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トイレつまりが重症であれば、便器を取り外して修理をする可能性があります。

 

便器の取り外しは非常に大きな手間がかかるため、料金は高額になるケースがほとんどです。

 

今回は、トイレつまりの修理で、便器取り外しをする際の料金相場をご紹介します。

 

どんなトイレつまりが起こると便器取り外しをするのかもお伝えするので、便器の取り外しがそもそも必要かどうかも含め、確認してみてください。

便器の取り外しが必要なトイレつまり修理の料金相場

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便器の取り外しが必要なトイレつまり修理の料金相場は、下記のとおりです。

 

便器取り外し費用 作業時間
A社 3万円〜5万円 60分〜120分
クリーンライフ 16,500円〜 60分〜120分

便器の取り外しを伴うトイレつまりの修理費用は、3万円〜5万円が相場となっており、作業は平均して60分〜120分程度かかります。

 

便器取り外しでは

  • 便器内の水を抜く
  • 給水管やタンク、温水洗浄便座などを便器から取り外す
  • 便器と床の固定を取り外して便器を移動する
  • トイレつまりを修理し、便器を元に戻す

などの作業を行うため、スムーズに進んだとしても2時間はかかるとみておきましょう。

トイレつまり修理で便器取り外しの他にかかる費用

トイレを確認する水道修理業者
トイレつまり修理では便器取り外しの他に、さまざまな費用がかかります。

一般的にかかるのは以下の費用です。

  • 基本料金
  • 作業料金
  • 部品代

便器取り外し費用に上記の費用を合わせた金額が最終的な修理料金となります。便器取り外しを除いた料金の相場は8,000円〜2万円ほどです。

 

業者によっては出張料金や深夜・早朝の割増料金なども別途かかる場合がありますので、問い合わせの際に確認しておきましょう。

 

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高額な延長料金や追加作業料金に注意

便器の取り外しからつまり修理の作業に時間がかかる場合は、延長料金が加算されることがあります。

 

その場合は随時お客さんに確認を取り、了承を得てから作業を進めるのが通常です。

 

しかし、中には勝手に時間の延長や作業を追加し、高額な請求をする悪徳業者も少なからずいます。

 

こうしたトラブルを防ぐためにも、「作業や時間の追加が必要な場合は、その都度説明してほしい」と、あらかじめ業者に伝えておきましょう。

トイレつまり修理の費用を安くする方法

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トイレつまりの修理は、便器の取り外しなど、作業内容によって修理費用が高額になるケースがあります。

 

ここでは高額な修理費用を少しでも抑える方法を紹介します。

トイレつまりの修理業者を選ぶポイントはこちら

軽度なうちに修理を頼む

トイレつまりの修理費用を安く抑えたい人は、つまりが軽度のうちに修理業者へ依頼しましょう。軽度のトイレつまりは道具や機械などで比較的簡単に直せるので、料金も安く抑えられます。

 

ただし、軽度だからといって自分で直そうとすると、症状が悪化する可能性があります。結果的に修理費用が高くなることが予想されますので、判断がつかない場合は業者へ修理を依頼しましょう。

余分な料金を増やさない

前述のとおりトイレつまりの修理には、出張費や早朝・深夜の割増料金が加算される場合があります。

 

しかし、業者の中にはこれらの費用を0円、または条件によって無料としているところもあるので、問い合わせの際に確認してみましょう。

 

クリーンライフなら出張費・見積り無料

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キャンペーンや割引を利用する

便器取り外しを伴うトイレつまりの修理は大掛かりな作業となるため、費用が高くなる傾向にあります。少なくても3万円程度はかかると見積もっておきましょう。

 

ただし、トイレ修理業者の中には、修理費用が安くなるお得な割引キャンペーンを用意しているところもあります。

 

クリーンライフ』では2つのお得なキャンペーンをご用意しています。

  1. WEBからのお申込みで3,000円割引(※修理料金の総額が1万円以上の場合)
  2. 2回目以降の利用者は作業料金から10%OFF

この機会に、ぜひご検討ください。

 

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トイレつまり修理で便器取り外しが必要なケース

トイレつまりで便器の取り外しが必要なケース

業者にトイレつまりの修理を任せた際、必ず便器取り外しを行うわけではありません。

 

便器取り外しを行うケースを以下で解説します。

トイレットペーパーや排泄物を大量に流した

トイレットペーパーや排泄物は水に溶けやすいため、本来ならスムーズに流れます。

 

しかし、次のような行動でトイレットペーパーや排泄物、流せるシートなどを大量に流してしまうと、便器を取り外して修理する可能性があります。

  • 子供がトイレットペーパーで遊び、大量に流した
  • 溜まっていた便を一気に流した
  • 流せるシートを大量に使って流した

水に溶けるものであっても、便器へ大量に流せば、重度なトイレつまりを引き起こします。便器から修理を試みても直らない場合は、便器を取り外して修理します。

 

放置してトイレつまりが解消する場合もありますが、放置している間はトイレを使えません。くにトイレを借りられるコンビニや公衆トイレがないときは、業者に相談し、早急に修理を依頼しましょう。

 

なお、水位が上がったままで詰まりの症状に変化がなければ、水に溶けない異物が落ちたとも考えられます。

水に溶けない異物を便器に落とした

不注意や子供のいたずらで水に溶けない異物を便器に落とし、トイレつまりが発生することもあります。

 

便器に落としやすい異物として、以下が挙げられます。

  • スマホ
  • メガネ
  • ハンカチ
  • タオル
  • おもちゃ
  • 生理用品
  • 紙おむつ
  • ボールペンやメモ帳などの文房具

便器から取り出せない位置に異物を落とした場合、便器取り外しを行い、トイレつまりを修理します。

 

水に溶けない異物は、異物周辺で他のものが引っかかる可能性があるため、確実に取り出さなければなりません。異物の一部が残ってしまうと、トイレつまりが悪化する恐れもあるので要注意です。

 

便器を取り外した後、排水口や排水管などをチェックし、原因となった異物を回収します。

 

また、ペット用のトイレ砂が堆積してトイレつまりが発生し、便器取り外しを行うケースもあるため、流さないことをおすめします。

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トイレつまりの修理業者を選ぶポイント4つ

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ここでは、トイレつまりの修理業者を選ぶ際のポイントを、4つ紹介します。

複数の水道修理業者に見積もりを依頼

業者に修理を依頼する際は、1社のみでなく複数の業者に見積もりを依頼しましょう。複数の業者に見積もりを依頼すると料金を比較でき、どの業者が1番安いのか分かります。

 

他の業者の見積もりや料金相場よりも極端に高い、または極端に安い金額を提示された場合は、悪徳業者と疑ってよいでしょう。

 

また、複数の業者の見積もりを取ると、「この業者の見積もりでは○円だった」と具体的な金額を伝えることで値引き交渉がしやすくなり、料金が安くなる確率がアップします。

 

見積もりで不明点があるときは、遠慮なく質問しましょう。質問しても回答が曖昧な場合は、他の業者に相談してください。

ホームページに記載された料金を確認

トイレつまりの修理は便器取り外しを含め、作業料金が業者ごとに決まっています。ホームページに料金を記載している業者は明朗会計で、信頼性が高いといえるでしょう。

 

場合によっては、実際の料金とホームページに記載された料金に、大きな差が見られることもあります。「業者にトイレつまり修理を頼めば安心」とは思わずに、ホームページに載っている料金表をしっかり確認しましょう。

 

便器取り外しに高額な料金がかかることを悪用し、何十万円もボッタクリする業者もいます。トイレつまり修理に何十万円もかかることは滅多にありません。料金に納得できなければ、別の業者に相談しましょう。

水道局指定工事店に依頼する

トイレを含む水まわりトラブルの修理は、水道局指定工事店に依頼すると安心です。

 

水道局指定工事店は、国の定めた基準を満たしたうえで各自治体の水道局から認められている水道修理業者のことを指します。

 

非指定工事店よりも対応できる工事の範囲が広く、必要な専用器具がそろっており、技術も知識も豊富なため安心して修理を依頼できるでしょう。

 

水道局指定工事店に水漏れやつまりの修理を頼みたい方は、ぜひ『クリーンライフ』へお問い合わせください。

説明不足の業者は避ける

トイレつまりの修理業者の中には、重症なトイレつまりではないのに便器取り外しの作業をしようとする業者もいます。便器取り外しの料金は高額なため、悪徳業者は便器を取り外さずにトイレつまりを修理できるケースでも、便器を取り外そうとするのです。

 

本当に便器取り外しの必要がある場合、優良な業者なら下記の内容をきちんと説明します。

  • なぜ便器取り外しを行うのか
  • なぜこの作業が必要なのか

ろくに説明もせず、「便器を取り外すしかない」と主張する業者は悪徳業者の可能性が高いので、不審に思った時点で修理を断りましょう。

トイレつまり修理の便器取り外し料金が高く感じたら

トイレつまりが以下の理由で発生した際は、修理作業に便器取り外しを含む可能性が高いです。

  • トイレットペーパーや排泄物を大量に流した
  • スマホやハンカチなどの異物を便器に落とした

便器を取り外した後、排水口や排水管を確認してトイレつまりを修理します。

 

便器取り外しは料金相場が3~5万円と高く、強引に便器を取り外そうとする悪徳業者に注意が必要です。見積もりを依頼し、説明が曖昧な業者は避けましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でもトイレつまり修理を24時間365日受け付けております。

 

お見積もりや出張料金、夜間・早朝割増、休日料金は一切かかりません。明朗会計で修理を承っているので、ぜひ安心してご相談ください。

 

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2021.10.22

本記事では、トイレつまりで水位が下がる原因と対処法を詳しく解説します。

 

ただし、トイレつまりが起きていなくても、水位が下がるケースもあるため、注意が必要です。その際の原因と対処法も、あわせて解説します。

 

さらに、トイレつまりを防ぐ簡単な方法についても紹介するので、最後まで読めば、トイレつまりの再発を防ぐことが可能です。

 

トイレつまりで水位が下がって悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

トイレつまりで水位が下がる原因

便器の水位が低い状態

便器内の水位が下がっている場合は、トイレつまりが原因の可能性があります。トイレつまりが起きると、水の流れが悪くなり、スムーズに排水できません。

 

そのため、便器内の水位が一度上がってから下がってしまうのです。トイレつまりで水位が下がる原因は、主に下記のとおりです。

それぞれの原因を確認して、トイレつまりで水位が下がらないよう注意しましょう。

大量にトイレットペーパー・排泄物を流した

大量のトイレットペーパーや排泄物を一度に流した場合、トイレが詰まるケースがあります。トイレの洗浄水で流れ切らない量のトイレットペーパー・排泄物を流す場合、排水管内でつまってしまいます。

 

特に海外製のトイレットペーパーは厚手で流れにくい特性があり、日本製のものと比べて、トイレつまりを引き起こしやすいため、要注意です。

 

また、大便の際に小洗浄で流そうとすると、水量が足りずに、大量のトイレットペーパーや排泄物が余計に流れにくくなります。

 

>トイレつまりの対処法をすぐに見る

固形物を便器に落とした

固形物を便器に落として、誤って流してしまった場合、排水管内でつまってしまいます。便器に落としやすいものは、次のとおりです。

  • スマートフォン
  • アクセサリー
  • オムツ
  • お尻ふき
  • メガネ
  • 嘔吐物
  • 残飯

残飯や嘔吐物をトイレに流しても、油や固形物が排水管内に溜まり、詰まって水位が下がる可能性があります。

 

トイレで流れるものは、トイレットペーパーと排泄物・トイレに流れる商品(トイレに流せるトイレクリーナーなど)だけなので、他のものは流さないよう注意しましょう。

 

下記の記事では、トイレつまりの原因を詳しく解説しているので、あわせて読んでおきましょう。

トイレつまりが起きていなくても水位が下がる原因・対処法

トイレ

便器内の水位が下がっている原因が、トイレつまりだと思っていても、実は他に原因があるかもしれません。トイレつまりが原因でないのに、ラバーカップやお湯を使って対処しても効果がないので、水位が下がっている原因を正しく特定する必要があります。

 

トイレつまりが起きていなくても水位が下がる原因は、下記のとおりです。

それぞれの原因を確認して、なぜ水位が下がっているのか理由を解明しましょう。

便器内の水が減った

封水が蒸発して水位が下がる

便器内には、害虫や悪臭がトイレ内に入り込まないよう「封水」と呼ばれる場所があります。封水に水が溜まることで、下水管からの悪臭や害虫の侵入を阻止し、快適なトイレ空間を実現しているのです。

 

しかし、下記のようなケースでは、封水が減って便器内の水位が下がってしまいます。

  • 蒸発
    旅行などで長期間家を空けてトイレを使用していない
  • 便器の水漏れ
    便器のヒビや破損が原因で、水漏れにより封水が減る
  • サイホン作用
    集合住宅などの排水管内の気圧変化により、封水が引き込まれる

封水切れが起きた際は、トイレのレバーを回して水を排水すると元に戻るので、いつもどおりにトイレを使いましょう。

サイホン作用が生じた

誘導サイホン作用

封水切れが起きて便器内の水位が下がる原因として、サイホン作用があります。

 

サイホン作用とは、マンションやアパートなどの集合住宅で起きる現象で、上階で水を一気に流した際に、排水管内の気圧が下がり、自宅の封水が引き込まれる現象です。

 

サイホン作用が生じても、特に使用上の問題はないので、いつもどおりにトイレを使ってください。

勢いよく水を流した

自己サイホンの作用

排水管内の水が満杯になり、大量の水が流れると自己サイホンが起きます。

 

自己サイホンとは勢いよく水が流れることで、封水が引っ張られて流れてしまい、便器の水位が下がる現象です。

 

自己サイホンの際も、通常どおりにトイレのレバーを回すと、封水が元に戻ります。

トイレットペーパーなどが水を吸い取った

毛細管現象

トイレットペーパーが便器内や排水管内に残っている場合、毛細管現象が起こり、便器内の水位が下がります。

 

毛細管現象とは排水管内のトイレットペーパーや糸くずが封水を吸い上げてしまい、封水切れを起こす現象です。誤った節水を行っていると、排泄物を流す水量が減少し、毛細管現象を引き起こしやすいため、注意してください。

 

トイレットペーパーなどが水を吸い取って封水切れが起きた場合は、トイレのレバーを回すと封水が元に戻るので、いつもどおりにトイレを使用して問題ありません。

便器や排水管が破損している

便器や排水管が破損している場合、便器内の水位が下がる可能性があります。

 

便器や排水管が破損していると、水漏れが起きて正常に封水を溜められません。便器や排水管の破損は、地震などの災害や衝撃で生じる可能性があります。

 

集合住宅で排水管が破損した場合、下階に浸水するリスクがあるので、早急な対処が必要です。賃貸住宅の場合は大家さんや管理会社に連絡し、持ち家の場合は専門業者に修理を依頼しましょう。

