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水道管の水漏れ・つまり

寒くなると凍結しやすい、外の水道の凍結防止対策をご紹介します。

 

どういったときに外の水道の凍結防止対策をすべきなのか、気温や条件についてもお伝えします。水道管の設置の仕方にもよりますが、外の水道が凍結すると住宅内の水道管にも影響があるので、対策が必要です。

 

ご紹介する方法はすぐにできる簡単な方法が中心なので、すぐに取り入れられます。保温材の種類についても分かりやすく説明するので、参考にしてください。

外の水道の凍結防止対策3選

外の水道を凍結防止する方法で、特におすすめの方法は以下の3つです。

  • 保温材を巻く
  • 水道凍結防止ヒーターを使う
  • 水抜きする

それぞれについて、解説していきます。

保温材を巻く

外の水道を凍結防止する方法の中で、最も手軽なのは保温材の利用です。保温材には、以下のようなものがあります。

  • 凍結防止カバー
  • 保温チューブ
  • 保温テープ
  • アルミシート
  • 気泡緩衝材
  • 保温材がなければ、タオル

ホームセンターなどで、さまざまな保温材が販売されています。カバータイプの保温材なら、着脱しやすく、何度も使えるのでおすすめです。ただし、サイズを間違えないように購入しましょう。

保温材の巻き方

保温チューブを設置

取り付けが簡単で扱いやすい保温材は、保温チューブです。特にワンタッチテープ付きなら、簡単に装着でき、ずれてしまう心配もありません。

 

【用意するもの】

  • 配管保護テープ
  • 保温チューブ(ワンタッチテープ付き)

保温チューブには主に、次の2種類があります。

  • 内径26㎜
  • 内径49㎜

寒冷地にお住まいなら、26㎜を巻いた上から、49㎜タイプを巻くとさらに保温できます。

 

【手順】

  1. 配管に合わせて、保温チューブをカッターで切る
  2. 配管が曲がっている場合は、カーブの箇所を斜め約45度に切る
  3. 曲がっているところまで巻いて、ワンタッチテープ部分の紙を外して貼り付ける
  4. 曲がったところからさらに巻きつけて、ワンタッチテープで貼り付ける
  5. 曲がった箇所(保温チューブが切れている箇所)のすきまを配管保護テープでカバーする

すきまから水が入らないように、配管保護テープをしっかり巻きつけましょう。

 

以下の記事で、保温材についてさらに詳しく説明しています。

保温材がないならタオルで代用

タオルや毛布を巻きラップなどで包む

保温材の用意がない場合は、タオルや古い毛布の利用がおすすめです。

 

タオルや毛布を使った凍結防止方法は、以下の通りです。

  1. タオルや毛布などを蛇口や水道管に巻き付ける
  2. 巻き付けたタオルが動かないように、ビニールテープやゴム、ロープを巻いて固定する
  3. 大きめのビニール袋を上から被せて、さらにロープやビニールテープで止める

タオルが剥き出しですと、濡れた際に水道管の温度を下げてしまいます。濡れないように、ビニール袋も必ず巻いておきましょう。風でビニール袋が飛ばされないように、しっかり固定しておくことも重要です。

凍結防止用の保温材の種類

保温材には、以下のような種類があります。

  • ポリエチレンチューブ
  • グラスウール
  • シチロールカバー
  • エアロフレックス

厚さや耐熱温度など、さまざまな要因で保温材を選びます。

 

素材の種類だけではなく、厚みも重要なチェックポイントです。例えば、ポリエチレンチューブの場合は、以下の2種類があります。

  • 10㎜
  • 20㎜

関東地方以南なら、10㎜で十分に凍結防止が可能です。地域によって、20㎜が推奨される場合もありますが、巻き付けにくいのが欠点です。

水道凍結防止ヒーターを使う

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コンセントが外の水道の近くにあれば、凍結防止ヒーターを巻くと、寒さが厳しくなっても安心できます。

 

ほとんどの凍結防止ヒーターにはサーモスタットが搭載されており、設定温度まで下がると自動的に通電するシステムです。

 

【取り付け方】

  1. 凍結防止ヒーターを配管に沿って、重ならないように巻きつける
  2. 結束バンドで固定する
  3. サーモスタットを配管に固定する
  4. 保温テープを下から上に向かって巻きつける

保温テープの幅の半分程度が重なるように巻きます。

 

保温材と併用する場合は、凍結防止ヒーターを先に巻き、後から保温材を巻きましょう。保温材の上に凍結防止ヒーターを重ねると、溶ける恐れがあります。

 

ただし、凍結防止ヒーターは電気代がかかります。特に寒い時期は、24時間稼働しているケースも多いです。凍結防止ヒーターの消費電力は、1mあたり13ワットを目安に計算してください。

水抜きする

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水道管内に水がなければ、凍結は起こりません。そのため、使わない外の水道は、水抜きしておくと安心です。

 

外の水道が不凍立水栓なら、水抜き栓を操作して、蛇口を開けて水を出し切るだけで簡単です。

 

【水抜きの手順】

  1. ホースがついていたら外す
  2. 水抜きハンドルを時計回りで、動かなくなるまで回す
    (プッシュ式は押すだけ)
  3. 蛇口を開ける
  4. 水の抜ける音がする
  5. 音が聞こえなくなったら、蛇口を閉める

水抜き機能が付いていない外の水道には、水抜き栓を後付けできます。屋外に出なくても、お部屋の中から遠隔操作できるタイプもあります。

 

長期で留守にする際に、最も効果的な方法は水抜きです。以下の記事で水抜きの方法を詳しく説明しているので、参考にしてください。

外の水道を凍結防止すべき状況

凍結しやすい外の水道

外の水道が凍結しやすくなる状況は、主に以下の3つです。

  • 気温がマイナス4℃以下になる
  • 氷点下の真冬日が続く
  • 強い風が当たる

以上のような場合は、凍結に気をつけましょう。それぞれについて説明します。

気温がマイナス4℃以下になる

水は0℃で凍りますが、以下の理由から水道管内の水は気温が0℃でも凍結しません。

  • 水道管内にある水は水道管によって守られている
  • 動く水は凍りにくい

マイナス4℃以下になると、水道管の中を流れている水も凍結する可能性があります。

 

マイナス4℃というと九州など温暖な地方に住んでいる方は、関係ないと思いがちです。しかし、2023年1月に熊本でマイナス5.8℃、広島県でマイナス4.2℃、山口県でマイナス4.5℃を記録しているので、油断できません。

 

以下の記事でマイナス4℃以下になると、凍結しやすくなる理由などを詳しく説明しています。参考にしてください。

氷点下の真冬日が続く

マイナス4℃にならなくても、数日間、真冬日が続くと凍結しやすくなります。真冬日とは、最高気温が0℃より低い日のことです。

 

0℃になっても、外の水道がすぐに凍結するわけではありません。しかし、数日間、真冬日が続き、特に北側に位置して日の当たらない場所に水道が設置されていたら、凍結の可能性が高くなります。

強い風が当たる

風が当たると熱を奪うので、注意が必要です。強い風が吹く日は、氷点下にならなくても、凍結防止を心がけてください。風除けになるもので囲んでもよいでしょう。

 

特に濡れた状態で風が当たると、急激に冷えてしまうので、ビニール袋をかけるなどして濡れないようにしてください。

外の水道の凍結防止に失敗するリスク

外の水道は凍結防止対策をしていても、保温材の巻き方が悪かったり、水抜きが不十分だったりすると、凍結してしまいます。

 

外の水道が凍結すると、以下のようなリスクがあります。

  • 水が出なくなる
  • 水道管が破裂する

それぞれについて、説明します。

水が出なくなる

外の水道が凍結すると、水が出なくなります。外の水道管だけなら、問題ないと考える方も多いでしょう。しかし、配管の仕方にもよりますが、外の水道が凍結すると、住宅にも給水されなくなる可能性があります。

 

水が使えなくなると、トイレの水が流せなかったり、お風呂に入れなかったりするので大変です。水やお湯が出なくなったときの対処法を、以下の記事で詳しく説明しています。

水道管が破裂する

水道管内の水が凍結すると、水道管が破裂する可能性があります。水が氷になると、体積が増加するためです。

 

水道管が破裂すると、水道料金が高額になるだけではありません。水道管の引き直しは、とても高額な作業です。仮に外の水道につながる一部分だけの破裂だとしても、数万円の出費が必要です。

 

以下の記事で破裂の原因や対処法、水道代が高くなった場合の減免制度について詳しく説明しています。水道管の破裂でお困りの方は、参考にしてください。

凍結した外の水道の対処法

凍結防止対策をしていても、凍結してしまう可能性があります。万が一、凍結してしまった際の対処法を解説します。

 

凍結してもあわてずに、以下の対処法を試してみてください。

暖かくなりそうなら自然解凍を待つ

最も安全な方法は、自然解凍です。気温が4〜5℃を超える時間が長引けば自然に解凍して、また水が出るようになります。自然解凍は水道管への負担が少なく、水道管が破損するリスクを抑える方法です。

 

蛇口に力を入れなくても動くようになるまで待ちましょう。解凍するまで時間がかかりますが、焦らないことが大切です。

 

焦って蛇口を力づくで動かすと、水道管の破壊や破裂のリスクがあります。絶対に、解凍するまで蛇口をひねらないでください。

温めて解凍する

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凍結した外の水道をすぐに使いたいときは、40〜50℃程度のぬるま湯を利用するのがおすすめです。気温が2℃以上になる時間が少ない場合は、この方法を試してみてください。

 

水道管と蛇口全体にタオルを巻いて、ゆっくりぬるま湯をかけて解凍します。ぬるま湯をかけたあと、冷却するまで巻いたタオルをそのままにしておくと、余熱でさらに解凍が進みます。

 

40〜50℃程度のぬるま湯は、水道水と熱湯を半々で混ぜた状態です。寒い時期は水が0℃近いので、100℃のお湯と半々で50℃程度になります。

 

解凍を確認できるまで、数回繰り返し、お湯をかけてください。解凍を確認したら、濡れている箇所をよく拭き取って乾かしましょう。濡れた状態で放置すると、再度凍結してしまうかもしれません。

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ぬるま湯以外に、ドライヤーや使い捨てカイロの使用もおすすめです。使い捨てカイロをテープなどで固定しておくと、手間が省けます。

 

ただし、いずれの方法も熱すぎるとトラブルの原因になるので、注意しましょう。

破裂していたら元栓を閉める

水道の元栓の閉め方・開け方

凍結すると、水道管が破裂している可能性もあります。破裂して水漏れが始まっていたら、元栓を時計回りで閉めて、水が流れないようにしましょう。

 

放置すると水道代が高額になり、夜間に冷え込むと地面に流れた水が凍ってしまいます。

 

しかし、元栓を閉めても水が止まらない場合は、水道メーターそのものが凍結して破損されている可能性が高いです。凍結して破損した水道メーターのほとんどは、水道局が無料で交換するので、すぐに水道局に連絡しましょう。

 

元栓の閉め方など応急処置をもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

水道修理業者に相談する

凍結してしまったら、水道管のプロである水道修理業者に依頼するのもひとつの方法です。水道修理業者なら以下の方法で、外の水道の凍結を水道管に負担をかけないで解消します。

  • 電気解氷
  • 蒸気解氷

電気解氷は、通電性のある金属の水道管に、蒸気解氷は、通電性のない水道管に利用される方法です。

 

また、凍結によって水道管が破裂したり、破裂の心配があったりすれば、業者に点検を依頼できます。破裂していたら水道料金にも影響するので、元栓を閉めて給水を止め、すぐに水道修理業者に連絡してください。

 

以下の記事で、水道管が凍結したときの対処法をまとめて説明しています。

外の水道が凍結・破裂したときの修理料金

外の水道が凍結・破裂したら、すぐに水道修理業者に相談しましょう。その際に、どのくらいの修理料金が必要になるのかを、説明します。

 

修理内容 相場料金
解凍作業:電気解氷機や高温スチーム機使用 10,000円〜30,000円(凍結した範囲による)
破裂した水道管の補修工事 10,000円〜50,000円
漏水検査 10,000円~30,000円
配管の引き直し工事(戸建て全体) 要見積、概ね35万円~55万円

上記の作業料金以外に、基本料金等が加算される場合もあります。

項目 相場料金
基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 0円~10,000円、または作業料金の20〜30%
見積もり 0円〜
出張費 0円〜3,000円

支払い金額は、基本料金+作業料金+部品代(廃棄代)です。見積もりをしてもらって、合計金額を確認してから契約してください。

水道修理業者の選び方

水道管が破裂した場合は、必ず水道局指定工事店に指定されている水道修理業者に相談してください。給水管の工事は、水道局指定工事店のみ可能です。

 

給水管は公共の水道管に繋がっており、いい加減な工事をすると公共の水道管にも影響が出るためです。以下のポイントを押さえて、水道修理業者を選びましょう

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • すぐに対処してくれる
  • 口コミで評価が高い
  • アフターサービスが充実している

水道管の補修工事を依頼する際は、どんなに急いでいても3社以上の業者に相見積もりを依頼し、適正価格で運営している業者を選びましょう。

外の水道の凍結防止でお悩みなら

外の水道の凍結防止方法をご紹介しました。外の水道は、暖かい地域でも凍結のリスクがあるので、注意が必要です。外の水道の凍結で、水道管が破裂するかもしれません。

 

もしトラブルがあれば、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている業者です。

 

お見積もりや出張費、キャンセル料は一切かかりません。お電話をいただいてから、最短30分でスタッフが駆けつけます。

 

⇒クリーンライフに外の水道のトラブルを相談してみる

2024.10.29
2024.10.31

水道メーターを凍結防止する方法を、イラスト付きで説明します。

 

地下式と地上式といった水道メーターの種類ごとにやり方をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。ご紹介する方法は、手に入れやすいものを使った方法が中心です。

 

まずは、ご自宅の水道メーターの種類を確認して始めましょう。あわせて、集合住宅の水道メーターにおける凍結防止方法も紹介します。

地下式水道メーターを凍結防止する方法

水道の元栓の場所

地下式水道メーターは、敷地内に埋められた水道メーターです。

 

金属製、または、プラスチックのフタが敷地内にあるはずなので、確認しましょう。水道局のスタッフが検針に来ているので、そんなにわかりにくい場所ではないはずです。

 

