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トイレつまり・水漏れ

今回は、トイレの水が出るところに黒ずみができたときの原因と対処法を紹介します。

 

不衛生な印象を与える黒ずみ汚れは、黒カビや尿石汚れが原因の可能性があります。

 

トイレの黒ずみは見た目に良くないだけでなく、臭いの原因にもなるので注意が必要です。

 

自分でできる解決方法をお伝えしますので、お困りの方はぜひお試しください。

トイレの水が出るところの黒ずみの原因

トイレ

トイレの水が出るところの黒ずみの原因は、主に次の3つです。

黒ずみは、基本的にカビなどの微生物でできています。

 

カビは湿度の高い場所に発生しやすいため、水が常に溜まっているトイレはカビが繁殖しやすい環境です。

 

トイレに発生したカビに水垢や尿石といった汚れが加わると、より頑固な黒ずみとなってしまいます。そのため、黒ずみを落とすには、カビ・水垢・尿石の3つの汚れを落とすことが重要です。

トイレの水が出るところの黒ずみを落とす際の注意点

注意点

トイレの水が出るところの黒ずみを落とすときは、以下の点に注意して作業してください。

  • 塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜない
  • しっかり換気をする

塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜて使用すると、有毒ガスが発生します。

 

息苦しさや頭痛を感じたり、重大な事故につながる恐れがありますので、絶対に混ぜて使わないでください。塩素系漂白剤を使った場合は、翌日以降に酸性洗剤を使いましょう。

 

また、掃除の際には必ず換気をし、空気を入れ替えて作業してください。

トイレの水が出るところの黒ずみの落とし方

掃除道具

トイレの水が出るところの黒ずみについて、原因別に落とし方を紹介します。

 

トイレの黒ずみは、カビが原因であるケースがほとんどです。

 

黒ずみの原因が見分けられないときは、カビの落とし方から順に試してみてください。

カビの落とし方

カビは酸性の汚れですので、落としたいときはアルカリ性の性質を持つ塩素系漂白剤を使います。

 

トイレの塩素系漂白剤でおすすめのアイテムを紹介します。

  • トイレハイター
  • スクラビングバブル 超強力トイレクリーナー
  • トイレブリーチ

塩素系漂白剤は、ドラッグストア(マツキヨやウエルシアなど)で、300円程度で購入可能です。

 

【掃除手順】

  1. 黒ずみに塩素系漂白剤をかける
  2. 5分放置する
  3. 水を流す
  4. トイレブラシで軽くこする

塩素系漂白剤は洗浄力が強力ですので、汚れにかけて放置するだけでするっとカビを落とせます。

 

ただし、臭いや成分で気分が悪くなることもありますので、しっかり換気をして作業してください。

 

また、浄化槽を設定しているトイレでは、塩素系漂白剤は使用できません。塩素系漂白剤を使うと浄化槽内の微生物が死んでしまう可能性がありますので、別の方法を試しましょう。

 

トイレの黒ずみを落とす方法については、以下のページでも紹介しています。塩素系漂白剤を使う以外の方法も紹介していますので、ご覧ください。

水垢の落とし方

塩素系漂白剤を使っても汚れが落ちないときは、水垢で黒ずんでいる可能性があります。

 

水垢の黒ずみには、ドラッグストア(マツキヨなど)やホームセンター(コーナン・カインズなど)で売られている、研磨剤入りのクレンザーを使いましょう。

  • トイレマジックリン
  • クリームクレンザージフ

上記の商品は、300円程度で購入できます。

 

【掃除手順】

  1. 黒ずみにクレンザーをかける
  2. 水で濡らしたトイレブラシでこする
  3. 水を流す

クレンザーには研磨剤が含まれており、水垢汚れを落とすのに効果的です。

 

強くこすると便器を傷つける可能性がありますので、優しくこすって黒ずみを落としましょう。

 

トイレの水垢については、以下の記事でも落とし方を紹介しています。クレンザーを使う以外にも水垢の落とし方を解説していますので、ぜひお試しください。

尿石の落とし方

カビ・水垢でもない黒ずみは、尿石の可能性があります。

 

尿石はアルカリ性の汚れですので、酸性の洗剤を使って黒ずみを落としましょう。

サンポールなどの酸性洗剤を使う

トイレの尿石には、サンポールがおすすめです。

 

サンポールは300円程の手ごろな価格で売られており、ウエルシア薬局などのドラッグストアやイオンなどの大型スーパーといった、身近な店で購入できます。

 

【掃除手順】

  1. 黒ずみにトイレットペーパーをかぶせる
  2. トイレットペーパーの上からサンポールをかける
  3. 5~10分放置する
  4. トイレットペーパーごとブラシで黒ずみをこする
  5. 水を流す

サンポールをかけてしばらく放置すると、尿石をこすり落としやすくなります。

 

サンポールを使用する際は、絶対に塩素系洗剤を混ぜないように注意してください。

 

トイレの尿石をサンポールで落とす方法について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。サンポールでも尿石が落ちないときの対処法も紹介しています。

尿石を削り落とす

頑固で落ちない尿石は、サンドペーパーなどで削り落とす方法も有効です。

 

耐水性のサンドペーパーは、100円ショップ(ダイソーなど)や、ホームセンター(コーナン・コメリなど)で100円~300円程で売られています。

 

サンドペーパーとサンポールを使った掃除方法を紹介します。

 

【掃除手順】

  1. サンドペーパーで黒ずみを軽くこする
  2. こすった箇所にトイレットペーパーを置く
  3. 上からサンポールをかける
  4. 5~10分放置する
  5. トイレブラシでこする
  6. 水を流す

頑固な尿石の黒ずみもサンドペーパーで軽くこすることで、サンポールが汚れに浸み込み、落ちやすくなります。

 

ただし、強くこすると便器を傷つける恐れがあるので、注意してください。便器に傷ができると細菌が入り込み、汚れが蓄積しやすくなります。

 

尿石は、便器の裏やフチにもできやすい汚れです。以下の記事で尿石の取り方を紹介していますので、お掃除の参考にしてください。

原因が重なった汚れの落とし方

トイレの水が出るところの黒ずみの原因は、一つとは限りません。複数の原因が重なって、黒ずんでいる可能性があります。

 

複合的な汚れを落とすには、重曹とクエン酸を使う方法がおすすめです。

 

【掃除手順】

  1. 重曹を黒ずみにたっぷりかける
  2. クエン酸水(水500ml+クエン酸小さじ1)を重曹の上からかける
  3. 発泡してきたら1時間ほど放置する
  4. トイレットペーパーをはがし、ブラシでこする
  5. 水を流す

この方法は、漂白剤やクレンザーよりも効果は劣りますが、複合的な汚れには効果があります。

 

重曹やクエン酸は100円ショップ(ダイソーやセリアなど)で購入でき、トイレ以外のお掃除にも使えますので、一つ持っておくと安心です。

トイレの水が出るところの黒ずみを放置するリスク

リスク

トイレの水が出るところの黒ずみを放置すると、次のようなトラブルを引き起こす可能性があります。

  • 嫌な臭いが発生する
  • 汚れが落ちなくなる
  • 便器が傷む

上記のトラブルについて、詳しく解説します。

嫌な臭いが発生する

カビや細菌を放置すると、悪臭が発生することがあります。

 

最初は気にならないレベルでも、放置するほど臭いが強くなり、壁にまで臭いが染みついてしまう恐れも。

 

トイレ全体の臭いが取れないと感じたら、水が出るところの黒ずみが原因かもしれません。

汚れが落ちなくなる

トイレの汚れはすぐに掃除すれば簡単に落ちますが、放置するとこびりついて落ちにくくなってしまいます。

 

掃除をしていてもトイレに黒ずみがあるだけで、不潔な印象を与えてしまい、見た目にも不快です。

 

頑固な汚れになると、漂白剤や洗剤を使っても落とすのに苦労しますので、汚れが落ちなくなる前に対処しましょう。

便器が傷む

トイレの黒ずみが落ちないときは、強力な洗剤や道具を使うことになります。

 

強力なアイテムを使えば黒ずみは落ちますが、便器の材質を傷めてしまう可能性もあります。

 

便器が傷むと耐用年数が短くなり、本来使用できる期間よりも、短い期間で便器を交換することになるかもしれません。

 

トイレの買い替えは大きな出費となりますので、黒ずみ汚れはこまめに落とすことが重要です。

トイレの水が出るところの黒ずみを予防する方法

ポイント

トイレの水が出るところの黒ずみは、できる前に防ぐことが一番です。

 

以下のような日常の工夫によって、黒ずみの発生を抑えられます。

便器のフチの穴を掃除する

便器のフチの穴をしっかり掃除して、黒カビの発生を防ぎましょう。

 

便器のフチ穴は掃除しにくいので、歯ブラシなどを使って細かい部分まで汚れを落としましょう。カビキラーや泡ハイターを使うと、カビによる黒ずみを落としやすくなります。

 

日常的に掃除をしていても見逃しがちな場所ですので、普段から気を付けて掃除をすると黒ずみの予防になります。

トイレタンクも定期的に掃除する

トイレの水が出るところに黒ずみが付きやすいときは、トイレタンクが汚れている可能性があります。

 

タンクの汚れはトイレの水が出るところの黒ずみの原因になるだけでなく、タンクの部品の劣化にもつながります。

 

簡単にできるお掃除方法を紹介しますので、黒ずみ予防にお試しください。

 

マツキヨなどのドラッグストアで手に入る「トイレタンク用の洗浄剤」を使って、タンクのフタを開けずに簡単に掃除できます。

 

【掃除手順】

  1. トイレタンク用の洗浄剤を入れる
  2. 1時間ほど放置する
  3. レバーを引いて水を流す

放置する時間は使用する洗浄剤によって異なりますので、使用方法・容量を確認し、守って使いましょう。

 

洗浄剤を使えば簡単に掃除ができますが、部品のすき間など細かい部分の汚れを落とすのは困難です。

 

トイレタンクの掃除方法は以下の記事でもご覧いただけますので、黒ずみが気になる方はお試しください。

こまめに換気をする

黒ずみの主な原因であるカビの発生を防ぐには、こまめな換気が欠かせません。

  • 定期的に窓やドアを開ける
  • 換気扇を回しっぱなしにする

このような対策で、トイレ内の空気を循環させましょう。

 

カビが発生しやすい環境を整えることで、黒ずみの原因を防げます。

洗浄スタンプを使う

簡単に黒ずみを予防できる方法として、洗浄スタンプを使う方法があります。

 

洗浄スタンプは便器に貼り付けるだけで、水を流すたびにトイレをきれいにしてくれるアイテムです。

 

洗浄スタンプには以下のような商品があり、500円程度で購入できます。

  • スクラビングバブル トイレスタンプ
  • ブルーレットスタンピー
  • クリンクル 香る トイレのスタンプ式合成洗剤

ドラッグストア(ウエルシア・サンドラッグなど)などで購入できますので、手軽に黒ずみを予防したい方はお試しください。

トイレの水が出るところの黒ずみが気になるときは

カビや水垢が原因となって発生するトイレの黒ずみは、原因に合わせた掃除で解消できます。

 

さまざまな汚れが重なって黒ずんでいるケースもありますので、原因を見極めることが大切です。

 

自分で対処しても黒ずみが消えないときは、水回りのプロに相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でも、トイレの黒ずみでお困りの方の依頼を受け付けています。LINEやメール、電話で24時間無料相談を受け付けていますので、気軽にご利用ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの黒ずみについて相談してみる

2025.05.23
2025.06.04

洗剤を使ってしっかり掃除しているのに、トイレの便器の黒ずみが落ちないとお困りの方に、頑固な黒ずみの解消法を解説します。

 

原因にぴったりの洗剤を使っていなかったり、少しずつ蓄積した汚れが固まってしまったりすると、なかなか黒ずみが取れません。

 

今回は、そのような頑固な黒ずみにも効果を発揮する洗剤や、グッズを含めて解消法を紹介するので、参考にしてください。

トイレの黒ずみが落ちない原因

原因

トイレの掃除を定期的にしていても、少しずつ蓄積していく落ちない黒ずみ。黒ずみが落ちない原因は、以下が考えられます。

  • アプローチ方法が間違っている
  • 頑固な汚れが蓄積している
  • トイレの黒ずみの原因が複数ある

それぞれについて、さらに詳しく説明します。

アプローチ方法が間違っている

黒ずみの原因は、カビ・尿石・水垢などです。尿石や水垢は、最初は黄色や白といった薄い色ですが、時間の経過とともに黒ずんでいき、取れにくくなります。

 

黒ずみの原因 酸性かアルカリ性か 有効な掃除方法 おすすめ洗剤
カビ 酸性 塩素系洗剤 カビキラー、オキシドール
尿石 アルカリ性 酸性洗剤 サンポール、デオライト
水垢 アルカリ性 酸性洗剤・研磨剤・メラミンスポンジ クエン酸水、クレンザー

酸性の汚れに酸性の洗剤を使っても、効果が見られません。アプローチ方法が間違っていたために、黒ずみが除去できなかった可能性があります。

 

以下の記事で、黒ずみの原因ごとのアプローチの仕方をわかりやすく解説しているので、確認してください。

頑固な汚れが蓄積している

黒ずみの原因が少しずつ蓄積して石のようになっていると、簡単には落とせません。触ってみるとざらざらして、厚みができているケースも多いです。

 

尿石や水垢は水に溶けないので、少しずつ蓄積していきます。放置するとさらに大きな塊になり、つまりの原因にもなるので、迅速な対応が必要です。

トイレの黒ずみの原因が複数ある

カビ・尿石・水垢が単体で黒ずみの原因になっているなら、性質に合った洗剤で除去できます。しかし、複合的な黒ずみ、例えばカビや尿石が混じり合っている場合は除去方法が複雑です。

 