 

下記の記事では、トイレの排水管の仕組みを解説しているので、ぜひご確認ください。

タンクから便器に流れる水が少ない

水が少しずつしか流れない場合
タンクから便器に流れる水が少ない場合、十分な水量を確保できず、水位が下がる可能性があります。タンクから便器に流れる水が少ない理由は、下記のとおりです。

  • 節水のため、小洗浄で流している
  • トイレタンクに十分な水が溜まっていない
  • 水道管が破損・故障している

トイレタンク内の部品や給水管に不備があると、正常の水位まで水が溜まらず、便器に流れる水量が減ってしまいます。

 

また、水道管が破損・故障している場合は、水漏れが発生して便器内に流れる水が減るので、早急な対処が必要です。

 

トイレタンク内の部品に不備がある場合は修理・交換、水道管の破損など自分で対処できない場合は、専門業者に依頼しましょう。

トイレつまりで水位が下がる際の対処法

トイレ

トイレつまりで水位が下がったときは、下記の対処法を実施しましょう。

トイレつまりを解消すれば、便器内の水位が正常に戻ります。トイレつまりの原因別に効果的な対処法をご紹介するので、トラブルの要因に合った方法を実行しましょう。

水を高い位置から流す

バケツなどを使う

水を高い位置から流す方法は主に、大量のトイレットペーパーや排泄物が原因のケースや、水量不足でトイレがつまったときにおすすめです。

 

通常のレバー操作では水圧が足りずに流しきれなかった異物を、高い位置から水を流す圧力で押し流します。以下の手順で、実践しましょう。

  1. バケツに10〜15リットルの水を溜める
  2. 異物が流れるよう、便器の中央を狙う
  3. 腰より高い位置から一気に水を注ぐ
  4. つまりが解消されたか確認する

ただし、水位がすでに高く溢れそうなときは、別の方法を選択してください。トイレつまりにより水位が下がっている状態であれば、高い位置から水を流す対処法を安全に試せます。

お湯を用意して流す

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トイレットペーパーや油脂類が原因の軽度なつまりには、お湯を使った対処法が効果的です。45℃程度のお湯で、固まりかけた油や異物を溶かして、排水管の奥まで流しましょう。

 

ただし、熱湯は便器の陶器部分でヒビ割れを引き起こす恐れがあるため、40~50℃程度のお湯を使用してください。以下の手順で、安全に対処しましょう。

  1. 約40〜50℃のぬるま湯をバケツに10リットルほど用意する
  2. 少し高い位置からゆっくりと便器に注ぐ
  3. 水位が変化するか、ゴボゴボと音がするか確認する
  4. 状況によっては、10〜15分ほど放置してみる
  5. 効果がない場合は2〜3回繰り返す

すぐに即効性がなくても、15分ほど放置することで、トイレットペーパーなどが溶けてつまりが解消されるケースもあります。

 

トイレつまりをお湯で解消する方法は、下記の記事で詳しく解説しているので、あわせて読んでおきましょう。

すっぽん(ラバーカップ)を使用する

ラバーカップの使い方

排泄物やトイレットペーパーなど、水に溶けるものが原因で発生したトイレつまりには、すっぽん(ラバーカップ)を使用しましょう。

 

空気圧を利用してつまりを引き出し、自宅でできる対処法として一般的です。すっぽん(ラバーカップ)は、ホームセンターや100円ショップで300〜1,000円前後で購入できます。

 

以下の手順で使いましょう。

  1. ラバーカップのカップが浸る程度に水位を調整する
  2. ラバーカップを便器の排水口にしっかり押し当てる
  3. 真空状態を作るようにゆっくり押し込む
  4. 勢いよく引く
  5. 水が流れたら、1〜2回レバーを回して様子を見る
  6. 効果がない場合は5〜6回繰り返す

ラバーカップの使い方を間違えると逆効果になるため、正しく使用しましょう。

 

また、水に流れない固形物がつまっている場合は、ラバーカップを使用しないでください。つまりを悪化させたり、排水管を傷つけたりする可能性があるので、要注意です。

 

ラバーカップの使用方法は、下記の記事で詳しく解説しているので、チェックしておきましょう。

固形物をゴム手袋などで取り除く

トイレつまりの原因をゴム手袋で取り出す

スマートフォンやおもちゃ、生理用品など、トイレに流してはいけない固形物が原因でトイレつまりが起きている場合は、ゴム手袋などで直接取り除きましょう。

 

水に溶けない異物は、ラバーカップや水流では解消できません。衛生面を考慮して、以下の道具と手順で慎重に異物を取り除いてください。

  1. 厚手のゴム手袋を着用する(ビニール袋を二重に被せても可)
  2. 便器内の水をバケツやタオルでできるだけ抜く
  3. 固形物が見える場合は、手やトングでゆっくりと取り出す
  4. 取り出した物は新聞紙などに包み、ビニール袋に密閉して廃棄
  5. 作業後は手袋を廃棄し、手をしっかり洗浄・消毒する

固形物が排水管の奥につまって見えない場合は、無理に自分で対処せず業者に依頼しましょう。

長時間放置する

排泄物やトイレットペーパーが自然に分解される可能性があるので、軽度なつまりの場合は長時間放置してみるのも一つの手です。

 

水位が下がっている場合は、水がわずかに流れている証拠であり、数時間の放置によってつまりが解消されるケースがあります。

 

ただし、即効性はないので、夜間や外出時など緊急性がないときに使える方法です。

 

下記の手順で一定時間放置した後に、他の対処法や専門業者への依頼を検討しましょう。

  1. トイレを一切使用せず、2〜3時間は放置する
    ※つまりの原因がトイレットペーパーや汚物の場合は、自然に溶けることがある
  2. 時間を置いた後、水を流して状態を確認する
  3. 水位が安定して下がり、通常通り流れたら解消完了
  4. 状況が変わらなければ、ラバーカップや業者対応を検討する

無理に別の処置を重ねると悪化する可能性があるため、焦らずに状況をよく見て判断しましょう。

トイレつまりの修理料金の相場

料金相場

先ほどご紹介した対処法を実践しても効果がない場合は、専門業者に依頼してください。

 

自分で無理に対処し続けると、つまりが悪化したり、排水管が破損したりするリスクがあるので、効果が見られない場合は専門業者に相談しましょう。

 

トイレつまりの修理料金の相場は、下記のとおりです。

 

トイレ修理の内容 料金相場
ラバーカップや汲み取りポンプを使用 4,000円~8,000円
ローポンプを使用 7,000円~20,000円
高圧洗浄機を使用 10,000円~50,000円
便器の脱着が必要な修理 30,000円~50,000円
水漏れ修理 4,000円~18,000円

さらに、以下の料金がかかるケースもあります。

 

内容 料金相場
基本料金 2,000円~4,000円
出張費 0円~3,000円
夜間・深夜料金 3,000円~10,000円

 

業者によって費用は異なるので、まずは複数の業者に相見積もりを取りましょう。

 

トイレつまりの修理を頼む業者を選ぶポイント

トイレつまりの修理を頼む業者を選ぶポイントは、下記のとおりです。

  • 複数の業者で相見積もりを取る
  • 口コミや評価を確認する
  • 水道局指定工事店に依頼する

水道局指定工事店は自治体にスキルや知識が認められた業者なので、信頼性が高いといえます。

 

また、複数の業者で相見積もりを取り、費用や評判などを比較検討することで、信頼できる業者を見極められるでしょう。

トイレつまりを防ぐ簡単な方法

トイレ

トイレの水位が下がらないよう、日ごろからトイレつまりを予防しておきましょう。トイレつまりを防ぐ簡単な方法は、下記のとおりです。

それぞれの方法を確認して、トイレつまりを予防しましょう。

トイレットペーパーは大量に流さない

トイレットペーパーを大量に流すと、トイレつまりを引き起こすので、こまめに分けて流しましょう。

 

一度に大洗浄で流せるトイレットペーパーの量は、下記を目安にしてください。

 

トイレットペーパーの種類 一度に流せる量
ダブル 3~5m
シングル 6~10m

なお、上記は目安なので、こまめに少量ずつ流して、トイレつまりを防ぎましょう。

節水対策はしない

タンクにペットボトルを入れない

トイレで節水対策すると、つまりの原因になるのでやめておきましょう。トイレの節水対策として、下記の2種類が一般的ですが、どちらもつまりの原因になります。

  • 常に小洗浄を使う
  • トイレタンク内にペットボトルを入れて水位を調整する

トイレタンク内にペットボトルを入れる節水方法は、水量が減ってトイレをつまらせるだけでなく、タンク内の部品を故障させる恐れもあります。

こまめにトイレ掃除をする

トイレつまりを防ぐには、こまめな掃除が効果的です。排水管内に異物や汚れが蓄積すると、トイレつまりを引き起こすので、こまめに掃除しておきましょう。

 

目安として、週1回はトイレを掃除し、尿石や黒ずみなどはクエン酸水や重曹を使用して除去しましょう。トイレタンクも綺麗にする大がかりな掃除は、月に1回程度の頻度で問題ありません。

トイレつまりで水位が下がりすぐに解決したいときは

水道修理業者

トイレつまりで水位が下がって困っている場合は、専門業者に相談すれば、すぐに解消できます。自分では対処が難しい排水管内のつまりや、水道管の破損なども、専門業者であればスムーズに解消できます。

 

私たち『クリーンライフ』では、トイレに関するご相談を24時間年中無休で受け付けており、最短即日30分以内にかけつけます。

 

出張による現地調査やお見積もりは無料で行っているため、いつでもお気軽にご相談ください。

 

>クリーンライフにトイレつまりを相談する

2021.10.22

トイレの床から水漏れしているときの応急処置や、水漏れ解消法をご紹介します。

 

トイレの床から水漏れする原因は、以下のようにさまざまです。

  • 便器の破損
  • 取付不備
  • 排水管の水漏れ
  • ウォシュレットの故障

他に、結露が原因で床が濡れている場合もあります。原因を特定して、適切な対処が必要です。

 

トイレの床での水漏れが何なのか原因を特定する方法も紹介するので、参考にしてください。

トイレの床に水漏れが起きたときの応急処置

トイレの床を拭く人物
トイレの床に水漏れが起きたら、早めに対処することが大切です。応急処置を3つお伝えするので、床の水漏れを見つけたらすぐさま行動しましょう。

止水栓を時計回りで閉める

洋式便器の構造

トイレの床の水漏れを発見したら、まずは止水栓を閉じて給水を止め、被害が広がらないようにしましょう。

 

止水栓は、給水管を辿ればどこにあるかわかります。トイレの壁や床を確認しましょう。

 

止水栓の主な種類は、次の2つです。

  • 手で回すタイプ
  • マイナスドライバーで回すタイプ

どちらのタイプも、時計回り(右回り)で閉められます。

 

止水栓がどこにあるのかわからない場合は、水道の元栓を閉めましょう。水道の元栓は、メーターボックスの中です。

 

メーターボックスは以下の場所に設置されています。

  • 戸建て住宅:敷地内の地面
  • マンション:玄関扉横に設置されているメーターボックス内

水道の元栓も、時計回り(右回り)で閉まります。ただし、元栓を閉めると住宅全体の水が使えなくなるので、迅速な対応が必要です。

 

以下の記事で、止水栓の位置や回し方などを詳しく説明しているので、参考にしてください。

補修テープや防水テープを貼る

ヒビ割れからの水漏れは、補修テープや防水テープで一時的に解消できます。

 

以下の箇所なら、いずれも補修テープで対応できるはずです。

  • 便器
  • タンク
  • 給水管

ただし、あくまでも応急処置で、業者に修理を頼むなど、できるだけ迅速な対応が必要です。

 

用途に合わせて、以下のような補修テープを選びましょう。

  • 隙間からの水漏れには「防水補修テープ」
  • 凸凹のある部分にもフィットする「仮補修テープ」
  • 給水管に巻き付けるだけの「シリコーン自己融着テープ」

これで、水漏れやカビの発生などを抑えられるので、じっくり業者を選んで対処できます。

結露防止グッズを使用

どこからも水漏れがなくても、便器やタンクの表面に結露ができて床などが濡れることがあります。結露は故障ではありませんが、放置するとカビなどの原因になるので対処が必要です。

 

梅雨や暖房を使う冬に、結露ができやすい傾向です。できるだけ換気しましょう。

 

換気をしても結露があるなら、以下のような結露防止グッズがおすすめです。

  • 結露防止スプレー
  • 結露吸水シート
  • 除湿剤

百均のお店にも、結露防止グッズがあるので、探してみましょう。軽い水漏れにも、結露防止グッズは効果的です。

 

結露ができやすいトイレなら、結露ができにくい便器やタンクへの交換も検討してください。

便器と床の間から水漏れする原因・対処法

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トイレの床と便器の接合部分が水濡れしている場合、原因は主に4つです。

複数の原因が考えられるため、どれに当てはまるのか確認しましょう。

便器がヒビ割れしている

便器のヒビ割れたところから水が漏れ、床が水漏れするケースです。ヒビ割れは、以下のような衝撃を与えられた場合に起きます。

  • 地震
  • 重いものが当たった
  • 便座の上に立ち上がった
  • 熱湯をかけた

ただし、便器は陶器で作られたものが多く、頑丈なため、強い衝撃を与えない限り滅多に割れません。

 

心当たりがある方は、便器に割れたところがないか確認しましょう。割れたところがあれば、パテで応急処置できますが、その後、業者に相談する必要があります。

 

便器交換は難易度が高いため、基本的には業者に対応を依頼します。

便器設置の不備で接合部分がずれている

最近便器を交換していて、トイレの水を流したときに床から染み出すのであれば、便器の設置不備が考えられます。

 

トイレの設置方法に不備がある、または部品のつけ忘れ等で、床から水漏れしている可能性が高いでしょう。

 

以下のようなケースは、すぐに施工業者に連絡してください。

  • トイレをリフォームしたばかり
  • トイレの修理で最近便器を外した

すぐに連絡すれば、無料で対応してくれるはずです。

床下の排水管の不具合で水漏れしている

トイレの床下には排水管があります。

 

排水管の以下のような不具合が原因で、水漏れしているケースも考えられます。

  • ヒビ割れ
  • 劣化
  • 接続不備

排水管から汚水が漏れると悪臭が漂い、さらに衛生上良くありません。

 

また、排水部分のパッキンが劣化し、サビや汚れが混ざって床が黒っぽい水で濡れる場合もあります。

 

原因が分からない方は便器に墨汁を入れて放置し、床が黒くにじむか確認してみましょう。床から黒い水がにじむなら、排水管と便器の接続部からの水漏れと判断できます。

 

