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洗面所つまり・水漏れトラブルの対処法・修理

洗濯機の蛇口をひねっても水が出ないトラブルの多くは、自分で対処できる可能性が高いです。いざトラブルに直面した場合も落ち着いて原因を特定し、きちんとした方法で問題の解決を目指しましょう。

 

今回は、洗濯機の水が出ない7つの原因やトラブルへの対処法をご紹介。自分で対処できないほどの原因を生まないよう、日頃から行ってほしい予防策についても解説します。

洗濯機の水栓から水が出ない7つの原因

洗濯機

洗濯機の水が出ない・出てこないトラブルは、さまざまな理由から発生しています。本項では、一般的にトラブルの原因となりやすい7つの事例について解説。

 

7つの原因の具体例には、下記のようなものがあります。

  • 蛇口または元栓が閉まっている
  • 点検や工事で断水している
  • 洗濯機のフタが閉まっていない
  • 水道・給水ホースが凍結している
  • 給水フィルターでつまりが発生している
  • 緊急止水弁が何らかの理由で稼働している
  • コマパッキンが固着している

洗濯機で水が出ない原因を判断する際、活用してみてください。

蛇口または元栓が閉まっている

当然ですが、洗濯機の蛇口または水道の元栓が閉まっている場合は水が出なくなります。元栓が閉まっているときは、他の水回りの蛇口でも同様の症状が発生しているはずです。

 

少し前に地震・災害が発生したり、水栓工事を実施したりした場合、元栓を閉めたままにし忘れている可能性が高いでしょう。

点検や工事で断水している

事前に告知されたのならば、水道の点検や工事のために断水されているケースもあり得ます。あらためて郵便物の内容を読み、断水のお知らせが届いていないかどうかを確認してみてください。

洗濯機のフタが閉まっていない

最近の洗濯機の中には、フタが閉まっていない状態では水が出ない・出てこない機種も存在します。エラー表示が出ている場合、フタの閉めの甘さがトラブルの原因となっている可能性を疑いましょう。

水道・給水ホースが凍結している

トラブルの発生時期が冬場であれば、寒冷地では水道や給水ホースが凍結し、洗濯機の水が出ない・出てこない症状を引き起こす恐れがあります。

 

特に、気温が氷点下に達する日には凍結してしまう可能性が高まるので、注意が必要です。

給水フィルターでつまりが発生している

給水ホースと洗濯機のつなぎ目にある給水フィルターにゴミなどの異物がつまり、水が出ない・出てこないトラブルを招くこともあります。

 

つまりの原因となる不純物は、洗濯に使う水に含まれているケースが多数。特に、井戸水を使って洗濯しているという家庭は注意が必要です。

緊急止水弁が何らかの理由で稼働している

地震の揺れを自動で感知し、水道の水を止める役割のある緊急止水弁が何らかの誤作動で稼働するケースがあります。誤作動により、洗濯機の水が出ない・出てこないトラブルの原因となっているかもしれません。

 

緊急止水弁は地震発生時をはじめ、給水ホースの接続の甘さなどでも稼働してしまう恐れがあります。

コマパッキンが固着している

蛇口の内部に取り付けられているコマパッキンが固まり、洗濯機の水が出ない・出てこないトラブルを引き起こす場合もあります。

 

コマパッキンとは、蛇口の開閉や水量調節に欠かせない部品のこと。先端部分にゴム製のパッキンがついているため、使用期間が長くなるにつれて劣化し、固着するリスクが高まる傾向があります。

洗濯機の水が出ないときの対処法

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続いて、洗濯機の水が出ない・出てこないトラブルへの対処法をご紹介します。前項で解説した7つの原因それぞれに対し、適切な対処の手順を解説。いざというときに役立ててみてください。

蛇口または元栓を開ける

洗濯機の蛇口や水道の元栓が閉まっている可能性があれば、まずは蛇口が開いているかどうか確認しましょう。

 

蛇口が開いている場合は、他の水回りの蛇口でも水が出ない・出てこないトラブルが起きていないか確認してみてください。

 

同様のトラブルが見受けられた際には、水道のメーターボックス内の元栓を開けてトラブルを解消しましょう。

時間を置いてから洗濯機を使ってみる

洗濯機の水が出ない・出てこない原因が、点検や工事に伴う断水にある場合、しばし時間を空けてから使用することでトラブルが解消されるケースが多いです。

 

点検や工事が終わる頃に、あらためて洗濯機を回してみましょう。

洗濯機のフタをしっかりと閉める

洗濯機にエラー表示が出ているときは、しっかりとフタを閉め直すことが大切です。洗剤を入れた後、フタを閉める習慣をつけて、同様の理由によるトラブルの発生を防ぐよう心掛けてください。

お湯で凍結状態を解消する

冬場に起こりがちな水道・給水ホースの凍結は、ある程度放置することで自然と解消する場合が多いです。

 

「早急に洗濯機を復旧させたい」と思っている方は、凍結した箇所にぬるま湯をかける方法を試してみてください。熱湯を使うと凍結部分が破裂してしまう危険性があるため、必ず50℃以下のお湯を使いましょう。

給水フィルターのつまりを除去する

給水フィルターにゴミなどの異物がつまり、洗濯機の水が出ない・出てこないトラブルを引き起こしているときは、フィルターを掃除する必要があります。

 

掃除の手順は、基本的に次の流れで進めるといいでしょう。

  1. 蛇口を閉めた状態で洗濯機を回し、洗濯槽内の水を排出する
  2. 水がなくなり次第、洗濯機の電源を切ったうえでホースを取り外す
  3. 歯ブラシでフィルターを磨いて綺麗にする

洗濯機の機種によって、掃除の仕方が異なることもあります。必ず取扱説明書に目を通したうえで、作業し始めるようにしてください。

緊急止水弁自体が故障していないか確認する

緊急止水弁付きの洗濯機を使っている場合、何らかの誤作動で緊急止水弁が稼働してしまう恐れがあります。次の手順に従い、稼働を止めるようにしてください。

  1. 洗濯機の蛇口を閉め、給水ホースを取り外す
  2. 緊急止水弁の先を両手の親指で押し込み、圧抜きをする
  3. 緊急止水弁が簡単に押し開けられるようになったことを確認する
  4. 再度給水ホースを設置し直す

圧抜きする際は、タオルや雑巾などで押さえて水漏れを防ぎましょう。

 

緊急止水弁は、給水ホースの接続の甘さで稼働するケースもあります。きちんと接続されていれば、緊急止水弁自体が故障している可能性があり、自分で対処するのは難しくなるかもしれません。