アルカリ性の洗剤で酸性の汚れ(カビ)は取れますが、アルカリ性の汚れ(尿石)は取れません。そのため黒ずみが残ってしまいます。

 

黒ずみが取れにくくなっていますが、諦めずに以下で紹介する解消法を試してみましょう。

トイレの落ちない黒ずみの解消法

トイレを掃除

洗剤とブラシだけでは除去できなかったトイレの黒ずみには、以下の方法を試してみてください。

  • 洗剤をパックする
  • クレンザーを使う
  • 重曹とクエン酸を使う
  • 耐水ペーパーでこする
  • 業者に相談する

それぞれについて、わかりやすく説明していきます。

洗剤をパックする

洗剤でパックするのは便器のふちの落ちない黒ずみや、サボったリングにおすすめの方法です。

  • オキシクリーン(酸素系漂白剤:弱アルカリ性。カビ向け)
  • 除菌洗浄トイレハイター(塩素系漂白剤:アルカリ性。カビ向け)
  • サンポール(酸性洗剤。尿石向け)

酸素系と塩素系は、同じ日に使わないでください。

 

塩素系の洗剤と酸性の洗剤(クエン酸や食酢も含む)が混ざると、塩素ガスという有害なガスが発生します。塩素ガスを吸い込むと呼吸困難などの原因になるので、とても危険です。

 

【洗剤パックの方法】

  1. 黒ずみ箇所に、洗剤を1種類だけかける
  2. 洗剤をかけた箇所にトイレットペーパーを貼り付ける
  3. 貼り付けたトイレットペーパーの上から、さらに洗剤を振りかける
  4. 30分ほど放置する
  5. 水を流しながら、ブラシでこすり洗いする

以下の記事では、クエン酸水をパックする方法を説明しているので、参考にしてください。

ウォシュレットのノズルの黒ずみもパックで掃除

ウォシュレットのノズルを引き出したあとで、電源を切って掃除の用意をします。

 

ノズルの出し方は、お手入れメニューから「ノズル掃除開始/停止」を選びます機種によって異なるので、説明書を確認してください。

 

【ノズルのパック洗浄方法】

  1. ノズルに洗剤をかける
  2. ノズルにトイレットペーパーを貼り付ける
  3. トイレットペーパーの上から洗剤をかける
  4. 30分放置して、古い歯ブラシなど小さめのブラシでこすり洗いする

以下の記事でノズルの収納口など、ウォシュレットの掃除方法をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

クレンザーを使う

クレンザーの研磨力を使って、落ちない黒ずみを取り除きます。

 

クレンザーは粒子が大き過ぎると、陶器製の便器に傷をつけてしまいます。「トイレマジックリン強力クレンザー」といったトイレ専用のクレンザーがおすすめです。

 

「トイレマジックリン強力クレンザー」は、中性なので安心して利用できます。アルカリ性や酸性の洗剤を使ったあとでも、有毒ガスが発生する心配がありません。

 

クレンザーを注いでブラシやスポンジでこすり洗いして、黒ずみを落とします。

ブラシの選び方

ブラシのヘッド部分に反りがあり、便器のフチに入り込みやすいタイプがおすすめです。便器の大きさや形態に合わせて、入り組んだ箇所もこすれるデザインを選びましょう。

 

また、ブラシの毛の硬さも確認が必要です。あまり硬いとコーティングしている場合が取れやすくなり、便器に傷をつけてしまいます。傷をつけないか心配な方は、スポンジタイプを選んでください。

重曹とクエン酸を使う

アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を使った方法です。カビや尿石、水垢などが複合的に積み重なってできた黒ずみに効果が期待できます。

 

【用意するもの】

  • クエン酸水
    スプレーボトルに水500mlとクエン酸小さじ2を入れて、よく溶かしておく
  • 重曹ペースト
    重曹と水の割合を3:1にして、よく混ぜる
  • トイレットペーパー
  • ブラシ

サボったリングを除去したい場合は、便器の水位を低くしてから始めます。

 

【黒ずみを除去する手順】

  1. 黒ずみに重曹ペーストを塗りつける
  2. 重曹の上からトイレットペーパーをかぶせる
  3. トイレットペーパーの上からクエン酸水をたっぷりかける
  4. 2時間ほど放置する
  5. トイレットペーパーごとブラシでこする

以下の記事で、重曹・クエン酸の入手方法や注意事項を紹介しているので、参考にしてください。

耐水ペーパーでこする

耐水ペーパー(紙やすり)で硬化した尿石を削り取る方法です。ただし、便器に傷がつかないように、1000番~1500番くらいの紙やすりを使います。

 

様子を見ながら、便器のコーティングを剥がさないようにしましょう。コーティングに傷がつくと、汚れがつきやすくなるので、注意が必要です。

 

傷がつかないように1000番~1500番くらいの紙やすりを使うと、こびりついた尿石などを除去するために時間がかかります。技術のある業者なら、もう少し荒目の耐水ペーパーで効率的に黒ずみの除去が可能です。

業者に相談する

どうしても黒ずみが落ちないなら、無理をせずにプロに相談しましょう。プロなら黒ずみの原因を特定して、適切な方法で黒ずみを除去します。

 

また、プロしか使えない強力な薬剤や専用の道具を使うので、さらに効率的に黒ずみの除去が可能です。

 

トイレの黒ずみ解消を依頼できる業者は、主に次の2業者です。

  • ハウスクリーニング
  • 水道修理業者

それぞれの費用相場を紹介します。

ハウスクリーニング

ハウスクリーニングは、掃除を専門とする業者です。トイレのみのクリーニングを、主な業者ごとに紹介します。

 

ハウスクリーニング業者 トイレクリーニング(税込)
ダスキン 10,340円
おそうじ本舗 9,900円
おそうじ革命 8,250円

換気扇や壁・床なども含め、トイレ全体が綺麗になります。普通の洗浄では落ちない汚れは、追加料金がかかる場合があるので、見積もりを取ってから依頼しましょう。

水道修理業者

水道修理業者に依頼した場合の作業料金は、以下を参考にしてください。

 

作業内容 修理料金目安
簡易な薬剤を使用した掃除 3,000円〜5,000円
頑固な尿石の除去 8,000円〜
薬剤による排水管の掃除 10,000円〜

上記の作業料金に加えて、業者によっては基本料金などが加算されます。水道修理業者に依頼するときも、見積もりが必須です。

 

見積もり無料の業者がほとんどなので、複数の業者に見積もりをしてもらって、比較して選びましょう。

トイレの黒ずみが落ちない状態になる前の予防法

トイレの黒ずみを除去したら、再度黒ずみができないように以下の予防法を実行しましょう。

  • 毎日トイレクリーナーで一拭きする
  • タンク内の汚れを防止する
  • トイレ洗浄剤を利用する
  • トイレスタンプなどで汚れを予防する

それぞれについて、具体的に説明します。

毎日トイレクリーナーで一拭きする

黒ずみができないためには、汚れが蓄積しないように毎日掃除することが大切。しかし、毎日掃除するのは大変です。

 

1日の終わりにトイレクリーナーで一拭きするだけでも、汚れの蓄積を抑えられます。水に流せるタイプのトイレクリーナーなら、拭き取ったあとは水に流せます。

 

しかし、水に流せるトイレクリーナーもトイレつまりの原因になるので、注意が必要です。できれば排泄物とトイレットペーパー以外は水に流さない方が、トラブルが生じません。

 

どうしても水に流したい方は、「クリンぱトイレクリーナー」といった節水トイレにも流せるクリーナーなら、一般的なトイレクリーナーより溶けやすいのでおすすめです。

タンク内の汚れを防止する

トイレタンク内に汚れが蓄積していると汚れた水が流れて、黒ずみが生じやすくなります。トイレタンク内にカビや雑菌がたまっていると、水を流すたびに便器内に入り込みます。

 

タンクの汚れを防止するには、月に1度、重曹をタンクに入れて放置するだけです。タンクのフタを開けずにできるので、お試しください。イヤな臭い予防にも、効果が期待できます。

 

【重曹を使ったタンク洗浄方法】

  1. トイレタンクの穴から約12g~15gの重曹を注ぐ
  2. 約6時間放置する

外出前や就寝前に重曹を入れると、簡単です。

 

以下の記事で、タンクのフタを開けない掃除法のほか、フタを開けて徹底的に汚れを取る方法や手洗い器の掃除方法を解説しているので、参考にしてください。

トイレ洗浄剤を利用する

便器に入れるだけでOKの洗浄剤を利用して、黒ずみを予防しましょう。

  • スクラビングバブル 超強力トイレクリーナー(250円前後)
  • ブルーレット 粉末発泡タイプ(3包入り:300〜400円前後)
  • らくハピ いれるだけバブルーン トイレボウル(400〜500円前後)

ヨドバシカメラといった家電量販店、カインズなどのホームセンター、通販サイトで購入できます。

トイレスタンプなどで汚れを予防する

汚れがつかないようにコーティングをすると、お手入れがラクになります。

 

ハウスクリーニングのトイレ掃除のオプションでも依頼可能です。クリーニング代に4,000円前後プラスすれば、コーティングしてもらえます。

 

コーティングはトイレスタンプを使って、ご自分でも対応可能です。1週間〜10日くらい効果が持続します。

  • スクラビングバブル トイレスタンプ(300〜400円前後)
  • ブルーレットスタンピー(200円前後)

イトーヨーカドーなどのスーパーマーケットやロフト、東急ハンズといった大型雑貨店で購入できます。

トイレの落ちない黒ずみでお困りなら

トイレの落ちない黒ずみを落とす方法を紹介しました。しかし、無理に落とそうとすると、便器に傷をつけてしまいます。

 

トイレの黒ずみを安全に落としたい方は、水道修理業者にご相談ください。プロのスタッフが原因を特定して、短時間で除去します。

 

私たち『クリーンライフ』では頑固な尿石の除去など、除去しにくい黒ずみに対応しています。年中無休24時間相談を受け付けていますので、いつでも気軽にご利用ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの黒ずみについて相談してみる

2025.05.23
2025.06.04

今回は、トイレのレバーを自分で交換する方法と注意点を分かりやすく解説します。交換前の準備や確認すべきポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

 

トイレのレバーを回しても反応しない場合は、故障が疑われます。もし交換が必要でも、道具があれば自分でできるため、やり方を確認しましょう。

 

また、トイレレバーの交換を防ぐ方法や、一人で交換できなかったときのために修理費用の相場も紹介します。

トイレのレバーを交換する前に確認すべき4つのポイント

トイレレバー

トイレのレバーを交換する前に、以下の4つを確認してみてください。

  • レバーとフロートバルブがつながっているか
  • フロートバルブが元の位置にあるか
  • レバーのナットが緩んでいないか
  • パッキンが劣化していないか

レバーを交換しなくても済む場合があるので、一つずつ見ていきましょう。

レバーとフロートバルブがつながっているか

タンク式トイレで水が流れる仕組み

タンク式トイレでは、レバーを動かすと「フロートバルブ」という水位を調整するゴム栓が上がり、水が流れます。

 

水が流れない場合は、まずレバーとフロートバルブがつながっているか見てみてください。

 

レバーとフロートバルブがつながっていなかった場合は、つなぎ直しましょう。レバー側にチェーンをひっかける場所があるので、つなぎ直すのは難しくありません。

 

もしレバーとフロートバルブをつなぐチェーンが切れている場合は、交換が必要です。チェーンは、ホームセンターで1,000円~3,000円ほどで手に入れられます。

 

洋式トイレの構造は、以下の記事を参考にしてみてください。トイレの構造を把握していると、トラブルの原因が特定しやすくなります。

フロートバルブが元の位置にあるか

タンク式トイレは、タンク内から一定の水が流れると、フロートバルブが元の位置に戻り、水の流れを止める仕組みです。しかし、フロートバルブの位置がずれていると、水の流れが止まりません。

 

水の流れが止まらない場合は、フロートバルブが元の位置にあるかを確認してみてください。位置がずれているだけなら、定位置に戻せば、レバーを交換せずとも問題は解決します。

 

位置がずれていなくても、少しだけ浮き上がっているケースがあるので、一度外して付け直してみてください。

レバーのナットが緩んでいないか

レバーとタンクを固定しているナットが緩んでいると、レバーが正常に作動しません。そのため、レバーを操作しても水が流れないときは、レバーのナットが緩んでいないか確認してみましょう。

 

スパナやモンキーレンチなどの工具があれば、一人でもナットを締められます。ナットを締めて正常に作動するならば、レバーを交換する必要はありません。

パッキンが劣化していないか

レバーの根元から水漏れしている場合は、パッキンが劣化しているかもしれません。パッキンが劣化している場合は、交換が必要です。パッキンはホームセンターで500円ほどで購入できます。

 

自分で交換する場合は、以下の手順で作業を進めてください。

  1. レバーとフロートバルブをつなぐチェーンを外す
  2. ナットを緩めてレバーを外す
  3. パッキンを交換する

パッキン交換で水漏れしなくなれば、レバー自体を交換する必要はありません。

 

トイレの水漏れについては、以下の記事を参考にしてみてください。パッキンをはじめとした水漏れの原因がわかります。

トイレのレバーを自分で交換する前の準備

トイレのレバーを自分で交換する場合は、事前に以下の準備をしておきましょう。

  • 新しいトイレのレバーを用意する
  • 工具を用意する
  • 便器内を空にする
  • 止水栓を閉める

準備を怠ると、被害が拡大するかもしれません。状況を悪化させないためにも、チェックしておきましょう。

新しいトイレのレバーを用意する

自分でレバーを交換する場合は、新しいレバーも自分で用意しましょう。トイレのレバーは、ホームセンターで1,000円~5,000円程度で購入できます。

 

ただ、レバーには種類があるため、自宅のトイレに合うレバーを用意する必要があります。

 

トイレのレバーは形状や寸法が異なるため、調べずに購入するのはおすすめできません。トイレのメーカーや型番をメモして、インターネットで調べたりホームセンターの店員さんに聞いたりしましょう。

