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洗濯機からの水漏れの原因と対処法を、場所別に解説します。

 

水漏れを放置すると、被害が拡大して床材が腐る恐れがあるので、早期対処に努めることが重要です。ご自分で簡単に解消できる場合もあります。

 

自分で対応、メーカーに依頼、水道修理業者に依頼した場合の費用相場もご紹介します。洗濯機の水漏れでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

洗濯機で水漏れしているときの応急処置

洗濯機からの水漏れを見つけたら、被害が広がらないように次の3ステップで応急処置をしましょう。

  1. 洗濯機の電源を切る
  2. 洗濯機の蛇口を閉める
  3. 濡れている箇所を布やタオルなどでおさえる

もし蛇口を閉めても水漏れが続くようなら、水道の元栓を閉めてください。

 

水道の元栓の場所が分からないときは、以下の記事が参考になります。

どこで水漏れしているのか確認する

応急処置をした後、どこから水漏れしているのかをチェックします。洗濯機で水漏れが多い箇所は、以下の通りです。

蛇口を閉めても洗濯機からの水漏れが続く場合は、蛇口本体や蛇口の接続部分からの水漏れの可能性が高いといえます。

【場所別】洗濯機の水漏れの原因・修理方法

洗濯機

洗濯機の水漏れへの対処の仕方は、発生箇所ごとに異なります。

 

特に水漏れが発生しやすい箇所は、次の4つです。

  • 蛇口
  • 給水ホース
  • 排水ホース
  • 洗濯機本体

ここでは4ヶ所それぞれの水漏れ原因、修理方法について解説します。

蛇口からの水漏れ

洗濯機へ送水する役割を持ち、頻繁に水圧がかかっている蛇口は最も水漏れしやすい箇所です。より細かく分けると、次の3部分いずれかでトラブルが生じています。

  • 蛇口本体
  • ニップル
  • 壁とのつなぎ目

部位別の水漏れ原因をまとめたので、適切な対処法を見極めるうえで参考にしてみてください。

蛇口本体

ハンドルやパイプの接続部分など、蛇口本体からの水漏れは内蔵されたパッキンの劣化、もしくはナットのゆるみが原因である可能性が高いです。

 

ハンドル・パイプ内部のパッキンは、以下の手順で交換しましょう。

  1. モンキーレンチでナットをゆるめ、ハンドルやパイプ部分を取り外す
  2. 内蔵されたパッキンを新しいものに交換する
  3. ハンドルやパイプ部分を再度取り付けた後、しっかりとナットを締める

水漏れを頻発させないよう、最後にナットをしっかりと締め直すことが重要です。

 

修理でハンドルを外す場合は、慎重に作業します。蛇口の水漏れ修理は、以下の記事を参考にしてください。

ニップル

ニップルとは、蛇口と給水ホースを接続する役割を持つ部品のことです。ニップルには次の2種類が存在し、タイプごとに水漏れの原因が異なります。

  • 4つネジタイプ
  • 蛇口一体タイプ

蛇口側を4つのネジで固定する「4つネジタイプ」から水漏れしている場合、内部のパッキンが劣化しているか、固定用のネジがゆるんでいる恐れがあります。

 

ネジを締め直しても水漏れが止まらないなら、次の手順でパッキンの交換をしましょう。

  1. 蛇口からニップルを取り外す
  2. 接続部分のパッキンを外し、新しいものを取り付ける
  3. 再度蛇口とニップルを接続する

「蛇口一体タイプ」の水漏れの多くは、ナットのゆるみが原因です。モンキーレンチを使い、時計回りにしっかりとナットを締め直しましょう。

壁とのつなぎ目

洗濯機に通じる蛇口は壁内の給水管と繋がっており、接続部分から水が漏れてしまうケースもあります。

 

原因として考えられるのは、シールテープの劣化。長期間使っているうちにシールテープがもろくなり、壁から水がしみ出し、水漏れを引き起こしている可能性が高いです。

 

水栓レンチを用意して、次の手順でシールテープを交換しましょう。

  1. 水道の元栓を閉める
  2. 水栓レンチで蛇口を取り外す
  3. つなぎ目を歯ブラシで綺麗にする
  4. シールテープをはがし、新しいものを巻き直す
  5. 水栓レンチで再度蛇口を取り付ける
  6. 水道の元栓を開ける

修理前には、元栓を閉め忘れないように注意しましょう。

給水ホースからの水漏れ

蛇口と洗濯機を繋げる給水ホースも、水漏れしやすい場所の一つ。主に、次の2つの部位から水漏れしやすく、それぞれ原因は異なります。

給水ホース本体

洗濯機を長く使っていると給水ホース本体が劣化で割れてしまい、水漏れしてしまうケースもあります。

 

主に、10年前後使い続けた給水ホースに見られがち。あまり使っていない場合も誤って踏んでしまったり、上に重いものを乗せたりしてしまうとヒビが入り、水漏れに繋がる恐れがあるので注意が必要です。

 

給水ホース本体のヒビや穴から水漏れしている場合は、ホース自体を交換してください。交換せずに使い続けてしまうと、損傷箇所が大きくなると同時に、水漏れの被害が拡大する恐れがあります。

 

  • 応急処置としては、損傷部分に防水テープを貼る方法が有効です。ただ、あくまでも一時的な対処法であることを念頭に置いておきましょう。

接続部分

蛇口と洗濯機の接続部分から水漏れしているときは、内蔵されたゴムパッキンが劣化している可能性を疑いましょう。

 

また、給水ホース内の汚れの蓄積により、水漏れが引き起こされることもあります。

 

接続部分にゆるみが見られる場合は「カチッ」と音がするまで締め直せば、容易にトラブルを解消可能です。

排水ホースからの水漏れ

洗濯機から水を排出する排水ホースから水漏れした場合も、トラブルの発生箇所によって原因・対処法が異なります。

排水ホース本体

排水ホース自体から水漏れしているようであれば、劣化が理由で本体のどこかにヒビが入っているかもしれません。給水ホース同様、外部からのダメージによって割れてしまう場合もあります。

 

傷んだ状態で放置し続けた場合、損傷部分から水漏れするリスクが高まるため、ホース自体を新しいものに交換して被害を最小限に抑えることが重要です。

 

すぐに対処できなければ、防水テープやパテを使って応急処置を行いましょう。

接続部分

洗濯機と排水ホースとの接続部分で水漏れが発生した場合は、接続が上手くできているかどうかチェックしましょう。

 

設置当初は問題なくとも、使っているうちに洗濯中の振動などで徐々に外れてしまうことがあります。水漏れに気付き次第、しっかりはめ直してください。

 

はめ直しても排水ホースが外れやすい場合は、排水ホース内でつまりが発生し、ホース内の水の通り道が細くなっているのかもしれません。通り道が細くなると、水圧が高くなりホースが外れてしまいます。

 

排水ホース内でつまりが発生していれば、洗濯機から取り外して掃除してください。

 

掃除終了後に接続する際は、「カチッ」と音が鳴るまではめ込みましょう。接続部分のゆるみが原因で、再度水漏れが発生してしまっては元も子もありません。

排水口

排水口の水漏れ時には、ゴミがつまって水の流れが悪くなっている可能性が高いです。周辺の掃除をしてつまりを解消し、水漏れの原因を断ち切りましょう。

 

洗濯機の排水口や排水管の掃除は、次の流れで進めてください。

  1. 排水口に設置された部品を取り外し、50℃程度のお湯に10分ほど浸け置きする
    浸け置き後に残った汚れは、歯ブラシで落とす
  2. パイプクリーナーで排水管内を清掃する

最後は排水管・部品ともよく洗い流し、元の位置に取り付けます。

 

排水口・排水管のつまりを解消する方法は、以下の記事でさらに詳しく説明しています。参考にしてください。

排水エルボ

排水ホースと排水口は、排水エルボというL字型の部品で接続されています。排水口周辺で水漏れがあるなら、排水エルボに不具合がある可能性もあります。

 

一旦、排水エルボを取り外して、設置し直してみましょう。その際、排水口にゴミがないか確認して、掃除しましょう。

 

排水口を掃除してエルボを設置し直しても水漏れが改善されなければ、排水エルボの劣化が考えられるため、新しいものに交換します。

 

洗濯機のホースやエルボからの水漏れ対処法は、以下の記事を参考にしてください。

洗濯機本体の底から水漏れ

洗濯機本体の底から水漏れしている場合、下記3つの部位でトラブルが発生しているケースが多いです。

  • 洗濯槽
  • 洗剤ケース
  • ゴミ取りフィルター

原因によっては自分で直すことが困難となり、水道修理業者やメーカーへの依頼を検討する必要があります。

洗濯槽

洗濯槽が劣化して水漏れを引き起こしているときは、復旧までに複雑な修理を要する可能性が高いです。

 

むやみに直そうとして被害を拡大してしまわないよう、水回りのプロである水道修理業者やメーカーに相談することをおすすめします。

 

ある程度まとまった費用は必要になるものの、最適な対処によって水漏れトラブルを早期解決することが可能です。

 

修理を待つ間は、洗濯機の使用を控えましょう。蛇口をしっかりと締めた後にコンセントを抜き、水が漏れない状態にしておくのがベストです。

洗剤ケース・ゴミ取りフィルター

同じ洗濯機を長年使っていると、以下のようなつまりが生じて水漏れの原因になります。

  • 溶け切らなかった洗剤が洗剤ケースに溜まった
  • ゴミ取りフィルターにゴミが蓄積した
  • ゴミや溶けきれない洗剤が洗濯機・排水ホースに詰まった

洗剤ケース・ゴミ取りフィルターのつまりや汚れが原因ならば、自分で対処できる可能性が高いです。それぞれを綺麗に掃除し、水漏れトラブルの解消に繋げましょう。

 

ドラム式洗濯機を使用中の方は、本体下に設置されている排水フィルターの内部を確認する必要があります。ゴミがつまっていたら取り除き、排水がスムーズにできる状態を維持しましょう。

 

洗剤カスやゴミは、洗濯機を使うほどに蓄積します。日頃から手入れする習慣をつけておくと安心です。

洗濯機の水漏れを放置するのは危険

危険

洗濯機の水漏れを放置してしまうと、2つのリスクに直面する危険性が高まります。場合によっては近隣の方にも悪影響を及ぼす可能性があるので、よく確認してリスクを未然に防ぎましょう。

床下浸水で床材が腐る

1つ目は、漏れた水が床下浸水を引き起こしてしまうリスクです。

 

浸水したままの状態では床材が腐り、カビやシロアリが発生。フローリングが傷む原因となってしまいます。

 

洗濯機の水漏れに気付き次第、床の水気をしっかりと拭き取りましょう。

下の階に被害を及ぼす

マンションやアパートに住んでいる方は、下の階への浸水に要注意。以下のケースは、賠償金を請求される恐れがあります。

  • 家電製品を故障させた
  • 天井や壁にシミをつくった

万が一、洗濯機の水漏れによって近隣住民とのトラブルに発展してしまった際は、不動産の管理会社や大家さん、保険会社に直ちに連絡してください。

洗濯機の水漏れ修理の費用相場

洗濯機の水漏れ修理にかかる費用は、どのような手段で直すかによって大幅に変化します。

 

下記3つに分けて修理費用の相場をお伝えするので、おおまかな予算を知りたいときにご活用ください。

  • 自分で修理
  • メーカーに依頼
  • 業者に依頼

それでは、それぞれの修理代をご紹介します。

自分で修理するときの修理代

パッキン交換やホース交換など、比較的簡単な修理は自分でも対応可能です。修理に必要な部品や工具は、ホームセンターや通販で手軽に購入できます。

 

作業料金がかからないため、各部品代として発生する1,000円~の出費で済むことが多いです。

メーカーに依頼するときの修理代

洗濯機の製造を手掛けるメーカーに修理してもらえば、より安心です。保証期間内であれば、無償で修理に対応してくれるケースもあるため、一度保証書の内容を確認してみてください。

 

保証期間切れの場合は、メーカーごとに定められた修理代が発生します。例えば、ホースの水漏れ修理をTOSHIBAやHITACHI、SHARPなどの大手メーカーに依頼するときの費用相場は、7,000円~27,000円です。

 

また、SHARPで排水口のつまりや排水ホースのつぶれに対処してもらう場合、11,000円~22,000円程度の出費が見込まれます。

業者に依頼するときの修理代

水道修理業者に水漏れトラブルの解消をお願いする場合、主な修理内容別の費用相場は下記のとおりです。

パッキン交換やナットのゆるみ調整 5,000円~
ホースの交換・修理 5,000円~
ニップルの交換 13,000円~

水道修理業者に依頼すると、一般的にメーカーよりも安くで済むケースが多いです。

洗濯機の水漏れ対策3つ

洗濯機

突然洗濯機が水漏れし、慌てないためには日頃の対策が欠かせません。ちょっとした心がけで深刻な被害を防げるので、普段から意識的に取り組むことをおすすめします。

洗濯物を入れすぎない

洗濯機には、それぞれ洗濯可能容量が定められています。規定より多くの洗濯物を洗ってしまうと、振動が増えてモーターに負担がかかり、故障を招く恐れがあるので注意が必要です。

 

洗濯機本体だけでなく、洗濯時に使われるホース類や部品の劣化に繋がる可能性もあります。

洗濯後に蛇口を締める

洗濯機を使い終わった後は、毎度忘れずに蛇口を締めましょう。

 

使用時以外も蛇口を開きっ放しにすると、蛇口内部のパッキンや給水ホースなど、各部品への負担が増えて寿命を縮めてしまう恐れがあります。

洗濯槽をこまめに掃除する

洗濯槽には、しらずしらずのうちに洗剤の残りカス、洗濯物に付着していたゴミなどが蓄積しているので、普段からこまめに掃除しましょう。

 

【洗濯槽の掃除方法(ドラム型・タテ型共通)】

  1. 洗濯槽クリーナーを洗濯槽に直接投入する
    ※洗剤投入口ではないので、注意
  2. 洗濯機の扉を閉めて、「槽洗浄コース」(ない場合は標準コース)を選んで、スイッチを入れる
  3. コースが終わるまで放置する

洗濯槽クリーナーはできれば、洗濯機メーカーの推奨品の方が安心です。メーカー推奨品を使わない場合も、洗濯槽専用のクリーナーを必ず使いましょう。

 

  • カビが気になってカビキラーを入れると泡が立ちすぎて、途中で運転が止まってしまう可能性があります。黒カビが気になる場合は、衣料用の漂白剤の利用がおすすめです。

 

掃除後は部品同士の接続がゆるくなっていないかもチェックし、水漏れの原因となり得る要素を減らすように努めてください。

洗濯機の水漏れをすぐに解決したいときは

使用頻度が高く、しらずしらずのうちに劣化する洗濯機。時に発生し得る水漏れは、症状の悪化を防ぐためにも水道修理業者やメーカーを頼ると安心です。

 

依頼先に悩む場合は、私たち『クリーンライフ』にお任せください。洗濯機の水漏れにも早急に対応し、被害を最小限に抑えています。年中無休で24時間対応しているので、お気軽にご相談ください。

 

⇒『クリーンライフ』に洗濯機の水漏れを相談してみる

2021.10.22

蛇口からの水漏れの原因や、対処法を分かりやすく説明します。

 

蛇口からの水漏れは、わずかな水漏れでも水道代が高くなるので、迅速な対応が必要です。ハンドルや土台など、箇所別に原因と修理方法をお伝えします。

 