コマパッキンを交換する

経年劣化により、固着のリスクが高まるコマパッキン。洗濯機の水が出ない・出てこないトラブルの原因がコマパッキンにあるときは、部品交換で新しいものに付け替える必要があります。

 

新たな部品や付け替えに必要な工具は、ホームセンターなどで手軽に購入できるものばかりです。価格は数百円~となっており、あまり高額な出費を要さない点でも安心できます。

 

交換作業は、下記の流れで進めましょう。

  1. 水道の元栓を閉める
  2. レンチを使い、蛇口のハンドル下の袋ナットを緩める
  3. ハンドルを取り外す
  4. 新しいコマパッキンに付け替える
  5. 取り外した部品を元の位置に戻す

パッキンの交換が終わったら水道の元栓を開き、洗濯機の水が出るか確認しましょう。

水が出ない洗濯機は修理・買い替えを検討

どの対処法を実践しても洗濯機の水が出ない・出てこないトラブルが解消されないときは、本体の修理または買い替えを検討しなければなりません。

 

どちらが自分に合っているかは、本項の内容をもとに判断するといいでしょう。

洗濯機本体の修理を業者に依頼する

次のケースに該当する方は、修理を選ぶのがおすすめです。

  • 使用中の洗濯機が保証期間内であるため、無償で修理してもらえる
  • スペックが高い高額な機種を使用している
  • 修理費用が買い替え金額を大幅に下回る

現在使用している洗濯機が比較的新しく、保証期間内の方はお得にトラブルの解消を目指せます。

 

業者を利用する場合、修理費用の相場は17,000円~35,000円。決して安い金額ではないので、念頭に置いておきましょう。

洗濯機の買い替えを検討する

次のケースに該当する方は、買い替えを選ぶのがおすすめです。

  • 使用中の洗濯機が保証期間外で、修理が有償対応になる
  • 今のスペックに不満があり、ちょうど買い替えを検討していた
  • 買い替え費用が修理費用とさほど変わらない

本体代は機種によって上下するため、一概にいくらとは言い切れません。処分費用はあまり大差なく、5,280円~8,300円程度が相場となっています。

 

修理して使えそうな場合は、中古品買取ショップなどに下取りに出してもいいでしょう。買い替えるためのコストを多少抑えられ、買い替えを検討できる可能性が広がります。

洗濯機の水が出ないトラブルの予防策

洗濯機

家電の中でも高額な洗濯機。できるだけ大切に使うことで、水が出ない・出てこない症状をはじめとするトラブルの発生を防ぎ、家計の負担緩和を図りましょう。

 

本項では、洗濯機のトラブルを未然に防ぐうえで役立つ、3つの予防策についてお伝えします。

  • 洗剤や柔軟剤は適切な量だけ使う
  • 洗濯容量以上の洗濯物を回さない
  • 洗濯機を定期的に掃除する

3つの方法によって、洗濯機の長寿命化を目指しましょう。

洗剤や柔軟剤は適切な量だけ使う

洗剤や柔軟剤は、商品ごとに使用時の規定量が定められています。

 

どちらも入れすぎた場合には、過度に泡立って排水口のつまりやフィルターの汚れの原因となってしまうため、決められた量だけ使うように心掛けてください。

 

「洗濯物のひどい汚れを落としたい」「柔軟剤の香りを残したい」など、個人的な理由で大量に入れてしまうと洗濯機の寿命を縮めてしまう恐れがあります。

洗濯容量以上の洗濯物を回さない

洗濯機の洗濯容量以上に、洗濯物を詰め込み過ぎないようにすることも大切です。

 

容量以上を回してしまうとモーターに過度な負担がかかり、水が出ない・出てこないトラブルのほか、洗濯機本体の故障にも繋がる恐れがあります。

 

洗濯物の量が多い日は、面倒でも2回に分けて洗濯機を回すように注意してください。

洗濯機を定期的に掃除する

洗濯槽の中や裏側には、大量の細菌やゴミが潜んでいます。一つの洗濯機を長く大事に使いたいときは、目に見えない異物を定期的に掃除して除去しましょう。

 

主な掃除箇所とお手入れの適期、方法などについては下記を参考にしてみてください。

  • 糸くずフィルター:洗濯機を回すたびにゴミを取り除く
  • 排水フィルター(ドラム式洗濯機の場合):週に一度掃除する
  • 洗濯槽の隙間:柔らかい布で拭き取る
  • 洗剤投入口:汚れが目立ってきたタイミングで掃除する
  • 洗濯槽:塩素系漂白剤を使い、月に一度程度のペースでクリーニング

定期的に洗濯機を掃除し、トラブルを防ぎましょう。

洗濯機の水が出ないトラブルで困ったら

今回ご紹介した通り、洗濯機の水が出ないトラブルの原因は複数考えられます。対処法はすぐに実践できるものから慣れない作業までさまざまですが、適切な手段で被害の拡大を防ぐことが重要です。

 

自分で対処するのが難しければ、私たちクリーンライフにご相談ください。洗濯機の蛇口交換や排水口つまりの解消など、日頃悩まれがちな悩みを迅速に対応しています。

 

⇒『クリーンライフ』に洗濯機の水漏れトラブルの相談をしてみる

2024.02.26
2024.03.01

洗濯機からの水漏れの原因と対処法を、場所別に解説します。

 

水漏れを放置すると、被害が拡大して床材が腐る恐れがあるので、早期対処に努めることが重要です。ご自分で簡単に解消できる場合もあります。

 

自分で対応、メーカーに依頼、水道修理業者に依頼した場合の費用相場もご紹介します。洗濯機の水漏れでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

洗濯機で水漏れしているときの応急処置

洗濯機からの水漏れを見つけたら、被害が広がらないように次の3ステップで応急処置をしましょう。

  1. 洗濯機の電源を切る
  2. 洗濯機の蛇口を閉める
  3. 濡れている箇所を布やタオルなどでおさえる

もし蛇口を閉めても水漏れが続くようなら、水道の元栓を閉めてください。

 

水道の元栓の場所が分からないときは、以下の記事が参考になります。

どこで水漏れしているのか確認する

応急処置をした後、どこから水漏れしているのかをチェックします。洗濯機で水漏れが多い箇所は、以下の通りです。

蛇口を閉めても洗濯機からの水漏れが続く場合は、蛇口本体や蛇口の接続部分からの水漏れの可能性が高いといえます。

【場所別】洗濯機の水漏れの原因・修理方法

洗濯機

洗濯機の水漏れへの対処の仕方は、発生箇所ごとに異なります。

 