工具を用意する

トイレのレバーを交換する際、絶対に必要な工具はスパナやモンキーレンチです。スパナやモンキーレンチは、レバーのナットを緩めたり締めたりするときに使います。

 

また、レバーの固定ネジがある場合は外すときにプラスドライバー、チェーンの調整時にペンチがあると、作業しやすくなります。プラスドライバーもペンチも500円ほどで買えるので、自宅にない場合はホームセンターで購入してみてください。

便器内を空にする

トイレを養生する
便器内に排泄物やトイレットペーパーなどが残っている場合は、作業前に空にしておきましょう。
気分的にもよくありませんし、急に水が流れて飛び散る危険性もあります。

 

タンクから水が流れない場合は、バケツに水を溜めて便器内に流せば大丈夫です。念のため、トイレの周りを新聞紙で養生しておきましょう。

止水栓を閉める

トイレの止水栓

止水栓を閉めておくと、タンクへの水の流れが止まり、楽にレバーを交換できます。

 

止水栓はトイレタンクと壁をつなぐ給水管にあり、ハンドル型なら手で、ネジ型ならマイナスドライバーや水栓用ドライバーで時計回りに回すと閉まります。

 

レバー交換後にタンクへの水勢をもとに戻すため、止水栓を閉める際は回した回数を覚えておきましょう。

 

もし、止水栓が見当たらない場合は、便器側面のパネル内を見てみてください。パネル内に収容されているケースもあります。

 

トイレの止水栓については、以下の記事を参考にしてみてください。種類や正しい調節方法がわかります。

トイレのレバーを自分で交換する手順

トイレの修理

トイレのレバーを自分で交換するときは、以下の手順を踏みましょう。

  1. トイレタンクの蓋を外す
  2. タンク内の水を空にする
  3. チェーンを外す
  4. レバーを交換する

交換手順を守らないと、破損や二次被害の可能性があります。しっかり手順を把握して作業しましょう。

1.トイレタンクの蓋を外す

まず、トイレタンクの蓋を外します。一般的なトイレタンクの場合は、持ち上げるだけで簡単に外れます。

 

ただ、トイレタンクに手洗いホースが付属しているときは、ホースのナットを外さなければなりません。ナットが緩い場合は手でもできますが、スパナやモンキーレンチがあると確実です。

 

ホースのナットを外す手順は、以下のとおりです。

  1. 蓋の裏側を見る
  2. 手洗い管と手洗いホースの接続部にあるナットを反時計回りに回して外す

蓋が陶器だと落として割れる危険性もあるので、なるべく家族や友人に協力してもらいましょう。

2.タンク内の水を空にする

レバーの交換作業を楽にするために、タンク内の水を空にするのも重要です。タンク内に部品を落として、何かの拍子にフロートバルブが持ち上がり、便器内に流れるといった事態を防げます。

 

フロートバルブにつながっているチェーンを引き上げれば、タンク内の水は流れます。もし、チェーンが切れていて一緒に交換する場合は、フロートバルブ自体を持ち上げましょう。

3.チェーンを外す

次に、レバーとフロートバルブをつないでいるチェーンを外します。チェーンはレバー側にひっかけている場所があるので、簡単に外せます。

 

外したチェーンをトイレタンクにひっかけておくと、新しいレバーへ取り付けるときに楽です。

4.レバーを交換する

チェーンを外した後は、実際にレバーを交換します。スパナやモンキーレンチでレバーのナットを緩めて取り外し、新しいレバーを取り付けましょう。

 

新しいレバーを取り付けるときは、ナットを締めて固定し、チェーンをつなげれば完了です。最初はナットを緩めに締め、レバーの角度や向きを調整してからしっかり締めるとうまくできます。

 

レバー交換後は、水が流れてフロートバルブが正常に動作するか確認してみましょう。

トイレのレバー交換を業者に頼む際の費用相場

一人でトイレのレバーを交換するのが難しい場合は、業者に頼むと安心です。トイレのレバー交換を業者に頼む際の費用相場は、8,000円~20,000円です。

 

基本的に、業者の修理料金は部品代+工賃の金額ですが、出張料や見積もり費用がかかるとさらに高くなります。出張料や見積もり費用の相場は、以下のとおりです。

 

出張料 無料~4,000円
見積もり費用 無料~4,000円
早朝・夜間の割増料金 無料~5,000円

修理費用は業者ごとに異なるため、トイレのレバー交換は業者選びが非常に重要です。

 

水道修理の料金相場については、以下の記事を参考にしてみてください。トラブルの原因や修理箇所ごとの細かい相場がわかります。

トイレのレバー交換を頼む業者の選び方

トイレのレバー交換を頼む業者を選ぶときは、以下の3つを重視しましょう。

  • 水道局指定工事店である
  • 出張・見積もり費用が無料
  • 即日対応が可能

水道局指定工事店とは、水道法に基づいて、各自治体の水道事業者が指定した業者を指します。修理業者の中には高額な費用を請求してくる悪徳業者もいるので、水道局指定工事店を選んでおくと安心です。

 

また、出張・見積もり費用が無料だと、修理費用を抑えられます。なるべく安く依頼したいなら、出張・見積もり費用が無料の業者を選びましょう。

 

加えて、即日対応が可能の業者を選ぶと、すぐに修理してもらえます。すでに水漏れしていて緊急の場合は、即日対応可能な業者がおすすめです。

トイレのレバー交換を防ぐには定期的なメンテナンスが必要

トイレタンク

トイレのレバーは、およそ10年で交換時期といわれています。

 

しかし、定期的にメンテナンスしていれば、10年以上持つ場合もあります。逆に、何もメンテナンスしていなければ、10年より早く寿命を迎えるケースも考えられます。

 

トイレのレバー交換を防ぐために、定期的にトイレタンクを清掃しましょう。中性洗剤をタンク内に入れれば、放置するだけで簡単にきれいになります。

 

ただ、「塩素系漂白剤」は、タンク内の配管やパッキンを傷めるため、使用しないでください。

 

また、定期的にトイレタンクを清掃していると、パッキンやフロートバルブなどの劣化に気づきやすくなります。定期的に部品交換をしていれば、大きなトラブルになりにくいため、メンテナンスは欠かさずにしましょう。

自分でトイレのレバーを交換できないときは

トイレのレバーは、モンキーレンチのような工具を使えば自分で交換できます。

 

しかし、無理に作業するとさらに状況が悪化する可能性があるため、対処できない場合は水道修理業者へ依頼しましょう。

 

トイレのレバー交換でお困りの方は、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。トイレに関するトラブルや修理に対応していますので、まずは無料相談をご利用ください。

 

⇒クリーンライフにトイレのトラブル・修理を相談してみる

2025.05.23
2025.06.04

今回は、トイレが詰まってないのに下水の臭いがする原因と対処法を紹介します。

 

排水はスムーズなのに、なぜか下水の臭いがする場合は、別の原因が考えられるでしょう。

 

トイレの下水の臭いは、便器の水(封水)切れや、トイレの汚れなどが原因で発生します。便器が原因かと思いきや、トイレの床の汚れや施工不良が原因なこともあります。

 

簡単に自分でできる解決策をお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

トイレが詰まってないのに下水臭い原因と対処法

トイレ

トイレが詰まってないのに下水臭いときは、以下の原因を疑いましょう。

原因ごとに対処法をまとめていますので、ぜひご覧ください。

便器の水(封水)が切れている

封水が蒸発して水位が下がる

トイレには「封水」と呼ばれる便器の水があり、封水があることで下水から上がってくる臭いをシャットアウトしています。

 

しかし、なんらかの理由で封水がなくなってしまうと、下水の臭いが上がってきてトイレが臭くなってしまうのです。

 

封水がなくなるのには、以下の原因が考えられます。

  • トイレの気温が高く、蒸発した
  • しばらくトイレを使っていなかった
  • トイレつまり
  • 換気扇を強く回しすぎて、排水口に水が引っ張られた

このような理由によって封水がなくなったときは、以下の対処法をお試しください。

対処法:トイレの水を流して水を溜める

トイレの封水がなくなったときは、トイレの水を流して便器に水を溜めましょう。

 

便器に水が溜まってしばらくすると、下水の臭いは徐々におさまっていきます。

 

水を溜めても臭いがなくならないときは、別の原因が考えられるでしょう。

通気管の施工不良

通気管は住宅の配管の一部で、空気の流れを整える役割があります。

 

通気口があることで配管内の気圧が安定し、臭いの逆流を防いでくれます。

 

その通気口で施工不良やつまりがあると、気圧が安定せず、トイレで下水の臭いが逆流してくることがあります。

 

とくに築年数の古い家で多いトラブルですので、注意が必要です。

対処法:水道修理業者に調査を依頼する

通気管に異常がありそうなときは、水道修理業者に調査を依頼しましょう。

 

自分で対処してもトイレの下水臭が消えないときや、原因が分からないときは、通気管のトラブルの可能性があります。

 

通気管の施工不良は、自分で直すことはできませんので、専門業者に調査から修理まで任せてください。

換気扇が回っていない

トイレが詰まっていないのに下水臭いとき、以外に見落としがちなのが換気扇です。

 

換気扇が回っていないために、トイレに臭いがこもって下水臭く感じることがあります。

 

換気扇を普段から付けたり消したりする人は、換気扇が回っていることを確かめましょう。

対処法:換気扇を掃除して常に回す

トイレの換気扇は、基本的に24時間回しっぱなしでも問題ありません。

 

付けっぱなしにすることで、臭いを除去できるだけでなく、結露やカビ・空気感染を防いでくれる役割もあります。

 

換気扇を付けたり消したりする習慣のある人は、常に回しっぱなしにしてみましょう。

 

換気扇にホコリが溜まっていると機能性が落ちてしまうので、汚れているときは掃除をしてください。

便器の設置不良

封水や換気扇にも問題がないときは、便器の設置不良が原因かもしれません。

 

便器の設置不良の場合、便器と床の隙間から下水の臭いが上がってくることがあります。

 

便器のズレを放置していると、水漏れして床が汚水で濡れてしまい、悪臭が発生することもあるので注意してください。

 

床の便器周りに水たまりやシミを見つけたときは、設置不良を疑いましょう。

対処法:水道業者や施工業者に修理を依頼する

便器の設置不良は、水道業者や施工業者に修理を依頼しなければなりません。

 

放置していても直ることはなく、水漏れや臭いがひどくなる恐れがあります。最近トイレを設置した場合は業者による設置不良の可能性が高いため、設置を頼んだ施工業者に相談してみると良いでしょう。

 

トイレの使用をやめて、速やかに修理を依頼しましょう。

便器に汚れが溜まっている

便器の汚れやすい場所

トイレ掃除をしているつもりでも、便器のフチや便座の裏側に、汚れが溜まっていることがあります。

 

便器に尿石やカビの汚れが溜まっていると、臭いが発生し、下水臭く感じることがあります。

 

とくに男性用のトイレは尿石が溜まりやすく、アンモニア臭の原因になることも。

 

トイレの臭いが気になるときは、目に見えない部分も汚れていないかチェックしてみてください。

対処法:見えにくい部分まできれいに掃除をする

便器が汚れているときは、隅々まで掃除してください。

 

とくに見落としがちな部分は、以下の通りです。

  • 便器の裏
  • 便座の隙間
  • 便座のフチ
  • ウォシュレットのノズル

細かな部分の掃除には、専用のブラシや使い古した歯ブラシを使うと便利です。

 

消臭スプレーは根本的な解決にはなりませんので、臭いの原因にしっかりアプローチしてください。汚れを溜めないように、普段から見えない部分まで丁寧に掃除する習慣を付けましょう。

 

ウォシュレットの掃除も見逃しがちです。以下の記事を参考に、定期的にお掃除をしてください。

トイレの床や壁が汚れている

尿が飛び散りやすい場所

トイレの床や壁が下水の臭いの原因になっているケースも、少なくありません。

 

壁や床の汚れは見えにくいですが、尿が飛び散って付着しています。

 

とくに立って用を足すと飛び散りやすいので、便器に問題がないときは、床や壁が汚れていないか確認してください。

対処法:こまめに掃除をする

床や壁をこまめに掃除することで、トイレの下水の臭いを軽減できます。

 

【掃除の手順】

  1. 壁をトイレのお掃除シートで上から下に拭いていく
  2. 壁と床のつなぎ目・隙間もしっかり拭く
  3. 新しいシートで床を拭く

ホコリは上から下に落ちていくので、上から下に向かって拭いてください。

 

壁の中でも、便器より下の位置が特に汚れやすいので、しっかり拭きましょう。

大雨が降った

大雨が降ると、気圧の変化で下水管に便器の水(封水)が吸い込まれてしまい、下水の臭いが上がってくることがあります。

 

雨で下水道管の水がいっぱいになると、雨が止んだ後に勢いよく排水され、下水道管内の気圧が急激に下がるためです。

 

台風やゲリラ豪雨のときに起きやすい現象で、封水が元に戻れば臭いは解消されます。

対処法:天気が回復するのを待つ

大雨の後にトイレが下水臭くなったときは、天気が良くなるのを待って、水を流してみましょう。

 

封水が元に戻れば、トイレの臭いは解消されるでしょう。

 

時間が経っても臭いが消えないときは、配管に何かトラブルが起きている可能性があります。

 

トイレが臭い原因は、以下のページでも紹介しています。ここで紹介した以外の対処法もご覧いただけますので、対処法を試しても臭いが消えないときはお試しください。

トイレの修理を業者に依頼すべき事例

!を人差し指でさす

トイレが詰まってないのに下水臭いときは、自分で解消できるケースがほとんどです。

 

しかし、中には以下のように、業者に修理を依頼しなければならないケースもあります。

封水の減りが早い

封水がすぐになくなるときは、トイレのトラブルが起きている可能性があります。

 

