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トイレつまり・水漏れ

トイレの水位が下がっても特に大きな問題がなければ、そのまま放置してしまう方もいるでしょう。

 

しかし、トイレの水位が下がるのはトイレがつまる前兆かもしれません。場合によっては、すでにトイレつまりが起きており、放置し続けると症状が深刻化する恐れもあります。

 

今回は、トイレつまりで水位が下がる原因や対処法について解説します。日頃から実践できる予防策もお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。

トイレつまりで水位が下がる時の対処法6つ

トイレのタンク内の様子
トイレつまりで水位が下がる場合、自力での修理が可能なケースもあります

 

ここでは、自分でできる簡単な対処法を6つご紹介します。いざトラブルに直面した際、ぜひお試しください。

トイレの水位が下がる時の対処法1:2〜3時間ほど放置する

以下が原因のトイレつまりで水位が低下するのであれば、しばらく放置することで直る場合もあります。

  • 大便
  • トイレットペーパー
  • 流せるシート

2~3時間ほど放置した後にバケツなどで水を流し、水位が元の位置に戻るのか確認しましょう。

 

流せるシートは分厚いため、半日または一晩ほど放置すると流れる可能性があります。

トイレの水位が下がる時の対処法2:トイレタンクを確認する

トイレタンクの構造

トイレタンクのフタを外し、水位を確認してみましょう。トイレつまりによって、タンク内の水位が下がっている場合は水を入れた後、流すと症状が改善されることもあります。

 

もしタンクに水が溜まらなければ、以下を確認してみましょう。

  • フロートバルブが外れていないか
  • 鎖が切れていないか
  • 鎖が引っかかっていないか
  • 浮き玉が破損していないか

フロートバルブとは、タンクの底にあるゴム製の栓のこと。最近はプラスチック製のものも普及しています。

 

タンク内の部品を自分で交換する際は、説明書に従って行いましょう。自分で交換できそうにないときは無理をせず、専門業者に相談してください。

トイレの水位が下がる時の対処法3:固形物が見えれば取り除く

封水が溜まっている場所に、うっかり落とした固形物が見えていれば、ゴム手袋をして取り除くとつまりが改善されて水位が正常化します。

 

うっかり落としたおむつや生理用品などが水を含んで排水口にとどまっていたら、水が流れやすくなります。ゴミ袋を用意して、床を濡らさないようにして処分しましょう。

トイレの水位が下がる時の対処法4:バケツで便器に水を流す

バケツでトイレつまりを解消

排泄物やトイレットペーパーによるトイレつまりが原因ならば、水を流すことで解決する可能性があります。

 

ただ、水を大量に入れると溢れる恐れがあるので要注意。まずは1L程度の水を流し、様子を見ましょう。

 

【バケツで便器に水を流す手順】

  1. バケツ(もしくは大きな容器)に水を入れ、高い位置から排水口に向かって勢いよく水を流す。
  2. 少しずつ水位が下がる場合、数回水を流す。

水は一気に流さず、1~2cmほどの細い線を作るように流すのがコツです。

トイレの水位が下がる時の対処法5:お湯を便器に流す

お湯とバケツでトイレつまりを解消

水を流してもトイレの水位が戻らないときは、お湯を流すことでトイレつまりを解消してみましょう。

 

【便器にお湯を流す手順】

  1. バケツなどでお湯を数回流す。
  2. 1時間ほど放置し、様子を見る。
  3. 放置後は再度水を流し、水位が戻るか確かめる。

用意するお湯は、40~60℃程度のぬるま湯。陶器製の便器は熱に弱く、割れてしまう恐れがあるので、70℃を超える熱湯の使用は避けましょう。

 

お湯を沸かして泡が少し立ち、湯気が出始めた頃の温度が40~60℃です。お湯を使用する際は、参考にしてみてください。

トイレの水位が下がる時の対処法6:ラバーカップを利用する

ラバーカップの使い方

便器の水位が下がる程度の軽微なつまりなら、「ラバーカップ(スッポン)」が効果的です。正しい使用方法を説明します。

 

ラバーカップにはさまざまな種類・サイズがあるので、適切なラバーカップを用意します。

ラバーカップの種類

【ラバーカップを使う手順】

  1. 便器内の水量を調整(お椀部分が水の中に入る程度の水量)
  2. ラバーカップを排水口に押し当てて、しっかり密着させる。
  3. ラバーカップを勢いをつけて引っ張る。

ゴボゴボと音がして、つまりが改善されるまで繰り返します。最後に水を少しずつ流して、つまりが除去されたかどうかを確認してください。

 

汚水が飛び散る可能性があるので、周囲にビニールシートを敷き、濡れても大丈夫な服を着用しましょう。

トイレの水位が上がる・下がる原因とは?

トイレットペーパー
便器に溜まっている水は「封水」と呼ばれています。

 

封水の水量は基本的に調整できません。封水の水位が上がっていたり下がっていたりしていると、トイレつまりなど何かしらのトラブルが発生している可能性が高いです。

 

トイレの水位が下がる原因を以下にまとめました。

長期間トイレを使っていない

封水が蒸発して水位が下がる

帰省や留学などで長期間家を空けてトイレを使っていなければ、封水が蒸発して水位が下がることがあります。

 

蒸発で水位が下がる場合、水を流すと正常の水位に戻るケースが大半です。

 

洋式トイレを長期間使わないときは、フタを閉めておくと水位が下がるのをある程度防げます。

節水をしていてトイレに流れる水量が少ない

タンクにペットボトルを入れない

節水対策としてトイレのタンクにペットボトルなどを入れていると、便器に流れる水量が少なくなり、水位が下がるケースもあります。

 

また、タンク内の浮き玉に節水用品が当たることで、水量の調節がうまくいかず、水位が下がる可能性もあるでしょう。タンクの部品が破損していたために、水量が少ない場合もあります。

 

水量が少なくなると水位が下がる他、トイレつまりが起こるリスクも高まるため注意が必要です。

 

トイレットペーパーや流せるシート類が詰まっている

トイレットペーパーや流せるシート類などを大量に流してしまった場合、水位が下がることもあります。

 

水位が下がるのはトイレつまりが起こる前兆、または軽度なトイレつまりがすでに発生している状況です。

 

また、トイレットペーパーや流せるシート類が封水を吸い取ってしまい、排水している可能性もあります。これは「毛細管現象」と呼ばれ、水位が下がる原因の1つです。

毛細管現象

特に以下の場合、毛細管現象が起きやすいので注意しましょう。

  • トイレのタンクで節水対策を行っている
  • 節水型トイレを利用している

ちなみに毛細管現象が起きていると、何もしていないにも関わらず水位が下がります。

異物を便器内に落とした

異物を落としてトイレつまりが起こり、水位が下がるケースもあります。

 

トイレに流せるのは基本的に、排泄物とトイレットペーパーのみです。水に溶けない異物を流すとトイレつまりが発生しやすいため、気を付けましょう。

 

以下はトイレに落としやすい異物です。

  • ティッシュペーパー
  • ハンカチ
  • おむつ
  • 尿漏れパッド・尿漏れシート
  • 生理用品
  • スマホ
  • おもちゃ

尿漏れパッドや尿漏れシート、おむつ、生理用品は吸水性があるため、便器に落とすと膨張してトイレつまりを招き、水位が下がることがあります。

 

手で取れない範囲に異物を落とした場合は、無理して取ろうとせず、専門業者に相談しましょう。

便器内部が故障している

稀ではありますが、便器の故障が原因の水漏れによって、水位が下がることもあります。注意点は、集合住宅での水漏れは下の階にまで被害を及ぼす可能性があることです。

 

また、排水管や水道管に何らかのトラブルが生じ、水位が下がるケースもあります。

 

水位が下がるだけではなく、水漏れなどの異変に気付いたら、早めに水道修理業者や管理会社へ連絡しましょう。

封水も流れてしまっている(誘引現象)

誘導サイホン作用

誘引現象とは排水管に勢いよく水が流れ、便器に溜まるはずの封水も流れてしまう現象です。

 

集合住宅で排水管が他の部屋とつながり、

  • 複数の部屋で同時に排水した
  • 近くで水道工事が行われている

こういった場合に起こりやすい現象です。

 

誘引現象で水位が下がるときは、基本的に水を流すと解決できます。もし水を流しても直らない場合は、専門業者に相談してみましょう。

 

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サイホン作用によって水が引いている

自己サイホン作用

アパートやマンションといった集合住宅にお住まいですと、上の階の人が水を流したときに排水管内の気圧が下がって、下の階の便器内の水が引っ張られてしまうことがあります。これがサイホン作用と呼ばれる現象です。

 

サイホン作用は一時的に起きる現象なので、心配はいりません。しばらく待っていれば水位が元に戻るはずですので、少し待って水位が戻ったかどうか確認してください。

大雨で排水が追いつかない

大雨が降ると、下水に水が溢れた状態になります。トイレから流れる水は下水に入るのですが、下水に水が溢れていると逆流してしまうために、トイレのつまりが生じるのです。

 

トイレつまりが生じると、封水に異常が出てきます。大雨が原因で下水に問題がある場合は、対処方法はありません。水が引くのを待つだけです。

 

ご近所の方も同じトラブルになっているか確認すると、大雨が原因かどうか判断できます。

トイレの水位が下がるのを放置すると危険な理由

トイレにトラブルが起きているイメージ
トイレの水位が下がるだけなら普段通りに使用できるため、それほど不便に感じず放置する方もいるでしょう。

 

しかし、水位が下がる状態を放置すると、以下のトラブルを引き起こす可能性があります。

トイレから悪臭が発生する原因になる

封水は臭いの主成分「アンモニア」を吸収し、悪臭を抑える役割も担っています。封水が減ってトイレの水位が下がると、悪臭の原因につながります。

 

また、封水は排水管から悪臭や虫が入り込むのを防いでいるため、水位が下がると下水臭く感じる場合もあるでしょう。

 

虫が湧く可能性もあるので、トイレの水位が下がると気付いたら早めに対処してください。

トイレが故障して使えなくなる

トイレの水位が下がるときは、トラブルが起きる前兆かもしれません。

 

今は大きな被害がなくても、水位が下がる状態でトイレを使い続けると、状況が悪化してトイレが故障する恐れがあります。

 

水位が下がるのは、トイレに何かしらの異常があるサインです。もし原因に心当たりがなければ、早めに水道修理業者へ相談しましょう。

近隣住民に迷惑がかかる可能性がある

トイレつまりが発生していると、水位が下がることがあります。

 

特にマンションやアパートといった集合住宅でトイレつまりを放置すると、下の階に水漏れする恐れもあり注意が必要です。

 

水漏れは高額な修理費を請求されるケースもあるため、水位が下がると判明したら放置せずにすぐさま対処しましょう。

 

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トイレで水位が下がるのを未然に防ぐ方法

フタが開いているトイレ
封水が減ってトイレの水位が下がると、悪臭や水漏れなどのトラブルが拡大する恐れもあります。

 

トイレで水位が下がるのを防ぐためにも、日頃からの予防は大切です。予防するためのポイントを紹介するので、参考にしてください。

トイレットペーパーを使いすぎない

トイレットペーパーを使いすぎるとトイレつまりが発生し、水位が下がる可能性が高まります。

 

一度に流せるトイレットペーパーの量は、以下が目安です。

  • レバーの「大」:シングルは10mまで、ダブルは5mまで
  • レバーの「小」:シングルは3mまで、ダブルは1.5mまで

もし排泄後に拭き足りないと感じたら、一度水を流してから拭きましょう。

 

大量のトイレットペーパーを使った際は毛細管現象が起こり、水位が下がることもあります。

 

ダブルのトイレットペーパーをたくさん使う方は、シングルに変えて水位が下がるのを防ぐのもおすすめです。

トイレットペーパー以外を流さない

トイレは排泄物とトイレットペーパーを流すよう、設計されています。

 

