがちです。マンションといった集合住宅なら、1年に1度は管理会社がメンテナンスをしています。

 

戸建ての場合も、1年に1度は掃除しましょう。ご自分でする場合は、半年に1度の方が汚れの蓄積量が少なく、負担が少なめです。

 

新築から5年も経ち、メンテナンスをしていないと、トラブルが起きてしまいます。トラブルが起きない程度の汚れなら、ご自分で掃除が可能です。しかし、トラブルが起きたあとなら、業者に依頼した方が良いでしょう。

汚水枡に入り込んだ木の根

汚水枡に木の根が成長して入り込んでしまうと、トラブルが発生します。まだ木の根が細い状態なら、手で引き抜くことも可能です。しかし、ある程度太くなると、掘り起こして切断して除去しなくてはいけません。

 

年月が経過すると、再度木の根が成長する可能性があります。

  • 庭木を汚水枡に届かない場所に植え替える
  • 汚水枡に木の根が侵入できないように加工する

コンクリート枡は、劣化してヒビが入ると木の根が入り込みやすくなります。塩ビ製汚水桝への交換がおすすめです。

排水管の勾配の不具合や劣化

地震などが原因で排水管の勾配が変化して流れにくくなり、つまりが発生します。また、排水管の劣化でヒビや穴ができて水量が少ないために、固形物が排水管に留まっていることも、つまりの原因です。

 

排水管の点検を水道修理業者に依頼しましょう。

  • 排水管の調整
  • 排水管の交換

排水管に関する修理は、水道局指定工事店のみ対応可能です。

エルボの落下

汚水枡には、「エルボ」という曲がった管が上流側に設置されています。エルボは簡単に外せて、内部の掃除をしやすくできる仕様です。

 

エルボが落ちていると、排水の流れが滞ってしまいます。汚水枡のフタを開けて、エルボが落ちていないか確認してください。落ちていたら取りだして洗い、正しい位置に取り付けましょう。

枡の劣化

コンクリート枡の寿命は、20年~30年程度です。

 

経年劣化でヒビや穴が開くと、排水が漏れ出してつまりなどのトラブルが起き始めます。そのまま放置すると、さらに汚水枡が陥没して、機能しなくなるので注意が必要です。

 

最近では、塩ビ製の汚水桝が主流になっています。塩ビ製桝は耐久性に優れており、50年経過しても機能に変わりはないといわれています。

汚水枡(排水桝)のトラブル解消を業者に依頼

水道修理業者

汚水枡など排水桝にトラブルが起きたら、業者への依頼がおすすめです。排水桝のトラブルは、悪臭も伴うことが多いので、ご自分でじっくり点検するのは難しいでしょう。

業者の対応方法

業者に依頼すると、汚水枡の掃除をしながらトラブルを確認してもらえます。複数ある汚水枡のどの部分に問題があるのかを正確に見つけて、的確な対応が可能です。

 

蓄積された汚れも専門機器を使って、ご自分でするよりもはるかに短い時間で清掃します。これからトラブルが起きないためのアドバイスもしてもらえる可能性があります。

業者に依頼した際の費用

業者に依頼した場合に発生する費用の相場を、作業内容ごとに一覧表にしました。

作業内容 費用相場
汚水枡の掃除 1ヶ所につき2,000円〜
高圧洗浄機使用:3mまで 27,000円〜
トーラー機使用:3mまで 30,000円〜
排水管の一部交換 10,000円~15,000円
排水管の調整 8,000円〜
汚水枡の交換 12万〜15万円

上記の作業料金以外に、業者によっては次のような料金がかかります。

基本料金 0円〜5,000円
出張費 0円〜3,000円
深夜・早朝・休日の割増料金 0円〜8,000円
見積もり料金 0円〜

以上のような料金は、作業に関係なく発生し、業者ごとに決まっています。問い合わせ時に、前もって確認しておくと安心です。

業者の選び方

汚水枡のトラブルで業者に依頼する際に、次の3つのポイントを確認してください。

  • お住まいの地域で水道局指定工事店に指定されているか
  • 適正価格で運営しているか
  • すぐに対応していくれるか

汚水枡のトラブルは、配管に問題がある場合も多いので、水道局指定工事店への依頼が必須です。非水道局指定工事店に依頼すると、トラブルを見つけても対応できません。

 

適正価格で運営しているかどうかは、相見積もりをするとわかります。少なくとも3社以上の業者に見積もりをしてもらいましょう。見積書の作業内容と料金を比較して、適正価格で運営している業者を選んでください。

汚水枡(排水桝)のトラブルを予防する方法

キッチンの排水口を掃除する様子

汚水枡のトラブルを予防する方法は、以下の3つです。

  • 異物を流さない
  • 定期的にメンテナンスする
  • 汚水枡や排水管を交換する

トラブルが生じないように、以上の予防方法を実行してみてください。

異物を流さない

排水口やトイレで、異物を流さないようにすることが大切です。プラスチックのキャップなど、どんなに小さくても、うっかり落としたら拾い上げましょう。

 

また、以下のことを心がけてください。

  • 油や生ゴミを排水口に流さない
  • ゴミ受けは定期的に空にする
  • 流しても良いものだけを流す
  • 流して良いものでも、大量に流さない

キッチンで洗い物をする際、お皿やフライパンの油をキッチンペーパー等で一旦拭き取るようにしてください。排水管に流す油の量が減少します。

定期的にメンテナンスする

定期的なメンテナンス(点検や清掃)は、汚水枡のトラブルが発生しないために必須です。年に1度は、汚水枡のフタを開けて内部を点検・清掃しましょう

 

