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トイレつまり・水漏れトラブルの対処法・修理

トイレの水がなくなる原因や、適切な対処法をわかりやすく解説します。

 

まずはタンク内の水位が正常かどうかを確認して、便器内の水がなくなる原因を特定しましょう。タンク内に問題がある場合や、排水管に問題がある場合など、原因によって対処法が異なります。

 

後半では、トイレの水がなくならないための予防対策も解説するので、ぜひ最後までお読みください。

トイレの水がなくなるときにまず確認すること

トイレタンクのフタのナットを外す

まずはトイレタンクのフタを開けて、タンク内の水位を確認しましょう。タンクに手洗い器が付いたタイプは、、じゃばら管に付いているナットを反時計回りに回して外してから、フタを開けます。

 

オーバーフロー管の適切な水位

タンク内の水位は、タンク内にあるオーバーフロー管で確認できます。

 

オーバーフロー管は、タンク内にある筒状の白い部品です。「WL」と刻印されている箇所が、適切な水位です。「WL」と刻印されていない場合は、先端から2〜3cm程度下まで水が入っていれば問題ありません。

 

タンク内の水位 トラブルの原因
高い ・ボールタップで調整されていない
・ボールタップや浮き玉が破損している
低い ・レバーが元に戻らないために水が流れ続ける
・フロートバルブ(タンクの底に設置されたフタ)がずれている
・浮き玉の破損が破損している
・給水されていない
水位が適切だが、便器内の水位が異常 ・トイレつまり
・マンションなら共用部のトイレつまり
・便器の破損で便器内の水が少ない

タンク内の水位を確認して異常があれば、タンクの部品に原因があることがほとんどです。一方、タンク内の水位が適切であれば、便器や排水管に原因があると考えられます。

トイレの水がなくなる原因・対処法

便器の水位が低い状態

タンク内の部品に問題がなくても、トイレの水がなくなる原因と対処法を解説します。

断水が原因

水道の元栓の閉め方・開け方

断水しているために給水が止まり、タンクの水位が下がっているケースです。断水しているときは、砂などを含む水が家庭内の水道管に入らないように、水道の元栓を時計回りで閉めておきましょう。

 

断水しているなら、断水が終わるまで待つしかありません。断水が終わったら、水道の元栓を開いたあとで、次の順序で家庭内の水を使います。

  1. 外の蛇口
  2. 洗面所
  3. キッチン
  4. 洗濯機
  5. トイレ
  6. 給湯器

蛇口をゆっくり開いて、透明な水が出るまで流し続けます。ゆっくり開くことが大切です。勢いよく開けると、空気や砂が入り込んで、水道管や蛇口にダメージを与えてしまう可能性があります。

 

トイレの水を流すのは、透明な水が流れるようになってからです。

季節・気温が原因

暑い時期や凍結するほど寒い時期も、トイレの水がなくなる可能性が高まります。

便器の水が蒸発した

封水が蒸発して水位が下がる

蒸し暑い夏は、封水(便器内の水)が蒸発しやすいので注意が必要です。

 

特に以下のような状況で水が蒸発して封水切れが生じ、トイレの水がなくなります。

  • 長期間留守にした
  • 水を流し忘れた
  • 暑い時期に便器のフタを開けたままにした

水を流すだけで解消するので、故障ではありません。

 

ただし、封水がなくなると、虫や悪臭が室内に入り込んでしまいます。夏は、こまめにトイレの水を流すと安心です。

凍結している

凍結しやすい状況

寒い冬は、給水管が凍結して給水が止まって、トイレの水がなくなる場合があります。外気温がマイナス4℃以下になると凍結しやすいので、注意してください。

 

凍結した場合は、自然に解凍するのが最も安全です。トイレ室内に、ヒーターを入れても良いでしょう。

 

急いで解凍したい場合は、給水管にタオルを巻いて60℃以下のぬるま湯をゆっくり注ぎます。お湯がコンセントやウォシュレットなど、電気製品にかからないように注意してください。

 

凍結時の注意事項や、凍結しないためにできることを以下の記事で解説しているので、参考にしてください。

トイレの使い方が原因

トイレの使い方が原因で、水がなくなるケースです。誤った使い方をしてしまい、トイレの水がなくなってしまいます。

便器が破損している

便器は陶器でできているため、意外と簡単にヒビが入ったり割れたりします。

 

【便器が破損する原因】

  • 便器の上に立って電球を交換した
  • 熱湯をかけた
  • 便器内の水が凍結した
  • 経年劣化
  • 分厚い本や壺など、重いものが落ちた

防水パテやコーキング剤で、ひび割れを補修できますが、あくまで一時的な応急処置です。水道修理業者に依頼して、補修、または便器の交換を検討しましょう。

水が勢いよく流れた

TC 11 2

勢いよく水を流すと、便器内の水が引っ張られて便器内の水がなくなってしまいます。これが、自己サイホン作用です。

 

バケツなどで水をゆっくり流せば、便器内の水位が正常に戻ります。

 

水を流しても頻繁に自己サイホン作用が起こるなら、排水管で何らかのトラブルが生じているのかもしれません。水道修理業者に相談してください。

2階以上は上階の水が勢いよく流れると水がなくなる

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戸建てで2階にトイレがある場合や、マンション等の上階で水を流した場合に、水が引っ張られて便器内の水がなくなります。これを誘導サイホン作用と呼びます。

 

排水管が汚れていると誘導サイホン作用が起こりやすいので、排水管の掃除を心がけましょう。マンションの場合は、管理会社に排水管洗浄は定期的にしているのか確認しましょう。

 

2階以上のトイレで頻繁に水がなくなるようであれば、通気管の設置を検討してください。通気管は、排水するときの圧力変化を調整するものです。個人での設置は難しいため、業者に相談しましょう。

トイレのつまりが原因

毛細管現象

タンク内の水位が正常なのに、便器内の水が少ない原因は主にトイレつまりです。

 

トイレに詰まったものが便器内の水(封水)を吸い取る「毛細管現象」が起きているために、水がなくなり、トイレが詰まるケースもあります。

 

トイレつまりの原因は、以下も挙げられます。

  • 大量の排泄物・トイレットペーパーを流した
  • 固形物が排水管に詰まった

 

トイレつまりの原因が水に溶けるもの(排泄物・トイレットペーパー・水に流せる製品)で症状が軽度なら、自分で対処できます。水に溶けない固形物が原因のつまりは、水道修理業者に相談しましょう。

 

以下の記事でトイレつまりの原因をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

対処法1:お湯を流す

お湯とバケツの使い方

お湯を少し高い位置から流すことで、お湯の温度と水圧を利用してつまりを解消する方法です。

 

沸騰したお湯に同量の水を足すと、約60℃のお湯ができます。バケツ半分程度の60℃のお湯を用意してください。

 

便器の周囲が濡れないように、ビニールシートやバスタオルを敷いて養生しておくと安心です。ウォシュレットなどの電化製品に、お湯がかからないようにしましょう。

 

【お湯でトイレつまりを直す方法】

  1. 少し高い位置から、バケツのお湯を流す
  2. 1時間くらい放置する

絶対に熱湯を使わないでください。熱湯を使うと、陶器製の便器が破損してしまう危険性があります。

対処法2:ラバーカップを使う

ラバーカップの使い方ラバーカップは、プランジャー、またはスッポンとも呼ばれるつまり解消用具です。

 

スーパーの家庭用品売り場や大型雑貨店、コメリなどのホームセンター、通販サイトなど購入でき、安いものは500円程度からあります。

 

【ラバーカップのつまり解消方法】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. 水を足して、カップ部分が水の中に浸かるように調整する
  3. カップ部分を便器に密着させる
  4. カップ部分がへこむくらいまで、ゆっくり押し込む
  5. ラバーカップを勢いよく引き戻す
  6. 4、5を数回繰り返す

水がない状態でラバーカップを使っても、効果はありません。カップ部分が水に浸かるくらいに、便器内の水位を調整しましょう。

 

排水管奥から水が引くような音がしたら、作業は終了です。

対処法3:真空式パイプクリーナーを使う

真空式パイプクリーナーの仕組み

真空式パイプクリーナーは、吸引力がラバーカップより強いつまり解消用具です。カップの部分を交換できるので、排水口の大きさにあわせて効率よく利用できます。

 

コーナンやコメリといったホームセンターや大型雑貨店、ドラッグストア、通販サイトで1,800円〜4,000円で販売しています。

便器周辺に水が飛び散る可能性があるので、バスタオルやビニールシートで養生してから作業を始めます。

 

【真空式パイプクリーナーのつまり解消方法】

  1. 真空式パイプクリーナーのカップを便器に密着する
  2. 水を足して、カップが水に隠れる程度に調整する
  3. ハンドルをゆっくり押し込む
  4. ハンドルを勢いよく引き上げる
  5. 3、4を数回繰り返す

排水管からゴボゴボと水が流れる音がしたら終了です。

 

以下の記事で、紹介した方法以外のトイレつまり解消法を解説しているので、参考にしてください。

タンクの不具合でトイレの水がなくなる原因・対処法

タンク内の水位が高すぎたり低すぎたりすると、便器内の水位が正常ではなくなります。タンク内の水位が正常ではない原因は、以下の通りです。

 

タンク内の水位 原因
高い ・ボールタップの調整不足
・ボールタップの故障
低い ・レバーの故障
・ゴムフロートの劣化
・給水管の汚れ

それぞれの原因や解消法を、順に解説していきます。

ボールタップや浮き玉で不具合が起きている

タンク式トイレで水が流れる仕組み

トイレタンク内のボールタップとは、タンク内の水位を一定にするための部品です。

 

レバーを引くと水が便器に流れて、水位が低くなります。水位に合わせて浮き玉の位置が下がるので、ボールタップが給水弁を開いて給水します。タンクに水が入って浮き玉が定位置になると、給水が止まるシステムです。

 

ボールタップや浮き玉で不具合が起きると、うまく給水できずにタンクの水位が高くなり、水がなくなるケースがあります。

対処法1:ボールタップで水位を調整する

タンク内の水位が適切でない場合は、ボールタップで水位を調整します。

 

ボールタップの付け根に調整リングがある場合とない場合、浮き玉がない場合で調整方法が異なります。

 

【調整リングがある場合】

  • 水位を高くしたい:時計回り(右)に回す
  • 水位を低くしたい:反時計回り(左)に回す

 

【調整リングがない場合】

浮き玉を接続するアームで調整します。

  • 水位を高くしたい:上に曲げる
  • 水位を高くしたい:下に曲げる

アームの端で曲げると折れてしまうので、注意が必要です。

 

【球体の浮き玉も調整リングもない場合】

水に浮かぶ球体状の浮き玉がなく、フロートと呼ばれる円形の部位がボールタップにつながっているタイプです。

  • 水位を高くしたい:反時計回り(左)に回す
  • 水位を低くしたい:時計回り(右)に回す

調整して一旦給水し、水位が適切かどうか確認してください。水位が適切にならないなら、再度やり直しましょう。

対処法2:ボールタップ・浮き玉を交換する

ボールタップを調整しても水位が正常に戻らない場合は、ボールタップや浮き玉の交換が必要です。

 

ボールタップに球形の浮き玉がついているタイプなら、自力で交換可能です。

 

【浮き玉付きボールタップの交換方法】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. レバーを操作して、タンク内の水を空にする
  3. タンクのフタを開ける
    ⇒落として割らないように注意
  4. 給水管とボールタップの接続部のナットをモンキーレンチで外す
  5. 新しいボールタップを設置する
  6. 止水栓を開けて給水する
  7. 水位を調整する

陶器製のフタは落とすと割れるので、注意が必要です。あらかじめ、バスタオルなどでフタの置き場を作っておきましょう。

給水管が汚れている

給水管が汚れていると給水量が少なくなり、水位にも影響します。

 

給水管のフィルターが汚れて詰まると、適切に給水されず、タンク内の水がなくなる場合があり、注意が必要です。

 

また、汚れで水の通り道が少なくなると、寒い時期に凍結しやすいので、汚れを除去しましょう。

対処法:ストレーナーを掃除する

ストレーナーは給水管についたフィルターで、ゴミを除去するために設置されています。汚れていれば掃除しましょう。

 

【ストレーナーの掃除方法】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. 給水管とタンクの接続部のナットを緩めて、給水管を外す
  3. ストレーナーを指でつまんで外す
    ⇒マイナスドライバーが必要なタイプもある
  4. ストレーナーを歯ブラシでこすり洗いし、水で流す
  5. ストレーナーを給水管に取り付ける
  6. 給水ホースを取り付ける

掃除後は止水栓を開けて、水漏れがないか確認しましょう。

レバーで不具合が起きている

レバーが劣化して動きにくくなっていると、水が流れない、給水しても水が止まらないといった不具合が生じます。

 

鎖が切れていないか確認して、問題なければレバーのサビなどが原因です。サビなどで劣化しているレバーは交換が必要です。

対処法:レバーを交換する

トイレタンクのメーカーや型番を確認して、タンクに合うレバーを購入しましょう。

 

【レバーの交換方法】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. トイレタンクのフタを外す
  3. チェーンを引っ張って、フロートバルブを持ち上げてタンク内の水を出し切る
  4. レバーからチェーンを外す
  5. モンキーレンチでレバーのナットを緩めて、古いレバーを外す
  6. 新しいレバーを設置する
  7. レバーとチェーンを繋げる
  8. レバーを引いて、水が流れるか確認する

以下の記事で、レバーの交換方法についてわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

ゴムフロート(タンク内のゴム栓)で不具合が起きている

ゴムフロートは、タンクと便器を繋ぐ排水弁のフタです。ゴムフロートが排水弁をきちんとふさがないと水がチョロチョロと漏れて、タンク内の水位が一定しません。

 

ゴムフロートが汚れていたら隙間ができるので、汚れを除去するだけで不具合が解消される場合もあります。

 

ゴムが古くなり、触ると黒い汚れが手につくようになら、交換が必要です。最近はゴム製ではなく、樹脂製もあります。この場合は、フロートバルブと呼ばれます。

 

樹脂製はゴムよりも劣化しにくい性質ですが、古くなって亀裂が入るなど破損するケースも。破損していたら、交換しましょう。

対処法:ゴムフロートを交換する

新しいゴムフロートは、多少サイズが違っても排水弁をふさげば機能します。

 

しかし、サイズが違いすぎると機能しないので、不安な場合はホームセンターに古いゴムフロートを持って行って相談しましょう。

 

【ゴムフロートの交換方法】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. レバーを操作して、タンク内の水を抜く
  3. タンクのフタを開ける
  4. チェーンを外してゴムフロートを取り外す
  5. チェーンに新しいゴムフロートを設置する
  6. 止水栓を開けて、水を入れてみる
  7. タンクのフタをする

排水弁からの水漏れがないか確認して、終了です。

補助水管が外れている

補助水管の故障

補助水管は、オーバーフロー管の内側に設置されてる細いチューブです。補助水管が外れていると、便器内の水(封水)がたまりません。

対処法:補助水管を付け直す

補助水管がちゃんと設置されているかを確認して、外れていたら設置し直します。

 

【補助水管を付け直す方法】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. レバーを操作し、タンク内の水を抜く
  3. タンクのフタを開けて、オーバーフロー管に補助水管が設置されているか確認する
  4. 補助水管が外れていたら、設置し直す
  5. タンクのフタを元に戻す
  6. 止水栓を開けて、水を流す

補助水管が破損していたら、交換が必要です。

トイレの水がなくなる際の修理料金の相場

費用相場

以下のような方は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

  • 紹介した方法を試しても改善しない
  • 部品を間違えずに購入する自信がない
  • 手っ取り早く修理してほしい
  • 自分での修理に不安がある

 

作業料金の相場は、以下の通りです。

作業内容 相場料金
軽度なトイレつまり解消 8,000円〜
中度のトイレつまり解消 10,000円〜
ボールタップの交換 5,000円~10,000円+部品代(2,000円~5,000円)
レバーの交換 8,000円~20,000円+部品代(1,000円〜3,000円)
ゴムフロートの交換 8,000円~+部品代(500円〜1,000円)
オーバーフロー管の交換 8,000円~+部品代(5,000円〜10,000円)
トイレタンクの着脱 15,000円〜

上記の作業料金のほかに、基本料金や出張費、深夜や休日の割増料金が加算される場合があります。

 

見積もりを取って、合計金額を確認してください。見積もりは、ほとんどの業者が無料で行なっています。

トイレ修理を頼む業者の選び方

以下のポイントを押さえて、信頼できる修理業者を選びましょう。

  • 水道局指定工事店に登録されている
  • 実績豊富で公式サイトに施工事例が掲載されている
  • 口コミで高評価のコメントが多い
  • 見積もり後、施工内容をきちんと説明してくれる

見積もり後に、契約を急がせる業者は信頼できません。不安をあおるような業者は、断りましょう。

トイレの水がなくなったときは放置しない

トイレの水がなくなったときに放置すると、以下のようなトラブルが生じます。

  • 悪臭がだんだんひどくなる
  • 害虫が増える
  • 水漏れが始まる
  • 階下に水漏れ被害が生じる(集合住宅の場合)
  • トイレの寿命が短くなる

トイレの水がなくなるのは、さまざまなトラブルの前兆です。トイレタンク内の部品の不具合や排水管のトラブルなどは、早めに対処すると修理代も抑えられます。

 

自分での対処が難しいときは、迷わずに水道修理業者への相談がおすすめです。重度なトラブルが生じる前に、対処しましょう。

トイレの水をなくさないための対策

悩んでいる人物

トイレの水がなくならないようにして、トイレトラブルを防ぐ方法を解説します。

長期間留守にするときは便器に水を足す

長期間留守にすると、トイレの水が蒸発します。蒸発を防ぐために、以下を心がけましょう。

  • 数日ならコップいっぱいの水を便器に足しておく
  • 便器のフタをする
  • 便器にラップをかけてフタをする
  • 蒸発防止剤を使用する

蒸発防止剤は、通販サイトで1,000mlが7,000円〜で購入できます。不動産会社が空き家等で使用しており、6ヶ月程度不在にしてもトイレの悪臭が生じません。

 

蒸発防止剤の主成分は、化粧品の保湿剤にも使われているポリエチレングリコールなので、安全に利用できます。

大洗浄・小洗浄を使い分ける

節約のために大のときも小洗浄を使っていると、水量が少ないためにつまりが生じやすくなります。大洗浄と小洗浄を、適切に使い分けることも大切です。

 

大便を流すときは大洗浄を使い、トイレつまりを防ぎましょう。

大量の排泄物・トイレットペーパーを流さない

大量の排泄物やトイレットペーパーも、つまりの原因です。大量に流すときは、複数回に分けて水を流します。

 