ただし、水漏れは、水道修理業者に依頼すべき場合もあります。修理料金の目安や業者の選び方もお伝えするので、ぜひ最後までお読みください。

 

蛇口から水漏れしたときの応急処置

蛇口

蛇口から水漏れしているのに気付いたら、まずは応急処置を行いましょう。後々業者に修理を頼むにしろ、できるだけ早くポタポタと流れ落ちる水を止めなければ、水道料金が高額になります。

 

具体的な応急処置の方法は、下記の通りです。

  • 止水栓・元栓を閉める
  • ナットを緩める・締める

いずれか一方、もしくは両方を実践すれば、ひとまず応急処置は完了します。具体的な手順については以下で紹介するので、水漏れが発生したときの参考にご覧ください。

止水栓・元栓を閉める

蛇口から水漏れが発生した際は、止水栓を閉めて水道の給水を止める必要があります。止水栓の位置は水回りの箇所ごとに異なるので、以下の表を参考にしてみてください。

水回り箇所 止水栓のある場所
キッチン シンク下の扉の中
浴室 蛇口の下側
洗面所 ボウル下の扉の中
給湯器 給湯器本体の下から出ている給水管

止水栓は、手で回す「ハンドルタイプ」とマイナスドライバーで回す「ネジ式」があります。いずれのタイプの止水栓も、時計回りに回すと閉まります。

 

止水栓のある場所や役割については、下の記事を参考にしてください。

 

しかし、以下のような場合は、止水栓ではなく、元栓を閉めます。

  • 止水栓が硬くて動かない
  • 止水栓の場所がわからない
  • 洗濯機の蛇口のようにそもそも止水栓がない

水道の元栓の場所

一般的に、元栓は住宅の屋外に設置されているため、水道メーターを目印に探しましょう。また、元栓を閉めると、家中の水道が使えなくなる点には注意が必要です。

 

水道管の中に水が溜まっている場合、止水栓・元栓を閉めてもすぐに給水が止まらないケースもあります。完全にストップするまでは下にバケツを置いたり、水漏れ箇所に直接雑巾を当てたりして対処しましょう。

 

元栓の場所については、以下の記事でより詳しく解説しています。

ナットを緩める・締める

止水栓を閉めても蛇口の水漏れが止まらなければ、ナットを緩める・締めるといった方法を試してみてください。

 

緩んだナットは、軽く締める程度で十分です。あまりに強く締めすぎると、ナットが割れてしまう恐れがあります。

 

軽く締めても症状が変わらない場合は、ナット自体が劣化しているかもしれません。部品交換によって、新しいものに取り替える必要があります。

【箇所別】蛇口から水漏れする原因・修理方法

浴室

必要な道具が揃えば、蛇口の水漏れ修理をスタートできます。

 

ここでは、水漏れが発生している部位別の修理方法を解説します。原因をしっかり突き止めたうえで、適した対処を実施してください。

ハンドル・レバーの根本から水漏れ

ツーハンドル混合水栓の三角パッキンを交換

ハンドルやレバーの根本からの水漏れの原因は、三角パッキンやOVパッキンの劣化です。

 

ハンドルタイプの蛇口の水漏れを解消するには、三角パッキンを交換する必要があります。修理の方法は下記の通りです。

  1. ハンドル上部真ん中の赤・青のビスを外す
  2. 内部のネジを外し、ハンドルを外す
  3. レンチでナットを緩め、新しいパッキンに交換する
  4. 逆の手順で元通りにする

レバータイプの水漏れ時には、蛇口根本のOVパッキンを要チェックします。元栓を閉めて、下記の手順で行いましょう。

  1. レバー根本のネジを緩め、レバーを外す
  2. 蛇口の根本を押さえながらレンチでナットを緩め、最後は手で回して外す
  3. バルブカートリッジを外し、スパウトを外す
  4. マイナスドライバーでOVパッキンを外す
  5. 新しいOVパッキンに交換する
  6. 逆の手順で元通りにする

元栓を開けて、水漏れがないか確認して終了です。

 

蛇口のハンドルに関するトラブルは、以下の記事でまとめています。

吐水口から水漏れ

ツーハンドル混合水栓のコマパッキンを交換

蛇口の吐水口やパイプ先からの水漏れ時は、ハンドルタイプならコマパッキン、レバータイプならバルブカートリッジの不具合が原因です。

 

コマパッキンの交換手順は次の通りです。

  1. 元栓を閉める
  2. ペンチでカラービスを外し、ハンドルを外す
  3. ハンドル下のナットをレンチで外す
  4. ナット下の三角パッキンを外した後、スピンドルを外す
  5. 新しいコマパッキンに交換する
  6. 逆の手順で元通りにする
  7. 元栓を開く

 

バルブカートリッジの水漏れには、下記のように対応します。

  1. 止水栓を閉める
  2. レバー下のネジを外す
  3. ハンドルを外し、スパウトのカバーを外す
  4. 新しいカートリッジに交換する
  5. 逆の手順で元通りにする
  6. 止水栓を開く

消耗品なので、定期的な交換が重要です。

スパウトの根本から水漏れ

吐水口に繋がるスパウトの根本から水漏れしていれば、OVパッキンやバルブカートリッジ等の部品が劣化している恐れがあります。

 

OVパッキンは前項の「ハンドル・レバーの根本から水漏れ」、バルブカートリッジは「吐水口から水漏れ」の内容を参考に、修理を行いましょう。

 

水漏れの原因がいくつか考えられる部位なので、どの部品が原因となっているかをしっかり見極めることが、スムーズに交換作業を進めるためのポイントです。

土台・壁の根本から水漏れ

単水栓と混合栓

蛇口の根本である土台や壁からの水漏れは、シールテープの劣化によって発生します。巻き直しでの修理が可能ですが、単水栓・混合水栓かで手順が異なるので、それぞれ解説していきます。

 

単水栓は、下記の流れで作業を進めましょう。

  1. 残留水を出し切る
  2. 壁から蛇口を外す
  3. 給水配管の汚れを取り除く
  4. 配管との接合部分にシールテープを巻き直す
  5. 蛇口を元の位置に戻す

混合水栓の修理手順は、下記の通りです。

  1. 蛇口とクランクを外す
  2. 壁からクランクを外す
  3. 給水配管の汚れを取り除く
  4. クランクを仮設置し、回転数や高さを確認する
  5. シールテープを巻き直す
  6. クランクを元の位置に戻す
  7. 蛇口とクランクを接続する

古いシールテープを丁寧に取り除いてください。

 

混合水栓や単水栓といった水栓の種類について確認したい方は、以下の記事に詳しく説明しています。

給水ホースから水漏れ

給水ホース本体または逆止弁に使われるパッキンが劣化すると、蛇口でなくホースから水漏れすることもあります。主にトイレやシンク下、洗面台下で発生しやすいケースです。

 

給水ホースの交換修理は、下記のように進めてください。

  1. ネジを外し、蛇口側はロックレバーを押して給水ホースを取り外す
  2. 蛇口側にニップルがあれば、プラスドライバーを使ってネジを外す
  3. ホース本体、もしくはパッキンを新しいものに交換する

ニップルがなければ、蛇口側のナットは接合部分のロックレバーを押すだけで、簡単に外せます。

蛇口の水漏れ修理を業者に頼むときの判断目安

水道修理業者

以下のような場合は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

  • 自分で修理すると、失敗しそうで不安だ
  • すぐに修理してほしい
  • 部品を買いに行く時間がない
  • 水道工事の道具を持っていない
  • 水漏れ箇所がわからない

修理業者に依頼すれば、間違った部品を買ってしまったという失敗もありません。

 

蛇口の水漏れ修理に不安を感じる方は、業者へ気軽に相談してみましょう。

水道修理業者を選ぶときのポイント

水道修理業者に依頼する際は、安易に選ばず、慎重に選びましょう。悪徳業者を選んでしまうと、納得のいく結果になりません。

 

以下の点を確認すれば、信頼できる優良業者を選べます。

  • 水道局指定工事店に指定されているか
  • 高評価の口コミが多いか
  • アフターサービスがあるか

特に、水道局指定工事店であることは重要です。水道局指定工事店なら、蛇口だけでなく、給水管にトラブルがあった場合も、修理を依頼できます。

 

水道局指定工事店とはどのような業者なのか、次の記事で確認しておきましょう。

蛇口の水漏れ修理の料金相場

蛇口の水漏れ修理を水道修理業者に頼む場合は、ある程度まとまった費用が必要となります。水道修理業者に頼む前に、以下であらかじめ費用相場を押さえておきましょう。

修理内容 料金相場
部品のみ交換 8,000円〜15,000円
蛇口本体の交換 10,000円〜20,000円

交換する部品が増えるにつれて修理費用も高額になるので、注意しましょう。

 

下記の記事で、業者の選び方から蛇口交換の費用目安まで、詳しく説明しています。

蛇口の水漏れ修理に必要な道具

蛇口の水漏れ修理に必要な道具

水漏れした蛇口の応急処置を行ったり、自分で修理にあたったりする際は、いくつか道具が必要になります。

 

100円ショップ等で手軽に買える道具もあれば、ホームセンターまで行かないと入手できない専門的な工具もあるので、あらかじめ道具を用意しておくと安心です。

 

ここでは蛇口の水漏れ修理に必要な道具をまとめているので、工具を揃えるうえで参考にしてみてください。

精密ドライバー

蛇口の水漏れ修理をする際、ネジを回す作業で欠かせないのが精密ドライバーです。

 

ネジのサイズ、ハンドルの形状ごとに違う種類のものを使い分ける必要があるので、プラス・マイナスの両方を含めた一式で用意しておくと便利でしょう。

 

取り扱い場所は、100円ショップからホームセンターまでさまざま。価格は高くても2,000円程度で、手軽に揃えやすいのが特長です。

モンキーレンチ

精密ドライバーに続き、水漏れ修理に必須のモンキーレンチ。主にボルトを緩めたり、締めたりする役割を持つ道具です。

 

ボルトを掴むアゴの幅を、ウォームギヤで好きに調節できるのがポイント。ガタつきの発生が抑えられるため、ボルトやナットの頭を傷つける心配がありません。

 

水回りの修理用には、22mm以上に開口するタイプが重宝されています。ホームセンター等に置かれていることが多いので、購入時には用途に合う商品を見極めるようにしてください。

水栓レンチ

蛇口自体を取り外す必要のある修理では、水栓レンチが必須です。壁と蛇口の接合部分から、水漏れしたシーン等で使用されています。

 

専門的な工具で普段はあまり目にしませんが、ホームセンターに行けば手に入る可能性が高いでしょう。販売価格の目安は、1,000円~1,500円前後です。

ピンセット

水漏れ修理は小さなパーツを扱うことも多いため、ピンセットがあると作業を進めやすくなります。蛇口内部に使われる、パッキンやナットを掴むときにも大活躍するでしょう。

 

販売価格は安いもので100円程、高いものでも1,000円前後と比較的安価な道具といえます。

蛇口の水漏れを放置するのは危険

危険

発生部位や症状の重さにかかわらず、蛇口の水漏れを放置するのは良くありません。

 

修理が遅れると下記3つのトラブルに繋がるリスクがあるので、軽度の場合もすぐに対処してください。

水道料金が増加する

水漏れを放置し続けると、実際に水を使っていなくとも勝手に水道使用量が増えてしまいます。

 

確定した水道代を見るまでトラブルに気付かなかった場合、通常の倍ほどになる高額な水道代を請求されるケースも少なくありません。

 

ポタポタ垂れる程度の症状であっても、24時間流しっぱなしではかなりの水量となり得ます。些細な異変でも気付いたらすぐ対処し、余計な費用の発生を防ぐようにしてください。

悪臭やアレルギーの原因になる

水漏れで湿気を帯びた住宅はカビの温床となり、悪臭を放ち始めるリスクがあります。カビは屋内至るところに発生するため、住まいの印象を悪くすることに繋がりかねません。

 

また、カビはアレルゲンにもなり得る有害物質です。万が一、発生してしまった際には早急に解決を目指すようにし、大切な家族の健康を守りましょう。

被害が拡大して近隣住宅を巻き込む

マンション・アパートやシンクが2階にある二世帯住宅で水漏れが発生した場合、近隣住民を巻き込むまでのトラブルに発展してしまうケースもあります。

 

配管を伝った壁染みや火災による被害等、階下の住人に何らかの影響を及ぼしたときは、補償を負う義務が生じるかもしれません。高額な補償金の支払いによって自身の生活に支障をきたさないためにも、水漏れトラブルは早期解決を目指すように努めましょう。

蛇口の水漏れを早く解決したいときは

蛇口の水漏れ

蛇口からの水漏れの原因や対処法をお伝えしました。

 

ご自分でも対処できることがありますが、すぐに水漏れを解消したいときは、業者への依頼がおすすめです。私たち『クリーンライフ』は、お電話をいただいたら最短30分で駆けつけます。

 

300以上の自治体で水道局指定工事店に指定されており、幅広い水回りトラブルに対応できるため、いつでもお気軽にご相談ください。さまざまなメーカーの蛇口に対応しています。

 

⇒『クリーンライフ』に蛇口の水漏れトラブルの相談をしてみる

2021.10.22

「蛇口が故障した」「高機能な蛇口に取り換えたい」などの理由で蛇口の交換が必要になった場合、交換作業をどこに頼むべきか分からない方は多いのではないでしょうか。

 

今回は蛇口交換ができる業者と、それぞれに依頼した場合の料金相場を解説します。蛇口交換を検討中の方はぜひ参考にしてください。

蛇口交換はどこに頼むべき?

蛇口

トイレやキッチン、洗面所などの水回りに欠かせない蛇口。交換作業が必要になった際、どこに頼むべきなのでしょうか。

 

主な依頼先には、下記の4つが挙げられます。

  1. 蛇口のメーカー
  2. 水道修理業者
  3. ホームセンター
  4. 家電量販店
料金相場 メリット デメリット
蛇口のメーカー 2.5万円〜13万円 最新モデルが揃っている 定価販売が多く費用が高い
水道修理業者 2万円〜6万円 作業は水道修理のプロが行う 在庫が安定しない
ホームセンター 3万円〜12万円 様々なメーカーの中から選べる 業者を自分で選べない
家電量販店 2.5万円〜12万円 様々なメーカーの中から選べる 業者を自分で選べない

それぞれの業者のメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

蛇口のメーカー

蛇口交換は、製造から販売を手がける蛇口メーカーに依頼できます。蛇口メーカーは最新モデルが充実しており、機能性を求めている人におすすめです。

 

保証サービスも充実しているため、交換後に不具合を起こした場合でも、保証期間内であれば無償で交換してもらえることがほとんどです。

 

ただし、販売価格は定価のケースが多いため、費用を抑えたい人にはあまり向いていないでしょう。

水道修理業者

水漏れなどのトラブルを伴う蛇口の交換であれば、水道修理業者がおすすめです。トラブルの対応から蛇口交換まで、プロが一貫して作業を行います。

 

ただし、業者によっては蛇口本体の在庫が安定しておらず、交換は後日となることも多いです。トラブルには連絡一つでスピーディーに対応してくますが、蛇口交換が必要になった際はその点も留意しておきましょう。

 

⇒『クリーンライフ』の蛇口(水栓)の施工事例を見てみる

ホームセンター

蛇口交換の依頼はホームセンターでも可能です。ホームセンターでは様々なメーカー品の上位モデルから廉価版まで揃っているので、予算に合わせて蛇口を購入できます。

 

ただし、交換作業はホームセンターが委託する業者が行うため、どんな業者が来るか事前にわからないことがほとんどです。ホームセンターで蛇口交換を依頼する際は、作業時のトラブルなどにも補償があるかどうか確認しておきましょう。

家電量販店

家電量販店も蛇口交換を依頼できる業者の一つです。ポイント還元やセールなどのキャンペーンを利用すると、お得に蛇口交換ができる可能性があります。

 

ただし、交換作業はホームセンターと同様に、委託する業者が行います。また、店舗によっては在庫状況が異なるため、場合によっては取り寄せになることも留意しておきましょう。

賃貸では蛇口交換をどこに頼む?