便器着脱など専門的な作業が必要なので、すぐに水道修理業者に相談してください。

ウォシュレットが故障している

以下のような原因で、ウォシュレットから水漏れしている可能性があります。

  • タンク内蔵のウォシュレットなら、タンクの劣化
  • 設置不備
  • 劣化による不具合

ウォシュレットの耐用年数はおよそ7~10年です。設置して耐用年数を過ぎていたら、劣化が疑われます。

 

電化製品であるウォシュレットの水漏れを放置すると、感電や発火の危険性があり、危険です。すぐに、水道修理業者に相談してください。

⇒クリーンライフにトイレの水漏れを相談してみる

トイレタンクの下で水漏れする原因・対処法

トイレタンク
トイレタンクの下や便器の後ろで水漏れしている場合には、以下が原因かもしれません。

トイレタンクが割れている

トイレタンクから水漏れしている原因は、トイレタンクのヒビ割れがほとんどです。

 

ヒビ割れはパテや防水テープで修正も可能ですが、一時的な対処にすぎません。トイレタンクの交換が必要です。

 

トイレタンクの交換は非常に難易度が高いため、水道修理業者へタンクの交換を依頼しましょう。

 

便器とトイレタンクが分かれていれば、トイレタンクのみの交換が可能です。

 

一方、便器とトイレタンクが一緒になっているタイプは、タンクだけを外すことはできません。便器も含め、丸々交換しなければならず、注意が必要です。

タンクの部品で異常が起きている

トイレタンクの構造

タンクにヒビ割れがなければ、タンク内部を確認しましょう。

  • 鎖が絡まっているため、内部部品が機能していない
  • ボールタップ・浮き球の不具合で水位が高い
  • ゴムフロートが劣化し、タンク下から水漏れ

以上が水漏れの主な原因です。部品が劣化していないか、一度確認してみてください。なお、正常な水位は、オーバーフロー管の上部から3cm程度の場所です。

 

タンク内部の部品が劣化していたら、業者に修理を依頼するか、以下の記事を参考にして、ご自分で部品交換をして水漏れを解消しましょう。

給水管から水漏れしている

トイレの給水管のパッキン交換

給水管から「ポタポタ」と水漏れしていたら、以下の箇所を確認しましょう。

  • タンクと給水管の接続部
  • 給水管と分岐水栓の接続部
  • 給水管の止水栓

接続部のナットが緩んでいたら締め直して、それでも水漏れがあるなら各箇所のパッキン交換が必要です。

 

給水管の水漏れは、以下の記事で対処法を詳しく解説しています。

止水栓のパッキンが劣化している

止水栓のパッキンの寿命は、約10年です。パッキンが劣化すると水漏れが始まるので、パッキンの交換が必要です。

 

以下の手順で、止水栓のパッキンを交換してください。

  1. 水道の元栓を閉める
  2. 止水栓を外した際に水がこぼれるので、水受けのバケツを置く
  3. ウォーターポンププライヤーで、止水栓のナットを左に回して緩める
  4. ナットを外して、パッキンを交換する
  5. スピンドルを左回りで回して外す
  6. スピンドル内のパッキンも交換する
  7. 止水栓を組み立てる
  8. 水道の元栓を開けて、水漏れがないか確認する

止水栓はデリケートな部品で、ナットの締め過ぎに注意が必要です。少しでも不安があれば、水道修理業者への依頼がおすすめです。

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トイレの床の水漏れと勘違いしやすい原因

トイレの床を掃除する人物

トイレの床が濡れていても、水漏れとは限りません。水漏れと間違いやすい事例を見ていきます。

便器の手前だけ濡れているなら「尿ハネ・尿ダレ」

便器やタンクに問題がなく、トイレの床が黄色く、便器の手前だけ濡れているときは、尿ハネや尿ダレの可能性があります。小さなお子様、高齢者がいるご家庭は、特に多い傾向です。

 

できれば便器に腰掛けて用を足すようにしてもらいましょう。どうしても尿ハネや尿ダレが起きるなら、床にマットレスを敷くなどの対処が必要です。

梅雨や冬は「結露」

湿気の高くなる梅雨や温度差の激しい冬は、陶器製の便器やタンクに結露が発生しやすくなります。

 

トイレの換気をよくして、トイレ室内の空気がこもらないようにして結露の防止を心がけましょう。結露防止グッズや除湿剤の使用もおすすめです。

トイレの床の水漏れは放置しない

トイレの床の水漏れを放置すると、さらに悪化します。絶対に放置しないで、すぐに対処しましょう。

 

トイレの水漏れを放置すると、以下のような被害が広がる可能性があります。

  • 高湿度によるカビの繁殖
  • 床材のめくれ
  • 床下の木材の腐食
  • 電化製品(ウォシュレットなど)の感電・発火
  • 2階以上にお住まいなら、階下への被害

住宅の劣化や電化製品の故障は、修理費や交換に費用がかさみます。カビが増えると健康被害の心配もあるため、すぐに対処してください。

 

以下の記事では、さまざまな水漏れの原因と対処法を紹介しています。

トイレの床の水漏れ修理の費用相場

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トイレの水漏れ修理を業者に依頼した場合の相場料金を紹介します。作業内容ごとに表にしたので、参考にしてください。

水漏れ修理の作業内容 費用相場
ナットの締め直しなど簡単な調整 6,000円〜15,000円
ボールタップの交換 8,000円~10,000円
フロートバルブの交換 8,000円~10,000円
パッキンの交換 4,000円~5,000円
タンクの着脱 20,000円~
便器の着脱 10,000円〜30,000円
ウォシュレットの水漏れ解消 15,000円~20,000円
便器の交換 30,000円〜+本体価格

上記の作業料金以外に、基本料金や出張費、時間外の割増料金などが必要になる業者もいます。必ず見積もりを取って、合計金額を確認してから依頼しましょう。

 

床材に劣化がある場合は、トイレの床の張り替えが必要です。業者に依頼すると、修理代の相場は2~4万円です。トイレの床材は主に4種類あり、予算も含めて検討してください。

  • クッションフロア:約2~4万円
  • フローリング:約3~6万円
  • フロアタイル:約3~5万円
  • タイル:約4.5~12万円

悪臭防止素材の床材を選ぶと、掃除が楽になります。

 

トイレの修理料金は、住宅の新旧やトラブルの状態でも異なります。もう少し具体的な料金を知りたい方は、『クリーンライフ」の料金シミュレーションをご利用ください。

 

4つの質問に答えるだけで、10秒で概算がわかります。

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トイレの床の水漏れを解決できずお悩みなら

トイレの床の水漏れを放置すると、カビや下の階への被害など、さらにトラブルが広がる可能性があります。トイレの床から水漏れしていると気付いたら、早めに対処してください。

 

自分で水漏れを修理できないときは専門業者に相談し、修理を依頼しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でもトイレの床の水漏れをご相談いただけます。

 

最短30分で駆けつけ、適正価格にてお見積もりを提示いたします。トイレの床の水漏れはさまざまな原因が考えられるため、お困りの方はぜひご相談ください。

 

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2021.10.22

トイレのトラブルで比較的多いのが、水漏れです。水漏れは早急に修理をしないと、トイレの床や壁にダメージを与えたり、2階以上のトイレの場合は階下にまで被害が及んだりしてしまいます。

 

そこで今回は、トイレの水漏れの対処法を場所別に紹介します。

 

応急処置の方法や修理料金の相場もあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

トイレで水漏れしているときに最初にすること

トイレの水漏れ修理を依頼トイレで水漏れしたときには、まず被害の拡大を防ぐために、応急処置をする必要があります。

 

トイレの水漏れに気付いたときは、最初に以下の手順で対応してください。

1.止水栓を時計回りで閉める

トイレの水漏れに気付いたら、止水栓を時計回りで閉めて、水を止めてください。水を出したままだと原因の特定がしにくく、水漏れ被害が大きくなる可能性があります。

 

水道代にも影響が出ますので、まずは水を止めてしまいましょう。

 

トイレの止水栓は壁や床から出ており、手で回せるハンドルタイプと、ドライバーを使って回せるタイプがあります。

 

どちらも時計回りに回すと閉まるので、止水栓の種類に合った方法で閉めてください。

もし止水栓が見つからなかったり、固くて回せないのであれば、水道の元栓を閉めましょう。

 

戸建ての元栓は、屋外の敷地内にあります。マンションなどの集合住宅の場合、玄関横のメーターボックスにあることが多いです。

 

元栓を閉めるとトイレの水だけでなく、家庭内の水道全てが止まってしまうので注意してください。

 

水道の元栓がどこにあるか分からないときは、以下の記事が参考になります。

2.電源プラグを抜く

ウォシュレットなどの電化製品は、水漏れによって感電、故障するリスクがあります。そのリスクを避けるためにも、電源プラグは抜いておきましょう。

 

ゴム手袋をはめて電源プラグを抜くことで、感電リスクを下げられます。プラグがすでに濡れているときは直接触らずに、ブレーカーを落としてから電源プラグを抜いてください。

 

安全に作業を進めるためにも、電源はコンセントからすぐに抜くようにしましょう。

3.便器内の水を汲み取る

便器に原因があり水漏れしている場合は、便器内に水が溢れることがあります。

 

便器の水が溢れそうなときは、便器内の水を汲み取って、水漏れを防ぎましょう。

  • 小さいバケツ
  • ひしゃく
  • 灯油ポンプ
  • ペットボトル

これらの道具を使えば、水を汲みだせます。

【場所別】トイレで水漏れしている原因・対処法

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トイレの水漏れにはどんな症状や原因があるのか、場所別に紹介します。

 

原因別に対処法もまとめていますので、参考にしてください。

トイレタンクの水漏れ

トイレタンクの構造

トイレタンクから「ポタポタ」「チョロチョロ」と水が流れる音がするときは、トイレタンク内で水漏れしている可能性があります。

 

トイレタンクの水漏れの原因は、主に部品の故障です。

  • ボールタップの破損
  • 浮き玉の破損
  • フロートバルブの劣化
  • オーバーフロー管の破損
  • レバーの破損
  • パッキンの劣化

このようにトイレタンク内の部品が劣化・故障すると、正常に働かなくなり、タンクで水漏れが起こります。

 

トイレタンクの部品が原因の場合、交換や修理をすれば水漏れは止まるはずです。

 

トイレタンクの水漏れの原因と対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。自分で直す方法もまとめていますので、DIYが得意な方は参考にしてください。

トイレタンクにひびが入っていれば交換

トイレタンクにひびが入って水漏れしている場合、タンク自体を交換する必要があります。

 

タンクのひび割れは補修ボンドなどで応急処置をするしかなく、根本的に問題を解決するには交換しかありません。

 

応急処置をしても再度水漏れする可能性が高いため、業者に交換を依頼しましょう。

 

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給水管の水漏れ

トイレの給水管のパッキン交換

給水管の水漏れは、以下の原因が考えられます。

  • パッキンの劣化
  • 給水管本体の劣化や破損
  • 接続部分のゆるみ

このような原因によって、給水管から水漏れが起こります。

 

接続部分のゆるみなら、ネジを締め直す程度なので自分でも対処できるでしょう。

 

しかし、パッキンや給水管を交換するとなると、基本的には業者に依頼したほうが安心です。慣れない人が給水管を修理すると、うまく接続できずに水漏れする恐れがあります。

 

給水管の水漏れ修理を自分で行う前に、以下の記事をご一読ください。トイレの給水管を自分で修理する際の準備から修理方法、注意点まで、分かりやすく解説していますので参考にしてください。

便器内の水漏れ

便器内で水漏れが止まらないときは、タンク内の部品の不具合が原因と考えられます。

  • ボールタップの劣化
  • フロートバルブの劣化
  • オーバーフロー管の破損
  • 鎖が絡まっている

このような場合、トイレタンクの水漏れと同様に、部品の交換・修理をすれば水漏れは止まるはずです。

 

自分で直せるケースもありますが、修理に自信がないときは業者に依頼することをおすすめします。

 

便器内の水漏れでお困りの方は、以下の記事を参考にトイレタンクに異常がないか確認してみてください。自分でできる直し方も紹介しています。

便器と床の間からの水漏れ

便器と床の間からの水漏れは、以下の原因が考えられます。

  • 便器の接合部分のゆるみ・劣化
  • 床下の排水管の異常
  • 便器の破損
  • ウォシュレットの故障

このような原因の場合、自分で対処するのは困難です。放置していると、水漏れ被害が拡大する恐れもあります。

 

排水管、便器の交換については、早急に業者に修理を依頼してください。

 

便器と床の間からの水漏れについては、対処法を以下の記事で紹介しています。便器と床の間からの水漏れ修理の費用相場もまとめていますので、修理を依頼する際の参考にしてください。

便器本体の水漏れ

便器本体で水漏れしている場合、以下の原因の可能性があります。

  • 便器の設置不良
  • 便器のひび割れ
  • 結露

便器内の水温と外気温の差が大きい場合、結露が生じて水漏れしているように見えることがあります。結露の場合は修理は必要ありませんので、トイレを換気して結露の発生を防ぎましょう。

 

便器の設置不良やひび割れが原因の場合、便器の不具合の修理や交換を業者に頼む必要があります。

 

修理の際には、便器の着脱が必要になるでしょう。便器の取り外しが必要なケースや料金は、以下の記事に詳細をまとめていますので参考にしてください。

便器のひび割れは応急処置が可能

便器のひび割れを見つけても、すぐに交換するのが難しいケースもあります。その際は、パテやコーキング材を使って応急処置が必要です。

 

【用意する物】

  • パテまたはコーキング材
  • 給油ポンプorペットボトルorバケツ
  • ぞうきん
  • バケツ

【応急処置の手順】

  1. 止水栓を閉めて水を止める
  2. 便器内の水を給油ポンプやバケツ、ペットボトルを使って汲み出す
  3. 補修する場所の水気をぞうきんで拭き取る
  4. パテまたはコーキング材でひび割れ部分を補修する

以上の手順で応急処置をします。

 

これで一時的に水漏れは止まりますが、あくまでも応急処置です。いつ再び水漏れするか分からないので、できるだけ早く業者に便器の交換を依頼しましょう。

 

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ウォシュレットの水漏れ

ウォシュレットの水漏れの主な原因は、以下の通りです。

  • ノズルの目詰まり
  • 給水フィルターの目詰まり
  • ウォシュレット本体の故障
  • パッキンの劣化
  • 接続部分のゆるみ

ウォシュレットは電化製品ですので、水漏れを起こすと感電するリスクがあります。修理には危険を伴いますので、基本的には自分で直さずに、業者に修理を依頼しましょう。

 

ウォシュレットの水漏れの原因と対処法については、以下のページが参考になります。修理料金の相場も紹介していますので、業者に修理を頼む前に確認しておくと安心です。

トイレの水漏れの修理料金の相場

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トイレの水漏れ修理を業者に頼むと、どれくらいの料金がかかるのか一覧でまとめました。

