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水道管トラブルの対処法・修理

水道管のつまりは、生活の中で起こり得るトラブルの一つです。水の流れが悪くなることで、生活に支障をきたすだけでなく、水漏れや水害の原因にもなります。

 

本記事では、水道管のつまりの原因や直し方について解説します。また、水道管のつまりを予防するための3つの方法も紹介しますので、参考にしてみてください。

 

正しい知識で適切な対応を行うことで、水道管のつまりトラブルの拡大を防げるでしょう。

水道管のつまりの原因

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水道管のつまりの原因は、水道管の場所によって異なります。さまざまな原因を知り、水道管のつまりが起こらないような工夫をすることが大切です。

 

また、水道管といっても給水管と排水管があります。家庭でつまりが起こりやすいのは、主に排水管です。

 

それでは、どのような原因でつまりが起こるのか、場所別に見ていきましょう。

キッチンの水道管つまり

キッチンでの水道管つまりの主な原因は、次の通りです。

  • 食べカス
  • 油汚れ
  • 食材の切れ端
  • 洗剤の溶け残り

キッチンは日常的に使用頻度が高く、食べカスや油汚れが水道管内に溜まることで、つまりの原因となります。

 

また、 調理する際に出る食材の切れ端、調理器具を洗う際に使用する洗剤の溶け残りも水道管内に蓄積され、つまりの原因となるのです。

 

特に油汚れは、食べカスや食材の切れ端などを吸着しやすいので、こまめな手入れが必要です。

 

同様に、洗剤の溶け残りも粘度が高く、油汚れと同じように吸着しやすい性質があります。洗剤を使用する際は、溶け残らないように気をつけ、用法容量を守って使用してください。

洗面所の水道管つまり

洗面所での水道管つまりは、以下が主な原因です。

  • 髪の毛
  • 石鹸カス
  • 歯磨き粉
  • 化粧品
  • 皮脂

洗面所もまた、日常生活を送る上で使用頻度の高い場所です。毎日の歯磨きに使用する歯磨き粉、石鹸で手を洗う際に出るカスや髪の毛などがつまりの原因となります。

 

また、化粧を落とす際に出る皮脂汚れなども原因のひとつです。ストレーナーを使用し、排水溝に流れないように工夫しましょう。

お風呂の水道管つまり

お風呂での水道管つまりの主な原因は、次の通りです。

  • 髪の毛
  • ボディーソープ、シャンプーなどの洗浄剤
  • 水垢
  • 皮脂汚れ

お風呂では主に髪の毛やボディーソープ、シャンプーなどの洗浄剤、石鹸カスがつまりの原因です。

 

また、入浴後の皮脂汚れなどが混ざっている水を抜くと、排水管に汚れが蓄積し、つまりの原因となることがあります。

 

お風呂に入るたびに髪の毛や皮脂汚れはたまるので、こまめな掃除が必要です。また、入浴剤やボディソープの使用量を控えたり、洗い場でしっかり流したりすることも重要です。

トイレの水道管つまり

トイレでの水道管つまりは、主に以下の原因で発生します。

  • 大量のトイレットペーパーや排泄物
  • おもちゃや小物などの異物

トイレは排水管が狭く、使用頻度が高いため、つまりやすい傾向があります。特に、トイレットペーパー以外のものを流さないことや、トイレットペーパーの使用量を控えることが大切です。

 

小さなお子さまのいるご家庭では、トイレ内におもちゃなどを持ち込ませないようにしましょう。

水道管のつまりを解消する方法

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水道管のつまりは、生活に必要な水の流れを妨げ、放置すると深刻な損害を引き起こすこともあります。そのため、水道管のつまりはなるべく早く解消することが重要です。

 

自分でできる簡単な方法から、業者に依頼する必要があるときの対処方法まで解説します。

市販の薬剤を使用

水道管のつまりを解消するための市販の薬剤は、排水管内の異物を分解・溶解させることによってつまりを解消します。

 

使用方法は商品によって異なりますが、一般的には以下のように使用します。

  1. 排水管に薬剤を流し込む
  2. 一定時間放置する
  3. 温水を流して洗浄する

ただし、薬剤を使う場合は注意が必要です。使用量や使用方法を誤ると、水道管に損傷を与えたり、薬剤が周囲の環境に悪影響を与えたりすることがあります。

 

また、薬剤によっては効果が得られない場合があり、特に重度のつまりには適していません。商品の取扱説明書を必ず読んでから使用することが重要です。

自宅にあるものを使用

自宅にあるものを使用し、水道管のつまりを解消する方法もあります。重度のつまりや水道管自体が原因のつまりは、業者による修理が必要です。

 

ここでは、軽度のつまりに対して有効な、簡単な解決方法を紹介します。

お湯を注ぐ

お湯は油を溶かす効果があり、キッチンシンクの排水口が詰まった場合には有効です。お湯を鍋などに入れて沸騰させ、60℃前後のお湯を排水口に注いでください。

 

なお、熱湯は水道管が変形する恐れがあるため、注意が必要です。

重曹とお酢を使う

以下のように重曹とお酢を混ぜると、泡が発生し、排水口に付着した汚れを取り除くことができます。

  1. 排水口に重曹をまんべんなく撒く
  2. お酢を注ぐと、泡が発生する
  3. 数分間放置する
  4. お湯を注いで流す

軽度の汚れなら落ちる可能性があるので、試してみてください。

ハンガーを使う

洗面台やお風呂場の排水口にヘアクリップや髪の毛が詰まっている場合には、ハンガーを使ってつまりを解消できます。ハンガーを伸ばして、フックの部分を使ってつまりを取り除いてください。

業者に依頼

自分で解決できない水道管のつまりは、業者に解決を依頼しましょう。依頼するときの手順は以下の通りです。

  1. 業者の選定
  2. 見積もりの依頼
  3. 見積もりの比較
  4. 作業の依頼
  5. 作業の実施
  6. 支払い

業者の選定や見積もりの比較に時間をかけることが重要です。安易に業者を選んでしまうと、技術力や対応力が不十分で、追加料金がかかるなどのトラブルにつながる可能性があります。

 

また、不要なオプション品を追加する業者、高額な請求をする業者もあるので、信頼できる業者かどうか慎重に確かめましょう。

 

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水道管のつまりの修理費用

料金相場

水道管のつまりによる修理費用は、つまりの程度や修理する箇所によって異なります。

市販の薬剤 500円~1,500円程度
軽度のつまりを業者に依頼した場合 5,000円~10,000円程度
重度のつまりを業者に依頼した場合 10,000円~30,000円程度

自分で対処できる簡単なつまりなら、市販の薬剤を使用して数千円程度で解消できる場合があります。

 

重度のつまりになれば、業者に依頼しなければなりません。業者に依頼するときは、必ず事前に見積もりをとることが重要です。

 

水道管自体が老朽化している場合や、修理しても再発する可能性が高い場合は、水道管の交換やリフォームが必要になり、数万円~十数万円かかることもあります。

水道管のつまり修理を頼む業者の選び方

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水道管のつまりを自分で解決できなかったとき、業者に修理を依頼しなければいけません。数多くある業者の中から何を基準に選ぶべきか、注意点を踏まえて選び方を紹介します。

 

安心して任せられる業者を選ぶためにも、以下の3つを参考にしてみてください。ポイントさえ押さえておけば、さまざまなトラブルを回避できるでしょう。

水道局指定工事店である

水道管のつまりを業者に依頼する際、水道局指定工事店であることは重要なポイントの一つです。水道局指定工事店とは、水道局が認定した水道設備工事の業者で、技術や知識、設備などの水準が高いとされています。

 

水道管のつまりを修理する場合、水道局指定工事店であれば、専門的な知識や技術を持ったスタッフが対応してくれるため、正確で迅速な修理が期待できます。

 

また、水道管のつまりを修理する際に必要な工具や部品が揃っており、予期せぬトラブルが発生した際にも迅速な対応が可能です。

 

ただし、水道局指定工事店であるからといって、必ずしも安心・安全であるとは限りません。事前に業者の評判や口コミ、実績などを確認しましょう。

適正な修理価格である

次に、適正な修理価格であるかどうかを確認してください。適正な価格帯を把握しておくことで、過剰な請求や不当な金額を請求される可能性を減らせます。

 

適正な価格帯は、事前に複数の業者から見積もりを取ることで確認できます。なお、見積もりだけで費用が発生する業者もあるため、見積もりに費用がかかるかどうかも確認した上で依頼しましょう。

 

ただし、「修理費用が安いから」という理由だけで業者を選ぶことは避けるべきです。技術力が低い業者の可能性が高いといえます。水道管のつまりは、正しい方法で修理しないと再発する恐れがあるため、実績や評判も確認し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

迅速な対応である

業者に依頼する場合、迅速な対応も重要です。水道管つまりを放置すると、より深刻な問題につながることがあります。そのため、修理を依頼してからどのくらいで対応可能か確認してください。

 