水位が下がるのを防ぐため、トイレットペーパー以外の異物は流さないようにしましょう。

 

「水に流せる」と書かれたシートも、基本的には流さないのがベスト。シートは分厚いものが多く、トイレに流すとトイレつまりを引き起こす原因になり得ます。

 

小さなお子さまがいる家庭では、以下のような対策をすることも大切です。

  • トイレには極力ものを置かない
  • トイレに鍵をかける
  • 「子どもがトイレに入った」と気付くため、ドアベルを設置

便器に異物を落としてトイレつまりが発生するリスクを抑えましょう。

定期的にトイレタンクを確認する

「トイレタンクが原因で水位が下がっている」と早く気付けるように、定期的にタンクを確認しましょう。

  • タンク内の水量は変わっていないか
  • 鎖は外れていないか
  • 部品が壊れていないか

こういったことを定期的にチェックすれば、トイレタンクが原因となるトラブルをすぐさま解決できます。

 

また、ペットボトルなどをタンクに入れて節水するのは避けましょう。トイレつまりが起こりやすい他、タンク内の部品が破損する恐れもあります。

トイレ掃除をする

水位が下がるのを防ぐために、トイレ掃除をすることも大切です。

 

尿に含まれる成分が固まり尿石ができると、流れが悪くなって水位が下がるほか、トイレつまりの原因になる可能性があります。尿石は悪臭の原因にもつながるため、こまめにトイレ掃除を行いましょう。

 

なお、トイレ掃除で使う洗剤は、汚れによって使い分けると効果的です。

  • 酸素系のトイレ用洗剤:水垢、黄ばみ、尿石
  • 塩素系のトイレ用洗剤:カビ、黒ずみ

ただし、酸素系と塩素系の洗剤が混ざると有毒ガスが発生し、非常に危険です。酸素系洗剤を使ったら、塩素系洗剤で掃除するのは別の日にしましょう。

トイレつまりで水位が下がる状態が直らない時は

トイレの水位が下がるのは何かトラブルが起きている、または起こる前兆です。

 

トイレつまりで水位が下がる状態を放置すると、近隣に迷惑をかけてしまう恐れもあるため、長期間放置するのは避けてください。なかなかトイレの水位が戻らず、ご自分での対応が難しい場合は、専門業者に相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』では、トイレに関するご相談を24時間年中無休で受け付けております。

 

出張による現地調査やお見積もりは無料で行っているため、いつでもお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの水漏れ・つまりを相談をしてみる

2022.03.29
2024.01.10

トイレのトラブルで比較的多いのが、水漏れです。水漏れは早急に修理をしないと、トイレの床や壁にダメージを与えたり、2階以上のトイレの場合は階下にまで被害が及んだりしてしまいます。

 

そこで今回は、トイレの水漏れの対処法を場所別に紹介します。

 

応急処置の方法や修理料金の相場もあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

トイレで水漏れしているときに最初にすること

トイレの水漏れ修理を依頼トイレで水漏れしたときには、まず被害の拡大を防ぐために、応急処置をする必要があります。

 

トイレの水漏れに気付いたときは、最初に以下の手順で対応してください。

1.止水栓を時計回りで閉める

トイレの水漏れに気付いたら、止水栓を時計回りで閉めて、水を止めてください。水を出したままだと原因の特定がしにくく、水漏れ被害が大きくなる可能性があります。

 

水道代にも影響が出ますので、まずは水を止めてしまいましょう。

 

トイレの止水栓は壁や床から出ており、手で回せるハンドルタイプと、ドライバーを使って回せるタイプがあります。

 

どちらも時計回りに回すと閉まるので、止水栓の種類に合った方法で閉めてください。

もし止水栓が見つからなかったり、固くて回せないのであれば、水道の元栓を閉めましょう。

 

戸建ての元栓は、屋外の敷地内にあります。マンションなどの集合住宅の場合、玄関横のメーターボックスにあることが多いです。

 

元栓を閉めるとトイレの水だけでなく、家庭内の水道全てが止まってしまうので注意してください。

 

水道の元栓がどこにあるか分からないときは、以下の記事が参考になります。

2.電源プラグを抜く

ウォシュレットなどの電化製品は、水漏れによって感電、故障するリスクがあります。そのリスクを避けるためにも、電源プラグは抜いておきましょう。

 

ゴム手袋をはめて電源プラグを抜くことで、感電リスクを下げられます。プラグがすでに濡れているときは直接触らずに、ブレーカーを落としてから電源プラグを抜いてください。

 

安全に作業を進めるためにも、電源はコンセントからすぐに抜くようにしましょう。

3.便器内の水を汲み取る

便器に原因があり水漏れしている場合は、便器内に水が溢れることがあります。

 

便器の水が溢れそうなときは、便器内の水を汲み取って、水漏れを防ぎましょう。

  • 小さいバケツ
  • ひしゃく
  • 灯油ポンプ
  • ペットボトル

これらの道具を使えば、水を汲みだせます。

【場所別】トイレで水漏れしている原因・対処法

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トイレの水漏れにはどんな症状や原因があるのか、場所別に紹介します。

 

原因別に対処法もまとめていますので、参考にしてください。

トイレタンクの水漏れ

トイレタンクの構造

トイレタンクから「ポタポタ」「チョロチョロ」と水が流れる音がするときは、トイレタンク内で水漏れしている可能性があります。

 

トイレタンクの水漏れの原因は、主に部品の故障です。

  • ボールタップの破損
  • 浮き玉の破損
  • フロートバルブの劣化
  • オーバーフロー管の破損
  • レバーの破損
  • パッキンの劣化

このようにトイレタンク内の部品が劣化・故障すると、正常に働かなくなり、タンクで水漏れが起こります。

 

トイレタンクの部品が原因の場合、交換や修理をすれば水漏れは止まるはずです。

 

トイレタンクの水漏れの原因と対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。自分で直す方法もまとめていますので、DIYが得意な方は参考にしてください。

トイレタンクにひびが入っていれば交換

トイレタンクにひびが入って水漏れしている場合、タンク自体を交換する必要があります。

 

タンクのひび割れは補修ボンドなどで応急処置をするしかなく、根本的に問題を解決するには交換しかありません。

 

応急処置をしても再度水漏れする可能性が高いため、業者に交換を依頼しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレの水漏れの相談をしてみる

給水管の水漏れ

トイレの給水管のパッキン交換

給水管の水漏れは、以下の原因が考えられます。

  • パッキンの劣化
  • 給水管本体の劣化や破損
  • 接続部分のゆるみ

このような原因によって、給水管から水漏れが起こります。

 

接続部分のゆるみなら、ネジを締め直す程度なので自分でも対処できるでしょう。

 

しかし、パッキンや給水管を交換するとなると、基本的には業者に依頼したほうが安心です。慣れない人が給水管を修理すると、うまく接続できずに水漏れする恐れがあります。

 

給水管の水漏れ修理を自分で行う前に、以下の記事をご一読ください。トイレの給水管を自分で修理する際の準備から修理方法、注意点まで、分かりやすく解説していますので参考にしてください。

便器内の水漏れ

便器内で水漏れが止まらないときは、タンク内の部品の不具合が原因と考えられます。

  • ボールタップの劣化
  • フロートバルブの劣化
  • オーバーフロー管の破損
  • 鎖が絡まっている

このような場合、トイレタンクの水漏れと同様に、部品の交換・修理をすれば水漏れは止まるはずです。

 

自分で直せるケースもありますが、修理に自信がないときは業者に依頼することをおすすめします。

 

便器内の水漏れでお困りの方は、以下の記事を参考にトイレタンクに異常がないか確認してみてください。自分でできる直し方も紹介しています。

便器と床の間からの水漏れ

便器と床の間からの水漏れは、以下の原因が考えられます。

  • 便器の接合部分のゆるみ・劣化
  • 床下の排水管の異常
  • 便器の破損
  • ウォシュレットの故障

このような原因の場合、自分で対処するのは困難です。放置していると、水漏れ被害が拡大する恐れもあります。

 

排水管、便器の交換については、早急に業者に修理を依頼してください。

 

便器と床の間からの水漏れについては、対処法を以下の記事で紹介しています。便器と床の間からの水漏れ修理の費用相場もまとめていますので、修理を依頼する際の参考にしてください。

便器本体の水漏れ

便器本体で水漏れしている場合、以下の原因の可能性があります。

  • 便器の設置不良
  • 便器のひび割れ
  • 結露

便器内の水温と外気温の差が大きい場合、結露が生じて水漏れしているように見えることがあります。結露の場合は修理は必要ありませんので、トイレを換気して結露の発生を防ぎましょう。

 

便器の設置不良やひび割れが原因の場合、便器の不具合の修理や交換を業者に頼む必要があります。

 

修理の際には、便器の着脱が必要になるでしょう。便器の取り外しが必要なケースや料金は、以下の記事に詳細をまとめていますので参考にしてください。

便器のひび割れは応急処置が可能

便器のひび割れを見つけても、すぐに交換するのが難しいケースもあります。その際は、パテやコーキング材を使って応急処置が必要です。

 

【用意する物】

  • パテまたはコーキング材
  • 給油ポンプorペットボトルorバケツ
  • ぞうきん
  • バケツ

【応急処置の手順】

  1. 止水栓を閉めて水を止める
  2. 便器内の水を給油ポンプやバケツ、ペットボトルを使って汲み出す
  3. 補修する場所の水気をぞうきんで拭き取る
  4. パテまたはコーキング材でひび割れ部分を補修する

以上の手順で応急処置をします。

 

これで一時的に水漏れは止まりますが、あくまでも応急処置です。いつ再び水漏れするか分からないので、できるだけ早く業者に便器の交換を依頼しましょう。

 

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ウォシュレットの水漏れ

ウォシュレットの水漏れの主な原因は、以下の通りです。

  • ノズルの目詰まり
  • 給水フィルターの目詰まり
  • ウォシュレット本体の故障
  • パッキンの劣化
  • 接続部分のゆるみ

ウォシュレットは電化製品ですので、水漏れを起こすと感電するリスクがあります。修理には危険を伴いますので、基本的には自分で直さずに、業者に修理を依頼しましょう。

 

ウォシュレットの水漏れの原因と対処法については、以下のページが参考になります。修理料金の相場も紹介していますので、業者に修理を頼む前に確認しておくと安心です。

トイレの水漏れの修理料金の相場

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トイレの水漏れ修理を業者に頼むと、どれくらいの料金がかかるのか一覧でまとめました。

 

【基本料金】

基本料金 0円〜5,000円
出張費 0円〜5,000円
割増料金(夜間・早朝・休日) 0円~10,000円
見積もり 0円

 

【修理料金】

つまりが原因のトイレの水漏れ 8,000円
給水管の交換 5,000円
パッキンの交換 4,000円
タンク内の部品の交換 6,000円~15,000円
便器の着脱 10,000円
便器の交換 30,000円~50,000円
ウォシュレットの修理 15,000円~25,000円
トイレの床の水漏れ修理 5,000円~30,000円

修理料金については、修理の内容や原因によって差があります。トイレットペーパーなどのつまりが原因の水漏れなら、8,000円~が相場です。

 

トイレつまりで便器の取り外しが必要なケース

便器の着脱、便器交換など、大掛かりな作業になると、修理料金は高額になります。

 

水漏れは放置すると状況が悪化するリスクがありますので、修理料金を安く抑えるには、できるだけ早く修理を依頼するのがポイントです。

 

トイレの水漏れ修理の相場は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

修理代を高額請求されないように注意

修理を依頼する前に注意しなければならないのが、悪質な修理業者を避けることです。

 

トイレの水漏れ修理業者の中には、高額請求をするような悪徳業者が存在しています。

 

悪徳業者に騙されるリスクを避けるには、以下のポイントを押さえて業者を選びましょう。

  • 水道局指定工事店に依頼する
  • 口コミ評判の良い業者を選ぶ
  • 相見積もりを取って納得のいく業者を選ぶ

不自然なほどに安い業者に依頼すると、修理が終わった後に高額請求される可能性があります。料金の相場を見極めるためにも、必ず相見積もりを取って適正価格の業者に依頼しましょう。

