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トイレつまり・水漏れ

トイレが下水臭いときの原因は、トイレつまりや汚れなどが考えられます。

 

自分で対処できるケースも多いですが、なかには業者に相談しなければならないケースもあります。

 

この記事では、トイレの下水の臭いの原因と対処法を、分かりやすくまとめました。

 

簡単にできる解決策をお伝えしますので、トイレの下水臭でお困りの方はお試しください。

トイレが下水臭い6つの原因

原因

トイレが下水臭いのには、いくつかの原因が考えられます。

 

原因を知るためには、どこで下水の臭いがするのかを突き止める必要があります。

 

以下の表で「臭いを確認する場所」と「原因」をまとめました。

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

便器の中の水が減っている

封水が蒸発して水位が下がる

便器の中に溜まっている水を「封水」といいます。

 

便器の水(封水)には、下水の臭いや虫が上がってくるのを抑える役割があり、封水が減っていたり切れていたりすると、下水の臭いが上がってくることがあります。

 

封水は基本的に常に溜まっているものですが、何らかの原因で水がなくなってしまうことがあります。

 

考えられる原因は、以下の通りです。

  • 気温が高く、蒸発した
  • トイレを長期間使用していない(自然蒸発)
  • 気圧の変化による吸引
  • 排水管の施行ミス
  • 封水を溜める部分の故障

これらの原因によって封水がなくなると、下水の臭いがトイレに逆流してきます。

 

⇒便器の水が減っているときの対処法を見てみる

便器内の水が引っ張られた

自己サイホンの作用

トイレの水を大量に一気に流すと、排水管の中で真空状態になり、水が引きずり込まれてしまうことがあります。その現象を「自己サイホン作用」といい、封水切れの原因の一つです。

 

自己サイホン作用がおきたときは、便器の中に水を補給すれば、臭いを軽減できます。

 

しかし、何度も繰り返す場合は排水管の設計ミスの可能性もありますので、専門の業者に相談しましょう。

排水管内の気圧が変化した

誘導サイホン作用

誘導サイホン作用とは、水が流れる際に真空状態になり、排水管内の水が逆流する現象です。低気圧によるサイホン作用で、封水が減りやすくなります。

 

マンションのような集合住宅に多い現象で、上の階から大量の水が流れると、排水管内の気圧の変化が起き、トイレの封水が吸引されてしまうのです。

 

対処法としては気圧の変化を受けにくい処置を施す必要があるため、通気管を設置したり、排水管を太くする方法があります。

 

個人では対処できないため、業者に対応を依頼しましょう。

キッチンの換気扇を使用して排水管の気圧が下がった

キッチンの換気扇を使用することが原因で、トイレで下水の臭いが上がってくることがあります。

 

気密性の高い住まいでキッチンの換気扇を使うと、レンジフードが排気することで排水管内の気圧が下がり、トイレの封水が吸引されてしまうためです。

 

気圧が下がるのを解消するには、窓を開けて、室内の給気と排気のバランスを整えます。

 

同じような症状を繰り返すときには、業者に相談して対処してもらいましょう。

 

トイレの水が減ってお困りの方は、以下の記事をご覧ください。水位が低くなったときの対処法を紹介しています。

トイレが詰まっている

下水の臭いがひどいときは、トイレがつまっている可能性もあります。

 

【トイレが詰まる原因】

  • トイレットペーパーを大量に流した
  • 大量の排せつ物を一気に流した
  • 異物を落とした
  • トイレに流せないティッシュやウェットシートを流した
  • オムツやナプキンを流した

このように、一度に大量のものを流したり、水に溶けにくいものを流したりすると、トイレつまりの原因になります。

 

トイレがつまったときは、便器に40~50℃のお湯を流すと解消される可能性があります。

 

⇒トイレつまりの対処法を見てみる

水を吸い取る「毛細管現象」

毛細管現象

毛細管現象とは、排水トラップに引っかかったトイレットペーパーなどを伝って封水が流れてしまい、水位が下がってしまう現象です。

 

完全につまっている状態ではないことが多いため、気づかないうちに水が減少してしまいます。

 

毛細管現象が起きたときは、つまりの原因になるものを取り除かなければなりません。

 

ラバーカップやパイプクリーナーを使って、つまりの原因を除去しましょう。

汚れが溜まっている

便器に蓄積した汚れも、下水の臭いの原因になります。

 

【汚れの原因】

  • 尿石
  • カビ
  • 水垢

これらが蓄積すると頑固な汚れとなり、下水の臭いの原因になります。

 

とくに梅雨の時期や冬の結露でカビが発生しやすいため、便器のフチや裏までしっかり掃除することが大切です。

 

便器の掃除には、酸性洗剤を使う方法が手軽でおすすめです。

 

⇒トイレの掃除方法を見てみる

タンク内の部品で不具合が生じている

トイレタンクの構造

タンク内で部品の不具合が発生していると、封水の水位が下がり、下水臭の原因になります。

 

タンクを確認するときは、以下の部品を確かめましょう。

浮き玉 どこかに引っかかっていないか
ボールタップ 弁が破損していないか
ボルトが緩んでないか
パッキン 劣化していないか
オーバーフロー管 折れたり破損していないか

これらの不具合が見られるときは、修理または交換をしましょう。

 

⇒タンク内の部品の交換方法をすぐに見る

排水管の隙間から臭いが漏れている

トイレに手洗い場がある場合は、排水管と排水パイプに隙間がないか確認しましょう。

 

排水管がずれていたり、隙間があると、臭いが漏れてトイレで下水の臭いがします。

 

排水管に隙間があるときは、つなぎ目の防臭キャップを確かめてください。防臭キャップが劣化していると、臭いの漏れを防ぎきれずに漏れている可能性があります。

 

防臭キャップの交換は自分でもできますが、難しいときは業者に相談しましょう。

 

⇒防臭キャップを交換する方法を見てみる

便器と床の隙間から臭いが漏れている

便器本体に問題がない場合、トイレの床と便器の接続部分に原因がある可能性もあります。

 

施工不良などで隙間ができていると、隙間から下水の臭いが漏れ出します。

 

接続部分に隙間がある場合、自分で直すのは困難です。修理業者に相談し、急いで修理してもらいましょう。放置すると接合部分から水漏れするケースもあるので、注意が必要です。

 

トイレの床のトラブルについては、以下の記事が参考になります。床部分からの水漏れについて修理方法を紹介していますので、ぜひご覧ください。

トイレが下水臭いときの対処法

掃除道具

トイレが下水臭いときは、原因に適した対処をする必要があります。

 

トイレが下水臭いときの対処法をお伝えしますので、お試しください。

便器内に水を流す

便器の水(封水)が減って下水臭がするときは、便器内に水を流して封水を溜めましょう。

 

蒸発が原因で封水がなくなったのであれば、水を流すだけで解決できます。

 

封水を溜めてしばらくしても臭いが消えないときは、他に原因がある可能性があります。

便器内に40〜50℃のお湯を流す

52d8a87a4aa1af5ad134321be55af2cbトイレつまりが原因の場合は、便器に40~50℃のお湯を流してみましょう。

  • 40~50℃のお湯を用意する
  • 便器に溜まった水をできるだけ抜く
  • お湯を高めの位置からゆっくり注ぐ
  • しばらく放置して、トイレの水を流す

熱湯を使うと、便器が破損する恐れがあります。必ず40~50℃程度のぬるま湯を用意してください。

 

給湯器の温度を50℃に設定すれば、ぬるま湯を簡単に用意できます。

 

お湯を使ったトイレつまりの解消法が気になる方は、以下の記事をご覧ください。家にあるもので簡単に作業できますので、ぜひお試しください。

重曹とクエン酸を利用する

重曹・クエン酸によるトイレつまり解消

トイレつまりの解消には、重曹とクエン酸も有効です。

 

重曹とクエン酸を使ったトイレつまりの直し方を紹介します。

  1. 重曹50mlを便器に入れる
  2. クエン酸100mlを便器に入れる
  3. 便器の半分くらいの量のぬるま湯(50℃程度)を注ぐ
  4. 1時間放置して、少しずつ水を流す

重曹の上からクエン酸を振りかけると、発泡します。そのまま1時間ほど放置してから、少しずつ水を流して、つまりが解消できたか確認しましょう。

 

重曹とクエン酸は100円ショップやドラッグストアなど、身近な店で購入できるので、簡単に試せます。直し方については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

すっぽん(ラバーカップ)を利用する

ラバーカップの使い方

トイレつまりを直す道具といえば、すっぽん(ラバーカップ)です。

 

すっぽんの使い方は、以下の通りです。

  1. すっぽんのゴム部分が隠れる程度に水位を調整する
  2. すっぽんを便器の排水口に密着させる
  3. ゴム部分を押し込ませて、勢いよく引っ張る
  4. 1〜3の手順を数回繰り返す

ゴポゴポと音がして水が流れたら、つまりは解消されています。

 

つまりを解消させるポイントは、ラバーカップを勢いよく引っ張ることです。

 

すっぽんの使い方や手順を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。すっぽんの選び方も紹介しています。

トイレを掃除する

トイレの汚れが原因の場合は、トイレ掃除をして汚れを落としましょう。

 

トイレ掃除の方法を、2つ紹介します。

酸性洗剤で便器内を掃除する

トイレの尿石汚れの掃除には、酸性洗剤がおすすめです。尿石はアルカリ性の汚れなので、酸性洗剤を使うと落としやすくなります。

 

ここでは、酸性洗剤の「サンポール」を使ったトイレ掃除の手順を紹介します。

  1. 便器内の水を汲み取る
  2. 便器のフチや汚れが気になる部分にサンポールをかける
  3. 2〜3分放置してブラシでこする
  4. 水をしっかり流す

サンポールを使う場合は、目に入ったり、皮膚に付いたりしないように注意してください。

 

一度で汚れが落ちない場合は、何度か繰り返してみましょう。

 

尿石汚れについては、以下の記事でも掃除方法を紹介しています。サンポール以外の方法もまとめていますので、ご覧ください。

トイレタンクを掃除する

トイレタンクの中のカビ汚れは、中性洗剤を使って落とします。

 

中性洗剤を使う手順は、以下の通りです。

  1. トイレの止水栓を時計回りで閉める
  2. タンクのフタを開ける
  3. スポンジに中性洗剤と水を含ませ、フタを洗う
  4. トイレタンクに中性洗剤を吹き付ける
  5. スポンジと歯ブラシで汚れている部分を洗う
  6. 止水栓を開ける
  7. トイレの水を流して、洗剤を流す

トイレタンクの中には細かな部品がたくさんあるので、壊さないように注意して作業しましょう。

 

洗剤がタンクに残らないように、最後にたっぷり水を流してください。

 

トイレタンクの掃除方法は、中性洗剤を使う以外にもあります。以下の記事で紹介していますので、ご覧ください。

タンク内の部品を交換する

トイレタンク内の部品に不具合があるときは、部品を交換してください。

 

自分でできる交換方法を、2つ簡単に紹介します。

ボールタップを交換する

ボールタップが破損している場合は、新しい部品と交換します。

 

ボールタップは1,000円程度で購入できます。コーナンなどのホームセンターやAmazonなどで購入できますが、種類が分からないときはメーカーに確認しましょう。

 

手順は以下の通りです。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. タンクの手洗い管を外す
  3. ボールタップと給水管を固定するナットを緩めて給水管を外す
  4. ボールタップとタンクを固定するナットを緩めて外す
  5. 新しいボールタップを取り付ける
  6. 給水管を取り付けてナットを閉める
  7. 手洗い管を元に戻す
  8. 止水栓を開ける

止水栓を開けて水を流したら、水漏れがないか必ず確認してください。

 

DIYが得意な方なら自分でも交換できますが、不安なときは専門業者に相談してください。

ゴムフロート(フロートバルブ)を交換する

ゴムフロート(フロートバルブ)は1,000円~1,500円程で、ホームセンター(コーナン・カインズなど)で売られています。

 

交換手順は、以下の通りです。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. タンクの水を流して抜く
  3. レバーに接続されたチェーンを外す
  4. ゴムフロート(フロートバルブ)を外す
  5. 新しいものを付ける
  6. 逆の手順で元に戻す
  7. チェーンの長さを調節する
  8. 止水栓を開ける

止水栓を閉める際は、閉めすぎないように注意してください。きつく締めるすぎると、水漏れする恐れがあります。

防臭キャップを交換する

防臭キャップが劣化しているときは、新しいキャップと交換しましょう。

 

防臭キャップは、500円前後の価格で販売されています。主な販売場所は、ホームセンター(カインズなど)やインターネット通販(Amazon、楽天など)です。

 

防臭キャップには排水用以外のものもありますので、排水用のものか確かめてから購入してください。

 

ただし、トイレの防臭キャップの交換は、素人には困難です。無理に交換すると破損がひどくなる可能性がありますので、できるだけ専門業者に依頼してください。

トイレが下水臭いときに業者に依頼するケース

トイレが下水臭いとき、自分で直せるケースと、業者に依頼すべきケースがあります。

 

【業者に依頼すべきケース】

  1. 便器が破損している
  2. 対処法を試しても下水臭い
  3. 排水管に不具合がある
  4. 設置不良

このように、自分で対処するのが難しいケースは、専門の業者に相談してください。

トイレの修理業者の費用相場

トイレつまりで便器の取り外しが必要なケース
修理業者の費用の相場を、以下の表にまとめました。

トイレつまり修理 8,000円〜20,000円
水漏れ修理 10,000円〜
トイレタンクの部品交換 5,000円+部品代
便器の交換 30,000円+便器代

あくまでも一般的な修理費用の相場ですので、修理箇所や状態によって費用は上下します。

 

便器の交換や取り外しなど、修理が大掛かりになると高額になります。

 

トイレのトラブルは悪化するほど料金が高くなるため、トラブルが起きたときは早めに業者に相談してください。

 

トイレの臭いを簡単に防ぐ方法

トイレタンク

トイレの下水の臭いは、適切に予防することで防げます。

 

ここでは、簡単にできるトイレの臭いを防ぐ方法を4つ紹介します。

座って用を足す

尿が飛び散りやすい場所

トイレで用を足すときは、座ってしましょう。

 

立ってトイレを使うと、尿が飛び散り壁や床に付着し、臭いの原因になります。

 

また、使用後に便座のフタを閉じて水を流すと、便器の汚れた臭いの拡散を防ぐのに効果的です。

 

便や尿が空気に触れると臭いが広がりやすくなりますので、フタを閉じて流すのを心がけてください。

トイレには物を持ち込まない

トイレつまりの原因でよくあるのが、ポケットに入れていたスマホやペンを落とすことです。

 

トイレつまりを防ぐためにも、トイレには不要なものを持ち込まないようにしましょう。

 

どうしてもトイレに持ち込みたいときは、バッグに入れる、ポケットから取り出しておくなど、落とさない工夫をしてください。

定期的にトイレを掃除する

トイレに汚れを溜めないためにも、定期的に掃除をしましょう。

 

トイレは見える所だけでなく、便器のフタの裏やフチ、床・壁などにも汚れが付着しています。こまめに掃除をし、汚れが蓄積しないようにしてください。

 

【手軽にできるお掃除方法】

  1. 便器の中をブラシでこする
  2. 便座の裏側とフチをブラシ・お掃除シートできれいにする
  3. ウォシュレットを歯ブラシで掃除する
  4. 壁をお掃除シートで拭く
  5. 床をお掃除シートで拭く

このような簡単な掃除は、毎日行うのが理想です。

 

細かい掃除は週に1回は行うと、汚れの蓄積を予防できます。

消臭剤をトイレに置く

臭いが気になるときは、消臭剤を置くのも手です。消臭剤を置いて空気をリフレッシュさせると、下水の臭いが和らぎます。

 

消臭剤はウエルシアなどのドラッグストアや、イオンなどの大型スーパーで購入可能です。500円~1,000円程度でさまざまな種類のものがありますので、お気に入りの香りを見つけましょう。

 

ただし、商品を選ぶ際には注意が必要です。なかには臭いがきついものもあり、過度に使用すると下水の臭いと混ざって逆効果になることもあります。

 

トイレが臭いときは、以下の記事で紹介している対処法も参考にしてみてください。

トイレの下水の臭いをすぐに解消したいときは

トイレの下水の臭いは、汚れやつまりなどによって発生することがほとんどです。

 

自分で対処できるケースも多いので、まずは臭いの発生場所に合わせて対処してみましょう。

 

ただし、なかには業者に任せなければいけないケースもありますので、困ったときは修理業者に相談してください。

 

私たち『クリーンライフ』でも、トイレの下水臭に対応しています。全国各地で即日対応が可能ですので、お困りの際は気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの相談をしてみる

2024.11.29
2024.12.31

断水した際、トイレをどのように利用すればよいかご存知ない方も多いでしょう。断水時は手動で給水したり、節水したりしてトイレを利用しなければなりません。

 

本記事では断水時のトイレの安全な利用方法や、注意点を解説します。また、トイレタンクの破裂を防ぐための対策やトイレットペーパーの選び方、トイレの代替え手段についても紹介します。

 