万が一、即日対応できず、数日かかるようであれば他の業者を探しましょう。業者の中には、電話1本で最短30分で駆けつけてくれる業者もあります。

 

水道管のつまりは時間の経過とともに悪化する可能性が高いので、できるだけ迅速な対応をしてくれる業者がおすすめです。

水道管つまりの3つの予防方法

専門業者の選び方 3つのチェックポイント

水道管のつまりは、起こりやすい水回りトラブルの一つです。

 

水道管のつまりで水漏れや水の流れが悪くなるなどの問題が生じれば、生活に支障をきたしてしまいます。水道管のつまりの予防方法の知識があれば、トラブルを最小限に抑えられるでしょう。

 

そこでここでは、水道管のつまりを予防するための3つの方法を紹介していきます。

つまりの原因となるものを流さない

まず、つまりの原因となるものを流さないようにすることが重要です。

 

キッチンの場合であれば、ゴミや食べカス、油分の多いものなどを流さなければ、つまりの原因を減らせます。食器を洗う前には、表面に付いた食べ残しや汚れを、スポンジや布で拭き取ってから洗い流しましょう。

 

また、トイレであれば、大量のトイレットペーパーやおもちゃなどのつまりの原因と考えられるものは、流さないよう注意してください。大量にトイレットペーパーを使う場合は、一度流してから再度使いましょう。

こまめに掃除する

次に、こまめな掃除がつまり予防には効果的です。水道管内に水垢やカルシウムなどが付着して、内部が詰まってしまうことがあります。

 

水回りの使用後に排水口を掃除すれば、髪の毛や食べカス、油汚れなどの付着を防げます。 特にキッチンや洗面所では、油汚れや化粧品の付着が多いため、こまめな掃除が必要です。

定期的に点検を行う

最後に、水道管つまりの予防には、定期的な点検が必要です。水道管のつまりは、時間が経つと徐々に進行していきます。そのため、早期発見・早期対処が不可欠です。

 

水道修理業者のなかには、無料で点検をしてくれる業者もあるので、定期的に点検をしてもらうことをおすすめします。必要に応じで洗浄や修理を行うことで、水道管つまりを未然に防げるでしょう。

水道管のつまりでお悩みなら

水道管のつまりは、家庭やオフィスで起こる一般的な問題の一つです。水道管のつまりの原因や解決方法を知っていれば、適切な対応が可能です。

 

水道管のつまりでお悩みなら、私たちクリーンライフにお気軽にお問い合わせください。24時間365日対応しているので、お電話1本ですぐに駆けつけます。

 

重度のトラブルも適切な対処が可能です。

 

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2024.01.06
2024.11.02

一戸建てに居住していたり、引っ越しの予定があったりする際は、水道の配管状況や埋設されている場所をきちんと確認する必要があります。

 

本記事では、一戸建てにおける水道管の埋設場所について解説。埋設状況が不明な場合の調べ方のほか、一戸建ての水道管が凍結しやすい理由などもお伝えします。

 

一戸建て住宅で暮らす方は、ぜひ参考にしてみてください。

一戸建ての水道管の埋設場所を知る重要性

一軒家の水道管を交換

一戸建ての住宅や土地の購入時に大切なのが、水道管の埋設位置がどこなのかをあらかじめ確認することです。

 

特に注意すべきは、中古物件・土地を購入するケース。水道管の老朽化が進み、購入後に何らかのトラブルが発生する恐れもあるので、事前の状況確認を怠らないようにしましょう。

 

本項では、埋設された水道管の所有者に関する基礎知識、起こり得るトラブルなどについて解説します。

所有者ごとに異なる水道管の種類

埋設された水道管は管理主ごとに呼び分けられ、主に以下の2種類に分別できます。

  • 公設管(自治体が所有し、維持・管理する管)
  • 私設管(個人で埋設したため個人が所有し、個人で維持・管理する管)

公共工事でつくられた公設管は、自治体の所有物。維持・管理も各自治体が行っており、設置に当たって住民への直接的な費用負担義務が生じない水道管です。

 

一方の私設管は、個人の有志によってつくられたもの。維持・管理費用の支払い義務も所有者に属します。

 

私設管を利用して住宅に水道の配管を引き込む際は、事前に所有者や共同使用者の許可を取る必要があるので気を付けましょう。

共有の埋設管ではトラブルが頻発

個人の所有物である私設管を使う場合、以下のようなトラブルに繋がるリスクが伴います。

  • 承諾を得ずして利用してしまうと、大事になる
  • 所有者の事情で使えなくなる可能性もある

当然ですが、許可なく共有の私設管を利用してしまうのは大問題。場合によっては、多額の賠償金を請求されるケースもあります。

 

また、所有者の家を建て替える際に、水道管を撤去されてしまう可能性もゼロではありません。配管の移動先が簡単に見つからない場合の対処法、工事費用などについても考えておく必要があります。

 

公道に埋設されている水道管の中にも、私設管が存在しているかもしれません。水道の配管を引き込み予定の方は、所有者が誰で埋設位置がどこなのかを必ず確認してください。

一戸建ての水道管の場所を調べる際の確認事項

一戸建ての水道管の埋設場所を調べるには、下記2つの書類が必要です。

  • 水道管管理図面(上水道管管理図面)
  • 宅内図面

準備した書類をもとに、埋設位置とあわせて確認してほしい内容をお伝えします。

引込管の口径

はじめに確認してほしいのが、引込管(給水管)の口径です。

 

引込管のサイズは以下の3つ。

  • 13mm
  • 20mm
  • 25mm

かつては13mmが主流でしたが、最近は20mmや25mmを利用する住宅が増えています。

 

背景にあるのが、現代人のライフスタイルの変化。日常生活に要する水量が増えたため、今までと同じ口径の引込管では水圧に耐え切れず、破損してしまう恐れがあるのです。

 

現在も13mmを利用する古い住宅は多いですが、自治体によっては増径を推奨される場合もあります。

引込管の材質

水道管の材質(種類)は、家庭ごとにさまざまです。今でも使用される引込管の代表例には、以下のようなものがあります。

  • 鉛管
  • 鋳鉄管
  • ステンレス鋼管
  • 塩化ビニル管
  • ポリエチレン管

丈夫で加工も容易な鉛は、日本で水道技術が普及し始めた頃にメジャーだった素材。ただ、近年は水漏れトラブルの多さや飲料水に鉛が溶け出す危険性が懸念されるようになり、他の種類に乗り換える家庭が増えています。

 

今後購入予定の一戸建てが、1995年以前に建てられている場合は要注意。居住地域によっては、鉛管の交換に補助金制度を設けている自治体もあるので、速やかに埋設管の交換工事を検討しましょう。

老朽化の進行状況や耐震性

水道管や埋設管の一般的な耐用年数は、40年程度です。管の材質や使用環境によって多少異なるものの、目安の時期を過ぎると老朽化に伴い、徐々に耐震性能が低下していきます。

 

自治体が所有する公設管の中には、更新工事が遅れていて、すでに耐用年数を過ぎているものも存在。新築の一戸建てに住むにしろ、自分が使う水道管の老朽状況の確認は欠かせません

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一戸建ての水道管の埋設場所の調べ方

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上下水道の引き込み状況を確認したいときは、以下のどちらかに問い合わせる必要があります。

  • 水道局
  • 企業局

自治体の管轄である上記2ヶ所では、飲み水が通る「上水道」と、汚水が通る「下水道」の埋設状況が記載された図面を保管しています。

 

本項では、一戸建ての水道管の埋設位置がどこなのかを特定するにあたり、具体的な調査方法を解説。簡易的な調べ方にも触れるので、確認したい理由にあわせて活用してみてください。

上水道の水道管の設置場所を調べる場合

上水道の水道管の埋設状況を知りたいときは、あらかじめ下記3つの書類を準備してください。

  • 住宅地図
  • 公図
  • 登記事項証明書

書類が整った状態で水道局や企業局を訪問し、自身で引き込み状況の確認を行います。図面の内容が理解できなければ、職員の方に見てもらうことも可能です。

 

写し(コピー)が必要な場合は、自治体ごとに定められた金額を支払ってプリントしてもらいましょう。

下水道の水道管の設置場所を調べる場合

下水道の埋設場所は、基本的に上水道と同じ流れで確認できます。

 

記載事項が膨大であるためか、図面はエリア別に分けられていることが多いです。自治体によっては、利便性を向上するために図面を電子化しているところもあります。

 

必要な書類が見つかったら自分で窓口に持ち込み、引き込み状況の調査を依頼しましょう。写しのプリントもお願いできます。

【簡易版】上水道の水道管の設置場所を調べる場合

水道管の埋設状況を簡単に把握したいときは、準備不要で調査が可能。上水道の場合は、住宅の敷地のどこかにある量水器を確認します。

 

ホースの蛇口が埋まっている位置には鉄製のフタが設置されているので、手で開けて量水器を確認しましょう。同時に、引込管の口径もチェックできます。

 