汚水枡の清掃の流れは、以下の通りです。

  1. 汚水枡のフタを開ける
  2. 浮かんでいるゴミをすくい取る
  3. エルボを外して、底に沈んでいるゴミをこそげ取る
  4. 散水ホースなどで汚水枡に接続している排水管を洗浄する
  5. 汚水枡の壁面を柄のついたブラシで擦って、洗浄する
  6. 最後にたっぷり水を流す

汚水枡の掃除をする際は、汚れても良い服装にしましょう。掃除が終了したらすぐにお風呂に入れるように用意しておくと、スムーズです。

 

時間を取るのが難しいようなら、定期的なメンテナンスを業者に依頼することも可能です。

汚水枡や排水管を交換する

経年劣化した汚水桝や排水管は交換した方が、メンテナンスもラクです。特に、コンクリート製の汚水枡は、古くなるとヒビが入りさまざまなトラブルの原因になります。

 

排水桝の交換費用は、排水桝が設置している箇所の深度や数によって異なります。必ず見積もりをして、納得のいく料金で対応している業者に依頼してください。

 

ただし、あまりにも安い見積もり料金を提示する業者は、注意が必要です。以下のような料金がかかるかもしれません。

  • 古い排水枡の掘削作業費
  • 古い排水枡の解体作業費
  • 古い排水枡の廃棄費用
  • 新しい汚水枡の設置費用
  • 新しい汚水枡本体価格

新しい汚水桝にすれば、トラブルの発生を抑えられます。

汚水枡(排水桝)とは何かを知ってメンテナンスしよう

汚水枡(排水桝)とは何かを説明しました。汚水枡のメンテナンスをしておくと、水回りのトラブルを回避できます。

 

しかし、汚水桝にトラブルが起きたら、トラブルの種類によってはご自分では対応できない場合も。トラブルが軽微なうちに、プロの水道修理業者への依頼がおすすめです。

 

業者選びにお困りなら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。点検・見積もりは無料で、年中無休で対応しています。

⇒汚水枡のメンテナンスをクリーンライフに相談する

2024.08.02

排水溝から逆流が起きる原因や、解消法を解説します。

 

排水溝からの逆流が起きて、室内に汚水が流れ出る前に、適切な応急処置が必要です。今回は、応急処置の仕方も詳しく説明するので、参考にしてみてください。

 

排水溝の逆流は、さまざまな問題を抱えているサインです。簡単な予防方法や前兆も紹介するため、逆流が収まっても対処していきましょう。

排水溝の逆流が起きたときの応急処置

対処法

「水のう」を作って逆流のある排水溝にフタをして、水が溢れないように処置します。便器、浴室や洗濯機の排水溝などに水のうを設置してください。

 

水のうの作り方は、以下の通りです。

  1. 45Lサイズのゴミ袋を二重にする
  2. ゴミ袋に水を約20L入れる
  3. 袋の空気を抜いて、口をひもで縛る

口をひもで閉じる際に、水がこぼれないようにきっちり縛りましょう。浴室のように、排水溝が浴槽内と洗い場にある場合は、両方に置いてください。

 

水のうを設置すれば、水が溢れて汚水が室内に入ってくることはありません。落ち着いて逆流した原因を突き止めて、対処しましょう。

排水溝の逆流の原因

原因

排水溝からの逆流の原因は、次のことが考えられます。

  • 排水管のつまり
  • 排水枡(汚水桝)のつまり
  • 排水管のヒビ・穴からの水漏れ
  • 大雨など自然災害による下水道の受容力の限界
  • 少なすぎる排水可能量

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

排水管のつまり

排水管のつまりが、排水溝からの逆流の原因の1つです。キッチンも浴室も、最終的には1本の排水管・排水桝に辿り着きます。

 

排水管のつまりの主な原因を、箇所ごとに見ていきましょう。

 

【キッチンの排水管のつまりの原因】

  • 油汚れ
  • 食材カス
  • 固形物

【お風呂の排水管のつまりの原因】

  • 皮脂
  • 毛髪
  • 石鹸カス

【洗面所の排水管のつまりの原因】

  • 歯磨き粉や化粧品などの残りカス
  • 髪の毛
  • 固形物(ピアスや化粧品のフタなど)

【トイレつまりの原因】

  • 大量に流したトイレットペーパー
  • 海外製の安いトイレットペーパー
  • 大量の「水に流せる」アイテム(猫砂、トイレクリーナー、お尻拭きなど)
  • おむつや生理用品

【洗濯機の排水管のつまりの原因】

  • 衣類の繊維
  • ポケットに入れ忘れていたティッシュ
  • 石鹸カス

以上の他、吐瀉物も洗面所やトイレつまりの原因です。

排水枡(汚水桝)のつまり

住宅の排水溝から排水管に流れてきた排水は、一旦排水桝に溜まります。排水桝が詰まると、排水の流れが止まって逆流する可能性があります。

 