凍結防止をすると検針しにくくならないかを考慮しながら、保護材を設置してください。ただし、豪雪地帯では、冬の間は検針が難しいため、冬季は過去の水道料金の平均値などで「認定」料金を徴収します。

 

水道局のホームページなどで、冬季も検針するかどうかを確認しましょう。冬季も検針する場合は、簡単に取り外しできる方法がおすすめです。

発泡スチロールを入れた袋を被せる

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布袋やビニール袋などに発泡スチロールを砕いて詰めて、水道メーターの上に置きます。袋にパンパンに詰めると、水道メーターや水道管になじまないため、注意が必要です。

 

発泡スチロール入りの袋が適宜変形して、水道メーターや水道管を包めるように作りましょう。8割程度の量の発泡スチロールを袋に詰めて、メーターボックスに入れたあとで、形を整えましょう。

 

電気製品等についてくる発泡スチロールを砕いたものを使えば、無料で凍結防止できます。しかし、飛び散ってしまい、静電気で掃除しにくくなる点がデメリットです。

 

百均や通販で売っている、発泡スチロールボールの利用がおすすめです。通販なら、15㎜サイズが180個入って800円ほど。静電気の心配はさほどありません。

プチプチやタオルなどの布類で保温する

「気泡緩衝材」「エアパッキン」とも呼ばれるプチプチや、タオルも水道メーターの凍結防止に利用できます。

 

検針のある地域なら、プチプチや布類も袋に詰めて、発泡スチロールの方法のように水道メーターに置く方法がおすすめです。

 

もし、検針しない地域で水道メーターをしっかり包んでも大丈夫なら、プチプチは扱いやすい保護材です。包みやすい大きさに切って、水道メーターと配管部分をていねいに包み、ビニールテープで固定してください。

市販の水道メーター用断熱カバーを使う

水道メーター用断熱カバー、もしくは水道メーター用保温カバーとして販売されているカバーなら、取り外しが楽で、検針もしやすいのでおすすめです。

 

材質は、保温効果のあるポリエチレン発泡体で、水道メーターの形をしています。ポリエチレン発泡体とは、発泡スチロールのことです。

 

サイズは主に、次の2種類があります。配管のサイズに合わせて選びましょう。

  • 13mm用
  • 20・25mm用

水道メーターカバーの値段は、2,000円〜4,000円ほどで、次の年も使えます。

ダンボールを広げて敷くとより効果的

水道メーターのフタは、開けやすいように切り欠き(10×20mm前後)があります。ここから冷気が入り込むので、フタの上にダンボールを広げてカバーしておくと安心です。

 

ダンボールが風に飛ばされないように、ビニールテープと重石で固定しておきましょう。ダンボールの上から、ブルーシートを広げて重石をすると確実です。

地上に設置された水道メーターを凍結防止する方法

地上式は、検針しやすいように、地上に設置された水道メーターです。

 

プチプチやタオルなどで包み、ゴムで固定します。その上からビニール袋で包んで、ビニールテープで止めておくと、雨や溶けた雪で濡れるのを防止できます。

 

濡れると凍結しやすくなるので、注意が必要です。電化製品用の大きなダンボール箱を被せておいても良いでしょう。ダンボール箱も濡れないようにビニール袋などを被せて、防水してください。

集合住宅の水道メーターの凍結防止方法

凍結

マンションの場合は、玄関扉の横のパイプスペースに水道メーターが設置されています。玄関前の廊下が外廊下なら、外気の影響があるので、プチプチなどで水道メーターと水道管を保護しておかないと凍結の可能性があります。

 

アパートでは、マンション同様の場合と、水道メーターがまとめて1ヶ所に設置されている場合があります。まとめて設置されているアパートなら、管理会社が凍結防止対策をしているかもしれません。

 

確実に凍結防止するために、ご自宅の水道メーターをプチプチで包んでおくと安心です。まとめて設置されていると、ご自宅の水道メーターかどうか間違えやすいので注意してください。

 

アパートの凍結防止の方法や注意事項は、以下の記事でより詳しくお伝えしています。

水道メーターだけではなく水道管も凍結防止

水道メーターだけではなく、水道管や蛇口の凍結防止もしておきましょう。凍結防止を住宅全体ですれば、さらに凍結しにくくなります。

 

簡単にできる水道管の凍結防止方法は、以下のとおりです。

  • 通水する
  • 剥き出しの水道管は保温材を巻く
  • 長期で外出の際は水抜きをする

それぞれについて説明していきます。

通水する

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水を出しっぱなしにするのは、「流れる水は凍結しにくい」という性質を活かした凍結防止方法です。流す水の量の目安は、蛇口から鉛筆の太さ(直径4mmくらい)が途切れずに流れる程度です。

 

夜間など凍結しやすい時間帯、特に水を誰も使わない時間帯に水を流しっぱなしにしましょう。できれば、住宅内のすべての蛇口で出しっぱなしにした方が有効です。

 

少なくとも以下の蛇口は、出しっぱなしにしておきましょう。

  • 浴槽の蛇口
  • 水道メーターから最も遠い位置にある蛇口

お風呂の蛇口を開放しても、浴槽で溜めてあとで使えるので無駄になりません。追い焚きできない浴槽の場合は、掃除などで使いましょう。

 

以下の記事で、水出しっぱなしの効果的なやり方や、どのくらい水道料金がかかるのか、詳しく説明しているので参考にしてください。

剥き出しの水道管は保温材を巻く

保温チューブを設置

屋外などで剥き出しになって外気にさらされている蛇口や水道管は、保温材で保護しておきましょう。保温材として売られている保温チューブ、蛇口用の保温カバーを利用すると簡単です。

 

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急に寒くなって保温材を用意できない場合は、タオルや古い毛布などを利用できます。

 

【手順】

  1. 蛇口のハンドル下から配管にかけて、タオルを巻きつける
  2. ゴムや結束バンドを使って固定しながら、作業する
  3. タオルでカバーしたら、ビニールテープを巻きつける
  4. ビニール袋やラップを巻き付けて、上からビニールテープで固定する

最後にビニール袋でカバーするのは、水道管や蛇口が濡れないようにするためです。濡れると凍結しやすいので、防水のための処置を忘れないでください。

 

タオルを使った凍結防止方法について、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

長期で外出の際は水抜きをする

水を使わない時間が続くと、凍結しやすくなります。長期でお出かけの際は水を使わないので、水抜きをしておくと安心です。

 

水道管や蛇口の中の水がない状態にしておくと、「凍結する水」がない状態なので凍結しません。水抜きの方法は、概ね以下のとおりです。

  1. 水抜き栓を「閉」の方向に回す
  2. 蛇口のハンドルを操作して、水が出なくなるまで放置する
  3. 蛇口下の水抜き用ネジを開けて、完全に水を抜く
  4. 水が抜けきったら蛇口を閉める

特に、屋外にある洗濯機の蛇口や、給湯器の水抜きは忘れないようにしましょう。

 

水抜きについては、以下の記事でもっと詳しく説明しています。参考にしてください。

水道メーターの凍結防止が必要になる条件

凍結している蛇口

以下のようなケースは、水道メーターの凍結防止が必要です。

  • 外気温がマイナス4℃以下になった
  • 旅行などで長期間留守にし、水道を使用しない
  • 「真冬日」が数日間続くと予想された
  • 水道メーターの設置場所が北側で日当たりが悪い

真冬日とは、最高気温が氷点下の日です。

 

一般的にはマイナス4℃にならないと、水道管や水道メーターは凍結しないとされています。しかし、氷点下が続いて気温がまったく上がらない日が続くと凍結しやすくなります。

 

凍結しやすい条件について、以下の記事が参考になります。

水道メーターが凍結した場合の対処法

せっかく水道メーターの凍結防止をしていても、凍結してしまったら、以下の対処法を試してください。

  • 自然に溶けるのを待つ
  • 50℃前後のお湯をかける
  • 水道管破損の恐れがあれば水道修理業者に相談する
  • 水道メーターが凍結で壊れたら水道局に連絡する

それぞれについて、説明します。

自然に溶けるのを待つ

日中の気温が2℃以上になれば、自然に解凍します。自然解凍が水道メーター・水道管に最もダメージを与えない、安全な方法です。

 

水道メーターボックスが日当たりの良い場所にあるなら、ダンボールなどを取り除いて放置しても良いでしょう。

 

ただし、以下の場合は、人為的に温めて解凍する方法がおすすめです。

  • 水道メーターボックスが日当たりの悪い場所に設置されている
  • 寒い日が続いている

次の対処法で解凍しましょう。

50℃前後のお湯をかける

お湯やタオルで解凍する

ぬるま湯を使って、ゆっくりと解凍する方法です。

 

凍結した箇所にタオルを巻き、上からゆっくり50℃前後のお湯をかけて、放置します。温かいタオルの余熱で、さらに解凍していきます。

 

タオルが冷たくなる前に、再度ぬるま湯をかけて、解凍するまで数回繰り返しましょう。解凍したら、乾いた布でよく拭いて、再度保温材を設置してください。

 

濡れたまま放置すると凍結しやすいので、必ずよく乾かしましょう。また、熱湯をかけると配管等が破損するので、必ず50℃前後のお湯を利用してください。

水道管破損の恐れがあれば水道修理業者に相談

水は凍結すると膨張して体積が増えます。体積が増えた結果、水道管が破裂している可能性があります。水道管が破裂すると水漏れするので、すぐに水道修理業者への相談が必要です。

 

水道管の修理は、必ずお住まいの地域で水道局指定工事店に指定されている業者に相談してください。凍結で水道管が破裂した際の応急処置などは、以下の記事を参考にしましょう。

水道メーターが凍結で壊れたら水道局に連絡

水道メーターそのものが凍結で壊れてしまったら、すぐに水道局へ交換を依頼してください。水道局のほとんどで、壊れた水道メーターの交換を無料でしています。

 

水道局のどこに電話するのかわからない場合は、水道料金の控えを確認しましょう。

 

なお、水道管が凍結したときの対処法は、以下にまとめています。対応に困った際は、ぜひ参考にしてみてください。

凍結防止対策をしても水道メーターなどが凍結したら

水道メーターボックスの凍結防止のやり方をご紹介しました。

 

水道メーターボックスの凍結防止は、水道管の凍結リスクを抑えられます。しかし、想像以上に寒くなって凍結してしまったら、すぐに水道修理業者に相談してください。

 

私たち『クリーンライフ』なら年中無休で24時間受付しているので、いつでも相談可能です。お問い合わせいただいてから、最短30分で駆けつけます。点検・見積もりは無料です。

 

⇒クリーンライフに凍結の相談をしてみる

2024.10.29
2024.10.31

水道管を凍結防止するための、保温材の巻き方を解説します。

 

保温材を巻き付けるのは、比較的簡単な凍結防止方法です。保温材やテープなど、必要なものを準備すれば、すぐに試せます。

 

ただし、巻き方や保温材の素材、固定の仕方など注意事項があります。ずれてしまうと、せっかく保温材を巻いていても凍結してしまうので、この記事を参考に巻いてみてください。

水道管への保温材の巻き方

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巻き方が簡単な保温チューブを例に、水道管に保温材を巻き付ける方法を説明します。

 

【用意するもの】

  • ワンタッチテープ付きの保温チューブ
  • 配管保護テープ
  • よく切れるカッターナイフ

保温チューブは以下のように、さまざまなサイズが販売されています。

  • 内径16㎜
  • 内径26㎜
  • 内径38㎜
  • 内径49㎜

保温チューブのサイズは、巻き付ける箇所の太さに合わせて選びましょう。

 

また、細い水道管なら、2枚重ねにすることも可能です。たとえば、水道管に26㎜のチューブを巻いてから、49㎜の保温チューブを巻くと、寒い場所でも凍結を防止できます。

 

【保温材(保温チューブ)の巻き方】

  1. 保温チューブを配管の長さに合わせてカッターで切る
  2. 曲がった配管に巻く場合は、曲がった箇所で一旦切る
  3. 保温チューブを配管に巻き付け、ワンタッチテープで貼り付ける
  4. 保温チューブの隙間(曲がり角)に配管保護テープを巻いて隙間をなくす

配管が曲がっている場合は、曲がった箇所で区切って別々に保温チューブを巻き付けます。保温チューブの繋ぎ目の隙間は、配管保護テープでカバーしましょう。

水道管へのタオル・気泡緩衝材(プチプチ)の巻き方

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急に寒くなって保温材の用意がない場合は、タオルや毛布などを巻き付けて保温しましょう。

 

【用意する物】

  • タオルや毛布
  • 配管保護テープ、またはビニールテープ
  • ビニール袋、またはラップ
  • 紐状のゴム、または輪ゴム、結束バンド

タオルは分厚いものより、薄い方が扱いやすいです。

 

【タオル・毛布の巻き方】

  1. 蛇口からタオルまたは毛布を巻き始める
  2. ゴムで固定しながら、蛇口全体、水道管の上まで巻き付ける
  3. テープで固定する
  4. ビニール袋かラップで全体をくるんで、テープで固定する

タオルを使った凍結防止方法は以下の記事でわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

 

気泡緩衝材(プチプチ)も同様に、蛇口から巻き付けてビニールテープなどで固定しておきます。プチプチはプラスチック素材なので、濡れても大丈夫。

 

しかし、重なった部分の隙間から水が入り込まないように、しっかりと包み込むことが重要です。ビニールテープの2分の1が重なるように、巻き付けましょう。

 

ビニールテープは、下から上に向かって巻きつけるのが、確実に保護するコツです。

水道管への凍結防止ヒーターの巻き方

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ベランダに設置した洗濯機の蛇口と水道管のように、近くにコンセントがあれば、凍結防止ヒーターがおすすめです。凍結防止ヒーターなら、寒さが厳しく凍結の可能性が高くても防止できます。

 

サーモスタットが搭載されている凍結防止ヒーターが、ほとんどです。設定温度まで下がると、自動的に通電して水道管を温めます。

 

【巻き方】

  1. 凍結防止ヒーターの巻き始めを結束バンドで固定する
  2. 凍結防止ヒーターを配管に沿って、重ならないように注意しながら巻きつける
  3. サーモスタットを配管の中央部に固定する
  4. 保温テープを下から上に向かって巻きつける