 

悪徳業者に騙されるのが心配な方は、以下の記事を参考にしてください。悪徳業者を避けるコツや、悪質な手口を見極めるポイントなどを分かりやすくまとめています。

トイレの水漏れが止まらないときは

トイレの水漏れは突然起きるものです。万が一水漏れを発見した際は、被害が拡大しないように冷静に対処しましょう。

 

トイレの水漏れを自分で修理することもできますが、水漏れ箇所や原因によっては、水漏れ被害の拡大や別のトラブルを招く恐れもあります。

 

「修理が難しい」「修理に自信がない」と感じたら、自分で判断せずに業者に修理を依頼してください。

 

私たち『クリーンライフ』では、トイレの水漏れ修理を24時間365日受け付けております。見積もり・相談は無料ですので、ぜひ気軽に相談してください。

 

⇒クリーンライフにトイレの水漏れ修理の相談をしてみる

2022.03.29
2024.01.10

毎日のように使用するトイレが詰まってしまうと、日常生活に支障をきたしかねません。

 

トイレつまりは道具を使って自分で直そうと試みる方も多いですが、誤った方法で直そうとすると、症状が悪化することも考えられます。

 

そこで今回はトイレつまりを直す道具3つを紹介し、直し方を分かりやすく解説します。

 

道具がない場合の直し方も紹介しますので、「すぐに道具を準備できない」という方も参考にしてください。

トイレつまりを直す道具おすすめ3選

道具がある場合とない場合に分けて、トイレつまりの直し方を紹介します。

 

まずは、道具がある場合の直し方3つです。道具がない方は、道具がない場合の直し方をご覧ください。

ラバーカップ(すっぽん)

ラバーカップは「吸引カップ」「すっぽん」「トイレプランジャー」とも呼ばれ、トイレつまりを直す代表的な道具です。1,000円前後で購入でき、ホームセンターなどで取り扱っています。

ラバーカップの種類

ラバーカップは主に以下の3種類があります。トイレに適したラバーカップを選びましょう。

  • 和式トイレ用:カップが半円形で、底が平ら
  • 洋式トイレ用:カップの底が出っ張っている
  • 節水型トイレ用:帽子のようなツバが付いている

 

ビニール袋に穴を開けて、ラバーカップの柄を穴に通して使うと、便器の水や汚れが飛び散るのを防げます。その際、ビニール袋で便器を覆いましょう。

【トイレつまりを直す手順】

  1. カップ全体が水に浸かるように、水位を調整する。
  2. カップを排水口に密着させる。
  3. ラバーカップをゆっくりと押し込んだ後、勢いよく引く。
    排水されるまで押し引きを繰り返す。
  4. バケツなどで水を流し、排水されるか確かめる。

ラバーカップは、しっかりと引っ張るのがコツです。押し込む際はゆっくりと行いましょう。

 

真空状態を作るため、カップ全体が水に浸かることも大切です。真空状態でなければ、トイレつまりを直す効果は小さくなってしまいます。

 

ラバーカップを使ったトイレつまりの直し方は、以下の記事が参考になります。手順や注意点を詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

真空式パイプクリーナー

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりも吸引力や圧力が強い道具です。1回使用し、トイレつまりが直るケースもあります。

 

真空式パイプクリーナーは、ホームセンターやショッピングモール、インターネット等で販売されており、1,500円~2,000円程度で購入できます。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. ラバーカップと同様、カップ全体が浸かるように水位を調整する。
  2. ハンドルを押したまま、便器の水溜りにカップを押し付ける。
  3. ハンドルを勢いよく引く。
  4. 1回でトイレつまりが直らないときは、押し引きを数回繰り返す。
    再度カップを押し付ける場合、一度水の外へ出してから押す。

カップの中が真空状態になるように、しっかりと押し付けて密着させましょう。

 

真空式パイプクリーナーにもいくつかの種類がありますので、以下の記事を参考にして選んでください。真空式パイプクリーナーでトイレつまりを直す手順も解説しています。

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシは「ワイヤー式トイレクリーナー」「パイプクリーナー」とも呼ばれています。ホームセンターやインターネットで2,000~4,000円ほどで購入できる道具です。

 

ただし、他の道具よりも取り扱いが難しいため、使用する際は注意しましょう。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. 排水口にワイヤーブラシの先端部を差し込み、ハンドルを回して下げる。
  2. ワイヤーが入りにくい場合は無理に押し込まず、ハンドルを回して先端部を回転させる。
  3. 先端部に異物が当たったら、引っかけて取り出す。異物は押し流す。

強引にワイヤーブラシを押し込もうとすると、排水管や便器が傷つく恐れがあります。使用するのが難しくトイレつまりを解消できないときは、専門業者へ相談しましょう。

 

ワイヤーブラシの使い方は以下の記事で分かりやすく解説していますので、参考にしてください。

トイレつまりを直す道具がないときの直し方

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トイレつまりを直す道具がない場合は、身近にあるものを代用しましょう。コンビニなどですぐ手に入るものを使った直し方もご紹介するので、ぜひお試しください。

水を便器に流す

もっとも手軽に試せる直し方で、トイレつまりを直す特別な道具は必要ありません。バケツがない方は、やかんや鍋、洗面器などを代用しましょう。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. バケツに水を入れ、高い位置から排水口に向かって水を流す。
  2. スムーズに排水し、水位が元の位置に戻るまで水を数回流す。

水は一気に流さず、約1~2cmの細い幅で勢いよく流すのがコツです。水の流れや水圧を利用してトイレつまりを直します。

お湯を便器に流す

トイレつまりを解消するため、お湯を流してトイレットペーパーやシート類などを溶けやすくします。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. バケツでお湯を数回流す。
  2. 約1時間そのまま放置する。
  3. 放置後はバケツなどで水を流し、排水されて水位が戻るか確かめる。

便器は陶器で作られているものが多く、熱湯を流すと割れる危険性があります。

 

お湯は40~60℃ほどの温度のぬるま湯を目安にし、目安よりも高温のお湯は流さないでください。お湯を沸かして泡が少し立ち、湯気が出始めたくらいがおよそ40~60℃です。

 

お湯を使ったトイレつまりの直し方については、以下の記事で詳しくまとめています。自宅にあるもので手軽にできますので、ぜひお試しください。

ビニール袋を使う

ビニール袋を使い、ラバーカップと同じような効果でトイレつまりを直します。

 

手が小さい方、大きい方は拳が排水口に密着しにくいため、効果はあまり期待できません。他の方法を試しましょう。

 

【用意するもの】

  • ゴム手袋
  • ビニール袋:2枚

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. ゴム手袋をはめた手の上に、ビニール袋を2枚重ねてはめる。
  2. 拳を作って排水口に押し当て、密着させる。
  3. ラバーカップと同じ要領で、拳を押し引きする。
  4. 押し引きを繰り返し、排水されたらバケツなどで水を流し、水位が戻るか確認する。

ビニール袋を便器に落とさないように、拳を押し引きするときはもう片方の手でビニール袋をつかみましょう。

 

ビニール袋を使う方法を試す際は、以下の記事で注意点や手順をご確認ください。ビニール袋では直せないトイレつまりもありますので、確認の上で試しましょう。

ペットボトルを使う

ペットボトルを使う方法も、ラバーカップと似た働きでトイレつまりを解消します。

 

【用意するもの】

  • ゴム手袋
  • 500mlペットボトル
  • ハサミやカッター

ペットボトルの底を、ハサミやカッターで3~4cmほど切り取ります。切り取る際はケガをしないように注意してください。

 

使うのはペットボトル本体で、切り取った底とフタは使いません。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. ゴム手袋をはめてペットボトルの口に親指を入れ、下部を排水口に差し込む。
  2. ラバーカップと同様、ペットボトルを押し引きする。
  3. バケツなどで水を流し、排水されるか確認する。

ペットボトルもラバーカップと同じように、勢いよく引くのがポイントです。作業中は水や排泄物などが飛び散る可能性があるので、注意しましょう。

 

また、便器を傷つける可能性があるため、切り口はきれいに整えてから使用しましょう。

 

より分かりやすい手順や注意点については、以下の記事でご確認ください。ラバーカップがないときに役に立つ情報をまとめていますので、参考にしてください。

食器用洗剤(中性洗剤)を使う

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普段洗い物をするときに使用する食器用洗剤(中性洗剤)もトイレつまり解消に役立ちます。

 

【用意するもの】

  • 食器用洗剤(中性):計量カップ1/2(100ml)
  • 45℃前後のぬるま湯:便器の半分程度

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. 食器用洗剤(中性洗剤)を便器に入れる。
  2. ぬるま湯を入れ、20分ほど放置する。
  3. 水位が下がったら再度ぬるま湯を入れ、排水されるか確認する。

使用する食器用洗剤は1種類だけにしてください。複数の洗剤が混ざってしまうと、有毒ガスが発生する恐れがあります。

 

特に、酸性とアルカリ性の洗剤は混ぜないようにし、必ず換気しながら行ってください。

 

食器用洗剤以外にも、トイレつまりに有効な洗剤があります。以下の記事でおすすめの洗剤とトイレつまりの直し方を紹介していますので、トイレつまりにはどんな液体洗剤が適しているのかお確かめください。

重曹と酢を使う

掃除用に重曹を常備している方もいるでしょう。重曹と酢を混ぜて泡を発生させ、トイレつまりの原因になっている汚れを落とす方法です。

 

ただし、炭酸ガスが発生するため、必ず換気をしてから作業を行ってください。

 

炭酸ガスが充満すると、体調が悪くなる恐れがあります。トイレの換気扇を回し、部屋のドアや窓を開けましょう。

 

【用意するもの】

  • 重曹:計量カップ1/4(50ml)
  • お酢(またはクエン酸):計量カップ1/2(100ml)
  • 50~60℃のぬるま湯:便器の半分程度

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. 便器内の水溜りに重曹をかける。
  2. 重曹と同じく、水溜りに酢(クエン酸)を入れる。
  3. ぬるま湯を入れる。
  4. 泡立ったら、そのまま約1時間放置する。
  5. 放置後はバケツなどで水を流し、排水して水位が戻るか確認する。

便器に投入する順番は、重曹→クエン酸です。手順を間違えると効果が下がってしまうので、間違えないように注意してください。

 

詳しい手順については、以下の記事を参考にしてください。作業を始める前の準備から、手順や注意点まで、分かりやすく紹介しています。

針金ハンガーを使う

針金ハンガーは、ワイヤーブラシの代用品として使えます。

 

固すぎる針金ハンガーは排水管の奥に入りにくいため、簡単に曲がる柔らかい針金ハンガーを使用しましょう。

 

【用意するもの】

  • 針金ハンガー
  • ペンチ

【トイレつまりを直す手順】

  1. 針金ハンガーの取っ手付近をペンチで切る。
  2. 排水口に入れる側の先端を曲げ、輪を作る。
  3. 先端を排水口に入れ、奥に押し込む。
  4. 針金ハンガーを少しずつ動かし、トイレつまりの原因を少しずつ削る。
  5. トイレつまりが解消されたらハンガーを取り出し、バケツなどで水を流して排水されるか確認する。

針金ハンガーが奥に入らなければ、作業を中止してください。無理にハンガーを押し込むと、排水管や便器が傷つく可能性があります。

 

また、これらを試してみてもトイレのつまりが解消されない場合には、無理をして悪化させる前に業者に相談しましょう。

 

トイレ修理を依頼する際は、修理業者を慎重に選ぶ必要があります。以下の記事で修理業者の選び方や押さえておきたいポイントをまとめていますので、業者選びの参考にしてください。