 

【基本料金】

基本料金 0円〜5,000円
出張費 0円〜5,000円
割増料金(夜間・早朝・休日) 0円~10,000円
見積もり 0円

 

【修理料金】

つまりが原因のトイレの水漏れ 8,000円
給水管の交換 5,000円
パッキンの交換 4,000円
タンク内の部品の交換 6,000円~15,000円
便器の着脱 10,000円
便器の交換 30,000円~50,000円
ウォシュレットの修理 15,000円~25,000円
トイレの床の水漏れ修理 5,000円~30,000円

修理料金については、修理の内容や原因によって差があります。トイレットペーパーなどのつまりが原因の水漏れなら、8,000円~が相場です。

 

トイレつまりで便器の取り外しが必要なケース

便器の着脱、便器交換など、大掛かりな作業になると、修理料金は高額になります。

 

水漏れは放置すると状況が悪化するリスクがありますので、修理料金を安く抑えるには、できるだけ早く修理を依頼するのがポイントです。

 

トイレの水漏れ修理の相場は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

修理代を高額請求されないように注意

修理を依頼する前に注意しなければならないのが、悪質な修理業者を避けることです。

 

トイレの水漏れ修理業者の中には、高額請求をするような悪徳業者が存在しています。

 

悪徳業者に騙されるリスクを避けるには、以下のポイントを押さえて業者を選びましょう。

  • 水道局指定工事店に依頼する
  • 口コミ評判の良い業者を選ぶ
  • 相見積もりを取って納得のいく業者を選ぶ

不自然なほどに安い業者に依頼すると、修理が終わった後に高額請求される可能性があります。料金の相場を見極めるためにも、必ず相見積もりを取って適正価格の業者に依頼しましょう。

 

悪徳業者に騙されるのが心配な方は、以下の記事を参考にしてください。悪徳業者を避けるコツや、悪質な手口を見極めるポイントなどを分かりやすくまとめています。

トイレの水漏れが止まらないときは

トイレの水漏れは突然起きるものです。万が一水漏れを発見した際は、被害が拡大しないように冷静に対処しましょう。

 

トイレの水漏れを自分で修理することもできますが、水漏れ箇所や原因によっては、水漏れ被害の拡大や別のトラブルを招く恐れもあります。

 

「修理が難しい」「修理に自信がない」と感じたら、自分で判断せずに業者に修理を依頼してください。

 

私たち『クリーンライフ』では、トイレの水漏れ修理を24時間365日受け付けております。見積もり・相談は無料ですので、ぜひ気軽に相談してください。

 

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2021.10.22

毎日のように使用するトイレが詰まってしまうと、日常生活に支障をきたしかねません。

 

トイレつまりは道具を使って自分で直そうと試みる方も多いですが、誤った方法で直そうとすると、症状が悪化することも考えられます。

 

そこで今回はトイレつまりを直す道具3つを紹介し、直し方を分かりやすく解説します。

 

道具がない場合の直し方も紹介しますので、「すぐに道具を準備できない」という方も参考にしてください。

トイレつまりを直す道具おすすめ3選

道具がある場合とない場合に分けて、トイレつまりの直し方を紹介します。

 

まずは、道具がある場合の直し方3つです。道具がない方は、道具がない場合の直し方をご覧ください。

ラバーカップ(すっぽん)

ラバーカップは「吸引カップ」「すっぽん」「トイレプランジャー」とも呼ばれ、トイレつまりを直す代表的な道具です。1,000円前後で購入でき、ホームセンターなどで取り扱っています。

ラバーカップの種類

ラバーカップは主に以下の3種類があります。トイレに適したラバーカップを選びましょう。

  • 和式トイレ用:カップが半円形で、底が平ら
  • 洋式トイレ用:カップの底が出っ張っている
  • 節水型トイレ用:帽子のようなツバが付いている

 

ビニール袋に穴を開けて、ラバーカップの柄を穴に通して使うと、便器の水や汚れが飛び散るのを防げます。その際、ビニール袋で便器を覆いましょう。

【トイレつまりを直す手順】

  1. カップ全体が水に浸かるように、水位を調整する。
  2. カップを排水口に密着させる。
  3. ラバーカップをゆっくりと押し込んだ後、勢いよく引く。
    排水されるまで押し引きを繰り返す。
  4. バケツなどで水を流し、排水されるか確かめる。

ラバーカップは、しっかりと引っ張るのがコツです。押し込む際はゆっくりと行いましょう。

 

真空状態を作るため、カップ全体が水に浸かることも大切です。真空状態でなければ、トイレつまりを直す効果は小さくなってしまいます。

 

ラバーカップを使ったトイレつまりの直し方は、以下の記事が参考になります。手順や注意点を詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

真空式パイプクリーナー

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりも吸引力や圧力が強い道具です。1回使用し、トイレつまりが直るケースもあります。

 

真空式パイプクリーナーは、ホームセンターやショッピングモール、インターネット等で販売されており、1,500円~2,000円程度で購入できます。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. ラバーカップと同様、カップ全体が浸かるように水位を調整する。
  2. ハンドルを押したまま、便器の水溜りにカップを押し付ける。
  3. ハンドルを勢いよく引く。
  4. 1回でトイレつまりが直らないときは、押し引きを数回繰り返す。
    再度カップを押し付ける場合、一度水の外へ出してから押す。

カップの中が真空状態になるように、しっかりと押し付けて密着させましょう。

 

真空式パイプクリーナーにもいくつかの種類がありますので、以下の記事を参考にして選んでください。真空式パイプクリーナーでトイレつまりを直す手順も解説しています。

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシは「ワイヤー式トイレクリーナー」「パイプクリーナー」とも呼ばれています。ホームセンターやインターネットで2,000~4,000円ほどで購入できる道具です。

 

ただし、他の道具よりも取り扱いが難しいため、使用する際は注意しましょう。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. 排水口にワイヤーブラシの先端部を差し込み、ハンドルを回して下げる。
  2. ワイヤーが入りにくい場合は無理に押し込まず、ハンドルを回して先端部を回転させる。
  3. 先端部に異物が当たったら、引っかけて取り出す。異物は押し流す。

強引にワイヤーブラシを押し込もうとすると、排水管や便器が傷つく恐れがあります。使用するのが難しくトイレつまりを解消できないときは、専門業者へ相談しましょう。

 

ワイヤーブラシの使い方は以下の記事で分かりやすく解説していますので、参考にしてください。

トイレつまりを直す道具がないときの直し方

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トイレつまりを直す道具がない場合は、身近にあるものを代用しましょう。コンビニなどですぐ手に入るものを使った直し方もご紹介するので、ぜひお試しください。

水を便器に流す

もっとも手軽に試せる直し方で、トイレつまりを直す特別な道具は必要ありません。バケツがない方は、やかんや鍋、洗面器などを代用しましょう。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. バケツに水を入れ、高い位置から排水口に向かって水を流す。
  2. スムーズに排水し、水位が元の位置に戻るまで水を数回流す。

水は一気に流さず、約1~2cmの細い幅で勢いよく流すのがコツです。水の流れや水圧を利用してトイレつまりを直します。

お湯を便器に流す

トイレつまりを解消するため、お湯を流してトイレットペーパーやシート類などを溶けやすくします。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. バケツでお湯を数回流す。
  2. 約1時間そのまま放置する。
  3. 放置後はバケツなどで水を流し、排水されて水位が戻るか確かめる。

便器は陶器で作られているものが多く、熱湯を流すと割れる危険性があります。

 

お湯は40~60℃ほどの温度のぬるま湯を目安にし、目安よりも高温のお湯は流さないでください。お湯を沸かして泡が少し立ち、湯気が出始めたくらいがおよそ40~60℃です。

 

お湯を使ったトイレつまりの直し方については、以下の記事で詳しくまとめています。自宅にあるもので手軽にできますので、ぜひお試しください。

ビニール袋を使う

ビニール袋を使い、ラバーカップと同じような効果でトイレつまりを直します。

 

手が小さい方、大きい方は拳が排水口に密着しにくいため、効果はあまり期待できません。他の方法を試しましょう。

 

【用意するもの】

  • ゴム手袋
  • ビニール袋:2枚

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. ゴム手袋をはめた手の上に、ビニール袋を2枚重ねてはめる。
  2. 拳を作って排水口に押し当て、密着させる。
  3. ラバーカップと同じ要領で、拳を押し引きする。
  4. 押し引きを繰り返し、排水されたらバケツなどで水を流し、水位が戻るか確認する。

ビニール袋を便器に落とさないように、拳を押し引きするときはもう片方の手でビニール袋をつかみましょう。

 

ビニール袋を使う方法を試す際は、以下の記事で注意点や手順をご確認ください。ビニール袋では直せないトイレつまりもありますので、確認の上で試しましょう。

ペットボトルを使う

ペットボトルを使う方法も、ラバーカップと似た働きでトイレつまりを解消します。

 

【用意するもの】

  • ゴム手袋
  • 500mlペットボトル
  • ハサミやカッター

ペットボトルの底を、ハサミやカッターで3~4cmほど切り取ります。切り取る際はケガをしないように注意してください。

 

使うのはペットボトル本体で、切り取った底とフタは使いません。

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. ゴム手袋をはめてペットボトルの口に親指を入れ、下部を排水口に差し込む。
  2. ラバーカップと同様、ペットボトルを押し引きする。
  3. バケツなどで水を流し、排水されるか確認する。

ペットボトルもラバーカップと同じように、勢いよく引くのがポイントです。作業中は水や排泄物などが飛び散る可能性があるので、注意しましょう。

 

また、便器を傷つける可能性があるため、切り口はきれいに整えてから使用しましょう。

 

より分かりやすい手順や注意点については、以下の記事でご確認ください。ラバーカップがないときに役に立つ情報をまとめていますので、参考にしてください。

食器用洗剤(中性洗剤)を使う

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普段洗い物をするときに使用する食器用洗剤(中性洗剤)もトイレつまり解消に役立ちます。

 

【用意するもの】

  • 食器用洗剤(中性):計量カップ1/2(100ml)
  • 45℃前後のぬるま湯:便器の半分程度

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. 食器用洗剤(中性洗剤)を便器に入れる。
  2. ぬるま湯を入れ、20分ほど放置する。
  3. 水位が下がったら再度ぬるま湯を入れ、排水されるか確認する。

使用する食器用洗剤は1種類だけにしてください。複数の洗剤が混ざってしまうと、有毒ガスが発生する恐れがあります。

 

特に、酸性とアルカリ性の洗剤は混ぜないようにし、必ず換気しながら行ってください。

 

食器用洗剤以外にも、トイレつまりに有効な洗剤があります。以下の記事でおすすめの洗剤とトイレつまりの直し方を紹介していますので、トイレつまりにはどんな液体洗剤が適しているのかお確かめください。

重曹と酢を使う

掃除用に重曹を常備している方もいるでしょう。重曹と酢を混ぜて泡を発生させ、トイレつまりの原因になっている汚れを落とす方法です。

 

ただし、炭酸ガスが発生するため、必ず換気をしてから作業を行ってください。

 

炭酸ガスが充満すると、体調が悪くなる恐れがあります。トイレの換気扇を回し、部屋のドアや窓を開けましょう。

 

【用意するもの】

  • 重曹:計量カップ1/4(50ml)
  • お酢(またはクエン酸):計量カップ1/2(100ml)
  • 50~60℃のぬるま湯:便器の半分程度

 

【トイレつまりを直す手順】

  1. 便器内の水溜りに重曹をかける。
  2. 重曹と同じく、水溜りに酢(クエン酸)を入れる。
  3. ぬるま湯を入れる。
  4. 泡立ったら、そのまま約1時間放置する。
  5. 放置後はバケツなどで水を流し、排水して水位が戻るか確認する。

便器に投入する順番は、重曹→クエン酸です。手順を間違えると効果が下がってしまうので、間違えないように注意してください。

 

詳しい手順については、以下の記事を参考にしてください。作業を始める前の準備から、手順や注意点まで、分かりやすく紹介しています。

針金ハンガーを使う

針金ハンガーは、ワイヤーブラシの代用品として使えます。

 

固すぎる針金ハンガーは排水管の奥に入りにくいため、簡単に曲がる柔らかい針金ハンガーを使用しましょう。

 

【用意するもの】

  • 針金ハンガー
  • ペンチ

【トイレつまりを直す手順】

  1. 針金ハンガーの取っ手付近をペンチで切る。
  2. 排水口に入れる側の先端を曲げ、輪を作る。
  3. 先端を排水口に入れ、奥に押し込む。
  4. 針金ハンガーを少しずつ動かし、トイレつまりの原因を少しずつ削る。
  5. トイレつまりが解消されたらハンガーを取り出し、バケツなどで水を流して排水されるか確認する。

針金ハンガーが奥に入らなければ、作業を中止してください。無理にハンガーを押し込むと、排水管や便器が傷つく可能性があります。

 

また、これらを試してみてもトイレのつまりが解消されない場合には、無理をして悪化させる前に業者に相談しましょう。

 

トイレ修理を依頼する際は、修理業者を慎重に選ぶ必要があります。以下の記事で修理業者の選び方や押さえておきたいポイントをまとめていますので、業者選びの参考にしてください。

道具を使って自分で直せるトイレつまりの原因

トイレつまり
自分で直せるトイレつまりは、以下などの水に流せるものをトイレに流したケースです。

  • 大便
  • トイレットペーパー
  • 流せるシート

いずれも本来は水に溶ける・もしくは流せるため、道具を使ってトイレつまりを直せる可能性があります。

 

トイレつまりの症状が軽度なら、2〜3時間ほど放置して解消する場合もあるでしょう。

業者に相談すべきトイレつまり

道具を使っても、自分では直せないトイレつまりもあります。

 

専門業者に相談した方が良いトイレつまりは、以下に当てはまるケースです。

  • トイレットペーパーや流せるシート以外の異物を落とした
  • 排水管や水道管にトラブルが発生している
  • お風呂やキッチンなど、他の排水口もつまっている
  • トイレつまりの原因が分からない

異物を落としてトイレつまりが発生した場合、自分で取り出そうとして、異物がさらに奥へ移動する恐れもあります。無理をせずに、はじめから専門業者に任せる方が賢明です。

 

道具を使って無理にトイレつまりを直そうとすると、被害が広範囲に及ぶ可能性もあります。無理はせず、なるべく早く専門業者に相談しましょう。

 

クリーンライフ』でも、トイレつまりの修理を行っています。24時間年中無休で相談を受け付けていますので、気軽にご相談ください。大まかな料金を知りたい方は、料金シミュレーションもご利用いただけます。

 

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トイレつまりを簡単に防ぐ方法4つ

トイレつまりを解消
トイレつまりは、日頃から予防することが大切です。簡単にできる予防法を4つお伝えするので、ぜひ意識してみてください。

大量のトイレットペーパーを流さない

一度に大量のトイレットペーパーを流すと、トイレつまりが発生しやすくなります。トイレットペーパーを大量に使うのは控えましょう。

 

