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排水管のつまりや悪臭を防ぐには、定期的な清掃が大切です。排水管の清掃は業者に依頼するか、簡単な清掃であれば自分で行うこともできます。

 

そこで今回は、自分でできる排水管の清掃について、手順を分かりやすく解説していきます。

 

「排水管に水が流れにくい」「嫌な臭いがする」など、気になることがある方はぜひお試しください。

 

業者に排水管清掃を依頼した場合の料金についてもお伝えしますので、参考にしてください。

排水管を自分で清掃する方法7選

ポイント

排水管を自分で清掃する方法を7つ紹介します。

  • 45〜50℃のお湯を流す
  • お湯をためて一気に抜く
  • 液体パイプクリーナーを流す
  • 重曹とクエン酸を使う
  • ペットボトルで空気を送る
  • ラバーカップを使う
  • ワイヤーブラシを使う

手間がかからない簡単な方法から順番に紹介しますので、ぜひお試しください。

45〜50℃のお湯を流す

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一番手軽な方法は、45~50℃のお湯を流す方法です。

 

お湯を流す方法は、キッチン、お風呂、洗面所、トイレの排水管の掃除に効果的です。お湯を流すと油汚れや洗剤カスが浮き、排水管に付着した汚れを流せます。

 

45〜50℃のお湯を用意するときは、給湯器の温度設定を変更するか、沸かしたお湯に水を入れ、お風呂の温度より少し熱い程度に調整しましょう。

 

ただし、熱湯は流さないように注意してください。一般的な排水管の耐熱温度は60℃~70℃のため、熱湯を流すと排水管が変形する恐れがあります。

お湯をためて一気に抜く

ただお湯を流すのではなく、お湯をためて一気に抜く方法も効果的です。ある程度お湯をためる必要があるため、キッチンや洗面所の排水管清掃に適しています。

 

お湯をためるために栓ができるように、タオルを用意してください。

 

【手順】

  1. 排水口のフタを外し、タオルを詰める
  2. お湯をためる
  3. タオルを抜き、一気にお湯を流す

お湯で一気に流すことで、溜まった汚れを押し流します。この方法は、だんだん水の流れが悪くなって、ついに流れなくなったときに試すと、特に効果的です。

 

お湯は45~50℃程度のものを用意し、絶対に熱湯は使用しないでください。熱湯を使用すると排水管が熱に耐えられずダメージを受け、変形する恐れがあります。

 

お湯をためて一気に流す方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひお試しください。

液体パイプクリーナーを流す

市販の液体パイプクリーナーも、キッチンやお風呂、洗面台、トイレの排水管の清掃におすすめです。

  • パイプユニッシュ
  • パイプクリーナー
  • ドメスト

このような商品は300円~500円程度で、ドラッグストアやホームセンター、スーパーの掃除用品コーナーに売られています。一部コンビニにもパイプ洗浄剤が販売されています。

 

【手順】

  1. 排水口のフタを外す
  2. 液体パイプクリーナーを適量注ぐ
  3. 15分~30分放置する
  4. たっぷりの水を流す

液体パイプクリーナーの使用量は商品によって異なりますが、パイプユニッシュを例に挙げると、ひと目盛が目安です。

 

放置する時間は必ず守り、仕上げにたっぷりの水を流して液が排水管に残らないようにしましょう。放置時間が長すぎるとはがれた汚れが下に溜まってしまい、つまりの原因になる可能性があります。

 

液体パイプクリーナーの詳しい使い方や注意点は、以下のページをご参照ください。排水管のつまりにも効果的ですので、汚れやつまりでお困りの方はご覧ください。

重曹とクエン酸を使う

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消
重曹とクエン酸を使っても、排水管の清掃ができます。

 

重曹とクエン酸は百均でも販売されているので、安価で手軽に購入できます。ホームセンターやドラッグストア、スーパーなど、身近なお店で、100円~300円程度で購入可能です。

 

【手順】

  1. 排水口全体に重曹をかける
  2. 重曹の上からクエン酸をかける
  3. ぬるま湯でゆっくり流す

重曹とクエン酸の量に決まりはありませんが、重曹2:クエン酸1の割合で使用するのがおすすめです。軽い汚れであれば、重曹とクエン酸でも十分に汚れ落としの効果が期待できます。

 

トイレやお風呂、キッチン、洗面所など、水回り全体の排水管清掃に使用可能です。

 

重曹は排水管清掃だけでなく、つまりの解消にも効果が期待できます。以下のページで重曹を使ったトイレつまりの直し方を紹介していますので、ご覧ください。

ペットボトルで空気を送る

ペットボトルで排水管のつまり解消
ペットボトルを使った排水管の清掃方法もあります。

 

用意するのは、1.5~2Lのペットボトル1本です。排水口にぴったりはまるように、円形のボトルを選びましょう。ペットボトルを押して空気を送るため、素材は柔らかい方がおすすめです。

 

【手順】

  1. 排水口のフタやゴミ受けなどをすべて外す
  2. 排水口にペットボトルの口を差し込む
  3. ペットボトルを数回押して空気を送る

ペットボトルを押す作業を何度か繰り返すと、たまっていた汚れがはがれていきます。ペットボトルは排水口にぴったり密着させることで、より効果を発揮します。

 

この方法は、お風呂やキッチンの排水管の清掃におすすめです。

ラバーカップを使う

排水溝でラバーカップを使う

トイレで使うイメージが強いラバーカップですが、キッチンや、洗面所でも使用できます。

 

ラバーカップにはいくつかの種類や大きさがありますので、使用する場所に合わせて選びましょう。

 

【手順】

  1. ラバーカップのゴムの部分を排水口に密着させる
  2. カップが隠れるくらいまで水をためる
  3. ラバーカップをゆっくり押す
  4. 思いっきり引っ張る
  5. 3~4の作業を3~5回繰り返す

ラバーカップを使用するときは、ゴム部分が隠れるくらいまで水をためる必要があるため、お風呂の排水管清掃には向いていません。

 

トイレやキッチン、洗面所など、水をためやすい場所で使用するのがおすすめです。

 

ラバーカップを使ったトイレつまりの解消法については、以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

ワイヤーブラシを使う

排水溝でワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシは、排水管のつまりや汚れを除去するための道具で、ホームセンターなどで1,000円~1,500円程度で購入できます。

 

ワイヤーブラシは、トイレ、お風呂、キッチン、洗面台と幅広く使用できます。ブラシを選ぶときは、長さとワイヤーの強度に注意して選びましょう。

 

【手順】

  1. ワイヤーブラシを排水口に入れる
  2. つまりの部分に当たるまで差し込む
  3. つまりに当たったら、ワイヤーを上下左右に動かし、つまりを削る

ワイヤーブラシの先端につまりが当たったら、ブラシを回転させて汚れを落としましょう。

 

ワイヤーブラシを使うときは、無理にこすって配管を傷つけないように注意してください。

 

ワイヤーブラシの使い方については、以下のページで詳しく解説していますので、ご使用の前にご確認ください。

排水管を清掃する頻度

排水管は定期的に清掃することで、つまりの予防に効果的です。

 

清掃の頻度は、以下の表を目安にしてください。

場所 頻度
キッチン 週2回
洗面所 週1回
お風呂 週1回

油汚れが気になるキッチンは週2回、お風呂や洗面所は週1回の清掃を目安にしましょう。

集合住宅は年1回清掃するのが一般的

分譲マンションなど集合住宅の場合は、管理会社が業者に依頼して1~2年に1回、全体の排水管清掃を行っているケースがほとんどです。

 

ただし、賃貸の場合は管理会社や大家によって異なりますので、心配な場合は確認しておくと安心です。

 

業者に高圧洗浄を頼んでいても汚れはたまりますので、上記で紹介した頻度を目安に定期的に排水管を清掃しましょう。

 

マンションで排水管清掃が必要な理由は、以下の記事でご覧いただけます。清掃の内容も詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

一戸建ては3年に1回の高圧洗浄もおすすめ

3年に1回は排水管洗浄

一戸建ての場合は、3年に1回ほど全体の高圧洗浄を行うのがおすすめです。

 

定期的に清掃することで、排水管がつまるのを防ぐ効果が期待できます。

 

自分でこまめに掃除をしていても、排水管の奥の方には汚れが溜まっていきます。汚れは放置するとどんどん落ちにくくなるので、業務用の高圧洗浄でメンテナンスすると良いでしょう。

 

気になる料金や方法については、以下の記事で分かりやすくまとめています。安く依頼できる方法も紹介していますので、ぜひご覧ください。

排水管清掃の料金相場

トイレを点検する水道修理業者

排水管清掃を業者に依頼した際の料金相場は、以下の通りです。

 

トーラーの使用 10,000円~20,000円
高圧洗浄機 25,000円~35,000円
薬剤の使用 5,000円~10,000円

料金は、一部の排水管だけなのか、住まい全体の排水管なのかでも大きく異なります。

 

範囲が広く汚れがひどいほど料金は高額になりますので、まずは見積もりを依頼してから検討しましょう。

 

ご自宅の排水管清掃が高額になるケースかどうかは、以下の記事でご確認いただけます。料金相場も詳しくまとめていますので、参考にしてください。

排水管清掃を頼む業者を選ぶポイント

排水管清掃を頼む業者を選ぶときは、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 水道局指定工事店から選ぶ
  • 口コミ評判の良い業者を選ぶ
  • 相見積もりを取って比較する

排水管の万が一のトラブルに備えて、水道局指定工事店に登録されている業者から選びましょう。

 

水道局指定工事店であれば給水・排水管の修理もスムーズに対応できるうえ、必要な知識や道具も備えているので安心してお任せできます。

 

また、一つの業者に依頼する前に口コミは必ず調査し、複数の業者で相見積もりを取って比較してから決めてください。

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排水管が詰まる原因

排水管がつまる原因は、水回りの場所によって異なります。

 

ここからは、場所別につまりの原因を解説していきます。

キッチンの排水管

キッチンの排水管がつまる原因には、以下のものが考えられます。

  • 油汚れ
  • 食材の残りカス
  • 洗剤の残りカス

この中でも特に厄介なのが、油汚れです。油汚れは排水管に貼りつき、食材・洗剤カスを吸着してつまりの原因になります。

 

油汚れが蓄積すると簡単には落とせませんので、普段から油を流さないように注意しましょう。

 

油は直接排水管に流さず、お皿やフライパンに残った油もキッチンペーパーで拭き取ってから、洗剤で洗ってください。

トイレの排水管

トイレの排水管のつまりは、主に以下の3つが原因です。

  • 尿石
  • トイレットペーパー
  • 排泄物

トイレットペーパーや排泄物は、基本的には水で流れます。しかし、大量に流した場合など、流れ切らずにつまりの原因になることがあります。

 

尿石は、こまめに掃除をしないと徐々に蓄積し、簡単には落とせなくなるので注意が必要です。

 

トイレの排水管は、水回りの中でも詰まりやすい部分です。以下のページでトイレの排水管の仕組みやトラブルの予防法を紹介していますので、ご覧ください。

浴室・洗面所の排水管

浴室・洗面所の排水管の主な汚れは、以下の3つです。

  • 皮脂汚れ
  • ほこり
  • 髪の毛

浴室・洗面所は、髪の毛や皮脂汚れ、ほこりが原因でつまるケースが多くみられます。

 

ヘアキャッチャーを設置していても、隙間から流れたゴミが排水管に蓄積すると、つまる可能性があります。

 

流れた髪の毛が排水管に残ると、石けんカスや皮脂汚れが付着し、つまりの原因になることも。ヘアキャッチャーはこまめに掃除をして、清潔な状態を保つ必要があります。

 

お風呂のつまりや嫌な臭いを防ぐには、日ごろのお手入れが大切です。以下の記事に排水管トラブルの予防法を紹介していますので、日々の掃除に取り入れてみてください。

 

洗面所の排水管詰まりについては、以下のページで解説しています。対処法や予防法もまとめていますので、参考にしてください。

洗濯機の排水管

洗濯機の排水管がつまる原因は、主に以下の3つです。

  • 洗剤カス
  • 服の繊維・糸くずなどのゴミ
  • 皮脂・アカ

洗濯の際に溶けきらなかった洗剤カスが排水管に流れると、少しずつ排水管に付着します。そこに、洗濯ものに付着している糸くずや皮脂・アカが付着し、排水管をつまらせてしまいます。

 

節水のために残り湯を使用している場合は、髪の毛や皮脂も混じるため、よりつまりが起きやすくなるので注意してください。

 

洗濯機の排水管トラブルについては、以下の記事で詳しくまとめています。トラブルの対処法をわかりやすく解説していますので、参考にしてください。

排水管の清掃後につまり・異臭を防ぐポイント

排水管を清掃していても、つまりや異臭が発生することがあります。

 

排水管のつまり・異臭を防ぐポイントをお伝えしますので、日ごろから心がけてみてください。

排水トラップを定期的に掃除する

キッチンの排水口

排水トラップに汚れがたまっていると、排水管に流れてつまりや異臭の原因になります。

 

排水トラップの汚れは、排水管の汚れにつながりますので、日ごろから清掃を心がけ、きれいな状態を保ちましょう。

 

排水トラップの掃除手順は、以下の通りです。

  1. 排水トラップの椀を外す
  2. ぬめりをスポンジで洗い流す
  3. デコボコした細かい箇所を歯ブラシで洗う
  4. きれいに洗い流す
  5. 元の状態に戻す

こまめに掃除をしていれば、排水トラップの汚れは台所用の洗剤で落とせます。

 

汚れがひどく落ちないときは、重曹とクエン酸(またはお酢)を振りかけると、化学反応で発泡して落ちやすくなるのでお試しください。

固形物を流さない

排水管に固形物が詰まると、簡単に取り出せないため大掛かりな修理と費用が発生します。

 

【流してはいけない・落としやすい固形物】

キッチン ・スプーンなどのカトラリー
・調味料のフタ
・掃除用の歯ブラシ
お風呂 ・ヘアアクセサリー
・おもちゃ
・指輪やピアス
トイレ ・スマホ
・おむつや生理用品
・おもちゃ
洗面所 ・アクセサリー類
・歯ブラシ
・化粧品のキャップ

調味料のフタのような小さな固形物でも、流すとつまりの原因になるので注意してください。

 

排水管のつまりの原因になりうるものは、水回りに置かないようにしましょう。

排水管を徹底的にきれいに清掃したいときは

日ごろの排水管の清掃がつまりや悪臭の予防には欠かせませんが、自分でできるのはあくまでも軽度の汚れ対策です。

 

あまりにも汚れがひどい場合や徹底的にきれいにしたい場合には、業者に依頼することをおすすめします。

 

排水管の清掃の依頼をご検討中の方は、ぜひ私たち『クリーンライフ』までご相談ください。クリーンライフでは、排水管清掃はもちろん、排水管の水漏れやつまりのトラブルにも対応しています。

 

年中無休で無料相談・見積もりにも対応していますので、お気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管のつまりを相談をしてみる

2021.10.22

トイレが凍結したときの対処法、凍結時の修理費用を紹介します。

 

凍結した際に簡単にできる対処法をお伝えするので、参考にしてください。トイレの水が凍結して流れなくても、焦らずに対処しましょう。うっかりやりがちな、NG行動もお伝えします。

 

また、本記事では、トイレの凍結防止の対策についてもお伝えします。トイレの故障や破損などの被害を最小限に抑えるためにも、事前の対策が大切です。

トイレが凍結したときの対処法

トイレ

トイレが凍結したときの直し方には、いくつか方法があります。

 

まずは以下で、給水管と排水管のどちらが凍結しているかを判断しましょう。

症状 凍結している場所 対処法
・タンクに水が溜まらない
・水が供給されない
給水管 自然解凍
室温を高くする
ドライヤー・カイロの使用
お湯をかける
・便器内の水が流れない 排水管 自然解凍
室温を高くする
ぬるま湯を流す

どちらが凍結したかわかったら、以下の対処法を試してみてください。凍結し、すでに水漏れや破損している可能性がある場合は業者に相談しましょう。

自然解凍するまで待つ

気温が上がって日中の外気温がプラスの気温になっていれば、自然に解凍するので待っていましょう。自然解凍は、便器や配管にダメージを与えない最良の方法です。給水管、排水管のどちらにも有効です。

 

排水管内が凍っているときは、水を流すとあふれてしまいます。自然解凍がどこまでできているか、水を少しだけ流してみて確認してください。

暖房器具などでトイレの室温を高くする

多くの家庭ではトイレは室内にあるので、部屋の温度をあげれば、簡単に凍結が解消する場合があります。

 

トイレの室内面積は小さいので、暖房器具を入れればすぐに温まります。特に給水管に有効です。排水管の解凍には時間がかかりますが、待っていればいずれ解凍するでしょう。

タオルを巻いてお湯をかける

凍結している給水管にタオルを巻いて、直接お湯をかけ、凍結を解消させる方法もあります。お湯の温度は45〜55度くらいです。

 

ただし、注意しなければいけないのは、決して熱湯をかけてはいけない点です。熱湯をかけると、急激な温度変化に対応できず、配管が破裂してしまう可能性があります。

 

タオルは凍結防止にも利用できます。以下の記事を参考にしてください。

ウォシュレット(温水洗浄便座)の凍結時もお湯が効果的

ウォシュレットが凍結し、洗浄水(シャワー)が出ない場合は、お湯に浸した布などを給水ホースや給水接続部に当てて温めます。

 

濡れると故障の原因になるので、機器類にお湯をかけるのはやめましょう。

カイロやドライヤーで温める

給水管にカイロを当てたり、ドライヤーの温風を当てたりすると、時間はかかりますが徐々に解凍します。

 

ドライヤーの温風を当てる時は、給水管から20㎝ほど離してください。また、カイロを使う場合は、ゴムやビニールテープで固定しておけば、解凍するまで放置できます。

 