保温テープの幅の2分の1程度が重なるように巻くと、剥がれにくいので安心です。保温テープの耐熱温度は確認しておきましょう。

 

ただし、凍結防止ヒーターは電気代がかかります。特に寒い時期は、24時間稼働しているケースも多いです。

凍結防止ヒーターの選び方

凍結防止ヒーターの適切な長さは、配管の約1.5倍です。長すぎても短すぎても、効果が半減します。長すぎてヒーターが重なったり、サーモスタットが隠れたりしないように設置しましょう。

 

凍結防止ヒーターの消費電力は、1mあたり12ワット〜20ワットです。ワット数が大きいほど電気料金が高額になるので、水道管が多く料金が気になる方は、ワット数が低いものを選びましょう。

保温材とヒーターを一緒に使う場合の注意点

保温材は次のように、耐熱温度が定められています。

  • 耐熱温度70℃
  • 耐熱温度120℃

耐熱温度が70℃の保温材の上から、凍結防止ヒーターをつけると、ヒーターの温度に耐えられない保温材が溶けてしまう可能性があります。溶けて配管に癒着してしまうので、耐熱温度を確認しましょう。

 

基本的には、凍結防止ヒーターを水道管に先に巻いて、後から保温材を巻くのがおすすめです。保温材をヒーターの上から設置する箇所には、耐熱温度120℃といった温度高めの保温材を設置してください。

 

以下の記事で、水道管の凍結防止についてまとめて紹介しています。保温材以外の方法も参考にしてみてください。

水道管に巻くおすすめの保温材

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水道管に巻くおすすめの保温材を紹介します。あわせて、蛇口や水道メーターにおすすめのカバーも紹介するので、参考にしてください。

保温材はポリエチレンチューブがおすすめ

保温材には、以下のような種類があります。

  • ポリエチレンチューブ
  • グラスウール
  • シチロールカバー
  • エアロフレックス

上記のうち、最も利用しやすい保温材は、ポリエチレンチューブです。発泡スチロールと同じポリエチレンでできているので、保温効果は充分期待できます。

 

配管の太さによって、すでにチューブ型になっているので、設置しやすい点も魅力です。カッターで簡単に切れ、1mあたり600円前後なので、気軽に使えます。

 

接着テープ付きなら、ワンタッチで接着可能です。長さ1mで200円〜300円前後、5本セットで1,000円〜2,000円前後で販売されています。

極寒の日におすすめの凍結防止ヒーター

凍結防止ヒーターは、電力で温めるので極寒の日も安心です。

 

凍結防止ヒーターには、主に次の2種類があります。

  • ニクロム線ヒーター型
  • 自己温度制御型

ニクロム線ヒーターの方が、電気代を節約できるのでおすすめです。1.5mのヒーターで、3,000円が相場価格です。

 

また、水道管の材質によって、利用できない凍結防止ヒーターもあるので、購入前に水道管の材質を確認してください。

着脱可能な凍結防止カバー

保温材が巻き付けにくい以下のような箇所には、凍結防止カバーの利用がおすすめです。

  • 蛇口用
  • 水道メーター用

取り外しても、また付けられるので、次の年も使えます。蛇口用で1,000円〜2,000円、水道メーター用で2,000円〜4,000円が相場です。

 

発泡スチロールでできている水道メーター用のカバーは、形が決まっているので、配管のサイズを確認して選んでください。

 

保温材の装着が難しい蛇口や水道メーターは、保温材が剥がれてしまう可能性があります。剥がれたことが原因で凍結してしまうので、カバータイプがおすすめです。

保温材を巻いた方が良い水道管

以下のような水道管は、凍結しやすいので保温材を忘れずに巻いてください。凍結しやすいマイナス4℃にならなくても、凍結する可能性があります。

  • 屋外の立水栓など外の水道管
  • 屋外に設置された給湯器につながる水道管
  • 屋外で剥き出しの水道管

それぞれについて、説明します。

屋外の立水栓など外の水道管

庭や駐車場に設置された立水栓は、外気にさらされているので凍結のリスクが高いです。また、水の出しっぱなしといった対処法ができないので、保温材を巻いてください。

 

特に、1日中日陰になるような場所に設置されていると、凍結のリスクが高いので十分な保温材を設置しましょう。

 

ホースを設置したままにしておくと、ホースに残った水などが原因で凍結します。凍結した部分から、温度が下がって蛇口にも影響するので、ホースは外しておきましょう。

 

外の水道の凍結防止方法については、以下の記事でまとめています。保温材以外の方法も紹介しているので、参考にしてみてください。

屋外に設置された給湯器につながる水道管

給湯器の本体は、凍結防止ヒーターが内蔵されているので、マイナス15℃まで凍結の心配はないといわれています。しかし、配管は外気にさらされているので、凍結の可能性が高いです。

 

特に、外に設置された給湯器は凍結しやすいので、保温材で保護してください。

 

給湯器の凍結防止方法は、以下の記事も参考になります。

屋外で剥き出しの水道管

古い住宅で水道管を引き直したり、新築でも水道管の設置コストを抑えたりして、水道管を外壁に設置している住宅では、水道管の凍結防止が必要です。

 

以下の記事で、凍結しやすくなる気温について、わかりやすく説明しています。凍結しそうなときは、保温材などで前もって対策しておきましょう。

水道管に保温材を巻いても凍結した場合の対処法

保温材を巻いていても、水道管が凍結してしまうことがあります。凍結した場合の対処法は、以下のとおりです。

  • 自然に解凍を待つ
  • タオルを巻いてぬるま湯をかける
  • 水道修理業者に相談する

それぞれについて説明します。

自然に解凍されるのを待つ

特に何もしなくても、日中の気温が5℃以上に上がれば自然に解凍します。自然解凍が、水道管にダメージを与えない最も安全な方法です。

 

しかし、凍結していると、水道管が破裂している可能性があります。破裂していたら、解凍するにつれて水漏れが始まるので、確認しながら解凍を待ちましょう。

 

水道メーターのパイロット回転運動

水漏れ箇所は、見える箇所ばかりとは限りません。水道メーターを確認してみてください。水を使っていないのに、パイロットが動いていたら水漏れしているかもしれません。

タオルを巻いてぬるま湯をかける

凍結した箇所にタオルを巻いて、40℃〜50℃程度のぬるま湯をゆっくり流します。タオルが冷えるまでそのままにしておくと、余熱で解凍が進みます。

 

タオルが冷たくなる前に、再度40℃〜50℃程度のぬるま湯を流しましょう。解凍するまで、数回繰り返してください。

 

早く解凍したくても、熱湯をかけるのはNGです。水道管は、急激な温度変化に対応できません。配管が破壊される原因になるので、必ず50℃以下のぬるま湯を使いましょう。

 

解凍して水道管の破裂を見つけたら、元栓を閉めるなどの応急処置が必要です。以下の記事を参考にして、応急処置をし、速やかに水道修理業者に相談してください。

水道修理業者に相談する

凍結を安全な方法で短時間で解凍したい場合は、水道修理業者への相談がおすすめです。水道修理業者は水道管の知識が豊富で、なおかつ、専門の器具を所有しています。

 

プロの解凍方法は、主に以下の2種類です。

  • 電気解氷法:水道管が金属の場合
  • 蒸気解氷法:水道管が樹脂の場合

また、解凍後に水道管のトラブルが見つかった際も、対応がスムーズです。すぐに対処してもらえるので、被害を最小限に食い止められます。

 

以下の記事で、凍結した際の簡単にできる対処法を説明しているので、参考にしてください。

水道管への保温材の巻き方に不安があれば

水道管の凍結防止のための、保温材の巻き方や種類をご紹介しました。

 

保温材を巻いていても、凍結して水道管にトラブルが生じる場合があります。トラブルが起きたら、すぐに水道局指定工事店に指定されている業者に相談しましょう。

 

どの業者に相談すべきか迷っている方は、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。300以上の地域の水道局指定工事店で、年中無休で24時間電話の受付をしています。急を要する際も、最短30分でお伺いするので安心です。

 

⇒クリーンライフに水道管トラブルの相談をしてみる

2024.10.29
2024.10.31

水道管の凍結防止で、タオルを使う方法をご紹介します。

 

保温材をすぐに用意できなくても、タオルといった身近なものを使って、簡単に水道管を凍結防止できます。

 

今回は凍結防止のためのタオルの巻き方や、注意点を分かりやすく解説するので、参考にしてみてください。あわせて、水道管が凍結した場合の対処方法もご紹介します。

水道管の凍結防止のためのタオルの巻き方

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水道管や蛇口にタオルを巻いて、凍結防止する方法を解説します。

 

【用意する物】

  • 古いタオル
  • ビニールテープ
  • ビニール袋、またはラップ
  • 紐状のゴム、または輪ゴムや結束バンド

タオルは新しいフカフカのタイプは巻きにくいので、ある程度洗濯を繰り返したタオルがおすすめです。古い毛布でも代用できますが、大きすぎて巻きにくい場合は細めに切ると楽に巻けます。

 

【凍結防止の手順】

  1. 蛇口のスタウト(吐水口のある筒)のくびれからタオルを巻き付け始まる
  2. 蛇口の根元、水道管にしっかりタオルを巻き付けながらゴムで固定する
  3. ビニールテープを巻き付ける
  4. ビニール袋やラップをかぶせて、さらにビニールテープで固定する

屋外の水道管は濡れないように、ビニール袋を被せるか、ラップを巻いてビニールテープで固定します。雪が降って日中に溶けてしまうと、濡れてしまい、夜間に凍結してしまうので注意が必要です。

 

ビニール袋やラップでうまく包めず、タオルが濡れていたら、すぐに交換してください。昼間暖かくなった日は、夜になる前に濡れていないか確認しましょう。

剥き出しの水道管をチェック

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タオルや保温材で包んだ方がよい水道管をチェックしましょう。つい忘れて、保温材で防止しなかった箇所が1ヶ所でもあれば、凍結してしまいます。

 

剥き出しになっている凍結の可能性がある水道管は、以下の通りです。凍結の可能性がある水道管がないか、確認してみましょう。

  • 給湯器と配管の接続部分
  • 給湯器の給水配管(水道管)
  • 給湯器の給湯配管・追い焚き管
  • トイレの給水管
  • ベランダに置いている洗濯機の蛇口と水道管
  • 屋外の蛇口と水道管
  • 新築などの露出配管

給湯器の本体には、以下のような凍結防止機能が付いていることがほとんどです。

  • 給湯器内部に装備されたヒーター
  • 自動ポンプ運転

ある一定の温度になると自動的に作動し、給湯器本体の凍結を防止しています。

 

しかし、給湯器の凍結防止は、本体のみの凍結防止システムです。屋外に給湯器が設置されている場合は配管が外気にさらされているので、凍結防止対策が必要です。

 

給湯器の凍結防止対策は、以下の記事で詳しく紹介しています。

水道管をタオルで凍結防止すべき状況

水道管

以下のような状況は凍結しやすいので、水道管を凍結防止しておきましょう。

  • 気温が氷点下4℃以下
  • 凍結しやすい環境に設置された水道管
  • 水を使わない状態

ひとつずつ、順に説明します。

気温が氷点下4℃以下

水が凍結する気温は0℃ですが、以下の理由から0℃では凍結せず、約マイナス4℃になると凍結しやすくなります。

  • 水道管に守られている
  • 水が動いている

ただし、1日の最高気温が0℃以下の真冬日が続くと、徐々に水道管が冷えていき、凍結しやすくなるので注意が必要です。

 

天気予報やベランダの温度計を確認して、凍結防止対策をすべきか判断しましょう。以下の記事で、凍結しやすい気温や解凍する条件などを詳しく説明しています。

凍結しやすい環境に設置された水道管

気温がマイナス4℃まで下がらなくても、以下のような環境に設置されている水道管は、凍結の恐れがあります。

  • 日当たりが悪い
  • 風が当たりやすい
  • 濡れやすい

屋内でも北側に設置されたトイレやキッチンの給水管などは、凍結しやすいのでタオルや保温材を巻いておくと安心です。

 

また、給湯器や洗濯機をベランダに設置している場合は、配管や蛇口が外気にさらされているので、凍結防止の対策をしましょう。

水を使わないとき

動いている水は凍結しにくい性質があります。反対に動かない水は凍結しやすいので、キッチンの水道は日中に凍結することはほとんどありません。

 

しかし、夕食後に食器を洗い、一晩中水を使わないと、朝になって凍結に気づくことがあります。

 

また、留守などで長期間水道を使わないと、凍結しやすくなります。「長期の旅行から帰宅したら、水道管が破裂しており住宅内が水浸しになっていた」という事例も少なくありません。

タオルを使わない水道管の凍結防止対策

タオルを巻く方法以外の、水道管の凍結防止の方法を紹介します。タオルを巻く方法と併用して、さらに凍結防止を強化する方法や、タオル以上に強力な方法もあるので、参考にしてください。

  • 水を少しずつ流す
  • 水抜きする
  • 凍結防止ヒーターを巻く
  • メーターボックスを保温する

以上の4つの方法を、順に説明します。

水を少しずつ流す

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動いている水は凍結しにくい性質を利用した方法です。凍結しやすい夜間に8時間程度、鉛筆の芯くらいの量の水を出しっぱなしにします。

 

水道代が心配ですが、万が一凍結が原因で水道管が破裂すると、もっと大きな出費になります。温暖地域で凍結防止用グッズの用意がない場合にも、すぐに取り入れられるので、おすすめの方法です。

 

以下の記事で「どの程度の水を出すのか」「どの蛇口を出しっぱなしにしておくべきか」など、もっと詳しく説明しているので、参考にしてください。

水抜きする

水抜き栓を使う

水がなければ凍結しないので、水道管内部の水を抜いておくと凍結を防止できます。特に長期間にわたって、水を使わないような場合に有効です。

 

寒冷地にお住まいなら、住宅に水抜きのシステムが搭載されているはずです。寒冷地に引っ越して初めての冬を迎える方は、大家さんや管理会社等に水抜きの方法を確認しておきましょう。

 

ボタンを押すだけで、簡単に水抜きができるシステムを搭載している住宅もあります。以下の記事で、さまざまな水抜きの方法や注意事項を解説しているので、参考にしてください。

凍結防止ヒーターを巻く

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電源が水道管の周辺にあれば、凍結防止ヒーターの利用がおすすめです。凍結防止ヒーターなら、温度にあわせて自動的に凍結を防止します。