特に水漏れが発生しやすい箇所は、次の4つです。

  • 蛇口
  • 給水ホース
  • 排水ホース
  • 洗濯機本体

ここでは4ヶ所それぞれの水漏れ原因、修理方法について解説します。

蛇口からの水漏れ

洗濯機へ送水する役割を持ち、頻繁に水圧がかかっている蛇口は最も水漏れしやすい箇所です。より細かく分けると、次の3部分いずれかでトラブルが生じています。

  • 蛇口本体
  • ニップル
  • 壁とのつなぎ目

部位別の水漏れ原因をまとめたので、適切な対処法を見極めるうえで参考にしてみてください。

蛇口本体

ハンドルやパイプの接続部分など、蛇口本体からの水漏れは内蔵されたパッキンの劣化、もしくはナットのゆるみが原因である可能性が高いです。

 

ハンドル・パイプ内部のパッキンは、以下の手順で交換しましょう。

  1. モンキーレンチでナットをゆるめ、ハンドルやパイプ部分を取り外す
  2. 内蔵されたパッキンを新しいものに交換する
  3. ハンドルやパイプ部分を再度取り付けた後、しっかりとナットを締める

水漏れを頻発させないよう、最後にナットをしっかりと締め直すことが重要です。

 

修理でハンドルを外す場合は、慎重に作業します。蛇口の水漏れ修理は、以下の記事を参考にしてください。

ニップル

ニップルとは、蛇口と給水ホースを接続する役割を持つ部品のことです。ニップルには次の2種類が存在し、タイプごとに水漏れの原因が異なります。

  • 4つネジタイプ
  • 蛇口一体タイプ

蛇口側を4つのネジで固定する「4つネジタイプ」から水漏れしている場合、内部のパッキンが劣化しているか、固定用のネジがゆるんでいる恐れがあります。

 

ネジを締め直しても水漏れが止まらないなら、次の手順でパッキンの交換をしましょう。

  1. 蛇口からニップルを取り外す
  2. 接続部分のパッキンを外し、新しいものを取り付ける
  3. 再度蛇口とニップルを接続する

「蛇口一体タイプ」の水漏れの多くは、ナットのゆるみが原因です。モンキーレンチを使い、時計回りにしっかりとナットを締め直しましょう。

壁とのつなぎ目

洗濯機に通じる蛇口は壁内の給水管と繋がっており、接続部分から水が漏れてしまうケースもあります。

 

原因として考えられるのは、シールテープの劣化。長期間使っているうちにシールテープがもろくなり、壁から水がしみ出し、水漏れを引き起こしている可能性が高いです。

 

水栓レンチを用意して、次の手順でシールテープを交換しましょう。

  1. 水道の元栓を閉める
  2. 水栓レンチで蛇口を取り外す
  3. つなぎ目を歯ブラシで綺麗にする
  4. シールテープをはがし、新しいものを巻き直す
  5. 水栓レンチで再度蛇口を取り付ける
  6. 水道の元栓を開ける

修理前には、元栓を閉め忘れないように注意しましょう。

給水ホースからの水漏れ

蛇口と洗濯機を繋げる給水ホースも、水漏れしやすい場所の一つ。主に、次の2つの部位から水漏れしやすく、それぞれ原因は異なります。

給水ホース本体

洗濯機を長く使っていると給水ホース本体が劣化で割れてしまい、水漏れしてしまうケースもあります。

 

主に、10年前後使い続けた給水ホースに見られがち。あまり使っていない場合も誤って踏んでしまったり、上に重いものを乗せたりしてしまうとヒビが入り、水漏れに繋がる恐れがあるので注意が必要です。

 

給水ホース本体のヒビや穴から水漏れしている場合は、ホース自体を交換してください。交換せずに使い続けてしまうと、損傷箇所が大きくなると同時に、水漏れの被害が拡大する恐れがあります。

 

  • 応急処置としては、損傷部分に防水テープを貼る方法が有効です。ただ、あくまでも一時的な対処法であることを念頭に置いておきましょう。

接続部分

蛇口と洗濯機の接続部分から水漏れしているときは、内蔵されたゴムパッキンが劣化している可能性を疑いましょう。

 

また、給水ホース内の汚れの蓄積により、水漏れが引き起こされることもあります。

 

接続部分にゆるみが見られる場合は「カチッ」と音がするまで締め直せば、容易にトラブルを解消可能です。

排水ホースからの水漏れ

洗濯機から水を排出する排水ホースから水漏れした場合も、トラブルの発生箇所によって原因・対処法が異なります。

排水ホース本体

排水ホース自体から水漏れしているようであれば、劣化が理由で本体のどこかにヒビが入っているかもしれません。給水ホース同様、外部からのダメージによって割れてしまう場合もあります。

 

傷んだ状態で放置し続けた場合、損傷部分から水漏れするリスクが高まるため、ホース自体を新しいものに交換して被害を最小限に抑えることが重要です。

 

すぐに対処できなければ、防水テープやパテを使って応急処置を行いましょう。

接続部分

洗濯機と排水ホースとの接続部分で水漏れが発生した場合は、接続が上手くできているかどうかチェックしましょう。

 

設置当初は問題なくとも、使っているうちに洗濯中の振動などで徐々に外れてしまうことがあります。水漏れに気付き次第、しっかりはめ直してください。

 

はめ直しても排水ホースが外れやすい場合は、排水ホース内でつまりが発生し、ホース内の水の通り道が細くなっているのかもしれません。通り道が細くなると、水圧が高くなりホースが外れてしまいます。

 

排水ホース内でつまりが発生していれば、洗濯機から取り外して掃除してください。

 

掃除終了後に接続する際は、「カチッ」と音が鳴るまではめ込みましょう。接続部分のゆるみが原因で、再度水漏れが発生してしまっては元も子もありません。

排水口

排水口の水漏れ時には、ゴミがつまって水の流れが悪くなっている可能性が高いです。周辺の掃除をしてつまりを解消し、水漏れの原因を断ち切りましょう。

 

洗濯機の排水口や排水管の掃除は、次の流れで進めてください。

  1. 排水口に設置された部品を取り外し、50℃程度のお湯に10分ほど浸け置きする
    浸け置き後に残った汚れは、歯ブラシで落とす
  2. パイプクリーナーで排水管内を清掃する

最後は排水管・部品ともよく洗い流し、元の位置に取り付けます。

 

排水口・排水管のつまりを解消する方法は、以下の記事でさらに詳しく説明しています。参考にしてください。

排水エルボ

排水ホースと排水口は、排水エルボというL字型の部品で接続されています。排水口周辺で水漏れがあるなら、排水エルボに不具合がある可能性もあります。

 

一旦、排水エルボを取り外して、設置し直してみましょう。その際、排水口にゴミがないか確認して、掃除しましょう。

 