給水管の凍結防止や解凍の方法は、以下の記事を参考にしてください。

ぬるま湯を便器に流す

トイレの排水管が凍結しているときは、ゆっくりとぬるま湯を流して解凍します。ただし、大量にぬるま湯を入れると溢れてしまうので、様子を見ながら流してください。

 

また、ぬるま湯は45〜55℃にしましょう。熱湯を流すと、排水管や便器が破裂・破損する恐れがあります。

 

排水管の凍結の対処法や業者に依頼した場合の修理料金などを、以下の記事で解説しています。

水道修理業者に相談する

トイレが凍結して以下のような場合は、水道修理業者への相談がおすすめです。

  • 給水管が破損している
  • 便器から水漏れしている
  • すぐにトイレを使いたい

凍結などで排水管や給水管にトラブルがある場合は、必ず水道局指定工事店に指定されている業者に依頼しましょう。給水設備の対応は、水道局指定工事店に任せたほうが安心です。

 

水道局指定工事店とはどのような業者なのか、以下の記事を参考にしてください。

トイレが凍結したときのNG行動

トイレ

トイレが凍結したときにしてはいけないのは、排水レバーで水を流し続けることです。

 

トイレが凍結しているからといって排水レバーを動かし続けていると、便器内から水があふれてくる可能性があります。

 

無理に排水レバーで水を流し続けないで、45〜55度のお湯を便器に少しずつ流し込むだけの方が効果的です。便器内からあふれさせないように、ゆっくりと少量ずつ流してください。

トイレが凍結したときの修理費用の相場

費用や見積もり

トイレが凍結したときの作業の費用は主に、基本料金と作業料金の合計です。

 

ここでは、それぞれの費用相場を紹介します。

基本料金の相場

まず、基本料金の相場をお伝えします。基本料金は、作業内容に関係なく加算される料金で、業者によって異なります。

見積もり料金 0円~
キャンセル料 0円~3,000円
基本料金 3,000円~5,000円
出張料金 0円~4,000円
早朝・夜間の割増料金 0円~5,000円

凍結は早朝や深夜に起きることが多いので、割増料金のない業者への依頼がおすすめです。

 

私たち『クリーンライフ』のように、時間を問わず同じ料金で作業している業者に相談してみましょう。

作業料金の相場

作業料金の相場は、以下のとおりです。

作業内容 相場料金
電気解氷機を使用した解氷作業 8,000円〜20,000円
高温スチーム機を使用した解氷作業 8,000円〜20,000円
配水管の補修作業 20,000円〜50,000円
漏水検査 10,000円~30,000円

解氷作業の料金は、作業時間がどのくらいかかるかで上下します。たとえば、凍結している箇所がわかりにくい場合は、時間が必要です。

 

また、トイレの水道管が破損した場合、作業しやすい場所なら相場は20,000円~30,000円程度で、作業しにくい場所は30,000円~50,000円程度かかります。

 

依頼する業者、お使いのトイレによっても費用は変わるため、必ず見積もりを確認しましょう。

トイレを凍結防止するための対策

トイレ

トイレ凍結の防止策は、大きく分けて4つあります。

  • 水抜きをしておく
  • 不凍液(凍結防止剤)を使う
  • 便座温度を高くする
  • 凍結防止ヒーターを使う

どのようにトイレの凍結を防止するのか、それぞれ解説します。

水抜きをしておく

トイレ凍結の防止策として、まずはトイレタンクの水抜きをすることが効果的です。トイレの種類によって方法が異なるので、必ずトイレメーカーの説明書などを参照して行ってください。

 

基本的な方法は次の通りです。

  1. 止水栓を閉める
  2. 給水を止める
  3. ボタンやレバーを押して水を出し切る

止水栓を閉めただけでは配管内に水が残り、その水が凍結の原因になるので、止水栓を閉めた後に水を抜きましょう。

 

ただし、水抜きを行った場合でも、「封水」と呼ばれる水が便器の底に溜まっています。封水は下水からの臭いを防ぐためのものなので、水抜きを行ったときでも残しておきましょう。

 

凍結の恐れがあるときは、トイレ以外の水抜きも必要です。以下の記事を参考にしてください。

ウォシュレット(温水洗浄便座)の水抜き方法

温水洗浄便座(ウォシュレット)の水抜きもメーカーによって異なるので、各メーカーの説明書を参照して行ってください。

 

概ね、以下のような手順です。

  1. 電源プラグをコンセントから抜く
  2. 本体固定板が現れるまで本体を引き出す
  3. 本体の後ろ側についている水抜き栓を緩めて、取り外す
  4. 水抜きをして、元に戻す
  5. 電源プラグをコンセントに差し込む

周囲が濡れるので、バケツなどを用意して水を受けましょう。

不凍液(凍結防止剤)を入れる

不凍液を入れる

便器内に溜まっている水(封水)に、不凍液を注いでおくと安心です。

 

封水が凍結すれば、トイレ自体が破損したり、ひび割れたりする可能性があるので、不凍液を使用しましょう。不凍液はエタノールやグリセリンを主成分とした薬剤で、トイレの封水に混ぜれば、凍結を防いでくれます。

 

特に、一晩中トイレを使わないかもしれないなら、不凍液を以下のように注いでおきましょう。

  • タンクの水を抜いてタンクに入れる
  • 便器内の水が溜まっている箇所(封水)に入れる

 

車用の不凍液は安い点が魅力ですが、絶対に使用しないでください。車用には、下水道に流してはいけない物質に指定されている「エチレングリコール」が含まれており、浄化槽や終末処理場に悪影響を与えます。

便座の温度を高めに設定する

ヒーター機能のある便座であれば、水抜きをした上で温度を高めに設定し、便座のフタを閉めておくと、より確実に凍結を防げるでしょう。

 

電気代は多少高くなるかもしれませんが、凍結で水が流せないことは避けられます。

 

ただし、長期間留守にする場合は、節電や火災防止のために電源は切っておいた方が無難です。

凍結防止ヒーターを設置する

凍結防止ヒーターをトイレに設置

配管に直接巻き付ける凍結防止ヒーターの使用で、トイレ配管の凍結を防ぐのもおすすめです。

 

メーカーによって異なりますが、「約3度になると通電し、約10度になった時点で停止する」など、凍結防止ヒーターは決まった温度になると作動します。

 

凍結予防について、以下の記事も参考になります。

トイレが凍結して起こりやすい不具合

トイレ

トイレが凍結すると、以下のような不具合が生じます。

  • 水が流れない
  • 給水管や排水管の破損・破裂
  • ウォシュレットの故障
  • 便器の破損
  • タンク内の部品の故障

トイレが使えなくなるだけではなく、修理料金がかかるので注意が必要です。

トイレが凍結して対処できそうにないときは

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トイレが凍結したとき、軽度であれば自分で対処できる可能性はあります。

 

ただし、凍結している場所や状況によっては、自分で対処できない場合もあるので、無理をせず専門業者に相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でもトイレ凍結のご相談を受け付けております。24時間365日フリーダイヤルで対応しているので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレ凍結のトラブルを相談してみる

2021.10.22

排水管つまりの原因と解消法を、解説します。

 

水回り箇所ごとに、つまり解消法は異なります。トイレやキッチンなど、水回り別に原因・対処法を紹介するので、つまりを解消したい排水管の場所を確認してみてください。

 

家にあるもの、手に入りやすいものを使う解消法を中心に紹介するので、ぜひ試してみてください。

【水回り別】排水管つまりの原因・対処法

排水管つまりの原因は、以下の表をご覧ください。

 

水回り箇所 排水管つまりの原因
トイレ ・大量のトイレットペーパーや排泄物
・固形物
・水に流せる製品(トイレクリーナー、猫砂など)
キッチン ・食器やフライパンの油汚れ
・洗剤カスや食材カス
・固形物
浴室 ・毛髪
・石鹸カス
・皮脂や垢
・固形物
洗面所 ・毛髪
・石鹸カス
・皮脂
・固形物
洗濯機 ・糸くず
・洗剤の残りや石鹸カス
・泥や砂
・ティッシュペーパーなどの固形物

以下では水回り箇所ごとに、つまりの原因と対処法を解説します。

トイレ

トイレに排泄物とトイレットペーパー以外を流すと、つまりが生じやすくなります。以下のようなものをうっかり流しやすいため、注意が必要です。

  • おむつや生理用品
  • ティッシュペーパー
  • 嘔吐物
  • 水に溶けるとされる製品(ペット用のトイレ砂など)
  • 固形物(メガネ、スマホなど)

 

トイレットペーパーや排泄物も大量に流すと、つまります。便器メーカーによると、トイレットペーパーを流せる量は大洗浄で約5m、小洗浄で約2mです。

 

また、節水せずに十分に水を流しましょう。排泄物やトイレットペーパーを大量に流すときは、2回に分けて流すと安心です。

 

以下の記事で、トイレの排水管に関するトラブル、トイレの構造をわかりやすく解説しています。

トイレの排水管つまりの対処法

トイレの排水管が原因の場合

トイレの排水管つまりの主な対処法は、以下のとおりです。

  • お湯を流す
  • 食器用洗剤(中性洗剤)で直す
  • ラバーカップ(すっぽん)で直す
  • 真空パイプクリーナーで直す

ラバーカップがなくても、ビニール袋やペットボトルで代用できます。ただし、固形物など水に溶けないものが詰まっているときは、ラバーカップ・真空パイプクリーナーは使えません。

 

また、排水管の奥のつまりは対処が難しいため、業者に相談するのがおすすめです。

 

具体的なトイレの排水管つまりの対処法は、以下の記事でわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

キッチン

キッチンの排水管のつまりの原因は、主に以下の3つです。

  • 食器やフライパンの油汚れ
  • 洗剤カスや食材カス
  • 洗剤のフタ、爪楊枝などの固形物

 

特に気をつけたいのは、油汚れです。油は排水管に粘着して、少しずつ蓄積していきます。食べ物カスなどが油によって排水管に吸着し、雑菌が増殖します。

 

以下の記事で、キッチンの排水管つまりの原因を詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

キッチンの排水管つまりの対処法

排水ホースを重曹とクエン酸で掃除

キッチンの排水管つまりの原因は、以下の方法で除去しましょう。

  • お湯を注ぐ
  • パイプクリーナーで溶かす
  • 重曹・クエン酸を注ぐ
  • ワイヤーブラシを使う

お湯を使う場合、熱湯はNGです。塩ビ製の排水ポンプが変形してしまう可能性があります。

 

具体的な方法は、以下の記事を参考にしてください。注意点もわかりやすく説明しています。

浴室

お風呂の排水口・排水管の構造

お風呂の排水管が詰まる原因は、以下が考えられます。

  • 髪の毛や皮脂
  • 石鹸カス
  • 固形物
  • 屋外の汚水枡(排水枡)のつまり

中でも、毛髪はダントツで多い傾向です。ヘアキャッチャーの毛髪を1日の終わりに捨てるだけでも、つまりの可能性が抑えられます。

 

また、外にある汚水枡のつまりがあると、排水口を掃除してもつまりが解消できません。以下の記事で、浴室の排水管の構造やつまりが起きる原因をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

浴室の排水管つまりの対処法

排水溝でラバーカップを使う

浴室の排水管を家にあるものやすぐに手に入るアイテムを使って洗浄しましょう。手軽にできる排水管つまりの対処法は、以下のとおりです。

  • シャワーを使う
  • ワイヤーハンガーを使う
  • ラバーカップで圧をかける
  • 重曹・クエン酸を注ぐ
  • 液体パイプクリーナーや排水管洗浄剤を注ぐ

液体パイプクリーナーや排水管洗浄剤なら、直接触らずに洗浄できる点が魅力です。

 

浴室の排水管掃除の具体的なやり方は、以下の記事を参考にしてください。

洗面所

洗面所の排水管は、主に以下の4つの原因で詰まります。

  • 毛髪
  • 石鹸カス
  • 皮脂
  • 固形物

洗面所で身支度をしている方が多いので、毛髪が原因になるケースが特に多い傾向です。

 

また、化粧品のキャップといった小さな固形物が入り込んで、つまりが生じます。排水口に異物が入り込まないように、注意が必要です。

 

以下の記事で、洗面所で詰まりやすい箇所や対処法を解説しているので、参考にしてください。

洗面所の排水管つまりの対処法

洗面所の排水管つまりが重症化する前に、以下の方法でつまりを除去しましょう。

  • 排水トラップの中の汚れを割りばしで掻き出す
  • 重曹とお酢(クエン酸)で汚れを浮かす
  • ワイヤーブラシで汚れをかき出す
  • 真空式パイプクリーナーでつまりを解消する

排水管の奥深くにつまりがある場合は、排水管の分解が必要です。ただし、組み立て方を間違えると、水漏れの原因になるので、自信のない方は業者に相談してください。

 

以下の記事で、排水管つまりの具体的な解消方法をわかりやすく解説しています。排水管の分解方法も説明しているので、参考にしてください。

洗濯機

洗濯機の排水管つまりの主な原因は、以下のようなものです。

  • 糸くず
  • 洗剤の残りや石鹸カス
  • 泥や砂
  • かび
  • ティッシュなど、ポケットに入れ忘れていたもの

泥や砂で汚れた衣服は、下洗いして洗濯機に入れましょう。余計なものを入れないようにすると、洗濯機の故障も予防できます。

 

洗濯機に衣服を入れる前にポケットの中身も確認して、余計なものが排水管に入り込まないようにしてください。

 

洗濯機の排水管つまりについては、以下の記事で詳しくまとめています。

洗濯機の排水管つまりの対処法

洗濯機の排水管つまりは、以下のような方法で対処しましょう。

  • 液体パイプクリーナーを注ぐ
  • 重曹・クエン酸を注ぐ
  • ラバーカップを使う
  • ワイヤー式パイプクリーナーを使う

 

エルボや排水ホースも洗うと、排水管の汚れを防げます。洗濯機の移動が必要な場合は、1人で無理をせず、必ず2人で作業しましょう。

 

洗濯機の排水管の掃除は、洗濯機の故障予防にもおすすめです。洗濯機の水が出ないといった不具合の原因や対処法は、以下の記事で解説しています。

排水管つまりの症状

排水管が詰まると、以下のような症状が発生します。

  • 排水されるまで時間がかかる
  • 排水管から悪臭がする
  • 排水口から逆流する
  • 水を流した後に水位が上がる

それぞれについて、説明します。

排水されるまで時間がかかる

排水管の壁に汚れが蓄積して、水の通り道が細くなっているため、排水が完了するまで時間がかかります。

 

浴槽の水捌け状態はわかりにくいのですが、空になるまでの時間は約10〜15分です。もしそれ以上に時間がかかるなら、排水管につまりがある可能性があります。

排水管から悪臭がする

キッチンの排水口の封水

排水口の周辺を掃除しても悪臭が続くと、排水管に汚れが蓄積している可能性があります。

 

排水管からの悪臭で考えられるのは、以下のような理由です。

  • つまりがあると封水が引っ張られて、封水が減少する
  • 排水管内のつまりに雑菌が増える

「封水」とは、悪臭や虫の侵入を防ぐために溜まっている水のことです。排水管が詰まって封水が減少すると、悪臭が排水管から入り込みます。

 

もちろん、悪臭がするからといって排水管のつまりだけが原因ではありません。以下の記事で、悪臭の原因をチェックしてみてください。

排水口から逆流する

つまりが悪化すると、排水口から汚水が逆流します。軽微なつまりをそのままにしていると、つまりの原因物質が少しずつ排水管の奥まで移動してしまいます。

 

時間をかけても汚水が排出できなくなるため、逆流してしまうのです。以下の記事で、逆流が起きる原因や対処法をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

水を流した後に水位が上がる

詰まって流れにくいために、水位が上がってしまいます。注がれる水が、排水管の排水量を上回るためです。特にトイレでは、つまりが生じると水位が上がるのが目視ではっきりわかります。

 

水位が上がる状態を放置すると、汚水が溢れるようになる可能性があります。以下の記事で、水位が上がる原因を解説しています。つまり以外の原因もあるので、確認してみてください。

排水管のつまり修理を業者に頼むケース

以下のような排水管のつまりは、無理をせずに修理を業者に頼みましょう。

  • 複数の排水管で詰まっている
  • 固形物を落とした

それぞれについて、解説します。

複数の排水管で詰まっている

排水管の高圧洗浄を業者に頼むメリット

複数の水回り箇所でつまりが起きているのは、排水管の奥深くや下水管など、排水口から離れた箇所が詰まっている可能性があります。排水管を通り越して、外にある汚水枡が詰まっているのかもしれません。

 

重度な排水管のつまりと考えられるので、ご自分での対処は難しいでしょう。住宅全体の排水管の高圧洗浄が、効率的な解消方法といえます。

 

以下の記事で、高圧洗浄が必要なケースや料金を解説しています。ご自分でする場合と業者に依頼した場合のそれぞれのメリット・デメリットもお伝えしているので、参考にしてください。

固形物を落とした

トイレつまりの原因をゴム手袋で取り出す

固形物が排水管に落ちて流れたら、ご自分での対応はできません。うっかり落としてしまったら、水を流す前に拾いましょう。

 

落とした固形物を放置すると、固形物の周辺に汚れが蓄積して体積が増えていき、さらに詰まってしまいます。固形物が原因のつまりは放置しても改善しないので、できるだけ迅速な対応がおすすめです。

 

たとえ爪楊枝のように小さなものでも、排水管で汚れが蓄積してつまりが生じる原因になります。固形物を流して水の流れが悪くなったら、すぐに水道修理業者に相談してください。

排水管つまりの修理料金の相場

排水管のつまり解消方法

排水管のつまり解消の料金相場を紹介します。

 

作業内容 料金目安
軽度の排水管つまり 5,000円〜8,000円
中度の排水管つまり 15,000円〜25,000円
高度の排水管つまり 30,000円〜50,000円
薬剤による排水管洗浄 8,000円~15,000円
排水管の部品交換 5,000円〜
排水管の高圧洗浄 25,000円〜
排水管のトーラー洗浄 10,000円~35,000円
管内カメラ等による排水管の調査 20,000円〜