断水時にも快適かつ衛生的にトイレを利用するために、ぜひ参考にしてみてください。

断水した際のトイレの流し方

トイレつまりここでは、断水した際にトイレを安全に流す方法について、ウォシュレットと便器に分けて紹介します。

 

また、水が少ない場合に使う水についても解説するので、参考にしてください。

ウォシュレットの流し方

断水時には、ウォシュレットの自動機能が使用できないため、手動で水流を調節しなければなりません。ウォシュレットの流し方について、一連の流れを紹介します。

  1. オート機能を解除する
  2. トイレの周囲を養生する
  3. 適量の水を便器ボウルに流し込む
  4. 手動で流す

断水時には、水を節約するよう心掛けましょう。ウォシュレットによる水の使用量は、通常よりも多くなるので、必要なときにのみ利用してください。

手動での水の供給方法

便器の「オート洗浄」や「オートふた開閉機能」といったオート機能を搭載している便器は、機能を停止しておきます。また、床が汚水で濡れても大丈夫なように、新聞紙や雑巾で保護するのを忘れないでください。

 

断水時に手動でトイレを流すには、バケツや容器を使って水をトイレに注ぐ方法があります。トイレの流し口に水を一気に注ぐのではなく、水はねしないようにゆっくりと注いでください。

 

目安は5〜8L程度ですが、もし便器内の封水の水位が低いなと感じたときは、水を足して一定量を保つようにします。

 

手動給水を行う際には、適切な量でトイレを流しましょう。2〜3回に一度は8〜12Lと多めの量で流せば、トイレつまりのリスクは軽減されます。

水が少ない場合の代替水源

断水時には応急処置として、トイレの流し方を工夫する必要があります。流せる水が限られている場合は、代替水源を活用しましょう。

 

例えば、バスタブやシンクに残っている水をバケツに取り、トイレに注ぐ方法です。ただし、これらの代替水源も、できるだけ清潔な水を使うようにしてください。

断水した際のトイレの注意点

注意点

断水したときにトイレを利用する場合、いくつかの注意点があります。特に次の2つのポイントに留意しておけば、トイレを安全に利用できるでしょう。

エアーハンマー現象が起きないようにする

断水したときにトイレを流す際、トイレタンク内の水の供給がないため、タンク内の水圧が下がります。

 

復旧時に急激に水が供給されると、タンク内の水圧が急上昇し、トイレタンクが破裂する「エアーハンマー現象」が発生する可能性があります。

 

トイレタンクの破裂は大きな被害をもたらす恐れがあるため、対策が必要です。「エアーハンマー現象」については、次項で詳しく紹介します。

 

エアーハンマー現象が起こらないために、以下を実行するようにしてください。

  • 流す水の量に注意する
  • 断水復旧後に、トイレを流す前に他の箇所の蛇口を開ける

エアーハンマー現象が起こる可能性を抑えられます。

トイレットペーパーが詰まらないようにする

断水した際には水に制限があり、トイレットペーパーの流し方にも注意が必要です。適切な量のトイレットペーパーを使えば、パイプの詰まりやトイレの故障を防げます。

 

流すトイレットペーパーは分解性が高く、パイプを詰まらせないものを選びましょう。ラベルに「流せる」や「分解性」といった表示があるものがおすすめです。

 

また、断水時は水の節約が必要なため、トイレットペーパーを使う量にも限度があります。トイレットペーパーの1回の使用量の平均は80cm程度のため、それ以下に抑えましょう。

水は便器に直接流す

水をタンクに入れて、レバーで水を流すのはNGです。タンクに入れずに、バケツで直接便器に流しましょう。

 

直接流す理由は、タンクから流すと以下のようにトラブルの原因になるためです。

  • タンクに水を入れるときに、ウォシュレットなどを濡らす可能性がある
  • 残り湯を入れると、タンク内の部品に絡まって故障の原因になる

また、バケツから直接流すと、わずかな水量で汚物やトイレットペーパーが効率的に流されていきます。水量不足でも、清潔なトイレがキープできます。

断水解除後はトイレのエアーハンマー現象に注意

断水解除後のトイレでは、エアーハンマー現象が発生する可能性があります。エアーハンマー現象は、急激な水流の変化により、トイレタンク内の水圧が急上昇し、水道管やトイレの配管に衝撃波が発生する現象です。

 

断水中にタンク内の水が失われ、復水後にトイレを一気に流すことで起こります。以下はエアーハンマー現象が起きないようにするための対策です。

  1. 慎重に水を流す
  2. エアーハンマーアレスターの取り付け
  3. マルチフロートバルブの利用

断水解除後はエアーハンマー現象に注意し、慎重にトイレを利用することで配管やトイレの損傷を防止しましょう。エアーハンマーアレスターやマルチフロートバルブの導入も検討し、安全かつ快適にトイレを利用しましょう。

断水時にトイレを流してはいけないケース

危険

断水時には、トイレを流してはいけない場合があります。以下の2つのケースの注意点に留意して、トイレの使用に配慮しましょう。

被災している下水道や浄化槽に直接つながっている場合

地震や台風などが原因で断水している場合は、注意が必要です。特に、便器に下水道が直接つながっている場合は、水質汚染のリスクが高まるため注意してください。

 

断水中にトイレを流すと、下水道や排水処理施設における処理能力に影響を及ぼす恐れがあります。水道設備が適切に機能しないと、下水道への流出物の処理が不十分です。

水不足や制限が厳しい場合

断水時は、水の供給が限られている場合があります。

 

節水を徹底し、必要以上に水を使わないことが重要です。トイレを流す行為は水の消費量が多いため、特に水不足や制限が厳しい状況下では避けましょう。

 

以下の2つのケースについて解説します。

水不足の場合

水不足が深刻な状況では、断水時に限らず水の節約が極めて重要です。自治体から、水不足のお知らせが来たら、トイレの使用を控えなければいけない場合があります。

 

水は貴重な資源のため、トイレを流すのに大量の水を使うことは無駄な消費となり、他の生活用水の確保が難しくなる恐れがあります。

水の制限が厳しい場合

災害や緊急事態によって水道供給が制限される場合、状況によっては、公共の水道設備を過剰に使用することが禁止されるケースがあります。トイレの水を流す行為は、制限が厳しい状況では避けるべきです。

 

代替手段として簡易トイレやコンポストトイレを利用するなど、節水対策を取りましょう。

断水時のトイレの代替手段

断水時には、ご自宅のトイレを流すことが制限されます。制限されている場合には、以下の3つの代替手段が役立ちます。

携帯トイレ

携帯トイレは、断水時やアウトドア活動、災害時に便利な代替手段です。ポータブルなデザインで、トイレットペーパーや消臭剤といった必要なアイテムをセットにして持ち運べます。

 

使い捨てタイプや再利用可能なタイプがあり、コンパクトなサイズで保管や持ち運びが容易です。ただし、使用後の処理には注意が必要です。汚物を適切に処理し、清潔に保ちましょう。

バケツトイレ

バケツにプラスチック袋を広げた上から、トイレットペーパーや新聞紙を敷き詰めた簡易トイレです。バケツなので、体重をかけすぎないようにしないと、倒れてしまいます。

 

使用後はプラスチック袋ごと密封して処理が可能です。リーズナブルに作成でき、断水時には有効な代替手段となります。

コンポストトイレ

生ごみや木質ペレット、米ぬか、おがくずを利用して、人糞を分解するトイレです。自家製のものから市販の製品まで、幅広く選択できます。

 

排出物を発酵・分解していくので、臭いがない点が魅力です。くん炭や竹炭を加えると、発酵がさらに進みます。

 

自然の肥料になるので、家庭菜園や植物栽培が趣味の方には一石二鳥です。ただし、地域によっては規制があるので、利用の際は確認が必要です。

断水復旧後のトイレの対処法

断水が解除された後には、トイレの点検と必要な対処を行うことが重要です。タンク・パイプの水漏れや破損などの異常を早期に発見し、適切に対処することで、トイレを安全に快適に使用できます。

タンクやパイプの水漏れ・破損のチェック方法

断水復旧後にトイレの点検を行う際には、タンクやパイプの漏れ・破損をチェックすることが特に大切です。以下の方法で点検を行いましょう。

タンクのチェック

タンク内に水がしっかりと溜まるかを確認しましょう。タンクの底や側面に水漏れがないか、水滴や水の染みが付いていないかをチェックしてください。

パイプのチェック

便器と床の接合部や壁のパイプの接続部を確認し、水漏れや破損がないかをチェックします。トイレを流す際に、水が漏れていないかも確認しましょう。

異常があった場合の対処法

点検時に異常が見つかった場合は、以下の対処法を検討しましょう。

タンクやパイプの水漏れ

タンクの水が溜まりにくいからといって、水漏れとは限りません。フィルターをまずチェックして、つまりが生じてないかを確認してください。フィルターを洗っても水が溜まりにくかったら、水漏れが起きているかも。

 

タンクやパイプから水漏れが見つかった場合は、早急に修理や交換を行いましょう。専門家に相談して、適切な対処を行うことが重要です。

便器の水漏れ

エアーハンマー現象が生じて、便器に水漏れが生じる場合があります。便器からの水漏れが見つかった場合は、ウォシュレットなど電気器具のトラブルの原因になるので電源を抜きましょう。

 

便器のシールや配管を確認し、ゴムパッキンの交換など必要な修理を行いましょう。

トイレの水流が異常

水が出にくい・水流が弱い場合、異物が入り込んでタンクの排水弁の近くに汚れが蓄積しているのかもしれません。フロートバブルを持ち上げて確認してください。

 

異物がないのにトイレを流した際に水流が弱い、または逆に強すぎる場合は、トイレの水圧を調整する必要があるかもしれません。マルチフロートバルブなどの調整を行いましょう。

断水期間中のトイレの清掃方法

掃除道具

断水期間中も、トイレは清潔に保たなければなりません。以下の3つの方法でトイレを清掃し、清潔な環境を維持しましょう。

トイレの清潔さを保つための手順

断水期間中にトイレを清潔に保つには、以下の手順を順守しましょう。

  1. アルコール消毒液を用意
  2. 手袋を着用
  3. 便座と便器の表面をアルコール消毒
  4. 手指の消毒
  5. 定期的な換気
  6. ゴミの処理

断水中のトイレの清掃は、感染症の予防や快適な環境の維持に欠かせない重要な作業です。アルコール消毒液を活用しつつ、清潔さを保つことで、健康リスクを軽減し、快適なトイレ環境を維持しましょう。

適切な消毒方法

断水期間中は、トイレの消毒が特に重要です。以下の消毒方法で適切に行いましょう。

次亜塩素酸ナトリウムを使用した消毒

断水時のトイレの清掃には、次亜塩素酸ナトリウムを使用した消毒が効果的です。次亜塩素酸ナトリウムは、強力な殺菌作用を持つ消毒剤であり、病原体や臭いの原因となる菌を除去するのに役立ちます。

 

ただし、必ず指示に従って適切な希釈を行い、安全に使用することが重要です。また、トイレ内部の清掃に加えて、定期的にトイレの換気を行い、手洗いなどの衛生対策も徹底することで、より適切なトイレ環境を維持できるでしょう。

アルコール消毒

アルコール消毒は手軽で効果的な方法とはいえ、トイレ全体の清掃には適していません。アルコール消毒は表面の除菌に役立ちますが、トイレの便器内部のつまりや水の流れに関する問題には効果がありません。

 

断水時のトイレの清掃には、前項で紹介した次亜塩素酸ナトリウムの使用がおすすめです。トイレ全体を清潔に保つためには、定期的な清掃や手洗いの徹底が欠かせません。

 

アルコール消毒は、トイレの便座や便器などの表面を掃除する場合に行ってください。

清掃サービスの利用

断水期間中は、トイレの清掃に困難が伴う場合もあります。

 

専門の清掃サービスを利用すれば、衛生的な環境を維持できるでしょう。専門の清掃業者に依頼することで、プロの手による徹底的な清掃が行われ、衛生的なトイレ環境を保てます。

 

断水中のトイレの清掃サービスの利用には、以下のようなメリットがあります。

  1. 専門知識と経験で適切に対処
  2. 適切な消毒剤を使用
  3. 手間と時間を節約
  4. 衛生的な環境の維持

断水中にトイレの清掃を自身で行うのが難しい場合や、快適な環境を確保したい場合には、専門の清掃サービスの利用を検討してみてください。専門知識や適切な消毒剤の使用により、安全で清潔なトイレを維持できるでしょう。

断水したときにトイレでお困りなら

断水時に安全にトイレを流すためには、正しい知識が必要です。また、断水時のトイレの代替手段を知っておけば、万が一の際に役立つでしょう。

 

断水時は水の制約があるため、賢明な水の使用と衛生管理が大切です。

 

断水したときにトイレの水漏れやつまりでお困りでしたら、私たち『クリーンライフ』へお気軽にご連絡ください。豊富な経験を持つスタッフが、丁寧に対応します。

 

⇒クリーンライフにトイレの相談をしてみる

2024.11.29
2024.12.31

パイプユニッシュは、トイレの排水管に蓄積する汚れには対応していません。

 

本記事では、パイプユニッシュが効果を発揮する汚れの種類や注意点のほか、トイレつまりの簡単な解消法を解説します。

 

パイプユニッシュを無理に使おうとはせず、安全な方法でトイレつまりを解消しましょう。

トイレつまり解消にパイプユニッシュはおすすめしない

トイレつまり

パイプユニッシュは、トイレつまり解消の効果をほとんど発揮しません。

 

パイプユニッシュで効果が発揮できるのは、排水管・排水口に溜まった以下のような汚れです。

  • 髪の毛
  • 油汚れ
  • 皮脂
  • 石鹸カス
  • ヘドロ状のヌメリ

トイレットペーパーや排泄物といったトイレつまりの原因に、パイプユニッシュはさほど効果がありません。

 

パイプユニッシュのメーカー公式サイトでも、トイレでの使用は推奨されていないので、トイレつまりやトイレ掃除には利用しないようにしましょう。

尿と混ざって有毒ガスを発生する恐れもある

パイプユニッシュは、トイレつまりに効果がないだけではありません。尿に含まれるアンモニアと混ざると有毒な塩素系ガスが発生する可能性があるため、とても危険です。

 

パイプユニッシュは、以下のものと混ぜるとガスが発生する可能性があります。

  • 熱湯
  • 酸性洗剤
  • クエン酸
  • 食酢
  • アルコール
  • アンモニア

パイプユニッシュだけではなく、塩素系の洗剤を使うときは注意が必要です。

軽度なトイレつまりならパイプユニッシュが効果的な場合もある

排泄物やトイレットペーパーが原因で軽度なつまりなら、パイプユニッシュで解消できる可能性もあります。

 

ただし、メーカーは推奨しておらず、基本的には解消の効果は期待できません。トイレつまりを解消したいときは、適した方法で対応しましょう。

パイプユニッシュはキッチンや浴室の排水管・排水口で使う

パイプユニッシュは本来、キッチンや浴室などの排水管・排水口で使用します。つまりの解消をはじめ、臭いの予防や、キッチンや浴室の汚れに効果が期待できます。

 

ただし、放置時間など説明書を読んで、正しく使ってください。放置時間が長過ぎると、溶けた汚れがまた付着するなど、改善できないケースがあります。

トイレつまりを自分で解消する方法

掃除道具

パイプユニッシュでは、トイレつまりを解消するのは困難です。

 

しかし、水に溶けるもの(トイレットペーパーや排泄物など)が原因のトイレつまりなら、ご自分でも解消できます。

 

簡単に実行できる方法をご紹介するので、参考にしてください。

お湯を流す

トイレつまりをお湯で解消する際は、40-50℃程度のぬるま湯を用意してください。熱湯を使うと便器が割れてしまう可能性があります。

 

【用意するもの】

  • バケツ
  • 40〜50℃のお湯
  • 水位を調節するための紙コップ、給油ポンプなど
  • 便器周辺を養生するためのシートやバスタオル

 

【手順】

  1. 便器の周辺を養生する
  2. 便器内の水を汲み取って、水位を平常の状態にする
  3. 高い位置から排水口に向かってお湯を流す
  4. 1時間ほど放置する

水を少しずつ流してみて、トイレつまりが解消したかどうか確認して、終了です。

 

下記の記事で、注意事項やそれぞれの詳しいプロセスの説明を記載しているので、参考にしてください。

ラバーカップ(スッポン)を利用する

ラバーカップの使い方

すっぽんとも呼ばれるラバーカップを使った、トイレつまり解消方法です。圧力によって、トイレつまりの原因に働きかけます。

 

【用意するもの】

  • 濡れては困る箇所をカバーするもの:ビニールシートなど
  • ラバーカップ
  • 水位を調節するための紙コップ、給油ポンプなど

 

【手順】

  1. 便器の水位を調整する
  2. ビニールシートなどで便器をカバーする
  3. ラバーカップを押したり引いたりを繰り返す

ラバーカップのおワン部分が水に浸かっている状態にして、作業すると効果的です。

 

ゴボゴボと音がしたら、バケツなどで水を少しずつ流して、つまりが解消したかを確認してください。いきなりレバーで水を流すと、水が溢れる可能性があります。

 

