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トイレつまり・水漏れトラブルの対処法・修理

近年、日本で普及が進むウォシュレット。稀に水漏れし、以下のトラブルを招く恐れがあります。

  • 水道代の高額請求
  • 階下への水漏れ
  • 漏電・感電

水漏れトラブルの拡大を抑えるには、素早い対応が不可欠です。

 

今回はウォシュレットの水漏れの原因や、応急処置の方法を解説します。あわせて賃貸での対処法、業者利用時の料金相場などもお伝えしますので、参考にご覧ください。

ウォシュレットの水漏れの原因・対処方法

ウォシュレットのパネル

ウォシュレットの寿命は、7年~10年程です。寿命がきたら、ウォシュレットの交換も検討してください。

 

劣化状況が著しいと、以下から水漏れするリスクがアップします。

  • 洗浄ノズル本体
  • ウォシュレットの横
  • 温水タンク
  • 給水ホース・配管
  • 給水フィルター
  • 操作パネル

以降では、それぞれの水漏れが起こった原因や対応方法について、詳しく見ていきましょう。

洗浄ノズルから水漏れする原因

ウォシュレットの水漏れで多いのが、洗浄ノズル本体から水がポタポタ垂れる症状です。

 

洗浄ノズルとは、ウォシュレット内に格納されている温水の噴出口のこと。洗浄スイッチを押した際、出たり引っ込んだりします。

 

洗浄ノズルから水漏れする主な原因は、バルブユニットの汚れです。以下で症状が解消されなければ、ウォシュレット内の電気系統が故障している可能性もあります。

  • ノズル・バルブユニットを掃除する
  • ノズルを交換する

ちなみにバルブユニットとは、「ノズルの水を出す・止める」といった役割を持つ部分のこと。修理では電気系統が関わるため、素人は絶対に触れてはいけません。

 

水漏れ原因がバルブユニットのようなら、必ず業者に相談してください。

洗浄ノズルの掃除方法

最近では、セルフクリーニング機能が付いているウォシュレットがあります。しかし、クリーニング機能がない機種の場合は手動で掃除します。

 

お掃除の手順は、以下の通りです。

  1. 止水栓を閉める
  2. ノズルを出す
  3. ノズルを歯ブラシやお掃除シートで掃除する

『ノズル掃除』というボタンを押すと、ノズルが出てきます。ボタンがない場合は、ノズルが出た状態でコンセントを抜いてください。

洗浄ノズルの交換方法

洗浄ノズルを掃除しても水漏れが解決しないなら、ノズルの交換が必要です。保証期間なら、メーカーに連絡して無料で交換してもらいましょう。

 

ご自分でノズルを交換する方法は、以下の流れです。ゴム手袋をつけて行ってください。

  1. 止水栓を閉める
  2. ウォシュレットのコンセントを抜く
  3. ノズルを手で掴み、反時計回りに回して取り外す
  4. 時計回りで新しいノズルを取り付ける
  5. 電源を入れる
  6. 止水栓を開く
  7. 動作確認する

LIXILの場合は、ノズル先端ならご自分で交換できます。TOTOは業者やメーカーへの依頼が必要です。

ウォシュレット横から水漏れする原因

ウォシュレット横からの水漏れ原因には、水抜栓が関与している可能性が高いです。

 

水抜栓とは、タンク内蔵型のウォシュレットに使用されている部品のこと。正確な名称は「給水フィルター付水抜き栓」といい、主に次の場所に設置されています。

  • トイレタンクの下
  • 給水管とウォシュレットの接続部分

水抜栓から水漏れする主な原因は、水抜栓の割れやOリングの劣化です。どちらも自力での修理は難しいため、業者への依頼をおすすめします。

温水タンクから水漏れする原因

貯水式のウォシュレットをご使用中の場合、温水タンクから水漏れするケースもあります。温水タンクとは、名前通り「温水を貯める」機能を持つタンクのことです。

 

温水タンクの水漏れは、以下を理由に発生するケースが多数。

  • 電気系統の故障
  • ゴムパッキンの劣化

修理には本体交換、内部の部品交換などの作業を要します。あわせて電気系統に触れる必要もあり、プロの業者でなければ大変危険です。

給水ホース・配管から水漏れする原因

給水ホースや配管から水漏れした際は、「ジョイント」という接続部分の金具が緩んでいる恐れがあります。一度金具を締め直してみて、トラブルが解消されないか確認してください。

 

症状が改善されなければ、給水管からの水を分岐させる分岐金具が劣化・故障しているかもしれません。劣化が著しい分岐金具は、新しいものに取り換えましょう。

 

きちんとした技術や知識を有していれば、ご自身での交換もOK。次のような誤った対処により、水漏れの悪化を招かないよう十分注意してください。

  • パッキンの型の誤り
  • 金具を締めすぎ

パッキンにはさまざまなサイズがあるので、同じものを購入する必要があります。少しでも不安に感じる方は、水道修理業者に依頼するのが無難です。

給水フィルターから水漏れする原因

たいていのウォシュレットは、次のような場所に給水フィルターが取り付けられています。

  • 操作パネルの下や横
  • ウォシュレット内部

給水フィルターとは、水道水から不純物を取り除く役割を持つ部品のこと。長年使い続けると汚れやゴミが溜まり、フィルターが目詰まりして水漏れを引き起こす恐れがあります。

 

給水フィルターからの水漏れは、歯ブラシなどを用いてフィルターを掃除するだけで、解消できる可能性が高いです。

給水フィルターの掃除方法

給水フィルターは、メーカーや製品によって異なりますが、止水栓につながった部分を確認してみてください。給水管をたどると、見つけられます。

 

給水フィルターの掃除方法は、一般的に以下の通りです。

  1. 給水フィルターを取り外して、分解する
  2. 歯ブラシ等で給水フィルターの目詰まりを取り除く
  3. 給水フィルターを元に戻す

多くの場合、取扱説明書かメーカー公式サイトに、詳しく記載されています。

操作パネルから水漏れする原因

最後に紹介するのは、ウォシュレットの操作パネル・ボタンから水漏れするケースです。いずれかで水が漏れている場合、ウォシュレットの本体内部でパーツが故障している可能性を疑いましょう。

 

修理方法の選択肢は、以下の通りです。

  • 内部の部品を交換する
  • ウォシュレット自体を交換する

電気製品である操作パネルも、素人が下手に触れると火災などの大事に繋がりかねません。無理に修理しようとせず、なるべく業者を利用するよう心がけてください。

ウォシュレットから水漏れした際の応急処置

電気系統の異常によって起こり得る、ウォシュレットの水漏れトラブル。修理が必要な場合は、基本的に水道修理業者を利用してください。

 

本項では、業者の到着までに行うべき応急処置の方法をお伝えします。

トイレの止水栓を閉める

ウォシュレットの水漏れを発見した際は、なるべく早めにトイレの止水栓を閉めましょう。一般的に、マイナスドライバーや手で右に回せば、水が止まる仕組みとなっています。

 

止水栓を閉めると、水道代の高額請求を防ぐと同時に以下も予防可能です。

  • 階下への水漏れ
  • 漏電・感電

次の項目に該当する方は、止水栓でなく水道の元栓を閉める必要があります。

  • 止水栓がないタイプのトイレを使っている
  • 止水栓の設置場所が見つからない

止水栓・元栓の位置が分からない方は、あわせて以下の記事もご一読ください。

ウォシュレットの電源を抜く

次に、コンセントからウォシュレットの電源プラグを抜きます。漏電・感電を防ぐため、作業時は必ずゴム製の手袋を装着しましょう。

 

プラグが濡れている場合は、しっかり水気をとったうえで抜いてください。ウォシュレットの電源の抜き忘れには、日頃の掃除やお手入れのシーンなどでも注意が必要です。

水で濡れた床を拭く

ウォシュレットから漏れ出た水は、素早く拭き取取りましょう。湿気が多いトイレはさらなる湿気を呼び、カビの発生リスクを高めてしまいます

 

あわせて、以下を引き起こす可能性も高いです。

  • 床材の腐食
  • 階下への水漏れ

水漏れに続く二次被害を招かないためには、足元の水分をできる限り取り除くことが大切です。

賃貸のウォシュレットから水漏れした際の対処法

アパートやマンションなどの賃貸物件

賃貸物件のウォシュレットが水漏れした場合、対処法は下記2つのケース別に異なります

  • 部屋に備え付けのウォシュレットか
  • 自分で設置したウォシュレットか

アパート・マンションなどの賃貸にお住まいの方は、本項の内容にもしっかり目を通しておきましょう。

大家さん・管理会社に相談する

賃貸に備え付けのウォシュレットをご使用中の場合、物件の所有者である大家さん・管理会社への相談が不可欠です。

 

連絡時は以下を把握・用意しておくと、よりスムーズに状況を説明できます。

  • 水漏れの状況・原因
  • ウォシュレットの写真
  • 便器・タンク・便座の型番

写真はウォシュレット全体のほか、部品の状況や型番が分かるように撮影するのがポイントです。

 

水漏れ原因が故意によるものでなければ、修理費用の負担先は大家さんまたは管理会社になるでしょう。

自分で修理する

自分で購入したウォシュレットをご使用中であれば、管理責任は住民側に帰属するため、自分で直す必要があります。修理・交換を依頼する場合、料金の請求先もご自身となるでしょう。

 

修理・交換方法は、ウォシュレットの保証期間を考慮して判断してください。

  • 保証期間内:販売・設置元に対応してもらう
  • 保証期間外:自分で修理または業者に依頼する

保証期間内であれば、販売・設置元のメーカーや業者に無料で対応してもらえる可能性が高いです。

 

たとえ保証期間外であれ、火災保険の特約(電気的・機械的特約)で補償されるケースもあります。保証書は必ず保存しておき、なるべくお得に水漏れトラブルを解消しましょう。

 

ウォシュレットの水漏れ修理を業者に頼む際の料金相場

トイレの水漏れ修理にかかる料金の相場

ウォシュレットから水漏れした際、業者を利用するメリットは以下の通りです。

  • 漏電・感電などの二次被害を防げる
  • 水漏れ原因を素早く特定できる
  • 修理に必要な道具・部品が揃っている
  • 短時間で修理が完結する

下手な対処で症状を悪化させないためにも、なるべくプロの力を頼りましょう

 

以降では、ウォシュレットの水漏れ修理費用の相場を基本料金と総額、2つに分けてお伝えします。

ウォシュレットの水漏れ修理にかかる基本料金の相場

ウォシュレットの水漏れ修理を依頼する際の費用は、以下に内訳できます。

料金の種類 料金の相場
基本料金 4,800円〜
作業料金 3,200円~11,200円
部材代 500円〜2,000円

※ウォシュレット本体の交換が必要な際は、別途本体代も発生。

 

基本料金とは、業者利用時に最低限必要な料金のことです。ぼったくりの被害に遭わないよう、事前見積もりを通じて信頼のおける依頼先か判断しましょう。

 

ウォシュレットの水漏れ修理にかかる総額の料金相場

ウォシュレットの水漏れ修理では、3,200円~11,200円の作業料金も発生します。前項の基本料金を踏まえると、総額の料金相場は8,000円~16,000円程度です。

 

ウォシュレットの買い替えが必要なケースでは、作業難易度が大幅に変動。並行して必要なパーツも増え、部材代が高額になりがちです。

 

なるべく安く修理したければ、症状が悪化する前の早めの依頼を推奨します。また、以下のような作業料金以外の余計な料金がかかると、それだけ高額になります。

  • 早朝・深夜の割増料金
  • 出張料

作業に関係ない料金は、問い合わせ時に確認できます。

ウォシュレットの水漏れを防ぐ方法

ウォシュレットの水漏れトラブルを防ぐには、日頃の管理やお手入れが重要です。

 

本項では、下記4つの予防策を紹介します。

  1. 止水栓を適切に閉める
  2. トイレ室内を換気・保温する
  3. ノズルをこまめに掃除する
  4. ウォシュレットを定期的に点検する

一つずつ、具体的な実践方法を見ていきましょう。

止水栓を適切に閉める

ウォシュレットの水流は、止水栓の閉め具合によって変わってきます。水流が強すぎると、トイレ本体や部品などへの負荷が大きくなるため、適切な水流になるよう調節しましょう。

 

水流による負荷をかけ続けた場合、ウォシュレットの各部品が劣化・損傷してしまう可能性が高まります。

 

水流が強いときの調整方法は、止水栓を時計回りに回すだけ。洗浄の強度が選べるボタンがあれば、ボタンを押してウォシュレットの水圧を調整することも可能です。

トイレ室内を換気・保温する

電化製品であるウォシュレットは、高温多湿の環境に不向きです。水漏れの発生リスクを抑えたければ、以下の方法をもとにトイレ室内の空気を循環させてください

  • 定期的に窓を開ける
  • 換気扇を回す

冬場は、内部の水が凍結する恐れがあります。凍結対策として有効なのは、トイレ室内を保温する方法です。

 

トイレ室内に暖房がないご家庭は、ウォシュレットの凍結予防機能をご活用ください。古い機種をご使用中であれば、排水管や便器内の水抜きをする手もあります。

 

水抜きの実施前は、必ずウォシュレットの取扱説明書に目を通しておきましょう。

ノズルをこまめに掃除する

ウォシュレットで最も水漏れが生じやすいノズルは、こまめな掃除が大切です。2週間に一度程度の掃除を心掛け、ノズルの清潔な状態を維持しましょう。

 

ノズルは電気で作動しているため、安全性を確保したうえでの掃除を心掛けてください。具体的には、以下の必要があります。

  • ウォシュレットの電源を切る
  • コンセントを抜く

掃除の手段は拭き掃除。ノズル洗浄ボタンを押してノズルを出した後、柔らかい布などで気になる汚れを拭き取りましょう。

 

歯ブラシはノズル本体を傷つけかねないので、使用を控えるのが無難です。掃除後は再度ノズル洗浄ボタンを押し、ノズルを収納し直してください。

ウォシュレットを定期的に点検する

ウォシュレットは、電気で作動する精密機器。定期的な点検により、水漏れの発生リスクを抑えましょう

 

点検の頻度は、3年に一度程度が目安です。主な点検箇所には、次のようなものがあります。

  • 給水フィルター
  • 脱臭フィルター
  • 脱臭カートリッジ
  • 便座クッション

また、以下のような最低限の点検は、毎日実施するのがおすすめです。

  • 水漏れが発生していないか
  • ウォシュレットが正常に動作しているか

いずれもご自身で対応して問題ありませんが、自信がなければ業者に依頼するといいでしょう。

ウォシュレットの水漏れで困ったときは

ウォシュレットから水漏れする原因、応急処置の方法などを紹介しました。

 

ウォシュレットの水漏れトラブルは、日頃のお手入れ次第で防げるケースも多数。適切に管理し、発生リスクを抑えましょう

 

修理のご依頼を検討中の方は、『クリーンライフ』にお気軽にご連絡ください。365日24時間素早く駆けつけ、水漏れの症状にすぐさま対応いたします。

 

⇒クリーンライフにウォシュレットの水漏れを相談してみる

2024.09.08
2024.09.28

トイレから下水の臭いがする原因には、封水切れや排水管のつまりなどが考えられます。

 

本記事では、トイレの下水の臭いを解消するための効果的な対策や、臭いの予防方法について詳しく解説します。急な下水の臭いの発生から、その根本原因を理解し、なるべく早く対処しましょう。

 

さらに、定期的なメンテナンスや適切な掃除など、臭いを防ぐためのポイントもお伝えします。快適なトイレ環境を保つための情報を、ぜひご覧ください。

トイレから下水の臭いがする原因

原因

トイレから発生する下水の臭いは、主に以下のような原因が考えられます。

  • 封水切れ
  • 排水管のつまり
  • カビや細菌の繁殖
  • 排泄物
  • トイレと床の隙間

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

封水切れ

封水切れとは、トイレ内の排水口に十分な水(封水)がなくなってしまう状態のことです。封水は、ガスや臭いをブロックするバリアとしての役割を果たしており、不足すると臭いが拡散してしまいます。

 

ただし、一言で封水切れと言っても、さまざまな症状がありますので、詳しく解説していきます。

封水の蒸発

封水の蒸発は、トイレ内の排水口やトラップ(S字型の曲がり)に溜まった水が、時間とともに気温や湿度の影響で蒸発してしまう現象です。蒸発が起きると、排水口やトラップ内の水の層が減少し、封水が不足する状態となります。

 

封水は、ガスや下水の臭いをブロックする役割を果たすため、蒸発によって臭いが室内に漏れる可能性が高まります。特に、使用頻度の低いトイレや暑い時期で、蒸発がより顕著に起きるでしょう。

毛細管現象

毛細管現象

封水切れの一つの現象である毛細管現象は、液体が微細な空間内で浸透し、入り込む自然現象です。トイレの排水管やトラップなどの細い管内で、水が毛細管現象によって上昇し、封水の量が減少することがあります。

 

封水の量が減少することによって、排水口やトラップ内の水の層が薄くなり、封水の効果が薄れるのです。封水が不足すると、ガスや下水の臭いが逆流して室内に広がります。

 

毛細管現象は、特に使用頻度が低いトイレや、排水管が細い場所で起こりやすく、季節や温度の変化も影響します。

誘導サイホン作用

誘導サイホン作用

誘導サイホン作用は、排水が流れる際に真空が発生し、排水管内の水が逆流する現象です。トイレの排水が急速に流れると、水が流れる方向に引かれるように排水管内の水が動くことがあります。