道具を使って自分で直せるトイレつまりの原因

トイレつまり
自分で直せるトイレつまりは、以下などの水に流せるものをトイレに流したケースです。

  • 大便
  • トイレットペーパー
  • 流せるシート

いずれも本来は水に溶ける・もしくは流せるため、道具を使ってトイレつまりを直せる可能性があります。

 

トイレつまりの症状が軽度なら、2〜3時間ほど放置して解消する場合もあるでしょう。

業者に相談すべきトイレつまり

道具を使っても、自分では直せないトイレつまりもあります。

 

専門業者に相談した方が良いトイレつまりは、以下に当てはまるケースです。

  • トイレットペーパーや流せるシート以外の異物を落とした
  • 排水管や水道管にトラブルが発生している
  • お風呂やキッチンなど、他の排水口もつまっている
  • トイレつまりの原因が分からない

異物を落としてトイレつまりが発生した場合、自分で取り出そうとして、異物がさらに奥へ移動する恐れもあります。無理をせずに、はじめから専門業者に任せる方が賢明です。

 

道具を使って無理にトイレつまりを直そうとすると、被害が広範囲に及ぶ可能性もあります。無理はせず、なるべく早く専門業者に相談しましょう。

 

クリーンライフ』でも、トイレつまりの修理を行っています。24時間年中無休で相談を受け付けていますので、気軽にご相談ください。大まかな料金を知りたい方は、料金シミュレーションもご利用いただけます。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりの相談をしてみる

トイレつまりを簡単に防ぐ方法4つ

トイレつまりを解消
トイレつまりは、日頃から予防することが大切です。簡単にできる予防法を4つお伝えするので、ぜひ意識してみてください。

大量のトイレットペーパーを流さない

一度に大量のトイレットペーパーを流すと、トイレつまりが発生しやすくなります。トイレットペーパーを大量に使うのは控えましょう。

 

一度に流せるトイレットペーパーの目安を、水量別にまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

  • レバーの「大」:シングルは10mまで、ダブルは5mまで
  • レバーの「小」:シングルは3mまで、ダブルは1.5mまで

排泄後に拭き取りないときは、一旦トイレットペーパーを流してから再度拭きましょう。

 

ダブルのトイレットペーパーを使用してトイレつまりが再発する場合は、シングルに変えて様子を見るのもおすすめです。

排泄物・トイレットペーパー以外を流さない

公共のトイレで「トイレットペーパー以外は流さないでください」と記載された注意書きを見たことがある方は多いでしょう。

 

基本的にトイレは、排泄物とトイレットペーパーだけを流してください。他のものを流すと、トイレつまりが発生しやすくなります。

 

「トイレに流せる」と書かれたシート類も流さないようにしましょう。シート類はトイレットペーパーよりも分厚く、トイレつまりの原因につながります。

 

また、流せるお掃除シートは掃除後にホコリや髪の毛が付着しているため、そのままトイレに流すとつまる可能性があります。トイレには流さず、ゴミとして処分しましょう。

トイレで子どもが遊ばないように対策

子どもがトイレで遊ぶと、便器におもちゃや文房具などの異物を落とす恐れがあります。

 

また、トイレは雑菌が多く、子どもが遊ぶのは不衛生です。便器の水で遊んだり、床を触ったりして雑菌が付き、炎症を招く恐れもあるでしょう。

 

トイレで子どもが遊ぶのを防ぐために、次のような対策を行いましょう。

  • トイレに鍵をかける
  • 「子どもがトイレに入った」とすぐ分かるようにドアベルを設置する
  • トイレには極力ものを置かない

勝手に入らないように対策をしたり、もし入ってしまってもすぐ気づけるように工夫することが大切です。

定期的にトイレ掃除をする

トイレつまりを防ぐために、便器や排水管を定期的に掃除しましょう。

 

トイレには、さまざまな汚れが付着しています。汚れの原因に適した洗剤を選ばなければ、なかなか汚れは落ちません。以下を参考にしてみてください。

  • 酸素系のトイレ用洗剤:水垢、黄ばみ、尿石
  • 塩素系のトイレ用洗剤:カビ、黒ずみ

ただし、酸素系と塩素系の洗剤を混ぜてしまうと、有毒ガスが発生します。

 

異なる種類の洗剤を同時に使うのは、絶対に避けてください。異なる洗剤を使いたいときは、別の日に掃除を行いましょう。

 

また、トイレの汚れで特に注意したいのは、尿石です。尿石が蓄積するとトイレつまりが起こりやすいため、もし自分で尿石を除去できなければ専門業者に相談しましょう。

 

トイレつまりを防ぐには、トイレの排水管の掃除も大切です。以下の記事で排水管のお手入れの方法を解説していますので、トイレつまりの予防にお試しください。

道具を使ってもトイレつまりが直らないなら

水に溶けるものを流してトイレつまりが起きたのであれば、道具を使って自分で直せる可能性があります。

 

ラバーカップやワイヤーブラシなどの専用の道具がない場合、ペットボトルやビニール袋といった自宅にあるものを代用することも可能です。

 

もし道具を使ってもトイレつまりを解消できないときは、専門業者に相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でもトイレつまりのご相談や修理を受け付けております。

 

24時間365日対応し、早朝や深夜の急なトイレつまりもご相談可能です。ご相談やお見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりの相談をしてみる

2022.03.29
2024.01.10

トイレは日常生活に欠かせません。トイレつまりが起こると「お金をかけずに自分でつまりを解消したい」と思う方もいるでしょう。

 

しかし、正しい解消法を知らないまま自力で直そうとすると、トイレつまりが悪化する可能性があります。

 

そこでこの記事では、道具がなくてもできるトイレつまりの解消法を分かりやすくご紹介します。

 

自分で解消できるトイレつまりの原因、自分でトイレつまりを解消できないときの対策もお伝えするので、ぜひお役立てください。

トイレつまりの前兆・症状とは?

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トイレつまりには次のような症状があります。トイレつまりの前兆ともいえる症状なので、そのまま放置せずにトラブルを解消しましょう。

トイレの水の流れが悪い

トイレの水の流れが悪い場合、次の原因が考えられます。

  • タンクに不具合が生じている
  • 便器の排水口などがつまっている

タンクにペットボトルなどを入れて節水していると、水の流れが悪くなる可能性が高まります。

 

タンクの水位線よりも水が少なければ、水量不足の状態です。便器の説明書を見て、適した水量に調整しましょう。

 

もし水位線まで水が入っていれば、タンクではなく、便器の排水口などのつまりで水の流れが悪くなっている可能性があります。

便器内の水量が少ない

便器内の水量が少ないときは、以下の2つが考えられます。

  • 便器の排水管や排水口がつまっている
  • 通気不良

もし便器から異臭がしていれば、排水管や排水口に排泄物などがつまりが原因で悪臭が発生している可能性があります。

 

通気不良でトイレつまりが生じているケースは、異物が排水管に引っかかって水や空気の流れが悪くなっている状態です。

トイレを流すと水位が上がる

トイレで水を流して水位が上がると、便器の排水管や排水口がつまっている恐れがあります。

 

やがて水が引く場合もありますが、トイレつまりが起きやすい状態には変わりないため、早めに解消しましょう。

 

なお、トイレつまりを解消するために、何度も水を流さないでください。排水管や排水口がつまっているときに水を流すと便器内に水が溜まり、トラブルが拡大する可能性があります。

トイレを流すと異音がする

トイレの水を流したときに「コポコポ」と音がする場合も、トイレつまりの可能性があります。

 

空気を取り込んで排水しているため、大きな支障はないケースがほとんどです。

 

しかし、異音とあわせて次の症状もある場合は、排水管がつまっているかもしれません。

  • 水の流れが悪い
  • 以前にはない音がする

異音はトイレつまりのサインともいえます。水を流すと異音がする際は放置せず、問題を解消しましょう。

トイレつまりの主な原因とは?

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さまざまな原因でトイレつまりが起こります。中には、トイレを間違って使ったためにつまりを起こすケースもあります。

 

トイレつまりの原因をお伝えするので、間違ったトイレの使い方をしていないか確認しましょう。

トイレに大量のトイレットペーパーを流した

大量のトイレットペーパーを流してトイレつまりが起こるケースは、非常に多く見られます。

 

トイレットペーパーは水に溶けやすいように作られていますが、大量に流すと排水口や排水管につまってしまいます。

 

特に、レバーの「小」でトイレットペーパーを流すとトイレつまりが発生しやすいため、注意が必要です。

 

「流せる〇〇」と記載されているシート類も水に溶けやすいものの大量に流すとトイレつまりが起こりやすいので、注意しましょう。

便器内に異物を落とした・流した

水に溶けない異物をトイレに流してしまうと、トイレつまりが起こる可能性が高まります。

 

以下はトイレに落としやすい異物です。注意しましょう。

  • ティッシュペーパー
  • 尿漏れパッド・尿漏れシート
  • おむつ
  • 生理用品
  • スマホ
  • ハンカチ
  • おもちゃ
  • アクセサリー
  • その他、水に溶けない異物

尿漏れシートやおむつ、生理用品などの吸水性が高いものをトイレに流してしまうと水分を吸って膨張し、トイレつまりを引き起こします。

 

つまようじなどの小さなものでも、トイレつまりが起きる可能性があります。「これぐらいなら流してもいいだろう」と油断せず、くれぐれも流さないようにしてください。

便器内の水量が少ない

トイレのタンクには、排泄物やトイレットペーパーを流すのに適した水量が入っています。

 

タンクに水量が少なければ排泄物やトイレットペーパーをスムーズに流せず、トイレが詰まってしまう可能性があります。

 

以下は水量が少なくなるため、避けましょう。

  • トイレは常に「小」で流す
  • タンクの中に節水用品を入れている

節水によってトイレつまりが発生し、節約した水道代より高い修理代がかかるケースもあるでしょう。

 

トイレのメーカーはテストを行った上でタンクの水量や水流などを決定しています。タンクにペットボトルなどを入れないように呼びかけているメーカーもあるため、節水したい方はトイレの説明書を確認しましょう。

トイレの排水口に尿石が溜まっている

尿石とは尿に含まれているタンパク質やカルシウムなどが反応し、石化したものです。掃除しても取れない黄ばみは、尿石と考えてよいでしょう。

 

次に該当すれば尿石が溜まりやすいため、要注意です。

  • 長い間トイレ掃除をしていない
  • トイレの臭いがどんどん強くなっている

尿石は悪臭がします。便器や排水管に尿石がこびりつくと、トイレつまりや臭いを招きます。

自分で解消できるトイレつまりの原因とは?

