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トイレつまり・水漏れトラブルの対処法・修理

トイレの流れが悪い原因や対処法を紹介します。

 

流れが悪い原因によっては、ご自分での対処も可能です。しかし、原因によっては、プロの水道修理業者に依頼すべきケースもあります。下手に自分で解消しようとして、悪化させてしまうことも。

 

自分で対処できるのかどうかの見極めは、とても重要です。流れが悪いトイレを放置すると、重症化してしまうので、この記事を参考に対処してみてください。

トイレの流れが悪い5つの原因

原因と対処法

トイレの流れが悪い原因を5つ解説していきます。解決方法にも触れているので、そちらも参考にしてください。

タンク内の水が少ない

タンク内の水が少ないために、水の流れが悪くなることがあります。止水栓が閉まりすぎて、給水量が少ないのかもしれません。

 

止水栓が十分に開いてないと、水量が制限されてトイレタンクに水が溜まりにくくなります。止水栓を調節して、水の流れがスムーズになるか確認しましょう。

トイレタンクの構造

止水栓を調整してもタンク内の水が少ない場合は、タンク内の部品に不具合が起きています。以下の部品を確認してみましょう。

  • ゴムフロート
  • ボールタップ
  • 浮き球

鎖が絡まっているだけなら、調整すれば解消できるかもしれません。その他の部品はパッキンの交換、または部品の交換が必要です。

 

タンクの水がなくなる原因は、以下の記事を参考にしてください。どの部品に不具合があるのか分かりづらいときは、水道修理業者に相談しましょう。

便器に流れる水が少ない

タンクにペットボトルを入れない

便器に流れる水が少ないのは、節水のしすぎの可能性があります。

  • 節水式トイレなら水量を調整する
  • タンクにペットボトルを入れている場合は、取り出す

便器内の水位が著しく低いのは、便器の破損といったトラブルが原因かもしれません。節水していないのに水位が低い場合は、原因を突き止めることが大切です。

 

トイレの水位が低くなる原因は、以下の記事を参考にしてください。

タンクレストイレはブースター(加圧装置)の設置が可能

タンクレストイレは、水圧が低すぎると水量が少なくなります。水圧の低い住宅では、加圧するためにブースターの設置が必要です。

  • ブースター付きのタンクレストイレに交換する
  • ブースターを後付けする

ブースターの本体価格は、約20,000〜35,000円です。設置については、水道修理業者に相談しましょう。

トイレのどこかが詰まっている

トイレの流れが悪いときは、便器内のつまりにも注意が必要です。つまりの原因は以下が考えられます。

  • トイレットペーパーを大量に使った
  • メガネやスマホなど固形物を落とした
  • おむつなど水を吸い込むものを落とした
  • 尿石が溜まっている
  • 気温が低下している

トイレつまりの原因は、さまざまです。特に気温が低くなると、トイレットペーパーや排泄物が溶けにくくなります。

 

以下の記事でトイレつまりの原因を詳しく説明しているので、参考にしてください。

外にある汚水桝が詰まっている

マンションでは、管理会社が汚水桝のメンテナンスを定期的に行っています。しかし、戸建ての場合は、メンテナンスをしていないために、汚水桝がつまっているケースが少なくありません。

 

戸建ての汚水桝の掃除は、3年に1度の頻度が理想的です。少なくとも5年に1度は掃除しないと、何らかの不具合が生じます。

 

「流れにくくなった」「流れが悪い」といった不具合が生じてからの汚水桝の掃除は負担が大きいので、業者への依頼がおすすめです。

 

水道修理業者に依頼すると費用がかかるというデメリットはありますが、以下のようにメリットが多いのでおすすめです。

  • 掃除の負担が少なくてすむ
  • 汚れを完全に除去する
  • 汚水枡の不具合を見つけてすぐに対応する

汚水桝の掃除を水道修理業者に依頼した場合の流れや料金は、以下の記事を参考にしてください。

下の階でトイレつまりが起きている

集合住宅は排水管がつながっているので、トイレつまりの原因が階下の住民の場合もあリます。

 

ご自宅でトイレつまりになるようなものを一切流してないのに、つまりが生じているなら、管理会社に相談してください。下の階が原因なら、他の部屋でも問題が起きているかもしれません。

 

賃貸で管理会社ではなく大家さんが直接管理している場合は、大家さんに相談してください。勝手に修理会社に依頼すると、トラブルになる可能性があります。

 

マンションでトイレつまりが起きているなら、以下の記事もご覧ください。マンションならではの注意点などを紹介しています。

トイレの流れが悪いときの対処法

トイレの流れが悪い原因がトイレつまりである場合のみ、ご自分での対処が可能です。以下の方法を試してみてください。

  • ぬるま湯を流す
  • ラバーカップ(すっぽん)を使う
  • 真空式パイプクリーナーを使う

それぞれについて、説明します。

ぬるま湯を流す

お湯とバケツの使い方

トイレットペーパーを大量に流しすぎた場合のつまりに、効果が期待できる方法です。

 

【ぬるま湯でトイレつまりを直す方法】

  1. 便器の周辺をビニールシートやタオルなどで養生する
  2. 便器内の水が多すぎるなら、給油ポンプや使い捨て紙コップですくい出す
  3. 50℃〜60℃のお湯をバケツに用意する
  4. 少し高い位置からバケツのぬるま湯を勢いよく流す

ぬるま湯の温度と水圧で、固まったトイレットペーパーをほぐします。

 

ただし、熱湯を使うのはNGです。高温の水を流すと、陶器製の便器にヒビが入ってしまう可能性があります。50℃前後の、やっと手を入れられる程度のお湯を使ってください。

 

詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

ラバーカップ(すっぽん)を使う

ラバーカップの使い方

大量のトイレットペーパーといった溶けるものであれば、ラバーカップで解消するのがおすすめです。

 

【ラバーカップの使い方】

  1. カップ部分がきちんと水に浸かる程度の水位にする
  2. カップを便器にぎゅっと押し付けて、密着させる
  3. カップをゆっくり押し込み、勢いよく引っ張る
  4. つまりが解消してゴボゴボと音がするまで、作業を繰り返す
  5. バケツで水を少し流して、つまりが改善したかどうか確認する

紙おむつやおもちゃ類など、溶けないものは奥に押し込まれてつまりが悪化してしまいます。つまりの原因がわからないときは、ラバーカップを使わないようにしましょう。

 

ラバーカップ(すっぽん)の使い方は、以下でより詳しく説明しています。

真空式パイプクリーナーを使う

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりさらに強い圧力を加えられるつまり解消用具です。

 

【真空式パイプクリーナーの使い方】

  1. 真空式パイプクリーナーの先を排水口に押し付ける
  2. ハンドルを勢いよく引き上げた後、押し下げる
  3. 3~4回押し引きを繰り返す
  4. 水が引いたら、バケツなどで水を流す

ラバーカップと同様に、トイレの排水口にカップ部分を押し当てて、ハンドルを操作して利用します。

 

注意点やさらに詳しい使い方は、以下の記事を参考にしてください。

水道修理業者に依頼する

ご紹介した方法で解消できないなら、水道修理業者への依頼がおすすめです。解消できないときは、以下のような原因が考えられます。

  • つまりの原因が排水管の奥深くにある
  • 排水管にトラブルが生じている
  • 汚水枡が詰まっている

業者に依頼した場合の費用相場は、以下のとおりです。

軽度のトイレつまり 8,000円〜
中度のトイレつまり 10,000円〜
重度のトイレつまり 15,000円〜

作業料金とは別に、業者によっては基本料金などが加算されます。依頼する前に見積もりを取って、追加料金の有無を確認してから依頼しましょう。

 

業者の料金についてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

トイレの流れを悪くしないための対策

トイレを掃除している男性

トイレの流れが悪くならないうちに、予防しましょう。

  • トイレットペーパーの質と量に注意する
  • こまめに掃除する
  • つまりの前兆に注意する

以上のことを心がけていると、トイレの流れが悪い状態を防げます。

トイレットペーパーの質と量に注意する

トイレットペーパーは水に流れる性質ですが、大量に使うとつまりの原因になります。少しずつ流しましょう。

 

また、海外製の安いトイレットペーパーの中には、水に溶けにくいものもあり、少量でも詰まりやすいので注意が必要です。

 

トイレットペーパーの量だけではなく、流す水の量も重要です。十分に水を流さないと、つまりの原因になります。

  • 2回に分けて水を流す
  • 「大」の方で水を流す

大量にトイレットペーパーを使うときは、上記のように水をたっぷり使いましょう。

こまめにトイレを掃除する

つまりの原因が尿石や水垢というケースもあるので、尿石や水垢が蓄積しないようにこまめな掃除をしましょう。拭き掃除は毎日、徹底した掃除を週末に行うのがおすすめです。

 

こまめに掃除をすると、ちょっとした変化にも気がつき、詰まらないようにすぐに対処できます。

 

以下の記事では、手軽にできるトイレの水垢の落とし方を解説しているので、参考にしてください。

 トイレつまりの前兆に注意する

以下のようなトイレつまりの前兆があれば、完全に詰まらないうちに対処しましょう。

  • ゴボゴボと音がする
  • 水を流すと、一瞬水位が上がる
  • 異臭がする

前兆があり、ある程度流れるなら、ご自分での対処も可能です。また、修理業者に依頼したとしても、比較的安い料金で解消できます。

 

トイレで異臭がするときは、以下の記事を参考にしてみてください。

トイレの流れが悪くお困りなら

トイレの流れが悪い原因や対処法をご紹介しました。

 

どうしてもご自分での対応が難しいと感じたら、プロの修理業者への依頼がおすすめです。軽微なつまりのうちに依頼すれば、修理料金を抑えられ重症化しません。

 

私たち『クリーンライフ』は、軽いトイレつまりでもすぐに対応可能です。お見積もりは無料なので、お気軽にご相談ください。年中無休で24時間、電話・LINE・メールで受け付けています。

 

⇒クリーンライフにトイレトラブルを相談してみる

2024.12.03

簡単で効果的な、トイレの水垢の除去方法を解説します。

 

便器やタンクの手洗い場を傷付けず、手軽にキレイにできる方法を紹介するので、参考にしてみてください。手軽に手に入るものを使った、体や環境に優しい方法が中心です。

 

あわせて、キレイな状態を保つための予防法もお伝えします。臭い対策にも効果的な方法なので、試してみてください。

トイレについた水垢の落とし方5つ

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水垢を除去する前に、水垢がついている便器やトイレタンクの素材を知っておきましょう。

 

便器は一般的に陶器製なので問題ありませんが、トイレタンクはプラスチック製のこともあります。プラスチックは硬度が低いので、硬度の高い素材で擦ると痛めてしまいます。

 

次に、水垢が付きやすい場所を確認しておきましょう。水垢は、水の流れが多い便器内にはあまり発生しません。主に次のような場所にある汚れが、水垢です。

  • 手洗い器
  • 便器のフチ

それでは、水垢の落とし方を解説していきます。

クエン酸水で落とす

手洗い器の掃除には、体に優しいクエン酸がおすすめです。

用意するもの

クエン酸は、柑橘類に含まれる酸性の成分です。アルカリ性の水垢に作用して、除去できます。

  • クエン酸
  • キッチンペーパー
  • ラップ
  • 雑巾
  • スポンジ
  • スプレーボトル

スプレーボトルは、300ml程度の大きさのものを選びます。

手順

クエン酸水が、タンク内に入らないようにしてください。タンク内には金属製のパーツがあるので、サビの原因になります。

  1. クエン酸小さじ1を水200mlに溶かしてクエン酸水を作る
  2. スプレーボトルにクエン酸水を入れる
  3. 水垢にキッチンペーパーをかぶせ、クエン酸水を吹きかける
  4. ラップで覆い、1時間程度放置する
  5. ラップを取り除いて、スポンジで軽く擦る
  6. よく絞った雑巾で拭き取る

予定外にトイレを使う可能性のある小さなお子さんのいるお宅なら、手洗い器部分を取り外して浴室などの持っていき、つけおき洗いがおすすめです。

 

また、重曹とクエン酸を使った掃除方法がよく紹介されていますが、注意が必要です。アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を一緒にすると、中和するだけで汚れを落とす効果はあまり期待できません。

 

クエン酸で落とせなかった酸性の汚れ(黒カビなど)を重曹で落とすようにしましょう。

重曹ペーストで落とす

重曹はアルカリ性なので、水垢には不向き。しかし、研磨剤として使うことは可能です。クレンザーより粒子が細かいため、タンクや便器に傷をつけない重曹ペーストでしっかり汚れを落としましょう。

用意するもの

まずは、重曹ペーストの材料です。重曹と水の割合は、2:1。

  • 重曹
  • ペーストを作るための容器
  • かき混ぜるための割り箸、またはスプーン

重曹大さじ2に対して、水を大さじ1で混ぜ合わせてください。

 

重曹ペーストを使った水垢落としに必要なものは、以下の通りです。

  • 重曹ペースト
  • ラップ
  • 雑巾

重曹ペーストは、さまざまな汚れの除去に活躍します。

手順

重曹ペーストは手が荒れる可能性があるので、皮膚がデリケートな方はゴム手袋を着けて始めましょう。

  1. 重曹ペーストをラップにつけて、水垢の上から擦る
  2. 水垢が取れたら、硬く絞った雑巾で拭き取る

研磨して落としていくという意識で、円を描くようにゆっくり動かしてください。

メラミンスポンジ(激落ちくん)で擦る

メラミンスポンジは、メラミンフォームやメラミンスポンジ、激落ちくんといった商品名で売っています。洗剤を使わずに、水で濡らして擦るだけで汚れが落ちるため、人気な掃除用具の一つです。

用意するもの

メラニンスポンジは、水垢をよく落とします。しかし、コーティングが剥がれてしまう可能性があるため、ピンポイントで使用することが大切です。

 

水垢にピンポイントで使用するために、まずは全体をきれいにします。そのため、メラミンスポンジのほかに、中性洗剤とスポンジも用意してください。

  • 中性洗剤
  • スポンジ
  • メラミンスポンジ
  • ハサミ

ハサミは、メラミンスポンジを適切な大きさに切るために使用します。

手順

洗剤を使わないので、比較的お肌に優しいのですが、皮膚の弱い方はゴム手袋を着けてください。

  1. 水垢のある場所全体を中性洗剤とスポンジで洗い、水を流す
  2. 水垢の場所(触ってざらざらした場所)を確認する
  3. メラミンスポンジを切って、水を含ませて水垢を擦る

メラミンスポンジ以外にも、以下のような水垢専用の商品が出ています。

  • 水垢落としスティック
  • 水垢用洗剤付きスチールたわし

そのほか、クエン酸を染み込ませた「激落ちくん」などもあるので、いろいろ試してみてください。

クレンザーを使う

どうしても落ちないトイレの水垢には、クレンザーを使って落とします。

用意するもの

クレンザーは便器のコーティングを除去してしまうので、粒子の細かいクレンザーを選びましょう。

  1. クリームクレンザー
  2. ラップフィルム
  3. トイレブラシ、スポンジ

クリームタイプの「ホーミング」や「ジフ」などがおすすめです。

手順

あまり強く擦ると、光沢が消えてしまうので注意してください。

  1. クリームクレンザーを水垢のある場所に塗布する
  2. ラップフィルムで水垢部分を擦る
  3. トイレブラシを使って水洗いをする

手洗い器の場合は、3でスポンジを使って水洗いした後、キッチンペーパー等で拭き上げます。

水垢専用洗剤で湿布する

頑固な水垢には、水垢専用の酸性洗剤を湿布して除去します。代表的なものをあげていきます。

  • 水アカストロングクリア
  • 洗剤能力PRO 水あかクリーナー
  • サンポール
  • トイレのルック

酸性なので、尿石にも効果が期待できます。

用意するもの

キッチンペーパーの代わりに、トイレットペーパーを使用してもOKです。

  • 水垢専用洗剤
  • キッチンペーパー
  • ラップ
  • ゴム手袋
  • 雑巾

ラップは、湿布をしているときに乾燥を防ぐために使用します。

手順

専用洗剤は比較的強酸なので、手袋は必ず着用して始めましょう。

  1. 水垢がついているトイレのフチに、キッチンペーパーを巻く
  2. キッチンペーパーの上から水垢専用洗剤をかける
  3. ラップをかけて約10分、放置する
  4. トイレのフチに設置したキッチンペーパーで汚れを擦る
  5. 雑巾を固く絞って拭き取る

酸性の洗剤を使ったあとで、塩素系漂白剤や塩素系洗剤を使用しないでください。酸性成分と塩素が反応して、塩素ガスが発生すると危険です。

トイレの水垢にハイター・オキシクリーンは使えない

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水垢はアルカリ性の汚れです。アルカリ性の汚れには、酸性洗剤を使うと落とせます。

 

ハイターやオキシクリーンはpH=11.0~12.0で、アルカリ性。アルカリ性の汚れにアルカリ性を使っても、ただ無駄に素材を痛めるだけです。必ず酸性のサンポールやクエン酸などを使用しましょう。

 

また、水垢落としに金属ブラシや研磨剤入りナイロンたわし、紙やすり(耐水ペーパー)などを使うと陶器を傷つけてしまう恐れがあるので、使用しないでください。

 