 

ただし、密集したり、重ねたりといった巻き方をしないようにしましょう。ゆったりと、水道管に沿って巻き付けることが重要です。

 

特に、サーモスタットが覆われてしまうと、気温を正しく感知しないため稼働しません。サーモスタットは中央あたりに固定してください。

 

また、保温材が巻かれている水道管に凍結防止ヒーターを設置する場合は、保温材の材質や耐熱温度にも気をつけましょう。耐熱温度が120℃以上の材質なら問題ありません。しかし、耐熱温度が低いと、溶けて水道管にくっついてしまいます。

メーターボックスを保温する

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水道管だけではなく、メーターボックスが凍結する可能性もあるので、防止対策が必要です。

 

寒冷地なら凍結しないために、ほとんどの場合、深度80cm以上のところに埋め込まれています。しかし、温暖地のメーターボックスは、深度30cm程度の場合が多い傾向です。

 

深度が30cmのところにある水道メーターは、凍結防止の対策が必要です。特に日陰で日中も気温が上がりにくい箇所にあるメーターボックスは凍結しやすいので、保温材を投入しましょう。

 

タオルや、発泡スチロールを砕いて入れた袋をメーターボックスに入れて、フタの上からダンボールでカバーします。ダンボールが飛んで行かないように、大きめのビニール袋を被せて重石をしておきましょう。

 

また、寒冷地方で深度が80cm以上に設置された水道メーターボックスでも、激しい寒波の時期は凍結防止対策が必要です。

 

水道管の凍結防止対策は以下にまとめているので、参考にしてみてください。

タオルで凍結防止しても凍結した場合の対処法

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凍結して水が出てこなくなっていたら、以下の方法を試してみてください。

  • 自然解凍を待つ
  • タオルの上からぬるま湯をかける
  • ドライヤーやカイロで温める
  • 水道修理業者に相談する

無理にハンドルを動かそうとすると、蛇口本体だけではなく給水管も破壊してしまいます。無理に水を出そうと、ハンドルを回さないようにしてください。

 

自然解凍がもっとも安全な方法ですが、すぐに水を使いたい場合は、水道管を温める方法を試してみましょう。以下の記事で、具体的にどうするのか説明しているので、参考にしてください。

水道管が凍結して破裂した場合の対処法

水道管が破裂した場合は、迅速な対応が必要です。被害が広がらないように、以下の2つをすぐに実行してください。

  • 水道の元栓を閉める
  • 水道修理業者にすぐ依頼する

水道の元栓は、右回り(時計回り)に回すと、閉まります。

水道の元栓の閉め方・開け方

水道の元栓を閉めたら、すぐに水道修理業者に相談してください。水道管の破裂で水道修理業者を選ぶ基準は、以下の通りです。

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • すぐに来てくれる
  • 見積もり無料で見積書を発行する

水道代が高くなった際に、減免制度を利用するためには「漏水修理証明書」が必要です。漏水修理証明書は、水道局指定工事店のみ発行できます。

 

水道管が破裂した際の応急処置やトラブルの対処法などは、以下の記事で詳しく説明しています。

水道管が凍結して対応を頼みたいときは

屋外で剥き出しになっている水道管や、室内でも北側の部屋にある水道管は、凍結しやすいので注意が必要です。

 

タオルを巻いても凍結してトラブルがあるようなら、水道修理業者に相談することをおすすめします。

 

私たち『クリーンライフ』は、全国で300以上の市区町村で水道局指定工事店に指定されている水道修理業者です。年中無休で24時間ご連絡を受け付けているので、いつでも相談できます。

 

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水道管からの水漏れの応急処置のやり方や、修理方法を解説します。

 

水道管からの水漏れがあると、住宅へのダメージがあるので早めの対応が必要です。マンションなどの集合住宅なら、階下への影響も心配。

 

場所によっては水漏れに気づかずに、シロアリが増えてしまうこともあります。早めに水漏れに気づいて対処するために、水漏れの有無を知る方法もあわせて紹介するので、参考にしてください。

水道管の水漏れを見つけたときの応急処置

水道修理業者の女性水道管で水漏れがあったら、それ以上被害が広がらないように応急処置を取りましょう。自分で修理できるかどうかは、水を止めた状態で落ち着いて判断してください。

止水栓か元栓を閉める

水漏れで壁や床を濡れたままにしておくと、住宅にもダメージを与えてしまいます。

 

それ以上水漏れして周囲が濡れないように、とりあえず水を止めてしまいましょう。水漏れの場所がはっきりしていれば、その場所の止水栓を止めます。

 

止水栓の場所は、以下のような場所です。

  • トイレ:水道管とタンクとの間
  • キッチン・洗面所:シンクやボウルの下に設置された扉の中
  • 浴室:蛇口(水栓)の下

しかし、次の場所がわからない場合は、元栓を閉めます。

  • 水漏れしている箇所
  • 止水栓の場所

元栓は、水道メーターの横に設置されています。

ナットを締め直す

トイレの給水管、シンク下の排水ホースなど、ナットが見える場所にあるなら、ナットが緩んでいないか確認してください。緩んだナットは、手で閉められます。

 

ナットを締め直して水漏れが解消したら、しばらく様子を見てそれ以上水漏れがなければ大丈夫です。

テープ・パテで補修する

水漏れ箇所が外に出ているなら、以下のようなテープを巻き付けて補修できます。

  • 自己融着テープ
  • 防水補修テープ
  • 水道用ラップテープ

また、以下のようなパテも手軽にヒビを補修できるので、お試しください。

  • 金属用パテ
  • 防水粘土パテ

手で簡単にこねることが可能で、形づくりも簡単です。ただし、上記いずれも一時的な応急処置なので、きちんと修理しましょう。

 水道管の水漏れの修理方法

止水栓や排水管などの配管

応急処置をして水を止めたら、じっくりと水漏れの原因を確認して修理をします。自分でできるのか検討して、無理そうなら業者に依頼してください。

 

水漏れを放置するとその他の被害の原因になりかねないので、迅速な対応が必要です。

パッキンの交換

トイレの給水管、シンク下の排水ホースといった見える場所なら、パッキン交換はそんなに難しくありません。以下の流れを参考にして、交換しましょう。

  1. 水漏れしている箇所の止水栓、または元栓を閉める
  2. 排水ホースや給水管に設置しているパッキンのサイズを確認する
  3. ぴったりサイズのパッキンをホームセンター等で購入する
  4. 水漏れしている箇所のパッキンを新しいものに交換する
  5. 止水栓または元栓を開き、水を流してみる
  6. 水漏れしないか確認する

パッキンのサイズを間違えると、苦労して設置しても無駄になります。サイズが不安な方は、取り外した古いパッキンをお店に持って行くと確実です。

 

不安な方は、水道修理業者に依頼して交換してもらいましょう。

水道修理業者へ相談する

水漏れ箇所の大きさなどによって、水道管の一部補修か、水道管全体の引き直しかをします。

水道管の補修

水道管の使用年数がまだ20年程度なら、水漏れ箇所の補修作業のみで大丈夫な場合があります。水道管の一部を交換、またはプロの補修材を使用して補修します。

 

特に壁下など見えない場所は、壁を取り外す必要があり、無駄に壁を壊さなくても済むように確実に漏水箇所を確認しなければいけません。そのため、必ずプロの水道修理業者へ依頼しましょう。

水道管の引き直し

水道管の耐用年数に近い場合や、超えている場合は水道管全体の引き直しがおすすめです。水漏れ箇所が今のところ1ヶ所でも、耐用年数を超えていると次々とトラブルが起きる可能性があるためです。

 

また、水道管は住宅全体の壁の中や地面の中に通っているため、壁や床の撤去作業も必要になってきます。

水道管の水漏れ修理費用の目安

電卓

水道管の水漏れを修理する際にかかる費用の相場は、次のとおりです。

パッキン交換 約8,000円
漏水検査:音聴調査 8,000〜15,000円
漏水検査:漏水探知機使用 12,000〜15,000円
漏水検査:ガスで加圧後に漏水探知機使用 20,000〜30,000円
水道管を一部修理 10,000円〜(壁等の撤去・修復は別料金)
水道管自体の交換 35万円~50万円

以上はあくまで目安料金なので、必ず見積もりをしてもらいましょう。

水道管の水漏れを頼む修理業者の選び方

水回りを修理する水道修理業者

水道管の水漏れ修理を依頼する際は、少なくとも以下の3つの点を確認してください。

  • 水道局指定工事店である
  • 技術力が高い
  • 適正価格で運営している

水道修理業者を選ぶ際の注意点も説明します。

水道局指定工事店である

お住まいの地域で水道局指定工事店に指定されている業者しか、水道管の修理はできません。水道管は隣家の水道管ともつながっており、間違った修理方法をすると他家にもトラブルが発生するためです。

 

そのため、「適切な技術・設備で正しい工事ができる」と公的に認められた指定業者だけが、水道管の修理を請け負えると法律で決まっています。未指定業者への依頼は違法なので、注意が必要です。

技術力が高い

水道管の修理は高い技術が必要です。また、修理方法をきちんと見極めて正しい見積もりをしてもらうためにも、経験のある技術力の高いスタッフに来てもらえる業者を選びましょう。

 

技術力は、口コミを参考にしてください。複数の口コミを見ると、技術力の高さがある程度わかります。「すぐに再発した」というような口コミが多い業者は避けましょう。

適正価格で運営している

水道管を交換しなければならないとなると、高額です。適正価格で運営している業者を選ばなければ、10万円以上の損害があります。

 

適正価格かどうかは、相見積もりをするとわかります。少なくとも3社以上の業者に見積もりをしてもらいましょう。本当に水道管を全部交換しなくてはいけないのかどうか、正しい修理方法もわかります。

 

弊社の公式サイトに設置している『料金シミュレーション』をご利用いただければ、修理費用の概算が簡単にわかります。4つの項目を入力すれば、約10秒で概算がわかるのでご利用ください。

料金シミュレーションを利用してみる

水道管の水漏れの原因

水道に関する部品や道具

水道管から水漏れが発生する原因は、主に以下の2つが考えられます。

  • 経年劣化
  • 地震などの自然災害

住宅の築年数をチェックするほか、地震など水道管に衝撃を与えるような災害があった後は、水漏れの有無を確認することが大切です。

経年劣化

水道管の耐用年数は、約40年といわれています。それ以上の年数を耐えている水道管もありますが、鉄管の場合は赤錆の混じった水が出るといったトラブルも。

 

また、ゴムパッキンの寿命は約10年。ゴムパッキンを設置している箇所のチェックをしておきましょう。

地震などの自然災害

地震の衝撃で、水道管の接続部分が移動したり破損したりすると、水漏れの原因になります。

 

給湯器、温水器、エコキュートなどは、地震が原因で配管が破損して水漏れが発生しがちなので、忘れずにチェックしましょう。

 

また、寒い時期に水道管内の水が凍結すると、水道管が破裂して水漏れし始めることも。住宅内の家具類が動いたり、寒い時期に凍結したりした後は水漏れがないか確認が必要です。

水道管の水漏れを早期発見する方法

発見方法

水道管の水漏れは、早期発見が必須です。わかりやすい場所なら、床や壁が濡れていることで発見できますが、壁の中や床下は重症化するまで気づかないことも。

 

放置していると湿気が高まり、カビやシロアリ増殖の原因になるので、以下の方法で早めに見つけましょう。

  • 水道料金をチェックする
  • 水道メーターのパイロットをチェックする
  • 漏水検査を業者に依頼する

以上の方法を具体的に解説します。

水道料金をチェックする

水道料金が急に高額になったら、水漏れの可能性があります。自動引き落としになっていると、ついチェックを怠りがちなので、毎月目を通すようにしてください。

  • お客様が増えた
  • お風呂に入る回数が増えた
  • 体調が悪く、何度もトイレの水を流した
  • 洗濯機や食洗機を大きいものに買い替えた

上記のような変化がなければ、水漏れのチェックが必要です。

水道メーターのパイロットをチェックする

水道メーターのパイロットで、水漏れの有無を簡単に確認できます。

  1. 住宅内の蛇口をすべて閉める
    (洗濯機を使っていないかチェック!)
  2. 水道メーターに設置されている『パイロット』と呼ばれる部品が動いていないかチェック

水道メーターは、マンションなら玄関ドアの横にある扉内に、戸建てなら敷地内の地面に「量水器」や「止水栓」と書かれたフタの中にあります。

水道メーターのパイロット回転運動

パイロットが動いていたら、住宅のどこかで水漏れがあります。これだけでは、どこで水漏れがあるのかわかりません。

 

水漏れ箇所を見つける方法は、以下の通りです。

  1. 全ての止水栓を閉める
    (キッチン・給湯器・洗面所・トイレ・ウォシュレット)
  2. パイロットの動きを確認する
    パイロットが動いていたら、止水栓のない場所での水漏れ
  3. パイロットが動いていないなら、止水栓を一つずつ開けてパイロットの動きをチェックする

止水栓を開けた際にパイロットが動き出したら、そこから水漏れがあると考えられます。

漏水検査を業者に依頼する

漏水検査を水道修理業者に依頼すると、水漏れの場所を特定できます。

 

以下のようなさまざまな方法で、壁や床下の見えない部分の水漏れを発見可能です。

  • 音聴調査
  • 漏水探知機使用
  • ガスで加圧後に漏水探知機使用

もし水道管で水漏れの可能性があるなら、すぐに調査を依頼してください。

水道管の水漏れによる出費をフォローする補助金

補助金

水道管の水漏れ修理は、場合によっては高額になります。特に、壁や床を撤去して水道管を交換するとなると、数十万円にもなってしまうこともあるので、利用できる補助金はないか確認しましょう。

老朽化した水道管を交換する際の補助金

自治体によっては、水道管の取り替え工事に補助金を交付しています。交付される条件は各自治体で決まっているので、確認が必要です。

 

まずは、自治体の公式サイトで補助金の有無を確認してください。

リフォーム補助金

水道管の交換そのものの修理費用を補助しない場合も、次のようなリフォーム補助金を利用できる可能性があります。

 