以下の記事で、さらにわかりやすくラバーカップの選び方や使い方を説明しています。

重曹・お酢(クエン酸)を混ぜる

重曹とクエン酸なら刺激臭がなく、小さなお子さんのいるご家庭でも安心して使えます。

 

【用意するもの】

  • 重曹:カップ4分の1
  • お酢(またはクエン酸):カップ2分の1
  • 40~50℃程度のぬるま湯:便器の半分ぐらい
  • 水位を調節するための紙コップ、給油ポンプなど

 

【手順】

  1. 便器内から水をくみ出す
  2. 重曹を便器の水が溜まっている箇所に入れる
  3. 重曹の上からお酢(クエン酸)を注ぐ
  4. ぬるま湯を溢れないように気をつけて注ぐ
  5. フタをして、約1時間放置する

下記の記事で、注意事項などを詳しく解説しているので、参考にしてください。

サンポールを注ぐ

トイレつまりの原因が尿石と考えられる場合は、サンポールを使います。

 

【用意するもの】

  • サンポール
  • トイレブラシ
  • トイレットペーパー
  • 水位を調節するための紙コップ、給油ポンプなど

 

【手順】

  1. 水位を低くする
  2. サンポールを便器のフチや、水の溜まっている箇所にかける
  3. トイレットペーパーを上から敷き詰め、さらにサンポールをかける
  4. 3分〜5分ほど放置後、ブラシでこすり洗いする

 

サンポールの使い方や注意点、タイルの掃除に使う方法などを以下の記事で紹介しています。参考にしてみてください。

尿石が頑固ならデオライトがおすすめ

TC 1 2

サンポールでは落ちない頑固な尿石でトイレつまりが起きているときは、デオライトLがおすすめです。

 

デオライトを使う前に、トイレの窓や扉を開けて換気しましょう。

 

【用意するもの】

  • デオライトL
  • トイレブラシ
  • バケツ
  • ゴム手袋

 

【手順】

  1. デオライトLを約250g、1kg入りボトルの4分の1を便器に流し込む
  2. 15分~30分程度放置する
  3. バケツ1杯の水を便器に流し入れる

バケツの水を注ぐ際に、水が溢れ出ないように気をつけてください。

 

デオライトの使い方は、以下の記事で詳しく解説しています。強力な成分が含まれているため、注意点はチェックしておきましょう。

トイレつまりを自分で解消できるケース

トイレつまりの原因が以下のような場合は、ご自分での解消が可能です。

  • トイレットペーパー
  • 排泄物
  • 水に溶ける製品(水に流せるお尻ふきなど)
  • 尿石

これら以外が原因のトイレつまりは解消するのが難しいため、業者に相談しましょう。

 

トイレの排水管が原因の場合

 

固形物が排水管内部に入り込んでしまったら、業者に依頼して取り出してもらいましょう。放置しているとだんだん悪化します。

 

また、トイレつまりの原因が分からないときも、水道修理業者への相談がおすすめです。悪化すればするほど費用が高額になるので、迅速に対応しましょう。

トイレつまり修理の費用相場

修理費用

トイレつまりの修理料金は主に、基本料金と作業料金の合計です。基本料金が無料だからといって、必ずしも安いわけではありません。

 

作業料金に上乗せされる場合もあるので、見積もりで合計金額を確認してから依頼してください。

 

【基本料金】

項目 相場料金
基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 0円~10,000円、または作業料金の20〜30%
見積もり 0円〜
出張費 0円〜3,000円

夜間や早朝に依頼する際は、割増料金に気をつけましょう。

 

【作業料金】

作業内容 作業料金
軽度のトイレつまり除去
(紙つまりなど)
5,000円~
トイレつまり除去
(専門道具・薬剤の使用)
7,000円〜
小便器のつまり・尿石除去 8,000円~
高圧洗浄 15,000円〜
便器着脱作業 10,000円〜
便器交換 30,000円〜

作業内容はなぜ必要なのかをきちんと聞き、納得してから契約してください。

 

また、トイレつまりの修理料金は、原因や建物の築年数などでも変わります。できる限り3社以上で見積もりを取って、料金を比較した上で依頼するのがおすすめです。

 

以下の記事で、もっと詳しくトイレつまり修理料金について解説しています。安く利用する方法も記載しているので、参考にしてください。

トイレつまり修理の業者選びで失敗しないポイント

トイレつまり修理で業者とトラブルにならないために、以下のポイントを押さえて業者を選びましょう。

  • 水道局指定工事店に指定されているか確認する
  • 口コミ評価が高く、実績の多い業者を選ぶ
  • 3社以上の業者で相見積もりをする

相見積もりでは、アフターフォローの有無も確認が必要です。料金が安くても、アフターフォローのない業者はあまりおすすめできません。

 

以下の記事で、トイレつまり修理時の業者の選び方をさらに詳しく説明しています。悪徳業者にだまされないためにも、ぜひご覧ください。

トイレつまりを防ぐ方法

トイレつまりを解消したら、再発しないために以下の予防法を実践しましょう。

排泄物・トイレットペーパー以外は流さない

トイレには、ヒトの排泄物とトイレットペーパーのみ流しましょう。

 

ペットのトイレ砂は、水に流れるタイプでもトイレに捨てるのはおすすめできません。ペットの排泄物は水分が少なく、溶けにくいためです。

 

赤ちゃんのお尻拭きやティッシュペーパーも、水に流れるタイプでもゴミとして捨ててください。

 

また、固形物が便器に落ちないように、以下の点も気をつけましょう。

  • 便器周辺に不要なものを置かない
  • お子さんがおもちゃを持って入らないように気をつける
  • スマホなど、余計なものを持って入らない

棚などに飾りを置いていると、うっかり肘が当たって落ちてしまう可能性があります。トイレに不要なものを持ち込まないようにしてください。

トイレットペーパーの使用量を控える

便器メーカーの公式サイトによると、1回の水量で流せるトイレットペーパーの長さの目安は、以下のとおりです。

  • 小洗浄:2m程度まで
  • 大洗浄:5m程度まで

トイレットペーパーの質にもよりますが、上記の長さなら問題なく流れます。

 

ただし、節水型の水量を抑えたトイレの場合は、どのくらいのトイレットペーパーを流せるのか取扱説明書で確認が必要です。

 

また、海外製の安いトイレットペーパーは水に溶けにくく、トイレつまりの原因になりやすいので利用しないようにしてください。

定期的にトイレを掃除する

定期的なトイレ掃除は、つまりを予防するために必須です。1〜2週間に1度の頻度で掃除をしていれば、汚れを防ぐだけではなく、不具合にも気づきやすいので、トイレつまりが軽微なうちに対処できます。

 

ただし、洗剤の選び方に注意が必要です。必ず、トイレ用として販売されている洗剤を使いましょう。中性洗剤でトイレ用になっている洗剤が、日常的にはおすすめです。

 

パイプユニッシュは、トイレの汚れには対応していません尿石などひどい汚れが気になったら、サンポールなど酸性洗剤を使うようにしてください。

 

以下の記事で、排水管の汚れに効果が期待できる掃除方法、つまりの対処法をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

トイレつまりをすぐに何とかしたい方は

トイレを掃除する男性

パイプユニッシュでは、トイレつまりの解消はできない理由を解説しました。

 

ご紹介した方法でトイレつまりを解消できなかった場合は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

 

業者選びに迷ったら、私たち『クリーンライフ』にお気軽にご連絡ください。私たちは全国で300以上の市町村で水道局指定工事店に指定され、30万件の施工実績を達成した業者です。

 

明朗会計で運営しており、お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。年中無休で24時間受け付けています。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりの相談をしてみる

2024.11.29
2024.12.31

「トイレタンクから異音がする」「便器内にチョロチョロと水が流れている」などの症状があるときは、トイレタンクの水漏れが原因と考えられます。

 

そこで今回は、トイレタンクの水漏れの原因と直し方を紹介します。水漏れの原因によっては自分で直すことも可能ですので、この記事を参考にお試しください。

 

トイレタンクの水漏れの予防方法や、修理費用の相場もあわせてお伝えします。

トイレタンクの水漏れ修理前に対応すべきこと

トイレタンクの水漏れ修理をする前に、対応すべきことを紹介します。

  • どこで水漏れしているのか確認する
  • トイレの止水栓を閉める
  • 賃貸の場合は管理会社や大家さんに連絡する

上記の3点について、具体的に解説します。

どこで水漏れしているのか確認する

まずは、トイレタンク内・外の、どこから水漏れしているのか、確認する必要があります。

 

タンク内の部品が原因 ・タンク内から水漏れの音がする
・手洗い管から水が落ちる音がする
タンクの外側が原因 ・トイレの床が濡れている

タンクの中で水漏れの音がする場合や、手洗い管で水漏れしているときは、タンク内の部品に原因があります。

 

タンク内の部品が原因の場合、漏れた水は便器の中へ流れるため、水漏れに気付けないケースが多いです。

 

一方で、タンクの外側に原因がある場合は、トイレの床が濡れるため、水漏れを早期に発見できます。

トイレの止水栓を閉める

トイレの止水栓

水漏れしている場所を確認したら、止水栓を閉めて水を止めてください。止水栓を閉めると、水漏れの応急処置にもなります。

 

止水栓は、壁や床から出ている配管の突起部分をマイナスドライバーで右に回せば、閉じられます。ハンドル式タイプの場合は、手で時計回りに回しましょう。

 

止水栓の種類や回し方については、以下のページで詳しくまとめていますので、参考にしてください。

止水栓が固くて回らないときは、水道の元栓を閉めます。元栓の場所が分からないときは、次の記事をご覧ください。

賃貸の場合は管理会社や大家さんに連絡する

賃貸の方は、管理会社や大家さんへ最初に連絡しましょう。賃貸の場合は、使える状態にする義務が貸す側にあるため、水漏れの原因によっては無償で修理してくれます。

 

場合によっては、管理会社や大家さんが水道修理業者を紹介してくれることも。マンション・アパートで水漏れを放置すると、階下の部屋にまで被害が拡大することもあるので、賃貸の場合は速やかに管理会社に相談してください。

【部品別】トイレタンクの中で水漏れする原因・直し方

トイレタンクの構造

トイレタンクの水漏れを直すには、原因と発生箇所をまず把握しましょう。

 

トイレタンク内の水漏れにかかわる部品は、以下の3つです。

  • ボールタップ・浮き玉
  • ゴムフロート(フロートバルブ)
  • オーバーフロー管

以上の部品が誤作動や劣化を起こしていないかを確かめ、必要であれば修理しましょう。これらの部品の寿命は10年ほどです。10年以上使っているなら、交換を検討してください。

 

原因が分かったら、修理をします。修理に必要なものは、以下の3つです。

  • ゴム手袋
  • 洗面器やタオルなど、水を受けられるもの
  • モンキーレンチかウォーターポンププライヤー

交換部品も含め、道具はホームセンターやネットで手に入ります。

 

それぞれの部品の交換方法、水漏れの原因を以下で紹介します。

ボールタップ・浮き玉

給水管とタンク内で繋がる部品がボールタップです。浮き玉とともに、トイレタンクへの給水を操作します。

 

玉の割れやボールタップの劣化は、水漏れの原因になります。次に当てはまれば、ボールタップごと交換しましょう。

  • 浮き玉を上げると水が止まる
  • 流していないのにボールタップから水が出る

準備するものはマイナスドライバーに、モンキーレンチかウォーターポンププライヤーです。

 

作業方法は以下の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉める
  2. タンクの水を抜く
  3. トイレタンクのカバーを開ける
  4. ボールタップと給水管を繋ぐナットをはずす
  5. タンクの内側にボールタップを引き抜く
  6. 新しいものに交換して元に戻す

タンクのフタにも管があるなら、取りましょう。

ボールタップのアームの調整方法

ボールタップのアームを以下のように調整すると、水位を変えられます。

  1. 止水栓を閉める
  2. タンクのフタを開ける
  3. オーバーフロー管の目盛りで正常な水位を確認する
  4. 浮き球のアームの根元にあるナットを緩める
  5. アームを曲げて水位を調整する
  6. 止水栓を開けてタンクに水を貯める
  7. レバーを回して水を流す
  8. タンク内の水位を確認して正常なら完了

アームを曲げる方向は、水位の高さによって違います。

  • 水位が低いときは、アームを下方向に曲げる
  • 水位が高いときは、アームを上方向に曲げる

以上の手順で、水位を正常に調整します。

ゴムフロート(フロートバルブ)

タンクの底にフタをする部品がゴムフロートです。オーバーフロー管と呼ばれる筒の根元にあり、ハンドルレバーとチェーンで繋がっています。

 

劣化により切れたり溶けたりすることで、水漏れの原因になります。ゴムを触って手が黒くなれば、交換時期です。

 

手順は次の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉じる
  2. タンクの水を抜く
  3. トイレタンクのカバーを開ける
  4. レバーに繋がるチェーンをはずす
  5. オーバーフロー管からゴムフロートを取り外す
  6. 新しいゴムと取り替える
  7. チェーンをレバーに戻す

ゴムフロートを水平にゆっくり引き抜きましょう。力をかけすぎると、オーバーフロー管が折れます。

 

張った状態から3、4玉はチェーンをたるませてください。

オーバーフロー管

タンク内の余分な水を流す部品が、オーバーフロー管です。筒状のプラスチック部品で、タンクの底に繋がっています。目盛りが書かれており、その線の2、3cm下が普段の水位です。

 

劣化すると、割れたり折れたりして水漏れの原因になります。

 

取り替え方法は次の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉める
  2. タンクの水を抜く
  3. トイレタンクのカバーを開ける
  4. レバーに繋がるチェーンをはずす
  5. 給水管に繋がるナットをはずし、ボールタップを引き抜く
  6. タンク下部とトイレを繋ぐナットをはずして、トイレタンクを取りはずす
  7. タンク底にあるナットをはずして、オーバーフロー管を取り替える

トイレタンクはかなり重いので、要注意です。

トイレタンクの外側で水漏れする原因・直し方

トイレタンクの外側で水漏れする原因は、以下の4つが考えられます。

  • パッキン
  • トイレレバー
  • 給水管
  • トイレタンク本体

以上の原因について、直し方を解説していきます。

パッキン

トイレの給水管のパッキン交換

パッキンのゴムが潰れると、トイレタンクから水漏れしやすくなります。

 

パッキンが使われているのは、以下のような場所です。

  • 給水管との接続部分
  • タンク下
  • トイレレバー

モンキーレンチかウォーターポンププライヤーと、マイナスドライバーを準備してください。

 

パッキンの取り替え方法は、それぞれ次の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉じる
  2. タンクの水を流す
  3. トイレタンクのフタを開ける
  4. トイレレバーのナットをはずす(レバーパッキンは8へ)
  5. 給水管に繋がる部品を支え、タンク外のナットをはずす(給水管パッキンは8へ)
  6. トイレと繋がっているタンク下のナットをはずす
  7. タンクを取り外す
  8. 部品を交換して元に戻す

タンクのフタと本体は重いので、注意してください。

トイレレバー

以下の理由で、ハンドルレバーが正常に動かないことがあります。

  • タンク内の部品や物に、レバーに繋がる鎖が引っ掛かっている
  • 鎖の長さが合っていない
  • レバーが劣化して動きが固い

トイレタンクの中を見て、水漏れの原因を特定してください。

 

レバーの交換が必要なら、次の通りに行いましょう。なお、取り外して汚れを掃除すると、動きが良くなることもあります。

  1. 止水栓を右に回して閉じる
  2. トイレタンクの水を流す
  3. タンクのフタを開ける
  4. ハンドルレバーの根元にあるナットをはずす
  5. 外側に引き抜いてレバーを取り出す
  6. 交換して元に戻す

ナットを手で取れるタイプもありますが、モンキーレンチやウォーターポンププライヤーなどを必要に応じて用意してください。

給水管

トイレの使用年数が長いと、給水管の接続部分の部品が劣化して、水漏れが起きることがあります。

 

接続部分のパッキンは消耗品ですので、長期にわたって使用していると劣化してしまいます。

 

パッキンの劣化が原因であれば、パッキンを交換すれば水漏れは直るので、パッキンの交換方法を参考に交換しましょう。

トイレタンク本体

トイレタンク本体の水漏れの原因は、タンク本体の破損が考えられます。

 

トイレタンクの多くは陶器製です。そのため、何かをぶつけた衝撃でひび割れてしまうことがあります。ひび割れや破損がひどい場合には、トイレタンク本体を新しいものと交換しなければなりません。

 

トイレタンク本体の水漏れを自分で直すのは、おすすめできません。タンクは非常に重いため、交換は難易度の高い作業です。必ず修理業者に交換を依頼してください。

 

⇒クリーンライフにトイレタンクの水漏れを相談してみる

トイレタンクの水漏れ修理を業者に頼む基準

トイレタンクの水漏れを自分で直せるのか業者に頼むべきか判断できないときは、次の基準を参考にしてください。

  • 水漏れの原因や発生箇所を特定できない
  • 自分で直そうとしても直せなかった
  • 専門知識がなくて不安
  • トイレタンクの水漏れがひどい
  • 修理を急いでいる