なお、水に流れる製品(トイレクリーナーや猫砂など)も、大量に流さないでください。少量でも詰まる場合があるため、水に流せる製品はトイレに流さず、ゴミとして捨てるのがおすすめです。

トイレを定期的にチェックする

トイレが正常に機能しているか、以下の点をときどきチェックしましょう。

  • タンク内の水位は正常か
  • 便器の中の水位は正常か
  • タンク内の部品は正常か

悪臭など気になることがあったら、すぐに原因を突き止めて対処してください。原因がわからないときは、すぐに水道修理業者に相談しましょう。

凍結を防ぐ

不凍液を入れる

トイレは住宅内でも寒い場所にあることが多く、凍結の可能性があります。外気温がマイナス4℃以下になると凍結しやすいので、凍結防止の対策が必要です。

 

特に、寒冷地で冬季に長期留守にする場合は、凍結対策をしてください。便器に不凍液を注ぐと、便器内の水が凍結しにくいため大変便利です。

 

以下の記事で、簡単にできる凍結防止方法を解説しています。

トイレの水がなくなりすぐに相談したいときは

トイレの水がなくなる原因や対処法を解説しました。

 

トイレの水がなくなるのは、タンク内の部品の不具合などさまざまな原因があります。放置するとさらに悪化するので、できるだけ迅速に対処しましょう。

 

自力での改善が難しいときは、水道修理業者への相談がおすすめです。業者選びに迷ったら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。

 

年中無休で24時間ご相談を受け付けています。電話のほか、LINEやメールでも相談できるので、気軽にご連絡ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの水がなくなるトラブルの相談をしてみる

2024.11.29
2024.12.31

今回はトイレつまりが自然に治るケースや、治らないときの対処法をご紹介します。

 

自然に治るトイレつまりの原因とは、以下のような水に流せるものです。

  • トイレットペーパー
  • 排泄物
  • 『トイレに流せる』商品

自然に治る前に症状を改善したい場合、ペットボトルやお湯など、身近なものを用いて自分で対処することも可能です。

 

自然に治らないトイレつまりは、いくら放置しても治りません。自然に治るトイレつまりか、治らないのか見極められるよう、具体的な症状例についてもお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

トイレつまりが自然に治る3つのケース

トイレつまりが自然に直る時間

トイレつまりが自然に治るケースは、主に以下の3つです。

  • トイレットペーパーのトイレつまり
  • 排泄物によるトイレつまり
  • 『トイレに流せる』商品のつまり

水に溶けるものによるトイレつまりなら、自然に治ります。時間の経過とともに、つまりの原因が徐々にほぐれていくからです。

 

自然に治るまでにかかる時間は、トイレつまりの原因によって異なりますので具体的に見てみましょう。

トイレットペーパーのトイレつまり

 

トイレットペーパーがつまったケースなら、自然に治るケースが多いです。時間をかければ、トイレットペーパーが水に溶けだします。

 

トイレつまりが解消されるまで2~3時間ほどは必要なので、急ぎでないなら様子を見ましょう。

 

数時間待ってもトイレつまりが解消されないときは、思い当たる原因が他にないか確認してください。つまっているもの次第では、いくら待っても治りません。

 

普段トイレを共有する方がいれば、詰まりの原因に心当たりがないか聞いてみてください。

排泄物によるトイレつまり

排泄物が原因のトイレつまりも、自然に治るといえます。時間が経てば、つまった排泄物が崩れていきます。

 

自然に治るまでにかかる時間は、2~3時間程度。待てる状況なら、そのままにしておくことをおすすめします。

 

時間が経っても改善されない場合、頑固なつまりが関与しているかもしれません。排泄物とはいえ、以下のような状態では完全につまってしまうケースもあります。

  • 排泄量が多い
  • お腹の調子が悪く、便が硬い

トイレつまりが自然に治る気配がないなら、後ほど取り上げる手軽な解消方法を試してみてください。

 

排せつ物によるトイレつまりの解消法は下記のページで詳しくまとめていますので、参考にしてください。

『トイレに流せる』商品のつまり

『トイレに流せる』と書かれた商品によるトイレつまりも、自然に治ることがあります。流す量が多いとつまってしまいますが、しばらくすると段々溶けてくるでしょう。

 

トイレつまりの解消までは、トイレットペーパーや便より時間が必要です。目安としては、6時間~12時間ほどかかると想定しておいてください。

 

朝に気付いた方は夜に、夜に気付いた方は翌日に確認してみましょう。変化がなければ、後ほど触れる手軽な解消方法を試してみるのがおすすめです。

 

ただし、元々は水に溶けるものでも、ペット砂などを固まりで一度にトイレへ流すとつまることがあります。このケースのトイレつまりは、自然に治ることはありません。

自然に治ることはないトイレつまり3つ

自然に直らないトイレつまり

トイレつまりの中には、自然に治ることがないケースもあります。水に溶けないものがつまっている場合は、そのままでは解消されません。

 

また、本来なら水に溶けるものでも、量が多すぎると解消されないケースもあります。

  • 吸水性の高いものによるトイレつまり
  • 固形物によるトイレつまり
  • 尿石によるトイレつまり

本項では、トイレつまりの原因になりやすく、自然には治らないものをご紹介します。該当するものがあれば、専門業者による対応が必要です。

吸水性の高いものによるトイレつまり

吸水性の高いものをトイレに流してしまうと、つまりが自然に治るのは難しいでしょう。

 

おむつや生理用品など水を吸うものがトイレに落ちると、排水管の中で何倍にも膨れ上がって取り出せなくなる可能性があります。

 

手で届く範囲に詰まりの対象物がなく取り出せない場合は、修理業者に修理を頼む必要があります。

固形物によるトイレつまり

固形物によるトイレつまりは多いのですが、自然に治ることはありません。水に溶けないので、落としたものがあれば取り出しましょう。

 

トイレつまりの原因によくなる固形物は、次の4つです。

  • スマホ
  • ライター
  • おもちゃ
  • ペンなどの筆記用具

スマホをトイレで操作し、落とすケースがよくあります。手に持っていなくても、ポケットから落としてしまうことも。ライターやペンなども同様です。

 

子どもが遊んでいておもちゃを落とし、流してしまうこともあります。

 

原因が分からない方は水位を確かめてください。トイレの水位が下がったままになっている場合は、異物によるトイレつまりの可能性があります。

 

トイレつまりで水位が下がる原因は、以下のページで詳しく解説しています。

尿石によるトイレつまり

トイレつまりの原因の一つに尿石があります。尿石は、雑菌などの影響で尿のカルシウムが変質したものです。

 

尿石が大きく固まってしまうと、トイレつまりが自然に治ることはありません。

 

トイレつまりを繰り返す場合や、異物を流していないのにトイレが詰まるときは、尿石が原因の可能性があります。

トイレつまりが起きたときのNG行動

トイレつまりでのNG行動

トイレつまりが起きたときに、やってはいけないNG行動があります。

  • 無理やり水を流す
  • 止水栓を開けたまま作業する
  • 熱湯をトイレに流す

上記の行動をとると状況が悪化する可能性がありますので、注意してください。

無理やり水を流す

トイレつまりが自然に治るまで、水を流すのは避けましょう。つまっている状態では、トイレから汚水が溢れだしてしまいます。汚水が室内に漏れるのは、とても不衛生です。

 

早く治したい気持ちは分かりますが、無理やり押し流そうとしないでください。自然に治るのを待って、少しずつ流しましょう。

止水栓を開けたまま作業する

止水栓を開けたままトイレがつまった状態で水を流すと、便器の水が溢れてしまいます。

 

トイレつまり修理を開始する前には必ず止水栓を閉め、安全のために温水洗浄便座のコンセントを抜いておきましょう。

 

止水栓は、時計回りに回すと閉められます。閉める際に何回転させたか覚えておくと、緩めるときに同じ回数回せばよいので簡単です。

 

止水栓の場所や種類などを以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

熱湯をトイレに流す

トイレつまりの解消にお湯を使用することもありますが、熱湯は厳禁です。

 

熱湯を便器に流すと、陶器がひび割れる可能性があります。また、熱湯は配管にも良い影響を与えません。

 

便器が割れると便器本体ごと交換しなければならないため、必ず50℃程度のぬるま湯を使ってください。

自然に治る前にトイレつまりを解消する方法

タンクレストイレ
水に溶けるものによるトイレつまりなら、そのままにしていても解消されます。ただ、自然に治るまではある程度の時間が必要で、急には溶けてくれません。

 

早くても数時間、遅ければ一晩はかかります。トイレつまりを早く治したい場合は、次の方法を試してみてください。

ペットボトルをスッポンの代用品として使う

how-to-use-plastic-bottle

ペットボトルを使えば、スッポン(ラバーカップ)と同様の効果を出せます。方法は次の通りです。

  1. 500mlのペットボトルを1本準備する
  2. 3~4cmほど下部を切り取り、キャップも外す
  3. 切り取った部分を下にして、トイレの排水口に挿す
  4. 飲み口部分を手で押さえ、押し引きする

飲み口部分を手で押さえることで簡易的に圧力をトイレにかけ、つまりの原因を押し流すことができます。簡単にできるため、自然に治るまで待てない場合におすすめの方法です。

 

水はねが起きるので、トイレの周りに新聞紙やタオルを敷いて行いましょう。後始末が楽にできます。

 

ペットボトルを使ったトイレつまりの直し方は、以下の記事で詳しく触れているので、参考にしてください。

ビニール袋を手にはめて押し引きする

ビニール袋の使い方

ラバーカップが手元にないときには、代用品としてビニール袋とゴム手袋を使ってつまりを解消できます。

  1. ゴム手袋をはめる
  2. ゴム手袋をはめた手をビニール袋に入れる
  3. 手をグーにして便器の排水口に手を入れる
  4. 便器の中で押したり引いたりを繰り返す

以上の手順でラバーカップ(スッポン)と同様の効果を得られます。

 

以下のページでは、ビニール袋を使うときの注意点をお伝えしているので、参考にしてください。

洗剤100mlとお湯を入れる

how-to-use- detergent

洗剤とお湯を使えば、トイレつまりを早く解消できます。手順は下記の通りです。

  1. 液体洗剤を100ml準備する
  2. 4Lの水を50℃前後に温める
  3. トイレの排水口に洗剤を入れる
  4. 排水口へゆっくりお湯を注ぐ
  5. 20~30分フタをして待つ
  6. 水を少し流して確認

トイレが割れるので、熱湯は厳禁です。沸騰させた2Lのお湯に、もう半分の水を混ぜれば、程よい温度になります。

 

食器用中性洗剤はタンパク質を分解し、便のつまりを溶かしてくれます。アルカリ性洗剤なら、トイレットペーパーや嘔吐物により有効。酸性であれば、尿石に効果が高くなります。

 

使用する洗剤は、必ず1種類にしてください。有毒ガスが発生するため、アルカリ性と酸性の洗剤を混ぜると大変危険です。

 

トイレつまりを洗剤で直す方法については、下記のページで中性・アルカリ性・酸性ごとに紹介しています。参考にしてお試しください。

重曹50mlとクエン酸(酢)100mlを入れる

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重曹とクエン酸(酢)も、トイレつまりの解消に役立ちます。酸性のクエン酸と、アルカリ性の重曹によって起こる化学反応を利用した方法です。

 

二酸化炭素の発生に備え、作業時は換気を徹底しましょう。

 

手順は、下記を参考にしてください。

  1. カップ1/4(50ml)の重曹を排水口に入れる
  2. クエン酸1/2カップ(100ml)を追加する
  3. トイレが半分浸かるまで、50℃前後のお湯を注ぐ
  4. フタを閉め、1時間待つ
  5. 水洗レバーの「小」で流して確認する

効果が薄くなってしまうので、重曹⇒クエン酸の順番を必ず守ってください。トイレが割れてしまうことを防ぐため、熱湯を注ぐのも厳禁です。

 

重曹とお酢(クエン酸)でトイレつまりを直す方法は、以下のページを参考にしてください。詳しい手順と注意点を解説しています。

針金ハンガーで異物を削る

針金ハンガーの使い方

針金ハンガーに細工をして、トイレつまり解消の道具として使えます。

  1. ペンチでハンガーの先端を輪にする
  2. 輪にした方を便器の中に入れる
  3. ハンガーの先がつまりに当たるまで入れる
  4. 小刻みに動かしてつまりの対象物を削る

針金を少しづつ動かしてみて、水が流れていけばつまりは解消されています。

 

針金ハンガーを使ったトイレつまりの治し方は、以下のページで詳しい手順を紹介していますので、ご覧ください。

トイレつまりを自分で対処する方法は、複数あります。以下の記事にまとめているので、チェックしてみてください。

自然に治らないトイレつまりは業者へ相談

業者に相談

異物や固形物が原因の自然に治らないトイレつまりは、修理業者に依頼するのがおすすめです。

 

原因に対して的確に対応し、素早くトイレつまりを解消してくれます。簡単な修理であれば、数分で終わるケースも多いです。

 

ただ、中には『修理業者は不安だ』と感じる方もいるかもしれません。修理業者へ安心して依頼できるよう、料金相場と選び方をご紹介します。

 

なお、賃貸物件にお住まいの方は、管理会社へ相談しましょう。

トイレつまり修理業者の料金相場

トイレつまりの解消を修理業者に依頼する際の料金相場は、8,000~25,000円ほどです。内訳は以下の通りですが、トイレつまりの原因や状態によって料金は変わります。

基本料金 0円~5,000円
作業費用 8,000円~30,000円
部品代 必要分で変動
出張料金 0円~5,000円
深夜料金 0円~10,000円

 

クリーンライフ』へのご依頼前には、下記の作業費用と目安時間もご確認ください。

作業内容 料金 所要時間
軽度なつまり(高圧ポンプ使用) 5,500円 30~60分
ドレンクリーナー使用 16,500円~ 30~60分
高圧洗浄機使用 27,500円~ 30~120分

修理業者へ依頼する前に、料金相場をしっかり把握しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりの相談をしてみる

トイレつまり修理業者の選び方

修理業者を検討するなら、選び方が重要です。一部ではありますが、悪徳業者もいるため注意してください。

 

ポイントは以下の3つです。

  • 作業内容や料金が明確か
  • 実績はあるか
  • 利用者の評価が高いか

以上の3つのポイントを押さえて、必ず見積もりを取りましょう。

修理内容が分からないのは不安ですし、トラブルの元にもなります。トイレつまりの修理実績が、どの程度あるかも大切です。修理を実際に依頼した人の声は信頼できるので、口コミも確認してみましょう。

 

トイレつまり修理業者は、以下のページを参考に選んでください。修理料金を安く抑える方法も紹介しています。

トイレつまりの放置によるトラブル

トイレつまり

自然に治るのであれば良いのですが、治らないケースでトイレつまりを放置するのは危険です。つまりが悪化し、新たなトラブルに発展してしまう可能性もあります。

 

面倒ではありますが、トラブルの内容を知っておけば、対処もしやすくなります。早めに対応するためにも、つまりの放置による危険性を把握しましょう。

便器から水があふれる

つまりを放置して悪化すると、便器から水が溢れる恐れがあります。

 

水が溢れると床や壁が汚れ、衛生面でも悪影響です。床材や壁紙の張り替え費用が発生する可能性もあります。

 

2階のトイレやマンションなどでトイレの水が溢れると、階下に浸水する可能性もあるでしょう。

 

つまりを放置して汚水が溢れる前に、トイレつまりを修理しましょう。

異臭が発生する

explanation

トイレつまりを放置していると、異臭が発生する原因となります。フタの役割をしているトイレの水が、『毛細管現象』によりつまっているものに吸われ、トイレの水位が下がってしまうのです。

 

『毛細管現象』は、細いすき間や溝に液体が流れ込みます。トイレットペーパーや掃除用シートなどがつまりの原因だと、繊維内に水が入り込むため起こりやすい現象です。

 

トイレの排水口を塞いでいる水がなくなると、下水の臭いが排水管から上がってきてしまいます。

近隣にも被害が広がる

トイレつまりを放置すると、近所の家まで被害が広がる恐れがあります。排水管つまりの影響が、近隣にまで及ぶためです。

 

マンションやアパートは、複数の部屋と排水管が繋がっているため、特に危険です。他の部屋にまで被害を出したことで、賠償問題にまで発展した事例もあります。

 

被害の拡大を防ぐためにも、トイレつまりは早めの対処が肝心です。

トイレつまりを予防する方法3つ

続いて、トイレつまりの予防法を厳選してお伝えします。自然に治るつまりでも、繰り返し起こると厄介です。

 

下記で3つ紹介しているので、ご確認ください。

トイレつまりの原因になるものは持ち込まない

必要最小限のもの以外は、トイレに持ち込まないでください。物を落としたために、トイレつまりが発生した事例は多くあります。

 

特に落としやすいのが、次の5つです。

  • スマホ
  • ハンカチ
  • おもちゃ
  • 置物

トイレに飾りを置いていると、お子さんのいるご家庭ではより危険です。つまりの原因になるものがトイレ内にあるなら、外に出しましょう。

十分な量の水を流す

状況に応じて十分な量の水を流さないと、トイレつまりの原因になります。流れる水の量が少ないと、トイレがつまりやすくなるからです。

 

大・小それぞれに必要な水量を計算して、メーカーはトイレを製造しています。トイレ後に毎回水を流すのはもちろん、便を出したあとは『大』を使ってトイレつまりを予防しましょう。

トイレットペーパーを使い過ぎない

トイレットペーパーの使用量は、1回につき3mまでにしましょう。トイレットペーパーの使い過ぎは、トイレつまりの原因になります。

 

ミシン目の端から端が、約15cm。ミシン目で切ったものを1枚とすれば、20枚が大体の上限です。

 

なお、トイレメーカーが発表しているトイレットペーパーの適正量は、次の通りです。

メーカー 大洗浄 小洗浄
TOTO シングル:~10m
ダブル:~5m
シングル:~3m
ダブル:~1.5m
Panasonic 水量設定による シングル・ダブル:~3m
LIXIL(INAX) ~5m 非推奨

上記はあくまでも目安です。海外製のトイレットペーパーは、日本製より溶けにくいのでさらに短く使ってください。

 

適正な使用量を事前に把握することで、トイレつまりを自ら防ぎましょう。

トイレつまりが自然に治らずお困りなら

トイレットペーパー・排泄物によるトイレつまりなら、自然に治ります。待てない方は、ご紹介した解消法を試してみてください。

 

しかし、異物が原因だと、自然に治ることはありません。放置により悪化する危険があるので、早めに業者へ対処を依頼しましょう。

 