壁や床などを撤去・再築する場合は、お住まいの自治体で以下に関する補助金を使えないか確認してみましょう。

  • 介護保険
  • 省エネ
  • 同居対応
  • 子育て支援

自治体だけではなく、子育て世帯等に対する国の住宅支援の強化なども予想されるので、できるだけチェックをしていきましょう。

水道メーターから道路側なら水道局の支払い

水道管の水漏れ箇所によっては、ご自分で修理する必要がない場合があります。敷地内で水たまりができていても、水漏れ箇所が水道メーターより道路に近い場所なら、水道局に連絡して確認してもらいましょう。

 

また、マンションなどの集合住宅は、自宅と共用部分がわかりにくいことがあります。どちらになるのかわからない場合は、管理会社に確認してください。管理会社が修理を請け負ってくれる可能性があります。

水道料金の減免制度

基本的には、水漏れが原因であっても、高額になった水道料金は利用者の責任です。そのため、水道料金を返却してもらえないことがほとんどです。

 

しかし、自治体によっては、条件付きで水漏れによって高額になった料金を補完する制度があります。条件は、以下の通りです。

  • 地下や床下、壁の中など、わかりにくい場所で水漏れの発見が困難と判断された場合
  • 地震などの自然災害によって始まった水漏れ

以上のように、使用者に過失がないと判断された場合に適用されます。水道の閉め忘れなど、利用者のうっかりミスによる水の過剰使用には適用されません。

水道管の水漏れでお困りなら

水道管が水漏れした際の応急処置や対処法を紹介しました。応急処置はあくまで一時的な対策です。できるだけ早めに修理業者に相談してください。

 

私たち『クリーンライフ』でも、水道管の水漏れ修理に対応しています。お困りの際は、迅速な対応も可能です。電話だけではなく、LINEやメールでもご相談を受け付けているので、お気軽にご連絡ください。

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2024.10.29
2024.10.31

水道管が凍結で破裂した場合、自分で直すのは困難です。ただし、応急処置を施すことで、被害を最小限に抑えられます。

 

そこで今回は、水道管が凍結で破裂した場合の対処法を分かりやすく解説します。

 

水道管の破裂は、見えない場所で水漏れしていると気づかないケースもあります。

 

凍結で水道管が破裂したときのサインもお伝えしますので、破損や水漏れの早期発見につながるよう参考にしてください。

水道管が凍結して破裂したときの対処法

対処法

水道管が凍結して破裂すると、基本的には修理業者に修理を依頼しなければなりません。

 

ここでは、水道管の破損による水漏れ被害の拡大を防ぐためにできる対処法を紹介します。

1.水道の元栓を時計回りで閉める

水道の元栓の閉め方・開け方

まずは止水するために、水道の元栓を閉めましょう。

 

元栓は、水道のメーターボックスの中にあります。戸建ての場合は敷地内の地面に、集合住宅の場合は玄関ドアの横にある扉の中にあるのが一般的です。

 

元栓は、時計回りに回すと閉まります。

 

固くて回らない場合は、無理に回すと破損する恐れがあるので、修理業者を呼んで対応してもらいましょう。

 

元栓の設置場所については、以下のページで分かりやすく説明していますので、ご覧ください。

元栓を閉めても水漏れが止まらないときの対処法

元栓を閉めても水漏れが止まらないときは、水道メーターが破損している可能性があります。

 

水道メーターが破損したときは、お住まいのエリアの水道局に連絡をしましょう。

 

公設の水道メーターは、原則として水道局が設置費用を負担しています。交換費用も水道局の負担となりますので、対応を依頼しましょう。

2.水道管にタオルや布などを巻く

水道管の露出している場所が破裂しているときは、元栓を閉めた後、以下の手順で破損部分にタオルや布を巻いて応急処置をします。

  1. 破裂した水道管の下に、水を受けるためのバケツを置く
  2. 水漏れ箇所にタオルを巻く
  3. タオルがびしょ濡れになったら、乾いたタオルと交換する
  4. タオルが濡れなくなるまで、タオルを交換し続ける

この作業を行うことで、水漏れ被害を最小限に食い止められます。

 

タオルが足りない場合は、以下の道具で代用できます。

  • 雑巾
  • 古布
  • 新聞紙
  • キッチンペーパー

また、段ボールやビニールシートを床に敷くと、バケツの代用になります。

 

水道管が凍結したら、落ち着いて対処することが大切です。以下のページで凍結・破裂した場合の対処法をまとめていますので、あわせてご確認ください。

3.業者(水道局指定工事店)に連絡する

応急処置ができたら、すぐに水道局指定工事店に相談してください。

 

水道管の修理を水道局指定工事店に依頼すべき理由は、次の通りです。

  • 国家資格の保有者が在籍・施工を管理している
  • 工事に必要な機器や知識を有している
  • 給水管の工事に対応できる

このような理由から、お住まいの地域の水道局指定工事店に依頼することをおすすめします。

 

水道局指定工事店について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。非指定事業者との違いを、分かりやすく解説しています。

業者選びの重要な3つのポイント

数ある水道局指定工事店の中から業者を選ぶときは、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  1. 見積もりを取って確認する
  2. 対応スピードの早い業者を選ぶ
  3. 実績の豊富な業者を選ぶ

見積もりは1社だけでなく、複数の業者で取って比較するのがおすすめです。

 

また、水道管の破裂は素早い対処が求められますので、すぐに駆けつけてくれる業者を選びましょう。

 

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賃貸住宅の凍結による水道管破裂は入居者の責任

賃貸物件

賃貸住宅で水道管が凍結し破裂した場合は、入居者の責任になります。

 

修理費用も入居者の負担ですが、まずは管理会社や大家さんに相談してください。管理会社によって対応が異なる場合があるため、指示を仰ぎましょう。

 

集合住宅の場合、階下に水漏れ被害が及ぶことがあります。階下に被害があった場合は、賠償責任も発生します。

 

一般的に、賃貸の場合は火災保険の加入が義務付けられていますので、加入している火災保険の内容を確認しましょう。

 

賃貸・集合住宅であっても、凍結防止の対策は必須です。対策をしておけば凍結を免れますので、以下の記事を参考に対処しておきましょう。

凍結で水道管が破裂したときのサイン

水道管の破裂は、見える場所で起きるとは限りません。

 

次のようなサインを見つけたら、水道管の破裂を疑いましょう。

  • 心当たりがないのに水道料金が急に上がった
  • 床や壁が濡れてシミができている
  • 集合住宅で階下から水漏れの報告が来た
  • 蛇口・トイレの水が勢いよく出てこない

このようなトラブルを確認できたら、水漏れを確認できない場合でも、業者に相談しておくと安心です。

水道管から水漏れしているか確認する方法

水道メーターのパイロット回転運動

水漏れしているか確認する方法の一つが、水道メーターの動きを確かめることです。

 

家で水を使っていないときに水道メーターが動いていたら、水漏れしている恐れがあります。

 

水漏れを確認するときは、パイロットと呼ばれるコマ状の部分を見てみましょう。ごく微量でも水が流れていると、パイロットが回ります。

 

水漏れしていなければパイロットは回らないので、漏水を判断する際に確認してください。

水道管が凍結して破裂する原因

水道管が凍結すると、以下の理由で破裂することがあります。

  • 水道管内で水が凍って膨張する
  • 水道管が古く劣化している

 

水が凍ると、体積が約9パーセント増加します。水道管の中はもともと水で満たされているため、膨張すると圧力がかかり破裂してしまうというわけです。

 

水道管が破裂する原因と対処法は、以下のページで詳しく解説していますので、予防対策とあわせてご覧ください。

凍結で水道管が破裂したときの修理費用の相場

料金

凍結で水道管が破裂したときの修理費用の相場を紹介します。

 

水道管の破裂の修理 10,000円~50,000円
見えない部分の水道管の修理 30,000円~50,000円
水道管全体を交換 300,000円~500,000円
漏水調査 10,000円~30,000円

修理料金の幅が広いのは、修理する範囲によって料金に差が出るためです。

 

破損した1ヶ所を直すだけなら、10,000円~50,000円程度で修理できるでしょう。

水道管の凍結・破裂は補償される?

水道管の凍結による破裂は、基本的には補償の対象外になります。

 

集合住宅で階下に水漏れ被害が及んだ場合、個人賠償責任保険の特約があれば、補償があります。

 

水漏れが起きている場合は、水漏れによってダメージを受けた部分は補償対象になるケースがあります。しかし、水道管の修理や交換に対しては、補償されません。

 

ただし、水道管の凍結修理費用の補償を含む保険に契約していれば、凍結によって破裂した箇所の修理に利用できます。

 

火災保険の適用については、以下の記事で詳しく解説しています。水道管の修理は高額になるケースがありますので、修理の前に確認しておきましょう。

凍結で水道管が破裂したときの水道代

凍結が原因で水道管が破裂して大量の水漏れがあった場合、高額の水道料金が発生することがあります。

 

水道代はどの程度水が漏れていたかによって変わりますが、直径5mmの水漏れであれば、1か月で5,000円程度高くなるでしょう。

 

水の量が多ければ高額になり、直径10mmであれば、1か月で30,000円ほど高くなる可能性もあります。

 

あまりにも水漏れの量が多く料金が高額になれば、請求の際に気付くはずです。

減免制度で水道代が下がる場合もある

水漏れの状況によっては、水道料金の減免制度を利用して、水道代の増額分の負担を軽減できます。

 

ただし、自治体によって制度の内容や利用条件が異なるため、詳細はお住まいの自治体に確認してください。

 

一般的な減免制度の利用方法は、以下の通りです。

  1.  水道局指定工事店に修理を依頼する
  2. 「漏水修理証明書」の発行を依頼する
  3. 「減免申請証明書」を用意し、必要事項を記入する
  4. 修理が完了したら、減免の申請書・証明書を水道局に提出する
  5. 審査完了後、減免分の料金が支給される

上記は一般的な流れなので、詳細は各自治体に問い合わせて確認しましょう。

 

減免申請には漏水修理証明書が必要な場合もあり、水漏れ修理が完了していないと行えません。

 

また、申請は指定工事業者が手続きを代行するケースもあります。

凍結による水道管の破裂防止対策

水が流れている蛇口

冬に水道管の破裂を防ぐには、凍結防止対策を行うことが重要です。

 

凍結による破裂防止には、以下の対処法が役立ちます。

  • ちょろちょろと水を出す
  • 水道管を保温する
  • 水抜きをする
  • 給湯器の凍結防止をする

簡単ですぐに試せる方法は、蛇口から5mm程度の水を出しっぱなしにすることです。

 

寒波が続くときには、水を出しっぱなしにしても凍結する恐れがあるため、水道管を保温したり、水道管の水抜きをして凍結を防ぎましょう。

水道管が凍結で破裂して相談したいときは

凍結で水道管が破裂した際の対処法を中心に紹介しました。

 

水道管の修理は、水道局指定工事店にしか依頼できません。自分で対処することはできませんので、信頼できる業者を探して相談しましょう。

 

業者選びでお困りの際は、『クリーンライフ』にご相談ください。全国300以上の市町村で水道局指定工事店に指定されており、適正価格で修理させていただきます。

 

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2024.10.29
2024.10.31

水道管が凍結したら、適切に対処をしないと、破裂や水漏れが起こることがあります。

 

そこで今回は、水道管が凍結したらどうすべきか、対処法をまとめました。イラスト付きで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

また、凍結で水道管が破裂したときの対処法についてもお伝えします。水漏れ被害が広がらないように、焦らずに対応しましょう。

水道管が凍結したらどうすべき?適切な対処法

水道管が凍結したら、慌てず適切に対処しなければなりません。

 

凍結した場合の主な対処法は、以下の3つです。

  1. 自然解凍されるまで待つ
  2. ぬるま湯をかける
  3. カイロやドライヤーで温める

具体的な手順を解説します。

自然解凍されるまで待つ

水道管が凍結したときは、自然解凍を待つのが最もおすすめな方法です。

 

水道管に破損や水漏れなどのトラブルがなければ、気温が上昇して自然解凍するのを待ちましょう。

 

日中に気温が上がれば、早ければ半日ほどで解凍できます。凍結の程度や気温によっては、1~2日かかることもあり、寒波が続くと溶けない場合もあります。

 

1日様子を見て解凍できないときは、修理業者に相談するか、別の対処法を試しましょう。

ぬるま湯をかける

お湯やタオルで解凍する

自然解凍できないときや、早く解凍したいときは、以下の手順でぬるま湯をかけて溶かしていきます。

  1. 水道管にタオルを巻く
  2. 40℃~50℃のぬるま湯をかけてゆっくり解凍する
  3. 解凍できたらタオルを取り、水道管についた水気をしっかり拭き取る

水道管に熱湯をかけると、割れたり、破損したりする恐れがあります。

 

必ず40℃程度のぬるま湯を使用し、様子を見ながら作業してください。

 

タオルは水道管の凍結防止にも役立つアイテムです。以下のページでタオルを使った凍結防止方法を紹介していますので、ぜひお試しください。

カイロやドライヤーで温める

ドライヤーの温風やカイロで温める
水道管が凍結したら、水が使えずお湯が用意できない可能性があります。お湯を用意できないときには、カイロやドライヤーで温める方法がおすすめです。

 

カイロは水道管に直接貼り付けて、温めて解凍します。じんわり長い時間をかけて温めて、解凍を促してくれます。

 

ドライヤーを使うときは、温風を水道管から少し離した位置から当てて、ゆっくり解凍させましょう。

 

ドライヤーを使うときは、熱風はNGです。水道管に近距離で熱風を当て続けると、急な温度変化によって、水道管が破損する恐れがあります。

水道管が凍結で破裂したときの対処法

水道管が凍結すると、内部で膨張した水の圧力で、破裂する恐れがあります。

 

また、水道管に熱湯をかけるなどの誤った対処法で、水道管が破損したり、水漏れ被害が大きくなることも予想されます。

 

凍結で水道管が破裂したら、以下の順で対処しましょう。

  1. 水道の元栓を時計回りで閉める
  2. 破裂したところにタオルを巻く
  3. 水道局指定工事店に修理を頼む

それぞれの対処法を、以下で詳しくお伝えします。

1.水道の元栓を時計回りで閉める

水道の元栓の閉め方・開け方

破裂による水漏れを止めるために、まずは水道の元栓を閉めましょう。

 

水道の元栓は、一般的にはメーターボックスの中にあります。時計回りに回すと閉まりますので、しっかり閉めて止水してください。

 