上記の作業料金の他に、業者によっては基本料金、早朝・深夜・休日の割増料金、出張費、キャンセル料がかかります。必ず見積もりを取って、追加料金の有無について確認してから依頼してください。

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排水管のつまり解消料金について、以下の記事でさらにわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

排水管のつまりを予防する方法

排水管を洗浄してつまりを解消したら、再発しないようにしましょう。

 

排水管のつまりを予防する方法は、以下の3つです。

  • 油を排水管に流さない
  • 固形物や食材カスを流さない
  • 定期的に排水管を掃除する

いずれも簡単にできることなので、心がけましょう。以下では、各方法の詳細を解説します。

油を排水管に流さない

油を排水管に流さない

使った揚げ油を排水管に流さないことはもちろんですが、食器や鍋類に残っている油も流さないように注意しましょう。わずかな油でも、水に溶けない油は少しずつ蓄積していきます。

 

油を排水管に流さない方法

食器類やフライパンなど油がついているものを洗うときは、キッチンペーパー等で拭き取ってからシンクに入れてください。それだけで排水管の汚れを予防できます。

 

油汚れによるつまりは、住宅全体に影響を与えます。以下の記事で、油汚れによる排水管のつまり解消法や注意すべきことを解説しているので、参考にしてください。

固形物や食材カスを流さない

固形物や食材カスなどを、排水口に流さないように工夫しましょう。

 

【つまりの原因になるものを流さない工夫】

  • 排水口に水切りネットをつける
  • 吐瀉物を洗面台やトイレに流さない
  • 固形物が落ちたらすぐに取り出す
  • 排水口の周りに小物類を置かない

水切りネットは、100均にも数十枚セットで販売されています。毎日取り替えると、余計なものが排水管に入り込みません。

定期的に排水管を掃除する

排水管の定期的な掃除は、つまり予防にとても有効です。どのくらいの頻度で掃除すべきなのか、一覧表にしたので参考にしてください。

 

水回り箇所 掃除の頻度
キッチン 週2回
浴室・洗面台 週1回
洗濯機 年1回

洗濯機の糸くずフィルターや洗剤投入口は月に1度チェックすると、排水管の汚れを防げます。

 

以下の記事で、排水管の掃除方法を解説しています。簡単にできる方法ばかりなので、参考にしてみてください。

排水管のつまりをすぐに解決したいときは

排水管のつまり解消法を解説しました。

 

ご紹介した方法で解消しない場合は、無理をせずに水道修理業者へ相談してください。無理をして排水管にダメージを与えると、修理代がもっと高額になってしまいます。

 

私たち『クリーンライフ』は、全国で300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている水道修理業者です。年中無休で24時間ご相談を受け付け、最短30分で駆けつけますので、お気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管のつまりを相談をしてみる

2021.10.22

キッチンの排水管を掃除する方法を解説します。

 

キッチンの排水管は、水回りの中でも特につまりや悪臭が気になる場所です。簡単にできる方法ばかりなので、キッチンの臭いが気になったら、すぐに試してみてください。

 

軽微なトラブルのうちに掃除で対策していれば、深刻なトラブルになりません。悪臭やつまりを予防する方法もお伝えするので、清潔なキッチンをキープしましょう。

キッチンの排水管を掃除する方法

掃除道具

キッチンの排水管の掃除は大掛かりではなく、簡単にできるものもあります。

 

今回は以下の6つの掃除方法を紹介するので、実践してみてください。

  • シンクにお湯をためる
  • 歯ブラシやパイプ用ブラシを使う
  • 液体パイプクリーナーを注ぐ
  • 重曹とクエン酸をかける
  • ラバーカップを押し引きする
  • ワイヤーブラシを使う

なお、キッチンの排水管を掃除する前に、部品を外しておきましょう。

 

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排水口のフタ、ゴムフタ、ゴミ受け、ワンを取り外してください図を参考に、順に外しておきましょう。

シンクにお湯をためる

シンクにお湯をためて、一気に流す方法です。お湯の温度と水圧で、排水管内の汚れを流します。

 

【用意するもの

  • 50℃前後のお湯
  • フェイスタオル
  • ゴム手袋
  • 雑巾

熱湯を使うのは、NGです。塩ビ製の排水管の耐熱温度は主に60℃なので、熱湯を使うと変形します。熱湯と水を同量混ぜると、50℃前後のお湯を簡単に用意できます。

 

【手順】

  1. 排水口のゴミ受けなどを取り外す
  2. 排水口にフェイスタオルを詰め込む
  3. お湯をシンクに注ぐ
  4. フェイスタオルを引っ張って一気にお湯を流す

フェイスタオルの端をシンクのふちに引っ掛けておくと、引っ張りやすいです。

 

お湯を使った掃除方法の注意点などは、以下の記事を参考にしてください。

歯ブラシやパイプ用ブラシを使う

排水管の上や手前なら、歯ブラシやパイプ用ブラシで掃除できます。歯ブラシやパイプ用ブラシで、排水管についた汚れやぬめりをこすって落としましょう。

 

試験管を洗うブラシなども、有効です。Amazonなどでさまざまな太さの試験管ブラシが、10本セットで1,000円以下で販売されています。

 

ただし、排水管内にブラシを落としてしまうと、なかなか取り出せません。さらに詰まりの原因になるので、注意が必要です。

液体パイプクリーナーを注ぐ

液体パイプクリーナーは、水酸化ナトリウムや次亜塩素酸ナトリウムを含み、油汚れや毛髪などを溶かす洗剤です。

 

以下の3点を確認して選んでください。

  • 水酸化ナトリウムが1%以上
  • ジェルタイプなど、粘度の高いもの
  • ボトルが使いやすい

放置時間が短く、ボトルの持ちやすいものを選びましょう。500円〜1,000円で、ウエルシアやマツモトキヨシなどのドラッグストア、通販サイトで購入できます。

 

【手順】

  1. 排水口の目皿などを取り外す
  2. 液体パイプクリーナーを注ぐ
  3. 放置する
  4. 水を十分流す

注ぐ量や放置時間は、説明書に準じてください。長く放置していても、効果が上がるわけではありません。

 

以下の記事で、液体パイプクリーナーの選び方やおすすめ製品を紹介しているので、参考にしてください。

重曹とクエン酸をかける

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重曹とクエン酸は、パイプクリーナーほどのつまり解消の効果はありません。

 

しかし、シンク周りは食べ物を扱うので、重曹とクエン酸の利用もおすすめです。いずれも食べても大丈夫な食品添加物なので、安心です。

 

【手順】

  1. 重曹カップ1(200cc)を排水口にできるだけ均等になるように振りまく
  2. クエン酸2分の1カップ(100cc)を50℃程度のお湯100mlで溶かす
  3. クエン酸水を重曹の上から注ぐ
  4. 5分~10分放置する
  5. 水で流す

重曹もクエン酸も、スーパーマーケットやドラッグストア、通販サイトなどで1kg袋が1,000円以下で販売されています。

 

ダイソーやセリアなどの100均の場合は、300g程度の袋です。少しだけ使ってみたい方は、100均のものをおすすめします。

ラバーカップを押し引きする

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すっぽんとも呼ばれるラバーカップは、トイレつまりだけではなく、キッチンの排水管つまりにも有効です。

 

カップが排水口より小さいと、空気が入り込んでうまくつまり解消ができませんカップが排水口より一回り大きいものを選びましょう。

 

ドラッグストア、スーパー、通販サイトなら1,000~2,000円で購入可能です。ダイソーやセリア、キャンドゥといった100均のお店でも販売しています。

 

【手順】

  1. 排水口にラバーカップを置く
  2. カップに水がかぶる程度に水位を調整する
  3. ラバーカップをゆっくり押して密着させる
  4. 勢いよく引っ張る
  5. 3、4を繰り返す

ラバーカップは、勢いよく引っ張ることがポイントです。

ワイヤーブラシを使う

排水溝でワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシとは、1m以上のワイヤーの先にブラシが設置されて、排水管の中に挿入して汚れをこすり落とす道具です。

 

カインズやコーナンなどのホームセンター、通販サイトで1,000円〜3,000円で売られています。セリアやダイソーといった100円ショップでも、ワイヤー部分が短いタイプが手に入ります。

 

【手順】

  1. ブラシ部分から、排水口に挿入する
  2. 動けなくなるまで押し進める
  3. 回転・上下運動して汚れをしっかりこする
  4. 汚れが落ちたら、ワイヤーブラシを取り出す
  5. 水を少しずつ流してみる

蛇腹タイプの排水パイプは、穴を開けてしまう可能性があるので、使用は控えてください。また、無理やり奥にワイヤーを入れると、排水管が破損する恐れがあるため、注意しましょう。

 

以下の記事で、ワイヤーブラシを使った排水管の掃除方法を詳しく解説しています。

キッチンの排水管を掃除するときの注意点

 

注意点

シンク下の排水管が詰まっていると、取り外して掃除したくなる方もいるでしょう。しかし、排水管を取り外すと、再度取り付けられなくなる可能性があるのでおすすめできません。

 

「設置した」と思っても、接合部分から水漏れが生じたり、破損したりといったトラブルが生じることが少なくありません。

 

排水管に破損・サビなどのトラブルがあったり、つまりがひどい場合は、排水管の交換が必要です。交換は、業者に依頼した方が良いでしょう。

 

以下の記事で、排水管を交換すべきケースや費用をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

キッチンの排水管掃除を業者に頼むタイミング

水道修理業者

キッチンの排水管が以下のような状態なら、業者に相談したほうが良いでしょう。

  • 悪臭がする
  • 水の流れが悪い
  • つまりの原因がわからない
  • 排水トラップ、または排水管が破損している

業者なら原因を特定して、ご自分で修理するよりもはるかに短時間でトラブルを解決します。放置するとどんどん悪化してしまうので、早めに相談しましょう。

 

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キッチンの排水管掃除の料金相場

排水管のつまり解消方法

台所の排水管のつまり除去作業の費用相場を紹介します。

 

作業内容 相場料金
簡単なつまり解消作業 6,000円~8,000円
ローポンプ 6,000円~8,000円
トーラー 8,000円~18,000円
高圧洗浄 28,000円~60,000円
排水管の交換 6,000円~8,000円
排水トラップの交換 7,000円~15,000円

作業料金の他に、業者によっては出張費や休日・早朝・深夜の割増料金などが加算されます。見積もりをして合計金額を確認してから、正式に依頼しましょう。

 

キッチンの排水管つまりの原因

キッチンの排水管のつまりの原因は、主に以下の5つです。

  • 油汚れ
  • 食材のカス
  • 洗剤カス
  • 固形物
  • 汚れが絡み合ってできるぬめり

特に油汚れは、蓄積し硬化していくので注意が必要です。

 

以下の記事で、排水管つまりの原因や対策する方法を解説しているので、参考にしてください。

水を注いで臭いがなくなる場合もある

キッチンの排水口の封水

キッチンの排水管の悪臭がひどい原因は、汚れではなく封水不足の場合があります。封水とは、排水口の下の排水トラップで溜まっている水のことです。

 

封水には、下水の臭いや害虫が排水管を通って、排水口から室内に入り込まないようにする役割があります

 

特に夏場は水が蒸発してしまい、封水不足になることも。水を少し注ぐだけで封水の量が元に戻れば、悪臭が解消できるかもしれません。お試しください。

 

以下の記事で、キッチンの排水口が臭い原因と対処法を解説しています。悪臭が気になる方は、参考にしてください。

キッチンの排水管のつまり・臭いを防ぐ方法

キッチンの排水管のつまりや悪臭を予防する方法は、以下の4つです。

  • 油を排水口に流さない
  • シンクをお湯で洗い流す
  • 排水口にネットをつける
  • 定期的に排水管・排水口を掃除する

すぐに取り入れられる方法なので、参考にしてみてください。

油を排水口に流さない

キッチンのつまり・悪臭の原因は、油汚れが突出しています。揚げ油をそのまま排水口に流す人はいないかもしれませんが、油のついたフライパンや食器類をシンクに直接入れている人は多いでしょう。

 

食器類やフライパンをシンクに入れる前に、キッチンペーパーで一拭きするだけで、排水管の汚れが予防できます。揚げ物などで大量に油を使ったときは、「固めるテンプル」などの凝固剤を使って、固めてから捨てましょう。

 

少量の油でも水に溶けないため、少しずつ排水管に付着して蓄積していきます。

 

以下の記事で、油汚れによるつまりの解消法や油がつまりの原因になりやすい理由を解説しているので、参考にしてください。

シンクをお湯で洗い流す

1日の終わりに、シンクへ50℃前後のお湯を流すようにしましょう。お湯を流すと排水管に残った油が溶けて流れていき、蓄積しにくくなります。

 

ただし、熱湯を流すと、排水管の変形などトラブルの元です。塩ビ製の排水管の耐熱温度は60℃なので、60℃を超えないようにしてください。

排水口にネットをつける

排水口に食べカスなどが入り込まないようにしましょう。ゴミ受けだけでは、不十分です。排水口用のネットをつけておけば、小さなカスも引っかかり、つまりを防げます。

 

排水口用ネットは、コンビニエンスストアや100円ショップで購入できます。ファミリーマートで25枚セット100円、セブンイレブンで30枚入り121円とリーズナブルなので、毎日交換して清潔を保ちましょう。

定期的に排水管・排水口を掃除する

こまめにキッチンの排水管・排水口を掃除すれば、汚れが落ちやすいので、定期的に手入れする習慣をつけましょう。

 

また、定期的に業者へ排水管洗浄を頼むのもおすすめです。マンションなどの集合住宅は、管理会社が年に1度くらいの頻度で洗浄しています。

 

戸建ての場合も、3年に1度くらいの頻度で依頼するとつまり・悪臭を避けられます。以下の記事で、業者に高圧洗浄を依頼した場合の料金や流れを解説しているので、参考にしてください。

キッチンの排水管を掃除してもつまりが解決しないときは

キッチンの排水管の掃除方法を解説しました。つまりや悪臭は、掃除で解決することがほとんどです。

 

ただし、頑固なつまりは、なかなか除去できません。また、原因不明の悪臭に悩んでいる方も多いようです。

 

原因がわからない、対処しても解決しない場合は、プロの水道修理業者に相談してください。

 

私たち『クリーンライフ』は、キッチン排水管の洗浄にも対応しています。24時間365日稼働しているので、いつでもお気軽にご相談ください。お見積もりは無料です。

 

⇒クリーンライフにキッチンの排水管の相談をしてみる

2021.10.22

キッチンの排水管は、食べカスや洗剤カスでつまりやすい場所です。

 

しかし、つまりの原因が分かっていたり、つまりかけの状態であれば、自分で直すこともできます。

 

そこで今回は、キッチンの排水管のつまりの解消法を、イラスト付きで分かりやすく解説します。

 

家にあるものや、手軽に購入できるもので試せる解消法を紹介しますので、ぜひお試しください。

キッチンの排水管のつまりを解消する方法

シンクを掃除する女性
ここからは、キッチンの排水管のつまりを解消する方法を紹介します。

  • 液体パイプクリーナーを注ぐ
  • ペットボトルを使う
  • 重曹とクエン酸をかける
  • お湯をためて一気に抜く
  • ワイヤーブラシを使う
  • ラバーカップを使う
  • 真空式パイプクリーナーを使う

以上の方法を解説しますので、実践してみてください。

液体パイプクリーナーを注ぐ

キッチンの排水管が完全に詰まっておらず、「詰まりそう」な状態であれば、液体パイプクリーナーがつまり解消に使えます。

 

液体パイプクリーナーは少しでも流れる場合に有効ですので、完全に詰まっているときは、お湯を流す方法を試しましょう。

 

液体パイプクリーナーといえば、以下の商品が代表的です。

  • パイプユニッシュ
  • パイプクリーナー
  • ピーピースルー
  • パイプハイター

これらの商品は、ホームセンターやドラッグストア、ドン・キホーテなどの量販店・ディスカウントストアで購入できます。価格は300円~1,000円程度です。

 

【手順】

  1. 排水トラップを外す
  2. 排水管に45~50℃のお湯を流す
  3. 液体パイプクリーナーを注ぐ
  4. 30分~1時間程度放置する
  5. 水が流れるか確認する

液体パイプクリーナーを流したら、30分~1時間放置します。放置時間が長すぎるとはがれた汚れが下にたまり、パイプの途中でつまる恐れがあります。放置する時間は必ず守りましょう。

 

液体パイプクリーナーを注ぐ量は、製品によって異なりますので、必ず使用方法を確認してから実践してください。

 

液体パイプクリーナーを使った排水口のつまりの対処法は、以下のページで詳しく解説していますので、参考にしてください。

ペットボトルを使う

ペットボトルで排水管のつまり解消

完全につまっておらず、キッチンの排水管がつまりそうな状態であれば、ペットボトルを使う方法も効果的です。

 

【ペットボトルの選び方】

  1. 1.5~2Lのサイズ
  2. 丸い形
  3. 柔らかい素材

排水口にぴったりはまる形が望ましいので、1.5~2Lサイズの円形のペットボトルを用意してください。ペットボトルを押して空気を送る必要があるため、素材は柔らかい方が効率的です。

 

【手順】

  1. 排水管のフタやトラップを外す
  2. 排水口を覆うように、ペットボトルをセットする
  3. ペットボトルの側面を両手で押し、排水口に空気の圧力を送る
  4. 数回くり返した後、水を流し込み、つまりが解消されたか確認する

コツは、ペットボトルと排水口に隙間ができないようにセットすることです。隙間があるとうまく空気の圧力を送れず、つまりの解消につながりません。

 

数回空気で圧力を送り、つまりを解消しましょう。

重曹・クエン酸をかける

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消

キッチンの排水管が完全につまる前であれば、重曹とクエン酸をかけてつまりを解消できる可能性があります。

 

重曹やクエン酸は、ホームセンターやドラッグストア、ネットショップで購入できます。百均でも販売されており、100円~300円程度で購入可能です。

 