排水桝がつまる主な原因は、以下の通りです。

  • 大量に流された油、トイレットペーパーなど各水回り箇所から流れてきたもの
  • 戸建ての場合、排水枡の掃除のし忘れ
  • 入り込んでしまった木の根

マンションなどの集合住宅は、管理会社が排水桝のメンテナンスをしています。しかし、戸建ての場合はご自分でする必要があるため、忘れがちです。

排水管のヒビ・穴からの水漏れ

排水管が劣化して、ヒビや穴ができて水漏れしていると、排水の流れが悪くなってしまいます。排水の流れの悪化が原因で、排水溝の逆流が始まります。

 

以下のような原因で、排水管にトラブルが生じるケースが多い傾向です。

  • 築20年以上の住宅
  • 大きな地震

大きな地震で排水管が移動すると、傾斜がなくなり排水が流れなくなることも。業者に確認してもらうと、安心です。

大雨など自然災害による下水道の受容力の限界

大雨・ゲリラ豪雨や台風といった自然災害で大量に水が流れると、下水道の受容力をはるかに超えた水が流れてしまいます。

 

受容量を超えた水が流れると、住宅の排水を下水道で処理できません結果、逆流が始まります。

 

雨がやめば、逆流は収まることがほとんどです。川の上流地域より、下流地域では回復が遅れますが、少しお待ちください。

 

大雨が降っている際は、できるだけ水を使わないようにすると逆流を抑えられます。

少なすぎる排水可能量

つまりなどの問題がなくても、ひんぱんに逆流が生じたら、排水可能量を確認してみましょう。

 

排水管が細すぎたり、汚水桝のサイズが小さかったりして、排水できる量が限られているのかもしれません。水道修理業者に点検してもらって、排水管等の交換を検討してみましょう。

自分でできる排水溝の逆流対処方法

排水溝の洗浄

ご自分で排水溝の逆流に対応できるのは、つまりが原因のときだけです。水回りのつまりを解消する方法を紹介するので、試してみてください。

 

排水溝の逆流の原因によっては、水道修理業者への依頼が必要です。詰まりを解消しても逆流が収まらない場合は、以下のような対応が必要です。

  • 排水桝のつまり解消
  • 排水管の交換

それでは、詰まりを解消する方法を順に見ていきましょう。

ラバーカップ(すっぽん)でつまりを除去する

ラバーカップの使い方

排水溝の大きさや、便器の種類に適したラバーカップを用意してください。

  1. 排水口にフタやゴミ受けなどが設置されていたら、取り外す
  2. ラバーカップを排水口に押し付ける
  3. ラバーカップのおわん部分が隠れる程度の水を注ぐ
  4. ラバーカップを排水口に徐々に押し付ける
  5. ラバーカップを一気に引き抜く

4と5を数回繰り返します。空気が抜けるような音がしたら、水を流してみてつまりが解消されたか確認しましょう。

 

浴室の場合は、排水口が浴槽と洗い場にあるので、ラバーカップを押し付けない方を閉じたほうが効果的です。

液体パイプクリーナーを排水管に流す

排水管のつまりに直接働きかけて解消する、液体パイプクリーナーを排水溝に注ぎます。注ぐ前にパイプクリーナーの主成分を確認してください。

  • 毛髪などタンパク質成分の多いつまり:次亜塩素酸ナトリウム
  • 油汚れ:水酸化ナトリウム

水酸化ナトリウムは、2%以上の濃度のあるものが効果を期待できます。

 

液体パイプクリーナーをつまりのある排水溝に注いで、指定時間放置するだけです。放置する時間は、説明書の通りにしてください。

ワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシは、ワイヤーの先端にブラシやフックがついて、排水管の奥を掃除できるアイテムです。ホームセンター等で、2,000円〜3,000円程度で販売しているので、1本持っておくと便利です。

 

以下の手順で、つまりを除去しましょう。

  1. つまりのある排水管にゆっくり挿入する
  2. 動かなくなったら、上下に動かしたり、回転したりして詰まりをこすり落とす
  3. つまりが取れたと感じたら、ワイヤーブラシを取り除き、水を流してみる

ただし、蛇腹式の排水ホースに使用すると、ホースにダメージを与えてしまう可能性があります。

真空式パイプクリーナーを使う

パイプクリーナーの使い方

真空式パイプクリーナーは、ポンプのついたラバーカップのようなアイテムです。真空式パイプクリーナーはポンプ付きなので、吸引力がラバーカップより大きいことが特徴。

 

また、ラバーカップのようなカップ部分は取り外しができて、用途に合わせて選べます。(別売り)

  1. 排水口に真空パイプクリーナーのカップ部分を排水溝にくっつける
  2. ゴムのおわん部分が水に包まれる程度に水を注ぐ
  3. ハンドルを少しずつ押し込む
  4. ハンドルを思いっきり引き上げる

つまりが取れるまで、ハンドル操作を繰り返します。解消できた手応えがあったら、水を流して確認してください。

排水溝が逆流しないための予防方法

HOWTOと並んだブロック

排水溝が逆流しないために、つまりが起きないように気をつけましょう。また、戸建てにお住まいなら、汚水桝のメンテナンスも重要です。

  • つまりの原因を排水溝に流さない
  • ゴミ受けネットを使用する
  • 定期的に液体パイプクリーナーを使う
  • 定期的に汚水桝(排水桝)を掃除する

それぞれについて説明します。

つまりの原因をトイレやキッチンの排水溝に流さない

排水溝には、つまりの原因になるようなものを流さないようにしましょう。トイレや洗面所で吐いてしまったようなときは、水で流さずにゴミ箱に捨ててください。

 