全部のトイレつまりを自分で直せるわけではありません。自分で解消できるトイレつまりは以下の通りです。

トイレットペーパーや排泄物が原因

トイレットペーパーや排泄物は本来トイレに流れるものです。トイレつまりの原因がトイレットペーパーか排泄物なら、自分で解消できるでしょう。

 

ただし、強引にトイレつまりを解消しようとすると、トイレットペーパーや排泄物がさらに奥へ押し込まれる恐れがあります。水を無理に流すのは絶対に避けてください。

流せるシート類が原因

  • 水に溶けやすい
  • トイレに流せる

このように書かれたお掃除シートや赤ちゃんのおしり拭きが原因でトイレつまりが起きた場合も、自分で解消できる可能性があります。

 

しかし、トイレットペーパーや排泄物と同じく、強引に自分で解消しようとしないでください。流せるシート類を無理に取り出そうとすると、トイレつまりが悪化するかもしれません。

 

トイレットペーパーや排泄物、流せるシート類以外の異物をトイレに落としてつまりが起こった場合は、自分で解消できません。早めに専門業者へ相談しましょう。

水が少しずつ引く

便器の水が少しずつ引くケースは、何かがつまっている状態ではありますが水は通っています。

 

完全にトイレつまりが発生しているわけではないので、自分で解消できる可能性が高いでしょう。

道具なしでもできるトイレつまり解消法8選

急にトイレつまりが生じたとき、ラバーカップなどの道具がない場合もあるでしょう。

 

道具なしでも自分でできるトイレつまり解消法をお伝えするので、ぜひ実践してみてください。

トイレつまりを解消する前の準備

いずれのトイレつまり解消法でも必要な事前準備は、以下のとおりです。

【用意するもの】

用意するものイラスト

  • ゴム手袋
  • ビニール袋や新聞紙
  • バケツや灯油ポンプ
  • ぞうきん

止水栓の種類によっては、マイナスドライバーも用意してください。

【事前準備】

  1. 電源プラグを抜く
  2. 止水栓を閉める
  3. 床にビニール袋や新聞紙を敷く
  4. 便器内の水位が高い場合は水をくみ出して水位を下げる

濡れた手でトイレの電源プラグを抜くと感電の恐れがあります。大変危険なため、ゴム手袋をつけて作業しましょう。

 

止水栓はトイレの床や壁の近くに設置されています。止水栓は手で回すタイプ、マイナスドライバーで回すタイプがあり、どちらのタイプも時計回りで閉まります。

 

トイレつまり解消の作業中は水や排泄物が飛び散る恐れがあるため、床にビニール袋や新聞紙を敷いておくと安心です。

 

便器内の水位が高くなっていれば、バケツや灯油ポンプで水をくみ出しましょう。

トイレつまりの解消法1.水を流して解消する

水流や水圧の力でトイレつまりを解消する方法です。バケツがない方は、やかんや洗面器を代用しましょう。

【水を流す解消手順】

  1. バケツに水を入れ、高い位置から排水口に向かって水を流す。
  2. 水が流れ、通常の水位に戻るまで数回繰り返す。

水は一気に流さず、1〜2cmほどの幅の水を勢いがつくように流すのがコツです。

トイレつまりの解消法2.お湯を流して解消する

トイレットペーパーや流れるシート類を、ぬるま湯で溶かしやすくします。

【お湯を使用した解消手順】

  1. バケツでぬるま湯を数回流す。
  2. 1時間ほど放置する。
  3. 放置後はバケツで再度水を流し、排水して水位が戻るか確かめる。

ぬるま湯の目安は40~60℃です。お湯を沸かし始めてから泡が少し立ち、湯気が出始めたぐらいのお湯を使用しましょう。

 

ほとんどの便器は陶器でできており、熱湯を流すと割れる恐れがあります。70℃を超える高温のお湯は絶対に流さないでください。

トイレつまりの解消法3.食器用洗剤で解消する

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食器用洗剤(中性洗剤)でトイレつまりを解消できる場合もあります。

 

使う食器用洗剤は1種類だけにしてください。複数の洗剤を混ぜると、有毒ガスが発生する恐れがあります。

【用意するもの】

  • 食器用洗剤:計量カップ1/2(100ml)
  • 45℃程度のぬるま湯:便器の半分程度

【食器用洗剤を使用した解消手順】

  1. 食器用洗剤を便器に入れる。
  2. 便器の半分程度のぬるま湯を入れ、20分ほど放置する。
  3. 水位が下がったら再度ぬるま湯を入れ、スムーズに水が流れるか確認する。

もし水が流れない場合は、ぬるま湯を入れるのを中止してください。

トイレつまりの解消法4.重曹とお酢で解消する

重曹や酢を混ぜると泡が発生します。その泡の力で汚れを落としトイレつまりを解消する方法です。酢の代わりに、クエン酸を使っても構いません。

 

炭酸ガスが発生するので、必ず換気をした状態で作業してください。トイレの換気扇を回し、部屋のドアや窓を開けましょう。

【用意するもの】

  • 重曹:計量カップ1/4(50ml)
  • 酢(またはクエン酸):計量カップ1/2(100ml)
  • 50~60℃のぬるま湯:便器の半分程度

【重曹とお酢(クエン酸)を使用した解消手順】

  1. 便器の水溜りに重曹をかける。
  2. 重曹と同じく、水溜りに酢(クエン酸)をかける。
  3. ぬるま湯を入れる。
  4. 泡立ったら、約1時間その状態で放置する。
  5. 放置後はバケツで水を流し、排水されるか確認する。

トイレつまりの解消法5.ビニール袋で解消する

ラバーカップがないときは、ビニール袋を代用してトイレつまりを解消しましょう。

 

ただし、手が小さいまたは大きくて排水口に拳が密着しない方は他の解消法をお試しください。

【用意するもの】

  • ビニール袋:2枚
  • ゴム手袋

【ビニール袋を使用した解消手順】

  1. ゴム手袋を手にはめ、さらにビニール袋2枚重ねて手に被せる。
  2. 拳を便器の排水口に押し込み、密着させる。
  3. 拳を勢いよく引く。
  4. スムーズに排水されるまで、押し引きを繰り返す。
  5. バケツなどで水を流し、水位が戻るか確認する。

ビニール袋が外れないように、もう片方の手でビニール袋をつかんで作業しましょう。

トイレつまりの解消法6.ペットボトルで解消する

身近にある500mlのペットボトルも、加工をすることでラバーカップの代わりとしてトイレつまりの解消に使えます。

【用意するもの】

  • ゴム手袋
  • 500mlペットボトル
  • ハサミやカッター

ペットボトルの底から2~3cm程度をハサミやカッターで切り取りましょう。切り取った底、フタは使いません。

 

切り取るときはケガをしないように注意してください。

また、便器を傷つける可能性があるため、切り口は綺麗に慣らしてから使用しましょう。

【ペットボトルを使用した解消手順】

  1. ゴム手袋をはめてペットボトルの口に親指を入れ、下部を排水口に差し込む。
  2. ビニール袋の際と同様に、ペットボトルを押したり引いたりする。
  3. スムーズに排水されるまで、押し引きを繰り返す。
  4. バケツなどで水を流し、水位が戻るか確認する。

ペットボトルを押し引きすると、水が飛び散る場合があります。注意しましょう。

トイレつまりの解消法7.ラップで解消する

ラップも工夫次第ではトイレつまりの解消に役立ちます。

 

ラップを貼り付ける場所が汚れていると、途中でラップがはがれるかもしれません。汚れている場合は汚れを拭き取るか、掃除してからラップを貼り付けましょう。

【ラップを使用した解消手順】

  1. トイレのフタと便座を上げる。
  2. ラップで便器の穴を覆う。ラップは10枚以上重ねる。
  3. ラップが破れない程度に、中心をゆっくりと押す。破れそうなときはラップをさらに重ねる。
  4. 数回ラップを押し、トイレつまりが解消したらラップをはがす。
  5. バケツなどで水を流し、スムーズに排水されるか確認する。

ラップを押して圧力をかけ、トイレつまりを解消する方法です。便器内に空気が入ってしまうと圧力が下がってしまいます。空気が漏れないように、ラップは隙間なくピンッと張り密閉させてください。

トイレつまりの解消法8.針金ハンガーで解消する

針金ハンガーを曲げて、トイレつまり解消の道具であるワイヤーのように加工をして使う解消法です。

 

固すぎる針金ハンガーは便器の奥まで入らないため、適度に柔らかいものを使いましょう。

【針金ハンガーを使用した解消手順】

  1. ハンガーの取っ手付近をペンチで切る。
  2. 排水口に入れる側の先端を曲げ、輪っかを作る。
  3. 先端を排水口に入れ、奥まで押し込む。
  4. ハンガーを少しずつ動かし、トイレつまりの原因を削る。
  5. 水が流れ始めたらハンガーを取り出す。
  6. バケツなどで水を流し、スムーズに排水されるか確かめる。

ハンガーが奥まで入らないときは無理して押し込もうとせず、作業を中止してください。無理するとハンガーが壊れたり、排水管や便器を傷付けたりする恐れがあります。

トイレつまりを解消できないときは放置しても平気?

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自分で解消できずにトイレつまりを放置すると状況が悪化し、以下の問題が起きる可能性があります。

  • トイレが故障する
  • 水が溢れ、近隣に被害を与える
  • 下水が逆流する

自分でトイレつまりを解消できなければ、専門業者へ相談しましょう。

 

トイレつまりを放置し続けると、修理代が高くなる可能性もあります。集合住宅で近隣に被害を与えてしまった場合、高額請求されるかもしれません。なるべく早く専門業者へ相談することをおすすめします。

トイレつまりを日頃から予防する方法4選

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トイレつまりが発生すると、解消する手間も時間もかかってしまいます。

  1. 一度に大量のトイレットペーパーを流さない
  2. トイレットペーパー以外をトイレに流さない
  3. 小まめにトイレの掃除をする

これら3つのトイレつまりを防ぐ方法をご紹介します。トイレつまりを未然に防ぐためにも、意識してトイレを使いましょう。

一度に大量のトイレットペーパーを流さない

一度に大量のトイレットペーパーを流すとトイレつまりが発生しやすくなります。大量のトイレットペーパーを使う習慣がある方は、控えましょう。

 

一度に流せるトイレットペーパーの量は、トイレの水量で違います。目安は以下の通りです。

  • レバーの「大」:シングルは10mまで、ダブルは5mまで
  • レバーの「小」:シングルは3mまで、ダブルは1.5mまで

排泄後に拭き足りない場合は、一度水を流してから拭きましょう。

 

ダブルのトイレットペーパーを流してトイレつまりが頻繁に起こるのであれば、シングルに変えて様子を見るのもおすすめです。

トイレットペーパー以外はトイレに流さない

トイレつまりを防ぐなら、排泄物とトイレットペーパー以外は流さないようにするのが賢明です。

 

流せるシート類は水に溶けやすい素材で作られていますがトイレットペーパーよりも分厚く、トイレが詰まらないとは限りません。

 

トイレに流せるお掃除シートは掃除後にホコリや髪の毛などが付着し、そのまま流すとトイレつまりの原因になる可能性があります。トイレつまりを予防するためにも燃えるゴミとして処分することをおすすめします。

小まめにトイレ掃除を行う

尿石や汚れが溜まるのを防ぐために、トイレは定期的に掃除しましょう。

 

ただし、使う洗剤の種類を間違えると、なかなか汚れが落ちません。洗剤は以下を参考にしてみてください。

  • 酸素系のトイレ用洗剤:水垢、黄ばみ、尿石
  • 塩素系のトイレ用洗剤:カビ、黒ずみ

酸素系と塩素系の洗剤を混ぜてしまうと、有毒ガスが発生します。違う洗剤を同時に使わないでください。違う洗剤で掃除したい場合は、日を改めましょう。

 

尿石が蓄積するとトイレつまりが起こりやすいので注意が必要です。自分で尿石を取り除けないときは、専門業者に相談しましょう。

トイレで子どもが遊ばない工夫をする

トイレで子どもが遊ぶと、

  • おもちゃ
  • クレヨン
  • トイレに置いている雑貨

などを便器に落とし、思いもよらずにトイレつまりが起こる可能性があります。

 

また、トイレ掃除を定期的に行っていたとしてもトイレで遊ぶのは衛生上よくありません。便器内の水を触ったり便器に頭がはまったりする危険性もあります。

 

トイレで子どもが遊ばないように、次のような工夫をしましょう。

  • トイレに鍵をかける
  • トイレに子どもが入ったと気づくように、ドアベルを設置する
  • 極力トイレにものを置かない

トイレつまりを解消できずお悩みなら

トイレつまりは、原因次第では道具がなくても自分で解消できます。食器用洗剤やビニール袋、ラップなどのご紹介した解消法をぜひ実践してみてください。

 

ただし、無理に解消しようとすると、水漏れや便器の破損といった思わぬトラブルを招く恐れがあります。自分でトイレつまりを解消できないときは、専門業者へ早めに相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でも、トイレつまりのご相談を24時間365日受け付けております。早朝や夜間に発生したトイレつまりもお気軽にご相談ください。最短30分で駆けつけます。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

2021.06.29
2021.11.11

すっぽん(ラバーカップ)を使えば、多くのトイレつまりを解消できます。しかし、すっぽんを使う機会は少なく、正しい使い方はあまり知られていません。

 