【手順】

  1. 排水トラップを外す
  2. 排水口の中に重曹を振りかける
  3. 重曹の上にクエン酸を全体に行き渡るようかける
  4. 重曹とクエン酸が化学反応を起こして発泡する
  5. 約1時間放置する
  6. 40~50℃のぬるま湯で洗い流す

重曹とクエン酸は、1:2の割合を目安にしてください。クエン酸を振りかけると発泡し、つまりの解消に効果を発揮します。

 

1時間ほど放置したら、40~50℃のぬるま湯で洗い流しましょう。熱湯を流すと排水管がダメージを受けて損傷する恐れがありますので、必ずぬるま湯を用意してください。

 

給湯器の温度設定を適温に変更し、流す方法もおすすめです。

お湯をためて一気に抜く

キッチンの排水管が完全につまってしまった場合には、お湯をためて一気に抜く方法がおすすめです。

 

とくに油汚れが原因のつまりに効果的ですので、「少しずつ流れていたのに、ついに完全に詰まって流れなくなった」というときに、お試しください。

 

【用意する物】

  • タオル
  • 50℃のお湯

タオルは、排水口に栓ができる程度の大きさのものを準備してください。

 

【手順】

  1. 排水トラップを外す
  2. タオルを排水管につめて、栓をする
  3. シンクに50℃程度のお湯をためる
  4. タオルを一気に引き抜く
  5. 水が流れるか確認する

タオルをつめる際に端をシンクから出しておくと、引き抜きやすいです。

 

お湯の温度は50℃程度にするよう注意してください。熱湯を流すと配管を破損したり、変形したりする恐れがあります。

 

給湯器の温度を50℃に設定してシンクにお湯をためるか、沸騰したお湯と同じくらいの量の水を混ぜ、お風呂よりも熱いくらいの温度に調整してください。

 

お湯を流してつまりを直す方法は、以下のページで紹介しています。詳しい手順や注意点をまとめていますので、参考にしてください。

ワイヤーブラシを使う

排水溝でワイヤーブラシを使う
ワイヤーブラシは、排水管にブラシを突っ込んで、つまりを解消するための道具です。ワイヤーブラシを使う方法は、油汚れや食べかすのつまり解消に効果的です。

 

ワイヤーブラシはホームセンターで、1,000円~1,500円で購入できます。近くに購入できる店舗がない場合は、Amazonなどでも購入できるのでご検討ください。

 

【ワイヤーブラシの選び方】

  • 十分な長さがあるもの
  • 途中で折れない強度があるもの

ワイヤーブラシが短いと、つまりの対象物まで届かない可能性があります。また、途中で折れたりしないように、ある程度長さがあり、強度の高いものを選びましょう。

 

【手順】

  1. ワイヤーブラシを排水口に入れる
  2. つまりに当たったらハンドルを回転させて対象物を削る
  3. ワイヤーブラシが通るまで回転させる
  4. 水を流す

対象物にブラシの先端が当たったら、ハンドルを回転させて汚れを削ります。

 

ワイヤーブラシを使ったつまりの解消法を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。手順を分かりやすく解説しています。

ラバーカップを使う

排水溝でラバーカップを使う
ラバーカップ(すっぽん)は、キッチンの排水管のつまりにも使用できます。

 

ただし、キッチンで使用する際は、必ず排水管の形状を確認してください。一般的な塩ビパイプであれば、ラバーカップを使用可能です。

 

しかし、排水管がジャバラホースの場合は、ラバーカップを使用してはいけません。ジャバラホースでラバーカップを使用すると、水漏れなど二次被害につながる恐れがあるので注意してください。

 

キッチンの排水管のつまりには、キッチン用のラバーカップを使いましょう。キッチン用は持ち手がハンドル状になっているものも多く、弱い力でも水圧をかけやすいのが特長です。

 

【手順】

  1. 排水トラップを外し、シンクに水をためる
  2. ラバーカップを排水口に対して垂直にあて、密着させる
  3. ぐっと押し込む
  4. 勢いをつけて一気に引っ張る
  5. 水が流れるか確認する

上記の手順を何度か繰り返すと、つまりが解消され、スムーズに水が流れ出します。

 

油汚れや食べカスのつまりには有効ですが、固形物のつまりの解消には適していませんので、使用しないでください。

 

ラバーカップは、ホームセンターやドンキホーテ、ドラッグストアなどで、1,000円程度で購入できます。Amazonなどのネットショップでも購入できますので、1つ持っていると便利です。

真空式パイプクリーナーを使う

排水溝で真空式パイプクリーナーを使う

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりも強力なつまり解消道具です。1,000円~2,000円でホームセンターなどで売られていますが、近くに購入できるお店がない場合は、Amazonなどのネットショップでも購入できます。

 

真空式パイプクリーナーは、食べカス・油汚れなどのつまりに効果を発揮します。ただし、固形物が原因のつまりには使用できませんので、注意してください。

 

真空式パイプクリーナーには、S・M・Lなど、いくつかのサイズがあります。キッチンの排水口のサイズならMかLが一般的ですが、購入する前に排水口のサイズを確認し、ぴったり合うものを選びましょう。

 

【手順】

  1. 排水トラップを外す
  2. 排水口にカップ部分を押し当てる
  3. ゆっくりとハンドルを押し下げ、勢いよくハンドルを引っ張る
  4. つまりが解消されるまで何度か繰り返す

ラバーカップと同様に、勢いよくハンドルを引くのがポイントです。

 

ラバーカップよりも強力ですので、キッチンの排水管のつまりが解消できず困ったときは、ぜひお試しください。

 

キッチンの排水管のつまりを解消するときの注意点

キッチンの排水管のつまりを解消するときは、排水管を取り外してはいけません。

 

排水管を自分で取り外すと、適切に処置できずに、水漏れにつながる恐れがあります。

 

元に戻す際に接続が甘かったり、パッキンがうまくはまっていなかったりすると、しばらくしてから水漏れすることもあるので注意してください。

 

排水管を外す作業が発生する場合は、必ず専門業者に相談しましょう。

 

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キッチンの排水管つまりの原因

シンクの排水に流れる水

キッチンの排水管のつまりには、いくつかの原因があります。

  • 油汚れ
  • 食材や洗剤のカス
  • 固形物
  • 汚水桝の不具合

これらの原因について、詳しく解説していきます。

油汚れ

キッチンのつまりの原因で多いのが、油汚れです。直接排水口に油を流していなくても、フライパンやお皿に残った油が原因でつまるケースもあります。

 

油は冷えると固まるため、排水管の途中で固まり、蓄積されてつまりの原因になります。さらに、油汚れに食材カスや洗剤カスが混じると塊になり、排水管がつまってしまうのです。

 

食器やフライパンの油汚れはキッチンペーパーで拭き取ってから、洗剤で洗うとつまりを予防できます。

 

油が原因による排水管のつまりについては、以下の記事で詳しく解説していますので、対処法など参考にしてください。

食材や洗剤のカス

キッチンの排水口には、ゴミ受けやネットを設置しているケースがほとんどしょう。しかし、ゴミ受けやネットを通り抜けて、野菜の皮などの食材カスが流れてしまうことがあります。

 

小さなカスが流れると、排水管で油汚れとくっつき、つまりを大きくする恐れがあります。洗剤のカスも同様に、油汚れとくっつき固まってしまい、つまりの原因になってしまうのです。

 

これらの汚れは、ぬめりの発生とも関係しています。ぬめりは少量でも蓄積すると大きな塊になり、排水管をつまらせる原因になるので注意が必要です。

 

ゴミ受けや排水口はこまめに掃除し、ゴミが直接流れないように工夫しましょう。

固形物

うっかり排水管に流してはいけないものを流すと、つまりの原因になります。

 

キッチンの排水管に流しやすい固形物には、次のものがあります。

  • 古い歯ブラシ
  • スプーンなどのカトラリー類
  • つまようじ
  • 輪ゴム
  • 調味料のキャップなど

固形物を排水管に流してしまった場合、ラバーカップなどを使ってもつまりを解消するのは困難です。

 

大掛かりな工事が必要になるケースも考えられるため、落とさないように十分注意しましょう。

汚水桝の不具合

汚水桝とは、生活排水が一時的に集まる場所で、固形物や異物を沈殿させて取り除く役目があります。

 

汚水桝に不具合が生じると、排水がスムーズにできなくなり、キッチンの排水管のつまりの原因になることがあります。

  • 汚水桝に異物がつまっている
  • 汚水桝に汚れがたまっている
  • 汚水桝の一部が破損している

キッチンの排水がうまくできないときは、このような汚水桝の不具合が原因かもしれません。

 

一戸建ての場合、汚水桝は定期的に清掃・点検が必要です。汚水桝の掃除方法については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

排水管を掃除しても臭うときは他の原因をチェック

排水管を掃除しても臭うときは、汚れ以外に原因がある可能性があります。

 

キッチンの排水管の臭いには、以下の原因が考えられます。

  • 排水口内に溜まっている水(封水)がなくなっている
  • 排水ホースが破損している
  • 排水管のつなぎ目に隙間がある

このような不具合があると、排水管を掃除しても臭います。

 

キッチンの排水口の臭いが気になる方は、以下の記事を参考にしてください。臭いの原因と対処法をわかりやすくまとめています。

キッチンの排水管つまりの料金相場

排水管のつまり解消方法

キッチンの排水管のつまりを解消できないときは、業者に相談しまししょう。つまりの原因が分からないときも、業者に調査を依頼することをおすすめします。

 

キッチンの排水管のつまり修理の料金相場を、以下にまとめました。

作業内容 費用相場
キッチンの軽度のつまり(少しずつなら流れる) 6,000円~8,000円
キッチンの中度のつまり(油汚れなど) 6,000円~8,000円
トーラーの使用 8,000円~18,000円
高圧洗浄機の使用 28,000円~60,000円
排水管の交換(一部) 6,000円~8,000円
汚水枡の清掃 8,000円~15,000円

業者の高圧洗浄機は一般家庭用のものより強力なため、蓄積した頑固な汚れもきれいに落とせます。

 

固形物のつまりは修理費用が高額になる可能性もあるため、必ず事前に見積もりを依頼しましょう。

 

排水管のつまり料金について詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめていますので参考にしてください。

一戸建ての排水管は定期的な洗浄がおすすめ

3年に1回は排水管洗浄

マンションなどの集合住宅の場合、管理会社や大家さんが定期的に排水管の清掃を業者に依頼しています。

 

一戸建ての場合は、居住者が自分で排水管を掃除しなければなりません。しかし、こまめに掃除をしていても、排水管の奥まで掃除するのは困難です。

 

3年に1回は業者にメンテナンスを依頼し、高圧洗浄で清掃するのがおすすめです。

 

一戸建ての排水管の高圧洗浄については、以下の記事で料金相場をまとめています。清掃料金を安くする方法も紹介していますので、ご覧ください。

キッチンの排水管つまりを防ぐ方法

キッチンの排水管がつまるとキッチンが一時的に使えなくなり、生活に支障をきたすだけでなく、溢れかえった水で衛生面も気になります。

 

キッチンの排水管のつまりはある程度予防できますので、以下の予防法を参考に対策してください。

排水口にネットをつけておく

キッチンの排水口にゴミや固形物が流れてしまわないように、ゴミ受けにはネットをつけておく必要があります。

 

ネットはゴミ受けよりも目が細かいため、小さなゴミも流れないようにキャッチすることが可能です。

 

また、そのまま捨てられるため掃除もしやすく、ゴミ受けや排水口をきれいに保てます。

 

ネットはスーパーやドラッグストア、ホームセンターなど、キッチン用品が置いてある店で購入できます。料金は100円~200円と安く、百均でも売られていますので、必ず設置してこまめに取り換えましょう。

シンク周りに余計なものを置かない

誤って排水口に流さないように、シンク周りには余計なものを置かないことが大切です。

 

キッチンの排水口に流しやすいものには、次のものがあります。

  • 古い歯ブラシ
  • 調味料
  • スプーンやフォーク
  • 置物
  • 爪楊枝など

掃除のときに落として流してしまうこともあるので、できるだけ不要なものは除いておきましょう。

定期的に掃除する

今回したキッチンのつまり解消法は、普段のお掃除にも役立つ方法です。

これらの対処法を定期的に行うことで、汚れの蓄積を防げます。

 

排水口・排水管をきれいにしておけば、つまりをあらかじめ防げますので、お掃除は欠かさないようにしましょう。

パイプユニッシュでつまりを予防する方法

パイプユニッシュは、排水管のつまり予防にも効果的なアイテムです。

 

パイプユニッシュを使った掃除は、以下の手順で行います。

  1. フタと受け皿を外す
  2. 排水口にパイプユニッシュを1目盛注ぐ
  3. 15~30分放置する
  4. 水をたっぷり流す

つまりの予防目的であれば、1目盛で十分です。

 

1週間~10日1回ほど行うと、つまり予防の効果を期待できます。

キッチンの排水管つまりをすぐに解決したいときは

キッチンの排水管のつまりは、食べカスや洗剤カスが原因であれば、自分で解消できる可能性があります。

 

しかし、固形物を流してしまった場合や、原因が分からない場合には、自分で直すのは困難です。無理に直そうとせず、業者に相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でも、キッチンの排水管のつまり修理を年中無休で受け付けています。相談無料で最短30分で駆けつけますので、緊急のトラブルも気軽にご相談ください。

 

クリーンライフにキッチンの排水管トラブルを相談してみる

2021.10.22

家庭で使う水の供給に欠かせない給水管。普段あまり目にしない部分であるうえ、各家庭に取り付けられた給水管の種類などにより、交換の適期が異なります。経年劣化による変化、異常に気付かない方も多いと思います。

 

しかし、水漏れやつまりといった問題をそのまま放置してしまうと、さらに被害が深刻化する恐れもあるため、注意が必要です。

 

今回は、給水管の種類や素材別の特徴についてご紹介します。また、交換時期の目安や工事の費用相場、業者選びのポイントなども解説します。給水管の交換工事を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

給水管(水道管)とは?

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私たちの生活に欠かせない水は、ダムや池などからあらゆる水道管を通じて家庭まで届いています。中でも家庭の近くの本管から分岐し、各家庭の配管と繋がっているのが給水管。場合によっては、水道管と呼ばれることもあります。

 

給水管は、上本管を通ってくる水を各家庭に引き込み、飲料水として供給する役割を担っています。マンションなどでは、給水管を通ってきた水は、一度「貯水槽」という場所に送られます。そこから蛇口に供給するには給水ポンプを通過する必要があります。そのポンプも給水管の一つに分類されるものです。

給水管と排水管の違い

上本管を通ってくる水を各家庭に引き込み、飲料水として供給する給水管。

 

それに対し、排水管にはトイレやお風呂、キッチン、洗面所といった生活設備から流れる汚水などを下水処理場へ送るという役割があります。これらが同時に機能しているからこそ、私たちの生活に必要な水が、いつでも手に入る仕組みが整っているのです。

給水管の種類

 

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給水管というと、金属製の固い物体をイメージする方が多いのではないでしょうか。あながち間違いではありませんが、最近の建物の施工では樹脂製のものを採用するのが定番化されています。

 

ここではさまざまな給水管の種類や、それぞれの特徴について一挙解説していきます。

 

本来給水管工事というのは業者に依頼するものですが、自宅の給水管に用いられている素材などを押さえておけば、いざというときにも安心です。

鉄管(鋼管)・鉛管

日本の家庭に水道が普及し始めた頃、主に使われていた鉄管(鋼管)。金属特有の性質として、丈夫で耐久性に優れている点が長所とされてきました。

 

しかし、内部の錆びによって小さな穴があいたり、蛇口から出る水が赤くなったりと、さまざまなトラブルが発生。また、加工のしにくさといったデメリットも確認されるようになったため、近年はあまり使用されなくなりました。

 

鉛も鉄に並ぶ定番の素材でしたが、水漏れトラブルの多さや飲料水に鉛が溶け出す危険性が懸念されるようになり、最近では樹脂製などの他の素材に乗り換える人が増加中です。居住地域によっては、鉛管の交換に補助金制度を設けている自治体もあります。

ステンレス鋼管

錆びにくく、鉄のような強度もあわせ持つ、ステンレス鋼。衛生的で飲料水などが赤く染まる危険がないうえ、再利用が可能というサステナブルな素材としても注目されています。

 

他の素材と比べて値段が跳ね上がってしまう点は気になりますが、元々の耐久性の高さゆえにメンテナンスはほぼ不要。長期的な目で見た際に修理費用の軽減も期待でき、ランニングコストに優れた素材といえるでしょう。

 

近年はゴムシール材を活用するなどの工夫により、初期費用が抑えられている傾向にあるため、今後ますます需要が高まっていくかもしれません。

銅管

名前から想像できる通り、銅を素材とする給水管のことです。鉄や樹脂製よりも耐熱性に優れていることから、給湯管に使われることが多く、地域によっては給水管などにも使用されています。

 

表面を覆う保護膜の効果により、マイナス50度ほどの環境にも耐える耐食性を備えているのも魅力です。しかし、腐食の可能性が全くないわけではありません。

 

局部腐食で空いてしまった「ピンホール」と呼ばれる小さな穴から水漏れしてしまうリスクもあるため、その際は修理・交換などの工事が必要となることを覚えておきましょう。

 

また、パイプと継手の接続作業で「はんだ付け」を行う必要があり、修理などの際に手間がかかるのもデメリットに挙げられます。

VP管

金属製の給水管よりもメリットが多いとされ、注目され始めたのがこのVP管。プラスチック樹脂をメイン素材としてつくられたもので、錆びにくさと水漏れの心配がないのが特徴です。また、加工がしやすいというメリットもあります。

 

一方で衝撃に弱いという性質をあわせ持っており、修理などの施工中に破損してしまう可能性があります。低温下ほどそのようなトラブルが発生しやすくなるため、寒冷地にはあまり向いていません。

