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この記事では、水道管つまりの対処法について徹底解説します。

 

水道管つまりといっても、場所ごとで原因が異なります。原因に合った対処法でないと効果がないため、水道管つまりが起きた場所と照らし合わせて原因を探ってみましょう。

 

原因に合わせて、場所ごとに自分でできる対処法についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

トイレの水道管がつまる原因

専門業者の選び方 3つのチェックポイント

トイレの水道管がつまる主な原因として、以下の3つが挙げられます。

  • 大量のトイレットペーパー
  • 固形物(スマートフォンやおもちゃなど)
  • 尿石

通常、トイレットペーパーは水に溶けて流れますが、大量に流すとつまってしまいます。

 

また、水に溶けない固形物は、流すとそのまま水道管につまります。特に、お子さんが誤って固形物をトイレに落とすケースには注意しましょう。

 

さらに、尿に含まれるカルシウムである「尿石」が溜まると、水道管内で固まり、排水を妨げる場合があります。尿石は、定期的に掃除していないと溜まっていきます。

トイレの水道管つまりの対処法

トイレの水道管つまりには、以下の方法で対処しましょう。

やり方を詳しく見ていきます。

勢いよく水・お湯を流す

バケツなどを使う

水やお湯を勢いよく流すと、水圧でつまりの原因を流し、トイレつまりを直せます。

 

お湯のほうがつまりの原因がほぐれやすいので、余裕があれば準備しましょう。ただ、熱湯だと便器が割れてしまうため、温度は50℃~60℃くらいのぬるま湯にしてください。

 

水・お湯を流すときは、便器のボウル面中心をめがけて勢いよく流しましょう。水やお湯が飛び散る可能性があるので、周りを新聞紙で養生しておくと安心です。

 

お湯を使うトイレつまりの直し方については、以下の記事でも詳しく解説しています。こちらもぜひあわせてご覧ください。

重曹とクエン酸を使う

重曹・クエン酸によるトイレつまり解消

重曹とクエン酸を混ぜると発泡するため、汚れを落としてつまりの原因を取り除けます。

 

重曹とクエン酸は、100円均一ショップやドラッグストアで数百円ほどで手に入るので、準備しておきましょう。用意するものは、以下のとおりです。

  • 重曹:計量カップ1/4(50ml)
  • クエン酸(または酢):計量カップ1/2(100ml)
  • 50℃~60℃のぬるま湯:便器の半分程度の量

重曹とクエン酸は、以下の手順で使いましょう。

  1. 便器内の水溜まり部分に重曹を入れる
  2. 重曹と同様、水溜まり部分にクエン酸を入れる
  3. お湯(50℃~60℃のぬるま湯)を入れる
  4. 泡立ったら、約1時間放置する
  5. 放置後はバケツで水を流し、排水されるか確認する

自宅にクエン酸がない場合は、お酢でも代用可能です。

 

重曹とクエン酸の使い方は、以下の記事でも解説しています。準備やほかの代用品もわかるので、ぜひ参考にしてください。

ラバーカップを使う

ラバーカップの使い方

ラバーカップはすっぽんとも呼ばれる、空気圧を利用してつまりの原因を取り除く道具です。ドラッグストアやホームセンターで数百円あれば手に入ります。

 

ラバーカップは以下の手順で使用しましょう。

  1. カップ部分を排水口に密着させる
  2. カップ部分が水に浸かるように水位を調整する
  3. ゆっくりと押し込んだ後、勢いよく引く
  4. 数回繰り返した後、バケツで水を流して排水されるか確認する

ポイントは、引くときに勢いをつけることです。勢いよく押し込むと、つまりの原因が奥に入り込んでしまい、状況が悪化する可能性があります。

 

ラバーカップ使用時も、便器の周りを養生しておくと汚れずに済みます。

 

ラバーカップを使ったトイレつまりの直し方は、以下の記事も参考にしてください。ラバーカップの選び方や準備についても解説しています。

真空式パイプクリーナーを使う

パイプクリーナーの使い方

真空式パイプクリーナーも空気圧を利用してつまりの原因を取り除く道具ですが、ラバーカップよりも吸引力が強いのが特徴です。

 

ドラッグストアやホームセンターで1,000円ほどで購入できます。真空式パイプクリーナーの使い方は、以下のとおりです。

  1. ハンドルを押した状態で、カップ部分を排水口に密着させる
  2. カップ部分が水に浸かるように水位を調整する
  3. ハンドルを勢いよく引く
  4. 数回繰り返した後、バケツで水を流して排水されるか確認する

ラバーカップ同様、押し込む際ではなく、引くときに勢いをつけましょう。

 

真空式パイプクリーナーでトイレつまりを直す手順は、以下の記事をご覧ください。準備や仕組みを詳しく解説しています。

ワイヤーブラシを使う

ワイヤーの使い方

ワイヤーブラシは、細いワイヤーの先についているブラシにひっかけて、つまりの原因を取り除く道具です。ドラッグストアやホームセンターで、2,000~4,000円ほどで売っています。

 

ワイヤーブラシは、以下のように使いましょう。

  1. 排水口にワイヤーブラシの先端部を差し込み、ハンドルを回して押し下げる
  2. 異物があれば、先端部を引っかけて取り出す。汚物は押し流す

ワイヤーが入りにくいときは強引に押し込まず、ハンドルを回して先端部を回転させましょう。無理に押し込むと、便器や排水管を傷つけてしまいます。

 

ワイヤーブラシの使い方については、以下の記事を参考にしてください。ワイヤーブラシの選び方も詳しく解説しています。

キッチンの水道管がつまる原因

キッチンの水道管は、以下のような原因でつまる場合があります。

  • 油汚れ
  • 食べカス
  • 洗剤カス
  • 生ゴミ・固形物(野菜のヘタやスプーンなど)

油汚れや食べカスをそのまま流すと、水道管の中で固まってつまりを引き起こします。

 

また、洗剤カスも掃除していないと溜まっていくため、つまりの原因の一つです。水に溶けない生ゴミや固形物も、ほかの場所と同様、つまりの原因になります。

キッチンの水道管つまりの対処法

キッチンの水道管つまりには、以下の対処法が有効です。

それぞれのやり方を見ていきましょう。

お湯を溜めて一気に流す

お湯を溜めて一気に流す方法は、油汚れが溜まっている場合に効果的です。

 

タオルと50℃~60℃のぬるま湯を準備して、以下の手順で対処しましょう。

  1. 排水トラップを外す
  2. タオルを排水管につめて、栓をする
  3. シンクに50℃~60℃のぬるま湯をためる
  4. タオルを一気に引き抜く
  5. 水が流れるか確認する

お湯の温度は、50℃~60℃が目安です。熱湯だと水道管の破損・損傷につながるため、注意してください。

 

また、タオルの端をシンクから出しておくと、引き抜きやすくなります。

ペットボトルを使う

ペットボトルで排水管のつまり解消

ペットボトルを使うと、空気圧でつまりが解消されます。丸く、1.5L~2Lのサイズのペットボトルを準備しましょう。

 

ペットボトルを使ってつまりを解消する手順は、以下のとおりです。

  1. 排水トラップを外す
  2. 排水口を覆うように、ペットボトルを差し込む
  3. ペットボトルの側面を両手で押し、排水口に空気圧をかける
  4. 数回くり返した後に水を流し、つまりが解消されたか確認する

ペットボトルと排水口の間に、すき間ができないようにセットするのがポイントです。

 

以下の記事では、より詳しいペットボトルの選び方や使い方を解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

液体パイプクリーナーを使う

液体パイプクリーナーを使うと、油汚れや洗剤カスを落としてつまりが解消する可能性があります。

 

液体パイプクリーナーは、ドラッグストアやホームセンターへ行き、数百円ほどで購入して準備しておきましょう。

 

液体パイプクリーナーの使い方は、以下のとおりです。

  1. 排水トラップを外す
  2. 排水管に50℃~60℃のお湯を流す
  3. 液体パイプクリーナーを注ぐ
  4. 規定の時間、放置する
  5. 水が流れるか確認する

液体パイプクリーナーの流し込む量や放置する時間は、説明書きに従ってください。勝手に流し込む量や放置時間を増やすと、つまりを引き起こす可能性があります。

 

液体パイプクリーナーの使い方は、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

重曹とクエン酸を使う

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消

重曹とクエン酸は、キッチンの水道管つまりにも効果的です。

 

100円均一ショップやドラッグストアなどで購入しておきましょう。クエン酸は、重曹の2倍の量を準備しておいてください。

 

重曹とクエン酸の使い方は、以下のとおりです。

  1. 排水トラップを外す
  2. 排水口の中に重曹を振りかける
  3. 重曹の上にクエン酸をかける
  4. 重曹とクエン酸が化学反応を起こして発泡する
  5. 約1時間放置する
  6. 50~60℃のぬるま湯で洗い流す

重曹とクエン酸を使う際は、必ず換気をしてください。空気がこもる状態で使うと、気分が悪くなる可能性があります。

 

重曹で解決できるケースの見極め方を解説しているので、以下の記事もぜひ参考にしてください。

ワイヤーブラシを使う

排水溝でワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシはつまりの原因をひっかけて落とすため、油汚れや食べかすが原因のつまりに有効です。

 

ドラッグストアやホームセンターで、2,000~4,000円ほどで購入できます。短いとつまりの原因まで届かないので、長さに余裕を持たせるのがおすすめです。

 

ワイヤーブラシは、以下の手順で使いましょう。

  1. ワイヤーブラシを排水口に入れる
  2. つまりに当たったらハンドルを回転させて汚れを削る
  3. ワイヤーブラシが通るまで回転させる
  4. 水を流す

無理に押し込むと水道管を傷つけるため、作業はゆっくり行いましょう。

 

もし、ワイヤーブラシが手元にない場合は、ハンガーでも代用可能です。形を整えて使用しましょう。

お風呂の水道管がつまる原因

お風呂の水道管は、以下のような原因でつまります。

  • 髪の毛
  • 皮脂・垢
  • せっけんカス
  • 固形物(カミソリの刃や詰め替えパックの切れ端など)

お風呂である以上、髪の毛や皮脂・垢、せっけんカスが出るのは仕方がありません。しかし、放置すると、汚れが固まりヘドロを形成します。

 

また、カミソリの刃や詰め替えパックの切れ端などの固形物を流してしまうと、より汚れが絡みつきやすくなり、つまりが発生します。

お風呂の水道管つまりの対処法

お風呂の水道管つまりの主な対処法は、以下のとおりです。

それぞれのやり方を見ていきましょう。

重曹とクエン酸を使う

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消

重曹とクエン酸は、特に皮脂・垢やせっけんカスに効果があります。100円均一ショップのほか、ドラッグストアやホームセンターで数百円ほどで購入可能です。

 

重曹とクエン酸を使う手順は、以下のとおりです。

  1. 排水口に溜まったゴミを取り除く
  2. 排水口に重曹100gをかける
  3. 上からクエン酸50gをかける
  4. コップ1杯のぬるま湯(50℃~60℃程度)をゆっくり注ぐ
  5. 1時間ほど放置する
  6. お湯で洗い流す

放置すると発砲し、汚れが浮き上がってくるので、お湯で洗い流しましょう。

液体パイプクリーナーを使う

液体パイプクリーナーはタンパク質を溶かすので、髪の毛によるつまりに効果を発揮します。液体パイプクリーナーは、ドラッグストアでやホームセンターで数百円あれば手に入ります。

 

液体パイプクリーナーの使用手順は、以下のとおりです。

  1. 排水口のフタを外す
  2. 排水口の側面に沿うように液体パイプクリーナーをかける
  3. 規定時間、放置する
  4. 水でしっかりと流す

液体パイプクリーナーは肌に触れると荒れる場合があるので、ゴム手袋をつけて扱うのが安全です。また、液体パイプクリーナーの使用量や放置時間は、説明書きに従ってください。

ラバーカップを使う

排水溝でラバーカップを使う

ラバーカップは空気圧でつまりの原因を取り除くので、水に溶けない固形物以外であれば効果があります。

 

お風呂用のラバーカップがあるので、ドラッグストアやホームセンターで数百円程度で購入しておくのがおすすめです。サイズは、自宅のお風呂の排水口に合うものを選びましょう。

 

ラバーカップの使い方は、以下のとおりです。

  1. 排水口のパーツを外す
  2. ラバーカップを排水口に密着させる
  3. カップが隠れるくらいまで水を溜める
  4. ゆっくり押した後、勢いをつけてラバーカップを引き上げる
  5. 水を流して、つまりの解消を確認する

力を入れるのは、引くときです。力強く押し込むと、つまりの原因が奥へいってしまうので、注意しましょう。

真空式パイプクリーナーを使う

排水溝で真空式パイプクリーナーを使う

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりも吸引力が強い道具です。ドラッグストアやホームセンターで、1,000円ほどあれば手に入るので準備しておいてください。

 

真空式パイプクリーナーの使い方は、以下のとおりです。

  1. 排水口のパーツを外す
  2. 真空式パイプクリーナーを排水口に密着させる
  3. カップが隠れるくらいまで水を溜める
  4. レバーをゆっくり押した後、勢いよく引く
  5. 水を流して、つまりの解消を確認する

カップが隠れるくらいまで水を溜めると、圧力がかかりやすくなります。大事な工程なので、忘れず行いましょう。

ワイヤーブラシを使う

排水溝でワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシを使うと、つまりの原因になっている汚れを削り落とせます。

 

ワイヤーブラシは、ドラッグストアやホームセンターで2,000~4,000円ほどで購入可能です。強度があり、長さ5m以上のものを選んでおくとよいでしょう。

 

ワイヤーブラシは、以下の手順で使います。

  1. 排水口にワイヤーブラシを入れる
  2. つまりに突き当たったら、ハンドルを回す
  3. ハンドルを動かしながら、つまりの原因を削り落とす
  4. 水を流して、つまりの解消を確認する

無理に差し込むと、水道管を傷つける可能性があるため、慎重に作業しましょう。

洗面所の水道管がつまる原因

洗面所の水道管は、主に以下が原因でつまります。

  • 髪の毛
  • せっけんカス
  • 固形物(歯ブラシや容器のフタなど)

洗面所では、髪をセットする際に髪の毛が落ちたり、手を洗うときにせっけんカスが出たりします。また、歯ブラシや容器のフタなどの固形物を落とす可能性も考えられるでしょう。

 

お風呂やトイレは意識して掃除する人もいますが、洗面所は意外に忘れがちな場所です。細かいものを扱う機会も多いため、つまりの原因には注意しましょう。

洗面所の水道管つまりの対処法

洗面所の水道管つまりは、以下の方法で対処しましょう。

一つずつ見ていきます。

重曹とクエン酸を使う

重曹とクエン酸で排水管のつまり解消

重曹とクエン酸を使えば、泡で汚れを落としてつまりを解消できます。100円均一ショップやドラッグストアなどで入手しておきましょう。

 

【準備するもの】

  • 重曹:半カップ(100ml)
  • クエン酸水:カップ1(200ml)のお湯にクエン酸大さじ2を溶かしたもの

【重曹とクエン酸の使い方】

  1. 重曹を排水口全体にかける
  2. クエン酸水を重曹の上から注ぐ
  3. 発泡し始めるので、そのまま約1時間放置する
  4. お湯(50℃程度)を洗面器2杯程度注ぐ

重曹とクエン酸をは食品添加物としても利用されているので、臭いもなく、安心して使えます。

液体パイプクリーナーを使う

液体パイプクリーナーは、水道管の奥まで洗浄してくれます。数百円ほどなので、ドラッグストアでやホームセンターなどで入手しておきましょう。

 

液体パイプクリーナーの使い方は、以下のとおりです。

  1. 排水口の部品を外す
  2. 液体パイプクリーナーを規定量注ぐ
  3. 指定された時間、放置する
  4. 水を流して、液体パイプクリーナーを洗い流す

注意点として、液体パイプクリーナーの量や放置時間は勝手に変えないでください。説明書きに従わないと、水道管を傷める可能性があります。

 

正しく使えば、つまり解消につながります。

ラバーカップを使う

排水溝でラバーカップを使う

ラバーカップはトイレでよく利用されますが、洗面所でも使えます。

 

ただ、排水口に合ったサイズでないと効果を発揮しないため、トイレ用途は別で準備しておくのがおすすめです。ドラッグストアやホームセンターで、数百円ほどで購入しておきましょう。

 

ラバーカップの使い方は、以下のとおりです。

  1. 排水口をラバーカップでふさぐ
  2. ラバーカップのカップ部分が隠れるくらいに水をためる
  3. ラバーカップを排水口に密着させる
  4. ラバーカップをゆっくり押し付けた後、一気に引き上げる
  5. 押し引きを何回か繰り返す

何回か押し引きした後は、水を流してみて、滞りなく流れるか確認してみてください。

真空式パイプクリーナーを使う

排水溝で真空式パイプクリーナーを使う

真空式パイプクリーナーはハンドルを押し引きするため、ラバーカップよりも扱いやすく、吸引力も高いのが特徴です。相場は1,000円ほどで、ドラッグストアやホームセンターで購入できます。

 

真空式パイプクリーナーでつまりを解消する方法は、以下のとおりです。

  1. 真空式パイプクリーナーを排水口に密着させる
  2. カップ全体が水に浸かるまで水を注ぐ
  3. レバーをゆっくり押して、一気に引き上げる
  4. 押し引きを何回か繰り返す

ラバーカップ同様に、使用後は水が流れるか確認してください。

ワイヤーブラシを使う

排水溝でワイヤーブラシを使う

ワイヤーブラシは汚れを削り落とす道具のため、せっけんカスをはじめとする汚れが蓄積している場合に有効です。

 

ワイヤーブラシは、ドラッグストアやホームセンターで売っており、相場は2,000~4,000円ほどです。洗面所で使うのであれば、短いタイプでも扱いやすいでしょう。

 