そのほか、メーカーによって注意事項があるので、説明書を確認してお手入れをしましょう。

トイレの水垢と間違えやすい汚れ

トイレ 汚れ

トイレの汚れが全て水垢というわけではありません。汚れの色によって、汚れの正体を知っておきましょう。汚れの種類によって、アプローチの仕方が異なります。

  • 茶色
  • 赤・ピンク
  • 黄色

汚れの正体を知れば、よりスムーズに除去できます。間違った洗剤を使うと、落ちにくくなることもあるので、注意が必要です。

白いうろこ状なら水垢

白くうろこ状になっている汚れは、水垢です。

 

便器や手洗い器は白なので、黒ずむまで気がつかないかもしれません。触ってみてざらざらしていれば、クエン酸スプレー等で除去しましょう。

 

白いうちなら除去しやすいので、こまめに触って確認してみてください。

黒ずんだ汚れは水垢かカビ

トイレの黒い汚れは、以下の可能性があります。

  • 黒カビ
  • 古い尿石
  • 硬化した水垢

基本的に、複数の原因が重なって黒ずんでいることがほとんどです。

 

黒カビは酸性、尿石や水垢はアルカリ性なので、別々のアプローチが必要。重曹とクエン酸を上手に組み合わせて除去してください。

茶色になったら古い水垢やカビ

古くなった水垢は、茶色になります。ただし、茶色だから水垢とは限りません。水垢以外にも次のような可能性が考えられます。

  • カビ
  • 尿石
  • サビ

可能性としては、古くなった尿石が最も高いでしょう。まずは中性洗剤で掃除をしてみて、落ちないなら酸性洗剤を使用してみてください。

ピンクまたは赤い汚れはロドトルラ

ピンクや赤い汚れの正体は以下の通りです。

  • メチロバクテリウム(バクテリア)
  • ロドトルラ(酵母)

赤い汚れを放置すると、黒カビの餌になって黒カビが増殖します。ピンクや赤い状態なら比較的除去しやすい汚れなので、中性洗剤で十分です。

黄色いなら尿石

黄色い汚れは、高い確率で尿石です。尿石は、尿に含まれる成分(タンパク質、尿素など)が細菌の作用で変質してできます。

 

トイレの掃除の頻度が少なすぎると、尿がそのままになっている場所で増殖していきます。石状の固い物質になるので、トイレつまりの原因の一つです。

 

また、尿石が大きくなると悪臭も増していくので、早めに対処してください。

トイレに水垢がつかないための予防方法

クエン酸水

トイレの水垢は発生すると除去しにくいため、つかないように予防した方が負担が少なくなります。以下のような方法で、水垢がつかないように気をつけましょう。

  • こまめに掃除する
  • 置き型洗浄剤を常置する
  • 逆性石鹸溶液を毎日吹きかける
  • トイレスタンプを使用する
  • 月に1度重曹をタンク内に一晩放置する

水垢がつかないようにすると、掃除がラクになり、悪臭を抑えられます。

こまめに掃除する

こまめに掃除をすることで、水垢や悪臭、カビなどを防止できます。汚れの防止だけではなく、水漏れ等のトラブルを軽微なうちに見つけられます。

 

特に、家族人数の多いご家庭は、できるだけこまめに掃除をしましょう。寝る前に以下を心がけるだけで、汚れにくくなります。

  • 水垢のできやすい手洗い器の周辺をサッと拭く
  • トイレの周辺や壁などをお掃除シートで拭く
  • 便器の縁をトイレブラシでサッと擦る

毎日の掃除は面倒かもしれませんが、汚れが付着せず掃除がラクになるのでおすすめです。

置き型洗浄剤を常置する

置き型洗浄剤は、タンク内や便器の縁に薬剤の入った容器を置いて、水が流れるたびに内部が少し溶けていくシステムです。デザインや香りの種類が豊富で、好みのタイプを選べます。

 

ただし、タンク内に設置するタイプは、次のようなトイレには使えません。

  • タンクレス
  • 手洗い器がないトイレ
  • トイレタンクの水を使用するウォシュレットが設置されている

設置できない場合は、以下の逆性石鹸溶液やトイレスタンプを利用してください。

逆性石鹸溶液を毎日吹きかける

逆性石鹸は汚れを落とす石鹸とは異なり、消毒・殺菌効果のある消毒剤です。

 

水1Lに逆性石鹸を2.5mlを溶かした溶液をスプレーに入れて、汚れやすい箇所に吹きかけておくと、水垢やカビ、雑菌の増殖を防止します。無色透明で無臭で、水にも溶けやすいので、利用しやすいです。

 

ただし、すでに水垢やカビができている場合は、除去効果はありません。吹きかける場所は、前もって掃除してきれいにしておきましょう。

 

逆性石けんは、「オスバンS」や「ベンザルコニウム塩化物液」といった名称でドラッグストアやネットショップで購入できます。手指の消毒や、洗濯物の悪臭防止にも使えて便利です。

トイレスタンプを使用する

トイレスタンプはスタンプ機能で濃縮ジェルを便器内に貼り付けて、水を流すたびに便器全体にジェルが広がり、以下のような効果を発揮する製品です。

  • 洗浄・防汚
  • 除菌
  • 黒ずみ防止
  • 消臭・芳香

トイレスタンプの効果を発揮するためには、スタンプする前に掃除をして、清潔な便器にすることが大切です。

 

また、スタンプする箇所も大切。できるだけ縁に近く、平らな場所にしないと、すぐに流れて効果が持続できません。

月に1度重曹をタンク内に一晩放置する

重曹は水垢には効果はありませんが、タンク内をキレイに保つ際に役立ち、便器内の汚れの蓄積を防ぎます。

 

タンクを開けてみると、黒ずみが増えていることがあります。この黒ずみはカビです。この水を便器に流すと、カビ菌が水垢等と結びついてより複雑な汚れになります。

 

月に一度、寝る前や外出する前に重曹をカップ1杯入れておくだけです。6時間ほど放置すれば、内部がキレイになります。

トイレの水垢が落ちないときは

トイレの水垢をキレイにする方法や、水垢がつかないための予防方法を紹介しました。

 

こまめなお掃除は水垢対策だけではなく、トイレトラブルが軽微なうちに気づくためにも重要です。少しでも気になることがあれば、『クリーンライフ』にご相談ください。

 

「掃除をしても頑固な汚れが取れない」「古い便器やタンクで、掃除をしてもすぐに汚れてしまう」とお困りの方は、トイレ交換を検討しても良いでしょう。

⇒クリーンライフにトイレトラブルを相談してみる

2024.12.03

普段は目にすることがないトイレタンクの内部ですが、実はトイレの中でも特に汚れが溜まりやすい箇所です。

 

トイレタンク内を掃除しないと、主に衛生面や快適性に支障が出るため、定期的な掃除をおすすめします。

 

今回はトイレタンク内を掃除する5つの方法や注意点、トイレタンク内の掃除が必要な理由を解説します。

 

業者によるトイレタンク内の掃除の費用相場や、後悔しない業者の選び方もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

トイレタンク内の掃除方法5つ

トイレタンク内を掃除するイメージ

トイレタンク内を掃除する方法はさまざまですが、その中でも特におすすめなものは以下の5つです。

  • 洗浄剤でトイレタンクを開けないで掃除
  • 重曹でトイレタンクを開けないで掃除
  • 中性洗剤でこすって掃除
  • オキシクリーンでこすって掃除
  • 掃除で落ちない汚れはサンドペーパーで削る

それぞれの掃除方法について、必要な物や手順などを詳しく解説します。

洗浄剤でトイレタンクを開けないで掃除

最も手軽かつ手を汚さずに掃除ができる方法は、市販されている洗浄剤の使用です。トイレタンク専用の洗浄剤なら、部品への影響も考慮した洗浄成分が配合されているため、安心できます。

必要な物

洗浄剤でトイレタンクを掃除する場合に必要な物は、以下の通りです。

  • 市販のトイレタンク洗浄剤

 

その他の掃除道具や特別なアイテムは不要で、洗浄剤さえあれば問題ありません。

掃除のやり方

洗浄剤を用意したら、以下の手順でタンクを掃除します。

  1. トイレタンク内の水を1度流す
  2. 規定量の洗浄剤をトイレタンクの穴から入れる
  3. 指定の時間まで放置する
  4. トイレの水を数回流す

上記4ステップで、簡単かつ効果的にタンク内の汚れを落とせます。

 

ただし、すでにこびりついた頑固な汚れは落ちない可能性があるため、定期的なケアとしておすすめな掃除方法です。

重曹でトイレタンクを開けないで掃除

小さな子供がいる家庭や洗剤・薬剤の使用に不安がある方なら、洗浄剤の代わりに重曹で浸け置きする方法がおすすめです。

 

重曹はスーパーやドラッグストアなどで簡単に入手でき、天然成分で体や環境への悪影響もありません。

必要な物

重曹でトイレタンク内を掃除する場合に必要な物は、以下の通りです。

  • 大さじ1杯の重曹

 

洗浄剤による掃除方法と同じく必要な物は1つだけで、重曹があればすぐに実践できます。

掃除のやり方

重曹を用意したら、以下の手順で掃除をします。

  1. トイレタンクの穴から重曹を入れる
  2. 3時間~7時間程度放置する
  3. トイレの水を数回流す

 

重曹は弱アルカリ性の物質であり、汚れや悪臭の元になる酸性汚れをゆるやかに落とす効果に期待できます。

 

ただし、ほとんどのトイレは、メーカーからアルカリ性洗剤の使用を不可としている場合が多いです。

 

重曹も弱アルカリ性とはいえ、タンク内に長時間残留していると部品にダメージを与える恐れがあります。重曹による掃除は自己責任で行い、十分な量の水で洗い流しましょう。

中性洗剤でこすって掃除

浸け置き洗いではどうしても落ちない汚れが付着しているなら、トイレタンクを開けて直接こするという掃除方法が適しています。

 

こすって掃除する場合、使用する洗剤はトイレ用の中性洗剤で問題ありません。

必要な物

中性洗剤を使った掃除には、以下の道具が必要です。

  • マイナスドライバー
  • 中性洗剤
  • ゴム手袋
  • スポンジ
  • 歯ブラシ

 

マイナスドライバーは止水栓の開閉時に用います。ハンドル式の止水栓の場合は手で回せるため、マイナスドライバーを用意する必要はありません。

掃除のやり方

必要な道具を用意したら、以下の手順でトイレタンク内を掃除します。

  1. トイレの止水栓をマイナスドライバーで閉める
  2. 中性洗剤と水を含ませたスポンジで、フタの上と裏側を洗う
  3. フタを開いてトイレタンクに中性洗剤を吹き付け、スポンジと歯ブラシで洗う
  4. タンクの底にも汚れがあれば、水を流してから洗う
  5. 止水栓を掃除前と同じ程度まで緩める
  6. 水を流して洗剤を落とす

 

こすって掃除する場合、トイレタンクのフタを外す前に必ず止水栓を閉めましょう。止水栓が開いたままフタを外して水を流すと、給水ホースから出てくる水で床が濡れる可能性があります。

オキシクリーンでこすって掃除

中性洗剤の代わりに、酸素系漂白剤のオキシクリーンを使う方法もおすすめです。

 

オキシクリーンはトイレタンクだけでなく、浴室の掃除や衣服の漂白など幅広い用途に使えるため、持っておいて損はありません。

必要な物

オキシクリーンを使った掃除には、以下の道具が必要です。

  • マイナスドライバー
  • オキシクリーン
  • ぬるま湯
  • ゴム手袋
  • スポンジ
  • 歯ブラシ

 

オキシクリーンは溶かして使う必要があるため、ぬるま湯も用意しましょう。

掃除のやり方

必要な道具を用意したら、以下の手順で掃除しましょう。

  1. トイレの止水栓をマイナスドライバーで閉める
  2. 規定量のオキシクリーンをぬるま湯に溶かす
  3. オキシクリーン液をトイレタンク内に注ぐ
  4. スポンジと歯ブラシで内側を擦る
  5. 15分程度放置する
  6. 止水栓を掃除前と同じ程度まで緩める
  7. 水を流してオキシクリーン液を落とす

 

なお、悪臭が気になる場合は、放置時間を1時間~2時間程度まで延ばすとより効果的です。

掃除で落ちない汚れはサンドペーパーで削る

ご紹介した方法では除去できない固い水垢などの汚れは、サンドペーパーで削り落としましょう。

必要な物

荒いサンドペーパーを使うと、掃除をする面を傷つけてしまいます。傷ついたところに黒カビが生えてくるので、以下のものを用意しましょう。

  • 耐水性のサンドペーパー(1,000番程度)

水垢掃除用として売られているサンドペーパーもあります。

掃除のやり方

以下の手順で掃除します。

  1. サンドペーパーを使いやすい大きさに切る
  2. 掃除する箇所が濡れているか確認して、濡れていなかったら少し水を含ませる
  3. サンドペーパーに水を含ませ、優しくこする

力一杯こすると傷つけてしまうので、優しくこすります。

トイレタンク内を掃除する際の注意点

トイレタンク内の掃除は開ける・開けないにかかわらず、以下の点に注意が必要です。

  • ハイターなどの塩素系漂白剤は使わない
  • やり方を誤るとトイレタンクが故障する可能性もある

 

なぜ注意すべきなのか、以下より詳しく解説します。

ハイターなどの塩素系漂白剤は使わない

トイレタンク内にはカビが発生する場合も多いため、カビ汚れに強いハイターやカビキラーなどの塩素系漂白剤を使うべきか考える方も多いはずです。しかし、トイレタンク内の掃除に塩素系漂白剤は適していません。

 

トイレタンク内には金属製やゴム製の部品が使われており、塩素系漂白剤が長時間付着すると部品の劣化が早まるからです。

 

どうしても使いたい場合は浸け置き時間を数分~30分程度に抑えて、十分な量の水で洗い流しましょう。

やり方を誤るとトイレタンクが故障する可能性もある

トイレタンク内の部品は使用する洗剤や薬剤選びを誤るだけでなく、強くこすって動かした場合にも故障する恐れがあります。

 

万が一トイレタンクが故障すれば高額な修理代がかかり、賃貸住宅であっても自身の過失が原因として修理代を請求される可能性が高いです。

 

トイレタンク内の掃除は簡単に思えて故障のリスクを伴う難しい手入れなので、不安なら無理をせず業者への依頼をおすすめします。

トイレタンク内の掃除が必要な理由

トイレタンク内が掃除されているトイレ

トイレタンク内は、以下の理由から定期的な掃除が必要な箇所です。

  • トイレタンク内はさまざまな汚れが溜まりやすい
  • 便器にカビが付着する
  • 悪臭が発生する

トイレタンク内は便器ほど直接目にする機会がなく、1度も掃除したことがない方もいるはずです。

 

ここで解説するトイレタンク内の掃除の必要性を理解し、定期的なケアの習慣をつけましょう。

トイレタンク内はさまざまな汚れが溜まりやすい

常に水が溜まっており、密閉性が高いトイレタンクの中は相応に湿度も高くなります。そのため、以下のような汚れが溜まりやすいです。

  • 水アカ
  • 黒カビ

 

水アカは水道水に含まれているミネラル成分が固形化したもので、水が蒸発してもその場に残り、少しずつ蓄積されていきます。長期間放置するとトイレタンク内に固着し、簡単に除去できなくなる厄介な汚れです。

 

黒カビは高温多湿を好み、まさにトイレタンクの中は繁殖に最適な環境となっています。特に外の湿度が高まる梅雨時〜夏場は、少しでも掃除を怠ると黒カビが発生してしまいます。

便器にカビが付着する

トイレタンク内にカビが発生すると、水を出したときに便器までカビが流れていきます。その際に黒カビが付着するため、結果的に便器まで汚れやすくなります。

 

便器掃除の手間が増えるだけでなく、アレルギー症状が出たり、ぜんそく症状の悪化・再発にもつながったりするなどのリスクが高まります。

 

このようなトラブルを防ぐためにも、トイレタンク内の掃除は必要です。

悪臭が発生する

トイレタンク内に発生した汚れの放置は、便器の汚れだけでなく独特な悪臭にもつながります。

 

こまめに便器を掃除しても悪臭がなかなか解消されない場合は、トイレタンク内の汚れが原因となっている可能性が高いです。

 

消臭剤では根本的な解決には至らないため、掃除で汚れそのものを除去する必要があります。

トイレタンク内を掃除する頻度

トイレタンク内の汚れの発生を防ぎたいなら、月に1回程度の掃除が理想的です。トイレのメーカーごとに掃除する頻度の目安が提示されている場合もあるため、取扱説明書を確認してみましょう。

 

汚れが軽微なうちはこまめにしっかりと掃除する必要はなく、トイレタンク内に洗浄剤や重曹を入れて浸け置きする程度のケアで十分です。

 

ただし、浸け置きに時間がかかるため、外出前や就寝前などトイレをしばらく使用しないタイミングを選びましょう。

トイレタンク内を掃除以外でキレイに保つ方法

トイレタンク内は開けずに汚れを落とす方法もあるとはいえ、「掃除」と考えるとおっくうに思えてしまうものです。

 

ここでは、掃除よりも手軽にトイレタンク内に汚れが発生しにくくなる以下の方法について解説します。

  • 置き型の洗浄剤を使う
  • トイレタンク用の漂白剤を入れる

 

できるだけ掃除の頻度を下げたい方は、参考にしてみてください。

置き型の洗浄剤を使う

上部に手洗い場が設置されているトイレタンクの場合、「ブルーレット」など置き型の洗浄剤を使う方法がおすすめです。

 