バルブが固くて回らない場合、無理に回そうとするのはNGです。元栓が破損して閉められなくなるケースもあるので、必ず修理業者に相談しましょう。

 

水道の元栓の場所が分からない場合は、以下の記事を参考にしてください。設置場所と元栓の閉め方をわかりやすく解説しています。

2.破裂したところにタオルを巻く

元栓を閉めたら、破裂した箇所にタオルを巻いて応急処置をします。

 

タオルを巻く手順は、以下の通りです。

  1. 水道管の破裂した部分にタオルを巻く
  2. 水の受け皿として下にバケツを置く
  3. 水を吸い切ったタオルは都度交換する

タオルを巻いておくだけでも、水漏れの被害を抑えられます。

 

応急処置をしたら、すぐに水道修理業者に連絡をしましょう。

3.水道局指定工事店に修理を頼む

応急処置をしたら、水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)に水道管の修理を依頼してください。

 

水道局指定工事店とは、自治体の水道局より「適切に工事ができる」として指定された事業者です。

 

給排水設備の工事・修繕は、指定工事店でなければ対応できません。

 

また、万が一業者との間にトラブルがあっても、指定工事店であれば自治体が対応してくれる場合があります。トラブルが起きる可能性もゼロではないので、指定工事店に依頼するほうが安心です。

 

水道管の凍結・破裂の対応における料金相場

水道管が凍結・破裂した場合の修理料金の相場を紹介します。

 

凍結であれば自分で対処できることもありますが、以下の場合は業者に相談するほうがよいでしょう。

  • 自分で凍結が解消できなかった場合
  • 自力での対処に不安を感じる場合
  • 水道管に破裂や水漏れが起きた場合

修理料金の相場は、以下の通りです。

 

軽微な破裂の修理 10,000円~50,000円
床下・壁内の水道管の修理 30,000円~50,000円
水道管全体の交換 300,000円~500,000円
電気解氷機や高温スチーム機を使った解凍作業 10,000円~30,000円
漏水の調査 10,000円~30,000円

修理にかかる料金は、破損箇所や範囲によって大きく差があります。

 

修理業者によっても費用が異なるため、必ず見積もりを取ってから、納得できる業者に修理を依頼しましょう。

 

⇒クリーンライフの水道管の修理料金を見てみる

水道管が凍結・破裂しやすい条件

下記3つの条件に該当する場合、水道管が凍結・破裂しやすいので注意しましょう。

  1. 気温がマイナス4℃を下回る場合
  2. 真冬日(氷点下)が数日続いた場合
  3. 冬場に長期間水道を使わなかった場合

気温がマイナス4℃を下回ると、水道管が凍結するリスクが高くなります。

 

気温が0℃以上の場合でも、気象条件や水道管の設置場所によっては凍結することもあるので、注意が必要です。

 

水道管が凍結しやすい条件や気温については、以下のページで詳しくまとめています。給湯器の凍結についても記載していますので、あわせてご確認ください。

特に凍結しやすい水道管

水道管の中でも特に凍結しやすいのは、以下の場所です。

  • 屋外でむき出しになっている
  • 屋内の水道管でも外気と同じ温度下にある
  • 住宅の北側や日陰に設置されている
  • 風当たりが強い場所に設置されている

このような場合、気温が氷点下にならなくても、水道管が凍結する可能性があります。

 

水道管の凍結を防ぐには、水抜きが有効です。とくに水道を長期間使用しない場合に効果的ですので、以下のページで詳細をご確認ください。

水道管凍結の再発を予防するための対策

水道管の凍結を防ぐには、凍結させないための対策を講じる必要があります。

 

水道管の凍結を防ぐためには、以下の対策が有効です。

  1. 少量の水を流しっぱなしにする
  2. 保温材やタオルを活用する
  3. 水道管の水抜きを行う
  4. 夜間に追い焚きし続ける

予想される気温や条件に合わせて、適切な方法で対処しましょう。

 

水道管の凍結予防策を詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。簡単にできる対策も紹介しています。

水道管が凍結・破裂してしまいお悩みなら

水道管が凍結したら、迅速かつ適切に対処することが重要です。

 

凍結は自然解凍で直ることがほとんどですが、なかには配管が破損したり、水漏れしたりするケースもあります。

 

水道管の凍結トラブルをスムーズに解決するには、専門業者に依頼するのがスムーズです。

 

クリーンライフ』でも水道管の凍結や破損の修理に対応しています。水道局指定工事店に登録されており、適正価格で安心してお任せいただけますので、気軽にご相談ください。

 

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2024.10.29
2024.10.31

水道管が破裂する原因は、主に次の3つです

  • 凍結
  • 地震
  • 水道管の劣化

特に寒くなると、凍結による破裂が増えていきます。今回は、破裂したかどうかの確認方法や応急処置、対処方法を解説するので、参考にしてみてください。

 

水道管の破裂によって、水道料金が高額になった場合の減免処置についても説明します。

水道管が破裂した際の対処方法

対処方法

まずは、水道管が破裂してしまった際の、対処法を確認しておきましょう。

  • 元栓を閉める
  • テープや布で応急処置を施す
  • 水道修理業者に相談する

順に説明していきます。

元栓を閉める

水道管の破壊で水漏れが始まったら、それ以上被害を広げないために水の流れを止めてください

 

破壊した場所が1ヶ所なら、止水栓を閉めれば大丈夫な場合もあります。しかし、破裂箇所が複数という可能性もあるので、元栓を閉めた方が安心です。

 

元栓は、水道メーターの横にあります。マンションの場合は玄関横に設置された扉の中、戸建てやアパートなら敷地内の地面に「止水栓」等と書かれたフタがあるので、中を確認してください。

テープや布で応急処置を施す

元栓を閉めておけば、それ以上の被害は出ないはずです。しかし、水を使いたい場合もあるでしょう。また、水道修理業者が来るまでの間、どうしても水が必要になるなら、テープや布で応急処置をしておくと安心です。

 

破裂した箇所に古いタオルや不要の布を巻き、その上からテープを巻きます。水道管の補修に使えるテープは、以下のようなものがあります。

  • 自己融着テープ
  • 防水補修テープ(防水気密テープ)
  • 水道用ラップテープ

配線の養生や水栓からの水漏れ等にも利用できるので、常備しておくと便利です。

水道修理業者に相談する

給水管や排水管の破裂は、ご自分では対処できません。テープや布で応急処置ができたとしても、時間が経つと剥がれてしまいます。できるだけ迅速に、業者への相談が必要です。

 

そのままにしておくと大量の水が流れ出し、床や壁に大きなダメージを与えてしまう可能性があります。

破裂した水道管の箇所別の相談先

相談先

水道管が破裂した箇所によって、相談する場所が異なります。トラブルが起きないように、適切な相談先を知っておきましょう。

戸建てやマンションのプライベートゾーンなら修理業者

所有物件の戸建てやマンションの場合は、信頼できる水道修理業者に相談しましょう。

 

水道管は、隣接する家屋にもつながっているため、他の家にも影響を与えます。そのため、お住まいのエリアで水道局指定工事店に指定されている業者への依頼が必須です。

 

ご自分で修理しようとしたり、無資格業者に依頼したりすると法律に反してしまいます。「水道管の修理は適切な資格所持者のみできる」と水道法で規定されています。

マンション・アパートなど集合住宅の共有部分なら管理会社

集合住宅の共用エリアに設置された配管の破裂修理は、管理会社が修理代を支払い、業者に依頼します。水漏れを見つけたら、すぐに管理会社へ連絡しましょう。

 

プライベイトゾーンと共用エリアの境目付近ですと、どこまでがプライベートゾーンなのかわからない場合もあるでしょう。わかりづらい場合も、すぐに管理会社に相談しておくと安心です。

賃貸住宅は管理会社か大家さん

賃貸住宅の場合は、破裂の原因が劣化なら持ち主に修理義務があります。

 

勝手に水道修理業者を手配すると、費用を支払ってもらえないといったトラブルになります。また、勝手に依頼した業者の修理の仕方が悪いと、反対に訴えられてしまうかも。

 

戸建てでも賃貸なら、まずは大家さん、または管理会社に連絡して、修理について相談してください。

水道管破裂での水道修理業者の選び方

水道修理業者

水道管が破壊すると修理費用は高額になりがちなので、修理の依頼は慎重にしましょう。次の3点を特に重視して選んでください。

  • 水道局指定工事店か確認
  • すぐに来るか確認
  • 技術力が高いか確認

中でも水道局指定工事店であることは、外せないポイントです。

水道局指定工事店か確認

水道管の工事は、水道局指定工事店に指定されている業者のみが行えます。

 

水道管は他の住宅や建物にもつながっているため、間違った工事をすると他家にも影響する可能性があります。そのため、各市町村で指定されている業者への依頼が義務付けられているのです。

 

水道局指定工事店に指定されるためには、以下の要件をクリアして申請する必要があります。

  • 指定された国家資格所持者が在籍
  • 指定された機器類を完備
  • 欠格要件に該当していない

水道局指定工事店は、お住まいの地域の役所の公式サイトで確認できます。しかし、水道局指定工事店でも、サービス内容はさまざま。料金やサービス内容を確認してから依頼してください。

すぐに来るか確認

水道管が破裂して水漏れがある場合は、すぐに対処が必要です。水道の元栓を閉めることでダメージを抑えられますが、水が使えません。

 

問い合わせ時に、どのくらいの時間で駆けつけてくれるのかを確認しましょう。土日や祝日でも2時間以内に来てくれる業者を選ぶと安心です。

技術力が高いか確認

水道局指定工事店なら、基本的に技術力に問題はないと考えられます。しかし、業者によっては駆けつけるスタッフが、新人やアルバイトの場合もあります。

 

実績が豊富で、社内研修をして技術力の高いスタッフが揃っている業者がおすすめです。いつでも技術力の高いスタッフが来てくれるのかを確認したい場合は、口コミが参考になります。

 

「すぐに再発した」というような口コミが多い業者は、避けた方がいいでしょう。

水道管破裂の修理料金の目安

料金

水道管が破裂して、修理を水道修理業者に依頼した際の料金目安を解説します。修理の方法は大きく分けて、次の2種類です。

  • 破損個所のみの交換
  • 配管自体の引き直し

軽微な破裂で破損箇所のみの交換ですめば、1万円〜5万円です。しかし、破裂が進んで配管全体を交換すると、戸建ての場合で35万円~55万円かかります。

 

交換する配管部品や基本料金等で変わるので、依頼する前に必ず見積もりをしてください。高額になるからといって放置すると、数多くのリスクがある点も知っておきましょう。

水道管破裂を放置するリスク

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水道管の修理は、料金が比較的高額になります。しかし、放置していると以下のようなリスクが発生するので、注意が必要です。

  • 水漏れにより水道代がかさむ
  • 壁や床でカビが発生・腐食する
  • 床下浸水する

床の張り替えなどリフォームが必要になると、さらなる出費の原因になります。

水漏れにより水道代がかさむ

水道管が破裂すると、水漏れが起きてしまいます。水漏れが起きると当然のことですが、水道代が高くなるので注意が必要です。

 

例えば、幅2mm程度の水が流れ続けていると、約16㎥の水が無駄になって1ヶ月あたり5,500円程度の増額になります。(東京都水道局の場合)

 

水漏れが少量だと思っても、料金が高額になってしまうので、できるだけ迅速な対応が必要です。

壁や床でカビが発生・腐食する

水漏れがあると部屋全体で湿気が高くなり、カビの発生や腐食の原因になります。カビの発生は壁紙やクッションフロアの表面だけでは収まらず、内部の木材にもダメージを与えます。

 

床下や壁に利用されている木材の腐食の原因にもなるので、早めの対応が必要です。

床下浸水する

床下に通っている水道管が破裂した場合は、床下浸水の可能性があります。床下の水漏れ被害は、目につきにくいので放置しがちですが、住宅の土台が侵食される上、シロアリ発生の原因にもなります。

 

そのままにしていると、気づいたときには住宅が傾いてしまい、大掛かりなリフォームが必要になる可能性も。くれぐれも放置しないよう注意してください。

水道管の破裂が疑われる症状・状態

壁のシミ

水道管が破裂していても、気づかないケースもあります。以下のような症状があれば、水道管の破裂を点検してもらうと安心です。

室内の状態

以下のような症状があれば、水道管の破裂が原因で、見えない場所で水漏れがあるかもしれません。

  • シミやカビが壁や床にできる
  • 壁紙やクロスが剥がれる
  • 天井からの水漏れが始まる
  • 湿気が高くなる

天井からの水漏れは、マンションなど集合住宅なら階上の住宅からの可能性が高いです。管理会社に連絡して確認してもらいましょう。

屋外の水道管破裂の状態

屋外の水道管は、うっかりしていると気づくのが遅くなります。

  • 蛇口から勢いよく水が出ない
  • 水圧が下がる
  • 雨が降らなくても家の敷地内に水たまりがある
  • 水道を使っていないときも水道メーターが動く
  • 水道料金が高い

水の出が悪いなと感じたら、蛇口を閉めて水道メーターを確認してみましょう。

水道管が破裂する原因・事前の対策

水道管が破裂する主な原因は、次の3つです。

  • 凍結
  • 地震
  • 水道管の劣化

起きないように事前に対策できるのは、凍結と水道管の劣化だけです。

 

地震への対策は難しいですが、それでも水道管が破裂した際に被害を最小限にするためにできることがあります。

元栓の位置を確認しておく

水道管が破裂したら、すぐに元栓を閉める必要があります。どこに元栓があるのかを確認しておくと安心です。

 

水道メーターの横に元栓があり、反時計回りに回すと閉まります一度も動かしたことがないと、硬くなって動きにくいかもしれません。元栓を閉めてみて、水道の水が止まるかどうか確認してみてください。

凍結を予防する

気温がマイナス4度以下になると、水道管の凍結が心配されます。以下のような対策をして、水道管の凍結を予防してください。

  • 蛇口の水を少しだけ出し続ける
  • 水道管内が零下にならないように、布などを巻いて保護する
  • 水道管に水滴がついていると凍りやすくなるので、乾いた布で拭いておく
  • ヒーターを利用して水道管の凍結を予防する(水道管専用ヒーターもある)
  • 水道管・トイレタンク・お風呂の水抜きをする