古い一戸建てでは、量水器ががれきなどに埋まって見つかりにくい可能性もあります。念のため、鉄製の角スコップを用意しておくと安心です。

【簡易版】下水道の水道管の設置場所を調べる場合

下水道が引き込まれている住宅は、敷地のどこかにマンホールが設置されています

 

見つからないときは、前面道路を確認しましょう。点在するマンホールがあれば、点在箇所に沿って下水管が埋められています。

 

もしもマンホールが点在していない場合は、前面道路への下水管の延長工事を自治体に依頼してください。費用の支払いは不要ですが、行政負担の工事は工期が長いことを覚悟しておきましょう。

一戸建ての水道管の埋設場所を変える方法

排水管

中古の一戸建てや土地の購入時には、あわせて埋設管の引き直し工事を実施した方がいい場合もあります。

 

本項では、引き直しを推奨するケースや工事にかかる費用相場を解説。安全かつ快適に水道を使用できるよう、適切なタイミングで引き直し工事を依頼しましょう。

引き直し工事を推奨するケース

以下のような場合は、水道管の引き直し工事を検討した方がいいでしょう。

  • 埋設管が耐用年数を過ぎている場合
  • 何度も漏水トラブルが再発している場合
  • 漏水箇所の修理が難しい場合

寿命を過ぎた埋設管は、いつ深刻なトラブルを発生してもおかしくない状態です。中古住宅や土地の購入時には必ず設置された年を確認し、できるだけ早く新しい水道管に取り替えましょう。

 

何度も漏水の症状が再発したり、漏水箇所の修理が難しかったりするときも早期に工事するのがベスト。対処が遅れると被害が拡大し、多大な出費を要する工事が必要になる恐れもあります。

引き直し工事にかかる費用相場

一軒家の埋設管の引き直し工事は、一般的に35万円~55万円程度で完結することが多いです。

 

公設管から自宅までの引き込み工事費用は、全額自己負担。1m引き込むごとに1万5,000円ほどの費用が発生します。

 

地中に埋設された水道管は、多少の漏水程度では原因の特定が難しいです。引き直し工事をすると決めたら調査の段階を飛ばし、実際の工事に入った方が出費を抑えられるでしょう。

一戸建ての水道管が凍結しやすい埋設場所

一戸建ての水道管は、設置場所によって冬場に凍結する危険性があります。特に凍結しやすいのが、以下のような場所です。

  • 家屋の北側や日陰
  • 風当たりの強い場所
  • 凍結深度より浅い位置

普段、水道管凍結と無縁の地域も、外気がマイナス4℃を下回る日は要注意。本項では、実際に水道管が凍結してしまった際の対処法や、具体的な予防策をお伝えします。

水道管が凍結したときの対処法

万が一、自宅の水道管が凍ってしまったときは、以下2つの対処法を実践してみてください。

  • 太陽の熱で自然に溶けるのを待つ
  • ぬるま湯で解凍する

余裕があれば、太陽の熱を活用して水道管を自然解凍するのがベストです。道具が不要な上、水道管へのダメージを最小限に抑えられます

 

早急に凍結状態を解消したいときは、ぬるま湯をかけるのが効果的。凍結した箇所にタオルを巻き、上からゆっくりと流しかけましょう。

 

急激な温度変化は、水道管を破損・損傷させる可能性が高いです。熱々の熱湯は避け、必ず「ぬるま湯」を使ってください。

水道管の凍結を予防する方法

水道管凍結の解消には、ある程度の時間と手間が要されます。そもそも凍結状態に陥らないよう、気温が低下する前にきちんとした予防や対策を講じることが大切です。

 

主な凍結対策には、次のようなものがあります。

  • 水道管を保温する
  • 給水設備の水抜きを行う

凍結に備え、水道管そのものを保温する方法は非常に効果的。タオルや保温材を用意し、水道管本体に巻き付けておきましょう。しっかり固定するには、ビニールテープを使うのがおすすめです。

 

また、水道管凍結というのは、水道管内の水が凍ることで発生します。前日のうちに、給水設備の水抜きも済ませておくと安心です。

一戸建ての水道管の埋設場所で悩んだときは

今日は中古住宅をリフォームし、マイホームの夢を叶える家族が増加。ただ、一戸建てに住む上で水道管の埋設場所などの確認を怠ると、トラブルを招く恐れがあるので注意が必要です。

 

一軒家における水道管の埋設場所で悩んだときは、私たちクリーンライフにご相談ください。プロとして最適なアドバイスを行い、どんなお悩みもスピーディに対応します。

 

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2024.01.06
2024.11.02

一戸建ての水道管は普段人目につかない場所に設置されていることが多く、気付かぬうちに劣化が進行。水漏れや健康被害を引き起こす要因となるため、注意が必要です。

 

今回は一軒家の水道管交換をすべきタイミングや、工事費用の目安をお伝えします。水道管の交換費用を抑えるための3つのコツ、工事を行わないことによるリスクなども解説するので、ぜひチェックしてみてください。

一軒家の水道管を交換すべきタイミング

一軒家の水道管は、使っていると次第に老朽化していきます。

 

一般的な寿命は40年とされているものの、適切なタイミングは土壌の状態、水道管の素材などによって変化。下記の状況に直面しているのであれば、早めの交換を検討する必要があります。

  • 水道管の寿命を超えている
  • 水の状態に違和感がある
  • 水道管の劣化によるトラブルが発生している

一軒家の水道管を交換すべきタイミングについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

水道管の寿命を超えている

水道管の交換時期の目安として、最も参考にされるのが各水道管の耐用年数です。耐用年数の目安は素材ごとに異なるため、下記を参考に判断してみてください。

  • ポリエチレン管:30年~40年
  • 硬質塩化ビニル管:20年~25年
  • 鉄管(鉛管):15年~20年

以前は金属製の鉄管や鉛管が普及していましたが、他の素材に比べるとやや短命というデメリットがあり、近年は他の素材を採用することがほとんどです。

水の状態に違和感がある

一戸建ての水道管から供給される、水の状態をチェックすることも重要です。一軒家に住み始めてからずっと同じ水道管を使っている方は、何らかの違和感を生じるようになったタイミングで早期に交換を検討しましょう。

 

「違和感」の具体的な症状には、下記のようなものがあります。

  • 水の色がおかしい
  • いつもと味が違う
  • 鉄の臭いを強く感じる

特に、以前普及していた金属製の水道管は内部のサビが原因となって、風味に明らかな変化を生む可能性が高いです。

 

金属以外から成る素材であれ、油断は禁物。劣化に伴う破損や破裂により、水道管の素材が水に溶け出してしまうこともあるので、少しの違和感にも注意が必要です。

水道管の劣化によるトラブルが発生している

常に高い水圧にさらされ、地震や冬場の凍結のダメージも免れない水道管。寿命を迎えて著しく劣化した場合、さまざまなトラブルに繋がる恐れがあります。

 

経年劣化によるトラブルとして、よく見られる症状が水漏れです。長年のダメージによって、亀裂や破損が生じた部分から水が漏れ出ているときは、別の場所でも同様の症状が発生するリスクを考慮する必要があるかもしれません。

 

一軒家の水道管を交換するときの工事費用

料金相場

一軒家の水道管が劣化した際の交換工事は、プロの水道修理業者に任せるのが基本です。

 

工事にかかる費用は、水道管が設置された環境や工事内容などによって変動。本項では、一軒家の水道管交換にかかる費用の相場を、下記2通りの工事内容別に解説します。

  • 水道管の一部を交換する場合
  • 水道管そのものを交換する場合

あわせて費用を抑えるための3つのコツもお伝えするので、一戸建ての水道管を交換すべき時期に入った方は、少しでもお得に工事を完結させましょう。

一軒家の水道管交換にかかる費用の相場

一軒家の水道管の交換工事は、主に次の2通りの方法で進められます。それぞれの工事にかかる費用相場をまとめました。

水道管の一部を交換する場合

水道管の一部を交換する工事の場合は、1万円程度の費用で済むことが多いです。

 

住宅メーカーに相談すると、業者への依頼までに中間コストが発生。さらに料金が上がってしまう可能性があります。交換箇所や新しく設置する水道管の素材によって、多少高額になるケースもあることも念頭に置いておきましょう。

水道管そのものを交換する場合

水道管を全体的に交換する必要があれば、数十万円程度の出費となる可能性が高いです。目安としては、10万円~100万円程度を見越しておきましょう。

 

交換箇所の位置によっては、料金の請求先が水道局になるケースもあります。一戸建てと公共の道路の境界に近い部分で工事を実施する際は、事前に各自治体に問い合わせてどちらが費用を負担するか明確にしておくと安心です。

水道管の交換費用を抑える3つのコツ

続いて、一軒家の水道管交換にかかる費用を抑えるコツをお伝えします。少しでも出費を少なくしたいときは、次の3つのコツを実践するといいでしょう。

  • 相見積もりを行う
  • 水回りをまとめてリフォームする
  • 自治体の補助金を活用する

突然の水漏れに慌ててしまい、「業者ならどこでも同じ」と安易に依頼先を決めることだけは絶対に避けてください。場合によっては、相場を大幅に上回る料金を請求される恐れもあります。