一度に流せるトイレットペーパーの目安を、水量別にまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

  • レバーの「大」:シングルは10mまで、ダブルは5mまで
  • レバーの「小」:シングルは3mまで、ダブルは1.5mまで

排泄後に拭き取りないときは、一旦トイレットペーパーを流してから再度拭きましょう。

 

ダブルのトイレットペーパーを使用してトイレつまりが再発する場合は、シングルに変えて様子を見るのもおすすめです。

排泄物・トイレットペーパー以外を流さない

公共のトイレで「トイレットペーパー以外は流さないでください」と記載された注意書きを見たことがある方は多いでしょう。

 

基本的にトイレは、排泄物とトイレットペーパーだけを流してください。他のものを流すと、トイレつまりが発生しやすくなります。

 

「トイレに流せる」と書かれたシート類も流さないようにしましょう。シート類はトイレットペーパーよりも分厚く、トイレつまりの原因につながります。

 

また、流せるお掃除シートは掃除後にホコリや髪の毛が付着しているため、そのままトイレに流すとつまる可能性があります。トイレには流さず、ゴミとして処分しましょう。

トイレで子どもが遊ばないように対策

子どもがトイレで遊ぶと、便器におもちゃや文房具などの異物を落とす恐れがあります。

 

また、トイレは雑菌が多く、子どもが遊ぶのは不衛生です。便器の水で遊んだり、床を触ったりして雑菌が付き、炎症を招く恐れもあるでしょう。

 

トイレで子どもが遊ぶのを防ぐために、次のような対策を行いましょう。

  • トイレに鍵をかける
  • 「子どもがトイレに入った」とすぐ分かるようにドアベルを設置する
  • トイレには極力ものを置かない

勝手に入らないように対策をしたり、もし入ってしまってもすぐ気づけるように工夫することが大切です。

定期的にトイレ掃除をする

トイレつまりを防ぐために、便器や排水管を定期的に掃除しましょう。

 

トイレには、さまざまな汚れが付着しています。汚れの原因に適した洗剤を選ばなければ、なかなか汚れは落ちません。以下を参考にしてみてください。

  • 酸素系のトイレ用洗剤:水垢、黄ばみ、尿石
  • 塩素系のトイレ用洗剤:カビ、黒ずみ

ただし、酸素系と塩素系の洗剤を混ぜてしまうと、有毒ガスが発生します。

 

異なる種類の洗剤を同時に使うのは、絶対に避けてください。異なる洗剤を使いたいときは、別の日に掃除を行いましょう。

 

また、トイレの汚れで特に注意したいのは、尿石です。尿石が蓄積するとトイレつまりが起こりやすいため、もし自分で尿石を除去できなければ専門業者に相談しましょう。

 

トイレつまりを防ぐには、トイレの排水管の掃除も大切です。以下の記事で排水管のお手入れの方法を解説していますので、トイレつまりの予防にお試しください。

道具を使ってもトイレつまりが直らないなら

水に溶けるものを流してトイレつまりが起きたのであれば、道具を使って自分で直せる可能性があります。

 

ラバーカップやワイヤーブラシなどの専用の道具がない場合、ペットボトルやビニール袋といった自宅にあるものを代用することも可能です。

 

もし道具を使ってもトイレつまりを解消できないときは、専門業者に相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でもトイレつまりのご相談や修理を受け付けております。

 

24時間365日対応し、早朝や深夜の急なトイレつまりもご相談可能です。ご相談やお見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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2021.10.22

トイレつまりが起きたとき、正しい対処法を知らないまま直そうとするのは危険です。

 

知識がないまま自分で適当にトイレつまりを直そうとすると、水が溢れたり便器が壊れたりなど、事態が悪化する可能性があります。

 

この記事では、自分でできるトイレつまりの直し方11選を紹介します。

 

身近にあるものを使ったトイレつまりの直し方を分かりやすくお伝えしますので、ぜひトイレつまりの解消にお役立てください。

トイレがつまったときにまずすべきこと

トイレがつまったときは、慌てずにまず以下のことを実践しましょう。

一つずつやり方を見ていきます。

電源プラグを抜く

温水洗浄便座や暖房便座の場合は、安全のために電源プラグを抜いておきましょう。感電を防ぐほか、誤作動でノズルから水が出てくることも防げます。

 

ただ、濡れた手で電源プラグを抜くと感電の恐れがあり、非常に危険です。必ずゴム手袋を装着して、電源プラグを抜きましょう。

止水栓を閉める

トイレの止水栓

止水栓を閉めることで、さらに水が流れて溢れる事態を防げます。誤作動で水が流れる可能性もあるので、止水栓は閉めておいたほうが安心です。

 

多くの場合、トイレの止水栓は壁や床の近くにあります。止水栓は、マイナスドライバーや硬貨などを使って右回りに回して閉めましょう。

 

ただ、止水栓をしばらく動かしていないと、固まって回らないケースがあります。無理に回そうとすると破損する可能性があるため、その場合は給水ホースの元栓を閉めましょう。

 

以下の記事では、止水栓の場所や回らない時の対処法などについて解説しています。こちらもぜひご覧ください。

原因を特定する

トイレつまりの原因によって対処法が変わるため、原因を特定するのも大事な工程です。トイレつまりのよくある原因は、以下のとおりです。

  • 大量のトイレットぺーパー・掃除用除菌シート
  • 排泄物
  • ティッシュペーパー
  • 生理用品・おむつ
  • ペット用のトイレ砂
  • スマートフォン・おもちゃ

大きく分けて、水に溶けるものかそうでないかによって対処法は大きく変わります。自分の行動はもちろん、同居人がいる場合は話を聞いて、原因を特定してみましょう。

床や壁を養生する

トイレを養生する

トイレつまりを解消しようとすると、水や汚物が飛び散る可能性があります。床や壁が濡れないように、新聞紙と養生テープで養生しておきましょう。

 

便器にビニール袋をかぶせて作業することで、より水や汚物の飛び散りを防げます。特に、賃貸物件の場合は、床や壁が濡れてリフォームが必要になると費用を請求される可能性があります。

 

掃除も楽になるので、養生してから作業しましょう。

便器内の水位を把握する

便器の水位が低い状態

つまりによって、便器内の水位がどうなっているかを見ておくことも大事です。

 

「水がゆっくり引くから軽度のつまりが発生している」のように、水位によって、つまりの状況が分かるケースもあります。

 

水位が高いと作業中に水が溢れてしまうので、あらかじめバケツや灯油ポンプなどで水をくみ出しておきましょう。

トイレつまりの5つの症状

スマホが詰まったトイレ
すぐにトイレつまりを直したい方向けに、トイレつまりの症状とそれぞれに適した対処法を解説していきます。

症状 原因 対処法
水の流れが悪い トイレットペーパーや異物がつまっている
汚れが蓄積している
バケツで水・お湯を流す
ラバーカップを使う
水を流した後に水位が上がる 異物がつまっている ワイヤーブラシを使う
針金ハンガーを使う
便器に溜まる水の量が少ない トイレットペーパーや異物がつまっている
トイレに流れる水の量が少ない
重曹とクエン酸を使う
食器用洗剤を使う
バケツでお湯を流す
異臭がする 汚れが蓄積している
汚水桝がつまっている
重曹とクエン酸を使う
食器用洗剤を使う
汚水桝を掃除する
異音がする 軽度のつまりが発生している ラバーカップを使う
真空式パイプクリーナーを使う

トイレつまりの症状の把握は、原因の特定や対処法の選択のために必要です。自宅のトイレの状況と照らし合わせながら見ていきましょう。

 

なお、水に溶けない異物を流した記憶がある場合は、家庭での作業は困難です。迷わずトイレ修理業者を呼びましょう。

水の流れが悪い

水の流れが悪い場合は、トイレットペーパーや異物がつまっていたり、汚れが蓄積したりしている可能性があります。解消するには、バケツで大量の水を流してみましょう。

 

お湯でも構いませんが、50℃以上だと便器や排水管を傷めてしまうため、温度には注意してください。

 

水やお湯で症状が改善しないときは、ラバーカップを使ってつまりの原因を取り除くのも一つの手です。

 

大量の水を流す方法を詳しく見る

ラバーカップを使う方法を詳しく見る

水を流した後に水位が上がる

水を流した後に水位が上がる場合、異物によってトイレつまりが発生しています。

 

そのため、ワイヤーブラシで異物を取り除きましょう。ワイヤーブラシがない場合は、針金ハンガーでも代用可能です。

 

水位が上がっている場合は、あらかじめバケツやコップで水をくみ出しておき、周りを養生してから作業するのがオススメです。

 

ワイヤーブラシを使う方法を詳しく見る

針金ハンガーを使う方法を詳しく見る

便器に溜まる水の量が少ない

便器に溜まる水の量が少ない場合は、つまっているトイレットペーパーが水を吸収していたり、そもそも流れる水の量が少なくなっていたりするのが原因です。

 

解消するには、重曹とクエン酸、または食器用洗剤を使って、つまりの原因を溶かして流しましょう。シンプルに、大量のお湯を流してみるのも手です。

 

重曹とクエン酸を使う方法を詳しく見る

食器用洗剤を使う方法を詳しく見る

大量のお湯を流す方法を詳しく見る

異臭がする

異臭がする場合は、排水管の奥に汚れが蓄積している可能性があります。また、汚水桝がつまっていると、排水管を通って嫌な臭いが上がってくるケースもあります。

 

異臭を解消するには、重曹とクエン酸、または食器用洗剤で汚れを落としてみましょう。汚水桝が原因の場合は、汚水桝の掃除を試してみてください。

 

重曹とクエン酸を使う方法を詳しく見る

食器用洗剤を使う方法を詳しく見る

汚水桝を掃除する方法を詳しく見る

異音がする

水を流すと「コポコポ」と異音がする場合は、軽度のつまりが発生しているかもしれません。

 

特に、異音がするのに加え、水の流れが悪かったり異臭がしたりする場合は、つまりが発生していると思っていいでしょう。

 

異音を解消するには、ラバーカップや真空式パイプクリーナーでつまりの原因を取り除きましょう。

 

真空式パイプクリーナーはラバーカップより値段が高いですが、吸引力は強いため、状況に合わせて選んでみてください。

 

ラバーカップを使う方法を詳しく見る

真空式パイプクリーナーを使う方法を詳しく見る

トイレつまりの原因

トイレットペーパー
主なトイレつまりの原因は、以下の5つです。

一緒に自宅のトイレがつまった原因を探っていきましょう。

大量のトイレットペーパーを流した

トイレつまりの原因で多いのが、大量のトイレットペーパーを流したケースです。

 

トイレットペーパーは水に溶けやすいですが、大量に流してしまうと排水管や便器でつまりやすくなります。少量のトイレットペーパーでも、「小」で流すとつまる場合があります。

 

水に溶けやすい「流せる〇〇」と書かれたシート類も、トイレットペーパー同様、大量に流すとトイレつまりが起きるため、流した記憶がないか思い出してみてください。

 

大量のトイレットペーパーを流したときの対処法をすぐに見る

トイレに流せないもの・異物を流した

以下のような水に溶けないものや異物を流すと、トイレつまりが起こる恐れがあります。

  • ティッシュペーパー
  • おむつ
  • 尿漏れパッド・尿漏れシート
  • 生理用品
  • スマートフォン
  • ハンカチ
  • おもちゃ
  • その他、水に溶けない異物

おむつや尿漏れパッド、生理用品などは吸水性が高く、トイレに流すと水分で膨張し、トイレつまりを招きます。

 

また、おもちゃなどの小さなものもトイレつまりの原因になります。

 

これらの異物やトイレに流せないものが詰まってしまった場合には自力で直すのは難しいため、放置せずに業者へ相談しましょう。

 

異物を流してしまった場合には、便器の着脱が必要になるケースもあります。便器の着脱は自力では難しいので、修理業者に相談しましょう。

 

クリーンライフにトイレつまりの相談をしてみる

トイレに流れる水の量が少ない

トイレのタンクには、大便やトイレットペーパーを流すのに適切な量の水が溜まっています。

 

タンク内の水の量が少なければ、大便やトイレットペーパーが流れず、トイレつまりが起こりやすくなります。

 

以下の行動はトイレに流れる水の量を少なくするため、やっていなかったか振り返ってみてください。

  • 常に「小」で流している
  • タンクの中に節水用品を入れている

節水してもトイレつまりが起これば、節約した水道代よりも高い修理代がかかってしまいます。この場合は、まず大量の水を流してみましょう。

 

トイレに流れる水の量が少ないときの対処法をすぐに見る

便器の奥に尿石が溜まっている

尿石とは、尿に含まれる尿素やタンパク質などの成分が変質して固まった汚れです。なかなか取れない黄ばみは、尿石の可能性が高いでしょう。

 

以下に当てはまれば、尿石が溜まっているかもしれません。

  • 長期間トイレを掃除していない
  • トイレの臭いが日に日に強くなっている

便器や排水管に尿石が溜まってしまうと、トイレつまりや臭いの原因になります。

 

便器の奥に尿石が溜まっているときの対処法をすぐに見る

汚水桝がつまっている

汚水桝のフタ

トイレそのものに原因がなく、屋外にある汚水桝が原因でトイレつまりが発生しているケースがあります。汚水桝とは、生活排水を一時的に溜めておき、固形物や異物を分離する場所です。

 

トイレの排水管は汚水桝につながっているため、汚水桝がつまっていると、トイレの排水にも影響が出ます。汚水桝がつまっている場合は、汚れを取り除いてみましょう。

 

汚水桝がつまっている時の対処法をすぐに見る

自分でできるトイレつまりの直し方11選

トイレつまり
自分でできるトイレつまりの直し方は、以下の11個です。

道具を使う方法の他、家にあるものを使った直し方もお伝えするので、ぜひ試してみてください。

バケツで水を流して直す

バケツで水を流すことで、水の流れや水圧を利用してトイレつまりを直します。

 

【トイレつまりのバケツを使った直し方】

  1. バケツに水を入れ、高い位置から細い線を描くように勢いを付けて排水口に水を流す。
  2. 水が流れ、通常の水位に戻るまで水を数回流す。

一気に大量の水を流すのではなく、1~2cm程度の細い幅の水を流すのがポイントです。

お湯を流して直す

お湯でトイレットペーパーや流れるシートなどを溶かし、トイレつまりを直す方法です。

 

【トイレつまりのお湯を使った直し方】

  1. バケツでお湯を数回流す。
  2. 約1時間そのまま放置し、様子を見る。
  3. 放置後はバケツで水を流し、排水されて水位が戻るか確認する。

お湯は45℃くらいのぬるま湯を目安とし、50℃を超えるような高い温度にはしないでください。ほとんどの便器は陶器で作られているため、熱湯を流すと便器が割れる可能性があります。