特に日当たりの悪い場所にある水道管は凍結しやすいので、上記のような対策をしておくと安心です。冬季に長期間の外出をする場合は、水抜きを忘れずにしておきましょう。

緊急時に頼りになる水道業者の連絡先をチェックする

水道管が破裂して急に水漏れが始まると、あわててしまい、業者選びどころではなくなります。普段から緊急時に依頼する水道修理業者を確認して、すぐに連絡できるようにしておきましょう。

 

賃貸の場合は、管理会社や大家さんに、緊急時にどうしたらいいか確認しておくと安心です。真夜中に水漏れが始まる可能性もあります。

火災保険内容を把握しておく

火災保険は、水道管修理の費用は保証しません。しかし、水道管破裂が原因で起きたトラブルに対しては、水漏れ保証などがあるか確認しておきましょう。

 

寒冷地にお住まいの方は、「水道管凍結修理費用保険」に加入しておくと安心です。

劣化が激しい水道管は事前に点検を依頼する

住宅内に使用されている水道管は、素材によって次の2種類があります。

  • 鋼管
  • 樹脂管

どちらも寿命は約20年といわれますが、環境によっては20年にならなくてもトラブルが起きることがあります。

 

住宅が築20年くらいなら、劣化の状態を水道修理業者に点検してもらうと安心です。

 

クリーンライフ 』は止水・漏水調査・防水処理をしています。少しでも気になったら、お問い合わせください。

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水道管破裂が原因で水道代が高くなった場合に利用できる制度

水道管が破裂したことが原因で、高額の水道料金が発生した場合に、「水道料金の減免制度」という水道料金を安くする制度があります。自治体によって異なるので、お住まいのエリアでも実施されているのか確認してください。

 

確認方法は以下のとおりです。

  • 水道局へ問い合わせ
  • 水道局公式サイトで確認

ただし、全額免除になるわけではありません。計算方法は地域によって異なりますが、水道管が破裂する前の数ヶ月間の水道使用量の平均値を算出し、その数値をもとに増加分を計算します。増加分の5〜7割が減額されます。

水道料金の減免制度が利用できるケース

以下が確認できると、減免制度が利用できる可能性があります。

  • 利用者の過失が原因ではない
  • 管理の仕方に問題がない
  • 業者の施工ミスや製造物の欠陥が原因ではない
  • 1年以内に減免認定を受けていない
  • 確認しにくい水道管の破裂(地下や壁の中など)

業者の施工ミスや製造物の欠陥が確認されるのであれば、業者への賠償責任が発生します。地震等の災害が原因で、壁の中など見えない場所で水漏れが起きていたケースなら、利用可能な場合が多いでしょう。

 

また、申請には期限があります。水道管の破裂修理をしてもらったら、できるだけ迅速に申請書の提出が必要です。

水道料金の減免制度の利用方法

水道料金の減免制度を利用するプロセスは、以下のとおりです。

  1. 水道管の破裂箇所を特定
  2. 破裂箇所の「管理区分」を確認
  3. 水道局に連絡(水道管破裂を修理する旨を伝える)
  4. 水道修理業者に修理を依頼
  5. 申請書に記入して提出

破裂箇所が元栓(水道メーター)より道路よりなら管理区分は水道局、自宅側なら利用者が管理責任者です。

 

水道管の修復工事は、基本的に水道局指定工事店に修理を依頼することが義務付けられています。申請書に「漏水修理証明書」を添付が必要な場合は、水道局指定工事店に指定されている業者に作成を依頼してください。

水道管が破裂してお困りなら

水道管が破裂した場合の対処方法や、予防方法を解説しました。

 

水道管が破裂していたら、ご自分での対応はできないので、水道修理業者に相談してください。水道管修理は水道局指定工事店かどうかの確認が必要です。

 

業者選びに迷ったら『クリーンライフ』にご相談ください。『クリーンライフ』は全国で300以上の市町村で、水道局指定工事店に指定されている業者です。

⇒クリーンライフに水道管破裂について相談をしてみる

2024.10.29
2024.10.31

寒冷地を中心に、全国規模で発生し得る水道管の凍結。福岡などの比較的暖かい地域でも、著しく気温が低下する日にはしっかりとした対策を講じる必要があります。

 

そこで今回は、福岡での水道管凍結の予防策や対処法について解説。水道管凍結で利用できる減免制度や、水道管が破裂した際に業者を利用する流れなどもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

福岡での水道管の凍結情報

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福岡での最低気温がマイナス4℃以下と予報された場合、気象庁は低温注意報を発表します。

 

低温注意報とは,水道管の凍結・破裂によるトラブルが想定される際に発表されるもの。発表時は、天気予報をこまめにチェックしてください。

 

マイナス4℃を上回るにしろ、油断は禁物です。中でも以下の水道管は、多少の気温低下で凍結する恐れもあります。

  • 屋外に露出している
  • 日陰や風当たりが強い場所にある
  • 住宅の北側にある

寒冷地であれば、住宅そのものや蛇口に凍結対策が施されているケースが多数。一方で、福岡県のように普段冷え込みが少ない地域では、対策が不十分な可能性が高いです。

 

意識的に対策を施し、トラブルの回避に努めましょう。

福岡での水道管凍結を予防する方法

蛇口

予期せぬ水道管凍結を防ぎたければ、事前の予防が肝心です。本項では、下記4つの項目に分け、福岡での凍結対策に有効な方法を紹介します。

  1. 水道管に保温テープ・タオルを巻き付ける
  2. 水抜栓を操作して水道管内を空にする
  3. 蛇口の水を出しっぱなしにしておく
  4. メーターボックスを新聞紙などで保温する

必要な道具や作業手順などにも触れるので、水道管凍結のリスクを抑えるうえでぜひお役立てください。

水道管に保温テープ・タオルを巻き付ける

はじめに紹介するのは、保温テープ・タオルを巻いて水道管や蛇口を保温する方法です。

 

あまり聞き慣れない保温テープですが、ホームセンターなどでも手軽に入手できます。価格が一つ数百円とリーズナブルである一方、劣化に合わせて保温効果が低くなる点には注意が必要です。

 

できればこまめに劣化状態を確認し、古くなったテープは適宜交換しましょう。寒さが本格化する前に、早めに対策を講じておくと安心です。

水抜栓を操作して水道管内を空にする

水抜栓が備わっていれば、操作して水道管内を空にする手もあります。

 

名前通り、水道管から水を抜く役割を持つ水抜栓。設置箇所は住宅によって異なるものの、下記どちらかに該当する可能性が高いです。

  • 一軒家:屋外
  • マンションやアパートなどの集合住宅:建物内

水抜栓を操作した場合、住宅内の水道が使えなくなります。作業するタイミングは、水回りをあまり使用しない夜間などを狙うといいでしょう。

 

元々積雪量が多い寒冷地では、電動式水抜栓が備わっている住宅も多数。電動式は、水道管内の温度を感知して自動で水抜きを行うため、気温低下を意識せずとも凍結対策を施せて便利です。

蛇口の水を流しっぱなしにしておく

次に紹介するのは、蛇口の水を流しっぱなしにしておく方法です。

 

水には「流しっぱなしにすることで、凍結しにくくなる」という特徴があります。著しい気温低下が見込まれる場合、前日の夜に蛇口を少しだけ開き、ポタポタ垂れる程度の水が途切れないようにしておきましょう。

 

流した水の分だけ、水道の使用量が増えてしまう点には要注意です。水道代を無駄にしたくない方には、蛇口の下にバケツを置いて水を溜め、翌日のお風呂や洗濯に活用することをおすすめします。

メーターボックスを新聞紙などで保温する

メーターボックスに新聞紙や布を詰め、保温する方法も水道管凍結の予防につながります。

 

新聞紙や布は、水分を含むと凍結する要因となりかねません。あらかじめビニール袋に入れ、保温効果が薄れてしまわないように注意しましょう。

 

屋外に露出した水道管には、保温材を直接巻き付ける方法が有効。保温材は、家庭にある古布や毛布などで十分です。

 

水道メーターの検針で迷惑をかけないよう、寒波が過ぎたら元の状態に戻す配慮も徹底してください。

福岡で水道管が凍結した際の対処法

十分な予防策を講じても、残念ながら水道管凍結のリスクをゼロにすることはできません。

 

万が一、凍結してしまった際は下記4つに対処法により、症状の悪化を防ぎましょう。

  1. ぬるま湯をかける
  2. ドライヤーで温める
  3. 自然に解凍されるのを待つ
  4. 水道修理業者に対応を頼む

以降、上記それぞれの詳細について解説していきます。

ぬるま湯をかける

ぬるま湯を使う方法は、水道管の凍結時の代表的な対処法。以下は、具体的な作業手順です。

  1. 凍った場所をタオルで覆う
  2. タオルの上からぬるま湯をゆっくりかける

急激な温度変化は、水道管の傷み・損傷につながります。熱湯は絶対に使わず、50℃前後のぬるま湯を用いてください。

 

誤って熱湯をかけてしまい、水道管が破裂してしまうと、高額な修理費用を要する可能性が高いです。余計な出費をかけないためにも、適切な方法で対処しましょう。

ドライヤーで温める

そもそも水道管が凍結してぬるま湯を用意できない場合、ドライヤーを活用する手もあります。ドライヤーの温風は離れた位置から当て、少しずつ温めるようにしてください。

 

コンセントが近くになければ、カイロで代用することも可能です。ガムテープなどで水道管に使い捨てカイロを巻き、時間をかけて凍結状態を解消しましょう。

 

凍結箇所が屋内の水道管なら、エアコンの風で間接的に温める手もあります。急激な温度変化を避けることで、水道管破裂のリスクを軽減できるおすすめの対処法です。

自然に解凍されるのを待つ

以下のケースに該当する場合、水道管が自然に解凍されるのを待つという選択肢もあります。

  • すぐに水が出なくても困らない場合
  • ぬるま湯やドライヤーで凍結状態が解消されない場合

屋外の気温が上がれば、何もせずとも凍結状態が解消される可能性は高いです。

 

中でも夜間の気温低下により、水道管凍結が起きた際に有効な方法といえます。時間に余裕がある方は、対処法の一つとしてご検討ください。

水道修理業者に対応を頼む

水道修理業者に依頼すれば、現状以上に水道管の凍結状態を悪化してしまうリスクが抑えられます。

 

特に以下のような状況では、プロの力を借りずしてトラブルを解消できません。

  • 凍結した水道管が破裂した場合
  • 水道管凍結に自分で対処できない場合

前者に該当する方は、なるべく早めの相談に努めましょう。

 

多数の業者から信頼のおける依頼先を見極めたいときは、以下の記事を参考にしてみてください。おすすめの業者をはじめ、福岡での水道修理にかかる料金相場なども解説しています。

福岡での深刻な水道管凍結を業者に依頼する流れ

水道修理業者

福岡で水道管の凍結状態が悪化し、破裂してしまった場合は水道修理業者に連絡してください。依頼までの手順は、以下を参考にするといいでしょう。

  1. メーターボックスのバルブを閉めて止水する
  2. ビニールテープやタオルで応急処置を行う
  3. 水道局指定工事店に連絡する

上記に従えば、被害が拡大するリスクを軽減できます。

 

引き続き、各工程の詳細について見ていきましょう。

1.メーターボックスのバルブを閉めて止水する

水道管破裂による漏水被害を最小限に抑えたければ、バルブを閉めて止水することが重要です。

 

ほとんどのバルブは、水道メーター付近に設置されています。操作方法としては、右回り(時計回り)に回し切るだけと簡単です。

 

普段バルブに触れる機会は少ないため、緊急時に備えて自宅のバルブの位置を確認しておくと安心でしょう。

 

万が一、バルブを回せない場合はすぐに業者に連絡してください。バルブそのものが、何らかの原因によって故障している恐れがあります。

2.ビニールテープやタオルで応急処置を行う

バルブを閉めた後、破裂した箇所が分かるようならビニールテープやタオルで応急処置を行いましょう。

 

できれば水漏れ専用のビニールテープを用意し、水道管に直接巻き付けて補修するのがベスト。内部への異物の侵入を防ぐためにも、破損箇所が見えなくなるように巻き付けるのがコツです。

 

テープがなければ、家庭にあるタオルで代用してください。タオルによる応急処置の方法も、ビニールテープを使う場合と同様です。

3.水道局指定工事店に連絡する

応急処置までの工程を終えたら、福岡県の水道局指定工事店に連絡してください。

 

破裂した水道管は、修理しないといつまでも使えないままです。勝手な判断で下手に触れてしまい、破損状況を悪化させないように気を付けましょう。

 

業者選びで悩んだ際は、『クリーンライフ』へのご相談がおすすめです。福岡の水道局指定工事店として、水道管凍結を含むさまざまな水トラブルを即日対応いたします。

 

対応エリアや他業者との違いなど、より詳しい情報は以下でご確認ください。

⇒福岡県での『クリーンライフ』の対応について詳しく見る

福岡での水道管凍結で利用できる減免制度

料金相場

水道管破裂に伴う漏水で水道料金が高額になった場合、減免制度を利用できるケースもあります。あくまで「減免」であり、全額免除にならない点に注意しましょう。

 

減免制度の適用条件は、自治体ごとにさまざまです。多くの地域では、個人の所有物である給水装置からの水漏れについては、適用外としています。

 

ただし、破裂の原因が凍結などの天災によるものなら、一部減額措置が効く可能性も高いです。福岡市を例に挙げれば、使用した水量から一定の割合で漏水量を減量し、料金を計算できる場合があります。

 

詳しくは、お住まいの自治体に問い合わせてみてください。

福岡での水道管凍結に困ったときは

水道管凍結とは無縁と思われがちな福岡県ですが、気温低下によって凍結してしまう可能性は十分あり得ます。

 

症状が悪化して水道管が破裂した際は、業者に連絡しましょう。

 

業者選びで悩む方は、『クリーンライフ』にご相談ください。福岡県内(一部地域を除く)からのご依頼に、24時間年中無休で迅速対応しているため、緊急時も安心してご利用いただけます。

 

⇒クリーンライフに水道管凍結の相談をしてみる

2024.10.29
2024.10.31

水回りの快適性を維持するうえで、欠かせない水道管。各家庭や公共施設に水を送る、重要な役割を担っています。

 