上記に当てはまる場合は、水道修理業者に相談することをおすすめします。

 

この記事で紹介した方法を試しても直せないときも、水道修理業者に相談しましょう。

 

無理に直そうとすると、かえって状況が悪化するケースもあるので、修理に自信がない方、不安な方も最初から業者に相談しましょう。

 

専門知識を持つ水道修理業者に任せた方が、確実に安全な方法で対処してもらえます。

トイレタンクの水漏れ修理の料金相場

料金相場

「初めに聞いた金額は安かったのに、実際に修理してもらうと高かった」という事例もありますので、注意が必要です。相場を知っておけば、不要に高い料金を支払うことを避けられます。

 

トイレタンクの水漏れ修理の料金相場をまとめたので、参考にしてください。

パッキンの交換 1,000円~
トイレレバーの修理 3,000円~
ボールタップ・浮き球の修理 3,000円~
ゴムフロート(フロートバルブ)の修理 8,000円~
オーバーフロー管の交換 8,000円~
排水管の修理 10,000円~
トイレタンク本体の交換 50,000円~100,000円
便器の着脱 15,000円~

 

上記の作業料金に加え、基本料金や割増料金がかかる場合もあります。相場を以下にまとめました。

基本料金 0円~5,000円
見積もり 0円~
夜間・休日の割増料金 0円~10,000円
出張料金 0円~5,000円

水漏れ修理の料金相場は8,000〜17,000円ほどです。ある程度の相場は上記の通りですので、把握しておきましょう。

 

なお、地域による差・交換部品代・出張費や時間外料金などの有無、そして水漏れの状況によって正確な料金は変わります。

 

トイレの水漏れ修理の料金相場を、以下のページで詳しくまとめています。料金を安くする方法も紹介していますので、参考にしてください。

トイレタンクの水漏れ修理業者の選び方

水道修理業者のスタッフ

トイレタンクの水漏れ修理を業者に依頼するなら、ポイントを押さえましょう。残念ながら、悪徳業者が一部にはいます。

 

頼む前に悪徳業者か見分けられるよう、修理業者で確かめるべきことを3つお伝えします。

水道局指定工事店か確かめる

トイレタンクの水漏れ修理は、給水装置工事を適正に行えるとして指定を受けた「指定給水装置工事事業者」に修理を依頼しましょう。指定給水装置工事事業者のことを、一般的に水道局指定工事店といいます。

 

水道局指定工事店に依頼すると、次のようなメリットがあります。

  • 対応できる工事の範囲が広い
  • 一定の知識と技術を持ち合わせている
  • 有資格者が在籍している
  • 適正価格で依頼できる

水道局指定工事店をお探しの場合は、自治体のホームページや業者の公式サイトで確認してください。

 

水道局指定工事店の特徴をまとめていますので、以下のページをご参照ください。

評価や口コミの内容を確かめる

トイレタンクの水漏れ修理を実際に依頼した人の評価や、口コミは参考になります。いくら情報を調べても、依頼しないと分からないこともあります。

 

同じ業者でも、担当者や利用する人によって感じ方はさまざまです。Googleマップや口コミサイトで第三者の意見を見ることが大切です。評判が出ているかどうかをSNSで検索するのも良いですね。

 

ただ、いずれも”サクラ”の可能性が残ることは念頭に置いておきましょう。最終的には問い合わせて、口コミの真偽をあなた自身で確かめてみてください。

見積もりを3社ほど依頼する

見積もりは3社ほどに依頼し、比較してから決めることも大切です。

 

相見積もりを取ったら、以下の点を確認しましょう。

  • 料金と内訳
  • 施工内容の説明の有無
  • スタッフの対応
  • 対応スピードの早さ

上記を比較して、納得のいく業者に修理を依頼します。

 

料金の内訳や施工内容について、気になることや不明点は、見積もりの時点で明らかにしておきましょう。

トイレタンクの水漏れによる水道代は減免できることも

電卓や軍手

トイレタンクの水漏れにより水道代が高くなってしまった場合は、減額してもらえる可能性があります。

 

請求金額の50〜70%ほどが目安で、無料にはなりません。2〜4ヶ月程度の通常使用量を参考に、水漏れ分を判定します。

 

減免を受ける条件は、主に次の4つです。

  • 不注意や故意ではなく、通常使用で起きた水漏れ
  • 床下や壁中など、気付きにくい場所の水漏れ
  • 以前起きた水漏れとは違う箇所
  • 適切に修理されている

細かな条件を定めている自治体もありますので、詳細は地域の水道局などに問い合わせましょう。

 

減免の申請時期は直したあとですが、業者への依頼前に確かめるべきです。修繕の担当が「水道局指定工事店」でなければ、対象外になることがあります。

トイレタンクの水漏れを予防する方法

トイレタンクの水漏れが収まったら、予防することが大切です。水漏れがまた起きては、無駄な費用がかかってしまいます。

 

ちょっとした気配りだけで、水漏れが起きる可能性を下げられます。中には、ついやってしまいがちな過ちもあるので要注意ですよ。

 

しっかり対策をして、水漏れする状況を防ぎましょう。

トイレタンクに物を入れない

タンクにペットボトルを入れない

節水のためにと、トイレタンクにペットボトルなどをいれると、タンク内の部品に干渉して劣化を早めてしまうことがあります。

 

部品が劣化・破損すると、トイレタンク内での水漏れの原因になるので、タンク内に物を入れるのはおすすめできません。

 

水道代を節約しても、水漏れの修理費用がかかれば逆効果です。水の量がどうしても気になるなら、節水トイレへの取り替えを検討しましょう。

トイレ掃除時にタンクの周りを確認する

トイレ掃除の際にタンク周りも確認することで、水漏れの前兆に気付きやすくなります。

 

掃除の際にチェックしたいのは、次の3点です。

  • タンク内の部品が破損・劣化していないか
  • タンク内の水量が適切か
  • タンクの接続部に異常がないか

部品や接続部に異常がないか確認しておけば、水漏れが起きる前に対処できます。

トイレを掃除するときに強い洗剤は使わない

トイレ掃除をする際、強い酸性やアルカリ性の洗剤をタンク内部に使うのは、避けてください。部品の劣化を早めてしまう可能性があります。

 

性質が強いため、汚れが落ちやすく掃除に有効ではありますが、トイレの種類によっては使わないほうが良い場合もあります。

 

お使いのトイレの説明書などを見て適切に掃除し、タンク内の部品状態を保ちましょう。

 

トイレタンクの掃除方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

トイレ内をしっかり換気する

手軽な予防法の一つが換気です。湿気を逃がすことでサビの発生を抑え、配管の劣化を防ぎます。

  • 換気扇をつけっぱなしにしておく
  • 窓を開けて適度に空気を入れ替える
  • トイレのドアを少し開けておく

このように、トイレはしっかり換気して、タンクから水漏れする可能性を下げましょう。

トイレタンクの水漏れが直らずお困りなら

トイレタンクの水漏れは、原因をまず確かめてください。原因によって、交換する部品が異なります。

 

もし自分で修理を試みてもトイレタンクの水漏れが止まらないときは、水道修理業者に依頼しましょう。業者ならプロの技術で、トイレタンクの水漏れの原因を見極めます。

 

私たち『クリーンライフ』は24時間年中無休で、水回りの水漏れ・つまりのご相談を受付中です。トイレタンクの水漏れでお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

 

⇒クリーンライフにトイレタンクの水漏れを相談してみる

2024.11.29
2024.12.31

トイレが凍結したときの対処法、凍結時の修理費用を紹介します。

 

凍結した際に簡単にできる対処法をお伝えするので、参考にしてください。トイレの水が凍結して流れなくても、焦らずに対処しましょう。うっかりやりがちな、NG行動もお伝えします。

 

また、本記事では、トイレの凍結防止の対策についてもお伝えします。トイレの故障や破損などの被害を最小限に抑えるためにも、事前の対策が大切です。

トイレが凍結したときの対処法

トイレ

トイレが凍結したときの直し方には、いくつか方法があります。

 

まずは以下で、給水管と排水管のどちらが凍結しているかを判断しましょう。

症状 凍結している場所 対処法
・タンクに水が溜まらない
・水が供給されない
給水管 自然解凍
室温を高くする
ドライヤー・カイロの使用
お湯をかける
・便器内の水が流れない 排水管 自然解凍
室温を高くする
ぬるま湯を流す

どちらが凍結したかわかったら、以下の対処法を試してみてください。凍結し、すでに水漏れや破損している可能性がある場合は業者に相談しましょう。

自然解凍するまで待つ

気温が上がって日中の外気温がプラスの気温になっていれば、自然に解凍するので待っていましょう。自然解凍は、便器や配管にダメージを与えない最良の方法です。給水管、排水管のどちらにも有効です。

 

排水管内が凍っているときは、水を流すとあふれてしまいます。自然解凍がどこまでできているか、水を少しだけ流してみて確認してください。

暖房器具などでトイレの室温を高くする

多くの家庭ではトイレは室内にあるので、部屋の温度をあげれば、簡単に凍結が解消する場合があります。

 

トイレの室内面積は小さいので、暖房器具を入れればすぐに温まります。特に給水管に有効です。排水管の解凍には時間がかかりますが、待っていればいずれ解凍するでしょう。

タオルを巻いてお湯をかける

凍結している給水管にタオルを巻いて、直接お湯をかけ、凍結を解消させる方法もあります。お湯の温度は45〜55度くらいです。

 

ただし、注意しなければいけないのは、決して熱湯をかけてはいけない点です。熱湯をかけると、急激な温度変化に対応できず、配管が破裂してしまう可能性があります。

 

タオルは凍結防止にも利用できます。以下の記事を参考にしてください。

ウォシュレット(温水洗浄便座)の凍結時もお湯が効果的

ウォシュレットが凍結し、洗浄水(シャワー)が出ない場合は、お湯に浸した布などを給水ホースや給水接続部に当てて温めます。

 

濡れると故障の原因になるので、機器類にお湯をかけるのはやめましょう。

カイロやドライヤーで温める

給水管にカイロを当てたり、ドライヤーの温風を当てたりすると、時間はかかりますが徐々に解凍します。

 

ドライヤーの温風を当てる時は、給水管から20㎝ほど離してください。また、カイロを使う場合は、ゴムやビニールテープで固定しておけば、解凍するまで放置できます。

 

給水管の凍結防止や解凍の方法は、以下の記事を参考にしてください。

ぬるま湯を便器に流す

トイレの排水管が凍結しているときは、ゆっくりとぬるま湯を流して解凍します。ただし、大量にぬるま湯を入れると溢れてしまうので、様子を見ながら流してください。

 

また、ぬるま湯は45〜55℃にしましょう。熱湯を流すと、排水管や便器が破裂・破損する恐れがあります。

 

排水管の凍結の対処法や業者に依頼した場合の修理料金などを、以下の記事で解説しています。

水道修理業者に相談する

トイレが凍結して以下のような場合は、水道修理業者への相談がおすすめです。

  • 給水管が破損している
  • 便器から水漏れしている
  • すぐにトイレを使いたい

凍結などで排水管や給水管にトラブルがある場合は、必ず水道局指定工事店に指定されている業者に依頼しましょう。給水設備の対応は、水道局指定工事店に任せたほうが安心です。

 

水道局指定工事店とはどのような業者なのか、以下の記事を参考にしてください。

トイレが凍結したときのNG行動

トイレ

トイレが凍結したときにしてはいけないのは、排水レバーで水を流し続けることです。

 

トイレが凍結しているからといって排水レバーを動かし続けていると、便器内から水があふれてくる可能性があります。

 

無理に排水レバーで水を流し続けないで、45〜55度のお湯を便器に少しずつ流し込むだけの方が効果的です。便器内からあふれさせないように、ゆっくりと少量ずつ流してください。

トイレが凍結したときの修理費用の相場

費用や見積もり

トイレが凍結したときの作業の費用は主に、基本料金と作業料金の合計です。

 

ここでは、それぞれの費用相場を紹介します。

基本料金の相場

まず、基本料金の相場をお伝えします。基本料金は、作業内容に関係なく加算される料金で、業者によって異なります。

見積もり料金 0円~
キャンセル料 0円~3,000円
基本料金 3,000円~5,000円
出張料金 0円~4,000円
早朝・夜間の割増料金 0円~5,000円

凍結は早朝や深夜に起きることが多いので、割増料金のない業者への依頼がおすすめです。

 

私たち『クリーンライフ』のように、時間を問わず同じ料金で作業している業者に相談してみましょう。

作業料金の相場

作業料金の相場は、以下のとおりです。

作業内容 相場料金
電気解氷機を使用した解氷作業 8,000円〜20,000円
高温スチーム機を使用した解氷作業 8,000円〜20,000円
配水管の補修作業 20,000円〜50,000円
漏水検査 10,000円~30,000円

解氷作業の料金は、作業時間がどのくらいかかるかで上下します。たとえば、凍結している箇所がわかりにくい場合は、時間が必要です。

 

また、トイレの水道管が破損した場合、作業しやすい場所なら相場は20,000円~30,000円程度で、作業しにくい場所は30,000円~50,000円程度かかります。

 

依頼する業者、お使いのトイレによっても費用は変わるため、必ず見積もりを確認しましょう。

トイレを凍結防止するための対策

トイレ

トイレ凍結の防止策は、大きく分けて4つあります。

  • 水抜きをしておく
  • 不凍液(凍結防止剤)を使う
  • 便座温度を高くする
  • 凍結防止ヒーターを使う

どのようにトイレの凍結を防止するのか、それぞれ解説します。

水抜きをしておく

トイレ凍結の防止策として、まずはトイレタンクの水抜きをすることが効果的です。トイレの種類によって方法が異なるので、必ずトイレメーカーの説明書などを参照して行ってください。

 

基本的な方法は次の通りです。

  1. 止水栓を閉める
  2. 給水を止める
  3. ボタンやレバーを押して水を出し切る

止水栓を閉めただけでは配管内に水が残り、その水が凍結の原因になるので、止水栓を閉めた後に水を抜きましょう。

 

ただし、水抜きを行った場合でも、「封水」と呼ばれる水が便器の底に溜まっています。封水は下水からの臭いを防ぐためのものなので、水抜きを行ったときでも残しておきましょう。

 

凍結の恐れがあるときは、トイレ以外の水抜きも必要です。以下の記事を参考にしてください。

ウォシュレット(温水洗浄便座)の水抜き方法

温水洗浄便座(ウォシュレット)の水抜きもメーカーによって異なるので、各メーカーの説明書を参照して行ってください。

 

概ね、以下のような手順です。

  1. 電源プラグをコンセントから抜く
  2. 本体固定板が現れるまで本体を引き出す
  3. 本体の後ろ側についている水抜き栓を緩めて、取り外す
  4. 水抜きをして、元に戻す
  5. 電源プラグをコンセントに差し込む

周囲が濡れるので、バケツなどを用意して水を受けましょう。

不凍液(凍結防止剤)を入れる

不凍液を入れる

便器内に溜まっている水(封水)に、不凍液を注いでおくと安心です。

 

封水が凍結すれば、トイレ自体が破損したり、ひび割れたりする可能性があるので、不凍液を使用しましょう。不凍液はエタノールやグリセリンを主成分とした薬剤で、トイレの封水に混ぜれば、凍結を防いでくれます。

 

特に、一晩中トイレを使わないかもしれないなら、不凍液を以下のように注いでおきましょう。

  • タンクの水を抜いてタンクに入れる
  • 便器内の水が溜まっている箇所(封水)に入れる

 

車用の不凍液は安い点が魅力ですが、絶対に使用しないでください。車用には、下水道に流してはいけない物質に指定されている「エチレングリコール」が含まれており、浄化槽や終末処理場に悪影響を与えます。

便座の温度を高めに設定する

ヒーター機能のある便座であれば、水抜きをした上で温度を高めに設定し、便座のフタを閉めておくと、より確実に凍結を防げるでしょう。

 

電気代は多少高くなるかもしれませんが、凍結で水が流せないことは避けられます。

 

ただし、長期間留守にする場合は、節電や火災防止のために電源は切っておいた方が無難です。

凍結防止ヒーターを設置する

凍結防止ヒーターをトイレに設置

配管に直接巻き付ける凍結防止ヒーターの使用で、トイレ配管の凍結を防ぐのもおすすめです。

 

メーカーによって異なりますが、「約3度になると通電し、約10度になった時点で停止する」など、凍結防止ヒーターは決まった温度になると作動します。

 

凍結予防について、以下の記事も参考になります。

トイレが凍結して起こりやすい不具合

トイレ

トイレが凍結すると、以下のような不具合が生じます。

  • 水が流れない
  • 給水管や排水管の破損・破裂
  • ウォシュレットの故障
  • 便器の破損
  • タンク内の部品の故障

トイレが使えなくなるだけではなく、修理料金がかかるので注意が必要です。

トイレが凍結して対処できそうにないときは

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トイレが凍結したとき、軽度であれば自分で対処できる可能性はあります。

 

ただし、凍結している場所や状況によっては、自分で対処できない場合もあるので、無理をせず専門業者に相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でもトイレ凍結のご相談を受け付けております。24時間365日フリーダイヤルで対応しているので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレ凍結のトラブルを相談してみる