 

水が急速に流れることで排水管内に真空ができ、その真空がトイレ内の封水を引きずり込みます。結果として、封水の量が減少し、下水の臭いが室内に拡散される可能性が高まるのです。

 

誘導サイホン作用は、特に流水量が多いトイレや排水管が長い場所で発生しやすく、トイレの設計や水流制御が影響します。

自己サイホン作用

自己サイホンの作用

自己サイホン作用は、トイレの水が流れる際に排水管内の水が引きずり込まれる現象です。トイレの水が急速に流れると、排水管内の水が水流に引きずられて動くことがあります。

 

結果、トイレのトラップ内の封水が不足し、ガスや下水の臭いが室内に広がる可能性が高まるのです。誘導サイホン作用と同様に、水流量が大きいトイレや、排水管が長い場所で特に発生しやすく、トイレの設計や水流制御が影響しています。

排水管のつまり

排水管のつまりは、トイレから下水の臭いがする主要な原因の一つです。排水管内部に汚れやゴミが詰まることで、水が正常に流れずに滞留し、臭いの発生源となります。

 

排水管のつまりが長期間放置されると、汚れが蓄積されて細菌やカビの繁殖が進み、さらに不快な臭いが強まることもあります。

カビや細菌の繁殖

湿った環境がカビや細菌の繁殖を促進させ、微生物が排水口やトイレ内で増殖することで臭いが発生します。特に、トイレボウルや排水口の内側など、水が滞りやすい部位が繁殖の温床です。

 

カビや細菌は有機物を分解するため、排泄物や汚れがその餌となり、臭いの原因を助長します。繁殖が進むと、腐敗臭や腐ったようなニオイが室内に広がることがあります。

アンモニア臭

アンモニア臭は、尿に含まれる窒素化合物が細菌の作用で分解される際に発生します。トイレ内部で尿が長時間滞留することで、細菌が尿を分解し、アンモニア臭が放出されます。

 

腐敗や腐ったようなニオイが室内に拡散され、快適なトイレ環境を損ねる可能性があります。特に、トイレ内の換気が不十分だったり、掃除が行き届かないと、アンモニア臭がこもりやすくなります。

尿石

尿石は、尿中の成分がトイレ内部や排水管などで結晶化し、固まったものです。主に尿素やリン酸塩から成り、時間が経つとトイレ内部に堆積して硬化します。

 

硬化した尿石がカビや細菌の繁殖を促進し、腐敗や腐ったようなニオイの原因となります。また、表面に付着するだけでなく、排水管内部にも蓄積。そのため、排水の流れを阻害し、下水の臭いが室内に逆流する原因にもなります。

黒カビ

黒カビは、湿った環境で生息しやすく、トイレの湿度が高い場所や水滴がたまりやすい部位で繁殖します。

 

黒カビが繁殖すると、暗い色合いと薄っすらとした黒い斑点を形成。時には黒っぽい斑塊を作り出すことがあります。

 

黒カビは黒い見た目だけでなく、下水の臭いの原因ともなります。カビが成長する際に分解される有機物や微粒子が、腐敗臭や不快なニオイを放出することがあるからです。特に、湿度が高い季節や排水管の中で繁殖が進行しやすいです。

排泄物

排泄物も、トイレから下水の臭いがする主な原因です。トイレ内での排泄物の分解や腐敗によって、不快な臭いが発生することがあります。

 

尿や便の成分が微生物によって分解される際に、硫化水素やアンモニアなどの揮発性化合物が放出。そのために、下水の臭いが室内に広がることがあります。排泄物が長時間放置されると、微生物の活動が進み、臭いがより強まります。

トイレと床の隙間

トイレの床と壁、または床とトイレボウルの接合部分に隙間が存在する場合、下水やガスの臭いがこれらの隙間から漏れ込むケースがあります。

 

また、排水管やトラップからの臭いが隙間を通じ、室内に逆流することがあるため、注意が必要です。

 

さまざまな原因について紹介しましたが、万が一原因が分からない場合は、水道修理業者に相談しましょう。

 

私たちクリーンライフでは、経験豊富なスタッフが数多く在籍しており、水回りのことならなんでもご相談いただけます。

⇒クリーンライフにトイレの相談をしてみる

トイレの下水の臭いの対処方法

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トイレからの下水の臭いは、快適な生活を妨げてしまいます。効果的な対策を実践し、トイレの臭いを解消しましょう。

 

本項では、トイレの下水の臭いを軽減するための実用的な方法をご紹介します。

パイプクリーナーを使用する

パイプクリーナーは排水管内の汚れやつまりを取り除くための薬剤で、カビや細菌の繁殖を抑える効果もあります。使用する際は、取扱説明書をよく読み、安全に使うための注意点を確認しましょう。

 

パイプクリーナーの使用方法は、一般的に次のような手順です。

  1. トイレボウル内に水を充分に流して水量を確保する
  2. パイプクリーナーをトイレボウルに注ぐ
  3. パイプクリーナーを注いだ後、一定時間放置する
  4. 放置後、水を流してパイプクリーナーと汚れを排水する

パイプクリーナーの使用には注意が必要です。薬剤が皮膚や目に触れないように注意し、十分な換気を確保してください。

 

また、トイレボウル内に水が充分にあると確認し、使用することも重要です。適切な使用方法に従ってパイプクリーナーを利用することで、排水管内の汚れやカビの繁殖を抑え、下水の臭いを軽減する効果を得られます。

重曹と酢を利用する

重曹と酢は、自然な洗浄剤として広く知られており、消臭や洗浄効果があります。以下は詳細な手順です。

  1. トイレボウルに適量の重曹(1/4カップ程度)をまぶす
  2. ボウルにお酢を少量(1/4カップ程度)注ぐ
  3. 泡が発生し、数分間放置する
  4. 泡が収まった後、トイレブラシなどで擦る
  5. 水を流し、重曹・酢の混合物と汚れを排水する

重曹と酢は環境に優しく、家庭で手軽に試せます。

 

ただし、反応時に発生する泡に注意し、十分に換気することをお忘れなく。定期的にこの方法を実行することで、下水の臭いを軽減し、快適なトイレ環境を維持できるでしょう。

適切に換気する

トイレの下水の臭いを軽減する簡単な方法は、適切に換気することです。換気扇や窓を開けることで室内の空気を外に排出し、臭いや湿気を抑えられます。

 

また、トイレ内の清潔さを保つことも重要です。清潔な状態を保っておけば、換気の効果が高まります。

トイレでの下水の臭いの予防方法

トイレタンク

トイレの下水の臭いを未然に防ぐためには、適切な予防方法が重要です。臭いの発生源に適切な対処をし、快適なトイレ環境を保ちましょう。

フタをして流す

トイレ使用後には必ずフタを閉じてから便器を流すことが、臭いの拡散を防ぐには効果的です。フタを閉じれば、便器内の臭いや細菌が外部に漏れ出るのを防げます。

 

特に、便器の中に残った便や尿が空気中で接触すると、臭いが広がりやすくなります。フタを閉じてから流し、トイレ内の臭いを抑えましょう。

定期的な清掃やメンテナンスをする

定期的な清掃とメンテナンスは、下水の臭いを予防するために欠かせません。トイレボウルや床、便座などをこまめに拭き掃除し、汚れやカビの発生を防ぎましょう。

 

また、排水口や排水管の清掃も重要です。定期的に専用の洗剤やブラシを使用し、排水管内部の汚れを取り除くと、臭いの発生を防げます。

消臭剤を使用する

消臭剤は、トイレ内の匂いを和らげる効果的な方法です。市販の消臭剤や芳香剤をトイレ内に設置し、室内の空気をリフレッシュさせると、下水の臭いを中和できます。

 

消臭剤にはさまざまな種類があり、自分の好みやニーズに合ったものを選べます。ただし、過度な使用は逆効果となることもあるため、適切な量を守って使用しましょう。

トイレの下水の臭いでお困りなら

日常生活に不可欠なトイレで下水の臭いがするのは、とても不快なものです。原因を知ると、適切に対処できます。トイレを快適に使用するためにも、日頃から定期的にメンテナンスや清掃を行いましょう。

 

トイレの下水の臭いでお困りでしたら、私たちクリーンライフが適切に対処します。24時間365日対応しているので、お気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの相談をしてみる

2024.09.08
2024.09.28

断水した際、トイレをどのように利用すればよいかご存知ない方も多いでしょう。断水時は手動で給水したり、節水したりしてトイレを利用しなければなりません。

 

本記事では断水時のトイレの安全な利用方法や、注意点を解説します。また、トイレタンクの破裂を防ぐための対策やトイレットペーパーの選び方、トイレの代替え手段についても紹介します。

 

断水時にも快適かつ衛生的にトイレを利用するために、ぜひ参考にしてみてください。

断水した際のトイレの流し方

トイレつまりここでは、断水した際にトイレを安全に流す方法について、ウォシュレットと便器に分けて紹介します。

 

また、水が少ない場合に使う水についても解説するので、参考にしてください。

ウォシュレットの流し方

断水時には、ウォシュレットの自動機能が使用できないため、手動で水流を調節しなければなりません。ウォシュレットの流し方について、一連の流れを紹介します。

  1. オート機能を解除する
  2. トイレの周囲を養生する
  3. 適量の水を便器ボウルに流し込む
  4. 手動で流す

断水時には、水を節約するよう心掛けましょう。ウォシュレットによる水の使用量は、通常よりも多くなるので、必要なときにのみ利用してください。

手動での水の供給方法

便器の「オート洗浄」や「オートふた開閉機能」といったオート機能を搭載している便器は、機能を停止しておきます。また、床が汚水で濡れても大丈夫なように、新聞紙や雑巾で保護するのを忘れないでください。

 

断水時に手動でトイレを流すには、バケツや容器を使って水をトイレに注ぐ方法があります。トイレの流し口に水を一気に注ぐのではなく、水はねしないようにゆっくりと注いでください。

 

目安は5〜8L程度ですが、もし便器内の封水の水位が低いなと感じたときは、水を足して一定量を保つようにします。

 

手動給水を行う際には、適切な量でトイレを流しましょう。2〜3回に一度は8〜12Lと多めの量で流せば、トイレつまりのリスクは軽減されます。

水が少ない場合の代替水源

断水時には応急処置として、トイレの流し方を工夫する必要があります。流せる水が限られている場合は、代替水源を活用しましょう。

 

例えば、バスタブやシンクに残っている水をバケツに取り、トイレに注ぐ方法です。ただし、これらの代替水源も、できるだけ清潔な水を使うようにしてください。

断水した際のトイレの注意点

注意点

断水したときにトイレを利用する場合、いくつかの注意点があります。特に次の2つのポイントに留意しておけば、トイレを安全に利用できるでしょう。

エアーハンマー現象が起きないようにする

断水したときにトイレを流す際、トイレタンク内の水の供給がないため、タンク内の水圧が下がります。

 

復旧時に急激に水が供給されると、タンク内の水圧が急上昇し、トイレタンクが破裂する「エアーハンマー現象」が発生する可能性があります。

 

トイレタンクの破裂は大きな被害をもたらす恐れがあるため、対策が必要です。「エアーハンマー現象」については、次項で詳しく紹介します。

 

エアーハンマー現象が起こらないために、以下を実行するようにしてください。

  • 流す水の量に注意する
  • 断水復旧後に、トイレを流す前に他の箇所の蛇口を開ける

エアーハンマー現象が起こる可能性を抑えられます。

トイレットペーパーが詰まらないようにする

断水した際には水に制限があり、トイレットペーパーの流し方にも注意が必要です。適切な量のトイレットペーパーを使えば、パイプの詰まりやトイレの故障を防げます。

 

流すトイレットペーパーは分解性が高く、パイプを詰まらせないものを選びましょう。ラベルに「流せる」や「分解性」といった表示があるものがおすすめです。

 

また、断水時は水の節約が必要なため、トイレットペーパーを使う量にも限度があります。トイレットペーパーの1回の使用量の平均は80cm程度のため、それ以下に抑えましょう。

水は便器に直接流す

水をタンクに入れて、レバーで水を流すのはNGです。タンクに入れずに、バケツで直接便器に流しましょう。

 

直接流す理由は、タンクから流すと以下のようにトラブルの原因になるためです。

  • タンクに水を入れるときに、ウォシュレットなどを濡らす可能性がある
  • 残り湯を入れると、タンク内の部品に絡まって故障の原因になる

また、バケツから直接流すと、わずかな水量で汚物やトイレットペーパーが効率的に流されていきます。水量不足でも、清潔なトイレがキープできます。

断水解除後はトイレのエアーハンマー現象に注意

断水解除後のトイレでは、エアーハンマー現象が発生する可能性があります。エアーハンマー現象は、急激な水流の変化により、トイレタンク内の水圧が急上昇し、水道管やトイレの配管に衝撃波が発生する現象です。

 

断水中にタンク内の水が失われ、復水後にトイレを一気に流すことで起こります。以下はエアーハンマー現象が起きないようにするための対策です。

  1. 慎重に水を流す
  2. エアーハンマーアレスターの取り付け
  3. マルチフロートバルブの利用

断水解除後はエアーハンマー現象に注意し、慎重にトイレを利用することで配管やトイレの損傷を防止しましょう。エアーハンマーアレスターやマルチフロートバルブの導入も検討し、安全かつ快適にトイレを利用しましょう。

断水時にトイレを流してはいけないケース

危険

断水時には、トイレを流してはいけない場合があります。以下の2つのケースの注意点に留意して、トイレの使用に配慮しましょう。

被災している下水道や浄化槽に直接つながっている場合

地震や台風などが原因で断水している場合は、注意が必要です。特に、便器に下水道が直接つながっている場合は、水質汚染のリスクが高まるため注意してください。

 

断水中にトイレを流すと、下水道や排水処理施設における処理能力に影響を及ぼす恐れがあります。水道設備が適切に機能しないと、下水道への流出物の処理が不十分です。

水不足や制限が厳しい場合

断水時は、水の供給が限られている場合があります。

 

節水を徹底し、必要以上に水を使わないことが重要です。トイレを流す行為は水の消費量が多いため、特に水不足や制限が厳しい状況下では避けましょう。

 

以下の2つのケースについて解説します。

水不足の場合

水不足が深刻な状況では、断水時に限らず水の節約が極めて重要です。自治体から、水不足のお知らせが来たら、トイレの使用を控えなければいけない場合があります。

 

水は貴重な資源のため、トイレを流すのに大量の水を使うことは無駄な消費となり、他の生活用水の確保が難しくなる恐れがあります。

水の制限が厳しい場合

災害や緊急事態によって水道供給が制限される場合、状況によっては、公共の水道設備を過剰に使用することが禁止されるケースがあります。トイレの水を流す行為は、制限が厳しい状況では避けるべきです。

 

代替手段として簡易トイレやコンポストトイレを利用するなど、節水対策を取りましょう。

断水時のトイレの代替手段

断水時には、ご自宅のトイレを流すことが制限されます。制限されている場合には、以下の3つの代替手段が役立ちます。

携帯トイレ

携帯トイレは、断水時やアウトドア活動、災害時に便利な代替手段です。ポータブルなデザインで、トイレットペーパーや消臭剤といった必要なアイテムをセットにして持ち運べます。

 

使い捨てタイプや再利用可能なタイプがあり、コンパクトなサイズで保管や持ち運びが容易です。ただし、使用後の処理には注意が必要です。汚物を適切に処理し、清潔に保ちましょう。

バケツトイレ

バケツにプラスチック袋を広げた上から、トイレットペーパーや新聞紙を敷き詰めた簡易トイレです。バケツなので、体重をかけすぎないようにしないと、倒れてしまいます。

 

使用後はプラスチック袋ごと密封して処理が可能です。リーズナブルに作成でき、断水時には有効な代替手段となります。

コンポストトイレ

生ごみや木質ペレット、米ぬか、おがくずを利用して、人糞を分解するトイレです。自家製のものから市販の製品まで、幅広く選択できます。

 

排出物を発酵・分解していくので、臭いがない点が魅力です。くん炭や竹炭を加えると、発酵がさらに進みます。

 

自然の肥料になるので、家庭菜園や植物栽培が趣味の方には一石二鳥です。ただし、地域によっては規制があるので、利用の際は確認が必要です。

断水復旧後のトイレの対処法

断水が解除された後には、トイレの点検と必要な対処を行うことが重要です。タンク・パイプの水漏れや破損などの異常を早期に発見し、適切に対処することで、トイレを安全に快適に使用できます。

タンクやパイプの水漏れ・破損のチェック方法

断水復旧後にトイレの点検を行う際には、タンクやパイプの漏れ・破損をチェックすることが特に大切です。以下の方法で点検を行いましょう。

タンクのチェック

タンク内に水がしっかりと溜まるかを確認しましょう。タンクの底や側面に水漏れがないか、水滴や水の染みが付いていないかをチェックしてください。

パイプのチェック

便器と床の接合部や壁のパイプの接続部を確認し、水漏れや破損がないかをチェックします。トイレを流す際に、水が漏れていないかも確認しましょう。

異常があった場合の対処法

点検時に異常が見つかった場合は、以下の対処法を検討しましょう。

タンクやパイプの水漏れ

タンクの水が溜まりにくいからといって、水漏れとは限りません。フィルターをまずチェックして、つまりが生じてないかを確認してください。フィルターを洗っても水が溜まりにくかったら、水漏れが起きているかも。

 