HIVP管

HIVP管とは、VP管の素材に手を加え、耐衝撃性を大幅にグレードアップしたものです。聞き慣れない方も多いと思いますが、給水管ではメジャーな部類に入ります。

 

通常の塩化ビニルは透明ですが、強化剤として加えている耐衝撃性改良剤によって、紺色に変化しています。VP管同様に錆びにくく、水漏れしにくいのが特徴。衝撃にも強くなりましたが、急な温度変化には弱く、冬季に水漏れや給水管破裂といったトラブルを発生する可能性があります。

 

紫外線や高温にも弱いため、給湯管の素材には不向きです。しかし、加工のしやすさゆえに修理などの工事費用を安く抑えられるというメリットもあり、一般家庭では重宝されています。

ポリ管

ポリ管ことポリエチレン管も、メジャーな給水管の種類です。取り外しや取り付けが非常に楽な点で人気を集めています。多くの給水管工事では、接着剤や工具を用いる接続の工程を踏む必要がありますが、ポリ管は手ではめ込むだけの作業で繋げることが可能です。

 

耐熱性と耐震性に優れ、さらに化学物質に強いという特徴もあります。ただ、日光には弱く、紫外線の影響でピンホールが開くこともあるため、そういった場合には取り外しや取り付けをする必要が出てきます。

 

他の素材に比べて多少値段が高いことから、用途に応じてHIVP管と使い分けている家庭が多く見られます。

ライニング鋼管

ライニング鋼管は、亜鉛メッキ鋼管の内部に、硬質塩化ビニルやポリエチレンをライニングしたものです。

 

耐久性と耐食性に優れているほか、取り付けもねじ接合で簡単。メリットの多さとは裏腹に、値段が比較的安いのも魅力です。

エルメックス管

近年登場したばかりのエルメックス管は、給水管に使用された例がそう多くありません。その最大の特徴は、耐熱性と体感性が圧倒的に優れている点です。

 

マイナス75〜95度ほどまでの幅広い温度下で使えるだけでなく、凍結時も破損のリスクが少ないです。塩素水への耐久性を備えているほか、内部の酸化のしにくさもあり、安心の水質を維持できます。

 

接続には電気の力を用いた「電気融着工法」を採用。これは専用の電気融着器を使う特殊な工法で、一般的な接続作業よりも簡単なうえ、水漏れしにくい配管が可能な点で話題を集めています。

給水管の口径(口径サイズ)について

水道の口径(口径サイズ)は、各家庭の配管と繋がる給水管の大きさを示すもので、具体的には給水管の内寸(内径)のことを指します。

 

サイズ展開は、13mm、20mm、25mm、40mm、50mm、75mm、100mm、150mm…と幅広いのが特徴です。数値が大きくなるほど一度に流せる水量が多くなり、それに伴って基本料金も上がっていく仕組みとなっています。ちなみに、一般家庭に採用される給水管は20mmがメジャーです。

 

数値を決めるのは自分ではなく、工事を手掛ける業者側。最大使用水量などの条件を考慮し、ベストなサイズを決定しています。それを自治体が審査したうえで、正式な口径が決まる流れになっています。

給水管の交換時期の目安

良質な水道業者

ここまでご紹介してきたように、給水管は種類が豊富で、耐久性などもさまざまです。そのため、確実な交換時期がいつ頃かと言い切ることはできません。

 

ただ、東京都水道局や給水管修理などを手掛ける業者の見解によると、設置してから15年ほど経ったものは交換が必要という考え方が一般的だといいます。

 

また、その目安に達していないものであっても、下記のような変化や異常が見られた場合には、迅速に工事を依頼する必要があります。

水の変色が見られる

水の変色は、金属製の給水管を使っている家庭にありがちなトラブルです。

 

取り換えてから時間が経つほど、錆びや腐食などが進みます。錆びや腐食といった部分が剥がれ落ちることで、蛇口から出る水の色味に変化が見られるようになります。

 

このような異常が見られた場合、その給水管から供給される水には衛生上の問題が生じる恐れもあるため、早めの修理が肝心です。

水漏れが発生している

給水管そのものが古くなったり、パッキンに劣化・ゆるみがあったりすると、水漏れのような深刻なトラブルが発生することもあります。

 

そのまま放置してしまうと、

  • 水道料金の高騰
  • つまりによる水量の減少

といった、さまざまな問題に繋がりかねません。

 

また、水漏れした箇所によってカビの発生、付近の木材の腐敗といった二次被害が引き起こされる可能性もあるため、早期に交換する必要があります。

給水管の交換工事の費用相場

給水管の交換工事にかかる費用相場は、10〜30万円ほどです。交換時の状態、新たに取り付ける給水管の種類によって費用が大幅に変動することから、相場の上限と下限の差が大きくなっています。

 

一部の交換で済む場合は費用を安く抑えられることが多いですが、給水管全体の修理が必要な際は20万円を上回るケースも少なくありません。施工前には、必ず詳細な見積もりを出してもらいましょう。

 

ちなみに、内訳は基本料金に工事費用、給水管の本体代金を足した金額になるのが一般的です。基本料金は工事を依頼する業者によって異なるため、ホームページや問い合わせを通じてチェックしておくと安心です。

 

複数の業者の見積もりをとっておくと、費用を比較してより安い方に頼むこともできます。

給水管の交換工事はDIYでできる?

自宅で安くDIYできるなら、DIYで済ませたいと思う方も多いかもしれません。

 

しかし、給水管の交換工事は素人には到底難しいうえ、配管の工事はそれに関わる資格を持っていなければ行ってはいけないという決まりもあります。

 

パッキン、カートリッジの交換程度ならDIYで対応できるケースもありますが、基本的にはプロの業者に依頼するのがおすすめです。

給水管工事の業者選びのポイント

専門業者の選び方 3つのチェックポイント

いざ給水管の工事が必要になった場合、DIYという選択肢がないのであれば、依頼先の業者を選ぶ必要が出てきます。

 

しかし、どの業者が信頼できて品質の高い施工を行ってくれるのかは、実際に任せたことがなければ見極めるのが難しいのが現実ですよね。そんな時に判断材料となる、業者選びのポイントをご紹介します。

水道局の指定工事店である

前提条件としてチェックすべきなのは、その業者が水道局の指定工事店であるかどうかです。

 

指定工事店以外の業者に依頼した場合、見積もりになかった追加工事で高額な費用を請求されたり、施工直後の水漏れに対応してもらえなかったりと、さまざまなトラブルが発生することも。

 

一方、水道局が指定した業者には丁寧な施工、充実のアフターサポートを提供してくれるところが多く、安心できます。

有資格者がいる

給水管の工事に着手するには、原則として「給水装置工事主任技術者」という資格が必要です。特に配管に関わる工事は、有資格者以外は行ってはいけないという決まりがあります。

 

資格の認定を受けているかどうかは、その業者が位置する自治体のホームページを見ればチェックできます。

説明が分かりやすい

給水管の工事に限らず、担当者が分かりやすい説明をしてくれる業者ほど信頼性が高く、不明点などを質問しやすい傾向があります。

 

逆に、専門用語を多用して依頼主が納得していない状態のまま、施工に入ろうとするような業者は後々トラブルを起こしやすいです。

 

決して安いとはいえない給水管の交換工事を任せるのですから、納得いくまでしっかり説明してくれる業者を選びましょう。

見積もり書の詳細がハッキリしている

工事内容別に、内訳がハッキリ出ている見積もり書を発行してくれるかどうかも要チェックです。

 

業者によっては、合計金額を記載するだけという大雑把な見積もりを出すところもあります。合計金額だけでは、各サービスの価格が適正なのか全く見当がつきません。

 

見積もり作成まで無料で対応してくれる業者は多いので、最低3社は見積もりを出してもらうようにしましょう。サービスの詳細や料金をよく比較したうえで、ベストな1社を選ぶようにしてください。

対応が迅速である

水回りのトラブルには緊急性の高いものが多いため、何かあったときに迅速な対応をしてくれる業者を選ぶことも非常に重要です。

 

給水管全体を交換する場合、深刻な問題に繋がるリスクは低いですが、一部の交換時には接続の甘さなどが理由で水漏れを引き起こす可能性があります。

 

修理後もすぐに連絡がつき、誠実な対応で問題解決に向けてベストな姿勢で向き合ってくれる業者を選ぶと、いざというときも安心です。

給水管の種類別の交換時期に悩んだら

本記事内で触れたように、給水管を設置してから15年ほど経つと、交換のタイミングを迎えるといわれています。ただ、あくまで目安であり、実際には種類の違いなどを理由に、もっと早い段階で修理しなければならないケースも多いです。

 

いつもより水道料金が高い、水量に変化が見られる…など、自宅の給水管に少しでも異常が見られた場合には、早めに水道局の指定工事店に相談しましょう。依頼先に悩んだ際は、今回ご紹介した業者選びのポイントなども活用してみてくださいね。

 

私たちクリーンライフでも給水管の修理を受け付けています。多くの地域の水道局指定工事店で、24時間365日お問い合わせ可能ですので、給水管トラブルにお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに給水管のつまり・水漏れの相談をしてみる

2021.10.22

排水管の高圧洗浄をした方が良いケースについてお伝えします。悪臭やつまりなど排水管のトラブルは、高圧洗浄で解決する場合も少なくありません。

 

  • 高圧洗浄を業者に依頼する
  • ご自分で高圧洗浄機を購入して洗浄する

上記それぞれのメリット・デメリットも解説します。

 

排水管のつまりなどのトラブルで、高圧洗浄をするかどうか検討中の方は、参考にしてください。

排水管の高圧洗浄が必要な4つのケース

トイレの排水管トラブルにお困りの方へ

排水管の高圧洗浄が必要なのは、以下の4つのケースです。

  • 排水管の流れが悪い
  • 排水管からゴボゴボと異音がする
  • 排水管や排水口が臭い
  • 1年以上排水管を洗浄していない

それぞれについて、さらに詳しく説明します。

排水管の流れが悪い

排水管の流れが悪いのは主に、排水管の壁面に汚れが蓄積して、水の通路が細くなっているためです。ヘドロ状の汚れは放置していると、硬化してさらに取れにくくなります。

 

汚れの上にさらに汚れが蓄積され、完全に排水管を塞いでしまうと完全なつまりが生じます。キッチンの排水管は油汚れ、トイレは尿石や排泄物、浴室・洗面台は毛髪などが原因です。

 

高圧洗浄なら、排水管の奥まで洗浄でき、汚れや毛髪などによるつまりを改善しやすいため、おすすめです。しかし、固形物など、汚れ以外で詰まっていると高圧洗浄では解決できない可能性があるため、注意してください。

 

以下の記事を参考にして、排水管のつまりの状況を確認してみましょう。少し流れる状態なら、ご自分で対処できる可能性があります。

排水管からゴボゴボと異音がする

排水管からゴボゴボと異音がしたら、逆流の前兆です。排水管に何かがつまっている可能性があります。放置していると逆流するかもしれないので、高圧洗浄をはじめとした迅速な対応が必要です。

 

ゴボゴボと異音がする原因は、逆流になる可能性以外に以下が考えられます。

  • 排水管が劣化しているために、水圧が不安定
  • マンションで、他の部屋で同時に水を使ったために配管に入り込んだ空気

マンションの場合は、時間が経つと異音が消えることがほとんどです。しかし、気になる場合は、管理会社に問い合わせましょう。

 

逆流が心配な方は、以下の記事を参考にしてください、急に逆流が起きた場合の応急処置や、対処法を説明しています。

排水管や排水口が臭い

排水管や排水口から悪臭がすると、排水管に汚れが溜まっている可能性があります。排水口の目皿やヘアキャッチャーを洗っても臭いのなら、排水管の高圧洗浄が必要かもしれません。

 

排水口から悪臭がするのは、排水管の汚れ以外に以下のような原因も考えられます。

  • 封水切れ
  • 排水ホースや塩ビ管が破損している・ずれている
  • 排水桝(汚水桝)が汚れている・壊れている

封水切れは、水が蒸発しているだけの場合もあります。排水管の中にある排水トラップに溜まっている水が、封水です。封水が少し足りないなら、少し水を足して様子を見てみましょう。

 

排水管や排水口の悪臭の原因や対処法を、以下の記事で詳しく解説しています。臭いが気になる方は、参考にしてください。

1年以上排水管を洗浄していない

特に何もトラブルがない場合でも定期的に排水管を高圧洗浄すると、つまりを予防し、排水管の寿命を伸ばします。

 

詰まっていなくても、排水管内に汚れが溜まっているケースが大半のため、高圧洗浄がおすすめです。もしも1年以上排水管を洗浄していないなら、高圧洗浄を検討してみてください。

排水管の高圧洗浄を業者に頼むメリット

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排水管の高圧洗浄を業者に依頼すると、以下のようなメリットがあります。

  • 排水管が確実にキレイになる
  • 逆流や破損などのトラブルを防げる
  • 排水管のトラブルを予防できる

水道修理業者に高圧洗浄を依頼すれば、経験のある作業スタッフが、高性能の高圧洗浄機で効率的に排水管をキレイにしてくれます。作業中に逆流等のトラブルも起きないので、安心です。

 

また、作業中にその他の問題点を見つけてくれるので、トラブル予防にもなります。排水管を長く清潔に維持できる点が最大のメリットでしょう。

排水管の高圧洗浄を業者に頼むデメリット

排水管の高圧洗浄を業者に頼むデメリット

高圧洗浄の業者への依頼はメリットが多い一方で、デメリットもあります。

  • 費用が比較的高額
  • 悪徳業者に引っかかる可能性がある
  • 他の住民に影響を与えてしまう場合がある

高圧洗浄は費用が2万円〜3万円ほどと高額なので、信頼できる業者への依頼が必須です。必ず見積もりをして、追加料金が発生しないことを確認してから依頼しましょう。

 

また、集合住宅の場合、建物の構造によっては他の住民の方に影響を与える可能性があります。高圧洗浄を業者に頼んでも良いのか、大家さんや管理会社に相談しておくと安心です。

自分で排水管を高圧洗浄するメリット

自分で排水管を高圧洗浄するメリット

自分で排水管を高圧洗浄する場合、「流れが悪いな」と感じたときにすぐ対応できるので、つまりを悪化させる可能性を抑えられます。自宅用の高圧洗浄機は、2万円程度から10万円程度までさまざまです。

 

国税庁が定める「減価償却資産の耐用年数表」によると、高圧洗浄機は10年程度利用できるので、経済的です。

  • 外壁・ブロック塀
  • 窓・網戸
  • テラス・ベランダ・玄関の床

以上のような、さまざまな箇所の清掃に利用できる点もメリットです。

自分で排水管を高圧洗浄するデメリット

自分で排水管を高圧洗浄するデメリット

高圧洗浄をご自分でするデメリットは、以下のように複数あります。

  • 汚水が逆流してしまう可能性がある
  • 高圧洗浄機を使いこなせないと汚れが取れない
  • 高圧洗浄機の騒音が近所迷惑になるので、長時間利用できない
  • 家庭用の高圧洗浄機は業者のものに比べるとパワーがない

排水管の汚れを完全に落とすのは、高圧洗浄機のパワー不足、作業者の技術不足でなかなか難しいようです。

 

汚れがひどく不具合が続くなら、業者に依頼した方が良いでしょう。

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排水管の高圧洗浄の費用相場

費用相場

排水管の高圧洗浄の費用がどのくらいになるのか、建物の種類別に紹介します。

 

建物の種類 費用相場
戸建て 一世帯住宅 25,000円〜
二世帯住宅 35,000円〜
マンションなど集合住宅 ~15戸の規模の小さな集合住宅 1戸あたり5,000円
30戸〜の規模の大きな集合住宅 1戸あたり4,000円
店舗 50㎡程度 35,000円〜45,000円
2階建てのビル 40,000円〜

マンションなどの集合住宅は、全建物の金額を戸数で割って、1戸あたりの金額が比較的安くなります。

業者に依頼するときは必ず見積もりを取る

戸建ての場合は、高圧洗浄を依頼する業者をご自分で探す必要があります。信頼できる業者を見つけましょう。

 

正式に依頼する前に、必ず見積もりを取ってください。あとで高額請求が生じないか、追加料金についても確認が必要です。

 

できれば、見積もり無料の複数の業者で相見積もりをしてください。アフターサービスなど条件も踏まえて、希望に合った業者を選びましょう。

集合住宅の高圧洗浄は住民による支払いが不要

マンションなどの集合住宅は、管理者が定期的に高圧洗浄を業者に依頼しています。基本的に共益金等から支払われるので、住民への料金請求はありません。賃貸にお住まいの場合も同様です。

 

ほとんどのマンションでは、1年に1度程度の頻度で高圧洗浄をしています。

 

しかし、どうしても排水管のつまりや悪臭が気になるなら、ご自分で対応してもよいでしょう。ただし、ご自分で費用を支払う必要があります。

 

マンションの高圧洗浄は、全室まとめて実施すると、1戸あたりの金額は少なめです。しかし、個人で依頼すると、一戸建ての高圧洗浄よりも高額になる可能性があります。

【建物別】業者が排水管を高圧洗浄する流れ

指差し確認する水道修理業者

排水管の高圧洗浄を業者に依頼した場合の流れを、戸建てとマンション等の集合住宅に分けて解説します。

 

作業の流れを知っておくと、作業当日に慌てずに済むので、確認しておきましょう。

戸建て

3年に1回は排水管洗浄

戸建て住宅の場合は、以下の流れで排水管の高圧洗浄が行われます。

  1. 各水回り箇所のつまりの状況確認する
  2. 高圧洗浄機で排水管を清掃する
  3. 汚水桝を確認する
  4. 室外の排水管を洗浄する

トラブルが生じたために高圧洗浄を依頼した場合は、つまり箇所を調査したあとで排水管の高圧洗浄を行います。詰まっている箇所を高圧洗浄して、つまりを解消します。

 

以下の記事では戸建てで高圧洗浄を依頼する状況や費用、安く利用する方法を解説しているので、参考にしてください。

集合住宅の場合

集合住宅の排水管洗浄

マンションなどの集合住宅は、1棟単位で行うことが一般的です。専有部と共用部に分かれて、専有部は下の階から順に高圧洗浄を行います。

 