依頼先に迷った場合は、24時間年中無休で水回りのトラブルに対応する『クリーンライフ』をご利用ください。確固たる実績や経験豊富なスタッフを武器に、深刻なトイレつまりもすぐに対処いたします。

⇒クリーンライフにトイレつまりの相談をしてみる

2024.11.29
2024.12.31

トイレはそもそも、詰まりやすい構造になっています。中でも、詰まりやすいトイレの特徴は次の3つです。

  1. 節水型のトイレ(タンクレストイレ)
  2. 節約のためにトイレタンクに何かを入れている
  3. 家がマンションや高台にある

この記事ではなぜトイレが詰まりやすいのか、対処法は何かを分かりやすく解説します。

 

自力でトイレ詰まりを解消する方法や業者選びのポイント、予防対策もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

トイレは詰まりやすい構造になっている

便器の排水箇所にカーブしている場所があるため、トイレは詰まりやすい構造といえます。

 

まず詰まりやすい箇所は、排水管の『堰(せき)』と呼ばれる箇所です。封水から排水管につながる箇所で少し高さがあるために、トイレつまりが発生しやすいのです。

 

2ヶ所目は、排水路から排水管につながる手前で曲がっている箇所です。ほぼ直角に曲がっているので、トイレットペーパーなどが一旦ここに止まります。

 

2ヶ所目で詰まりが発生した場合は、便器の着脱が必要になるケースが多く、ご自分での対応は難しい可能性が高いです。

詰まりやすいトイレの特徴3つ

詰まりやすいトイレの特徴

トイレの中には、より詰まりやすいものがあります。

 

詰まりやすいトイレの特徴をお伝えするので、当てはまる項目がないかチェックしましょう。

節水型のトイレ(タンクレストイレ)

タンクレストイレで水が流れる仕組み

リフォームや家を新築した方の中には、節水型のトイレ、タンクレストイレを設置している方もいるでしょう。

 

従来のトイレと比較すると、およそ半分以下の水の量で流すことができるので、節水・節約の効果は抜群です。

 

しかし、節水型のトイレは水の量が少なく詰まりやすいため、注意してください

節約のためタンクに何かを入れているトイレ

タンクにペットボトルを入れない

「トイレタンクの中にペットボトルを入れると、節水できる」という方法が広く知られています。たしかに流れる水の量を減らすことができるので、節水効果はあります。

 

しかし、水の量が減れば、トイレットペーパーや排泄物が流れにくく、排水管の中が詰まりやすい状態です。

 

また、タンク内部でペットボトルと部品がひっかかると、トイレの故障の原因にもなるので、タンクに入れるのはあまりおすすめできません。

2階以上や高台にあるトイレ

マンションの2階以上、もしくは高台にあるトイレも、詰まりやすいトイレの特徴の一つです。高い場所にあるトイレは、1階にあるトイレと比較すると、水圧が低くなってしまいます。

 

通常のトイレは、タンクの中で水が落ちる勢いを利用して便器内に水流を起こすので、そこまで影響はありません。

 

また、水圧を利用して水を流すタンクレストイレの場合は、特に水の勢いが足りないため、詰まりの原因に繋がりやすくなっています。

トイレが詰まりやすい原因7つと対処法

?が並んだブロック

トイレが詰まりやすい原因7つと、それぞれの対処法を解説します。

 

トイレが頻繁に詰まり、心当たりのある原因があれば、対処してみましょう。

流している水の量が少ない

流したいものに比べて、流している水の量が少ない場合、汚物やトイレットペーパーなどが奥まで流れません。排水管の途中に残ってしまい、トイレが詰まる原因となります。

 

たとえば、「大」で流す量であるにもかかわらず、いつも「小」で流し続けていると、詰まってしまうことがあります。

 

水が少しずつしか流れない場合

また、水の量だけではなく、以下のように水が流れる勢いが弱くても詰まりやすいため、注意が必要です。

  • 節約のために意図的に水を減らしている
  • タンクなどの故障で水が少なくなっている

タンク内にペットボトル等を入れて、水量を減らしてる場合はやめましょう。

 

タンクにペットボトルを入れ、故障により水が少なくなるケースもあります。以下の記事ではトイレの水がたまらない原因・修理方法をまとめているので、参考にしてみてください。

大量のトイレットペーパーを流した

意外かもしれませんが、トイレ詰まりの原因で多いのが、トイレットペーパーです。

 

トイレットペーパーは水に溶けるようにできているため、常識の範囲内で流している分にはもちろん問題ありません。しかし、一気に大量に流すと、便器や排水管で詰まってしまいます。

 

途中で水を1度流して、2、3回に分けて流すようにすると、トイレつまりを防止できます。

 

トイレットペーパーがトイレ詰まりの原因の場合、自力で対処できる可能性があるので、後ほど解説する解消方法を試してみてください。

水に流せる製品を大量に流した

水に流せるお掃除シート、ペット砂などがありますが、やはり大量に流すとトイレが詰まる原因になります。

 

トイレに流せると便利ですが、一気に流すのはトラブルの元なので、絶対にNGです。

 

水に流せるお掃除シートやティッシュをトイレに大量に流すのは避け、ゴミ箱などに入れましょう。ペット用トイレ砂はできるならばトイレには流さず、通常ゴミとして処分することをおすすめします。

吸水性の高いものを流した

紙おむつ、生理用品をトイレに流す人がいますが、これらはトイレットペーパーと違って水に溶けにくい素材でできています。

 

特におむつや生理用品は、水を吸収することで排水管内で膨れ上がるので、排水をせき止めてしまう原因になりやすく、注意が必要です。必ず適切な方法で処分しましょう。

固形物を誤って流してしまった

トイレに落としやすいのがスマホや時計、財布やたばこ、掃除用具です。便器に落としたことに気付かないまま、水を流してしまうこともあるでしょう。

 

これらの固形物は、当然水には溶けません。つまようじや硬貨のような小さなものでも、排水管などで引っかかり、そこをきっかけに汚物や紙類が絡んで、詰まりの原因になります。

 

うっかり流しても水に浮くものなら、排水口付近に残っている可能性があります。ゴム手袋をして確認してみましょう。

 

排水口から見えないときは無理に取ろうとせず、業者に相談するのが賢明です。無理に自分で対処しようとすると、固形物が奥に移動し、トイレつまりが悪化するケースがあります。

汚れや尿石が溜まっている

汚れや尿石の蓄積しているトイレは、トイレが詰まりやすくなります。尿石は、尿がカルシウム等と結びついて、石のように硬くなった物質です。

 

尿石は、サンポールのような強酸性の洗剤でしか除去できません。サンポール等を使うときは、換気をよくして、衣服や皮膚に洗剤が飛び散らないようにしましょう。

 

便器内に黒い汚れを見つけたら、尿石や水垢などが頑固にこびりついている可能性があります。黒い汚れの落とし方は、以下の記事が参考になります。

経年劣化で排水されにくい

トイレが経年劣化して排水量や水圧が弱くなると、洗浄力も低下してつまりが起きやすくなります。

 

また、築年数が長いと、少しずつ蓄積された汚れが排水管にこびりつき、排水管の中が狭くなっていることも、流れにくくなる原因の一つです。

 

排水管の状態はご自分での判断が難しいので、一度水道修理業者に点検してもらいましょう。プロの業者は専用の機器類を使って、蓄積した汚れを落とす方法も知っています。

トイレ詰まりを解消する方法

OKと示す女性

トイレが詰まってしまった場合、原因や状態によっては業者に頼まずとも、自力で詰まりを解消できることがあります。

 

ご家庭でもできる、トイレ詰まりの解消方法を6つご紹介します。

お湯で詰まりを解消する

まずは「お湯」を使って、トイレ詰まりの原因物を溶かす方法です。トイレ詰まりの原因が、トイレットペーパーなどの水溶性の紙類のときに効果が期待できます。

  1. 便器の中の水を極力バケツなどに汲みだす
  2. お湯(45℃くらい)を用意し、少し高めから便器の中へ注ぎ入れる
  3. 2の作業を2~3回繰り返す
  4. 1時間程度放置し、ふやけさせる

トイレの便器は主に陶器でできており、熱湯をかけると割れてしまうため、絶対に使わないでください。

 

注意したいこと等、お湯を使ったトイレつまり解消法を下記の記事で詳しく説明しています。

重曹とクエン酸で解消する

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お湯に加えて、「重曹」と「クエン酸」を一緒に使えば、さらに効果が期待できます。

 

便器内の水位が上がっている場合は、あらかじめ水を汲みだしておき、電源コードも抜いておきましょう。

  1. 重曹(50g程度)を便器内に入れる
  2. クエン酸(100g程度)も入れる
  3. お湯(45℃くらい)を注ぎ入れ、1時間程度放置する

放置した後に水を入れるときは、詰まりが解消できていない可能性も考慮して、ゆっくり注ぎましょう。

 

さらに効率的にするコツがあるので、以下の記事を参考にしてください。

食器用洗剤で解消する

TC 2 2

「重曹もクエン酸も持っていない」という方は、液体の食器用洗剤でも代用できます。

 

重曹・クエン酸のときと同様、水を調整し、電源コードは抜いておきます。

  1. 液体の食器用洗剤(100cc程度)を便器の中に入れる
  2. ゆっくりお湯(50〜60℃くらい)を注ぎ、20分程度放置する

放置後に無事水位が下がっていれば、もう一度お湯を流し入れて最終チェックをしましょう。

 

食器用洗剤も含めた洗剤を使ったつまり解消法は、以下の記事が参考になります。

ラバーカップで詰まりを除去する

「ラバーカップ(スッポン)」も、トイレ詰まりの解消におすすめです。万が一のときに備えて、1つ用意しておくと便利です。

  1. カップ部分が水に浸かるように水位を調整する
  2. カップを便器に密着させる
  3. 棒をゆっくり押し込み、勢いよく引っ張る ※噴きこぼれ注意
  4. 詰まりが解消できるまで、3の作業を繰り返す
  5. バケツで水を流し、詰まりが解消できたか確認する

ラバーカップは、トイレットペーパーの詰まりなどには効果的ですが、スマホなどの固形物を取るのには向いていません。

 

ラバーカップがご自宅にない場合は、ペットボトルで代用できます。以下の記事を参考にして、ペットボトルでつまりを解消してみましょう。

真空式パイプクリーナーを使う

ラバーカップをより強力にしたものが「真空式パイプクリーナー」です。

 

基本的な流れは、ラバーカップと大きく変わりません。

  1. カップ部分が水に浸かるように水位を調整する
  2. 真空式パイプクリーナーのハンドルを押したまま、便器に押し付ける
  3. ハンドルを引いたり、押したりを繰り返す
  4. バケツで水を流し、詰まりが解消できたか確認する

真空式パイプクリーナーはパワーが強く、かつハンドルがあって操作しやすいので、ラバーカップでは取れなかった詰まりの解消も期待できます。

 

真空式パイプクリーナーの選び方など、もっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

ワイヤーブラシを使う

「ワイヤーブラシ」を使って、詰まったものを直接かき出すという方法もあります。

 

この方法だと、紙類だけではなく固形物も取り除くことができますが、若干テクニックがいります。

 

トイレに無理矢理ワイヤーを突っ込むと、以下などの危険があります。

  • 便器や排水管を傷つけてしまう
  • 詰まりの原因物を排水管の奥に押し込んでしまう

行き詰ったときはあまり無理せず、専門業者に依頼した方が良いでしょう。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりの相談をしてみる

トイレ詰まりの修理を業者に頼む際の料金相場

料金相場

トイレが詰まったときに無理矢理水を流そうとしたり、異物を取ろうとしたりすると、詰まりの状態を悪化させてしまう可能性があります。

 

「自力で直すのは難しい」と感じた場合は無理せず、トイレの修理業者に相談しましょう。

 

ここでは、専門業者にトイレ詰まりの修理を依頼した場合の費用目安を紹介します。

作業内容 料金相場
軽度のトイレつまり 5,000円~6,000円
中度のトイレつまり 15,000円~80,000円
重度のトイレつまり(便器の着脱含む) 20,000円~150,000円
トイレに物を落とした 20,000円~50,000円

業者やトイレつまりの状況によって、料金に差があります。

 

また、作業料金以外に、基本料金(3,000円〜5,000円)や出張費、休日や深夜・早朝の割増料金などが業者によっては加算されます。必ず見積もりをしてもらってから、正式に契約しましょう。

 

なお、『クリーンライフ』は24時間365日営業し、出張費・割増料金はかかりません。お見積り・キャンセル料金も無料ですので、お気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレ詰まりの相談をしてみる

トイレ詰まりの修理業者を選ぶポイント3つ

POINT

相談するトイレ修理業者を選ぶとき、注目すべきは料金だけではありません。さまざまなポイントを比較して、総合的に判断して業者を選ぶ必要があります。

 

チェックすべきポイントを3つに分けて、紹介します。

1.水道局指定工事店か確認する

業者選びに迷ったら、「水道局指定工事店」に指定されている業者がおすすめです。

 

水道局指定工事店は給水装置の工事を適切にできるとして、自治体の水道局から認められた業者です。一定の知識と技術があり、工事に必要な設備が整っているため、対応力が期待できます。

 

安心してトイレつまりの修理を任せるためにも、水道局指定工事店であることを確認しておきましょう。

 

水道局指定工事店の詳細は、以下のページでご確認いただけます。

2.見積もりで料金を確認する

トイレ修理の作業に着手するまでに、見積もりを出してくれるかもポイントです。

 

余計なトラブルに巻き込まれないためにも、作業開始前に必ず正確な見積もりを出してもらい、金額や作業内容に納得した上で話を進めましょう。

 

トイレ詰まりなどの水回り修理は状態によって金額が変動するので、直接トイレを見て点検してくれる「出張見積もり」がおすすめです。

 

また、初めから業者を決めることはせず、複数の業者に「相見積もり」を依頼して、料金や修理内容、アフターフォローなどについて比較しましょう。

3.スピーディーに対応するか確認する

依頼してからどれくらいのスピードで対応してくれるかも、大切なポイントです。

 

おすすめは「即日対応可能」なトイレ修理業者です。ちなみに、弊社『クリーンライフ』は24時間365日対応で、最短30分で現場へ駆けつけます。

 

ただし、スピード対応が良いとはいえ、必要以上に修理を急がせる業者には注意しましょう。

 

万が一、少しでも不審に感じるところがあれば絶対に契約せず、水道局・各自治体の消費者センター・警察などに相談しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりの相談をしてみる

詰まりやすいトイレを放置するリスク

注意マーク

「詰まりやすいトイレ」や「詰まってしまったトイレ」をしばらく放置する人がいます。

 

「自宅に2つ以上トイレがある」「しばらく家をあけるので使わない」などの理由で、詰まったトイレをすぐに直さず放置する人がいますが、放置は控えてください。

 

放置したせいで、以下のように、さらに事態が悪化するリスクがあります。

自力で直せなくなる

トイレ詰まりは、放置し続けると詰まりがどんどん悪化していくことがあります。

 

気付いたときは「あれ、少し水が流れにくいかな」程度だったものが、そのまま使い続け、完全に詰まってしまうことはよくあります。

 

初期段階で対処していれば、自力で解消できたかもしれませんが、悪化したことによって専門業者に修理を依頼しなければいけなくなることもあります。

 

トイレの状態が悪化すればするほど、修理費用は高くなるので、「詰まりやすい」と感じたら、深刻化する前に対処することが大切です。

水が逆流してくる

トイレが詰まると、水が流れないだけではなく、排水が逆流してくるリスクも抱えています。

 

便器の中の水や汚物があふれ出し、臭いも衛生的にも最悪で、細菌に感染する危険性もあります。

 

軽度の詰まりであれば、便器の水が逆流してあふれるようなことにはならないので、早めに対処することが重要です。

 

トイレの逆流については、以下の記事で原因や対処法を詳しく記載しています。

下の階にトラブルが拡大する

もしあなたがマンションなどの集合住宅に住んでいるなら、トイレ詰まりのトラブルは、下の階の人にも影響を与えかねません。

 

集合住宅の場合、排水管は各部屋で共有しているため、1つのトイレが詰まると、他の部屋のトイレにも悪影響を及ぼす危険性があります。

 

他の部屋のトイレが詰まる、逆流する、水漏れするなど、かなり深刻なトラブルに繋がりかねませんので、集合住宅にお住まいの方は特に注意が必要です。

 

マンションのトイレ詰まりについては、下記の記事でも詳しく解説しています。

詰まりやすいトイレのトラブル予防策

トイレをブラシでこする様子

普段からできる「トイレを詰まらせないための予防策」についても紹介します。

特別難しいことをするのではありません。大切なのは、日々の小さな気遣いの積み重ねです。

排泄物・トイレットペーパー以外は流さない

トイレを詰まらせないためには、まず「排泄物・トイレットペーパー以外のものは流さない」ことを徹底しましょう。

 

「水に流せる〇〇」系のシート類も、トイレットペーパーより厚手になりがちなので、避けるのが賢明です。

 

どうしてもトイレで流したい方は、一気にまとめて流さず、1枚ずつ水に流すようにしてください。

タンクや便座付近にモノを置かない

「トイレの中に誤ってモノを落とさないようにしましょう」だけでは、なかなか注意のしようがありませんので、まずはタンクや便座の近くにモノを置かないことを徹底しましょう。

 

スマホをはじめ、トイレの掃除用具や置物などを便座近くに置かないように気を付けるだけで、誤って便器に落としてしまうリスクはほとんどなくなるはずです。

タンクの中にペットボトルなどを入れて節水しない

節水・節約も大切ですが、基本的にタンクの中にはペットボトルなど余計なものは入れないでおきましょう。

 

ペットボトルを入れるリスクは、水量が減ってしまうだけではなく、物理的にタンクの故障を引き起こす危険性もゼロではありません。トイレは正しく使いましょう。

トイレが詰まりやすくお困りなら

詰まりやすいトイレの対策はお早めに

トイレが詰まってしまうと、生活は一気に不便になってしまいます。まずは、普段の生活からトイレが詰まらないよう意識することが大切です。

 

しかし、万が一トイレが詰まってしまい、「自力で対処できない」と判断した場合は、なるべく早くプロの業者に相談することをおすすめします。

 

私たち『クリーンライフ』は24時間365日お問い合わせに対応しています。300以上の市町村から指定を受けた水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)なので、安心してご利用いただけます。

 

最短30分で駆けつけ、現地調査・出張見積もりは無料です。ぜひお気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフにトイレ詰まりの相談をしてみる

2024.11.29
2024.12.31

マンションでトイレつまりが起こる原因や対処法を分かりやすく解説します。

 

ご紹介する対処方法は、簡単にすぐできる方法です。軽度なトイレつまりならすぐに解消できるので、お試しください。

 