排水口を掃除してエルボを設置し直しても水漏れが改善されなければ、排水エルボの劣化が考えられるため、新しいものに交換します。

 

洗濯機のホースやエルボからの水漏れ対処法は、以下の記事を参考にしてください。

洗濯機本体の底から水漏れ

洗濯機本体の底から水漏れしている場合、下記3つの部位でトラブルが発生しているケースが多いです。

  • 洗濯槽
  • 洗剤ケース
  • ゴミ取りフィルター

原因によっては自分で直すことが困難となり、水道修理業者やメーカーへの依頼を検討する必要があります。

洗濯槽

洗濯槽が劣化して水漏れを引き起こしているときは、復旧までに複雑な修理を要する可能性が高いです。

 

むやみに直そうとして被害を拡大してしまわないよう、水回りのプロである水道修理業者やメーカーに相談することをおすすめします。

 

ある程度まとまった費用は必要になるものの、最適な対処によって水漏れトラブルを早期解決することが可能です。

 

修理を待つ間は、洗濯機の使用を控えましょう。蛇口をしっかりと締めた後にコンセントを抜き、水が漏れない状態にしておくのがベストです。

洗剤ケース・ゴミ取りフィルター

同じ洗濯機を長年使っていると、以下のようなつまりが生じて水漏れの原因になります。

  • 溶け切らなかった洗剤が洗剤ケースに溜まった
  • ゴミ取りフィルターにゴミが蓄積した
  • ゴミや溶けきれない洗剤が洗濯機・排水ホースに詰まった

洗剤ケース・ゴミ取りフィルターのつまりや汚れが原因ならば、自分で対処できる可能性が高いです。それぞれを綺麗に掃除し、水漏れトラブルの解消に繋げましょう。

 

ドラム式洗濯機を使用中の方は、本体下に設置されている排水フィルターの内部を確認する必要があります。ゴミがつまっていたら取り除き、排水がスムーズにできる状態を維持しましょう。

 

洗剤カスやゴミは、洗濯機を使うほどに蓄積します。日頃から手入れする習慣をつけておくと安心です。

洗濯機の水漏れを放置するのは危険

危険

洗濯機の水漏れを放置してしまうと、2つのリスクに直面する危険性が高まります。場合によっては近隣の方にも悪影響を及ぼす可能性があるので、よく確認してリスクを未然に防ぎましょう。

床下浸水で床材が腐る

1つ目は、漏れた水が床下浸水を引き起こしてしまうリスクです。

 

浸水したままの状態では床材が腐り、カビやシロアリが発生。フローリングが傷む原因となってしまいます。

 

洗濯機の水漏れに気付き次第、床の水気をしっかりと拭き取りましょう。

下の階に被害を及ぼす

マンションやアパートに住んでいる方は、下の階への浸水に要注意。以下のケースは、賠償金を請求される恐れがあります。

  • 家電製品を故障させた
  • 天井や壁にシミをつくった

万が一、洗濯機の水漏れによって近隣住民とのトラブルに発展してしまった際は、不動産の管理会社や大家さん、保険会社に直ちに連絡してください。

洗濯機の水漏れ修理の費用相場

洗濯機の水漏れ修理にかかる費用は、どのような手段で直すかによって大幅に変化します。

 

下記3つに分けて修理費用の相場をお伝えするので、おおまかな予算を知りたいときにご活用ください。

  • 自分で修理
  • メーカーに依頼
  • 業者に依頼

それでは、それぞれの修理代をご紹介します。

自分で修理するときの修理代

パッキン交換やホース交換など、比較的簡単な修理は自分でも対応可能です。修理に必要な部品や工具は、ホームセンターや通販で手軽に購入できます。

 

作業料金がかからないため、各部品代として発生する1,000円~の出費で済むことが多いです。

メーカーに依頼するときの修理代

洗濯機の製造を手掛けるメーカーに修理してもらえば、より安心です。保証期間内であれば、無償で修理に対応してくれるケースもあるため、一度保証書の内容を確認してみてください。

 

保証期間切れの場合は、メーカーごとに定められた修理代が発生します。例えば、ホースの水漏れ修理をTOSHIBAやHITACHI、SHARPなどの大手メーカーに依頼するときの費用相場は、7,000円~27,000円です。

 

また、SHARPで排水口のつまりや排水ホースのつぶれに対処してもらう場合、11,000円~22,000円程度の出費が見込まれます。

業者に依頼するときの修理代

水道修理業者に水漏れトラブルの解消をお願いする場合、主な修理内容別の費用相場は下記のとおりです。

パッキン交換やナットのゆるみ調整 5,000円~
ホースの交換・修理 5,000円~
ニップルの交換 13,000円~

水道修理業者に依頼すると、一般的にメーカーよりも安くで済むケースが多いです。

洗濯機の水漏れ対策3つ

洗濯機

突然洗濯機が水漏れし、慌てないためには日頃の対策が欠かせません。ちょっとした心がけで深刻な被害を防げるので、普段から意識的に取り組むことをおすすめします。

洗濯物を入れすぎない

洗濯機には、それぞれ洗濯可能容量が定められています。規定より多くの洗濯物を洗ってしまうと、振動が増えてモーターに負担がかかり、故障を招く恐れがあるので注意が必要です。

 

洗濯機本体だけでなく、洗濯時に使われるホース類や部品の劣化に繋がる可能性もあります。

洗濯後に蛇口を締める

洗濯機を使い終わった後は、毎度忘れずに蛇口を締めましょう。

 

使用時以外も蛇口を開きっ放しにすると、蛇口内部のパッキンや給水ホースなど、各部品への負担が増えて寿命を縮めてしまう恐れがあります。

洗濯槽をこまめに掃除する

洗濯槽には、しらずしらずのうちに洗剤の残りカス、洗濯物に付着していたゴミなどが蓄積しているので、普段からこまめに掃除しましょう。

 

【洗濯槽の掃除方法(ドラム型・タテ型共通)】

  1. 洗濯槽クリーナーを洗濯槽に直接投入する
    ※洗剤投入口ではないので、注意
  2. 洗濯機の扉を閉めて、「槽洗浄コース」(ない場合は標準コース)を選んで、スイッチを入れる
  3. コースが終わるまで放置する

洗濯槽クリーナーはできれば、洗濯機メーカーの推奨品の方が安心です。メーカー推奨品を使わない場合も、洗濯槽専用のクリーナーを必ず使いましょう。

 

  • カビが気になってカビキラーを入れると泡が立ちすぎて、途中で運転が止まってしまう可能性があります。黒カビが気になる場合は、衣料用の漂白剤の利用がおすすめです。

 