ワイヤーブラシの使い方は、以下のとおりです。

  1. ワイヤーブラシを排水口に差し込む
  2. 動かなくなるまでゆっくり進ませる
  3. ワイヤーブラシが動かなくなったら、回転、上下運動させて汚れを除去する
  4. 汚れが取れたら、ワイヤーブラシを引き抜く

水が流れたら、つまりの原因を取り除けている証拠です。

 

ただ、無理に奥まで差し込むと水道管を傷つけるため、慎重にゆっくり作業しましょう。

水道管のつまりの修理費用

料金相場

水道管のつまりによる修理費用は、つまりの程度や修理する箇所によって異なります。

市販の薬剤 500円~1,500円程度
軽度のつまりを業者に依頼した場合 5,000円~10,000円程度
重度のつまりを業者に依頼した場合 10,000円~30,000円程度

自分で対処できる簡単なつまりなら、市販の薬剤を使用して数千円程度で解消できる場合があります。

 

重度のつまりになれば、業者に依頼しなければなりません。業者に依頼するときは、必ず事前に見積もりをとることが重要です。

 

水道管自体が老朽化している場合や、修理しても再発する可能性が高い場合は、水道管の交換やリフォームが必要になり、数万円~十数万円かかることもあります。

 

業者に水道管修理を依頼するなら、『クリーンライフ』をご検討ください。出張・見積もり費は無料で、数々の水道管トラブルを解決してきた実績があります。

 

休日・夜間の割増料金はありません。細かく見積もりを出して、納得いただいたうえで作業しますので、安心してご相談ください。

 

クリーンライフに水道管のつまりの相談をしてみる

水道管のつまり修理を頼む業者の選び方

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水道管のつまりを自分で解決できなかったとき、業者に修理を依頼しなければいけません。数多くある業者の中から何を基準に選ぶべきか、注意点を踏まえて選び方を紹介します。

 

安心して任せられる業者を選ぶためにも、以下の3つを参考にしてみてください。

  • 水道局指定工事店である
  • 適正な修理価格である
  • 迅速な対応である

ポイントさえ押さえておけば、さまざまなトラブルを回避できるでしょう。

水道局指定工事店である

水道管のつまりを業者に依頼する際、水道局指定工事店であることは重要なポイントの一つです。水道局指定工事店とは、水道局が認定した水道設備工事の業者で、技術や知識、設備などの水準が高いとされています。

 

水道管のつまりを修理する場合、水道局指定工事店であれば、専門的な知識や技術を持ったスタッフが対応してくれるため、正確で迅速な修理が期待できます。

 

また、水道管のつまりを修理する際に必要な工具や部品が揃っており、予期せぬトラブルが発生した際にも迅速な対応が可能です。

 

ただし、水道局指定工事店であるからといって、必ずしも安心・安全であるとは限りません。事前に業者の評判や口コミ、実績などを確認しましょう。

適正な修理価格である

次に、適正な修理価格であるかどうかを確認してください。適正な価格帯を把握しておくことで、過剰な請求や不当な金額を請求される可能性を減らせます。

 

適正な価格帯は、事前に複数の業者から見積もりを取ることで確認できます。なお、見積もりだけで費用が発生する業者もあるため、見積もりに費用がかかるかどうかも確認した上で依頼しましょう。

 

ただし、「修理費用が安いから」という理由だけで業者を選ぶことは避けるべきです。技術力が低い業者の可能性が高いといえます。水道管のつまりは、正しい方法で修理しないと再発する恐れがあるため、実績や評判も確認し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

迅速な対応である

業者に依頼する場合、迅速な対応も重要です。水道管つまりを放置すると、より深刻な問題につながることがあります。そのため、修理を依頼してからどのくらいで対応可能か確認してください。

 

万が一、即日対応できず、数日かかるようであれば他の業者を探しましょう。業者の中には、電話1本で最短30分で駆けつけてくれる業者もあります。

 

水道管のつまりは時間の経過とともに悪化する可能性が高いので、できるだけ迅速な対応をしてくれる業者がおすすめです。

水道管のつまりでお悩みなら『クリーンライフ』にご相談

水道管のつまりは、家庭やオフィスで起こる一般的な問題の一つです。水道管のつまりの原因や解決方法を知っていれば、適切な対応が可能です。

 

水道管のつまりでお悩みなら、私たちクリーンライフにお気軽にお問い合わせください。24時間365日対応しているので、お電話1本ですぐに駆けつけます。

 

重度のトラブルも適切な対処が可能です。

 

クリーンライフに水道管のつまりの相談をしてみる

2021.10.22

水回りの快適性を維持するうえで、欠かせない水道管。各家庭や公共施設に水を送る、重要な役割を担っています。

 

水道管でつまり・凍結などのトラブルが発生した際に、「対処法が分からない」と困ってしまう方も多いでしょう。

 

今回は、我々の暮らしに必須の水道管の仕組みや構造をご紹介します。水道管の主な種類をはじめ、つまりトラブルの原因・予防法なども解説するので、ぜひチェックしてみてください。

家庭に水を送る仕組みがある水道管

一戸建ての水道管

今日の日本において、ほぼすべての家庭や公共施設に整備されている水道管。

 

本項では、各家庭の水回りを支える水道管そのものの仕組み・構造のほか、日常生活で主に目にする4種類の水道管の役割などをご紹介します。

水道管とは

水道管はキッチンやトイレ、お風呂といった水回りすべてに通じており、それぞれの箇所で使う水を届ける役割を持っています。

 

日常生活に用いる水は、元々ダムに溜められた雨水。そのままでは口にできないため、浄水場でクリーンにされた後に水道管を通り、各家庭や施設へと供給される仕組みです。

 

また、私たちが使用した後の生活排水も水道管を通り、下水処理施設まで運ばれる構造となっています。一度使って汚れた水であれ、下水処理施設において再びクリーンにすることで環境を汚さないように配慮されているのです。

水道管の主な種類

家庭の水回りに必須の水道管は、主に以下の4つに分類されます。

  1. 導水管
  2. 送水管
  3. 配水管
  4. 給水管

それぞれに異なる用途があるので、水道管の仕組みをきちんと理解するためにも、しっかりと目を通しておきましょう。

導水管

導水管は、取水施設から取り入れた水(原水)を浄水場まで送る水道管です。

 

河川などから原水を浄水場まで送る際は、貯水池を経由。一方、地下水は浄水場まで直接送られる仕組みとなっています。

 

原水は管でなく、以下によって流されるケースも存在。

  • 開渠
  • 暗渠
  • トンネル

導水管を通じて浄水場に運ばれた水は、人が飲める品質になるまで処理されます。

送水管

浄水場で処理された水を、配水場まで運ぶ役割を持つ送水管。送水管を通り、水源地から高台などにある配水池へと運ばれた水は、住宅や公共施設まで直接排水される仕組みです。

 

万が一、何らかのトラブルによって送水機能がダウンしてしまった場合、各家庭にクリーンな水が届けられなくなります。日常生活に欠かせない水が正常に送られないと、水回りの快適性は大きく損なわれてしまうでしょう。

配水管

配水管は配水場に貯めている飲料水を、給水される区域まで送る水道管のこと。基本的に公道の下に埋設され、住宅や施設が多いエリアでは地域全体に張り巡らされています。

 

効率的に配水機能が働くよう、元が太く先が細い管を採用する点も特徴です。一般的に使われるのは200mm~ですが、太い管だと口径約1,000mmになるサイズも存在します。

 

普段目にする水道管工事の多くは、配水管を対象とする場合が多いです。配水管は経年劣化によるひび割れ・損傷が起こりやすいほか、サビ予防のために定期的なクリーニングを要することが理由となっています。

給水管

配水管から分岐し、各住宅や建物に水を供給する給水管。道路から分岐された水道管から、住宅内・建物内にある水道管までの総称です。

 

先述した下記3つの水道管は公共のもので、管理責任が自治体に帰属します。

  • 導水管
  • 送水管
  • 配水管

一方の給水管は、個人の財産です。管理責任は家主に帰属するため、一戸建て住宅でトラブルが発生した場合は個人で対応する必要があります。

 

マンションやアパートのような集合住宅では、管理会社が責任を負うケースが多数。まずは大家や管理会社に相談し、修理の依頼先などを検討する必要があります。

臭いの発生を防ぐトラップの種類

排水管または排水口の一部に水を溜めて塞ぐことで、害虫・悪臭が屋内に入るのを防ぐ「排水トラップ」。水回りの衛生面を維持できるのは、トラップがきちんと機能しているためといえます。

 

トラップは、主に次の3種類に分別することが可能です。

  1. ワントラップ
  2. ドラムトラップ
  3. 管トラップ

各トラップの仕組み・構造を見ていきましょう。

ワントラップ

ワントラップは排水口の器とつながる排水管に円筒を差し込み、お椀をひっくり返したような形状のパーツを被せたもの。キッチン、浴室などの水回りで目にすることが多いです。

 

器と円筒の隙間に封水を溜める仕組みとなっており、手入れのしやすさが大きなメリット。封水は水位が上がった際、真ん中の円筒に溢れる形で排水管へと流れ出します。稀に、封水がなくなってしまうトラブルが起きることもあります。

ドラムトラップ

浴室に使われることが多いドラムトラップは、排水口がドラムのような形をしたトラップです。封水を溜める器の下部には汚水を受け入れるための管、上部には汚水を下水へと流すための管が設けられています。

 

排水口から注がれた水は、配水管を通じて封水と合流する仕組み。多くの水を溜めておくことができ、封水がなくなってしまう恐れがない点は安心です。

 

一方、自浄作用がないためにつまりトラブルが起こりやすい、というデメリットは押さえておく必要があります。

管トラップ

配管が曲がっている管トラップは、以下の3種類に分別可能です。

  1. Pトラップ
  2. Sトラップ
  3. Uトラップ

多くの家庭に設置されているトラップで、次のような特徴を持ちあわせています。

  • あまりスペースを取らない
  • 自浄作用がある

ワントラップ同様、封水がなくなる恐れがある点に注意が必要です。

水道管の水圧の仕組み

水道管の太さは「口径」といい、各住宅内には比較的口径の細い水道管が引き込まれています。

 

水道管の水圧は口径によって大きく変化。毎月の水道料金にも影響を及ぼすので、2つの関係性をしっかり押さえておくことが大切です。

水道管の口径と水圧の関係

現在使用される、水道管の口径は豊富に存在します。主に一般家庭で使われているのは、下記の3つです。

  1. 13mm
  2. 20mm
  3. 25mm

中でも主流なのは20mm。水道管の口径を決める権利は各自治体に帰属し、中には13mmの管を新設していない地域もあります。

 

一方の水圧とは、水を上へと押し上げる力のことです。地面に埋設された水道管から、住宅2階・3階部分までの給水を支えています。

 

同じ水量を流した場合、口径の細い水道管ほど水圧が高くなることは覚えておきましょう。太い水道管を使用するのであれば、より水圧を増やす必要が生じます。

水道管の口径で変わる水道料金

水道管の口径は、毎月の水道料金にも影響を及ぼします。口径が太い管では水圧を増加する分、水道料金が高額になりがちです。

 

長年同じ家に住み続けていると、経年劣化によって水道管の交換が必要になってきます。同時に口径を変えようか悩んでいる方もいるかもしれませんが、毎月の水道料金をじっくり考慮して決断してください。

住宅内に設置される水道管・止水栓の仕組み

水道管や排水管の工事・修理

続いて、住宅内に設置される水道管(給水管)と止水栓の仕組みを解説していきます。

 

水道管の管理責任を誰が負うかは、水道メーターの設置場所によって決定。水道メーターから住宅内の給水管までは、家主に管理する義務が生じます。必要な修理や工事があれば、きちんと対応しましょう。

蛇口の水をコントロールする止水栓

水回りの構造において重要なのが、蛇口の水をコントロールする役割を持つ止水栓。

 

つまり・水漏れなどが発生して修理が必要になった際は、まず止水栓を閉め給水をストップする必要があります。前もって、設置場所を確認することが重要です。

 

止水栓は大きく3種類に分けられ、開閉する方法によって呼び名が異なります。

  1. ハンドル式
  2. キー式
  3. ドライバー式

最も主流なハンドル式は、素手で回して容易に開閉できるタイプ。キー式の場合、専用の止水栓キーが必要です。

 

ドライバー式は、主に屋内の止水栓に使用されています。ハンドルがないため、マイナスドライバーを使って開閉してください。

【住宅タイプ別】止水栓の設置場所

止水栓の設置場所は、住宅タイプによってさまざま。一戸建ての場合、下記に設置されていることが多いです。

  • 玄関門扉の付近
  • 玄関ポーチの横
  • 駐車場内・庭のどこか

上記いずれかに「量水器」「止水栓メーター」などと書かれたメーターボックスがあるので、見つかったら中を確認してみてください。

 

マンションやアパートなどの集合住宅では、メーターボックスが玄関近くの壁に埋め込まれています。

 

止水栓がボックス内にある点は、戸建て住宅と共通。複数の水道メーターがある場合は、フタ裏などに自身の部屋番号が書かれたものを確認しましょう。

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水道管つまりが発生する仕組み

普段から以下をはじめ、さまざまなものを流すためにトラブルを頻発しがちな水道管。

  • 料理カス
  • 油汚れ
  • 紙おむつなどの固形物

本項では水道管つまりの原因、予防法などに触れながらつまりトラブルが発生する仕組みに迫ります。

水道管つまりの原因

水道管つまりの多くは、通常流すべきでないものを流してしまうことによって発生します。

 

トイレでいえば、「紙おむつなどの固形物をうっかり流してしまった」など、無意識に行っている行動が原因になっているパターンが多いです。キッチンでのつまりトラブルの原因も、無意識に流している油汚れかもしれません。

 

水道管のつまりやすさは、住宅タイプによっても左右されます。一般的に、マンション・アパートなどの集合住宅は縦向きの管の多さゆえにつまりにくいです。

 

一方の戸建て住宅には、横向きの管が多数。水の勢いが弱いために汚れが付着しやすく、つまりトラブルを引き起こしやすいのです。

【水回り別】水道管つまりを防ぐ方法

水道管つまりの主な原因は、水回り別に異なります。

 

いずれの水回りにおけるつまりトラブルも、日頃のちょっとした心がけで発生リスクを多少軽減することが可能。以降で水回り別の水道管つまりの予防法をご紹介するので、いざというときに参考にしてみてください。

キッチンでの水道管つまりの予防策

粘性が高く、水道管の内部に付着しやすい油汚れ。冷えると固形化し、後から流れてくる食べ物のカスなどをせき止めてしまう恐れがあります。

 

使用済みの調理器具、食器などに付いた油分はキッチンペーパーで丁寧に拭き取ってからシンクに置き、なるべく排水口に油汚れを流さないように気を付けましょう。

 

ただ、注意しても多少の油分は流れてしまうもの。あわせて以下を行い、つまりトラブルのリスクを抑えるようにしてください。

  1. シンクの半分程度までお湯を張る
  2. 勢いよく流し切る

用意するお湯の温度は、40℃~50℃を目安にしましょう。可能ならば、週に一度ほど実施するのがおすすめです。

お風呂での水道管つまりの予防策

お風呂での水道管つまりは、以下によって発生します。

  • 人のアカや毛髪
  • 石けんカス
  • 油分を含む整髪料

アカや油分は排水パイプ内に雑菌を繁殖させる原因となり、ぬめりが生じた部分に毛髪や石けんカスが付着。徐々に水の通り道を細くしていき、最終的には完全に管をせき止めてしまいます。

 

入浴時に抜けた毛髪、石けんカスなどは適宜捨てるようにし、排水口に流れていかないように気を付けましょう。深刻なつまりを予防するには、パイプクリーナーで定期的なお手入れをする方法も有効です。

洗面所での水道管つまりの予防策

洗面所では、以下によって水道管つまりが発生しやすいです。

  • 油分を含む整髪料や化粧品
  • 毛髪やヘアアクセサリー

毛髪やヘアピン・ヘアゴムなど、固形物は絶対に流さないように注意してください。

 

洗面所を脱衣所としても使用する家庭では、衣類に付着したゴミやホコリがつまりを引き起こす恐れもあります。ヘアキャッチャー部分はこまめに掃除して、ぬめりや汚れが蓄積されないように努めましょう。

トイレでの水道管つまりの予防策

トイレでは基本的に排泄物とトイレットペーパー以外、流さないことが重要。水に溶けることを謳った商品であれ、一度に大量に流そうとするとつまりの原因になり得ます。

 

また、排便後は洗浄水量「大」で流すのもポイント。「小」で流すと水量不足で流し切れず、つまってしまう恐れがあるからです。

 

トイレでの嘔吐も、なるべく避けるようにしてください。人が食べた物には固形物や油分が含まれるため、水道管つまりの発生リスクを高めてしまいます。

水道管凍結を防ぐ水抜きの仕組み

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冬場の気温が零下になる地域では、水道管凍結のリスクと隣り合わせ。万が一、凍結した水道管が破裂してしまうと業者に高額な料金を支払い、修理してもらわなければなりません。

 

本項では凍結予防に有効な不凍水栓の仕組みや、水抜きの具体的な手順をご紹介。水道管凍結は寒冷地以外でも発生する恐れがあるため、前もって目を通しておくと安心です。

水道管凍結は不凍水栓で予防

不凍水栓とは、凍結防止機能を備え付けた水栓のこと。水抜きハンドルを使って水栓内の水を除去し、凍結を防ぐ仕組みです。

 

不凍水栓は、以下のような屋外によく設置されます。

  • 玄関
  • 駐車場

水抜き後の水は深く埋設された管まで流され、地表近くの水道管が空になる構造。水には地中で凍らない性質があるため、不凍水栓を使えばどんなに寒い地域であっても、水道管凍結を防ぐことができます。

水抜きハンドルの使い方

続いて、水抜きハンドルの具体的な使い方を解説します。水抜き操作が必要になった際は、以下の流れで作業を進めましょう。

  1. あらかじめ、蛇口が閉まっていることを確認する
  2. 水抜きハンドルを「水抜」、または「でる・通水」と書かれた方向に回す
  3. 水道蛇口を開け、水抜きを行う
  4. 作業が終わったら、蛇口を元通りに閉めておく