化粧品のフタなど小さなものがうっかり排水溝に入り込んだら、すぐに取り上げましょう。トイレットペーパーのように水に流せるものでも、大量に流すとつまりの原因になるので注意が必要です。

浴室やキッチンの排水溝にゴミ受けネットを使用する

余計なものが排水管に入り込まないように、ゴミ受けにネットを使用してください。ネットはそのまま捨てられるタイプが便利です。

 

使い捨てのゴミ受けネットは、通販や100均ショップ等で購入できます。

定期的に液体パイプクリーナーを使う

お風呂やキッチンの排水溝に液体パイプクリーナを使用して、逆流を予防できます。

 

少なくとも2週間に1度の割合で使用すれば、汚れが蓄積しません。

定期的に汚水桝(排水桝)を掃除する

戸建てにお住まいなら、忘れずに汚水桝の掃除をしましょう。マンションなど集合住宅なら、管理会社が年に1度、メンテナンスをしています。

 

ご自分でも掃除できますが、業者に依頼するとスムーズです逆流などのトラブルが起きる前に、回避しておきましょう。

排水溝の逆流解消を業者に頼む際の料金相場

蛇口を点検する水道修理業者

水道修理業者に排水溝からの逆流解消を依頼した際の、作業内容と相場料金をお伝えします。

作業内容 相場料金
軽微なつまりの解消 5,000円〜8,000円
薬剤による洗浄 8,000円~15,000円
排水管の部品交換 3,000円〜10,000円
キッチンの排水ホース交換・新設 10,000円~30,000円
汚水桝の掃除 1ヶ所につき2,000円〜
汚水桝の交換 120,000円〜150,000円
排水管の高圧洗浄 27,000円〜
排水管のトーラー洗浄 30,000円〜

作業料金以外に、業者によっては以下のような料金が加算されます。

料金項目 相場料金
見積もり料金 0円〜
基本料金 0円〜5,000円
出張費用 0円〜4,000円
早朝・深夜・休日の割増料金 0円〜8,000円
キャンセル料金 キャンセルする時期により変動

見積もりをしてもらって、合計金額に納得してから依頼しましょう。複数の水道修理業者で相見積もりをし依頼して、比較検討して選ぶと、より希望に合った業者に依頼できます。

排水溝の逆流が起きる前兆

排水溝の逆流に悩む女性

排水溝の逆流が起きる前兆を説明します。排水溝の逆流が起きる前兆を知っていれば、詰まりを解消するなど、対策できます。

ゴボゴボと異音がする

排水溝の奥から、ゴボゴボという音が聞こえたら、逆流が始まりそうな前兆です。

  • 排水管でつまりがある
  • 排水管が劣化して水圧が不安定である

以上のような原因で異音がするのです。

マンションでは空気が水に入り込んでゴボゴボ音がすることも

マンション、特に高層マンションでは、ゴボゴボという音をひんぱんに聞いてしまう可能性があります。複数の家庭で水の利用時間が重なり、空気が水に入り込むことが原因です。

 

マンションの場合は、ゴボゴボと音がしてもすぐに排水溝の逆流の前兆というわけではありません。様子を見て、あまりひんぱんに音がしなければ大丈夫です。

 

しかし、どうしても気になる方は、管理会社に状況の報告をしておくと安心です。

排水溝から異臭がする

異臭がするのは、排水管内に汚れが詰まっており、腐敗している可能性があります。つまっているものが1ヶ所にとどまっていると、排水溝から逆流が始まるかもしれません。

 

できるだけ迅速に、つまりの原因を除去しましょう。どうしても異臭が解消されない場合は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

水が流れにくい

排水管が詰まり始めると、水が流れにくくなります。水が流れにくいなと感じたら、すぐにパイプクリーナーなどで排水管の掃除をしましょう。

 

掃除をしても流れにくい場合は、汚水桝の汚れや排水管の不具合を点検してください。

排水溝で逆流が起きたら

排水溝の逆流が起きる原因や、対策方法をご紹介しました。逆流が起きないためには、日頃のつまり予防が有効です。

 

しかし、排水溝から逆流が起きてしまい、原因がわからない場合は、ご自分での対応は難しいでしょう。特に汚水桝のつまりや排水管の損傷が原因の逆流は、業者に相談してください。

 

クリーンライフ』は、排水溝の逆流が起きた際にすぐに対応可能です。年中無休で24時間対応しています。
⇒クリーンライフに排水溝の逆流について相談する

2024.08.02

汚水桝のつまり解消・清掃を業者に依頼した場合の料金相場をご紹介します。つまり解消に必要な作業や業者の選び方、安く依頼する方法も解説するので、参考にしてみてください。

 

汚水桝のつまりは異臭などでご近所にも迷惑になるので、早めに対応することが大切です。つまりが起きる原因も紹介するので、つまりが起きないように予防しましょう。

汚水桝のつまり解消を業者に頼む際の料金相場

お金と電卓

汚水桝のつまり解消を水道修理業者に依頼した際の、相場料金を一覧表にしました。

作業内容 料金の相場
汚水桝の清掃 1ヶ所につき2,000円〜
高圧洗浄機によるつまり除去(3mまで) 27,000円〜
トーラーによるつまり除去 30,000円〜
塩ビ汚水桝への交換 120,000円〜150,000円