そこで今回は、すっぽんを使用したトイレつまりの直し方を、イラスト付きで分かりやすくご紹介します。

 

すっぽんの種類やお手入れ方法、すっぽんでトイレつまりが直らないときの対処法もお伝えするので、ぜひご覧ください。

すっぽんの使用OKのトイレつまり

トイレつまりを直すアイテムといえば「すっぽん」ですが、全てのトイレつまりをすっぽんで直せるわけではありません。

 

すっぽんで直せるトイレつまりの原因は、次の5つです。

  • トイレットペーパー
  • ティッシュペーパー
  • 排泄物
  • 嘔吐物
  • 流せる〇〇(シートなど)

水に溶ける物やトイレに流しても良いとされているものがつまった場合は、スッポンで直せる可能性が高いでしょう。

 

ただし、ティッシュペーパーや嘔吐物は本来トイレに流すものではないので、すっぽんで直らないかもしれません。少量であれば、直る可能性があります。

すっぽんの使用NGのトイレつまり

以下の異物を流してトイレつまりが起きた場合、すっぽんでは直りません。

  • おむつ
  • 生理用品
  • スマホ
  • おもちゃ
  • その他の固形物

すっぽんで無理にトイレつまりを直そうとすると、異物がさらに奥へ移動する可能性があります。異物が便器に当たって壊れる恐れもあるため、すっぽんを使うのは控えてください。

 

トイレつまりの原因が分からない状態ですっぽんを使うのも避けましょう。専門業者に相談することをおすすめします。

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

すっぽん(ラバーカップ)の種類は3つ

 

すっぽんの正式名称は「ラバーカップ」です。地域によっては、「吸引カップ」や「バキューム」とも呼ばれ、英語では「トイレプランジャー(Toilet Plunger)」とも言います。

 

トイレに適したすっぽんを選ばなければ、トイレつまりは直りません。

 

すっぽんには3種類あります。

  1. 和式トイレ用
  2. 洋式トイレ用
  3. 節水型トイレ用

すっぽんはホームセンターやドン・キホーテなどのディスカウントショップ、ドラッグストア、ネットショップなどで購入できます。価格は1,000円~2,000円ほどです。

 

必ずお使いのトイレに適したすっぽんを用意しましょう。

和式トイレ用

多くの方がイメージする一般的なすっぽんは、和式トイレ用です。

ゴム部分はお椀のような半円形になっています。底に出っ張りはありません。

洋式トイレ用

洋式トイレ用のすっぽんは、ゴム部分に出っ張りがあるのが特徴です。

 

和式トイレに比べて、洋式トイレの排水口は小さくなっています。排水口に合わせて、大・小などのサイズが用意されているため、なるべくお使いのトイレに合うすっぽんを選びましょう。

節水型トイレ用

節水型トイレ用のすっぽんには出っ張りがありません。和式トイレ用のすっぽんに、帽子のつばが付いたような形をしています。

すっぽんでトイレつまりを直す前の準備

すっぽんでトイレつまりを直す前に、用意する物と準備を確認しておきましょう。

準備する物

すっぽんを使う前に、次のものを用意しましょう。

  1. すっぽん
  2. ビニール袋
  3. 新聞紙
  4. ゴム手袋
  5. バケツまたは灯油ポンプ

床が汚れないように、新聞紙やビニール袋を敷いておくと良いでしょう。ビニール袋は便器を覆うときにも使い、その方法は後ほどお伝えします。

 

バケツまたは灯油ポンプは、便器の水を汲みだすために使用します。

トイレの止水栓を閉める

トイレつまりが起きている状態で水を流してしまうと、水が溢れる可能性があります。止水栓は閉めておきましょう。

 

トイレの止水栓

便器の後ろや横に、壁または床から伸びている給水管があります。止水栓は給水管に付いています。

 

止水栓は大きく分けると次の2つがあり、どちらも時計回りで閉まります。

  • マイナスドライバーで閉める「ドライバー式」
  • 手で閉める「ハンドル式」

水道の元栓の場所

止水栓の場所が分からない場合は、水道の元栓を閉めましょう。

 

水道の元栓は、水道メーターの横に付いています。戸建住宅は外、集合住宅は玄関横のメーターボックスにあるはずです。

 

水道の元栓の閉め方・開け方

水道の元栓も時計回りで閉まります。

 

止水栓の場所や役割は、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

水道の元栓については、次の記事でまとめました。元栓の場所、開閉方法などを載せています。

ビニール袋や新聞紙でトイレ内の汚れを防ぐ

トイレを養生する

すっぽんを使うと、便器内の水やトイレットペーパーなどが飛び散る可能性があります。床にビニール袋や新聞紙などを敷き、汚れを防ぎましょう。

 

ラバーカップ(スッポン)の柄をビニール袋から通す

また、ビニール袋に穴を開け、穴にすっぽんの柄を通して使うと、洋服に汚れが付くのを防げます。ビニール袋で便器を覆うとより安心です。

ゴム部分が隠れるように便器内の水位を調整する

ラバーカップ(スッポン)のゴム部分が隠れるくらいに水位を調節

トイレつまりで便器から水が溢れそうな状態ですっぽんを使うと、汚水が流れ出てしまいます。

 

衛生的にも悪いため、灯油ポンプやバケツなどで水を減らしましょう。水位は、すっぽんのゴム部分が全て水に浸かっている状態が目安です。

 

もし水が少なければ、ゴム部分が水に浸かるまで水を足してください。

すっぽん(ラバーカップ)を使ってトイレつまりを直す方法

すっぽんを以下の手順で使用し、トイレつまりを直しましょう。

  1. すっぽんを密着させる
  2. すっぽんを押す・引く
  3. 排水されたら水を少しずつ流す

手順を一つずつ解説していきます。

1.すっぽんを密着させる

すっぽんはトイレの排水口と水平になるように、ゴム部分を密着させます。なるべく隙間がないように密着させましょう。

 

隙間があると引っ張る力が弱まり、トイレつまりがなかなか解消されません。すっぽんを密着させた後に、上から水を足してさらに密着させるのもおすすめです。

2.すっぽんを押す・引く

すっぽんをゆっくりと押し込みます。押し込めない状態になったら、引っ張りましょう。

 

すっぽんは押し込むのではなく、勢いよく引っ張るのがポイントです。つまりを一気に引っ張り出すようなイメージで、すっぽんを引きましょう。

 

トイレつまりが直るまで、すっぽんの押し引きを繰り返します。

3.排水されたら水を少しずつ流す

「ゴポゴポ」と音がしたら、排水の合図です。しかし、「トイレつまりが直った」と思っても、いきなり水を流すと溢れる可能性があります。

 

バケツで水を少しずつ流し、トイレつまりが解消したか確認しましょう。スムーズに水が流れて水位が上昇しないか、確認します。

 

バケツで水が流れるようなら、止水栓や元栓を開け、「小」でも水を流してみます。通常の水位に戻ったら、トイレつまりは直ったと考えて良いでしょう。

すっぽんを使った後のお手入れ方法

ラバーカップ(スッポン)使用後のお手入れ方法

すっぽんを使い終わったら水で汚れを落とし、洗い流します。洗わずにケースなどで収納すると臭いの原因になる上、非常に不衛生です。

 

ただし、すっぽんは洗剤や漂白剤で洗わないでください。ゴム部分が傷んでしまう恐れがあります。

 

すっぽんを洗ったら、天日干しでしっかり乾燥させましょう。よく乾かした後、保管します。

 

洗って保管するのに抵抗がある場合には、100均でもすっぽんを購入できます。ただし、100均のラバーカップは手に入りにくいのが難点です。ホームセンターでも比較的安く購入できますので、ストックしておくと安心です。

 

購入する際には、トイレの形に合ったすっぽんかを必ず確認しましょう。

すっぽんでトイレつまりが直らないときの対処法

すっぽんでトイレつまりが直らないときは、次の方法を試してみましょう。

お湯をトイレに流し込む

お湯とバケツの使い方

お湯を使い、トイレつまりを直す方法もあります。お湯ならすっぽんなどの道具を用意する必要がないので、すぐに試せます。

 

お湯を使ったトイレつまりの解消は、以下の手順で行います。

  1. 止水栓を閉める
  2. 便器に溜まった水をバケツなどで抜いておく
  3. 45℃程度のぬるま湯を少し高い位置から注ぐ
  4. 1時間ほど放置する
  5. 排水されていれば完了

便器に注ぐお湯に熱湯は厳禁です。沸騰したお湯と同量の水を混ぜて、40℃~50℃程度のぬるま湯を用意してください。

 

以下のページでお湯を使ったトイレつまりの解消法を詳しく解説していますので、参考にしてください。

真空式パイプクリーナーを使う

パイプクリーナーの使い方

真空式パイプクリーナーは、すっぽんと同じ原理でトイレつまりを直します。すっぽんよりも吸引力が強いのが特徴です。

 

すっぽんでトイレつまりを直せず、他の道具も試してみたい方におすすめの方法です。

  1. パイプクリーナーを排水口に密着させる
  2. レバーを引き上げる
  3. レバーを押し下げる
  4. 引いて押す作業を繰り返す

パイプクリーナーならすっぽんよりも強い力でトイレつまりを直せて、扱うのも簡単です。

 

パイプクリーナーを使った直し方は、以下のページを参考にしてください。詳しく解説しています。

専門業者にトイレつまりの修理を依頼する

すっぽんでも真空式パイプクリーナーでもトイレつまりが直らないときは、専門業者に修理を依頼しましょう。

 

強引にすっぽんでトイレつまりを解消しようとすると、便器が壊れる可能性もあり、注意が必要です。

 

無理はせず、自分でトイレつまりを直せないときは専門業者に相談しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

トイレつまりをすぐに解消したいときは

すっぽんの使い方を間違ってしまうと効果を発揮できず、トイレつまりは思うように解消しません。トイレつまりが悪化しないように、正しい使い方ですっぽんを使いましょう。

 

もしすっぽんでトイレつまりが直らないときは無理をせず、専門業者に相談することをおすすめします。

 

私たち『クリーンライフ』では、トイレつまりの相談を24時間365日受け付けています。

 

現地調査は無料で行い、適正価格で修理しております。お電話1本ですぐに駆けつけて対応いたしますので、急なトイレつまりもお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

2022.03.29
2024.01.10

トイレつまりが起きたとき、正しい対処法を知らないまま直そうとするのは危険です。

 

知識がないまま自分で適当にトイレつまりを直そうとすると、水が溢れたり便器が壊れたりと、事態が悪化する可能性があります。

 

この記事では、自分でできるトイレつまりの直し方10選を紹介します。

 

身近にあるものを使ったトイレつまりの直し方を分かりやすくお伝えしますので、ぜひトイレつまりの解消にお役立てください。

自分で直せるトイレつまりの原因

トイレつまりには、自分で直せるケースと専門業者による修理・対応が必要なケースがあります。自分で直せるトイレつまりは次のとおりです。

トイレに流せるものが原因

トイレットペーパーや排泄物など、トイレに流せるものが原因でトイレつまりが起きているなら自分で直せる可能性が高いです。

  • トイレットペーパー
  • 排泄物
  • トイレに流せる製品

上記のアイテムが詰まりの原因であれば、自分でできる対処法があります。

 

しかし、無理にトイレつまりを直そうとすると、余計に悪化する恐れがあります。強引に水を流すのは避けてください。排水管が壊れる可能性もあり、注意が必要です。

トイレの水が徐々に引く

水が少しずつしか流れない場合

便器の水が徐々に引いていれば、何かがつまっている状態ではあるものの水は通っています。

 

完全につまっているわけではないため、自分でトイレつまりを直せる可能性は高いでしょう。

 

固形物やトイレに流してはいけないものを流してしまった場合、自分でトイレつまりを直すのは困難です。無理に直そうとすると異物が奥に行ってしまい、状況が悪化する恐れがあります。