相見積もりを行う

水道修理業者を選ぶ際は、各業者から見積もりをとって相見積もりを行うことが重要です。

 

基本料金や作業料金などは、業者別に異なります。工事内容が同じとはいえ、全く違う金額を提示される可能性は大いにあり得ますし、差額が数万円にもなるケースも珍しくはありません。

 

見積もりは、最低でも3社に依頼するのがおすすめです。現場周辺を拠点とする複数の業者から見積もりをとれば、地域における大まかな相場を知ることができます。

 

「見積もり作成をお願いする際に、どのような対応をされたか」というのも依頼先を絞るための判断材料になるでしょう。説明が丁寧で、迅速な対応をしてくれる業者ほど信頼性が高いといえます。

水回りをまとめてリフォームする

一軒家の水道管が劣化し、交換が必要になるタイミングで水回りをまとめてリフォームすることにより、費用を抑える手もあります。

 

何十年も使い続けた水回りの設備は、水道管同様にメンテナンスを要する可能性が高いです。近々他の水回りもリフォームする予定があれば、一つの水道修理業者に工事を一式お願いしましょう。

 

多くの業者は、水回りをまとめてリフォームする場合に割引を実施。別々に依頼するよりも、大幅に予算を抑えられます。

 

工事の相談をする前に、あらためて水道管以外の水回りのリフォーム時期も考えるようにしてください。

自治体の補助金を活用する

劣化を理由に一軒家の水道管を交換する場合、自治体によっては補助金制度を使える可能性があります。具体的には、鉛管を使用中の家庭に適用されるケースが多いです。

 

補助金の給付にあたり、多くの自治体では着工前の申し込みを必須としています。あらかじめお住まいの自治体に問い合わせたり、ホームページを確認したりして、補助金制度の詳細を確認しておきましょう。

一軒家の水道管を交換しないことによるリスク

危険

水道管の劣化に伴う交換工事は、一戸建てに住み続けるうえで避けて通れないもの。しかし、多額の予算を考えると「なかなか工事の依頼に踏み切れない」という方もいるかもしれません。

 

ただ、一軒家の水道管を適切な時期に交換しないでいると、複数のリスクに直面する危険性があります。主なリスクとして注意すべきは、次の3つです。

  • 突発的な水漏れが発生してしまう
  • 水道管破裂で深刻な漏水被害が生じる
  • 健康に悪影響が及ぼされる

水道管交換を放置することで、家計や住む人の健康が脅かされないように気を付けましょう。

突発的な水漏れが発生してしまう

寿命を過ぎた水道管を放置し続けているのであれば、いつ水漏れが発生してもおかしくない状況です。ポタポタ垂れる程度の症状であれ、放置期間が長くなれば水道料金を跳ね上げる要因となり得ます。

 

さらに厄介なのが、床下や地中に埋まっている水道管からの水漏れ。トラブルの発生になかなか気づけないため、住宅内にカビ・害虫を発生させたり、家電製品を故障させたりする危険もあります。

 

水漏れというのは、基本的に放置すればするほど症状が悪化していくので、早めの対処が大切です。

水道管破裂で深刻な漏水被害が生じる

一軒家の水道管を交換しないリスクは、水漏れだけにとどまりません。常に高い水圧にさらされている水道管は、劣化によって破裂し、多大な漏水被害を招く恐れもあります。

 

近年、国内で多発する地震の影響を受け、より破裂の危険性が高まっているとされる水道管。万が一、破裂してしまった場合は水漏れの比にならないほどの大量の水が溢れ出すため、水道料金が相応に跳ね上がるでしょう。

 

普段目に付かない箇所での漏水被害であれば、水道料金を減免してもらえる可能性もあります。適用条件は自治体によって異なるので、問い合わせなどで確認してください。

健康に悪影響が及ぼされる

以前主流だった金属製の水道管を使用している家庭では、健康被害への注意も必要です。鉄管や鉛管などの水道管にできたサビは水にとけ込み、摂取した人の健康に悪影響を及ぼす危険があります。

 

長期間トラブルを放置し、日常的に鉛を摂取してしまうと「鉛中毒」を発症するリスクが上昇。次のような不調をきたすことが懸念されています。

  • 頭痛
  • 腹痛
  • 歩行障害

人の生活に欠かせない水は、安全性の高い状態で供給されるべきです。水道水の見た目や風味に違和感があれば、直ちに交換工事を検討しましょう。

一軒家の水道管交換を業者に依頼する理由

水道修理業者

高額な出費を心配して、一軒家の水道管交換を自力で完結したいと考える方は多いでしょう。ただ、水道管に関わる工事の大半は、素人が軽々しく行えるものではありません。

 

本項では、水道管の交換工事をプロの業者に任せるべき理由について解説します。

DIYは法律で禁止されている

そもそも水道管をDIYで交換することは、「水道法」という法律で禁止されています。水回りのトラブルの中で、誰でも対処できるのは下記2つだけです。

  • 蛇口本体の交換
  • 蛇口周辺の部品交換(パッキンなど)

日本において水道は、個人ではなく公共のものという認識。素人が軽々しく触れてしまい、各水道設備に異常をきたす恐れを防いでいるのです。

トラブルが悪化する要因になる

水道管関連の工事は大変複雑で、下手に触るとトラブルが悪化する要因にもなり得ます。いくらDIYが得意だからといい、法律に違反して、自分で対処しようとすることは絶対にやめましょう。

 

勝手な判断で工事を行った場合、ケガや余計な被害に繋がりかねません。二次被害によって、当初予定していたよりも多額の出費を免れない恐れもあるので、必ずプロの業者の力を借りてください。

一軒家の水道管交換の依頼先に困ったら

老朽化した水道管を使い続けてしまうと、さまざまなトラブルや健康被害に繋がる恐れがあります。少しの違和感に気付き次第、点検や交換工事を検討するように心掛けましょう。

 

一軒家の水道管に関する悩みがあれば、いつでも私たちクリーンライフにご相談ください。水回りのプロがすぐに現場まで駆け付け、最善の対処法によって各トラブルを解消しています。

 

⇒『クリーンライフ』に水道管の水漏れトラブルの相談をしてみる

2024.01.06
2024.11.02

長年一軒家に住んでいるうちに、自然と劣化する水道管。

 

寿命を迎えたことに気付かないでいると、漏水によって水道費用が上がったり、住む人の健康に悪影響を及ぼしたりと、さまざまなトラブルに直面する危険があります。

 

今回は、一軒家の水道管が寿命を迎える時期の目安や、水道修理業者に相談した際の費用相場についてまとめました。一軒家の水道管の寿命を無視し、使い続ける場合のリスクも解説します。

【種類別】一軒家における水道管の寿命の目安

水道管の寿命は、一般的に40年程度とされています。ただ、実際の耐用年数は水道管の種類や、一軒家での設置状況に応じて異なるため、一概に言い切ることは難しいです。

 

本項では、水道管の素材別の寿命の目安をご紹介。現在、水道管で主に使用されているのは、下記の3種類です。

  • 樹脂管
  • 硬質塩化ビニルライニング鋼管
  • 水道用亜鉛メッキ鋼管

あくまでも寿命・耐用年数は目安の数値なので、水道管の交換時期を検討する際の参考にしてみてください。

樹脂管の寿命

今日最もメジャーである、樹脂製の水道管。サビつく心配が不要で、耐震性能も高いことから寿命の長い素材として注目されています。メンテナンスのしやすさゆえ、他の素材に比べて多少高額になりがちです。

 

寿命・耐用年数の目安は、30年~40年程度。熱に弱いというデメリットがあり、熱湯で溶けてしまった部分から水漏れする可能性があることは念頭に置いておきましょう。

硬質塩化ビニルライニング鋼管の寿命

築30年前後の一軒家で目にすることが多い、硬質塩化ビニルライニング鋼管。通称、「塩ビ管」として知られる水道管です。

 

寿命・耐用年数の目安は、20年~25年程度。内部に張られたビニルの膜がサビ止めの役割を果たしており、耐久性に優れているのが特長です。比較的安価で加工はしやすいですが、強い衝撃や急激な温度変化に弱いというデメリットがあります。

水道用亜鉛メッキ鋼管の寿命

1995年以前に建てられた一戸建てには、水道用亜鉛メッキ鋼管が使用されている可能性が高いです。

 

亜鉛メッキ鋼は安価に入手できる一方でサビつきやすく、亜鉛が水道水に溶け出すデメリットも持ちあわせる素材。水を口にする人の健康に悪影響を及ぼしかねないので、現在は使用を禁止されています。

 

寿命・耐用年数の目安は、15年~20年程度です。未だ自宅の水道管が亜鉛メッキ鋼製だという方は、早めの交換を検討した方がいいでしょう。

一軒家における水道管の寿命を無視するリスク

注意点

一戸建てに使われている水道管が寿命を迎えたにもかかわらず、放置し続けてしまうとさまざまなトラブルに繋がるリスクが上昇します。

 