トイレを使う度に洗浄剤がタンク内・便器へ流れていくため、掃除をしなくてもトイレのほぼ全体がすみずみまでキレイに保たれます。

トイレタンク用の漂白剤を入れる

置き型のトイレタンク用洗浄剤の中には、漂白成分が配合された製品もあります。トイレタンク内や便器の黒ずみが気になるなら、漂白成分入りの洗浄剤を選びましょう。

 

また、掃除に使えるオキシクリーンを手洗い場の穴から入れて、浸け置きする方法もおすすめです。

トイレタンク内の掃除を業者に頼む場合の費用相場

トイレの修理業者

トイレタンク内は細かな部品やデリケートな素材の部品が多く使われており、掃除方法を誤ると故障しかねない場所です。

 

しっかりと掃除してトイレタンク内を清潔に保ちたいのであれば、トイレの構造や汚れの種類ごとに効果的な掃除方法を熟知している業者への依頼がおすすめです。

 

なお、トイレタンク内の掃除は多くの場合10,000円以内で依頼できます。費用の内訳ごとの相場は、以下の通りです。

基本料金 0円~5,000円程度
タンク清掃 3,500円~8,000円程度
トイレ全体の清掃 5,000円~13,000円程度

 

業者によっては、上記以外に「出張料金」や「見積もり料金」なども加算される場合があります。

 

水道修理業者における料金体系の仕組みは以下の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。

トイレタンク内の掃除を依頼する業者の選び方

数ある業者の中から自分の希望に合った依頼先を見つけるため、以下のポイントは押さえておきましょう。

  • 複数の業者で見積もりを取る
  • トイレの修理に特化した業者を選ぶ
  • オプションの内容もチェックする
  • 口コミや評判で選ぶ

 

ここでは、各ポイントをどのように意識すべきなのかを詳しく解説します。

複数の業者で見積もりを取る

業者ごとに料金設定や追加料金の有無、費用総額とサービス内容のバランスは変わります。そのため、事前に見積もりを取って比較検討する必要があります。

 

依頼先の候補は1社に絞らず、2~3社程度まで挙げたうえで見積もり内容をよく確認しましょう。

 

なお、クリーンライフならお見積もり料金は無料、かつホームページにてトラブル別の料金シミュレーションが可能です。

 

⇒クリーンライフで料金シミュレーションをしてみる

トイレの修理に特化した業者を選ぶ

トイレタンク内の掃除を依頼できる主な業者として水道修理業者がありますが、一口に水道修理業者といっても得意としている分野は違います。

 

トイレタンク内の掃除なら、トイレの修理・清掃の実績が豊富な業者を選びましょう。メーカーや型式にかかわらず、専門的な知識を活かして効率的な作業をしてくれます。

オプションの内容もチェックする

業者に掃除してもらった直後のキレイな状態を長く保ちたいなら、「汚れ防止コート」などのオプションの利用もおすすめです。

 

業者によってさまざまなオプションが用意されているため、料金や基本のサービス内容に加えて、オプションの内容も確認しましょう。

口コミや評判で選ぶ

業者を選ぶにあたって、利用者による口コミや評判の良さも重要なポイントです。口コミなら広告だけでは見えない、実際の利用者だからこそ分かる事情も把握できます。

 

なお、クリーンライフでは、お客様よりいただいた口コミをホームページにて掲載しています。

 

⇒クリーンライフのトイレ修理に関する口コミを見る

トイレタンク内の掃除をお考えの方へ

トイレの中でも汚れが溜まりやすいタンク内ですが、使用する道具を誤ると部品を傷めて破損する恐れがあります。

 

また、しばらく掃除をしていないトイレタンク内はできる限り開けず、触れずに対処したいと考える方も多いでしょう。

 

トイレタンク内の汚れや悪臭にお困りの方は、つまり・水漏れ・部品交換などトイレ周りのトラブル解決で豊富な実績を持つクリーンライフにお任せください。指定給水装置工事事業者として、確かな技術と明朗会計で、どなたもご安心いただけるサービスを提供いたします。

 

⇒クリーンライフにトイレの水漏れ・つまりを相談してみる

2024.12.03

近年、日本で普及が進むウォシュレット。稀に水漏れし、以下のトラブルを招く恐れがあります。

  • 水道代の高額請求
  • 階下への水漏れ
  • 漏電・感電

水漏れトラブルの拡大を抑えるには、素早い対応が不可欠です。

 

今回はウォシュレットの水漏れの原因や、応急処置の方法を解説します。あわせて賃貸での対処法、業者利用時の料金相場などもお伝えしますので、参考にご覧ください。

ウォシュレットの水漏れの原因・対処方法

ウォシュレットのパネル

ウォシュレットの寿命は、7年~10年程です。寿命がきたら、ウォシュレットの交換も検討してください。

 

劣化状況が著しいと、以下から水漏れするリスクがアップします。

  • 洗浄ノズル本体
  • ウォシュレットの横
  • 温水タンク
  • 給水ホース・配管
  • 給水フィルター
  • 操作パネル

以降では、それぞれの水漏れが起こった原因や対応方法について、詳しく見ていきましょう。

洗浄ノズルから水漏れする原因

ウォシュレットの水漏れで多いのが、洗浄ノズル本体から水がポタポタ垂れる症状です。

 

洗浄ノズルとは、ウォシュレット内に格納されている温水の噴出口のこと。洗浄スイッチを押した際、出たり引っ込んだりします。

 

洗浄ノズルから水漏れする主な原因は、バルブユニットの汚れです。以下で症状が解消されなければ、ウォシュレット内の電気系統が故障している可能性もあります。

  • ノズル・バルブユニットを掃除する
  • ノズルを交換する

ちなみにバルブユニットとは、「ノズルの水を出す・止める」といった役割を持つ部分のこと。修理では電気系統が関わるため、素人は絶対に触れてはいけません。

 

水漏れ原因がバルブユニットのようなら、必ず業者に相談してください。

洗浄ノズルの掃除方法

最近では、セルフクリーニング機能が付いているウォシュレットがあります。しかし、クリーニング機能がない機種の場合は手動で掃除します。

 

お掃除の手順は、以下の通りです。

  1. 止水栓を閉める
  2. ノズルを出す
  3. ノズルを歯ブラシやお掃除シートで掃除する

『ノズル掃除』というボタンを押すと、ノズルが出てきます。ボタンがない場合は、ノズルが出た状態でコンセントを抜いてください。

洗浄ノズルの交換方法

洗浄ノズルを掃除しても水漏れが解決しないなら、ノズルの交換が必要です。保証期間なら、メーカーに連絡して無料で交換してもらいましょう。

 

ご自分でノズルを交換する方法は、以下の流れです。ゴム手袋をつけて行ってください。

  1. 止水栓を閉める
  2. ウォシュレットのコンセントを抜く
  3. ノズルを手で掴み、反時計回りに回して取り外す
  4. 時計回りで新しいノズルを取り付ける
  5. 電源を入れる
  6. 止水栓を開く
  7. 動作確認する

LIXILの場合は、ノズル先端ならご自分で交換できます。TOTOは業者やメーカーへの依頼が必要です。

ウォシュレット横から水漏れする原因

ウォシュレット横からの水漏れ原因には、水抜栓が関与している可能性が高いです。

 

水抜栓とは、タンク内蔵型のウォシュレットに使用されている部品のこと。正確な名称は「給水フィルター付水抜き栓」といい、主に次の場所に設置されています。

  • トイレタンクの下
  • 給水管とウォシュレットの接続部分

水抜栓から水漏れする主な原因は、水抜栓の割れやOリングの劣化です。どちらも自力での修理は難しいため、業者への依頼をおすすめします。

温水タンクから水漏れする原因

貯水式のウォシュレットをご使用中の場合、温水タンクから水漏れするケースもあります。温水タンクとは、名前通り「温水を貯める」機能を持つタンクのことです。

 

温水タンクの水漏れは、以下を理由に発生するケースが多数。

  • 電気系統の故障
  • ゴムパッキンの劣化

修理には本体交換、内部の部品交換などの作業を要します。あわせて電気系統に触れる必要もあり、プロの業者でなければ大変危険です。

給水ホース・配管から水漏れする原因

給水ホースや配管から水漏れした際は、「ジョイント」という接続部分の金具が緩んでいる恐れがあります。一度金具を締め直してみて、トラブルが解消されないか確認してください。

 

症状が改善されなければ、給水管からの水を分岐させる分岐金具が劣化・故障しているかもしれません。劣化が著しい分岐金具は、新しいものに取り換えましょう。

 

きちんとした技術や知識を有していれば、ご自身での交換もOK。次のような誤った対処により、水漏れの悪化を招かないよう十分注意してください。

  • パッキンの型の誤り
  • 金具を締めすぎ

パッキンにはさまざまなサイズがあるので、同じものを購入する必要があります。少しでも不安に感じる方は、水道修理業者に依頼するのが無難です。

給水フィルターから水漏れする原因

たいていのウォシュレットは、次のような場所に給水フィルターが取り付けられています。

  • 操作パネルの下や横
  • ウォシュレット内部

給水フィルターとは、水道水から不純物を取り除く役割を持つ部品のこと。長年使い続けると汚れやゴミが溜まり、フィルターが目詰まりして水漏れを引き起こす恐れがあります。

 

給水フィルターからの水漏れは、歯ブラシなどを用いてフィルターを掃除するだけで、解消できる可能性が高いです。

給水フィルターの掃除方法

給水フィルターは、メーカーや製品によって異なりますが、止水栓につながった部分を確認してみてください。給水管をたどると、見つけられます。

 

給水フィルターの掃除方法は、一般的に以下の通りです。

  1. 給水フィルターを取り外して、分解する
  2. 歯ブラシ等で給水フィルターの目詰まりを取り除く
  3. 給水フィルターを元に戻す

多くの場合、取扱説明書かメーカー公式サイトに、詳しく記載されています。

操作パネルから水漏れする原因

最後に紹介するのは、ウォシュレットの操作パネル・ボタンから水漏れするケースです。いずれかで水が漏れている場合、ウォシュレットの本体内部でパーツが故障している可能性を疑いましょう。

 

修理方法の選択肢は、以下の通りです。

  • 内部の部品を交換する
  • ウォシュレット自体を交換する

電気製品である操作パネルも、素人が下手に触れると火災などの大事に繋がりかねません。無理に修理しようとせず、なるべく業者を利用するよう心がけてください。

ウォシュレットから水漏れした際の応急処置

電気系統の異常によって起こり得る、ウォシュレットの水漏れトラブル。修理が必要な場合は、基本的に水道修理業者を利用してください。

 

本項では、業者の到着までに行うべき応急処置の方法をお伝えします。

トイレの止水栓を閉める

ウォシュレットの水漏れを発見した際は、なるべく早めにトイレの止水栓を閉めましょう。一般的に、マイナスドライバーや手で右に回せば、水が止まる仕組みとなっています。

 

止水栓を閉めると、水道代の高額請求を防ぐと同時に以下も予防可能です。

  • 階下への水漏れ
  • 漏電・感電

次の項目に該当する方は、止水栓でなく水道の元栓を閉める必要があります。

  • 止水栓がないタイプのトイレを使っている
  • 止水栓の設置場所が見つからない

止水栓・元栓の位置が分からない方は、あわせて以下の記事もご一読ください。

ウォシュレットの電源を抜く

次に、コンセントからウォシュレットの電源プラグを抜きます。漏電・感電を防ぐため、作業時は必ずゴム製の手袋を装着しましょう。

 

プラグが濡れている場合は、しっかり水気をとったうえで抜いてください。ウォシュレットの電源の抜き忘れには、日頃の掃除やお手入れのシーンなどでも注意が必要です。

水で濡れた床を拭く

ウォシュレットから漏れ出た水は、素早く拭き取取りましょう。湿気が多いトイレはさらなる湿気を呼び、カビの発生リスクを高めてしまいます

 

あわせて、以下を引き起こす可能性も高いです。

  • 床材の腐食
  • 階下への水漏れ

水漏れに続く二次被害を招かないためには、足元の水分をできる限り取り除くことが大切です。

賃貸のウォシュレットから水漏れした際の対処法

アパートやマンションなどの賃貸物件

賃貸物件のウォシュレットが水漏れした場合、対処法は下記2つのケース別に異なります

  • 部屋に備え付けのウォシュレットか
  • 自分で設置したウォシュレットか

アパート・マンションなどの賃貸にお住まいの方は、本項の内容にもしっかり目を通しておきましょう。

大家さん・管理会社に相談する

賃貸に備え付けのウォシュレットをご使用中の場合、物件の所有者である大家さん・管理会社への相談が不可欠です。

 

連絡時は以下を把握・用意しておくと、よりスムーズに状況を説明できます。

  • 水漏れの状況・原因
  • ウォシュレットの写真
  • 便器・タンク・便座の型番

写真はウォシュレット全体のほか、部品の状況や型番が分かるように撮影するのがポイントです。

 

水漏れ原因が故意によるものでなければ、修理費用の負担先は大家さんまたは管理会社になるでしょう。

自分で修理する

自分で購入したウォシュレットをご使用中であれば、管理責任は住民側に帰属するため、自分で直す必要があります。修理・交換を依頼する場合、料金の請求先もご自身となるでしょう。

 

修理・交換方法は、ウォシュレットの保証期間を考慮して判断してください。

  • 保証期間内:販売・設置元に対応してもらう
  • 保証期間外:自分で修理または業者に依頼する

保証期間内であれば、販売・設置元のメーカーや業者に無料で対応してもらえる可能性が高いです。

 

たとえ保証期間外であれ、火災保険の特約(電気的・機械的特約)で補償されるケースもあります。保証書は必ず保存しておき、なるべくお得に水漏れトラブルを解消しましょう。

 

ウォシュレットの水漏れ修理を業者に頼む際の料金相場

トイレの水漏れ修理にかかる料金の相場

ウォシュレットから水漏れした際、業者を利用するメリットは以下の通りです。

  • 漏電・感電などの二次被害を防げる
  • 水漏れ原因を素早く特定できる
  • 修理に必要な道具・部品が揃っている
  • 短時間で修理が完結する

下手な対処で症状を悪化させないためにも、なるべくプロの力を頼りましょう

 

以降では、ウォシュレットの水漏れ修理費用の相場を基本料金と総額、2つに分けてお伝えします。

ウォシュレットの水漏れ修理にかかる基本料金の相場

ウォシュレットの水漏れ修理を依頼する際の費用は、以下に内訳できます。

料金の種類 料金の相場
基本料金 4,800円〜
作業料金 3,200円~11,200円
部材代 500円〜2,000円

※ウォシュレット本体の交換が必要な際は、別途本体代も発生。

 

基本料金とは、業者利用時に最低限必要な料金のことです。ぼったくりの被害に遭わないよう、事前見積もりを通じて信頼のおける依頼先か判断しましょう。

 

ウォシュレットの水漏れ修理にかかる総額の料金相場

ウォシュレットの水漏れ修理では、3,200円~11,200円の作業料金も発生します。前項の基本料金を踏まえると、総額の料金相場は8,000円~16,000円程度です。

 

ウォシュレットの買い替えが必要なケースでは、作業難易度が大幅に変動。並行して必要なパーツも増え、部材代が高額になりがちです。

 

なるべく安く修理したければ、症状が悪化する前の早めの依頼を推奨します。また、以下のような作業料金以外の余計な料金がかかると、それだけ高額になります。

  • 早朝・深夜の割増料金
  • 出張料

作業に関係ない料金は、問い合わせ時に確認できます。

ウォシュレットの水漏れを防ぐ方法

ウォシュレットの水漏れトラブルを防ぐには、日頃の管理やお手入れが重要です。

 

本項では、下記4つの予防策を紹介します。

  1. 止水栓を適切に閉める
  2. トイレ室内を換気・保温する
  3. ノズルをこまめに掃除する
  4. ウォシュレットを定期的に点検する

一つずつ、具体的な実践方法を見ていきましょう。

止水栓を適切に閉める

ウォシュレットの水流は、止水栓の閉め具合によって変わってきます。水流が強すぎると、トイレ本体や部品などへの負荷が大きくなるため、適切な水流になるよう調節しましょう。

 

水流による負荷をかけ続けた場合、ウォシュレットの各部品が劣化・損傷してしまう可能性が高まります。

 

水流が強いときの調整方法は、止水栓を時計回りに回すだけ。洗浄の強度が選べるボタンがあれば、ボタンを押してウォシュレットの水圧を調整することも可能です。

トイレ室内を換気・保温する

電化製品であるウォシュレットは、高温多湿の環境に不向きです。水漏れの発生リスクを抑えたければ、以下の方法をもとにトイレ室内の空気を循環させてください

  • 定期的に窓を開ける
  • 換気扇を回す

冬場は、内部の水が凍結する恐れがあります。凍結対策として有効なのは、トイレ室内を保温する方法です。

 

トイレ室内に暖房がないご家庭は、ウォシュレットの凍結予防機能をご活用ください。古い機種をご使用中であれば、排水管や便器内の水抜きをする手もあります。

 

水抜きの実施前は、必ずウォシュレットの取扱説明書に目を通しておきましょう。

ノズルをこまめに掃除する

ウォシュレットで最も水漏れが生じやすいノズルは、こまめな掃除が大切です。2週間に一度程度の掃除を心掛け、ノズルの清潔な状態を維持しましょう。

 

ノズルは電気で作動しているため、安全性を確保したうえでの掃除を心掛けてください。具体的には、以下の必要があります。

  • ウォシュレットの電源を切る
  • コンセントを抜く

掃除の手段は拭き掃除。ノズル洗浄ボタンを押してノズルを出した後、柔らかい布などで気になる汚れを拭き取りましょう。

 