あわせて、修理を依頼した場合に火災保険は適用できるのか、賃貸マンションの修理費を支払うのは誰かも解説するので、参考にしてください。

マンションでトイレつまりが起こる5つの原因

マンションのトイレつまりの原因

まずは、マンションでトイレつまりが起こる原因を見ていきましょう。よくある原因は、以下の5つです。

  • 排泄物やトイレットペーパーを大量に流して詰まる
  • 固形物を便器に落として排水管が狭くなる
  • 食べ残しや嘔吐物で油が詰まる
  • 他の部屋の排水管が詰まった影響で詰まる
  • トイレや排水管の老朽化で汚れなどが引っかかる

それぞれについて、さらに詳しく紹介します。

排泄物やトイレットペーパーを大量に流して詰まる

排泄物やトイレットペーパーといった水に溶けるものでも、大量に流すとつまりの原因になります。

 

LIXILの公式サイトでは1回に流せるトイレットペーパーを小洗浄で2m、大洗浄で5mまでを目安としています。大量に排泄物やトイレットペーパーを流すときは、複数回に分けて流しましょう。

 

また、節約・節水しようと、大便のときに小洗浄で流すとつまりやすくなるので、注意が必要です。

 

トイレつまりの原因が大量の排泄物やトイレットペーパーなら、ご自分で対処できます。

 

⇒排泄物やトイレットペーパーが原因のつまり解消法を見る

固形物を便器に落として排水管が狭くなる

固形物が排水管に入り込むと、そのまま溶けずにとどまります。そのため、排水管が狭くなって、水の流れが悪くなります。

 

トイレに落としてつまりの原因になる固形物で多いのは、以下のものです。

  • 生理用品
  • 紙おむつ
  • メガネ・スマホ・ライターなど身につけている小物
  • ティッシュペーパー

こういった固形物の周囲に汚れが蓄積して肥大化すると、さらにトイレつまりが重症化します。

 

また、紙おむつや生理用品は、水を吸収して膨らみます。水に溶けず膨らむので、すぐにつまりが生じます。ティッシュペーパーも、水に溶けません。トイレットペーパーの代用にはならないので、注意が必要です。

 

トイレつまりの原因をゴム手袋で取り出す

排水口内をのぞいて見て、固形物が流れ切っておらず見えるようなら、ゴム手袋をつけて取り出しましょう。

食べ残しや嘔吐物で油が詰まる

食べ残しや嘔吐物は油分を含んでいるので、便器に流すとトイレつまりの原因になります。「食べ物だから、ドロドロになって溶けるのではないか」と思っている方も多いでしょう。

 

しかし、揚げ物や炒め物など油を使った料理でなくても、肉類や食品に油分を含んでいます。油分は少しずつ蓄積して排水管にこびりついていき、水の流れを悪くするので、絶対に流さないでください。

 

嘔吐する際は、洗面器に新聞紙を乗せた上にして、そのまま包んで可燃ゴミとして捨てましょう。食べ残しも同様です。

 

食べ残しや嘔吐物で油がトイレに詰まった場合は、自分で対処するのが困難なため、管理者や業者に相談しましょう。

他の部屋の排水管が詰まった影響で詰まる

集合住宅の排水管洗浄

マンションの排水管は、各部屋から共用排水管を通し、敷地外の公共の排水設備につながっています。各室の排水管は繋がっているので、他の部屋でトラブルがあると影響を受けます。

 

特に、上階でトイレつまりが発生すると、下の階のトイレも詰まる可能性が高いです。また、共用排水管のつまりが、マンション全体に影響する場合もあります。

 

つまりの原因になるものを便器に流した覚えが全くない場合は、他の部屋や共用の排水管のつまりが原因の可能性が高いです。

トイレや排水管の老朽化で汚れなどが引っかかる

築20年以上のマンションの配管は老朽化していることが多く、トラブルが生じやすいので注意しなければなりません。

 

老朽化したトイレや排水管でよくあるトラブルは、以下のとおりです。

  • 排水管に尿石などの汚れが蓄積して、流れにくくなっている
  • 排水管の勾配不足で、流れにくくなっている

汚れが蓄積している排水管は、水が流れる箇所が半分以下になっているケースも少なくありません。また、地震などの衝撃で排水管の勾配が変化しているために、つまりやすくなっているケースもあります。

 

古いマンションだけではなく、大きな地震が起きた後は勾配不足が起きる可能性があるのでチェックが必要です。

マンションでトイレつまりが起きたときの注意点

マンションのトイレつまりがもたらすトラブル

マンションの水まわりトラブルは、自室だけの問題ではありません。他の部屋にも影響があるので、悪化させないために慎重に対処しましょう。

 

マンションでトイレつまりが生じたときに注意したいこと、3点をお伝えします。

水を流さない

トイレで用を足して水を流したのに排泄物が戻ってきたら、完全に流そうとレバーを再度操作してしまいがちです。しかし、つまりが生じていたら、それ以上悪化させないためにも、水を流さないでください。

 

トイレつまりが生じているなら、水を流すとあふれてしまう可能性があります。少しずつは流れるのか、まずは様子を観察しましょう。

放置しない

トイレつまりは、放置して自然に直ることがあります。トイレットペーパーなど、水に溶けるものが原因の場合です。

 

しかし、2時間ほど様子を見ても改善しなければ、放置せずに対応が必要です。特に原因がわからない場合は、管理者に相談してください。

 

トイレつまりを放置すると、どんどん悪化してしまいます。トイレつまりが悪化すると水漏れが始まる場合も。トイレの水漏れは、汚物を含んだ水が流れて床材などにダメージを与えます。

 

また、マンションのトイレつまりは階下に被害を与えてしまう可能性があるので、迅速な対応が必要です。

原因が分からないときは自分で対応しない

ご自分での対応は、水に溶けるものがつまりの原因の場合のみ可能です。原因がわからないのに無闇につまりを解消しようとすると、つまりが悪化するだけではなく、他のトラブルの原因にもなります。

 

例えば、固形物がつまりの原因なら、ラバーカップや真空式パイプクリーナーの使用でつまりの原因を排水管の奥深くに押しやってしまう可能性があります。

 

また、排水管内で圧力が生じて、排水管にダメージを与えてしまうかもしれません。排水管が壊れると修理に高額な費用がかかるので、注意が必要です。

マンションでトイレつまりが起きたときの対処法

マンションのトイレつまりの解消方法

マンションのトイレつまりは、早急に対処する必要があります。

 

つまりの原因がトイレットペーパーや排泄物、水に流せる製品といった水に溶けるものなら、以下の方法で対応可能です。

  • お湯を便器に流す
  • すっぽん(ラバーカップ)を使う
  • 真空式パイプクリーナーを使う

順に、それぞれのやり方や注意点を解説します。

お湯を便器に流す

トイレに詰まっているトイレットペーパーや排泄物を、お湯の温度と水圧で溶きほぐしてつまりを解消させます。

 

特別な道具不要で、簡単で安全にできる方法です。解消できなかったとしても、便器などにダメージを与えません。

 

床が濡れる可能性があるので、新聞紙やビニールシート、タオルなどを床に敷いて養生してから始めてください。

 

【お湯を使ったトイレつまり解消法】

  1. 便器の中の水を、紙コップなどを用いて減らす
  2. バケツに50℃〜60℃のお湯を用意する
  3. 少し高めの位置からお湯を便器の中に注ぎ入れる
  4. 1時間程度放置する

熱湯に同量の水を加えると、約50℃のお湯になります。

 

絶対に熱湯を使わないでください。熱湯を使うと、陶器でできている便器が割れてしまう可能性があるためです。

 

以下の記事で、お湯でトイレつまり解消するやり方や注意事項を、さらにわかりやすく解説しています。

すっぽん(ラバーカップ)を使う

「すっぽん」とも呼ばれるラバーカップを使って、トイレつまりを解消する方法です。ラバーカップは、ドラッグストアやカインズなどのホームセンター、スーパーの家庭用品売り場、通販サイトで500円〜2,000円くらいで購入できます。

 

【ラバーカップを使ったトイレつまり解消法】

  1. ラバーカップのカップ部分が水に浸かる程度に、水位を調整する
  2. カップを排水口に密着させる
  3. ラバーカップの棒をゆっくり押し込み、カップ部分を凹ませる
  4. ラバーカップを勢いよく引き上げる
  5. 3、4を数回繰り返す

排水管に水が流れている感触があったら終了です。バケツで水を少しずつ流し、つまりが解消したか確認します。

 

以下の記事で、ラバーカップの選び方や注意事項をわかりやすく解説しています。

真空式パイプクリーナーを使う

真空式パイプクリーナーとは、ラバーカップより吸引力が強いつまり解消用具です。お近くのホームセンターや東急ハンズなどの大型雑貨店、通販サイトで1,800円〜で販売しています。

 

真空式パイプクリーナーは、アタッチメント方式でカップ部分の交換が可能です。アタッチメントの数が多いタイプほど高額です。排水口にあったカップが付属しているタイプを選びましょう。

 

【真空式パイプクリーナーを使ったトイレつまり解消法】

  1. 真空式パイプクリーナーのカップ部分が水に浸かる程度に、水位を調整する
  2. 真空式パイプクリーナーのハンドルを下げた状態で排水口に押し付ける
  3. ハンドルをゆっくり押し込む
  4. ハンドルを勢いよく引っ張る
  5. 水が引くゴボゴボという音がするまで、3・4を繰り返す

バケツで水を流して、つまりが解消できたか確認して終了です。

 

以下の記事で、真空式パイプクリーナーの選び方や使う際の注意点を解説しているので、参考にしてください。

マンションのトイレつまりが直らないときの対応

マンションのトイレつまりが直らないときの対応

お湯やラバーカップなどを使ってもマンションのトイレつまりが直らないときの対処法を解説します。

 

固形物や他の部屋の排水管が原因など、自分では対応できないトイレつまりも、以下の対処法が適切です。

管理者に連絡する

賃貸マンションにお住まいでトイレつまりが直らないときは、修理会社に依頼する前に必ず管理者(大家さん、または管理会社)に連絡しましょう。

  • いつ頃からつまりが生じたか
  • どのような状況か
    ⇒全く流れない、少しずつ流れる、悪臭を伴うなど
  • つまりの原因
    ⇒「固形物を落とした」など、入居者に原因があるかどうか

特に住み始めてすぐの場合は、入居者の責任ではなく、前に住んでいた人のトイレの使い方が悪かった可能性があります。修理代を大家さんが負担してくれる可能性があるので、連絡してみてください。

 

マンションが持ち家の場合でも、まずは管理会社に連絡しましょう。トイレつまりの原因が共用の排水管や、上階の部屋に原因がある可能性もあります。

水道修理業者に相談する

マンションのトイレつまりを管理者に相談したものの、対応が遅い場合は、水道修理業者に相談してください。相談しても、すぐに水道修理業者が来てくれるとは限りません。

 

できるだけつまりが軽微なうちに相談したほうが、費用を抑えられます。また、共用の排水管に問題があるなど見つけにくい原因も、プロの水道修理業者ならすぐに特定できます。管理会社への修理費用の相談もスムーズです。

 

ただし、信頼できる業者を選んでください。悪徳業者による手抜き工事で悪化させてしまうと、入居者に責任がない場合でも費用を支払わなくてはいけなくなります。

 

水道修理業者の選び方

水道修理業者を選ぶ際は、以下のポイントを押さえてください。

  • 水道局指定工事店に登録されている
  • 実績が多い
  • 公式サイトで会社概要が詳しく記載されている
  • 口コミで高評価のコメントが多い

郵便受けに入っているチラシなどで、安易に業者を選ぶとトラブルの元です。水道局指定工事店に登録され、実績が多い業者なら、安心して依頼できます。

 

また、業者の公式サイトの会社概要に、設立年や住所など情報がきちんと記載されているか確認してください。口コミでの評価も確認しておくと、さらに安心です。

 

水道局指定工事店について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

マンションのトイレつまりの修理費用

専門業者に依頼した場合の料金事例

マンションのトイレつまり修理を業者に依頼した際の料金相場は、以下のとおりです。

 

作業内容 料金の目安
軽度のトイレつまり解消
(軽度=排水はされるなど)
4,000円〜8,000円
中度のトイレつまり解消
(中度=固形物が詰まったなど)
7,000円〜15,000円
高圧洗浄 15,000円〜
便器の着脱 10,000円〜40,000円

上記の作業料金のほか、業者によっては基本料金・出張費・時間外の割増料金などが加算されます。

 

必ず見積もりをして、料金に納得してから正式に依頼しましょう。ほとんどの業者で、見積もりは無料です。

修理費用を管理者・住民が払う判断基準

マンションでトイレつまりが起きた際に、誰が修理費用を支払うのかの基準を以下にまとめました。

 

管理者が支払う 入居者が支払う
・排水管など設備が劣化している
・前入居者のトイレの使い方が悪かった
・共用部の排水管に不具合がある
・入居者が間違った使い方を一切していない
・便器に固形物を落としてしまった
・水に流せる製品を大量に流した
・修理しようとして失敗した
・勝手に修理業者を呼んだ

賃貸物件によっては、「どのような状況でも、入居者が支払わなければならない」と契約書に明記されている場合もあります。

 

トイレが詰まったら賃貸契約書を確認して、管理者に相談しましょう。トイレでトラブルが起きた際に、すぐに管理者に連絡できない場合はどうしたら良いのかを確認しておくと、緊急の際に安心です。

火災保険が適用される・されないケース

トイレつまりの修理費用に、火災保険は適用されません。しかし、トイレつまりで水が溢れて、床の張り替えなどが必要になった場合の修理費用には適用されます。

 

また、階下への損害賠償は適用されるので、保険証書を確認しておきましょう。

 

マンションでトイレつまりが発生し、火災保険が適用されないケースは以下のとおりです。

  • トイレつまりの修理費用
  • トラブルを放置していたことが原因
  • 経年劣化によるトラブル
  • ウォシュレットなど付属品のトラブル

契約内容によっても異なるので、直接保険会社や契約した不動産会社・ローン契約した銀行・ハウスメーカーに問い合わせてください。

 

以下の記事で、火災保険が適用されるケースや、火災保険以外の保険について解説しています。火災保険の見直しなどの際に、参考にしてください。

マンションのトイレつまりを簡単に防ぐ方法

マンションのトイレつまりは悪化すると水漏れなどのトラブルになって、他の部屋にも影響を与えます。

 

以下で紹介する方法を意識して、トイレつまりを予防しましょう。

トイレットペーパーを大量に流さない

トイレットペーパーの流しすぎに注意しましょう。大量にトイレットペーパーを流すと、トイレが詰まりやすくなります。

 

各メーカーが公式サイトで、大洗浄・小洗浄で流せるトイレットペーパーの長さを公表しています。以下にまとめました。

メーカー 大洗浄 小洗浄
TOTO シングル10m
ダブル5m
シングル3m
ダブル1.5m
LIXIL ダブル5m ダブル2m
Panasonic ダブル5m ダブル2~3m

上記の長さ以上のトイレットペーパーを流すときは、複数回に分けて流してください。

 

節水型トイレは水量が少なく、特に詰まりやすいため、トイレットペーパーを多めに使いたいときは複数回流すと安心です。

便器には排泄物とトイレットペーパーだけを流す

便器に流せるのは、排泄物とトイレットペーパーのみです。食品の残りや嘔吐物などは、流さずに可燃ゴミとして捨ててください。

 

また、水に流せる製品(トイレクリーナー、ペットのトイレ砂、お尻拭きなど)も大量に流すとつまりの原因になります。できるだけゴミとして捨てましょう。

 

以下のように、固形物を便器に流さないようにすることも大切です。

  • 余計なものをトイレに持ち込まない
  • 便器周辺に小物類を置かない
  • 水を流す前に、便器に何かを落としていないか確認する
  • 便器に固形物を落としていたら、すぐに拾う

ティッシュをトイレットペーパー代わりに使うのも、NGです。ティッシュは水に溶けにくいため、便器に流すと詰まってしまいます。

定期的にトイレを掃除する

週に1回は、トイレ掃除をしましょう。便器や便座、壁、床など、トイレ全体を拭き掃除してください。

 

定期的に掃除をすると、以下のような理由でつまり予防になります。

  • 尿石ができない(尿石によるつまり防止)
  • 不具合をすぐに見つけられる

トラブルが軽度なうちに対応できるので、トイレつまりの重症化を避けられます。

マンションのトイレつまりをすぐに相談したいときは

マンションのトイレつまり

マンションのトイレつまりの原因や対処法をお伝えしました。

 

トイレつまりの原因が水に溶けるものなら、ご紹介した方法で解消できるはずです。しかし、全く改善されなかったり、改善されてもすぐにつまりが再発したりするなら、隠れた原因があるので水道修理業者に相談しましょう。

 

業者選びに迷ったら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。クリーンライフは24時間365日対応しています。ご連絡いただいてから、最短30分で駆けつけるので緊急時にも安心です。

 

⇒クリーンライフにマンションのトイレつまりの相談をしてみる

2024.11.29
2024.12.31

トイレでチョロチョロと水漏れするときの原因、対処法をご紹介します。

 

チョロチョロ程度の水漏れでも、水道料金に影響があるので、迅速な対応が必要です。今回は、トイレタンク内のチェック方法を、タンクのフタの開け方からわかりやすく説明しています。

 

交換が必要な部品の購入方法も含めて解説するので、参考にしてください。

賃貸のトイレでチョロチョロ水漏れするときの対応

賃貸のトイレでチョロチョロと水漏れしているときは、以下を対応します。

  1. トラブルの状態がわかる写真や動画を撮影する
  2. 賃貸契約書でトラブルが生じたときの対処法を確認する
  3. 火災保険の契約書を確認する

写真や動画があれば、トラブルの原因が特定されやすくなります。入居者の過失によるトラブルでないことがわかれば、貸主が修理費用を負担してくれる可能性があります。

 

賃貸契約書には、トラブルが生じたときにどこに連絡すべきか、費用に関することも記載されているはずです。また、火災保険で水漏れ被害に関する補償などについても確認しましょう。

 

確認後は、管理会社や大家さんへ連絡してください。

賃貸のトイレの修理費用

賃貸のトイレ修理費用は、借主と貸主でどちらが支払うべきなのかを説明します。

 

【借主(住民)負担になるケース】

  • 水漏れの原因が、借主の使用方法の誤りだった
  • 水漏れがあったのに、長い間放置していた
  • 修理しようとして失敗したため、悪化した
  • 勝手に修理業者を呼んで依頼した

 