掃除後は部品同士の接続がゆるくなっていないかもチェックし、水漏れの原因となり得る要素を減らすように努めてください。

洗濯機の水漏れをすぐに解決したいときは

使用頻度が高く、しらずしらずのうちに劣化する洗濯機。時に発生し得る水漏れは、症状の悪化を防ぐためにも水道修理業者やメーカーを頼ると安心です。

 

依頼先に悩む場合は、私たち『クリーンライフ』にお任せください。洗濯機の水漏れにも早急に対応し、被害を最小限に抑えています。年中無休で24時間対応しているので、お気軽にご相談ください。

 

⇒『クリーンライフ』に洗濯機の水漏れを相談してみる

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2024.03.01

洗面所の給水管から水漏れしているときの対処法について解説します。

 

洗面所の水漏れ原因はさまざまですが、とくに問題となるのが給水管からの水漏れです。しかし、原因によっては自身で対処できる場合もあります。

 

そこで今回は、洗面所の給水管における水漏れの対処法や交換方法について解説します。

 

また、業者に修理を頼んだときの費用相場についてもお伝えします。もし洗面所の給水管から水漏れが発覚した際には、ぜひ今回の記事を参考にしてください。

洗面所の給水管からの水漏れ原因

洗面所の給水管の水漏れ原因は、主に経年劣化です。

 

パッキンの劣化やナットの緩みによって水漏れしてしまいます。そのため、水漏れが発生した際には、まずパッキンとナットを確認してみましょう。

 

以下では、どのように水漏れが生じてしまうのかを解説します。

パッキンの劣化

洗面所の給水管からの水漏れ原因の多くは、パッキンの劣化です。

 

止水栓のパッキンが劣化すると、給水管から水漏れを起こしてしまいます。パッキンの劣化は経年劣化による場合が多いため、長く使用していると交換しなければいけません。

 

また、止水栓のパッキンが劣化していても同様の水漏れが起きるので、止水栓のパッキンも確認しておきましょう。

 

もし給水管からの水漏れがある場合は、一度パッキンを確認してみてください。

接続部分のナットの緩み

給水管からの水漏れは、ナットの緩みが原因となっている場合もあります。

 

ナットの緩みによる水漏れは、ナットを締め直すだけで解決できます。給水管周辺のナットは、蛇口側や止水栓側などにあるので、すべてチェックしておきましょう。

 

もしナットを締め直しても水漏れが止まらない場合は、パッキンの劣化や他の原因が考えられます。

洗面所の給水管から水漏れした場合にまず行うこと

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洗面所の給水管から水漏れした場合は、慌てずに対処しましょう。

 

基本的な流れは、以下の2つです。

  1. 止水栓を閉める
  2. 水漏れ部分を把握する

自身で対処できない給水管からの水漏れでも、上記2つを行っておけば、大きなトラブルへの発展を防げます。

 

以下では、それぞれの手順をどのように行うのか、具体的に解説します。

止水栓を閉める

洗面所の給水管で水漏れが発生したら、水漏れ被害が大きくならないように、まずは止水栓を閉めましょう。止水栓を閉めれば、一旦水が止まります。

 

洗面所の場合、止水栓は洗面所下の収納内に設置されている場合がほとんどです。マイナスドライバーなどを使って、左にまわせば開き、右にまわせば閉まります。

 

もし止水栓が見つからなければ、一度家屋全体の元栓を締めましょう。ただし、元栓を締めている間は水が使えなくなってしまうので、注意してください。

水漏れ部分を把握する

止水栓を閉めて水漏れを止めたら、水漏れ部分を探してください。

 

どの部分が水漏れしているかわからないと、自身での対処はもちろん、業者に依頼する際にも説明できません。

 

水漏れ部分を探すには、目で見るだけではわかりにくいので、手で触ってみて水が滴っている場所を突き止めてください。どうしてもわからない場合は、業者に突き止めてもらいましょう。

洗面所の給水管から水漏れした場合の対処法

洗面所の給水管から水漏れした場合、軽度なものであれば自身で対処できます。

 

ナットの緩みやパッキンの交換程度であれば、自身でも対処できるので、水漏れの際に実践してみてください。

 

以下では、用意する道具や、それぞれの工程について解説します。

用意する道具

用意する道具は、以下の5つです。

  • パッキン(パッキンからの水漏れ)
  • 自己融着テープ(パッキンからの水漏れ)
  • レンチ
  • ドライバー
  • 雑巾

雑巾は、対処する前の掃除に使います。止水栓を閉めるまでは水が漏れ続けてしまうので、雑巾で拭き取ってください。

 

もし水漏れが止まらない場合は、大きなタオルなどを水漏れ部分に敷いてから対処を行いましょう。

ナットを締め直す

ナットの緩みが原因の場合は、レンチでナットをしっかり締め直しましょう。ナットが原因であれば、締め直すだけで直ります。

 

レンチは、100円ショップなどでも購入できるので、いざというときのために一つ持っておくと良いでしょう。

パッキンの交換

パッキンの交換は、以下の手順で行います。

  1. 止水栓を閉める
  2. レンチを使って止水栓と給水ホースのナットを緩める
  3. 古いパッキンから新しいパッキンに交換する
  4. 止水栓と給水ホースのナットを締め直す

パッキンを交換するには、止水栓と給水ホースのナットを緩め、一度解体しなければいけません。もしご自身での交換が難しいと感じる場合は、業者へ依頼しましょう。

自己融着テープを巻く

パッキンの交換をする場合は、止水栓と給水ホースを分解しなければいけません。

 

しかし、分解に自信がなかったり、替えのパッキンを用意できない場合もあるでしょう。そんなときには、自己融着テープを巻きつけて応急処置ができます。

 

ただし、自己融着テープはあくまで応急処置であり、完全に水漏れが解決するものではありません。自己融着テープを巻きつけてから、業者に連絡をしてください。

洗面所の給水管の水漏れでこんな場合は業者に相談

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洗面所の給水管からの水漏れを自身で対処できない場合は、業者に相談しましょう。

 

業者へ相談した方が良いケースとして、以下の3つが挙げられます。

  • 水漏れが止まらない
  • 交換する部品・工具がない
  • 給水管の交換を伴う修理

上記のケースでは、すぐに業者へ連絡してください。

対処しても水漏れが止まらない

ナットを締め直したりパッキンを交換したりしても水漏れが止まらない場合は、すぐに業者へ連絡してください。

 

自身で対処できるのは、ナットやパッキン程度です。ナットやパッキンの対処をしても水漏れが止まらない場合は、他の部分が原因になっている可能性があります。

 

他の部分は自身での対処が難しいので、専門的な知識のある業者に任せるのが最良の選択です。

交換する部品・工具がない

パッキンの交換を行う場合は、替えのパッキンが必要です。しかし、替えのパッキンを用意しているご家庭は少ないでしょう。

 