 

ヤカンで沸かす場合、泡が少し立ち、湯気が出始めたくらいが目安です。くれぐれも熱湯は流さないでください。

 

お湯を使ったトイレつまりの直し方は、手軽にできる簡単な方法です。家にあるものですぐに試せますので、より詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

重曹とクエン酸(お酢)で直す

TC 6

重曹とクエン酸(お酢)を混ぜて使うと泡が発生し、汚れを落とせます。

 

炭酸ガスが発生するため、トイレの換気扇を回して部屋のドアや窓を開けてから作業を始めましょう。炭酸ガスが充満すると、体調が悪くなる可能性があります。必ず換気してください。

 

【用意するもの】

  • 重曹:計量カップ1/4(50ml)
  • クエン酸(または酢):計量カップ1/2(100ml)
  • 45℃のぬるま湯:便器の半分程度の量

【トイレつまりの重曹とクエン酸を使った直し方】

  1. 便器内の水溜りに重曹をかける。
  2. 重曹と同様、水溜り部分にクエン酸を入れる。
  3. お湯(45℃のぬるま湯)を入れる。
  4. 泡立ったら、その状態で約1時間放置する。
  5. 放置後はバケツで水を流し、排水されるか確認する。

クエン酸がご家庭にない場合には、お酢で代用できます。

 

重曹とクエン酸は、トイレの臭い予防にも効果が期待できます。重曹とクエン酸を使った対処法は以下の記事で詳しくまとめていますので、お試しになる方はご一読ください。

食器用洗剤(中性洗剤)で直す

TC 2 2

食器用洗剤を使うと、異物を溶かしたり流れをよくしたりして、つまりを解消できます。

 

【用意するもの】

  • 食器用洗剤:100ml
  • 45℃前後のぬるま湯:便器の半分程度の量

【トイレつまりの食器用洗剤(中性洗剤)を使った直し方】

  1. 食器用洗剤(中性洗剤)を便器に入れる。
  2. 便器の半分ほどぬるま湯を入れ、約20分放置する。
  3. 水位が下がったら再度ぬるま湯を入れ、水が流れるか確かめる。

食器用洗剤(中性洗剤)は1種類だけ使ってください。複数の洗剤が混ざると、有毒ガスが発生する場合があり危険です。

 

食器用洗剤を使う方法については、以下の記事を参考にしてください。市販で購入できるおすすめの洗剤も紹介しています。

ラバーカップ(すっぽん)で直す

ラバーカップ(すっぽん)を使うと、つまりの原因を取り除けます。ラバーカップは「すっぽん」「吸引カップ」「プランジャー」などと呼ばれることもあり、ホームセンターなどで数百円ほどで購入できます。

 

便器の水や汚れが飛び散るのを防ぐためにビニール袋に穴を開け、ラバーカップの柄を穴に通して使いましょう。便器をビニール袋で覆って作業するのもポイントです。

 

【トイレつまりのラバーカップを使った直し方】

  1. カップ部分が水に浸かるように、水位を調整する。
  2. カップ部分を排水口に密着させる。
  3. ラバーカップをゆっくりと押し込んだ後、勢いよく引く。
    排水されるまで、これを繰り返す。
  4. バケツで水を流し、きちんと排水されるか確認する。

ラバーカップを使うコツは、一気に勢いよく引っ張ることです。押し込むときはゆっくり行ってください。押し込む前に水を足して水位を調整すると、便器とラバーカップの間が密閉され、効果的です。

 

ラバーカップ(すっぽん)にも種類があり、トイレに適したものを使う方が効果的です。また、ラバーカップで対処できるつまりと、できないつまりがありますので、以下の記事を参考に対応してください。

ビニール袋で直す

ビニール袋でトイレつまりを直す方法は、ラバーカップがない場合に有効です。

 

手が小さい、または大きい方は拳が排水口に密着しないため、他の直し方を試しましょう。

 

【用意するもの】

  • ビニール袋:2枚
  • ゴム手袋

 

【トイレつまりのビニール袋を使った直し方】

  1. ゴム手袋をはめた手の上に、ビニール袋を2枚重ねる。
  2. 拳を作って排水口に押し当て、密着させる。
  3. ラバーカップと同様に、拳を押し引きする。
  4. 何度か繰り返し、排水されたらバケツで水を流し、トイレつまりが直ったか確認する。

ビニール袋がトイレに流れないように、拳を押し引きするときはもう片方の手でビニール袋をつかんでおきましょう。

 

ビニール袋を使う際は、トイレの水が飛び散らないように事前に準備しておきましょう。事前準備や詳しい手順については、以下のページを参考にしてお試しください。

ペットボトルで直す

ペットボトルもビニール袋のように、ラバーカップの代用品として使えます。

 

【用意するもの】

  • ゴム手袋
  • 500mlペットボトル
  • ハサミやカッター

ペットボトルは、底を約3〜4cm切り取って、使用します。切り取った底とフタは使わないため、捨てても構いません。

 

ハサミやカッターでペットボトルを切り取る際に、ケガをしないように注意しましょう。

 

【トイレつまりのペットボトルを使った直し方】

  1. ゴム手袋をはめて、ペットボトルの口に親指を入れ、下部を排水口に差し込む。
  2. ラバーカップと同じように、ペットボトルを上下させる。
  3. トイレつまりが解消されたらバケツで水を流し、排水されるか確認する。

ペットボトルを上下させるときは水が飛び散る可能性があるため、気をつけましょう。

 

また、ペットボトルを切る際には、切り口をきれいに整えましょう。切り口が整っていないと便器内を傷つける可能性があります。

 

ペットボトルなら自宅にあることも多く、自動販売機やコンビニに行けばすぐに用意できます。以下の記事で分かりやすく解説していますので、参考にしてください。

真空式パイプクリーナーで直す

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりも吸引力が強い道具です。1回でトイレつまりが直る場合もあります。

 

【トイレつまりの真空式パイプクリーナーを使った直し方】

  1. ラバーカップと同じく、吸引カップが浸かるように水を調整する。
  2. ハンドルを押した状態で、便器の水溜りにカップ部分を押し付ける。
  3. ハンドルを勢いよく引く。
  4. 1回でトイレつまりが解消しないときは、数回押し引きを繰り返す。
    再度ハンドルを押し付ける場合は、一度水の外へ出した後に押す。

カップの内部が真空状態になるように、便器へ強く押し付けるのがポイントです。

 

真空式パイプクリーナーは、トイレ以外の水回りにも使えるので、1つ持っておくと便利です。詳しい使い方・対処法については、以下の記事を参考にしてください。

ワイヤーブラシで直す

ワイヤーブラシを使えば、ワイヤーにひっかけてつまりの原因を除去できます。ドラッグストアやホームセンターで2,000~4,000円ほどで購入可能です。

 

ただし、他の直し方よりも少し難易度が高く、使用にはコツがいります。

 

【トイレつまりのワイヤーブラシを使った直し方】

  1. 排水口にワイヤーブラシの先端部を差し込み、ハンドルを回して押し下げる。
  2. ワイヤーが入りにくいときは強引に押し込まず、ハンドルを回して先端部を回転させる。
  3. 異物があれば、先端部を引っかけて取り出す。汚物は押し流す。

無理にワイヤーブラシを動かすと、排水管や便器が傷ついてしまいます。使うのが難しいため、お持ちでない方やトイレつまりが直らない場合は専門業者に相談しましょう。

 

ワイヤーブラシは慎重に扱わないと、余計なトラブルを招くことになります。使い方は以下のページで解説していますので、使用する前に確認しておいてください。

針金ハンガーで直す

針金ハンガーは、ワイヤーブラシの代用品として使えます。

 

固すぎる針金ハンガーは排水管の奥に入らないため、簡単に曲げられる柔らかい針金ハンガーを使いましょう。

 

【トイレつまりの針金ハンガーを使った直し方】

  1. ハンガーの取っ手あたりをペンチで切る。
  2. 排水口に入れる側の先端を曲げて、輪を作る。
  3. 先端を排水口に入れ、奥まで押し込む。
  4. ハンガーを少しずつ動かし、トイレつまりの原因を徐々に削る。
  5. 水が流れ出したらハンガーを取り出し、バケツで水を流して排水されるか確認する。

針金ハンガーの先端が奥まで入らない場合は、作業を中止してください。力を加えて無理に押し込むと、便器や排水管を傷つける恐れがあります。

 

針金ハンガーでトイレつまりを直す際は、以下の記事を参考にしてください。針金ハンガーで直せるトイレつまりと直せないトイレつまりの見極め方や、注意点もわかりやすく解説しています。

汚水桝を掃除する

汚水桝の汚れを取り除く

 

汚水桝が原因でつまりが発生している場合は、汚水桝を掃除してみましょう。

 

汚れをすくう桶と掃除ブラシを、100円均一ショップやドラッグストアで準備しておいてください。数百円あればどちらも購入できます。

 

【汚水桝の掃除の仕方】

  1. 汚水桝のふたをマイナスドライバーでひっかけて開ける
  2. 桶で汚れをすくう
  3. 掃除ブラシで汚れをこすり落とす

汚水桝の場所は、屋外の「汚水」「おすい」などと表記されているふたを探してみてください。

 

汚水桝の詳しい掃除方法は、以下を参考にしてください。掃除前の準備や掃除頻度などがわかります。

トイレつまりは放置して直るケースもある

以下がトイレつまりの原因であれば、放置して直る可能性があります。

  • トイレットペーパー
  • 大便
  • 流せるシート類

これらは本来水に流れるため、放置すると次第に水に溶けて、つまりが解消するケースがあります。

 

放置する時間は2~3時間が目安です。放置してもトイレつまりが直らなければ、45℃程度のお湯を流し、さらに1時間放置しましょう。

 

それでもトイレつまりが直らない場合、ご紹介した直し方を試してみてください。

トイレつまりを放置して起こるトラブル

トイレつまり
トイレつまりに気づいたにもかかわらず放置すると悪化し、以下のようなトラブルに繋がる可能性があります。

どのようなトラブルが起きるのか、具体的にご紹介します。

トイレが故障する

トイレつまりを放置するとトイレが故障し、以下のトラブルが起きる可能性があります。

  • 水が便器から溢れる
  • 便器の電気系統に水が付着し、故障する
  • 排水口や排水管が傷つく
  • 便器が破損する

トイレつまりを放置してトイレが故障すれば、修理料金が余計に高くなるかもしれません。早めに対処しましょう。

下水が逆流する

トイレつまりを放置していると、排水管から汚水や排泄物が逆流する可能性があります。

 

床や壁に汚水が染み込むと非常に不衛生で、掃除も原状回復も大変です。漏電の恐れもあるため、トイレつまりが軽度なうちに直しましょう。

 

排水される水が排水管1本に合流する部屋の場合、トイレつまりかと思いきや、排水管のつまりが原因のケースもあります。

 

排水管のつまりが原因の場合、トイレ以外の場所から水を流しても下水が逆流し、キッチンや洗面所などが使えなくなるので注意しましょう。

近隣に被害を与えてしまう

集合住宅でトイレつまりを放置して水が溢れると、床に水が染み込んでしまい、下の階に被害を与える可能性があります。

 

集合住宅はトイレの配管を共有しているため、1部屋のトイレつまりによって他の部屋もトイレつまりが起きるケースも少なくありません。

 

もし、不注意で近隣に被害を与えてしまうと、高額請求される場合もあります。集合住宅にお住まいの方は「トイレつまりは自分の部屋のトラブル」とは軽視せず、すぐに直すことが大切です。

トイレつまり解消を業者に依頼する判断基準

以下に当てはまる場合は、自力ではなく、トイレつまり解消を業者に依頼するのがオススメです。

  • 異物を流した
  • 自力での対処が難しい
  • トイレつまりが改善しない

水に溶けない異物がつまっている場合、便器の着脱や専門器具の使用が必要です。素人が自力で解決するのはほぼ不可能なので、プロを頼りましょう。

 

また、自力で対処できないと思ったり、なかなかトイレつまりが改善しない場合も、業者に依頼するのが賢明です。無理に自力で解決しようとすると、状況が悪化して時間も費用も余計にかかる可能性があります。

 

トイレは毎日使う場所なので、プロに素早く確実に治してもらいましょう。

トイレつまり解消を頼む業者の選び方

トイレつまり解消を業者に頼む際は、以下のポイントを意識して選んでみてください。

  • 水道局指定工事店である
  • すぐに駆けつけてくれる
  • 口コミ・評判がいい

まず、水道局指定工事店を選べば、悪徳業者に当たる可能性を限りなく低くできます。特に、初めて修理を依頼する場合は、水道局指定工事店か確認するといいでしょう。

 

また、トイレは家の中でも特によく使う場所なので、すぐに修理してもらえるかも重要なポイントです。ホームページや問い合わせ時の電話などで確認してみてください。

 

さらに、口コミ・評判を調べておくと、実際の利用者の声がわかります。ホームページだけではわからない情報を手に入れられるため、数件だけでも見ておくといいでしょう。

 

水道局指定工事店については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

トイレつまり解消を業者に頼む際の費用相場

トイレつまりは早めに対処

トイレつまりは軽度なら安く簡単に治せますが、状況が悪化すると時間も費用も掛かります。そのため、なるべく早く依頼するのがオススメです。

 

トイレつまり解消の費用相場は、以下のとおりです。

作業内容 料金相場
汚水桝の清掃 2,000円~10,000円
トイレつまりの解消(専用器具使用) 7,000円~10,000円
尿石の除去 8,000円~10,000円
便器の着脱 10,000円~15,000円
トイレタンクの交換 10,000円〜35,000円
排水管の洗浄 10,000円〜35,000円
高圧洗浄 15,000円~50,000円
便器の交換 30,000円〜50,000円

また、業者によっては、以下の料金がかかるケースもあります。

項目 料金相場
基本料金 0〜4,000円
出張費 0~4,000円
夜間・深夜料金 0~8,000円

業者ごとに金額は異なるので、相見積もりをとって比べてみるのがいいでしょう。

トイレつまりの予防法5選

トイレ付近でOKサインを示す女性主なトイレつまりの予防法は、以下の5つです。

トイレつまりを防げば、余計な出費や手間を減らせます。ぜひ、日頃から気をつけてみましょう。

トイレットペーパーを大量に使わない

トイレットペーパーを一度にたくさん流してしまうと、トイレつまりが起こりやすくなります。トイレットペーパーを大量に使うのは控えてください。

 

一度に流せるトイレットペーパーの量は、水量によって異なります。以下が目安です。

  • レバーの「大」:シングルは10mまで、ダブルは5mまで
  • レバーの「小」:シングルは3mまで、ダブルは1.5mまで

排泄後に拭き足りないときは、一度水を流した後に拭きましょう。

 