封水の減少を繰り返すときは、以下の原因を疑いましょう。

  • トイレつまり
  • 配管トラブル
  • トイレタンクの故障

蒸発など一時的なトラブルが原因の場合、便器に水を足せばすぐに解決するはずです。

 

何度も封水の減りを繰り返すときは、別の原因が考えられます。「詰まっていない」と思っていても、実は排水管の奥で何か詰まっているかもしれません。

 

トイレタンクが原因のときは、以下の記事を参考にしてください。修理方法や業者に依頼したほうが良いケースなど、わかりやすくまとめています。

便器の周辺から水が漏れている

便器の周辺から水が漏れているときは、便器の設置不良の可能性があります。

 

床の水漏れを放置していると床が傷んでしまい、フロアマットごと交換しなくてはなりません。

 

便器の設置不良は自分で直すのは難しいので、すぐに業者に連絡してください。

掃除をしても下水臭い

掃除をしても下水臭いときは、配管のトラブルや設置不良の疑いがあります。

 

素人が見ても故障箇所や原因を判断するのは困難ですので、業者に連絡して、調査・修理を依頼しましょう。

 

下水の臭いは放置していても解消できませんので、まずは業者に相談することをおすすめします。

 

トイレの使用年数が長い

トイレの使用年数が長い古いトイレは、部品の劣化や水漏れによって、下水の臭いが発生する確率が高くなります。

 

また、新しいトイレと比べて排気システムが効率的でないことが多いため、臭いの原因になりやすいです。

 

掃除をしても取り切れない汚れが蓄積していて、臭いが取れないケースもあります。

 

古く劣化したトイレの臭いは、必要に応じて修理・交換することで軽減できます。新しいトイレに交換することも視野に、専門の修理業者に相談するのがおすすめです。

トイレの下水臭を防ぐ方法

ポイント

トイレの下水臭は、普段のトイレの使い方を工夫することで防げます。

 

ここでは、下水臭を防ぐ方法を3つ紹介します。

使っていないトイレもこまめに水を流す

トイレを長く使用していないと、封水が蒸発し、臭いが発生する原因になります。

 

日常的に使うことがないトイレでも、こまめに水を流すことを心がけましょう。

 

また、使用していなくてもカビや黒ずみは発生しますので、あわせて掃除もしてください。

丁寧な掃除を心がける

目に見える部分だけ掃除をしていると、便座の裏などに汚れが溜まり、臭いの原因になります。

 

普段から丁寧な掃除を心がけ、壁や床も拭き掃除をしてください。簡単な掃除は、毎日することを習慣にしましょう。

 

ウォシュレットの掃除や壁の拭き上げも、1週間に一度は行うのが理想的です。

劣化している場合は修理・交換を検討する

トイレを長く使用していると、便器や部品が劣化し、臭いが漏れる原因になります。劣化が見られる場合は、修理・交換を検討しましょう。

 

どんなに掃除をしても臭いが取れないトイレは、汚れと臭いが染みついている可能性がありますので、専門業者に相談してください。

 

劣化したトイレを使い続けていると、水漏れやトイレつまりの原因にもなります。

 

下水臭いトイレが気になる方は、以下の記事でも対処法を紹介しています。原因別に解決方法をまとめていますので、ご覧ください。

トイレの下水の臭いで困ったときは

トイレが詰まってないのに下水臭いときには、トイレの設置不良や汚れなど、いくつかの原因が考えられます。

 

さまざまな要因が重なって臭うこともありますので、原因に合わせて対処することが大切です。

 

自分で対処しても解決しないときは、無理せずプロの手を借りましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でも、トイレの下水臭でお困りの方の依頼を受け付けています。LINEやメールで24時間相談を受け付けていますので、気軽にご利用ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの下水の臭いについて相談してみる

2025.05.23
2025.06.04

本記事では、トイレの止水栓がどこにあるのかをはじめ、種類も含めて紹介します。

 

トイレの止水栓は閉めすぎると故障するリスクもあり、適度に閉めることが大切です。また、止水栓は複数の種類があり、形によって閉め方・開け方が異なります。

 

今回は、どれくらい閉めたら水が止まるのか、閉めすぎるとどうなるのかもまとめました。トイレのトラブルや水漏れでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

トイレの止水栓とは

トイレの止水栓

トイレの止水栓とは、トイレの給水管と便器をつなぐ部分に取り付けられている栓のことです。止水栓を閉めることで、トイレへの水の供給をストップできます。

 

ここでは、止水栓の役割や止水栓のある場所について詳しく解説します。

トイレの止水栓の役割

止水栓は、トイレの修理やメンテナンスの際に、一時的に水を止めたり水量を調節したりするために使います。止水栓を閉めることで、トイレタンク内の部品交換やウォシュレットの修理などを安全に行うことが可能です。

 

また、トイレタンクで水漏れが発生した場合などに、止水栓を閉めると水漏れを一時的に止められます。

 

しかし、止水栓は、あくまで一時的に水を止めるためのものです。根本的な解決は、水道修理業者などに依頼して修理してもらいましょう。

 

止水栓については、以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

トイレの止水栓はどこにある?

トイレの止水栓

トイレの止水栓は、一般的に便器の後ろ側や壁や床から伸びている給水管の途中にあり、具体的な場所はトイレの種類や設置状況によって異なります。

 

一般的なタンク式のトイレでは、給水管が壁や床から出ており、タンクに接続されるまでの間に止水栓が設置されています。基本的には、便器の真後ろや左右どちらかの側面にあることが多いです。

 

給水管を辿っていくと、比較的簡単に見つけることができます。タンクレストイレは、便器裏にあるパネルや蓋を外すと止水栓があり、わかりにくいので注意しましょう。

 

止水栓の場所がわかりにくく、水漏れが止まらないときは、水道の元栓を閉めるのがおすすめです。水道の元栓の位置を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

トイレの止水栓の種類

止水栓

トイレの止水栓には、主に外ネジタイプ・内ネジタイプ・ハンドルタイプの3種類があります。それぞれのタイプについて詳しく解説します。

外ネジタイプ

外ネジタイプの止水栓は、給水管から突き出た部分にマイナスの溝があり、この溝にマイナスドライバーを差し込んで回転させることで開閉します。

 

多くのトイレで採用されており、比較的開閉しやすいのが特徴です。止水栓を時計回りに回すと閉まり、反対に回すと開けることができます。

内ネジタイプ

内ネジタイプの止水栓は、外ネジタイプと同様にマイナスドライバーで開閉するタイプの止水栓ですが、ネジ穴が外側に突出しておらず、くぼんでいるのが特徴です。

 

外ネジタイプと比べて、止水栓の表面が滑らかで見た目がスッキリしています。外ネジタイプと同じく、時計回りで閉まり反時計回りで開きますが、突起がないので少し回しづらいので注意しましょう。

ハンドルタイプ

ハンドルタイプは、ハンドルのように手で回して開閉するタイプの止水栓です。

 

ハンドルタイプの止水栓は、蛇口のハンドルと同じく、手で回して開閉できるハンドルが付いています。したがって、マイナスドライバーなどの工具が不要です。

 

緊急時など、素早く水を止めたい場合に便利ですが、少しの反動でも動いてしまう可能性があります。そのため、掃除などをする際はぶつかって無意識に開閉してしまわないように注意しましょう。

止水栓の正しい閉め方

マイナスドライバー

トイレの止水栓を正しく閉めることは、水漏れなどのトラブルを防ぐために重要です。ここでは、止水栓の正しい閉め方について解説していきます。

1.必要なものを用意して養生する

トイレの止水栓を閉める作業は、水漏れなどのトラブルを防ぎ、安全に作業を進めるために、事前に必要なものを用意しておくことが大切です。

 

止水栓を回す際に必要な道具は、以下にまとめました。

  • マイナスドライバー
  • 雑巾・タオル
  • バケツ
  • ゴム手袋
  • ビニールシート

マイナスドライバーは、止水栓の形状にあったものを用意しましょう。形状にあっていないものを使用すると、溝を傷つけてしまう可能性があるので注意してください。

 

作業中に水が飛び散ってしまうことを考え、雑巾・タオル・バケツなども用意します。ウォシュレットの場合は、漏電防止の為に電源を抜いておきましょう。

 

また、床を保護するために、ビニールシートなどを敷いて養生するのも大切です。特に、フローリングの床は水に弱いため、必ず養生しましょう。

2.時計回りに回す

止水栓を閉める際は、回す方向を間違えないようにしてください。どのタイプでも、時計回りに回すと閉められます。

 

止水栓を回す際に急激な力を加えると、止水栓や配管を破損する恐れがあります。力任せに回さず、ゆっくりと回すことを意識しましょう。

 

また、止水栓が固くて回らない場合は、無理に力を加えずに潤滑剤を使用したり、水道修理業者などに依頼したりすることを検討してください。

3.回した回数を記載する

止水栓を閉めた後は、開ける際に元の状態に戻せるように、回した回数をスマートフォンのメモ機能を使ったり、紙に書いたりして覚えておきましょう。

 

止水栓の開閉状態を写真に撮っておくのも、後で確認する際に役に立つのでおすすめです。また、止水栓を開ける際は、記載した回数分を反時計回りに回せば、元の給水量に戻せます。

4.トイレの水を流す

止水栓を閉め終わったらトイレの水を流して、水がせき止められているか確認しましょう。正常に閉まっていれば、トイレのレバーを引いて流すとタンクの中が空になります。

 

タンクレストイレの場合は、メーカーや機種によって方法が異なる場合があるので、取扱説明書を確認しましょう。トイレの水を流す際には、便器内に異物がないか確認することも大切です。

 

異物がつまった状態で止水栓を閉めてしまうと、排水管を傷つける可能性があります。異物がつまっている場合は、止水栓を閉める前に取り除いてください。

止水栓の正しい開け方

トイレの止水栓

止水栓を開ける際は、閉めたときと逆方向の反時計回りに回し、閉めたときと同じ回数だけ回転させてください。主な手順は、以下の通りです。

  1. ウォシュレットの電源プラグを入れる
  2. 止水栓を閉めたときと同じ回数だけ回す
  3. 水が流れるか確認する

元の状態よりも開け過ぎてしまうと、水を溜めたときに水量が多くなり、タンクから水があふれる可能性があります。実際にトイレの水を流してみて、水量を見ながら開けてみるのがおすすめです。

 

基本的には、止水栓を開ける・閉める手順は同じなので、正しい動かし方を覚えておきましょう。回した回数が分からないときは一気に開けず、少しずつ開けながら水圧を確認してください。

止水栓の調節方法

トイレの床にある止水栓

トイレの止水栓を開けたときに、回した回数が分からなくなってしまったときや水圧を調整したいときは、以下の調節方法を試してみましょう。

  1. 止水栓を閉める
  2. トイレタンクのフタを開ける
  3. タンク内にある浮き玉を手で下に押しておく
  4. 水位を見ながら、止水栓を調整をする
  5. 水位の調節が終わったら、タンクのフタを閉める

適切な水位は、タンク側面や内側に記載された水位線、またはオーバーフロー管の先端から1~2cm下の位置です。水位が低い場合は止水栓を開けて給水量を増やし、高い場合は閉めて減らします。

 

タンクレスでタンク内の水量を確認できないときは、便器内に流れる水圧を見ながら調整してください。

トイレの止水栓の交換方法

トイレの止水栓交換は、手順を間違えると水漏れなどのトラブルにつながる可能性があります。以下の手順を参考に、止水栓の交換を行いましょう。

  1. 水道の元栓を閉める
  2. 止水栓を取り外す
  3. 新しい止水栓を取り付ける

止水栓を取り外したり、取り付けたりするためにはモンキーレンチやマイナスドライバーなど、さまざまな道具が必要です。

 

また、交換には、専門的な知識が必要になる部分も多くあります。失敗すると重大な水漏れやトラブルを引き起こすリスクもあるため、作業は慎重に行ってください。

 

トイレの止水栓交換は、水漏れや故障時に必要となる作業ですが、専門知識と工具が必要になるので、基本的には業者への依頼を検討しましょう。

トイレの止水栓の修理・交換を頼むケース

水道修理業者

トイレの止水栓に以下のような症状がある場合は、業者に依頼するのがおすすめです。

  • 止水栓が回らない
  • 止水栓の根元から水漏れしている
  • 止水栓のサビや劣化がが激しい

それぞれの項目ごとに詳しくみていきましょう。

止水栓が回らない

トイレの止水栓は長期間使用されないことが多いため、内部のパッキンや弁が劣化して回らなくなってしまうことがあります。

 

無理に回そうとすると止水栓本体だけでなく、給水管や壁内の配管を破損する可能性があるため、業者に依頼しましょう。

 

専門の業者であれば、専用の工具や潤滑剤を使用して、止水栓を安全に回すことができます。また、修理の際に劣化した部品の交換もしてもらえるので安心です。

止水栓の根元から水漏れしている

止水栓の根元からの水漏れは、止水栓本体または給水管の接続部分の劣化が原因であることが多く、パッキンや弁の劣化、本体の腐食などが考えられます。

 

また、誤った修理方法を選択すると、水漏れが悪化したり他の部品を破損させたりするリスクもあります。これらの原因を特定して適切な修理を行うには、専門的な知識と技術が必要です。

 

トイレの止水栓の根元から水漏れしている場合は、素人判断で修理せずに業者へ依頼しましょう。

止水栓のサビや劣化が激しい

止水栓のサビや劣化が激しい場合は止水栓本体だけでなく、給水管や壁内の配管も劣化している可能性があります。サビや劣化が激しい止水栓は交換する必要があるため、業者に依頼して新しい止水栓に交換してもらいましょう。

 

止水栓の交換は自分でできないわけではありませんが、劣化が激しいときは交換の際に水漏れを引き起こす恐れがあります。大きなトラブルを防ぐためにも、プロへの依頼がおすすめです。

 

また、止水栓には複数の種類があるので、どれを選んだら良いか分からないときも、業者へ相談してください。プロの業者なら、トイレの形状に合う部品を選んで取り付けてくれます。

 

トイレの止水栓でお困りならご相談ください!