【貸主負担になるケース】

  • 経年劣化による水漏れ
  • 前の入居者の使い方に問題がある

賃貸契約によっては、「すべて借主負担」と決められている場合もあるので、契約書の確認が必要です。

 

どちらが支払う場合でも、まずは管理者への連絡が必です。トイレが使えなくて自分で修理業者を呼びたいときも、依頼前に管理者へ確認しておきましょう。契約している業者があるかもしれません。

 

あとで貸主が修理費用を負担するときのために、必ず領収書と明細書を保管しておいてください。

トイレでチョロチョロ水漏れするときの修理前の対応

トイレタンク

トイレでチョロチョロと水漏れするときは、自分で修理することも可能です。

 

修理する前に、以下を済ませましょう。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. どこから水漏れしているか確認する
  3. トイレタンク内の水位を確かめる

それぞれについて、順に説明していきます。

止水栓を時計回りで閉める

トイレの止水栓

まずは、トイレの止水栓を閉めて、給水を止めます。水道の元栓を閉めても給水は止まりますが、元栓を閉めると住宅内の水全てが止まってしまうので、止水栓を閉めるのがおすすめです。

 

止水栓は、給水管とタンク(便器)の間にあるので、以下の箇所を確認してください。

  • 便器の真後ろ
  • 便器の左側、または右側

 

止水栓の形状は、次の3種類です。

  • ハンドル式
  • 外ネジ式
  • 内ネジ式

ハンドル式は手で回せますが、外ネジ式と内ネジ式はマイナスドライバーが必要です。いずれの場合も時計回りで閉めます。

 

以下の記事で、トイレの止水栓についてわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

どこから水漏れしているか確認する

チョロチョロと水漏れしている場所を特定すると、原因が想定できます。

 

【水漏れ箇所と原因】

水漏れしている場所 原因
便器内で水漏れ ・ゴムフロート(フロートバルブ)の劣化
・鎖が切れている、絡まっている
・ウォシュレット(温水洗浄便座)の不具合
トイレタンク内で水漏れ ・オーバーフロー管の破損
・ボールタップの劣化や破損
・ボールタップの調整ミス

 

トイレの床が濡れているときは、雑巾などで拭いて乾かしましょう。換気をよくして、カビなどが増殖しないようにしてください。

トイレタンク内の水位を確かめる

オーバーフロー管の適切な水位

トイレタンク内の水位が正しい位置にあるか、確認する方法を説明します。

 

トイレタンク内には、オーバーフロー管という筒状の細長い部品が設置されています。正しい水位は、以下のとおりです。

  • オーバーフロー管に記載された「-WL-」と同じ高さ
  • オーバーフロー管の先端から2〜3cm下

オーバーフロー管には「-WL-」の記載がないものもあります。

 

水位が適切ではない場合は、タンク内の給水システムにトラブルがあると考えられます。

トイレタンクのフタの外し方

トイレタンクのフタに手洗い器がついていないなら、フタを持ち上げるだけで外せます。一方、手洗い器がついているタイプは、フタにつながっている給水ホースを外します。

 

給水ホースは、以下の2種類です。ホースの種類によって外し方が異なります。

  • 蛇腹ホース
  • ゴムホース

 

【蛇腹ホースの場合】

  1. トイレタンクのフタについているナットを反時計回りに回す
  2. ホースを外す
  3. フタを外す

 

【ゴムホースの場合】

  1. トイレタンクに設置されたゴムバンドを外す
  2. トイレタンクのフタを持ち上げて、ホースを外す
  3. フタを外す

 

トイレタンクのフタは、陶器製で重く、落とすと割れてしまうので注意が必要です。バスタオルなどを床に敷いて、その上にそっと置きましょう。

トイレでチョロチョロ水漏れする原因・修理方法

タンク式トイレで水が流れる仕組み

便器に水が流れるプロセスは、以下の通りです。

  1. レバーを回す
  2. レバーと鎖がゴムフロートを引っ張りあげる
  3. タンク底部の排水弁が開いて、タンクの水が便器に流れる
  4. 水に浮かんだ浮き玉が沈む
  5. 浮き玉にアームで繋がったボールタップが感知し、給水が始まる
  6. ゴムフロートが排水弁を閉じる
  7. 水が増え、浮き玉が定位置に上がると給水が止まる

いずれかの部品で不具合が生じると、チョロチョロと水漏れする場合があります。

 

タンク内の以下の部品をチェックしましょう。

それぞれチェックして、トラブルの詳細と対処法を見ていきましょう。

浮き玉に不具合が生じている

浮き玉は、アームでボールタップと接続している球状の部品です。水に浮かんだ状態で、水位によって位置が変わり、水位に関する情報をボールタップに伝えます。

 

浮き玉がスムーズに上下運動するかを確認してください。浮き玉が水に浮く性質を用いて、給水をオン・オフしています。

 

しかし、以下のような原因で浮き玉がうまく動かなくなっていたら、水がタンクにたまっても感知できずに、チョロチョロと給水が続きます。

  • 浮き玉が破損しており、水に浮かない
  • 浮き玉を繋いでいるアームが錆び付いている

錆び付いている箇所を歯ブラシでこすってみましょう。それだけで、水漏れが解消する可能性があります。

 

しかし、サビを落としても解消しない、または浮き玉が破損している場合は、浮き玉の交換が必要です。

浮き玉を交換する方法

浮き玉は、メーカー公式サイトやホームセンター、通販サイトで250円〜800円で購入できます。同じものが買えるかどうか不安な方は、取り外した浮き玉をホームセンターに持って行って、相談してください。

 

新しい浮き玉を用意したら、以下の手順で交換します。

 

【用意するもの】

  • マイナスドライバー(止水栓の開閉)
  • モンキーレンチ
  • 新しい部品
  • 雑巾

 

【交換手順】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. レバーを回して、トイレタンクを空にする
  3. ボールタップ本体と浮き玉をつないでいるナットをレンチでゆるめる
  4. 浮き玉を外す
  5. 新しい浮き玉に交換する
  6. 止水栓を開けて、水を流してみる

全体に劣化していたら、ボールタップごとの交換がおすすめです。

鎖が外れている・切れている

レバーを回すと、鎖でレバーと繋がったゴムフロートが持ち上がり、水が流れます。その後、ゴムフロートが元に戻るシステムですが、鎖に不具合があるとゴムフロートの動きに問題が出てきます。

 

鎖の不具合でゴムフロートが排水弁をおおえなくなっていて、チョロチョロと水漏れしているケースです。鎖の状態を確認してください。

鎖を元の位置に戻す方法

鎖が絡まっていてうまくゴムフロートを操作できなくなっていたら、鎖を元の状態に戻します。

 

タンクにペットボトルを入れない

節水のためにペットボトルを入れると、鎖が絡まりやすくなるので注意が必要です。

鎖を交換する方法

鎖が切れていたら、交換が必要です。鎖はタンクのメーカー・型番を確認して、ホームセンターや通販サイトで1,000円~3,000円で購入します。同じ長さの鎖を選びましょう。

 

ただし、ゴムフロートとの接続部分が壊れて、鎖を設置できない場合は、ゴムフロートも交換が必要です。

 

【鎖の交換方法】

  1. 止水栓を時計回りで閉めて、レバーを回しタンクの水を抜く
  2. タンクのフタを開けて、鎖を取り外す
  3. 新しい鎖を設置する
  4. 止水栓を開けて、水を流してみる

鎖が長すぎたり、短すぎたら機能しません。長すぎる場合は、調整してください。

ゴムフロート(フロートバルブ)で不具合が生じている

ゴムフロートはフロートバルブとも呼ばれる、トイレタンクの底の排水栓を開閉する部品です。黒いゴムでできているものが主流でしたが、最近では樹脂製のものも増えてきました。

 

ゴムでできた黒いタイプは古くなると、触ったときに手に黒い汚れがこびりつきます。樹脂製は劣化するとヒビが入って、排水弁を塞ぎにくくなります。

 

ゴムフロート(フロートバルブ)を触ってみて、古くなっていたら排水弁からチョロチョロと水漏れが続きます。10年以上使っていたら、交換の時期と考えられます。

ゴムフロートの交換方法

タンクのメーカー公式サイトで、タンクの型番からゴムフロートの型番を確認できます。カインズなどのホームセンターや通販サイト、公式サイトで500円〜1,000円で購入可能です。

 

【ゴムフロートの交換方法】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. レバーを回し、タンクの水を抜く
  3. ゴムフロートの鎖を外す
  4. 新しいゴムフロートに鎖を設置する
  5. 鎖の長さを調整する
  6. 止水栓を開け、水を流してみる

タンクに適合したゴムフロートが、廃盤になっている場合があります。廃盤になっていても、サイズがほぼあっていれば問題なく使えるケースもあるので、ホームセンター等で相談してください。

オーバーフロー管の水位が正常ではない

オーバーフロー管は、タンクの中央にある筒状の部品で、水が溢れ出(オーバーフロー)そうになった際に、余分な水を外に流す働きをします。

 

オーバーフロー管が折れたり、ヒビが入っただけで、水がチョロチョロと流れ続けてしまう原因になります。

水位の調整方法

オーバーフロー管で水位が低すぎる、または高すぎる場合は、ボールタップで水位を調整します。ボールタップの形状で、やり方が異なります。

 

【水位調節リングがあるタイプ】

  1. ロックを外す(リングを引き上げる)
  2. 水位を高くしたい場合は右回り、水位を低くしたいときは左回りに回す
  3. リングを引き下げてロックする

 

【水位調節リングがない球体型の浮き玉設置タイプ】

  1. 水位を下げたいときは浮き玉の棒を下に、上げたいときは上に曲げる
  2. 浮き玉のアームの根元にあるネジを締める

アームの端に力を入れすぎると折れてしまうので、中心部で操作してください。

 

【水位調節リングも球体型の浮き玉もないタイプ】

球体タイプの浮き玉のついていないタイプは、円柱タイプの浮き玉を回して調整します。

  1. 円柱型の浮き玉レバーの根元を手で押さえる
  2. 水位を低くしたいなら右回りに、高くしたい場合は左回りに回す

1時間経過して、水位が正常なら終了です。

オーバーフロー管の交換方法

オーバーフロー管の交換では、タンクを取り外す必要があります。技術的に高度な作業なので、基本的には業者への依頼がおすすめです。

 

自分で交換する際は、タンクのメーカー・型番を確認して、新しいオーバーフロー管を用意します。メーカー公式ショップのほか、Amazonなどの通販サイトやカインズなどのホームセンターで購入可能です。

 

不安な場合は、取り外したオーバーフロー管をホームセンターに持って行き、同じ種類のものを購入してください。

 

【オーバーフロー管の交換方法】

  1. 止水栓を締めてタンクの水を抜く
  2. モンキーレンチでタンクの底のナットを緩める
  3. タンクを取り外す
  4. オーバーフロー管の接続部をウォーターポンププライヤーで外す
  5. オーバーフロー管を交換する
  6. タンクを設置し直す
  7. 止水栓を開けて水漏れがないか確認する

交換できそうにないときは無理に作業せず、水道修理業者へ相談しましょう。

 

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ボールタップが故障している

ボールタップは、給水管と浮き玉に繋がっている部品です。浮き玉の位置によって、ボールタップは給水を開始したり、終わらせたりしてタンク内の水位を調整します。

 

ボールタップを調整しても水位が正常にならないなら、ボールタップが故障している可能性があります。浮き玉を持ち上げてみても、水漏れが止まらないのであれば、ボールタップの交換が必要です。

ボールタップの交換方法

ボールタップには、以下の2種類があります。

  • 浮き玉がついたタイプ
  • 浮き玉がついてないタイプ

給水管の位置、手洗い管との接続位置を確認して購入してください。接続位置までの距離が異なると、設置できません。

 

コーナンなどのホームセンターや通販サイトで、4,000円〜9,000円です。不安な方は、取り外した部品をホームセンターに持参して選んでもらいましょう。

 

【ボールタップの交換方法】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. レバーを回し、タンクを空にする
  3. 給水管とボールタップの接続部のナットを外す
  4. ボールタップを交換する
  5. 給水管とナットで固定する

交換後は止水栓を開けて、ボールタップで水位を調整してみましょう。

ダイヤフラム式のボールタップの交換方法

ダイヤフラム式のボールタップは、空気圧と水圧を利用して水位を調整するタイプのボールタップです。

 

【ダイヤフラム式ボールタップの交換方法】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. レバーを回して、タンクを空にする
  3. ボールタップカバーを外す
  4. 新しいダイヤフラムに交換する
  5. ボールタップのカバーを設置する
  6. 止水栓を開いて、水漏れが改善したかを確認する

タンクのフタを閉める際に給水管と手洗い管の接続が甘いと、水漏れが始まるので、しっかり接続してください。

タンクの底にあるパッキンが劣化している

タンク内の部品に問題がない場合は、タンクの底にあるパッキンの劣化が原因と考えられます。

 

タンクの底のパッキンは、排水弁の水漏れを防止するための部品です。パッキンが劣化すると、隙間からチョロチョロと水漏れが始まります。

 

タンクの底のパッキンは、メーカーとタンクの型番を確認して購入してください。カインズなどのホームセンターや通販サイトで500円〜1,000円で購入可能です。

タンクの底にあるパッキンの交換方法

タンクの底のパッキン交換作業だけなら、難しくはありません。しかし、タンクの底に設置されたパッキン交換は、タンクの着脱作業がある点で難易度が上がります。

 

タンクを取り外した際、割れないように注意が必要です。バスタオルなどを床に敷いて、取り外したタンクを置く場所を作ってください。

 

【パッキンの交換方法】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. レバーを回して、トイレタンクを空にする
  3. トイレタンクと給水管の接続を外す
  4. トイレタンクを固定しているナットをモンキーレンチで外す
  5. トイレタンクを外す
  6. トイレタンク底部のパッキンを交換する
  7. 元に戻して完了

タンクの下からの水漏れが起きなくなったか確認して、終了です。

トイレのチョロチョロ水漏れが止まらないときの対処法

水が流れているトイレタンク

トイレタンク内の部品を交換しても水漏れが止まらないなら、以下の方法を試しましょう。

  • 水道修理業者に相談する
  • 新しいトイレに交換する

それぞれについて解説します。

水道修理業者に相談する

部品を交換してもチョロチョロと水漏れが続くなら、本当の原因が特定できなかったのかもしれません。プロの水道修理業者に相談して、原因を特定してもらいましょう。

 

給水装置に問題が生じている可能性があるので、水道局指定工事店への相談がおすすめです。水道局指定工事店は水道局からの指定を受けた業者で、技術力が高く、安心して修理を依頼できます。

 

以下の記事で、水道局指定工事店とはどのような業者なのかを詳しく解説しているので、参考にしてください。

新しいトイレに交換する

便器やタンクは陶器でできているため、壊れることは稀です。しかし、タンク内の部品や接続部のパッキンの寿命は、10年です。

 

陶器は壊れにくいですが、尿石などで汚れが蓄積します。また、地震などの影響でヒビが入ることも。

 

トイレを設置して10年以上なら、水漏れだけではなく、これからも次々と不具合が生じる可能性もあるので、新しいトイレにすることも検討してみてください。

 

節水式や、掃除のしやすいデザインのトイレも選べます。

トイレのチョロチョロ水漏れにおける修理代の相場

トイレのチョロチョロ水漏れを修理依頼した場合の相場料金をお伝えします。相場料金に近い適正価格で運営している業者がおすすめです。

 

【作業料金の目安】

作業項目 費用目安
パッキンの交換 1,000円~
タンクの下のパッキン(密結パッキン)交換 1000円〜+部品代(500円〜1,000円)+タンク着脱料金
ボールタップの交換 3,000円~+部品代(2,000円~8,000円)
浮き玉の交換 3,000円〜+部品代(1,000円〜2,000円)
ゴムフロート(フロートバルブ)交換 8,000円~+部品代(500円〜1,000円)
オーバーフロー管の交換 8,000円~+部品代(5,000円〜10,000円)
トイレタンク本体の交換 50,000円~100,000円(タンク価格込み)
トイレタンクの着脱 15,000円~

 

上記の作業・部品代のほかに、業者によっては以下のような固定料金が加算されます。

 

項目 相場料金
基本料金 0円~5,000円
見積もり 0円~
夜間・休日の割増料金 0円~10,000円
出張料金 0円~5,000円

正式に依頼する前に、必ず見積もりをしてから検討してください。

 

トイレの水漏れの修理料金については、以下の記事でさらにわかりやすく解説しています。

トイレのチョロチョロ水漏れによる水道代

電卓とお金

トイレのチョロチョロと流れる水漏れは、水道料金にも大きく影響します。わずかな水なので油断しがちですが、水道料金は使用量が増えると、1㎥あたりの料金が上がります。

 

自治体によって料金の計算方法は異なりますが、驚くほど高額になる例もあるので注意が必要です。例えば、東京都水道局の公式サイトによると、「便器内の水面がわずかに動いている」程度の水漏れで、月約69,000円がかかります。

 

トイレが使える状態なので、チョロチョロ程度の水漏れは放置しがちですが、少しでも水漏れがあるならすぐに対処が必要です。

トイレのチョロチョロ水漏れをすぐに直したいときは

トイレの修理業者

トイレでチョロチョロと水漏れする原因と、対処法をご紹介しました。

 

ご自分での対処も可能ですが、無理をすると悪化させてしまう可能性も。「難しそう」「失敗しそうで不安」という方は、水道修理業者への相談がおすすめです。業者に依頼すれば、短時間でトラブルが解消します。

 

業者選びに迷ったら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください年中無休で24時間対応し、最短30分で水漏れの修理に駆けつけます。点検・お見積もりは無料なので、お気軽にご連絡ください。

 

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2024.11.29
2024.12.31

洋式トイレの構造や、水が流れる仕組みを解説します。

 

洋式トイレの構造を知ると、トラブルが生じた際に原因を特定しやすくなるので、適切な対処も可能です。特に、タンク内の部品の種類と役割の知識は、大切です。

 

そこでこの記事では、便器やトイレタンク、タンクレストイレの構造をわかりやすくお伝えします。手洗い管やボールタップといった部品の役割もそれぞれ解説するので、参考にしてみてください。

洋式トイレの構造・仕組み

洋式トイレ

洋式トイレは、タンクの有無で次の2つの種類があります。

  • タンク式トイレ
  • タンクレストイレ

以下のようにタンク式トイレは便座・便器・タンク、タンクレストイレはウォシュレット(便座)・便器で構成されています。

 

タンク式トイレとタンクレストイレ

タンクと便器の形状で、さらに、次の2種類に分かれます。

  • タンクと便器が別々の組み合わせ型
  • タンクと便器がつながっている一体型

組み合わせ型は各部位が別々になっており、タンクの不具合が生じたときにタンクのみの交換が可能です。

 