今回は、中でも頻発しがちなトラブルについて解説。具体的な症状は、次の4つです。

  • 水漏れの症状が発生する
  • 水が濁ったり異臭を放ったりする
  • 健康被害を招く恐れがある
  • 工事費用が高額になる

一見問題なさそうで、実は床下や地中の水道管周辺に何らかの異常が見つかることもあるので、しっかりチェックしておきましょう。

水漏れの症状が発生する

一軒家で金属製の水道管を使っている場合、サビの影響で一部が損傷して水漏れを引き起こすことがあります。金属以外の素材であれ、冬場は凍結によって水道管が破裂し、深刻な漏水被害を招く恐れがあるので、定期的なメンテナンスが欠かせません。

 

もしも普段目に付かない場所で水漏れが発生してしまった場合、トラブルが発生したことになかなか気づけないのが厄介です。故意でなくとも放置し続けた結果、屋内にカビや害虫を発生させるなどの二次被害を生んでしまう危険が伴います。

 

水道管関連のトラブルは、放置期間が長引くほど症状を悪化させる可能性が高いです。些細な変化にも気付き次第すぐ対処し、早期解決を目指しましょう。

水が濁ったり異臭を放ったりする

寿命を迎えた水道管を使い続けていると、下記2つの症状が確認されるケースもあります。

  • 水道水の色が濁ってくる
  • 鉄のような異臭を放つ

どちらも金属製の水道管で発生しやすいトラブルで、原因は水道管の経年劣化によるサビや腐食です。水の風味や臭いに違和感があれば、一軒家における水道管が寿命を迎えたサインかもしれません。

健康被害を招く恐れがある

現在使用が禁止されている亜鉛メッキ鋼製の水道管を使っている場合は、すでに耐用年数を大幅に上回っている可能性が高いです。

 

素材に鉛を含む水道管は、寿命を過ぎると深刻な水漏れトラブルを引き起こすばかりでなく、住む人の健康に被害を及ぼすリスクも高まります。

 

耐用年数の目安である15年~20年を過ぎているご家庭は、早期に違う素材の水道管に交換しましょう。

工事費用が高額になる

寿命を過ぎた水道管でトラブルが生じた際、放置すればするほど症状は悪化していきます。同時に対処に必要な作業が複雑化するため、工事にかかる費用は高額になりがちです。

 

初めのうちはポタポタ垂れる程度の症状だったにもかかわらず、次第に水道管から大量の水が噴き出すトラブルへと発展するケースはゼロではありません。

 

場合によっては、近隣住民を巻き込むまでに被害が拡大する可能性もあるので、トラブルの発生前に水道管交換を検討する必要があります。

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一軒家の水道管が寿命を迎えた際の選択肢

対処法

一軒家で使用中の水道管が寿命を迎えたときは、きちんとした対処が欠かせません。水道管のメンテナンス工事には、次の2通りの方法が存在します。

  • 新しい水道管に交換する
  • クリーニングでサビを除去する

ご家庭の水道管の状況に合わせて、最適な対処法を見極めることが大切です。

新しい水道管に交換する

1つ目の対処法が、新しい水道管への交換工事です。特に、亜鉛メッキ鋼製の水道管を使っている一戸建てにお住まいの方は、健康への影響も考慮して早めに交換することをおすすめします。

 

以下の記事では、水道管の素材別に適切な交換時期を解説。一軒家で使用中の水道管の種類に合わせて、交換時期を把握しておきましょう。

クリーニングでサビを除去する

設置環境によっては、クリーニングによるサビの除去で同じ水道管を使い続けられるケースも存在します。

 

サビを取り除いた後は、内部をコーティングして水の流れや水質を改善。今後寿命を迎えるまで安心して使い続けられるよう、適切な処置を行う必要があります。

一軒家の水道管が寿命を迎えたら業者に相談

水道修理業者

一戸建ての水道管周辺におけるトラブルは複雑で、素人では対処が難しいです。

 

十分な知識やスキルを備えた技術者以外は、触れることすら法律で禁止されている水回りも多数。基本的には、プロの水道修理業者を頼ってトラブルを解消する流れになるでしょう。

 

ただ、水道管関連の工事にはある程度の費用が発生します。いざというときの出費に備え、あらかじめ大まかな費用相場を理解しておきましょう。

水道管工事にかかる費用

一軒家の水道管を交換する際の工事費用の相場をまとめました。同じ交換工事とはいえ、一部交換か全面的な交換かで金額は全く違うので、ご自宅の水道管の状況と照らし合わせてみてください。

給水管の一部を交換 ~10,000円
給水管を全面的に交換 10万円~20万円
排水管の一部を交換 ~15,000円
排水管を全面的に交換 20万円~30万円
給水管・排水管の両方を全面的に交換 25万円~50万円

給水管・排水管の一部交換で済めば、高くても15,000円前後の出費で完結。経年劣化が著しく、給水管・排水管の両方を全面交換する場合は、50万円程度の高額な出費を要するケースもあります。

水道管の工事費用を抑えるコツ

水道管の交換工事にかかる費用を少しでも抑えたいときは、下記3つのコツを踏まえて依頼先を選ぶことが重要です。

  • 相見積もりを行う
  • 水回りをまとめてリフォームする
  • 自治体の補助金を活用する

地域ごとに異なる工事費用の相場を知るため、複数の水道修理業者から見積もりをとって相見積もりを行うのは必須事項。複数の水回りをまとめてリフォームすることで、特別割引を受けられる業者を選ぶのもポイントです。

 

自治体によっては、既定の基準を満たす一戸建てにおける水道管交換に補助金制度を設けていることもあります。お住まいの地域の公式サイトを確認し、該当する場合は上手に活用しましょう。

業者選びに失敗しないための4つのポイント

水道管交換をご自身でDIYするのは難しいため、依頼時には信頼のおける水道修理業者を選べるかどうかが肝心となります。

 

本項では、業者選びに失敗しないためのポイントをまとめました。依頼先を絞るうえで、具体的に意識すべき項目は次の4つです。

  • 実績が豊富で利用者の評価が高い
  • 指定給水装置工事事業者である
  • 緊急時も迅速に対応している
  • アフターフォローが充実している

上記すべてを満たしていることを最低条件として、自分に合った1社を見極めましょう。

実績が豊富で利用者の評価が高い

水道修理業者の実績数は、各業者の対応力を知るための物差しとなります。長年地域で営業し続けられる背景には、相応の知識やスキルがあると考えて問題ないでしょう。

 

どんな水回りのトラブルにも対応できる業者であれば、水道管の劣化状況を踏まえて最適な対処法を提案してもらえます。

 

水を供給する水道管は、日常生活に欠かせないもの。実績のある業者に依頼し、各トラブルを早急に解決しましょう。

 

実際に業者を利用した方の口コミ、評価などを参考にするのもおすすめです。

指定給水装置工事事業者である

信頼性の高さを判断するうえで、「指定給水装置工事事業者」であるかどうかも重要なポイントです。

 

水道局から指定を受けた業者であれば、給水装置に関わる工事を適正に行えるとみなせます。周辺の「指定給水装置工事事業者」を把握したいときは、各自治体のホームページをチェックするといいでしょう。

 

しかし、指定を受けていれば「確実に安心」というわけではないので、あわせて複数社の見積もりをとることも重要です。

緊急時も迅速に対応している

劣化した水道管から水漏れが発生している場合、早急にトラブルを解消しないとトラブルを深刻化させる要因となりかねません。

 

だからこそ、工事を依頼したいタイミングで対応してもらえる業者を選ぶ点も大切です。できるだけ本社や支店が自宅周辺にあり、いつでもスピーディに駆け付けてくれる業者に相談してみてください。

 

近場を拠点にしていれば、出張費が無料になる可能性も高いです。余計な出費を抑え、より満足度の高い工事を実現できるでしょう。

アフターフォローが充実している

構造が複雑で、工事後も何かとトラブルが再発しやすい水道管。いざというときに備え、アフターフォローが充実している水道修理業者を選ぶ点にも気を付けましょう。

 

おすすめしたいのは、工事終了後の定期点検やサポートを約束している業者です。緊急性の高いトラブル、不備などが確認された場合も気軽に相談できる依頼先であれば、工事中の安心感がより一層高まります。

一軒家の水道管が寿命を迎えて困ったときは

一軒家での生活に欠かせない水道管は、定期的なメンテナンスによって安全性を維持する必要があります。ご自宅の水道管の種類に合わせて、最適な時期に工事を検討しましょう。

 

クリーンライフには、豊富な施工実績を有するスタッフが勢ぞろい。充実のアフターフォローも用意しているので、業者の利用が初めての方でも安心です。

 