今回は、トイレの止水栓について詳しく解説しました。

 

止水栓が回らなかったり、トイレの水漏れが止まらなかったりする場合は、ぜひ『クリーンライフ』へお任せください!クリーンライフでは無料で見積もりを行っており、事前に費用を把握した上で依頼をご検討いただけます。

 

また、トイレのトラブル全般に対応できるため、水漏れの原因が分からないときにもおすすめです。ご相談後は、早急に現場まで駆けつけて対応いたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフにトイレトラブルについて相談してみる

2025.05.23
2025.06.04

少しずつ流れるトイレつまりを、ラバーカップを使って解消する方法を解説します。

 

ラバーカップを使えば、すぐに解消できるケースも少なくないのでおすすめです。ただし、ラバーカップを使ってはダメなトイレつまりもあるので、注意してください。

 

今回はラバーカップの使い方から、使う前の準備、注意事項までわかりやすく解説していきます。ラバーカップで解消できない場合の対処法も説明するので、最後までお読みください。

トイレつまりで少しずつ流れるときにラバーカップで解消する方法

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トイレでラバーカップを使うときは水ハネが起きるので、床などに汚水が飛び散る可能性があります。養生をして、床や周辺が濡れないように養生をしてください。

 

【養生に利用できるもの】

  • ビニール袋
  • ブルーシート
  • 古いバスタオル

養生テープを使って、養生に使っているものが動かないように固定しましょう。

 

養生テープがない場合は、以下で代用できます。

  • ビニールテープ
  • マスカーテープ
  • マスキングテープ
  • ガムテープ

準備をしたら、ラバーカップでつまり解消します。手順を説明するので、確認してから始めましょう。

1.止水栓を閉めて電源を切る

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間違って水を流してしまわないように、止水栓を閉めます。トイレの止水栓は、給水管をたどると見つかります。床、またはタンクの横に設置してあることがほとんどです。

 

止水栓は、次の2種類があります。

  • ハンドル
  • ネジ式

いずれも、時計回りに回せば閉められます。

 

ただし、古くなってネジが固くなっている止水栓を無理に閉めるのは、給水管などの破損の原因になります。無理せずに、水道の元栓を閉めてください。

 

次に電源プラグを抜きます。電源プラグを抜いて、以下のようなトラブルを回避します。

  • 誤操作で勝手に水が流れる
  • ノズルから水が噴出する
  • 電源プラグを濡らして感電する

 

止水栓の場所や閉め方は、以下の記事を参考にしてください。

2.水位を調整する

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トイレつまりが原因で、以下のようにトイレの水位が適切ではない場合は、水位を調整します。

  • トイレが溢れそうになっている
  • つまりに引っ張られて水がほとんどなくなっている

ラバーカップを効果的に利用できる水位は、ワン部分が隠れるくらいです。

 

水位が高い場合は、灯油ポンプで吸い上げるか、紙コップ等で水を汲み出してください。水位が低いなら、水を足します。

 

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水ハネが心配な方は、ビニールシートを便器の上に広げて、中央に穴を開けてラバーカップを通した状態で作業しましょう。

3.ラバーカップを押す・引く

ラバーカップは、以下のように使用します。

  • ラバーカップのワン部分をゆっくり押し込む
  • ワン部分を密着させて、勢いよく引っ張り上げる
  • 1と2を数回繰り返す

ラバーカップは、引っ張るのがコツです。押し込んでつまりの原因を押し流すのではなく、引っ張り出します。

 

排水管でボコッと空気が入り込んだような音がしたら、トイレつまりを解消できた可能性があります。

4.水が流れるか確認する

本当につまりが解消したかどうかを、水を流して確認します。バケツで水を流してみましょう。バケツの水を少しずつ、様子を見ながら流しましょう。

 

ハンドレバーやボタンを操作して、水を流すのは絶対にNGです。タンクの水を流すと、つまりが解消されていない場合に、便器から水が溢れます。

 

トイレつまりが解消したら、ラバーカップを水洗いして天日でよく乾かしてから、収納してください。ラバーカップのお手入れ方法や使う上での注意事項は、以下の記事で紹介しています。

少しずつ流れるトイレつまりを解消するラバーカップの代用品

トイレつまりで少しずつ流れるとき、ラバーカップを用意していない方は、以下で代用できます。

  • ペットボトル
  • ビニール袋
  • ラップ

代用品を使う際も、準備してから作業しましょう。

 

【準備】

  1. 養生する
  2. 止水栓を閉めて電源を切る
  3. 水位を調整する

それでは、それぞれのやり方を解説します。

ペットボトル

ペットボトルの底から4cm程度のところを切って、ラバーカップのように利用します。ペットボトルは500mlサイズがちょうど良いケースが多いですが、排水口によっては2Lサイズが合う場合もあります。

 

【手順】

  1. ペットボトルの底を切って、トイレの排水口に密着する
  2. 飲み口はしっかり塞いだ状態で、押したり引いたりする
  3. 水をバケツで流して、つまりが解消できたか確認する

 

以下の記事で、ペットボトルを使った方法をわかりやすく説明しています。

ビニール袋

ビニール袋をつけた手で作った拳を、ラバーカップの代わりに利用する方法です。

 

【手順】

  1. 数枚のビニール袋で利き手を包む
  2. 輪ゴムでビニール袋を固定する
  3. 拳を作り、トイレの排水口に密着させて押したり引いたりする

バケツの水を少しずつ流して、つまりが解消できたか確認して完了です。

 

手が小さいと、排水口をちゃんと塞げないので効果が薄いかもしれません。以下の記事で、注意点やつまり解消のためのコツを解説しているので、参考にしてください。

ラップ

ラップを便器に巻き付けて、空気が入り込まないようにし、圧力をかけてつまりを解消する方法です。

 

【手順】

  1. 便座を上げて、便器にラップをたっぷり巻き付ける
  2. ラップの中心部分を押して、引くを繰り返す

ラップをたくさん使って、密閉することがポイントです。ラップが破れて水の中に入ると、さらに詰まってしまうので注意してください。

 

以下の記事でラップを使った方法も含め、簡単にできるつまり解消方法を説明しているので、参考にしてください。

ラバーカップで解消できる少しずつ流れるトイレつまり

トイレ付近で微笑む人物

ラバーカップを利用できる少しずつ流れるトイレつまりの原因は、次の3つです。

  • トイレットペーパー
  • 排泄物
  • 水に溶ける製品

基本的に水に溶けるものがつまりの原因なら、ラバーカップで対応可能です。それぞれの詳細を見ていきましょう。

トイレットペーパー

トイレットペーパーも、国産ならJIS規格で製造されています。JIS規格とは日本工業規格のことで、品質を一定に守るために決められた規格です。

 

JISでは以下のように、トイレットペーパーの各箇所のサイズにも規定があります。

  • 紙幅
  • 芯の内径
  • ロール直径
  • ロールの長さ

また、100秒で水に溶けることも条件です。

 

海外製のトイレットペーパーは国によって水質・水圧が異なるので、溶け方は異なります。日本のトイレで溶けにくい種類のトイレットペーパーもあるので、JIS規格の国産がおすすめです。

排泄物

基本的にトイレは排泄物を流すことを前提に作られているので、排泄物で詰まることはないと考えられます。ただし、排泄物の水分が減って固くなると、トイレつまりの原因になります。

 

【排泄物が固くなる原因】

  • 運動不足・筋力不足
  • 食物繊維・水分の摂取不足
  • ストレス

犬や猫の排泄物は人間のものより溶けにくいので、便器に流さないでください。

 

硬い排泄物が原因のトイレつまりの解消法や、排泄物が原因でつまらないための予防法を以下の記事でわかりやすくまとめています。参考にしてください。

水に溶ける製品

「便器に流しても良い」として販売されている製品があります。トイレットペーパーと比較すると水に溶けにくいので、注意が必要です。

 

2020年に公益社団法人『日本下水道協会』が検査した結果、トイレットペーパーのように100秒で溶ける製品はありませんでした。水に溶けると書かれていても、トイレットペーパーのようには溶けないのです。

 

しかし、時間をおけば水に溶けるので、ラバーカップの使用は可能です。以下の記事で、ラバーカップ等の対処が可能な少しずつ流れるトイレつまりの原因や注意事項を解説しています。

ラバーカップNGの少しずつ流れるトイレつまり

トイレつまりの原因によっては、ラバーカップを使うと悪化する、または、使っても改善しないケースがあります。

 

ラバーカップ使用がNGの少しずつ流れるトイレつまりについて、説明します。

固形物でつまっている

トイレの排水管が原因の場合

つまりの原因が水に溶けないものですと、ラバーカップの使用で、つまりの原因が排水管の奥に入り込んでしまいます。

  • 紙おむつや生理用品
  • 動物の排泄物
  • ボールペンやスマホなどの小物類
  • 食べ残した食品や吐瀉物

こういったものが奥に入り込むと、便器の着脱作業などが必要になります。修理代が高額になるので、絶対にラバーカップを使用しないようにしましょう。

 

トイレつまりの原因がわからない場合も、ラバーカップの使用はNGです。万が一、固形物だった場合に、悪化してしまいます。

トイレつまりの原因をゴム手袋で取り出す

特に紙おむつや生理用品は、水を吸い込んで肥大してすぐにつまりが生じるので、落としたらすぐに取り出しましょう。

汚水桝で不具合が生じている

戸建てにお住まいの場合は、汚水桝で不具合が起きている可能性があります。マンションなどの集合住宅なら、管理会社が年に1度程度の頻度で汚水桝の清掃をしていますが、戸建ては自分で対応しなければなりません。

 

汚水桝の周辺に次のような異変がないか、確認してください。

  • 汚水枡が溢れている
  • 周辺が臭い
  • 害虫が増えている

以下の記事で、汚水桝の掃除を自分でできるケースと、業者に依頼すべきケースの見極め方をわかりやすく説明しています。

排水管が汚れている

排水管にトラブルがあれば、少しずつ流れる場合であっても、ラバーカップでトイレつまりはなかなか改善しません。

 

排水管が以下のような状態だと、汚れが蓄積し、トイレつまりにつながります。

  • 排水管に固形物(小物など)が詰まっている
  • 排水管が劣化している

以下の記事で、トイレの排水管の仕組み、起こりうるトラブルをわかりやすく説明しています。排水管の掃除方法も解説しているので、参考にしてください。

排水管に尿石が蓄積している

トイレの排水管には尿石が蓄積して、流れが悪くなるケースも少なくありません。尿石とは、尿に含まれる成分が石のように固まったものです。尿石は、ラバーカップでは除去できません。

 

以下の記事で、尿石を落とす掃除方法を説明しているので、参考にしてください。

ラバーカップでトイレつまりを解消できない場合の対処法

ラバーカップで少しずつ流れるトイレつまりを解消できない場合は、他の方法を試してください。その際も、養生して、止水栓を閉め、電源を切ることを忘れないようにしましょう。

真空式パイプクリーナーを使う

 

パイプクリーナーの使い方

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップをさらに強力にしたトイレつまり解消アイテムです。強い圧力をかけられるため、ラバーカップより効果が期待できます。

 

つまり箇所の排水口のサイズに合わせて、ワン部分を交換して使用できる点も魅力です。

 

【真空式パイプクリーナーを使ったつまり解消の手順】

  1. トイレの排水口にワン部分を密着する
  2. 真空式パイプクリーナーのハンドルを引き上げる
  3. ハンドルを押す
  4. 2、3を繰り返す
  5. 水が引き始めたら、バケツで水を流してみる

 

真空式パイプクリーナーの選び方や使う際の注意点を以下の記事で確認して、正しい方法でトライしてください。

お湯を使う

トイレットペーパーや排泄物をお湯で柔らかくして、トイレつまりを解消します。少し高いところから注ぐので、水圧がトイレつまり解消をさらに促進します。

 

【お湯を使ったつまり解消の手順】

  1. バケツに50℃前後のお湯を用意する
  2. 少し高いところから注ぐ
  3. 1時間放置する

放置後、水が流れるか確認してください。効果を上げようと、熱湯を使うのはNGです。熱湯を使うと、陶器製の便器にヒビが入る可能性があるので、絶対に流さないでください。

 

以下の記事で、お湯を使ったつまり解消法をわかりやすく解説しています。お湯が効果的なつまりの種類や注意事項もあわせて解説しているので、参考にしてください。

洗剤を注ぐ

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洗剤を注ぐと、つまりが溶けやすくなります。ここでは、手に入りやすく、危険性の少ない食器用液体洗剤を使った方法を紹介します。

 

【食器用洗剤を使ったつまり解消の手順】

  1. 洗剤100mlを便器に注ぐ
  2. 50~60℃のお湯を注ぐ
  3. 30分程度放置する

バケツで水を流して、トイレつまりを解消できたか確認してください。

 

以下では洗剤の種類や、洗剤で効果のあるつまりについてもわかりやすく説明しています。

業者に相談する

ラバーカップ等でつまり解消を試みても改善が見られないなら、水道修理業者への相談がおすすめです。知らないうちに固形物を落としてしまったなど、想定外の原因で詰まっているのかもしれません。

 

【トイレつまり解消の料金相場】

軽度のトイレつまり 8,000円〜
中度のトイレつまり 10,000円〜
重度のトイレつまり 15,000円〜

ほとんどの水道修理業者は、見積もりを無料で行っています。まずは見積もりを確認してから、依頼するか検討しましょう。

 

トイレつまり解消の修理料金について、以下の記事でさらに詳しく説明しています。作業料金以外に料金がかかる場合もあるので、参考にしてください。

少しずつ流れるトイレつまりを解消できずお困りなら

水が少しずつ流れるトイレつまりで、ラバーカップを使って解消する方法を解説しました。

 