水抜きハンドルを回す際は、止まるまで回し切るのがポイント。途中で回すのを止めてしまうと、地中で水が流れっ放しになってしまうので注意してください。

水道管の仕組みを知ってトラブルを予防

今回は、水道管の仕組みや構造についてご紹介しました。日常生活に欠かせない設備だからこそ、突然のつまり・凍結トラブルなどが確認された場合も、慌てず適切な対処ができるようにしておきましょう

 

自力でトラブルを解消するのが難しければ、我々クリーンライフにご相談ください。水道局指定工事店として最適な方法で対応にあたり、深刻な症状も早期復旧を目指します。

 

⇒『クリーンライフ』に水道管トラブルの相談をしてみる

2021.10.22

給湯器は使用頻度が高く、故障することは少なくありません。 給湯器のトラブルは水漏れや異音など、さまざまな症状があらわれます。

 

そこで本記事では、給湯器の修理が必要なケースや、修理の依頼先について解説します。 点検や清掃、適切な使用方法など、給湯器のトラブルを未然に防ぐ方法もお伝えします。

 

故障のリスクを軽減するためにも、ぜひ参考にしてみてください。

給湯器の修理はどこに依頼するのか

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給湯器の修理は、専門業者に依頼することが望ましいです。ホームセンターや電器店などで購入した場合は、購入店に修理を依頼することも可能です。

 

修理に特化した業者に依頼すれば、より専門的かつ迅速な修理が期待できるでしょう。しかし、給湯器の修理をどこに頼むのか知らない人が多いのが現状です。

 

そこでここでは、それぞれの専門業者の特徴について解説します。

技術に長けている「給湯器専門業者」

給湯器専門業者とは、給湯器の修理や交換、取り付けなどに特化した業者です。給湯器の修理技術に長けていることが多く、迅速に対応してくれる点がメリットです。

 

また、さまざまなメーカーの給湯器に対応しており、一般的な修理だけでなく給湯器の交換やリフォームなども対応していることがあります。

 

ただし、業者によって、技術力や対応範囲が異なるのがデメリットです。また、業者によっては高額な修理費用を請求することがあるため、見積もりや料金表をしっかり確認しましょう。適切でない修理を行う業者も存在するため、信頼性のある業者を選ぶことも大切です。

部品の多くを保有する「給湯器メーカー」

給湯器メーカーとは、給湯器を製造・販売している企業です。

 

メーカー直営店のメリットは、パーツ交換や修理に必要な部品を持っているため、修理する時間が短縮される場合があることです。保証期間内であれば、無償修理が可能です。

 

ただし、メーカーによっては修理専門の部署がなく、修理ができない点はデメリットです。また、保証期間が過ぎた場合や、保証に適用されないトラブルの場合は有料での修理となるメーカーがほとんどです。

すぐに連絡先が分かる「ガス会社」

ガス会社とは、都市ガスやLPガスなどの燃料を供給する企業です。給湯器の修理を頼む場合、一般的に修理業務を委託している業者に修理を依頼します。

 

一部のガス会社では、修理を請け負っていることもあります。しかし、専門業者やメーカーに比べて修理範囲が限定されることがあるため、修理前に確認が必要です。ガス会社に依頼するメリットは、請求書や検針票などですぐに連絡先が分かる点です。

 

ただし、給湯器の修理技術に特化していない点はデメリットです。ガス会社が修理を請け負うため、中には対応できない修理もあります。

対応スピードが早い「水道修理業者」

水道修理業者は、水道修理や水回りのリフォームを中心に行っている業者です。サービスの一つとして、給湯器の修理・交換にも対応しています。

 

水道修理業者に依頼するメリットは、対応スピードが早い点です。業者によっては当日対応・当日施工も可能です。価格も比較的安く、修理・交換の料金を安く抑えられます。

 

ただし、すべての水道修理業者が給湯器の修理・交換に対応しているわけではありません。どこにでも頼めるわけではないのが、水道修理業者に依頼するデメリットです。

 

水道修理業者のクリーンライフでは、給湯器の修理・交換に対応しています。見積もりをご希望の方は、ぜひご相談ください。

⇒クリーンライフに給湯器の相談をしてみる

給湯器を修理する・交換するケースを比較

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給湯器にトラブルが生じた場合、修理するのか交換するのかは悩ましい問題です。修理すれば費用を節約できる一方、交換すれば長期的には効果的な選択となることもあります。

 

一般的に給湯器の修理は、交換よりも費用が安いとされています。そのため、修理を選択する場合が多いでしょう。

 

ただし、修理が何度も必要となる場合、給湯器自体の寿命が限界を迎えている場合には、交換が必要です。よって、給湯器を修理するのか交換するのかは、状況によって異なります。

 

どちらの選択がよいのか、それぞれについて詳しく解説します。

給湯器を修理するケース

給湯器が故障した際、修理が可能な場合があります。故障の原因はさまざまですが、中でもよくあるのは、配管のつまりや水漏れ、点火不良、弁の故障です。

 

故障箇所によって費用は異なりますが、修理すると交換する場合に比べて安価で済むことが多いです。また、修理後は元の状態に戻るため、水圧や水温の安定性などが改善されます。

 

ただし、修理箇所によっては部品の取り寄せに時間がかかり、その間はお湯が使えなくなる可能性があるため、注意が必要です。

給湯器が水漏れしている

給湯器が水漏れを起こすと、給湯器内部の部品や機器に損傷を与え、場合によっては火災の原因になります。そのため、トラブルが深刻化する前に修理を行うことが必要です。

 

水漏れが発生した場合は、すぐに給湯器の電源を切り、水栓を閉めて水漏れを止めましょう。

 

また、すぐに給湯器の専門業者に連絡し、修理を依頼することが重要です。修理の知識や技術を持たない素人が修理を試みることは危険で、修理が中途半端な状態で終わる可能性もあります。専門業者に相談しましょう。

給湯器が異音を発している

給湯器が異音を発している場合は、原因を特定して修理する必要があります。異音を放置するとトラブルが深刻化し、最悪の場合には給湯器が故障してしまいます。

 

異音の原因は、以下のようにさまざまです。

  • 部品の摩耗や劣化
  • 異物のつまり
  • 水の圧力不足

給湯器で異音が発生した場合は、異音がする部分を特定しましょう。異音かどうか判断できない場合は、専門業者に相談してみてください。

給湯器の水温が安定しない

水温が安定しない原因は、給湯器内部の部品の故障や、水流量の不足です。また、給湯器のセンサーが不具合を起こしている可能性もあります。

 

ただし、以下のような原因も考えられるので、一概に給湯器が原因とは言い切れません。

  • ガス栓や給水元栓が全開されてない
  • 複数の場所で同時に使用している
  • 混合栓の故障
  • ガスメーターの故障

さまざまな原因が考えられるため、給湯器が故障しているかどうかすぐに判断するのは難しいです。そのため、なるべく早く専門業者に相談することをおすすめします。

給湯器が点火しない

給湯器が点火しないときも、修理が必要な場合があります。給湯器が点火しない原因は、以下が考えられます。

  • 点火装置や電気系統の故障
  • ガス漏れ

ガス漏れは非常に危険であり、絶対に素人が修理することは避けてください。点火しない場合はすぐにガスメーターを切り、専門業者に修理を依頼しましょう。

給湯器を交換するケース

給湯器が故障して修理ができない場合や、長期間使用して劣化が進んでいる場合は、交換することをおすすめします。給湯器の寿命は、メーカーやタイプによって異なりますが、一般的に10年〜15年程度です。

 

交換する場合、新しい給湯器の購入費用や取り付け費用が発生します。しかし、新しい給湯器はエコ性能が高くなっているため、古いものに比べて省エネ効果が高く、光熱費の削減にもつながります。

 

また、新しい給湯器は安全性が高く、保証期間が長い場合が多いので、長期的に見てコストパフォーマンスが高いです。ただし、給湯器の交換は、費用も取り替え作業の時間もかかります。

給湯器を8年以上使っている

給湯器の故障の理由の一つが、経年劣化によるものです。給湯器を8年以上使っているのであれば、そろそろ寿命かもしれません。給湯器の寿命は10年といわれているため、このタイミングで修理をしても、故障を繰り返す可能性があります。

 

修理を繰り返したあげく症状が改善せず、最終的に交換になることも。修理箇所が多い場合には、施工業者から交換をすすめられることもあります。

交換する方がランニングコストが安い

給湯器の交換と聞いて悩むのは、費用が高いことです。しかし、給湯器は常に性能のアップデートを繰り返しており、新しい給湯器は燃費が良いためランニングコストを抑えられます。

 

現在故障している給湯器を修理して使い続けるのと、高性能な給湯器を設置するのとでは、現在のランニングコストよりも安い可能性があります。

 

買い替えると新品になり、各メーカーの保証や工事保証が新たにつくため、修理を繰り返すよりもトータルコストも抑えられるでしょう。

給湯器の修理方法

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給湯器の修理方法は、故障の原因によって対処方法が異なります。

  • 自分で修理する
  • 専門業者に修理を依頼する

上記のケースに分けて、それぞれ解説します。

自分で修理する

給湯器の修理について、一般的には専門的な知識や技能が必要とされるため、自分で修理を行うことは推奨されていません。しかし、下記のような簡単なトラブルは、自分で修理が可能な場合があります。

  • 給湯器が故障していない場合
  • 電源やガスの供給が正常である場合
  • 排気口や燃焼器の汚れ、配管のつまりが原因の場合

修理を行う前に必ず給湯器の取扱説明書や専門書を参考にして、必要な材料や工具を揃え、必要な安全対策を講じて作業を行うことが重要です。

 

給湯器はガスや電気を使っているため、一歩間違えると火災やガス漏れなどの重大な事故につながる恐れがあります。そのため、給湯器を自分で修理するには十分な知識と経験が必要です。

 

自分で判断できない場合や危険を伴う場合には、必ず専門業者に修理を依頼しましょう。

専門業者に修理を依頼する

それぞれの専門業者に修理を依頼する場合について、詳しく解説します。

給湯器専門業者

給湯器専門業者は修理を依頼された情報を元に、修理に必要な部品や工具を持参します。現地で修理作業を行い、迅速な対応が可能です。

 

ただし、業者によって技術力が異なり、信頼できる業者かどうか判断しなければなりません。事前に口コミや評判を調べ、信頼できる業者を選びましょう。

給湯器メーカー

給湯器メーカーの多くは、自社製品に関する修理を得意としています。保証期間内の場合は、無償修理が可能です。逆に、保証期間外の場合は、修理費用がかかるため、修理前に必ず見積もりを依頼しましょう。

 

また、メーカーによって修理業者が異なるため、修理業者についても確認しておくことが望ましいです。

 

給湯器メーカーは修理だけでなく、点検や清掃のサービスも提供しています。定期的な点検や清掃は、故障の予防や長期間の安全な使用につながります。保証期間内であっても、点検してもらうことがおすすめです。

ガス会社

ガス会社に修理を依頼した場合、修理に必要な情報を聞き取り、修理担当者を派遣します。ガス会社が修理を行える範囲が限定されている場合があり、修理内容によっては他の業者に依頼する必要があります。

 

そのため、修理業務に慣れた専門業者やメーカーに比べ、修理技術や対応力が不足する可能性が高いです。さらに、多くのガス会社は修理業務を委託しているため、急いで修理をしたい場合は他の業者に依頼した方が良いでしょう。

水道修理業者

水道修理業者にも、給湯器の修理を依頼できます。水回りのプロである水道修理業者なら、給湯器の水漏れ修理や点検もスムーズです。スタッフの中には、給湯器の修理・工事ができる資格を所有している人もいます。

 

また、販売からアフターフォローまでを一貫して行っているため、給湯器本体や施工会社を探す手間を省けるのもポイントです。

 

水道修理業者なら、さまざまなメーカー・機種の修理にも対応しています。年中無休で修理に対応している業者も多いため、突発的なトラブルにも迅速な対応が期待できるでしょう。

給湯器の修理にかかる費用

専門業者に依頼した場合の料金事例

給湯器の修理にかかる費用は、修理が必要な箇所が少なく簡単な場合は、数千円程度で済みます。複雑な修理になると、数万円以上かかります。

 

給湯器修理にかかる費用は、以下のようなものが挙げられます。

ガスバルブ交換 約10,000円〜20,000円
ガス漏れ修理 約5,000円〜30,000円
配管やタンク修理 約10,000円〜50,000円

 

給湯器交換の平均的な費用は、以下のようになります。

ガス・電気給湯器 約60,000円〜100,000円
エコキュート 約200,000円〜400,000円

修理費用に加えて、業者の出張費や作業時間に応じた工賃なども請求される場合があります。事前に必ず見積もりを依頼した上で、検討しましょう。

給湯器の修理費用を安くする方法

修理費用を安くする方法

給湯器の修理費用を安くするには、以下の方法があります。

  • キャンペーン割引を利用する
  • 保証期間内か確認する
  • 複数の業者に見積もりを依頼する

少しの工夫で費用を安く抑えられるので、参考にしてみてください。

キャンペーン割引を利用する

修理業者によっては、定期的にキャンペーンを行っています。お得なキャンペーンを利用することで、修理費用を削減できるでしょう。

 

キャンペーン内容は業者によって異なりますが、修理費用や給湯器本体の割引が多いです。修理が必要になった際には、事前に複数の業者を調べて、キャンペーン内容を比較してから依頼することがおすすめです。

 

私たち『クリーンライフ』では、1万円以上の修理費用が発生する場合、WEB限定の3,000円割引を実施しています。LINEやメールでも相談を受けつけていますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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保証期間内か確認する

給湯器は、購入後一定期間内はメーカー保証がついている場合があります。もし給湯器が故障したときは、保証期間内であれば修理費用が無料もしくは割引になります。

 

そのため、修理を依頼する前に、給湯器の保証期間を確認しておくことが大切です。保証期間が切れている場合でも、メーカーによっては延長保証をしているので、修理を依頼する前に確認しておきましょう。

複数の業者に見積もりを依頼する

修理費用を抑えるためには、複数の業者に見積もりを依頼することが有効です。複数の業者に見積もりを依頼すると、修理費用の相場や詳細を知ることができます。比較すれば、適正価格か判断できるでしょう。

 

ただし、見積もりの金額が安すぎる場合は、業者の技術力や部品の品質に問題がある可能性があります。そのため、見積もりの金額だけでなく、業者の信頼性や対応力なども比較してから選ぶことが大切です。

給湯器のトラブルを未然に防ぐ3つの方法

トイレタンクの水漏れの直し方が分かった女性

給湯器のトラブルを未然に防ぐには、以下の3つの方法があります。

  • 定期点検と清掃
  • 適切な温度設定
  • 適切な水圧維持

それぞれについて、詳しく解説します。

定期的に点検と清掃をする

給湯器の定期点検と清掃は、長期間の使用によって蓄積された汚れや異物を除去し、トラブルを未然に防ぐために非常に重要です。定期点検は、専門業者に依頼するか、保証期間内であればメーカーが無償で行えます。

 

特にガス給湯器の清掃は、燃焼室や熱交換器の汚れを取り除くことで、安全性や燃費の向上にもつながります。定期的な点検と清掃は、給湯器の長寿命化にもつながります。

適切な温度に設定する

給湯器の温度設定は、節電効果や故障の原因になることがあります。適切な温度はお湯を使用する場所によって異なりますが、一般的には40℃〜45℃が目安とされています。

 

適切な温度設定であれば、熱湯によるやけどの危険性を抑え、十分な温度を確保できます。また、高温設定にすると、熱交換器の劣化を早める原因となるため、長期的な視点で見ても適切な温度設定が大切です。

適切な水圧を維持する

給湯器の正常な動作には、適切な水圧が必要です。水圧が低下すると、熱交換器内の温度が上昇し、トラブルの原因になることがあります。

 

給水タンクがない場合には水道メーターの値を確認して、水圧が適切であるかを確認することが重要です。

 

また、給水タンクがある場合には、給水タンクの水位を確認し、定期的に給水しましょう。正常な水圧を維持することで、給湯器のトラブルを未然に防げます。

給湯器の修理が必要なときは

給湯器は家庭で使用頻度が高く、生活する上で必要不可欠な機器の一つです。安全に使うためにも修理が必要になったときは、素早く対処しなければなりません。

 

給湯器のトラブルでお困りのときは、私たち『クリーンライフ』にお任せください。豊富な知識と経験で、適切な対処方法をご案内します。お電話1本で最短30分で駆けつけます。

 

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2021.10.22

給湯器の交換は、年数が経過して老朽化した場合や、故障が多発している場合に必要です。交換費用については業者によって異なり、事前に相場を知る必要があります。

 

そこでこの記事では、給湯器の交換費用の相場や、業者の選び方について解説。給湯器交換のメリットやデメリットもお伝えします。

 

業者選びのポイントや注意点を理解し、自分に合った業者選びや交換方法を検討してみてください。

給湯器の交換費用の目安

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給湯器の交換費用は、機種や業者によって異なります。一般的には、15万円から30万円程度が相場です。

 

主に給湯器本体価格と工事費用が必要となり、何を選択するかで大きく金額が変わってきます。ここでは、それぞれの費用について紹介します。

給湯器本体価格

給湯器の本体価格は、種類やメーカー、機能などによって異なります。

タンク式給湯器 10万円~25万円程度
貯湯式給湯器 20万円~40万円程度
従来型コンビネーションボイラー 30万円~60万円程度
エコジョーズタイプコンビネーションボイラー 40万円~100万円程度
オンデマンド式給湯器 15万円~30万円程度
浴室暖房乾燥機付き給湯器 20万円~60万円程度

高機能な給湯器ほど、価格が高くなります。最近では、スマートフォンなどから操作できる給湯器も販売されています。

 