パッキンはホームセンターなどで購入できますが、ホームセンターがお近くにない場合もあります。

 

また、購入しに出かけている間にも水漏れが進んでしまうので、急ぎで対処するのであれば、業者に依頼した方が良いです。業者であれば、替えのパッキンや工具も持っているので、すぐに対処してくれます。

給水管の交換を伴う修理

自身で対処しても水漏れが止まらない場合は、給水管自体が劣化している可能性があります。給水管自体が劣化している場合は、給水管を交換しなければいけません。

 

しかし、給水管自体の交換は、とても素人ではできないので、必ず業者に依頼してください。

業者に洗面所の給水管修理を依頼した場合の費用相場

洗面所の給水管修理を業者に依頼した場合の費用相場は、以下のとおりです。

  • 簡単な部品交換…5,000円前後
  • 給水管の一部を交換…1万円前後
  • 給水管の全体を交換…10万円~20万円

簡単な部品交換は、パッキン交換やナットの締め直しなどです。

 

クリーンライフでは、パッキン交換であれば3,300円で対応しています。

 

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洗面所の給水管修理を頼む業者を選ぶポイント

良質な水道業者

洗面所の給水管修理を依頼する際は、業者選びも重視してください。

 

水回り修理の業者のなかには、悪質な業者もいます。悪質な業者の場合、見積もりをとらずに作業を進め、高額な請求をしたり、必要のない追加修理を行う場合があるのです。

 

とくに重視しておくべきポイントは、以下の3つ。

  • 水道局指定工事店か
  • 適正な料金設定か
  • 対応スピードが早いか

なぜそれぞれが重要なのか、以下で解説します。

水道局指定工事店か

水道局指定工事店とは、給水装置工事を行うために必要な資格や道具などを持っていて、各地域の水道局が指定している工事店です。

 

給水管や配管のような工事の場合は、水道局指定工事店でなければ修理を行えません。

 

パッキンの交換程度であれば水道局指定工事店でなくても可能ですが、給水管自体の交換のような大きな作業はできないので、水道局指定工事店に依頼しておいた方が良いでしょう。

 

また、水道局が指定している工事店であるため、優良な業者である場合が多いです。

 

水道局指定工事店について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

適正な料金設定か

水回りの業者のなかには、高額請求をする悪質な業者もいます。そのため、修理料金の相場を理解しておきましょう。

 

あまりにも高額な料金であったり、見積もりをとってくれなかったりする業者は、悪質である可能性が高いです。適正な料金かを確認するために、必ず事前に見積もりをとってもらいましょう。

 

また、作業途中で他部分の修理を指摘された場合は、説明を聞いた上で再度見積もりをとってもらってください。不必要な追加修理で高額請求をする業者もあるので、容易に受け入れてはいけません。

対応スピードが早いか

洗面所給水管の修理は、早いにこしたことはありません。生活のなかで水道に関わる部分は、日常的に何度も使う部分だからです。

 

とくに洗面所は、手洗いや洗顔など、家族が多く使う部分でしょう。修理が遅くなればなるほど、日常生活に支障をきたしますそのため、対応スピードが早い業者を選ぶと良いです。

 

なかには、当日中の対応ができず、次の日になってしまう業者もいますが、反対に当日30分以内に駆けつけてくれる業者もいます。

 

私たちクリーンライフは、24時間365日年中無休で、最短30分で駆け付けます。早朝や深夜の急なトラブルにも対応いたしますので、洗面所給水管から水漏れが発生した場合には、ぜひご相談ください。

洗面所給水管からの水漏れをスムーズに解決するには

洗面所の給水管からの水漏れをスムーズに解決するなら、業者への依頼をおすすめします。

 

洗面所の他部位からの水漏れであれば自身でも対処できる可能性はありますが、給水管からの水漏れは素人では困難です。

 

私たちクリーンライフは、洗面所の給水管からの水漏れ修理も対応しております。洗面所はもちろん、水回りの水漏れやつまりなどでお困りの際は、ぜひご相談ください。

 

⇒クリーンライフに洗面所の水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

2024.02.26
2024.03.01

洗面所の排水管が詰まってしまうと、「洗面所の水がスムーズに流れない」「嫌な臭いがしてくる…」などの症状が起こります。

 

詰まりの原因によっては、自力で対処することが可能です。

 

今回は、洗面所の排水管の構造や詰まりの原因を解説し、場所別の対処方法についてもお伝えします。

 

自分で排水管を交換する方法、業者に修理を依頼した場合の費用相場、予防のための掃除方法についても、分かりやすく解説します。

洗面所の排水管の構造

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まずは、洗面所で水漏れや詰まりなどの水まわりトラブルが起きたとき、いち早く、そして正しく対応できるように、洗面所の基本的な構造を確認しておきましょう。

1.洗面ボウル

手を洗う、蛇口の下にある水を受ける容器を、洗面ボウルといいます。人によっては、洗面器とも呼びます。

2.排水金具

洗面ボウルから水が流れ落ちていく、穴の部分に取り付けられている機器を、排水金具といいます。

洗面ボウル内に水を溜めたり、排出したりする役目があります。

3.止水栓

洗面所の蛇口に供給する水を調整するためのバルブのことを、止水栓と呼びます。水道の元栓とは違い、洗面所の水のみの供給を調整することが可能です。

 

止水栓の役割としては

  1. 故障時や修理時など、一時的に水の供給を止める
  2. 水勢を調整する

などがあります。

4.排水トラップ

洗面所の下部分にある、管のことを排水トラップといいます。

 

排水トラップはお使いの洗面所によって「S字」や「P字」のように形が異なり、それぞれ「S字トラップ」「P字トラップ」と呼びます。

 

いずれの排水トラップも、管が曲がっている部分に水が溜まる仕組みです。排水管に水で蓋をすることで、下水道から害虫や悪臭が逆流してくることを防いでいます

洗面所の排水管詰まり4大原因

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洗面所の排水管詰まりの代表的な原因は、以下の4つがあげられます。

  • 髪の毛
  • ぬめり
  • 水垢
  • 固形物

 

それぞれ単体で詰まりの原因になるわけではありません。

  1. 皮脂や垢が排水管内に付く
  2. 雑菌が繁殖し、ぬめりが発生する
  3. 髪の毛や固形物が絡まり、大きな詰まりになる

上記のように、排水管の中でそれぞれが複合的に絡み合って大きくなり、最終的に詰まりの原因になるのです。

 

