トイレつまりで少しずつ流れる状態を放置しても、大丈夫かどうかを判断する方法を解説します。
トイレつまりがあっても、少しずつ水が流れていくなら利用できるので、どうしても放置しがちです。しかし、放置していたために、大変な被害が生じるケースも少なくありません。
少しずつ流れるときでも、できるだけ迅速な対応が必要な場合もあります。今回は見極め方や、ご自分での対処法を紹介するので、参考にしてください。
少しずつ流れるトイレつまりを放置しても大丈夫なケース
以下のトイレつまりは、少しずつ流れる状態を放置していても、徐々に改善する可能性があります。
- つまりの原因が水に溶けるもの
- 封水が自然に減った場合
それぞれについて、見ていきましょう。
つまりの原因が水に溶けるもの
トイレつまりの原因が以下のような水に溶けるものであれば、時間の経過とともに少しずつ溶けてつまりが解消します。
- トイレットペーパー
- 排泄物
- 水に流せる製品
ただし、ペット用の水に流せるトイレ砂でペットの排泄物を大量に流した場合は、解消できないことも。ペットの排泄物は、人間のものより水分が少なく、溶けにくいので注意が必要です。
封水が自然に減った場合
トイレの流れが悪くなっている原因が以下のような場合は、放置していても問題ありません。
- 夏場の蒸発
- 誘導サイホン現象
便器に溜まっている水は「封水」と呼ばれます。夏場に封水が蒸発し、水が少ないために、トイレつまりが起きる場合があります。
誘導サイホン現象は、マンション等でよくあるトラブルです。他家で水を大量に流したことが原因で、ご自宅の水が配水管内で引っ張られると起こります。
水を1度流せば、解消できることがほとんどです。以下の記事で、トイレの封水が少なくなる理由や対処法を紹介しています。
2時間放置して待ってみるのもおすすめ
少しずつ流れる量が増えているなら、放置しておいても大丈夫でしょう。水に溶けるものなら、2時間程度で改善されるはずです。
2時間待っても改善しなかったら、放置せずに対処してください。そのまま放置するとつまりが悪化して、トイレが使えなくなってしまう可能性が。
以下の記事で、少しずつ流れるトイレつまりの原因や対処法をわかりやすく解説しています。放置しても大丈夫な原因について、確認してみましょう。
少しずつ流れるトイレつまりを放置してはダメなケース
次に、少しずつ流れるトイレつまりを放置してはいけないケースは、以下のとおりです。
- 原因が固形物のとき
- タンクから流れる水の量が少な過ぎるとき
- 汚水桝・排水管のつまりなどトラブルがあるとき
- 原因がわからないとき
放置すると、さらに悪化してしまうので、すぐに対処が必要です。
原因が固形物のとき
固形物は水に溶けないので、放置してもトイレつまりは改善しません。つまりの原因になっている固形物を放置すると、固形物の周囲に汚れが蓄積していき、少しずつ流れる状態から悪化します。
固形物に汚れが蓄積し、さらにひどい詰まりになるので、注意が必要です。突然に、トイレが使えなくなる可能性があります。
特に、トイレつまりの原因になる固形物は、以下のとおりです。
- スマートフォン
- おもちゃ
- 紙おむつ
- 生理用品
- ティッシュペーパー
流してすぐで排水口の入り口に止まっているのであれば、ゴム手袋をつけて取り出しましょう。
原因が紙おむつなど吸水するもののとき
固形物の中でも、紙おむつや生理用品は水を吸い込んで体積を増やすので、つまりがあっという間に悪化します。
水が少しずつ流れる状態でも、数時間後に完全に水が流れない状態になる可能性があるので、迅速な対応が必要です。
男子トイレは尿石が原因の可能性
男子トイレは、別名「小便器」と呼ばれるように尿のみを流す便器です。また、小便器では用を足したあとにトイレットペーパーを使わないので、トイレットペーパーでつまりが生じることはほぼありません。
男子トイレが詰まるのはほとんどの場合、尿石が原因と考えられます。尿石ができないように、サンポールなどの酸性洗剤を使用した掃除を2週間に1度はしましょう。
男子トイレ(小便器)の尿石によるトラブルの解消方法や予防法は、以下の記事を参考にしてください。