適切な給湯器を選ぶ際には、自分の家庭に必要な機能や容量、予算などを考慮した上で、慎重に選ぶことが大切です。

工事費用

工事費用は、給湯器の設置場所や取り替える給湯器の種類、工事内容などによって異なります。例えば、既存の給湯器を取り外して新しい給湯器を設置する場合は、1万円から2万円程度が相場とされています。

 

ただし、配管の位置や長さ、給湯器の大きさなどによっては、工事費用が増額することがあります。また、給湯器交換に伴って、ガスメーターの交換や、ガス栓の移動などで別途費用が必要になる場合もあり、注意が必要です。

 

給湯器交換は、業者によって費用や工事内容が異なるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。安価という理由だけで業者に依頼せず、施工内容やアフターサービスなどもしっかりと確認しましょう。

給湯器交換の流れ

 

一般的な給湯器の交換工事の工程を紹介します。
  • 見積もりの依頼
  • 現地調査
  • 工事内容の確認と契約
  • 給湯器本体の選定
  • 給湯器の交換工事
  • 動作確認
  • 支払い

交換にかかる期間や費用は、給湯器の種類や設置場所によって異なります。業者によっても費用が異なるため、依頼する際は複数社の相見積もりがおすすめです。

交換する給湯器の選び方

給湯器

給湯器は、お湯を使うための重要な設備です。しかし、長年使用していると故障しやすくなり、交換が必要になる場合があります。

 

交換をする際には、慎重に選ぶことが大切です。そこでここでは、給湯器の選び方について解説していきます。

使用中の給湯器の確認

まずは、現在使用中の給湯器の種類や設置場所、号数、機能などを確認しましょう。現在の給湯器がどのようなタイプかによって、新しい給湯器を選ぶときの参考となります。

 

また、設置場所によっては設置スペースが限られ、選ぶべき給湯器の種類や号数が制限されることもあります。そのため、必ず使用中の給湯器のタイプを確認しておくことが大切です。

給湯器の種類

主な給湯器について、いくつか紹介します。

タンク式給湯器(貯湯式給湯器) 給湯水をタンクに貯め、いつでもお湯を使用できる
一般的な給湯器で、価格帯は比較的安価
ガス給湯器 都市ガス、プロパンガス、天然ガスを燃料
一般家庭でよく使用
電気給湯器 電気を使用してお湯を温める
狭いスペースに設置可能
エコキュート 電気を使用して、家庭用熱源をまかなう
高価格帯であるが、エネルギー効率が良い
石油給湯器 灯油を燃料として使用
高価格帯だが、省エネ効果が高い

長所・短所を考慮し、自分の家庭の使用状況や好みに合わせて選ぶことが重要です。また、機能面でも選択肢があるため、自分にとって必要な機能が搭載された給湯器を選びましょう。

給湯器の機能

給湯器を選ぶ際に重要なポイントの一つが、給湯器の機能です。給湯器の機能には大きく分けて、省エネ性、快適性、安全性の3つがあります。

省エネ性

まず、省エネ性については、エネルギー消費効率が高いものを選ぶことが重要です。

 

給湯器のエネルギー消費効率は、JIS規格によって定められています。エネルギー消費効率が高いほど、省エネ性が高くなります。

 

また、エコキュートやハイブリッド給湯器など、再生可能エネルギーを活用する機能がある給湯器も、省エネ性が高いといえるでしょう。

快適性

次に、快適性については、以下を確認しましょう。

  • 温度調節機能
  • 温度制御精度
  • お湯が出るまでの待ち時間
  • 追い焚き機能
  • 防カル機能

機能が充実している給湯器を選ぶと、お湯が快適に使えるだけでなく、無駄なエネルギー消費を抑えることも可能です。

安全性

最後に、給湯器の安全性については、以下の機能が挙げられます。

  • 漏電防止機能
  • 過熱防止機能
  • 風呂水位監視機能
  • 不完全燃焼検知機能
  • 自己診断機能

安全性の高い機能がしっかり備わっている給湯器を選ぶことで、安心して使用できます。

給湯器の設置場所

給湯器を選ぶ際には、設置場所も重要なポイントです。

屋内または屋外

まず、給湯器の設置場所が屋内か屋外かを確認しましょう。

 

屋内に設置する場合は、換気や排気に注意する必要があります。また、室内に設置する場合は、床の耐荷重や防水性能も重要です。

広さ

次に、設置場所の広さに注意しましょう。設置する給湯器の大きさや形状によって、必要なスペースが異なります。

 

設置場所が狭い場合は、コンパクトな給湯器を選ぶか、壁掛けタイプの給湯器を選ぶことを検討しましょう。

水道管の位置

さらに、設置場所の水道管の位置にも注意が必要です。水道管からの距離や高低差が大きい場合、給湯器を設置できない可能性があります。また、水道管の径や水圧も確認しなければなりません。

 

適正な水圧や水量を確保することで、快適なお湯を使用できるでしょう。

地域

最後に、地域によって設置場所に制限がある場合があります。例えば、地震の多い地域では、耐震性能がある給湯器を設置することが求められます。

 

また、ガスメーターの設置場所にも注意が必要です。地域によっては、ガスメーターの位置の問題で給湯器を設置できない場合があります。

給湯器の号数

給湯器の号数は、使用する家庭の人数や風呂のサイズなどによって決定されます。

 

一般的に、号数が大きくなるほどお湯が出る量が増えます。しかし、号数が大きすぎると、省エネ効果が薄れたり、設置場所に合わなかったりします。

 

また、設置場所によっても適切な号数は異なります。例えば、高層マンションや集合住宅では、水圧が低下する場合があるため、号数が大きめの給湯器を選ぶことが望ましいです。

 

なお、給湯器の号数によって価格も変わってきます。大きな号数の給湯器ほど、価格は高くなる傾向があります。そのため、予算に応じて適切な号数の給湯器を選ぶことも大切です。

給湯器交換時に確認すべきポイント

トイレタンクから水漏れする原因を確認

給湯器は、お湯を使うための重要な設備です。長年使用していると故障しやすくなり、交換が必要になる場合があります。給湯器の交換は決して安いものではないため、慎重に選ぶことが大切です。

 

また、何よりも安全で、快適に使える給湯器を選びたいものです。そこで給湯器交換時に確認すべきポイントについて、いくつか紹介します。

旧給湯器の撤去方法

給湯器を交換するにあたり、まず古い給湯器を撤去する必要があります。給湯器の撤去は、プロの業者に依頼することがおすすめです。

 

依頼する前に、確認しておくべき点は次の通りです。

  • 給湯器の電源を切る
  • ガスの元栓を閉める
  • 水道の元栓を閉める
  • 給湯器内の水を抜く
  • 給湯器を固定しているボルトやナットを外す
  • 給湯器の処分方法

これらを確認・準備した上で旧給湯器の撤去ができれば、新しい給湯器をスムーズに設置できるでしょう。

新しい給湯器の設置場所

新しい給湯器の設置場所について、次の5つを確認してください。

  • 設置スペース
  • 排気管の長さ
  • ガス配管の位置
  • 水回りの位置
  • 配線の位置

以上の点を確認した上で、給湯器の設置場所を決めることが重要です。

 

設置場所によっては、設置費用が高くなったり、保守点検の負担が大きくなったりすることがあるため、事前に慎重に検討しましょう。

給湯器の容量の確認

給湯器の交換時には、給湯器の容量の確認も大切です。

 

給湯器の容量は、家庭の人数や水回りの使用頻度によって選ぶ必要があります。容量が小さいと温水が足りず、容量が大きすぎるとエネルギーの無駄使いになってしまいます。

 

給湯器の容量は交換する際にも重要なポイントとなるため、古い給湯器の容量を確認し、同等またはそれ以上の容量の給湯器を選びましょう。

ガスの種類の確認

給湯器の交換や設置を行う前に、現在使用しているガスの種類を確認する必要があります。一般的に使用されているガスは、都市ガスとプロパンガスの2種類です。

 

都市ガスを使用している場合は、管轄するガス会社に問い合わせて、プロパンガスを使用する場合は、近くのプロパンガス販売店に確認を取る必要があります。

 

また、都市ガスは、ガスメーターの口径が異なる場合があるため、給湯器の容量とガスメーターの口径が適合しているかを確認しなければなりません。給湯器交換を行う業者に依頼するか、管轄するガス会社に問い合わせて確認してください。

適正費用の確認

適正費用かどうか判断するためには、複数の業者から見積もりを取り、比較することが大切です。

 

ただし、安価な業者を選ぶと、施工技術が低かったり、後々トラブルが起こったりする可能性があります。そのため、価格だけで判断するのではなく、技術力やアフターサポートの充実度なども考慮してください。

 

さらに、見積もりに含まれない費用を請求される場合があるため、事前に確認しておくことも大切です。最終的な契約前に明確な費用の見積もりと、作業内容について確認し、納得したうえで契約しましょう。

給湯器交換によるメリット

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新しい給湯器に交換するメリットには、次のようなものがあります。それぞれについて説明します。

省エネ効果

給湯器交換による大きなメリットの一つは、省エネ効果があることです。新しい給湯器は、古いものに比べて高い効率でエネルギーを使用するため、電気代やガス代が大幅に削減されます。

 

また、新しい給湯器は高い断熱性能を持っており、給湯器自体の発熱量を減らすことが可能です。そのため、夏場には室温の上昇を抑え、冬場には室温を上げる必要がなくなり、エアコンや暖房器具の使用量を減らせます。

 

性能の高い給湯器へ交換すれば、省エネ効果により家計の負担を軽減できるでしょう。

故障リスクの軽減

給湯器は、使用頻度が高くなる家電の一つです。使用頻度が高いため、故障する可能性も高くなります。また、給湯器が故障した場合、水漏れや火災などのリスクもあります。

 

そのため、新しい給湯器に交換すると、故障リスクを軽減することが可能です。新しい給湯器は耐用年数が長く、保証期間も長いため、安心して使用できます。

 

さらに、新しい給湯器には自己診断機能がついているものもあり、故障の早期発見や対処ができるため、安全性が向上するでしょう。

快適性の向上

給湯器交換により、快適性の向上も期待できます。新しい給湯器は、追い焚き機能や温度調整機能など、機能が充実しているものが多いです。

 

また、従来のタンク式給湯器に比べ、タンクレス給湯器の方がスリムでコンパクトなため、設置場所に余裕がない場合でも設置できます。さらに、給湯器によっては、給湯器本体に防カル機能がついているものもあり、給湯器内部の熱交換効率を上げられます。

給湯器交換によるデメリット

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前項では、給湯器交換によるメリットを紹介しました。本項では、デメリットについて紹介します。

コストが高い

給湯器交換には一定の費用が必要です。交換費用は、設置場所や給湯器の種類、取り付け工事などによって異なります。特に大型の給湯器であれば、取り付けに必要な工事費用は高額になる場合があります。

 

また、交換費用には廃棄物処理費用も含まれます。古い給湯器を適切に廃棄するためには、処分にかかる費用も必要になります。そのため、交換にかかる総費用をしっかりと把握することが重要です。

保証期間が無駄になる

古い給湯器が故障する前に交換することで、保証期間が無駄になるというデメリットもあります。多くの場合、給湯器は購入後に一定期間の保証がついています。

 

保証期間中に故障が発生すれば、無償修理や交換が受けられますが、古い給湯器が故障する前に交換すれば、保証期間が無駄になるのです。

 

ただし、給湯器の寿命は10年前後とされており、寿命を超えている給湯器はいつ故障してもおかしくないため、交換時期は慎重に判断しましょう。

給湯器の交換が必要なときは

給湯器の交換が必要なときは、給湯器の種類や機能、サイズなど決めなければならない項目があります。家庭の使用量や用途に合わせて、給湯器を選びましょう。

 

給湯器交換の業者選びでお悩みでしたら、私たちクリーンライフにお任せください。出張・見積もり料金はもちろん、相談も無料で受けつけています。

 

充実したアフターフォローも提供しているので、お気軽にご相談ください。

⇒クリーンライフに給湯器交換の相談をしてみる

2021.10.22

一戸建てに居住していたり、引っ越しの予定があったりする際は、水道の配管状況や埋設されている場所をきちんと確認する必要があります。

 

本記事では、一戸建てにおける水道管の埋設場所について解説。埋設状況が不明な場合の調べ方のほか、一戸建ての水道管が凍結しやすい理由などもお伝えします。

 

一戸建て住宅で暮らす方は、ぜひ参考にしてみてください。

一戸建ての水道管の埋設場所を知る重要性

一軒家の水道管を交換

一戸建ての住宅や土地の購入時に大切なのが、水道管の埋設位置がどこなのかをあらかじめ確認することです。

 

特に注意すべきは、中古物件・土地を購入するケース。水道管の老朽化が進み、購入後に何らかのトラブルが発生する恐れもあるので、事前の状況確認を怠らないようにしましょう。

 

本項では、埋設された水道管の所有者に関する基礎知識、起こり得るトラブルなどについて解説します。

所有者ごとに異なる水道管の種類

埋設された水道管は管理主ごとに呼び分けられ、主に以下の2種類に分別できます。

  • 公設管(自治体が所有し、維持・管理する管)
  • 私設管(個人で埋設したため個人が所有し、個人で維持・管理する管)

公共工事でつくられた公設管は、自治体の所有物。維持・管理も各自治体が行っており、設置に当たって住民への直接的な費用負担義務が生じない水道管です。

 

一方の私設管は、個人の有志によってつくられたもの。維持・管理費用の支払い義務も所有者に属します。

 

私設管を利用して住宅に水道の配管を引き込む際は、事前に所有者や共同使用者の許可を取る必要があるので気を付けましょう。

共有の埋設管ではトラブルが頻発

個人の所有物である私設管を使う場合、以下のようなトラブルに繋がるリスクが伴います。

  • 承諾を得ずして利用してしまうと、大事になる
  • 所有者の事情で使えなくなる可能性もある

当然ですが、許可なく共有の私設管を利用してしまうのは大問題。場合によっては、多額の賠償金を請求されるケースもあります。

 

また、所有者の家を建て替える際に、水道管を撤去されてしまう可能性もゼロではありません。配管の移動先が簡単に見つからない場合の対処法、工事費用などについても考えておく必要があります。

 

公道に埋設されている水道管の中にも、私設管が存在しているかもしれません。水道の配管を引き込み予定の方は、所有者が誰で埋設位置がどこなのかを必ず確認してください。

編集担当

株式会社クリーンライフ / WEBディレクター

ヤマシタキヨタカ

なるほど、水道管の位置を確認せずに工事すると壊してしまったり、余計な費用がかかることがあるんですね。特に私設管は所有者に確認しないとトラブルになるのは納得です!

一戸建ての水道管の場所を調べる際の確認事項

一戸建ての水道管の埋設場所を調べるには、下記2つの書類が必要です。

  • 水道管管理図面(上水道管管理図面)
  • 宅内図面

準備した書類をもとに、埋設位置とあわせて確認してほしい内容をお伝えします。

引込管の口径

はじめに確認してほしいのが、引込管(給水管)の口径です。

 

引込管のサイズは以下の3つ。

  • 13mm
  • 20mm
  • 25mm

かつては13mmが主流でしたが、最近は20mmや25mmを利用する住宅が増えています。

 

背景にあるのが、現代人のライフスタイルの変化。日常生活に要する水量が増えたため、今までと同じ口径の引込管では水圧に耐え切れず、破損してしまう恐れがあるのです。

 

現在も13mmを利用する古い住宅は多いですが、自治体によっては増径を推奨される場合もあります。

引込管の材質

水道管の材質(種類)は、家庭ごとにさまざまです。今でも使用される引込管の代表例には、以下のようなものがあります。

  • 鉛管
  • 鋳鉄管
  • ステンレス鋼管
  • 塩化ビニル管
  • ポリエチレン管

丈夫で加工も容易な鉛は、日本で水道技術が普及し始めた頃にメジャーだった素材。ただ、近年は水漏れトラブルの多さや飲料水に鉛が溶け出す危険性が懸念されるようになり、他の種類に乗り換える家庭が増えています。

 

今後購入予定の一戸建てが、1995年以前に建てられている場合は要注意。居住地域によっては、鉛管の交換に補助金制度を設けている自治体もあるので、速やかに埋設管の交換工事を検討しましょう。

老朽化の進行状況や耐震性

水道管や埋設管の一般的な耐用年数は、40年程度です。管の材質や使用環境によって多少異なるものの、目安の時期を過ぎると老朽化に伴い、徐々に耐震性能が低下していきます。

 

自治体が所有する公設管の中には、更新工事が遅れていて、すでに耐用年数を過ぎているものも存在。新築の一戸建てに住むにしろ、自分が使う水道管の老朽状況の確認は欠かせません

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編集担当

株式会社クリーンライフ / WEBディレクター

ヤマシタキヨタカ

古い水道管をそのままにすると水圧や水質に悪影響が出るんですね。補助制度を活用できれば交換費用の負担も減るし、確認してみる価値がありそうです!