蛇口を点検する水道修理業者

賃貸住宅の場合は、勝手に蛇口交換をすることはできません。ここでは賃貸の場合の蛇口交換について解説します。

1.水漏れしている場合は応急処置必須

水漏れが発生した場合は、すぐに応急処置を行いましょう。特にマンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの場合は、下の階まで被害が広がるおそれがあります。

 

多くの場合、蛇口などの水栓設備にはそれぞれに止水栓が設置されており、それを閉めることで蛇口の水を止めることができます。止水栓を閉めても水漏れが止まらない場合は、元栓を閉めて家全体の水を止めましょう。


2.管理会社や大家さんに相談

賃貸で蛇口交換をしたい場合は、管理会社や大家さんへの相談が必要です。賃貸住宅の設備は管理会社や大家さんに管理権限があるため、住人が勝手に交換してはいけないことになっています。

 

また、蛇口の交換に至った原因が老朽化などの場合は、管理会社または大家さんが交換費用を負担してくれます。蛇口の交換を希望する場合は、まず管理会社に相談しましょう。

蛇口のタイプ別|本体費用相場

蛇口4タイプ

蛇口の交換費用は、蛇口本体の費用によって大きく異なります。蛇口のタイプは主に次の3つで分かれます。

  • 単水栓か混合水栓か
  • ワンホール混合栓かツーホール混合栓か
  • 台付混合栓か壁付き混合栓か

ここでは蛇口のタイプ別に本体費用相場を解説します。

蛇口のタイプ|単水栓か混合栓か

単水栓と混合栓

蛇口のタイプは大きく分けて、単水栓か混合栓かの2つに分かれます。それぞれの特徴と本体費用相場を下記の表にまとめました。

特徴 本体費用相場
単水栓 1つの蛇口から水かお湯どちらかしか出ないタイプ。屋外の蛇口や洗濯機用の蛇口の多くは水しか出ない単水栓。 2,000円〜4,000円
混合栓 1つの蛇口から水もお湯も出るタイプ。キッチンやお風呂、洗面台には一般的に混合水栓が使われている。 1万円〜5万円

蛇口のタイプ|ワンホール混合栓かツーホール混合栓か

ワンホール水栓とツーホール水栓

上記のイラストの通り、蛇口には取り付ける給水管の穴が1つのタイプと2つのタイプがあります。それぞれの特徴は下記のとおりです。

特徴 本体費用相場
ワンホール混合栓 蛇口を取り付ける給水管の穴が1つのタイプ。 1万円〜10万円
ツーホール混合栓 蛇口を取り付ける給水管の穴が2つのタイプ。取り付けの際はそれぞれの穴の距離を測る。 1万円〜1.5万円

蛇口のタイプ|台付き混合栓か壁付き混合栓か

台付き水栓と壁付き水栓

蛇口のタイプには台付き混合栓と壁付き混合栓の2つのタイプがあります。それぞれの特徴と本体費用相場は下記のとおりです。

特徴 本体費用相場
台付き混合栓 給水管の取り付穴がシンクや洗面台の上にあり、蛇口を台に取り付けるタイプ。 2万円〜5万円
壁付き混合栓 給水管の取り付け穴が壁にあり、蛇口を壁に取り付けるタイプ。 1万円〜3万円

蛇口交換を頼む業者の選び方

悩んでいる女性

蛇口交換を依頼する業者は、下記のポイントを踏まえて選びましょう。

  • 水道局指定工事店
  • 保証が充実している
  • 料金設定が明瞭

それぞれ詳しく解説します。

水道局指定工事店

蛇口交換を依頼する際は、水道局指定工事店を選びましょう。水道局指定工事店とは、その地域の水道局から水道工事を適切に行える修理業者として認められている業者のことを指します。

 

蛇口の交換のみであればどの水道業者でも施工は可能ですが、トラブルを伴う場合はに指定工事店に任せた方が安心です。

保証が充実している

蛇口交換を依頼する場合は、保証やアフターフォローが充実している業者を選びましょう。蛇口交換直後は問題がなくても、数日後にトラブルが発生するケースもあります。

 

そうした万が一の場合でも、保証やアフターフォローを用意している業者であれば安心です。蛇口交換を依頼する際は確認しておきましょう。

料金設定が明瞭

蛇口の交換を依頼する際は、料金が明瞭に設定されている業者を選びましょう。蛇口交換を行う業者の中には、料金設定を曖昧にして高額な費用を請求する悪徳業者も存在します。

 

ホームセンターや家電量販店に依頼する場合はどんな業者がくるかわからないため、確認する術はありませんが、自分で業者を選べる場合はホームページなどでしっかり料金を確認しましょう。

蛇口交換は自分で行うことも可能

蛇口修理に必要な道具

道具と知識さえあれば、蛇口本体のみを購入して自分で交換することも可能です。自分で蛇口交換をする場合に必要な道具と手順は以下のとおりです。

 

【用意するもの】

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • モンキーレンチ
  • 六角レンチ

【自分で蛇口交換をする手順】

  1. マイナスドライバーで止水栓を閉め、給水を止める(止水栓がない場合は、元栓を閉める)
  2. ナットを緩め、蛇口を取り外す
  3. 新しい蛇口本体と部品を取り付ける
  4. 新しい蛇口の逆止弁を給水管と接続する
  5. 逆の手順で止水栓を開け、水の出方に問題がないことを確認(元栓を閉めた場合は、元栓を開ける)

自分で蛇口を取り付ける場合にかかる費用は本体の購入費のみとなるため、出費を抑えることができます。

 

ただし、取り付けに失敗すると水漏れなどのトラブルに発展し、余計な修理費用がかかる可能性もあります。DIYに慣れていなかったり、工具やパーツの扱いに慣れていない人は、無理に自分で交換せずに業者へ依頼しましょう。

 

⇒『クリーンライフ』に蛇口交換の相談をしてみる

蛇口交換をどこに頼むか悩んだら

今回は、蛇口交換の依頼先と業者の選び方、交換費用相場について解説しました。

 

蛇口交換はメーカーやホームセンター、家電量販店などで交換できますが、水回りのことは水道のプロである水道修理業者への依頼がおすすめです。蛇口は自分で交換することも可能ですが、失敗した場合はトラブルに発展する可能性があります。

 

業者選びに迷う場合は、私たち『クリーンライフ』にお任せください。水道局指定工事店として、蛇口交換をスピーディーに解決します。

⇒『クリーンライフ』に蛇口交換の相談をしてみる

2021.10.22

そろそろ新しい蛇口にしようかとご検討中の方に、蛇口にはどんな種類があるのか、設置場所ごとに合った蛇口はどんなものなのか解説します。

 

さまざまな種類のある蛇口の特徴を知って、設置場所にあったものを選びましょう。種類や名称を知っておけば、業者への依頼の際もスムーズです。

 

本記事では、コストを抑えるために、自分で蛇口を交換する手順も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

蛇口の種類

蛇口

蛇口の種類は、一般的に単水栓と混合水栓の2種類です。それぞれについて解説します。

単水栓

単水栓と混合栓

単水栓は、水またはお湯のどちらか一方だけが出るタイプの蛇口です。洗濯用や屋外に設置されている蛇口は単水栓が多く、シンプルな構造でハンドルやレバーを回すだけで開閉できます。

 

設置場所や用途によってさまざまな種類があり、「水栓コマ」または「ケレップ」と呼ばれる部品で水をせき止めています。

横水栓・立水栓

庭や駐車場で利用されている蛇口です。

 

横水栓は壁に設置されているタイプです。一方、立水栓は柱に設置されるタイプなので、適切な壁面がない場所でも設置できます。

万能ホーム水栓

万能ホーム水栓

万能ホーム水栓は、スパウトの向きを変えられる水栓です。学校の校庭に設置されていた水栓で、スパウトの向きを変えて水を飲んだ経験のある方は多いでしょう。

 

ガーデニングなどで、ジョウロに水を入れる場合に使いやすいタイプです。

自在水栓

自在水栓は、スパウトの向きが左右に移動するタイプです。古い住宅の台所で使用されていたため、レトロなデザインにしたい方が選んでいます。

混合水栓

蛇口4タイプ

混合水栓は、水とお湯のどちらも出るタイプの蛇口です。キッチンや洗面台、浴室などに設置されていて、ハンドルやレバーで温度調整をします。「バルブカートリッジ」と呼ばれる部品で水をせき止めています。

 

混合水栓の種類は主に、次の3種類です。

ツーハンドル混合水栓

ツーハンドル混合水栓は、水とお湯のハンドルが2つ付いている蛇口です。構造は単水栓と同じで、それぞれのひねり具合で温度調整をします。

 

昔はハンドルタイプがよく使われていましたが、現在はレバータイプが主流になっています。水量を調節しなければいけないので、温度調整が難しいのが特徴です。

シングルレバー混合水栓

シングルレバー混合水栓は、1つのレバーで水またはお湯の出る量や温度を調整できる蛇口です。簡単に水量と温度の調整操作ができるため、作業が多いキッチンなどに設置されています。

 

ハンドル操作は、左右で温度調整、上下で吐水量の調整操作ができます。ただし、上下の吐水量調整レバーは、2000年以降は上げるタイプで統一されています。

サーモスタット式混合水栓

サーモスタット式混合水栓は、一般的に浴室で使われる種類の蛇口です。サーモスタットカートリッジの性能で、設定した温度に水温を自動調節してくれます。

 

温度調整されたお湯が出るまでの時間が短く、一定温度を保ってくれて経済的にも優しいです。

設置場所に合う蛇口の種類

キッチン

蛇口は、設置場所や取付方法によって合う種類が異なります。それぞれに合ったタイプの蛇口を選んでください。

キッチン

キッチンに合う蛇口の取り付けタイプは、次の4つです。

台付きワンホール

ワンホール水栓とツーホール水栓

キッチン天板に穴を1つあけて取り付けられている蛇口です。

 

取り付け穴は各メーカーにより異なりますが、33~55㎜が一般的です。基本、取り付け穴のサイズは共通のため、そのまま取り替えられます。

台付きツーホール

キッチン天板やステンレスプレートに穴を2つあけ、取り付けられている蛇口です。取り付け穴と穴の間は各メーカー共通で203mmのため、そのまま交換可能です。

 

ただし、アパートやワンルームマンションのミニキッチンの場合は、102mmが一般的な距離になります。

壁付き

シンク上の壁に取り付けるタイプの蛇口です。水とお湯の給水管の距離が、105~225mmであれば交換できます。壁の中にある配管はそのままで、本体と取り付けの脚のみのため、簡単に交換が可能です。

分岐水栓

分岐水栓は、キッチンに食洗機を設置する際に必要な水栓です。設置されている蛇口の種類(メーカー・型番)を調べ、マッチするタイプを取り付けましょう。

浴室

浴室に適した蛇口の取り付けタイプは、次の2つです。

台付き

台付き水栓と壁付き水栓

蛇口が直接浴槽に取り付けられているものが台付きタイプです。一般的に壁付き蛇口が多いですが、浴槽のタイプによっては台付き蛇口が使われています。

 

浴槽から離れている場合でも、台についていれば台付き蛇口といわれています。台付き蛇口が故障して交換が必要な場合は、「浴槽のメーカーが提供している台付き蛇口」を選んでください。

壁付き

一般的に浴室の蛇口は、壁付きタイプです。壁の中に埋められた給水管と蛇口が繋がっています。そのため、交換の際は給水管の取り付け部分と、蛇口のアーム幅が一致したものを選んでください。

 

また、台付きか壁付きか確認した上で、温度調整できるサーモスタットの有無を選びましょう。

洗面台

洗面台に合う蛇口は、取り付けタイプ別に次の4つです。

台付きワンホール

洗面台の天板に穴を1つあけて取り付けられている蛇口です。取り付け穴は各メーカーともに直径35mm前後で、ほとんどそのまま交換できるでしょう。

 

現在使用しているメーカーと同じものがおすすめですが、互換性を確認できれば、他のメーカーでも問題ありません。

台付きツーホール

洗面台の天板に穴を2つあけて取り付けられている蛇口です。取り付け穴は、ほとんどのメーカーともに直径25mm前後で、穴と穴の間は102mmになります。現在使用中のメーカーと同じものがおすすめです。

 

台付きツーホールも、互換性を確認できれば違うメーカーでも問題ありません。

台付きコンビネーション

台付きコンビネーションタイプは、洗面台の天板や洗面器に操作部とシャワー部が独立しているタイプです。

 

ツーホール水栓にコンビネーションタイプ、またはコンビネーションタイプにツーホール水栓を取り付けることはできません。

 

商品によって異なるため、現在使用しているメーカーと同じものがおすすめです。

シャワーヘッド付き

シャワーヘッド付きは、名前の通り先端にシャワーヘッドが付いた蛇口です。現在は、洗面台の蛇口はシャワーヘッドが主流となっています。

 

ワンホールまたはツーホールかに限らず、「洗面台メーカーが提供している蛇口」に交換するのが基本です。

 

交換できる蛇口の種類は、各メーカーに問い合わせるか、インターネットで品番を検索して調べられます。

洗濯機

洗濯機に合う蛇口のタイプは、次の3つです。ただし、洗濯機の蛇口交換の際は、ニップルと給水ホースも適したものを選ばなければなりません。

万能ホーム水栓

万能ホーム水栓は、アパートまたは古いマンションに多く設置されているタイプです。昔、二層式洗濯機は、庭で使用するような水巻き用のホースで給水していたため、万能ホーム水栓の蛇口が設置されています。

 

ただし、現在の全自動式洗濯機の給水ホースは、そのままだと取り付けることができません。ニップルを取り付ける必要があります。

洗濯機用ワンタッチ水栓

洗濯機用ワンタッチ水栓

洗濯機用ワンタッチ水栓は、ワンタッチで給水ホースを取り付けられます。

 

簡単に取り付けられますが、止水弁が付いていません。給水ホースが外れてしまえば水漏れが起こるので、注意が必要です。

洗濯機用ストッパー付き水栓

洗濯機用オートストッパー付き水栓

洗濯機用ストッパー付き水栓は、「オートストップジョイント」ともいわれています。主に、新築マンションや築浅マンションに設置されているタイプです。

 

万が一、給水ホースが外れてしまった場合でも、自動で水が止まります。

屋外

屋外に設置する蛇口のタイプは、散水栓と立水栓です。違いは形状で、それぞれについて説明します。

散水栓

散水栓は一般的に、玄関回りや駐車場付近に設置する地中に埋め込むタイプの蛇口です。

 

利用するときにフタを開けて、ホースに取り付けなければいけません。使用頻度が高い場合は手間がかかるので、不便に思われるでしょう。

 

また、蛇口にホースをつけたままにすることも可能ですが、きちんとフタが閉まらず、土や枯れ葉がボックスの中に溜まってしまう場合があります。使用頻度や設置場所に合わせて選んでください。