タンクやパイプから水漏れが見つかった場合は、早急に修理や交換を行いましょう。専門家に相談して、適切な対処を行うことが重要です。

便器の水漏れ

エアーハンマー現象が生じて、便器に水漏れが生じる場合があります。便器からの水漏れが見つかった場合は、ウォシュレットなど電気器具のトラブルの原因になるので電源を抜きましょう。

 

便器のシールや配管を確認し、ゴムパッキンの交換など必要な修理を行いましょう。

トイレの水流が異常

水が出にくい・水流が弱い場合、異物が入り込んでタンクの排水弁の近くに汚れが蓄積しているのかもしれません。フロートバブルを持ち上げて確認してください。

 

異物がないのにトイレを流した際に水流が弱い、または逆に強すぎる場合は、トイレの水圧を調整する必要があるかもしれません。マルチフロートバルブなどの調整を行いましょう。

断水期間中のトイレの清掃方法

掃除道具

断水期間中も、トイレは清潔に保たなければなりません。以下の3つの方法でトイレを清掃し、清潔な環境を維持しましょう。

トイレの清潔さを保つための手順

断水期間中にトイレを清潔に保つには、以下の手順を順守しましょう。

  1. アルコール消毒液を用意
  2. 手袋を着用
  3. 便座と便器の表面をアルコール消毒
  4. 手指の消毒
  5. 定期的な換気
  6. ゴミの処理

断水中のトイレの清掃は、感染症の予防や快適な環境の維持に欠かせない重要な作業です。アルコール消毒液を活用しつつ、清潔さを保つことで、健康リスクを軽減し、快適なトイレ環境を維持しましょう。

適切な消毒方法

断水期間中は、トイレの消毒が特に重要です。以下の消毒方法で適切に行いましょう。

次亜塩素酸ナトリウムを使用した消毒

断水時のトイレの清掃には、次亜塩素酸ナトリウムを使用した消毒が効果的です。次亜塩素酸ナトリウムは、強力な殺菌作用を持つ消毒剤であり、病原体や臭いの原因となる菌を除去するのに役立ちます。

 

ただし、必ず指示に従って適切な希釈を行い、安全に使用することが重要です。また、トイレ内部の清掃に加えて、定期的にトイレの換気を行い、手洗いなどの衛生対策も徹底することで、より適切なトイレ環境を維持できるでしょう。

アルコール消毒

アルコール消毒は手軽で効果的な方法とはいえ、トイレ全体の清掃には適していません。アルコール消毒は表面の除菌に役立ちますが、トイレの便器内部のつまりや水の流れに関する問題には効果がありません。

 

断水時のトイレの清掃には、前項で紹介した次亜塩素酸ナトリウムの使用がおすすめです。トイレ全体を清潔に保つためには、定期的な清掃や手洗いの徹底が欠かせません。

 

アルコール消毒は、トイレの便座や便器などの表面を掃除する場合に行ってください。

清掃サービスの利用

断水期間中は、トイレの清掃に困難が伴う場合もあります。

 

専門の清掃サービスを利用すれば、衛生的な環境を維持できるでしょう。専門の清掃業者に依頼することで、プロの手による徹底的な清掃が行われ、衛生的なトイレ環境を保てます。

 

断水中のトイレの清掃サービスの利用には、以下のようなメリットがあります。

  1. 専門知識と経験で適切に対処
  2. 適切な消毒剤を使用
  3. 手間と時間を節約
  4. 衛生的な環境の維持

断水中にトイレの清掃を自身で行うのが難しい場合や、快適な環境を確保したい場合には、専門の清掃サービスの利用を検討してみてください。専門知識や適切な消毒剤の使用により、安全で清潔なトイレを維持できるでしょう。

断水したときにトイレでお困りなら

断水時に安全にトイレを流すためには、正しい知識が必要です。また、断水時のトイレの代替手段を知っておけば、万が一の際に役立つでしょう。

 

断水時は水の制約があるため、賢明な水の使用と衛生管理が大切です。

 

断水したときにトイレの水漏れやつまりでお困りでしたら、私たち『クリーンライフ』へお気軽にご連絡ください。豊富な経験を持つスタッフが、丁寧に対応します。

 

⇒クリーンライフにトイレの相談をしてみる

2024.09.08
2024.09.28

「トイレタンクから異音がする」「便器内にチョロチョロと水が流れている」などの症状があるときは、トイレタンクの水漏れが原因と考えられます。

 

そこで今回は、トイレタンクの水漏れの原因と直し方を紹介します。水漏れの原因によっては自分で直すことも可能ですので、この記事を参考にお試しください。

 

トイレタンクの水漏れの予防方法や、修理費用の相場もあわせてお伝えします。

トイレタンクの水漏れ修理前に対応すべきこと

トイレタンクの水漏れ修理をする前に、対応すべきことを紹介します。

  • どこで水漏れしているのか確認する
  • トイレの止水栓を閉める
  • 賃貸の場合は管理会社や大家さんに連絡する

上記の3点について、具体的に解説します。

どこで水漏れしているのか確認する

まずは、トイレタンク内・外の、どこから水漏れしているのか、確認する必要があります。

 

タンク内の部品が原因 ・タンク内から水漏れの音がする
・手洗い管から水が落ちる音がする
タンクの外側が原因 ・トイレの床が濡れている

タンクの中で水漏れの音がする場合や、手洗い管で水漏れしているときは、タンク内の部品に原因があります。

 

タンク内の部品が原因の場合、漏れた水は便器の中へ流れるため、水漏れに気付けないケースが多いです。

 

一方で、タンクの外側に原因がある場合は、トイレの床が濡れるため、水漏れを早期に発見できます。

トイレの止水栓を閉める

トイレの止水栓

水漏れしている場所を確認したら、止水栓を閉めて水を止めてください。止水栓を閉めると、水漏れの応急処置にもなります。

 

止水栓は、壁や床から出ている配管の突起部分をマイナスドライバーで右に回せば、閉じられます。ハンドル式タイプの場合は、手で時計回りに回しましょう。

 

止水栓の種類や回し方については、以下のページで詳しくまとめていますので、参考にしてください。

止水栓が固くて回らないときは、水道の元栓を閉めます。元栓の場所が分からないときは、次の記事をご覧ください。

賃貸の場合は管理会社や大家さんに連絡する

賃貸の方は、管理会社や大家さんへ最初に連絡しましょう。賃貸の場合は、使える状態にする義務が貸す側にあるため、水漏れの原因によっては無償で修理してくれます。

 

場合によっては、管理会社や大家さんが水道修理業者を紹介してくれることも。マンション・アパートで水漏れを放置すると、階下の部屋にまで被害が拡大することもあるので、賃貸の場合は速やかに管理会社に相談してください。

【部品別】トイレタンクの中で水漏れする原因・直し方

トイレタンクの構造

トイレタンクの水漏れを直すには、原因と発生箇所をまず把握しましょう。

 

トイレタンク内の水漏れにかかわる部品は、以下の3つです。

  • ボールタップ・浮き玉
  • ゴムフロート(フロートバルブ)
  • オーバーフロー管

以上の部品が誤作動や劣化を起こしていないかを確かめ、必要であれば修理しましょう。これらの部品の寿命は10年ほどです。10年以上使っているなら、交換を検討してください。

 

原因が分かったら、修理をします。修理に必要なものは、以下の3つです。

  • ゴム手袋
  • 洗面器やタオルなど、水を受けられるもの
  • モンキーレンチかウォーターポンププライヤー

交換部品も含め、道具はホームセンターやネットで手に入ります。

 

それぞれの部品の交換方法、水漏れの原因を以下で紹介します。

ボールタップ・浮き玉

給水管とタンク内で繋がる部品がボールタップです。浮き玉とともに、トイレタンクへの給水を操作します。

 

玉の割れやボールタップの劣化は、水漏れの原因になります。次に当てはまれば、ボールタップごと交換しましょう。

  • 浮き玉を上げると水が止まる
  • 流していないのにボールタップから水が出る

準備するものはマイナスドライバーに、モンキーレンチかウォーターポンププライヤーです。

 

作業方法は以下の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉める
  2. タンクの水を抜く
  3. トイレタンクのカバーを開ける
  4. ボールタップと給水管を繋ぐナットをはずす
  5. タンクの内側にボールタップを引き抜く
  6. 新しいものに交換して元に戻す

タンクのフタにも管があるなら、取りましょう。

ボールタップのアームの調整方法

ボールタップのアームを以下のように調整すると、水位を変えられます。

  1. 止水栓を閉める
  2. タンクのフタを開ける
  3. オーバーフロー管の目盛りで正常な水位を確認する
  4. 浮き球のアームの根元にあるナットを緩める
  5. アームを曲げて水位を調整する
  6. 止水栓を開けてタンクに水を貯める
  7. レバーを回して水を流す
  8. タンク内の水位を確認して正常なら完了

アームを曲げる方向は、水位の高さによって違います。

  • 水位が低いときは、アームを下方向に曲げる
  • 水位が高いときは、アームを上方向に曲げる

以上の手順で、水位を正常に調整します。

ゴムフロート(フロートバルブ)

タンクの底にフタをする部品がゴムフロートです。オーバーフロー管と呼ばれる筒の根元にあり、ハンドルレバーとチェーンで繋がっています。

 

劣化により切れたり溶けたりすることで、水漏れの原因になります。ゴムを触って手が黒くなれば、交換時期です。

 

手順は次の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉じる
  2. タンクの水を抜く
  3. トイレタンクのカバーを開ける
  4. レバーに繋がるチェーンをはずす
  5. オーバーフロー管からゴムフロートを取り外す
  6. 新しいゴムと取り替える
  7. チェーンをレバーに戻す

ゴムフロートを水平にゆっくり引き抜きましょう。力をかけすぎると、オーバーフロー管が折れます。

 

張った状態から3、4玉はチェーンをたるませてください。

オーバーフロー管

タンク内の余分な水を流す部品が、オーバーフロー管です。筒状のプラスチック部品で、タンクの底に繋がっています。目盛りが書かれており、その線の2、3cm下が普段の水位です。

 

劣化すると、割れたり折れたりして水漏れの原因になります。

 

取り替え方法は次の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉める
  2. タンクの水を抜く
  3. トイレタンクのカバーを開ける
  4. レバーに繋がるチェーンをはずす
  5. 給水管に繋がるナットをはずし、ボールタップを引き抜く
  6. タンク下部とトイレを繋ぐナットをはずして、トイレタンクを取りはずす
  7. タンク底にあるナットをはずして、オーバーフロー管を取り替える

トイレタンクはかなり重いので、要注意です。

トイレタンクの外側で水漏れする原因・直し方

トイレタンクの外側で水漏れする原因は、以下の4つが考えられます。

  • パッキン
  • トイレレバー
  • 給水管
  • トイレタンク本体

以上の原因について、直し方を解説していきます。

パッキン

トイレの給水管のパッキン交換

パッキンのゴムが潰れると、トイレタンクから水漏れしやすくなります。

 

パッキンが使われているのは、以下のような場所です。

  • 給水管との接続部分
  • タンク下
  • トイレレバー

モンキーレンチかウォーターポンププライヤーと、マイナスドライバーを準備してください。

 

パッキンの取り替え方法は、それぞれ次の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉じる
  2. タンクの水を流す
  3. トイレタンクのフタを開ける
  4. トイレレバーのナットをはずす(レバーパッキンは8へ)
  5. 給水管に繋がる部品を支え、タンク外のナットをはずす(給水管パッキンは8へ)
  6. トイレと繋がっているタンク下のナットをはずす
  7. タンクを取り外す
  8. 部品を交換して元に戻す

タンクのフタと本体は重いので、注意してください。

トイレレバー

以下の理由で、ハンドルレバーが正常に動かないことがあります。

  • タンク内の部品や物に、レバーに繋がる鎖が引っ掛かっている
  • 鎖の長さが合っていない
  • レバーが劣化して動きが固い

トイレタンクの中を見て、水漏れの原因を特定してください。

 

レバーの交換が必要なら、次の通りに行いましょう。なお、取り外して汚れを掃除すると、動きが良くなることもあります。

  1. 止水栓を右に回して閉じる
  2. トイレタンクの水を流す
  3. タンクのフタを開ける
  4. ハンドルレバーの根元にあるナットをはずす
  5. 外側に引き抜いてレバーを取り出す
  6. 交換して元に戻す

ナットを手で取れるタイプもありますが、モンキーレンチやウォーターポンププライヤーなどを必要に応じて用意してください。

給水管

トイレの使用年数が長いと、給水管の接続部分の部品が劣化して、水漏れが起きることがあります。

 

接続部分のパッキンは消耗品ですので、長期にわたって使用していると劣化してしまいます。

 

パッキンの劣化が原因であれば、パッキンを交換すれば水漏れは直るので、パッキンの交換方法を参考に交換しましょう。

トイレタンク本体

トイレタンク本体の水漏れの原因は、タンク本体の破損が考えられます。

 

トイレタンクの多くは陶器製です。そのため、何かをぶつけた衝撃でひび割れてしまうことがあります。ひび割れや破損がひどい場合には、トイレタンク本体を新しいものと交換しなければなりません。

 

トイレタンク本体の水漏れを自分で直すのは、おすすめできません。タンクは非常に重いため、交換は難易度の高い作業です。必ず修理業者に交換を依頼してください。

 

⇒クリーンライフにトイレタンクの水漏れを相談してみる

トイレタンクの水漏れ修理を業者に頼む基準

トイレタンクの水漏れを自分で直せるのか業者に頼むべきか判断できないときは、次の基準を参考にしてください。

  • 水漏れの原因や発生箇所を特定できない
  • 自分で直そうとしても直せなかった
  • 専門知識がなくて不安
  • トイレタンクの水漏れがひどい
  • 修理を急いでいる

上記に当てはまる場合は、水道修理業者に相談することをおすすめします。

 

この記事で紹介した方法を試しても直せないときも、水道修理業者に相談しましょう。

 

無理に直そうとすると、かえって状況が悪化するケースもあるので、修理に自信がない方、不安な方も最初から業者に相談しましょう。

 

専門知識を持つ水道修理業者に任せた方が、確実に安全な方法で対処してもらえます。

トイレタンクの水漏れ修理の料金相場

料金相場

「初めに聞いた金額は安かったのに、実際に修理してもらうと高かった」という事例もありますので、注意が必要です。相場を知っておけば、不要に高い料金を支払うことを避けられます。

 

トイレタンクの水漏れ修理の料金相場をまとめたので、参考にしてください。

パッキンの交換 1,000円~
トイレレバーの修理 3,000円~
ボールタップ・浮き球の修理 3,000円~
ゴムフロート(フロートバルブ)の修理 8,000円~
オーバーフロー管の交換 8,000円~
排水管の修理 10,000円~
トイレタンク本体の交換 50,000円~100,000円
便器の着脱 15,000円~

 

上記の作業料金に加え、基本料金や割増料金がかかる場合もあります。相場を以下にまとめました。

基本料金 0円~5,000円
見積もり 0円~
夜間・休日の割増料金 0円~10,000円
出張料金 0円~5,000円

水漏れ修理の料金相場は8,000〜17,000円ほどです。ある程度の相場は上記の通りですので、把握しておきましょう。

 

なお、地域による差・交換部品代・出張費や時間外料金などの有無、そして水漏れの状況によって正確な料金は変わります。

 

トイレの水漏れ修理の料金相場を、以下のページで詳しくまとめています。料金を安くする方法も紹介していますので、参考にしてください。

トイレタンクの水漏れ修理業者の選び方

水道修理業者のスタッフ

トイレタンクの水漏れ修理を業者に依頼するなら、ポイントを押さえましょう。残念ながら、悪徳業者が一部にはいます。

 

頼む前に悪徳業者か見分けられるよう、修理業者で確かめるべきことを3つお伝えします。

水道局指定工事店か確かめる

トイレタンクの水漏れ修理は、給水装置工事を適正に行えるとして指定を受けた「指定給水装置工事事業者」に修理を依頼しましょう。指定給水装置工事事業者のことを、一般的に水道局指定工事店といいます。

 

水道局指定工事店に依頼すると、次のようなメリットがあります。

  • 対応できる工事の範囲が広い
  • 一定の知識と技術を持ち合わせている
  • 有資格者が在籍している
  • 適正価格で依頼できる

水道局指定工事店をお探しの場合は、自治体のホームページや業者の公式サイトで確認してください。

 

水道局指定工事店の特徴をまとめていますので、以下のページをご参照ください。

評価や口コミの内容を確かめる

トイレタンクの水漏れ修理を実際に依頼した人の評価や、口コミは参考になります。いくら情報を調べても、依頼しないと分からないこともあります。

 

同じ業者でも、担当者や利用する人によって感じ方はさまざまです。Googleマップや口コミサイトで第三者の意見を見ることが大切です。評判が出ているかどうかをSNSで検索するのも良いですね。

 

ただ、いずれも”サクラ”の可能性が残ることは念頭に置いておきましょう。最終的には問い合わせて、口コミの真偽をあなた自身で確かめてみてください。

見積もりを3社ほど依頼する

見積もりは3社ほどに依頼し、比較してから決めることも大切です。

 

相見積もりを取ったら、以下の点を確認しましょう。

  • 料金と内訳
  • 施工内容の説明の有無
  • スタッフの対応
  • 対応スピードの早さ

上記を比較して、納得のいく業者に修理を依頼します。

 