一方、一体型はデザインがすっきりしていますが、タンクに不具合が生じると便器も交換しなくてはいけません。

 

タンクレストイレは、タンクのないトイレです。タンクがないため、デザイン的に優れていますが、手洗い器を別に設置する必要があります。

便器の構造

横から見た洋式トイレ

洋式トイレの便器の構造を説明します。

 

【封水の役割】

便器の底には水がたまっており、「水たまり」「封水」と呼ばれています。

  • 便器に汚れがつきにくい
  • 下水管からの悪臭・害虫を室内に入り込ませない

水がたまっている箇所は、排水管につながっています。

 

 

【せき】

封水から排水管につながる箇所には、「せき」があります。排水管が少し上がって、それから下がっていきます。このカーブによってできる、水をせき止めるように高くなった箇所が「せき」です。

 

【排水管の種類】

  • 壁排水:便器の後ろ側の壁につながっている
  • 床排水:便器から床に排水する

汚水が流れ出る排水管の設置位置は、2ヶ所です。

トイレタンクの構造

toilet-tank

トイレタンクのレバーを操作すると、次々と部品が連動します。排水弁から便器に水が流れると同時に、給水が始まり、適切な位置まで水がたまると給水が止まるシステムです。

 

以下の各部品について、解説していきます。

  • 手洗い管
  • ボールタップ・浮き玉
  • 止水栓
  • レバー
  • ゴムフロート・鎖
  • オーバーフロー管
  • 排水弁

各部品について知っていると、水の流れ方などに問題がある際に、どの部品に不具合があるのか想定しやすくなります。

手洗い管

手洗い管は、トイレタンクのフタに設置された水の出てくるパイプです。

 

手洗い管のないタイプもあります。手洗い管がないタイプの方が、フタが簡単に開けられます。しかし、手洗い器を別に設置しなくてはいけません。

ボールタップ・浮き玉

ボールタップは、タンク内に給水・止水するための部品です。ボールタップと給水管がつながっており、ボールタップは、さらにアームによって浮き玉とつながっています。

 

水を流すと水位が下がるため、水に浮いている浮き玉の位置が下がります。浮き球が下がると、ボールタップが作動して、給水が始まる仕組みです。

止水栓

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トイレの止水栓は、給水管とタンクの間にあり、主にタンクの横か床に設置されています。役割は、以下のとおりです。

  • 給水の停止
  • 水勢の調整

 

止水栓は、以下の3種類です。

  • ハンドルタイプ
  • 外ネジタイプ(ドライバー型)
  • 内ネジタイプ

外ネジタイプも内ネジタイプも、開閉にマイナスドライバーが必要です。いずれも時計回りに回すと、閉まります。

 

下記の記事で、種類ごとの違いをさらにわかりやすく説明しています。参考にしてください。

レバー

レバーは、水を流すための部品です。レバーアームを介して、トイレタンク内の鎖とつながっています。

 

レバーを操作すると、タンク内の水が便器に流れ始めます。

ゴムフロート・鎖

ゴムフロートは「フロートバルブ」とも呼ばれ、排水弁をふさいでいるパーツです。鎖とつながっており、レバーを引くと持ち上がり、排水弁が開きます。

 

もともとはゴム製だったため、ゴムフロートと呼ばれていました。最近ではEVA樹脂、フェノール樹脂などの樹脂製が増えています。樹脂製は、ゴム製よりも劣化しにくいことが特徴です。

オーバーフロー管

オーバーフロー管とは、筒状のパーツで、タンクの水があふれ出ないために設置されています。オーバーフローとは、「あふれ出す」という意味です。

 

オーバーフロー管には、標準水位が刻まれています。タンク内の水位が正常かどうか判断したい際に、標準水位のマークを確認してください。ほとんどの場合、「W.L」と書かれています。

 

トイレにトラブルがない場合は、特に何もしません。トラブルが生じて水が止まらず、タンクから水があふれ出てしまいそうなときに、水が筒状のオーバーフロー管を通って便器に排出されます。

排水弁

排水弁は、トイレタンクの底にある水の通路口です。レバーを動かすと、鎖につながった排水弁をふさいでいるゴムフロートを引き上げて、排水弁が開きます。

 

タンクレストイレの構造

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タンクレストイレは、水を溜めるタンクがないタイプのトイレです。水道から直接、便器に水を流します。水が渦を巻くように流れるため、少ない水で汚れを落とします。

 

ただし、水圧が低い住宅の場合は、水圧不足を補うための加圧装置である「低水圧対応ブースター」が必要です。以下のような場合は、水圧が低い可能性があります。

  • マンションの高層階に住んでいる
  • トイレが戸建住宅の2階にある
  • 古い住宅で給水管が細い

 

タンクレストイレのメリット・デメリットを、以下の記事で解説しています。タンクレストイレへの交換を検討している方は、参考にしてください。

洋式トイレの水が流れる仕組み

タンク式トイレで水が流れる仕組み

洋式トイレの水が流れる仕組みは、以下のとおりです。

  1. レバーを操作する
  2. レバーにつながった鎖がフロートバルブを持ち上げる
  3. フロートバルブが上がると排水弁が開く
  4. タンクの水が便器に流れる
  5. タンク内の水が減り、浮き玉の位置が低くなる
  6. 浮き玉とアームでつながっているボールタップが作動し、給水が始まる
  7. 同時に、フロートバルブが閉じる
  8. 水位が上がり、浮き玉が押し上げられる
  9. 一定量水が溜まると、ボールタップからの給水が止まる

鎖が切れたりねじれたりしただけで、上記のプロセスに不具合が生じます。

 

フタを開けて、どの段階で不具合が生じるのかを確認すれば、どの部品に問題があるのかがわかるはずです。

タンク内の適切な水位

オーバーフロー管の適切な水位

トイレタンク内の水位が適切でないと、部品に不具合が生じている可能性があります。トイレタンクのフタを開けて、水位を確認しましょう。

 

タンク内の適切な水位は、オーバーフロー管に「-WL-」と刻まれた箇所です。「-WL-」の表示がない場合は、オーバーフロー管の先端から約2~3cm下が適切な水位といえます。

洋式トイレが構造上つまりやすい理由

洋式トイレが構造上なぜつまりやすいのか説明します。主な原因は、以下の3つです。

  • 便器に封水がたまるように「せき」があり、流れにくい
  • 排水路から排水管に接続する箇所で直角に曲がっている
  • 節水型トイレは水量が少ない

大量のトイレットペーパーを流すと、排水管でつまりやすいので注意しましょう。

 

トイレメーカーでは、トイレットペーパーの使用量が2m以下の場合は小洗浄を、2mを超えたら大洗浄を使って水を流すことを推奨しています。

 

また、水量が不足しているとトイレットペーパーや排泄物がうまく流れず、排水管でつまってしまいます。

 

トイレつまりの原因は以下でさらに詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

洋式トイレは構造上複数のトラブルに注意

タンクには部品が複数あり、連動してトイレの水を流したり止めたりしています。部品が1つでも不具合を生じると、トラブルが起きるので注意が必要です。

 

よく起きるトラブルは以下のとおりです。

水が流れない ・鎖が切れている
・絡まっている
便器内の水が止まらない ・フロートバルブの破損・劣化
・オーバーフロー管の亀裂
タンクに水がたまらない ・浮き球の不具合
・フロートバルブのずれ・破損
・オーバーフロー管の破損

 

トイレタンク内の部品が劣化すると、トラブルが起きやすいため注意が必要です。部品の寿命は約10~15年なので、劣化していないかを確認しましょう。

 

以下の記事で、トイレでよく起きるトラブル、自分でできる解消法をわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

洋式トイレのつまりを防ぐポイント

洋式トイレのつまり予防方法を説明します。簡単な方法で詰まりにくくなるので、参考にしてください。

水に溶けるものだけを流す

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トイレには基本的に、トイレットペーパーと排泄物のみを流してください。トイレットペーパーは、JIS規格で100秒で溶けるように作られています。

 

水に溶けるとされる以下のような製品は、トイレットペーパーよりも溶けにくいので、注意が必要です。

  • お尻ふき
  • 猫砂
  • トイレクリーナー

水に流れる製品でも、大量に流しすぎないようにしましょう。

 

なお、水に溶けるものによるつまりなら、ほとんどの場合、自力で解消できます。以下の記事を参考にして、つまりを解消しましょう。

タンクには節水グッズを入れない

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タンクにペットボトル等を入れて、節水するアイデアを取り入れている方は、すぐにやめましょう。

 

ペットボトルを入れると、以下のようなトラブルにつながります。

  • 水量が減って、詰まりやすくなる
  • ペットボトルがタンク内の部品に当たって壊れる

また、節水のために、常に小洗浄のみを使用していると詰まります。大のときは、大洗浄を使いましょう。

部品を定期的に確認する

タンクの部品、便器など、洋式トイレが故障・劣化していないか、定期的に確認しましょう。部品の故障や劣化がつまりにつながる場合もあります。

 

トイレタンクのフタを開けて、タンク内を確認しましょう。鎖が絡まっているだけで、不具合が生じます。

 

タンクのフタを開けた状態でレバーを引いて、一連の動きが滞りなく行われるかチェックしてみましょう。

洋式トイレのタンクのフタを外す方法

洋式トイレのタンクには、手洗い管のあるタイプとないタイプがあります。

 

【手洗い管のあるタンクのフタの外し方】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. 手洗い金具と管をつなぐナットを外す
  3. フタを持ち上げる

 

【手洗い管のないタンクのフタの外し方】

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. フタを持ち上げる

陶器製のトイレタンクのフタは重いので、取り扱いに注意が必要です。落とすと割れてしまうので、慎重に扱ってください。

 

また、部品が長持ちするように、定期的にトイレタンク内の掃除をすることをおすすめします。以下の記事を参考にして、正しくメンテナンスをしましょう。

洋式トイレのトラブルでお困りなら

洋式トイレの構造や仕組みをご紹介しました。

 

原因によっては、簡単に対処が可能です。しかし、タンク内を見ても何が原因かわからない場合は、業者への相談がおすすめです。

 

どの業者に相談すれば良いのか迷ったら、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。全国300以上の自治体で水道局指定工事店に指定され、トイレのトラブルを多数解決してきた業者です。

 

年中無休で24時間対応し、トイレのトラブルでお困りの際も最短30分で駆けつけます。

 

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2024.11.29
2024.12.31

トイレの水がたまらない状態を放置したり、よく分からないまま修理したりすると、余計に被害が大きくなります。

 

この記事では、水回りのプロである私たちが、トイレの水がたまらない原因や簡単な修理方法をご紹介します。さらに、修理業者の料金相場や選び方もお伝えします。

 

原因によっては、自分で修理することも可能です。また、「業者に依頼したいけれど不安…」という方も自信を持って業者を選べます!

 

すぐに対処して、快適なトイレ生活を取り戻しましょう。

水がたまらないトイレを修理する際の事前準備

one-to-five

トイレを修理する際、まずは下記を準備しましょう。

  • マスク
  • ゴム手袋
  • 新聞紙やタオルなど、吸水性のあるもの

感染症を引き起こす菌がトイレにいる可能性があります。新聞紙などは床濡れ防止のために用意します。温水洗浄便座(ウォシュレット)は電源を抜いてください。

 

タンク内の作業は、上部のフタを外します。少し重いので、割らないように注意してください。

 

手洗いが付いているタイプは、タンクと繋がるホースを取り外しましょう。蛇腹ホースは根元のナットを左に回します。ゴムホースはバンドを緩めてください。

トイレの水がたまらない原因・修理方法

Cause

トイレの水がたまらない原因は複数考えられます。

 

なお、トイレの水がたまらない・少ないと気付いたら、すぐに使用を中止してください。下記の被害が出る可能性があります。

  • 下水の臭いが充満
  • 水が流れなくなる
  • 水漏れ

修理が必要なものもありますが、少しの作業で直ることもあるため、原因と修理方法を順番に確認しましょう。

原因1:止水栓が閉まっている

トイレの水がたまらないときにまず確認すべきは止水栓です。

 

振動や衝撃の影響を受けやすいので、トイレの止水栓は、簡単に閉まったりゆるくなったりします。タンクと繋がるパイプに設置されていますので、確認しましょう。

 

また、元栓が閉まっていることもあります。水道工事があった場合や、新築の場合に気を付けてください。元栓は水道メーター付近にあります。マンションなら玄関近くの扉、一戸建てなら敷地内の地面にある青色のフタが目印です。

修理方法:止水栓を調節

元栓またはトイレの止水栓が閉まっていると、トイレに水がたまりません。それぞれ確認し、開栓しましょう。

 

元栓には、レバー式とハンドル式がありますが、ともに右回しで止水、左回しで通水です。

 

トイレの止水栓が閉まっていても、水はたまりません。下記の3タイプがあります。

  • ハンドル式
  • ドライバー式
  • 内ネジ式

ハンドル式は回すだけです。ドライバー式と内ネジ式もマイナスドライバー1本で対応できます。右回しで止水、左回しで通水、内ネジ式は内側の溝だけ回します。

 

止水栓を開け閉めする際は、回した回数を覚えておきましょう。止水栓の開けすぎによるトラブルをなくせます。回しづらいと感じたら、修理業者への相談がおすすめです。強引に回すと、操作できなくなる可能性があります。

 

無事にトイレに水がたまったら、オーバーフロー管の下で水位が止まることを確認してください。通常は2、3cm低くなります。

原因2:紙・異物によるトイレつまり

トイレに水がたまらないなら、つまりが原因かを確認しましょう。水が流れる強さで判別できます。水を流しても水流が以前と変わらないなら、つまりを疑ってください。

 

 

紙を使いすぎたり、ペットの排泄物を流したりすると、つまることがよくあります。ナプキンやオムツ、アクセサリーなどが原因なことも。共同で使っているトイレなら、他の方が何か落としていないかも確認しましょう。

 

水を流したときに勢いが弱いなら、タンクに原因があると考えられます。

修理方法1:すっぽん(ラバーカップ)を使用する

プランジャー(すっぽん・ラバーカップ)の使い方

トイレがつまっていると水はたまりません。つまりの原因が大きなものや、流したくないものならゴム手袋をして取り出しましょう。

 

流してもよいものなら、すっぽん(ラバーカップ)が使えます。紙など水に溶けるもの、衝撃で崩れるものなら対応可能です。

 

手元にすっぽんがなくお急ぎの方は、下記を試してください。

  1. 500mlのペットボトルを準備し、キャップを外す
  2. 底を4cmほど切り取る
  3. 水が溜まっている状態で、トイレの奥まで差し込む
  4. ペットボトルのフタ部分を手で塞ぎ、押し引きする

ペットボトルを代用し、すっぽんのようにトイレつまり解消を目指す方法です。

修理方法2:水やお湯を流す

水やお湯を流す方法もあります。

  1. トイレの水を抜く
  2. 50℃前後のお湯か水を5〜6Lバケツに準備する
  3. 高い位置からゆっくりとトイレに注ぐ

ポンプがあれば、トイレの水抜きに使いましょう。なければ、底を切ったペットボトルですくってください。お湯は温度に注意。熱湯だとトイレが割れます。

 

お湯や水がたまったり逆流したりする場合は、水に溶けないものがつまっています。続けると余計に悪化するので、修理業者へ相談しましょう。

 

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原因3:ボールタップの故障

トイレタンクの構造

ボールタップは、タンクへの給水を操作する部品です。

 

タンク内の水位を確認する「浮き玉」という部品もついています。浮き玉が引っ掛かっていないかをまずは確認してください。浮き球が下がらないと、トイレに水がたまりません。劣化で下がらなくなることもあります。ひび割れも確かめましょう。

 

浮き玉を下げて水が出るなら、浮き玉の故障、水が出なければ、ボールタップが原因です。

修理方法1:浮き玉のアームを掃除

浮き球が繋がるアームがさびて、動かない場合があります。

 

浮き球が下がらないと、トイレに水がたまりません。歯ブラシでさびを落としましょう。

 

清掃の手順は下記の交換方法を参考にしてください。終わったらアームの動作を確認し、問題なく動くなら水がたまるかを確かめてください。

修理方法2:浮き玉の交換

浮き玉が故障すると、トイレに水がたまりません。次の手順で交換しましょう。

  1. 止水栓を閉める
  2. タンクの水を流す
  3. 給水管とボールタップを繋ぐナットを左に回して外す
  4. ボールタップと支持棒を繋いでいるネジを外す
  5. 新しい浮き球に交換する
  6. ナットを右に回して給水管を留める
  7. 止水栓を開ける

浮き球は1,000円~2,000円で購入できます。ボールタップのメーカーを合わせる必要がありますので、メーカーのホームページを確認してください。

 

ホームセンターで購入するなら、万能タイプを選びましょう。なお、ボールタップとセットで売られていることが多いです。

修理方法3:ボールタップの交換

ボールタップの故障でも、トイレに水はたまらなくなります。問題があれば交換しましょう。浮き玉の交換と手順はほぼ同じです。

 

パッキンの付け忘れには注意してください。水位を調節できるリングがボールタップには付いています。水位を上げたいときは右に、下げたいなら左に回してください。

 

 

ホームセンターでもボールタップは購入でき、価格は3,000円~6,000円です。ボールタップ単体でも購入できますが、対応メーカーを間違えやすいのでセットをおすすめします。規格が合わないと取り付けできません。

原因4:タイヤフラムの劣化

ダイヤフラムは、ボールタップに付属している部品です。

 

タンクへの水圧を調整するもので、TOTO・LIXIL製品に設置されています。下記の状態であれば、交換してください。

  • 上から水が噴き出ている
  • 汚れがひどい
  • ゴム部分を触ると黒く汚れる
  • ゴムが欠けている・縮んでいる
  • 5年以上使っている

ゴム部分が劣化すると、トイレに水がたまりません。反対に、水が止まらなくなることもあります。

修理方法1:ダイヤフラムを掃除

ダイヤフラムが汚れると、トイレに水がたまらなくなります。

 

経年劣化する部品なので交換がおすすめですが、きれいにすると一時的に解決することも。清掃は水洗いで構いません。取り外し方は下記の交換方法が参考になります。

 

掃除するときに、劣化具合も同時に確認しましょう。ゴムが切れたり、穴が開いたりしていれば交換が必要です。

修理方法2:ダイヤフラムの交換

ダイヤフラムが故障すると、トイレに水がたまらなくなります。

 

ダイヤフラムもホームセンターやネットで購入でき、価格は約1,000円です。トイレの型番を忘れずに確認しましょう。TOTO・INAXともにトイレの左下にラベルがあります。

 