ただし、固形物が詰まっているなら、ラバーカップを使うと悪化してしまいます。原因がわからない場合も注意が必要です。

 

どうしたら良いのかわからない方は、水道修理業者に相談してください。私たち『クリーンライフ』は、年中無休で24時間ご相談が可能です。点検・見積もりは無料なので、お気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりについて相談してみる

2025.05.23
2025.06.04

少しずつ流れる状態のトイレつまりを、お湯で解消する方法を説明します。

 

軽微なつまりなら、お湯で解消できる可能性が高いので、試してみましょう。ただし、つまりの原因がトイレットペーパーや水に流せる製品の使いすぎ、排泄物の場合にかぎります。

 

少しずつ流れる状態でも放置すると、本格的に詰まってトイレが使えなくなる可能性があります。お湯を使った方法なら、簡単にすぐできるのでおすすめです。

 

お湯を使ったトイレつまり解消法の注意点も解説するので、正しい方法で解消してください。

お湯を使った少しずつ流れるトイレつまりの解消方法

トイレを養生する

お湯は、少し高いところから注ぐため、水ハネが生じる可能性があります。床や周辺が濡れないように、養生しておくと安心です。

 

【養生に必要なもの】

  • ブルーシート、新聞紙やバスタオルなど
  • 養生テープ、ガムテープやビニールテープなど

床が濡れないように、ブルーシートなどを敷き詰めます。大判で床をカバーできるものなら、新聞紙やバスタオルなど何でもOKです。

 

ただし、動かないように固定しないと、せっかく養生しても濡れてしまう可能性があります。養生テープなどでブルーシートなどを固定して、動かないようにしましょう。

 

養生テープが用意できない場合は、ガムテープやビニールテープなど家にあるテープをご利用ください。

 

養生したら、以下の手順で作業します。

1.止水栓を閉めて電源を切る

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トイレつまり解消作業中に、間違ってレバーやボタンを触って水が流れると大変です。止水栓を閉めて、電源を切れば、水が流れてしまうのを防げます。ウォシュレット等の電源プラグを、外しておきましょう。

 

トイレの止水栓は、床、または壁に設置されています。タンクにつながる給水管を辿ってみてください。ねじ式の場合はマイナスドライバーで、ハンドル式は手で、時計回りに回すと閉まります。

 

ただし、もし汚れやサビなどで止水栓が動かなくなっていたら、無理に動かさずに水道の元栓を閉めて、給水を止めましょう。止水栓についてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

2.便器の水を通常の水位まで減らす

トイレつまりで少しずつしか水が流れず、便器内の水が溢れそうになっていたら、水位を調整します。

 

給油ポンプを使って、便器の中の水(封水)を取り除きます。給油ポンプがなければ、紙コップなど使い捨て容器を使って、汲み出しましょう。

 

バケツから注ぐお湯の圧力を排水口に働きかけられるように、できるだけ水位を低くするのがつまり解消を成功させるコツです。

3.お湯を注ぐ

お湯をバケツに用意します。少し高いところから排水口に向かって注ぐので、取り扱いやすい大きさのバケツを用意しましょう。バケツがないときは、鍋や洗面器などでも構いません。

 

お湯は50℃前後が目安です。熱湯と水を半々に混ぜて、手を入れて10秒程度我慢できるくらいが適温です。

 

熱湯を使うと、陶器製の便器にヒビが入るかもしれないので、絶対50℃前後のお湯を使いましょう。

 

お湯は、トイレより少し高い位置から注ぎます。つまりの原因に働きかけるため、排水口に向かって注ぎましょう。持ち上げられないほど重かったら、少しお湯を捨てて持ち上げられる重さに調整してください。

お湯でトイレつまりが解消できる理由

お湯がトイレつまりに効果があるのは、以下の理由があります。

  • つまりを溶かす
  • 水圧でつまりを押し出す

特に水圧が、つまりに働きかけています。つまりを押し流すイメージを持って注ぐのがコツです。

 

排水管に引っかかっていたトイレットペーパーや排泄物などが、お湯で溶けやすくなり、水圧で流されていくのでつまりが解消されます。

 

トイレつまりで水が少しずつ流れる原因や解消方法を、以下の記事でわかりやすく解説しているので参考にしてください。放置でも大丈夫なケースも説明しています。

お湯で対処OKの少しずつ流れるトイレつまりの原因

トイレをチェックする人物

お湯を注いで解消できる少しずつ流れるトイレつまりの原因は、以下のとおりです。

  • 大量のトイレットペーパー
  • 排泄物
  • 水に溶ける製品

それぞれについて、説明します。

大量のトイレットペーパー

便器メーカーの公式サイトによると、トイレットペーパーは大洗浄で約5m、小洗浄で約2mまで流せると掲載されています。ダブルタイプのトイレットペーパーなら、もっと少なくても詰まる可能性があります。

 

2mがどのくらいなのか、1度測ってみて確認しておきましょう。2m前後なら、大洗浄で流したほうが安心です。

排泄物

排泄物は、基本的に水に溶けますが、体調によっては硬くなって水に溶けにくくなります。また、バリウムを飲んだあとの排泄物は硬くなるので注意が必要です。

 

食物繊維を増やして、できるだけ溶けやすい便を出すようにすると、トイレつまり防止ができるだけではなく、健康促進にもつながります。

 

また、ペットの排泄物は人間のものと比較して水分が少なく、溶けにくいのでつまりの原因になりやすいです。特に散歩中にティッシュペーパーに包んでいると、さらに詰まってしまいます。

 

また、トイレ砂の猫の排泄物は、猫の毛も大量に含まれているので、ゴミとして捨てましょう。

 

大便が原因のトイレつまりを解消する方法や注意点を、以下の記事でわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

水に溶ける製品

以下のような「水に溶ける」「水に流せる」とされている製品は、トイレットペーパーほど溶けやすいわけではありませんが、少しずつ溶けていきます。

  • ティッシュペーパー
  • お尻ふき
  • トイレクリーナー
  • ペットのトイレ砂

お湯を注ぐことで、溶けやすくなります。ただし、水に溶ける製品のみです。水に溶けにくいものを一緒に流していると、お湯を流しても溶けないので注意してください。

 

例えば、ペットのトイレ砂に猫のおもちゃ、猫の毛が含まれる排泄物などが混じっていると、溶けない場合があります。

 

放置して自然に解消するようなトイレつまりなら、基本的にはお湯の使用がおすすめです。放置しても大丈夫なつまりかどうかの見極め方を、以下の記事で確認してください。

お湯はNGの少しずつ流れるトイレつまりの原因

お湯では対処できない、少しずつ流れるトイレつまりの原因をご紹介します。何度もお湯を注いでいるうちに、溢れ出してしまうこともあるので、注意してください。

固形物

以下のような固形物は、お湯では溶けません。

  • 生理用品・おむつ
  • メガネなどの小物類
  • 洗剤のキャップなど、プラスチック製品

特に生理用品やおむつは、水を吸い込んで肥大します。つまりが悪化するので、手を突っ込んで取れるのであれば、お湯をかけずにゴム手袋をして取り出してください。

 

固形物が奥に入り込むと、便器を外さないとつまりが取れなくなります。少しずつ流れるトイレつまりであっても、できるだけ迅速に業者に相談しましょう。

尿石

尿石は、尿の成分が石のように変化した物質です。便器や排水管にこびりついて、悪臭・つまりといったトラブルの原因になります。

 

軽微なうちなら、清掃で尿石を除去すればつまりが解消できる場合もあります。尿石は、サンポールなどの尿石除去剤の使用がおすすめです。

 

以下の記事で、掃除方法や注意事項をわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

汚水桝の不具合

戸建てにお住まいなら、汚水桝の不具合がトイレつまりの原因になるケースがあります。汚水桝の不具合が原因なら、汚水桝のメンテナンスが必要です。

 

汚水桝のメンテナンスは、マンションなどの集合住宅なら、年に1度程度の頻度で実施されています。しかし、戸建ての場合は自分で対応しなければならず、忘れがちです。

 

汚水桝周辺に悪臭がないか、溢れそうになっていないか確認しましょう。周辺に異常が見られなくても、フタを開けて内部の確認が必要です。

 

汚水桝の掃除は、ご自分でも可能です。以下の記事で、掃除に必要なものややり方を確認してください。

お湯で少しずつ流れるトイレつまりが直らないときの解消法

お湯を注いでもトイレつまりの改善が見られないときの対処法を紹介します。

 

いずれの方法もお湯を使った方法と同様に、養生をして、止水栓を閉めて電源プラグを抜いてから始めてください。

洗剤を使う

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洗剤の成分がつまりを溶けやすくします。食器用液体洗剤なら、常備しているお宅がほとんどなので、試してみてください。

 

中性の食器用洗剤は、以下のように使用します。

  1. 便器内の水量を調整する
  2. 食器用洗剤100mlを便器に注ぐ
  3. 50〜60℃前後のお湯を便器に入れ、20〜30分ほど放置する

 

以下の記事で、洗剤の種類や注意事項を含め、洗剤を使ったトイレつまり解消法を解説しています。

ラバーカップを使う

ラバーカップは、すっぽんという名前でも知られているつまり解消アイテムです。

  1. ラバーカップを便器の排水口に押し付ける
  2. 勢いよく引き上げる

トイレつまりが解消するまで、上記を数回繰り返します。

 

ラバーカップ(すっぽん)の詳しい使い方は、以下の記事で解説しています。

ラバーカップがないときは、ペットボトルやビニール袋等で代用できます。代用品によるつまり解消方法は、以下の記事で図解で説明しているので、参考にしてください。

真空パイプクリーナーを使う

真空パイプクリーナーは、ラバーカップよりも強い圧力でトイレつまりを解消するアイテムです。ラバーカップ同様、ワン部分を排水口に押し当てて、ハンドル操作でつまりを解消します。

 

以下の記事で、真空式パイプクリーナーの選び方や正しい使い方をわかりやすく説明しています。

水道修理業者に相談する

少しずつ流れるトイレつまりで以下の状況が生じたら、水道修理業者に相談してみましょう。

  • お湯でまったく改善しなかった
  • 他の方法も試してみたがダメだった
  • 原因がもしかしたら、水に溶けないものかもしれない

無理をすると、少しずつ流れる状況から悪化し、完全に詰まってしまう可能性があります。水道修理業者なら、的確に原因を突き止めて短時間で解消するので、効率的です。

 

ほとんどの修理業者は、相談や見積もりを無料で対応しています。ただし、次の3つのポイントを押さえて、信頼できる業者を選んでください。

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • 口コミで高評価を得ている
  • 実績が多い

最低3業者に相見積もりをして、比較検討して選びましょう。

 

トイレつまり解消にかかる料金の相場

水道修理業者にトイレつまり解消を依頼した場合の、作業料金の相場をご紹介します。

 

作業内容 料金の相場
軽微なトイレつまり解消 4,000円〜8,000円
薬剤使用 3,000円〜
ローポンプ使用 7,000円〜20,000円
便器の着脱 10,000円〜40,000円
排水管の高圧洗浄 25,000円~35,000円
トーラー使用 10,000円~30,000円

作業料金以外に、業者によっては基本料金、早朝・深夜・休日の割増料金、出張費がかかります。

 

相場料金より高額な業者はもちろん、格安の業者も信用できません。相場料金を知って、信頼できる業者を選びましょう。

 

下記の記事でトイレつまり解消費用について、わかりやすく説明しているので参考にしてください。

トイレつまりで少しずつ流れる状態を予防する方法

少しずつ流れるようなトイレつまりが生じないように、以下の予防方法を実行しましょう。

  • 水をたっぷり流す
  • 水に流せる製品を流さない
  • 溶けやすいトイレットペーパーを使う

節水はやめて、水をたっぷり流すようにしましょう。排泄物が多く、トイレットペーパーも大量に使う場合は、数回に分けて水を流すと詰まりを予防できます。

 

大のときは、必ず大洗浄を使いましょう。倹約のために常に小洗浄しか使わないと、十分に流れません。

 

また、水に流せるティッシュペーパーやお尻ふきも、流さない方が安心です。トイレットペーパーも、溶けやすいものを選ぶとトイレに流れやすく、つまりを防げます。

トイレつまりで少しずつ流れる状態が気になるなら

トイレつまりで水が少しずつ流れる状態をお湯を使って解消する方法をご紹介しました。

 

ただし、トイレつまりの原因がわからない場合やお湯を使っても全く改善しない場合は、業者への依頼がおすすめです。無理をすると、悪化させてしまう可能性も。

 

業者選びに迷ったら、私たち『クリーンライフ』をご検討ください。年中無休で24時間相談を受け付けています。

 

お電話のほか、LINE、メールのご利用が可能です。点検・お見積もりは無料なので、お気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりについて相談してみる

2025.05.23
2025.06.04

蓄積した頑固な尿石・黄ばみには、強力な尿石除去剤「デオライト」が効果的です。

 

ただし、成分が強力な分、取り扱いには十分注意しなければなりません。

 

そこで今回は、デオライトの安全な使い方を分かりやすく解説します。

 

デオライトの種類ごとの用途、デオライトを使う際の注意点もお伝えしますので、ご使用の前にご確認ください。

デオライトの種類と使用方法

バケツや洗剤

尿石除去やトイレつまりに使用されるデオライトには、下記の4種類があります。

 

種類 用途 使用量の目安 放置時間
デオライトL 軽度の尿石・表面の黄ばみ除去 250ml 15分
デオライトSS 重度の尿石・小便器トラップの尿石除去 250ml 30分
デオライトSP 重度の尿石・小便器下部の尿石除去 250ml 15分
デオライト 便器の壁面や内側の尿石除去 500ml 1時間