2024.11.29
2024.12.31

この記事では、トイレの給水管で水漏れしたときの対処法について解説します。

 

トイレの給水管で水漏れする原因は、一つではありません。なぜ水漏れするかを知っておくと、効率的に対処できるほか、予防にもつながります。原因と対処法を、それぞれ詳しく紹介します。

 

記事後半では、トイレの給水管の水漏れを防ぐコツについても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

トイレの給水管で水漏れしている際にまずすべきこと

給水管
トイレの給水管での水漏れが発覚したら、まず以下を実践しましょう。

  • 電源プラグを抜く
  • 水漏れしている場所を確かめる
  • 止水栓を時計回りで閉める
  • 賃貸住宅のトイレは管理者に相談する

それぞれ、なぜしなければならないのか紹介します。

電源プラグを抜く

自宅のトイレが温水洗浄便座(ウォシュレット)の場合、まずは電源プラグを抜きましょう。なぜなら、電気が通っている部分に水がかかると、ショートするからです。

 

ショートすると感電や火災のリスクがあり、被害が拡大するかもしれません。

 

なお、電源プラグを抜くときは、感電しないために手が濡れていない状態にしておきましょう。100円均一ショップで手に入るゴム手袋をはめるのも、感電予防になります。

水漏れしている場所を確かめる

水漏れを解決するには、水漏れしている場所を突き止める必要があります。トイレの給水管で水漏れが起こりやすいのは、以下の箇所です。

  • 給水管とトイレタンクの接続部分
  • 給水管と分岐水栓の間
  • 給水管の止水栓部分
  • 給水管そのもの

トイレの給水管はさまざまな場所とつながっているため、接続部分で水漏れが起きやすいといえます。目視で確かめ、水漏れしている場所を特定しましょう。

 

水漏れしている場所がわかったら、次は原因を考え、原因に合った対処法を実践します。

 

水漏れしている原因を場所別にすぐ確認する

止水栓を時計回りで閉める

トイレの止水栓

水漏れ被害を最小限にするため、止水栓を閉めるのも重要です。

 

ただ、最初に止水栓を閉めると、水漏れしている場所が分かりにくくなります。そのため、水漏れ箇所がわかってから止水栓を閉めましょう。

 

トイレの止水栓はたいてい、床や壁の下のほうに設置されています。ネジ式の場合はマイナスドライバー、ハンドル式の場合は手で、時計回りに回して止水栓を閉めましょう。

賃貸住宅のトイレは管理者に相談する

賃貸住宅でトイレの給水管から水漏れした場合は、大家さんや管理会社などの管理者に相談しましょう。なぜなら、自然発生的な故障による修理費用は、基本的に管理者負担になるからです。

 

自己判断で勝手に修理すると、入居者責任として費用を負担させられたり、追加費用を請求されたりする可能性があります。

 

しかし、管理者が対応してくれるまで水漏れを放置するわけにはいかないので、電源プラグを抜いて止水栓を閉め、濡れた床を拭くくらいはしておくといよいでしょう。

補修テープはあくまでも一時的な処置

ホームセンターでは、500円ほどで水漏れ用の補修テープを購入できます。ただ、補修テープはあくまでも一時的な処置であることは把握しておきましょう。

 

水漏れ部分にテープを巻き付けると、一時的に水漏れの被害を防げますが、ずっとそのままでよいわけではありません。根本的に水漏れを解決するには、修理や部品交換などが必要です。

 

そのため、補修テープで水漏れを防いだ後は、パッキンを交換したり修理業者へ依頼したりして、根本的に水漏れの原因を解決しましょう。

トイレの給水管で水漏れしている原因【場所別】

トイレを修理しようとする女性

トイレの給水管で水漏れしている原因について、以下の場所別に解説します。

  • 給水管とトイレタンクの接続部分
  • 給水管と分岐水栓の間
  • 給水管の止水栓部分
  • 給水管そのもの

自宅の状況と照らし合わせながら、見ていきましょう。

給水管とトイレタンクの接続部分

給水管とトイレタンクの接続部分から水漏れしている場合、以下の原因が考えられます。

  • ナットの緩み
  • パッキンの劣化・変形

給水管とトイレタンクの接続部分から水漏れが発生している場合は、給水管の異常よりも、まずナットやパッキンが正常に機能していないことを疑ったほうがよいでしょう。

 

定期的にメンテナンスしていないと、ナットやパッキンの状態を気にかける機会は少なく、水漏れして初めて緩みや劣化に気付くケースもあります。

 

日々トイレを使用していると、トイレタンクに衝撃が加わったり結露が発生したりして、ナットの緩みやパッキンの劣化・変形が起きるのです。

給水管と分岐水栓の間

給水管と分岐水栓の間から水漏れが発生している場合は、パッキンの劣化・変形が原因です。

 

パッキンは接続部分にすき間ができないために挟んで使うゴム製の製品で、長年使っていると経年劣化を起こします。形が変化することもあり、できたすき間から水が漏れ出るのです。

給水管の止水栓部分

給水管の止水栓部分から水漏れしている原因としては、パッキンの劣化・変形が考えられます。

 

給水管と分岐水栓の間と同様、長年そのまま使っていたために経年劣化を起こし、すき間から水漏れが発生するのです。

 

ただ、止水栓部分から水漏れしている場合、止水栓を閉めても水は止まりません。水を止めるには、元栓を閉める必要があります。

水道の元栓の場所・閉め方

水道の元栓の場所

水道の元栓は、戸建て・アパートなら地面の「止水栓メーター」「量水器」と書かれているフタの中、マンションなら玄関横のパイプスペース内にあるケースが多い傾向です。

 

いずれも、時計回りに回すと閉まり、反時計回りに回すと開きます。水漏れしている場合は、時計回りに回して閉め、水を止めましょう。

 

水道の元栓の詳しい場所や開閉方法については、以下の記事も参考にしてください。元栓が回らない原因や、止水栓との違いも解説しています。

給水管そのもの

給水管そのものから水漏れしているときは、破損や劣化が原因です。経年劣化により、サビやひび割れが発生している可能性があります。

 

給水管のサビは放っておくとひび割れし、そこから水漏れします。何かの拍子でひび割れ部分に触り、ケガにつながるかもしれません。なるべく早く対処したほうがよいでしょう。

 

給水管からの水漏れについては、以下の記事を参考にしてください。場所別のチェック方法や、交換の目安がわかります。

トイレの給水管で水漏れしているときの対処法

トイレの給水管で水漏れしているときは、以下3つの方法で対処できます。

  • ナットを締める
  • パッキンを交換する
  • 給水管を交換する

それぞれ、やり方を詳しく見ていきましょう。

ナットを締める

ナットが緩んでいる場合は、ナットを締めれば水漏れは解決します。ナットを締めるときに使うモンキーレンチは、100円均一ショップに加え、ホームセンターで1,000円前後で購入できます。

 

ナットの締め方は、以下のとおりです。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. モンキーレンチで時計回りに回して、ナットを締める
  3. 止水栓を開けて、水漏れしないか確認する

ナットを締めるときは、被害が拡大しないために、必ず止水栓を閉めてから作業しましょう。また、作業後は水漏れしないか確かめるため、止水栓を開けるのも忘れないでください。

パッキンを交換する

トイレの給水管のパッキン交換

パッキンが劣化・変形している場合は、パッキンを交換します。パッキンは、ホームセンターで数百円ほどで購入可能です。

 

パッキン交換で使うモンキーレンチもホームセンターで1,000円前後で購入できるので、一緒に購入しておくとよいでしょう。雑巾やバケツは、100円均一ショップで入手可能です。

 

ただ、トイレ用のパッキンでも、いくつか種類があります。交換したい場所に合うパッキンを選びましょう。サイズや型番を把握しておくと確実です。

給水管とトイレタンクの接続部分のパッキン

給水管とトイレタンクの接続部分のパッキンを交換する際の手順は、以下のとおりです。

  1. タンク内の水を流して、止水栓を時計回りで閉める
  2. 接続部分の下に、水を受け止めるための雑巾やバケツを置く
  3. モンキーレンチで反時計回りに回してナットを緩めて外す
  4. 古いパッキンを取って、新しいパッキンをつける
  5. 時計回りに回してナットを締める
  6. 止水栓を開けて、水漏れしないか確認する

パッキンを取り外すときに水が垂れてくるので、雑巾やバケツを置いておくと水を受け止められます。作業自体は、そこまで難しくありません。

給水管と分岐水栓の間のパッキン

給水管と分岐水栓の間のパッキンを交換する際の手順は、以下のとおりです。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. 接続部分の下に、水を受け止めるための雑巾やバケツを置く
  3. モンキーレンチで反時計回りに回して、分岐水栓側のナットを緩めて外す
  4. 古いパッキンを取って、新しいパッキンをつける
  5. 時計回りに回してナットを締める
  6. 止水栓を開けて、水漏れしないか確認する

給水管内に水が残っていると、ナットを外したときに水が垂れてきます。後処理が大変にならないために、雑巾やバケツを置いておきましょう。

給水管の止水栓部分のパッキン

給水管の止水栓部分のパッキンを交換する際の手順は、以下のとおりです。

  1. 元栓を時計回りで閉める
  2. 接続部分の下に、水を受け止めるための雑巾やバケツを置く
  3. モンキーレンチで反時計回りに回して、ナットを緩めて外す
  4. 三角パッキンを取り外す
  5. スピンドルを反時計回りに回して取り外す
  6. コマパッキンを取り外す
  7. 新しいコマパッキンをつけて、スピンドルを元通りに設置する
  8. 新しい三角パッキンをつける
  9. 時計回りに回してナットを締める
  10. 元栓・止水栓を開けて、水漏れしないか確認する

給水管の止水栓部分のパッキン交換には、三角パッキンとコマパッキンの2つを準備しましょう。三角パッキンは三角形で、コマパッキンは玩具のコマの形をしています。

 

スピンドルは水量を調整するための部品で、ネジ穴がついている細長い部分のことです。止水栓部分は部品が多いので、元通りにできるように取り外した順番を覚えておきましょう。

給水管を交換する

給水管そのものに破損や劣化がある場合は、給水管を交換する必要があります。

 

給水管はホームセンターで購入可能で、価格は給水管の長さによって変わりますが、数百円~3,000円ほどが相場です。

 

給水管を交換する際の手順は、以下のとおりです。

  1. 元栓を時計回りで閉める
  2. 接続部分の下に、水を受け止めるための雑巾やバケツを置く
  3. モンキーレンチで反時計回りに回して、ナットを緩めて外す
  4. 給水管を取り外す
  5. 新しい給水管を設置する
  6. 時計回りに回してナットを締める
  7. 元栓・止水栓を開けて、水漏れしないか確認する

給水管を交換するときは、水が漏れないように水道の元栓を閉めてから作業しましょう。給水管の交換時に、パッキンも一緒に交換しておくのがおすすめです。

 

トイレの給水管を交換する際は、確認事項や注意点がわかる以下の記事もぜひ参考にしてください。

トイレの給水管の水漏れ修理を業者に頼むケース

トイレを点検する水道修理業者
以下のケースに該当する場合、トイレの給水管の水漏れ修理は水道修理業者に頼むのがおすすめです。

  • 一人で作業できない
  • やり方がよくわからない
  • なるべく早く直したい

一人で作業できなかったり、やり方がよくわからなかったりする状態で無理やり修理しようとすると、破損や被害拡大など、状況が悪化する可能性があります。

 

また、初めてトイレの水漏れを修理する場合、どうしても時間がかかります。被害を最小限に抑えてなるべく早く直したいなら、初めから水道修理業者に頼んだほうがよいでしょう。

トイレの給水管の水漏れ修理の料金相場

トイレの給水管の水漏れ修理の料金相場は、以下のとおりです。

作業内容 修理料金の目安
軽度なトイレの水漏れ(床が濡れている程度) 3,000円~
ポールタップの交換 5,000円~
フロートバルブの交換 5,000円~
タンクレバーの交換 5,000円~
フレキ管の交換 8,000円~
トイレの蛇口交換 10,000円~
上水栓の交換 15,000円~
給水管の交換 30,000円~

トイレの状況によって、修理にかかる料金は変わります。実際に現場を見ないと、どのくらい料金がかかるかはっきりしないため、まずは見積もりを依頼して確認しましょう。

トイレの修理業者の失敗しない選び方

トイレの修理業者の失敗しない選び方は、以下の3つです。

  • 水道局指定工事店
  • 料金体系が明確
  • 出張・見積もり費用が無料

水道局指定工事店に指定されている修理業者は、一定レベルの知識や技術を持っています。そのため、プロの目線から原因を特定し、迅速に対応してくれるでしょう。

 

また、料金体系が明確だとトラブルが起きにくいため、初めて修理を依頼する場合でも安心です。

 

加えて、出張・見積もり費用が無料だと、水漏れの原因がわからない場合でも依頼しやすいでしょう。出費をなるべく抑えたい方にもおすすめです。

トイレの給水管の水漏れを防ぐコツ

トイレの給水管の水漏れを防ぐコツは、以下2つです。

  • トイレは定期的に掃除する
  • トイレはこまめに換気する

なぜ水漏れ防止につながるのか、一つずつ見ていきましょう。

トイレは定期的に掃除する

トイレを定期的に掃除すると、水漏れをはじめとしたトラブルが起きにくくなります。

 

例えば、トイレを拭き掃除して清潔に保てば、サビや汚れを防ぎ、給水管との接続部分からの水漏れ防止につながります。

 

1週間に1回程度、トイレを掃除しておくと効果的です。トイレタンクや給水管を拭いたり、止水栓を動かしたりしておくとよいでしょう。

トイレはこまめに換気する

トイレ内は空気がこもりやすいので、高温多湿になりやすく、配管の劣化を早めてしまいます。こまめに換気すると、配管の劣化を防ぎ、水漏れ防止につながります。

 

特に、トイレ掃除の後は水分が残り、湿気が溜まりやすい環境です。窓を開けたり換気扇を回したりして、空気を循環させましょう。

 

なお、結露やカビの発生を抑える効果があるので、換気扇は24時間回しっぱなしで大丈夫です。

トイレの給水管の水漏れをすぐに解決したいときは

トイレの給水管の水漏れが発生した場合は、まず電源プラグを抜き、水漏れ箇所を確かめましょう。賃貸の場合は、管理者に相談するのが確実です。

 

自分では対処できないと判断したら、すぐに修理業者へ依頼しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』は、トイレの給水管の水漏れをはじめとした、数々のトイレトラブルを解決してきました。出張・見積もり費用は無料で、深夜早朝・休日の割増料金もないため、ぜひお気軽にご連絡ください。

 

クリーンライフにトイレの水漏れについて相談してみる

2024.11.29
2024.12.31

トイレの給水管にトラブルが生じると、トイレを快適に使用できなくなります。給水管の水漏れや損傷に気付いたときは、速やかに交換しなければなりません。

 

そこで今回は、トイレの給水管の交換方法を解説します。給水管を交換する際の注意点もあわせてお伝えしますので、参考にしてください。

 

自分でできる簡単な方法を紹介しますので、専門業者に相談する前にお試しください。

トイレの給水管を交換する前に確認すべきこと

確認すること

トイレの給水管付近から水漏れしていることに気付いたとき、「すぐに給水管を交換しないと!」と考える方がいるかもしれませんが、少し待ってください。

 

実は、トイレの給水管からの水漏れが起きた際、給水管の劣化や損傷の前に疑うべき原因が2つあります。

  1. ナットが緩んでいないか?
  2. パッキンが劣化していないか?