集合住宅での排水管の高圧洗浄の流れは、主に以下の通りです。

  1. 住宅内の排水口から高圧洗浄機のノズルを挿入して作業する
  2. 水漏れがないか目視で確認する
  3. 専有部から繋がる排水管や、階ごとの横引き管などを確認する
  4. 汚水枡・公共枡につながる排水管を高圧洗浄する

各戸での作業時間は、10~15分ほどです。ただし、排水管の状態で延長する場合もあります。水回りを片付けて、作業しやすいようにしておくと、スムーズです。

 

マンションで排水管の高圧洗浄をする際の、注意事項や詳しい作業の流れなどを以下の記事でわかりやすく説明しています。

排水管を自分で洗浄する方法

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消

排水管が汚れているなと感じたら、いきなり高圧洗浄をするのではなく、ご自分で排水管を洗浄してみるのもおすすめです。汚れがついてすぐなら、以下の方法である程度は除去できます。

  • お湯を流す
  • 液体パイプクリーナーを流す
  • 重曹・クエン酸を使う
  • ラバーカップを使う

お湯を流す方法は、排水口をタオルやビニール袋で閉じた状態でお湯をシンク等にためて、一気に流します。高圧洗浄機ほどではありませんが、水圧で汚れが落とせます。

 

詳しい方法は、以下の記事を参考にしてください。月に1度程度洗浄していると、高圧洗浄をプロに依頼する頻度を抑えられます。

排水管を高圧洗浄する頻度

排水管の高圧洗浄をどのくらいの頻度ですべきなのか、住宅の種類ごとに解説します。

  • 戸建て
  • 集合住宅

順に説明するので、参考にしてください。

戸建て

戸建ての場合は、3~5年に1度の頻度での排水管の高圧洗浄が理想的です。

  • 料理で油の使用量が増えた
  • 洗髪の頻度が増えた
  • トイレで水に流せる商品を流している

こういった状況が続くと、排水管が汚れる可能性が高まります。

 

排水管のつまり防止のために、定期的にプロの業者に高圧洗浄をしてもらうのがおすすめです。汚水桝や排水管の状態をプロに見てもらうと、急なトラブルの発生も抑えられます。

集合住宅

マンションといった集合住宅では、管理者が業者に依頼し、年1〜2回高圧洗浄しているケースがほとんどです。そのため、汚水桝や排水管のつまりといったトラブルは、戸建てと比較すると少なめです。

 

クリーンライフ』もマンションの排水管の定期メンテナンスなど、法人向けサービスを提供しています。全国300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されている業者ですので、安心してお任せください。

 

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排水管つまりの主な原因

排水管つまりの原因は、箇所によって異なります。

 

排水管の主なつまりの原因を、以下の表にまとめました。

箇所 つまりの原因となる主な物 排水管つまりの対処法
洗面所 ・石鹸カス
・髪の毛
・ヒゲ
・ヘアオイル
・ヘアワックス
・ヘアピンなどの異物
・お湯とクエン酸
・ワイヤーブラシ
・真空式パイプクリーナー
詳しくはコチラ
お風呂 ・髪の毛
・皮脂
・石鹸カス
・カミソリなどの異物
・薬剤
・ラバーカップ
・真空式パイプクリーナー
・ワイヤーブラシ
・針金ハンガー
詳しくはコチラ
キッチン ・油
・洗剤
・食材の皮や種など
・タオルとお湯
・パイプクリーナー
・重曹とクエン酸
・ラバーカップ
・ワイヤーブラシ
詳しくはコチラ
トイレ ・トイレットペーパー
・ペットのフンや砂
・小物などの異物
・重曹とクエン酸
・食器用洗剤
・ラバーカップ
・真空式パイプクリーナー
・ワイヤーブラシ
・専用の薬剤
詳しくはコチラ

いずれも、日常生活で排水管に流すものが汚れとして蓄積していきます。軽度なものであれば自身で対応できますが、重度のつまりは業者へ高圧洗浄を依頼しましょう。

【場所別】排水管のつまりを防ぐ方法

高圧洗浄の頻度を少なくするために、排水管のつまり予防方法を、以下の箇所別に解説します。

  • キッチン
  • お風呂・洗面所
  • トイレ
  • 洗濯機

順に説明するので、参考にしてみてください。

キッチン

キッチンの排水口

キッチンの排水口は油や食品カスが入りやすいので、注意が必要です。

 

【キッチンの排水管つまりの予防法】

  • 揚げ油は、油を固める薬剤を利用してゴミとして捨てる
  • 食器類や鍋・フライパンについた油をキッチンペーパーで拭き取ってから洗う
  • 排水口に使い捨てネットを設置する

以下の記事で、キッチンの排水口・排水管の清掃方法やつまり予防法をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

お風呂・洗面所

お風呂の排水溝

お風呂や洗面所のつまりの原因である髪の毛や石鹸カスが蓄積しないように、気をつけましょう。

 

【お風呂・洗面所の排水管つまりの予防法】

  • 排水口・排水トラップの掃除を週に1回する
  • 月に1〜2回、パイプクリーナーを使う
  • ヘアキャッチャーに使い捨てのネットを被せる

毛髪等がつまりの原因になるお風呂・洗面所では、次亜塩素酸ナトリウムを主成分にしたパイプクリーナーがおすすめです。

 

以下の記事で、浴室の排水口・排水管のつまり予防法や清掃法を説明しています。

トイレ

タンクにペットボトルを入れない

水に流れる商品であっても、トイレットペーパーほど水に溶けやすくないので、トイレにはできるだけ流さないようにしましょう。

 

【トイレの排水管つまりの予防法】

  1. トイレットペーパーを大量に流すときは、複数回に分けて水を流す
  2. トイレットペーパーと排泄物だけを流す
  3. 節水対策をせずに適量の水を流す
  4. 排水管の掃除を週に1回の頻度で行う

トイレは比較的詰まりやすい箇所なので、以下の記事を参考にして予防・対処してください。

洗濯機

洗濯機の排水ホースから、糸くずや石鹸の残りなどが排出します。ドラム式の洗濯機は、特に詰まりやすいので注意が必要です。

 

【洗濯機の排水管つまりの予防法】

  • 糸くずフィルターをこまめに手入れする
  • 砂や泥がついた衣服は下洗いして、洗濯機に入れる
  • 洗剤を入れすぎない
  • 排水口の掃除を月に1回する

洗剤を入れすぎると、溶けなかった洗剤がつまりの原因になるだけではなく、洗剤ケースにこびりついて水漏れの原因にもなります。

排水管の高圧洗浄をすぐに頼みたいときは

排水管の高圧洗浄を必要とする4つのケースについて解説しました。

 

ご自分で洗浄する方法もありますが、定期的なメンテナンスやつまりが起きたときの対応は、水道修理業者への相談がおすすめです。

 

業者選びにお困りなら、『クリーンライフ』をご検討ください。クリーンライフは300以上の自治体で水道局指定工事店として登録されている、明朗会計の水道修理業者です。

 

年中無休で24時間対応しており、最短30分で駆けつけます。電話だけではなく、メール・LINEもご利用可能です。

 

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2021.10.22

今回は、給水管から水漏れしたときの原因や対処方法を紹介します。適切に対処するためにも、正しい方法を確認しておきましょう。

 

給水管で水漏れしたときにチェックする場所を、キッチンやトイレなど水回り別にまとめています。

 

また、給水管の水漏れ修理を頼む業者の選び方、修理費用も紹介するので、「自分で給水管を修理する自信がない」という方もぜひ参考にしてみてください。

給水管から水漏れしたときの自分でできる対処方法

SOLUTION

給水管で水漏れを見つけたときは、すぐに対処しなければなりません。水漏れしている箇所が判明しているかどうかでも、対処方法は変わってきます。

 

まずは、止水栓または元栓を閉めて水の流れを止めることが先決です。

 

止水栓の場所は、以下の記事でまとめています。


止水栓の場所がわからないときや止水栓をうまく閉められない場合は、以下を参考に元栓を閉めましょう。

水漏れを放置すれば、床材やクロスが剥がれてきたり、カビが発生したりと二次被害にも繋がります。また、水道料金が高額になりかねないので、一刻も早く対処することが大切です。

テープで応急処置をする

給水管で水漏れしている箇所がわかっている場合は、補修用テープを巻くなどして応急処置が可能です。ただし、使用するのは、水漏れの勢いが弱い場合に限ります。

 

応急処置として使用するテープには、水で濡らして使用するものや、テープをそのままぐるぐる巻きにして使えるものなど、さまざまな種類があります。

 

使いやすいものや、どのような水漏れに対応しているかを基準に選ぶとよいでしょう。ホームセンターなどで購入が可能な、水漏れ補修テープとして使われる主な3種類をご紹介します。

  • 自己融着テープ

石油が原料の合成ゴムで、伸ばして巻きつけて使用する補修テープです。接着剤やのりは使用されていないので、通常の状態では粘着力がありません。

 

伸ばすことによってテープの表と裏が密着して一体化し、テープとしての役割を果たします。耐老化性・耐水性が高く、高度な電気絶縁性もあるので、配管の水漏れの応急処置にも使われています。

  • 防水補修テープ

防水気密テープとも呼ばれ、ポリエチレン製などの防水性・気密性の高い防水補修テープです。

 

粘着剤が使われており、テープの表面が防水仕様となっています。曲線面でもぴったり貼り付けられるので、配管の水漏れだけでなく、配線の養生などさまざまな場面で活用されています。

  • 水道用ラップテープ

主に、排水管の水漏れに使用する補修テープです。シリコン製でテープ同士が密着するため、接着剤不要で手がベタつきにくく、剥がしてもあとが残りません。

 

水道用ラップテープは伸縮性が高く、給水管の凹凸部にも簡単に巻き付けられます。

パッキンを交換する

パッキンの劣化で水漏れするときは、パッキンを新しいものと交換しましょう。パッキンの交換は、ある程度知識があれば自分で対処できます。

 

給水管の太さにより、パッキンのサイズも異なるので、現物をホームセンターなどに持ち込んで購入するのがおすすめです。

 

自分でできるパッキンの交換方法は、以下の通りです。

  1. 水漏れしている箇所の止水栓を閉め、水の流れを止める
  2. 給水管のサイズを確認し、適切なパッキンを用意する
  3. 水漏れしている箇所のパッキンを新しいものに交換する
  4. 止水栓または元栓を開き、水を流す
  5. 水漏れが解消されているか確認する

もし水漏れが解消されなければ、水道修理業者に依頼することをおすすめします。水回りのプロである業者に修理を頼むと、適切に対処してくれますよ。

ボルトやナットを締める

ボルトやナットのゆるみが原因で給水管から水漏れしているときは、ボルトやナットを締めなおすことで水漏れを直せます。

 

必要な道具は、ボルト・ナットのサイズに合ったレンチです。以下を参考に、ボルト・ナットを締めなおしましょう。

  1. 止水栓を閉める
  2. 水漏れしている場所のボルト・ナットをレンチで締めなおす
  3. 止水栓を開けて、水漏れが止まったか確認する

上記の作業は、必ず止水栓を閉めて行ってください。

 

ボルトやナットを閉める際は、力加減に注意しましょう。無理に閉めると、部品や配管が歪む原因になります。

修理業者に依頼する

自分で対処できない給水管の水漏れに関しては、業者に依頼しましょう。前項で述べたパッキンの交換、ボルトやナットの締めなおしで解消されれば問題ありません。

 

しかし、水漏れの主な原因は、給水管自体の老朽化や破損が多いため、一般的に素人が修理できないことが多いです。安易な考えで応急処置だけ済ませていると、被害が大きくなる場合もあります。

 

専門の知識や技術のある水道修理業者に依頼し、なるべく早く修理してもらうのが賢明です。

給水管から水漏れしたときの場所別チェック方法

CHECK

給水管から水漏れをみつけた場合のチェック方法を、水回りの場所別に紹介します。すぐに修理業者を呼べるとは限りませんので、まずは自分でできる範囲で水漏れをチェックしてみましょう。

キッチン・洗面台の給水管の水漏れ

キッチン・洗面台の下の収納扉を開くと、中には3~4本のパイプがあります。その内の直径3cm程度の太めのパイプは排水管で、それ以外が給水管または給湯管です。

 

給水管自体や床が濡れていないかをチェックします。もし濡れていたとしても、必ずしもこれらの場所から水漏れしているとは限りません。

 

部品のゆるみは、手で触ればすぐにわかります。亀裂などの破損は、目視で確かめましょう。

 

キッチン・洗面台では、以下の部分で水漏れすることが多いので確認してみましょう。

蛇口と給水管の接続部分

止水栓と蛇口をつなぐ接続管があります。接続部は、通常ナット止めされていることが多く、ナットに取り付けられているパッキンの劣化により水漏れが起きます。

 

また、長年使用していると、ナットが緩んでしまうこともあります。

給水管本体

床や壁までの配管と、止水栓を結ぶ給水管があります。主に鋼管が使用されているので、サビなどで劣化し、亀裂や破損した部分より水漏れが起きます。

 

給水管本体が破損することは多くはありませんが、長年使用していると起こり得ます。

 

洗面所の給水管から水漏れしたときの対処法は、以下の記事でも紹介しています。

トイレの給水管の水漏れ

トイレの給水管のパッキン交換

トイレの給水管からの水漏れは、キッチン・洗面台と同じ構造です。キッチン・洗面台では、接続管が蛇口までつながっているのに対し、トイレは蛇口ではなくトイレタンクにつながっています。

 

トイレの場合、ウォシュレットやトイレタンクから水漏れする場合もあります。一般的にトイレの水漏れは、止水栓を閉めることで一時的な対処は可能です。

 

チェックする際は、必ず水を止めた状態で行います。電源を抜いて給水管や接続管、便器の脇を拭き、数分経って拭き上げた箇所からの水漏れがないか確認します。

給水管とタンクの接続部

タンクと給水管の接続部分も、水漏れしやすい場所です。タンクは水を溜めるために給水管と直接つながっているため、ナットが緩んだりパッキンが劣化したりすると、水漏れします。

分岐水栓と給水管の間

給水管とつながっている分岐水栓は、給水管の水を2つに分けるために設置されています。

 

片方はトイレタンク、もう一方は温水洗浄便座(ウォシュレット)につながっており、不具合が生じると水漏れすることがあります。

給水管の止水栓

トイレの止水栓も、水漏れしやすい場所です。水道管の水は止水栓を通ってトイレに給水されているため、止水栓で水漏れすると水が止まらなくなります。

 

トイレタンクなどで水漏れした場合、止水栓を閉めれば水漏れを防げます。しかし、止水栓で水漏れしているときは止水栓を閉めても水漏れを止められないため、水道の元栓を閉める必要があります。

 

トイレの給水管の水漏れについては、以下の記事で詳しく紹介しています。対処法や費用もまとめていますので、参考にしてください。

浴室の給水管の水漏れ

浴室では、主にシャワーホースや蛇口からの水漏れが多いです。

 

浴室は床や壁にさまざまな配管が巡らされており、目では見えない部分で劣化や腐食が起きている可能性もあります。

 

目視で水漏れを見つけるのは難しいので、壁の中から水漏れの音が聞こえるか確認してみましょう。水漏れの音がするときや乾いたはずの床や壁が濡れている場合は、業者に依頼することをおすすめします。

その他の確認方法

その他に給水管の水漏れを確認する方法として、水道料金と水道メーターを確認する方法があります。

 

水道料金が急に高くなっている場合は、水漏れの可能性を疑いましょう。明細などがない場合は、水道メーターで確認できます。

水道メーターのパイロット回転運動

水道メーターを確認するときは、家の中の蛇口を全て閉めてください。水道メーター横にあるパイロットを確認し、水を使用していない状態でメーターが回っていれば、どこかで水漏れが起きているということです。

給水管の水漏れの原因

給水管の水漏れには、さまざまな原因があります。

 

水漏れの原因によっては自分で直せるケースもありますが、業者に修理を頼まなければならない水漏れもあるので注意が必要です。

 

ここからは、給水管の水漏れトラブルの原因を説明します。

経年劣化

給水管は素材によって異なりますが、サビや腐食によって劣化し、水漏れを引き起こします。

 

現在多くの住宅で使用されているのは耐久性に優れた塩ビ管で、経年劣化は避けられません。そのため、給水管本体の破損やひび割れ、接続部のパッキンの劣化になどによって水漏れが起きてしまうのです。

 

給水管にも寿命があり、約15年が交換の目安といわれています。寿命は使用頻度や水回り設備の使い方によっても変わりますが、使用年数が長い場合は、給水管の寿命で水漏れが起きている可能性が高いでしょう。

樹脂管は耐用年数30年

樹脂管は、平成に入り使用されるようになった素材で、耐用年数は30年と長いです。

 

他の素材と比べて初期費用・価格ともに高めになりますが、長持ちすることに加えてメンテナンスもしやすく、長い目でみればおすすめです。

硬質塩化ビニルライニング鋼管は耐用年数20~25年

硬質塩化ビニルライニング鋼管は、樹脂で管の内部をコーティングしています。そのため、直管部分の劣化が起こりにくく、耐用年数は20~25年です。

 

ただし、平成元年(1989年)以前のものは、接続部に亜鉛メッキが使われているものが多いので、サビや腐食が発生しやすい傾向があります。

水道用亜鉛メッキ鋼管は耐用年数15~20年

水道用亜鉛メッキ鋼管は、鉄管に亜鉛メッキ加工されたものです。昭和30年~40年代頃までに建てられたマンションの給水管として使用されていました。

 

耐用年数は15~20年ですが、錆びやすく、赤水の流出など水質にも悪影響を及ぼすため、現在は給水管への使用が禁止されています。

自然災害による影響

台風や洪水などの自然災害により、給水管で水漏れが起こることがあります。地震などの大きな揺れでは、接続部の金具がゆるんだり、破損したりして水漏れを起こします。

 