交換の手順は、下記のとおりです。

  1. 止水栓を閉める
  2. タンクの水を流す
  3. 浮き球をボールタップから外す
  4. ボールタップにあるナットを右に回してはずす
  5. 新しいダイヤフラムに交換する
  6. 元に戻す
  7. 止水栓を開ける

根元からアームごと持ちあげると、浮き玉は外れます。ストッパーがある場合はそちらも外しましょう。ダイヤフラムも持ち上げればOKです。

 

留め具のサイズが左右で異なるため、新品を取り付けるときは向きに注意しましょう。ゴム部分を押さえ、ピンが出ることも確認してください。

 

プラスチック部分とゴムが外れた場合は、ゴムの穴にピンを通してください。ピンを曲げないように気を付けましょう。

原因5:ゴムフロートの劣化

ゴムフロート(フロートバルブ)はタンクの栓です。水が流れ続けていて、トイレに水がたまらないのであれば、ゴムフロートの劣化が考えられます。触って手が黒くなったら交換しましょう。

 

ゴムフロートに繋がるチェーンが切れている場合も、交換が必要です。トイレのレバーと連動するためのチェーンなので、切れるとタンクの水が流れません。

修理方法:ゴムフロートの交換

ゴムフロート(フロートバルブ)が劣化すると、トイレに水がたまりません。下記に沿って交換しましょう。

  1. 止水栓を閉める
  2. タンクの水を流す
  3. 水栓レバーとゴムフロートを繋ぐチェーンを外す
  4. チェーンはタンクの底に落とす
  5. オーバーフロー管からゴムフロートを外す
  6. 新品に交換して元に戻す
  7. 止水栓を開ける

オーバーフロー管にゴムフロートは固定されているので、外してください。新品に取り換えた際も、忘れずに取り付けましょう。漏れなく水がたまれば、修理は完了です。

 

ゴムフロートのチェーンはピンと張った状態から、鎖の球を2個緩めることをおすすめします

 

ゴムフロートは約1,000円で、ホームセンターやネットで購入が可能です。

原因6:フィルターの目詰まり

フィルター(ストレーナー)は、砂やさびなどの異物がタンクに入るのを防ぐ部品です。

 

トイレに水がたまるのに時間がかかるなら、目詰まりを疑いましょう。フィルターがゴミで塞がれると、水がたまりにくくなります。フィルターがある場所は下記の3ヶ所です。

  • ボールタップ部分
  • 給水管とタンクの接続部
  • トイレ止水栓

ウォシュレットタイプは、止水栓とは別にあるゴムホースの接続部分にあります。

修理方法:フィルターを掃除

タンク内のフィルターを清掃すると、トイレの水がたまるようになることがあります。下記を準備して清掃しましょう。

  • マイナスドライバー
  • レンチ
  • 歯ブラシ
  • 雑巾

【ボールタップのフィルターの掃除方法】

ボールタップはタンク内にある部品です。ボールタップのフィルターが汚れていても、トイレに水はたまりません。下記の順番で清掃してください。

  1. 止水栓を閉める
  2. フィルターを取り外す
  3. 歯ブラシ・水で汚れを落とす
  4. 元に戻す
  5. 止水栓を開ける

フィルター部分は色分けされていることが多いので、目印にしましょう。キャップ部分を左に回すと外れます。

 

取り外すときは、ボールタップを押さえながら回してください。キャップだけ回すと破損する可能性があります。

 

【給水管接続部のフィルターの掃除方法】

タンクと給水管の接続部にも、フィルター(ストレーナー)があります。ここがつまると、トイレに水がたまらなくなります。次の手順に沿って清掃しましょう。

  1. 止水栓を閉める
  2. タンクの水を流す
  3. 給水管とタンクを繋ぐナットを左に回して外す
  4. フィルターを指で取り出す
  5. 歯ブラシ・水で汚れを落とす
  6. ナットを右に回して給水管を留める
  7. 止水栓を開ける

給水管を外すときに、水が出てくることがあるので注意してください。フィルターが取り出しづらいなら、ピンセットや爪楊枝を使うのがおすすめです。清掃後は、パッキンを戻すのを忘れずに。水漏れの原因になります。

 

【止水栓のフィルターの掃除方法】

止水栓のフィルターがつまると、トイレの水がたまりません。下記の手順で清掃し、つまりを解消しましょう。

  1. 止水栓を閉める
  2. 止水栓の外側だけを左に回して外す
  3. 歯ブラシ・水で汚れを落とす
  4. 元に戻す
  5. 止水栓を開ける

内ネジの外側がフィルターのフタです。ゴムホースとクリップが止水栓と別に付いているタイプは、そのホースを外した部分にフィルターがあります。

原因7:水道管の凍結

水道管が凍結すると、トイレに水はたまりません。下記の場合は凍結が起こりやすいです。

  • 長期間家を空ける
  • 最低気温が-4℃以下
  • 最高気温が0℃以下の日が続く

長い時間トイレを使わずにいると、凍りやすくなります。気温が低い場合も同様で、-4℃以下になると凍結注意報を水道局は出します。

 

凍結を放置すると、水道管が破裂して水浸しになる可能性もあります。もし破裂していたら、水道局にすぐ連絡しましょう。

修理方法:水道管をお湯で温めて解凍

水道管が凍結すると、トイレに水がたまらなくなります。

 

凍結していたら、水道管にタオルをかけ、50℃前後のお湯を少しずつかけてください。

 

水道管にお湯を直接かけるのはNGで、熱湯も厳禁です。水道管が破裂してしまいます。

原因8:水道工事などによる断水

断水によって、トイレに水がたまらないことがあります。トイレ以外で水が使えるかを確かめましょう。

 

水道工事のお知らせが来ていないかも確認してください。工事による断水の場合は、終了まで待ちます。自分での対応はできません。

部品交換後もトイレの水がたまらないなら業者へ

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止水栓やタンク内の清掃・部品交換を試してもトイレに水がたまらないなら、修理業者へ依頼しましょう。すばやく確実に修理してくれます。

 

水漏れが起きて床や家具に被害が出た場合は、下記を準備してください。

  • 状況のメモ
  • 修理前後の写真
  • 業者からの見積書と請求書

火災保険で補償が受けられる場合があります。ご加入中の保険内容を確認しましょう。

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トイレ修理の料金相場

料金

トイレに水がたまらないときに修理業者へ依頼すると、料金の相場は10,000円~20,000円です。

 

状況によって、もちろん金額は変わります。金額が変わる項目は主に、部品代・作業費用です。修理する前には必ず見積もりをとり、料金に納得してから正式に修理を依頼しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』のように、キャンペーンを実施中の水道修理業者を利用すれば、相場より安くなるため、おすすめです。クリーンライフでは「ホームページを見た」と伝えれば、3,000円OFFになります。(※1万円以上で適用)

トイレ修理業者の選び方

selecting

トイレに水がたまらない場合、修理業者に依頼する選択肢もあります。ただし、選び方には注意が必要です。

 

以下を確認して、安心できる業者を選んでください。

複数の会社を比較する

トイレに水がたまらず修理業者に依頼するなら、複数の会社を比較しましょう。2、3社比較すれば、お住まいの地域の相場がわかります。

 

問合せの際は下記を質問します。状況を詳しく説明することも、忘れないようにしましょう。

  • 来てくれるまでの時間
  • 費用
  • 作業時間

問合せ時には即決せず、いくつかの会社を比べましょう。

 

事前に、いくらくらいが適正価格なのかを知っておくと安心です。クリーンライフでは料金シミュレーションを利用できます

⇒料金シミュレーションを利用してみる

見積もりは無料か・分かりやすいか確認する

見積もりが無料か、内容が分かりやすいかもポイントです。

 

トイレに水がたまらないときの作業内容や料金は、状況により異なります。見積もりに不明点があれば、必ず事前に確認しましょう。見積もり後に料金が変更されないかも確かめてください。

修理内容の説明はあるか確認する

トイレは構造が複雑なものもあり、水がたまらない原因もさまざまです。

 

どのような作業をしてくれるのかを確認しましょう。修理内容をしっかり説明してくれる業者は安心できます。

トイレの水がたまらないためにお困りなら

まずは、水がたまらない原因が止水栓や水道管の凍結、トイレつまりかどうかを確認してください。タンク内の部品が問題なら、修理方法を見て交換しましょう。

 

手間を省きたい方は、修理業者への依頼がおすすめです。トラブルの放置は被害の拡大に繋がるため、なるべく早く対処しましょう。

 

クリーンライフ』は自治体お墨付きの水道局指定工事店です。スタッフ対応・価格・お客様満足度の3冠も達成。出張費・見積もりは無料です。トイレのトラブルでお困りの方は、ぜひお問い合わせください。

 

⇒クリーンライフに水がたまらないトイレの相談をする

2024.11.29
2024.12.31

トイレの水が急に止まらないときの対処法を解説します。

 

すぐにできる応急処置から、原因ごとの対処方法までお伝えするので参考にしてください。応急処置は、すぐにできる簡単な方法です。

 

応急処置をして、ご自分で対応できるか、業者に依頼すべきかを検討しましょう。業者に依頼した場合の料金相場、業者の選び方も解説するので、最後までお読みください。

 

トイレの水が止まらないときの応急処置

トイレを修理する業者

トイレの水が止まらないときの応急処置の方法を解説します。被害を最小限にするために、すぐに実行しましょう。

止水栓または元栓を閉める

トイレの止水栓

水を無駄にして水道代が上がらないために、トイレの止水栓を閉めて給水を止めます。

 

止水栓は、給水管をたどると見つけられます。タンクの横、または床に設置されているので、確認してください。

 

トイレの止水栓には、次の3つのタイプがあります。

  • 内ネジ式
  • 外ネジ式
  • ハンドルタイプ

ネジ式はいずれも開閉にマイナスドライバーが必要です。ハンドルタイプは、蛇口のハンドルのようなものが設置されています。

 

いずれのタイプも、時計回りに回すと水が止まります。閉める際に、何回転したか数えておきましょう。水漏れ修理後に、元の水量に戻すためです。止水栓を開けるときは、反時計回りに同じ回数だけ回します。

 

水道の元栓の閉め方・開け方

以下のような場合は、水道の元栓を閉めます。

  • 止水栓の場所がわからない
  • 止水栓が回らない

水道の元栓は、水道メーターがある場所に設置されています。戸建ての場合は、敷地内の地面にフタがあるはずです。マンションなら、玄関扉横に設置された扉内に、水道メーターや元栓が設置されています。

 

水道の元栓を閉めると、住宅内の水回りすべての水が止まってしまうので、迅速に水漏れを解消しましょう。

 

止水栓と元栓の違いについては、下記の記事が参考になります。

電源プラグを抜く

タンクレストイレや温水洗浄便座が設置されているトイレなら、コンセントから電源プラグを抜いてください。電源プラグが濡れると、感電や電気機器の故障の原因になるためです。

 

また、電源プラグ部分をビニール袋などで包んで、濡れないように保護しておきましょう。

トイレの水が止まらない原因・対処法

トイレの水が止まらない原因と対処法を見ていきます。

 

ほとんどの場合、タンク内の部品の劣化が原因です。しかし、レバーや電気系統の不具合が原因の場合もあります。

タンク内の部品に不具合が生じている

toilet-tank

トイレの水が止まらない原因はほとんどの場合、タンク内の部品に問題があります。

 

以下のように、水が止まらない箇所を見ると、原因の部品が特定できるので参考にしてください。

水が止まらない場所 原因の場所
手洗い管 ボールタップ、レバー
タンク内 ボールタップ、ゴムフロート、レバー
便器内 ボールタップ、オーバーフロー管

ただし、タンクレストイレ・ウォシュレットは電気系統の異常が原因のケースがあります。

電気系統の異常が原因のときの対処法を見てみる

 

また、レバーを回したまま元に戻らず、そのまま水が流れ続けるケースも。その場合は、レバーに不具合が生じているのかもしれません。

レバーに不具合が生じている原因と対処法を見てみる

 

タンク内の不具合で水漏れが生じている原因・対処法は、以下で紹介します。

ボールタップが緩んでいる

ボールタップを固定しているネジが緩むと、水漏れが始まります。ネジが緩んでいたら、ドライバーでネジを締め直してください。

 

ボールタップのネジが正常な状態になったら、浮き玉も機能し始めます。もし浮き玉そのものが壊れていたら、浮き玉の交換が必要です。

オーバーフロー管が壊れている

オーバーフロー管は、タンク内の水位を正常に保つために必要な部品です。オーバーフロー管が壊れる原因は次の通りです。

  • 経年劣化
  • 掃除中や他の部品を交換中などの際に落とした

オーバーフロー管が壊れていると水位が確認できず、水が止まらないトラブルが発生します。

 

オーバーフロー管が壊れていたら、新しいものと交換が必要です。モンキーレンチとウォーターポンププライヤーがあれば、交換できます。

 

しかし、オーバーフロー管の交換は工程が複雑で、失敗するとさらに水漏れがひどくなるので、専門業者への依頼がおすすめです。

ゴムフロート(フロートバルブ)がズレている

タンクの底にある穴を塞いでいるゴム製の部品が、ゴムフロートです。レバーを操作すると、ゴムフロートが持ち上がり、タンク内の水が便器に流れます。

 

ゴムフロートがズレると穴をふさげなくなることが、水が止まらない原因です。

 

レバーを全開にして、もう一度水を勢いよく流してみましょう。自然にゴムフロートが元の位置に戻る可能性があります。

 

元に戻らないなら、タンクを開けて鎖が絡まっていないか確認してください。鎖が正常なら、ゴムフロートでタンク底の穴を塞ぐように、動かしてみましょう。

 

なお、ゴムフロートが劣化すると、ズレやすくなります。

  • ゴムフロートを触ってみると、手に黒い汚れがつく
  • ゴムフロートの表面が剥がれやすくボロボロになっている

以上のような状態なら、ゴムフロートの交換が必要です。

 

ボールタップや浮き玉、オーバーフロー管、ゴムフロートの交換方法は、以下で詳しく解説しています。

レバーに不具合が生じている

レバーが戻らず、トイレの水が止まらないケースもあります。レバーが戻らない原因は、以下が考えられます。

  • レバーとゴムフロートを繋ぐ鎖が絡まっている
  • レバーが劣化している

タンクのフタを開けて、鎖が絡まっていないか確認してください。鎖に問題がなければ、レバーの交換が必要です。

 

また、レバーのパッキンが劣化すると、レバーを取り付けている箇所から水漏れする場合があります。その場合は、パッキンの交換をしてください。

電気系統に異常が起こっている

タンクレストイレやウォシュレットからの水漏れは、電気系統に問題がある可能性が高いです。一度コンセントを抜いて、電源を切ったあとでもう一度入れ直すと、正常に戻ることがあります。

 

それでも水が止まらないなら、電気系統の故障です。電気系統の故障は、電気の資格を持つ人しか対応できません。メーカーのお客様相談に問い合わせて、専門家に修理を依頼しましょう。

 

以下の記事でトイレ水漏れの原因と対処法を紹介しているので、参考にしてください。

トイレの水が止まらないときの修理料金の相場

トイレの水が止まらないときの修理代の相場をご紹介します。

パッキンの交換 1,000円~
トイレレバーの修理 3,000円~
ボールタップ・浮き玉の修理 3,000円~
ゴムフロート(フロートバルブ)の修理 8,000円~
オーバーフロー管の交換 8,000円~
排水管の修理 10,000円~
トイレタンク本体の交換 50,000円~100,000円
便器の着脱 15,000円~
便器の交換 30,000円〜
ウォシュレットの修理 15,000円〜25,000円

 

上記の作業料金に加え、業者によっては基本料金や割増料金が加算されます。料金の種類と相場は、以下の通りです。

基本料金 0円~5,000円
見積もり 0円~
夜間・休日の割増料金 0円~10,000円
出張料金 0円~5,000円

基本料金とあわせると、水漏れ修理の料金相場は8,000〜17,000円ほどです。正式に契約する前に、必ず見積もりを書面で提示してもらい、検討しましょう。

 

トイレの水漏れの修理料金の相場は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。安く依頼する方法もまとめているので、参考にしてみてください。

悪徳業者にだまされないよう注意

トイレの水が止まらないとあわててしまいますが、慎重に修理業者を選んでください。大急ぎでポストに入っているチラシ等を参考にして依頼すると、高額請求や手抜き工事といったトラブルになりかねません。

 

どんなにあわてていても、以下の3つのポイントは押さえてください。

  • 水道局指定工事店に指定されている
  • 実績が多い
  • 見積もり無料で料金がわかりやすい

水道局指定工事店は、水道局や自治体の上下水道部などから指定を受けた、信頼性の高い業者です。

 

水道局指定工事店の詳しい内容は、以下をご覧ください。

 

実績は、業者の公式サイトに記載されている場合があります。また、口コミの数が多ければ、それだけ施工実績も多いということです。

 

見積もりをして、すぐに契約を強要してくるような業者は、信頼できません。悪徳業者に依頼しないために、以下の記事も参考にしてください。

水が止まらないトイレをすぐに修理したいときは

トイレの水が止まらないときの原因や対処法をご紹介しました。

 

水が止まらない状態を解消しないと、トイレを利用できないので、迅速な対応が必要です。すぐに修理したいなら、専門業者への依頼がおすすめです。特に部品交換が必要な場合、部品探しの手間も省けます。

 

すぐに信頼できる業者に依頼したいときは、私たち『クリーンライフ』にお任せください。水道局指定工事店として認定いただいている水道修理業者で、トイレの修理を24時間365日受け付けています。

 

⇒クリーンライフにトイレについて相談してみる

2024.11.29
2024.12.31

トイレの水位が低い原因や対処法について紹介します。

 

トイレの水位が低い原因はつまりだけではなく、部品の故障や水漏れなどさまざまです。原因を知り、適切に対処しましょう。

 

また、トイレの水位がどのくらいなら正常なのか、どれくらいなら低いといえるのか、あわせて解説します。

 

トイレの水位が低く気がかりな方は、ぜひ参考にしてみてください。

トイレの水位が低い原因・対処方法

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トイレの水位が低いとき、原因は主に以下の5つが考えられます。

  • 便器内のつまり
  • タンク内の故障
  • 便器の破損による水漏れ
  • 蒸発による封水切れ
  • 誘導サイホン作用が発生

トイレの水位の低さの原因は、便器内のつまりである可能性が高いです。正常な水位に満たないときはつまりを確認し、対処しましょう。

 

原因とあわせて、それぞれの対処法も以下で解説します。

便器内のつまり

大量のトイレットペーパーや流してはいけない物、トイレクリーナーがつまると、トイレの水位が下がります。おむつやハンカチなどを落としてしまい、水を吸い込んで水位が低くなるケースもあります。