給水管の水漏れの原因で非常に多いのが、「パッキンの劣化」です。給水管を交換する前に、まずは上記2つのポイントをチェックしましょう。

ナットの緩みの修理方法

洋式便器の構造

水漏れの原因が「ナットの緩み」だった場合、専門的な器具などを使わず、ナットを締め直すだけでトラブルが解消でき、給水管を交換しないで済むケースがあります。

 

【ナットを締め直す手順】

  1. 止水栓を閉める
  2. ナットを増し締める
  3. 止水栓を少しずつ解放し、水漏れしないか確認する

トイレの止水栓は、時計回りに回すと閉められます。ネジ式であればマイナスドライバーを使用し、ハンドルタイプであれば手で回してください。

 

止水栓が高くて回らない場合、無理に直すと破損する恐れがあります。回らない場合は無理せず、業者に修理を依頼しましょう。

 

ナットを締め直しても改善しない場合、次は「パッキンの劣化」を疑いましょう。

トイレの給水管のパッキン交換方法

トイレの給水管のパッキン交換

給水管の中には複数のパッキンが設置されており、給水管と同様、消耗品であるパッキンも当然経年劣化していきます。使用開始してから10年も経てば、かなり劣化しているケースもあり、それが原因で水漏れが起きます。

 

裏を返せば、劣化したパッキンさえ交換すれば、給水管を交換しなくても水漏れが直ることがよくあるのです。

 

以下では、パッキンが設置されている場所ごとに、パッキンの交換方法を解説します。

 

いずれにも共通する注意点として、交換用のパッキンは、基本的に古いパッキンと同じ種類・サイズのものを購入してください。サイズの違うパッキンをはめると、たとえ新しいものでも水漏れが直らないことがあるので、気を付けましょう。

トイレタンクとの接続部分のパッキン交換方法

まずは、タンクと給水管の接続部分から水漏れがしている場合の交換方法をお伝えします。

 

<用意するもの>

  • 交換用のパッキン
  • モンキーレンチ
  • バケツ
  • マイナスドライバー

 

パッキンの交換手順
  1. ドライバーで止水栓を閉める
  2. 床に水がこぼれないようバケツを設置する
  3. モンキーレンチでタンクと給水管の接続部のナットを緩める
  4. 給水管を外し、古いパッキンと新しいパッキンを交換する
  5. ナットを元に戻す
  6. 止水栓を開け、水漏れしないか確認する

 

モンキーレンチでナットが緩めにくいと感じたときは、タンクの内のボールタップを固定しつつ行うとやりやすいです。

 

金属製のナットがサビて動かない場合は、無理せず専門業者に依頼することを検討しましょう。

止水栓との接続部分のパッキン交換方法

続いて、止水栓と給水管の接続部のパッキンを交換する方法を紹介します。

 

<用意するもの>

  • 交換用のパッキン
  • ウォーターポンププライヤー
  • バケツ

 

パッキンの交換手順
  1. 水道の元栓を閉める
  2. 床に水がこぼれないようバケツを設置する
  3. ウォーターポンププライヤーで、止水栓のナットを緩める(左回し)
  4. ナットを外して出てくるパッキンを交換する
  5. スピンドルも左に回して取り外す
  6. 中から出てくるパッキンも新しいパッキンに交換する
  7. これまでと逆の手順で各パーツを元に戻す
  8. 止水栓を開け、水漏れしないか確認する

 

止水栓周りから水漏れしている場合、止水栓を閉めても水は止まりません。作業前に、家の水道の元栓を閉める必要があるため、トイレ以外の水回りも一時的に使えなくなることに注意してください。

 

また、スピンドルが劣化していれば、このタイミングで新しいものに交換すると良いでしょう。

 

水道の元栓は家の外にあります。以下のページでは元栓の場所や閉め方を詳しく解説していますので、元栓を閉める必要がある場合はお確かめください。

分岐水栓との接続部分のパッキン交換方法

最後に紹介するのは、分岐水栓と給水管の接続部にあるパッキンの交換方法です。

 

分岐水栓は温水洗浄便座から水を出す際、水道管からの水の経路を二口に分ける役割がある部品のこと。一般的に、止水栓の上に設置されています。

 

<用意するもの>

  • 交換用パッキン
  • モンキーレンチ
  • バケツ
  • マイナスドライバー

 

パッキンの交換手順
  1. 止水栓を閉める
  2. 床に水がこぼれないようバケツを設置する
  3. モンキーレンチで分岐水栓と給水管の接続部のナットを緩める
  4. 給水管を外し、古いパッキンと新しいパッキンを交換する
  5. ナットを元に戻す
  6. 止水栓を開け、水漏れしないか確認する

分岐水栓側のナットを緩める際、フレキシブルホースで作業が難しい場合は、タンク側に付いているナットを取り外してから作業してください。

 

トイレの給水管の水漏れについては、対処法を以下のページで解説しています。自分で修理できる方法を紹介していますので、お困りの際は参考にしてください。

トイレの給水管の交換方法

モンキーレンチ

ナットを締め、パッキンを交換したにもかかわらず水漏れが直らないなど、明らかに給水管自体に異常が認められた場合は、新しい給水管に交換しましょう。

 

新しい給水管さえ用意できれば、交換作業自体はパッキン交換とほぼ同じ手順で行えます。

手順1.給水管の下にバケツを置く

まずは、給水管の下にバケツを置いておきましょう。

 

バケツを置くことが難しい場合は、トイレの床に雑巾など、汚れてもよいタオルを用意しておきましょう。

手順2.止水栓を閉める

給水管などのトイレのパーツを交換する際は、必ず止水栓を閉めて作業します。

 

止水栓はトイレタンクと水道管の間に取り付けられている栓で、開け閉めすることで給水を止めたり、水量を調節したりする役割があります。

 

多くの場合は便器後方の床や壁に設置されていますが、タンクレストイレの場合は便器内に隠れていることもあり、注意が必要です。

 

止水栓は主に下記の3種類があり、いずれも時計回りで閉まります。

  1. マイナス溝タイプ
  2. 内ネジタイプ
  3. ハンドルタイプ

前半2つは、マイナスドライバーを使って開閉するタイプです。片手で止水栓を押さえると、スムーズに閉まります。

 

一方のハンドルタイプは、文字通りハンドルでの開け閉めが可能です。ドライバーが不要で、扱いやすいのがメリットです。

 

止水栓の種類や閉め方については、以下のページを参考にしてください。止水栓が回らないときの対処法も解説していますので、お困りの方はこの記事を参考にお試しください。

手順3.ナットを緩める

モンキーレンチで取付ナットを緩めましょう。順番としては、まず上側のナットを緩めてから、下側のナットを緩めていきましょう。

手順4.給水管を取り外す

ナットが緩めば、あとは手回しで取り外し、給水管を外してください。

 

ナットがサビるなどして回せない場合は、無理矢理力を加えようとせず、専門業者に相談することを考えましょう。周囲の部品などを傷つけたり、けがの恐れがあります。

手順5.新しい給水管・パッキンをつける

新しいパッキンを先端に取り付けることを忘れず、新しい給水管を取り付けます。

 

取り付ける際は、下側から順につけていきます。まずは、手回しでOKです。

手順6.ナットを閉める

最後の仕上げにモンキーレンチを使って、ナットをきちんと閉めましょう。

 

止水栓を開き直して、水漏れしないか確認し、問題がなければ給水管の交換は完了です!

トイレの給水管を交換する際の注意点

CHECK

トイレの給水管は、自力での交換も可能です。しかし、注意してほしいことがあります。

少しでも不安を感じたら作業ストップ

とにかく「無理をしないこと」を徹底してください。

 

作業自体に複雑な工程はありませんが、作業中とにかく少しでも不安を感じたら、それ以上は進めずに手を止めてください。

 

力づくで進めてしまった場合、以下などが起こり、余計に修理代がかかってしまうことがあります。

  • 水漏れの症状が余計に酷くなる
  • 部品やタンクが損傷してしまう

 

「少しでも不安を感じたら作業ストップ」を頭に入れておいてください。

 

また、正しい部品を購入する自信がない方も、業者にお任せした方が良いでしょう。間違ったものを取り付けてしまうと、これも故障の原因になってしまいます。

水漏れ用テープはあくまでも応急処置

以下の時間を要する場合、耐水性の高い水漏れ用テープを給水管に巻くことで、一時的に水漏れを止められます。

  • 新しい部品を買いに行くまでの時間
  • 依頼した業者が到着するまでの時間

水漏れ用テープでの応急処置が可能かどうかは、水漏れの程度によって決まります。

 

じわじわと水が染み出てくる程度であれば、水漏れ用テープで十分対処できるでしょう。一方で、勢いよく吹き出るレベルの水漏れには、効果が薄いかもしれません。

 

応急処置の効果は、一時的なものです。根本的な問題解決には至っていないので、なるべく早めに給水管の修理・交換を検討してください。

トイレの給水管の交換を検討すべきケース

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続いて、トイレの給水管の交換を検討すべきタイミングについてお伝えします。

給水管から水漏れしている

トイレの給水管から水漏れが起きることはよくあります。決して珍しいケースではありません。当然、水漏れした状態で使い続けるわけにはいきませんので、給水管の交換を検討すべきです。

 

しかし、給水管から水が漏れているように見えるかもしれませんが、実は違うところに水漏れの原因があるということもあります。

 

パッキンの劣化やナットのゆるみが原因の可能性もありますので、給水管を交換する前に「トイレの給水管を交換する前に確認すべきこと」で解説したポイントを確かめておきましょう。

給水管がサビてきた

給水管の寿命は、10~15年程度といわれています。使われている素材や使用状況によって前後しますが、必ず経年劣化していきます。

 

「トイレの給水管を交換する」と聞くと、滅多に起きないイレギュラーなことだと思われる方もいるかもしれませんが、そうでもありません。

 

給水管は月日が経つなかで確実に劣化していき、サビついていきます。特に、外側からは分からないものの、内側はかなりサビているケースも多々あります。

 

サビが原因で、腐食やつまり、水漏れなどのトラブルに繋がりますので、給水管の交換を検討した方が良いでしょう。

給水管が損傷した

経年劣化でひび割れや腐食が起きることもあれば、物理的な力が加わって、給水管が損傷してしまうことも考えられます。

 

給水管に穴が開くほどの力を加えることは、基本的にはないと思います。

 

しかし、固いものを給水管にぶつけたり、上に落としたりして、給水管に傷をつけてしまった場合は、水漏れなどの被害が広がる前に、給水管を交換しましょう。

トイレの給水管トラブルは専門業者に相談

トイレを確認する業者

トイレの給水管を自分で交換することに抵抗があったり、自信がなかったりする方は、専門の知識・道具を持った専門業者に依頼しましょう。

 

  • 専門業者にトイレの給水管の交換を依頼したときの費用相場
  • 専門業者に依頼する際に気を付けてほしい3つのポイント

ここでは上記2つをお伝えします。

トイレの給水管の交換・修理費用の相場

今回は、トイレの給水管の交換・修理費用の相場を修理時間の目安と合わせて紹介します。

 

作業内容 修理時間の目安 修理料金の相場
給水管の交換 30~60分 10,000円~
パッキンの交換 30分~ 4,000円~
パーツ交換を伴う水漏れの修理 60分~ 10,000円~
ナットの締め直し等 30分~ 5,000円~

どの部分が破損したり劣化しているのかによって、修理内容と費用が異なります。また、部品交換を伴う場合、修理費用に加えて材料費が発生することもあります。

 

詳しい料金については、修理業者に見積りを依頼するしかありません。そこで、『クリーンライフ』ではおおまかな料金が10秒で分かる「料金シミュレーション」をお試しいただけます。

 

4つの簡単な質問に答えるだけでおおよその料金が分かりますので、見積もりを依頼する前にご確認ください。

 

⇒クリーンライフで料金シミュレーションをしてみる

業者を利用する前の重要な確認ポイント3つ

トイレの給水管修理を依頼する前に、業者選びで重要なポイントを押さえておきましょう。

 

ここではポイントを3つ紹介しますので、業者に修理を依頼する前にご確認ください。

ポイント1.水道局指定工事店であるか?

水道局指定工事店とは、自治体から指定を受け、さまざまな水道工事に従事できる業者のことを指します。水道局指定工事店になるためには、多くの条件を満たす必要があり、簡単に取得できるものではありません。

 

「水道局指定工事店である」というだけで、以下の証明になります。

  • 一定のスキルがある
  • 自治体に認められている

業者選びの際、判断基準にするもの一つの手です。

 

困ったときは、全国300以上の市区町村で水道局指定工事店に指定されているクリーンライフ』をご利用ください。

 

水道局指定工事店について詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。水道局指定工事店と非指定工事店との違いや業者の選び方をまとめていますので、業者選びにお役立てください。

ポイント2.料金設定が適正か?

水回りの修理・工事の料金設定は、修理業者によってバラバラです。

 

必ず「相見積もり」をして、複数社の料金プランや作業内容を比較しましょう。作業内容に不明点があれば、スタッフに直接確認してください。

 

また、見積もりの提示金額以外に「追加料金が発生することはないのか?」を、必ず作業前に確認してください。

 

万が一、料金内訳などの質問に曖昧な回答しかしない業者がいれば、要注意です。作業後に見積もり金額以上の高額請求をしてくる可能性があるので、必ず確認しておきましょう。

ポイント3.対応スピードは速いか?

トイレが使えない毎日は、非常にストレスが溜まります。自分のため、家族のためにも、早急に対処する必要があります。

 

できるだけ早くトイレを利用できるように、即日対応可能な業者を選びましょう。

 

業者によっては、最短30分で駆けつけられるところ、夜間や早朝の依頼も受け付けているところもあります。時間帯を問わず、急なトラブルにも即日対応してくれるとは嬉しいですね。

トイレの給水管の交換費用を安く抑える方法

料金を安く抑える方法

トイレの給水管交換を専門業者に依頼した場合の、費用を安く抑える方法をお伝えします。

 

「少しでも交換費用を安くしたい」そう考える方は、ぜひ参考にしてください。

相見積もりをとる

業者への依頼時は必ず「相見積もり」を取りましょう。プランの詳細などを確認する意味もありますが、単純に複数社の中から一番安い業者を選べるためです。

 

ホームページに料金プランを掲載している業者も多いですが、見積もりは必要です。さらにいうと、現場の状況を見てもらえる「出張見積もり」がおすすめです。

 

トイレの給水管の状態によって修理費用は前後しますので、より正確な金額を出すためには、電話だけではなく、現場を見てもらうことが重要です。

延長料金や割増料金を避ける

即日対応可能、深夜や早朝の対応がOKの業者の中には、延長料金や割増料金を請求する業者もあります。

 

たとえば、以下のように料金を設定しています。

  • 土日は料金30%UP
  • 早朝深夜は別途5,000円必要

あらかじめ延長料金がない業者、割増料金のない業者を選ぶと費用を抑えられてお得です。また、出張料金がかかる業者もあるので、事前に確認する必要があります。

割引可能な業者を選ぶ

余分の費用をかけないことも大切ですが、簡単に費用を安くできる「キャンペーンやクーポン」が利用できる業者もあります。

  • WEB割引
  • 手数料無料
  • 初回限定割引 など

業者によっていろいろなキャンペーンがあるので、積極的に活用しましょう。

 

クリーンライフ』でいえば、下記2つのキャンペーンを実施中です。

  1. WEBからの依頼で3,000円割引(※修理料金の総額が1万円以上の場合)
  2. 2回目以降の利用者は作業料金から10%OFF

あらかじめ公式サイトで詳細を確認し、利用条件を満たしていれば積極的にご活用ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの給水管について相談してみる

トイレの給水管を安心して交換したい方へ

トイレの給水管の交換作業は自力でも可能なので、不具合を見つけたら、できる限り早急に対処しましょう。

 

しかし、無理矢理手を加えて、余計に状態を悪化させてはいけないので、自信がないとき、困ったときはすぐに専門業者に依頼しましょう。

 

私たちクリーンライフ』は、年中無休でご依頼を受け付け中です。

 

現場までは、最短30分で駆けつけます。早朝・深夜の割増料金のほか、現地調査・出張見積もり料も不要です。ぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの給水管トラブルについて相談をしてみる

2024.11.29
2024.12.31

トイレの排水管の仕組み・構造や、起こりやすいトラブルをわかりやすくまとめました。

 

トイレの排水管の仕組みや構造がわかると、トラブルが生じた際に原因を特定しやすくなります。原因によって、対処法はさまざま。ご自分で簡単に解消できる場合もあります。

 

トイレの排水管におけるトラブルが再発しないための予防法も説明するので、ぜひ最後までお読みください。

トイレの排水管の仕組み・構造

トイレ

トイレには、以下の2本の配管がつながっています。

  • 給水管
  • 排水管

排水管は、流した水の逆流を防ぐために、曲がっています。そのため、つまりが生じる可能性があるのです。

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トイレの中の構造は、上記図のようになっています。便器に溜まっている水は「封水」と呼ばれ、下水の臭いや虫が室内に入らないように機能しています。

 

レバーで水が流れ、排水される仕組みは以下のとおりです。

  1. レバーを操作する
  2. レバーに接続した鎖がゴムフロートを引き上げる
  3. 便器に水が流れる
  4. 浮き玉が下がり、排水弁が閉まる
  5. 給水が始まり、ボールタップが水量を判断して給水が止まる

 

下の記事で、トイレタンクの構造や水が流れる仕組みについて、さらに詳しく解説しています。

トイレの排水管で起こりやすいトラブル

トイレの排水管つまりのトラブル

トイレの排水管は、曲がっているためにつまりなどのトラブルが生じやすい傾向です。つまりが、水漏れや害虫の発生など、さまざまなトラブルにつながります。

 

ここでは、トラブルの原因や対処法を解説します。

詰まって水の流れが悪い・流れない

排水管は曲がっている構造なので、大量のトイレットペーパーや排泄物などの水に溶けるものでも詰まりが生じます。

 

水に流れるものが原因なら、ラバーカップや真空式パイプクリーナー等でつまり解消が可能です。

固形物、紙おむつといった水を吸い取って膨れるものの場合は、ラバーカップ等を使うと排水管にダメージを与えてしまう可能性があります。

 

水が流れにくい原因はトイレつまりのほか、以下が考えられます。

  • マンションなど集合住宅の場合は、下の階で詰まっている
  • 汚水桝が汚れている
  • タンク内の水が少ない

原因不明の場合は、事前にじっくり点検が必要です。間違った対処法を実行すると、排水管にダメージを与えるので、注意が必要です。

水漏れが発生する

トイレつまりが重症だと、水漏れを招く恐れもあります。詰まりの原因物質が排水管を圧迫して、接続部を止めているナットが緩むなどして、水漏れが始まるのです。

 