歯ブラシはノズル本体を傷つけかねないので、使用を控えるのが無難です。掃除後は再度ノズル洗浄ボタンを押し、ノズルを収納し直してください。

ウォシュレットを定期的に点検する

ウォシュレットは、電気で作動する精密機器。定期的な点検により、水漏れの発生リスクを抑えましょう

 

点検の頻度は、3年に一度程度が目安です。主な点検箇所には、次のようなものがあります。

  • 給水フィルター
  • 脱臭フィルター
  • 脱臭カートリッジ
  • 便座クッション

また、以下のような最低限の点検は、毎日実施するのがおすすめです。

  • 水漏れが発生していないか
  • ウォシュレットが正常に動作しているか

いずれもご自身で対応して問題ありませんが、自信がなければ業者に依頼するといいでしょう。

ウォシュレットの水漏れで困ったときは

ウォシュレットから水漏れする原因、応急処置の方法などを紹介しました。

 

ウォシュレットの水漏れトラブルは、日頃のお手入れ次第で防げるケースも多数。適切に管理し、発生リスクを抑えましょう

 

修理のご依頼を検討中の方は、『クリーンライフ』にお気軽にご連絡ください。365日24時間素早く駆けつけ、水漏れの症状にすぐさま対応いたします。

 

⇒クリーンライフにウォシュレットの水漏れを相談してみる

2024.12.03

トイレが下水臭いときの原因は、トイレつまりや汚れなどが考えられます。

 

自分で対処できるケースも多いですが、なかには業者に相談しなければならないケースもあります。

 

この記事では、トイレの下水の臭いの原因と対処法を、分かりやすくまとめました。

 

簡単にできる解決策をお伝えしますので、トイレの下水臭でお困りの方はお試しください。

トイレが下水臭い6つの原因

原因

トイレが下水臭いのには、いくつかの原因が考えられます。

 

原因を知るためには、どこで下水の臭いがするのかを突き止める必要があります。

 

以下の表で「臭いを確認する場所」と「原因」をまとめました。

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

便器の中の水が減っている

封水が蒸発して水位が下がる

便器の中に溜まっている水を「封水」といいます。

 

便器の水(封水)には、下水の臭いや虫が上がってくるのを抑える役割があり、封水が減っていたり切れていたりすると、下水の臭いが上がってくることがあります。

 

封水は基本的に常に溜まっているものですが、何らかの原因で水がなくなってしまうことがあります。

 

考えられる原因は、以下の通りです。

  • 気温が高く、蒸発した
  • トイレを長期間使用していない(自然蒸発)
  • 気圧の変化による吸引
  • 排水管の施行ミス
  • 封水を溜める部分の故障

これらの原因によって封水がなくなると、下水の臭いがトイレに逆流してきます。

 

⇒便器の水が減っているときの対処法を見てみる

便器内の水が引っ張られた

自己サイホンの作用

トイレの水を大量に一気に流すと、排水管の中で真空状態になり、水が引きずり込まれてしまうことがあります。その現象を「自己サイホン作用」といい、封水切れの原因の一つです。

 

自己サイホン作用がおきたときは、便器の中に水を補給すれば、臭いを軽減できます。

 

しかし、何度も繰り返す場合は排水管の設計ミスの可能性もありますので、専門の業者に相談しましょう。

排水管内の気圧が変化した

誘導サイホン作用

誘導サイホン作用とは、水が流れる際に真空状態になり、排水管内の水が逆流する現象です。低気圧によるサイホン作用で、封水が減りやすくなります。

 

マンションのような集合住宅に多い現象で、上の階から大量の水が流れると、排水管内の気圧の変化が起き、トイレの封水が吸引されてしまうのです。

 

対処法としては気圧の変化を受けにくい処置を施す必要があるため、通気管を設置したり、排水管を太くする方法があります。

 

個人では対処できないため、業者に対応を依頼しましょう。

キッチンの換気扇を使用して排水管の気圧が下がった

キッチンの換気扇を使用することが原因で、トイレで下水の臭いが上がってくることがあります。

 

気密性の高い住まいでキッチンの換気扇を使うと、レンジフードが排気することで排水管内の気圧が下がり、トイレの封水が吸引されてしまうためです。

 

気圧が下がるのを解消するには、窓を開けて、室内の給気と排気のバランスを整えます。

 

同じような症状を繰り返すときには、業者に相談して対処してもらいましょう。

 

トイレの水が減ってお困りの方は、以下の記事をご覧ください。水位が低くなったときの対処法を紹介しています。

トイレが詰まっている

下水の臭いがひどいときは、トイレがつまっている可能性もあります。

 

【トイレが詰まる原因】

  • トイレットペーパーを大量に流した
  • 大量の排せつ物を一気に流した
  • 異物を落とした
  • トイレに流せないティッシュやウェットシートを流した
  • オムツやナプキンを流した

このように、一度に大量のものを流したり、水に溶けにくいものを流したりすると、トイレつまりの原因になります。

 

トイレがつまったときは、便器に40~50℃のお湯を流すと解消される可能性があります。

 

⇒トイレつまりの対処法を見てみる

水を吸い取る「毛細管現象」

毛細管現象

毛細管現象とは、排水トラップに引っかかったトイレットペーパーなどを伝って封水が流れてしまい、水位が下がってしまう現象です。

 

完全につまっている状態ではないことが多いため、気づかないうちに水が減少してしまいます。

 

毛細管現象が起きたときは、つまりの原因になるものを取り除かなければなりません。

 

ラバーカップやパイプクリーナーを使って、つまりの原因を除去しましょう。

汚れが溜まっている

便器に蓄積した汚れも、下水の臭いの原因になります。

 

【汚れの原因】

  • 尿石
  • カビ
  • 水垢

これらが蓄積すると頑固な汚れとなり、下水の臭いの原因になります。

 

とくに梅雨の時期や冬の結露でカビが発生しやすいため、便器のフチや裏までしっかり掃除することが大切です。

 

便器の掃除には、酸性洗剤を使う方法が手軽でおすすめです。

 

⇒トイレの掃除方法を見てみる

タンク内の部品で不具合が生じている

トイレタンクの構造

タンク内で部品の不具合が発生していると、封水の水位が下がり、下水臭の原因になります。

 

タンクを確認するときは、以下の部品を確かめましょう。

浮き玉 どこかに引っかかっていないか
ボールタップ 弁が破損していないか
ボルトが緩んでないか
パッキン 劣化していないか
オーバーフロー管 折れたり破損していないか

これらの不具合が見られるときは、修理または交換をしましょう。

 

⇒タンク内の部品の交換方法をすぐに見る

排水管の隙間から臭いが漏れている

トイレに手洗い場がある場合は、排水管と排水パイプに隙間がないか確認しましょう。

 

排水管がずれていたり、隙間があると、臭いが漏れてトイレで下水の臭いがします。

 

排水管に隙間があるときは、つなぎ目の防臭キャップを確かめてください。防臭キャップが劣化していると、臭いの漏れを防ぎきれずに漏れている可能性があります。

 

防臭キャップの交換は自分でもできますが、難しいときは業者に相談しましょう。

 

⇒防臭キャップを交換する方法を見てみる

便器と床の隙間から臭いが漏れている

便器本体に問題がない場合、トイレの床と便器の接続部分に原因がある可能性もあります。

 

施工不良などで隙間ができていると、隙間から下水の臭いが漏れ出します。

 

接続部分に隙間がある場合、自分で直すのは困難です。修理業者に相談し、急いで修理してもらいましょう。放置すると接合部分から水漏れするケースもあるので、注意が必要です。

 

トイレの床のトラブルについては、以下の記事が参考になります。床部分からの水漏れについて修理方法を紹介していますので、ぜひご覧ください。

トイレが下水臭いときの対処法

掃除道具

トイレが下水臭いときは、原因に適した対処をする必要があります。

 

トイレが下水臭いときの対処法をお伝えしますので、お試しください。

便器内に水を流す

便器の水(封水)が減って下水臭がするときは、便器内に水を流して封水を溜めましょう。

 

蒸発が原因で封水がなくなったのであれば、水を流すだけで解決できます。

 

封水を溜めてしばらくしても臭いが消えないときは、他に原因がある可能性があります。

便器内に40〜50℃のお湯を流す

52d8a87a4aa1af5ad134321be55af2cbトイレつまりが原因の場合は、便器に40~50℃のお湯を流してみましょう。

  • 40~50℃のお湯を用意する
  • 便器に溜まった水をできるだけ抜く
  • お湯を高めの位置からゆっくり注ぐ
  • しばらく放置して、トイレの水を流す

熱湯を使うと、便器が破損する恐れがあります。必ず40~50℃程度のぬるま湯を用意してください。

 

給湯器の温度を50℃に設定すれば、ぬるま湯を簡単に用意できます。

 

お湯を使ったトイレつまりの解消法が気になる方は、以下の記事をご覧ください。家にあるもので簡単に作業できますので、ぜひお試しください。

重曹とクエン酸を利用する

重曹・クエン酸によるトイレつまり解消

トイレつまりの解消には、重曹とクエン酸も有効です。

 

重曹とクエン酸を使ったトイレつまりの直し方を紹介します。

  1. 重曹50mlを便器に入れる
  2. クエン酸100mlを便器に入れる
  3. 便器の半分くらいの量のぬるま湯(50℃程度)を注ぐ
  4. 1時間放置して、少しずつ水を流す

重曹の上からクエン酸を振りかけると、発泡します。そのまま1時間ほど放置してから、少しずつ水を流して、つまりが解消できたか確認しましょう。

 

重曹とクエン酸は100円ショップやドラッグストアなど、身近な店で購入できるので、簡単に試せます。直し方については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

すっぽん(ラバーカップ)を利用する

ラバーカップの使い方

トイレつまりを直す道具といえば、すっぽん(ラバーカップ)です。

 

すっぽんの使い方は、以下の通りです。

  1. すっぽんのゴム部分が隠れる程度に水位を調整する
  2. すっぽんを便器の排水口に密着させる
  3. ゴム部分を押し込ませて、勢いよく引っ張る
  4. 1〜3の手順を数回繰り返す

ゴポゴポと音がして水が流れたら、つまりは解消されています。

 

つまりを解消させるポイントは、ラバーカップを勢いよく引っ張ることです。

 

すっぽんの使い方や手順を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。すっぽんの選び方も紹介しています。

トイレを掃除する

トイレの汚れが原因の場合は、トイレ掃除をして汚れを落としましょう。

 

トイレ掃除の方法を、2つ紹介します。

酸性洗剤で便器内を掃除する

トイレの尿石汚れの掃除には、酸性洗剤がおすすめです。尿石はアルカリ性の汚れなので、酸性洗剤を使うと落としやすくなります。

 

ここでは、酸性洗剤の「サンポール」を使ったトイレ掃除の手順を紹介します。

  1. 便器内の水を汲み取る
  2. 便器のフチや汚れが気になる部分にサンポールをかける
  3. 2〜3分放置してブラシでこする
  4. 水をしっかり流す

サンポールを使う場合は、目に入ったり、皮膚に付いたりしないように注意してください。

 

一度で汚れが落ちない場合は、何度か繰り返してみましょう。

 

尿石汚れについては、以下の記事でも掃除方法を紹介しています。サンポール以外の方法もまとめていますので、ご覧ください。

トイレタンクを掃除する

トイレタンクの中のカビ汚れは、中性洗剤を使って落とします。

 

中性洗剤を使う手順は、以下の通りです。

  1. トイレの止水栓を時計回りで閉める
  2. タンクのフタを開ける
  3. スポンジに中性洗剤と水を含ませ、フタを洗う
  4. トイレタンクに中性洗剤を吹き付ける
  5. スポンジと歯ブラシで汚れている部分を洗う
  6. 止水栓を開ける
  7. トイレの水を流して、洗剤を流す

トイレタンクの中には細かな部品がたくさんあるので、壊さないように注意して作業しましょう。

 

洗剤がタンクに残らないように、最後にたっぷり水を流してください。

 

トイレタンクの掃除方法は、中性洗剤を使う以外にもあります。以下の記事で紹介していますので、ご覧ください。

タンク内の部品を交換する

トイレタンク内の部品に不具合があるときは、部品を交換してください。

 

自分でできる交換方法を、2つ簡単に紹介します。

ボールタップを交換する

ボールタップが破損している場合は、新しい部品と交換します。

 

ボールタップは1,000円程度で購入できます。コーナンなどのホームセンターやAmazonなどで購入できますが、種類が分からないときはメーカーに確認しましょう。

 

手順は以下の通りです。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. タンクの手洗い管を外す
  3. ボールタップと給水管を固定するナットを緩めて給水管を外す
  4. ボールタップとタンクを固定するナットを緩めて外す
  5. 新しいボールタップを取り付ける
  6. 給水管を取り付けてナットを閉める
  7. 手洗い管を元に戻す
  8. 止水栓を開ける

止水栓を開けて水を流したら、水漏れがないか必ず確認してください。

 

DIYが得意な方なら自分でも交換できますが、不安なときは専門業者に相談してください。

ゴムフロート(フロートバルブ)を交換する

ゴムフロート(フロートバルブ)は1,000円~1,500円程で、ホームセンター(コーナン・カインズなど)で売られています。

 

交換手順は、以下の通りです。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. タンクの水を流して抜く
  3. レバーに接続されたチェーンを外す
  4. ゴムフロート(フロートバルブ)を外す
  5. 新しいものを付ける
  6. 逆の手順で元に戻す
  7. チェーンの長さを調節する
  8. 止水栓を開ける

止水栓を閉める際は、閉めすぎないように注意してください。きつく締めるすぎると、水漏れする恐れがあります。

防臭キャップを交換する

防臭キャップが劣化しているときは、新しいキャップと交換しましょう。

 

防臭キャップは、500円前後の価格で販売されています。主な販売場所は、ホームセンター(カインズなど)やインターネット通販(Amazon、楽天など)です。

 

防臭キャップには排水用以外のものもありますので、排水用のものか確かめてから購入してください。

 

ただし、トイレの防臭キャップの交換は、素人には困難です。無理に交換すると破損がひどくなる可能性がありますので、できるだけ専門業者に依頼してください。

トイレが下水臭いときに業者に依頼するケース

トイレが下水臭いとき、自分で直せるケースと、業者に依頼すべきケースがあります。

 

【業者に依頼すべきケース】

  1. 便器が破損している
  2. 対処法を試しても下水臭い
  3. 排水管に不具合がある
  4. 設置不良

このように、自分で対処するのが難しいケースは、専門の業者に相談してください。

トイレの修理業者の費用相場

トイレつまりで便器の取り外しが必要なケース
修理業者の費用の相場を、以下の表にまとめました。

トイレつまり修理 8,000円〜20,000円
水漏れ修理 10,000円〜
トイレタンクの部品交換 5,000円+部品代
便器の交換 30,000円+便器代

あくまでも一般的な修理費用の相場ですので、修理箇所や状態によって費用は上下します。

 

便器の交換や取り外しなど、修理が大掛かりになると高額になります。

 

トイレのトラブルは悪化するほど料金が高くなるため、トラブルが起きたときは早めに業者に相談してください。

 

トイレの臭いを簡単に防ぐ方法

トイレタンク

トイレの下水の臭いは、適切に予防することで防げます。

 

ここでは、簡単にできるトイレの臭いを防ぐ方法を4つ紹介します。

座って用を足す

尿が飛び散りやすい場所

トイレで用を足すときは、座ってしましょう。

 

立ってトイレを使うと、尿が飛び散り壁や床に付着し、臭いの原因になります。

 

また、使用後に便座のフタを閉じて水を流すと、便器の汚れた臭いの拡散を防ぐのに効果的です。

 

便や尿が空気に触れると臭いが広がりやすくなりますので、フタを閉じて流すのを心がけてください。

トイレには物を持ち込まない

トイレつまりの原因でよくあるのが、ポケットに入れていたスマホやペンを落とすことです。

 

トイレつまりを防ぐためにも、トイレには不要なものを持ち込まないようにしましょう。

 

どうしてもトイレに持ち込みたいときは、バッグに入れる、ポケットから取り出しておくなど、落とさない工夫をしてください。

定期的にトイレを掃除する

トイレに汚れを溜めないためにも、定期的に掃除をしましょう。

 

トイレは見える所だけでなく、便器のフタの裏やフチ、床・壁などにも汚れが付着しています。こまめに掃除をし、汚れが蓄積しないようにしてください。

 

【手軽にできるお掃除方法】

  1. 便器の中をブラシでこする
  2. 便座の裏側とフチをブラシ・お掃除シートできれいにする
  3. ウォシュレットを歯ブラシで掃除する
  4. 壁をお掃除シートで拭く
  5. 床をお掃除シートで拭く

このような簡単な掃除は、毎日行うのが理想です。

 

細かい掃除は週に1回は行うと、汚れの蓄積を予防できます。

消臭剤をトイレに置く

臭いが気になるときは、消臭剤を置くのも手です。消臭剤を置いて空気をリフレッシュさせると、下水の臭いが和らぎます。

 

消臭剤はウエルシアなどのドラッグストアや、イオンなどの大型スーパーで購入可能です。500円~1,000円程度でさまざまな種類のものがありますので、お気に入りの香りを見つけましょう。

 

ただし、商品を選ぶ際には注意が必要です。なかには臭いがきついものもあり、過度に使用すると下水の臭いと混ざって逆効果になることもあります。

 