料金の内訳や施工内容について、気になることや不明点は、見積もりの時点で明らかにしておきましょう。

トイレタンクの水漏れによる水道代は減免できることも

電卓や軍手

トイレタンクの水漏れにより水道代が高くなってしまった場合は、減額してもらえる可能性があります。

 

請求金額の50〜70%ほどが目安で、無料にはなりません。2〜4ヶ月程度の通常使用量を参考に、水漏れ分を判定します。

 

減免を受ける条件は、主に次の4つです。

  • 不注意や故意ではなく、通常使用で起きた水漏れ
  • 床下や壁中など、気付きにくい場所の水漏れ
  • 以前起きた水漏れとは違う箇所
  • 適切に修理されている

細かな条件を定めている自治体もありますので、詳細は地域の水道局などに問い合わせましょう。

 

減免の申請時期は直したあとですが、業者への依頼前に確かめるべきです。修繕の担当が「水道局指定工事店」でなければ、対象外になることがあります。

トイレタンクの水漏れを予防する方法

トイレタンクの水漏れが収まったら、予防することが大切です。水漏れがまた起きては、無駄な費用がかかってしまいます。

 

ちょっとした気配りだけで、水漏れが起きる可能性を下げられます。中には、ついやってしまいがちな過ちもあるので要注意ですよ。

 

しっかり対策をして、水漏れする状況を防ぎましょう。

トイレタンクに物を入れない

タンクにペットボトルを入れない

節水のためにと、トイレタンクにペットボトルなどをいれると、タンク内の部品に干渉して劣化を早めてしまうことがあります。

 

部品が劣化・破損すると、トイレタンク内での水漏れの原因になるので、タンク内に物を入れるのはおすすめできません。

 

水道代を節約しても、水漏れの修理費用がかかれば逆効果です。水の量がどうしても気になるなら、節水トイレへの取り替えを検討しましょう。

トイレ掃除時にタンクの周りを確認する

トイレ掃除の際にタンク周りも確認することで、水漏れの前兆に気付きやすくなります。

 

掃除の際にチェックしたいのは、次の3点です。

  • タンク内の部品が破損・劣化していないか
  • タンク内の水量が適切か
  • タンクの接続部に異常がないか

部品や接続部に異常がないか確認しておけば、水漏れが起きる前に対処できます。

トイレを掃除するときに強い洗剤は使わない

トイレ掃除をする際、強い酸性やアルカリ性の洗剤をタンク内部に使うのは、避けてください。部品の劣化を早めてしまう可能性があります。

 

性質が強いため、汚れが落ちやすく掃除に有効ではありますが、トイレの種類によっては使わないほうが良い場合もあります。

 

お使いのトイレの説明書などを見て適切に掃除し、タンク内の部品状態を保ちましょう。

 

トイレタンクの掃除方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

トイレ内をしっかり換気する

手軽な予防法の一つが換気です。湿気を逃がすことでサビの発生を抑え、配管の劣化を防ぎます。

  • 換気扇をつけっぱなしにしておく
  • 窓を開けて適度に空気を入れ替える
  • トイレのドアを少し開けておく

このように、トイレはしっかり換気して、タンクから水漏れする可能性を下げましょう。

トイレタンクの水漏れが直らずお困りなら

トイレタンクの水漏れは、原因をまず確かめてください。原因によって、交換する部品が異なります。

 

もし自分で修理を試みてもトイレタンクの水漏れが止まらないときは、水道修理業者に依頼しましょう。業者ならプロの技術で、トイレタンクの水漏れの原因を見極めます。

 

私たち『クリーンライフ』は24時間年中無休で、水回りの水漏れ・つまりのご相談を受付中です。トイレタンクの水漏れでお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

 

⇒クリーンライフにトイレタンクの水漏れを相談してみる

2024.09.08
2024.09.28

トイレが凍結したときの対処法、凍結時の修理費用を紹介します。

 

凍結した際に簡単にできる対処法をお伝えするので、参考にしてください。トイレの水が凍結して流れなくても、焦らずに対処しましょう。うっかりやりがちな、NG行動もお伝えします。

 

また、本記事では、トイレの凍結防止の対策についてもお伝えします。トイレの故障や破損などの被害を最小限に抑えるためにも、事前の対策が大切です。

トイレが凍結したときの対処法

トイレ

トイレが凍結したときの直し方には、いくつか方法があります。

 

まずは以下で、給水管と排水管のどちらが凍結しているかを判断しましょう。

症状 凍結している場所 対処法
・タンクに水が溜まらない
・水が供給されない
給水管 自然解凍
室温を高くする
ドライヤー・カイロの使用
お湯をかける
・便器内の水が流れない 排水管 自然解凍
室温を高くする
ぬるま湯を流す

どちらが凍結したかわかったら、以下の対処法を試してみてください。凍結し、すでに水漏れや破損している可能性がある場合は業者に相談しましょう。

自然解凍するまで待つ

気温が上がって日中の外気温がプラスの気温になっていれば、自然に解凍するので待っていましょう。自然解凍は、便器や配管にダメージを与えない最良の方法です。給水管、排水管のどちらにも有効です。

 

排水管内が凍っているときは、水を流すとあふれてしまいます。自然解凍がどこまでできているか、水を少しだけ流してみて確認してください。

暖房器具などでトイレの室温を高くする

多くの家庭ではトイレは室内にあるので、部屋の温度をあげれば、簡単に凍結が解消する場合があります。

 

トイレの室内面積は小さいので、暖房器具を入れればすぐに温まります。特に給水管に有効です。排水管の解凍には時間がかかりますが、待っていればいずれ解凍するでしょう。

タオルを巻いてお湯をかける

凍結している給水管にタオルを巻いて、直接お湯をかけ、凍結を解消させる方法もあります。お湯の温度は45〜55度くらいです。

 

ただし、注意しなければいけないのは、決して熱湯をかけてはいけない点です。熱湯をかけると、急激な温度変化に対応できず、配管が破裂してしまう可能性があります。

 

タオルは凍結防止にも利用できます。以下の記事を参考にしてください。

ウォシュレット(温水洗浄便座)の凍結時もお湯が効果的

ウォシュレットが凍結し、洗浄水(シャワー)が出ない場合は、お湯に浸した布などを給水ホースや給水接続部に当てて温めます。

 

濡れると故障の原因になるので、機器類にお湯をかけるのはやめましょう。

カイロやドライヤーで温める

給水管にカイロを当てたり、ドライヤーの温風を当てたりすると、時間はかかりますが徐々に解凍します。

 

ドライヤーの温風を当てる時は、給水管から20㎝ほど離してください。また、カイロを使う場合は、ゴムやビニールテープで固定しておけば、解凍するまで放置できます。

 

給水管の凍結防止や解凍の方法は、以下の記事を参考にしてください。

ぬるま湯を便器に流す

トイレの排水管が凍結しているときは、ゆっくりとぬるま湯を流して解凍します。ただし、大量にぬるま湯を入れると溢れてしまうので、様子を見ながら流してください。

 

また、ぬるま湯は45〜55℃にしましょう。熱湯を流すと、排水管や便器が破裂・破損する恐れがあります。

 

排水管の凍結の対処法や業者に依頼した場合の修理料金などを、以下の記事で解説しています。

水道修理業者に相談する

トイレが凍結して以下のような場合は、水道修理業者への相談がおすすめです。

  • 給水管が破損している
  • 便器から水漏れしている
  • すぐにトイレを使いたい

凍結などで排水管や給水管にトラブルがある場合は、必ず水道局指定工事店に指定されている業者に依頼しましょう。給水設備の対応は、水道局指定工事店に任せたほうが安心です。

 

水道局指定工事店とはどのような業者なのか、以下の記事を参考にしてください。

トイレが凍結したときのNG行動

トイレ

トイレが凍結したときにしてはいけないのは、排水レバーで水を流し続けることです。

 

トイレが凍結しているからといって排水レバーを動かし続けていると、便器内から水があふれてくる可能性があります。

 

無理に排水レバーで水を流し続けないで、45〜55度のお湯を便器に少しずつ流し込むだけの方が効果的です。便器内からあふれさせないように、ゆっくりと少量ずつ流してください。

トイレが凍結したときの修理費用の相場

費用や見積もり

トイレが凍結したときの作業の費用は主に、基本料金と作業料金の合計です。

 

ここでは、それぞれの費用相場を紹介します。

基本料金の相場

まず、基本料金の相場をお伝えします。基本料金は、作業内容に関係なく加算される料金で、業者によって異なります。

見積もり料金 0円~
キャンセル料 0円~3,000円
基本料金 3,000円~5,000円
出張料金 0円~4,000円
早朝・夜間の割増料金 0円~5,000円

凍結は早朝や深夜に起きることが多いので、割増料金のない業者への依頼がおすすめです。

 

私たち『クリーンライフ』のように、時間を問わず同じ料金で作業している業者に相談してみましょう。

作業料金の相場

作業料金の相場は、以下のとおりです。

作業内容 相場料金
電気解氷機を使用した解氷作業 8,000円〜20,000円
高温スチーム機を使用した解氷作業 8,000円〜20,000円
配水管の補修作業 20,000円〜50,000円
漏水検査 10,000円~30,000円

解氷作業の料金は、作業時間がどのくらいかかるかで上下します。たとえば、凍結している箇所がわかりにくい場合は、時間が必要です。

 

また、トイレの水道管が破損した場合、作業しやすい場所なら相場は20,000円~30,000円程度で、作業しにくい場所は30,000円~50,000円程度かかります。

 

依頼する業者、お使いのトイレによっても費用は変わるため、必ず見積もりを確認しましょう。

トイレを凍結防止するための対策

トイレ

トイレ凍結の防止策は、大きく分けて4つあります。

  • 水抜きをしておく
  • 不凍液(凍結防止剤)を使う
  • 便座温度を高くする
  • 凍結防止ヒーターを使う

どのようにトイレの凍結を防止するのか、それぞれ解説します。

水抜きをしておく

トイレ凍結の防止策として、まずはトイレタンクの水抜きをすることが効果的です。トイレの種類によって方法が異なるので、必ずトイレメーカーの説明書などを参照して行ってください。

 

基本的な方法は次の通りです。

  1. 止水栓を閉める
  2. 給水を止める
  3. ボタンやレバーを押して水を出し切る

止水栓を閉めただけでは配管内に水が残り、その水が凍結の原因になるので、止水栓を閉めた後に水を抜きましょう。

 

ただし、水抜きを行った場合でも、「封水」と呼ばれる水が便器の底に溜まっています。封水は下水からの臭いを防ぐためのものなので、水抜きを行ったときでも残しておきましょう。

 

凍結の恐れがあるときは、トイレ以外の水抜きも必要です。以下の記事を参考にしてください。

ウォシュレット(温水洗浄便座)の水抜き方法

温水洗浄便座(ウォシュレット)の水抜きもメーカーによって異なるので、各メーカーの説明書を参照して行ってください。

 

概ね、以下のような手順です。

  1. 電源プラグをコンセントから抜く
  2. 本体固定板が現れるまで本体を引き出す
  3. 本体の後ろ側についている水抜き栓を緩めて、取り外す
  4. 水抜きをして、元に戻す
  5. 電源プラグをコンセントに差し込む

周囲が濡れるので、バケツなどを用意して水を受けましょう。

不凍液(凍結防止剤)を入れる

不凍液を入れる

便器内に溜まっている水(封水)に、不凍液を注いでおくと安心です。

 

封水が凍結すれば、トイレ自体が破損したり、ひび割れたりする可能性があるので、不凍液を使用しましょう。不凍液はエタノールやグリセリンを主成分とした薬剤で、トイレの封水に混ぜれば、凍結を防いでくれます。

 

特に、一晩中トイレを使わないかもしれないなら、不凍液を以下のように注いでおきましょう。

  • タンクの水を抜いてタンクに入れる
  • 便器内の水が溜まっている箇所(封水)に入れる

 

車用の不凍液は安い点が魅力ですが、絶対に使用しないでください。車用には、下水道に流してはいけない物質に指定されている「エチレングリコール」が含まれており、浄化槽や終末処理場に悪影響を与えます。

便座の温度を高めに設定する

ヒーター機能のある便座であれば、水抜きをした上で温度を高めに設定し、便座のフタを閉めておくと、より確実に凍結を防げるでしょう。

 

電気代は多少高くなるかもしれませんが、凍結で水が流せないことは避けられます。

 

ただし、長期間留守にする場合は、節電や火災防止のために電源は切っておいた方が無難です。

凍結防止ヒーターを設置する

凍結防止ヒーターをトイレに設置

配管に直接巻き付ける凍結防止ヒーターの使用で、トイレ配管の凍結を防ぐのもおすすめです。

 

メーカーによって異なりますが、「約3度になると通電し、約10度になった時点で停止する」など、凍結防止ヒーターは決まった温度になると作動します。

 

凍結予防について、以下の記事も参考になります。

トイレが凍結して起こりやすい不具合

トイレ

トイレが凍結すると、以下のような不具合が生じます。

  • 水が流れない
  • 給水管や排水管の破損・破裂
  • ウォシュレットの故障
  • 便器の破損
  • タンク内の部品の故障

トイレが使えなくなるだけではなく、修理料金がかかるので注意が必要です。

トイレが凍結して対処できそうにないときは

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トイレが凍結したとき、軽度であれば自分で対処できる可能性はあります。

 

ただし、凍結している場所や状況によっては、自分で対処できない場合もあるので、無理をせず専門業者に相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でもトイレ凍結のご相談を受け付けております。24時間365日フリーダイヤルで対応しているので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレ凍結のトラブルを相談してみる

2024.09.08
2024.09.28

トイレの給水管からの水漏れに気づいたなら、早急に対処する必要があります。原因によっては、自力で修理することも可能です。

 

今回はトイレの給水管の水漏れにおける原因や、水漏れした箇所ごとの修理方法について解説します。

 

また、自力で直せないときに依頼する水道修理業者についても、修理の費用や選び方のポイントなどをお伝えします。

トイレの給水管の水漏れを自分で修理する際の準備

トイレの給水管で水漏れし、自分で修理する際は以下を準備しましょう。

 

まず、水漏れ修理で準備すべきものをピックアップしました。

  • 交換用パッキン
  • マイナスドライバー
  • モンキーレンチ
  • ウォーターポンププライヤー
  • ゴム手袋
  • タオル
  • バケツ

以上の道具を作業前に準備し、次の対応も済ませておきましょう。

止水栓を閉める

トイレの水漏れ修理をする前には、必ず止水栓を閉めてから作業を開始してください。止水栓を閉めずに作業をしてしまうと、給水管から水が溢れ、トイレが水浸しになってしまいます。

 

止水栓はマイナスドライバーまたは手で開閉でき、時計回し(右回し)に動かなくなるまで絞れば、水を止めることができます。

 

止水栓の種類や閉め方を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

水漏れした箇所を確かめる

止水栓を閉めたら、給水管の水漏れ箇所を確かめます。

 

水漏れがよく発生するのは、以下の3ヶ所です。

タンクと給水管の接続部

タンクに水を溜めるために給水管と接続されており、接続部分にはナットやパッキンが使用されています。

 

ナットが緩んだりパッキンが劣化して破損したりすると、水漏れすることがあります。

給水管と分岐水栓の間

分岐水栓とは、給水管の水をトイレタンクと温水洗浄便座(ウォシュレット)の2つに分けるために設置された水栓です。

 

止水栓の近くに設置されているため、水漏れしていないかを確かめてください。

給水管の止水栓

水道管の水は止水栓を通って、トイレに給水しています。トイレで水漏れしたときには止水栓を閉めれば水漏れを止められますが、止水栓で水漏れすると閉めても水が止まりません。

 

止水栓で水漏れが起きたときは、水道の元栓を閉めて対処してください。

 

水道の元栓の場所は、以下の記事が参考になります。

テープで応急処置をする

給水管の修理ができるまでの間の応急処置として、耐水性のある水漏れ用テープを使えば、一時的に水漏れを止められます。

 

勢いよく吹き出る水漏れには効果が薄いですが、じわじわと染み出る、ポタポタ落ちる程度であれば対処できるはずです。

 

ただ、見た目上は水が止まってもあくまで応急処置で、根本的な解決にはなっていません。自分で修理するか、水道修理業者に修理を依頼しましょう。

 

給水管の水漏れの対処方法については、以下の記事でも解説していますのでご確認ください。

給水管のサイズを測る

交換用のパッキンを用意する際、サイズや種類に要注意です。サイズ・種類が違うものを取り付けてしまうと、水漏れが防げないことがあります。

 

給水管のサイズは「ノギス」という道具を使って計測できます。あまり聞きなれない道具かもしれませんが、100円ショップでも購入できるので、もしものために1本準備しておくと良いでしょう。

 

ノギスでの計測が難しい場合は、取り外した古いパッキンをホームセンターなどに持っていき、店員さんに同じタイプを探してもらってください。サイズにピッタリ合うものを購入しましょう。

賃貸なら管理会社や大家さんに連絡する

賃貸で水漏れした場合は、まず管理会社や大家さんに連絡してください。

 

自分で無理に直そうとすると、かえって被害が大きくなったり、うまく修理できずにのちに大きなトラブルになる可能性があります。

 

水漏れを放置すると、階下や隣の住人に被害が及ぶこともあるので、水漏れを確認したらすぐに管理会社か大家さんに相談しましょう。

 