目には見えない部分がダメージを受けることもあるので、災害後は水道メーターを注視しておくといいでしょう。

給水管の水漏れ修理にかかる費用

専門業者に依頼した場合の料金
給水管の軽度の水漏れ修理にかかる費用は、8,000円~25,000円程度です。修理内容や業者によってもさまざまで一概にはいえませんが、パッキンの交換のみであれば8,000円~10,000円程度でしょう。

 

ただし、給水管自体の交換ともなると35万円~50万円が相場です。あくまでも目安ですので、まずは複数社から見積もりをもらうことをおすすめします。

給水管の水漏れ修理を安く頼む方法

給水管の水漏れ修理は、症状によっては高額になることもあります。

 

少しでも安く修理を頼むには、次の方法をお試しください。

  • 業者の割引キャンペーンを利用する
  • 症状が悪化する前に修理を依頼する
  • 交換部品を自分で用意する

水漏れがひどくなると修理費用は高額になるため、被害が拡大する前に業者に依頼してください。

 

業者によっては、独自の割引キャンペーンを行っていることもあります。『クリーンライフ』でもWEB限定の3,000円OFFキャンペーンを実施していますので、給水管の水漏れでお困りの方は、無料相談をご利用ください。

 

⇒クリーンライフに給水管の水漏れを相談してみる

給水管の水漏れ修理を頼む業者の選び方

チェックポイント給水管から水漏れして業者に依頼し、修理してもらったのにきちんと直っていなかったり、高額請求されたりすることもあります。

 

トラブルを避けるために、修理業者を選ぶポイントを3つ紹介します。

「水道局指定工事店」に依頼する

各自治体の水道局から認められた事業者は、「水道局指定工事店」として登録されています。

 

正式名称は指定給水装置工事事業者で、「給水区域内における給水装置工事を適正な技術によって施工できる」と認められています。

 

給水管の修繕工事や撤去は、水道局指定工事店しか対応できません。給水管で水漏れが起きたときは、必ず水道局指定工事店に修理を依頼しましょう。

 

業者の公式サイトなどに「水道局指定工事店」と記載されているか確認する他、水道局のホームページで指定業者の一覧を確認できる場合もあります。

 

水道局指定工事店については以下のページで詳しく解説していますので、業者選びにお役立てください。

見積もりは複数社に依頼する

業者によって金額が異なるのは、よくあることです。相場範囲内かどうか確認するためにも、最低3社に見積もりを依頼しましょう。

 

修理内容は実際に確認してみないとわからないことが多いので、出張・見積もり料が無料の業者がおすすめです。他社との比較をしたいのに見積もりに金額が発生すると、「これくらいならいいかな」と妥協しかねません。

 

また、見積もりは、具体的な内容が記載されたものを出してもらいましょう。きちんと作業内容・説明を受け、納得した上で業者を選んでください。

口コミで評判を確認する

水道修理業者に修理を依頼する前に、業者の評判を確かめておきましょう。

 

SNSや口コミサイトで口コミを検索し、業者の対応や評判をチェックしてください。

 

施工前・施工後の写真付きの口コミなど、信頼できる口コミを中心に確認しましょう。実際に業者を利用した方の意見は、とても参考になるはずです。

 

以下のページでも、業者選びのポイントを解説していますので、参考にしてください。

給水管の交換の目安

給水管は、以下を目安に交換しましょう。

耐用年数が超えたとき

給水管の耐用年数は、素材によって15年~30年程度です。

 

しかし、耐用年数はあくまで目安であり、素材や設置環境・使用状況によっても変わってきます。給水管は健康や衛生面に直結するものなので、時期がきたら交換しましょう。

水の状態に異常が発生したとき

水の見た目や味がおかしい、異臭がするなど、異変が現れたときも交換の目安となります。特に金属製の給水管は、長年使用することでサビが発生し、水に溶け出すことで水質に異常をもたらします。

水漏れが起きたとき

給水管で水漏れが起きたときは、何かしらの原因で異常が発生している場合があります。目には見えない部分の劣化や破損が原因の可能性もあるので、自分で解決できない場合は修理業者に依頼しましょう。

 

パッキンやボルト、ナットの交換で水漏れが解消される場合は、この限りではありません。

給水管の水漏れを適切に対処したいなら

給水管の水漏れが起こる原因はさまざまありますが、サビや劣化によるものがほとんどです。水漏れが起きて放置していれば、水質の異変や水の流れが悪くなることもあります。

 

生活に欠かせない給水管は、健康や衛生面に影響があるので、自分で解決できない場合はなるべく早くに修理業者へ依頼しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でも、給水管の水漏れ修理に対応しています。お見積もりは無料で、深夜や早朝の割増料金はかかりません。電話またはLINE、メールでお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに給水管の水漏れの相談をしてみる

2021.10.22

お風呂の排水管のつまりは、市販の洗剤や道具を使って解消できる可能性があります。

 

そこで今回は、自分でできるお風呂の排水管のつまりの対処法を紹介します。

 

ホームセンターや、100均で購入できるアイテムを使ったつまり解消法をお伝えしますので、お風呂の排水管つまりでお困りの方はぜひお試しください。

 

排水管つまりを防ぐ方法も紹介しますので、つまりを繰り返さないようにお役立てください。

お風呂の排水管つまりを解消する方法

お風呂

お風呂の排水管のつまりを解消する方法を紹介します。

  • 液体パイプクリーナーを流す
  • 重曹・クエン酸(お酢)を振りかける
  • ラバーカップ(スッポン)を使う
  • 真空式パイプクリーナーを使う
  • ワイヤーブラシを使う
  • ワイヤーハンガーを代用する

以上の6つの方法について、具体的な手順を解説します。

 

いずれの方法も、作業をする前に「窓を開ける」「換気扇を回す」など、必ず換気をしながら行ってください。

液体パイプクリーナーを流す

液体パイプクリーナーは、お風呂の排水管のつまり解消や予防に効果的なアイテムです。

 

たんぱく質を溶かす作用があるため、油汚れや洗剤汚れはもちろん、とくに髪の毛によるつまりに効果を発揮します。

 

代表的な液体パイプクリーナーは、以下の商品です。

  • パイプハイター
  • パイプユニッシュ
  • サニボン

これらの商品は、カインズやコーナンといったホームセンター、マツモトキヨシなどのドラッグストアで、300円~500円程度で購入できます。Amazonや楽天など、ネットショップでも購入可能です。

 

【手順】

  1. 排水口のフタを外す
  2. 排水口の側面に沿うように液体パイプクリーナーをかける
  3. 15~30分程度放置する
  4. 水でしっかりと流す

放置する時間や使用量は、使用する液体パイプクリーナーの使用方法を、よくご確認ください。

 

液体パイプクリーナーが肌に付着すると荒れる可能性がありますので、ゴム手袋をして行いましょう。液体がはねる可能性も考え、眼鏡もかけると安心です。

 

液体パイプクリーナの使い方については、以下の記事が参考になります。ご使用の前に確認し、安全に作業してください。

重曹・クエン酸(お酢)を振りかける

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消
重曹とクエン酸にも、排水管のつまりを解消する効果が期待できます。

 

とくに効果的なのが、皮脂汚れや石けんカスが原因のつまりです。重曹はアルカリ性のため、酸性の汚れを落とすのに効果を発揮します。

 

重曹やクエン酸は、コーナンなどのホームセンター、スーパー、ダイソーなどの100均といった、さまざまな場所で購入可能です。値段も100円~300円と安価ですので、気軽に試せます。

 

【手順】

  1. 排水口に溜まったゴミを取り除く
  2. 排水口に重曹100gをかける
  3. 上からクエン酸50gをかける
  4. コップ1杯のぬるま湯(45~50℃程度)をゆっくり注ぐ
  5. 1時間ほど放置する
  6. お湯で洗い流す

重曹とクエン酸にお湯をかけると発泡し、しばらくすると汚れが浮き上がってきます。

 

発泡の際に発生するガスは無害ですので、安心して作業してください。

ラバーカップ(スッポン)を使う

排水溝でラバーカップを使う
トイレつまりのイメージが強いラバーカップですが、お風呂の排水管のつまりにも使用できます。

 

お風呂の排水管にはお風呂用のラバーカップがありますので、コーナンやカインズなどのホームセンター、ドン・キホーテなどのディスカウントショップ、イオンなどのショッピングモールで購入しましょう。

 

近くに販売しているお店がない場合は、Amazonや楽天市場などのネットショップでも購入可能です。相場1,000円~2,000円で販売されています。

 

ラバーカップを選ぶときは、排水口のサイズに合うものを選ぶのがポイントです。大きくても小さくても密着できずに使えませんので、購入する前にサイズを確認しておきましょう。

 

【手順】

  1. 排水口のパーツを外す
  2. ラバーカップを排水口に密着させ、ゆっくり押す
  3. 勢いをつけてラバーカップを引き上げる
  4. 水を流して詰まりの解消を確認する

ラバーカップの使い方は、勢いよく引くのがポイントです。

 

洗い場ではなく浴槽の排水管でラバーカップを使うときは、カップより少し上の部分まで水を張って行いましょう。水を張ったほうが吸引力が高まり、つまりを解消しやすくなります。

真空式パイプクリーナーを使う

排水溝で真空式パイプクリーナーを使う
真空式パイプクリーナーは、ラバーカップと同じ原理でつまりを解消させる道具です。ラバーカップよりも吸引力が強いため、より高い効果が期待できます。

 

お風呂用の真空式パイプクリーナーは、ホームセンター(コーナン・カインズ・コメリなど)で購入できます。しかし、すべての店舗で取り扱いがあるわけではないようですので、注意してください。

 

身近に購入できる店がないときは、Amazonや楽天などのネットショップで購入するのがおすすめです。1,500円~3,000円程度で購入できます。

 

【手順】

  1. 排水口のフタ・ゴミ受けなど外せる部品をすべて外す
  2. 真空式パイプクリーナーを排水口にしっかり密着させる
  3. レバーを押し引きする
  4. 水を流してつまりの解消を確認する

ラバーカップと同様に、引く力を利用してつまりを解消させます。

 

真空式パイプクリーナーを浴槽の排水管で使うときも、カップ部分の少し上まで水を張って行うと、より高い効果が期待できるでしょう。

ワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシは、長いワイヤーの先端にブラシが付いた道具です。ワイヤーを汚れの付着部分まで伸ばし、ブラシで汚れをこすり落とします。

 

ワイヤーブラシを選ぶときは、ワイヤーに強度があり、ある程度の長さがあるもの(5m程度)を選びましょう。

 

強度が弱く途中で折れたりすると、取り出すのに業者を呼ばなければならなくなり、かえって手間や費用がかかってしまいます。

 

ワイヤーブラシはホームセンター(カインズ・コーナン・コメリなど)で1,000円~2,500円程度で購入可能です。近くに販売している店がないときは、Amazonや楽天などのネットショップを利用すると便利です。

 

【手順】

  1. 排水口にワイヤーブラシを入れる
  2. つまりに突き当たったら、ハンドルを回す
  3. ハンドルを動かしながら、つまりの原因を削り落とす
  4. 水を流して、つまりの解消を確認する

無理に作業するとワイヤーが折れてしまったり、排水管を傷つける恐れもあります。細心の注意を払いながら、無理のない程度に作業してください。

 

ワイヤーブラシを使った排水管のつまり除去は、以下の記事で詳しく解説しています。作業の前に確認しておくと安心です。

ワイヤーハンガーを代用する

針金ハンガーでお風呂の排水管つまりを直す

ワイヤーブラシがすぐに準備できないときは、ワイヤーハンガーを加工して代用できます。

 

用意する物は、針金ハンガーとペンチです。

 

【ハンガーの加工方法と手順】

  1. ハンガーのフックの部分を切る
  2. ハンガーを伸ばし、先端に輪っかを作る
  3. 加工したハンガーを排水口に入れる
  4. ハンガーの向きを変えたり曲げたりして奥に入れる
  5. 小刻みに動かし、つまりを取り除く
  6. 水を流してつまりの解消を確認する

奥に入れすぎるとハンガーが取り出せなくなる恐れがあるので、慎重に作業してください。

 

また、無理に突っ込むと配管に傷が付く恐れがあります。傷ができると雑菌や汚れが溜まりやすくなり、排水管のつまりの原因にもなりますので注意してください。

 

排水管のつまりの原因と対処法は、以下の記事で紹介しています。ここで紹介した対処法も詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。

お風呂の排水管つまりを解消するときの注意点

お風呂の排水管のつまりを解消するときは、決して無理に作業しないでください。

 

強引に作業すると、配管を傷つける恐れがあります。傷ついた部分には汚れや雑菌がたまりやすく、つまりの再発につながる可能性があります。

 

また、傷ついた部分から水漏れが起きるなど、二次被害につながる可能性もあるので注意しましょう。

 

排水管の詰まりを自分で解消するのは、簡単ではありません。自分で解消できないと判断したら、できるだけ早く業者に相談することをおすすめします。

お風呂の排水管・排水口の仕組み

お風呂の排水口・排水管の構造

お風呂には、浴槽と洗い場の2ヶ所に排水管があります。

 

どちらも最終的には同じ排水管に水が流れるため、浴槽の排水管がつまったと思っていても、洗い場の排水管がつまっている場合もあります。

 

どこにつまりの原因があるかによって対処法が異なりますので、まずは原因を特定する必要があります。

 

お風呂の水は、浴槽の排水→洗い場の排水→排水管の順で流れますので、浴槽の水が流れないときは、まず浴槽のつまり除去を試みましょう。

排水トラップ

お風呂の排水トラップ

洗い場には、排水口と排水トラップがあります。排水トラップには常に水がたまっており、排水管の臭いや雑菌が浴室にのぼらないような仕組みになっています。

 

そのため、つまりや悪臭の発生を防ぐには、排水口・排水トラップを清潔にしておくことが大切です。

 

排水トラップには、主に以下の4つの種類があります。

  • ワントラップ
  • ドラムトラップ
  • Pトラップ
  • Sトラップ

このなかで、現在の主流はドラムトラップです。

 

排水トラップには髪の毛や汚れが溜まりやすく、さらに水が溜まっているため、ぬめりが発生しやすい場所です。そのため、とくに詰まりやすいといえます。

 

排水トラップのこまめな掃除を心がけ、つまりのないきれいな状態を維持しましょう。

お風呂の排水管つまりの原因

ユニットバスの排水口の構造

ここからは、お風呂の排水管がつまってしまう原因をご紹介します。

 

お風呂はつまりが起きやすい場所です。原因を知って、つまりが起きないように気をつけましょう。

髪の毛や皮脂・垢

お風呂のつまりの原因で多いのが、髪の毛や皮脂・垢です。

 

1日に髪の毛が抜ける本数は約50~100本で、そのうちの60%が髪を洗っているときに抜けるといわれています。それだけの本数がお風呂で抜けると、ヘアキャッチャーをすり抜けて排水口に蓄積していきます。

 

排水口に溜まった髪の毛には皮脂や垢が絡み、ぬめり、つまりの元になるのです。

 

髪の毛を放置すると皮脂や垢も付着しやすいため、ゴミ受けや排水口に溜まった髪の毛はこまめに取り除きましょう。

石鹸カスやシャンプー

お風呂では必ず使用するシャンプーや石鹸も、完全に溶けきらずに排水口に残って、つまりの原因になります。

 

排水口をチェックして白い塊があれば、石鹸カスやシャンプーの溶け残りの可能性が高いでしょう。

 

石鹼カスやシャンプーは、水分がなくなると固まり、流れなくなってしまいます。

 

流れずにとどまるとぬめりとなり、つまりを引き起こす原因にもなりますので、定期的に掃除をしてください。

ホコリや繊維

ホコリや洋服の繊維などのゴミも、排水管のつまりの原因になります。

 

特に多いのが、足の指についた靴下のゴミです。浴室乾燥で洗濯物を乾かしている場合には、洋服についた毛玉や繊維が落ちて、排水管に流れることもあります。

 

ホコリや繊維が石鹸カスと混じると、よりつまりやすくなりますので、ゴミ受けに溜まったホコリはこまめに取り除きましょう。

雑菌・カビ

お風呂は、雑菌やカビが繁殖しやすい環境です。

 

とくに排水口・排水管は水が流れている状態が長く、カビは石鹼カスや皮脂を養分にして繁殖するため、カビが発生しやすくなります。

 

排水口にゴミが溜まっていると水の流れが悪くなるため、よりカビが繁殖しやすい環境になります。

 

ぬめりも発生しやすくなり衛生面でも良くないため、汚れは早めに除去しましょう。

痰(たん)や鼻水

お風呂の中で痰を吐いたり、鼻水をかんで流したりするのも、排水管つまりの原因の一つです。

 

鼻水や痰は粘度があるため、排水口や排水管に貼りついて、つまりの原因になります。

 

ゴミ受けで受けても、そこに髪の毛やホコリ・皮脂が流れると、痰や鼻水に絡んで頑固な汚れになってしまいます。

 

放置するとぬめりの原因にもなりますので、痰や鼻水をかむのが常習化している人は、習慣を見直しましょう。

固形物

固形物を排水管に流してしまうと、つまりの原因になります。

 

お風呂の排水管に流しやすい固形物には、以下のものがあります。

  • 詰め替え用シャンプーの袋の切れ端
  • ボトルキャップ
  • お風呂用の子どものおもちゃ
  • 歯ブラシ
  • 剃刀
  • ラベルなどのシール

特に多いのが、掃除をしている最中に歯ブラシなどを誤って落としてしまうケースです。

 

固形物を誤って落としてしまうと、自分で取り出すのは困難ですので、業者に回収を依頼しなければなりません。

 

お風呂の排水口のつまりについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。対処法を紹介していますので、お困りの際は参考にしてください。

屋外にある汚水桝の不具合

お風呂の排水管に問題がない場合、考えられるのは屋外にある汚水桝の不具合です。

 