一戸建ての水道管の埋設場所の調べ方

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上下水道の引き込み状況を確認したいときは、以下のどちらかに問い合わせる必要があります。

  • 水道局
  • 企業局

自治体の管轄である上記2ヶ所では、飲み水が通る「上水道」と、汚水が通る「下水道」の埋設状況が記載された図面を保管しています。

 

本項では、一戸建ての水道管の埋設位置がどこなのかを特定するにあたり、具体的な調査方法を解説。簡易的な調べ方にも触れるので、確認したい理由にあわせて活用してみてください。

上水道の水道管の設置場所を調べる場合

上水道の水道管の埋設状況を知りたいときは、あらかじめ下記3つの書類を準備してください。

  • 住宅地図
  • 公図
  • 登記事項証明書

書類が整った状態で水道局や企業局を訪問し、自身で引き込み状況の確認を行います。図面の内容が理解できなければ、職員の方に見てもらうことも可能です。

 

写し(コピー)が必要な場合は、自治体ごとに定められた金額を支払ってプリントしてもらいましょう。

下水道の水道管の設置場所を調べる場合

下水道の埋設場所は、基本的に上水道と同じ流れで確認できます。

 

記載事項が膨大であるためか、図面はエリア別に分けられていることが多いです。自治体によっては、利便性を向上するために図面を電子化しているところもあります。

 

必要な書類が見つかったら自分で窓口に持ち込み、引き込み状況の調査を依頼しましょう。写しのプリントもお願いできます。

【簡易版】上水道の水道管の設置場所を調べる場合

水道管の埋設状況を簡単に把握したいときは、準備不要で調査が可能。上水道の場合は、住宅の敷地のどこかにある量水器を確認します。

 

ホースの蛇口が埋まっている位置には鉄製のフタが設置されているので、手で開けて量水器を確認しましょう。同時に、引込管の口径もチェックできます。

 

古い一戸建てでは、量水器ががれきなどに埋まって見つかりにくい可能性もあります。念のため、鉄製の角スコップを用意しておくと安心です。

【簡易版】下水道の水道管の設置場所を調べる場合

下水道が引き込まれている住宅は、敷地のどこかにマンホールが設置されています

 

見つからないときは、前面道路を確認しましょう。点在するマンホールがあれば、点在箇所に沿って下水管が埋められています。

 

もしもマンホールが点在していない場合は、前面道路への下水管の延長工事を自治体に依頼してください。費用の支払いは不要ですが、行政負担の工事は工期が長いことを覚悟しておきましょう。

編集担当

株式会社クリーンライフ / WEBディレクター

ヤマシタキヨタカ

正確な情報は水道局で確認するのが基本だけど、敷地内の量水器やマンホールを見れば大まかに位置を把握できるんですね。これなら手軽に確認できて助かります!

一戸建ての水道管の埋設場所を変える方法

排水管

中古の一戸建てや土地の購入時には、あわせて埋設管の引き直し工事を実施した方がいい場合もあります。

 

本項では、引き直しを推奨するケースや工事にかかる費用相場を解説。安全かつ快適に水道を使用できるよう、適切なタイミングで引き直し工事を依頼しましょう。

引き直し工事を推奨するケース

以下のような場合は、水道管の引き直し工事を検討した方がいいでしょう。

  • 埋設管が耐用年数を過ぎている場合
  • 何度も漏水トラブルが再発している場合
  • 漏水箇所の修理が難しい場合

寿命を過ぎた埋設管は、いつ深刻なトラブルを発生してもおかしくない状態です。中古住宅や土地の購入時には必ず設置された年を確認し、できるだけ早く新しい水道管に取り替えましょう。

 

何度も漏水の症状が再発したり、漏水箇所の修理が難しかったりするときも早期に工事するのがベスト。対処が遅れると被害が拡大し、多大な出費を要する工事が必要になる恐れもあります。

引き直し工事にかかる費用相場

一軒家の埋設管の引き直し工事は、一般的に35万円~55万円程度で完結することが多いです。

 

公設管から自宅までの引き込み工事費用は、全額自己負担。1m引き込むごとに1万5,000円ほどの費用が発生します。

 

地中に埋設された水道管は、多少の漏水程度では原因の特定が難しいです。引き直し工事をすると決めたら調査の段階を飛ばし、実際の工事に入った方が出費を抑えられるでしょう。

編集担当

株式会社クリーンライフ / WEBディレクター

ヤマシタキヨタカ

中古住宅の水道管は、早めに引き直し工事をした方が、大きなトラブルを避けられて、結果的にお金の節約にもなるってことですね。業者さんに早めに相談するのが重要みたいですね!

一戸建ての水道管が凍結しやすい埋設場所

一戸建ての水道管は、設置場所によって冬場に凍結する危険性があります。特に凍結しやすいのが、以下のような場所です。

  • 家屋の北側や日陰
  • 風当たりの強い場所
  • 凍結深度より浅い位置

普段、水道管凍結と無縁の地域も、外気がマイナス4℃を下回る日は要注意。本項では、実際に水道管が凍結してしまった際の対処法や、具体的な予防策をお伝えします。

水道管が凍結したときの対処法

万が一、自宅の水道管が凍ってしまったときは、以下2つの対処法を実践してみてください。

  • 太陽の熱で自然に溶けるのを待つ
  • ぬるま湯で解凍する

余裕があれば、太陽の熱を活用して水道管を自然解凍するのがベストです。道具が不要な上、水道管へのダメージを最小限に抑えられます

 

早急に凍結状態を解消したいときは、ぬるま湯をかけるのが効果的。凍結した箇所にタオルを巻き、上からゆっくりと流しかけましょう。

 

急激な温度変化は、水道管を破損・損傷させる可能性が高いです。熱々の熱湯は避け、必ず「ぬるま湯」を使ってください。

水道管の凍結を予防する方法

水道管凍結の解消には、ある程度の時間と手間が要されます。そもそも凍結状態に陥らないよう、気温が低下する前にきちんとした予防や対策を講じることが大切です。

 

主な凍結対策には、次のようなものがあります。

  • 水道管を保温する
  • 給水設備の水抜きを行う

凍結に備え、水道管そのものを保温する方法は非常に効果的。タオルや保温材を用意し、水道管本体に巻き付けておきましょう。しっかり固定するには、ビニールテープを使うのがおすすめです。

 

また、水道管凍結というのは、水道管内の水が凍ることで発生します。前日のうちに、給水設備の水抜きも済ませておくと安心です。

編集担当

株式会社クリーンライフ / WEBディレクター

ヤマシタキヨタカ

寒さが厳しい場所は配管が凍りやすいから、早めに保温材を巻いたり水を抜いておくことが大事なんですね。これなら自分でも対策できそうです!

一戸建ての水道管の埋設場所で悩んだときは

今日は中古住宅をリフォームし、マイホームの夢を叶える家族が増加。ただ、一戸建てに住む上で水道管の埋設場所などの確認を怠ると、トラブルを招く恐れがあるので注意が必要です。

 

一軒家における水道管の埋設場所で悩んだときは、私たちクリーンライフにご相談ください。プロとして最適なアドバイスを行い、どんなお悩みもスピーディに対応します。

 

⇒『クリーンライフ』に水道管トラブルの相談をしてみる

2021.10.22

以下のような場合、排水管本体を交換しなければならない可能性があります。

  • 寿命を上回った排水管を使用している
  • 排水管内でつまりトラブルが起きている

軽度なつまりならば、自力での対処も可能です。ただ、交換作業を要する場合には、業者への依頼が欠かせません。

 

今回は、排水管の交換工事にかかる費用相場や、業者選びのコツについて解説。自宅の排水管に劣化やつまりが見られ、工事を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

排水管工事には2通りの方法が存在

水道管や排水管を交換

排水管工事とは、排水管本体を新しいものに交換する工事のこと。複雑な作業を要するため、プロの水道修理業者への依頼が欠かせません。

 

排水管工事は主に以下の2種類に分別でき、それぞれ工事の方法が異なります。

  • 屋内排水管工事
  • 屋外排水管工事

各工事の詳細について解説します。

屋内排水管工事

キッチンやトイレなど、屋内の水回りから汚水を排出する排水管工事のことを「屋内排水管工事」といいます。

 

排水設備の新設だけでなく、増設や改造を行うケースも存在。いずれも排水設備指定業者によって、とり行われることが義務づけられています。

屋外排水管工事

「屋外排水管工事」は、屋内の排水管から水道局が管理する下水道本管までを接続する工事のこと。屋内排水管工事と同じく、排水設備指定業者のみに依頼できます。

 

「公共桝」までの工事費用は、自治体が負担。以降、自宅の敷地内に引き込むまでの費用は、排水管の利用者本人に課されるのが特徴です。

排水管工事が必要な事例2つ

以下のようなトラブルが発生した場合は、排水管の交換工事を検討すべきタイミングかもしれません。

  • 排水管が劣化・破損している
  • 排水管内でつまりが起きている

本項では、排水管工事を要する2つの事例について解説します。

排水管が劣化・破損している

さまざまな種類がある排水管。中でも代表的なのが、以下の2つです。

  • ステンレス管
  • 塩化ビニル管

どちらも耐久性の高い素材ですが、経年劣化に伴う破損のリスクは避けて通れません。流したゴミの汚れや熱湯による傷みが徐々に蓄積され、突如破裂してしまうケースは十分あり得ます。

 

一般的な排水管の耐用年数は、20年~40年程度。寿命を超えても使い続けていると、水漏れや異臭などのトラブルを招く恐れがあるため、長年暮らしている住宅では注意が必要です。

排水管内でつまりが起きている

排水管のサイズは比較的小さく、内部でつまりトラブルが発生してしまう事例もあります。日常生活において、特にトラブルが起こりやすいのは次の4ヶ所です。

  • トイレ
  • キッチン
  • お風呂
  • 洗面所

そもそもつまりを発生させないよう、日頃の手入れや掃除を習慣化しましょう。

 

また、排水管はじめ下水管のつまりが発生しやすいとされるのが、一戸建て。汚水を勢いよく流せる縦管でなく、緩やかに流す横管を採用しているため、どうしても汚れが溜まりやすくなってしまいます

 

戸建て住宅にお住まいの方は、排水管のつまりトラブルが起こりやすいことを踏まえ、日常生活を送るように気を付けてください。

排水管工事を業者に依頼する際の料金相場

料金相場

排水管の交換工事は、排水設備専門の業者に依頼する必要があります。

 

本項では、排水管工事を依頼する際の料金相場について解説。

  • 標準的な排水管工事にかかる費用
  • 排水桝の交換を要する場合の費用

上記2つのケースに分けて、おおまかな費用の目安をお伝えします。

標準的な排水管工事にかかる費用

水道修理業者に排水管工事を任せるうえで、必ず発生するのが依頼先ごとに設けられた標準作業料金です。

 

たいていの業者は、1m以内の標準作業料金を2万円~3万円台に設定。作業範囲が1mを超える場合は、1mごとに5,000円~6,000円を加算していく仕組みです。

 

加えて以下の項目なども考慮し、最終的な費用を決定しています。

  • 排水管の数
  • 掘削作業量
  • モルタルの補修量

一概に総額の目安がいくらと言い切るのは難しいですが、最低でも標準作業料金の支払いが必要であることは念頭に置いておきましょう。

排水枡の交換を要する場合の費用

万が一、複数の排水管が合流する「排水桝」に老朽化や破損が見られるようならば、排水管とあわせて交換を検討する必要があります。

 

排水管の手入れ・点検をしやすくしてくれる排水桝は、屋外に複数設けられていることがほとんど。交換費用の目安は、以下の表の通りです。

1ヶ所当たりの交換費用 38,000円~42,000円
深さが50cm以上ある場合(1ヶ所当たり) 44,000円~48,000円

排水桝の交換工事にかかる料金も、作業量・内容などによって上下します。

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排水管工事にかかる費用を抑える方法

業者への依頼が必須の排水管工事にかかる料金は、決して安いものではありません。

 

多少なりとも出費を抑えたい場合は、次の3つの方法が有効です。

  • つまりの原因となる異物を流さない
  • できるだけ早く業者に相談する
  • 余計な出費が発生しない依頼先を選ぶ

手軽に実践できるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

つまりの原因となる異物を流さない

事前の対策として、排水管にできるだけ異物を流さない方法があります。

 

交換工事を要するほど深刻なトラブルは、排水管のつまりによって引き起こされるケースが多数。だからこそ、つまりの原因になる異物をできるだけ流さないように意識し、トラブルの発生自体を防ぐことが重要です。

 

たとえばトイレでは、必要以上のトイレットペーパーを流さないように心掛けましょう。浴室では、以下もつまりの要因になり得るので注意してください。

  • シャンプーや石けんカス
  • 髪の毛
  • 衣服についたゴミ

水回りの異物を完全に排除するのは困難ですが、フィルターの設置などによって多少流れにくくすることは可能です。

できるだけ早く業者に相談する

水回りのトラブルというのは、放置期間が長引くほど症状を悪化させてしまう傾向があります。

 

並行して工事に関わる作業が増えれば、出費も高額になりがち。異変を感じたらできるだけ早く対処するよう、心掛けましょう。

 

排水管自体の劣化、深刻なつまりトラブルなどが確認された場合は、早期にプロの水道修理業者に相談してください。

余計な出費が発生しない依頼先を選ぶ

余計な出費が発生しない依頼先選びも重要です。余計な出費の具体例には、以下のようなものがあります。

  • 見積もり料金
  • キャンセル料
  • 出張費
  • 時間外の割増料金

前提条件として、見積もりやキャンセル料が無料の水道修理業者を選びましょう。加えて、出張費や時間外の割増料金などが発生せず、いつでも同じ料金で依頼できる業者だとなお安心です。

排水管工事が不要なトラブルへの対処法

洗濯機

症状が軽い排水管トラブルの場合、自力で対処できるケースもあります。

 

業者を介さずに済めば、工事費用を大幅に抑えることが可能。緊急時以外の簡単なつまり・水漏れトラブルには、以下の対処を実施してみてください。

ナットを締め直してみる

排水管のナットは老朽化に伴って緩んでしまい、同時に接続部分などで水漏れを引き起こすことがあります。

 

ポタポタと垂れる程度の症状であれば、まずはモンキーレンチを使ってナットを締め直してみましょう。緩みを解消するだけで、簡単に水漏れが止められるかもしれません。

パッキン交換を行う

ナットの締め直しで排水管の水漏れが改善されなければ、内部のパッキンが劣化している可能性を疑いましょう。

 

パッキン交換の手順は、以下の通りです。

  1. 排水パイプを固定しているナットを外す
  2. 古いパッキンを新しいものに取り換える
  3. ナットを元の位置に取り付ける

排水管の水漏れ発生箇所が洗面所である場合、下にタオルや雑巾を敷いてからの作業がおすすめです。万が一、漏れ出る水の量が増えたとしても、後の掃除が楽になります。

DIYでつまりを解消する

排水管内で発生した軽度なつまりは、DIYで解消できるかもしれません。代表的なつまりの除去法には、次のようなものがあります。

  • 液体クリーナー
  • ワイヤークリーナー
  • ラバーカップ
  • ピーピースルー

トラブルの発生箇所や症状に合わせて、最適な方法を実践してみましょう。

排水管工事を業者に任せるべきケース

水道修理 業者

排水管トラブルの中には、業者に任せた方がいいケースもあります。

 

すべてのトラブルに自力で対処できるわけではないため、いくら工事費用を抑えたいからといって無理に触らないよう、注意しましょう。

 

本項では、排水管工事を業者に任せるべきケースの代表例をご紹介します。

自力での対処に不安を感じる場合

水回りの知識を備えておらず、目の前の排水管トラブルに自分で対処する自信がない方は、積極的に業者を利用してください。

 

プロの業者に依頼すれば、トラブルの原因を正確に判断したうえで適切な工事を実施してもらえます。余計な箇所に触れてしまい、症状が悪化する心配も不要で安心です。

排水管修理に複雑な作業を要する場合

排水管トラブルの解消に複雑な作業を要する場合、有資格者でないと対処できないケースもあります。

 

勝手にDIYで修理してしまうと、法律に触れる恐れもあるので要注意。不安なときは、必ずプロの業者を頼りましょう。

 

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排水管工事を依頼する業者の選び方

排水管工事を業者にお願いする際は、下記3つのポイントを意識した依頼先選びが重要です。

  • 水道局指定工事店である
  • 緊急時も早急に駆けつけてくれる
  • 適正価格の工事や修理を実施

日本の水道修理業者は数多く、中には工事費用や技術力に不安が残る「悪徳業者」も存在。上記のポイントすべてを満たす、信頼性の高い1社を利用するようにしましょう。

水道局指定工事店である

排水管トラブルには、有資格者でないと対処できない事例もあります。あらかじめ、水回り関連の国家資格保持者が在籍する「水道局指定工事店」を利用し、依頼の二度手間を防ぎましょう

 

水道局からの指定を受けていれば、十分な技術力や設備機器を有していると判断できます。

 

ただし、水道局指定工事店ならどこも安心とは言い難いのも現状。創業年や実績数などもしっかり確認したうえで、安心して任せられる業者に相談してください。

緊急時も早急に駆けつけてくれる

排水管トラブルを含め、水道関連のトラブルは発生時期を予想できないのが難点。だからこそ、緊急時もすぐに駆けつけてくれる業者を選ぶことが、非常に大切です。

 

特に、地域密着型の水道修理業者の中には、最短30分ほどで現場に到着してくれる業者も多数。早期復旧を目指したいときにおすすめです。

 

また、水道トラブルは時間帯問わず発生する恐れがあります。深夜・早朝にも対応してもらえるかどうか、必ず確認しておきましょう。

適正価格の工事や修理を実施

適正価格の工事・修理サービスを実施しているかどうかも、信頼のおける業者選びに欠かせないポイントです。

 

地域ごとに異なる適正価格は、相見積もりによって確認しましょう。現場周辺を拠点とする複数業者から見積もりをとれば、おおよその料金相場が分かります。

 

相見積もりをする際は、総額とあわせて以下の項目も確認してください。

  • 工事・修理サービスの内容
  • アフターサービスの有無や詳細

同じ料金の工事・修理であれ、業者によってサービスの内容が大幅に異なる場合もあります。

排水管工事の依頼先に悩んだら

排水管の交換工事にかかる費用相場や、業者選びのコツなどをお伝えしました。深刻なトラブルを避けるためにも、古くなった排水管は早急に新しいものへと交換しましょう。

 

依頼先に悩む場合は、水道局指定工事店である我々クリーンライフをご利用ください。

 

軽度なつまりの症状にも対応可能。お電話1本いただければ、すぐに駆けつけて最適な対処を施します

 

⇒『クリーンライフ』に排水管トラブルの相談をしてみる

2021.10.22

お風呂の排水口つまりの原因や対処法を、わかりやすく解説します。

 

排水口を分解して掃除する方法や、液体パイプクリーナーを注ぐ解消法、ラバーカップといった道具を使った方法など、おすすめの方法をお伝えします。

 