水道管でつまり・凍結などのトラブルが発生した際に、「対処法が分からない」と困ってしまう方も多いでしょう。

 

今回は、我々の暮らしに必須の水道管の仕組みや構造をご紹介します。水道管の主な種類をはじめ、つまりトラブルの原因・予防法なども解説するので、ぜひチェックしてみてください。

家庭に水を送る仕組みがある水道管

一戸建ての水道管

今日の日本において、ほぼすべての家庭や公共施設に整備されている水道管。

 

本項では、各家庭の水回りを支える水道管そのものの仕組み・構造のほか、日常生活で主に目にする4種類の水道管の役割などをご紹介します。

水道管とは

水道管はキッチンやトイレ、お風呂といった水回りすべてに通じており、それぞれの箇所で使う水を届ける役割を持っています。

 

日常生活に用いる水は、元々ダムに溜められた雨水。そのままでは口にできないため、浄水場でクリーンにされた後に水道管を通り、各家庭や施設へと供給される仕組みです。

 

また、私たちが使用した後の生活排水も水道管を通り、下水処理施設まで運ばれる構造となっています。一度使って汚れた水であれ、下水処理施設において再びクリーンにすることで環境を汚さないように配慮されているのです。

水道管の主な種類

家庭の水回りに必須の水道管は、主に以下の4つに分類されます。

  1. 導水管
  2. 送水管
  3. 配水管
  4. 給水管

それぞれに異なる用途があるので、水道管の仕組みをきちんと理解するためにも、しっかりと目を通しておきましょう。

導水管

導水管は、取水施設から取り入れた水(原水)を浄水場まで送る水道管です。

 

河川などから原水を浄水場まで送る際は、貯水池を経由。一方、地下水は浄水場まで直接送られる仕組みとなっています。

 

原水は管でなく、以下によって流されるケースも存在。

  • 開渠
  • 暗渠
  • トンネル

導水管を通じて浄水場に運ばれた水は、人が飲める品質になるまで処理されます。

送水管

浄水場で処理された水を、配水場まで運ぶ役割を持つ送水管。送水管を通り、水源地から高台などにある配水池へと運ばれた水は、住宅や公共施設まで直接排水される仕組みです。

 

万が一、何らかのトラブルによって送水機能がダウンしてしまった場合、各家庭にクリーンな水が届けられなくなります。日常生活に欠かせない水が正常に送られないと、水回りの快適性は大きく損なわれてしまうでしょう。

配水管

配水管は配水場に貯めている飲料水を、給水される区域まで送る水道管のこと。基本的に公道の下に埋設され、住宅や施設が多いエリアでは地域全体に張り巡らされています。

 

効率的に配水機能が働くよう、元が太く先が細い管を採用する点も特徴です。一般的に使われるのは200mm~ですが、太い管だと口径約1,000mmになるサイズも存在します。

 

普段目にする水道管工事の多くは、配水管を対象とする場合が多いです。配水管は経年劣化によるひび割れ・損傷が起こりやすいほか、サビ予防のために定期的なクリーニングを要することが理由となっています。

給水管

配水管から分岐し、各住宅や建物に水を供給する給水管。道路から分岐された水道管から、住宅内・建物内にある水道管までの総称です。

 

先述した下記3つの水道管は公共のもので、管理責任が自治体に帰属します。

  • 導水管
  • 送水管
  • 配水管

一方の給水管は、個人の財産です。管理責任は家主に帰属するため、一戸建て住宅でトラブルが発生した場合は個人で対応する必要があります。

 

マンションやアパートのような集合住宅では、管理会社が責任を負うケースが多数。まずは大家や管理会社に相談し、修理の依頼先などを検討する必要があります。

臭いの発生を防ぐトラップの種類

排水管または排水口の一部に水を溜めて塞ぐことで、害虫・悪臭が屋内に入るのを防ぐ「排水トラップ」。水回りの衛生面を維持できるのは、トラップがきちんと機能しているためといえます。

 

トラップは、主に次の3種類に分別することが可能です。

  1. ワントラップ
  2. ドラムトラップ
  3. 管トラップ

各トラップの仕組み・構造を見ていきましょう。

ワントラップ

ワントラップは排水口の器とつながる排水管に円筒を差し込み、お椀をひっくり返したような形状のパーツを被せたもの。キッチン、浴室などの水回りで目にすることが多いです。

 

器と円筒の隙間に封水を溜める仕組みとなっており、手入れのしやすさが大きなメリット。封水は水位が上がった際、真ん中の円筒に溢れる形で排水管へと流れ出します。稀に、封水がなくなってしまうトラブルが起きることもあります。

ドラムトラップ

浴室に使われることが多いドラムトラップは、排水口がドラムのような形をしたトラップです。封水を溜める器の下部には汚水を受け入れるための管、上部には汚水を下水へと流すための管が設けられています。

 

排水口から注がれた水は、配水管を通じて封水と合流する仕組み。多くの水を溜めておくことができ、封水がなくなってしまう恐れがない点は安心です。

 

一方、自浄作用がないためにつまりトラブルが起こりやすい、というデメリットは押さえておく必要があります。

管トラップ

配管が曲がっている管トラップは、以下の3種類に分別可能です。

  1. Pトラップ
  2. Sトラップ
  3. Uトラップ

多くの家庭に設置されているトラップで、次のような特徴を持ちあわせています。

  • あまりスペースを取らない
  • 自浄作用がある

ワントラップ同様、封水がなくなる恐れがある点に注意が必要です。

水道管の水圧の仕組み

水道管の太さは「口径」といい、各住宅内には比較的口径の細い水道管が引き込まれています。

 

水道管の水圧は口径によって大きく変化。毎月の水道料金にも影響を及ぼすので、2つの関係性をしっかり押さえておくことが大切です。

水道管の口径と水圧の関係

現在使用される、水道管の口径は豊富に存在します。主に一般家庭で使われているのは、下記の3つです。

  1. 13mm
  2. 20mm
  3. 25mm

中でも主流なのは20mm。水道管の口径を決める権利は各自治体に帰属し、中には13mmの管を新設していない地域もあります。

 

一方の水圧とは、水を上へと押し上げる力のことです。地面に埋設された水道管から、住宅2階・3階部分までの給水を支えています。

 

同じ水量を流した場合、口径の細い水道管ほど水圧が高くなることは覚えておきましょう。太い水道管を使用するのであれば、より水圧を増やす必要が生じます。

水道管の口径で変わる水道料金

水道管の口径は、毎月の水道料金にも影響を及ぼします。口径が太い管では水圧を増加する分、水道料金が高額になりがちです。

 

長年同じ家に住み続けていると、経年劣化によって水道管の交換が必要になってきます。同時に口径を変えようか悩んでいる方もいるかもしれませんが、毎月の水道料金をじっくり考慮して決断してください。

住宅内に設置される水道管・止水栓の仕組み

水道管や排水管の工事・修理

続いて、住宅内に設置される水道管(給水管)と止水栓の仕組みを解説していきます。

 

水道管の管理責任を誰が負うかは、水道メーターの設置場所によって決定。水道メーターから住宅内の給水管までは、家主に管理する義務が生じます。必要な修理や工事があれば、きちんと対応しましょう。

蛇口の水をコントロールする止水栓

水回りの構造において重要なのが、蛇口の水をコントロールする役割を持つ止水栓。

 

つまり・水漏れなどが発生して修理が必要になった際は、まず止水栓を閉め給水をストップする必要があります。前もって、設置場所を確認することが重要です。

 

止水栓は大きく3種類に分けられ、開閉する方法によって呼び名が異なります。

  1. ハンドル式
  2. キー式
  3. ドライバー式

最も主流なハンドル式は、素手で回して容易に開閉できるタイプ。キー式の場合、専用の止水栓キーが必要です。

 

ドライバー式は、主に屋内の止水栓に使用されています。ハンドルがないため、マイナスドライバーを使って開閉してください。

【住宅タイプ別】止水栓の設置場所

止水栓の設置場所は、住宅タイプによってさまざま。一戸建ての場合、下記に設置されていることが多いです。

  • 玄関門扉の付近
  • 玄関ポーチの横
  • 駐車場内・庭のどこか

上記いずれかに「量水器」「止水栓メーター」などと書かれたメーターボックスがあるので、見つかったら中を確認してみてください。

 

マンションやアパートなどの集合住宅では、メーターボックスが玄関近くの壁に埋め込まれています。

 

止水栓がボックス内にある点は、戸建て住宅と共通。複数の水道メーターがある場合は、フタ裏などに自身の部屋番号が書かれたものを確認しましょう。

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水道管つまりが発生する仕組み

普段から以下をはじめ、さまざまなものを流すためにトラブルを頻発しがちな水道管。

  • 料理カス
  • 油汚れ
  • 紙おむつなどの固形物

本項では水道管つまりの原因、予防法などに触れながらつまりトラブルが発生する仕組みに迫ります。

水道管つまりの原因

水道管つまりの多くは、通常流すべきでないものを流してしまうことによって発生します。

 

トイレでいえば、「紙おむつなどの固形物をうっかり流してしまった」など、無意識に行っている行動が原因になっているパターンが多いです。キッチンでのつまりトラブルの原因も、無意識に流している油汚れかもしれません。

 

水道管のつまりやすさは、住宅タイプによっても左右されます。一般的に、マンション・アパートなどの集合住宅は縦向きの管の多さゆえにつまりにくいです。

 

一方の戸建て住宅には、横向きの管が多数。水の勢いが弱いために汚れが付着しやすく、つまりトラブルを引き起こしやすいのです。

【水回り別】水道管つまりを防ぐ方法

水道管つまりの主な原因は、水回り別に異なります。

 

いずれの水回りにおけるつまりトラブルも、日頃のちょっとした心がけで発生リスクを多少軽減することが可能。以降で水回り別の水道管つまりの予防法をご紹介するので、いざというときに参考にしてみてください。

キッチンでの水道管つまりの予防策

粘性が高く、水道管の内部に付着しやすい油汚れ。冷えると固形化し、後から流れてくる食べ物のカスなどをせき止めてしまう恐れがあります。

 

使用済みの調理器具、食器などに付いた油分はキッチンペーパーで丁寧に拭き取ってからシンクに置き、なるべく排水口に油汚れを流さないように気を付けましょう。

 

ただ、注意しても多少の油分は流れてしまうもの。あわせて以下を行い、つまりトラブルのリスクを抑えるようにしてください。

  1. シンクの半分程度までお湯を張る
  2. 勢いよく流し切る

用意するお湯の温度は、40℃~50℃を目安にしましょう。可能ならば、週に一度ほど実施するのがおすすめです。

お風呂での水道管つまりの予防策

お風呂での水道管つまりは、以下によって発生します。

  • 人のアカや毛髪
  • 石けんカス
  • 油分を含む整髪料

アカや油分は排水パイプ内に雑菌を繁殖させる原因となり、ぬめりが生じた部分に毛髪や石けんカスが付着。徐々に水の通り道を細くしていき、最終的には完全に管をせき止めてしまいます。

 

入浴時に抜けた毛髪、石けんカスなどは適宜捨てるようにし、排水口に流れていかないように気を付けましょう。深刻なつまりを予防するには、パイプクリーナーで定期的なお手入れをする方法も有効です。

洗面所での水道管つまりの予防策

洗面所では、以下によって水道管つまりが発生しやすいです。

  • 油分を含む整髪料や化粧品
  • 毛髪やヘアアクセサリー

毛髪やヘアピン・ヘアゴムなど、固形物は絶対に流さないように注意してください。

 

洗面所を脱衣所としても使用する家庭では、衣類に付着したゴミやホコリがつまりを引き起こす恐れもあります。ヘアキャッチャー部分はこまめに掃除して、ぬめりや汚れが蓄積されないように努めましょう。

トイレでの水道管つまりの予防策

トイレでは基本的に排泄物とトイレットペーパー以外、流さないことが重要。水に溶けることを謳った商品であれ、一度に大量に流そうとするとつまりの原因になり得ます。

 

また、排便後は洗浄水量「大」で流すのもポイント。「小」で流すと水量不足で流し切れず、つまってしまう恐れがあるからです。

 

トイレでの嘔吐も、なるべく避けるようにしてください。人が食べた物には固形物や油分が含まれるため、水道管つまりの発生リスクを高めてしまいます。

水道管凍結を防ぐ水抜きの仕組み

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冬場の気温が零下になる地域では、水道管凍結のリスクと隣り合わせ。万が一、凍結した水道管が破裂してしまうと業者に高額な料金を支払い、修理してもらわなければなりません。

 

本項では凍結予防に有効な不凍水栓の仕組みや、水抜きの具体的な手順をご紹介。水道管凍結は寒冷地以外でも発生する恐れがあるため、前もって目を通しておくと安心です。

水道管凍結は不凍水栓で予防

不凍水栓とは、凍結防止機能を備え付けた水栓のこと。水抜きハンドルを使って水栓内の水を除去し、凍結を防ぐ仕組みです。

 

不凍水栓は、以下のような屋外によく設置されます。

  • 玄関
  • 駐車場

水抜き後の水は深く埋設された管まで流され、地表近くの水道管が空になる構造。水には地中で凍らない性質があるため、不凍水栓を使えばどんなに寒い地域であっても、水道管凍結を防ぐことができます。

水抜きハンドルの使い方

続いて、水抜きハンドルの具体的な使い方を解説します。水抜き操作が必要になった際は、以下の流れで作業を進めましょう。

  1. あらかじめ、蛇口が閉まっていることを確認する
  2. 水抜きハンドルを「水抜」、または「でる・通水」と書かれた方向に回す
  3. 水道蛇口を開け、水抜きを行う
  4. 作業が終わったら、蛇口を元通りに閉めておく

水抜きハンドルを回す際は、止まるまで回し切るのがポイント。途中で回すのを止めてしまうと、地中で水が流れっ放しになってしまうので注意してください。

水道管の仕組みを知ってトラブルを予防

今回は、水道管の仕組みや構造についてご紹介しました。日常生活に欠かせない設備だからこそ、突然のつまり・凍結トラブルなどが確認された場合も、慌てず適切な対処ができるようにしておきましょう

 

自力でトラブルを解消するのが難しければ、我々クリーンライフにご相談ください。水道局指定工事店として最適な方法で対応にあたり、深刻な症状も早期復旧を目指します。

 

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