 

トイレつまりを自分で直せそうにない場合は、修理業者に相談しましょう。以下の記事でトイレつまり修理業者の選び方をまとめていますので、業者をお探しの方はお役立てください。

自分でできるトイレつまりの直し方10選

トイレつまり
自分でできるトイレつまりの直し方をご紹介します。

道具を使う方法の他、家にあるものを使った直し方もお伝えするので、ぜひ試してみてください。

トイレつまりを直す前の準備

まずはどの直し方でも共通の、事前準備についてお伝えします。

 

【用意するもの】

  • バケツや灯油ポンプ
  • ゴム手袋
  • ビニール袋や新聞紙
  • ぞうきん

止水栓のタイプによっては、マイナスドライバーも必要です。

 

【事前にする作業】

  1. 電源プラグを抜く
  2. 止水栓を閉める
  3. 床にビニール袋や新聞紙を敷く
  4. 便器の水位が高ければ、水をくみ出す

濡れた手で電源プラグを抜くと感電の恐れがあり、非常に危険です。必ずゴム手袋を装着しましょう。

 

止水栓は手で回せるタイプと、マイナスドライバーで回すタイプがあります。止水栓はトイレの床や壁にあり、時計回りで閉まります。止水栓の閉め方は、以下の記事に詳しく解説していますので参考にしてください。

 

作業中は便器内の水や汚物が飛び散る可能性があるため、床にビニール袋や新聞紙を敷きましょう。

 

もしトイレつまりで便器の水位が高くなっている場合は、バケツや灯油ポンプであらかじめ水をくみ出してください。

トイレつまりの直し方1:バケツで水を流して直す

バケツで水を流すときの水の流れや、水圧を利用してトイレつまりを直します。

 

【トイレつまりのバケツを使った直し方】

  1. バケツに水を入れ、高い位置から細い線を描くように勢いを付けて排水口に水を流す。
  2. 水が流れ、通常の水位に戻るまで水を数回流す。

一気に大量の水を流すのではなく、1~2cm程度の細い幅の水を流すのがポイントです。

 

今すぐにトイレつまりを直したい人は、以下のページも参考にしてください。特別な道具なしでできるトイレつまりの解消法を紹介しています。

トイレつまりの直し方2:お湯を流して直す

お湯でトイレットペーパーや流れるシートなどを溶かし、トイレつまりを直す方法です。

 

【トイレつまりのお湯を使った直し方】

  1. バケツでお湯を数回流す。
  2. 約1時間そのまま放置し、様子を見る。
  3. 放置後はバケツで水を流し、排水されて水位が戻るか確認する。

お湯は40~60℃のぬるま湯を目安とし、70℃を超えるような高い温度にはしないでください。ほとんどの便器は陶器で作られているため、熱湯を流すと便器が割れる可能性があります。

 

ヤカンで沸かす場合、泡が少し立ち、湯気が出始めたくらいが40~60℃の目安です。くれぐれも熱湯は流さないでください。

 

お湯を使ったトイレつまりの直し方は、手軽にできる簡単な方法です。家にあるものですぐに試せますので、より詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

トイレつまりの直し方3:重曹とクエン酸(お酢)で直す

TC 6

重曹とクエン酸を混ぜて使うと泡が発生し、汚れを落とします。

 

炭酸ガスが発生するため、トイレの換気扇を回して部屋のドアや窓を開けてから作業を始めましょう。炭酸ガスが充満すると、体調が悪くなる可能性があります。必ず換気をしてください。

 

【用意するもの】

  • 重曹:計量カップ1/4(50ml)
  • クエン酸(または酢):計量カップ1/2(100ml)
  • 50~60℃のぬるま湯:便器の半分程度の量

【トイレつまりの重曹とクエン酸を使った直し方】

  1. 便器内の水溜りに重曹をかける。
  2. 重曹と同様、水溜り部分にクエン酸を入れる。
  3. お湯(50℃~60℃のぬるま湯)を入れる。
  4. 泡立ったら、その状態で約1時間放置する。
  5. 放置後はバケツで水を流し、排水されるか確認する。

クエン酸がご家庭にない場合には、お酢を代用できます。

 

重曹とクエン酸は、トイレの臭い予防にも効果が期待できます。重曹とクエン酸を使った対処法は以下の記事で詳しくまとめていますので、お試しになる方はご一読ください。

トイレつまりの直し方4:食器用洗剤(中性洗剤)で直す

TC 2 2

洗剤を使う直し方は手軽ですが、洗剤をたくさん使う点に注意しましょう。

 

【用意するもの】

  • 食器用洗剤:100ml
  • 50℃前後ぬるま湯:便器の半分程度の量

【トイレつまりの食器用洗剤(中性洗剤)を使った直し方】

  1. 食器用洗剤(中性洗剤)を便器に入れる。
  2. 便器の半分ほどぬるま湯を入れ、約20分放置する。
  3. 水位が下がったら再度ぬるま湯を入れ、水が流れるか確かめる。

食器用洗剤(中性洗剤)は1種類だけ使ってください。複数の洗剤が混ざると有毒ガスが発生する場合があり、危険です。

 

食器用洗剤を使う方法については、以下のページを参考にしてください。市販で購入できるおすすめの洗剤も紹介しています。

トイレつまり直し方5:ラバーカップ(すっぽん)で直す

トイレつまりの直し方でもっとも有名なのが、ラバーカップを使用する方法です。ラバーカップは「すっぽん」「吸引カップ」「プランジャー」などと呼ばれることもあり、ホームセンターなどで購入できます。

 

便器の水や汚れが飛び散るのを防ぐためにビニール袋に穴を開け、ラバーカップの柄を穴に通して使いましょう。便器をビニール袋で覆って作業するのもポイントです。

 

【トイレつまりのラバーカップを使った直し方】

  1. カップ部分が水に浸かるように、水位を調整する。
  2. カップ部分を排水口に密着させる。
  3. ラバーカップをゆっくりと押し込んだ後、勢いよく引く。
    排水されるまで、これを繰り返す。
  4. バケツで水を流し、きちんと排水されるか確認する。

ラバーカップを使うコツは、一気に勢いよく引っ張ることです。押し込むときはゆっくり行ってください。押し込む前に水を足して水位を調整すると、便器とラバーカップの間が密閉され、効果的です。

 

ラバーカップ(すっぽん)にも種類があり、トイレに適したものを使う方が効果的です。また、ラバーカップで対処できるつまりと、できないつまりがありますので、以下の記事を参考に対応してください。

トイレつまりの直し方6:ビニール袋で直す

ビニール袋でトイレつまりを直す方法は、ラバーカップと似た働きをします。

 

手が小さい、または大きい方は拳が排水口に密着しないため、他の直し方を試しましょう。

 

【用意するもの】

  • ビニール袋:2枚
  • ゴム手袋

 

【トイレつまりのビニール袋を使った直し方】

  1. ゴム手袋をはめた手の上に、ビニール袋を2枚重ねる。
  2. 拳を作って排水口に押し当て、密着させる。
  3. ラバーカップと同様に、拳を押し引きする。
  4. 何度か繰り返し、排水されたらバケツで水を流し、トイレつまりが直ったか確認する。

ビニール袋がトイレに流れないように、拳を押し引きするときはもう片方の手でビニール袋をつかんでおきましょう。

 

ビニール袋を使う際は、トイレの水が飛び散らないように事前準備をしておきましょう。事前準備や詳しい手順については、以下のページを参考にしてお試しください。

トイレつまりの直し方7:ペットボトルで直す

ペットボトルもビニール袋のように、ラバーカップの代用品として使えます。

 

【用意するもの】

  • ゴム手袋
  • 500mlペットボトル
  • ハサミやカッター

ペットボトルの底を約3〜4cm切り取り、使用します。切り取った底とフタは使わないため、捨てても構いません。

 

ハサミやカッターでペットボトルを切り取る際、ケガをしないように注意しましょう。

 

【トイレつまりのペットボトルを使った直し方】

  1. ゴム手袋をはめて、ペットボトルの口に親指を入れ、下部を排水口に差し込む。
  2. ラバーカップと同じように、ペットボトルを上下させる。
  3. トイレつまりが解消されたらバケツで水を流し、排水されるか確認する。

ペットボトルを上下させるときは水が飛び散る可能性があるため、気をつけましょう。

 

また、ペットボトルを切る際には、切り口をきれいに整えましょう。切り口が整っていないと便器内を傷つける可能性があり、注意が必要です。

 

ペットボトルなら自宅にあることも多く、自動販売機やコンビニに行けばすぐに用意できます。以下の記事で分かりやすく解説していますので、参考にしてください。

トイレつまりの直し方8:真空式パイプクリーナーで直す

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりも吸引力が強い道具です。1回でトイレつまりが直る場合もあります。

 

【トイレつまりの真空式パイプクリーナーを使った直し方】

  1. ラバーカップと同じく、吸引カップが浸かるように水を調整する。
  2. ハンドルを押した状態で、便器の水溜りにカップ部分を押し付ける。
  3. ハンドルを勢いよく引く。
  4. 1回でトイレつまりが解消しないときは、数回押し引きを繰り返す。
    再度ハンドルを押し付ける場合は、一度水の外へ出した後に押す。

カップの内部が真空状態になるように、便器へ強く押し付けるのがポイントです。

 

真空式パイプクリーナーは、トイレ以外の水回りにも使えるので、1つ持っておくと便利です。詳しい使い方・対処法については、以下の記事を参考にしてください。

トイレつまりの直し方9:ワイヤーブラシで直す

ワイヤーブラシを使えば、排水管を掃除できます。2,000~4,000円ほどで購入可能です。

 

ただし、他の直し方よりも少し難易度が高く、使用にはコツがいります。

 

【トイレつまりのワイヤーブラシを使った直し方】

  1. 排水口にワイヤーブラシの先端部を差し込み、ハンドルを回して押し下げる。
  2. ワイヤーが入りにくいときは強引に押し込まず、ハンドルを回して先端部を回転させる。
  3. 異物があれば、先端部を引っかけて取り出す。汚物は押し流す。

無理にワイヤーブラシを動かすと、排水管や便器が傷ついてしまいます。使うのが難しいため、お持ちでない方やトイレつまりが直らない場合は専門業者に相談しましょう。

 

ワイヤーブラシは慎重に扱わないと、余計なトラブルを招くことになります。使い方は以下のページで解説していますので、使用する前に確認しておいてください。

トイレつまりの直し方10:針金ハンガーで直す

針金ハンガーは、ワイヤーブラシのように使います。

 

固すぎる針金ハンガーは排水管の奥に入らないため、簡単に曲げられる柔らかい針金ハンガーを使いましょう。

 

【トイレつまりの針金ハンガーを使った直し方】

  1. ハンガーの取っ手辺りをペンチで切る。
  2. 排水口に入れる側の先端を曲げて、輪を作る。
  3. 先端を排水口に入れ、奥まで押し込む。
  4. ハンガーを少しずつ動かし、トイレつまりの原因を徐々に削る。
  5. 水が流れ出したらハンガーを取り出し、バケツで水を流して排水されるか確認する。

針金ハンガーの先端が奥まで入らない場合は、作業を中止してください。力を加えて無理に押し込むと、便器や排水管を傷つける恐れがあります。

 

針金ハンガーでトイレつまりを直す際は、以下の記事を参考にしてください。針金ハンガーで直せるトイレつまりと直せないトイレつまりの見極め方や、注意点もわかりやすく解説しています。

 

ご自身では難しいと感じたときには、無理をせずに業者に相談しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりを相談してみる

トイレつまりを放置して直るケース

以下がトイレつまりの原因であれば、放置して直る可能性があります。

  • トイレットペーパー
  • 大便
  • 流せるシート類

これらは本来水に流れるため、放置して自然に直る場合もあるでしょう。

 

放置する時間は2~3時間が目安です。放置してもトイレつまりが直らなければ、60℃程度のお湯を流し、さらに1時間放置しましょう。

 