場合によっては、管理会社が提携している水道修理業者を紹介してもらえます。過失がなければ費用を貸主が負担してくれるケースもあるので、自己判断はやめておきましょう。

トイレ給水管の水漏れの原因・修理方法

トイレを修理しようとする女性

トイレの給水管から水漏れする場合、考えられる原因は大きく3つあります。

 

ここからは、トイレの給水管から水漏れが起きてしまった場合の、自宅でもできる修理方法を原因別に紹介します。

原因1:ナットの緩み

給水管に衝撃を与えたり、トイレタンクや便器を揺らしたりした振動で、ナットが緩んでしまうことがあります。ナットの緩みが原因であれば、ナットを締め直すだけで、簡単に水漏れを解消できます。

 

ただし、ナットそのものがサビなどで劣化してしまっている場合、無理矢理締め直すのはNGです。新しいナットへの交換も含めて、検討する必要があります。

修理方法:ナットを増し締めする

まずは、給水管の水漏れの原因が「ナットの緩み」だった場合、ナットを増し締めしましょう。

 

締め直すだけではありますが、必ず正しい手順で行ってください。

ナットを増し締めする
  1. 止水栓を閉める
  2. ナットを増し締めする
  3. 止水栓を少しずつ開けて確認する

きちんと修理できたか、止水栓を開いて水漏れの状況を確認しましょう。

原因2:パッキンの劣化

トイレの給水管のパッキン交換

給水管の接続部分から水漏れが起きている場合、パッキンの劣化が原因であることが多いです。パッキンは消耗品で、寿命は5年~15年といわれています。10年以上経過すると、水漏れを起こしやすくなってきます。

 

パッキンの劣化が水漏れの原因だった場合、新しいパッキンに交換するだけで直すことができるので、自力でも対処可能です。

 

大切なのは、「どこのパッキンが劣化して水漏れしているのか?」を確認すること。サイズの合わないパッキンを付けると、それも水漏れの原因になってしまいます。

 

トイレの給水管のパッキンは、複数個所に設置されています。ここでは、水漏れの位置別に、自分でできる水漏れ修理方法をご紹介します。

修理方法1:タンクと給水管の接続部分のパッキンを交換する

まずは、トイレタンクと給水管の接続部分から水漏れが起きているときの修理手順を解説します。

 

<使用するもの>

  • 交換用パッキン
  • モンキーレンチ
  • バケツ

止水栓を閉めても、給水管に残っていた水が落ちる可能性があるため、バケツを置くと安心です。

水漏れ修理手順
  1. 止水栓を閉める
  2. 修理位置の下に、水受け用のバケツを置いておく
  3. モンキーレンチを使い、トイレタンクと給水管の接続部分のナットを緩める
  4. ナットを外すと古いパッキンが出てくるので、新しいパッキンに交換する
  5. ナットを元に戻す
  6. 止水栓を少しずつ開け、水漏れが解消できたか確認する

モンキーレンチでナットが緩めにくいときは、トイレタンクの中のボールタップを固定しながら行うとやりやすくなります。

修理方法2:止水栓との接続部分のパッキンを交換する

止水栓と給水管の間から水漏れが発生している場合の修理方法です。

 

<使用するもの>

  • 交換用パッキン
  • ウォーターポンププライヤー
  • バケツ

ウォーターポンププライヤーは、ネットやホームセンターなどで購入できます。価格は2,000円~5,000円程度が目安です。

水漏れ修理手順
  1. 水道の元栓を閉める
  2. 修理位置の下に、水受け用のバケツを置いておく
  3. ウォーターポンププライヤーを使い、止水栓のナットを左回しで緩める
  4. ナットを取り外すと三角パッキンが出てくるので、新しいパッキンに交換する
  5. 三角パッキンを取ると出てくるスピンドルも、左に回して取り外す
  6. さらに中から出てくるパッキンを新しいものに取り換える
  7. 分解した流れと逆の手順で、各部品を取付する
  8. 水道の元栓を開けて、水漏れがないか確認する

止水栓部分から水漏れしている場合、止水栓を閉めても水を止めることはできません。家の水道の元栓を閉める必要があります。しかし、トイレ以外の水回りも一時的に使えなくなるので、注意してください。

 

また、スピンドルが劣化している場合は、スピンドルを交換する必要があるかもしれません。

修理方法3:給水管と分岐水栓の間のパッキンを交換する

最後に、給水管と分岐水栓の間から水漏れしている場合の修理方法です。

 

<使用するもの>

  • 交換用パッキン
  • モンキーレンチ
  • バケツ

交換用のパッキンは、正しいサイズを選びましょう。

水漏れ修理手順
  1. 止水栓を閉める
  2. 修理位置の下に、水受け用のバケツを置いておく
  3. モンキーレンチを使い、分岐水栓側のナットを緩める
  4. ナットを外すと古いパッキンが出てくるので、新しいパッキンに交換する
  5. ナットを元に戻す
  6. 止水栓を少しずつ開け、水漏れが解消できたか確認する

ナットを緩めるとき、「配管がフレキシブルホースで作業しにくい」と感じた時点で無理せず、タンク側のナットを取り外して作業してください。

原因3:給水管の劣化・損傷

ナットも緩んでおらず、新しいパッキンに交換しても水漏れが直らない場合は、給水管や接続部分などの劣化や損傷が疑われます。

修理方法:給水管を交換する

トイレの給水管の交換手順は、以下の通りです。

 

<使用するもの>

  • ウォーターポンプフライヤー
  • バケツ
  • 雑巾
  • 新しい給水管とパッキン

給水管を設置するときは、正確な位置に合わせることが大切です。位置がずれていると水が漏れてしまうので、慎重に作業してください。

水漏れ修理手順
  1. 水道の元栓を閉める
  2. 残水をバケツで受ける
  3. ナットを緩めて給水管を外す
  4. 新しい給水管を合わせて、パッキンを交換する
  5. レンチで接続部分のナットを締めて固定する
  6. 元栓を開けて、水が漏れていないか確認する

原因や場所によっては、新しい部品を自分で買って交換することも可能です。しかし、専門的な知識がなく、あまり自信のない方は無理をせず、水道修理業者に修理・交換を依頼するのがおすすめです。

 

トイレの給水管の交換方法と費用方法を知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

トイレ給水管の水漏れ修理での注意点

注意点

トイレの給水管の水漏れ修理は、ある程度自分でもできるとお伝えしましたが、気を付けてほしいこともあります。以下に注意しましょう。

給水管自体が劣化している場合がある

一般的な給水管の耐用年数は15年ほどです。そのため、何十年も給水管を使っていると、配管自体が劣化し、壊れやすくなっている場合があります。

 

パッキンを交換する際、あまりにも強い力を加えすぎてしまうと、劣化した配管が力に耐えきれず、折れてしまうこともあります。

 

万が一、給水管の劣化が疑われる場合は、自分で無理に手を出さず、水道修理業者にパッキンの交換・給水管の交換を依頼する方がおすすめです。

少しでも不安を感じたら作業をやめる

トイレや給水管まわりの構造に関する知識があれば、ある程度は水漏れの対応をできます。しかし、とにかく少しでも作業に不安を感じたら、それ以上は作業をせず、手を止めてください。

 

ちょっとした作業の誤りでも、水漏れの症状が余計に酷くなる可能性は大いにあります。

 

症状が悪化すると、業者の修理費用は高くなってしまうので、「少しでも不安を感じたら作業ストップ」を頭に入れておきましょう。

トイレの給水管の水漏れを業者に相談

トイレを点検する水道修理業者

ここまで自力でできる給水管の水漏れの修理方法を紹介してきましたが、一人で作業する自信がない方や、自分で修理を試しても水漏れが直らない場合は、すぐに水道修理業者へ修理を依頼しましょう。

水道修理業者に依頼した場合の費用相場

ここでは、トイレの給水管の水漏れ修理を水道修理業者に依頼したときにかかる修理費用について、紹介します。費用はトラブルの状況によって修理方法が異なる点に注意が必要です。

 

一般的な修理費用の相場は、以下の通りです。

作業内容 修理料金目安
トイレの水漏れ(軽度) 3,000円~
ポールタップの交換 5,000円~
フロートバルブの交換 5,000円~
上水栓の交換 15,000円~
タンクレバーの交換 5,000円~
給水管の交換 30,000円~
トイレの蛇口交換 10,000円~
フレキ管の交換 8,000円~

給水管全体の修理や交換が必要になると、修理費用が20万円、30万円になることも少なくありません。

 

料金事例として、弊社『クリーンライフ』で修理をした場合の料金事例を、修理時間の目安とあわせて紹介します。

作業内容 修理時間目安 修理料金目安
トイレの水漏れ 30~60分 3,300円
ポールタップ交換 30~60分 8,800円
フロートバルブ交換 30~60分 8,800円
上水栓交換 30~60分 13,200円
タンクレバー交換 30~60分 8,800円
給水管交換 30~60分 13,200円
トイレの蛇口交換 30~60分 13,200円
フレキ管交換 約30分 8,800円

トイレの水漏れの原因は、あらゆる可能性が考えられます。交換部品や作業内容によって修理費用は変動するので、正確な料金は見積もりで確認しましょう。

 

素人目には給水管から水漏れしているように見えても、実は「ボールタップ」「フロートバルブ」「上水栓」など、給水管以外の設備・備品が劣化し、水漏れの原因になっているケースも十分考えられます。

 

⇒クリーンライフにトイレ給水管の水漏れの相談をしてみる

水道修理業者選びのポイント

水道修理業者であれば、自力では直せない水漏れを直してくれますが、どの業者に依頼してもよいわけではありません。

 

「スタッフの対応がいい加減」「修理内容の説明が適当」「過剰な修理費を請求してくる」など、悪質な業者も残念ながら存在します。

 

ここでは、水道修理業者を選ぶときに最低限確認しておくべきポイントを3つお伝えします。

  • 料金プランは適切・明快か?
  • 事前見積もりに対応してくれるか?
  • 即日対応は可能か?

必ず「水漏れの修理にいくらかかるのか?」を作業開始前に把握しておきましょう。なるべく複数社、できれば3社以上の業者に相見積もりを依頼して、修理費用・作業内容を比較しましょう。

 

キャンペーンを実施して、安く利用できる業者もいるのでチェックしてください。

水道局指定工事店か確認

給水管の修理や交換は、水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)に依頼してください。

 

給水管は給水装置であるため、給水管の新設や修繕工事は水道局指定工事店でしか対応できません。非指定工事店に依頼すると、修理内容によっては二度手間になります。最初から水道局指定工事店に依頼しましょう。

 

知識や技術があり設備がそろっている水道局指定工事店なら、適切な対処が期待できます。

 

水道局指定工事店の詳細については、以下の記事をご参照ください。

料金の内訳にも注目

相見積もりで比較すべきなのは、修理費用だけではありません。料金の内訳、修理内容も必ずチェックすべきです。

  • 見積書の金額以外にかかる費用はないか?
  • 作業終了後に追加費用は発生しないか?
  • 余計な作業が勝手につけられていないか?

悪質な業者の場合、水漏れとは直接関係ない部品の交換を要求されることも考えられます。提示された修理内容をすべて鵜呑みしないためにも、相見積もりで比較していただくことは重要なのです。

トイレの給水管の仕組み

給水管

トイレの給水管まわりの仕組み・構造も確認しておきましょう。

 

トイレの給水管は壁から出ていて、トイレタンク内のボールタップ(タンク内の水を給水・止水する部品。別名:定水位弁)へと接続しています。

 

接続部分は、基本的には2ヶ所、温水洗浄便座を付けている場合は3ヶ所あります。

  • 止水栓との接続部分
  • タンクと給水管の接続部分
  • 給水管と分岐水栓の間

トイレの給水管まわりで水漏れが起きた場合、これらの接続部分から水が漏れている可能性が考えられます。

 

給水管の種類や特徴、工事費用については、以下の記事でも詳しくまとめています。

トイレの部品にも寿命がある

トイレの水漏れを経験した方の中には「トイレって一生使えるものと思っていた」という方もいるでしょう。しかし、給水管を含め、トイレタンク内外の部品はいずれも経年劣化し、寿命があります

 

一般的に、どのメーカーの部品でも、10年を過ぎると寿命がくることが多いといわれています。

 

水漏れの原因は、いろいろな可能性が考えられます。まず、トイレまわりの設備・器具にも寿命があり、劣化するということ。水漏れは決してレアなトラブルではなく、10年以上が経過すると、誰にでもトラブルが起きる可能性があることを、頭に入れておきましょう。

 

トイレの水漏れについては、以下の記事の対処法を参考にしてください。

トイレの給水管の水漏れにお困りの方へ

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トイレの給水管の水漏れは、パッキンの劣化が原因なのであれば、自力でも対処可能です。

 

しかし、パッキンを交換しても水漏れが直らなければ、水道修理業者に修理を依頼する必要が出てきます。

 

私たち『クリーンライフ』は24時間365日連絡でき、最短30分で駆けつけます。

 

早急に解決したいトイレの水漏れトラブルのご相談は、弊社にお任せください。現地調査・出張見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの給水管の水漏れを相談してみる

2024.09.08
2024.09.28

トイレの排水管の仕組み・構造や、起こりやすいトラブルをわかりやすくまとめました。

 

トイレの排水管の仕組みや構造がわかると、トラブルが生じた際に原因を特定しやすくなります。原因によって、対処法はさまざま。ご自分で簡単に解消できる場合もあります。

 

トイレの排水管におけるトラブルが再発しないための予防法も説明するので、ぜひ最後までお読みください。

トイレの排水管の仕組み・構造

トイレ

トイレには、以下の2本の配管がつながっています。

  • 給水管
  • 排水管

排水管は、流した水の逆流を防ぐために、曲がっています。そのため、つまりが生じる可能性があるのです。

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トイレの中の構造は、上記図のようになっています。便器に溜まっている水は「封水」と呼ばれ、下水の臭いや虫が室内に入らないように機能しています。

 

レバーで水が流れ、排水される仕組みは以下のとおりです。

  1. レバーを操作する
  2. レバーに接続した鎖がゴムフロートを引き上げる
  3. 便器に水が流れる
  4. 浮き玉が下がり、排水弁が閉まる
  5. 給水が始まり、ボールタップが水量を判断して給水が止まる

 

下の記事で、トイレタンクの構造や水が流れる仕組みについて、さらに詳しく解説しています。

トイレの排水管で起こりやすいトラブル

トイレの排水管つまりのトラブル

トイレの排水管は、曲がっているためにつまりなどのトラブルが生じやすい傾向です。つまりが、水漏れや害虫の発生など、さまざまなトラブルにつながります。

 

ここでは、トラブルの原因や対処法を解説します。

詰まって水の流れが悪い・流れない

排水管は曲がっている構造なので、大量のトイレットペーパーや排泄物などの水に溶けるものでも詰まりが生じます。

 

水に流れるものが原因なら、ラバーカップや真空式パイプクリーナー等でつまり解消が可能です。

固形物、紙おむつといった水を吸い取って膨れるものの場合は、ラバーカップ等を使うと排水管にダメージを与えてしまう可能性があります。

 

水が流れにくい原因はトイレつまりのほか、以下が考えられます。

  • マンションなど集合住宅の場合は、下の階で詰まっている
  • 汚水桝が汚れている
  • タンク内の水が少ない

原因不明の場合は、事前にじっくり点検が必要です。間違った対処法を実行すると、排水管にダメージを与えるので、注意が必要です。

水漏れが発生する

トイレつまりが重症だと、水漏れを招く恐れもあります。詰まりの原因物質が排水管を圧迫して、接続部を止めているナットが緩むなどして、水漏れが始まるのです。

 

マンションなど集合住宅の2階以上の階に住んでいる場合は、特に注意してください。階下への被害が生じると、賠償問題が生じます。火災保険などの保険を契約していても、100%対応できるかどうかわかりません。

 

水漏れが起きてしまったら、以下の記事を参考にしてみてください。応急処置をはじめ、トイレの水漏れの対処法についても紹介しています。

悪臭や虫が入る

排水管は曲がっているため、以下のような汚れが蓄積され、悪臭や害虫を招きやすくなります。

  • 排水管のぬめり
  • 排水管のカビ

ぬめりやカビを栄養にして、害虫の幼虫が育ち、害虫の増加につながります。

 

便器や床を掃除しても悪臭が消えない場合は、排水管に汚れが蓄積しているのかもしれません。以下のような臭いによって、原因が異なります。

  • アンモニア臭
  • 尿石
  • カビ臭
  • 下水の臭い

以下の記事で、原因別に悪臭の対処法をわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

普段と水位が異なる

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便器内部には、「封水」と呼ばれる水が溜まっています。封水は、排水管を通って下水の臭いが室内に入り込まないためのシステムです。

 

封水が高くなっている、または低くなっているときは、排水管にトラブルが生じている可能性があります。

 

封水の水位が低くなると、下水の臭いが入り込みやすくなります。封水の水位が低くなる原因は、以下が考えられます。

  • 便器内のつまり
  • タンク内の故障
  • 便器や排水管の破損
  • 誘導サイホン作用

誘導サイホン作用

誘導サイホン作用は、マンションなどで上の階から大量の水が流れて、排水管内の水が引っ張られることで封水がなくなる現象です。

 

以下の記事で、水位が変わってしまう原因と対処法をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

トイレの排水管修理を業者に頼むケース

トイレの排水管が原因の場合

以下のようなケースでは、排水管のプロである水道修理業者への相談がおすすめです。

  • トイレの排水管つまりの原因が分からない
  • トイレの排水管にスマホなどの固形物を落とした
  • 対処法を試したけど改善しない
  • 排水管の劣化が原因と考えられる