マンションなど集合住宅の2階以上の階に住んでいる場合は、特に注意してください。階下への被害が生じると、賠償問題が生じます。火災保険などの保険を契約していても、100%対応できるかどうかわかりません。

 

水漏れが起きてしまったら、以下の記事を参考にしてみてください。応急処置をはじめ、トイレの水漏れの対処法についても紹介しています。

悪臭や虫が入る

排水管は曲がっているため、以下のような汚れが蓄積され、悪臭や害虫を招きやすくなります。

  • 排水管のぬめり
  • 排水管のカビ

ぬめりやカビを栄養にして、害虫の幼虫が育ち、害虫の増加につながります。

 

便器や床を掃除しても悪臭が消えない場合は、排水管に汚れが蓄積しているのかもしれません。以下のような臭いによって、原因が異なります。

  • アンモニア臭
  • 尿石
  • カビ臭
  • 下水の臭い

以下の記事で、原因別に悪臭の対処法をわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

普段と水位が異なる

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便器内部には、「封水」と呼ばれる水が溜まっています。封水は、排水管を通って下水の臭いが室内に入り込まないためのシステムです。

 

封水が高くなっている、または低くなっているときは、排水管にトラブルが生じている可能性があります。

 

封水の水位が低くなると、下水の臭いが入り込みやすくなります。封水の水位が低くなる原因は、以下が考えられます。

  • 便器内のつまり
  • タンク内の故障
  • 便器や排水管の破損
  • 誘導サイホン作用

誘導サイホン作用

誘導サイホン作用は、マンションなどで上の階から大量の水が流れて、排水管内の水が引っ張られることで封水がなくなる現象です。

 

以下の記事で、水位が変わってしまう原因と対処法をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

トイレの排水管修理を業者に頼むケース

トイレの排水管が原因の場合

以下のようなケースでは、排水管のプロである水道修理業者への相談がおすすめです。

  • トイレの排水管つまりの原因が分からない
  • トイレの排水管にスマホなどの固形物を落とした
  • 対処法を試したけど改善しない
  • 排水管の劣化が原因と考えられる

排水管のつまりの原因が分からないのに無理に解消させようとすると、悪化してしまいます。排水管にダメージを与えると、大掛かりな修理が必要になり、修理費用が高額になるかもしれません。

 

特にトイレの排水管は便器の下、床下を通っているため、専門の水道修理業者でないと対応が困難です。悪化して汚水が溢れてしまわないうちに、早めに対処してもらいましょう。

トイレの排水管修理の料金相場

トイレの排水管トラブルの修理料金の相場を一覧表にしました。

作業内容 料金相場
軽度のつまり除去 5,000円〜8,000円
中度のつまり除去 12,000円~25,000円
重度のつまり除去 30,000円〜50,000円
便器の着脱 10,000円〜40,000円
排水管の分解 8,000円〜30,000円
パッキンの交換 4,000円~5,000円
薬剤を使用する作業 5,000円~
トーラー作業 10,000円~35,000円
高圧洗浄作業(3mまで) 20,000円〜50,000円

以上の作業料金の他に、以下のような基本料金が加算されます。

基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 0円〜8,000円(または、作業料金の20〜30%)
出張費 0円〜5,000円
見積もり 0円〜
契約後のキャンセル料 キャンセルする時期による

 

水回りトラブルの修理料金は、状況によっても大きく上下します。必ず、最低3社以上の業者に見積もりを頼み、適正価格で運営している業者に依頼しましょう。

 

以下の記事で、さらに詳しく排水管修理の費用相場について説明しています。高額になる要因なども説明しているので、参考にしてください。

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トイレの排水管トラブルを防ぐ方法

トイレの排水管つまりの原因

トイレのトラブルを解消したら、再発しないように予防することが大切です。ここでは、排水管のつまりや水漏れが起きないための予防方法を解説します。

トイレットペーパーを大量に流さない

トイレットペーパーは、水に流すことを前提に作られていますが、大量に流すとつまりの原因になります。

 

日本人のトイレットペーパーの使用量の平均値は、小のときで89cm、大のときで177cmです。そのため、このくらいの量なら、排水管に詰まる可能性はないと思われます。

 

「小」の場合と「大」の場合の水量とトイレットペーパーの使用量を表にしたので、参考にしてください。

流れる水の量 トイレットペーパー使用量 水道代(概算)
「小」で流す 6リットル 2mまで※ 約1.2円
「大」で流す 8リットル 10m 約1.6円

※LIXILが推奨しているトイレットペーパーの長さの限界

 

大で流す場合は、排泄物も一緒なので10m程度までとしています。大量のトイレットペーパーや排泄物を流すときは、2回に分けて水を流すと安心です。

 

また、通販などで安く買える海外製のトイレットペーパーは、つまりやすい傾向があります。頻繁にトイレつまりが起きているなら、国産品を使いましょう。

トイレットペーパーと排泄物以外は流さない

トイレに流せるとしているアイテムも含めて、トイレットペーパーと排泄物以外は流さないようにしたほうがつまりにくいです。

 

例えば、以下のようなものが、つまりの原因になります。

  • おむつや生理用品
  • ティッシュペーパー
  • 嘔吐物
  • ペット用のトイレ砂

ティッシュペーパーは水に溶けないため、注意しましょう。また、嘔吐物には油分が含まれており、トイレに流すと詰まりやすい傾向です。

 

ペット用のトイレ砂は、水に流れるタイプもあります。しかし、犬猫の排泄物は、人間のものより水分が少なく溶けにくい性質です。トイレに流さず、ゴミとして捨てるようにしてください。

 

下記の記事で、トイレつまりの原因について解説しています。簡単にできる解消法も説明しているので、参考にしてください。

節水対策はなるべく控える

節水対策をして、流れる水の量を少なくすると、トイレつまりが生じやすくなります。トイレつまりが起きないようにするには、充分に水を流すことが大切です。

 

トイレットペーパーや排泄物がきちんと流れるように、トイレは設計されています。決められた水量よりも水が減ってしまうと、排水管に詰まってしまうため、注意が必要です。

 

また、水の流し方が足りないと、尿石の生成にもつながります。

 

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上図のようにペットボトルをトイレタンクに入れて節水すると、タンク内の部品にダメージを与えやすいので、おすすめできません。

排水管を掃除する

排水管に汚れが蓄積すると、トイレつまりが発生します。市販の排水管用の洗剤等を使って排水管の掃除をすると、トイレつまりを予防できます。

 

汚れが頑固になると、市販の洗剤ではなかなか除去できません。週に1回ほどの頻度での掃除がおすすめです。

トイレの排水管を掃除する方法

トイレの排水管の掃除方法

トイレつまりを予防するためにも、排水管の掃除は欠かせません。

  • 重曹とお酢で掃除する
  • 市販の薬剤で掃除する

ここでは、上の2種類の掃除方法を解説するので、参考にしてみてください。

重曹とお酢で掃除する

重曹とお酢なら、揮発したガスで気分が悪くなることもありません。小さなお子さんのいるご家庭でも、安心して利用できます。

 

【用意するもの】

  • 重曹:カップ4分の1(50ml)
  • お酢(またはクエン酸):カップ2分の1(100ml)
  • 40~50℃程度のぬるま湯:便器の半分ぐらい
  • 紙コップなど便器の水を除去するためのもの

 

【掃除の手順】

  1. 便器の中に溜まっている水を取り出す
  2. 重曹を便器に注ぎ入れる
  3. お酢を重曹の上から注ぐ
  4. お湯をかけて、1時間程度放置する
  5. 水を流して、ブラシでこすり洗い

 

以下の記事で、重曹を使った掃除方法をプロセスごとにさらにわかりやすく説明しています。重曹がない場合の代用品など、ちょっとしたアイディアも紹介しているので、参考にしてください。

市販の薬剤で掃除する

市販の排水管洗浄用に作られた薬剤は、重曹では落としきれない汚れもしっかり除去します。

 

おすすめの薬剤は、以下のとおりです。

  • かんたん洗浄丸
  • バイオサイクル トイレ用
  • ピーピースルーF
  • サンポール

それぞれの説明書を確認して、正しく利用してください。放置時間を説明書より長くしても、さらに汚れが落ちるわけではありません。

 

また、便器の素材によっては使えない薬剤もあるので、便器の説明書も確認しましょう。

 

排水管の掃除については、以下の記事を参考にしてみてください。自分でできる排水管掃除の方法を、分かりやすくまとめています。

トイレタンクを掃除

トイレタンク内が汚れていると、水を流すたびに汚れが便器に入り込み、排水管のつまりにつながります。タンク内は湿気があり、黒カビなどが増殖しやすい環境です。

 

トイレタンクは3ヶ月に1回を目安に掃除するのがおすすめです。重曹などを使って、内部部品にダメージを与えない方法で掃除しましょう。

 

ただし、タンク内には金属製、ゴム製などの部品が設置されているので、塩素系漂白剤は使用できません

 

トイレタンクの正しい清掃の仕方は、以下の記事を参考にしてください。間違った方法で清掃すると、タンク内部品を傷つけて、トラブルが生じます。

トイレの排水管トラブルをすぐに解消したいときは

トイレの排水管トラブルにお困りの方へ

トイレの排水管の仕組みや起こりやすいトラブル、解消法を紹介しました。

 

ご紹介した方法でトラブルが解消できないときは、無理をせずに水道修理業者に相談してください。

 

業者選びに迷ったら、私たち『クリーンライフ』にお任せください。300以上の市区町村から指定を受けた指定給水装置工事事業者なので、安心です。

 

年中無休で24時間受付しています。お問い合わせいただいてから、最短30分で駆けつけます。

 

⇒クリーンライフにトイレの排水管つまりの相談をしてみる

2024.11.29
2024.12.31

この記事では、トイレの黒ずみの原因について徹底解説します。

 

トイレの黒ずみが発生する原因は、大きく分けて3つです。黒ずみの原因によって対処法が変わるため、自宅のトイレの状況と照らし合わせながら見ていきましょう。

 

記事後半では、トイレの黒ずみを落とす方法についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

トイレの黒ずみとは?

トイレの黒ずみ
そもそも、トイレの黒ずみとは、便器の中やフタなどにつく黒っぽい汚れのことです。

 

トイレを掃除していないと、さまざまな汚れが混ざり合って黒ずみになり、放置すると頑固な汚れになります。

 

黒ずみの原因によって、汚れがアルカリ性か酸性かは異なります。

トイレで黒ずみが発生しやすい場所

便器の汚れやすい場所

トイレで黒ずみが発生しやすい場所は、以下のとおりです。

  • 便器の水面付近
  • 便器のふち裏
  • 便座の裏側
  • 便座の背もたれ下
  • タンクの中
  • 壁や床
  • 男性用トイレ(小便器)の目皿付近

水面付近は水が常に溜まっている場所なので、カビや菌が繁殖しやすく、掃除していないとすぐに黒ずみになります。輪っかの黒ずみができることから、「サボったリング」と呼ばれています。

 

また、便器のふち裏や便座の裏側は尿が飛び散りやすいため、黒ずみができやすい場所です。男性用トイレ(小便器)の尿が落ちてくる目皿付近も、黒ずみになりやすいため掃除が必要です。

 

さらに、タンクの中や壁・床は、湿気がこもるとカビが繁殖しやすい環境になってしまいます。そのため、黒ずみには常に意識を向ける必要があります。

トイレの黒ずみの原因は主に3つ

トイレの黒ずみの主な原因は、以下の3つです。

  • 繁殖した「カビ」
  • 水や雑菌などが混ざった「水垢」
  • 尿に含まれる物質が固まった「尿石」

それぞれなぜ黒ずみになりやすいのか、詳しく見ていきましょう。

繁殖した「カビ」

トイレ内にカビが繁殖すると、黒ずみになって現れるケースがあります。カビが繁殖しやすいのは、以下の条件です。

  • 温度が15℃~30℃
  • 湿度が70%以上
  • 汚れがある

トイレにはエアコンがない場合が多いため、真夏や真冬でなければ、温度は15℃~30℃の間に収まりやすい傾向があります。

 

また、便器やタンクには常に水が溜まっているため、湿度は高くなりやすく、尿や便などで汚れも溜まりやすい環境です。

 

つまり、トイレはカビが繁殖するのにピッタリの場所といえます。カビは悪臭や害虫にもつながるため、早期の対処が必要です。

 

⇒すぐにカビを落とす方法を見る

水や雑菌などが混ざった「水垢」

便器の水面付近や水が流れる部分に発生する黒ずみは、水垢が原因です。水垢は、水道水に含まれるミネラル成分がホコリや雑菌と混ざり、固まるとできます。

 

できたばかりの水垢であれば、ブラシでこすると落ちます。しかし、放置すると頑固な汚れになるため、洗剤を使って落としましょう。

 

⇒すぐに水垢を落とす方法を見る

尿に含まれる物質が固まった「尿石」

尿が飛び散りやすい場所

床や便座の裏側など、尿が飛び散りやすい場所にある黒ずみは、尿石が原因と考えられます。尿石は、尿の中に含まれるミネラルやカルシウムが細菌と反応し、固まると発生します。

 

トイレの使用後に水を流しただけでは、尿の汚れは取り切れないケースがあるため、尿石による黒ずみが発生するのです。

 

悪臭が発生したり、カビや水垢と合わさって頑固な汚れになったりする場合もあります。

 

⇒すぐに尿石を落とす方法を見る

トイレの黒ずみを落とすときの注意点

トイレの黒ずみを落とすときの注意点は、以下の3つです。

  • 便器内の水を抜く
  • 酸性洗剤と塩素系漂白剤を同時に使わない
  • 掃除後は洗剤をしっかりと流す

注意点を知らないと、効果が薄まったり健康被害が起きたりします。詳しく見ていきましょう。

便器内の水を抜く

トイレの止水栓

トイレの黒ずみを落とす前に、便器内の水を抜いておきましょう。なぜなら、掃除しやすくなり、洗剤が薄まるのを防げるからです。

 

便器内の水を抜く主な方法は、以下のとおりです。紙コップや灯油ポンプなど、使う道具はすべて100円均一ショップで購入できます。

 

【紙コップを使う方法】

  1. ゴム手袋をはめる
  2. 紙コップで便器内の水をすくう
  3. バケツに水を移す

 

【灯油ポンプを使う方法】

  1. 灯油ポンプの先を水の中に入れる
  2. ポンプを手で押し、水を吸い上げる
  3. バケツに水を移す

 

【止水栓を閉める方法】

  1. 止水栓を時計回りに回して閉める
  2. レバーを回し、水を抜く

掃除後に元の水量に戻しやすいように、止水栓を閉める際はどのくらい回したか覚えておきましょう

酸性洗剤と塩素系漂白剤を同時に使わない

酸性洗剤と塩素系漂白剤を同時に使うと、有毒ガスが発生する可能性があります。絶対に一緒に使わないでください。

 

有毒ガスを吸い込むと、重い呼吸器障害を引き起こす可能性があり、大変危険です。

 

例えば、酸性洗剤はトイレ用洗剤やクエン酸、塩素系漂白剤はカビ取り用洗剤やハイターなどです。「まぜるな危険」の表記がある製品は、同時に使わないでください。

掃除後は洗剤をしっかりと流す

黒ずみを掃除した後は、洗剤をしっかりと流すのが鉄則です。なぜなら、洗剤といえど、便器内に残っているとカビが発生する原因になるからです。

 

そのため、掃除後は数回水を流して、洗剤が残らないくらいきれいにしましょう。

トイレの黒ずみを落とす方法

トイレ
トイレの黒ずみを落とす際は、原因に適した洗剤を使いましょう。理由は、洗剤といってもさまざまな種類があり、含まれる成分が異なるからです。

 

トイレの黒ずみの原因と適した洗剤を、以下にまとめました。

原因 適した洗剤
カビ 塩素系漂白剤
尿石 酸性洗剤
水垢 クレンザー
複合的な汚れ 重曹・クエン酸

原因がわからないときは、塩素系漂白剤から順に試していくとよいでしょう。以下で、使い方を詳しく紹介します。

カビには塩素系漂白剤を使用する

カビは酸性汚れのため、アルカリ性の塩素系漂白剤が効果的です。塩素系漂白剤には、具体的に以下の製品があります。

  • 除菌洗浄トイレハイター | 花王
  • ドメスト|ユニリーバ・ジャパン
  • スクラビングバブル 超強力トイレクリーナー|ジョンソン

塩素系漂白剤は、ドラッグストアやホームセンターで数百円ほどで購入できます。塩素系漂白剤を使った後に汚れを落とすための掃除ブラシも数百円ほどで買えるため、一緒に手に入れておきましょう。

 