 

大雨が降ると、大量の雨水が下水管に流れこみ、排水が機能せずトイレがつまって流れなくなることも。

 

このようなつまりの原因になっているものは、取り除かなければなりません。

対処法1:水やお湯をバケツで流す

お湯とバケツの使い方

水またはお湯とバケツを使って、トイレつまりを解消します。

  1. 水または50度程度のぬるま湯を用意する
  2. バケツを使って便器の半分くらいまで水(お湯)を入れる
  3. 1時間ほど放置する
  4. 確認のために「小」のレバーで水を流す

上記の手順で、正常に流れるようになれば作業は完了です。

 

熱湯を便器に注ぐと破損の恐れがあるため、必ずぬるま湯を使ってください。お湯を用意するときは一度沸かしてから冷ますか、給湯器の温度設定を調整して用意すると簡単です。

対処法2:ラバーカップ(スッポン)を利用する

ラバーカップの使い方

トイレつまりの解消に便利なのはスッポン(ラバーカップ)です。以下の流れで作業してみましょう。

  1. 便器に溜まっている水を減らす
  2. ラバーカップを水たまりの部分に密着させる
  3. ラバーカップのゴム部分をゆっくり押し付ける
  4. 勢いよく引く
  5. 水を流してスムーズに流れれば完了

スッポンを真空状態にし、真上に引き上げることでつまっていた物を取り除きます。

 

ゆっくりと押し込んで、勢い良く引っ張るのがポイントです。

対処法3:ワイヤーブラシを使用する

ワイヤーの使い方

ラバーカップでトイレつまりを解消できないときは、ワイヤーブラシを使用してみましょう。

 

手が汚れないように、ゴム手袋をはめて以下の手順で作業してください。

  1. ブラシの先端をトイレの排水口に入れる
  2. 先端が詰まりの原因に当たったら、柄を回しながらつまりを削る
  3. つまりが取れたら、少しずつ水が流れるようになる

ワイヤーの先端にブラシが付いていてワイヤー自体が柔らかいので、便器の奥の排水管まで届き、つまりを取り除くことができます。ワイヤーが柔らかいため、排水管の型がP字やS字でも対応可能です。

 

ただし、排水管を傷つけたり、つまりの原因を押し込んだりしてしまうこともあるので、使い方には注意してください。

タンク内の故障

流すために十分な水量が足りず、トイレの水位が低いときは、タンク内の故障が原因であることが多いです。タンク内を確認しましょう。

 

節水のためにタンクにペットボトルなどを入れ、タンク内の部品が故障するケースもあります。

対処法1:部品を交換する

トイレタンクの構造

タンク内で故障が起きたときは、劣化・破損した部品を交換しましょう。タンクのフタを開けて部品の型番を確認し、同じ部品を用意してください。

 

水量が足りないときは、ボールタップやフロートバルブに原因があることが多いです。故障していないか確認し、新しい部品と交換してください。

対処法2:修理業者に依頼する

タンク内の故障を自分で解決できそうにないときは、修理業者に修理を依頼してください。

 

部品の交換や修理に自信がない方は、無理せず業者に相談しましょう。ボールタップやフロートバルブ以外に原因があるかもしれませんので、業者に原因を調べてもらうことをおすすめします。

 

便器の破損による水漏れ

便器の亀裂には要注意です。亀裂が水漏れの原因となり、トイレの水位が低い場合があります。

 

わずかな亀裂でも、そこから水漏れを起こしている可能性があります。水漏れは床下、階下へ広がる可能性もありますので、なるべく早い対処が重要です。

対処法:修理業者に依頼する

便器が破損した場合は、修理業者に修理を依頼しましょう。

 

便器の破損は、防水パテや防水テープを使って補修できます。しかし、あくまでも応急処置であって、補修した便器を使い続けるのは危険です。

 

便器の破損による水漏れは、便器本体の交換になります。

 

便器に亀裂といった破損はないか、日頃からチェックしておくと良いでしょう。わずかな亀裂でも発見した場合は、専門の業者に依頼し、便器自体を新しく交換してください。

蒸発による封水切れ

トイレの水位が低いときは、蒸発によって封水が切れている場合があります。

 

封水切れによる水位の低下であれば、簡単に解決できます。

対処法:便器に水を足す

蒸発による封水切れで水が少ないときは、トイレの水を流すことで解決できます。

 

長期間家を空けているときや気温が上がる夏場には、トイレの封水が蒸発する可能性があります。

 

トイレを流した後にコップ一杯の足しておくと、封水切れを防ぐことが可能です。意図的に封水の水位を上げて、蒸発を防ぎましょう。

 

水が引っ張られる「誘導サイホン作用」が発生

誘導サイホン作用

誘導サイホン作用とは、上の階から一気に大量の水が流れ落ちて、排水管内の圧力が低下し、封水が吸い出されてしまう現象です。

 

誘導サイホン作用によって封水が切れると、水位が下がって臭いが上がってくるため注意が必要です。

 

マンションで起こりやすい現象ですが、一軒家でも起こることはあります。

対処法:便器の水を流す

誘導サイホン作用で水位が下がっているときは、レバーを引いて便器の水を流してみましょう。多くの場合、これでトラブルを解決できます。

 

誘導サイホン作用を根本から解決するには、専門業者に相談するしかありません。あまりにも頻繁に起こる場合は、早めに業者に相談してください。

 

トイレの水位がいつもより低い場合は要注意

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突然のトイレトラブルを防ぐために、水位の位置をチェックします。正常であるか、注意が必要か、判断の基準を紹介します。

 

トイレの水位とあわせて、普段聞き慣れない注意すべき音についても解説します。ご家庭のトイレチェックにご活用ください。

トイレの水位は丸い穴の上まであれば正常

正常なトイレの水位は、便器の真上から見て、排水管へつながる丸い穴が水で覆われている程度です。

 

丸い穴の上まで水位があれば正常です。普段、丸い穴が水で覆われているかチェックしましょう。もし覆われていれば問題ありません。

 

反対に要注意な水位について説明します。

丸い穴を覆っていない低い水位のトイレは要注意

注意していただきたいトイレの水位は、先に説明した正常の水位を満たしていない状態です。

 

正常な水位は、便器と排水管をつなぐ丸い穴を覆っていて、穴よりも高い位置にある水位です。注意しなければならないのは正常の水位よりも低く、排水管へつながる丸い穴を覆い切れていない、低い水位です。

 

トイレの水位は目にしやすく、つまりかを判断しやすいので、日頃からチェックしておくと突然のトイレトラブルを防ぐことができます。

 

正常な水位と要注意な水位を知っていれば、もしものトイレトラブルに早めに気づき、つまりでトイレの水が溢れるのを防いでくれるのです。

コポコポ音はトイレつまりが原因かも

トイレの水位を目で確認するのとあわせて、注意していただきたいのは普段耳にしない音です。

 

トイレの便器の奥から聞こえてくる「コポコポ」という音を聞いたことはありませんか。普段聞き慣れない音です。普段聞き慣れない音が聞こえてきたときは、トイレつまりが原因かもしれません。

 

素人で対処に不安があれば、業者に依頼すると良いでしょう。コポコポといった聞き慣れない音をそのまま放っておくと、トイレトラブルを起こしてしまう原因になりますので、早めに業者へ依頼すると良いです。

 

早めに対処にかかれば、急いで対処しなければならない重大なトラブルにはなりません。

 

トイレの水位が低い状態を解決できないときは業者に相談

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トイレの水位が低い場合、原因によっては簡単に解決できます。

 

しかし、水位が下がる原因が分からないときや、対処法を試しても問題を解決できないときには、水道修理業者に相談するのがおすすめです原因によっては、素人では解決できない可能性があります。

 

トイレの水位が低いのを放置すると、悪臭や害虫が発生したり、トイレつまりの原因になったりします。トラブルが大きくなる前に、プロの水道修理業者に相談しましょう。

 

業者に依頼するときは必ず見積もりを取り、修理費用を確認してください。

トイレの水位を保つために必要なこと

トイレの水位を保つために必要なことを2つ紹介します。

トイレつまりの発生を防ぐ

トイレがつまるとスムーズに水が流れず、水位が正常に保たれなくなります。

 

トイレつまりの発生を防ぐには、大量のトイレットペーパーを一気に流さないことです。水溶性のトイレットペーパーであっても、大量に流すとつまりの原因になります。トイレットペーパーを流すときは、こまめに流すことを心がけましょう。

 

また、スマホやおむつなどの固形物を落とすと、除去する作業も大変です。固形物を落とさないように、トイレにはできるだけモノを持ち込まないように工夫してください。スマホなど、トイレでは使わないようにしましょう。

トイレタンク内を定期的に確かめる

トイレの水位を正常に保つには、トイレタンク内が正常である必要があります。

 

トイレタンクの中は定期的に確かめて、何か異変に気づいたら早めに対処しましょう。不具合があり、自分で対処できそうになれば、すぐに専門業者に相談してください。

 

早めに相談すれば簡単な修理で解決でき、修理費用は安く済みます。

⇒クリーンライフにトイレの水漏れ・つまりを相談してみる

トイレの低い水位・異常なコポコポ音でお困りなら

トイレの水位が低い原因や対処方法、注意すべき音などについて説明しました。

 

トイレつまりが原因なら、スッポンなど専用のアイテムで解消できる場合があります。しかし、ご自身での対応が不安な方もいらっしゃるでしょう。

 

不安であれば専門の業者へ任せましょう。修理業者の対応で、素人では気づけない発見もしてくれます。

 

私たち『クリーンライフ』ではトイレのつまり・水漏れ修理を24時間365日受け付けております。

 

最短30分で駆けつけ、経験豊富なスタッフが迅速に対応いたします。お見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフにトイレの水漏れ・つまりを相談してみる

2024.11.29
2024.12.31

通常通りにトイレを使用していても、ある日突然、水が流れなくなることがあります。

 

トイレの水が流れない原因はいくつかあり、原因によっては自分で対処することも可能です。

 

この記事では、トイレの水が流れない原因と対処法をわかりやすく解説します。

 

具体的な対処法を紹介しますので、トイレの水が流れずにお困りの方は参考にしてみてください。

 

トイレの水が流れないときにまず確認すべきこと

トイレの水が流れないときは、タンクに原因がある可能性が高いと考えられます。

  • タンクに水が入っていないため、便器に水が流れない
  • タンクの水が入っているが、便器の水が流れない

上記のどちらであるかを、まずは確認する必要があります。

 

そのために、まずはトイレタンクの中を見て、水の状態を確認しましょう。

【タンクに水がない】トイレで水が流れない原因・対処法

トイレタンク

トイレタンクの中に水がない場合は、以下の原因が考えられます。

  • 断水している
  • 止水栓が閉まっている
  • ボールタップ・浮き玉が引っかかっている

3つの原因と対処法について、以下で詳しく解説していきます。

断水している

急にトイレの水が流れなくなったときは、断水の可能性があります。

 

断水か確かめるには、キッチンや洗面所の蛇口で水を流してみてください。すべての蛇口で水が出ない場合は、水道局の公式サイトなどで断水情報が出ていないか確認してみましょう。

 

通常は断水前にお知らせが来るはずで、うっかり見逃しているのかもしれません。原因が断水であれば、水が流れるまで待ちましょう。

 

断水時のトイレについては、以下のページに役立つ情報を紹介していますので、参考にしてみてください。

止水栓が閉まっている

トイレの止水栓

止水栓が閉まっていて、タンクに水が溜まっていない可能性もあります。

 

トイレタンクの掃除やトイレ修理をした際に止水栓を閉め、開け忘れていないか確認しましょう。また、節水のために止水栓をあえてきつくしていると、水がタンクに溜まらないことも考えられます。

 

止水栓が閉まっていた場合は、反時計回りに1周回し、水を流してみてください。

 

トイレの止水栓がどこか分からないときは、以下の記事を参考にしてみてください。止水栓が回らないときの対処法も解説しています。

ボールタップ・浮き玉が引っかかっている

トイレタンクの構造

タンク内のボールタップや浮き玉のトラブルも、トイレの水が流れない原因の一つです。

 

ボールタップと浮き玉はアームでつながっており、浮き球が引っかかっているとボールタップも影響を受けて不具合が生じます。

 

単に浮き玉が別の部品に引っかかっているだけであれば、原因を取り除けば正常に動くはずです。

 

断水や止水栓の開け忘れでもないときは、ボールタップ・浮き球を確認してみましょう。

【タンクに水あり】トイレで水が流れない原因・対処法

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タンクに水があるのにトイレで水が流れないときは、以下のような原因が考えられます。

  • トイレのレバーが故障している
  • 鎖が外れている・引っかかっている
  • ゴムフロート(フロートバルブ)に不具合が生じている
  • ボールタップが正常に作動しない
  • 便器や排水管が詰まっている
  • 大雨で排水が追いつかない

以上の原因と対処法について、詳しく解説していきます。

トイレのレバーが故障している

トイレのレバーがタンク内の部品と連動していなかったり、レバーそのものが故障していたりすると、トイレの水が流れません。

  • タンク内部の部品と連動しているか
  • レバーのナットが適切に閉められているか
  • レバーの軸が折れたり、破損している箇所はないか

上記の点を確認し、不具合があれば修理しましょう。

 

トイレレバーはメーカーや型番ごとに形状が異なるため、修理・交換をする際は、種類を間違えないように注意してください。

鎖が外れている・引っかかっている

タンク内にあるフロートバルブには鎖がついており、トイレレバーと連動してトイレの水を流す仕組みになっています。

 

その鎖が外れていたり、引っかかっていたりすると、タンクに水が溜まっていても便器に流れません。

 

鎖は簡単に着脱できますので、外れている・引っかかっているのを確認したら、付け直しましょう。

ゴムフロート(フロートバルブ)に不具合が生じている

フロートバルブはトイレレバーとチェーンでつながっており、劣化などで不具合が生じると、レバーを操作しても水が流れなくなってしまいます。

 

フロートバルブは何年も使っていると劣化するので、新しいものと交換しましょう。

 

【ゴムフロート(フロートバルブ)の交換手順】

  1. レバーとつながる鎖を外し、フロートバルブを持ち上げる
  2. 古い部品を取り出す
  3. 新しい部品を元の位置に取り付ける
  4. 鎖をトイレレバーに取り付ける
  5. 鎖の長さを調節する

以上の方法で、簡単にフロートバルブを交換できます。

ボールタップが正常に作動しない

ボールタップは給水を調整する役割があるため、正常に作動しないとトイレに水が流れなくなってしまいます。

 

タンク内に水が溜まるのに時間がかかるときは、ボールタップが正常に作動していない可能性が高いでしょう。

 

反対に、給水されすぎることもあるため、ボールタップに異常があると感じたら、早めに対処する必要があります。

 

【ボールタップの交換手順】

  1. 止水栓を閉める
  2. タンク内の水を抜く
  3. モンキーレンチでナットを緩めてボールタップを外す
  4. 新しい部品を、外したときと逆の手順で取り付ける
  5. 止水栓を開く
  6. 水位がオーバーフロー管から2~3cm程度になるまで水を溜める

ボールタップは、ホームセンターやインターネットで購入できます。

 

しかし、売られているのは一部の商品のみのため、部品の入手が困難な場合や、対応が難しい場合は、修理業者に相談するのがおすすめです。

浮き玉が故障している

ボールタップと連結している浮き玉が故障している可能性もあります。

 

浮き玉が破損しているときは、ボールタップの交換と同じ手順で交換できます。

 

浮き玉だけ交換することもできますので、破損していれば交換してみましょう。

便器や排水管が詰まっている

水が少しずつしか流れない場合

トイレの水が流れない原因は、タンク以外にも考えられます。便器や排水管がつまっている場合も、スムーズに水が流れない状態です。

 

トイレつまりには、以下の原因が考えられます。

  • トイレットペーパーなど、トイレに流せるもののつまり
  • 生理用品やおむつなど、水に溶けないもののつまり
  • スマホやおもちゃなどの固形物

いずれにしても詰まりを解消させる必要がありますが、原因によって対処法が異なるので注意してください。

 

トイレつまりの直し方は、以下のページで紹介しています。自分でできる方法や、すぐに実践できる対処法をまとめていますので、参考にしてみてください。

大雨で排水が追いつかない

大雨が降ると、トイレの排水が追い付かず、詰まって流れなくなることがあります。

 

大量の雨が下水管に流れ込んでくると、降水量が排水量が上回ってしまい、排水できなくなってしまうのです。

 

排水管の構造上、住まいの中でトイレの排水管は低い位置にあることから、下水管のつまりの影響を受けてしまいます。

 

大雨でトイレの水が流れないときは、雨が落ち着くのを待ちましょう。

 

大雨でトイレがつまると、排水溝で逆流が起きるケースもあります。排水溝の逆流については以下の記事でまとめていますので、応急処置を確認しておきましょう。

トイレの水が流れないときの修理料金の相場

トイレが流れないときの、修理料金の相場を一覧でまとめました。

 

トイレつまりの修理 8,000円~15,000円
タンク内の部品交換 10,000円~15,000円
レバーの修理(調整・パッキン交換など) 10,000円
レバーの交換 10,000円
タンクの着脱作業 20,000円

上記はあくまで目安です。正確な修理料金については、必ず見積もりで確認しましょう。

 

トイレ修理の料金相場については、以下のページで詳しくまとめています。費用事例も紹介していますので、修理を依頼する前に確認しておくと安心です。

業者選びで失敗しないポイント

トイレを点検する水道修理業者

適正価格で適切にトイレを修理してもらうには、業者選びが重要です。

 

業者選びで失敗しないためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 水道局指定工事店に依頼する
  • 口コミと実績を確認する
  • 相見積もりを取って比較する

トイレの修理は、水道局指定工事店に依頼するのがおすすめです。水回り専門の知識や技術があるスタッフが在籍しているため、非指定工事店よりも安心して相談できます。

口コミと実績は必ず確認し、複数の業者で見積もりを取ってから決めましょう。

 

実際、修理業者には悪質な業者も存在しており、ぼったくり被害も報告されています。以下のページでも悪徳業者を回避するコツを紹介していますので、修理を依頼する前にご確認ください。

トイレの水が流れずすぐに修理したいときは

トイレの水が流れない原因や対処法を紹介しました。

 

トイレの水が流れない原因は一つではないため、原因に合わせて適切に対処する必要があります。

 

「自分で対処するのが難しい」「原因が分からない」など、対応に困ったときは、信頼できる専門業者に相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でも、トイレの修理に対応しています。夜間や休日でも迅速な対応が可能ですので、トイレのトラブルでお困りの際は、気軽にご相談ください。

 

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