古い住宅には、コンクリート製の汚水桝が設置されている場合があります。コンクリート桝の耐久年数は、約20年です。コンクリート桝は劣化するとヒビが入りやすいので、耐久年数が50年以上の塩ビ桝への交換が増えています。

 

作業料金の他に、業者によっては以下のような料金が加算されます。

  • 基本料金
  • 出張費
  • 早朝・深夜・休日の割増料金
  • 見積もり

作業には関係なく、一律に設定されているため、問い合わせ時にどのくらい加算されるのか聞いておきましょう。見積もりの際に、合計金額がどのくらいになるのかを確認してから、契約してください。

 

見積もりは、ほとんどの業者が無料で対応しています。ただし、業者によっては点検に時間がかかると料金を加算する場合もあるので、どこまで無料なのかも確認しておくと安心です。

 

また、口で「〇〇円」と言うだけではなく、作業内容を項目ごとに記載した見積書を作成してもらいましょう。

汚水桝のつまり除去を依頼する業者の選び方

水道修理業者の男性

汚水桝のトラブルを解消してくれる業者を選ぶ際に、以下の3つを実行してください。

  • 相見積もりをする
  • 希望日に対応できるか確認する
  • アフターフォローがあるか確認する

それぞれについて説明します。」

相見積もりをする

複数の業者に同じ条件で見積もりを取って、比較して選びましょう。少なくとも3〜4社の業者に見積もりを依頼してください。

 

相見積もりを依頼する前に、見積もりが無料かどうか確認しておくと安心です。相見積もりをすると、適正価格がわかります。極端に安い業者や高過ぎる業者は、避けましょう。

 

料金だけではなく、以下の点も比較してください。

  • 見積書は作業別に詳しく記載されているか
  • スタッフが丁寧に説明するか
  • スタッフの態度や服装がきちんとしているか

見積書を比較すると、不要な作業などもわかります。

希望日に対応できるか確認する

土日祝日も含めて、希望日に対応してくれるかを確認しましょう。つまりが重症で水回りを利用できず、すぐに対応してほしいときは、特に重要です。

 

また、業者によっては、休日や早朝・深夜に作業すると、割増料金が発生する場合があります。お仕事をされていて、休日しか来てもらえない方は、確認して割増料金のかからない業者を選びましょう。

 アフターフォローがあるか確認する

料金が少し高くても、アフターフォローのある業者がおすすめです。アフターフォローがあれば、すぐに同じトラブルが再発してもすぐに無料、または格安料金で再度対応してもらえます。

 

また、アフターフォローがある業者は、多くの場合、トラブルの再発が少ない傾向です。多くの場合、技術に自信がある業者は、アフターフォローを用意しています。

汚水桝のつまり除去の料金を安くする方法

汚水桝

汚水桝のつまりを業者に解消してもらう際に、料金を安くする方法をご紹介します。主な方法は以下の4つです。

  • 定期的なメンテナンスをする
  • 水に流せるものでも大量に流さない
  • 排水口や便器に異物を流さない
  • 異変に気づいたらすぐに依頼する

それぞれについて、詳しく説明します。

定期的な汚水桝のメンテナンスをする

汚水桝のつまりが重症化すると、つまりの解消費が高額になります。専門器具が必要になるだけではなく、場合によっては古い汚水桝を交換する必要が出るためです。

 

汚水桝のトラブルが悪化しないために、定期的なメンテナンスが必要です。半年ごとならご自分で汚水桝の清掃をしても、大したご負担にならないでしょう。ご自分で簡単な清掃をしていれば、本格的な清掃は2年ごとでも問題ない場合がほとんどです。

 

汚水桝のトラブルは、木の根っこが成長しすぎて汚水桝に入り込む場合にも起きます。木の根っこが成長すると、除去を業者に依頼する必要があります。

 

しかし、定期的にメンテナンスをしていれば、木の根っこが小さいうちに発見して、ご自分でも除去が可能です。

水に流せるものでも大量に流さない

汚水桝が汚れないようにすることも大切です。

 

「水に流せる」と書かれていると、ついつい複数枚を流してしまいがち。トイレットペーパー以外にも、以下のようなものが「水に流せる」商品として販売されています。

  • 猫の砂
  • トイレクリーナー
  • ティッシュ
  • ウェットティッシュ
  • おしりふき

「水に流せる」と記載されていても、大量に流すとつまりの原因となり修理代がかさむので、注意が必要です。

排水口や便器に異物を流さない

小さなものですと、排水口に入ってもあまり気にしない方が多い傾向ですが、どんなに小さくても排水口や便器に落ちたらすぐに拾うようにしてください。

  • 歯磨き粉
  • キャップ
  • 爪楊枝
  • ボールペンのキャップ

こういったものは、小さいと排水管に流れてもすぐにはつまらないので放置する人も。しかし、水では溶けずに汚れが周囲に蓄積されていき、つまりの原因になりやすいので注意が必要です。

 

異物を流すか流さないかで、汚水桝の修理料金は変わってきます。少しでも安くしたいのであれば、日々の些細な変化に気を付けることが大切です。

異変に気づいたらすぐに依頼する

汚水桝や排水管に異変があった場合に、すぐに業者に相談した方が修理代が安くなります。節約しようとご自分で修理・清掃をすると、反対に悪化させてしまうことも。

 

修理前よりも悪化して、ご自分では対応できず、業者に相談したら高額になってしまったというケースが少なくありません。

 

汚水桝の不具合は、汚れやニオイを我慢しなくてはなりません。我慢した結果、高額の修理代が必要になるとしたら、残念に思うです。

汚水桝のつまりが起きたらどうなる?