それでもトイレつまりが直らない場合、ご紹介した直し方を試してみてください。

トイレつまりを放置しても直らないケース

放置してもトイレつまりが直らないのは、以下が原因のケースです。

  • おむつ
  • 生理用品
  • 尿漏れパッド・尿漏れシート
  • おもちゃやスマホなどの固形物

おむつや生理用品、パッド・シートは吸水性が高く、放置すればトイレつまりがさらに悪化する可能性があります。水を吸って膨張するほどトイレつまりを直すのは難しくなるため、早めに取り出しましょう。

 

くれぐれも、ラバーカップは使わないでください。異物が余計に奥へ入り込み、取り出すのが難しくなります。

 

自分で取り出せないときは、なるべく早く専門業者へ相談しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりを相談してみる

トイレつまりを放置して起こるトラブル

トイレつまり
トイレつまりに気づいたにもかかわらず放置すると悪化し、トラブルに繋がる可能性があります。

 

どのようなトラブルが起きるのか、具体的にご紹介しましょう。

トイレが故障する

トイレつまりを放置するとトイレが故障し、以下のトラブルが生じる恐れがあります。

  • 水が便器から溢れる
  • 便器の電気系統に水が付着し、故障する
  • 排水口や排水管が傷つく
  • 便器が破損する

トイレつまりを放置してトイレが故障すれば、修理料金が余計に高くなるかもしれません。早めに対処しましょう。

 

トイレつまりの修理料金については、以下の記事が参考になります。修理内容別に料金をまとめていますので、ご確認ください。

下水が逆流する

トイレつまりを放置していると、排水管から汚水や排泄物が逆流する可能性もあります。

 

床や壁に汚水が染み込むと非常に不衛生で、掃除も原状回復も大変です。漏電の恐れもあります。トイレつまりが軽度なうちに直しましょう。

 

排水される水が排水管1本に合流する部屋の場合、トイレつまりかと思いきや、排水管のつまりが原因のケースもあります。

 

その場合はトイレ以外の場所から水を流しても下水が逆流し、キッチンや洗面所などが使えなくなる可能性もあり、注意が必要です。

 

トイレの水の逆流については、以下の記事で原因と対処法を解説しています。トイレつまりから逆流することも多々ありますので、参考までにご一読ください。

近隣に被害を与えてしまう

集合住宅でトイレつまりを放置して水が溢れると、床に水が染み込んでしまい、下の階に被害を与える可能性があります。

 

集合住宅はトイレの配管を共有しているため、1部屋のトイレつまりによって他の部屋もトイレつまりが起きるケースも少なくありません。

 

集合住宅にお住まいの方は「トイレつまりは自分の部屋のトラブル」とは軽視せず、すぐに直すことが大切です。

 

もし不注意で近隣に被害を与えてしまうと、高額請求される場合もあるでしょう。

トイレつまりの4つの症状

スマホが詰まったトイレ
トイレに以下のような症状があると、トイレつまりが起きている可能性があります。

  1. トイレの水の流れが悪い
  2. トイレの水を流した後に水位が上がる
  3. 便器に溜まる水の量が少ない
  4. トイレの水を流すと「コポコポ」と音がする

トイレつまりが悪化する前に対処しましょう。

トイレの水の流れが悪い

トイレの水の流れが悪い原因は、主に次の2つです。

  1. タンクに不具合が生じている
  2. 便器の排水口などがつまっている

タンクにペットボトルを入れない

節水するためにタンクの中にペットボトルなどを入れているとタンクの水量が減ることにより流す水圧が弱まり、水の流れが悪くなってしまいます。トイレつまりが生じやすいため、節水用品はタンクから取り除いてください。

 

タンクの水位線より水が少なければ、水量が不足しています。タンクの説明書を確認し、水量を調整しましょう。

 

もし水位線まで水が入っていればタンクの水量ではなく、便器の排水口などがつまっている可能性もあります。

トイレの水を流した後に水位が上がる

トイレで水を流した後に水位が上がる場合、便器の排水口や排水管のつまりが原因の可能性が高いといえます。

 

やがて水が引くケースもありますが、トイレつまりが起きやすい状態です。早めに直すことをおすすめします。

 

ただし、水を流し続けるのは避けましょう。排水口や排水管がつまっていると水が便器内に溜まり、溢れ出る恐れがあります。

 

トイレの水が溢れそうなときは、応急処置が必要です。以下の記事が参考になりますので、水位が下がらない症状でお困りのときは参考にしてください。

便器に溜まる水の量が少ない

便器に水が少ないという症状も、便器の排水口や排水管がつまっている可能性があります。

 

もし便器から異臭がしていれば、排水口や排水管に異物が引っかかり、腐敗して異臭を放っているとも考えられます。

 

また、通気不良が原因で水が少ないケースもあるでしょう。異物が引っかかって水や空気の流れが悪くなり、トイレつまりが起きている可能性もあります。

 

便器の水位が低いときは、以下の記事も参考にご覧ください。

トイレの水を流すと「コポコポ」と音がする

トイレの水を流して「コポコポ」と音がする症状は、空気を取り込んで水を流しているため、問題ないケースが大半です。

 

しかし、音に加えて以下の症状もあれば、排水管がつまっている可能性が高いので注意しましょう。

  • 水の流れが悪い
  • 以前にはなかった音がする

異音は、排水管や排水口のつまりのサインです。

 

トイレつまりの原因によって、適切な直し方は変わります。トラブルを放置せず、一緒にトイレを使っている家族や職場の方などへ何かを便器に落とした覚えがないか確認しましょう。

トイレつまりでよくある4つの原因

トイレットペーパー
トイレつまりの原因はさまざまです。異物を流したり、トイレットペーパーがつまったりなどの分かりやすい原因の他、意外な原因もあります。

 

トイレつまりの原因をご紹介するので、心当たりがある方は日頃から気をつけましょう。

大量のトイレットペーパーを流した

トイレつまりの原因で多いのが、大量のトイレットペーパーを流したケースです。

 

トイレットペーパーは水に溶けやすいですが、大量に流してしまうと排水管や便器でつまりやすくなります。トイレットペーパーを「小」で流すと特につまりやすいため、注意しましょう。

 

水に溶けやすい「流せる〇〇」と書かれたシート類も、大量に流すとトイレつまりが起きやすいため、注意してください。

トイレに流せないもの・異物を流してしまった

以下で挙げる水に溶けない異物・流せないものを流すと、トイレつまりが起こる恐れがあります。

  • ティッシュペーパー
  • おむつ
  • 尿漏れパッド・尿漏れシート
  • 生理用品
  • スマホ
  • ハンカチ
  • おもちゃ
  • その他、水に溶けない異物

おむつや尿漏れパッド、生理用品などは吸水性が高く、トイレに流すと水分で膨張し、トイレつまりを招きます。

 

また、おもちゃなどの小さなものがトイレつまりの原因になる可能性もあるため、注意してください。

 

これらの異物やトイレに流せないものが詰まってしまった場合にはご自身で直すのは難しいため、放置せずに業者に相談しましょう。

 

異物を流してしまった場合には、便器の着脱が必要になるケースもあります。以下の記事で詳細をまとめていますので、ご自身のケースと照らし合わせてご確認ください。

トイレに流れる水の量が少ない

トイレのタンクには、大便やトイレットペーパーを流すのに適切な量の水が溜まっています。タンク内の水の量が少なければ、大便やトイレットペーパーが流れず、トイレつまりが起こりやすくなります。

 

以下は水の量が少なくなる可能性が高いため、控えましょう。

  • トイレは常に「小」で流している
  • タンクの中に節水用品を入れている

節水でトイレつまりが起これば、節約した水道代よりも高い修理代がかかるかもしれません。

 

タンクに異物を入れないように注意喚起しているメーカーもあります。ペットボトルや節水用品などで節水している方は、トイレの説明書を確認することをおすすめします。

便器の奥に尿石が溜まっている

尿石とは、尿に含まれる尿素やタンパク質などの成分が変質して固まった汚れです。なかなか取れない黄ばみは、尿石の可能性が高いでしょう。

 

以下に当てはまれば、尿石が溜まっているかもしれません。

  • 長期間トイレの掃除をしていない
  • トイレの臭いが日に日に強くなっている

便器や排水管に尿石が溜まってしまうと、トイレつまりや臭いの原因になります。

 

尿石を通常の掃除で落とすのは困難です。以下のページで尿石の落とし方も紹介していますので、参考にしてください。

トイレつまりの原因は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

トイレつまりを未然に防ぐ4つの方法

トイレ付近でOKサインを示す女性
トイレつまりを防げば、余計な出費や手間を減らせます。また、トイレは日常生活に欠かせないため、つまってしまうと生活に支障をきたすかもしれません。

 

トイレつまりを防ぐ方法をお伝えするので、ぜひ日頃から気をつけましょう。

トイレットペーパーを大量に使わない

トイレットペーパーを一度にたくさん流してしまうと、トイレつまりが起こりやすくなります。トイレットペーパーを大量に使うのは控えてください。

 

一度に流せるトイレットペーパーの量は、水量によって異なります。以下が目安です。

  • レバーの「大」:シングルは10mまで、ダブルは5mまで
  • レバーの「小」:シングルは3mまで、ダブルは1.5mまで

排泄後に拭き足りないときは、一度水を流した後に拭きましょう。

 

ダブルのトイレットペーパーでトイレつまりが何度も再発するのであれば、シングルに変えるのも効果的です。

トイレットペーパー以外は流さない

流せるシート類を大量に流すと、トイレつまりが起こりやすくなります。

 

たとえば、流せるお掃除シートでトイレ掃除をした場合、ホコリや髪の毛が大量に付着することもあるでしょう。

 

シート類はトイレットペーパーよりも分厚いため、流さない方が賢明です。トイレつまりを防ぎたいのであれば、トイレに流さずゴミとして処分しましょう。

 

排泄物、トイレットペーパー以外はトイレに流さないようにしてください。

トイレで子どもが遊ばないように対策する

トイレで子どもが遊んでいると、おもちゃやクレヨンなどの異物を落とす可能性があります。

 

また、子どもがトイレで遊ぶのは不衛生です。汚水を触ったり、雑菌で炎症したりする恐れもあります。

 

言葉を理解できない小さなお子様は、注意してもトイレで遊ばないようにするのは難しいかもしれません。

  • トイレに鍵をかける
  • トイレに子どもが入ったと気づくように、ドアベルを設置する
  • トイレに極力ものを置かない

トイレで子どもが遊ばないように、このような対策を行いましょう。

定期的にトイレを掃除する

トイレにはさまざまな汚れが付着しています。便器や排水管を定期的に掃除し、トイレつまりを防ぎましょう。

 

使う洗剤の種類は、汚れによって異なります。

  • 塩素系のトイレ用洗剤:カビ、黒ずみ
  • 酸素系のトイレ用洗剤:水垢、黄ばみ、尿石

ただし、塩素系と酸素系の洗剤を混ぜると、有毒ガスが発生します。違う洗剤を同時に使用するのは、絶対に避けてください。違う洗剤を使いたいときは、日を改めて掃除しましょう。

 

尿石が溜まるとトイレつまりが生じやすいため、特に注意が必要です。自力で尿石を取り除けないときは、専門業者に相談してください。

トイレつまりを自分で直せないときは

間違った直し方でトイレつまりを解消しようとすると、便器の故障や水漏れなどを招く可能性があります。最悪の場合には、近隣にも迷惑をかけてしまいます。

 

トイレつまりが起こったら、ぜひ今回お伝えした直し方をお試しください。なかなかトイレつまりが直らないときは無理をせず、専門業者に相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でもトイレつまりのご相談を受け付けております。

 

24時間365日フリーダイヤルでお電話できるため、早朝や夜間の急なトイレつまりもぜひご相談ください。無料でお見積もりいたします。

 

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2022.03.29
2024.01.10
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