ダブルのトイレットペーパーでトイレつまりが何度も再発するのであれば、シングルに変えるのも効果的です。

トイレットペーパー以外は流さない

シート類はトイレットペーパーよりも分厚いため、流さないのが賢明です。流せるシート類を大量に流すと、トイレつまりが起こりやすくなります。

 

流せるお掃除シートでトイレ掃除をした場合、ホコリや髪の毛が大量に付着するケースもあります。トイレつまりを防ぎたいのであれば、トイレに流さずゴミとして処分しましょう。

トイレで子どもが遊ばないように対策する

トイレで子どもが遊んでいると、おもちゃやクレヨンなどの異物を落とす可能性があります。また、子どもがトイレで遊ぶのは不衛生で、汚水を触ったり雑菌で炎症したりする恐れもあります。

 

そのため、トイレで子どもが遊ばないように、以下のように対策しましょう。

  • トイレに鍵をかける
  • トイレに子どもが入ったと気づくように、ドアベルを設置する
  • トイレに極力ものを置かない

しつけの観点からも、子どもがトイレで遊ばないように工夫してみてください。

定期的にトイレを掃除する

トイレにはさまざまな汚れが付着しています。便器や排水管を定期的に掃除し、トイレつまりを防ぎましょう。

 

使う洗剤の種類は、汚れによって以下のように分けられます。

  • 塩素系のトイレ用洗剤:カビ、黒ずみ
  • 酸素系のトイレ用洗剤:水垢、黄ばみ、尿石

ただし、塩素系と酸素系の洗剤を混ぜると、有毒ガスが発生します。違う洗剤を同時に使用するのは、絶対に避けてください。違う洗剤を使いたいときは、日を改めて掃除しましょう。

 

また、尿石が溜まるとトイレつまりが生じやすいため、特に注意が必要です。自力で尿石を取り除けないときは、専門業者に相談してください。

過度な節水対策をしない

過度な節水対策は、適正な排水を妨げ、トイレつまりの原因になります。例えば、いつでも「小」で流したり、トイレタンクにペットボトルを入れておいたりすることなどです。

 

トイレつまりが起きると、節水で得した分以上に修理費用がかかる可能性があり、本末転倒です。節水は、歯磨き中に水を止める、皿洗い中に水を止めるなど、ほかに影響がないところで実践しましょう。

トイレつまりを自分で直せないときは『クリーンライフ』に相談!

間違った直し方でトイレつまりを解消しようとすると、便器の故障や水漏れなどを招く可能性があります。最悪の場合には、近隣にも迷惑をかけてしまいます。

 

トイレつまりが起こったら、ぜひ今回お伝えした直し方をお試しください。なかなかトイレつまりが直らないときは無理をせず、専門業者に相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でもトイレつまりのご相談を受け付けております。

 

24時間365日フリーダイヤルでお電話できるため、早朝や夜間の急なトイレつまりもぜひご相談ください。無料でお見積もりいたします。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりの相談をしてみる

2021.10.22

すっぽん(ラバーカップ)といえば、トイレつまりの解消によく使われる道具です。すっぽんの存在を知っている人は多いものの、正しい使い方はあまり知られていません。

 

そこで今回は、すっぽんを使用したトイレつまりの直し方を、イラスト付きで分かりやすく解説します。

 

すっぽんの種類やお手入れ方法もあわせてお伝えしますので、すっぽんを正しく使ってトイレつまりを解消しましょう。

トイレつまり発生時に使うすっぽん(ラバーカップ)の選び方

トイレつまりに使うすっぽん(ラバーカップ)には、いくつかの種類があります。

 

トイレの種類やサイズに合わせて、適したすっぽんを選びましょう。

トイレの種類に適したすっぽんを選ぶ

ラバーカップの種類

すっぽんには、主に3つの種類があります。

和式用 ・ゴム部分がお椀のような半円形
・100均で購入できる場合もある
洋式用 ・ゴム部分に出っ張りがある
・ゴム部分が大・小とサイズ展開されている
節水型トイレ用 ・帽子のつばが付いたような形をしている

 

トイレの種類によってすっぽんを選ばないと、十分に効果を発揮できません。

 

すっぽんは、ホームセンターやディスカウントショップ、ネットショップなどで購入でき、価格は約1,000円~2,000円です。

 

100均ですっぽんが販売されている場合もありますが、多くは和式用なので注意しましょう。

トイレのサイズに適したすっぽんを選ぶ

トイレつまりをスムーズに解消するには、トイレのサイズに合ったすっぽんを選びましょう。

 

トイレの排水口の大きさは、メーカーや機種によって異なります。スッポンと排水口の大きさが合っていないと、うまく圧力をかけられずにつまりを解消できません。

 

スッポンが小さすぎると隙間があいてしまい、大きすぎると圧力をかけられないので、適したサイズのすっぽんを選んでください。

すっぽん(ラバーカップ)で解消できるトイレつまり

すっぽん(ラバーカップ)を使って解消できるのは、トイレに流せるものがつまりの原因で、つまりが軽度の場合のみです。

 

以下のような原因の場合は、すっぽんでトイレつまりを直せます。

  • トイレットペーパー
  • 排泄物
  • トイレに流せる製品(お掃除シートなど)

トイレに流しても良いとされている製品は、水に溶けるものです。水に溶けるもの以外が詰まったときは、すっぽんではつまりを解消できないと考えておきましょう。

 

トイレつまりは原因によって対処法が異なります。トイレつまりの原因が思い当たらない方は、以下の記事をチェックし、当てはまるものがないか確認してみましょう。

 

「トイレがつまって逆流しているが、原因が分からない」という方は、以下の記事を参考にしてください。トイレが詰まって逆流する原因と対処法を、分かりやすく解説しています。

トイレつまりですっぽん(ラバーカップ)を使う前に準備すること

トイレつまりでスッポンを使う前に、以下の道具を準備しておきましょう。

  1. 新聞紙
  2. ビニール袋
  3. ゴム手袋
  4. バケツまたは灯油ポンプ

新聞紙やビニール袋は、トイレから溢れた水で床が汚れないように敷いておきます。

トイレの止水栓を閉める

トイレの止水栓

作業を始める前に、トイレの止水栓を必ず閉めてください。トイレがつまっている状態で止水栓を閉めずに作業すると、水が溢れてくる可能性があります。

 

止水栓はトイレの後ろや横の壁に設置されており、時計回りに回すと閉まります。固くて止水栓を回せないときは、水道の元栓を時計回りに回して閉めましょう。

 

止水栓の場所や閉め方など、詳しい手順については以下のページでご確認ください。

 

水道の元栓については、設置場所や開閉方法を以下のページで詳しく紹介しています。

トイレを養生する

トイレを養生する

すっぽんを使うと、便器内の水やトイレットペーパーなどがトイレに飛び散る可能性があります。

 

トイレの汚れを防ぐために、新聞紙やビニール袋を使って養生しましょう。

 

ラバーカップ(スッポン)の柄をビニール袋から通す

養生のポイントは、次の通りです。

  • 新聞紙を床に敷き、養生テープでとめる
  • ビニール袋を敷く
  • ビニール袋を便器にかぶせる
  • ビニール袋に穴をあけ、ビニール袋からすっぽんの柄を通して作業する

ビニール袋に穴をあけて、すっぽんの柄を通して作業すると、ビニール袋が汚れの飛び散りを防いでくれます。

便器の水量を調整する

ラバーカップ(スッポン)のゴム部分が隠れるくらいに水位を調節

すっぽんを使うときは、便器の水量を調節します。水量は、カップが隠れるくらいが適切です。

 

便器から溢れそうなほど水が多いときは、バケツやポンプを使って水をくみ出しましょう。反対に、水位が低いときは水を足して調節してください。

すっぽん(ラバーカップ)でトイレつまりを直す方法

ここからは、すっぽん(ラバーカップ)でトイレつまりを直す手順を解説します。

1.すっぽんを排水口に押し込む

まずは、すっぽんを排水口にゆっくりと押し込みます。

 

ポイントは、排水口とすっぽんのゴム部分をしっかりと密着させることです。

 

なるべくすき間ができないように密着させて、ぐっと押し込みます。

2.すっぽんを押し引きする

すっぽんを密着させたら、勢いをつけて素早く引っ張ります。

 

すっぽんでトイレつまりを直すコツは、勢いよく引っ張ることです。トイレつまりの原因を押し出すのではなく、引っ張り出すようなイメージで引いてください。

 

トイレのつまりが解消されるまで、押し引きを何度か繰り返します。

3.水を流す

「ゴポゴポ」と音がしたら、つまりが解消された合図です。

 

しかし、いきなりレバーやボタンで水を流すと、トイレつまりが解消されておらず水が溢れてくる可能性があります。

 

まずはバケツなどで少しずつ水を流し、しっかりと排水されることを確認してください。排水されることを確認できたら、トイレのレバーやボタンを使って水を流しましょう。

すっぽん(ラバーカップ)使用後のお手入れ方法

ラバーカップ(スッポン)使用後のお手入れ方法

すっぽんを使い終わったら放置せず、必ずお手入れをしてから保管してください。

 

すっぽんのお手入れのポイントは、以下の通りです。

  • 水洗いをする
  • スポンジを使って汚れを落とす
  • 洗剤・漂白剤・熱湯は使わない
  • 天日干しでしっかり乾燥させる

必ず汚れを落とし、乾かしてから保管しましょう。洗わずにケースに入れて保管していると、雑菌が繁殖し、悪臭の原因になります。

 

また、ゴム部分の劣化を防ぐため、洗剤・漂白剤・熱湯は使わないでください。

すっぽん(ラバーカップ)がないときのトイレつまり解消法

すっぽん(ラバーカップ)がない場合でも、ほかの道具を使ってトイレつまりを解消できます。

 

すっぽんの代用品として、以下のアイテムで試しましょう。

  • 45℃程度のぬるま湯を流す
  • ペットボトルをすっぽん代わりに使う
  • 重曹とお酢の発泡効果を利用する

家にあるものやコンビニで購入できるものでも試せますので、すっぽんが身近にないときにお試しください。

すっぽん(ラバーカップ)でトイレつまりが直らないときの対処法

すっぽんを使ってトイレつまりが直らないときは、以下の方法を試しましょう。

  • 真空式パイプクリーナー
  • 水道修理業者に修理を頼む

以上の2点について、分かりやすく解説します。

真空式パイプクリーナーを利用する

パイプクリーナーの使い方

真空式パイプクリーナーは、すっぽんよりも強い圧力をかけてつまりを解消する道具です。

 

【真空式パイプクリーナーを使う手順】

  1. パイプクリーナーを排水口に密着させる
  2. レバーを引き上げる
  3. レバーを押し下げる
  4. 引いて押す作業を繰り返す

真空式パイプクリーナーは、初めて使う方でも簡単に取り扱えます。ホームセンターなどで、1,000円~2,000円で購入できます。

 

真空式パイプクリーナーについては、以下のページで詳しく解説しています。使い方やつまりの直し方をまとめていますので、参考にしてください。

水道修理業者に修理を頼む

トイレつまりは早めに対処すっぽんや真空式パイプクリーナーを使ってもトイレつまりが直らない場合、自分で直すのは困難です。

 

無理に直そうとすると状況が悪化する恐れもありますので、水道修理業者に相談することをおすすめします。

 

トイレつまり修理の相場は、8,000円~15,000円くらいです。軽度のつまりであれば安く修理できますので、トラブルが悪化する前に業者に相談しましょう。

 

業者にトイレつまり修理を依頼する前に、以下のページをご確認ください。修理料金の相場や、修理を安く依頼する方法を紹介しています。

トイレつまりが解消されずお困りなら

すっぽんはサイズや種類を適切に選び、正しく使用することでトイレつまり解消に効果を発揮します。間違った使い方をするとつまりが悪化する恐れもありますので、正しく使いましょう。

 

すっぽんでもトイレつまりが直らないときは、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。24時間365日、最短30分で修理に駆けつけます。

 

出張見積もりは無料ですので、まずは気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりを相談してみる

2021.10.22

トイレつまりが起きると焦って対処しがちですが、適切な対処法を知らずに直そうとするのは危険です。

 

そこで今回は、自分でできるトイレつまりの解消法を分かりやすく解説します。

 

間違った対処をすると事態が悪化することもありますので、そうならないためにも正しい対処法を把握しておきましょう。

 

しかし、自分では解消できないトイレつまりもあります。業者に依頼すべきトイレつまりのケースもお伝えしますので、判断が難しいときの参考にしてみてください。

トイレつまり発生時のNG行動

トイレつまり発生時のNG行動

トイレつまりが発生したとき、最初の行動を間違えるとつまりが悪化する恐れがあります。

 

「トイレがつまったかも」と思ったときのNG行動をお伝えします。

トイレが詰まったまま放置する

トイレつまりは早めに対処

トイレつまりには放置して直るケースと、直らないケースがあります。

 

トイレットペーパーがつまったときは時間の経過とともに直る場合もありますが、配管の破損や固形物のつまりは、放置しても自然に直ることはありません。

 

むしろつまりが悪化する可能性が高いので、つまりが起きたらすぐに対処しましょう。つまりの原因が分からないときも、放置せず業者に相談するなどして対処してください。

 

トイレつまりが自然に直るケースについては、以下の記事で紹介しています。トイレが少しずつ流れる状態であれば、参考にしてみてください。

水を流してつまりの原因を押し流す

トイレがつまると、慌てて水を流してしまうケースがあります。つまっているときに水を流すと、水の行き場がなくなり、便器からあふれてしまうので注意してください。

 

便器からあふれた水は衛生的に問題があり、悪臭の原因になります。また、床やクロスの腐食につながる恐れもありますので、注意しましょう。

 

水を流すことでつまりの原因になるものが奥に押し流されてしまうと、取り除くのは難しくなってしまいます。トイレつまりが起きたら慌てて水を流さず、適切に対処してください。

熱湯を便器に流す

軽度のトイレつまりの解消にお湯を使用する方法がありますが、流してよいのは50℃程度のぬるま湯です。

 

熱湯をトイレに流すと便器や配管が破損し、ヒビや亀裂が入る可能性があります。便器や配管の交換になると、トイレつまりの除去よりも高額な費用が発生します。

 

水漏れの原因にもなりますので、熱湯は流さないように注意しましょう。

トイレつまりを解消する前に確認すべき症状

トイレつまりを解消する前に確認すべき症状

トイレつまりを解消する前に、確認しておきたいことがいくつかあります。

 

どのようなトイレつまりなのかを確かめるために、次の症状を確認しておきましょう。

水がスムーズに流れない

トイレの水がスムーズに流れない場合は、排水管や便器の奥でつまっている可能性があります。

 