立水栓

立水栓は、同じ屋外で使用する散水栓とは形状が異なり、地面に設置する柱型のものです。毎回ホースを取り付けなければいけない散水栓とは違い、ホースを繋いだままで利用できます。

 

さまざまなデザインの立水栓があるので、おしゃれなものにしたい方や使用頻度が高い方におすすめです。ガーデニングの水やりや、ペットの足洗いなどにも活用できます。

蛇口のパーツ・機能の種類

蛇口の種類以外に、蛇口のパーツのデザインや機能の種類でも選べます。

ハンドル・レバー

蛇口の水を出したり止めたりするシステムは、以下の2種類です。

  • ハンドル式
  • レバー式

どちらが使いやすいというわけではありません。

 

ハンドル式は、ひねって回すタイプ。レバー式はレバーを上下に動かして水の開閉をし、左右に動かして温度調節をするタイプです。

スパウトの形

スパウトの形は、キッチンの印象を大きく変えます。主に以下のような種類があり、形状だけではなく太さでも印象が変わるのでじっくりと選んでください。

  • ストレート
  • L字
  • U字
  • グースネック
  • フレキシブルスパウト

特に海外製は、おしゃれなデザインが豊富です。しかし、故障してもパーツを簡単に見つけられないことがあるので、その点も考慮して選びましょう。

機能付き

プラスアルファの機能がついたタイプの水栓です。以下のようなタイプが人気を集めています。

  • 伸縮自在のホース付きのシャワーがついたタイプ
  • 浄水機能付きでいつでも美味しいお水が飲めるタイプ

シャワー付きなら、キッチンのシンクや洗面台のボウル全体のお掃除が楽々です。シャワーで洗うと少しの水で綺麗になるので、節水効果も。

 

浄水機能付きは、たっぷり浄水を利用できます。浄水器の場所を取らず、ウォーターサーバーやミネラルウォーターよりコスパが良いのが魅力です。

蛇口の交換が必要なとき

蛇口

蛇口はどのタイミングで交換が必要なのか、知らない人も多いのではないでしょうか。そこで、蛇口の寿命や交換が必要なときについて説明します。

蛇口の寿命

使い方や使用頻度にもよりますが、蛇口の寿命は約10年といわれています。多くの家庭で、10年以上使用されていることも多いのではないでしょうか。

 

蛇口は経年劣化するので、耐用年数を超えて使用されている場合は、不具合が起こる前に交換を検討してみてください。

蛇口の故障

蛇口の故障でよくある症状は、以下の通りです。

  • 水が止まらない
  • 水の出が悪い
  • ハンドルが固い
  • 温度調節ができない

上記の症状が出た場合は、交換が必要です。自分で交換するか業者に依頼しましょう。

蛇口の交換方法

蛇口を点検する水道修理業者

蛇口の交換は、自分でするか業者に依頼するかの2択です。設置されている蛇口と同じタイプであれば、簡単に交換できるでしょう。それぞれについて詳しく説明します。

自分で交換する場合

蛇口の交換のみであれば、自分で行えます。自分で蛇口交換するときの手順は、以下の通りです。

交換手順

自分で蛇口交換を行うときは、必要な工具やアイテムを事前に準備しておきましょう。 新しい蛇口を購入するだけでなく、ドライバーやスパナなどの工具が必要になります。

 

蛇口の交換手順は以下の通りです。

  1. 止水栓を閉める
  2. 交換したい蛇口を取り外す
  3. 付着している汚れやサビを取り除く
  4. 新しい蛇口を取り付ける
  5. 止水栓を開ける

水が出るかどうか、確認してください。

注意点

自分で交換すれば費用は軽減できますが、デメリットも把握した上で、自分で交換するかどうか判断してください。デメリットとして挙げられるのは、次の通りです。

  • 交換作業が失敗すれば、別のトラブルが発生する可能性がある
  • 必要な工具を準備しなければならない
  • 無駄な費用が発生する可能性がある

これらに注意し、蛇口の交換を行いましょう。

業者に修理を依頼する場合

自分で蛇口を交換できない・自信がない場合は、水道修理業者に依頼することをおすすめします。交換の際にトラブルが発生する可能性もあり、スムーズに交換するには業者に依頼するといいでしょう。

 

相場や業者選びの注意点などを紹介しますので、参考にしてみてください。

費用の相場

蛇口の交換にかかる費用は、取り付け場所や蛇口の種類によって異なります。そのため費用の相場は幅広く、10,000~50,000円程度です。

 

蛇口の種類別の、交換のみの費用相場は以下の通りです。

蛇口の種類 費用相場
ワンホール混合栓 7,000円〜11,000円
ツーホール混合栓 10,000円〜13,000円
壁付き混合栓 7,000円〜27,000円
台付き混合栓 10,000円〜13,000円
単水栓 15,000円~30,000円

水道修理業者によっては、出張費や深夜・早朝・休日の割増料金が加算されることがあります。問い合わせ時に、加算されるかどうか、加算される条件等を聞いておくと安心です。

業者の選び方

業者を選ぶ際、安いだけで選んでしまうと適切な対応がされなかったり、新たに水漏れが発生したりする場合があります。口コミ評価やアフターサービスがあるかどうかなど、依頼する前に確認しておきましょう。

 

信頼のおける業者を選ぶためにも、さまざまな情報を精査して依頼することをおすすめします。次の項では、業者選びの注意点を紹介していますので、参考にしてみてください。

業者選びの注意点

業者を選ぶときには、以下の注意点を押さえておきましょう。

  • 複数社の見積もりをとる
  • 出張費や見積もりに費用が発生するか
  • キャンセル料が発生するか

見積もりは、1社だけでは適正価格かどうかの判断が難しいです。そのため、複数社の相見積もりで比較してみてください。また、見積もりの内容に不明な点があれば、きちんと説明してくれる業者を選びましょう。

 

出張費や見積もりは無料の業者が多いですが、費用が発生する業者もあります。依頼する前に、公式サイトや電話で事前に確認してから依頼してください。キャンセル料も業者によって異なるので、なるべく費用を抑えるためにも事前に調べておきましょう。

蛇口の種類でお悩みなら

蛇口

蛇口と一言で言っても、さまざまな種類やタイプがあります。設置場所や使用用途によって、適した蛇口を選ぶことが大切です。

 

もし蛇口の種類でお悩みでしたら、私たち『クリーンライフ』にお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが親切・丁寧に説明し、お悩みを解決します。

 

24時間365日対応しており、メールやLINEでも無料相談を受けつけています。

 

⇒クリーンライフに蛇口の種類を相談をしてみる

2021.10.22

水道蛇口の交換費用を、蛇口の種類ごとにお伝えします。水道修理業者の実際の料金をもとに、費用相場をまとめていますので、参考にしてみてください。

 

蛇口の寿命は、概ね10年といわれています。10年以上の蛇口は、水漏れなどの不具合が生じやすくなるので、交換を検討しましょう。

 

記事の後半では、蛇口の交換費用を安くする方法も解説しています。

水道蛇口の交換にかかる費用の内訳

洗面台の蛇口

業者による蛇口交換でかかる費用は、以下の合計です。

  • 作業料金
  • 部材費(蛇口本体の費用)
  • 廃棄料
  • 基本料金

基本料金は、作業に関係なく発生する料金で、業者によって異なります。以下のような料金がかかります。

 

基本料金 0円〜5,000円
夜間・早朝・休日の割増料金 0円~10,000円
出張費 0円〜5,000円
見積もり 0円

 

ご自分で蛇口を交換すれば作業料金は0円ですが、以下のような道具がなければ購入が必要です。

ウォーターポンププライヤー 2,500円〜10,000円
モンキーレンチ 1,800円〜12,000円
立水栓締め付け工具 1,900円〜
ドライバー 1本350円〜

(参考:モノタロウ)

 

蛇口の種類によって、必要な道具が異なります。

水道蛇口の種類別における交換費用の相場

単水栓と混合栓

蛇口の交換費用がどのくらいかかるのか、ハウスラボホーム・イースマイル・水の110番救急車の3社の料金表を参考にして、相場を計算しました。

 

蛇口の種類 交換費用の相場
単水栓 16,427円
2ハンドル混合水栓 18,627円
ワンホールシングルレバー水栓交換 22,293円

上記の費用は、作業料金の相場です。交換する蛇口本体の価格によって、大幅に金額が上下します。古い蛇口の廃棄の費用がかかる場合もあります。

 

【参考サイト】

https://www.esmile-24.com/faucet/
https://www.xn--24-ke4aw96xp8c.com/faucet/
https://www.mizu110119.com/price/#faucet

交換時に費用が高くなりやすい水道蛇口

蛇口の交換費用は、単水栓か混合水栓で多少違います。交換費用を大きく変えるのは、蛇口本体の値段です。高性能の蛇口やデザインが凝った蛇口を設置すると、高額になります。

 

【キッチンで高くなりやすい蛇口】

  • タッチレス
  • 浄水器付き

タッチレスの蛇口に交換する際は、電気工事の費用も必要です。

 

【浴室で高くなりやすい蛇口】

  • サーモスタット付き

 

【洗面台で高くなりやすい蛇口】

  • シャワーホース付きタイプ
  • コンビネーションタイプ(シャワーが独立している)
  • タッチレス

以下の記事で、蛇口の種類について解説しています。機能についても説明しているので、蛇口を選ぶ参考にしてください。

水道の蛇口を交換する際の費用相場【場所別】

料金相場

全国展開している水道修理業者、ハウスラボホーム・イースマイル・水の110番救急車3社の料金をもとに、水回り場所別に蛇口交換の費用相場を解説します。

 

交換費用が高額になるケースについても説明するので、参考にしてください。

キッチンの蛇口交換の費用相場

キッチンの蛇口は使用頻度が高く、作業しながら使うことが多いので使いやすさを考慮したいものです。

 

シングルレバーのワンホール混合栓は、レバーを左右に動かして温度調節、上下に動かして水量を調節できるので、需要の高い蛇口です。

 

蛇口の種類 施工費用
単水栓 16,427円
2ハンドル混合水栓 18,627円
ワンホール混合栓 22,293円

最近では、タッチレス水栓も徐々に利用者が増えています。タッチレス水栓は本体価格が高額なだけではなく、電気工事など作業プロセスが多いので、交換費用がかさみます。

 

以下の記事で、キッチン蛇口の交換方法や蛇口の種類についてわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

お風呂の蛇口交換の費用相場

お風呂の蛇口交換の費用相場をお伝えします。

 

蛇口の種類 施工費用
単水栓 16,427円
壁付き水栓 20,350円
シャワーホースの交換 10,390円
シャワーヘッドの交換 10,390円

壁に設置するタイプ、デッキ(浴槽の上に設置する)タイプなど設置方法もさまざまです。設置方法を変えると、追加工事があり施工費用が高額になります。

 

浴室で利用が増えている、温度調整が簡単なサーモスタット混合水栓。業者の料金表には記載がありませんが、施工事例を見ると、本体とあわせて50,000円〜90,000円が多い傾向です。

 

また、水道水の硬度を低減してお肌に優しくする蛇口、ミスト状のシャワーなど、さまざまな機能付きの蛇口は高額になります。

洗面台の蛇口交換の費用相場

洗面台の蛇口は、歯を磨いたり、顔を洗う程度なら単水栓で十分です。しかし、手洗いしかできない衣服を洗ったり、シャンプーをしたりするために、混合栓を設置するケースもあるでしょう。

 

蛇口の種類 施工費用
単水栓 16,427円
デッキ式混合栓 24,200円
ワンホール混合栓 22,293円

もともと単水栓が設置されており、給湯管が設置されていない場合は、給湯管の設置工事が必要です。

 

また、コンビネーションタイプのシャワーが独立したタイプの蛇口は、本体価格だけでも高額です。さらに、蛇口設置の穴と別にシャワー用の穴の設置、給湯栓・給水栓との接続工事が必要で、施工費も高くなります。

 

下の記事で、洗面台の蛇口交換のやり方や蛇口の種類についてわかりやすく説明しているので、参考にしてください。

洗濯機の蛇口交換の費用相場

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洗濯機の蛇口は、単水栓が主流です。洗濯機専用の壁に、ピッタリと収まるタイプが増えてきました。

 

蛇口の種類 施工費用
単水栓 16,427円

ホースが外れても水漏れしないように、自動的に止水する機能がついた蛇口(オートストッパー付き水栓)が安心です。

 

洗濯機の蛇口の種類、交換方法については、以下の記事が参考になります。

水道の蛇口を安い費用で交換する方法

対処法

蛇口交換の費用を抑える方法を、まとめました。以下を参考にして、お得に交換してください。

安い蛇口を選ぶ

TOTOやLIXILは、高額なモデルが多い傾向です。以下のようなメーカーの製品が、高品質で値段が抑えられています。

  • 三栄水栓(SANEI)
  • カクダイ(KAKUDAI)
  • KVK
  • ホームセンターのオリジナル水栓

シャワー付き、浄水器付きといった機能が本当に必要なのかどうかを検討し、グレードを少し下げて安い蛇口を選んでも、費用を抑えられます。

自分で蛇口を交換する

DIYに慣れていて道具が揃っていれば、ご自分で蛇口を交換すると、作業料金を節約できます。

 

ただし、蛇口交換を失敗すると、水漏れなどが始まります。蛇口を取り外した際に給水管に問題があった場合など、専門的な知識が必要なケースでは、ご自分で対処できません。

 

もし蛇口の交換に失敗した場合は、業者に頼んで交換してもらうことも可能です。しかし、途中から依頼すると、誤った作業のやり直しなどで高額の費用が必要になるケースもあります。

蛇口の交換だけを依頼する

ホームセンターのバーゲンやネットショップで安い蛇口を購入して、取り付け工事のみを依頼すると交換費用を抑えられます。

 

ただし、業者によっては、用意している蛇口交換の作業費用を高額に設定しています。また、設置できる蛇口だと思っていたら、設置できない場合も。

 

蛇口を設置する穴(ホール)のサイズが異なった場合は、穴を開け直すなどの追加料金がかかり、結果的に高額になってしまいます。

 

結果的に高くなる可能性もあるので、慎重に蛇口を選んでください。

蛇口の購入と交換をまとめて依頼する

蛇口を購入した際に交換も依頼すると、安くできるケースがあります。ホームセンターや家電量販店などで、セット割があるかどうか確認してみましょう。

 

ただし、ほとんどの場合、施工業者は外注で店舗と契約している業者です。希望の業者を選べません。また、業者に直接コンタクトを取らず、店舗を通しているので、施工日時の決定が遅くなりがちです。

水道蛇口の実際の交換費用

蛇口の交換費用が実際にどのくらいになるのか、『クリーンライフ』の交換費用を紹介します。

キッチン(ワンホール混合栓)の蛇口交換の費用

ワンホール混合栓は片手操作で温度調整ができ、使いやすいため、システムキッチンでは定番の蛇口です。

 

基本料金 3,300円
作業料金 16,500円
ワンホール混合栓の本体価格 35,750円
合計金額 55,550円

※すべて税込。

 

WEB割引3,000円で、実際にお支払いされた金額は52,550円です。ワンホール混合栓のようにグレードが高い蛇口は、費用が高額になります。

洗濯機(単水栓)の蛇口交換の費用

洗濯機の蛇口交換は、本体価格に対して少し高く感じるかもしれません。しかし、洗濯機との接続部での水漏れが起きやすいため、プロの水道修理業者が設置した方が安心できます。

 

基本料金 3,300円
作業料金 13,200円
単水栓の本体価格 8,580円
合計金額 25,080円

※すべて税込。

 