⇒『クリーンライフ』に水道管の水漏れトラブルの相談をしてみる

2024.01.06
2024.11.02

水道の水漏れを発見したときの最初にできる対処方法は、水道の元栓を止めることです。建物によって水道の元栓がどこにあるのか、どんな役割があるのかなどを詳しく解説します。

 

どこに水道の元栓があるのかを知っていればすぐに対処できますが、探している間にも水漏れは止まりません。

 

本記事では、元栓の設置場所や止水栓との違いも解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

水道の元栓はどこにあるのか?建物別の設置場所

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水道の元栓が設置されている場所は、建物によって違います。水道トラブルが発生する前に、それぞれの建物の設置場所を確認しておきましょう。

戸建て住宅

戸建て住宅の場合は、戸建てごとに個別に水道の元栓が設置されています元栓は、青色の四角いプラスチック、または金属製のフタで地中に埋め込んでいる水道のメーターボックスの中にあります。

 

フタを開ければ、水道の使用量のメーターと元栓が設置されているでしょう。フタ自体が見当たらなければ、土や枯れ葉などで隠れている場合もあるので、入念に探してみてください。

 

水道の元栓の場所を事前に知っておけば、万が一のトラブルの際すぐに対処できるので、被害を最小限にできます。

マンション

マンションの場合は、玄関のすぐ近くにある鉄製扉の中に水道の元栓が設置されています。扉の中に水道メーターやガスメーターがあり、住戸ごとに取り付けられているので、比較的見つけやすいでしょう。

 

設置場所は、マンションだけでなく、団地などの集合住宅でも同様の配置になります。間取り図には、「PS(パイプシャフトあるいはパイプスペース)、MB(メーターボックス)」と記載されています。

アパート

アパートの場合は、築年数によって井戸水を使用していることもありますが、水道の元栓は一般的に戸建て住宅と同様、地中に埋まっているメーターボックスの中にあります。部屋ごとに埋め込んであったり、敷地内の隅に設置されていたりします。

 

水道局に確認すれば、水道の元栓の設置場所を教えてくれますが、管理会社や大家さんでも把握しているので、分からなければ聞いてみるといいでしょう。

 

万が一、アパート全体の元栓を閉めてしまったら、全部屋の水道が止まってしまいますので、気をつけてください。

ビル

ビルの場合、水道の元栓はビル全体をコントロールできるので、基本的に関係者以外は立ち入れないところにあります。元栓を閉めると、ビル内全ての水道が止まってしまうため、ビルの管理者が管理しています。

 

そのため、やむを得ない事情などでどうしても水道の元栓を閉めなければならないときは、ビルの管理者に相談してください。

水道の元栓の役割

給水管の凍結防止対策6選

水道の元栓には、どのような役割があるのでしょうか。役割を知っていれば、水道トラブルが起きたときに役立ちますので、それぞれ説明します。

水漏れを止める

どこかわからない水漏れが発生したときに、水道の元栓を閉めれば、水漏れを止めることができます。手に負えないような水漏れが発生したら、応急処置として元栓を閉めれば、素早く水を止められます。

 

ただし、元栓を閉めれば、供給されている水道設備すべてが使えなくなるので、生活に支障をきたしてしまうでしょう。そのため、なるべく早く水道修理業者に相談してください。

水道管の凍結防止

寒冷地方では、さまざまな要因で水道管が凍結してしまいます。水が凍結してしまうと、水が膨張して水道管に亀裂が入ったり、破裂したりします。

 

主な凍結の原因としてあげられるのは、以下です。

  • 外気温が0℃になったとき
  • 気温が氷点下に近く、風が強いとき

そのため、長期で家を留守にしたり、事前に冷え込むとわかっている日には、水道の元栓を閉めて水の流れを止めます。事前に対策をしておくことで、水道管の凍結を防げるでしょう。

 

ただし、元栓を閉めるだけでは不十分なので、水抜きもきちんとしてください。

水道の元栓の開閉方法

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次に水道の元栓の開閉方法について、注意点も含めて説明します。

水道の元栓の開け方

水道のメーター横に設置されている元栓には、バルブがついています。水道の元栓の開け方は全国共通で、反時計回りにまわします。

 

ここで気をつけなければいけない点は、中途半端に開けておくことです。節水目的で「半分くらいに」と考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、中途半端にしておくと、止水機能に支障をきたす可能性があります。

 

そのため、水道の元栓を開けるときは、全開にしてください。ただし、バルブのタイプによっては、全開にした後に少し戻しておく方がいい場合もあります。

 

どれくらい開けたらいいのか分からない場合や不安なときは、管轄の水道局に問い合わせてみてください。

水道の元栓の閉め方

水道の元栓の閉め方も全国共通で、バルブを時計回りにまわします。元栓はハンドルのついているタイプと、溝のあるタイプの2種類です。

 

閉めるときに気をつけなければいけないのは、締めすぎることです。締めすぎるとバルブの故障にもつながるので、自然に回るところまでで留めておきましょう。

 

もし元栓を閉めても水が止まらない場合は、バルブの劣化や故障している可能性があるので、なるべく早く水道修理業者に相談してください。

 

水が止まったかどうかの確認はメーターが回っていないか、蛇口をひねって水がでないかなどで確認できます。

水道の元栓が回らない原因

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水道の元栓が回らない原因には、いくつかあります。今回は、よくある原因を5つ紹介します。

サビが固着している

水道の元栓にサビが固着し、動かなくなる場合があります。その場合、サビ落としや潤滑剤を使用し、しばらくそのまま放置しておきます。しばらく置くことで、円滑に回るようになります。

 

潤滑剤を使用するときには、軍手やゴム手袋を使って手が滑らないようにしましょう。

 

また、工具の使用で力がない方でも元栓を回せるでしょう。よく利用される道具は、次の通りです。お持ちのものがあれば利用してください。

  • ペンチ
  • モンキーレンチ
  • 止水栓キー

バルブを工具ではさみ、時計方向に動かせば、元栓は閉まります。

 

昔の住宅の場合は、元栓が旧式の六角形のパイプを回す形のものもあります。その場合、手では回すことができないので、必要な工具を使用しなければいけません。

回す方向を間違えている

水道の元栓の開閉方向を、実際の方向と反対の方向にまわしている可能性があります。開閉方向は全国共通で、以下のようになっています。

  • 時計回りで閉まる
  • 反時計回りで開く

思い込みで回してしまっている場合があるので、おかしいなと思ったら、一度水道局や水道修理工事店などに相談してみてください。

元栓内部のつまり

水道の元栓内部に汚れなどが溜まってくると、バルブが固着してしまう場合があります。バルブの固着は、元栓自体を解体してバルブ内を掃除しなければいけません。

 

元栓は自治体の管理区分のため、勝手に掃除や修理はできないので、管轄の水道局に相談しましょう。

水道メーターバルブの故障

水道の元栓は、水道メーターバルブの故障が原因で回らなくなるケースもあります。水道メーターバルブが故障したときは、管轄の水道局に依頼し交換しなければなりません。

 

また、水漏れが発生したときは、被害が大きくなる前に水道修理業者に依頼しましょう。

ゴムパッキンの破損

水道の元栓内部にゴムパッキンがはめ込まれていて、ゴムパッキンが破損したり劣化したりすると、バルブを回転させるためのスピンドルに破片が入り込んでしまいます。

 

ゴムパッキンの破片などが入ってしまったことが原因で、元栓が回らなくなります。

 

また、ゴムパッキンだけに限らず、他の部品が劣化や破損すれば、その部品などが原因で元栓が回りません。いずれにしても、元栓内部の修理や清掃が必要なため、水道局に相談してください。

水道の元栓と止水栓の違い

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水道の元栓と止水栓は、同じものだと思っている方もいるのではないでしょうか。それぞれの違いについて説明します。

水道の元栓

水道の元栓とは、各家庭すべての水の流れをコントロールするもので、元栓を開閉すれば水が供給されたり、止めたりできます。いわば、家中の水のおおもととなる場所です。

 

水道の元栓は、水道のメーターボックスの中にあります。原因となる場所がわからない水のトラブル以外で使うことはほぼないでしょう。

 

もし水道の元栓にトラブルが起きたときは、管轄の水道局に相談してください。通常、元栓に関するトラブルは、水道修理業者では対応できません。

水道の止水栓

水道の止水栓とは、家庭内の水道設備にそれぞれついているものです。元栓は家庭内全ての水をコントロールしているのに対し、止水栓はそれぞれの水道設備の水をコントロールしています。

 

そのため、止水栓はキッチンや洗面台、トイレなど各水道設備のそばに設置されているのが一般的です。

止水栓の設置場所

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それぞれの水道設備には、止水栓が設置されています。水漏れが発生する前に場所を確認しておきましょう。

キッチン

キッチンの止水栓は、すぐわかるタイプとそうではないタイプがあります。シンクの下の収納スペースにある給水管と給湯管にそれぞれ止水栓が設置されています。

 

キッチンの水を止めたい場合は、2つの止水栓をどちらも止めましょう。どちらも時計回りにまわせば、水道を止められます。

 