汚水桝は家庭の生活排水が一時的に流れる場所で、汚水が下水道に流れる前に、ゴミや油などの汚れをキャッチする役割があります。

 

汚水桝にはお風呂の排水も流れており、汚水桝の中が汚れていたり、ゴミでつまったりしていると、排水管の水もスムーズに流れなくなってしまいます。

 

浴室の排水管を確認しても問題ない場合は、汚水桝の汚れも確かめてみましょう。

 

汚水桝が汚れている場合は、自分でも掃除が可能です。以下の記事で、汚水桝の掃除方法をわかりやすく解説していますので、ご確認ください。

お風呂の排水管つまりを業者に頼むケース

ここまでお風呂の排水管つまりの対処法をお伝えしましたが、場合によっては業者に頼んだ方が良いケースもあります。

 

以下のケースの場合は、業者に依頼したほうが修理がスムーズです。

  • つまりの原因が分からない
  • 自分では直せなかった
  • 複数の排水管がつまっている
  • 固形物を落とした

原因やどのように対処して良いのか分からないときは、業者に依頼することをおすすめします。

 

また、固形物を落とした場合など、自分では対処できないときにも業者に相談しましょう。

 

無理に直そうとするとかえって悪化する恐れもありますので、判断が難しいときは業者に依頼してください。

 

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お風呂の排水管つまり解消の料金相場

お風呂の排水管つまり解消にかかる料金の相場をまとめました。

 

ローポンプの使用 8,000円~15,000円
高圧洗浄機の使用 25,000円~70,000円
薬剤の使用 5,000円~10,000円
排水管の交換 20,000円~30,000円/1m

つまりの範囲や場所によってかかる費用が異なるため、料金の相場に幅があります。

 

髪の毛やヌメリのつまりなど、薬剤の使用で解消できるつまりであれば、それほど料金はかかりません。

 

つまりは悪化するほど料金が高額になるため、流れにくいなど少しでも異変を感じたら、業者に相談することをおすすめします。

お風呂の排水管つまり解消を頼む業者の選び方

お風呂の排水管のつまり解消は、水回りの修理業者に依頼するのが一般的です。

 

数ある水回りの修理業者の中から業者を選ぶときは、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 水道局指定工事店から選ぶ
  • 相見積もりを取って比較する
  • 対応スピードの早さを確認する

水道局指定工事店とは、水道局などによって、「水道法に則って適切に作業が行える」と認定された業者です。指定を受けているため、給水・排水管の工事など、非指定業者では対応できない工事も行えます。

 

さらに、水道局指定工事店の中から3社程度の業者に見積もりを依頼し、料金が適正で丁寧に対応してくれる業者を見極めましょう。

 

お風呂の排水管がつまると生活にも支障がありますので、対応スピードの早い業者を選ぶことも大切です。

 

信頼できる業者を見極めるためにも、修理を依頼する前に以下の記事をご覧ください。業者の選び方から料金の相場まで、詳しくまとめています。

お風呂の排水管つまりを防ぐ方法

お風呂の掃除をする女性

お風呂の排水管のつまりは、日ごろのお風呂の使い方やお手入れの方法を工夫するだけで防げます。

 

ここでは、簡単にできる予防法を紹介しますので、ぜひお試しください。

ヘアキャッチャーを設置する

お風呂の排水口にはヘアキャッチャーを設置し、排水管に髪の毛やゴミが流れるのを防ぎましょう。

 

ヘアキャッチャーは、ホームセンター(カインズやコーナン、ナフコなど)や、ダイソーなどの100均、生活用品を置いているスーパー(イオンなど)で購入できます。

 

値段も100円~1,000円程度とお手ごろですので、掃除の手間を省くためにも設置しておきましょう。

 

ヘアキャッチャーを選ぶときは、洗いやすく、ゴミを捨てやすい形状のものがおすすめです。髪の毛に触れずに捨てられるヘアキャッチャーもありますので、使いやすいものを選んでください。

ゴミ取りシート・ネットを使う

ゴミをしっかりキャッチするために、ゴミ取りシートやネットを使うのもおすすめです。

 

ゴミ取りシートは排水口に貼るタイプのもので、排水口シールとも呼ばれています。排水口の目皿に貼っておくだけで髪の毛やゴミをキャッチし、ゴミが溜まったらシールを外して捨てるだけなので便利です。

 

簡単に取り外しができるうえ、シールなのでハサミでカットすれば自宅の排水口の大きさに合わせて使えます。

 

ネットは排水口のゴミ受けに取り付けることで、髪の毛やゴミが排水管に流れるのを防ぎます。ゴミ受けよりも目が細かいため、小さなゴミもキャッチできるのが特徴です。

 

ゴミ取りシートやネットは、コーナン・ナフコなどのホームセンター、ドン・キホーテなどのディスカウントショップ、ダイソーやセリアといった100均で購入できます。

定期的に排水管を掃除する

排水管の掃除は、定期的に行うことでつまりを予防できます。

 

お風呂の排水管の掃除におすすめなのが、液体パイプクリーナーです。液体パイプクリーナーはつまりの解消だけでなく、予防目的にも使用できます。

 

液体パイプクリーナーの種類や使い方は「液体パイプクリーナーで詰まりを解消する方法」で紹介していますので、ご確認ください。

 

排水管の中は目で確認できない場所ですので、排水口の掃除のついでに液体パイプクリーナーで掃除しておくことをおすすめします。

 

お風呂の排水管の掃除は、液体パイプクリーナーを使う方法以外にもあります。以下の記事で紹介していますので、お掃除の際の参考にしてください。

高圧洗浄を依頼する

3年に1回は排水管洗浄

お風呂の排水管の汚れを徹底的に落とすには、高圧洗浄機を使うことです。業者に高圧洗浄を依頼すれば、蓄積した汚れもスッキリ落としてくれます。

 

業者が使う高圧洗浄機は一般家庭のものよりも強力で、排水管の奥まで洗浄することが可能です。溜まった汚れは自力で落とすのは困難ですので、排水がスムーズにできないと感じたら、業者に依頼してみましょう。

 

一戸建ての場合、3年に1度の頻度で排水管洗浄を行うと、きれいな状態をキープできます。

 

排水管の高圧洗浄が必要か判断できない場合は、以下の記事を参考にしてください。費用の相場や洗浄を依頼する流れについて、分かりやすく解説しています。

定期的に汚水桝を掃除する

お風呂の排水管に問題がなくても、汚水桝に不具合があると排水がうまくできないケースがあります。

 

汚水桝の清掃は年に1回~2回、そして定期的に点検・掃除をすることをおすすめします。

 

汚水桝の掃除の手順を簡単に説明します。

  1. 汚水桝のフタを外す
  2. 表面に浮かんだ汚れをすくい出す
  3. 底に沈殿している汚れを取り除く
  4. 排水管をホースや高圧洗浄機で洗浄する
  5. 汚水桝の壁を洗浄する

汚水桝の清掃は汚れが飛び散る恐れがありますので、汚れても良い服装で作業しましょう。

 

あまりにも汚れがひどいときには、業者に清掃を依頼したほうが短時間できれいにしてくれるのでおすすめです。

 

詳しい手順を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。清掃に必要な道具や注意点についても、細かく解説しています。

お風呂の排水管つまりをすぐに相談したいときは

お風呂の排水管のつまりは、身近な店で購入できる道具を使って、自分で対処できます。

 

しかし、「原因が分からない」「対処法を試してもつまりが解消されない」ときは、専門の業者に依頼したほうがスムーズに解決できるでしょう。

 

私たち『クリーンライフ』でも、お風呂の排水管つまりの修理を受け付けています。水道局指定工事店にも登録されていますので、安心してご利用ください。

 

見積もりや相談は無料ですので、24時間365日お気軽にご相談ください。

 

クリーンライフにお風呂の排水管つまりの相談をしてみる

2021.10.22

洗面所の排水管を掃除する方法を解説します。

 

お湯を使った簡単な方法から、排水管を分解して徹底的に洗浄する方法まで5つの掃除方法をお伝えするので、排水管の状況に合わせてトライしてみてください。

 

洗面所の排水管が汚れる原因や、つまりや悪臭が起きないための予防方法も説明するので、ぜひ最後までお読みください。

洗面所の排水管を掃除する方法

解決方法

洗面所の排水管を洗浄する方法を、以下の5つお伝えします。

  • お湯を一気に流し込む
  • 重曹とクエン酸を利用する
  • 液体パイプクリーナーを利用する
  • ワイヤーブラシを利用する
  • 排水管を外してブラシで洗う

簡単にできる方法から順に紹介しています。最初の方法で汚れが落ちない場合は、その次に紹介する方法を試してみてください。

 

それでは、順に説明していきます。

お湯を一気に流し込む

排水溝にお湯を流す

お湯の温度と水圧を利用して、洗面所の排水管の汚れを掃除する方法です。軽度なつまりなら、お湯を一気に流し込むだけで排水管の汚れを除去できます。

 

【お湯を使った排水管の掃除方法】

  1. 排水栓を閉める
  2. 50~60℃のお湯を洗面ボウルにためる
  3. 排水栓を開けて、一気にお湯を流し込む

効果を上げようと、熱湯を使うのはNGです。60℃以下のお湯を使いましょう。熱湯を使うと、排水管が変形する可能性があります。

 

以下の記事で、お湯を一気に流す方法の詳細や、お湯では解消しないつまりの種類を解説しているので、参考にしてください。

重曹とクエン酸を利用する

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手に入りやすく、環境にもやさしいクエン酸と重曹を使った洗面所の排水管を掃除する方法です。

 

クエン酸や重曹は、ドラッグストアやホームセンター、セリアなどの100円ショップ、通販サイトなどで購入できます。1kgあたりの平均的な値段は、重曹は300円〜、クエン酸は800円〜です。

 

【用意するもの】

  • 重曹:半カップ(100ml)
  • クエン酸水:1カップ(200ml)

クエン酸大さじ2杯を1カップのお湯に溶かして、クエン酸水を用意します。

 

【重曹とクエン酸を使った排水管の掃除方法】

  1. 重曹を排水口に均一に注ぐ
  2. クエン酸水を重曹の上からかける
  3. 約1時間放置する
  4. 50℃程度のお湯を注いで、洗い流す

お湯を問題なく流せたら完了です。熱湯は流さないでください。

液体パイプクリーナーを利用する

液体パイプクリーナーに含まれる水酸化ナトリウムが皮脂などの油分を溶かし、次亜塩素酸ナトリウムは髪の毛などのタンパク質を溶かします。

 

「パイプユニッシュ」「サニボン泡パワー」「パイプハイター 高粘度ジェル」が人気です。スギ薬局などのドラッグストアやスーパーマーケットで、500g〜800gのボトルが300円〜1,000円で販売されています。

 

例として、パイプユニッシュの使い方を紹介します。

  1. 排水口に設置している部品を取り外す
  2. パイプユニッシュを4〜5目盛注ぐ
  3. 15分〜30分、放置する
  4. 洗面器2杯程度の水を流す

放置時間は、説明書通りにしてください。長い時間放置すると溶けた成分が固まり、詰まる恐れがあります。

 

以下の記事で、液体パイプクリーナーの選び方や注意点を解説しています。

ワイヤーブラシを利用する

ワイヤーブラシ

ワイヤーブラシはワイヤー製のブラシがついており、排水口から入れて排水管の汚れをこそげ落とす道具です。

 

ワイヤーブラシには画像のようにハンドルでワイヤーを操作するタイプと、手で操作するタイプがあります。コメリなどのホームセンターや通販サイトで、700円〜3,000円で購入可能です。

 

【ワイヤーブラシを使った排水管の掃除方法】

  1. ワイヤーブラシを排水口に差し込む
  2. 動かなくなるまで、ゆっくりワイヤーを排水管内に入れていく
  3. 動かなくなったら、回転させて汚れをこそげ落とす
  4. 汚れが取れた感触があったら、ワイヤーブラシを回収する

 

以下の記事で、ワイヤーブラシの選び方やお手入れ方法を解説しているので、参考にしてください。

排水管を外してブラシで洗う

排水管の掃除方法を試してもつまりがあるなら、排水管を分解してブラシで直接洗いましょう。特に排水管が樹脂製の場合は、簡単に分解できます。

 

【用意するもの】

  • バケツ
  • ゴム手袋
  • 新聞紙
  • パイプを掃除するブラシ
  • 浴室用中性洗剤
  • ぞうきん
  • 排水管が金属製の場合:レンチ

 

作業中に排水管の水が溢れて床が濡れないように、準備します。

  1. 洗面台下の収納スペースを空にする
  2. 排水管の下に新聞紙を敷く
  3. 新聞紙の上にバケツを置く

 

【排水管の掃除方法】

  1. 排水パイプのナットを緩めてパイプを取り外す
  2. 内部の汚れは、バケツの中でブラシでこすり落とす
  3. 分解した排水管を、浴室で洗剤をつけて洗浄する
  4. 排水管を組み立てる
  5. 水を流してみる

水漏れしないように、ナットをきちんと締めてください。

 

排水管を分解して掃除しても詰まっていたら、床の中の排水管が詰まっている可能性があります。自力での解決は難しいので、業者に相談してください。

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洗面所の排水管が汚れる原因

洗面所

洗面所の排水管の汚れの原因は、主に以下のとおりです。

  • 髪の毛
  • 固形物
  • ぬめり
  • カビ
  • 水垢

つまりや悪臭の原因になるので、掃除で取り除く必要があります。放置すると除去しにくくなるので、こまめに除去するのがおすすめです。

 

それぞれの原因について、さらに詳しく解説します。

髪の毛

洗面台で頭髪を洗ったり、髪を整えたりしたときの抜け毛をそのまま排水口に流してしまうと、つまりが生じます。髪の長い人がいると、大量に髪の毛が排水口に入り込む可能性が高まります。

 

ヘアキャッチャー等に髪の毛が絡まり、髪の毛に皮脂や溶けきれなかった石けん・シャンプーが付着し、汚れが肥大化するのがつまりの原因です。雑菌が増殖して、悪臭も生じます。

固形物

洗面所の排水口に固形物を落とすと、どんなに小さなものでも詰まりが生じます。

 

【洗面所で落としがちな固形物】

  • 歯磨き粉のフタ
  • ヘアピン
  • 綿棒
  • カミソリの刃
  • 指輪やピアス
  • 歯間ブラシ

排水口に入り込んだら、すぐにピンセットなどで取り除きましょう。

ぬめり

排水管に入り込んだ髪の毛と、以下のものが絡み合った結果、雑菌が増えてぬめりが生じます。

  • 皮脂・ふけ
  • シャンプー・石けん
  • 歯磨き粉・歯垢など口の中の汚れ

ぬめりが、すぐにつまりになるわけではありません。ぬめりが汚れをまとめて肥大化して、だんだんとつまりの原因になります。

 

洗面所が詰まったときの解消方法は、以下の記事でまとめているので、参考にご覧ください。

カビ

髪の毛やヌメリ、石けんカスは、カビの大好物。湿気のある環境で、あっという間にカビが繁殖します。カビが繁殖すると水が流れにくくなり、つまりが生じます。

 

カビはつまりの原因になるだけではなく、悪臭や健康被害にも直結するので注意が必要です。

水垢

水垢は、水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル成分が固まった水に溶けにくい物質です。もともとは白い物質ですが、皮脂汚れや石けんカスなどが混じって茶色に変化します。

 

ミネラル成分は金属元素の一種なので、金属のように固い塊になります。

 

洗面所の排水管のつまり・汚れを防ぐ方法

掃除道具

洗面所の排水管つまりを予防する方法をお伝えします。いずれもすぐに取り入れられる方法なので、ぜひお試しください。

髪の毛やホコリを流さない

洗面所のボウルに髪の毛やホコリなどがあると、水で流しがちです。しかし、そのまま水で流すと、排水管に汚れが蓄積してしまいます。

 

洗面所のボウルにある髪の毛やホコリは濡れた雑巾やティッシュペーパー、ウェットティッシュなどで拭き取り、排水口に流さないでください。

固形物を落としたら取り除く

洗面所の排水管には、以下のようなものが入り込みやすいので、注意が必要です。

  • ヘアゴム
  • カミソリの歯やカバー
  • ピアスや指輪などのアクセサリー
  • 歯間ブラシ
  • 化粧品や歯磨き粉の小さなキャップ

小さなものですと、すぐにつまりが生じるわけではありません。しかし、固形物の周囲にヌメリが生じて、つまりの原因になります。

 

固形物が落ちたら、ピンセットなどを使って、すぐに取り除いてください。

ヘアキャッチャーの上にネット・シートを取り付ける

排水口から髪の毛や固形物が入り込まないように、目の細かいネットやシートを取り付けましょう。コメリなどのホームセンターや通販サイトで、500円〜1,500円前後で売っています。

 

また、使い捨てのネットも便利です。そのまま、髪の毛や汚れを包むようにして捨てるだけなので、ネットを洗浄する必要がありません。

 

ダイソーやセリアといった100円ショップで、40〜55枚のセットがあります。また、ファミリーマートなどのコンビニエンスストアでも、20〜30枚セットが約120円です。

排水管・排水口を定期的に掃除する

洗面所の排水口を週に1度、排水管は月1度のペースで掃除しましょう。

 

排水口の掃除は、ヘアキャッチャーを外し、髪の毛やゴミを歯ブラシなどで取り除いて、浴室用中性洗剤で洗います。

 

排水管は、液体パイプクリーナーを排水口から注いで、放置する方法です。掃除する曜日や日付を決めておくと、忘れにくいでしょう。

洗面所の排水管を掃除してもつまりが解消しないときは

洗面所の排水管の掃除方法を5つご紹介しました。

 

ご紹介した方法で、洗面所の排水管トラブルが解消しない場合は、水道修理業者への相談がおすすめです。プロの業者なら、トラブルの原因を特定し、短時間で解消します。

 

「流れが悪い」と感じる程度の軽いつまりなら、解消料金の相場は1万円以内です。

 

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2021.10.22

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