掃除道具を持ちながら悩む女性

汚水桝のフタを開けなくても、以下のような状態なら汚水桝が詰まっているのかもしれません。

  • 排水口や便器からの異臭がする
  • 逆流して流れにくくなる
  • 汚水桝から汚物があふれる

さらに詳しく説明します。

排水口や便器からの異臭がする

キッチンや浴室の排水口や便器から、丁寧に掃除をしてもすぐにニオイが気になるなら、汚水桝が詰まっている可能性があります。

 

液体パイプクリーナーを使っても、排水口からのニオイが消えない場合は、汚水桝のフタを開けて確認してみましょう。

逆流して流れにくくなる

トイレや排水口から水が逆流する場合は、汚水桝の詰まりが起きている可能性があります。逆流までしなくても、次のような場合は気をつけましょう。

  • トイレの水を流したあと、水位が少し上がる
  • 排水口からゴボゴボとした音がする

トイレや排水口のつまりの前兆が起きたら、汚水桝のつまりが原因かもしれません。

汚水桝から汚物があふれる

汚水桝がつまると、汚物が排水管に流れなくなり、汚水桝から汚物があふれてしまいます。あふれているのが液体中心になっていると、目視ではわからない場合があります。

 

以下のような状況になっていないか、確認してください。

  • 汚水桝から悪臭が発生している
  • 汚水桝の周辺に害虫がたくさんいる

キッチンのゴキブリが気になったら、汚水桝に問題があるのかもしれません。汚物があふれている可能性があれば、汚水桝のフタを開けて確認しましょう。

汚水桝のつまりが起きる原因

原因

汚水桝のつまりの原因は、主に以下が考えられます。

  • 蓄積した汚れや異物
  • 汚水桝のヒビ・穴
  • 地震などによる排水管の移動
  • エルボの落下
  • 汚水桝に入り込んだ木の根

それぞれについて、どのような状態か、解決方法はあるのかを順次お伝えします。

蓄積した汚れや異物

汚水桝に汚れや異物が蓄積すると、つまりが生じます。特に、以下の蓄積がつまりの原因です。

  • キッチンの油汚れや生ごみ
  • 浴室の毛髪や垢
  • 便器や洗面所の吐瀉物

マンションなどの集合住宅なら、管理会社が定期的に汚水桝のメンテナンスをしています。

 

しかし、戸建てはご自分でのメンテナンスが必要です。新築でも4〜5年以上もの間放置していると、つまりが生じます。

汚水桝のヒビ・穴

汚水桝にヒビや穴が空いていると、土砂などが入り込んでつまりが起きます。コンクリート製の桝は耐用年数が短く、劣化してヒビが入るとつまりやすい状態になります。

 

周囲の植物の根っこも入り込みやすいため、ヒビが入ったらすぐの交換がおすすめです。

地震などによる排水管の移動

地震などの衝撃で排水管が移動して傾斜の向きが変わったり、傾斜がなくなったりすると、水の流れが阻害されてつまりが生じます。

 

排水が流れるように、排水管を元の位置にもどす必要があります。無理に動かすと、排水管が壊れてしまうので注意が必要です。

エルボの落下

汚水桝の中には、エルボと呼ばれる曲管が設置されています。掃除しやすいように、手で簡単に外せるようになっているため、落下しやすいという欠点があります。

 

エルボが落下していると、排水の流れが阻止されてつまりが生じます。

汚水桝に入り込んだ木の根

庭木が汚水桝の近くに植えてあると、木の成長にともなって木の根も伸びてきて、汚水桝に入り込むことがあります。特にコンクリート製の汚水枡で、劣化してヒビが入っていると注意が必要です。

 

木の根が原因で汚水桝のつまりが発生したら、木の根を取り除く必要があります。一度取り除いても、また成長する可能性があるため、庭木を汚水桝から離れた場所に移植した方が良いでしょう。

汚水桝のつまりでお困りなら

汚水桝のつまりを業者に依頼した際の料金相場や、汚水桝のつまりに関する問題点をご紹介しました。

 

汚水桝の掃除はご自分でも可能ですが、つまりが生じるほどの汚れの蓄積は、業者への依頼がおすすめです。

 

クリーンライフ』は排水管や汚水桝(排水桝)のつまりに対応しています。

 

即日対応も可能なので、まずはお気軽にご相談ください。電話が苦手な方は、LINEやメールのご利用も可能です。
⇒クリーンライフに汚水桝のつまりについて相談してみる

2024.08.02

汚水桝の掃除をご自分でする方法を、詳しく説明します。

 

戸建てにお住まいの方は、定期的な汚水桝の掃除が必要です。定期的に掃除をすれば、排水管のつまりといったトラブルを回避できます。

 