むき出しで設置されているタイプはすぐに分かりますが、止水栓をカバーで隠して見えないようにしているタイプは、分かりにくいです。また、カバーはドライバーなどでネジを取り外す作業が必要ですが、破損しやすくなっているので、注意してください。

トイレ

トイレの止水栓は、トイレタンクの横、またはウォシュレット下のどちらかに設置されています。2種類のタイプがあり、次のどちらかです。

  • 溝があるタイプ
  • ハンドルのついてあるタイプ

どちらも時計回りにまわせば、水を止められます。

 

ほとんどのトイレの止水栓は、タンクの背面の壁、または床から突出している場合が多いです。タンクと突出している部分がパイプで繋がっているタイプが一般的といえるでしょう。

 

また、トイレのタイプによって、止水栓は便器下のカバーの中に収納されている場合もあります。止水栓が見当たらない場合は、便器のカバーを取り除いて確認してください。

浴室

浴室の止水栓は、蛇口本体に設置してあるか、浴槽や鏡の下にあるパネル内に設置されています。パネル内の止水栓の場合、目立たない場所にあるので分かりにくいかもしれません。

 

水漏れが発生しているときは急を要するため、すぐに見つからないときは元栓を閉めましょう。元栓を閉めたあとで止水栓を探してください。

洗面台

洗面台の止水栓は、洗面台下の扉を開けたところにある収納スペースの中に設置されています。

 

給水管と給湯管にそれぞれ止水栓がついており、ハンドルタイプと溝タイプがあります。ハンドルタイプは蛇口をひねって、溝タイプはマイナスドライバーを使用して開閉してください。

 

ほかの止水栓同様に、時計回りで水を止められます。

水道の元栓がどこかわからなかったら

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水漏れが起きたときに水道の元栓の場所を知っていれば、被害は少なくできます。元栓を閉めれば、水が漏れ続けることはありません。

 

ただし、「元栓がどこにあるのか分からない」「場所を分かっていても閉め方が分からない」など、お困りの際はお気軽にクリーンライフへご相談ください。

 

急なトラブルにも最短30分で駆けつけ、どんな小さなお悩みも対応します。

⇒クリーンライフに水道の元栓の相談をしてみる

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2024.11.02

今回は、給水管から水漏れしたときの原因や対処方法を紹介します。適切に対処するためにも、正しい方法を確認しておきましょう。

 

給水管で水漏れしたときにチェックする場所を、キッチンやトイレなど水回り別にまとめています。

 

また、給水管の水漏れ修理を頼む業者の選び方、修理費用も紹介するので、「自分で給水管を修理する自信がない」という方もぜひ参考にしてみてください。

給水管から水漏れしたときの自分でできる対処方法

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給水管で水漏れを見つけたときは、すぐに対処しなければなりません。水漏れしている箇所が判明しているかどうかでも、対処方法は変わってきます。

 

まずは、止水栓または元栓を閉めて水の流れを止めることが先決です。

 

止水栓の場所は、以下の記事でまとめています。


止水栓の場所がわからないときや止水栓をうまく閉められない場合は、以下を参考に元栓を閉めましょう。

水漏れを放置すれば、床材やクロスが剥がれてきたり、カビが発生したりと二次被害にも繋がります。また、水道料金が高額になりかねないので、一刻も早く対処することが大切です。

テープで応急処置をする

給水管で水漏れしている箇所がわかっている場合は、補修用テープを巻くなどして応急処置が可能です。ただし、使用するのは、水漏れの勢いが弱い場合に限ります。

 

応急処置として使用するテープには、水で濡らして使用するものや、テープをそのままぐるぐる巻きにして使えるものなど、さまざまな種類があります。

 

使いやすいものや、どのような水漏れに対応しているかを基準に選ぶとよいでしょう。ホームセンターなどで購入が可能な、水漏れ補修テープとして使われる主な3種類をご紹介します。

  • 自己融着テープ

石油が原料の合成ゴムで、伸ばして巻きつけて使用する補修テープです。接着剤やのりは使用されていないので、通常の状態では粘着力がありません。

 

伸ばすことによってテープの表と裏が密着して一体化し、テープとしての役割を果たします。耐老化性・耐水性が高く、高度な電気絶縁性もあるので、配管の水漏れの応急処置にも使われています。

  • 防水補修テープ

防水気密テープとも呼ばれ、ポリエチレン製などの防水性・気密性の高い防水補修テープです。

 

粘着剤が使われており、テープの表面が防水仕様となっています。曲線面でもぴったり貼り付けられるので、配管の水漏れだけでなく、配線の養生などさまざまな場面で活用されています。

  • 水道用ラップテープ

主に、排水管の水漏れに使用する補修テープです。シリコン製でテープ同士が密着するため、接着剤不要で手がベタつきにくく、剥がしてもあとが残りません。

 

水道用ラップテープは伸縮性が高く、給水管の凹凸部にも簡単に巻き付けられます。

パッキンを交換する

パッキンの劣化で水漏れするときは、パッキンを新しいものと交換しましょう。パッキンの交換は、ある程度知識があれば自分で対処できます。

 

給水管の太さにより、パッキンのサイズも異なるので、現物をホームセンターなどに持ち込んで購入するのがおすすめです。

 

自分でできるパッキンの交換方法は、以下の通りです。

  1. 水漏れしている箇所の止水栓を閉め、水の流れを止める
  2. 給水管のサイズを確認し、適切なパッキンを用意する
  3. 水漏れしている箇所のパッキンを新しいものに交換する
  4. 止水栓または元栓を開き、水を流す
  5. 水漏れが解消されているか確認する

もし水漏れが解消されなければ、水道修理業者に依頼することをおすすめします。水回りのプロである業者に修理を頼むと、適切に対処してくれますよ。

ボルトやナットを締める

ボルトやナットのゆるみが原因で給水管から水漏れしているときは、ボルトやナットを締めなおすことで水漏れを直せます。

 

必要な道具は、ボルト・ナットのサイズに合ったレンチです。以下を参考に、ボルト・ナットを締めなおしましょう。

  1. 止水栓を閉める
  2. 水漏れしている場所のボルト・ナットをレンチで締めなおす
  3. 止水栓を開けて、水漏れが止まったか確認する

上記の作業は、必ず止水栓を閉めて行ってください。

 

ボルトやナットを閉める際は、力加減に注意しましょう。無理に閉めると、部品や配管が歪む原因になります。

修理業者に依頼する

自分で対処できない給水管の水漏れに関しては、業者に依頼しましょう。前項で述べたパッキンの交換、ボルトやナットの締めなおしで解消されれば問題ありません。

 

しかし、水漏れの主な原因は、給水管自体の老朽化や破損が多いため、一般的に素人が修理できないことが多いです。安易な考えで応急処置だけ済ませていると、被害が大きくなる場合もあります。

 

専門の知識や技術のある水道修理業者に依頼し、なるべく早く修理してもらうのが賢明です。

給水管から水漏れしたときの場所別チェック方法

CHECK

給水管から水漏れをみつけた場合のチェック方法を、水回りの場所別に紹介します。すぐに修理業者を呼べるとは限りませんので、まずは自分でできる範囲で水漏れをチェックしてみましょう。

キッチン・洗面台の給水管の水漏れ

キッチン・洗面台の下の収納扉を開くと、中には3~4本のパイプがあります。その内の直径3cm程度の太めのパイプは排水管で、それ以外が給水管または給湯管です。

 

給水管自体や床が濡れていないかをチェックします。もし濡れていたとしても、必ずしもこれらの場所から水漏れしているとは限りません。

 

部品のゆるみは、手で触ればすぐにわかります。亀裂などの破損は、目視で確かめましょう。

 

キッチン・洗面台では、以下の部分で水漏れすることが多いので確認してみましょう。

蛇口と給水管の接続部分

止水栓と蛇口をつなぐ接続管があります。接続部は、通常ナット止めされていることが多く、ナットに取り付けられているパッキンの劣化により水漏れが起きます。

 

また、長年使用していると、ナットが緩んでしまうこともあります。

給水管本体

床や壁までの配管と、止水栓を結ぶ給水管があります。主に鋼管が使用されているので、サビなどで劣化し、亀裂や破損した部分より水漏れが起きます。

 

給水管本体が破損することは多くはありませんが、長年使用していると起こり得ます。

 

洗面所の給水管から水漏れしたときの対処法は、以下の記事でも紹介しています。

トイレの給水管の水漏れ

トイレの給水管のパッキン交換

トイレの給水管からの水漏れは、キッチン・洗面台と同じ構造です。キッチン・洗面台では、接続管が蛇口までつながっているのに対し、トイレは蛇口ではなくトイレタンクにつながっています。

 

トイレの場合、ウォシュレットやトイレタンクから水漏れする場合もあります。一般的にトイレの水漏れは、止水栓を閉めることで一時的な対処は可能です。

 