WEB割引3,000円で、実際に支払った金額は22,080円です。単水栓は水、またはお湯のみが出る蛇口で機能が限られるため、交換費用はあまり高くはありません。

水道の蛇口交換を頼む業者の失敗しない選び方

ご自宅に入って蛇口交換をする業者。トラブルにならないためにも、以下の3つのポイントを押さえて信頼できる業者を選びましょう。

  • 公式サイトを確認する
  • 口コミを確認する
  • 見積もりで料金が適切か確認する

それぞれについて、解説します。

公式サイトを確認する

公式サイトで以下を確認して、きちんとした企業かどうかを確認しましょう。

  • 会社概要に、本社住所・創業年などが記載されている
  • 料金システムをわかりやすく説明している
  • 実績数や資格など、情報が網羅されている
  • 実際の施工事例の写真を掲載している

公式サイトで会社概要や実績などがわかりにくい業者や、載せていない業者はあまり信頼できません。

 

以下の記事で、蛇口交換を依頼できる業者の種類や特徴、選び方を解説しているので、参考にしてください。

口コミを確認する

実際に利用した人の口コミを、参考にしましょう。Googleのレビューや水道関連のサイト、公式サイトを見ると、口コミが掲載されています。

 

口コミは、数多く見ることが大切です。中には、ライバル会社が書いた誹謗中傷する嘘の口コミや、自社関係者による褒めすぎている口コミも混じっています。たくさん読むことで、本当の口コミが見えてきます。

 

特に注目したいのは、料金トラブルです。「見積もりしたのに提示した値段より高額だった」というような口コミがある業者は、利用しないようにしましょう。

見積もりで料金が適切か確認する

今回、この記事で蛇口の交換費用の目安を紹介しました。

 

目安の料金より高額すぎるのは問題ですが、安すぎても信用できません。安すぎる料金を提示する業者は、施工後に追加料金を請求する悪徳業者の可能性があります。

 

適正価格で運営している業者がおすすめです。見積書を確認して、適切な料金か確認して依頼しましょう。

 

できれば3社以上の業者に相見積もりを依頼すると、適正価格かどうかわかります。業者の態度なども見られるので、希望に合った業者を選べます。

水道蛇口の交換費用を無料見積もりで確認したいときは

水回りの快適性を維持するうえで、水道蛇口の交換は定期的に必要な作業です。

 

きちんとした知識があれば、費用を抑えるために自分で蛇口を交換する選択肢もあります。しかし、不安な場合は、専門業者に任せることをおすすめします。

 

蛇口の交換で困った際は、私たち『クリーンライフ』へご相談ください。水漏れなどの緊急性が高い症状であれ、迅速に対応いたします。

 

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2021.10.22

止水栓は、開閉することで水量を調節したり、水の供給を開始したり止めたりする役割があります。

 

水漏れが起きたときには、止水栓を閉めることで水漏れ被害の拡大を防ぐことが可能です。

 

そこで今回は、止水栓について役割や設置場所を解説していきます。

 

止水栓と間違えやすい元栓との違いも説明しますので、適切な取り扱い方や、万が一の際の対処法を確認しておきましょう。

止水栓とは

止水栓

水回りに設置されている止水栓には、次のような役割があります。

  • 水道など、水回りの水を止める
  • 水の勢いを調節する

止水栓には、水回りごとの水量を調節する役割があります。キッチン、トイレなど場所別に止水栓が設けられており、特定の水を停止したり水量を調節することが可能です。

 

水の勢いを調節することもできるので、水流を少し強めたり、弱めたりもできます。

 

特定の場所で水漏れが起こった場合には、止水栓を閉めることで水漏れ被害の拡大を防げます。

止水栓と元栓は違う

水道の元栓の場所

止水栓と元栓は、どちらも水の供給に関わるものです。

 

止水栓が家中のすべての水回りに設置されている栓であるのに対して、元栓は住宅全体の水量を調節する役割があります。

 

元栓は主に、水道のメーターボックスの中に設置されています。メーターボックスは建物によって場所が異なり、戸建てであれば敷地内の地中にあるケースがほとんどです。

 

元栓を閉めると家中の水の供給がストップされるため、原因が分からない水漏れが発生した際には、元栓を閉める必要があります。

【水回り別】止水栓の場所

水回り

止水栓は、以下のような水回りごとに設置されています。

  1. トイレ
  2. キッチン
  3. 洗面台
  4. お風呂
  5. 給湯器

大体同じような位置に設置されていますので、確認しておきましょう。

トイレは壁または床

トイレの止水栓

トイレの止水栓が設置されているのは、以下の場所です。

  • トイレタンク後方の壁
  • 便器の背面や床

ほとんどの場合、トイレの壁や床に設置されています。

 

温水洗浄便座(ウォシュレット)の止水栓は、便座用の止水栓が別にある機種もありますので、分からない場合は取扱説明書で確認しましょう。

 

トイレの止水栓には、次の3つの種類があります。

  • ハンドル式
  • ドライバー型
  • 内ネジ型

ハンドル式であれば、手でハンドルを時計回りに回すと止水栓を閉められます。

 

ドライバー型、内ネジ型の場合は、マイナスドライバーを使って時計回りに回し、止水栓を閉めましょう。

 

トイレの止水栓については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

キッチン・洗面台は収納部分

キッチン・洗面台の止水栓は、シンク下・洗面ボウル下の収納部分にあるのが大半です。

 

キッチン・洗面台の止水栓の種類は、主に次の2つです。

  • 蝶ネジ型
  • レバー型

蝶ネジ型は、蝶ネジを回して開閉するタイプで、手で開け閉めできます。レバー型はレバーを90度回転させて、開け閉めするタイプです。

 

金属製やプラスチック製など、素材や色はさまざまですが、配管と同じ素材・色であることがほとんどです。

 

キッチンで蛇口が壁に直接設置されている場合は、蛇口と壁をつなぐ部分に止水栓が備えられていることもあります。

お風呂は蛇口

お風呂の止水栓の場所は、蛇口の種類によって異なります。

 

蛇口が壁に直接設置されている場合は、蛇口と壁をつなぐ部分に設置されています。

 

蛇口が浴槽のフチに設置されている場合は、点検口を確認しましょう。

 

点検口は、蛇口の下側、バスタブの側面に設置されています。ネジで取り外せるカバーが設置されているので、ネジを外して止水栓を探しましょう。

給湯器は本体の下

給湯器の止水栓は、給湯器本体の給水管との接続部分にあるケースが多いです。

 

メーカーによっては給湯器の上部に止水栓があるケースもあるので、見つからない場合は取扱説明書で確認しましょう。

 

給湯器には給水管・排水管・ガス管など、さまざまな配管が接続されています。止水栓を開閉するときは間違いのないように、必ず取扱説明書を確認したうえで作業してください。

止水栓の種類と閉め方・開け方

蛇口

止水栓を大きく分けると、3つの種類があります。

  1. ハンドルタイプ
  2. 外ネジタイプ
  3. 内ネジタイプ

ここからは、それぞれの特徴と開閉の仕方を紹介します。

ハンドルタイプ

ハンドルタイプの止水栓は、蛇口のようにハンドルの形状をしています。

 

開けたり閉めたりするのに道具は必要なく、手でひねるだけで簡単に回せるタイプです。

 

時計回りに回すと止水栓が閉まり、反時計回りに回すと開いて水が出ます。

 

基本的には手で簡単に開け閉めできますが、固くて回らないケースもあります。回らないときは強引に回そうとせず、業者に相談するなどしてください。

外ネジタイプ

外ネジタイプの止水栓は、ネジの部分が外に飛び出しており、マイナスドライバーを使って開閉します。

 

外ネジタイプの止水栓が設置されているのは、主にトイレです。

 

ネジ部分が飛び出ているのでマイナスドライバーを差し込みやすく、簡単に開閉できます。水を止めるときは時計回り、給水を再開する場合は、反時計回りにネジを回しましょう。

内ネジタイプ

内ネジタイプの止水栓は、ネジ部分が内側に入り込んでいます。開閉にはマイナスドライバーを使いますが、ネジが入り込んでいるのでドライバーで開閉しにくいのが難点です。

 

マイナスドライバーで回しにくいときは、水回り用の水栓ドライバーを使うと比較的簡単に回せます。

 

回す方向は外ネジタイプと同じで、閉めるときは時計回り、開けるときは反時計回りに回しましょう。

止水栓が回らないときの対処法

対処法

止水栓が硬くて回らないときは、次の3つの対処法を試しましょう。

  1. プライヤーで回す
  2. すべり止め液を使う
  3. 元栓を閉める

無理に回すと破損する恐れがあるので、慎重に作業してください。

ウォーターポンププライヤーを使う

ネジ式タイプの止水栓が回らないときは、ウォーターポンププライヤーを使いましょう。

 

ウォーターポンププライヤーは、ネジをつかんで回す道具です。力を入れすぎたり直接つかむとネジが変形する恐れがあるため、プライヤーとネジの間に布を挟むとよいでしょう。

 

ハンドルタイプには、ウォーターポンププライヤーは使えません。ハンドルタイプが固くて回らないときは、ゴム手袋をはめると力が入って回しやすくなります。

すべり止め液を使う

ネジがつぶれて変形している「ネジなめ」状態のときは、すべり止め液を使うのが有効です。

 

ネジの頭にすべり止め液を1、2滴たらすと、ネジが摩擦しやすくなりネジなめを防げます。

 

すべり止め液は、ホームセンターやネットで1,000円程度で購入できます。

 

すべり止め液が有効なのは、軽いネジなめの場合です。完全につぶれている場合は効果が薄いので、別の方法を試しましょう。

元栓を閉める

水漏れで止水栓を閉めたいのに回らないときは、水道の元栓を閉める方法もあります。

 

元栓を閉めれば家中の水の供給が止まりますので、水漏れの応急処置として有効です。ただし、すべての水回りが使えなくなるので、多少の不便さはあります。

 

水道の元栓がどこか分からないときは、以下の記事を参考にしてください。元栓の場所と開閉の仕方を、分かりやすく解説しています。

止水栓でトラブルが起きてお困りなら

止水栓の開閉は難しい作業ではなく、設置場所や止水栓の種類を知っていれば簡単にできます。

 

しかし、長く放置された止水栓は、固くて回らないこともあります。無理に回そうとしてネジがつぶれてしまうと、自分では対処できなくなることもあるでしょう。

 

止水栓のトラブルでお困りのときは、私たち『クリーンライフ』にご相談ください。止水栓を含む水回りのトラブルに年中無休で対応していますので、夜間や早朝でもすぐに駆けつけて対応いたします。

 

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2021.10.22

水道の水漏れを発見したときの最初にできる対処方法は、水道の元栓を止めることです。建物によって水道の元栓がどこにあるのか、どんな役割があるのかなどを詳しく解説します。

 

どこに水道の元栓があるのかを知っていればすぐに対処できますが、探している間にも水漏れは止まりません。

 

本記事では、元栓の設置場所や止水栓との違いも解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

水道の元栓はどこにあるのか?建物別の設置場所

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水道の元栓が設置されている場所は、建物によって違います。水道トラブルが発生する前に、それぞれの建物の設置場所を確認しておきましょう。

戸建て住宅

戸建て住宅の場合は、戸建てごとに個別に水道の元栓が設置されています元栓は、青色の四角いプラスチック、または金属製のフタで地中に埋め込んでいる水道のメーターボックスの中にあります。

 

フタを開ければ、水道の使用量のメーターと元栓が設置されているでしょう。フタ自体が見当たらなければ、土や枯れ葉などで隠れている場合もあるので、入念に探してみてください。

 

水道の元栓の場所を事前に知っておけば、万が一のトラブルの際すぐに対処できるので、被害を最小限にできます。

マンション

マンションの場合は、玄関のすぐ近くにある鉄製扉の中に水道の元栓が設置されています。扉の中に水道メーターやガスメーターがあり、住戸ごとに取り付けられているので、比較的見つけやすいでしょう。

 

設置場所は、マンションだけでなく、団地などの集合住宅でも同様の配置になります。間取り図には、「PS(パイプシャフトあるいはパイプスペース)、MB(メーターボックス)」と記載されています。

アパート

アパートの場合は、築年数によって井戸水を使用していることもありますが、水道の元栓は一般的に戸建て住宅と同様、地中に埋まっているメーターボックスの中にあります。部屋ごとに埋め込んであったり、敷地内の隅に設置されていたりします。

 

水道局に確認すれば、水道の元栓の設置場所を教えてくれますが、管理会社や大家さんでも把握しているので、分からなければ聞いてみるといいでしょう。

 

万が一、アパート全体の元栓を閉めてしまったら、全部屋の水道が止まってしまいますので、気をつけてください。

ビル

ビルの場合、水道の元栓はビル全体をコントロールできるので、基本的に関係者以外は立ち入れないところにあります。元栓を閉めると、ビル内全ての水道が止まってしまうため、ビルの管理者が管理しています。

 

そのため、やむを得ない事情などでどうしても水道の元栓を閉めなければならないときは、ビルの管理者に相談してください。

水道の元栓の役割

給水管の凍結防止対策6選

水道の元栓には、どのような役割があるのでしょうか。役割を知っていれば、水道トラブルが起きたときに役立ちますので、それぞれ説明します。

水漏れを止める

どこかわからない水漏れが発生したときに、水道の元栓を閉めれば、水漏れを止めることができます。手に負えないような水漏れが発生したら、応急処置として元栓を閉めれば、素早く水を止められます。

 

ただし、元栓を閉めれば、供給されている水道設備すべてが使えなくなるので、生活に支障をきたしてしまうでしょう。そのため、なるべく早く水道修理業者に相談してください。

水道管の凍結防止

寒冷地方では、さまざまな要因で水道管が凍結してしまいます。水が凍結してしまうと、水が膨張して水道管に亀裂が入ったり、破裂したりします。

 

主な凍結の原因としてあげられるのは、以下です。

  • 外気温が0℃になったとき
  • 気温が氷点下に近く、風が強いとき

そのため、長期で家を留守にしたり、事前に冷え込むとわかっている日には、水道の元栓を閉めて水の流れを止めます。事前に対策をしておくことで、水道管の凍結を防げるでしょう。

 

ただし、元栓を閉めるだけでは不十分なので、水抜きもきちんとしてください。

水道の元栓の開閉方法

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次に水道の元栓の開閉方法について、注意点も含めて説明します。

水道の元栓の開け方

水道のメーター横に設置されている元栓には、バルブがついています。水道の元栓の開け方は全国共通で、反時計回りにまわします。

 

ここで気をつけなければいけない点は、中途半端に開けておくことです。節水目的で「半分くらいに」と考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、中途半端にしておくと、止水機能に支障をきたす可能性があります。

 

そのため、水道の元栓を開けるときは、全開にしてください。ただし、バルブのタイプによっては、全開にした後に少し戻しておく方がいい場合もあります。

 

どれくらい開けたらいいのか分からない場合や不安なときは、管轄の水道局に問い合わせてみてください。

水道の元栓の閉め方

水道の元栓の閉め方も全国共通で、バルブを時計回りにまわします。元栓はハンドルのついているタイプと、溝のあるタイプの2種類です。

 

閉めるときに気をつけなければいけないのは、締めすぎることです。締めすぎるとバルブの故障にもつながるので、自然に回るところまでで留めておきましょう。

 

もし元栓を閉めても水が止まらない場合は、バルブの劣化や故障している可能性があるので、なるべく早く水道修理業者に相談してください。

 