タンクから流れる水の量が少な過ぎるとき
トイレつまりによって水が流れないのではなく、タンクからの流水量がそもそも少ない場合は、タンク内に不具合が生じている可能性があります。
以下の部位に問題がないか確認しましょう。
- 浮き玉
- ボールタップ
- 鎖
上記以外に、節水のためにタンク内にペットボトルを入れていると、水量が減ります。ペットボトルはタンク内の部品の不具合の原因にもなるので、取り除きましょう。
タンク内のトラブルは、以下の記事を参考にしてください。意外と簡単にトラブルを解消できるケースが多いので、お試しください。
汚水桝・排水管のつまりなどトラブルがあるとき
汚水桝や排水管が汚れてつまりなどのトラブルが生じると、便器内の水「封水」が少なくなって流れにくくなる場合があります。
汚水桝や排水管のつまりがあると流れが悪くなり、便器内の水にも影響が出てくるので、対処が必要です。マンションなど集合住宅は、年に1度程度の頻度で汚水桝や排水管を高圧洗浄していることがほとんどです。
一方、戸建てにお住まいの方は、汚水桝や排水管の清掃を5年以上していないケースが少なくありません。汚水桝が溢れてしまい、ご近所にも悪臭で迷惑をかけてしまうので確認してみましょう。
汚水桝について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。簡単なメンテナンス方法も解説しています。
原因がわからないとき
トイレつまりの原因がまったくわからないときも、放置してはいけません。つまりの原因が固形物の可能性があるので、排水口付近に何かが残っていないか、ゴム手袋をして確認してみましょう。
原因に心当たりがないようなら、水道修理業者に相談してください。賃貸のアパートに住んでいる方は、まずは大家さんや管理会社に問い合わせてみましょう。
以下の記事で、アパートで少しずつ流れる状態になった場合の対処法を説明しています。「修理料金を支払うのは誰なのか?」といった疑問にも答えているので、ぜひ参考にしてください。
トイレつまりで少しずつ流れる原因
トイレつまりで少しずつ流れる原因は、以下が考えられます。
- トイレつまりの初期症状
- つまりの原因が排水管の一部のみ塞いでいる
- 汚水桝・排水管の汚れ
尿石や汚れが水の流れの一部分を塞いでいると、流れが悪くなります。また、つまりの初期症状かもしれません。
少しずつ流れる状態をずっと放置していると、トイレつまりが悪化してしまい、完全につまります。
戸建てで、便器周辺に特に問題がないのに水が流れない場合は、汚水桝のメンテナンス不足かも。汚水桝は、軽度の汚れならご自分でも清掃可能です。
しかし、不具合が生じるほど汚れが蓄積している場合は、業者に任せたほうが負担がありません。以下の記事で、汚水桝の清掃料金を確認してみてください。
少しずつ流れるトイレつまりを改善する方法
放置すれば大丈夫な少しずつ流れるトイレつまりを、より早く解消したい際の対処方法です。以下の方法をお試しください。
- お湯を流し込む
- 洗剤を流し込む
- ラバーカップを使う
トイレつまりの原因がわからないときに、むやみに実行しないでください。「もしかしたら直るかも」と思って試してみると、悪化してしまう可能性があります。
これからご紹介する方法は、トイレつまりの原因が水に溶けるものの場合です。
お湯を流し込む
ぬるま湯を流すことで、つまりが水に溶けやすくなり、トイレつまりを解消する方法です。
【用意するもの】
- バケツ
- 40〜50℃のぬるま湯
- 大判のタオルやダンボールなど養生のためのもの
- 給油ポンプ
便器の周辺が濡れないように、タオルやダンボール、ビニールシート等で養生します。
絶対に熱湯は流さないでください。陶器の便器にヒビが入るなど、トラブルの原因になります。
【手順】
- 給油ポンプで便器内の水を汲み出して、水位を調整する
- 高い場所からぬるま湯を便器に注ぎ入れる
- 1時間程度、放置する
放置後、便器内の水が流れていくか確認してください。
下の記事で、わかりやすく解消方法を解説しています。注意事項も解説しているので、参考にしてください。