【塩素系漂白剤の使い方】

  1. 黒ずみに塩素系漂白剤を吹き付ける
  2. 説明書きに従って放置する
  3. 水を流してブラシで軽くこする

説明書きに記載のある時間より長く放置すると、便器や配管を傷める可能性があります。使用時は、説明書きに従いましょう。

尿石には酸性洗剤を使用する

尿石はアルカリ性汚れのため、酸性洗剤が効果を発揮します。酸性洗剤には、具体的に以下の製品があります。

  • トイレルック|ライオン
  • サンポール|金鳥
  • トイレ職人|允・セサミ

酸性洗剤は、ドラッグストアやホームセンターへ行けば数百円ほどで購入可能です。掃除ブラシも数百円で売っているので、買っておくとよいでしょう。

 

サンポールで男子トイレを掃除する

酸性洗剤は、以下のように使用します。

  1. 黒ずみに酸性洗剤を吹き付ける
  2. 説明書きに従って放置する
  3. 掃除ブラシでこする
  4. 水を流す

尿石のトイレ掃除については、以下の記事も参考にしてください。軽度~重度に分けて、詳しい掃除方法を解説しています。

水垢にはクレンザーを使用する

塩素系漂白剤や酸性洗剤で落ちない水垢による黒ずみは、クレンザーで削り落としましょう。クレンザーには研磨剤が含まれているので、頑固な水垢や黒ずみにも効果的です。

 

クレンザーは、ドラッグストアやホームセンターで数百円あれば購入できます。掃除ブラシも数百円なので、購入しておきましょう。

 

【クレンザーの使い方】

  1. 黒ずみにクレンザーをかける
  2. 掃除ブラシでこする
  3. 水を流す

クレンザーだけでは十分に黒ずみを落とせないので、掃除ブラシでこするのが重要です。

 

トイレの水垢を落とす際は、以下の記事もぜひご覧ください。クレンザー以外の落とし方や、水垢と間違いやすい汚れがわかります。

複合的な汚れは重曹・クエン酸を使用する

複合的な汚れとは、「カビと尿石」「水垢と尿石」が混ざっているなど、黒ずみの原因が一つではない状態です。

 

複合的な汚れは、重曹とクエン酸を使って対処しましょう。重曹とクエン酸は100円均一ショップのほか、ドラッグストアでも数百円で購入できます。掃除ブラシも数百円ほどなので、購入しておくとよいでしょう。

 

【重曹とクエン酸の使い方】

  1. 黒ずみに重曹を振りかける
  2. 重曹の上にクエン酸を吹きかける
  3. 発泡したらトイレットペーパーをかぶせて、1~2時間放置する
  4. トイレットペーパーをはがして、掃除ブラシでこする
  5. 水を流す

手元にあるクエン酸が粉末の場合は、水200mlに対して小さじ1杯のクエン酸を溶かして、クエン酸スプレーを作りましょう。

トイレの黒ずみを防ぐ方法

トイレを掃除する人物

トイレの黒ずみを防ぐ主な方法は、以下の5つです。

  • トイレは定期的に水を流す
  • トイレスタンプ・トイレ洗浄剤を利用する
  • セスキ炭酸ソーダを吹きかける
  • 便器をこまめに掃除する
  • トイレタンクも掃除する

それぞれどのような方法なのか、見ていきましょう。

トイレは定期的に水を流す

定期的にトイレの水を流すと、黒ずみの原因になる尿石や水垢が溜まるのを防げます。

 

逆に、トイレの使用後に水を流さなかったり、使用頻度が少なかったりすると、汚れが流れずに溜まってしまいます。

 

軽い汚れなら水を流すだけで落ちるので、意識して定期的にトイレの水を流しましょう。

トイレスタンプ・トイレ洗浄剤を利用する

トイレスタンプは、便器内に直接ジェルをスタンプすることで、水を流すたびに洗浄成分が便器内に行き渡ります。

 

トイレ洗浄剤は、手洗いタンクに置くだけで成分が水に溶けだし、汚れを落としてくれます。

 

いずれもドラッグストアやホームセンターで数百円ほどで売られているため、すぐに試しやすいでしょう。具体的には、以下の製品があります。

 

【トイレスタンプ】

  • スクラビングバブル トイレスタンプ|ジョンソン
  • ブルーレットスタンピー|小林製薬

【トイレ洗浄剤】

  • 液体ブルーレットおくだけ|小林製薬
  • トイレマジックリン 流すだけで勝手にキレイ|花王

簡単に導入できるため、日々の黒ずみ対策としておすすめです。

セスキ炭酸ソーダを吹きかける

セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ソーダの中間の性質を持つアルカリ剤で、雑菌やカビの増殖を予防できます。

 

100円均一ショップやドラッグストアで購入でき、ドラッグストアだと相場は200円~500円です。

 

セスキ炭酸ソーダはそのままではなく、スプレーにして吹きかけて使います。セスキ炭酸ソーダスプレーの作り方は、以下のとおりです。

  1. スプレーボトルに入った水500mlに、小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを入れる
  2. よく振って混ぜる

スプレーボトルは100円均一ショップに売っているので、セスキ炭酸ソーダとあわせて購入しておき、スプレーを作りましょう。

便器をこまめに掃除する

便器をこまめに掃除するのは、黒ずみ予防に非常に効果的です。1週間に1回ほどトイレ掃除をすれば、黒ずみになる前に汚れを落とせるでしょう。

 

掃除ブラシでこすり洗いができれば理想ですが、トイレクリーナーでの拭き掃除でも大丈夫です。一拭きするだけでも汚れや雑菌が溜まるのを防げるため、こまめな掃除を心がけてみてください。

トイレタンクも掃除する

便器内だけでなく、トイレタンクも掃除すると、黒ずみを予防できます。トイレタンク内は湿度が高くなりやすいため、カビが増殖しやすく、そのまま便器内にカビを流してしまう可能性があるのです。

 

見落としがちですが、1ヶ月に1回程度はトイレタンクを掃除しておくと、便器内に黒ずみが発生しにくくなります。

 

トイレタンクの掃除には、100円均一ショップやドラッグストアで数百円程度で入手できる重曹を使います。トイレタンクの掃除方法は、以下のとおりです。

  1. トイレタンク内にカップ1杯の重曹を入れる
  2. 約6時間放置する
  3. 水を流す

約6時間放置するため、就寝前や外出前に入れておくとよいでしょう。

トイレの黒ずみをすぐに落としたいときは

トイレに黒ずみがあるときは、まず原因を特定し、原因に合った対処をしましょう。原因がわからないときや、早くきれいに落としたい場合は、すぐに修理業者へ依頼するのがおすすめです。

 

私たち『クリーンライフ』は、トイレの汚れや異臭など、さまざまなトイレトラブルに対応しています。出張見積もり費無料・最短30分で作業員が駆けつけます。

 

原因がわからない場合でも対応いたしますので、お困りの場合はぜひお問い合わせください。

 

クリーンライフにトイレの汚れや異臭について相談してみる

2024.11.29
2024.12.31

トイレを使ったあとに水を流そうとしたら、水がなくなってた!

 

そんなトラブルには考えられる原因があります。原因を突き止めることで対処できますので、状態がこれ以上悪くならないためにも、予備知識の一つとしてぜひ覚えておいてください。

 

トイレの水がなくなる原因次第では、自力で対処が難しい場合があります。そんなときは業者に相談することをおすすめします。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

トイレの水がなくなる原因はトイレタンク?便器?

トイレの水がなくなるのは大きく分けて2つに分類でき、トイレタンクが原因の場合と便器や排水管が原因の場合があります。

 

以下の表を参考にして、ご自身のトイレの水がなくなる原因がどちらなのか判断してみてください。

トイレの水がなくなる原因 症状は?
トイレタンクが原因でトイレの水がなくなっている トイレを流しても水が出ない、流水量が少ない
便器や排水管が原因でトイレの水がなくなっている 便器内に溜まっている水の量が少ない、全くない

 

それでは、順番にトイレの水がなくなる原因をご紹介します。

トイレのタンク内から水がなくなる4つの原因と対処法

toilet-tank

トイレのタンク内に水が溜まらなくなる状態には、4つの原因があると考えられます。原因が分かれば対処法も導き出せます。

ボールタップの故障

トイレのタンクの中に溜まる水の量を調整してくれる部品を、ボールタップといいます。

 

トイレタンクの中にある浮き玉を繋いでいる部分を指し、タンクの中に水を溜めるときに弁を開いたり閉じたりすることでタンク内の水の量を調整します。

 

このとき、ボールタップに不具合があったり、ゴミが付着したりしているとボールタップが本来の役割を果たすことができません。

ボールタップが原因のときの対処法

ゴミが付着していることが原因になっている場合は、ボールタップを一旦外し、付着しているゴミを取り除きましょう。手で簡単に取れない場合は、ブラシなどを使ってこするとゴミを綺麗に取り除けます。

 

ゴミを取り除いて再び設置したあとでも不具合が直らない場合は、ボールタップそのものが故障している恐れがあります。

 

破損している場合は、ボールタップそのものを新しいものと交換する必要があります。ボールタップは市販されているものでOKです。

タンクの中で浮き玉が不具合を起こしている

トイレタンクの中に水がなくなるのは、タンクの中にある浮き玉に原因があることも考えられます。

 

一度タンクの中を覗いてみてください。浮き玉は、タンクの中の水の量を調整するために必要な部品です。

 

そのため、浮き玉に不具合があり、動きが悪くなっていると水の量をうまく調節することができず、タンク内から水がなくなることがあります。

浮き玉が原因のときの対処法

浮き玉は、トイレタンク内の水が一定の位置まで溜まったことを感知して、水が止まる仕組みになっています。

 

そのため、浮き玉がどこかで引っかかっていたり、浮き玉が破損したりしていると水位を感知できず、トイレタンク内の水がなくなるのです。

 

浮き玉が引っかかっていたら引っかかっている部分を直し、浮き玉が破損しているときは浮き玉を新しいものと交換しましょう。

ゴムフロートの不具合

トイレの水を流すとき、一般的にレバーをひねると水を流すことができます。

 

レバーをひねるとなぜ水が出るのかというと、レバーをひねったときにトイレタンク内のゴムフロートが持ち上がるためです。そのとき、トイレタンク内の水が便器に流れていき、汚水を流すことができるのです。

 

しかし、ゴムフロートに不具合が起きていると、トイレタンクの水をうまく流すことができません。

 

また、ゴムフロートにゴミがついている場合や水垢で汚れている場合、ゴムフロートそのものが壊れているなどのトラブルにより、不具合が起きてしまうのが一般的です。

ゴムフロートの不具合のときの対処法

トイレタンク内の水がなくなる原因がゴムフロートの汚れの際には、汚れを取り除くことで不具合が解消されます。

 

原因がゴムフロートを繋ぐ鎖が絡まりだった場合は、その絡まりを直すことで水がタンク内に溜まるようになります。もしも鎖がさびたり切れたりしている場合は、新しい鎖と交換しましょう。鎖はホームセンターなどで購入できます。

 

ゴムフロート本体に亀裂が入っている場合は、ゴムフロートとしての役割を果たしていません。ゴムフロート本体を交換しましょう。ゴムフロートもお店で購入可能です。

止水栓の開け忘れ

案外うっかりしているのが、止水栓の開け忘れです。

 

止水栓は、トイレタンクと給水管を繋ぐもので止水栓を開ければ水が通り、止水栓を閉めれば水の流れが止まります。

止水栓が原因のときの対処法

止水栓の開け忘れが原因であれば、止水栓を開けることでトイレタンク内に水が溜まるようになります。止水栓の開閉にはマイナスドライバーを使うと便利です。

 

止水栓を開きすぎると、トイレタンク内に溜まる水の量が多くなってしまう場合があります。止水栓の開き具合にはくれぐれも注意してください。

トイレの便器の中から水がなくなる4つの原因と対処法

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トイレに入ろうとしたら、便器の中の水がなくなっていて驚いた経験はありませんか?

 

何が原因か分からず困惑したことでしょう。便器の中の水がなくなる原因を突き止めて、正しい対処法をぜひ実践してみてください。

サイホン作用の影響

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トイレの水がなくなるトラブルの中で、自己サイホン作用という便器の中の水がなくなる現象があります。

 

一般的な洋式便器の奥にある排水管はS字型になっており、そこで蓋がされることで便器の中にも水が溜まる仕組みになっています。この蓋をする水を封水といいます。

 

ところが、トイレの水が勢いよく流れすぎてしまうなどの原因で、S字の排水部分から水がなくなり、便器の中の水がなくなることがあり、これが自己サイホン作用です。

サイホン作用が原因のときの対処法

自己サイホン作用によって便器中の水がなくなる場合、S字部分に水を溜めるとトラブルを解消できます。

 

バケツなどに水を汲んで、静かに便器の中へ水を流しましょう。このとき、一度止水栓を閉めたあとに水を流すことで、水の流れに勢いがつきます。

 

この対処法でも便器の中の水がなくなる場合は、排水管に何らかのトラブルが生じている可能性があります。排水管が原因の場合には専門業者でなければ解消は難しいため、早めに業者へ相談することをおすすめします。

排水管の中のつまり

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トイレの水のトラブルの中で、排水管に原因があることも珍しくありません。

 

特にトイレは汚物を流すところなので、排水管に大量のトイレットペーパーを一度に流すとつまりが発生し、これが原因となって便器の中の水がなくなることがあります。

排水管のつまりが原因のときの対処法

便器の中の水がなくなる状態を解消させるために、バケツなどに水を汲んで便器に流してみましょう。

 

そのほか、ラバーカップ(すっぽん)と呼ばれる道具を使う方法もおすすめです。

 

使い方はとても簡単なです。

  1. 止水栓を締める
  2. ラバーカップを排水口にあて、ゆっくり棒を押し込む
  3. 勢いを付けてラバーカップを引き上げるのを何度か繰り返す
  4. トイレに水をバケツなどで流し、水が流れてしっかりと便器内に溜まったら完了

汚水が周りに飛び散ったときのために、新聞紙などを床に敷いておくことをおすすめします。

 

ラバーカップを使った直し方を詳しくご覧になりたい場合には、こちらを参考にしてみてください。

 

⇒トイレつまりのラバーカップ(すっぽん)を使った直し方を見てみる

天候や大量の流水で排水管の気圧が変化した

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トイレの水がなくなることと気圧が関係していると聞いて、驚く方もいるのではないでしょうか。

 

一軒家よりもマンションやアパート、ショッピングモールやデパートのように、階数のある建物で起こりやすい現象です。

 

排水管の中の気圧が変わることで便器のS字部分の水が吸われ、便器の中の水がなくなるのです。これは上の階でトイレの水を大量に流したとき、排水管の中の気圧が変化して下の階のS字部分の水が引っ張られても発生します。

排水管内の気圧変化が原因のときの対処法

他の原因とは違って外的要因が原因となるため、1度トイレの水を流すと基本的には解消されます。

 

しかし、あまりにも多発する場合には、設計や排水管内に問題がある可能性も考えられます。早めに大家さんや管理会社、業者へ相談しましょう。

水が蒸発した

便器の中の水は簡単に蒸発するものではありませんが、例えば旅行や出張などで長期間家を留守にし、便器内の水が蒸発することは珍しくありません。

 

特に夏場などは気温が高くなるので、長期間ではなくとも、家を空ける時間が長くなれば便器内の水が蒸発しやすい状態になります。

水が蒸発したときの対処法

便器内の水が蒸発しただけなので、そのままタンクのレバーを引いて1度水を流せばトラブルは解消します。

 

もしも繰り返し便器の中の水が蒸発するのが気になるようなら、市販されている薬剤を使うとよいでしょう。

 

トイレの水の蒸発を予防するための薬剤が市販されていますので、長期間留守にする予定がある場合は、家を空ける前に薬剤を便器の中に注いでみてください。

トイレの水がなくなるのを防ぐ方法は?

Cause

トイレの水がなくなるトラブルを放置してしまうと、場合によっては別のトラブルを誘発してしまう恐れがあります。

 

トイレの水がなくなることが多発する場合、原因を突き止めて早めに対処することをおすすめします。

定期的にトイレのメンテナンスをする

トイレの水がなくなるトラブルを予防するためには、定期的なメンテナンスをおすすめします。

 

トイレタンク内を定期的にチェックして、中の部品に不具合が起きていないか、破損していないか、ゴミが付着していないかなどを確認しましょう。

トイレの水がなくなる原因を作らない・早めに対処する

原因を作らないことも大切です。早めに不具合に気づくことができれば、トイレの水がなくなるトラブルが起こる前に対処できます。

 

例えば、便器の中の水が蒸発しやすいなら、市販の薬剤を使うことをおすすめします。

 

また、排水管にトイレットペーパーなどがつまったことが原因なら、一度に大量のトイレットペーパーを流さないように気を配ることが大切です。

 

トイレの水に関するトラブルを予防するためには、定期的なメンテナンスと、原因を作らないことが大切です。

トイレの水がなくなって心配なら

トイレの水がなくなる原因と対処法を、トイレタンクと便器に分けて4つずつご紹介しました。

 

1度や2度トイレの水がなくなった程度の異変であれば、問題ないケースが多いですが、早めに対応することが大切です。もし原因が分からない、対処法が自分には難しいと感じる方は専門業者へ相談してみることをおすすめします。

 

私たちクリーンライフでもトイレや水回りトラブルのご相談を受け付けております。

 

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2022.05.19
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