チェックする際は、必ず水を止めた状態で行います。電源を抜いて給水管や接続管、便器の脇を拭き、数分経って拭き上げた箇所からの水漏れがないか確認します。

給水管とタンクの接続部

タンクと給水管の接続部分も、水漏れしやすい場所です。タンクは水を溜めるために給水管と直接つながっているため、ナットが緩んだりパッキンが劣化したりすると、水漏れします。

分岐水栓と給水管の間

給水管とつながっている分岐水栓は、給水管の水を2つに分けるために設置されています。

 

片方はトイレタンク、もう一方は温水洗浄便座(ウォシュレット)につながっており、不具合が生じると水漏れすることがあります。

給水管の止水栓

トイレの止水栓も、水漏れしやすい場所です。水道管の水は止水栓を通ってトイレに給水されているため、止水栓で水漏れすると水が止まらなくなります。

 

トイレタンクなどで水漏れした場合、止水栓を閉めれば水漏れを防げます。しかし、止水栓で水漏れしているときは止水栓を閉めても水漏れを止められないため、水道の元栓を閉める必要があります。

 

トイレの給水管の水漏れについては、以下の記事で詳しく紹介しています。対処法や費用もまとめていますので、参考にしてください。

浴室の給水管の水漏れ

浴室では、主にシャワーホースや蛇口からの水漏れが多いです。

 

浴室は床や壁にさまざまな配管が巡らされており、目では見えない部分で劣化や腐食が起きている可能性もあります。

 

目視で水漏れを見つけるのは難しいので、壁の中から水漏れの音が聞こえるか確認してみましょう。水漏れの音がするときや乾いたはずの床や壁が濡れている場合は、業者に依頼することをおすすめします。

その他の確認方法

その他に給水管の水漏れを確認する方法として、水道料金と水道メーターを確認する方法があります。

 

水道料金が急に高くなっている場合は、水漏れの可能性を疑いましょう。明細などがない場合は、水道メーターで確認できます。

水道メーターのパイロット回転運動

水道メーターを確認するときは、家の中の蛇口を全て閉めてください。水道メーター横にあるパイロットを確認し、水を使用していない状態でメーターが回っていれば、どこかで水漏れが起きているということです。

給水管の水漏れの原因

給水管の水漏れには、さまざまな原因があります。

 

水漏れの原因によっては自分で直せるケースもありますが、業者に修理を頼まなければならない水漏れもあるので注意が必要です。

 

ここからは、給水管の水漏れトラブルの原因を説明します。

経年劣化

給水管は素材によって異なりますが、サビや腐食によって劣化し、水漏れを引き起こします。

 

現在多くの住宅で使用されているのは耐久性に優れた塩ビ管で、経年劣化は避けられません。そのため、給水管本体の破損やひび割れ、接続部のパッキンの劣化になどによって水漏れが起きてしまうのです。

 

給水管にも寿命があり、約15年が交換の目安といわれています。寿命は使用頻度や水回り設備の使い方によっても変わりますが、使用年数が長い場合は、給水管の寿命で水漏れが起きている可能性が高いでしょう。

樹脂管は耐用年数30年

樹脂管は、平成に入り使用されるようになった素材で、耐用年数は30年と長いです。

 

他の素材と比べて初期費用・価格ともに高めになりますが、長持ちすることに加えてメンテナンスもしやすく、長い目でみればおすすめです。

硬質塩化ビニルライニング鋼管は耐用年数20~25年

硬質塩化ビニルライニング鋼管は、樹脂で管の内部をコーティングしています。そのため、直管部分の劣化が起こりにくく、耐用年数は20~25年です。

 

ただし、平成元年(1989年)以前のものは、接続部に亜鉛メッキが使われているものが多いので、サビや腐食が発生しやすい傾向があります。

水道用亜鉛メッキ鋼管は耐用年数15~20年

水道用亜鉛メッキ鋼管は、鉄管に亜鉛メッキ加工されたものです。昭和30年~40年代頃までに建てられたマンションの給水管として使用されていました。

 

耐用年数は15~20年ですが、錆びやすく、赤水の流出など水質にも悪影響を及ぼすため、現在は給水管への使用が禁止されています。

自然災害による影響

台風や洪水などの自然災害により、給水管で水漏れが起こることがあります。地震などの大きな揺れでは、接続部の金具がゆるんだり、破損したりして水漏れを起こします。

 

目には見えない部分がダメージを受けることもあるので、災害後は水道メーターを注視しておくといいでしょう。

給水管の水漏れ修理にかかる費用

専門業者に依頼した場合の料金
給水管の軽度の水漏れ修理にかかる費用は、8,000円~25,000円程度です。修理内容や業者によってもさまざまで一概にはいえませんが、パッキンの交換のみであれば8,000円~10,000円程度でしょう。

 

ただし、給水管自体の交換ともなると35万円~50万円が相場です。あくまでも目安ですので、まずは複数社から見積もりをもらうことをおすすめします。

給水管の水漏れ修理を安く頼む方法

給水管の水漏れ修理は、症状によっては高額になることもあります。

 

少しでも安く修理を頼むには、次の方法をお試しください。

  • 業者の割引キャンペーンを利用する
  • 症状が悪化する前に修理を依頼する
  • 交換部品を自分で用意する

水漏れがひどくなると修理費用は高額になるため、被害が拡大する前に業者に依頼してください。

 

業者によっては、独自の割引キャンペーンを行っていることもあります。『クリーンライフ』でもWEB限定の3,000円OFFキャンペーンを実施していますので、給水管の水漏れでお困りの方は、無料相談をご利用ください。

 

⇒クリーンライフに給水管の水漏れを相談してみる

給水管の水漏れ修理を頼む業者の選び方

チェックポイント給水管から水漏れして業者に依頼し、修理してもらったのにきちんと直っていなかったり、高額請求されたりすることもあります。

 

トラブルを避けるために、修理業者を選ぶポイントを3つ紹介します。

「水道局指定工事店」に依頼する

各自治体の水道局から認められた事業者は、「水道局指定工事店」として登録されています。

 

正式名称は指定給水装置工事事業者で、「給水区域内における給水装置工事を適正な技術によって施工できる」と認められています。

 

給水管の修繕工事や撤去は、水道局指定工事店しか対応できません。給水管で水漏れが起きたときは、必ず水道局指定工事店に修理を依頼しましょう。

 

業者の公式サイトなどに「水道局指定工事店」と記載されているか確認する他、水道局のホームページで指定業者の一覧を確認できる場合もあります。

 

水道局指定工事店については以下のページで詳しく解説していますので、業者選びにお役立てください。

見積もりは複数社に依頼する

業者によって金額が異なるのは、よくあることです。相場範囲内かどうか確認するためにも、最低3社に見積もりを依頼しましょう。

 

修理内容は実際に確認してみないとわからないことが多いので、出張・見積もり料が無料の業者がおすすめです。他社との比較をしたいのに見積もりに金額が発生すると、「これくらいならいいかな」と妥協しかねません。

 

また、見積もりは、具体的な内容が記載されたものを出してもらいましょう。きちんと作業内容・説明を受け、納得した上で業者を選んでください。

口コミで評判を確認する

水道修理業者に修理を依頼する前に、業者の評判を確かめておきましょう。

 

SNSや口コミサイトで口コミを検索し、業者の対応や評判をチェックしてください。

 

施工前・施工後の写真付きの口コミなど、信頼できる口コミを中心に確認しましょう。実際に業者を利用した方の意見は、とても参考になるはずです。

 

以下のページでも、業者選びのポイントを解説していますので、参考にしてください。

給水管の交換の目安

給水管は、以下を目安に交換しましょう。

耐用年数が超えたとき

給水管の耐用年数は、素材によって15年~30年程度です。

 

しかし、耐用年数はあくまで目安であり、素材や設置環境・使用状況によっても変わってきます。給水管は健康や衛生面に直結するものなので、時期がきたら交換しましょう。

水の状態に異常が発生したとき

水の見た目や味がおかしい、異臭がするなど、異変が現れたときも交換の目安となります。特に金属製の給水管は、長年使用することでサビが発生し、水に溶け出すことで水質に異常をもたらします。

水漏れが起きたとき

給水管で水漏れが起きたときは、何かしらの原因で異常が発生している場合があります。目には見えない部分の劣化や破損が原因の可能性もあるので、自分で解決できない場合は修理業者に依頼しましょう。

 

パッキンやボルト、ナットの交換で水漏れが解消される場合は、この限りではありません。

給水管の水漏れを適切に対処したいなら

給水管の水漏れが起こる原因はさまざまありますが、サビや劣化によるものがほとんどです。水漏れが起きて放置していれば、水質の異変や水の流れが悪くなることもあります。

 

生活に欠かせない給水管は、健康や衛生面に影響があるので、自分で解決できない場合はなるべく早くに修理業者へ依頼しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でも、給水管の水漏れ修理に対応しています。お見積もりは無料で、深夜や早朝の割増料金はかかりません。電話またはLINE、メールでお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに給水管の水漏れの相談をしてみる

2024.01.06
2024.11.02
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