排水管のつまりの原因が分からないのに無理に解消させようとすると、悪化してしまいます。排水管にダメージを与えると、大掛かりな修理が必要になり、修理費用が高額になるかもしれません。

 

特にトイレの排水管は便器の下、床下を通っているため、専門の水道修理業者でないと対応が困難です。悪化して汚水が溢れてしまわないうちに、早めに対処してもらいましょう。

トイレの排水管修理の料金相場

トイレの排水管トラブルの修理料金の相場を一覧表にしました。

作業内容 料金相場
軽度のつまり除去 5,000円〜8,000円
中度のつまり除去 12,000円~25,000円
重度のつまり除去 30,000円〜50,000円
便器の着脱 10,000円〜40,000円
排水管の分解 8,000円〜30,000円
パッキンの交換 4,000円~5,000円
薬剤を使用する作業 5,000円~
トーラー作業 10,000円~35,000円
高圧洗浄作業(3mまで) 20,000円〜50,000円

以上の作業料金の他に、以下のような基本料金が加算されます。

基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 0円〜8,000円(または、作業料金の20〜30%)
出張費 0円〜5,000円
見積もり 0円〜
契約後のキャンセル料 キャンセルする時期による

 

水回りトラブルの修理料金は、状況によっても大きく上下します。必ず、最低3社以上の業者に見積もりを頼み、適正価格で運営している業者に依頼しましょう。

 

以下の記事で、さらに詳しく排水管修理の費用相場について説明しています。高額になる要因なども説明しているので、参考にしてください。

トイレの排水管トラブルを防ぐ方法

トイレの排水管つまりの原因

トイレのトラブルを解消したら、再発しないように予防することが大切です。ここでは、排水管のつまりや水漏れが起きないための予防方法を解説します。

トイレットペーパーを大量に流さない

トイレットペーパーは、水に流すことを前提に作られていますが、大量に流すとつまりの原因になります。

 

日本人のトイレットペーパーの使用量の平均値は、小のときで89cm、大のときで177cmです。そのため、このくらいの量なら、排水管に詰まる可能性はないと思われます。

 

「小」の場合と「大」の場合の水量とトイレットペーパーの使用量を表にしたので、参考にしてください。

流れる水の量 トイレットペーパー使用量 水道代(概算)
「小」で流す 6リットル 2mまで※ 約1.2円
「大」で流す 8リットル 10m 約1.6円

※LIXILが推奨しているトイレットペーパーの長さの限界

 

大で流す場合は、排泄物も一緒なので10m程度までとしています。大量のトイレットペーパーや排泄物を流すときは、2回に分けて水を流すと安心です。

 

また、通販などで安く買える海外製のトイレットペーパーは、つまりやすい傾向があります。頻繁にトイレつまりが起きているなら、国産品を使いましょう。

トイレットペーパーと排泄物以外は流さない

トイレに流せるとしているアイテムも含めて、トイレットペーパーと排泄物以外は流さないようにしたほうがつまりにくいです。

 

例えば、以下のようなものが、つまりの原因になります。

  • おむつや生理用品
  • ティッシュペーパー
  • 嘔吐物
  • ペット用のトイレ砂

ティッシュペーパーは水に溶けないため、注意しましょう。また、嘔吐物には油分が含まれており、トイレに流すと詰まりやすい傾向です。

 

ペット用のトイレ砂は、水に流れるタイプもあります。しかし、犬猫の排泄物は、人間のものより水分が少なく溶けにくい性質です。トイレに流さず、ゴミとして捨てるようにしてください。

 

下記の記事で、トイレつまりの原因について解説しています。簡単にできる解消法も説明しているので、参考にしてください。

節水対策はなるべく控える

節水対策をして、流れる水の量を少なくすると、トイレつまりが生じやすくなります。トイレつまりが起きないようにするには、充分に水を流すことが大切です。

 

トイレットペーパーや排泄物がきちんと流れるように、トイレは設計されています。決められた水量よりも水が減ってしまうと、排水管に詰まってしまうため、注意が必要です。

 

また、水の流し方が足りないと、尿石の生成にもつながります。

 

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上図のようにペットボトルをトイレタンクに入れて節水すると、タンク内の部品にダメージを与えやすいので、おすすめできません。

排水管を掃除する

排水管に汚れが蓄積すると、トイレつまりが発生します。市販の排水管用の洗剤等を使って排水管の掃除をすると、トイレつまりを予防できます。

 

汚れが頑固になると、市販の洗剤ではなかなか除去できません。週に1回ほどの頻度での掃除がおすすめです。

トイレの排水管を掃除する方法

トイレの排水管の掃除方法

トイレつまりを予防するためにも、排水管の掃除は欠かせません。

  • 重曹とお酢で掃除する
  • 市販の薬剤で掃除する

ここでは、上の2種類の掃除方法を解説するので、参考にしてみてください。

重曹とお酢で掃除する

重曹とお酢なら、揮発したガスで気分が悪くなることもありません。小さなお子さんのいるご家庭でも、安心して利用できます。

 

【用意するもの】

  • 重曹:カップ4分の1(50ml)
  • お酢(またはクエン酸):カップ2分の1(100ml)
  • 40~50℃程度のぬるま湯:便器の半分ぐらい
  • 紙コップなど便器の水を除去するためのもの

 

【掃除の手順】

  1. 便器の中に溜まっている水を取り出す
  2. 重曹を便器に注ぎ入れる
  3. お酢を重曹の上から注ぐ
  4. お湯をかけて、1時間程度放置する
  5. 水を流して、ブラシでこすり洗い

 

以下の記事で、重曹を使った掃除方法をプロセスごとにさらにわかりやすく説明しています。重曹がない場合の代用品など、ちょっとしたアイディアも紹介しているので、参考にしてください。

市販の薬剤で掃除する

市販の排水管洗浄用に作られた薬剤は、重曹では落としきれない汚れもしっかり除去します。

 

おすすめの薬剤は、以下のとおりです。

  • かんたん洗浄丸
  • バイオサイクル トイレ用
  • ピーピースルーF
  • サンポール

それぞれの説明書を確認して、正しく利用してください。放置時間を説明書より長くしても、さらに汚れが落ちるわけではありません。

 

また、便器の素材によっては使えない薬剤もあるので、便器の説明書も確認しましょう。

 

排水管の掃除については、以下の記事を参考にしてみてください。自分でできる排水管掃除の方法を、分かりやすくまとめています。

トイレタンクを掃除

トイレタンク内が汚れていると、水を流すたびに汚れが便器に入り込み、排水管のつまりにつながります。タンク内は湿気があり、黒カビなどが増殖しやすい環境です。

 

トイレタンクは3ヶ月に1回を目安に掃除するのがおすすめです。重曹などを使って、内部部品にダメージを与えない方法で掃除しましょう。

 

ただし、タンク内には金属製、ゴム製などの部品が設置されているので、塩素系漂白剤は使用できません

 

トイレタンクの正しい清掃の仕方は、以下の記事を参考にしてください。間違った方法で清掃すると、タンク内部品を傷つけて、トラブルが生じます。

トイレの排水管トラブルをすぐに解消したいときは

トイレの排水管トラブルにお困りの方へ

トイレの排水管の仕組みや起こりやすいトラブル、解消法を紹介しました。

 

ご紹介した方法でトラブルが解消できないときは、無理をせずに水道修理業者に相談してください。

 

業者選びに迷ったら、私たち『クリーンライフ』にお任せください。300以上の市区町村から指定を受けた指定給水装置工事事業者なので、安心です。

 

年中無休で24時間受付しています。お問い合わせいただいてから、最短30分で駆けつけます。

 

⇒クリーンライフにトイレの排水管つまりの相談をしてみる

2024.09.08
2024.09.28

今回はトイレの黒ずみの原因別に、適切な掃除方法・使う洗剤をお伝えします。

 

トイレの黒ずみは、主に以下が原因です。

  • カビ
  • 尿石
  • 水垢
  • 複合的な汚れ

紹介する方法は、いずれも簡単にできる方法ばかりです。原因に適した方法で、黒ずみを除去しましょう。

 

また、黒ずみを除去する際の注意点や、簡単にできて効果的な黒ずみの予防方法も解説するので、参考にしてください。

トイレの黒ずみ汚れに適した洗剤・漂白剤

黒ずみや黄ばみといった汚れには、「酸性の汚れ」と「アルカリ性の汚れ」があります。 酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤が効果的で、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤が効果的です。

 

原因別の掃除方法を確認する前に、汚れの種類ごとに何性なのか、またそれぞれに有効な洗剤は何なのか、下記の表にまとめました。チェックしておきましょう。

汚れの原因 性質 有効な洗剤
カビ 酸性 塩素系漂白剤
尿石 アルカリ性 酸性洗剤・酸素系漂白剤
水垢 アルカリ性 クレンザーを
複合的な汚れ 重曹・クエン酸

洗剤を購入するときのために、酸性の洗剤とアルカリ性の洗剤の主な製品を紹介します。

  • 酸性の洗剤:サンポール、ワイドハイター、デオライトL
  • アルカリ性の洗剤:オキシクリーン、カビキラー、ハイター

トイレマジックリンやウタマロクリーナーといった中性洗剤が、普段使いには安心です。

黒ずみの原因は見た目では判断できない

黒ずみ汚れの原因は、3種類あると説明しましたが、実は原因を見た目で判断することはできません。原因別に適した掃除方法はあるのですが、見た目だけでどの方法が最適か判断することは難しいのです。

 

そのため、汚れの落ち具合を確認しながら、少しずつ強力な方法を試していきます。黒ずみの原因問わず、基本的に手順は同じです。

トイレの黒ずみを落とす前の準備

トイレの黒ずみを落とす前に行わないといけない準備が、便器内の水抜きです。どの洗剤を使うにしても、しっかりと黒ずみの汚れ部分に浸透させるために、水で薄まることを避ける必要があります。

 

<トイレの水抜きの方法> 

  • バケツで便器に水を勢いよく入れる
  • ラバーカップを使う

洗剤が便器内の水で薄まらないために、水抜きをしてあらかじめ便器内の水位を下げておきましょう。

バケツで便器に水を勢いよく入れる

まずは、便器の電源コンセントを抜いて、濡れたことが原因で感電などのトラブルが起きないようにしておきます。

 

バケツに半分程度の水をため、少し高いところから便器内に勢いよく流し込みましょう。

 

水を勢いよく流し込むことで生じる、水圧を利用します。タンク内の水分量を調整するために排水口の水が引き、便器内の水位がちょうどよいくらいに下がります。

ラバーカップを使う

もう一つの方法が、ラバーカップを使って水位を下げる方法です。

 

ラバーカップのワンを便器の排水口に密着させて、押し込む・引き抜くを繰り返します。すると排水を促進し、水位が下がります。

 

どちらかやりやすい方で便器内の水位を下げてから、黒ずみの掃除を始めましょう。

 

以下の記事で、ラバーカップの正しい使い方を説明しています。ラバーカップの種類や選び方も解説しているので、参考にしてください。

【原因別】トイレの黒ずみの落とし方

トイレの黒ずみ トイレの黒ずみの原因はカビ」「尿石」「水垢」のどれか、もしくはこれらの組み合わせです。

 

原因それぞれに適した、黒ずみの落とし方を紹介します。

カビ

便器の中の水たまりの上部や、便座のフチにできることの多い黒ずみ。黒ずみは「カビ」などの微生物が原因になっていることが多いです。

 

カビは、温度・湿度・汚れを好み、カビにとって全ての理想的な条件が揃っているのが便器の中です。トイレはカビの温床にぴったりで、雑菌が繁殖しやすい環境なのです。

カビの黒ずみには塩素系漂白剤を使う

カビが原因の黒ずみには、「塩素系漂白剤」を使うのがおすすめです。ドラッグストアやスーパーなどで売っている、ハイターやカビキラーなど市販のものでOKです。

 

カビが原因の黒ずみは酸性なので、アルカリ性の塩素系漂白剤で中和させるのが効果的です。

 

■用意するもの

  • 塩素系漂白剤(ハイター、カビキラーなど)
塩素系漂白剤を使った黒ずみの落とし方
1.黒ずみに対して、全体を覆うように塩素系漂白剤をかける
2.そのまま2~3分放置する
3.水を流して完了

これが今回最も簡単な掃除方法です。

 

比較的軽度の黒ずみであれば、これだけでも十分に汚れを落とすことができます。 仕上げにトイレブラシで磨けば、より効果的です。

尿石

尿に含まれるたんぱく質が蓄積した尿石も、黒ずみの原因となります。

 

液体だった尿とは異なり、尿石はかなりしぶとい汚れとなり、なかなか落とせなくなってしまうので、早めの対策が必要です。

尿石の黒ずみには酸性洗剤を使う

塩素系漂白剤では汚れをキレイに落とせなかった場合、黒ずみの原因はカビではなく尿石の可能性があります。

 

アルカリ性の性質をもった尿石を除去するためには、サンポールなど酸性洗剤を使った掃除方法がおすすめです。

 

■用意するもの

  • サンポールなどの酸性洗剤
  • トイレブラシ
  • トイレットペーパー
酸性洗剤を使った黒ずみの落とし方
1.黒ずみの部分にトイレットペーパーを被せる
2.トイレットペーパーに酸性洗剤をかけて数分間放置する
3.トイレットペーパーごとまとめてトイレブラシでこする
4.水を流して完了

便器のフチにも黒ずみが付いている場合は、フチ裏にも黒ずみが広がっている可能性が高いです。フチ裏にもトイレットペーパーを詰めて、酸性洗剤をしみ込ませましょう。

酸素系漂白剤をつけ置きする

オキシクリーンの使い方

尿石が原因の頑固な黒ずみには、オキシクリーンといった酸素系漂白剤のつけ置きも効果的です。

 

こちらもとても簡単にできますので、酸性洗剤では効き目が薄かった場合は、試してみてください。

 

■用意するもの

  • オキシクリーンなどの酸素系漂白剤:スプーン1杯程度
  • お湯:2L程度
  • バケツ
  • 泡だて器
酸素系漂白剤を使った黒ずみの落とし方
1.60~80℃くらいのお湯をバケツに用意し、酸素系漂白剤を入れる
2.泡だて器を使ってかき混ぜ、泡立てる
3.便器内に漂白剤を溶かしたお湯を流し入れる
4.30分~6時間程度放置する
(※放置時間は黒ずみ汚れの程度による)
5.水を流して完了

ポイントは熱いお湯を使うことです。 酸素系漂白剤は温度が高いほど泡立ちがよくなり、洗浄効果もUPする特徴があります。

 

ただし、熱湯は陶器でできた便器を割ってしまう可能性があるので、NGです。

水垢

水道水に含まれるケイ酸塩やホコリ、雑菌が蓄積して固まってできる水垢も、黒ずみの原因になります。浴槽にできる水垢の原因も、同じ仕組みです。

水垢の黒ずみはクレンザーで落とす

黒ずんだ水垢は、塩素系漂白剤も、酸性洗剤も、酸素系漂白剤を試しても完全に落としきれないケースもあります。

 

水垢や酸化した鉄分などは長期間放置すると、便器にこべりついてしまいます。こうなってしまうと、薬剤で溶かすだけではなく、物理的に削り落とす必要が出てきます。

 

■用意するもの

  • 研磨剤が入ったクレンザー
  • トイレブラシ
クレンザーを使った黒ずみの落とし方
1.クレンザーを黒ずみ部分にかける
2.水で濡らしたトイレブラシで黒ずみを直接こする

この方法は、長年蓄積されたしつこい黒ずみ汚れにも効果的である一方、リスクもあります。

 

削り落とす過程で、便器を傷つけてしまう恐れがあるのです。トイレメーカーによっては、研磨剤入りのクレンザーで磨くことを禁止しているところもあるくらいです。

 

高い効果は期待できますが、慎重に扱わなければいけないので、不安がある方は後ほど紹介する、水道修理業者に依頼するのも一つの手です。

 

水垢についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。水垢ができないための予防方法も説明しています。

複合的な汚れ

トイレの黒ずみの原因は、何か1つだけというよりは、カビや尿石などが複合的に付着することが多いです。

 

便器やその周辺には、どうしても日頃から汚れが付着しやすいので、複合的に混ざり合い、より頑固な黒ずみを作り出してしまいます。

複合的な汚れには重曹とクエン酸を使う

これまで、カビ・尿石・水垢など、特定の原因に効果的な掃除方法をお伝えしましたが、トイレの黒ずみはこれらの原因が複合的に混ざり合っているケースも少なくありません。

 

落としづらい複合汚れには、重曹とクエン酸を組み合わせた方法を試してみてください。重曹には「高い洗浄力が、クエン酸には「重曹の洗浄力を高める力」があります。100均などで安く手に入る点も嬉しいですね。

 

■用意するもの

  • 重曹:適量
  • クエン酸:小さじ1~2杯程度
  • 水:500ml程度
  • トイレブラシ
  • スプレーボトル
  • トイレットペーパー
重曹とクエン酸を使った黒ずみの落とし方
1.黒ずみ部分に重曹を多めに振りかける
2.スプレーボトルに水とクエン酸を入れて混ぜる
3.重曹の上からスプレーを吹きかける
4.泡が発生するので、そこにトイレットペーパーを被せる
5.1~2時間程度放置する
6.トイレットペーパーを外し、最後にトイレブラシで擦る
7.水を流して完了