洗剤を流し込む
手に入りやすく、ほとんどのご家庭で常備している食器用洗剤を使った方法です。
【用意するもの】
- 食器用洗剤100ml
- バケツ
- 50℃前後のぬるま湯
- タオルやダンボールなど養生のためのもの
- 給油ポンプ
【準備】
- 便器周辺を濡れないように養生する
- 給油ポンプで増加した便器内の水を汲み出して、水位を調整する
【手順】
- 100ml程度の食器用洗剤を便器内に注ぐ
- 50℃前後のぬるま湯を注ぐ
- 20~30分そのまま放置する
水を少しずつバケツで流して、つまりが解消したかを確認しましょう。
下記の記事で、洗剤の選び方や注意事項をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。
ラバーカップを使う
ラバーカップは、すっぽんという名前でよく知られているつまり解消用具です。軽微なトイレつまりなら、比較的簡単に解消できます。
ただし、原因が固形物なら、ラバーカップは使えません。
【用意するもの】
- ラバーカップ
- 大判のタオル・ダンボールなど養生のためのもの
- 給油ポンプ
【準備】
- 便器の周辺が濡れないように養生する
- 水位を調整する
便器内の水位は、ラバーカップのワン部分が水に隠れる程度が目安です。
【手順】
- ラバーカップを排水口に密着させる
- ラバーカップを押す・引くを繰り返す
- 排水されたら水を少しずつ流す
下記の記事でラバーカップの種類や選び方などをわかりやすく説明しているので、参考にしてください。
少しずつ流れるトイレつまりを放置するリスク
少しずつ流れる状態のトイレつまりをそのままにしておくと、以下のようなリスクがあります。
- 嫌な臭いがするようになる
- 水が溢れ始める
- 汚水桝・排水管のトラブルが悪化する
それでは、順に見ていきましょう。
嫌な臭いがするようになる
排水管のつまりが便器内の水を引っ張って、封水が減少します。
封水とは便器内の水のことで、下水の臭いや虫が室内に入らないためのシステムです。封水が減少すると、下水の臭いや害虫が室内に張り込んで悪臭の原因になります。
下水から上がってくる悪臭は、消臭剤や芳香剤を使っても消えません。根本的な問題を解決して、便器内の水である封水を正常な水位に保つ必要があります。
トイレつまりによって水位が下がる原因は、以下の記事で説明しています。対処法もわかりやすく説明しているので、参考にしてください。
水が溢れ始める
トイレつまりを放置していると、完全に詰まってしまうかもしれません。完全に詰まって、レバーを操作した途端に便器から水が溢れてしまいます。
便器から溢れなくても、排水管がつまりで圧迫されて、接続部分から水が漏れてしまう可能性も。マンションなどの集合住宅にお住まいなら、水漏れで階下に迷惑をかけてしまいます。
トイレの床や床下が濡れて腐敗してしまうと、シロアリの発生など、住宅に重度のダメージを与えてしまうので、できるだけ迅速な対応が必要です。
以下の記事で、トイレの水が溢れそうなときの対処法を解説しています。
汚水桝・排水管のトラブルが悪化する
少しずつ流れるトイレつまりの原因が汚水桝や排水管なら、放置することでさらに悪化してしまいます。
例えば、以下のような原因は、放置すると時間の経過とともにさらに増加・悪化するので、なるべく早めに対処しましょう。
- 汚水桝の汚れ
- 排水管の尿石
- 排水管の劣化
排水管の劣化が進むと、排水管の引き直しが必要になるため、修理費用が高額になります。
排水管工事について興味のある方は、以下の記事を参考にしてください。費用を抑える方法も、解説しています。
少しずつ流れるトイレつまりを放置で大丈夫かお悩みなら
トイレつまりで水が少しずつ流れるときに放置しても大丈夫なケース、放置するとリスクがあるケースを解説しました。
大丈夫かどうかわからないときは、すぐに対処してください。水が少しだけ流れる状態なら、軽微なトイレつまりです。比較的安い料金で解消できます。
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