汚水桝の掃除をする時間がない方のために、業者に依頼した場合の料金等も紹介するので、参考にしてみてください。

汚水桝の掃除方法

バケツや雑巾などの掃除道具

汚水桝(排水桝)の掃除方法を説明します。まずは、必要な道具をそろえるところから始めましょう。

汚水桝の掃除に必要な道具

汚水桝の掃除は、悪臭を放つゴミを除去する作業だということを知って道具をそろえましょう。

  • マイナスドライバー
  • スコップまたはひしゃく(持ち手がある程度長いものがおすすめ)
  • 三角コーナーのような水分を除去できる器状のもの
  • ゴミ袋
  • 新聞紙(ゴミ袋に入れておく。なくてもOK)
  • タオル・雑巾
  • ブラシ
  • 中性洗剤
  • 散水ホース、または高圧洗浄機
  • 汚れても良い服装
  • マスク、必要であればゴーグル(目を守るため)
  • ビニール手袋(作業しやすいように、手にフィットするタイプ)

エプロンだけですと、エプロンがカバーできない部分にニオイやシミが付着する可能性があります。着用する服は、汚れても大丈夫なものを選んでください。

 

中性洗剤は、油汚れのあるキッチンの汚水桝を洗浄する際に使います。

汚水桝の掃除をする準備

汚水桝の掃除をしていると、汚れが周囲に飛び散ります。以下のように汚れ対策をしておくと、安心です。

  • 養生(汚水桝周辺で濡れたり汚れたりしない方がいいものをビニールシートで覆う)
  • 汚れた道具類を置くためのシートを敷く
  • 手洗い用の水をバケツ等に入れて用意する

作業が終わって、お風呂にすぐ入れるようにしておきましょう。

 

また、ニオイがきついので、汚水桝が隣家の近くなら、隣家にも汚水桝の掃除をする旨を伝えておいてください。洗濯物等にニオイがつくといったトラブルで、隣家との関係が不味くならないようにしましょう。

汚水桝の掃除をする方法

汚水桝の掃除の流れは、以下の通りです。下流(住宅から遠い場所)にある汚水桝から始めて、上流にある汚水桝で作業を終えます。

  1. 汚水桝のフタを開ける
  2. 表面に浮かぶゴミを取り除く
  3. 沈殿物を取り除く
  4. 排水管を洗浄する
  5. 汚水桝の壁面を洗浄する
  6. 水を流してみる

作業内容を順次、見ていきましょう。

汚水桝のフタを開ける

汚水桝のフタのすみに隙間があるので、マイナスドライバーを差し込んで持ち上げるようにして開けます。

 

長い間、汚水桝のフタを開けなかった場合は、開けにくくなっているかもしれません。金属製のフタでサビなどが原因で開けにくい場合は、端を金槌などで軽く叩くと開けやすくなります。

表面に浮かぶゴミを取り除く

ひしゃくなどで、表面に浮かんでいるものを取り除いてください。取り除いたものを三角コーナーやザルなどに入れて水分を除去したあとで、ゴミ袋に入れます。

 

ゴミ袋内に新聞紙を入れておくと、残った水分を吸収してくれます。もし新聞紙がない場合は、なくても大丈夫です。三角コーナーでしっかり水を除去してください。

沈殿物を取り除く

次に、沈殿している汚物を取り除きます。ただ、エルボが邪魔して底が見えにくくなっているので、作業しやすいように取り外します。エルボとは、下に向かって曲がっているパイプです。曲管とも呼ばれます。

 

エルボは、手で引っ張れば簡単に外れるはずです。しかし、汚れが蓄積して外れなくなっている場合もあります。外れない場合は、無理に外そうとしないで、そのままの状態で作業を続けましょう。

 

エルボを外せたら、水を張ったバケツに入れておきます。

排水管を洗浄する

排水管に散水ホースを差し込んで、排水管内部を洗浄します。つまりのある汚水桝で洗浄するのではなく、つまりのある汚水桝の次に設置された、つまりのない汚水桝の排水管から洗浄してください。

 

高圧洗浄機があれば、散水ホースより汚れが除去できる可能性があります。ただし、あまりに勢いよく散水すると、排水口から逆流してしまうことも。様子を見ながら、少しずつ汚れを除去しましょう。

汚水桝の壁面を洗浄する

キッチンの汚水桝は、油汚れが壁面にこびりついている可能性があります。こびりついている場合は、ドライバーなど金属製のものでこすり落としてください。こすり落としたあと、中性洗剤を使ってブラシでこすり洗いします。

 

こすり落とした汚れを、ひしゃくを使ってすくい取りゴミ袋に入れます。

水を流してみる

水を流して、つまりが解消できたか確認します。その後、バケツにつけておいたエルボをブラシでこすり洗いして、元通りに設置して終了です。

汚水桝の掃除の頻度

汚水桝の掃除の頻度は、家族の人数や汚水の排出量、トイレやキッチンの使用頻度等で異なります。人数によって、半年から2年に1度程度くらいを目安にしてください。

 

ただし、ご自分で掃除をする場合は、できるだけ頻繁にした方が負担が少なくなります。できれば半年に1度くらいの頻度で掃除をすれば、1〜2時間できれいになります。

 

半年に1度はご自分で掃除をし、2〜3年に1度、プロの業者に依頼すればトラブルになる可能性を抑えられます。汚水桝に流れる汚物の量は、家庭によってまちまちなので、適切な頻度を見つけてください。

汚水桝とは?