洗面所の排水管が詰まる原因4つについて、もう少し詳しく見てみましょう。

1.髪の毛

当然ながら、髪の毛1本では排水管は詰まりません。人間は1日に100本近く髪の毛が抜けるといわれており、その多くが頭を洗うお風呂場か、ドライヤーをする洗面所で落ちます。

 

ある程度は、ヘアキャッチャーで受け止めることもできます。しかし、家族と一緒に暮らしている方なら、1日100本以上の髪の毛が洗面所の排水管に流れていくことになるので、髪の毛は詰まりの原因になり得るのです。

2.ぬめり

ぬめり単体でも、詰まりの原因にはなりにくいです。排水管内に付いたぬめりに、髪の毛や汚れやゴミが絡みつくことで、詰まりの核となってしまうのです。

 

また、ぬめりの原因の多くは、石鹸やハンドソープのカスが元になっています。

3.水垢

水道水は100%純粋な水ではなく、カルシウムやマグネシウムなどの金属イオンも含まれています。この金属イオンが炭酸塩となり、固形化したものが水垢です。

 

普通に生活しているだけでも、水垢は自然に発生してしまいます。対策として、軟水器などの「金属イオンを除去する装置」を付け、水垢の発生を軽減することは可能です。

4.固形物

洗面所の排水口に固形物を落としてしまった場合も、詰まりの原因になります。

 

洗面所の場合、歯磨き粉の蓋、ヘアピン、綿棒、カミソリの刃、指輪やピアスなどが原因になることが多いです。落としてしまうとなかなか簡単には取れないので、普段から気を付けましょう。

洗面所の排水管詰まりの場所別対処法

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洗面所の排水管における詰まりを解消する対処法を、詰まりが発生している場所別に解説します。

排水口に詰まりの原因がある場合

排水口、ヘアキャッチャー部分が詰まっているだけなら、簡単に対処することができます。

 

<準備物>

  • 歯ブラシ
  • ゴム手袋
  • 塩素系漂白剤
  • ティッシュ

手順もとても簡単です。以下の通りで進めていきましょう。

 

排水口の詰まりの対処法
  1. 排水口の蓋を取り外す
  2. ヘアキャッチャーを取る
  3. ヘアキャッチャーの汚れや髪の毛などを、歯ブラシとティッシュを使って取り除く
  4. 排水口・ヘアキャッチャーに塩素系漂白剤(カビキラーなど)をかける
  5. 商品ごとに決められた時間放置し、水で洗い流す
  6. ヘアキャッチャー・蓋を元に戻す

 

塩素系漂白剤を使う際は、十分に換気しながら使ってください。このように排水口の詰まりは、専門知識や特別な器具や溶剤がなくても対処可能です。

排水トラップに詰まりの原因がある場合

排水トラップは水を溜める構造上、詰まりが起きやすくなっています

対処法は複数あるので、それぞれ簡単にご紹介します。

1.清掃口から直接掃除する

<準備物>

  • バケツ
  • ゴム手袋
  • 割り箸・針金のハンガー など

 

排水トラップの詰まりの対処法1
  1. 排水トラップの清掃口の下にバケツを置く
  2. 清掃口を開け、排水トラップの中の詰まり・汚れを割りばしやハンガーを使って掻き出す
  3. 蛇口をひねって水を流し、バケツで受ける
  4. 清掃口の蓋を閉めて完了

 

清掃口がないタイプの排水トラップもあります。その場合、ナットを緩めるなどして、排水トラップを分解する必要があります。

 

しかし、水漏れや元に戻せないなどの危険性もあるので、少しでも不安がある方は他の方法を試すか、専門業者に依頼しましょう。

2.重曹とお酢(クエン酸)で汚れを浮かす

<準備物>

  • 重曹:100〜200g
  • お酢:重曹の半分くらい
    ※クエン酸水(水100mlにクエン酸小さじ1/2)でも代用可
  • お湯(40〜50℃):適量 ※熱湯NG

 

排水トラップの詰まりの対処法2
  1. 排水口に重曹をかけ入れる
  2. 重曹の上からお酢(またはクエン酸水)をかける
  3. 炭酸ガスを発生させ、1時間程度放置する
  4. お湯で排水口を流して完了

 

熱湯を流すと、排水管を痛めてしまうのでNGです。

3.ワイヤー式パイプクリーナーで汚れをかき出す

<準備物>

  • ワイヤー式パイプクリーナー

 

排水トラップの詰まりの対処法3
  1. 排水口の蓋・ヘアキャッチャーを取る
  2. ワイヤー式パイプクリーナーを排水口から入れ、汚れをかき出すように掃除する

 

しぶとい汚れの場合、液体式パイプクリーナーも併用して掃除すると、より効果的です。

4.真空式パイプクリーナーで詰まりを解消する

<準備物>

  • 真空式パイプクリーナー
  • ガムテープ

 

排水トラップの詰まりの対処法4
  1. 洗面所の水抜き穴をガムテープで塞ぐ
  2. 真空式パイプクリーナーを排水口にピタッと押し付ける
  3. ハンドルレバーを繰り返し動かす
  4. 詰まりが解消されたか確認する(2~3の作業を繰り返す)

 

真空式パイプクリーナーがない場合、ラバーカップ(スッポン)で代用が可能です。ただ、サイズが大きすぎると、排水口をきちんと覆うことができないので気を付けてください。

排水管の奥に詰まりの原因がある場合

紹介したいずれの方法を試しても洗面所の詰まりが解消されない場合、排水トラップのもっと奥、排水管の奥の方で詰まっている可能性が出てきます。

 

この場合、ワイヤー式パイプクリーナーは届かず、下水管近くの排水管を分解するとなると、かなりハードルが上がります。

 

自分では対処できないと感じた場合は無理に直そうとせず、後ほど解説する、水回りの専門業者に依頼することを検討しましょう。

 

「分解できたはいいけど、元に戻せなくなった」「水漏れも起きてしまった」では、無駄にトラブルを悪化させてしまいます。

洗面所の排水管の外し方・交換方法

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洗面所の排水管詰まりの症状がひどく、思うように直せない場合、もう1つ効果的な対処法が「排水管の交換」です。

 

排水管を分解して掃除した後に、水漏れが起きることがあります。パッキンの劣化や劣化した排水管にヒビが入ったことが原因と考えられます。もし、新しいパッキンに交換しても水漏れが解消されない場合は、排水管の交換を検討してください。

 

「排水管を交換する」と聞くと一見難しそうですが、洗面所の排水管は、正しい手順を知っていれば対応可能です。

排水管の交換に必要な道具

  • 交換用の排水管
  • スライドレンチ(※排水管が金属製の場合)
  • 軍手
  • バケツ

スライドレンチとは、部品を挟む幅が調整できる工具で、ホームセンターなどで購入できます。

 