水が止まったかどうかの確認はメーターが回っていないか、蛇口をひねって水がでないかなどで確認できます。

水道の元栓が回らない原因

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水道の元栓が回らない原因には、いくつかあります。今回は、よくある原因を5つ紹介します。

サビが固着している

水道の元栓にサビが固着し、動かなくなる場合があります。その場合、サビ落としや潤滑剤を使用し、しばらくそのまま放置しておきます。しばらく置くことで、円滑に回るようになります。

 

潤滑剤を使用するときには、軍手やゴム手袋を使って手が滑らないようにしましょう。

 

また、工具の使用で力がない方でも元栓を回せるでしょう。よく利用される道具は、次の通りです。お持ちのものがあれば利用してください。

  • ペンチ
  • モンキーレンチ
  • 止水栓キー

バルブを工具ではさみ、時計方向に動かせば、元栓は閉まります。

 

昔の住宅の場合は、元栓が旧式の六角形のパイプを回す形のものもあります。その場合、手では回すことができないので、必要な工具を使用しなければいけません。

回す方向を間違えている

水道の元栓の開閉方向を、実際の方向と反対の方向にまわしている可能性があります。開閉方向は全国共通で、以下のようになっています。

  • 時計回りで閉まる
  • 反時計回りで開く

思い込みで回してしまっている場合があるので、おかしいなと思ったら、一度水道局や水道修理工事店などに相談してみてください。

元栓内部のつまり

水道の元栓内部に汚れなどが溜まってくると、バルブが固着してしまう場合があります。バルブの固着は、元栓自体を解体してバルブ内を掃除しなければいけません。

 

元栓は自治体の管理区分のため、勝手に掃除や修理はできないので、管轄の水道局に相談しましょう。

水道メーターバルブの故障

水道の元栓は、水道メーターバルブの故障が原因で回らなくなるケースもあります。水道メーターバルブが故障したときは、管轄の水道局に依頼し交換しなければなりません。

 

また、水漏れが発生したときは、被害が大きくなる前に水道修理業者に依頼しましょう。

ゴムパッキンの破損

水道の元栓内部にゴムパッキンがはめ込まれていて、ゴムパッキンが破損したり劣化したりすると、バルブを回転させるためのスピンドルに破片が入り込んでしまいます。

 

ゴムパッキンの破片などが入ってしまったことが原因で、元栓が回らなくなります。

 

また、ゴムパッキンだけに限らず、他の部品が劣化や破損すれば、その部品などが原因で元栓が回りません。いずれにしても、元栓内部の修理や清掃が必要なため、水道局に相談してください。

水道の元栓と止水栓の違い

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水道の元栓と止水栓は、同じものだと思っている方もいるのではないでしょうか。それぞれの違いについて説明します。

水道の元栓

水道の元栓とは、各家庭すべての水の流れをコントロールするもので、元栓を開閉すれば水が供給されたり、止めたりできます。いわば、家中の水のおおもととなる場所です。

 

水道の元栓は、水道のメーターボックスの中にあります。原因となる場所がわからない水のトラブル以外で使うことはほぼないでしょう。

 

もし水道の元栓にトラブルが起きたときは、管轄の水道局に相談してください。通常、元栓に関するトラブルは、水道修理業者では対応できません。

水道の止水栓

水道の止水栓とは、家庭内の水道設備にそれぞれついているものです。元栓は家庭内全ての水をコントロールしているのに対し、止水栓はそれぞれの水道設備の水をコントロールしています。

 

そのため、止水栓はキッチンや洗面台、トイレなど各水道設備のそばに設置されているのが一般的です。

止水栓の設置場所

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それぞれの水道設備には、止水栓が設置されています。水漏れが発生する前に場所を確認しておきましょう。

キッチン

キッチンの止水栓は、すぐわかるタイプとそうではないタイプがあります。シンクの下の収納スペースにある給水管と給湯管にそれぞれ止水栓が設置されています。

 

キッチンの水を止めたい場合は、2つの止水栓をどちらも止めましょう。どちらも時計回りにまわせば、水道を止められます。

 

むき出しで設置されているタイプはすぐに分かりますが、止水栓をカバーで隠して見えないようにしているタイプは、分かりにくいです。また、カバーはドライバーなどでネジを取り外す作業が必要ですが、破損しやすくなっているので、注意してください。

トイレ

トイレの止水栓は、トイレタンクの横、またはウォシュレット下のどちらかに設置されています。2種類のタイプがあり、次のどちらかです。

  • 溝があるタイプ
  • ハンドルのついてあるタイプ

どちらも時計回りにまわせば、水を止められます。

 

ほとんどのトイレの止水栓は、タンクの背面の壁、または床から突出している場合が多いです。タンクと突出している部分がパイプで繋がっているタイプが一般的といえるでしょう。

 

また、トイレのタイプによって、止水栓は便器下のカバーの中に収納されている場合もあります。止水栓が見当たらない場合は、便器のカバーを取り除いて確認してください。

浴室

浴室の止水栓は、蛇口本体に設置してあるか、浴槽や鏡の下にあるパネル内に設置されています。パネル内の止水栓の場合、目立たない場所にあるので分かりにくいかもしれません。

 

水漏れが発生しているときは急を要するため、すぐに見つからないときは元栓を閉めましょう。元栓を閉めたあとで止水栓を探してください。

洗面台

洗面台の止水栓は、洗面台下の扉を開けたところにある収納スペースの中に設置されています。

 

給水管と給湯管にそれぞれ止水栓がついており、ハンドルタイプと溝タイプがあります。ハンドルタイプは蛇口をひねって、溝タイプはマイナスドライバーを使用して開閉してください。

 

ほかの止水栓同様に、時計回りで水を止められます。

水道の元栓がどこかわからなかったら

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水漏れが起きたときに水道の元栓の場所を知っていれば、被害は少なくできます。元栓を閉めれば、水が漏れ続けることはありません。

 

ただし、「元栓がどこにあるのか分からない」「場所を分かっていても閉め方が分からない」など、お困りの際はお気軽にクリーンライフへご相談ください。

 

急なトラブルにも最短30分で駆けつけ、どんな小さなお悩みも対応します。

⇒クリーンライフに水道の元栓の相談をしてみる

2021.10.22

「トイレタンクから異音がする」「便器内にチョロチョロと水が流れている」などの症状があるときは、トイレタンクの水漏れが原因と考えられます。

 

そこで今回は、トイレタンクの水漏れの原因と直し方を紹介します。水漏れの原因によっては自分で直すことも可能ですので、この記事を参考にお試しください。

 

トイレタンクの水漏れの予防方法や、修理費用の相場もあわせてお伝えします。

トイレタンクの水漏れ修理前に対応すべきこと

トイレタンクの水漏れ修理をする前に、対応すべきことを紹介します。

  • どこで水漏れしているのか確認する
  • トイレの止水栓を閉める
  • 賃貸の場合は管理会社や大家さんに連絡する

上記の3点について、具体的に解説します。

どこで水漏れしているのか確認する

まずは、トイレタンク内・外の、どこから水漏れしているのか、確認する必要があります。

 

タンク内の部品が原因 ・タンク内から水漏れの音がする
・手洗い管から水が落ちる音がする
タンクの外側が原因 ・トイレの床が濡れている

タンクの中で水漏れの音がする場合や、手洗い管で水漏れしているときは、タンク内の部品に原因があります。

 

タンク内の部品が原因の場合、漏れた水は便器の中へ流れるため、水漏れに気付けないケースが多いです。

 

一方で、タンクの外側に原因がある場合は、トイレの床が濡れるため、水漏れを早期に発見できます。

トイレの止水栓を閉める

トイレの止水栓

水漏れしている場所を確認したら、止水栓を閉めて水を止めてください。止水栓を閉めると、水漏れの応急処置にもなります。

 

止水栓は、壁や床から出ている配管の突起部分をマイナスドライバーで右に回せば、閉じられます。ハンドル式タイプの場合は、手で時計回りに回しましょう。

 

止水栓の種類や回し方については、以下のページで詳しくまとめていますので、参考にしてください。

止水栓が固くて回らないときは、水道の元栓を閉めます。元栓の場所が分からないときは、次の記事をご覧ください。

賃貸の場合は管理会社や大家さんに連絡する

賃貸の方は、管理会社や大家さんへ最初に連絡しましょう。賃貸の場合は、使える状態にする義務が貸す側にあるため、水漏れの原因によっては無償で修理してくれます。

 

場合によっては、管理会社や大家さんが水道修理業者を紹介してくれることも。マンション・アパートで水漏れを放置すると、階下の部屋にまで被害が拡大することもあるので、賃貸の場合は速やかに管理会社に相談してください。

【部品別】トイレタンクの中で水漏れする原因・直し方

トイレタンクの構造

トイレタンクの水漏れを直すには、原因と発生箇所をまず把握しましょう。

 

トイレタンク内の水漏れにかかわる部品は、以下の3つです。

  • ボールタップ・浮き玉
  • ゴムフロート(フロートバルブ)
  • オーバーフロー管

以上の部品が誤作動や劣化を起こしていないかを確かめ、必要であれば修理しましょう。これらの部品の寿命は10年ほどです。10年以上使っているなら、交換を検討してください。

 

原因が分かったら、修理をします。修理に必要なものは、以下の3つです。

  • ゴム手袋
  • 洗面器やタオルなど、水を受けられるもの
  • モンキーレンチかウォーターポンププライヤー

交換部品も含め、道具はホームセンターやネットで手に入ります。

 

それぞれの部品の交換方法、水漏れの原因を以下で紹介します。

ボールタップ・浮き玉

給水管とタンク内で繋がる部品がボールタップです。浮き玉とともに、トイレタンクへの給水を操作します。

 

玉の割れやボールタップの劣化は、水漏れの原因になります。次に当てはまれば、ボールタップごと交換しましょう。

  • 浮き玉を上げると水が止まる
  • 流していないのにボールタップから水が出る

準備するものはマイナスドライバーに、モンキーレンチかウォーターポンププライヤーです。

 

作業方法は以下の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉める
  2. タンクの水を抜く
  3. トイレタンクのカバーを開ける
  4. ボールタップと給水管を繋ぐナットをはずす
  5. タンクの内側にボールタップを引き抜く
  6. 新しいものに交換して元に戻す

タンクのフタにも管があるなら、取りましょう。

ボールタップのアームの調整方法

ボールタップのアームを以下のように調整すると、水位を変えられます。

  1. 止水栓を閉める
  2. タンクのフタを開ける
  3. オーバーフロー管の目盛りで正常な水位を確認する
  4. 浮き球のアームの根元にあるナットを緩める
  5. アームを曲げて水位を調整する
  6. 止水栓を開けてタンクに水を貯める
  7. レバーを回して水を流す
  8. タンク内の水位を確認して正常なら完了

アームを曲げる方向は、水位の高さによって違います。

  • 水位が低いときは、アームを下方向に曲げる
  • 水位が高いときは、アームを上方向に曲げる

以上の手順で、水位を正常に調整します。

ゴムフロート(フロートバルブ)

タンクの底にフタをする部品がゴムフロートです。オーバーフロー管と呼ばれる筒の根元にあり、ハンドルレバーとチェーンで繋がっています。

 

劣化により切れたり溶けたりすることで、水漏れの原因になります。ゴムを触って手が黒くなれば、交換時期です。

 

手順は次の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉じる
  2. タンクの水を抜く
  3. トイレタンクのカバーを開ける
  4. レバーに繋がるチェーンをはずす
  5. オーバーフロー管からゴムフロートを取り外す
  6. 新しいゴムと取り替える
  7. チェーンをレバーに戻す

ゴムフロートを水平にゆっくり引き抜きましょう。力をかけすぎると、オーバーフロー管が折れます。

 

張った状態から3、4玉はチェーンをたるませてください。

オーバーフロー管

タンク内の余分な水を流す部品が、オーバーフロー管です。筒状のプラスチック部品で、タンクの底に繋がっています。目盛りが書かれており、その線の2、3cm下が普段の水位です。

 

劣化すると、割れたり折れたりして水漏れの原因になります。

 

取り替え方法は次の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉める
  2. タンクの水を抜く
  3. トイレタンクのカバーを開ける
  4. レバーに繋がるチェーンをはずす
  5. 給水管に繋がるナットをはずし、ボールタップを引き抜く
  6. タンク下部とトイレを繋ぐナットをはずして、トイレタンクを取りはずす
  7. タンク底にあるナットをはずして、オーバーフロー管を取り替える

トイレタンクはかなり重いので、要注意です。

トイレタンクの外側で水漏れする原因・直し方

トイレタンクの外側で水漏れする原因は、以下の4つが考えられます。

  • パッキン
  • トイレレバー
  • 給水管
  • トイレタンク本体

以上の原因について、直し方を解説していきます。

パッキン

トイレの給水管のパッキン交換

パッキンのゴムが潰れると、トイレタンクから水漏れしやすくなります。

 

パッキンが使われているのは、以下のような場所です。

  • 給水管との接続部分
  • タンク下
  • トイレレバー

モンキーレンチかウォーターポンププライヤーと、マイナスドライバーを準備してください。

 

パッキンの取り替え方法は、それぞれ次の通りです。

  1. 止水栓を右に回して閉じる
  2. タンクの水を流す
  3. トイレタンクのフタを開ける
  4. トイレレバーのナットをはずす(レバーパッキンは8へ)
  5. 給水管に繋がる部品を支え、タンク外のナットをはずす(給水管パッキンは8へ)
  6. トイレと繋がっているタンク下のナットをはずす
  7. タンクを取り外す
  8. 部品を交換して元に戻す

タンクのフタと本体は重いので、注意してください。

トイレレバー

以下の理由で、ハンドルレバーが正常に動かないことがあります。

  • タンク内の部品や物に、レバーに繋がる鎖が引っ掛かっている
  • 鎖の長さが合っていない
  • レバーが劣化して動きが固い

トイレタンクの中を見て、水漏れの原因を特定してください。

 

レバーの交換が必要なら、次の通りに行いましょう。なお、取り外して汚れを掃除すると、動きが良くなることもあります。

  1. 止水栓を右に回して閉じる
  2. トイレタンクの水を流す
  3. タンクのフタを開ける
  4. ハンドルレバーの根元にあるナットをはずす
  5. 外側に引き抜いてレバーを取り出す
  6. 交換して元に戻す

ナットを手で取れるタイプもありますが、モンキーレンチやウォーターポンププライヤーなどを必要に応じて用意してください。

給水管

トイレの使用年数が長いと、給水管の接続部分の部品が劣化して、水漏れが起きることがあります。

 

接続部分のパッキンは消耗品ですので、長期にわたって使用していると劣化してしまいます。

 

パッキンの劣化が原因であれば、パッキンを交換すれば水漏れは直るので、パッキンの交換方法を参考に交換しましょう。

トイレタンク本体

トイレタンク本体の水漏れの原因は、タンク本体の破損が考えられます。

 

トイレタンクの多くは陶器製です。そのため、何かをぶつけた衝撃でひび割れてしまうことがあります。ひび割れや破損がひどい場合には、トイレタンク本体を新しいものと交換しなければなりません。

 

トイレタンク本体の水漏れを自分で直すのは、おすすめできません。タンクは非常に重いため、交換は難易度の高い作業です。必ず修理業者に交換を依頼してください。

 