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汚水桝とは、インバート桝とも呼ばれ、住宅内のトイレ・キッチン・浴室から流れ出た排水を固形物と水分に分けるための桝です。

 

固形物を除去された排水は公共桝につながり、公共下水道に流れていきます。異物が公共下水道に流されて、トラブルが起きないように設置されています。

排水桝との違い

基本的には、以下のようなさまざまな種類の桝を総称して、「排水桝」と呼びます。汚水桝は、排水桝の1種です。

  • 汚水桝
  • 雨水桝(うすいます)
  • 会所桝(かいしょます)
  • 泥溜桝(どろだめます)
  • 公共桝

しかし、多くの場合、排水桝と汚水桝は同じものを指すことが多い傾向です。排水桝と一般的に言う場合、汚水桝を意味していると考えても間違いありません。

汚水桝のある場所

汚水桝は、トイレやキッチン、浴室といった生活排水が出る場所に一つずつ設置されています。近年では、排水ヘッダー方式という1つの桝だけを設置するシステムの住宅も増えてきました。

 

汚水桝のフタは、以下などさまざまです。

  • 塩ビ製
  • 鋳鉄製
  • ステンレス製
  • 鋼製格子型

水回りの排水が出る場所の近くに設置されてます。

 

マンホールに対して、ハンドホールと呼ばれるように小さいサイズなのが特徴です。フタに「汚」と書かれているものが多いので、確認してください。

汚水桝の素材

古い住宅の汚水桝は、コンクリート製のコンクリート桝でした。コンクリート桝は、20年も経過すると経年劣化でひび割れが起きたり、底が抜けたりしてトラブルの原因となります。

 

近年では耐久性のある、ポリ塩化ビニル製の塩ビ製桝に交換するご家庭が増えてきました。

 汚水桝の掃除を業者に依頼する理由・料金

水道修理業者の男性

汚水桝の掃除は、業者に依頼できます。忙しくてなかなか時間の取れない方は、業者への依頼を検討してください。

 

業者に依頼するのがおすすめの理由や、依頼した際に必要な料金を解説します。

汚水桝の掃除を業者に依頼した方が良い理由

業者への依頼がおすすめの理由は、以下の3つです。

  • 汚水桝の掃除は重労働
  • 道具の用意が不要
  • トラブルの回避

それぞれについて解説します。

汚水桝の掃除は重労働

特に、5年以上放置していた汚水桝は、汚れがひどくニオイも我慢できないほどです。汚水桝の掃除は想像以上に重労働で、場合によってはご自分での掃除では、完全に異物を除去できない可能性があります。

 

プロの業者なら、専用の道具もそろっているため、ご自分でするよりも短時間で終了します。2時間程度で複数の汚水桝の洗浄が可能な場合がほとんどです。

  • ニオイに敏感な方
  • アレルギーのある方
  • 汚いものに触るのが嫌な方

こういった方も、業者への依頼がおすすめです。

道具の用意が不要

汚水桝の掃除を業者に依頼すれば、道具を用意する必要がありません。道具類や作業のための衣服が不要で、電話一本で駆けつけて清掃が終了します。

 

三角コーナーやひしゃくといった家にあるもので作業できそうですが、汚物に直接触れるので使い回しはおすすめできません。汚水桝の掃除だけに利用する道具を用意しておくのが賢明です。

トラブルの回避

長い間、放置されている汚水桝は、問題点を抱えている可能性があります。

  • 木の根が汚水桝内に入り込み、つまりの原因になっている
  • 汚水桝が劣化して穴・ヒビがあり、汚物だけが沈澱するので流れていかない
  • 排水管に汚れが蓄積して、つまりが生じている

以上のような状態の場合、ご自分での対応は難しいでしょう。何か問題があれば、業者ならすぐに対応してくれます。

 

また、ご自分で高圧洗浄をする場合に水圧をかけすぎると、逆流して室内で汚物が飛び散る可能性があるので、注意が必要です。高圧洗浄も、プロなら圧力をコントロールして洗浄します、

 

そして、プロがメンテナンスをするので、問題を抱える可能性も抑えられます。

業者に依頼した場合の汚水桝の掃除料金の相場

水道修理業者に汚水桝のトラブル解消を依頼した際の、料金相場をご紹介します。

作業内容 料金の相場
汚水桝の清掃 1ヶ所につき2,000円〜
高圧洗浄機によるつまり除去(3mまで) 27,000円〜
トーラーによるつまり除去(3mまで) 30,000円〜
薬品洗浄 8,000円~15,000円
汚水桝に入り込んだ木の根の除去 7,000円〜10,000円
塩ビ汚水桝への交換 120,000円〜150,000円

 

作業料金の他に、以下のような作業に関係なく設定された料金もあります。

料金の種類 料金の相場
基本料金 0円〜5,000円
出張費 0円〜3,000円
早朝・深夜・休日の割増料金 0円〜8,000円
見積もり料金 0円〜

業者によって異なるので、問い合わせ時に確認してみましょう。

 

上記の料金が高額だからといって、総額が高額かどうかはわかりません。必ず見積もりを取って、合計額を確認してから依頼しましょう。

汚水桝の掃除が必要なら

汚水桝の掃除方法を紹介しました。汚水桝の掃除は、ご自分でもできます。

 

しかし、何年もの間、掃除をしないで放置していた場合、汚れの蓄積量が多く重労働です。放置していた汚水桝の掃除は、業者への依頼がおすすめ。トラブルも事前に確認します。

 

業者をお探しなら、私たち『クリーンライフ』にお任せください。土日祝日も対応しており、ご希望の日時におうかがいします。見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。

 

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2024.08.02
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