トイレが臭いときは、以下の記事で紹介している対処法も参考にしてみてください。

トイレの下水の臭いをすぐに解消したいときは

トイレの下水の臭いは、汚れやつまりなどによって発生することがほとんどです。

 

自分で対処できるケースも多いので、まずは臭いの発生場所に合わせて対処してみましょう。

 

ただし、なかには業者に任せなければいけないケースもありますので、困ったときは修理業者に相談してください。

 

私たち『クリーンライフ』でも、トイレの下水臭に対応しています。全国各地で即日対応が可能ですので、お困りの際は気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの相談をしてみる

2024.12.03

断水した際、トイレをどのように利用すればよいかご存知ない方も多いでしょう。断水時は手動で給水したり、節水したりしてトイレを利用しなければなりません。

 

本記事では断水時のトイレの安全な利用方法や、注意点を解説します。また、トイレタンクの破裂を防ぐための対策やトイレットペーパーの選び方、トイレの代替え手段についても紹介します。

 

断水時にも快適かつ衛生的にトイレを利用するために、ぜひ参考にしてみてください。

断水した際のトイレの流し方

トイレつまりここでは、断水した際にトイレを安全に流す方法について、ウォシュレットと便器に分けて紹介します。

 

また、水が少ない場合に使う水についても解説するので、参考にしてください。

ウォシュレットの流し方

断水時には、ウォシュレットの自動機能が使用できないため、手動で水流を調節しなければなりません。ウォシュレットの流し方について、一連の流れを紹介します。

  1. オート機能を解除する
  2. トイレの周囲を養生する
  3. 適量の水を便器ボウルに流し込む
  4. 手動で流す

断水時には、水を節約するよう心掛けましょう。ウォシュレットによる水の使用量は、通常よりも多くなるので、必要なときにのみ利用してください。

手動での水の供給方法

便器の「オート洗浄」や「オートふた開閉機能」といったオート機能を搭載している便器は、機能を停止しておきます。また、床が汚水で濡れても大丈夫なように、新聞紙や雑巾で保護するのを忘れないでください。

 

断水時に手動でトイレを流すには、バケツや容器を使って水をトイレに注ぐ方法があります。トイレの流し口に水を一気に注ぐのではなく、水はねしないようにゆっくりと注いでください。

 

目安は5〜8L程度ですが、もし便器内の封水の水位が低いなと感じたときは、水を足して一定量を保つようにします。

 

手動給水を行う際には、適切な量でトイレを流しましょう。2〜3回に一度は8〜12Lと多めの量で流せば、トイレつまりのリスクは軽減されます。

水が少ない場合の代替水源

断水時には応急処置として、トイレの流し方を工夫する必要があります。流せる水が限られている場合は、代替水源を活用しましょう。

 

例えば、バスタブやシンクに残っている水をバケツに取り、トイレに注ぐ方法です。ただし、これらの代替水源も、できるだけ清潔な水を使うようにしてください。

断水した際のトイレの注意点

注意点

断水したときにトイレを利用する場合、いくつかの注意点があります。特に次の2つのポイントに留意しておけば、トイレを安全に利用できるでしょう。

エアーハンマー現象が起きないようにする

断水したときにトイレを流す際、トイレタンク内の水の供給がないため、タンク内の水圧が下がります。

 

復旧時に急激に水が供給されると、タンク内の水圧が急上昇し、トイレタンクが破裂する「エアーハンマー現象」が発生する可能性があります。

 

トイレタンクの破裂は大きな被害をもたらす恐れがあるため、対策が必要です。「エアーハンマー現象」については、次項で詳しく紹介します。

 

エアーハンマー現象が起こらないために、以下を実行するようにしてください。

  • 流す水の量に注意する
  • 断水復旧後に、トイレを流す前に他の箇所の蛇口を開ける

エアーハンマー現象が起こる可能性を抑えられます。

トイレットペーパーが詰まらないようにする

断水した際には水に制限があり、トイレットペーパーの流し方にも注意が必要です。適切な量のトイレットペーパーを使えば、パイプの詰まりやトイレの故障を防げます。

 

流すトイレットペーパーは分解性が高く、パイプを詰まらせないものを選びましょう。ラベルに「流せる」や「分解性」といった表示があるものがおすすめです。

 

また、断水時は水の節約が必要なため、トイレットペーパーを使う量にも限度があります。トイレットペーパーの1回の使用量の平均は80cm程度のため、それ以下に抑えましょう。

水は便器に直接流す

水をタンクに入れて、レバーで水を流すのはNGです。タンクに入れずに、バケツで直接便器に流しましょう。

 

直接流す理由は、タンクから流すと以下のようにトラブルの原因になるためです。

  • タンクに水を入れるときに、ウォシュレットなどを濡らす可能性がある
  • 残り湯を入れると、タンク内の部品に絡まって故障の原因になる

また、バケツから直接流すと、わずかな水量で汚物やトイレットペーパーが効率的に流されていきます。水量不足でも、清潔なトイレがキープできます。

断水解除後はトイレのエアーハンマー現象に注意

断水解除後のトイレでは、エアーハンマー現象が発生する可能性があります。エアーハンマー現象は、急激な水流の変化により、トイレタンク内の水圧が急上昇し、水道管やトイレの配管に衝撃波が発生する現象です。

 

断水中にタンク内の水が失われ、復水後にトイレを一気に流すことで起こります。以下はエアーハンマー現象が起きないようにするための対策です。

  1. 慎重に水を流す
  2. エアーハンマーアレスターの取り付け
  3. マルチフロートバルブの利用

断水解除後はエアーハンマー現象に注意し、慎重にトイレを利用することで配管やトイレの損傷を防止しましょう。エアーハンマーアレスターやマルチフロートバルブの導入も検討し、安全かつ快適にトイレを利用しましょう。

断水時にトイレを流してはいけないケース

危険

断水時には、トイレを流してはいけない場合があります。以下の2つのケースの注意点に留意して、トイレの使用に配慮しましょう。

被災している下水道や浄化槽に直接つながっている場合

地震や台風などが原因で断水している場合は、注意が必要です。特に、便器に下水道が直接つながっている場合は、水質汚染のリスクが高まるため注意してください。

 

断水中にトイレを流すと、下水道や排水処理施設における処理能力に影響を及ぼす恐れがあります。水道設備が適切に機能しないと、下水道への流出物の処理が不十分です。

水不足や制限が厳しい場合

断水時は、水の供給が限られている場合があります。

 

節水を徹底し、必要以上に水を使わないことが重要です。トイレを流す行為は水の消費量が多いため、特に水不足や制限が厳しい状況下では避けましょう。

 

以下の2つのケースについて解説します。

水不足の場合

水不足が深刻な状況では、断水時に限らず水の節約が極めて重要です。自治体から、水不足のお知らせが来たら、トイレの使用を控えなければいけない場合があります。

 

水は貴重な資源のため、トイレを流すのに大量の水を使うことは無駄な消費となり、他の生活用水の確保が難しくなる恐れがあります。

水の制限が厳しい場合

災害や緊急事態によって水道供給が制限される場合、状況によっては、公共の水道設備を過剰に使用することが禁止されるケースがあります。トイレの水を流す行為は、制限が厳しい状況では避けるべきです。

 

代替手段として簡易トイレやコンポストトイレを利用するなど、節水対策を取りましょう。

断水時のトイレの代替手段

断水時には、ご自宅のトイレを流すことが制限されます。制限されている場合には、以下の3つの代替手段が役立ちます。

携帯トイレ

携帯トイレは、断水時やアウトドア活動、災害時に便利な代替手段です。ポータブルなデザインで、トイレットペーパーや消臭剤といった必要なアイテムをセットにして持ち運べます。

 

使い捨てタイプや再利用可能なタイプがあり、コンパクトなサイズで保管や持ち運びが容易です。ただし、使用後の処理には注意が必要です。汚物を適切に処理し、清潔に保ちましょう。

バケツトイレ

バケツにプラスチック袋を広げた上から、トイレットペーパーや新聞紙を敷き詰めた簡易トイレです。バケツなので、体重をかけすぎないようにしないと、倒れてしまいます。

 

使用後はプラスチック袋ごと密封して処理が可能です。リーズナブルに作成でき、断水時には有効な代替手段となります。

コンポストトイレ

生ごみや木質ペレット、米ぬか、おがくずを利用して、人糞を分解するトイレです。自家製のものから市販の製品まで、幅広く選択できます。

 

排出物を発酵・分解していくので、臭いがない点が魅力です。くん炭や竹炭を加えると、発酵がさらに進みます。

 

自然の肥料になるので、家庭菜園や植物栽培が趣味の方には一石二鳥です。ただし、地域によっては規制があるので、利用の際は確認が必要です。

断水復旧後のトイレの対処法

断水が解除された後には、トイレの点検と必要な対処を行うことが重要です。タンク・パイプの水漏れや破損などの異常を早期に発見し、適切に対処することで、トイレを安全に快適に使用できます。

タンクやパイプの水漏れ・破損のチェック方法

断水復旧後にトイレの点検を行う際には、タンクやパイプの漏れ・破損をチェックすることが特に大切です。以下の方法で点検を行いましょう。

タンクのチェック

タンク内に水がしっかりと溜まるかを確認しましょう。タンクの底や側面に水漏れがないか、水滴や水の染みが付いていないかをチェックしてください。

パイプのチェック

便器と床の接合部や壁のパイプの接続部を確認し、水漏れや破損がないかをチェックします。トイレを流す際に、水が漏れていないかも確認しましょう。

異常があった場合の対処法

点検時に異常が見つかった場合は、以下の対処法を検討しましょう。

タンクやパイプの水漏れ

タンクの水が溜まりにくいからといって、水漏れとは限りません。フィルターをまずチェックして、つまりが生じてないかを確認してください。フィルターを洗っても水が溜まりにくかったら、水漏れが起きているかも。

 

タンクやパイプから水漏れが見つかった場合は、早急に修理や交換を行いましょう。専門家に相談して、適切な対処を行うことが重要です。

便器の水漏れ

エアーハンマー現象が生じて、便器に水漏れが生じる場合があります。便器からの水漏れが見つかった場合は、ウォシュレットなど電気器具のトラブルの原因になるので電源を抜きましょう。

 

便器のシールや配管を確認し、ゴムパッキンの交換など必要な修理を行いましょう。

トイレの水流が異常

水が出にくい・水流が弱い場合、異物が入り込んでタンクの排水弁の近くに汚れが蓄積しているのかもしれません。フロートバブルを持ち上げて確認してください。

 

異物がないのにトイレを流した際に水流が弱い、または逆に強すぎる場合は、トイレの水圧を調整する必要があるかもしれません。マルチフロートバルブなどの調整を行いましょう。

断水期間中のトイレの清掃方法

掃除道具

断水期間中も、トイレは清潔に保たなければなりません。以下の3つの方法でトイレを清掃し、清潔な環境を維持しましょう。

トイレの清潔さを保つための手順

断水期間中にトイレを清潔に保つには、以下の手順を順守しましょう。

  1. アルコール消毒液を用意
  2. 手袋を着用
  3. 便座と便器の表面をアルコール消毒
  4. 手指の消毒
  5. 定期的な換気
  6. ゴミの処理

断水中のトイレの清掃は、感染症の予防や快適な環境の維持に欠かせない重要な作業です。アルコール消毒液を活用しつつ、清潔さを保つことで、健康リスクを軽減し、快適なトイレ環境を維持しましょう。

適切な消毒方法

断水期間中は、トイレの消毒が特に重要です。以下の消毒方法で適切に行いましょう。

次亜塩素酸ナトリウムを使用した消毒

断水時のトイレの清掃には、次亜塩素酸ナトリウムを使用した消毒が効果的です。次亜塩素酸ナトリウムは、強力な殺菌作用を持つ消毒剤であり、病原体や臭いの原因となる菌を除去するのに役立ちます。

 

ただし、必ず指示に従って適切な希釈を行い、安全に使用することが重要です。また、トイレ内部の清掃に加えて、定期的にトイレの換気を行い、手洗いなどの衛生対策も徹底することで、より適切なトイレ環境を維持できるでしょう。

アルコール消毒

アルコール消毒は手軽で効果的な方法とはいえ、トイレ全体の清掃には適していません。アルコール消毒は表面の除菌に役立ちますが、トイレの便器内部のつまりや水の流れに関する問題には効果がありません。

 

断水時のトイレの清掃には、前項で紹介した次亜塩素酸ナトリウムの使用がおすすめです。トイレ全体を清潔に保つためには、定期的な清掃や手洗いの徹底が欠かせません。

 

アルコール消毒は、トイレの便座や便器などの表面を掃除する場合に行ってください。

清掃サービスの利用

断水期間中は、トイレの清掃に困難が伴う場合もあります。

 

専門の清掃サービスを利用すれば、衛生的な環境を維持できるでしょう。専門の清掃業者に依頼することで、プロの手による徹底的な清掃が行われ、衛生的なトイレ環境を保てます。

 

断水中のトイレの清掃サービスの利用には、以下のようなメリットがあります。

  1. 専門知識と経験で適切に対処
  2. 適切な消毒剤を使用
  3. 手間と時間を節約
  4. 衛生的な環境の維持

断水中にトイレの清掃を自身で行うのが難しい場合や、快適な環境を確保したい場合には、専門の清掃サービスの利用を検討してみてください。専門知識や適切な消毒剤の使用により、安全で清潔なトイレを維持できるでしょう。

断水したときにトイレでお困りなら

断水時に安全にトイレを流すためには、正しい知識が必要です。また、断水時のトイレの代替手段を知っておけば、万が一の際に役立つでしょう。

 

断水時は水の制約があるため、賢明な水の使用と衛生管理が大切です。

 

断水したときにトイレの水漏れやつまりでお困りでしたら、私たち『クリーンライフ』へお気軽にご連絡ください。豊富な経験を持つスタッフが、丁寧に対応します。

 

⇒クリーンライフにトイレの相談をしてみる

2024.12.03

「トイレタンクから異音がする」「便器内にチョロチョロと水が流れている」などの症状があるときは、トイレタンクの水漏れが原因と考えられます。

 

そこで今回は、トイレタンクの水漏れの原因と直し方を紹介します。水漏れの原因によっては自分で直すことも可能ですので、この記事を参考にお試しください。

 

トイレタンクの水漏れの予防方法や、修理費用の相場もあわせてお伝えします。

トイレタンクの水漏れ修理前に対応すべきこと

トイレタンクの水漏れ修理をする前に、対応すべきことを紹介します。

  • どこで水漏れしているのか確認する
  • トイレの止水栓を閉める
  • 賃貸の場合は管理会社や大家さんに連絡する

上記の3点について、具体的に解説します。

どこで水漏れしているのか確認する

まずは、トイレタンク内・外の、どこから水漏れしているのか、確認する必要があります。

 

タンク内の部品が原因 ・タンク内から水漏れの音がする
・手洗い管から水が落ちる音がする
タンクの外側が原因 ・トイレの床が濡れている

タンクの中で水漏れの音がする場合や、手洗い管で水漏れしているときは、タンク内の部品に原因があります。

 

タンク内の部品が原因の場合、漏れた水は便器の中へ流れるため、水漏れに気付けないケースが多いです。

 

一方で、タンクの外側に原因がある場合は、トイレの床が濡れるため、水漏れを早期に発見できます。

トイレの止水栓を閉める

トイレの止水栓

水漏れしている場所を確認したら、止水栓を閉めて水を止めてください。止水栓を閉めると、水漏れの応急処置にもなります。

 

止水栓は、壁や床から出ている配管の突起部分をマイナスドライバーで右に回せば、閉じられます。ハンドル式タイプの場合は、手で時計回りに回しましょう。

 

止水栓の種類や回し方については、以下のページで詳しくまとめていますので、参考にしてください。

止水栓が固くて回らないときは、水道の元栓を閉めます。元栓の場所が分からないときは、次の記事をご覧ください。

賃貸の場合は管理会社や大家さんに連絡する

賃貸の方は、管理会社や大家さんへ最初に連絡しましょう。賃貸の場合は、使える状態にする義務が貸す側にあるため、水漏れの原因によっては無償で修理してくれます。

 

場合によっては、管理会社や大家さんが水道修理業者を紹介してくれることも。マンション・アパートで水漏れを放置すると、階下の部屋にまで被害が拡大することもあるので、賃貸の場合は速やかに管理会社に相談してください。

【部品別】トイレタンクの中で水漏れする原因・直し方

トイレタンクの構造

トイレタンクの水漏れを直すには、原因と発生箇所をまず把握しましょう。

 

トイレタンク内の水漏れにかかわる部品は、以下の3つです。

  • ボールタップ・浮き玉
  • ゴムフロート(フロートバルブ)
  • オーバーフロー管

以上の部品が誤作動や劣化を起こしていないかを確かめ、必要であれば修理しましょう。これらの部品の寿命は10年ほどです。10年以上使っているなら、交換を検討してください。

 

原因が分かったら、修理をします。修理に必要なものは、以下の3つです。

  • ゴム手袋
  • 洗面器やタオルなど、水を受けられるもの
  • モンキーレンチかウォーターポンププライヤー

交換部品も含め、道具はホームセンターやネットで手に入ります。

 

それぞれの部品の交換方法、水漏れの原因を以下で紹介します。

ボールタップ・浮き玉

給水管とタンク内で繋がる部品がボールタップです。浮き玉とともに、トイレタンクへの給水を操作します。

 