重曹とクエン酸を使った落とし方は、どんな黒ずみの原因にも広く効果が期待できる一方、汚れ落とし専用の洗剤や漂白剤を使ったときと比較すると、効果が少なくなってしまいます。

 

そのため、「洗剤や漂白剤が家にはないけど、重曹やクエン酸は家事でも使うから持っている!」という方は、最初に試してみると良いでしょう。

 

重曹とクエン酸は、トイレつまりにも利用できます。以下の記事を利用して、大いに役立ててください。

トイレの黒ずみを落とすときの注意点

トイレの黒ずみを落とす際の注意点は、以下の2つです。

  • 塩素系洗剤と酸性洗剤を一緒に使わない
  • 掃除後は洗剤や漂白剤を水で流す

それぞれについて説明します。

塩素系洗剤と酸性洗剤を一緒に使わない

黒ずみを掃除する手順は、塩素系漂白剤→酸性洗剤です。

 

しかし、塩素系漂白剤と酸性洗剤の2種類を絶対に一緒に使ったり、混ぜたりしてはいけません。有毒ガスが発生し、重大な事故につながる危険があるので厳禁です。

 

塩素系漂白剤を使ったあとは、念のため1日あけた翌日に酸性洗剤を使うなど、細心の注意を払いましょう。

掃除後は洗剤や漂白剤を水で流す

掃除後、便器内に洗剤や漂白剤が残らないように、しっかり水を流してください。洗剤が残っていると、次のようなリスクがあるので、注意が必要です。

  • 洗剤が残っているとカビが発生する原因になる
  • 残っている洗剤と次の掃除で使う洗剤が反応して、有毒ガスが発生する

ハンドルレバーを使って水を流し、水が届かない箇所はきれいなブラシでこすり洗いしながら、バケツの水をかけましょう。

トイレの黒ずみが落ちないときは業者に相談

トイレのトラブルに対応する水道修理業者

以下のような場合は、無理をせずに水回りの専門業者に相談してみましょう。

  • 今回紹介した方法を試したが、黒ずみ汚れが落ちない
  • これ以上自分でやると、便器を傷つけてしまう気がして心配

専門業者ならではの薬剤で汚れを落とすことはもちろん、汚れ防止のコーティングや古い器具の交換なども依頼できます。

業者に黒ずみ掃除を依頼したときの料金相場

専門業者にトイレの黒ずみ掃除を依頼した場合、料金相場は次のとおりです。

作業内容 修理料金目安
簡易な薬剤を使用した掃除 3,000円〜5,000円
頑固な尿石除去 8,000円〜
薬剤による排水管の清掃 10,000円〜

依頼する業者によって、作業内容・作業料金は異なるので、必ず事前に見積もりを取る必要があります。

 

⇒クリーンライフにトイレトラブルを相談してみる

業者選びで失敗しないためのポイント

専門業者であれば、自力では落とせなかったトイレの黒ずみもキレイにできる可能性が高まります。

 

しかし、どの業者に依頼してもよいわけではありません。以下の注意点を踏まえて、業者を選びましょう。

  • 相見積もりで比較してから依頼する
  • 口コミで評判を確認する
  • 出張費や割増料金をチェックする

依頼前に必ず見積もりをしてください。少なくとも最低3社の業者に相見積もりを依頼しましょう。

 

見積もりをもらった後は、料金の内訳までしっかり確認しましょう。割増料金や出張費用は加算されないのか、作業後に追加料金は発生しないのかなど、しっかりチェックしてください。

 

業者のホームページや口コミサイトで、トラブルがなかったかも確認しておくと安心です。コメントだけではなく、作業前後の写真を参考にするのもおすすめです。

 

業者選びに自信のない方は、以下の記事を参考にして信頼できる業者を選びましょう。

【簡単】トイレの黒ずみを予防する方法

トイレを掃除する人物トイレの黒ずみの予防方法について解説します。

 

一度キレイに掃除できたなら、今度はそのキレイな状態を維持することが重要です。特殊な洗剤や器具を使うのではなく、大切なのは日頃から常に意識することです。

トイレ掃除をこまめにする

便器に汚れや雑菌が溜まることを防ぎ、黒ずみが発生しやすい環境を作らないために、毎日の拭き掃除が効果的です。

 

トイレをなるべくこまめに手入れしてキレイに保てば、黒ずみ発生のリスクは大幅に抑えることができます。寝る前のタイミングがおすすめです。

 

尿石の黒ずみ対策」で紹介した、酸性洗剤をかけたトイレットペーパーを被せて放置することを、週1回のペースで行っても効果的です。黒ずみ除去と同様、黒ずみの予防にも有効です。

トイレの洗浄剤を利用する

トイレの黒ずみ防止に効果的な置くだけの洗剤や、スタンプ対応の洗浄剤を利用すると、何もしなくても黒ずみを予防できます。

 

  • タンクがあるトイレ:手洗い用の水が出るところに置くタイプの洗浄剤
  • タンクがないトイレ:便器の壁面に定期的にセットするスタンプ型の洗浄剤

 

洗浄剤なら、手軽に黒ずみを予防できて、大変便利です。

トイレタンク内に重曹を入れる

黒ずみの原因の一つであるカビが一番発生しやすい場所は、湿度の高いタンクの中です。

 

タンク内でカビが繁殖・増殖してしまうと、水を流す度に便器内へカビが流れ入ってきて、黒ずみの発生を促してしまいます。

 

そんなタンク内を洗浄するために、カップ1杯の重曹をタンクに入れましょう。6時間程度放置して、水を流せば完了です。 とても簡単なので、月1回のペースで、夜寝る前に洗浄するとよいでしょう。

 

タンク内の掃除は忘れがちです」。以下の記事を参考にして、タンク内の掃除もしておきましょう。

トイレ使用後にセスキ炭酸ソーダを吹きかける

便器内の細菌の増殖を抑えるためには、セスキ炭酸ソーダもおすすめです。

 

トイレを使ったあとに便器内にスプレーで吹きかけるだけで、黒ずみの予防になります。粉末タイプのものが市販されているので、スプレーボトルの中で水に溶かして、使用しましょう。

 

ただし、セスキ炭酸ソーダはそこまで殺菌・除菌作用が強力ではないので、他の予防策と並行して行うのがおすすめです。

トイレの黒ずみが頑固でお困りなら

トイレ トイレの黒ずみの原因はいくつかありますが、ある日突然発生するものではありません。日頃から意識的に掃除・予防すれば、ある程度の黒ずみを防ぐことは可能です。

 

ただし、無理に削ろうとしたり、強い薬剤を使ったりすると、便器を傷つけてしまうリスクもあります。

 

どうしても頑固な黒ずみが落ちない、安全に対処したい場合は、『クリーンライフ』へご相談ください。

 

クリーンライフ』は24時間365日対応可能で、最短30分でご自宅まで駆けつけます。現地調査・見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの黒ずみの相談をしてみる

2024.09.08
2024.09.28

トイレを使ったあとに水を流そうとしたら、水がなくなってた!

 

そんなトラブルには考えられる原因があります。原因を突き止めることで対処できますので、状態がこれ以上悪くならないためにも、予備知識の一つとしてぜひ覚えておいてください。

 

トイレの水がなくなる原因次第では、自力で対処が難しい場合があります。そんなときは業者に相談することをおすすめします。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

トイレの水がなくなる原因はトイレタンク?便器?

トイレの水がなくなるのは大きく分けて2つに分類でき、トイレタンクが原因の場合と便器や排水管が原因の場合があります。

 

以下の表を参考にして、ご自身のトイレの水がなくなる原因がどちらなのか判断してみてください。

トイレの水がなくなる原因 症状は?
トイレタンクが原因でトイレの水がなくなっている トイレを流しても水が出ない、流水量が少ない
便器や排水管が原因でトイレの水がなくなっている 便器内に溜まっている水の量が少ない、全くない

 

それでは、順番にトイレの水がなくなる原因をご紹介します。

トイレのタンク内から水がなくなる4つの原因と対処法

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トイレのタンク内に水が溜まらなくなる状態には、4つの原因があると考えられます。原因が分かれば対処法も導き出せます。

ボールタップの故障

トイレのタンクの中に溜まる水の量を調整してくれる部品を、ボールタップといいます。

 

トイレタンクの中にある浮き玉を繋いでいる部分を指し、タンクの中に水を溜めるときに弁を開いたり閉じたりすることでタンク内の水の量を調整します。

 

このとき、ボールタップに不具合があったり、ゴミが付着したりしているとボールタップが本来の役割を果たすことができません。

ボールタップが原因のときの対処法

ゴミが付着していることが原因になっている場合は、ボールタップを一旦外し、付着しているゴミを取り除きましょう。手で簡単に取れない場合は、ブラシなどを使ってこするとゴミを綺麗に取り除けます。

 

ゴミを取り除いて再び設置したあとでも不具合が直らない場合は、ボールタップそのものが故障している恐れがあります。

 

破損している場合は、ボールタップそのものを新しいものと交換する必要があります。ボールタップは市販されているものでOKです。

タンクの中で浮き玉が不具合を起こしている

トイレタンクの中に水がなくなるのは、タンクの中にある浮き玉に原因があることも考えられます。

 

一度タンクの中を覗いてみてください。浮き玉は、タンクの中の水の量を調整するために必要な部品です。

 

そのため、浮き玉に不具合があり、動きが悪くなっていると水の量をうまく調節することができず、タンク内から水がなくなることがあります。

浮き玉が原因のときの対処法

浮き玉は、トイレタンク内の水が一定の位置まで溜まったことを感知して、水が止まる仕組みになっています。

 

そのため、浮き玉がどこかで引っかかっていたり、浮き玉が破損したりしていると水位を感知できず、トイレタンク内の水がなくなるのです。

 

浮き玉が引っかかっていたら引っかかっている部分を直し、浮き玉が破損しているときは浮き玉を新しいものと交換しましょう。

ゴムフロートの不具合

トイレの水を流すとき、一般的にレバーをひねると水を流すことができます。

 

レバーをひねるとなぜ水が出るのかというと、レバーをひねったときにトイレタンク内のゴムフロートが持ち上がるためです。そのとき、トイレタンク内の水が便器に流れていき、汚水を流すことができるのです。

 

しかし、ゴムフロートに不具合が起きていると、トイレタンクの水をうまく流すことができません。

 

また、ゴムフロートにゴミがついている場合や水垢で汚れている場合、ゴムフロートそのものが壊れているなどのトラブルにより、不具合が起きてしまうのが一般的です。

ゴムフロートの不具合のときの対処法

トイレタンク内の水がなくなる原因がゴムフロートの汚れの際には、汚れを取り除くことで不具合が解消されます。

 

原因がゴムフロートを繋ぐ鎖が絡まりだった場合は、その絡まりを直すことで水がタンク内に溜まるようになります。もしも鎖がさびたり切れたりしている場合は、新しい鎖と交換しましょう。鎖はホームセンターなどで購入できます。

 

ゴムフロート本体に亀裂が入っている場合は、ゴムフロートとしての役割を果たしていません。ゴムフロート本体を交換しましょう。ゴムフロートもお店で購入可能です。

止水栓の開け忘れ

案外うっかりしているのが、止水栓の開け忘れです。

 

止水栓は、トイレタンクと給水管を繋ぐもので止水栓を開ければ水が通り、止水栓を閉めれば水の流れが止まります。

止水栓が原因のときの対処法

止水栓の開け忘れが原因であれば、止水栓を開けることでトイレタンク内に水が溜まるようになります。止水栓の開閉にはマイナスドライバーを使うと便利です。

 

止水栓を開きすぎると、トイレタンク内に溜まる水の量が多くなってしまう場合があります。止水栓の開き具合にはくれぐれも注意してください。

トイレの便器の中から水がなくなる4つの原因と対処法

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トイレに入ろうとしたら、便器の中の水がなくなっていて驚いた経験はありませんか?

 

何が原因か分からず困惑したことでしょう。便器の中の水がなくなる原因を突き止めて、正しい対処法をぜひ実践してみてください。

サイホン作用の影響

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トイレの水がなくなるトラブルの中で、自己サイホン作用という便器の中の水がなくなる現象があります。

 

一般的な洋式便器の奥にある排水管はS字型になっており、そこで蓋がされることで便器の中にも水が溜まる仕組みになっています。この蓋をする水を封水といいます。

 

ところが、トイレの水が勢いよく流れすぎてしまうなどの原因で、S字の排水部分から水がなくなり、便器の中の水がなくなることがあり、これが自己サイホン作用です。

サイホン作用が原因のときの対処法

自己サイホン作用によって便器中の水がなくなる場合、S字部分に水を溜めるとトラブルを解消できます。

 

バケツなどに水を汲んで、静かに便器の中へ水を流しましょう。このとき、一度止水栓を閉めたあとに水を流すことで、水の流れに勢いがつきます。

 

この対処法でも便器の中の水がなくなる場合は、排水管に何らかのトラブルが生じている可能性があります。排水管が原因の場合には専門業者でなければ解消は難しいため、早めに業者へ相談することをおすすめします。

排水管の中のつまり

TC 8

トイレの水のトラブルの中で、排水管に原因があることも珍しくありません。

 

特にトイレは汚物を流すところなので、排水管に大量のトイレットペーパーを一度に流すとつまりが発生し、これが原因となって便器の中の水がなくなることがあります。

排水管のつまりが原因のときの対処法

便器の中の水がなくなる状態を解消させるために、バケツなどに水を汲んで便器に流してみましょう。

 

そのほか、ラバーカップ(すっぽん)と呼ばれる道具を使う方法もおすすめです。

 

使い方はとても簡単なです。

  1. 止水栓を締める
  2. ラバーカップを排水口にあて、ゆっくり棒を押し込む
  3. 勢いを付けてラバーカップを引き上げるのを何度か繰り返す
  4. トイレに水をバケツなどで流し、水が流れてしっかりと便器内に溜まったら完了

汚水が周りに飛び散ったときのために、新聞紙などを床に敷いておくことをおすすめします。

 

ラバーカップを使った直し方を詳しくご覧になりたい場合には、こちらを参考にしてみてください。

 

⇒トイレつまりのラバーカップ(すっぽん)を使った直し方を見てみる

天候や大量の流水で排水管の気圧が変化した

TC 10

トイレの水がなくなることと気圧が関係していると聞いて、驚く方もいるのではないでしょうか。

 

一軒家よりもマンションやアパート、ショッピングモールやデパートのように、階数のある建物で起こりやすい現象です。

 

排水管の中の気圧が変わることで便器のS字部分の水が吸われ、便器の中の水がなくなるのです。これは上の階でトイレの水を大量に流したとき、排水管の中の気圧が変化して下の階のS字部分の水が引っ張られても発生します。

排水管内の気圧変化が原因のときの対処法

他の原因とは違って外的要因が原因となるため、1度トイレの水を流すと基本的には解消されます。

 

しかし、あまりにも多発する場合には、設計や排水管内に問題がある可能性も考えられます。早めに大家さんや管理会社、業者へ相談しましょう。

水が蒸発した

便器の中の水は簡単に蒸発するものではありませんが、例えば旅行や出張などで長期間家を留守にし、便器内の水が蒸発することは珍しくありません。

 

特に夏場などは気温が高くなるので、長期間ではなくとも、家を空ける時間が長くなれば便器内の水が蒸発しやすい状態になります。

水が蒸発したときの対処法

便器内の水が蒸発しただけなので、そのままタンクのレバーを引いて1度水を流せばトラブルは解消します。

 

もしも繰り返し便器の中の水が蒸発するのが気になるようなら、市販されている薬剤を使うとよいでしょう。

 

トイレの水の蒸発を予防するための薬剤が市販されていますので、長期間留守にする予定がある場合は、家を空ける前に薬剤を便器の中に注いでみてください。

トイレの水がなくなるのを防ぐ方法は?