排水口を掃除してもつまりが解消しない原因も解説するので、参考にしてみてください。つまりの再発を防ぐコツについても紹介します。

 

お風呂の排水口つまりの原因

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まずは、お風呂の排水口がつまる原因を確認しましょう。つまりの原因によって、対策の仕方が変わります。原因がわかると、予防対策もやりやすくなります。

髪の毛や石けんカス

入浴して体を洗っている間に以下のものが排水口に流れて、つまります。

  • 髪の毛
  • 皮脂・垢・古い角質
  • 溶けなかったシャンプー・石けん
  • 石けんカス
  • 水垢

髪の毛の長い人や髪の毛の多い人は、髪の毛によるつまりが多い傾向です。

 

石けんカスは白い固体で、水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムといったミネラルが、石けん分と反応してできます。水垢も、ミネラルが固まったウロコ状の白い固体です。

 

石けんカスも水垢も水に溶けにくいので、少しずつ蓄積していきます。古くなればなるほど、汚れは除去しづらくなるので、早めに除去することが大切です。

外の汚水桝でのトラブル

汚水桝

お風呂の排水口や排水管の掃除をしてもトラブルが解消できない原因は、外に設置されている汚水桝のトラブルが考えられます。

 

特に戸建てにお住まいですと、汚水桝のメンテナンスを忘れがちです。外に出て、汚水桝があふれていないかをチェックしてみましょう。

 

汚水桝のトラブルは、以下が考えられます。

  • 汚水桝が詰まっている
  • 汚水桝があふれる
  • 汚水桝の損傷で水漏れしている
  • 木の根が汚水桝に入り込む

以上のようなトラブルが原因で汚水桝の排水不良が起き、住宅内の排水口や排水管でつまりが生じます。お風呂に対応している汚水桝を、掃除しましょう。

 

以下の記事で、汚水桝のつまりの原因や掃除のやり方を解説しているので、参考にしてください。

お風呂の排水口つまりを解消する方法

お風呂

お風呂の排水口つまりを解消する方法を解説します。

お風呂の排水口つまりの原因 解消方法
髪の毛や石けんカス 重曹とお酢を使用する
液体パイプクリーナーを使用する
ラバーカップ(スッポン)を使用する
真空式パイプクリーナーを使用する
ワイヤーブラシを使用する
汚水桝のトラブル 汚水桝を掃除する

お風呂の排水口は、浴槽・洗い場の2ヶ所にあります。解消方法は、どちらの排水口にも効果的です。

 

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排水口や排水管の汚れを除去する際は、フタやヘアキャッチャーを取り外しましょう。封水筒は反時計回りで外せます。そのまま上に持ち上げるだけで取れる仕様のものもあります。

 

お風呂の排水トラップ

ワン型のトラップが設置されているタイプなら、ワンの中の部品を引き抜いて取り出し、排水管が見える状態にしてから作業を始めましょう。

重曹とお酢を使用する

重曹にお酢をかけると発泡し、汚れを除去します。

 

重曹は、ホームセンターやスーパーのお掃除コーナーなどで1kg300円〜で販売しています。ダイソーなどの百均でも売られているので、気軽に試してみたい方におすすめです。

 

【用意するもの】

  • 重曹:2分の1カップ(100ml)
  • お酢:1カップ(200ml)
  • 50℃のお湯:1L(5カップ)

50℃のお湯は、熱湯と水を半々に混ぜると用意できます。

 

【重曹・お酢を使ったつまり解消方法】

  1. 排水口の取り外せる部品を外す
  2. 重曹を均等にふりかける
  3. 重曹の上からお酢をかける
  4. 発泡し始めたら、50℃のお湯をかける
  5. 30分〜1時間、放置する

1時間以上放置すると、排水管にダメージを与える可能性があります。

液体パイプクリーナーを使用する

パイプクリーナーは、髪の毛や皮脂を溶かす物質が入っている排水管専用の洗剤です。パイプユニッシュやパイプハイター 高粘度ジェルが、お風呂の排水口におすすめです。

 

スーパーの家庭用品売り場やスギ薬局などのドラッグストアで、500mlくらいの使いやすいボトルが500円前後で販売されています。

 

【液体パイプクリーナーを使ったつまり解消法】

  1. 排水口の部品を取り除く
  2. 規定量の液体パイプクリーナーを注ぐ
  3. 規定時間、放置する
  4. しっかりと洗い流す

使用前に窓を開けるなどして換気し、ゴム手袋を装着してから作業します。液体パイプクリーナーの量や放置時間は、説明書通りにしてください。

 

以下の記事で、液体パイプクリーナーの正しい使い方を解説しているので、参考にしてください。

 

液体パイプクリーナーなど、排水口・排水管の掃除におすすめの洗剤を以下の記事で紹介しています。

ラバーカップ(スッポン)を使用する

排水溝でラバーカップを使う

ラバーカップはスッポンとも呼ばれる、つまり解消アイテムです。

 

コメリ等のホームセンターやドンキホーテ、家庭用品コーナーのあるスーパーマーケットなどで、500円〜1,500円です。ダイソーやセリアといった100均の掃除コーナーにも、置いています。

 

カップが排水口をおおう大きさのラバーカップがおすすめです。浴槽で使うときは、ゴム部分がつかるくらいまで浴槽に水をはりましょう。

 

【ラバーカップを使ったつまり解消法】

  1. ラバーカップで排水口をおおう
  2. カップが水に隠れる程度の水位にする
  3. ラバーカップをゆっくり押して密着させ、引き抜く
  4. 3を数回、繰り返す

水を流して、つまりが解消したことを確認しましょう。

真空式パイプクリーナーを使用する

排水溝で真空式パイプクリーナーを使う

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりも吸引力のあるつまり解消用具です。カップ部分が交換できるため、お風呂の排水口に合わせて使用できます。

 

カインズなどのホームセンターや通販サイトで、1,000円〜3,000円で販売しています。

 

【真空式パイプクリーナーを使ったつまり解消法】

  1. レバーが下がった状態で、真空式パイプクリーナーのカップを排水口に押し当てる
  2. レバーを勢いよく引っ張り上げる
  3. 再度レバーを下げて、引っ張り上げる
  4. 3を繰り返す

浴槽で真空式パイプクリーナーを使うときは、カップ部分が水につかるくらい浴槽に水を溜めてください。作業が終わったら水を少しずつ流してみて、つまりが解消できたか確認します。

ワイヤーブラシを使用する

ワイヤーブラシは、ワイヤーの先にブラシや針金を丸めたものが付いていて、排水管に挿入して汚れを除去するアイテムです。長さが1m〜10mのワイヤーブラシが、家庭用として販売されています。

 

ハンドルを回して操作するタイプが、排水管の奥まで挿入しやすいのでおすすめです。

 

ワイヤーブラシは、コーナン、コメリなどのホームセンターや通販サイトで購入できます。ハンドルがついたものは2,000円〜、ついていないものは1,000円〜です。

 

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【ワイヤーブラシを使ったつまり解消法】

  1. ブラシを排水口に挿入する
  2. 排水管の奥にゆっくり入れる
  3. 動かなくなったら、回転・上下運動して、汚れをこそげ取る
  4. 汚れが取れたらワイヤーを引き抜く

 

以下の記事で、ワイヤーブラシの使い方や選び方をわかりやすく解説しています。

外にある汚水桝を掃除する

お風呂の排水口・排水管を掃除してもつまり解消ができなかったら、汚水桝に原因がある可能性があります。戸建てでは、よくあるトラブルです。

 

汚水桝は、住宅内の汚水を一旦ためて、固形物など余計なものを除去する桝です。水回りごとに設置されています。

 

汚水桝を確認してつまりが生じていたら、汚水桝の掃除をしましょう。業者に依頼することも可能です。

 

汚水桝のフタの開け方

【汚水桝を掃除する手順】

  1. 汚水桝のフタを開ける
  2. 表面に浮かぶ汚れをひしゃくですくい取る
  3. L型の配管を外して、底に沈む汚れを除去する
  4. 桝につながる排水管に、散水ホースを挿入して洗浄する
  5. 汚水桝の壁をブラシでこすり洗いする

以下の記事で、汚水桝の掃除の仕方や注意事項を解説しています。

お風呂の排水口つまりを解消するときの注意点

お風呂の排水口つまりが解消できないときに無理をすると、悪化させてしまう可能性があります。

 

無理に解消しようとすると、以下のように、つまりが悪化するケースも少なくありません。

  • ワイヤーブラシでつまりの原因をさらに奥深くに押し込む
  • 液体パイプクリーナーの使いすぎで排水管にダメージを与える
  • つまりの原因が固形物だった場合、ラバーカップを使うと排水管が破裂する

悪化させてから修理業者に依頼すると、修理費用が高額になります。軽微なうちに水道修理業者に相談すれば、短時間・低料金でつまりが解消します。

排水口ではなく排水管が原因の場合もある

排水口の汚れではなく、排水管に問題があるケースもあります。

 

以下のような原因で排水管にトラブルがある場合は、排水口のつまりを解消できません。

  • 施工不良
  • 地震の影響
  • 排水管の劣化

排水管自体に問題がある場合は、原因がわかりにくいため、ご自身での解消は難しいでしょう。また、つまりの原因が排水管の奥深くにある場合も、解消できないことがほとんどです。業者に相談しましょう。

 

以下の記事で、お風呂の排水管のつまり解消方法や、水道修理業者に依頼したほうが良いケースなどを説明しているので、参考にしてください。

お風呂の排水口つまりの解消を業者に頼むケース

以下のようなケースは、水道修理業者への依頼がおすすめです。

  • いろいろ試したが、つまりが改善しない
  • つまりの原因が固形物かもしれない
  • つまりの原因がわからない
  • 汚水桝に問題がある
  • 設備が古く、劣化している可能性がある

プロの水道修理業者なら、的確に原因を特定して原因にあった方法で、短時間にトラブルを解消します。

お風呂の排水口つまり解消の料金相場

水道修理業者にお風呂の排水口つまり解消を依頼した際に、発生する料金をお伝えします。料金は基本料金と作業料金、部品代の合計です。必ず見積もりを取って、合計金額を確認してから依頼しましょう。

 

作業内容 相場料金
軽微なつまりの解消 5,000円〜8,000円
薬剤による洗浄 8,000円~15,000円
排水管の部品交換 3,000円〜10,000円
排水管の交換(長さ1m以内) 10,000円~25,000円
汚水桝の掃除(複数の汚水桝) 10,000円〜
汚水桝の交換 120,000円〜
排水管の高圧洗浄 27,000円〜
排水管のトーラー洗浄 30,000円〜

 

以下の記事で、高圧洗浄について解説しています。プロの高圧洗浄と自力でする高圧洗浄がどう違うのかも、わかりやすく解説しているので、参考にしてください。

お風呂の排水口つまり解消で業者を選ぶポイント

お風呂の排水口つまり解消で、水道修理業者に依頼する際は、以下の3つのポイントを押さえて選びましょう。

  • 自治体の水道局指定工事店に登録されているかを確認する
  • 実績が豊富で、口コミで高評価が多いか確認する
  • 3社以上の業者で相見積もりをして、比較して選ぶ

水道局指定工事店は、「給水設備の工事を任せられる」と公的に認められた業者です。技術的に問題がないと認定されている業者なので、トラブルが起きる可能性は少ないでしょう。

 

しかし、水道局指定工事店というだけで選ばず、ちゃんと見積もりを依頼してから検討してください。きちんと見積もり内容を説明してくれる、誠意のある業者がおすすめです。

 

お風呂の排水口つまりの再発を防ぐコツ

コツ

お風呂の排水口つまりを解消したら、再発しないために以下を心がけてください。

  • ヘアキャッチャーを排水口に設置する
  • ゴミ取りシートを貼り付ける
  • 排水口・排水管を週1回は掃除する
  • 換気をする
  • 定期的に高圧洗浄をする

つまり予防だけではなく、悪臭防止にもつながります。

 

それぞれについて、解説していきます。

ヘアキャッチャーを排水口に設置する

髪の毛が排水口に入り込まないように、ヘアキャッチャーを設置しましょう。すでにヘアキャッチャーを設置している場合も、もっと目の細かいヘアキャッチャーに交換すると、排水口に髪の毛などの汚れが入りにくくなります。

 

抗菌仕様の樹脂製のヘアキャッチャーなら400円前後、抗菌作用のある銅製なら約2,000円です。カインズなどのホームセンターやドラッグストア、通販で購入できます。

 

ダイソーなどの百均のお店でも、樹脂製のヘアキャッチャーが販売されています。洗いやすいデザインで、お得です。

ゴミ取りシートを貼り付ける

ゴミ取りシートは、「排水口シート」「排水口シール」などといった名前で販売されています。排水口に貼り付けて、髪の毛やゴミが排水口に入らないようにするアイテムです。

 

使い捨てできるので、掃除の手間を省けます。ダイソーやセリアなどの100円ショップで20枚以上のセットで販売しています。ホームセンターや通販では、100枚セット1,000円〜です。

 

シートにゴミがたまったら、そのまま剥がして捨てましょう

排水口・排水管を週1回は掃除する

排水口・排水管の定期的な掃除は、つまりや悪臭防止にとても有効です。液体パイプクリーナーを使い、週に1度の頻度で排水口や排水管を掃除しましょう。

 

説明書に、つまり解消の量、つまり予防の量が記載されています。つまり予防の量を注いで放置したあと、水を洗面器に2杯程度流すだけです。曜日を決めておくと、忘れずに掃除しやすいでしょう。

 

お風呂の掃除方法を以下の記事で、わかりやすく解説しています。混ぜると危険な洗剤も具体的に説明しているので、参考にしてください。

換気をする

お風呂のような高湿度・高温の環境は、カビやぬめりが好む環境です。カビやぬめりが増える環境下では、石けんカスや水垢もできやすく、汚れが増大化します。

 

以下のように換気を充分にして、カビやぬめりの発生を防止しましょう。

  • お風呂の窓を開け放つ
  • 換気扇を回す

壁を乾いた雑巾で拭いて、乾かす習慣も大切です。

定期的に高圧洗浄をする

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高圧洗浄で排水管を洗浄すると排水管のつまり予防になり、排水管を長持ちさせます。マンションなど集合住宅は、管理会社が1〜2年に1度、排水管の高圧洗浄を業者に依頼しています。

 

つまりなどのトラブル予防に、高圧洗浄がおすすめです。戸建ての場合も3年に1度の頻度で、排水管洗浄を依頼してください。

 

以下の記事で、戸建ての排水管の高圧洗浄の料金を解説しています。排水管の交換が必要になると、もっと高額の費用が必要になるので、メンテナンスを心がけてください。

排水口と排水溝は違う

排水口と排水溝は「はいすいこう」と同じ読み方なので、つい混同してしまいます。しかし、排水口と排水溝は全く別のものです。

 

排水口は、家の中の水回りに設置され、使った水を家の外に流すための入り口です。一方、排水溝は、家の外にあり、雨水や流した水を排出します。道路横にある側溝も排水溝の1つです。

お風呂の排水口つまりをすぐに解決したいときは

お風呂の排水口つまりの原因や対処法を解説しました。簡単にできる方法が中心なので、お試しください。

 

もしご紹介した方法でも解消できない場合は、水道修理業者への相談がおすすめです。

 

業者選びに迷ったら、私たち『クリーンライフ』へご相談ください。24時間年中無休で稼働しているので、いつでも相談できます。

 

点検・お見積もりは無料です。お見積もり後にお断りいただいても、キャンセル料は発生しません。安心してご相談ください。

⇒クリーンライフへお風呂の排水口つまりについて相談する

2021.10.22

長年一軒家に住んでいるうちに、自然と劣化する水道管。

 

寿命を迎えたことに気付かないでいると、漏水によって水道費用が上がったり、住む人の健康に悪影響を及ぼしたりと、さまざまなトラブルに直面する危険があります。

 

今回は、一軒家の水道管が寿命を迎える時期の目安や、水道修理業者に相談した際の費用相場についてまとめました。一軒家の水道管の寿命を無視し、使い続ける場合のリスクも解説します。

【種類別】一軒家における水道管の寿命の目安

水道管の寿命は、一般的に40年程度とされています。ただ、実際の耐用年数は水道管の種類や、一軒家での設置状況に応じて異なるため、一概に言い切ることは難しいです。

 

本項では、水道管の素材別の寿命の目安をご紹介。現在、水道管で主に使用されているのは、下記の3種類です。

  • 樹脂管
  • 硬質塩化ビニルライニング鋼管
  • 水道用亜鉛メッキ鋼管

あくまでも寿命・耐用年数は目安の数値なので、水道管の交換時期を検討する際の参考にしてみてください。

樹脂管の寿命

今日最もメジャーである、樹脂製の水道管。サビつく心配が不要で、耐震性能も高いことから寿命の長い素材として注目されています。メンテナンスのしやすさゆえ、他の素材に比べて多少高額になりがちです。

 

寿命・耐用年数の目安は、30年~40年程度。熱に弱いというデメリットがあり、熱湯で溶けてしまった部分から水漏れする可能性があることは念頭に置いておきましょう。

硬質塩化ビニルライニング鋼管の寿命

築30年前後の一軒家で目にすることが多い、硬質塩化ビニルライニング鋼管。通称、「塩ビ管」として知られる水道管です。

 

寿命・耐用年数の目安は、20年~25年程度。内部に張られたビニルの膜がサビ止めの役割を果たしており、耐久性に優れているのが特長です。比較的安価で加工はしやすいですが、強い衝撃や急激な温度変化に弱いというデメリットがあります。

水道用亜鉛メッキ鋼管の寿命

1995年以前に建てられた一戸建てには、水道用亜鉛メッキ鋼管が使用されている可能性が高いです。

 

亜鉛メッキ鋼は安価に入手できる一方でサビつきやすく、亜鉛が水道水に溶け出すデメリットも持ちあわせる素材。水を口にする人の健康に悪影響を及ぼしかねないので、現在は使用を禁止されています。

 

寿命・耐用年数の目安は、15年~20年程度です。未だ自宅の水道管が亜鉛メッキ鋼製だという方は、早めの交換を検討した方がいいでしょう。

編集担当

株式会社クリーンライフ / WEBディレクター

ヤマシタキヨタカ

なるほど、材質ごとに寿命が違うんですね。もし自宅の水道管がどの材質かわからない場合、どうやって確認すればいいですか?