玉の割れやボールタップの劣化は、水漏れの原因になります。次に当てはまれば、ボールタップごと交換しましょう。

  • 浮き玉を上げると水が止まる
  • 流していないのにボールタップから水が出る

準備するものはマイナスドライバーに、モンキーレンチかウォーターポンププライヤーです。

 

作業方法は以下の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉める
  2. タンクの水を抜く
  3. トイレタンクのカバーを開ける
  4. ボールタップと給水管を繋ぐナットをはずす
  5. タンクの内側にボールタップを引き抜く
  6. 新しいものに交換して元に戻す

タンクのフタにも管があるなら、取りましょう。

ボールタップのアームの調整方法

ボールタップのアームを以下のように調整すると、水位を変えられます。

  1. 止水栓を閉める
  2. タンクのフタを開ける
  3. オーバーフロー管の目盛りで正常な水位を確認する
  4. 浮き球のアームの根元にあるナットを緩める
  5. アームを曲げて水位を調整する
  6. 止水栓を開けてタンクに水を貯める
  7. レバーを回して水を流す
  8. タンク内の水位を確認して正常なら完了

アームを曲げる方向は、水位の高さによって違います。

  • 水位が低いときは、アームを下方向に曲げる
  • 水位が高いときは、アームを上方向に曲げる

以上の手順で、水位を正常に調整します。

ゴムフロート(フロートバルブ)

タンクの底にフタをする部品がゴムフロートです。オーバーフロー管と呼ばれる筒の根元にあり、ハンドルレバーとチェーンで繋がっています。

 

劣化により切れたり溶けたりすることで、水漏れの原因になります。ゴムを触って手が黒くなれば、交換時期です。

 

手順は次の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉じる
  2. タンクの水を抜く
  3. トイレタンクのカバーを開ける
  4. レバーに繋がるチェーンをはずす
  5. オーバーフロー管からゴムフロートを取り外す
  6. 新しいゴムと取り替える
  7. チェーンをレバーに戻す

ゴムフロートを水平にゆっくり引き抜きましょう。力をかけすぎると、オーバーフロー管が折れます。

 

張った状態から3、4玉はチェーンをたるませてください。

オーバーフロー管

タンク内の余分な水を流す部品が、オーバーフロー管です。筒状のプラスチック部品で、タンクの底に繋がっています。目盛りが書かれており、その線の2、3cm下が普段の水位です。

 

劣化すると、割れたり折れたりして水漏れの原因になります。

 

取り替え方法は次の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉める
  2. タンクの水を抜く
  3. トイレタンクのカバーを開ける
  4. レバーに繋がるチェーンをはずす
  5. 給水管に繋がるナットをはずし、ボールタップを引き抜く
  6. タンク下部とトイレを繋ぐナットをはずして、トイレタンクを取りはずす
  7. タンク底にあるナットをはずして、オーバーフロー管を取り替える

トイレタンクはかなり重いので、要注意です。

トイレタンクの外側で水漏れする原因・直し方

トイレタンクの外側で水漏れする原因は、以下の4つが考えられます。

  • パッキン
  • トイレレバー
  • 給水管
  • トイレタンク本体

以上の原因について、直し方を解説していきます。

パッキン

トイレの給水管のパッキン交換

パッキンのゴムが潰れると、トイレタンクから水漏れしやすくなります。

 

パッキンが使われているのは、以下のような場所です。

  • 給水管との接続部分
  • タンク下
  • トイレレバー

モンキーレンチかウォーターポンププライヤーと、マイナスドライバーを準備してください。

 

パッキンの取り替え方法は、それぞれ次の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉じる
  2. タンクの水を流す
  3. トイレタンクのフタを開ける
  4. トイレレバーのナットをはずす(レバーパッキンは8へ)
  5. 給水管に繋がる部品を支え、タンク外のナットをはずす(給水管パッキンは8へ)
  6. トイレと繋がっているタンク下のナットをはずす
  7. タンクを取り外す
  8. 部品を交換して元に戻す

タンクのフタと本体は重いので、注意してください。

トイレレバー

以下の理由で、ハンドルレバーが正常に動かないことがあります。

  • タンク内の部品や物に、レバーに繋がる鎖が引っ掛かっている
  • 鎖の長さが合っていない
  • レバーが劣化して動きが固い

トイレタンクの中を見て、水漏れの原因を特定してください。

 

レバーの交換が必要なら、次の通りに行いましょう。なお、取り外して汚れを掃除すると、動きが良くなることもあります。

  1. 止水栓を右に回して閉じる
  2. トイレタンクの水を流す
  3. タンクのフタを開ける
  4. ハンドルレバーの根元にあるナットをはずす
  5. 外側に引き抜いてレバーを取り出す
  6. 交換して元に戻す

ナットを手で取れるタイプもありますが、モンキーレンチやウォーターポンププライヤーなどを必要に応じて用意してください。

給水管

トイレの使用年数が長いと、給水管の接続部分の部品が劣化して、水漏れが起きることがあります。

 

接続部分のパッキンは消耗品ですので、長期にわたって使用していると劣化してしまいます。

 

パッキンの劣化が原因であれば、パッキンを交換すれば水漏れは直るので、パッキンの交換方法を参考に交換しましょう。

トイレタンク本体

トイレタンク本体の水漏れの原因は、タンク本体の破損が考えられます。

 

トイレタンクの多くは陶器製です。そのため、何かをぶつけた衝撃でひび割れてしまうことがあります。ひび割れや破損がひどい場合には、トイレタンク本体を新しいものと交換しなければなりません。

 

トイレタンク本体の水漏れを自分で直すのは、おすすめできません。タンクは非常に重いため、交換は難易度の高い作業です。必ず修理業者に交換を依頼してください。

 

⇒クリーンライフにトイレタンクの水漏れを相談してみる

トイレタンクの水漏れ修理を業者に頼む基準

トイレタンクの水漏れを自分で直せるのか業者に頼むべきか判断できないときは、次の基準を参考にしてください。

  • 水漏れの原因や発生箇所を特定できない
  • 自分で直そうとしても直せなかった
  • 専門知識がなくて不安
  • トイレタンクの水漏れがひどい
  • 修理を急いでいる

上記に当てはまる場合は、水道修理業者に相談することをおすすめします。

 

この記事で紹介した方法を試しても直せないときも、水道修理業者に相談しましょう。

 

無理に直そうとすると、かえって状況が悪化するケースもあるので、修理に自信がない方、不安な方も最初から業者に相談しましょう。

 

専門知識を持つ水道修理業者に任せた方が、確実に安全な方法で対処してもらえます。

トイレタンクの水漏れ修理の料金相場

料金相場

「初めに聞いた金額は安かったのに、実際に修理してもらうと高かった」という事例もありますので、注意が必要です。相場を知っておけば、不要に高い料金を支払うことを避けられます。

 

トイレタンクの水漏れ修理の料金相場をまとめたので、参考にしてください。

パッキンの交換 1,000円~
トイレレバーの修理 3,000円~
ボールタップ・浮き球の修理 3,000円~
ゴムフロート(フロートバルブ)の修理 8,000円~
オーバーフロー管の交換 8,000円~
排水管の修理 10,000円~
トイレタンク本体の交換 50,000円~100,000円
便器の着脱 15,000円~

 

上記の作業料金に加え、基本料金や割増料金がかかる場合もあります。相場を以下にまとめました。

基本料金 0円~5,000円
見積もり 0円~
夜間・休日の割増料金 0円~10,000円
出張料金 0円~5,000円

水漏れ修理の料金相場は8,000〜17,000円ほどです。ある程度の相場は上記の通りですので、把握しておきましょう。

 

なお、地域による差・交換部品代・出張費や時間外料金などの有無、そして水漏れの状況によって正確な料金は変わります。

 

トイレの水漏れ修理の料金相場を、以下のページで詳しくまとめています。料金を安くする方法も紹介していますので、参考にしてください。

トイレタンクの水漏れ修理業者の選び方

水道修理業者のスタッフ

トイレタンクの水漏れ修理を業者に依頼するなら、ポイントを押さえましょう。残念ながら、悪徳業者が一部にはいます。

 

頼む前に悪徳業者か見分けられるよう、修理業者で確かめるべきことを3つお伝えします。

水道局指定工事店か確かめる

トイレタンクの水漏れ修理は、給水装置工事を適正に行えるとして指定を受けた「指定給水装置工事事業者」に修理を依頼しましょう。指定給水装置工事事業者のことを、一般的に水道局指定工事店といいます。

 

水道局指定工事店に依頼すると、次のようなメリットがあります。

  • 対応できる工事の範囲が広い
  • 一定の知識と技術を持ち合わせている
  • 有資格者が在籍している
  • 適正価格で依頼できる

水道局指定工事店をお探しの場合は、自治体のホームページや業者の公式サイトで確認してください。

 

水道局指定工事店の特徴をまとめていますので、以下のページをご参照ください。

評価や口コミの内容を確かめる

トイレタンクの水漏れ修理を実際に依頼した人の評価や、口コミは参考になります。いくら情報を調べても、依頼しないと分からないこともあります。

 

同じ業者でも、担当者や利用する人によって感じ方はさまざまです。Googleマップや口コミサイトで第三者の意見を見ることが大切です。評判が出ているかどうかをSNSで検索するのも良いですね。

 

ただ、いずれも”サクラ”の可能性が残ることは念頭に置いておきましょう。最終的には問い合わせて、口コミの真偽をあなた自身で確かめてみてください。

見積もりを3社ほど依頼する

見積もりは3社ほどに依頼し、比較してから決めることも大切です。

 

相見積もりを取ったら、以下の点を確認しましょう。

  • 料金と内訳
  • 施工内容の説明の有無
  • スタッフの対応
  • 対応スピードの早さ

上記を比較して、納得のいく業者に修理を依頼します。

 

料金の内訳や施工内容について、気になることや不明点は、見積もりの時点で明らかにしておきましょう。

トイレタンクの水漏れによる水道代は減免できることも

電卓や軍手

トイレタンクの水漏れにより水道代が高くなってしまった場合は、減額してもらえる可能性があります。

 

請求金額の50〜70%ほどが目安で、無料にはなりません。2〜4ヶ月程度の通常使用量を参考に、水漏れ分を判定します。

 

減免を受ける条件は、主に次の4つです。

  • 不注意や故意ではなく、通常使用で起きた水漏れ
  • 床下や壁中など、気付きにくい場所の水漏れ
  • 以前起きた水漏れとは違う箇所
  • 適切に修理されている

細かな条件を定めている自治体もありますので、詳細は地域の水道局などに問い合わせましょう。

 

減免の申請時期は直したあとですが、業者への依頼前に確かめるべきです。修繕の担当が「水道局指定工事店」でなければ、対象外になることがあります。

トイレタンクの水漏れを予防する方法

トイレタンクの水漏れが収まったら、予防することが大切です。水漏れがまた起きては、無駄な費用がかかってしまいます。

 

ちょっとした気配りだけで、水漏れが起きる可能性を下げられます。中には、ついやってしまいがちな過ちもあるので要注意ですよ。

 

しっかり対策をして、水漏れする状況を防ぎましょう。

トイレタンクに物を入れない

タンクにペットボトルを入れない

節水のためにと、トイレタンクにペットボトルなどをいれると、タンク内の部品に干渉して劣化を早めてしまうことがあります。

 

部品が劣化・破損すると、トイレタンク内での水漏れの原因になるので、タンク内に物を入れるのはおすすめできません。

 

水道代を節約しても、水漏れの修理費用がかかれば逆効果です。水の量がどうしても気になるなら、節水トイレへの取り替えを検討しましょう。

トイレ掃除時にタンクの周りを確認する

トイレ掃除の際にタンク周りも確認することで、水漏れの前兆に気付きやすくなります。

 

掃除の際にチェックしたいのは、次の3点です。

  • タンク内の部品が破損・劣化していないか
  • タンク内の水量が適切か
  • タンクの接続部に異常がないか

部品や接続部に異常がないか確認しておけば、水漏れが起きる前に対処できます。

トイレを掃除するときに強い洗剤は使わない

トイレ掃除をする際、強い酸性やアルカリ性の洗剤をタンク内部に使うのは、避けてください。部品の劣化を早めてしまう可能性があります。

 

性質が強いため、汚れが落ちやすく掃除に有効ではありますが、トイレの種類によっては使わないほうが良い場合もあります。

 

お使いのトイレの説明書などを見て適切に掃除し、タンク内の部品状態を保ちましょう。

 

トイレタンクの掃除方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

トイレ内をしっかり換気する

手軽な予防法の一つが換気です。湿気を逃がすことでサビの発生を抑え、配管の劣化を防ぎます。

  • 換気扇をつけっぱなしにしておく
  • 窓を開けて適度に空気を入れ替える
  • トイレのドアを少し開けておく

このように、トイレはしっかり換気して、タンクから水漏れする可能性を下げましょう。

トイレタンクの水漏れが直らずお困りなら

トイレタンクの水漏れは、原因をまず確かめてください。原因によって、交換する部品が異なります。

 

もし自分で修理を試みてもトイレタンクの水漏れが止まらないときは、水道修理業者に依頼しましょう。業者ならプロの技術で、トイレタンクの水漏れの原因を見極めます。

 

私たち『クリーンライフ』は24時間年中無休で、水回りの水漏れ・つまりのご相談を受付中です。トイレタンクの水漏れでお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

 

⇒クリーンライフにトイレタンクの水漏れを相談してみる

2024.12.03

トイレが凍結したときの対処法、凍結時の修理費用を紹介します。

 

凍結した際に簡単にできる対処法をお伝えするので、参考にしてください。トイレの水が凍結して流れなくても、焦らずに対処しましょう。うっかりやりがちな、NG行動もお伝えします。

 

また、本記事では、トイレの凍結防止の対策についてもお伝えします。トイレの故障や破損などの被害を最小限に抑えるためにも、事前の対策が大切です。

トイレが凍結したときの対処法

トイレ

トイレが凍結したときの直し方には、いくつか方法があります。

 

まずは以下で、給水管と排水管のどちらが凍結しているかを判断しましょう。

症状 凍結している場所 対処法
・タンクに水が溜まらない
・水が供給されない
給水管 自然解凍
室温を高くする
ドライヤー・カイロの使用
お湯をかける
・便器内の水が流れない 排水管 自然解凍
室温を高くする
ぬるま湯を流す

どちらが凍結したかわかったら、以下の対処法を試してみてください。凍結し、すでに水漏れや破損している可能性がある場合は業者に相談しましょう。

自然解凍するまで待つ

気温が上がって日中の外気温がプラスの気温になっていれば、自然に解凍するので待っていましょう。自然解凍は、便器や配管にダメージを与えない最良の方法です。給水管、排水管のどちらにも有効です。

 

排水管内が凍っているときは、水を流すとあふれてしまいます。自然解凍がどこまでできているか、水を少しだけ流してみて確認してください。

暖房器具などでトイレの室温を高くする

多くの家庭ではトイレは室内にあるので、部屋の温度をあげれば、簡単に凍結が解消する場合があります。

 

トイレの室内面積は小さいので、暖房器具を入れればすぐに温まります。特に給水管に有効です。排水管の解凍には時間がかかりますが、待っていればいずれ解凍するでしょう。

タオルを巻いてお湯をかける

凍結している給水管にタオルを巻いて、直接お湯をかけ、凍結を解消させる方法もあります。お湯の温度は45〜55度くらいです。

 

ただし、注意しなければいけないのは、決して熱湯をかけてはいけない点です。熱湯をかけると、急激な温度変化に対応できず、配管が破裂してしまう可能性があります。

 

タオルは凍結防止にも利用できます。以下の記事を参考にしてください。

ウォシュレット(温水洗浄便座)の凍結時もお湯が効果的

ウォシュレットが凍結し、洗浄水(シャワー)が出ない場合は、お湯に浸した布などを給水ホースや給水接続部に当てて温めます。

 

濡れると故障の原因になるので、機器類にお湯をかけるのはやめましょう。

カイロやドライヤーで温める

給水管にカイロを当てたり、ドライヤーの温風を当てたりすると、時間はかかりますが徐々に解凍します。

 

ドライヤーの温風を当てる時は、給水管から20㎝ほど離してください。また、カイロを使う場合は、ゴムやビニールテープで固定しておけば、解凍するまで放置できます。

 

給水管の凍結防止や解凍の方法は、以下の記事を参考にしてください。

ぬるま湯を便器に流す

トイレの排水管が凍結しているときは、ゆっくりとぬるま湯を流して解凍します。ただし、大量にぬるま湯を入れると溢れてしまうので、様子を見ながら流してください。

 

また、ぬるま湯は45〜55℃にしましょう。熱湯を流すと、排水管や便器が破裂・破損する恐れがあります。

 

排水管の凍結の対処法や業者に依頼した場合の修理料金などを、以下の記事で解説しています。

水道修理業者に相談する

トイレが凍結して以下のような場合は、水道修理業者への相談がおすすめです。

  • 給水管が破損している
  • 便器から水漏れしている
  • すぐにトイレを使いたい

凍結などで排水管や給水管にトラブルがある場合は、必ず水道局指定工事店に指定されている業者に依頼しましょう。給水設備の対応は、水道局指定工事店に任せたほうが安心です。

 

水道局指定工事店とはどのような業者なのか、以下の記事を参考にしてください。

トイレが凍結したときのNG行動

トイレ

トイレが凍結したときにしてはいけないのは、排水レバーで水を流し続けることです。

 