4種類の中ですぐに購入できるのが、デオライトLです。デオライトLはAmazonやホームセンターなどで販売されており、1,000円~1,500円程度で購入できます。

 

デオライトL以外の製品は医薬用外劇薬に指定されており、業務用として使用されるのが一般的です。購入するには「劇物譲受書」を提出しなければなりません。

 

家庭で使用する場合は、デオライトLを用意しましょう。

デオライトの使い方

HowTo

ここからは、デオライトLの使い方を紹介します。

 

【用意する物】

  • デオライトL
  • 保護メガネ
  • マスク
  • ゴム手袋

安全に作業するために、保護メガネやマスクを用意して、皮膚や目を守りましょう。

 

また、薬剤の臭いで気分が悪くなることもあるので、ドアや窓を開けて換気扇を回しながら作業してください。

洋式・和式トイレの場合

デオライトLの使い方

洋式・和式トイレにデオライトLを使う手順は、次の通りです。

  1. 250mlのデオライトLを用意する
  2. 便器に溜まった水をくみ出す
  3. デオライトLを便器に投入する
  4. 15分ほど放置する
  5. 汚れが落ちているのを確認したら、水を流す

デオライトの標準使用量は、1回約250mlです。大量に流せばよいわけではないので、用量を守って適切に使用しましょう。

 

最後には十分に水を流し、便器にデオライトが残らないようにします。ゴム手袋などの使用した道具は、適切に洗浄してください。

小便器の場合

デオライトLを小便器で使用

小便器にデオライトLを使用する場合、以下の手順で作業します。

  1. 便器の目皿を外し、バケツなどでデオライトLに5分浸す
  2. ブラシで磨いて尿石を落とす
  3. デオライトLを便器に250ml投入し、15分放置する
  4. 1回の作業で落ちない場合は、一連の作業を繰り返し行う
  5. たっぷりの水を流す

作業を行うときは必ずゴム手袋をはめて、直接皮膚につかないように注意してください。

 

また、小便器の目皿は陶器でできているため、取り扱いには注意してください。地面に落とすと簡単に割れてしまうので、バケツの上で洗うとよいでしょう。

 

作業が終わったら1L以上の水を便器に流し、薬剤が残らないようにしてください。

デオライト使用後に中和する手順

浄化槽を使用している場合、デオライトを使った後に、中和を行う必要があります。デオライトは強酸性のため、中和をしないと浄化槽に悪影響を及ぼす可能性があるためです。

 

中和の方法は、次の2つがあります。

  • ピーピースルーを便器に投入する
  • 10L以上の水を便器に注ぐ

ピーピースルーがない場合は、10Lほどの水を便器注いで、薄めることでも対応できます。

デオライトを使うときの注意点

注意点

デオライトには強力な成分が含まれているため、使う際は以下の点に注意してください。

  • 塩素系の薬剤と混ぜない
  • 皮膚や目に入らないように十分注意する
  • 使用後はしっかりと洗い流す

安全にデオライトを使うためにも、以下で説明する注意点を必ずご一読ください。

塩素系の薬剤と混ぜない

塩素系の薬剤とデオライトを一緒に使用すると、有毒な塩素ガスが発生する恐れがあります。

 

塩素ガスは人体に危険を及ぼす恐れがあり、吸うと気分が悪くなったり、肺水腫を起こしたり、最悪の場合は死に至る可能性もあります。

 

塩素系の薬剤を使用する場合は、デオライトとは別の日に使うようにしましょう。

皮膚や目に入らないように十分注意する

デオライトを使う際は、皮膚や目に薬剤が入らないよう、保護具を着用することが重要です。

  • 保護メガネ
  • ゴム手袋
  • マスク

上記の3点は必ず着用し、直接デオライトと接触しないようにしてください。

 

万が一皮膚や目にデオライトがついた場合は、すぐに大量の水で洗い流しましょう。また、必要に応じて医師の診断も受けてください。

使用後はしっかりと洗い流す

デオライトを使ったら、しっかりと洗い流して残らないようにしましょう。

 

デオライトが陶器を溶かすことはありませんが、表面のコーティングに影響を与える可能性はあります。

 

デオライトは強い酸性の薬剤なので、既定の時間を大きく超えて使用すると、コーティングがはがれる恐れがあるので注意してください。

 

また、タイルの目地や金属面にデオライトが付着すると、変色やサビの原因になることもあります。

 

デオライトはしっかりと水で洗い流し、液体が残らないようにしましょう。

デオライトで尿石が落ちないときの対処法

スプレーボトルとスポンジ

デオライトのような強力な薬剤を用いても、尿石や黄ばみが残ることがあります。

 

デオライトで尿石が落ちないときは、以下の対処法をお試しください。

サンポールを使う

トイレの尿石落としには、サンポールもよく使用されます。

 

サンポールの使い方は、次の通りです。

  1. サンポールを2回プッシュ、汚れが気になる場所にかける
  2. ブラシでこする
  3. 尿石が落ちるまで数回繰り返す

サンポールはAmazonやホームセンター、ドラッグストアなど身近な店舗で購入でき、値段も300円前後と手軽に購入できるのが魅力です。

 

サンポールのノズルは、便器のフチ裏にまで液が届きやすい構造になっています。デオライトの方が強力ですが、サンポールなら隅々まで掃除しやすいため、試すのも良いでしょう。

 

サンポールの使い方については、以下のページを参考にしてください。尿石の落とし方をより詳しくまとめています。

メラミンスポンジやサンドペーパーを使う

デオライトのような強力な薬剤を使っても落ちない頑固な尿石は、メラミンスポンジやサンドペーパーで削って落とす方法もあります。

 

尿石部分にクエン酸水などをかけて、サンドペーパーやメラミンスポンジでこするだけです。

 

ただし、サンドペーパーが使用できるのは、陶器の便器部分だけになります。

 

また、強くこすると便器本体を傷つけてしまう可能性が高いため、素人が行う場合は十分注意しなければなりません。

 

取れない黄ばみを除去する方法は、以下のページでも紹介しています。尿石を落とすトイレ掃除の方法を解説していますので、ぜひご覧ください。

専門業者に掃除を依頼する

デオライトを使っても尿石が落ちないときは、専門業者に依頼するのが賢明です。

 

便器の見える部分の尿石が落とせても、排水口の奥にまで付着した尿石は簡単には落とせません。また、便器の尿石を無理に落とそうとすると、便器が傷ついてしまう可能性もあります。

 

業者に依頼すれば、業者専用の薬剤を使用して、便器を傷つけないように尿石を除去してくれるでしょう。

 

高圧洗浄機などを使って、配管の尿石を落とすことも可能です。

トイレのリフォームを検討する

トイレを長く使用していると、見えない部分にまで尿石がこびりつき、トイレがつまりやすくなることがあります。

 

トイレの耐用年数は15年ほどといわれており、使用年数が長いと、トイレの部品にも不具合が起き始めます。

 

使用年数が長く掃除しても落ちないほど汚れがひどいときは、トイレのリフォームも視野に入れて業者に相談してみましょう。

 

最近は便器のフチがない尿石の付きにくい便器もありますので、リフォームの際は検討してみてください。

デオライトでも汚れが落ちないときは

デオライトは尿石除去に適した洗剤ですが、医薬用外劇物に指定されている種類もあるため、取り扱いには注意が必要です。

 

素人が使用するには危険も伴うため、作業に自信がない場合は業者に依頼することをおすすめします。

 

トイレの尿石や黄ばみでお困りの方は、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。尿石が原因のトイレのトラブルにも対応していますので、お気軽に無料相談・見積もりをご利用ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの尿石について相談してみる

2025.05.23
2025.06.04

バリウムは粘着性が高く固まりやすいため、検査後にトイレを使うと流れにくいことがあります。

 

バリウム検査後にトイレを使用するときは、つまらせないように注意して使うことが大切です。

 

そこで今回は、バリウムでトイレが流れない原因と対処法をわかりやすく解説します。

 

トイレをバリウムでつまらせないための対策もお伝えしますので、参考にしてください。

バリウムでトイレが流れない原因と対処法

トイレ

バリウムは、健康診断で胃などのレントゲン検査を受ける際に、使用するものです。バリウムを飲んだ後には白い便が排泄され、通常はトイレに流れますが、まれに流れなくなってしまうことがあります。

 

それは、バリウムに以下のような性質があるためです。

  • 固まりやすい
  • 粘着性が高い
  • 節水型トイレでは流れにくい

バリウムの原料となる硫酸バリウムは金属なので水に溶けず、便器に付きやすいという特徴があります。

 

また、水より重く沈殿することから、節水型トイレなどで水圧が弱いと、押し流せなくなってしまうのです。

 

万が一、バリウムが原因でトイレが流れないときは、次の対処法を試してみてください。

トイレブラシでこする

便器をブラシでこする

便器内にバリウム便が張り付いて流れないときは、トイレブラシでこすって落とす方法がおすすめです。

 

便が流れてもトイレにこびりついてしまうこともあるので、優しくこすって落としましょう。

 

ただし、落ちないからといって強くこすったり、金属製のタワシなどでこするのはやめてください。便器に傷がつくと、傷に汚れが溜まり雑菌が繁殖しやすくなります。

 

細かい場所で大きいブラシを使いにくいときは、ゴム手袋をはめて歯ブラシでこするのがおすすめです。

割り箸でほぐして流す

バリウムを割り箸でほぐす

バリウム便が硬く流れないときは、割り箸を使ってほぐして流しましょう。

 

ほぐして流れればよいですが、流れないときは便器に残った便を割り箸でつかみ、ビニール袋に入れて廃棄してください。バリウムを無理に流すと、トイレがつまる恐れがあります。

 

粘着性があると排水管にこびりつく可能性もありますので、トイレに流すときはトイレットペーパーに包んで流すとよいでしょう。

 

節水モードは使用せず、必ず「大」のレバーで水を流してください。

ぬるま湯を流して柔らかくする

お湯とバケツの使い方

硬くなったバリウムも、ぬるま湯を使うと柔らかくなってほぐれる可能性があります。

 

便器にバリウムが残っているときは、ぬるま湯をそっと流してみましょう。

  1. 40℃程度のぬるま湯を用意する
  2. お湯をそっとバリウムにかける
  3. ブラシで優しくこする

一度で汚れが落ちないときは、何度か同じ作業を繰り返してみましょう。

 

また、便器が破損しないように、お湯は必ずぬるま湯を使用し、熱湯は使わないでください。

 

お湯は、トイレつまりを直すのにも使える便利なアイテムです。バリウムが原因のトイレつまりでお困りの方は、以下のページをご覧ください。

酸性の洗浄剤を使う

バリウムの除去には、酸性の洗浄剤を使うのもおすすめです。

 

トイレの洗浄剤には、中性・塩素系・酸性のものがあります。酸性の洗剤を用意しましょう。

  1. バリウムに直接酸性洗剤をかける
  2. 軽くブラシでこする

一度に洗剤をかけると便器に流れ込んでしまうため、バリウムの部分に少しずつかけるのがポイントです。

 

バリウムが原因でトイレの水が流れない、溢れそうなときは、以下のページを参考にしてください。簡単にできる対処法をわかりやすく解説しています。

バリウムでトイレが流れないときの注意点

注意点

バリウムでトイレが流れないときは、以下の点に注意してください。

  • 放置せずにすぐ対処する
  • こすりすぎてトイレを傷つけない
  • 熱湯を使用しない

雑に作業するとトイレの破損にもつながりますので、慎重に作業しましょう。

放置せずにすぐ対処する

バリウムでトイレが流れなくなったり、便が取れないときは、放置せずにすぐ対処することが重要です。

 

自然と流れるようになることもありますが、放置することでつまりが悪化したり、こびりついた汚れが落ちにくくなることがあります。

 

バリウムは粘着性が高いため、すぐに取り除かないと掃除が困難です。固形化が進んでしまう前に、早めに対処することをおすすめします。

 

トイレの水が流れない原因は、バリウムだけではありません。つまりが疑われるときは、以下の記事を参考に適切に対処してください。

こすりすぎてトイレを傷つけない

バリウムが取れないからといって強くこすりすぎると、便器を傷つけてしまう恐れがあります。

 

便器に傷がつくと傷に汚れが入り込み、雑菌が繁殖します。汚れや悪臭の原因にもなりますので、傷つかないように優しく作業してください。

 

便器は陶器なので、傷がついてしまうと修復は困難です。固いブラシやサンドペーパーのようなアイテムの使用は、控えたほうが良いでしょう。

熱湯を使用しない

ぬるま湯をかけることでバリウムを落としやすくなりますが、熱湯を使うのは厳禁です。

 

使用するお湯は、40℃~50℃のぬるま湯を用意しましょう。50度以上の熱湯を使用すると、便器が破損する恐れがあります。

 

便器が割れると本体を交換する必要があるため、修理費用が高額になるので注意してください。

対策をしてもバリウムが流れないときの対処法

TOILET

事前の対策やトイレつまりの対処法を試しても、バリウムが流れないことがあります。

 

対策をしてもバリウムが流れないときは、水道修理業者に相談するのがおすすめです。

 

無理にトイレを流そうとすると、以下の恐れがあります。

  • つまりが悪化する
  • 排水管を傷つける
  • 破損する

困ったときはプロに相談し、トイレのトラブルを解消してもらいましょう。

水道修理業者の選び方

数ある水道修理業者の中からどこに相談すればよいか迷ったときは、以下のポイントを押さえて信頼できる業者を選びましょう。

  • 相見積もりを取って比較する
  • 口コミ評判を調べる
  • 水道局指定工事店に依頼する

水道修理業者の中には、悪質な業者が存在しているのも事実です。

 

悪質な業者を避けるためにも、水道局指定工事店の中から、相見積もりを取ることをおすすめします。複数の業者で比較し、納得のいく業者に修理を依頼してください。

 