一軒家における水道管の寿命を無視するリスク

注意点

一戸建てに使われている水道管が寿命を迎えたにもかかわらず、放置し続けてしまうとさまざまなトラブルに繋がるリスクが上昇します。

 

今回は、中でも頻発しがちなトラブルについて解説。具体的な症状は、次の4つです。

  • 水漏れの症状が発生する
  • 水が濁ったり異臭を放ったりする
  • 健康被害を招く恐れがある
  • 工事費用が高額になる

一見問題なさそうで、実は床下や地中の水道管周辺に何らかの異常が見つかることもあるので、しっかりチェックしておきましょう。

水漏れの症状が発生する

一軒家で金属製の水道管を使っている場合、サビの影響で一部が損傷して水漏れを引き起こすことがあります。金属以外の素材であれ、冬場は凍結によって水道管が破裂し、深刻な漏水被害を招く恐れがあるので、定期的なメンテナンスが欠かせません。

 

もしも普段目に付かない場所で水漏れが発生してしまった場合、トラブルが発生したことになかなか気づけないのが厄介です。故意でなくとも放置し続けた結果、屋内にカビや害虫を発生させるなどの二次被害を生んでしまう危険が伴います。

 

水道管関連のトラブルは、放置期間が長引くほど症状を悪化させる可能性が高いです。些細な変化にも気付き次第すぐ対処し、早期解決を目指しましょう。

水が濁ったり異臭を放ったりする

寿命を迎えた水道管を使い続けていると、下記2つの症状が確認されるケースもあります。

  • 水道水の色が濁ってくる
  • 鉄のような異臭を放つ

どちらも金属製の水道管で発生しやすいトラブルで、原因は水道管の経年劣化によるサビや腐食です。水の風味や臭いに違和感があれば、一軒家における水道管が寿命を迎えたサインかもしれません。

健康被害を招く恐れがある

現在使用が禁止されている亜鉛メッキ鋼製の水道管を使っている場合は、すでに耐用年数を大幅に上回っている可能性が高いです。

 

素材に鉛を含む水道管は、寿命を過ぎると深刻な水漏れトラブルを引き起こすばかりでなく、住む人の健康に被害を及ぼすリスクも高まります。

 

耐用年数の目安である15年~20年を過ぎているご家庭は、早期に違う素材の水道管に交換しましょう。

工事費用が高額になる

寿命を過ぎた水道管でトラブルが生じた際、放置すればするほど症状は悪化していきます。同時に対処に必要な作業が複雑化するため、工事にかかる費用は高額になりがちです。

 

初めのうちはポタポタ垂れる程度の症状だったにもかかわらず、次第に水道管から大量の水が噴き出すトラブルへと発展するケースはゼロではありません。

 

場合によっては、近隣住民を巻き込むまでに被害が拡大する可能性もあるので、トラブルの発生前に水道管交換を検討する必要があります。

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編集担当

株式会社クリーンライフ / WEBディレクター

ヤマシタキヨタカ

なるほど、老朽化は水質や健康にも影響するんですね。点検をお願いするタイミングは、築何年くらいを目安に考えればいいですか?

一軒家の水道管が寿命を迎えた際の選択肢

対処法

一軒家で使用中の水道管が寿命を迎えたときは、きちんとした対処が欠かせません。水道管のメンテナンス工事には、次の2通りの方法が存在します。

  • 新しい水道管に交換する
  • クリーニングでサビを除去する

ご家庭の水道管の状況に合わせて、最適な対処法を見極めることが大切です。

新しい水道管に交換する

1つ目の対処法が、新しい水道管への交換工事です。特に、亜鉛メッキ鋼製の水道管を使っている一戸建てにお住まいの方は、健康への影響も考慮して早めに交換することをおすすめします。

 

以下の記事では、水道管の素材別に適切な交換時期を解説。一軒家で使用中の水道管の種類に合わせて、交換時期を把握しておきましょう。

クリーニングでサビを除去する

設置環境によっては、クリーニングによるサビの除去で同じ水道管を使い続けられるケースも存在します。

 

サビを取り除いた後は、内部をコーティングして水の流れや水質を改善。今後寿命を迎えるまで安心して使い続けられるよう、適切な処置を行う必要があります。

編集担当

株式会社クリーンライフ / WEBディレクター

ヤマシタキヨタカ

なるほど、材質によって対応が変わるんですね。クリーニングはどのくらいの頻度で行うのが理想ですか?

一軒家の水道管が寿命を迎えたら業者に相談

水道修理業者

一戸建ての水道管周辺におけるトラブルは複雑で、素人では対処が難しいです。

 

十分な知識やスキルを備えた技術者以外は、触れることすら法律で禁止されている水回りも多数。基本的には、プロの水道修理業者を頼ってトラブルを解消する流れになるでしょう。

 

ただ、水道管関連の工事にはある程度の費用が発生します。いざというときの出費に備え、あらかじめ大まかな費用相場を理解しておきましょう。

水道管工事にかかる費用

一軒家の水道管を交換する際の工事費用の相場をまとめました。同じ交換工事とはいえ、一部交換か全面的な交換かで金額は全く違うので、ご自宅の水道管の状況と照らし合わせてみてください。

給水管の一部を交換 ~10,000円
給水管を全面的に交換 10万円~20万円
排水管の一部を交換 ~15,000円
排水管を全面的に交換 20万円~30万円
給水管・排水管の両方を全面的に交換 25万円~50万円

給水管・排水管の一部交換で済めば、高くても15,000円前後の出費で完結。経年劣化が著しく、給水管・排水管の両方を全面交換する場合は、50万円程度の高額な出費を要するケースもあります。

水道管の工事費用を抑えるコツ

水道管の交換工事にかかる費用を少しでも抑えたいときは、下記3つのコツを踏まえて依頼先を選ぶことが重要です。

  • 相見積もりを行う
  • 水回りをまとめてリフォームする
  • 自治体の補助金を活用する

地域ごとに異なる工事費用の相場を知るため、複数の水道修理業者から見積もりをとって相見積もりを行うのは必須事項。複数の水回りをまとめてリフォームすることで、特別割引を受けられる業者を選ぶのもポイントです。

 

自治体によっては、既定の基準を満たす一戸建てにおける水道管交換に補助金制度を設けていることもあります。お住まいの地域の公式サイトを確認し、該当する場合は上手に活用しましょう。

編集担当

株式会社クリーンライフ / WEBディレクター

ヤマシタキヨタカ

なるほど。点検が大事なのは分かりましたが、普段の生活の中で「点検を依頼したほうがいいサイン」ってありますか?

業者選びに失敗しないための4つのポイント

水道管交換をご自身でDIYするのは難しいため、依頼時には信頼のおける水道修理業者を選べるかどうかが肝心となります。

 

本項では、業者選びに失敗しないためのポイントをまとめました。依頼先を絞るうえで、具体的に意識すべき項目は次の4つです。

  • 実績が豊富で利用者の評価が高い
  • 指定給水装置工事事業者である
  • 緊急時も迅速に対応している
  • アフターフォローが充実している

上記すべてを満たしていることを最低条件として、自分に合った1社を見極めましょう。

実績が豊富で利用者の評価が高い

水道修理業者の実績数は、各業者の対応力を知るための物差しとなります。長年地域で営業し続けられる背景には、相応の知識やスキルがあると考えて問題ないでしょう。

 

どんな水回りのトラブルにも対応できる業者であれば、水道管の劣化状況を踏まえて最適な対処法を提案してもらえます。

 

水を供給する水道管は、日常生活に欠かせないもの。実績のある業者に依頼し、各トラブルを早急に解決しましょう。

 

実際に業者を利用した方の口コミ、評価などを参考にするのもおすすめです。

指定給水装置工事事業者である

信頼性の高さを判断するうえで、「指定給水装置工事事業者」であるかどうかも重要なポイントです。

 

水道局から指定を受けた業者であれば、給水装置に関わる工事を適正に行えるとみなせます。周辺の「指定給水装置工事事業者」を把握したいときは、各自治体のホームページをチェックするといいでしょう。

 

しかし、指定を受けていれば「確実に安心」というわけではないので、あわせて複数社の見積もりをとることも重要です。

緊急時も迅速に対応している

劣化した水道管から水漏れが発生している場合、早急にトラブルを解消しないとトラブルを深刻化させる要因となりかねません。

 

だからこそ、工事を依頼したいタイミングで対応してもらえる業者を選ぶ点も大切です。できるだけ本社や支店が自宅周辺にあり、いつでもスピーディに駆け付けてくれる業者に相談してみてください。

 

近場を拠点にしていれば、出張費が無料になる可能性も高いです。余計な出費を抑え、より満足度の高い工事を実現できるでしょう。

アフターフォローが充実している

構造が複雑で、工事後も何かとトラブルが再発しやすい水道管。いざというときに備え、アフターフォローが充実している水道修理業者を選ぶ点にも気を付けましょう。

 

おすすめしたいのは、工事終了後の定期点検やサポートを約束している業者です。緊急性の高いトラブル、不備などが確認された場合も気軽に相談できる依頼先であれば、工事中の安心感がより一層高まります。

編集担当

株式会社クリーンライフ / WEBディレクター

ヤマシタキヨタカ

つまり、信頼できる実績があって、すぐに対応してくれて、その後のフォローもしっかりしている業者さんを選ぶことが大切なんですね!指定を受けていると、より安心ということですね。

一軒家の水道管が寿命を迎えて困ったときは

一軒家での生活に欠かせない水道管は、定期的なメンテナンスによって安全性を維持する必要があります。ご自宅の水道管の種類に合わせて、最適な時期に工事を検討しましょう。

 

クリーンライフには、豊富な施工実績を有するスタッフが勢ぞろい。充実のアフターフォローも用意しているので、業者の利用が初めての方でも安心です。

 

⇒『クリーンライフ』に水道管の水漏れトラブルの相談をしてみる

2021.10.22

中古住宅の水道管を交換する際にかかる費用は、決して安いものではなく、高額になるケースが多いです。

 

水道管は年数が経過することで老朽化が進み、水漏れや水圧の低下などのさまざまな問題が起こりやすくなります。

 

そこで本記事では、中古住宅における水道管の交換費用について解説します。費用を安く抑える方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

中古住宅の水道管を交換する方法

水道修理業者に相談

中古住宅の水道管を交換する方法には、大きく分けて以下の3つがあります。自分の目的や希望にあった方法を選んでください。

それでは、それぞれについて詳しく説明します。

フルリノベーション

水道管のフルリノベーションは、以下の場合に行います。

  • 中古住宅を購入してから長い年月が経過
  • 築年数の古い中古住宅を購入

水道管が老朽化し、劣化によって水漏れや水圧低下などのトラブルを発生している場合が多いです。

 

フルリノベーションとは、建物を解体して基礎から作り直すような、全面的なリノベーションを指します。そのため、水道関連の設備や配管の改修も同時に行えます。

 

建物全体だけでなく、水道管の耐用年数を延ばすことができ、快適な生活を送るために必要な設備や配管を最新のものに更新可能です。 ただし、コストが非常にかかるため、費用がどのくらい必要か把握しておく必要があります。

修理箇所を限定

水漏れや水圧低下の原因を特定できていれば、修理箇所だけを交換できます。修理箇所を限定して交換する方法は、部分的な交換のため時間と費用を抑えられます。

 

しかし、問題の原因を見過ごしてしまうと、別の箇所でも同様の問題が発生する可能性があり、注意が必要です。

 

また、修理箇所を限定して交換する場合でも、水道管の材質や耐用年数に合わせた適切な工事を行うことが重要です。自己判断で交換すると、以下のように、交換したことによって別の問題を引き起こす可能性があります。

  • 劣悪な部材を使ってしまった
  • 取り付け方を誤った

必ず水道修理業者など専門家の意見を聞き、適切な方法で交換を行いましょう。

DIYで交換

DIYで水道管を交換する方法は、費用を安く抑えられます。

 

中古住宅の水道管をDIYで交換する場合、以下の手順を守って行うことが重要です。

  1. 水道管の取り外し
  2. 新しい水道管の取り付け
  3. 水漏れチェック

ただし、工具や技術が必要となるため、DIY初心者は業者への依頼がおすすめです。素人が自己判断で交換することは危険です。

 

DIYなら安く済みますが、中古住宅の場合、建物の構造や配管の仕様を確認し、専門的な知識や技術が必要となります。

 

また、法律で定められた水道設備工事の技術基準を満たさない施工を行った場合、建築基準法や水道法に違反し、罰則が科せられる可能性があります。水道管の交換は、専門業者に依頼することをおすすめします。

 

⇒クリーンライフに水道管の交換の相談をしてみる

中古住宅の水道管の交換費用

費用相場

中古住宅の水道管の交換費用は、主に次の3つの要素から構成されています。

  • 診断費用
  • 工事費
  • 材料費

中古の一戸建てとマンションにおける水道管の交換費用の相場は、以下にまとめました。

 

中古の一戸建て ・フルリノベーション:数百万円
・修理箇所を限定/DIY:数万〜数十万円
中古のマンション 50~100万円程度

 

中古の一戸建て中古のマンションそれぞれの水道管の交換費用について、さらに説明します。

中古の一戸建て

中古の一戸建てにかかる水道管の交換費用は、どのくらいの規模の交換が必要かによって大きく異なります。一般的に、フルリノベーションによる交換工事は、数百万円程度かかります。

 

一方、修理箇所を限定した部分的な交換の場合やDIYによる交換の場合は、数万円から数十万円程度で行えるでしょう。

 

ただし、交換する箇所や配管の種類、地域によって費用が異なります。そのため、正確な見積もりは、必ず業者に依頼してください。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することがおすすめです。

中古のマンション

中古のマンションの場合、水道管の交換費用は、50~100万円程度が目安です。一戸建てに比べて複雑な配管構造や共有部分の問題があるため、交換費用が高額になることがあります。

 

具体的には、集合住宅の場合は各戸の水道管だけでなく、以下の交換も必要になる可能性があるためです。

  • 共有部分の水道管
  • ポンプ

共有部分の交換費用については、マンション全体で負担することになり、管理組合や管理会社との協議が必要となります。

 

また、中古マンションでも物件の種類や規模、建物の年数や状態によって交換費用が異なります。事前に、専門業者の見積もりをとることが重要です。

水道管の交換費用は誰が負担するのか?

水道管の交換にかかる費用は、お住まいの住宅が以下のどちらかなのかによって、誰が負担するのかが異なります。

それぞれの場合について、説明します。

持ち家の場合

当然ながら、自宅の敷地内にある水道管の交換費用は自己負担です。しかし、建物の外にある水道管については、各自治体により、費用負担のルールが異なります。

 

一般的に道路の地下にある水道管は、公共のものです。そのため、自宅の敷地外の水道管の交換については、必ず自治体の水道局や役所の担当部署に問い合わせましょう。

賃貸住宅の場合

水道管の交換にかかる費用は、原則として大家や管理会社が負担します。生活する上で、必要な設備の一つであるためです。

 

ただし、水道管の交換が必要になった原因が入居者の不注意や故意によるものであった場合は、入居者に負担が求められることがあります。

 

ただし、入居者が自ら工事事業者を選定する際には、事前に大家や管理会社との相談が必要です。トラブルに発展しないためにも、契約書をよく確認してから相談しましょう。

 

いつ水道管を交換しようか悩むときは、以下の記事が参考になります。

中古住宅で水道管の交換費用を節約する3つの方法

何かがひらめいた女性

中古住宅の水道管の交換は、費用がかかる大きな修繕の一つです。しかし、次の方法を用いることで、費用を節約できます。

ここでは、節約するための3つの方法を分かりやすく紹介します。

優先順位の決定

中古住宅で水道管の交換費用を節約するためは、優先順位を決めておくことが重要です。一般的にフルリノベーションすれば、長い目で見れば節約になる可能性はあります。

 

ただし、費用は高くなってしまうため、予算の都合上、すべての水道管の交換ができない場合もあるでしょう。修繕や交換の優先順位を決め、節約できることがないか検討してみてください。

 

節約する上で、次の優先順位を参考にするとよいでしょう。

  1. 水漏れなど、緊急性の高い箇所の修繕
  2. 修理箇所を限定
  3. DIYで対応
  4. 業者の見積もりを比較

自分でできることをDIYで行い、業者に依頼する箇所を限定することも、費用を抑える方法の一つです。

住宅ローンの活用

中古住宅で水道管の交換を行う場合にも、住宅ローンの活用が可能です。住宅ローンは、リフォームローンよりも金利が低く設定されています。

 

住宅ローンの借り入れ時に、交換費用も含めたリフォーム費用を一括して融資してもらえれば、少しでも安く抑えられるでしょう。

 

中古物件を購入する際は、リフォーム費用も視野に入れて検討してみてください。ただし、借り入れには返済義務が伴うため、借り入れ前に返済計画をしっかりと把握しておくことが大切です。

リフォーム減税や補助金

中古住宅の水道管の交換費用を抑えるために、リフォーム減税や補助金を活用することもできます。リフォーム減税とは、住宅のリフォームにかかる費用の一部が所得税から控除される制度で、水道管交換費用も対象となります。

 

ただし、一定の条件がありますので、詳細は国土交通省のホームページを確認してください。

 

また、補助金についても、各自治体や国が実施している場合があります。 補助金の金額や対象となる費用、条件などは自治体によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

 

補助金の一例として、国土交通省による「長期優良住宅化リフォーム推進事業」があります。要件を満たすと工事の一部が補助されるので、リフォームを検討している方は参考にしてみてください。