交換するのが樹脂製の排水管の場合は、特別な工具は必要ありません。手を守るために軍手があればよいでしょう。

交換前に確認すべきこと

新しく交換する排水管を準備するため、最初に必ず確認すべきことが2つあります。

1.排水管の種類を確認する

まずは、洗面所の排水管の種類をチェックしましょう。

 

材質は「金属製」か「樹脂製」、形状は「Sトラップ」なのか「Pトラップ」なのか把握しておきましょう。

2.排水管のサイズを確認する

排水管は種類だけではなく、サイズもいろいろあります。排水管に合うパッキンも種類がたくさんあり、異なるサイズのものを使うとキレイにはまらず、水漏れの原因にもなります。

 

今使っているものと全く同じサイズ・形状の排水管を購入するよう気を付けてください。

手順1.止水栓を閉める

水の流れを止めるため、まずは止水栓を閉めましょう。

そして、中の水がこぼれてきたときのために、排水トラップの下にバケツを置いておきましょう。

手順2.ナットを緩め排水トラップを外す

排水トラップを接続しているナットを緩め、取り外してください。2つのナットは、片方を一気に緩めるのではなく、両方とも少しずつ緩めていくのがポイントです。

 

排水トラップを取り外すときは、中に溜まった水がこぼれないように、慎重に動かしてください

手順3.床の排水プレートを外し排水管を抜き取る

排水管と床の接続部分に、円形の排水プレートが付いています。ネジで留められていることもあるので、その場合はドライバーなどでネジを緩め、プレートを取ってください。

 

排水プレートを取ると、排水管も抜けるようになります。排水管の先には「防臭ゴム」と呼ばれるパッキンが付いているので、なくさないようにしてください。

 

もし、防臭ゴムが劣化している場合、水漏れの原因にもなるので、交換することを検討してください。

手順5.新しい排水管・排水トラップと交換する

防臭ゴムを忘れずに排水管の先に着け、新しい排水管・排水トラップを取り付けましょう。

手順6.排水トラップをナットで取り付ける

排水管を外したときの方法とは真逆で、排水管・排水トラップを接続して、もとに戻していきましょう。

 

この際、水漏れがしないように、ナットの中のパッキンもしっかりはまっていることを確認してください。

手順7.水漏れがないか確認する

全パーツを交換・設置することができれば、止水栓を元に戻します。無事に水漏れや詰まりがなく、水が流れていくか確認しましょう。

 

問題がなければ、これで作業終了です。

修理できない洗面所の排水管詰まりは業者へ

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洗面所の排水管詰まりの対処方法を解説しましたが、詰まりの状態によっては、専門の知識と道具を持った業者に修理してもらう必要があります。

 

ここでは、

  • 専門業者に洗面所の排水管の修理を依頼したときの費用事例
  • 専門業者に依頼する際に気を付けてほしい3つのポイント

をお伝えします。

専門業者に依頼した際の修理費用の目安

まずは、洗面所の排水管の詰まり解消を専門業者に依頼した場合の料金事例を、ご紹介します。

 

今回は、弊社クリーンライフで修理をした場合の料金事例を、修理にかかる目安時間とあわせて紹介します。

 

<洗面所の水漏れ・詰まりの修理料金>
作業内容 修理時間目安 修理料金目安
洗面所の詰まり(軽度なつまり) 30~60分 5,500円
洗面所の詰まり(中程度の詰まり) 30~60分 16,500円
洗面所の詰まり(高程度なつまり) 30~120分 27,500円
洗面所の詰まり(高圧洗浄機使用) 30~60分 8,800円~22,000円

詰まりの状態によって、使う器具や薬剤が変わります。状態が悪いほど、修理料金が高くなっていくことが分かります。

 

上記金額は、あくまでも目安です。実際に業者へ依頼する際は、ホームページで料金を確認するだけではなく、必ず現地で症状を見てもらったうえで、見積書を提示してもらうようにしてください。

 

ポイントは、3社以上の業者に相見積もりを依頼し、比較することです。

 

また、専門業者に依頼する際の3つのポイントについて解説します。

ポイント1.水道局指定工事店である

「水道局指定工事店」とは、自治体から指定を受け、さまざまな水道工事に従事できる業者のことです。

 

指定工事店には数多くの条件があり、そう簡単には取得できません。一定のスキルがあり、自治体に認められている証明になるので、業者選びの軸として覚えておくと間違いありません。

ポイント2.料金設定が適正

料金設定は、修理業者によってバラバラです。相見積もりを徹底し、必ず複数社を比較し、作業内容に不明点があればスタッフに直接確認しましょう。

 

また、見積書の金額以外に、「追加料金が発生することはないか?」と必ず作業前に確認してください。

 

もし料金内訳などの質問に曖昧にしか答えない業者がいれば、要注意です。

ポイント3.対応スピードの速さ

洗面所が使えなくなってしまうと、日常生活を送る上でとても不便です。できる限り早く解消するためにも、「即日対応可能」な業者を選ぶのがおすすめです。

 

業者によっては、最短30分で来てくれたり、夜間や早朝の依頼も受け付けたりしているところもあります。自分の都合の良い、最短の時間で依頼することも可能です。

洗面所の排水管詰まりを予防する掃除方法

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洗面所の排水管は、比較的詰まりが起きやすい場所といわれます。しかし、その分、日常的に掃除をすることで予防効果も高くなっています。

 

最後に、洗面所の排水管詰まりを予防する掃除方法をお伝えします。

排水口の掃除(週1回)

洗面所の排水口のヘアキャッチャーは、最低週1回は掃除しましょう。

 

排水口の詰まり対処法でも解説した通り

  • 歯ブラシやティッシュで汚れを取り除く
  • 塩素系漂白剤をかけて一定時間放置する

この作業を最低週1回、一緒に住む家族が多い場合は、もう少し頻度をあげて掃除してください。

排水管の掃除(月1回)

排水管・排水トラップの中で溜まっている髪の毛やぬめりを溶かすために、月1回程度のペースで、液状のパイプクリーナーを排水口内に流し入れて、掃除しましょう。

 

これらの掃除を定期的に行うだけでも、洗面所の排水管の詰まりはかなり予防できます。

洗面所の排水管の修理が必要な方へ

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洗面所の排水管のトラブルは、状態によっては自力でも対処可能です。

 

しかし、詰まりの症状がひどい場合は無理に触らず、専門業者に依頼しましょう

 

私たちクリーンライフは年中無休で対応でき、土日祝日はもちろん、深夜や早朝など、お客様ご指定の時間に伺います。即日対応も可能、エリアによっては最短30分で駆けつけることもできます。

 

現地調査・出張見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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2022.06.23
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