トイレが凍結しているからといって排水レバーを動かし続けていると、便器内から水があふれてくる可能性があります。

 

無理に排水レバーで水を流し続けないで、45〜55度のお湯を便器に少しずつ流し込むだけの方が効果的です。便器内からあふれさせないように、ゆっくりと少量ずつ流してください。

トイレが凍結したときの修理費用の相場

費用や見積もり

トイレが凍結したときの作業の費用は主に、基本料金と作業料金の合計です。

 

ここでは、それぞれの費用相場を紹介します。

基本料金の相場

まず、基本料金の相場をお伝えします。基本料金は、作業内容に関係なく加算される料金で、業者によって異なります。

見積もり料金 0円~
キャンセル料 0円~3,000円
基本料金 3,000円~5,000円
出張料金 0円~4,000円
早朝・夜間の割増料金 0円~5,000円

凍結は早朝や深夜に起きることが多いので、割増料金のない業者への依頼がおすすめです。

 

私たち『クリーンライフ』のように、時間を問わず同じ料金で作業している業者に相談してみましょう。

作業料金の相場

作業料金の相場は、以下のとおりです。

作業内容 相場料金
電気解氷機を使用した解氷作業 8,000円〜20,000円
高温スチーム機を使用した解氷作業 8,000円〜20,000円
配水管の補修作業 20,000円〜50,000円
漏水検査 10,000円~30,000円

解氷作業の料金は、作業時間がどのくらいかかるかで上下します。たとえば、凍結している箇所がわかりにくい場合は、時間が必要です。

 

また、トイレの水道管が破損した場合、作業しやすい場所なら相場は20,000円~30,000円程度で、作業しにくい場所は30,000円~50,000円程度かかります。

 

依頼する業者、お使いのトイレによっても費用は変わるため、必ず見積もりを確認しましょう。

トイレを凍結防止するための対策

トイレ

トイレ凍結の防止策は、大きく分けて4つあります。

  • 水抜きをしておく
  • 不凍液(凍結防止剤)を使う
  • 便座温度を高くする
  • 凍結防止ヒーターを使う

どのようにトイレの凍結を防止するのか、それぞれ解説します。

水抜きをしておく

トイレ凍結の防止策として、まずはトイレタンクの水抜きをすることが効果的です。トイレの種類によって方法が異なるので、必ずトイレメーカーの説明書などを参照して行ってください。

 

基本的な方法は次の通りです。

  1. 止水栓を閉める
  2. 給水を止める
  3. ボタンやレバーを押して水を出し切る

止水栓を閉めただけでは配管内に水が残り、その水が凍結の原因になるので、止水栓を閉めた後に水を抜きましょう。

 

ただし、水抜きを行った場合でも、「封水」と呼ばれる水が便器の底に溜まっています。封水は下水からの臭いを防ぐためのものなので、水抜きを行ったときでも残しておきましょう。

 

凍結の恐れがあるときは、トイレ以外の水抜きも必要です。以下の記事を参考にしてください。

ウォシュレット(温水洗浄便座)の水抜き方法

温水洗浄便座(ウォシュレット)の水抜きもメーカーによって異なるので、各メーカーの説明書を参照して行ってください。

 

概ね、以下のような手順です。

  1. 電源プラグをコンセントから抜く
  2. 本体固定板が現れるまで本体を引き出す
  3. 本体の後ろ側についている水抜き栓を緩めて、取り外す
  4. 水抜きをして、元に戻す
  5. 電源プラグをコンセントに差し込む

周囲が濡れるので、バケツなどを用意して水を受けましょう。

不凍液(凍結防止剤)を入れる

不凍液を入れる

便器内に溜まっている水(封水)に、不凍液を注いでおくと安心です。

 

封水が凍結すれば、トイレ自体が破損したり、ひび割れたりする可能性があるので、不凍液を使用しましょう。不凍液はエタノールやグリセリンを主成分とした薬剤で、トイレの封水に混ぜれば、凍結を防いでくれます。

 

特に、一晩中トイレを使わないかもしれないなら、不凍液を以下のように注いでおきましょう。

  • タンクの水を抜いてタンクに入れる
  • 便器内の水が溜まっている箇所(封水)に入れる

 

車用の不凍液は安い点が魅力ですが、絶対に使用しないでください。車用には、下水道に流してはいけない物質に指定されている「エチレングリコール」が含まれており、浄化槽や終末処理場に悪影響を与えます。

便座の温度を高めに設定する

ヒーター機能のある便座であれば、水抜きをした上で温度を高めに設定し、便座のフタを閉めておくと、より確実に凍結を防げるでしょう。

 

電気代は多少高くなるかもしれませんが、凍結で水が流せないことは避けられます。

 

ただし、長期間留守にする場合は、節電や火災防止のために電源は切っておいた方が無難です。

凍結防止ヒーターを設置する

凍結防止ヒーターをトイレに設置

配管に直接巻き付ける凍結防止ヒーターの使用で、トイレ配管の凍結を防ぐのもおすすめです。

 

メーカーによって異なりますが、「約3度になると通電し、約10度になった時点で停止する」など、凍結防止ヒーターは決まった温度になると作動します。

 

凍結予防について、以下の記事も参考になります。

トイレが凍結して起こりやすい不具合

トイレ

トイレが凍結すると、以下のような不具合が生じます。

  • 水が流れない
  • 給水管や排水管の破損・破裂
  • ウォシュレットの故障
  • 便器の破損
  • タンク内の部品の故障

トイレが使えなくなるだけではなく、修理料金がかかるので注意が必要です。

トイレが凍結して対処できそうにないときは

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トイレが凍結したとき、軽度であれば自分で対処できる可能性はあります。

 

ただし、凍結している場所や状況によっては、自分で対処できない場合もあるので、無理をせず専門業者に相談しましょう。

 

私たち『クリーンライフ』でもトイレ凍結のご相談を受け付けております。24時間365日フリーダイヤルで対応しているので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレ凍結のトラブルを相談してみる

2024.12.03

トイレの給水管からの水漏れに気づいたなら、早急に対処する必要があります。原因によっては、自力で修理することも可能です。

 

今回はトイレの給水管の水漏れにおける原因や、水漏れした箇所ごとの修理方法について解説します。

 

また、自力で直せないときに依頼する水道修理業者についても、修理の費用や選び方のポイントなどをお伝えします。

トイレの給水管の水漏れを自分で修理する際の準備

トイレの給水管で水漏れし、自分で修理する際は以下を準備しましょう。

 

まず、水漏れ修理で準備すべきものをピックアップしました。

  • 交換用パッキン
  • マイナスドライバー
  • モンキーレンチ
  • ウォーターポンププライヤー
  • ゴム手袋
  • タオル
  • バケツ

以上の道具を作業前に準備し、次の対応も済ませておきましょう。

止水栓を閉める

トイレの水漏れ修理をする前には、必ず止水栓を閉めてから作業を開始してください。止水栓を閉めずに作業をしてしまうと、給水管から水が溢れ、トイレが水浸しになってしまいます。

 

止水栓はマイナスドライバーまたは手で開閉でき、時計回し(右回し)に動かなくなるまで絞れば、水を止めることができます。

 

止水栓の種類や閉め方を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

水漏れした箇所を確かめる

止水栓を閉めたら、給水管の水漏れ箇所を確かめます。

 

水漏れがよく発生するのは、以下の3ヶ所です。

タンクと給水管の接続部

タンクに水を溜めるために給水管と接続されており、接続部分にはナットやパッキンが使用されています。

 

ナットが緩んだりパッキンが劣化して破損したりすると、水漏れすることがあります。

給水管と分岐水栓の間

分岐水栓とは、給水管の水をトイレタンクと温水洗浄便座(ウォシュレット)の2つに分けるために設置された水栓です。

 

止水栓の近くに設置されているため、水漏れしていないかを確かめてください。

給水管の止水栓

水道管の水は止水栓を通って、トイレに給水しています。トイレで水漏れしたときには止水栓を閉めれば水漏れを止められますが、止水栓で水漏れすると閉めても水が止まりません。

 

止水栓で水漏れが起きたときは、水道の元栓を閉めて対処してください。

 

水道の元栓の場所は、以下の記事が参考になります。

テープで応急処置をする

給水管の修理ができるまでの間の応急処置として、耐水性のある水漏れ用テープを使えば、一時的に水漏れを止められます。

 

勢いよく吹き出る水漏れには効果が薄いですが、じわじわと染み出る、ポタポタ落ちる程度であれば対処できるはずです。

 

ただ、見た目上は水が止まってもあくまで応急処置で、根本的な解決にはなっていません。自分で修理するか、水道修理業者に修理を依頼しましょう。

 

給水管の水漏れの対処方法については、以下の記事でも解説していますのでご確認ください。

給水管のサイズを測る

交換用のパッキンを用意する際、サイズや種類に要注意です。サイズ・種類が違うものを取り付けてしまうと、水漏れが防げないことがあります。

 

給水管のサイズは「ノギス」という道具を使って計測できます。あまり聞きなれない道具かもしれませんが、100円ショップでも購入できるので、もしものために1本準備しておくと良いでしょう。

 

ノギスでの計測が難しい場合は、取り外した古いパッキンをホームセンターなどに持っていき、店員さんに同じタイプを探してもらってください。サイズにピッタリ合うものを購入しましょう。

賃貸なら管理会社や大家さんに連絡する

賃貸で水漏れした場合は、まず管理会社や大家さんに連絡してください。

 

自分で無理に直そうとすると、かえって被害が大きくなったり、うまく修理できずにのちに大きなトラブルになる可能性があります。

 

水漏れを放置すると、階下や隣の住人に被害が及ぶこともあるので、水漏れを確認したらすぐに管理会社か大家さんに相談しましょう。

 

場合によっては、管理会社が提携している水道修理業者を紹介してもらえます。過失がなければ費用を貸主が負担してくれるケースもあるので、自己判断はやめておきましょう。

トイレ給水管の水漏れの原因・修理方法

トイレを修理しようとする女性

トイレの給水管から水漏れする場合、考えられる原因は大きく3つあります。

 

ここからは、トイレの給水管から水漏れが起きてしまった場合の、自宅でもできる修理方法を原因別に紹介します。

原因1:ナットの緩み

給水管に衝撃を与えたり、トイレタンクや便器を揺らしたりした振動で、ナットが緩んでしまうことがあります。ナットの緩みが原因であれば、ナットを締め直すだけで、簡単に水漏れを解消できます。

 

ただし、ナットそのものがサビなどで劣化してしまっている場合、無理矢理締め直すのはNGです。新しいナットへの交換も含めて、検討する必要があります。

修理方法:ナットを増し締めする

まずは、給水管の水漏れの原因が「ナットの緩み」だった場合、ナットを増し締めしましょう。

 

締め直すだけではありますが、必ず正しい手順で行ってください。

ナットを増し締めする
  1. 止水栓を閉める
  2. ナットを増し締めする
  3. 止水栓を少しずつ開けて確認する

きちんと修理できたか、止水栓を開いて水漏れの状況を確認しましょう。

原因2:パッキンの劣化

トイレの給水管のパッキン交換

給水管の接続部分から水漏れが起きている場合、パッキンの劣化が原因であることが多いです。パッキンは消耗品で、寿命は5年~15年といわれています。10年以上経過すると、水漏れを起こしやすくなってきます。

 

パッキンの劣化が水漏れの原因だった場合、新しいパッキンに交換するだけで直すことができるので、自力でも対処可能です。

 

大切なのは、「どこのパッキンが劣化して水漏れしているのか?」を確認すること。サイズの合わないパッキンを付けると、それも水漏れの原因になってしまいます。

 

トイレの給水管のパッキンは、複数個所に設置されています。ここでは、水漏れの位置別に、自分でできる水漏れ修理方法をご紹介します。

修理方法1:タンクと給水管の接続部分のパッキンを交換する

まずは、トイレタンクと給水管の接続部分から水漏れが起きているときの修理手順を解説します。

 

<使用するもの>

  • 交換用パッキン
  • モンキーレンチ
  • バケツ

止水栓を閉めても、給水管に残っていた水が落ちる可能性があるため、バケツを置くと安心です。

水漏れ修理手順
  1. 止水栓を閉める
  2. 修理位置の下に、水受け用のバケツを置いておく
  3. モンキーレンチを使い、トイレタンクと給水管の接続部分のナットを緩める
  4. ナットを外すと古いパッキンが出てくるので、新しいパッキンに交換する
  5. ナットを元に戻す
  6. 止水栓を少しずつ開け、水漏れが解消できたか確認する

モンキーレンチでナットが緩めにくいときは、トイレタンクの中のボールタップを固定しながら行うとやりやすくなります。

修理方法2:止水栓との接続部分のパッキンを交換する

止水栓と給水管の間から水漏れが発生している場合の修理方法です。

 

<使用するもの>

  • 交換用パッキン
  • ウォーターポンププライヤー
  • バケツ

ウォーターポンププライヤーは、ネットやホームセンターなどで購入できます。価格は2,000円~5,000円程度が目安です。

水漏れ修理手順
  1. 水道の元栓を閉める
  2. 修理位置の下に、水受け用のバケツを置いておく
  3. ウォーターポンププライヤーを使い、止水栓のナットを左回しで緩める
  4. ナットを取り外すと三角パッキンが出てくるので、新しいパッキンに交換する
  5. 三角パッキンを取ると出てくるスピンドルも、左に回して取り外す
  6. さらに中から出てくるパッキンを新しいものに取り換える
  7. 分解した流れと逆の手順で、各部品を取付する
  8. 水道の元栓を開けて、水漏れがないか確認する

止水栓部分から水漏れしている場合、止水栓を閉めても水を止めることはできません。家の水道の元栓を閉める必要があります。しかし、トイレ以外の水回りも一時的に使えなくなるので、注意してください。

 

また、スピンドルが劣化している場合は、スピンドルを交換する必要があるかもしれません。

修理方法3:給水管と分岐水栓の間のパッキンを交換する

最後に、給水管と分岐水栓の間から水漏れしている場合の修理方法です。

 

<使用するもの>

  • 交換用パッキン
  • モンキーレンチ
  • バケツ

交換用のパッキンは、正しいサイズを選びましょう。

水漏れ修理手順
  1. 止水栓を閉める
  2. 修理位置の下に、水受け用のバケツを置いておく
  3. モンキーレンチを使い、分岐水栓側のナットを緩める
  4. ナットを外すと古いパッキンが出てくるので、新しいパッキンに交換する
  5. ナットを元に戻す
  6. 止水栓を少しずつ開け、水漏れが解消できたか確認する

ナットを緩めるとき、「配管がフレキシブルホースで作業しにくい」と感じた時点で無理せず、タンク側のナットを取り外して作業してください。

原因3:給水管の劣化・損傷

ナットも緩んでおらず、新しいパッキンに交換しても水漏れが直らない場合は、給水管や接続部分などの劣化や損傷が疑われます。

修理方法:給水管を交換する

トイレの給水管の交換手順は、以下の通りです。

 

<使用するもの>

  • ウォーターポンプフライヤー
  • バケツ
  • 雑巾
  • 新しい給水管とパッキン

給水管を設置するときは、正確な位置に合わせることが大切です。位置がずれていると水が漏れてしまうので、慎重に作業してください。

水漏れ修理手順
  1. 水道の元栓を閉める
  2. 残水をバケツで受ける
  3. ナットを緩めて給水管を外す
  4. 新しい給水管を合わせて、パッキンを交換する
  5. レンチで接続部分のナットを締めて固定する
  6. 元栓を開けて、水が漏れていないか確認する

原因や場所によっては、新しい部品を自分で買って交換することも可能です。しかし、専門的な知識がなく、あまり自信のない方は無理をせず、水道修理業者に修理・交換を依頼するのがおすすめです。

 

トイレの給水管の交換方法と費用方法を知りたい方は、以下の記事をご確認ください。

トイレ給水管の水漏れ修理での注意点

注意点

トイレの給水管の水漏れ修理は、ある程度自分でもできるとお伝えしましたが、気を付けてほしいこともあります。以下に注意しましょう。

給水管自体が劣化している場合がある

一般的な給水管の耐用年数は15年ほどです。そのため、何十年も給水管を使っていると、配管自体が劣化し、壊れやすくなっている場合があります。

 

パッキンを交換する際、あまりにも強い力を加えすぎてしまうと、劣化した配管が力に耐えきれず、折れてしまうこともあります。

 

万が一、給水管の劣化が疑われる場合は、自分で無理に手を出さず、水道修理業者にパッキンの交換・給水管の交換を依頼する方がおすすめです。

少しでも不安を感じたら作業をやめる

トイレや給水管まわりの構造に関する知識があれば、ある程度は水漏れの対応をできます。しかし、とにかく少しでも作業に不安を感じたら、それ以上は作業をせず、手を止めてください。

 

ちょっとした作業の誤りでも、水漏れの症状が余計に酷くなる可能性は大いにあります。

 

症状が悪化すると、業者の修理費用は高くなってしまうので、「少しでも不安を感じたら作業ストップ」を頭に入れておきましょう。

トイレの給水管の水漏れを業者に相談

トイレを点検する水道修理業者

ここまで自力でできる給水管の水漏れの修理方法を紹介してきましたが、一人で作業する自信がない方や、自分で修理を試しても水漏れが直らない場合は、すぐに水道修理業者へ修理を依頼しましょう。

水道修理業者に依頼した場合の費用相場

ここでは、トイレの給水管の水漏れ修理を水道修理業者に依頼したときにかかる修理費用について、紹介します。費用はトラブルの状況によって修理方法が異なる点に注意が必要です。

 

一般的な修理費用の相場は、以下の通りです。

作業内容 修理料金目安
トイレの水漏れ(軽度) 3,000円~
ポールタップの交換 5,000円~
フロートバルブの交換 5,000円~
上水栓の交換 15,000円~
タンクレバーの交換 5,000円~
給水管の交換 30,000円~
トイレの蛇口交換 10,000円~
フレキ管の交換 8,000円~

給水管全体の修理や交換が必要になると、修理費用が20万円、30万円になることも少なくありません。

 

料金事例として、弊社『クリーンライフ』で修理をした場合の料金事例を、修理時間の目安とあわせて紹介します。

作業内容 修理時間目安 修理料金目安
トイレの水漏れ 30~60分 3,300円
ポールタップ交換 30~60分 8,800円
フロートバルブ交換 30~60分 8,800円
上水栓交換 30~60分 13,200円
タンクレバー交換 30~60分 8,800円
給水管交換 30~60分 13,200円
トイレの蛇口交換 30~60分 13,200円
フレキ管交換 約30分 8,800円

トイレの水漏れの原因は、あらゆる可能性が考えられます。交換部品や作業内容によって修理費用は変動するので、正確な料金は見積もりで確認しましょう。

 

素人目には給水管から水漏れしているように見えても、実は「ボールタップ」「フロートバルブ」「上水栓」など、給水管以外の設備・備品が劣化し、水漏れの原因になっているケースも十分考えられます。

 

⇒クリーンライフにトイレ給水管の水漏れの相談をしてみる

水道修理業者選びのポイント

水道修理業者であれば、自力では直せない水漏れを直してくれますが、どの業者に依頼してもよいわけではありません。

 

「スタッフの対応がいい加減」「修理内容の説明が適当」「過剰な修理費を請求してくる」など、悪質な業者も残念ながら存在します。

 

ここでは、水道修理業者を選ぶときに最低限確認しておくべきポイントを3つお伝えします。

  • 料金プランは適切・明快か?
  • 事前見積もりに対応してくれるか?
  • 即日対応は可能か?