中古住宅の水道管を交換するときの注意点

注意

中古住宅の水道管を交換するとき、いくつかの注意点があります。いざ水道管を交換しようと思っても、できない可能性もあるので、気をつけておくべき点を把握しておきましょう。

 

それでは、注意点について説明します。

水道管の交換が難しい場合

建物の構造や水道管が設置されている箇所によっては、水道管の交換が難しい場合があります。既存の住宅では柱や壁、水道管など、動かせない部分が存在します。

 

そのため、中古住宅は、希望通りのリフォームが可能かどうか事前に把握した上で、購入してください。

 

また、すでに中古住宅にお住まいの方は、移動できない部分を把握した上で、水道管の交換を検討してください。

マンションの場合

マンションは共同所有物であり、たとえ専有部分であっても勝手に水道管の交換はできません。各マンションのルールに従い、水道管を交換する前には、必ずマンションの管理組合に相談してください。

 

主な注意事項は、次の通りです。

  • 管理組合の承認を得る
  • 工期の確認をする
  • 施工業者の選定に注意する
  • 管路調査を実施する
  • 費用負担の確認をする

以上のように、マンションの水道管を交換する際には、管理組合や近隣住戸への配慮など、多くの注意点があります。

 

規則内容によっては、希望通りの工事ができない可能性もあるので、注意が必要です。

予算オーバーの場合

中古住宅の水道管の交換は、修理箇所が多いほど、費用が高額になります。 万が一、予算オーバーになってしまった場合は、以下のような方法を検討してみてください。

以上のような方法で、予算を抑えられます。

 

中古住宅の購入の際は、物件の費用だけでなく、リフォーム代金も考慮しなければなりません。予算オーバーのため、リフォームをあきらめる事態にならないように、予算はしっかり把握しておきましょう。

中古住宅の水道管を交換する業者の選び方

水道業者選びに悩む人

中古住宅で水道管を交換する際には、信頼できる業者を選ぶことが重要です。水道修理業者の選び方における、次の2つのポイントについて説明します。

それでは、2つの詳細をお伝えします。

相見積もりをとる

相見積もりをとることは、中古住宅の水道管交換業者を選ぶ上で非常に重要なポイントの一つです。相見積もりをとれば、複数社の比較が可能となります。

 

相見積もりをとる際には、業者に同じ条件で見積もりを依頼し、比較しやすいようにしてください。また、見積もりは、以下などが明記されていることを確認しましょう。

  • 作業内容
  • 材料の種類
  • 数量
  • 価格
  • 工期

業者選びにあたっては、口コミや評判、実績、保証内容なども確認することが大切です。信頼性の高い業者を選ぶことで、作業後のフォローなども安心して受けられるでしょう。

水道局指定工事店である

水道局指定工事店とは、各自治体の水道局から認められた水道修理業者のことです。さまざまな条件をクリアしており、技術的な信頼性が高く、安心して水道管の交換工事を依頼できます。

 

水道局指定工事店に認められる条件として、掲げられているのは次の事項です。

  • 給水・排水工事に必要な設備を所有
  • 国家資格「給水装置工事主任技術者」が在籍
  • 不当な工事を行わない

業者選びの基準として、水道局指定工事店であるということは、一つの安心材料です。

中古住宅の水道管の交換が必要な場合

水道管

中古住宅を購入した場合、水道管の交換が必要かどうかを確認しなければなりません。水道管といっても、種類や耐用年数はさまざまです。

 

水道管の交換が必要となるのは、次のような場合です。

中古住宅の購入を検討している場合、快適な暮らしを送るためにも、水道管がきちんと機能しているかが重要です。それでは、水道管の交換が必要な場合について、それぞれ詳しく説明します。

耐用年数・寿命を経過している

水道管は、素材によって耐用年数が設定されており、当然ながら期間が経過していれば交換が必要です。また、地震による揺れや環境の影響を受けやすく、一概に耐用年数内であれば交換不要とは言い切れません。

 

主な水道管の耐用年数・寿命の目安は、次の通りです。

種類 耐用年数・寿命
亜鉛メッキ鋼管 15~20年(1978年4月~使用禁止)
硬質塩化ビニルライニング鋼管 20~25年
樹脂管 40年
銅管 20~25年
ステンレス鋼管 30~40年
硬質塩化ビニル管 30年以上
架橋ポリエチレン管 30~40年

中古住宅では、水道管が設置されてからの経過年数や状態によっては、交換が必要です。中古住宅を購入する際は、水道管もチェックしましょう。

 

問題がない場合でも、耐用年数を参考に交換を検討してみてください。

 

戸建てにおける水道管の寿命は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

水漏れや水圧低下が起きている

水漏れや水圧低下が起きている場合は、水道管の交換が必要です。水道管は、長年の使用や老朽化によって劣化が進み、破裂や水漏れ、水圧低下などのトラブルが発生します。

 

水漏れは、建物の損壊や隣接する他の住宅への被害を及ぼすため、修理する必要があります。 水圧低下は、シャワーや水道の使用に支障をきたすため、快適な生活を送る妨げになるでしょう。

 

水漏れや水圧低下が起きているかどうかは、素人では判断が難しいため、水道修理業者に相談してください。万が一問題があれば、適切な方法で水道管を交換する必要があります。

水道管が老朽化したときに起こりやすい症状

水道管は外から見えず、老朽化には気づかないケースも少なくありません。以下の症状が起きたら、老朽化を疑いましょう。

どういった症状なのか、何が原因なのか、それぞれ解説します。

出した水が正常ではない

出した水がいつもとは違い、正常ではないときは水道管が劣化している可能性があります。

 

たとえば、水に以下の症状があれば、要注意です。

  • 濁っている
  • 金属臭がする
  • 金属のような味がする

水道管が鉄製であれば、老朽化して管内部に含まれる物質が水に溶け出すケースがあります。

 

老朽化で水道管の金属成分が水に溶け、金属臭がしたり、金属のような味がしたりするケースもあり、注意が必要です。特に鉛製の水道管は、健康に悪影響を及ぼす危険性があります。

水漏れが起きている

水道管が老朽化していると水圧に耐えられず、破損して水漏れしやすい状態です。

 

水漏れが軽度だと、水道管の場所によっては発見が遅れるかもしれません。水漏れが重度になって床や壁が濡れ、ようやく発見するケースもあります。

 

電化製品の付近で水漏れする場合、感電や故障、火災の恐れがあり、非常に危険です。水道管は耐用年数より前に交換し、老朽化による水漏れを避けましょう。

異臭がしている

水道管の老朽化が原因で、水回り付近から異臭がする場合もあります。

 

水漏れで湿度が高くなると、異臭の元となる成分が発生しやすくなるためです。全く水漏れしていないときよりも、臭いを感じやすくなります。

 

なお、湿度が高くなると異臭以外に、カビや害虫にも注意しなければなりません。カビが空気中に広がり、呼吸器系の疾患やアレルギーを招く恐れもあります。

中古住宅で水道管を安く交換するなら『クリーンライフ』がおすすめ

中古住宅で水道管を交換する場合は、高額な費用が発生します。より快適な暮らしを長く送るためにも、水道修理業者は慎重に選ばなければなりません。

 

中古住宅での水道管の交換を検討中でしたら、私たち『クリーンライフ』へお気軽にご相談ください。

 

不安がないよう明朗会計で、お見積もりは無料で承っています。相見積もりで安い業者をお探しのときや相場通りに見積もりを依頼したい際は、ぜひご連絡ください。

 

⇒クリーンライフに水道管の交換の相談をしてみる

2021.10.22

一戸建ての水道管は普段人目につかない場所に設置されていることが多く、気付かぬうちに劣化が進行。水漏れや健康被害を引き起こす要因となるため、注意が必要です。

 

今回は一軒家の水道管交換をすべきタイミングや、工事費用の目安をお伝えします。水道管の交換費用を抑えるための3つのコツ、工事を行わないことによるリスクなども解説するので、ぜひチェックしてみてください。

一軒家の水道管を交換すべきタイミング

一軒家の水道管は、使っていると次第に老朽化していきます。

 

一般的な寿命は40年とされているものの、適切なタイミングは土壌の状態、水道管の素材などによって変化。下記の状況に直面しているのであれば、早めの交換を検討する必要があります。

  • 水道管の寿命を超えている
  • 水の状態に違和感がある
  • 水道管の劣化によるトラブルが発生している

一軒家の水道管を交換すべきタイミングについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

水道管の寿命を超えている

水道管の交換時期の目安として、最も参考にされるのが各水道管の耐用年数です。耐用年数の目安は素材ごとに異なるため、下記を参考に判断してみてください。

  • ポリエチレン管:30年~40年
  • 硬質塩化ビニル管:20年~25年
  • 鉄管(鉛管):15年~20年

以前は金属製の鉄管や鉛管が普及していましたが、他の素材に比べるとやや短命というデメリットがあり、近年は他の素材を採用することがほとんどです。

水の状態に違和感がある

一戸建ての水道管から供給される、水の状態をチェックすることも重要です。一軒家に住み始めてからずっと同じ水道管を使っている方は、何らかの違和感を生じるようになったタイミングで早期に交換を検討しましょう。

 

「違和感」の具体的な症状には、下記のようなものがあります。

  • 水の色がおかしい
  • いつもと味が違う
  • 鉄の臭いを強く感じる

特に、以前普及していた金属製の水道管は内部のサビが原因となって、風味に明らかな変化を生む可能性が高いです。

 

金属以外から成る素材であれ、油断は禁物。劣化に伴う破損や破裂により、水道管の素材が水に溶け出してしまうこともあるので、少しの違和感にも注意が必要です。

水道管の劣化によるトラブルが発生している

常に高い水圧にさらされ、地震や冬場の凍結のダメージも免れない水道管。寿命を迎えて著しく劣化した場合、さまざまなトラブルに繋がる恐れがあります。

 

経年劣化によるトラブルとして、よく見られる症状が水漏れです。長年のダメージによって、亀裂や破損が生じた部分から水が漏れ出ているときは、別の場所でも同様の症状が発生するリスクを考慮する必要があるかもしれません。

 

一軒家の水道管を交換するときの工事費用

料金相場

一軒家の水道管が劣化した際の交換工事は、プロの水道修理業者に任せるのが基本です。

 

工事にかかる費用は、水道管が設置された環境や工事内容などによって変動。本項では、一軒家の水道管交換にかかる費用の相場を、下記2通りの工事内容別に解説します。

  • 水道管の一部を交換する場合
  • 水道管そのものを交換する場合

あわせて費用を抑えるための3つのコツもお伝えするので、一戸建ての水道管を交換すべき時期に入った方は、少しでもお得に工事を完結させましょう。

一軒家の水道管交換にかかる費用の相場

一軒家の水道管の交換工事は、主に次の2通りの方法で進められます。それぞれの工事にかかる費用相場をまとめました。

水道管の一部を交換する場合

水道管の一部を交換する工事の場合は、1万円程度の費用で済むことが多いです。

 

住宅メーカーに相談すると、業者への依頼までに中間コストが発生。さらに料金が上がってしまう可能性があります。交換箇所や新しく設置する水道管の素材によって、多少高額になるケースもあることも念頭に置いておきましょう。

水道管そのものを交換する場合

水道管を全体的に交換する必要があれば、数十万円程度の出費となる可能性が高いです。目安としては、10万円~100万円程度を見越しておきましょう。

 

交換箇所の位置によっては、料金の請求先が水道局になるケースもあります。一戸建てと公共の道路の境界に近い部分で工事を実施する際は、事前に各自治体に問い合わせてどちらが費用を負担するか明確にしておくと安心です。

水道管の交換費用を抑える3つのコツ

続いて、一軒家の水道管交換にかかる費用を抑えるコツをお伝えします。少しでも出費を少なくしたいときは、次の3つのコツを実践するといいでしょう。

  • 相見積もりを行う
  • 水回りをまとめてリフォームする
  • 自治体の補助金を活用する

突然の水漏れに慌ててしまい、「業者ならどこでも同じ」と安易に依頼先を決めることだけは絶対に避けてください。場合によっては、相場を大幅に上回る料金を請求される恐れもあります。

相見積もりを行う

水道修理業者を選ぶ際は、各業者から見積もりをとって相見積もりを行うことが重要です。

 

基本料金や作業料金などは、業者別に異なります。工事内容が同じとはいえ、全く違う金額を提示される可能性は大いにあり得ますし、差額が数万円にもなるケースも珍しくはありません。

 

見積もりは、最低でも3社に依頼するのがおすすめです。現場周辺を拠点とする複数の業者から見積もりをとれば、地域における大まかな相場を知ることができます。

 

「見積もり作成をお願いする際に、どのような対応をされたか」というのも依頼先を絞るための判断材料になるでしょう。説明が丁寧で、迅速な対応をしてくれる業者ほど信頼性が高いといえます。

水回りをまとめてリフォームする

一軒家の水道管が劣化し、交換が必要になるタイミングで水回りをまとめてリフォームすることにより、費用を抑える手もあります。

 

何十年も使い続けた水回りの設備は、水道管同様にメンテナンスを要する可能性が高いです。近々他の水回りもリフォームする予定があれば、一つの水道修理業者に工事を一式お願いしましょう。

 

多くの業者は、水回りをまとめてリフォームする場合に割引を実施。別々に依頼するよりも、大幅に予算を抑えられます。

 

工事の相談をする前に、あらためて水道管以外の水回りのリフォーム時期も考えるようにしてください。

自治体の補助金を活用する

劣化を理由に一軒家の水道管を交換する場合、自治体によっては補助金制度を使える可能性があります。具体的には、鉛管を使用中の家庭に適用されるケースが多いです。

 

補助金の給付にあたり、多くの自治体では着工前の申し込みを必須としています。あらかじめお住まいの自治体に問い合わせたり、ホームページを確認したりして、補助金制度の詳細を確認しておきましょう。

一軒家の水道管を交換しないことによるリスク

危険

水道管の劣化に伴う交換工事は、一戸建てに住み続けるうえで避けて通れないもの。しかし、多額の予算を考えると「なかなか工事の依頼に踏み切れない」という方もいるかもしれません。

 

ただ、一軒家の水道管を適切な時期に交換しないでいると、複数のリスクに直面する危険性があります。主なリスクとして注意すべきは、次の3つです。

  • 突発的な水漏れが発生してしまう
  • 水道管破裂で深刻な漏水被害が生じる
  • 健康に悪影響が及ぼされる

水道管交換を放置することで、家計や住む人の健康が脅かされないように気を付けましょう。

突発的な水漏れが発生してしまう

寿命を過ぎた水道管を放置し続けているのであれば、いつ水漏れが発生してもおかしくない状況です。ポタポタ垂れる程度の症状であれ、放置期間が長くなれば水道料金を跳ね上げる要因となり得ます。

 

さらに厄介なのが、床下や地中に埋まっている水道管からの水漏れ。トラブルの発生になかなか気づけないため、住宅内にカビ・害虫を発生させたり、家電製品を故障させたりする危険もあります。

 

水漏れというのは、基本的に放置すればするほど症状が悪化していくので、早めの対処が大切です。

水道管破裂で深刻な漏水被害が生じる

一軒家の水道管を交換しないリスクは、水漏れだけにとどまりません。常に高い水圧にさらされている水道管は、劣化によって破裂し、多大な漏水被害を招く恐れもあります。

 

近年、国内で多発する地震の影響を受け、より破裂の危険性が高まっているとされる水道管。万が一、破裂してしまった場合は水漏れの比にならないほどの大量の水が溢れ出すため、水道料金が相応に跳ね上がるでしょう。

 

普段目に付かない箇所での漏水被害であれば、水道料金を減免してもらえる可能性もあります。適用条件は自治体によって異なるので、問い合わせなどで確認してください。

健康に悪影響が及ぼされる

以前主流だった金属製の水道管を使用している家庭では、健康被害への注意も必要です。鉄管や鉛管などの水道管にできたサビは水にとけ込み、摂取した人の健康に悪影響を及ぼす危険があります。

 

長期間トラブルを放置し、日常的に鉛を摂取してしまうと「鉛中毒」を発症するリスクが上昇。次のような不調をきたすことが懸念されています。

  • 頭痛
  • 腹痛
  • 歩行障害

人の生活に欠かせない水は、安全性の高い状態で供給されるべきです。水道水の見た目や風味に違和感があれば、直ちに交換工事を検討しましょう。

一軒家の水道管交換を業者に依頼する理由

水道修理業者

高額な出費を心配して、一軒家の水道管交換を自力で完結したいと考える方は多いでしょう。ただ、水道管に関わる工事の大半は、素人が軽々しく行えるものではありません。

 

本項では、水道管の交換工事をプロの業者に任せるべき理由について解説します。

DIYは法律で禁止されている

そもそも水道管をDIYで交換することは、「水道法」という法律で禁止されています。水回りのトラブルの中で、誰でも対処できるのは下記2つだけです。

  • 蛇口本体の交換
  • 蛇口周辺の部品交換(パッキンなど)

日本において水道は、個人ではなく公共のものという認識。素人が軽々しく触れてしまい、各水道設備に異常をきたす恐れを防いでいるのです。

トラブルが悪化する要因になる

水道管関連の工事は大変複雑で、下手に触るとトラブルが悪化する要因にもなり得ます。いくらDIYが得意だからといい、法律に違反して、自分で対処しようとすることは絶対にやめましょう。

 

勝手な判断で工事を行った場合、ケガや余計な被害に繋がりかねません。二次被害によって、当初予定していたよりも多額の出費を免れない恐れもあるので、必ずプロの業者の力を借りてください。

一軒家の水道管交換の依頼先に困ったら

老朽化した水道管を使い続けてしまうと、さまざまなトラブルや健康被害に繋がる恐れがあります。少しの違和感に気付き次第、点検や交換工事を検討するように心掛けましょう。

 

一軒家の水道管に関する悩みがあれば、いつでも私たちクリーンライフにご相談ください。水回りのプロがすぐに現場まで駆け付け、最善の対処法によって各トラブルを解消しています。

 

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2021.10.22
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