⇒クリーンライフにトイレタンクの水漏れを相談してみる

トイレタンクの水漏れ修理を業者に頼む基準

トイレタンクの水漏れを自分で直せるのか業者に頼むべきか判断できないときは、次の基準を参考にしてください。

  • 水漏れの原因や発生箇所を特定できない
  • 自分で直そうとしても直せなかった
  • 専門知識がなくて不安
  • トイレタンクの水漏れがひどい
  • 修理を急いでいる

上記に当てはまる場合は、水道修理業者に相談することをおすすめします。

 

この記事で紹介した方法を試しても直せないときも、水道修理業者に相談しましょう。

 

無理に直そうとすると、かえって状況が悪化するケースもあるので、修理に自信がない方、不安な方も最初から業者に相談しましょう。

 

専門知識を持つ水道修理業者に任せた方が、確実に安全な方法で対処してもらえます。

トイレタンクの水漏れ修理の料金相場

料金相場

「初めに聞いた金額は安かったのに、実際に修理してもらうと高かった」という事例もありますので、注意が必要です。相場を知っておけば、不要に高い料金を支払うことを避けられます。

 

トイレタンクの水漏れ修理の料金相場をまとめたので、参考にしてください。

パッキンの交換 1,000円~
トイレレバーの修理 3,000円~
ボールタップ・浮き球の修理 3,000円~
ゴムフロート(フロートバルブ)の修理 8,000円~
オーバーフロー管の交換 8,000円~
排水管の修理 10,000円~
トイレタンク本体の交換 50,000円~100,000円
便器の着脱 15,000円~

 

上記の作業料金に加え、基本料金や割増料金がかかる場合もあります。相場を以下にまとめました。

基本料金 0円~5,000円
見積もり 0円~
夜間・休日の割増料金 0円~10,000円
出張料金 0円~5,000円

水漏れ修理の料金相場は8,000〜17,000円ほどです。ある程度の相場は上記の通りですので、把握しておきましょう。

 

なお、地域による差・交換部品代・出張費や時間外料金などの有無、そして水漏れの状況によって正確な料金は変わります。

 

トイレの水漏れ修理の料金相場を、以下のページで詳しくまとめています。料金を安くする方法も紹介していますので、参考にしてください。

トイレタンクの水漏れ修理業者の選び方

水道修理業者のスタッフ

トイレタンクの水漏れ修理を業者に依頼するなら、ポイントを押さえましょう。残念ながら、悪徳業者が一部にはいます。

 

頼む前に悪徳業者か見分けられるよう、修理業者で確かめるべきことを3つお伝えします。

水道局指定工事店か確かめる

トイレタンクの水漏れ修理は、給水装置工事を適正に行えるとして指定を受けた「指定給水装置工事事業者」に修理を依頼しましょう。指定給水装置工事事業者のことを、一般的に水道局指定工事店といいます。

 

水道局指定工事店に依頼すると、次のようなメリットがあります。

  • 対応できる工事の範囲が広い
  • 一定の知識と技術を持ち合わせている
  • 有資格者が在籍している
  • 適正価格で依頼できる

水道局指定工事店をお探しの場合は、自治体のホームページや業者の公式サイトで確認してください。

 

水道局指定工事店の特徴をまとめていますので、以下のページをご参照ください。

評価や口コミの内容を確かめる

トイレタンクの水漏れ修理を実際に依頼した人の評価や、口コミは参考になります。いくら情報を調べても、依頼しないと分からないこともあります。

 

同じ業者でも、担当者や利用する人によって感じ方はさまざまです。Googleマップや口コミサイトで第三者の意見を見ることが大切です。評判が出ているかどうかをSNSで検索するのも良いですね。

 

ただ、いずれも”サクラ”の可能性が残ることは念頭に置いておきましょう。最終的には問い合わせて、口コミの真偽をあなた自身で確かめてみてください。

見積もりを3社ほど依頼する

見積もりは3社ほどに依頼し、比較してから決めることも大切です。

 

相見積もりを取ったら、以下の点を確認しましょう。

  • 料金と内訳
  • 施工内容の説明の有無
  • スタッフの対応
  • 対応スピードの早さ

上記を比較して、納得のいく業者に修理を依頼します。

 

料金の内訳や施工内容について、気になることや不明点は、見積もりの時点で明らかにしておきましょう。

トイレタンクの水漏れによる水道代は減免できることも

電卓や軍手

トイレタンクの水漏れにより水道代が高くなってしまった場合は、減額してもらえる可能性があります。

 

請求金額の50〜70%ほどが目安で、無料にはなりません。2〜4ヶ月程度の通常使用量を参考に、水漏れ分を判定します。

 

減免を受ける条件は、主に次の4つです。

  • 不注意や故意ではなく、通常使用で起きた水漏れ
  • 床下や壁中など、気付きにくい場所の水漏れ
  • 以前起きた水漏れとは違う箇所
  • 適切に修理されている

細かな条件を定めている自治体もありますので、詳細は地域の水道局などに問い合わせましょう。

 

減免の申請時期は直したあとですが、業者への依頼前に確かめるべきです。修繕の担当が「水道局指定工事店」でなければ、対象外になることがあります。

トイレタンクの水漏れを予防する方法

トイレタンクの水漏れが収まったら、予防することが大切です。水漏れがまた起きては、無駄な費用がかかってしまいます。

 

ちょっとした気配りだけで、水漏れが起きる可能性を下げられます。中には、ついやってしまいがちな過ちもあるので要注意ですよ。

 

しっかり対策をして、水漏れする状況を防ぎましょう。

トイレタンクに物を入れない

タンクにペットボトルを入れない

節水のためにと、トイレタンクにペットボトルなどをいれると、タンク内の部品に干渉して劣化を早めてしまうことがあります。

 

部品が劣化・破損すると、トイレタンク内での水漏れの原因になるので、タンク内に物を入れるのはおすすめできません。

 

水道代を節約しても、水漏れの修理費用がかかれば逆効果です。水の量がどうしても気になるなら、節水トイレへの取り替えを検討しましょう。

トイレ掃除時にタンクの周りを確認する

トイレ掃除の際にタンク周りも確認することで、水漏れの前兆に気付きやすくなります。

 

掃除の際にチェックしたいのは、次の3点です。

  • タンク内の部品が破損・劣化していないか
  • タンク内の水量が適切か
  • タンクの接続部に異常がないか

部品や接続部に異常がないか確認しておけば、水漏れが起きる前に対処できます。

トイレを掃除するときに強い洗剤は使わない

トイレ掃除をする際、強い酸性やアルカリ性の洗剤をタンク内部に使うのは、避けてください。部品の劣化を早めてしまう可能性があります。

 

性質が強いため、汚れが落ちやすく掃除に有効ではありますが、トイレの種類によっては使わないほうが良い場合もあります。

 

お使いのトイレの説明書などを見て適切に掃除し、タンク内の部品状態を保ちましょう。

 

トイレタンクの掃除方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

トイレ内をしっかり換気する

手軽な予防法の一つが換気です。湿気を逃がすことでサビの発生を抑え、配管の劣化を防ぎます。

  • 換気扇をつけっぱなしにしておく
  • 窓を開けて適度に空気を入れ替える
  • トイレのドアを少し開けておく

このように、トイレはしっかり換気して、タンクから水漏れする可能性を下げましょう。

トイレタンクの水漏れが直らずお困りなら

トイレタンクの水漏れは、原因をまず確かめてください。原因によって、交換する部品が異なります。

 

もし自分で修理を試みてもトイレタンクの水漏れが止まらないときは、水道修理業者に依頼しましょう。業者ならプロの技術で、トイレタンクの水漏れの原因を見極めます。

 

私たち『クリーンライフ』は24時間年中無休で、水回りの水漏れ・つまりのご相談を受付中です。トイレタンクの水漏れでお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

 

⇒クリーンライフにトイレタンクの水漏れを相談してみる

2021.10.22

排水管が凍結した場合の対処法をわかりやすく解説します。

 

排水管が凍結すると排水できないため、生活に支障が生じます。特に、トイレの排水管が凍結してしまうと、排泄物やトイレットペーパーを流せなくなってしまうかもしれません。

 

あわせて、凍結する原因や凍結防止方法もお伝えするので、参考にしてください。

排水管が凍結したときの対処法

排水管が凍結したら、安全な方法での解凍が必要です。急ぎすぎて間違った対処法で解凍すると、排水管の破裂などのトラブルが生じます。

 

排水管が凍結した場合は、以下の方法を試してください。

  • 自然解凍を待つ
  • お湯で解凍する
  • ドライヤーやカイロで温める

自然解凍がもっともリスクが少なく、おすすめです。他の2つはリスクを伴うため、注意しましょう。

 

それでは、順に説明していきます。

自然解凍を待つ

日中の気温が4℃以上になれば、自然解凍できます。自然に解凍すれば、排水管にダメージを与えず安全に解凍できます。

 

ただし、半日は気温が4度以上になることが必要です。排水管の凍結している箇所が室内なら、暖房で温めて解凍できます。例えば、トイレの排水管が凍結しているなら、トイレ室内に暖房器を設置しましょう。

 

しかし、屋外に設置された排水管が凍結している場合、日中も気温が上がらないなら解凍できません。また、屋内でも6時間以上かかることがほとんどです。場合によっては、解凍に数日かかる場合も。

 

すぐに解凍したい場合は、別の対処法を試しましょう。

お湯で解凍する

お湯やタオルで解凍する

排水管にタオルなどを巻き付けて、上からお湯をかけると、自然解凍より短い時間で解凍できます。

 

【お湯を使って排水管の凍結を解消する方法】

  1. 周囲に電気配線がないか確認し、コンセントは抜いておく
  2. 排水管にタオルを巻く
  3. 床に垂れる場合は、大判のタオルや雑巾を敷く
  4. タオルの上から50℃程度のぬるま湯をかける
  5. タオルをそのままにして、余熱で温める

タオルが冷えてきたら、タオルを交換して解凍するまで繰り返します。

 

早く解凍したいからといって、熱湯を使うのはNGです。排水管は温度変化に弱く、急激に温度が上がると凍結部分が膨張してしまい、破裂してしまうかもしれません。

ドライヤーやカイロで温める

ドライヤーの温風やカイロで温める

以下のような場合は、ドライヤーや使い捨てカイロの利用がおすすめです。

  • 水道管も凍結してお湯を用意できない
  • 排水管下を濡らしたくない

ドライヤーの温風をゆっくり当てて、時間をかけて解凍します。

 

ただし、長時間ドライヤーを保持していなくてはならず、他の用事ができません。気軽にできる方法は、使い捨てカイロをテープなどで固定する方法です。

 

【カイロを使った排水管の解凍方法】

  • 使い捨てカイロを十分に温める
  • 排水管にカイロをテープで止めて放置する

カイロが冷たくなったら、交換してください。

 

水道管が凍結したときの対処法は、以下の記事も参考になります。

排水管の凍結時における業者の料金相場

排水管が凍結して、業者に依頼する場合の料金相場をお伝えします。

 

【排水管の凍結対処の作業料金の相場】

作業内容 料金の目安
屋内排水管の解凍作業 8,000円〜
屋外排水管の解凍作業 20,000円〜
壁や床下に入り込んだ排水管の解凍作業 30,000円〜50,000円
排水管工事(1m以内) 20,000円〜

排水管のトラブル解消料金は状況によっても異なるので、あくまで上記の料金は目安です。

 

凍結したときの費用相場は、以下の記事で作業ごとにより詳しくまとめています。

割増料金や出張料金も要確認

作業料金以外に、下記の料金が加算される場合もあります。

項目 相場料金
基本料金 3,000円〜5,000円
夜間・早朝・の割増料金 0円~10,000円、または作業料金の20〜30%
見積もり 0円〜
出張費 0円〜3,000円
契約後のキャンセル料金 見積もり料金の0〜100%
キャンセル時期によって変動する

上記の料金は作業内容に関係なく発生し、業者ごとに決められています。

 

排水管の凍結時に業者へ依頼する際、特に夜間・早朝の割増料金には気をつけましょう。依頼時に、割増料金が加算される時間帯を確認しておくと安心です。

 

なお、ほとんどの水道修理業者は、出張による見積もりを無料で行っており、見積もり後にキャンセルしても料金は発生しません。複数の業者に見積もりをしてもらって、比較検討して業者を選んでください。

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排水管が凍結する原因

排水管が凍結する原因凍結予防するためにも、排水管が凍結する原因を見ていきましょう。主な原因は、次の3つです。

  • マイナス4℃を下回る
  • 排水管に風が当たりやすい
  • 排水管が浅い位置にある

それぞれについて、説明します。

マイナス4℃を下回る

水温が0℃以下になると凍結しますが、排水管内部が零下になるのは、外気がマイナス4℃を下回ってからです。

 

ただし、マイナス4℃を下回らなくても、真冬日が数日続くと、凍結の可能性が高まります。真冬日とは、最高気温が0℃未満の日です。

排水管に風が当たりやすい

マイナス4℃にならなくても、風が当たりやすいと熱を奪うため、排水管が凍結しやすくなります。同じ気温でも、風が吹く日は寒く感じます。

 

特に夜間に風が当たる環境にある排水管は、凍結しやすいので注意が必要です。

排水管が浅い位置にある

凍結深度より浅い位置にある排水管は、凍結しやすいので気をつけましょう。地表から深い箇所は、温度が下がらず凍結しません。凍結しない箇所までの深さを「凍結深度」といいます。

 

凍結深度は地域によって異なります。沖縄のように地表が1年中凍結しない場所なら、凍結深度は設定されていません。

 

凍結する可能性のある地域では、凍結深度が設定されており、凍結深度に沿って住宅を設計しています。

 

各自治体で凍結深度を公表していますので、「自治体名(〇〇市)、凍結深度」などで検索してみてください。

 

凍結深度が浅い場合は、深い位置に排水管を移動させることも可能です。以下の記事で、配管工事について説明しているので、参考にしてください。

排水管の凍結防止方法

排水管の凍結を予防するおすすめの方法を、簡単に取り入れられる順に5つ紹介します。

  • 水を流しっぱなしにする
  • 不凍液を注ぐ
  • 保温材を巻き付ける
  • 水抜きをする
  • 寒冷地用の蛇口に交換する

それぞれについて、説明します。

水を流しっぱなしにする

少量の水を出しっぱなしにする

少量の水を出しっぱなしにすると、水道管と排水管で常に水が流れているため、凍結を防止できます。普段は温暖で、凍結防止のための用意がない地域でもすぐに取り入れられる方法です。

 

水を出しっぱなしにして凍結を防止するときは、以下がポイントです。

  • 5mmほど水を出しっぱなしにする
  • 夜間から朝方まで出しっぱなしにする

 

ただし、マイナス10℃以下といった極度に寒くなる地域では、効果が期待できません。その他、注意事項は、以下の記事を参照してください。

不凍液を注ぐ

不凍液を入れる

不凍液は、凍結しない液体です。毒性の低いグリセリンや、エタノールなどが主成分の不凍液を使いましょう。

 

不凍液を以下に注いでおけば、排水管の凍結を防止できます。

  • 排水管の排水トラップ
  • 便器の水が溜まっている箇所

各排水口にはコップ1杯程度、トイレには封水(便器内の水)があるので、たっぷり入れてください。

 

不凍液は、ホームセンター等で売られています。相場は500円〜1,000円程度です。

保温材を巻き付ける

保温材を巻きつける

配管の保温を目的として販売されている保温材も、排水管の凍結防止におすすめです。

保温材の材質 1本あたりの値段(1m)
ポリエチレンフォーム 500円〜1,000円
グラスウール 6,000円〜
特殊ガラス繊維フェルト 2,000円〜6,000円