必ず「水漏れの修理にいくらかかるのか?」を作業開始前に把握しておきましょう。なるべく複数社、できれば3社以上の業者に相見積もりを依頼して、修理費用・作業内容を比較しましょう。

 

キャンペーンを実施して、安く利用できる業者もいるのでチェックしてください。

水道局指定工事店か確認

給水管の修理や交換は、水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)に依頼してください。

 

給水管は給水装置であるため、給水管の新設や修繕工事は水道局指定工事店でしか対応できません。非指定工事店に依頼すると、修理内容によっては二度手間になります。最初から水道局指定工事店に依頼しましょう。

 

知識や技術があり設備がそろっている水道局指定工事店なら、適切な対処が期待できます。

 

水道局指定工事店の詳細については、以下の記事をご参照ください。

料金の内訳にも注目

相見積もりで比較すべきなのは、修理費用だけではありません。料金の内訳、修理内容も必ずチェックすべきです。

  • 見積書の金額以外にかかる費用はないか?
  • 作業終了後に追加費用は発生しないか?
  • 余計な作業が勝手につけられていないか?

悪質な業者の場合、水漏れとは直接関係ない部品の交換を要求されることも考えられます。提示された修理内容をすべて鵜呑みしないためにも、相見積もりで比較していただくことは重要なのです。

トイレの給水管の仕組み

給水管

トイレの給水管まわりの仕組み・構造も確認しておきましょう。

 

トイレの給水管は壁から出ていて、トイレタンク内のボールタップ(タンク内の水を給水・止水する部品。別名:定水位弁)へと接続しています。

 

接続部分は、基本的には2ヶ所、温水洗浄便座を付けている場合は3ヶ所あります。

  • 止水栓との接続部分
  • タンクと給水管の接続部分
  • 給水管と分岐水栓の間

トイレの給水管まわりで水漏れが起きた場合、これらの接続部分から水が漏れている可能性が考えられます。

 

給水管の種類や特徴、工事費用については、以下の記事でも詳しくまとめています。

トイレの部品にも寿命がある

トイレの水漏れを経験した方の中には「トイレって一生使えるものと思っていた」という方もいるでしょう。しかし、給水管を含め、トイレタンク内外の部品はいずれも経年劣化し、寿命があります

 

一般的に、どのメーカーの部品でも、10年を過ぎると寿命がくることが多いといわれています。

 

水漏れの原因は、いろいろな可能性が考えられます。まず、トイレまわりの設備・器具にも寿命があり、劣化するということ。水漏れは決してレアなトラブルではなく、10年以上が経過すると、誰にでもトラブルが起きる可能性があることを、頭に入れておきましょう。

 

トイレの水漏れについては、以下の記事の対処法を参考にしてください。

トイレの給水管の水漏れにお困りの方へ

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トイレの給水管の水漏れは、パッキンの劣化が原因なのであれば、自力でも対処可能です。

 

しかし、パッキンを交換しても水漏れが直らなければ、水道修理業者に修理を依頼する必要が出てきます。

 

私たち『クリーンライフ』は24時間365日連絡でき、最短30分で駆けつけます。

 

早急に解決したいトイレの水漏れトラブルのご相談は、弊社にお任せください。現地調査・出張見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフにトイレの給水管の水漏れを相談してみる

2024.12.03

トイレの排水管の仕組み・構造や、起こりやすいトラブルをわかりやすくまとめました。

 

トイレの排水管の仕組みや構造がわかると、トラブルが生じた際に原因を特定しやすくなります。原因によって、対処法はさまざま。ご自分で簡単に解消できる場合もあります。

 

トイレの排水管におけるトラブルが再発しないための予防法も説明するので、ぜひ最後までお読みください。

トイレの排水管の仕組み・構造

トイレ

トイレには、以下の2本の配管がつながっています。

  • 給水管
  • 排水管

排水管は、流した水の逆流を防ぐために、曲がっています。そのため、つまりが生じる可能性があるのです。

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トイレの中の構造は、上記図のようになっています。便器に溜まっている水は「封水」と呼ばれ、下水の臭いや虫が室内に入らないように機能しています。

 

レバーで水が流れ、排水される仕組みは以下のとおりです。

  1. レバーを操作する
  2. レバーに接続した鎖がゴムフロートを引き上げる
  3. 便器に水が流れる
  4. 浮き玉が下がり、排水弁が閉まる
  5. 給水が始まり、ボールタップが水量を判断して給水が止まる

 

下の記事で、トイレタンクの構造や水が流れる仕組みについて、さらに詳しく解説しています。

トイレの排水管で起こりやすいトラブル

トイレの排水管つまりのトラブル

トイレの排水管は、曲がっているためにつまりなどのトラブルが生じやすい傾向です。つまりが、水漏れや害虫の発生など、さまざまなトラブルにつながります。

 

ここでは、トラブルの原因や対処法を解説します。

詰まって水の流れが悪い・流れない

排水管は曲がっている構造なので、大量のトイレットペーパーや排泄物などの水に溶けるものでも詰まりが生じます。

 

水に流れるものが原因なら、ラバーカップや真空式パイプクリーナー等でつまり解消が可能です。

固形物、紙おむつといった水を吸い取って膨れるものの場合は、ラバーカップ等を使うと排水管にダメージを与えてしまう可能性があります。

 

水が流れにくい原因はトイレつまりのほか、以下が考えられます。

  • マンションなど集合住宅の場合は、下の階で詰まっている
  • 汚水桝が汚れている
  • タンク内の水が少ない

原因不明の場合は、事前にじっくり点検が必要です。間違った対処法を実行すると、排水管にダメージを与えるので、注意が必要です。

水漏れが発生する

トイレつまりが重症だと、水漏れを招く恐れもあります。詰まりの原因物質が排水管を圧迫して、接続部を止めているナットが緩むなどして、水漏れが始まるのです。

 

マンションなど集合住宅の2階以上の階に住んでいる場合は、特に注意してください。階下への被害が生じると、賠償問題が生じます。火災保険などの保険を契約していても、100%対応できるかどうかわかりません。

 

水漏れが起きてしまったら、以下の記事を参考にしてみてください。応急処置をはじめ、トイレの水漏れの対処法についても紹介しています。

悪臭や虫が入る

排水管は曲がっているため、以下のような汚れが蓄積され、悪臭や害虫を招きやすくなります。

  • 排水管のぬめり
  • 排水管のカビ

ぬめりやカビを栄養にして、害虫の幼虫が育ち、害虫の増加につながります。

 

便器や床を掃除しても悪臭が消えない場合は、排水管に汚れが蓄積しているのかもしれません。以下のような臭いによって、原因が異なります。

  • アンモニア臭
  • 尿石
  • カビ臭
  • 下水の臭い

以下の記事で、原因別に悪臭の対処法をわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

普段と水位が異なる

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便器内部には、「封水」と呼ばれる水が溜まっています。封水は、排水管を通って下水の臭いが室内に入り込まないためのシステムです。

 

封水が高くなっている、または低くなっているときは、排水管にトラブルが生じている可能性があります。

 

封水の水位が低くなると、下水の臭いが入り込みやすくなります。封水の水位が低くなる原因は、以下が考えられます。

  • 便器内のつまり
  • タンク内の故障
  • 便器や排水管の破損
  • 誘導サイホン作用

誘導サイホン作用

誘導サイホン作用は、マンションなどで上の階から大量の水が流れて、排水管内の水が引っ張られることで封水がなくなる現象です。

 

以下の記事で、水位が変わってしまう原因と対処法をわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

トイレの排水管修理を業者に頼むケース

トイレの排水管が原因の場合

以下のようなケースでは、排水管のプロである水道修理業者への相談がおすすめです。

  • トイレの排水管つまりの原因が分からない
  • トイレの排水管にスマホなどの固形物を落とした
  • 対処法を試したけど改善しない
  • 排水管の劣化が原因と考えられる

排水管のつまりの原因が分からないのに無理に解消させようとすると、悪化してしまいます。排水管にダメージを与えると、大掛かりな修理が必要になり、修理費用が高額になるかもしれません。

 

特にトイレの排水管は便器の下、床下を通っているため、専門の水道修理業者でないと対応が困難です。悪化して汚水が溢れてしまわないうちに、早めに対処してもらいましょう。

トイレの排水管修理の料金相場

トイレの排水管トラブルの修理料金の相場を一覧表にしました。

作業内容 料金相場
軽度のつまり除去 5,000円〜8,000円
中度のつまり除去 12,000円~25,000円
重度のつまり除去 30,000円〜50,000円
便器の着脱 10,000円〜40,000円
排水管の分解 8,000円〜30,000円
パッキンの交換 4,000円~5,000円
薬剤を使用する作業 5,000円~
トーラー作業 10,000円~35,000円
高圧洗浄作業(3mまで) 20,000円〜50,000円

以上の作業料金の他に、以下のような基本料金が加算されます。

基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝の割増料金 0円〜8,000円(または、作業料金の20〜30%)
出張費 0円〜5,000円
見積もり 0円〜
契約後のキャンセル料 キャンセルする時期による

 

水回りトラブルの修理料金は、状況によっても大きく上下します。必ず、最低3社以上の業者に見積もりを頼み、適正価格で運営している業者に依頼しましょう。

 

以下の記事で、さらに詳しく排水管修理の費用相場について説明しています。高額になる要因なども説明しているので、参考にしてください。

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トイレの排水管トラブルを防ぐ方法

トイレの排水管つまりの原因

トイレのトラブルを解消したら、再発しないように予防することが大切です。ここでは、排水管のつまりや水漏れが起きないための予防方法を解説します。

トイレットペーパーを大量に流さない

トイレットペーパーは、水に流すことを前提に作られていますが、大量に流すとつまりの原因になります。

 

日本人のトイレットペーパーの使用量の平均値は、小のときで89cm、大のときで177cmです。そのため、このくらいの量なら、排水管に詰まる可能性はないと思われます。

 

「小」の場合と「大」の場合の水量とトイレットペーパーの使用量を表にしたので、参考にしてください。

流れる水の量 トイレットペーパー使用量 水道代(概算)
「小」で流す 6リットル 2mまで※ 約1.2円
「大」で流す 8リットル 10m 約1.6円

※LIXILが推奨しているトイレットペーパーの長さの限界

 

大で流す場合は、排泄物も一緒なので10m程度までとしています。大量のトイレットペーパーや排泄物を流すときは、2回に分けて水を流すと安心です。

 

また、通販などで安く買える海外製のトイレットペーパーは、つまりやすい傾向があります。頻繁にトイレつまりが起きているなら、国産品を使いましょう。

トイレットペーパーと排泄物以外は流さない

トイレに流せるとしているアイテムも含めて、トイレットペーパーと排泄物以外は流さないようにしたほうがつまりにくいです。

 

例えば、以下のようなものが、つまりの原因になります。

  • おむつや生理用品
  • ティッシュペーパー
  • 嘔吐物
  • ペット用のトイレ砂

ティッシュペーパーは水に溶けないため、注意しましょう。また、嘔吐物には油分が含まれており、トイレに流すと詰まりやすい傾向です。

 

ペット用のトイレ砂は、水に流れるタイプもあります。しかし、犬猫の排泄物は、人間のものより水分が少なく溶けにくい性質です。トイレに流さず、ゴミとして捨てるようにしてください。

 

下記の記事で、トイレつまりの原因について解説しています。簡単にできる解消法も説明しているので、参考にしてください。

節水対策はなるべく控える

節水対策をして、流れる水の量を少なくすると、トイレつまりが生じやすくなります。トイレつまりが起きないようにするには、充分に水を流すことが大切です。

 

トイレットペーパーや排泄物がきちんと流れるように、トイレは設計されています。決められた水量よりも水が減ってしまうと、排水管に詰まってしまうため、注意が必要です。

 

また、水の流し方が足りないと、尿石の生成にもつながります。

 

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上図のようにペットボトルをトイレタンクに入れて節水すると、タンク内の部品にダメージを与えやすいので、おすすめできません。

排水管を掃除する

排水管に汚れが蓄積すると、トイレつまりが発生します。市販の排水管用の洗剤等を使って排水管の掃除をすると、トイレつまりを予防できます。

 

汚れが頑固になると、市販の洗剤ではなかなか除去できません。週に1回ほどの頻度での掃除がおすすめです。

トイレの排水管を掃除する方法

トイレの排水管の掃除方法

トイレつまりを予防するためにも、排水管の掃除は欠かせません。

  • 重曹とお酢で掃除する
  • 市販の薬剤で掃除する

ここでは、上の2種類の掃除方法を解説するので、参考にしてみてください。

重曹とお酢で掃除する

重曹とお酢なら、揮発したガスで気分が悪くなることもありません。小さなお子さんのいるご家庭でも、安心して利用できます。

 

【用意するもの】

  • 重曹:カップ4分の1(50ml)
  • お酢(またはクエン酸):カップ2分の1(100ml)
  • 40~50℃程度のぬるま湯:便器の半分ぐらい
  • 紙コップなど便器の水を除去するためのもの

 

【掃除の手順】

  1. 便器の中に溜まっている水を取り出す
  2. 重曹を便器に注ぎ入れる
  3. お酢を重曹の上から注ぐ
  4. お湯をかけて、1時間程度放置する
  5. 水を流して、ブラシでこすり洗い

 

以下の記事で、重曹を使った掃除方法をプロセスごとにさらにわかりやすく説明しています。重曹がない場合の代用品など、ちょっとしたアイディアも紹介しているので、参考にしてください。

市販の薬剤で掃除する

市販の排水管洗浄用に作られた薬剤は、重曹では落としきれない汚れもしっかり除去します。

 

おすすめの薬剤は、以下のとおりです。

  • かんたん洗浄丸
  • バイオサイクル トイレ用
  • ピーピースルーF
  • サンポール

それぞれの説明書を確認して、正しく利用してください。放置時間を説明書より長くしても、さらに汚れが落ちるわけではありません。

 

また、便器の素材によっては使えない薬剤もあるので、便器の説明書も確認しましょう。

 

排水管の掃除については、以下の記事を参考にしてみてください。自分でできる排水管掃除の方法を、分かりやすくまとめています。

トイレタンクを掃除

トイレタンク内が汚れていると、水を流すたびに汚れが便器に入り込み、排水管のつまりにつながります。タンク内は湿気があり、黒カビなどが増殖しやすい環境です。

 

トイレタンクは3ヶ月に1回を目安に掃除するのがおすすめです。重曹などを使って、内部部品にダメージを与えない方法で掃除しましょう。

 

ただし、タンク内には金属製、ゴム製などの部品が設置されているので、塩素系漂白剤は使用できません

 

トイレタンクの正しい清掃の仕方は、以下の記事を参考にしてください。間違った方法で清掃すると、タンク内部品を傷つけて、トラブルが生じます。

トイレの排水管トラブルをすぐに解消したいときは

トイレの排水管トラブルにお困りの方へ

トイレの排水管の仕組みや起こりやすいトラブル、解消法を紹介しました。

 

ご紹介した方法でトラブルが解消できないときは、無理をせずに水道修理業者に相談してください。

 

業者選びに迷ったら、私たち『クリーンライフ』にお任せください。300以上の市区町村から指定を受けた指定給水装置工事事業者なので、安心です。

 

年中無休で24時間受付しています。お問い合わせいただいてから、最短30分で駆けつけます。

 

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