スムーズに水が流れないときに考えられるのは、次の原因です。

  • タンクに不具合が生じている
  • タンクの水量が少ない
  • 節水モードになっている
  • 便器の排水口などがつまっている
  • 便器の奥でつまっている
  • 排水管がつまっている

タンクの水量が少なかったり、節水モードになっていたりすると、流す水が不足してスムーズに流れないケースがあります。確認してみましょう。

 

タンクや節水モードに原因がなければ、排水口や排水管のつまりだと予想できるでしょう。

便器内の水位が上昇する

便器内の水位上昇に注意

便器や排水口がつまっていると、便器内の水位が上昇します。

 

上昇した水は時間の経過とともに引くことがありますが、トイレがつまりかけている軽度のつまりには変わりありません。早めに対処する必要があります。

便器内の水が減っている

毛細管現象

便器内の水が減っているときは、以下の原因が考えられます。

  • トイレの排水管や排水口がつまっている
  • 通気不良

トイレットペーパーが排水管に詰まっていると、排水口に溜まった水(封水)を吸い上げてしまい、便器の水が減ることがあります。

 

排水管が詰まっていると水や空気の流れが悪くなり、通気不良でトイレつまりが起きることも。

 

便器の水が減ると悪臭の原因にもなりますので、つまりを解消させる必要があります。

異音がする

トイレの水を流したときに「ゴポゴポ」と異音がする場合も、トイレつまりの可能性があります。

 

異音とあわせて、以下の症状がないかチェックしてみましょう。

  • 水の流れが悪い
  • 以前にはない音がする

排水口や排水管に異物がつまると、水が空気を取り込んで異音が聞こえることがあります。

 

異音はトイレつまりの前兆ですので、放置せず素早く対処しましょう。

トイレつまりの主な原因5つ

トイレつまりの主な原因5つ

トイレつまりの原因はいくつかありますが、主な原因は以下の5つです。

  • 大量のトイレットペーパーや排泄物
  • ティッシュペーパーや猫砂などの水に流せる製品
  • おもちゃやアクセサリーなどの固形物
  • 尿石や汚れ
  • 水圧不足

以上の原因について詳しくお伝えしますので、心当たりがないかご覧ください。

大量のトイレットペーパーや排泄物

トイレつまりの原因で多いのが、大量のトイレットペーパーや排泄物を流したことによるものです。

 

トイレットペーパーは水に溶けやすく作られていますが、大量に流すと排水口や排水管につまってしまいます。

 

メーカーによって差はありますが、1回のトイレットペーパーの使用量は、大便の場合は3mほど、小便の場合で1.5mほどまでといわれています。目安の使用量であれば、トイレにスムーズに流すことが可能です。

 

これ以上の量を使用するのであれば、数回に分けてトイレを流すと良いでしょう。

ティッシュペーパーや猫砂などの水に流せる製品

以下のような「水に流せる」とされている製品でも、トイレをつまらせる原因になることがあります。

  • ティッシュペーパー
  • 猫砂
  • お掃除シート
  • おしりふき
  • トイレブラシ

これらの製品の中には「トイレに流せる」と謳うものもありますが、溶けきらずに詰まるケースもあるので注意してください。

 

つまりを予防する観点では、トイレットペーパー以外はゴミとして処分することをおすすめします。

おもちゃやアクセサリーなどの固形物

うっかり固形物を落としてしまい、トイレつまりが発生するケースもあります。

  • おもちゃ
  • スマホ
  • ハンカチ
  • おもちゃ
  • アクセサリー
  • その他、水に溶けない異物

これらのものは、水に溶けないうえに、排水管内で引っかかりつまりの原因になります。つまようじや指輪などの小さなものでもつまる可能性はありますので、トイレを使う際は注意しましょう。

 

固形物のつまりは自分で解消するのは難しいので、業者に相談してください。

 

トイレつまりについて業者に無料相談する

尿石や汚れ

尿石とは尿に含まれているタンパク質やカルシウムなどが反応し、石化したものです。便器にできた黄ばみは、尿石と考えられます。

 

尿石や汚れがトイレに蓄積していると、トイレの流れが悪くなり、つまりやすくなるので注意してください。

  • 長い間トイレ掃除をしていない
  • トイレの臭いがどんどん強くなっている
  • 黄ばみが落ちない

このような場合は尿石や汚れが止まっているサインですので、汚れを落としましょう。軽度の汚れであれば、自分で対処できます。

 

尿石の落とし方は、以下の記事が参考になります。取れない黄ばみの落とし方も紹介していますので、ご覧ください。

水圧不足

トイレの水圧不足も、トイレつまりの原因の一つです。水圧・水量が適切でなければ、トイレットペーパーや排泄物が流れ切らずつまりの原因になります。

 

以下をすると水圧・水量が少なくなるため、避けましょう。

  • トイレは常に「小」で流す
  • タンクの中にペットボトルなど節水用品を入れている
  • 節水モードで使っている

節水のつもりでトイレを使っていると、つまりが発生し、高額な修理費用がかかる可能性があります。

 

トイレのメーカーはテストを行った上でタンクの水量や水流などを決定していますので、過剰な節水はしないようにしてください。

トイレつまりを自分で解消する方法5選

ここからは、自分でできるトイレつまりの解消法を5つ紹介します。

 

軽度のつまりなら直せる可能性がありますので、ぜひお試しください。

【基本的な対処法】ラバーカップ(すっぽん)で解消する

ラバーカップの使い方

基本的なトイレつまりの解消法といえば、ラバーカップ(すっぽん)を使う方法です。ラバーカップは先端のカップ内で真空状態を作り、引っ張ることでつまりの原因を引き出します。

 

【ラバーカップの使用手順】

  • 便器に溜まった水をくみ出し、ラバーカップのゴムにかぶるくらいに調節する
  • 柄を持ってゆっくり押し込む
  • 勢いよく引き戻す

ラバーカップでつまりを直すポイントは、ゆっくり押して勢いよく引く動作です。一度で解消できない場合は、押して引く動作を何度か繰り返しましょう。

 

ラバーカップ(すっぽん)の使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。注意点やラバーカップの選び方も紹介していますので、ご覧ください。

【すぐに試せる】中性洗剤で解消する

TC 2 2

軽いトイレつまりであれば、中性洗剤(食器用洗剤)を試しましょう。中性洗剤の成分とぬるま湯によって、トイレットペーパーなどを分解してつまりを解消させます。

 

【中性洗剤の使用手順】

  1. 水位が高い場合は、便器から水をくみ出しておく
  2. 食器用洗剤を100mlほど便器に入れる
  3. 便器の半分程度のぬるま湯(50℃程度)を入れ、20分ほど放置する
  4. 水位が下がったら再度ぬるま湯を入れ、スムーズに水が流れるか確認する

トイレットペーパーや排泄物によるつまりであれば、上記の手順で解消できるでしょう。洗剤にも弱酸性や弱アルカリ性のものもあるため、表記をよく確認してください。

 

以下の記事で、おすすめの洗剤を使ったトイレつまりの直し方を紹介していますので、参考にしてみてください。

【吸引力が強い】真空式パイプクリーナーで解消する

パイプクリーナーの使い方

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップ(すっぽん)と同じ原理でつまりを解消する道具です。ラバーカップよりも吸引力が高いため、ラバーカップでは直せないつまりも直せる可能性があります。

 

【真空式パイプクリーナーの使用手順】

  • 真空式パイプクリーナーを排水口に押し付ける
  • 真空式パイプクリーナーのハンドルを勢いよく引き上げる
  • 3~4回押したり引いたりを繰り返す
  • 水が引いたらバケツなどで水を流す

何度か繰り返して、ゴポゴポと音がしたらつまりが解消されたサインです。バケツなどを使って、少しずつ水を流し、つまりが解消されたのを確認しましょう。

 

真空式パイプクリーナーについては、以下の記事でも解説しています。選び方から事前準備の方法までわかりやすくまとめていますので、ご覧ください。

【道具がない場合】ペットボトルで解消する

真空式パイプクリーナーなどの道具がすぐ用意できないときは、ペットボトルで代用できます。ペットボトルなら自動販売機やコンビニですぐに手に入るので、道具がないときにすぐ試せて便利です。

 

ペットボトルを準備する際に、けがをしないように注意してください。必ずゴム手袋をはめて、作業しましょう。

 

水が飛び散る可能性がありますので、床が濡れないようにシートを敷いておくと安心です。

 

【ペットボトルの使用手順】

  1. ペットボトルの底から2~3cm程度をハサミやカッターで切り取る
  2. ペットボトルの口に親指を入れて、切った下部を排水口に差し込む
  3. ペットボトルを押したり引いたりする
  4. 水が流れるまで押し引きを繰り返す
  5. バケツなどで水を流し、流れるか確認する

ラバーカップの要領で押したり引いたりを繰り返し、水が流れるのを確認してください。

 

以下の記事では、ペットボトルを使ったつまり解消法を紹介しています。イラスト付きで分かりやすくまとめていますので、ぜひご確認ください。

【尿石に効果的】サンポールで解消する

サンポールでパック

尿石によるつまりには、サンポールを使った方法が適しています。尿石はアルカリ性の汚れなので、酸性洗剤のサンポールが汚れの除去におすすめです。

 

臭いや成分で気分が悪くなることもありますので、しっかり換気して使ってください。

 

【サンポールの使用手順】

  1. 便器の水を汲み出して、水位を低くする
  2. トイレットペーパーを便器のフチや排水口などに敷き詰める
  3. サンポールをしっかりかける
  4. 3分〜5分ほど放置する
  5. ブラシでこすって汚れを落とし、水を流す

サンポールは塩素系洗剤と混ぜるのは禁止です。有毒なガスが発生しますので、必ず別のタイミングで使用してください。

 

サンポールを使った掃除方法については、以下の記事が参考になります。記事内の注意点をよく読み、安全に使用してください。

トイレつまり解消を業者に頼む判断基準・タイミング

トイレつまり解消を業者に頼む判断基準・タイミング

トイレつまりは軽度であれば、上記で紹介した方法で解消できます。

 

しかし、つまりの状態や原因によっては、自分では対処できないケースもあります。自分で直すのが難しいときは、業者に修理を依頼しなければなりません。

 

ここからは、トイレつまり解消を業者に頼む判断基準と、タイミングを紹介します。

解消法を試してもトイレつまりが直らないとき

ここで紹介した解消法を試してもトイレつまりが直らないときは、すぐに業者に相談してください。

 

道具を使っても直せないのであれば、以下に当てはまるかもしれません。

  • つまりの状態がひどい
  • トイレには流せない固形物が詰まっている

排水管内でトラブルが起きている可能性もありますので、業者にしっかり調査・修理をしてもらいましょう。

固形物を便器に流したとき

トイレの排水管が原因の場合

トイレつまりの原因が明らかに固形物だとわかっているのであれば、最初から業者に相談すべきです。

 

例えば、スマホなどの固形物が詰まっていると、自分で取り出すのは困難です。オムツなどの吸水性の高いものの場合、放置するとどんどん水を吸って膨らんでしまいます。

 

固形物が原因のトイレつまりは放置しても直ることはなく、取り出すのも難しいので、できるだけ早く業者に依頼してください。

トイレつまりの原因が分からないとき

トイレつまりの原因が分からないときも、業者に相談しましょう。

 

トイレつまりは原因によって、対処法が異なります。つまりの原因が固形物なのにラバーカップを使ってしまうと、さらに奥に行ってしまい、取り出せなくなることも。

 

つまりが悪化することにもなりかねませんので、自分で判断して対処するのは危険です。つまりの原因が明確でないときは、調査も含めて業者に相談してください。

 

トイレつまりについて業者に無料相談する

トイレつまりを再発させないための対策・習慣

トイレつまりを再発させないための対策・習慣

トイレつまりが発生すると、解消する手間も時間もかかってしまいます。

 

トイレつまりは予防できますので、以下の3つの方法をお試しください。

  1. トイレをこまめに掃除する
  2. トイレつまりを招く行動はしない
  3. 節水対策はしない

これら3つの予防法について、詳しく解説していきます。

トイレをこまめに掃除する

汚れの蓄積を防ぐためにも、トイレはこまめに掃除することが大切です。

 

しかし、こまめに掃除をしていても、尿石やカビなどの汚れは溜まっていきます。

 

汚れの種類に合わせて、以下の洗剤を使用するのがおすすめです。

  • 水垢・黄ばみ・尿石には、酸素系のトイレ用洗剤
  • カビ・黒ずみには、塩素系のトイレ用洗剤

酸素系と塩素系の洗剤を混ぜてしまうと、有毒ガスが発生しますので、同時に使わないよう注意して使用してください。

 

掃除はできれば、簡単にでもよいので毎日行うのがおすすめです。ウォシュレットなど細かな部分の掃除は、週に1回を目途に行いましょう。

トイレつまりを招く行動はしない

トイレつまりが起きるのには、必ず原因があります。

 

トイレの使い方を間違えるとつまりやすくなるので、つまりを招く使い方は避けましょう。以下のように、トイレつまりを招く行動はしないでください。

  • 1度に大量のトイレットペーパーを流さない
    ※1回の目安は3mまで
  • スマホをトイレに持ち込まない
  • 子どもをトイレで遊ばせない
    ※おもちゃの持ち込みを防ぐ
  • トイレに流せるもの以外は流さない
    ※ティッシュペーパーなど

排泄後にトイレットペーパーを大量に使用する場合は、こまめに水を流すようにしてください。

 

ポケットに入れている小銭、ハンカチも落としやすいので注意しましょう。小さなものでも、トイレつまりの原因になります。

節水対策はしない

タンクにペットボトルを入れない

過剰な節水対策は、トイレつまりを招く原因になります。

 

よくある節水対策で、トイレつまりの原因になるのは以下のような対策です。

  • 節水モードで常に使っている
  • 常にレバーの「小」でトイレを流す
  • ペットボトルなどをトイレタンクに入れる

水の量を少なくし過ぎていると、排泄物やトイレットペーパーがしっかり流れずに詰まりやすくなるので注意してください。

 

「小」では水量・水圧が不足するケースもありますので、詰まりやすい場合は「大」で流してみましょう。

 

ペットボトルなどをトイレタンクに入れる節水対策もありますが、つまりだけでなく他の部品の不具合にもつながるため、タンクにペットボトルや節水用品を入れるのはやめましょう。

トイレつまりをすぐに解消したいときは業者に無料相談

トイレつまりは、原因やつまりの状態によっては、自分で解消できます。ラバーカップなどの道具がなくてもできる方法もありますので、お困りの際は実践してみてください。

 

ただし、原因が分からないときや、試してみても直らないときには、無理に直そうとせず業者に相談することをおすすめします。

 

私たち『クリーンライフ』でも、トイレつまりのご相談を年中無休で受け付けています。深夜・早朝・休日でも最短30分で駆けつけますので、気軽に無料相談をご利用ください。

 

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2021.10.22

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