ぼったくり業者を回避するコツは、以下の記事でも紹介しています。押さえておきたいポイントと注意点をまとめていますので、業者選びの参考にしてください。

修理料金の相場

トイレ詰まりを業者に依頼した場合、以下の料金が目安になります。

症状 料金
軽度のトイレ詰まり 5,000円
中度のトイレ詰まり 10,000円
重度のトイレ詰まり 15,000円
高圧洗浄 25,000円
便器の着脱 15,000円

軽度~中度のつまりなら、10,000円程度で修理を依頼できます。つまりが悪化するほど料金は高額になりますので、症状が酷くなる前に業者に相談してください。

 

自分でトイレつまりを直したい方は、以下の記事を参考にしてください。自分でできるトイレつまりの対処法を紹介しています。

バリウムでトイレをつまらせないコツ

Point

バリウムでトイレをつまらせないためには、バリウム検査後のトイレの使い方を工夫することです。

 

トイレのつまりやバリウムの付着を防ぐ方法をお伝えしますので、取り入れてみてください。

便器内にトイレットペーパーを敷いておく

バリウム検査後にトイレを使用するときは、便器内にトイレットペーパーを敷いてから使う方法が効果的です。

 

トイレットペーパーを敷くことで、便器にバリウムが付着するのを防ぎます。さらに、排便後に上からトイレットペーパーをかぶせてトイレを流すと、つまり予防により効果的です。

 

ただし、トイレットペーパーの使用量が多いと、流れ切らなかったり、かえってつまりの原因になることもあります。過剰にトイレットペーパーを使用するのは避け、適量を使用しましょう。

水分を多めに摂る

バリウムの検査前から検査後には、水分を多めに摂ってバリウムの排出を促しましょう。

 

水分を多く摂取することで、バリウムが体内で固まらずに排出できます。

 

水分の摂取量の目安は、1日2リットル程度です。カフェイン入りのドリンクやアルコールではなく、水やお茶を飲むことが推奨されています。

 

バリウムに関係なく排便や健康管理には水分の補給が重要ですが、バリウム検査の前後には特に意識しておきましょう。

検査の後に下剤を飲んでおく

便が排出されるのが遅くなると、体内でどんどん硬くなってしまいます。

 

硬くなるとトイレがつまりやすくなるため、バリウムは早く排出することが大切です。なるべく早く排出したほうが、体の負担の軽減にもつながります。

 

早く排出するには、検査後の下剤を飲むことです。検査後には下剤が処方されることが多いので、処方された場合はできるだけ下剤を飲みましょう。

 

下剤について不安な場合は、医療機関に相談しながら摂取してください。

使い捨てトイレを使う

トイレ詰まりやトイレの汚れを防ぐには、非常用の使い捨てトイレを使う方法もあります。

 

使い捨てトイレは災害時にも必要ですので、いくつか持っておくと便利です。ホームセンターやネットでも購入できますので、バリウム検査の前に購入しておくと安心でしょう。

 

使い捨てトイレの処分方法は自治体によって異なりますので、使用する前に確認しておきましょう。

バリウムでトイレが流れずすぐ解決したいなら

バリウムでトイレが流れなくても、慌てずに対処すれば解決するケースがほとんどです。

 

しかし、放置すると固まってしまったり、うまく流れずにつまってしまうケースもあります。無理に流そうとすると便器を傷つける可能性もあるので、正しい方法で流しましょう。

 

バリウムでトイレが流れずにお困りの方は、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。無料で相談・見積もりを行っており、即日対応も可能です。

 

⇒クリーンライフにトイレのトラブルについて相談してみる

2025.05.23
2025.06.04

通常のトイレ掃除では落とすのが難しい頑固な尿石は、クエン酸や重曹などを使うと落としやすくなります。

 

尿石を放置するとさらに頑固で落ちにくくなるため、早めの除去と予防が大切です。

 

そこで今回は、頑固な尿石の取り方を紹介します。

 

尿石のお掃除方法とあわせて、尿石をできにくくする対策もお伝えしますので、今後の参考にしてください。

頑固な尿石の取り方

トイレ掃除

トイレの頑固な尿石は、無理に取ろうとすると便器が傷ついてしまう可能性があります。

 

便器を傷つけない、頑固な尿石の取り方を6つ紹介します。

クエン酸水を使って汚れを落とす

アルカリ性の尿石には、酸性のクエン酸水が効果的です。

 

クエン酸は比較的安全で刺激的な臭いが少ないため、安心して使用できます。

 

【用意する物】

  • クエン酸:小さじ1/2
  • 水:200ml
  • スプレーボトル
  • トイレブラシ

水たまり部分に尿石ができている場合は、たまっている水を抜いてから作業しましょう。

 

【手順】

  1. クエン酸水を尿石部分にかける
  2. 10分ほど放置する
  3. トイレブラシでこすって水を流す

クエン酸水は一度作ると、2~3週間使用できます。

重曹とクエン酸で汚れを分解する

クエン酸だけで落ちない尿石には、重曹もあわせて使うと効果的です。

 

【用意する物】

  • クエン酸水(クエン酸小さじ1/2+水200ml)
  • 重曹:小さじ2
  • トイレブラシ

【手順】

  1. クエン酸水を尿石部分にかける
  2. その上から重曹を振りかける
  3. 30分放置する
  4. トイレブラシでこすって水を流す

クエン酸の上から重曹を振りかけると、二酸化炭素のガスが発泡し、尿石を落としやすくなります。頑固な尿石にも効果的です。

 

クエン酸と重曹は、トイレつまりの除去にも使用できます。以下のページでトイレつまりの直し方を詳しくまとめていますので、参考にしてください。

クエン酸ペーストでパックをする

クエン酸水よりも強力なのが、クエン酸ペーストです。ペースト状にしたクエン酸で尿石をパックし、落としやすくします。

 

【用意する物】

  • クエン酸:大さじ3杯
  • 水:小さじ1杯
  • 古い歯ブラシ
  • 雑巾

【掃除の手順】

  1. クエン酸に少しずつ水を混ぜてペースト状にする
  2. 尿石にクエン酸ペーストを塗る
  3. そのまま30分放置する
  4. 古い歯ブラシで尿石をこする
  5. 水を流して雑巾でキレイにふき取る

一度で汚れを落としきれないときは、2、3回同じ作業を繰り返してみましょう。

 

クエン酸ペーストがゆるすぎるとパックの効果を得にくいので、少しずつ水を入れて固さを調節してください。

メラミンスポンジ・サンドペーパーで削り落とす

クエン酸・重曹を使っても落ちない汚れには、メラミンスポンジやサンドペーパーを使います。

 

【用意する物】

  • メラミンスポンジまたはサンドペーパー
  • クエン酸水(クエン酸小さじ1/2+水200ml)

【掃除の手順】

  1. 尿石にクエン酸水をかける
  2. メラミンスポンジやサンドペーパーで直接尿石を削る

尿石を削るのにおすすめなのは、耐水性のサンドペーパーです。ホームセンターなどでは、尿石用のたわしも購入できます。

 

尿石を削るときは、便器が傷つかないように注意して作業してください。

 

尿石を落とすトイレ掃除の方法は、以下の記事でも紹介していますのでぜひご覧ください。

サンポールを使う

頑固な尿石汚れには、クエン酸よりも洗浄力が強いサンポールを使う方法もあります。

 

【手順】

  1. サンポールを直接尿石にかける
  2. サンポールをブラシで広げて、こすって汚れを落とす
  3. 水をたっぷりかけて洗い流す

尿石が頑固なときは、サンポールをかけた上からトイレットペーパーをかぶせてパックしておきましょう。

 

サンポールは洗浄力が強いため、皮膚や目につかないように注意してください。

 

サンポールで尿石を落とす方法は、以下の記事で詳しくまとめています。注意点などもご確認の上で、安全に作業してください。

デオライトLを使う

デオライトLの使い方

サンポールよりも成分が強い業務用の洗剤が、デオライトLです。デオライトLは黄ばみに素早く反応し、強い洗浄力を発揮します。

 

【手順】

  1. デオライトLを便器に250ml流し込む
  2. 15分放置する
  3. たっぷりの水を流す

デオライトLを使う際は必ず使用上の注意をよく読み、安全に作業してください。

 

また、浄化槽を使っている場合は、デオライトLを使ったあとに中和を行う必要があります。

 

デオライトの特徴や種類については、以下の記事で紹介しています。デオライトを使った尿石の落とし方もまとめていますので、参考にしてください。

頑固な尿石を自分で取れないときの対処法

掃除道具

上記で紹介した方法でも落とせない頑固な尿石は、次の方法で対処できます。

  • プロにトイレクリーニングを依頼する
  • 便器の交換やリフォームをする

以上の方法について、詳しく解説します。

プロにトイレクリーニングを依頼する

専用の洗剤や道具を使っても尿石を除去できないときは、プロにトイレクリーニングを依頼しましょう。

 

取れない尿石を放置すると、さらに蓄積されていきます。尿石で水の流れが悪くなり、トイレつまりの原因にもなりますので、専門業者に依頼して除去することが大切です。

 

プロに依頼すればより強力な薬剤を使用し、安全に尿石を除去してくれます。

便器の交換やリフォームをする

古いトイレになると、どれだけ掃除をしても尿石や汚れが取れないことがあります。

 

トイレを長年使用しているのであれば、リフォームも視野に入れて業者に相談しましょう。

 

新しいトイレは節水効果や節電効果も期待できます。汚れや古さが気になるときは、リフォームも検討するのがおすすめです。

頑固な尿石を放置するリスク

頑固な尿石を放置していると、以下のようなリスクが考えられます。

  • トイレつまりの原因になる
  • トイレから悪臭が発生する
  • 便器の機能低下を招く

尿石汚れは見た目に良くないだけでなく、つまりや悪臭の原因になります。

 

トイレの水圧が弱くなったり、機能の低下を招くこともあります。

 

尿石は放置するとどんどん蓄積されていきますので、気づいたらすぐに対処することが大切です。

トイレの尿石を掃除するときの注意点

注意点

トイレの尿石を掃除するときは、次の点に注意してください。

 

作業方法を誤ると健康被害につながるケースもありますので、しっかり確認しておきましょう。

酸性と塩素系の洗剤を混ぜて使わない

酸素系と塩素系の洗剤は、絶対に混ぜてはいけません。

 

一緒に使用すると有毒なガスが発生し、意識障害や吐き気を催すなど、健康被害につながる恐れがあります。

 

別の洗剤を使用するときは、成分を必ず確認してください。

 

2種類の洗剤を使うときは、しっかりと洗い流した後に、別の洗剤を使いましょう。

トイレに使用できる洗剤か確認する

洗剤の種類によっては、トイレに使用できないものもあります。

 

掃除に使う前に注意事項を確認し、トイレに使用できる洗剤であることを確かめておきましょう。

 

トイレによっては、中性以外の洗剤は使えなかったり、漂泊剤の使用は禁止されているものもあります。

 

トイレの取り扱い説明書に記載されていますので、掃除の前にご確認ください。

しっかり換気をする

トイレを締め切った状態で作業していると、洗剤の臭いで気分が悪くなることがあります。

  • トイレのドアを開けておく
  • 窓を開ける
  • 換気扇を回す

上記のように換気を必ず行ってから、作業してください。

頑固な尿石を予防するための対策

トイレ

頑固な尿石の取り方を紹介しましたが、尿石はできる前に予防することが大切です。

  • トイレの後にしっかり水を流す
  • 汚れを放置しない
  • コーティング剤をかける
  • トイレをリフォームする
  • 男性も座ってトイレを使う

上記の予防法をお伝えしますので、お試しください。

トイレの後にしっかり水を流す

トイレを使った後はしっかり水を流し、便器に尿が残らないようにしましょう。

 

節水型トイレやエコモードでトイレの水を流すと、尿が流れ切れずに残っている可能性があります。

 

尿が残ると尿石に変化するため、適切な量の水で毎回しっかり流すことが大切です。

汚れを放置しない

トイレの汚れに気付いたら、放置せずすぐに掃除をしてください。

 

少しの汚れでも放置していると、蓄積してしまい簡単には落とせなくなってしまいます。こまめに掃除をし、便座の裏やフチも定期的にきれいにしておきましょう。

 

毎日の掃除は大変ですが、頑固な尿石を掃除するよりは、結果的に負担を軽減できます。

掃除の仕上げにコーティング剤をかける

掃除の後に便器をコーティングしておくと、汚れが付きにくくなります。

 

簡単にコーティングできるアイテムが、トイレスタンプです。

 

トイレの水を流すたびにスタンプからコーティングの成分が溶け出し、尿石の発生を防いでくれます。

尿石の付きにくいトイレにリフォームする

トイレのリフォームを検討しているのであれば、尿石の付きにくいトイレを検討しましょう。

 

最近はフチ裏がないトイレなど、尿石が付きにくいトイレも販売されています。

 

リフォームの際に業者へ相談し、掃除が楽になるトイレを選びましょう。

男性も座ってトイレを使う

洋式トイレで立って用を足すと、尿が便器の裏や床、壁にまで飛び散ってしまいます。

 

フチ裏は汚れに気付きにくく尿石が蓄積しやすいので、男性も座って用を足す習慣を付けましょう。

 

尿が床や壁に飛び散ると、悪臭の原因にもなります。普段の掃除を楽にするためにも、座ってトイレを使うのがおすすめです。

頑固な尿石が落ちないときは

毎日使うトイレは、こまめに掃除をしていても尿石がつきがちです。もし尿石ができてしまっても、ポイントを押さえて掃除すれば、比較的簡単に除去できます。

 

しかし、こびりついてしまった頑固な尿石は、一生懸命掃除しても落ちないものです。自分で落とせない汚れは、一度プロに相談することをおすすめします。

 

私たち『クリーンライフ』でも、尿石が原因のトイレのトラブルに対応しています。24時間年中無休で無料見積もりを受け付けていますので、気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの尿石について相談してみる

2025.05.23
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