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トイレの水がなくなるトラブルを放置してしまうと、場合によっては別のトラブルを誘発してしまう恐れがあります。

 

トイレの水がなくなることが多発する場合、原因を突き止めて早めに対処することをおすすめします。

定期的にトイレのメンテナンスをする

トイレの水がなくなるトラブルを予防するためには、定期的なメンテナンスをおすすめします。

 

トイレタンク内を定期的にチェックして、中の部品に不具合が起きていないか、破損していないか、ゴミが付着していないかなどを確認しましょう。

トイレの水がなくなる原因を作らない・早めに対処する

原因を作らないことも大切です。早めに不具合に気づくことができれば、トイレの水がなくなるトラブルが起こる前に対処できます。

 

例えば、便器の中の水が蒸発しやすいなら、市販の薬剤を使うことをおすすめします。

 

また、排水管にトイレットペーパーなどがつまったことが原因なら、一度に大量のトイレットペーパーを流さないように気を配ることが大切です。

 

トイレの水に関するトラブルを予防するためには、定期的なメンテナンスと、原因を作らないことが大切です。

トイレの水がなくなって心配なら

トイレの水がなくなる原因と対処法を、トイレタンクと便器に分けて4つずつご紹介しました。

 

1度や2度トイレの水がなくなった程度の異変であれば、問題ないケースが多いですが、早めに対応することが大切です。もし原因が分からない、対処法が自分には難しいと感じる方は専門業者へ相談してみることをおすすめします。

 

私たちクリーンライフでもトイレや水回りトラブルのご相談を受け付けております。

 

24時間365日フリーダイヤルでお電話できるため、早朝や夜間の急なトイレつまりもぜひご相談ください。無料でお見積もりいたします。

 

⇒クリーンライフにトイレ水漏れ・つまりトラブルの相談をしてみる

2022.05.19

今回はトイレつまりが自然に治るケースや、治らないときの対処法をご紹介します。

 

自然に治るトイレつまりの原因とは、以下のような水に流せるものです。

  • トイレットペーパー
  • 排泄物
  • 『トイレに流せる』商品

自然に治る前に症状を改善したい場合、ペットボトルやお湯など、身近なものを用いて自分で対処することも可能です。

 

自然に治らないトイレつまりは、いくら放置しても治りません。自然に治るトイレつまりか、治らないのか見極められるよう、具体的な症状例についてもお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

トイレつまりが自然に治る3つのケース

タンクレストイレ

トイレつまりが自然に治るケースは、主に以下の3つです。

  • トイレットペーパーのトイレつまり
  • 排泄物によるトイレつまり
  • 『トイレに流せる』商品のつまり

水に溶けるものによるトイレつまりなら、自然に治ります。時間の経過とともに、つまりの原因が徐々にほぐれていくからです。

 

自然に治るまでにかかる時間は、トイレつまりの原因によって異なりますので具体的に見てみましょう。

トイレットペーパーのトイレつまり

トイレットペーパーがつまったケースなら、自然に治るケースが多いです。時間をかければ、トイレットペーパーが水に溶けだします。

 

トイレつまりが解消されるまで2~3時間ほどは必要なので、急ぎでないなら様子を見ましょう。

 

数時間待ってもトイレつまりが解消されないときは、思い当たる原因が他にないか確認してください。つまっているもの次第では、いくら待っても治りません。

 

普段トイレを共有する方がいれば、詰まりの原因に心当たりがないか聞いてみてください。

排泄物によるトイレつまり

排泄物が原因のトイレつまりも、自然に治るといえます。時間が経てば、つまった排泄物が崩れていきます。

 

自然に治るまでにかかる時間は、2~3時間程度。待てる状況なら、そのままにしておくことをおすすめします。

 

時間が経っても改善されない場合、頑固なつまりが関与しているかもしれません。排泄物とはいえ、以下のような状態では完全につまってしまうケースもあります。

  • 排泄量が多い
  • お腹の調子が悪く、便が硬い

トイレつまりが自然に治る気配がないなら、後ほど取り上げる手軽な解消方法を試してみてください。

 

排せつ物によるトイレつまりの解消法は下記のページで詳しくまとめていますので、参考にしてください。

『トイレに流せる』商品のつまり

『トイレに流せる』と書かれた商品によるトイレつまりも、自然に治ることがあります。流す量が多いとつまってしまいますが、しばらくすると段々溶けてくるでしょう。

 

トイレつまりの解消までは、トイレットペーパーや便より時間が必要です。目安としては、6時間~12時間ほどかかると想定しておいてください。

 

朝に気付いた方は夜に、夜に気付いた方は翌日に確認してみましょう。変化がなければ、後ほど触れる手軽な解消方法を試してみるのがおすすめです。

 

ただし、元々は水に溶けるものでも、ペット砂などを固まりで一度にトイレへ流すとつまることがあります。このケースのトイレつまりは、自然に治ることはありません。

自然に治ることはないトイレつまり3つ

トイレつまり

トイレつまりの中には、自然に治ることがないケースもあります。水に溶けないものがつまっている場合は、そのままでは解消されません。

 

また、本来なら水に溶けるものでも、量が多すぎると解消されないケースもあります。

  • 吸水性の高いものによるトイレつまり
  • 固形物によるトイレつまり
  • 尿石によるトイレつまり

本項では、トイレつまりの原因になりやすく、自然には治らないものをご紹介します。該当するものがあれば、専門業者による対応が必要です。

吸水性の高いものによるトイレつまり

吸水性の高いものをトイレに流してしまうと、つまりが自然に治るのは難しいでしょう。

 

おむつや生理用品など水を吸うものがトイレに落ちると、排水管の中で何倍にも膨れ上がって取り出せなくなる可能性があります。

 

手で届く範囲に詰まりの対象物がなく取り出せない場合は、修理業者に修理を頼む必要があります。

固形物によるトイレつまり

固形物によるトイレつまりは多いのですが、自然に治ることはありません。水に溶けないので、落としたものがあれば取り出しましょう。

 

トイレつまりの原因によくなる固形物は、次の4つです。

  • スマホ
  • ライター
  • おもちゃ
  • ペンなどの筆記用具

スマホをトイレで操作し、落とすケースがよくあります。手に持っていなくても、ポケットから落としてしまうことも。ライターやペンなども同様です。

 

子どもが遊んでいておもちゃを落とし、流してしまうこともあります。

 

原因が分からない方は水位を確かめてください。トイレの水位が下がったままになっている場合は、異物によるトイレつまりの可能性があります。

 

トイレつまりで水位が下がる原因は、以下のページで詳しく解説しています。

尿石によるトイレつまり

トイレつまりの原因の一つに尿石があります。尿石は、雑菌などの影響で尿のカルシウムが変質したものです。

 

尿石が大きく固まってしまうと、トイレつまりが自然に治ることはありません。

 

トイレつまりを繰り返す場合や、異物を流していないのにトイレが詰まるときは、尿石が原因の可能性があります。

トイレつまりが起きたときのNG行動

トイレつまりが起きたときに、やってはいけないNG行動があります。

  • 無理やり水を流す
  • 止水栓を開けたまま作業する
  • 熱湯をトイレに流す

上記の行動をとると状況が悪化する可能性がありますので、注意してください。

無理やり水を流す

トイレつまりが自然に治るまで、水を流すのは避けましょう。つまっている状態では、トイレから汚水が溢れだしてしまいます。汚水が室内に漏れるのは、とても不衛生です。

 

早く治したい気持ちは分かりますが、無理やり押し流そうとしないでください。自然に治るのを待って、少しずつ流しましょう。

止水栓を開けたまま作業する

止水栓を開けたままトイレがつまった状態で水を流すと、便器の水が溢れてしまいます。

 

トイレつまり修理を開始する前には必ず止水栓を閉め、安全のために温水洗浄便座のコンセントを抜いておきましょう。

 

止水栓は、時計回りに回すと閉められます。閉める際に何回転させたか覚えておくと、緩めるときに同じ回数回せばよいので簡単です。

 

止水栓の場所や種類などを以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

熱湯をトイレに流す

トイレつまりの解消にお湯を使用することもありますが、熱湯は厳禁です。

 

熱湯を便器に流すと、陶器がひび割れる可能性があります。また、熱湯は配管にも良い影響を与えません。

 

便器が割れると便器本体ごと交換しなければならないため、必ず50℃程度のぬるま湯を使ってください。

自然に治る前にトイレつまりを解消する方法

水に溶けるものによるトイレつまりなら、そのままにしていても解消されます。ただ、自然に治るまではある程度の時間が必要で、急には溶けてくれません。

 

早くても数時間、遅ければ一晩はかかります。トイレつまりを早く治したい場合は、次の方法を試してみてください。

ペットボトルをスッポンの代用品として使う

how-to-use-plastic-bottle

ペットボトルを使えば、スッポン(ラバーカップ)と同様の効果を出せます。方法は次の通りです。

  1. 500mlのペットボトルを1本準備する
  2. 3~4cmほど下部を切り取り、キャップも外す
  3. 切り取った部分を下にして、トイレの排水口に挿す
  4. 飲み口部分を手で押さえ、押し引きする

飲み口部分を手で押さえることで簡易的に圧力をトイレにかけ、つまりの原因を押し流すことができます。簡単にできるため、自然に治るまで待てない場合におすすめの方法です。

 

水はねが起きるので、トイレの周りに新聞紙やタオルを敷いて行いましょう。後始末が楽にできます。

 

ペットボトルを使ったトイレつまりの直し方は、以下の記事で詳しく触れているので、参考にしてください。

ビニール袋を手にはめて押し引きする

ビニール袋の使い方

ラバーカップが手元にないときには、代用品としてビニール袋とゴム手袋を使ってつまりを解消できます。

  1. ゴム手袋をはめる
  2. ゴム手袋をはめた手をビニール袋に入れる
  3. 手をグーにして便器の排水口に手を入れる
  4. 便器の中で押したり引いたりを繰り返す

以上の手順でラバーカップ(スッポン)と同様の効果を得られます。

 

以下のページでは、ビニール袋を使うときの注意点をお伝えしているので、参考にしてください。

洗剤100mlとお湯を入れる

how-to-use- detergent

洗剤とお湯を使えば、トイレつまりを早く解消できます。手順は下記の通りです。

  1. 液体洗剤を100ml準備する
  2. 4Lの水を50℃前後に温める
  3. トイレの排水口に洗剤を入れる
  4. 排水口へゆっくりお湯を注ぐ
  5. 20~30分フタをして待つ
  6. 水を少し流して確認

トイレが割れるので、熱湯は厳禁です。沸騰させた2Lのお湯に、もう半分の水を混ぜれば、程よい温度になります。

 

食器用中性洗剤はタンパク質を分解し、便のつまりを溶かしてくれます。アルカリ性洗剤なら、トイレットペーパーや嘔吐物により有効。酸性であれば、尿石に効果が高くなります。

 

使用する洗剤は、必ず1種類にしてください。有毒ガスが発生するため、アルカリ性と酸性の洗剤を混ぜると大変危険です。

 

トイレつまりを洗剤で直す方法については、下記のページで中性・アルカリ性・酸性ごとに紹介しています。参考にしてお試しください。

重曹50mlとクエン酸(酢)100mlを入れる

how-to-use- sodium-bicarbonate

重曹とクエン酸(酢)も、トイレつまりの解消に役立ちます。酸性のクエン酸と、アルカリ性の重曹によって起こる化学反応を利用した方法です。

 

二酸化炭素の発生に備え、作業時は換気を徹底しましょう。

 

手順は、下記を参考にしてください。

  1. カップ1/4(50ml)の重曹を排水口に入れる
  2. クエン酸1/2カップ(100ml)を追加する
  3. トイレが半分浸かるまで、50℃前後のお湯を注ぐ
  4. フタを閉め、1時間待つ
  5. 水洗レバーの「小」で流して確認する

効果が薄くなってしまうので、重曹⇒クエン酸の順番を必ず守ってください。トイレが割れてしまうことを防ぐため、熱湯を注ぐのも厳禁です。

 

重曹とお酢(クエン酸)でトイレつまりを直す方法は、以下のページを参考にしてください。詳しい手順と注意点を解説しています。

針金ハンガーで異物を削る

針金ハンガーの使い方

針金ハンガーに細工をして、トイレつまり解消の道具として使えます。

  1. ペンチでハンガーの先端を輪にする
  2. 輪にした方を便器の中に入れる
  3. ハンガーの先がつまりに当たるまで入れる
  4. 小刻みに動かしてつまりの対象物を削る

針金を少しづつ動かしてみて、水が流れていけばつまりは解消されています。

 

針金ハンガーを使ったトイレつまりの治し方は、以下のページで詳しい手順を紹介していますので、ご覧ください。

トイレつまりを自分で対処する方法は、複数あります。以下の記事にまとめているので、チェックしてみてください。

自然に治らないトイレつまりは業者へ相談

業者に相談

異物や固形物が原因の自然に治らないトイレつまりは、修理業者に依頼するのがおすすめです。

 

原因に対して的確に対応し、素早くトイレつまりを解消してくれます。簡単な修理であれば、数分で終わるケースも多いです。

 

ただ、中には『修理業者は不安だ』と感じる方もいるかもしれません。修理業者へ安心して依頼できるよう、料金相場と選び方をご紹介します。

 

なお、賃貸物件にお住まいの方は、管理会社へ相談しましょう。

トイレつまり修理業者の料金相場

トイレつまりの解消を修理業者に依頼する際の料金相場は、8,000~25,000円ほどです。内訳は以下の通りですが、トイレつまりの原因や状態によって料金は変わります。

基本料金 0円~5,000円
作業費用 8,000円~30,000円
部品代 必要分で変動
出張料金 0円~5,000円
深夜料金 0円~10,000円

 

クリーンライフ』へのご依頼前には、下記の作業費用と目安時間もご確認ください。

作業内容 料金 所要時間
軽度なつまり(高圧ポンプ使用) 5,500円 30~60分
ドレンクリーナー使用 16,500円~ 30~60分
高圧洗浄機使用 27,500円~ 30~120分

修理業者へ依頼する前に、料金相場をしっかり把握しましょう。

 

⇒クリーンライフにトイレつまりの相談をしてみる

トイレつまり修理業者の選び方

修理業者を検討するなら、選び方が重要です。一部ではありますが、悪徳業者もいるため注意してください。

 

ポイントは以下の3つです。

  • 作業内容や料金が明確か
  • 実績はあるか
  • 利用者の評価が高いか

以上の3つのポイントを押さえて、必ず見積もりを取りましょう。

修理内容が分からないのは不安ですし、トラブルの元にもなります。トイレつまりの修理実績が、どの程度あるかも大切です。修理を実際に依頼した人の声は信頼できるので、口コミも確認してみましょう。

 

トイレつまり修理業者は、以下のページを参考に選んでください。修理料金を安く抑える方法も紹介しています。

トイレつまりの放置によるトラブル

自然に治るのであれば良いのですが、治らないケースでトイレつまりを放置するのは危険です。つまりが悪化し、新たなトラブルに発展してしまう可能性もあります。

 

面倒ではありますが、トラブルの内容を知っておけば、対処もしやすくなります。早めに対応するためにも、つまりの放置による危険性を把握しましょう。

便器から水があふれる

つまりを放置して悪化すると、便器から水が溢れる恐れがあります。

 

水が溢れると床や壁が汚れ、衛生面でも悪影響です。床材や壁紙の張り替え費用が発生する可能性もあります。

 

2階のトイレやマンションなどでトイレの水が溢れると、階下に浸水する可能性もあるでしょう。

 

つまりを放置して汚水が溢れる前に、トイレつまりを修理しましょう。

異臭が発生する

explanation

トイレつまりを放置していると、異臭が発生する原因となります。フタの役割をしているトイレの水が、『毛細管現象』によりつまっているものに吸われ、トイレの水位が下がってしまうのです。

 

『毛細管現象』は、細いすき間や溝に液体が流れ込みます。トイレットペーパーや掃除用シートなどがつまりの原因だと、繊維内に水が入り込むため起こりやすい現象です。

 

トイレの排水口を塞いでいる水がなくなると、下水の臭いが排水管から上がってきてしまいます。

近隣にも被害が広がる

トイレつまりを放置すると、近所の家まで被害が広がる恐れがあります。排水管つまりの影響が、近隣にまで及ぶためです。

 

マンションやアパートは、複数の部屋と排水管が繋がっているため、特に危険です。他の部屋にまで被害を出したことで、賠償問題にまで発展した事例もあります。

 

被害の拡大を防ぐためにも、トイレつまりは早めの対処が肝心です。

トイレつまりを予防する方法3つ

続いて、トイレつまりの予防法を厳選してお伝えします。自然に治るつまりでも、繰り返し起こると厄介です。

 

下記で3つ紹介しているので、ご確認ください。

トイレつまりの原因になるものは持ち込まない

必要最小限のもの以外は、トイレに持ち込まないでください。物を落としたために、トイレつまりが発生した事例は多くあります。

 

特に落としやすいのが、次の5つです。

  • スマホ
  • ハンカチ
  • おもちゃ
  • 置物

トイレに飾りを置いていると、お子さんのいるご家庭ではより危険です。つまりの原因になるものがトイレ内にあるなら、外に出しましょう。

十分な量の水を流す

状況に応じて十分な量の水を流さないと、トイレつまりの原因になります。流れる水の量が少ないと、トイレがつまりやすくなるからです。

 

大・小それぞれに必要な水量を計算して、メーカーはトイレを製造しています。トイレ後に毎回水を流すのはもちろん、便を出したあとは『大』を使ってトイレつまりを予防しましょう。

トイレットペーパーを使い過ぎない

トイレットペーパーの使用量は、1回につき3mまでにしましょう。トイレットペーパーの使い過ぎは、トイレつまりの原因になります。

 

ミシン目の端から端が、約15cm。ミシン目で切ったものを1枚とすれば、20枚が大体の上限です。

 

なお、トイレメーカーが発表しているトイレットペーパーの適正量は、次の通りです。

メーカー 大洗浄 小洗浄
TOTO シングル:~10m
ダブル:~5m
シングル:~3m
ダブル:~1.5m
Panasonic 水量設定による シングル・ダブル:~3m
LIXIL(INAX) ~5m 非推奨

上記はあくまでも目安です。海外製のトイレットペーパーは、日本製より溶けにくいのでさらに短く使ってください。

 

適正な使用量を事前に把握することで、トイレつまりを自ら防ぎましょう。

トイレつまりが自然に治らずお困りなら

トイレットペーパー・排泄物によるトイレつまりなら、自然に治ります。待てない方は、ご紹介した解消法を試してみてください。

 

しかし、異物が原因だと、自然に治ることはありません。放置により悪化する危険があるので、早めに業者へ対処を依頼しましょう。

 

依頼先に迷った場合は、24時間年中無休で水回りのトラブルに対応する『クリーンライフ』をご利用ください。確固たる実績や経験豊富なスタッフを武器に、深刻なトイレつまりもすぐに対処いたします。

⇒クリーンライフにトイレつまりの相談をしてみる

2024.09.08
2024.09.28
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