チューブ状になった保温チューブがおすすめです。固定しやすいワンタッチテープ付きなら、簡単に設置できます。

 

【用意するもの】

  • 排水管の太さにあわせた保温チューブ
  • 配管保護テープ
  • カッター

 

【保温チューブの巻き方】

  1. 保温チューブを排水管の長さに切る
  2. 保温チューブを排水管に設置して、テープで固定する
  3. 曲がった配管に沿って、カッターで細かく切って合わせる
  4. 曲がった箇所や隙間は配管保護テープを巻き付ける

以下の記事では、水道管への保温材の巻き方を解説しています。

タオルやプチプチを代用するのもおすすめ

タオルや毛布を巻きラップなどで包む

突然に寒くなって、保温材を買いに行く暇がない場合は、家にあるタオルやプチプチを利用しましょう。

 

タオルは新品より、洗いざらしたものの方が扱いやすいので、おすすめです。

  1. 排水管にタオルを巻き付けながらゴムで固定する
  2. ビニールテープや配管保護テープなどで、さらにしっかり固定する
  3. 濡れる可能性があれば、ビニールやラップを巻きつけて、さらにテープで固定する

 

以下の記事は、水道管をタオルで巻いて保温する方法を解説しています。参考にしてください。

プチプチを利用する場合も、タオルと同じように巻いて、テープで止めます。

凍結防止ヒーターはより効果的

凍結防止ヒーターを巻く

マイナス10度以下の極寒の日は、保温材だけですと凍結するかもしれません。凍結防止ヒーターの導入がおすすめです。

 

凍結防止ヒーターはサーモスタットを搭載しており、気温が下がって凍結の可能性が出てくると、自動的に配管を温めるアイテムです。ホームセンターをはじめ、通販サイトでも購入できます。

 

【凍結防止ヒーターの巻き方】

  1. ビニタイで凍結防止ヒーターの端を固定する
  2. 排水管にヒーターをゆるく巻きつける
  3. サーモスタットを中央に固定する
  4. コンセントを差し込む

 

相場は50cmで3,000円、1mで4,000円、20mで28,000円程度です。ゆったりと巻きつけるので、排水管の長さの約1.5倍の長さの凍結防止ヒーターを用意しましょう。

 

以下の記事で、水道管の凍結防止方法を説明しています。排水管に応用できることもたくさんあるので、参考にしてください。

水抜きをする

水抜き栓を使う

水抜きをすれば、効果的に排水管の凍結も防止できます。

 

具体的な水抜き方法は、以下の通りです。

  1. 水抜き栓を閉める
  2. 蛇口を開けて、水を出し切る
  3. 蛇口を閉める

蛇口に搭載された水抜き栓を使って、完全に水を抜いてしまいましょう。水が残っていると凍結してしまいます。

 

以下の記事で、さらに詳しく水抜きの方法を説明しているので、参考にしてください。再度水を使う際の方法や、注意事項も解説しています。

寒冷地用の蛇口に交換する

寒冷地用に、以下のような凍結しにくい機能の蛇口が販売されています。

  1. 気温が2℃以下になると、自動的に内部の水を抜いてしまう
  2. 内部が傾斜しており、水が溜まりにくいために凍結しない

 

蛇口本体を交換しなくても、一部分だけの交換・設置でOKです。交換部品は、以下の2種類があります。

  • ハンドル部分の代わりに設置する「凍結防止水栓上部」
  • 水栓と水栓柱の間に設置する「凍結防止ソケット」

通販サイトで約6,000円で購入でき、ご自分での交換も可能です。

 

蛇口の交換に関しては、以下の記事で説明しています。

排水管が凍結してすぐに相談したいときは

排水管排水管が凍結してしまった際の対処法を中心に解説しました。

 

排水管が凍結してトラブルが生じたら、水道修理業者への依頼がおすすめです。すぐに依頼すれば、被害も最小限に抑えられます。

 

私たち『クリーンライフ』でも排水管凍結時のご相談を受け付けています。年中無休で24時間稼働しているので、いつでもお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに排水管凍結トラブルの相談をしてみる

2021.10.22

給水管の凍結を防止する対策、凍結する原因について解説します。給水管が凍結しないための保温材もまとめました。

 

寒冷地では、気温が低い状況が続くと給水管が凍結し、破損してしまう可能性があります。事前に対策をとっておかなければ、水が出なくなり生活に支障をきたすため、注意が必要です。

 

また、本記事では給水管が凍結したときの対処法、修理費用も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

給水管の凍結防止対策7つ

給水管が凍結しないためにはどのような対策ができるのでしょうか。主な防止対策7つを紹介します。

少量の水を出しっぱなしにする

少量の水を出しっぱなしにする

給水管に少量の水を流し続けることで、水の凍結を防止します。一般的な目安は、水が途切れない程度の量です。

 

ただし、水の量が少なすぎてポタポタと落ちる程度では、かえって蛇口付近で水が凍ってしまう可能性があるので注意しましょう。

 

また、当然ながら、水を流し続けるので水道料金が発生します。そのため、厳冬期には一時的な対策として利用し、凍結予防アイテムの使用や水抜きがおすすめです。

水抜き栓を使う

水抜き栓を使う

水抜き栓とは、冬場に給水管などが凍らないようにするためのアイテムです。

 

寒冷地では水抜栓が設置されていることが多く、凍結防止に役立っています。水抜栓で水抜きしておけば、当然水はないので、凍ることはないでしょう。

 

水抜栓にはさまざまな種類がありますが、一般的な操作方法を紹介します。

  1. 水抜栓を閉める
  2. 蛇口を開けて水を出し切る
  3. 水が全て出たら、蛇口を閉める

給水管の凍結防止のためにも、適切に水抜きをおこないましょう。

 

また、温度が下がる冬に限らず、旅行や引っ越しなどで長期間給水管を使用しない場合も、水抜きをしておけば水漏れの心配がありません。

不凍液を入れる

不凍液を入れる

不凍液を使うと、給水管の凍結予防に役立ちます。不凍液とは、寒冷地において氷点下でも凍結しないように作られた液体のことです。

 

寒冷地以外であれ、寒波の襲来前には給水管や排水管に十分な対策を施しましょう。水まわりの中でも、以下の水は凍結しやすいので注意してください。

  • 排水トラップ内に溜まっている水
  • トイレタンク内や便器に溜まっている水

排水トラップには、下水の臭いや害虫の発生を防ぐ役割があります。その内部に溜まった水が、凍結する恐れもあるので直接不凍液を流し入れ、トラブルを回避しましょう。

メーターボックス内を保温する

メーターボックス内を保温する

メーターボックス内は空洞になっているため、冷気が入り込みます。

 

そのため、濡れないようビニール袋に詰めた発泡スチロールや布切れなどをすきまに敷いて、直接冷気が当たるのを防ぎましょう。

凍結防止ヒーターを使用する

凍結防止ヒーターは、屋外の給水管などの凍結を防ぐアイテムです。メーカーにもよりますが、外気温約3℃で通電し、約10℃で停止するようになっています。

 

凍結防止ヒーターにはさまざまな種類があり、選び方のポイントは次の通りです。

  • 配管材に適したものを選ぶ
  • 必要な長さを確認する
  • 凍結防止能力の特徴で選ぶ

 

凍結防止ヒーターを設置するときの方法や注意点は、次の通りです。

  • 樹脂製やホースには使用しない
  • 一定間隔を開けてゆるく巻く
  • 電源とつなぐ部分は熱の影響を受けないようにする
  • 使用しないときはコンセントを抜く

寿命は約10~20年といわれていますが、使用環境によっても状態は変わってくるので、10年を目安に交換を検討するといいでしょう。

給湯器を保温する

給湯器を保温する

現在ほとんどの給湯器は凍結防止機能として、「凍結予防ヒーター」や「自動ポンプ運転」が備わっていることが多いです。

 

メーカーによりますが、どちらも0~5℃の間で凍結防止機能が自動的に作動するようになっています。

 

機種により機能や使用方法は異なるので、使用している給湯器の取扱説明書を確認してください。

凍結予防ヒーター

一定の温度に下がったときに自動的にヒーターが作動し、給湯器内の配管をあたためることで凍結を予防します。なお、浴槽の水が循環アダプターより5cm以上ある状態が必要です。

自動ポンプ運転

追い焚き機能がついているお風呂で水を自動で循環させて、給湯器の凍結を予防します。

 

ただし、給湯器と浴槽をつなぐ配管の凍結防止にはなりますが、給湯器の水道管の凍結防止には効果がありません。

給水管を保温する

保温材を巻きつける

室内であれば、給水管を暖房の温かい空気に触れるようにするだけで予防対策になります。

 

また、直接外気に触れないように給水管をタオルや毛布で巻くだけで、保温効果が得られます。簡単かつ気軽に凍結防止対策ができるので、おすすめです。給水管がむき出しになっている部分をなくせば、凍結予防効果があります。

 

給水管に取り付ける保温材も便利です。ホームセンターなどで購入できるので、給水管が外気に直接触れないように対策をとりましょう。露出している配管に以下の保温材などを取り付けることで、凍結予防ができます。

ライトカバー・ライトチューブ

ポリエチレンフォーム素材の配管用保温筒で、高い断熱性や柔軟性を持っているのが特徴です。筒状になっているため、簡単に取り付けができます。

 

柔らかいので巻きつけやすく加工しやすいですが、しわが寄りやすく、経年劣化しやすいアイテムです。

パイプガード

硬質ウレタンフォームと硬質塩化ビニル製の表面素材を合わせたアイテムで、断熱・保温効果がとても高く、耐久性があるのが特徴です。比較的加工がしやすく、10年経過してもキレイなままを保っています。

 

ライトカバーと比較すると3~4倍の値段がしますが、長持ちするのでコスパはいいアイテムです。

グラスウール保温筒

ガラスを主原料としたグラスウール素材でできた保温筒は、パイプガードより保温性が高く、防湿性や耐熱性も兼ね備えているのが特徴です。

 

加工はしやすいですが、施工は難易度が高いため、専門業者に依頼することをおすすめします。

 

給水管が凍結する原因

凍結

外気温が0℃以下になると、給水管が冷やされて内部の水が凍ってしまいます。特に屋外にある給水管は凍りやすいため、事前に凍結防止対策を取ることが大切です。

 

外気温だけではなく、強い風にも影響されるため、凍結しない気温だとしても決して安心はできません。特に寒冷地では、さまざまな要因で給水管が凍結する可能性があります。

 

給水管が凍結する主な原因は、次の4つです。

  • 外気気温がマイナス4℃以下
  • 気温が氷点下に近く、風が強い
  • 給水管が屋外に設置されている
  • 給水管の埋設場所が浅い

給水管が凍結深度より浅い位置に埋められている場合も、凍結のリスクは高まります。

 

凍結深度とは、地中で水が凍ってしまう深さを表す数値のこと。具体的には、地中の温度が0℃になる深さを指します。給水管の凍結リスクを抑えたければ、この凍結深度よりも深く埋設する必要があります。

 

給水管が凍結したときの対処法

蛇口

給水管が凍結した場合、無理に蛇口を開けてはいけません。内部のパッキンが破損し、漏水につながる恐れがあります。

 

給水管が凍結したときの対処法としては、主に3つの方法があげられます。正しい知識で対処しましょう。

ぬるま湯をかける

給水管が凍結している部分にタオルや布を巻いて、ぬるま湯をゆっくりかけます。焦らず時間をかけ、給水管の凍結部を徐々に溶かすのが、おすすめの方法です。

 

早く凍結部分を溶かしたいからといって、直接熱湯を給水管にかけてしまうと、給水管が破損や破裂してしまう可能性があります。給水管は、急激な温度変化に耐えられないためです。

 

ゆっくりとお湯の温度を上げていき、凍結部分を徐々に溶かしましょう。決して熱湯はかけないように注意が必要です。

ドライヤーやカイロを使う

ドライヤーは一定温度を保てるので、給水管をゆっくりあたためる場合に効果的です。あたためる場所によっては、コードや電源の問題がありますが、延長コードで対応できるでしょう。

 

狭い場所では、カイロを給水管に貼ってもドライヤーと同様の効果が得られます。カイロを貼る方法であれば、その場を離れることも可能なので、ずっとその場にいる必要はありません。

業者に修理依頼する

凍結により給水管が破損や破裂、水漏れしている場合は、止水栓を閉めてすぐに業者へ連絡することをおすすめします。

 

自分で直そうと間違った対処をしてしまうと、給水管の状態が悪化し、二次災害につながる可能性があります。

 

給水管の破損など自分で対処できない場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。

⇒クリーンライフの修理の流れを見てみる

給水管が凍結したときの修理費用

費用や見積もり

給水管が凍結したときの修理費用は症状によって異なるので、それぞれ説明します。

給水管が凍結したときの修理費用

給水管が凍結したといっても、症状はさまざまです。給水管が凍結しているだけのときと、凍結によって二次被害が起きているときでは費用が異なります。

給水管が凍結しているだけのとき

給水管が凍結しているだけで、他に破損などがない場合は、8,000円~15,000円程度が相場です。

 

多くの業者は、電気解氷機か高温スチーム機を使用して凍結を溶かす「解氷」という作業を行います。使用する道具の違いによる費用の差はそれほどありません。

 

ただし、凍結している箇所や状態によって、30,000円程度かかることもあります。

給水管が凍結により破損しているとき

給水管の凍結が原因で破損している場合は、解氷作業より費用が高額になります。

 

作業がしやすい場所であれば、20,000円~30,000円程度が相場です。

 

逆に床に埋まっている給水管などの作業しにくい場所であれば、30,000円~50,000円程度かかることもあるかもしれません。また、二次被害で水漏れなどが起きている場合は、さらに費用がかかってきます。

 

実際に状況を調べてみなければ修理の程度がわからないため、必ず業者に見積もり依頼することをおすすめします。

追加費用が必要なとき

給水管が破損している場合は、早急に処置が必要です。以下のようなケースをはじめ、自力でどうしようもないときには夜間や休日であれ、早めの依頼を心がけましょう。

  • 止水栓を閉めても水漏れが止められない場合
  • 修理箇所がわからず、どうしようもない場合

ただ、夜間や休日の依頼は特別対応として扱われ、別途追加料金が必要になる可能性があります。業者によって異なりますが、10,000円程度が相場です。

 

出費を抑えたければ、夜間や休日の追加料金がかからない業者を選ぶとよいでしょう。

水道料金の減免

給水管の凍結が原因で破損や水漏れが発生した場合、救済措置として減免制度があります。お住まいの地域や自治体によって異なりますが、水道料金の約2~6割を免除してもらえます。

 

ただし、全額免除してもらえません。すぐに修理できなかった場合は、高額な水道料金が発生する可能性があるので、注意が必要です。

給水管の凍結にお困りなら

トイレの排水管トラブルにお困りの方へ

給水管が凍結する前に対策をしておくことで、凍結予防は可能です。ただし、給水管が凍結してしまい、お困りであれば、専門業者へ依頼した方が賢明でしょう。

 

水道局指定工事店の『クリーンライフ』は24時間365日、給水管凍結の修理を受け付けています。

 

現地での調査や出張見積もりは無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

⇒クリーンライフに給水管凍結の相談をしてみる

2021.10.22

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トイレつまりや水漏れ、部品交換修理などクリーンライフでは水道に関わるあらゆるトラブルを解決いたします。漏水場所が判明しない場合でも水漏れ箇所の特定からご対応することが可能です。お困りごとがありましたら是非クリーンライフにご相談ください。

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